(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-154311(P2020-154311A)
(43)【公開日】2020年9月24日
(54)【発明の名称】駆動装置、カメラ装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G02B 7/02 20060101AFI20200828BHJP
G02B 7/04 20060101ALI20200828BHJP
G02B 7/08 20060101ALI20200828BHJP
G03B 17/02 20060101ALI20200828BHJP
【FI】
G02B7/02 Z
G02B7/04 E
G02B7/08 B
G03B17/02
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-47629(P2020-47629)
(22)【出願日】2020年3月18日
(31)【優先権主張番号】201910213608.5
(32)【優先日】2019年3月20日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】316006783
【氏名又は名称】新思考電機有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】趙 露
(72)【発明者】
【氏名】周 聚鶴
【テーマコード(参考)】
2H044
2H100
【Fターム(参考)】
2H044AJ03
2H044BE07
2H044BE10
2H044BE20
2H044DA01
2H044DB02
2H100BB06
(57)【要約】
【課題】本発明は、ハウジングとベースの連結強度が強い駆動装置、カメラ装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】本発明による駆動装置は、ハウジングとベースを備え、ハウジングは外周側壁及び外周側壁の前側に連結する頂壁を含み、頂壁には光を通すための開口部が形成され、ベースがハウジングの後側においてハウジングを支持する。ハウジングの外周側壁の内周面には係止溝が形成され、ハウジングの外周側壁の係止溝に対応して、ベースの前側にはそれぞれ前側面から突出する側壁が設けられ、側壁には係止部材が設けられ、係止部材は係止溝に嵌め込まれる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングとベースを備え、前記ハウジングは外周側壁及び前記外周側壁の前側に連結する頂壁を含み、前記頂壁には光を通すための開口部が形成され、前記ベースが前記ハウジングの後側において前記ハウジングを支持する駆動装置であって、
前記ハウジングの前記外周側壁の内周面には係止溝が形成され、
前記ハウジングの前記外周側壁における前記係止溝に対応して、前記ベースの前側にはそれぞれ前側面から突出する側壁が設けられ、前記側壁には係止部材が設けられ、
前記係止部材は、前記係止溝に嵌め込まれる
ことを特徴とする駆動装置。
【請求項2】
前記外周側壁に設けられる磁石と、
前記ハウジング内に設けられるレンズ支持体と、
前記レンズ支持体の前側、後側の少なくとも一方において前記レンズ支持体を支持するための弾性片と、
前記レンズ支持体の外周側に設けられたコイルと、を更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記レンズ支持体にはコイル巻付柱が設けられ、
前記ベースは前側面において、前記ベースの周縁にほぼ全周にわたり設けられた囲繞構造を含み、前記囲繞構造には回避切欠きが形成され、前記外周側壁の内周面には、前記回避切欠きの位置に合わせて回避開口が形成され、
前記囲繞構造の外周面は、前記外周側壁の後側における内周面と接着し、前記回避切欠きと前記回避開口は連通して回避通路を形成し、前記回避通路には前記コイル巻付柱が収容される
ことを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記外周側壁の後側の端面は、さらに前記囲繞構造の外周面に隣接する前記ベースの前記前側面に接着される
ことを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記側壁は、前記囲繞構造の一部である
ことを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記ハウジングの各コーナー部に対応して、前記ベースの前記前側面には突出台が設けられ、
前記突出台に対応して、前記ハウジングの前記外周側壁には階段平面が設けられ、
前記階段平面は、前記突出台に接着される
ことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記ハウジングの各コーナー部に対応して、前記ベースの前記前側面には突出台が設けられ、
前記突出台に対応して、前記ハウジングの前記外周側壁には階段平面が設けられ、
前記階段平面は前記突出台に接着され、
前記突出台は前記囲繞構造の一部である
ことを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の駆動装置を備えたことを特徴とするカメラ装置。
【請求項9】
