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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-152088(P2020-152088A)
(43)【公開日】2020年9月24日
(54)【発明の名称】吸盤付きクリアファイル
(51)【国際特許分類】
B42F 7/00 20060101AFI20200828BHJP
【ＦＩ】
B42F7/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2019-74432(P2019-74432)
(22)【出願日】2019年3月22日
(71)【出願人】
【識別番号】518172875
【氏名又は名称】岩堀 富久生
(72)【発明者】
【氏名】岩堀 富久生
【テーマコード（参考）】
2C017
【Ｆターム（参考）】
2C017QA01
2C017QD02
2C017QE07
(57)【要約】 （修正有）
【課題】クリアファイルに入れた状態で内容物に記載の内容が見えるように掲示する場合に、掲示のために使用したガムテープなどの粘着剤が残ることなく使用できるクリアファイルを提供する。【解決手段】裏面ポリエチレンシート２と表面ポリエチレンシート３を３辺の溶着面４で溶着し、残る一辺の縁にはジッパーを溶着して表示物挿入口５とするとともに、該裏面ポリエチレンシート２の裏側に真空成型加工により形成された複数個の吸着盤１を配置する。
【選択図】図１
【特許請求の範囲】
【請求項1】
２枚のポリエチレンシートで構成され、裏面のシートには複数個の吸着盤があり、表面のシートには縦、横３辺の縁が溶着されている。残りの１辺の縁にはジッパーが表裏に溶着されたクリアファイル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【001】
この発明は、２枚のポリエチレンシートで構成され、裏面のポリエチレンシートには真空成型加工により形成された複数個の吸盤が有り、表面のポリエチレンシートと、が縦、横３面の縁が溶着されている。残る１辺の縁にはジッパーが表裏に溶着されジッパーを開き印刷物、あるいは手書きの文章などを差し込みする事が出来る、クリアファイルに関するものである。【従来技術】
【002】
ＰＲ用の宣伝文字、或いは注意書き、もしくは警告などの文言を表示するなどの場合これらの文言を印刷した用紙をクリアファイルに装着し、クリアファイルの周囲を、ガムテープで張るとかがなされていたが、後日剥がした時、接着剤が残留し、残留物を取り除くには多大な労力を必要とした。今まではこれについての解決策として、ゴムシートの表面に印刷しそれを添付するなどの方法、あるいは、クリアファイルに添付する接着剤を弱めるなどの方法をやってきた。しかし、如何なる方法を以ってしても残留物の除去には至らなかった。残留物を減らすために接着を弱めれば特に、車両などに表示物を添付する様な場合、表面の凹凸などがあり添付が十分に出来なかった、特に走行時などは風圧ではがれてしまう傾向にあった。【発明が解決しようとする課題】
【003】
従来は次の様な欠点が有った。クリアファイルをガムテープで張ることで、後日剥がした時、接着剤が残留し、残留物を取り除くことに多大の労力を必要とする事。残留物を減らす為、接着を弱めれば、添付が不十分で、風雨に弱く剥がれやすいなどの欠点があった。【課題を解決するための手段】
【004】
裏面に真空成型加工により複数個の凹面部が形成されているので、張る場所が凹凸部分でも素材自体の柔軟性が高く、吸着面も多いので添付しやすい。しかも、剥がれにくく、除去した後も非添付物に対して残留物が全く無く、清潔を保てる。【発明の効果】
【005】
透明の表面シートと、裏面に複数個の真空成型加工により形成された凹面部を有した、吸着面があるので表面を軽く撫でるだけで添付したい場所に簡単に添付する事が出来る。又、添付の目的が果たされ、撤去する場合にはこのクリアファイルを剥がせば残留物もなく綺麗に剥がせる。
【発明を実施するための最良の形態】
【006】
２枚のポリエチレンシートで構成され、裏面のポリエチレンシートには真空成型加工により成形された複数個の吸着盤が有り、裏面のポリエチレンシートと表面のポリエチレンシートが、縦、横、３面の縁が溶着されている。残る１辺の縁にはジッパーが表裏に溶着されジッパーを開き印刷物、あるいは手書きの文章などを差し込みする事が出来るようにする。【符号の説明】
【008】
１吸着盤２裏面ポリエチレンシート
３表面ポリエチレンシート
４溶着面
５表示物挿入口