請求項8に記載のカメラ装置を備えたことを特徴とする電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置、カメラ装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器におけるカメラ装置において、駆動装置はコイルに通電すると発生する磁場と、磁石が発生する磁場との相互作用によって、レンズをカメラ装置内で移動させ、合焦を実現している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来の市販されている駆動装置では、ハウジングとベースの連結面の面積が小さくて、連結強度が十分でない場合があった。
【0004】
以上に鑑みて、本発明の目的は、ハウジングとベースの連結強度が高い駆動装置、カメラ装置及び電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明による駆動装置は、ハウジングとベースを備え、前記ハウジングは外周側壁及び前記外周側壁の前側に連結する頂壁を含み、前記頂壁には光を通すための開口部が形成され、前記ベースが前記ハウジングの後側において前記ハウジングを支持する駆動装置であって、前記ハウジングの前記外周側壁の内周面には係止溝が形成され、前記ハウジングの前記外周側壁における前記係止溝に対応して、前記ベースの前側にはそれぞれ前側面から突出する側壁が設けられ、前記側壁には係止部材が設けられ、前記係止部材は、前記係止溝に嵌め込まれることを特徴とする。
【0006】
好ましくは、本発明による駆動装置は、前記外周側壁に設けられる磁石と、前記ハウジング内に設けられるレンズ支持体と、前記レンズ支持体の前側、後側の少なくとも一方において前記レンズ支持体を支持するための弾性片と、前記レンズ支持体の外周側に設けられたコイルと、を更に備える。
【0007】
好ましくは、前記レンズ支持体にはコイル巻付柱が設けられ、前記ベースは前側面において、前記ベースの周縁にほぼ全周にわたり設けられた囲繞構造を含み、前記囲繞構造には回避切欠きが形成され、前記外周側壁の内周面には、前記回避切欠きの位置に合わせて回避開口が形成され、前記囲繞構造の外周面は、前記外周側壁の後側における内周面と接着し、前記回避切欠きと前記回避開口は連通して回避通路を形成し、前記回避通路には前記コイル巻付柱が収容される。
【0008】
好ましくは、前記外周側壁の後側の端面は、さらに前記囲繞構造の外周面に隣接する前記ベースの前記前側面にも接着される。
【0009】
好ましくは、前記側壁は、前記囲繞構造の一部である。
【0010】
好ましくは、前記ハウジングの各コーナー部に対応して前記ベースの前記前側面には突出台が設けられ、前記突出台に対応して前記ハウジングの前記外周側壁には階段平面が設けられ、前記階段平面は、前記突出台に接着される。
【0011】
好ましくは、前記ハウジングの各コーナー部に対応して前記ベースの前記前側面には突出台が設けられ、前記突出台に対応して前記ハウジングの前記外周側壁には階段平面が設けられ、前記階段平面は、前記突出台に接着され、前記突出台は前記囲繞構造の一部である。
【0012】
また、本発明によるカメラ装置は、上述した駆動装置を備える。
【0013】
さらに、本発明による電子機器は、上述したカメラ装置を備える。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、組立状態では係止部材が係止溝に嵌め込まれるため、ハウジングとベースの間が係止部材と係止溝の嵌め合わせによって固定され、これにより、ハウジングとベースを固定するときの堅牢度を高めることができ、ハウジングとベースの連結強度が高い駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の上記の特徴及びその他の特徴、性質及び利点は、以下の図面及び実施例に基づく説明からより明らかになるであろう。
【
図1】本発明の一実施形態による駆動装置の分解模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下には、上記主題の技術案を実施する複数の異なる実施形態又は実施例を開示している。なお、開示内容を簡略化するために、各構成要素及び配列の具体的な実施例を以下に説明しているが、これらは例に過ぎず、本発明の保護範囲について限定するものではないことは言うまでもない。例えば、明細書では後述する第1特徴が第2特徴の上方又は上面に形成され、第1及び第2特徴が直接関連する方式で形成された実施形態を含んでもよく、第1及び第2特徴の間に付加的特徴を形成する実施形態を含んで、第1及び第2特徴の間が直接関連しなくもよい。また、これらの開示内容では、異なる例において図面の符号及び/又は文字を繰り返す可能性がある。この繰り返しは、簡潔さと明瞭さのためであり、それ自体は議論される様々な実施形態及び/又は構造間の関係を表すものではない。さらに、第1構成要素が第2構成要素と関連して、又は組み合わせて説明される場合、この説明には、第1及び第2構成要素同士が直接関連し、又は組み合わされる実施形態が含まれ、1つ又は複数の他の介在要素の追加により第1及び第2構成要素同士が間接的に関連し、又は組み合わされることを含んでもよい。
【0017】
なお、使用する場合、以下の説明で上、下、左、右、前、後、頂、底、正、反、時計回り及び反時計回りは便宜上使用されることであり、特定の固定方向を意味するものではないことに注意すべきである。実際、これらは対象の各部分間の相対的な位置及び/又は方向を反映するために使用される。
【0018】
本実施形態の駆動装置はカメラ装置に設けられ、レンズを光軸に沿って移動できるよう駆動して、合焦を行う。
図1には本発明の一実施形態による駆動装置の分解模式図が示され、駆動装置は、ハウジング1と、ハウジング1の後側に設けられてハウジング1を支持するベース2と、を備え、ハウジング1内には、前側弾性片3、後側弾性片4、レンズ支持体5、磁石6及びコイル7がそれぞれ設けられている。
図1に示す一点鎖線はレンズ8の光軸を示すものであり、レンズ8の中心を通り、駆動装置の軸及びハウジング1の軸に対応する。本実施形態において、レンズ8の光軸方向の被写体側を前側、その反対側を後側とする。
【0019】
図2には駆動装置のベース2の立体模式図が示され、
図3には駆動装置のハウジング1の立体模式図が示されている。ハウジング1は、その軸方向から見たときに四角形をなしており、外周側壁16及び外周側壁16の前側に連結する頂壁17を有している。頂壁17には、カメラ装置に光を通すための開口部18が設けられている。ハウジング1の四角形の各辺の中央部において外周側壁16の内側には係止溝114が形成されている。係止溝114は、各辺3本ずつ設けられており、すべて後端から軸方向の前側に延伸している。
【0020】
ベース2は、その軸方向から見たときに四角形をなしており、ハウジング1の四角形はこのベース2の四角形に対応している。係止溝114に対応するベース2の各位置において、その前側面にはそれぞれ前側に突出した側壁125が設けられている。側壁125の外側を向いた面には、係止溝114の形状に対応して、係止部材124が突出して設けられている。即ち、係止部材124は、各辺3本ずつ設けられており、すべて側壁125の前端から軸方向の後側に延伸している。また、ベース2は、その周縁にほぼ全周にわたり設けられた囲繞構造22を有している。
【0021】
駆動装置の組み立て過程において、ハウジング1は前側からベース2に組み合わされる。このとき、係止溝114と係止部材124が同じ軸方向に延伸しているので、ハウジング1をベース2にスムーズに組み合わせることができる。通常、外周側壁16の内側面と囲繞構造22が接着固定され、さらに係止溝114と係止部材124が接着固定される。駆動装置の組立状態で、係止部材124は係止溝114に嵌め込まれ、これにより、ハウジング1とベース2の組立後の堅牢度をさらに高めている。
【0022】
このように、組立状態では係止部材124が係止溝114に嵌め込まれるため、ハウジング1とベース2の間が係止部材124と係止溝114の嵌め合わせによって固定され、これにより、固定時のハウジング1とベース2の堅牢度を高めている。
【0023】
本実施形態の一実施例は上記のようであるが、本実施形態の他の実施例において、駆動装置のハウジング1は多くの点において上記実施例よりももっと多くの詳細を有することができ、且つ、これらの詳細の少なくとも一部は様々な変化を有してもよい。以下、幾つかの実施例に基づいて、この詳細及び幾つかの変化中の少なくとも一部について説明する。
【0024】
図4には駆動装置の断面模式図が示され、
図4を参照して、駆動装置の他の構成について説明する。レンズ支持体5は、ハウジング1内に設けられ、レンズ8を支持するために使われる。前側弾性片3は、レンズ支持体5とハウジング1との間に設けられ、後側弾性片4は、レンズ支持体5とベース2との間に設けられ、前側弾性片3及び後側弾性片4は、ハウジング1内でレンズ支持体5を弾性的に支持するとともに、レンズ支持体5が駆動力の作用下で光軸方向(即ち、ハウジング1の軸方向)に沿って移動することを可能とする。ここで、図示と異なる実施形態において、前側弾性片3及び後側弾性片4は、レンズ支持体5の前側、後側の少なくとも一つの側に設けられても、レンズ支持体5を弾性的に支持する役割を果たすことができる。
【0025】
コイル7は、レンズ支持体5の外周を取り囲むようにハウジング1の軸方向を巻回軸として巻回して設けられ、通電されるとレンズ支持体5の外周面に磁気回路を形成する。磁石6は、ハウジング1の内周側に設けられ、
図3及び
図4に示すように、磁石6は、磁石6の側面60を介してハウジング1に吸着され、且つ、コイル7と所定の距離に離間して対向している。コイル7に電流を流したとき、コイル7は磁石6による外部磁場の作用でアンペル力を発生し、レンズ支持体及びレンズが光軸方向(即ち、ハウジング1の軸方向)に沿って移動するように駆動する。なお、巻回軸を光軸と直交する方向に有する四つのコイル7をレンズ支持体5の外周に固定して、磁石6と対向させてもよい。
【0026】
図5は駆動装置の組立時の構成を示す立体模式図であり、
図1に示すように、レンズ支持体5の外周側にはコイル巻付柱51が設けられ、コイル巻付柱51は、レンズ支持体5の径方向に沿って延伸し、駆動装置内においてコイル7の配線に使われる。
図2に示すように、ベース2の前側の面には、前側に突出して延伸し且つベース2を囲んで設けられた囲繞構造22が設けられている。囲繞構造22は、 ベース2を周回して設けられる凸状リブであってもよい。囲繞構造22には、破断部分があり、ベース2の回避切欠き20を形成する。回避切欠き20に対応するハウジング1の位置には、回避開口160が形成され、ハウジング1とベース2を組立てると、回避開口160と回避切欠き20は、互いに突き合わされ且つ連通して、ハウジング1上の回避通路100を形成する。
図1〜
図5から分かるように、組立状態において、ハウジング1とベース2は互いに突き合わされ、レンズ支持体5はハウジング1の中に収容される。この場合、回避通路100は、レンズ支持体5のコイル巻付柱51にハウジング1内における収容空間を提供する。組立状態で、レンズ支持体5におけるコイル巻付柱51はハウジング1の回避通路100内に直接収容されるため、ハウジングの内部にコイル巻付柱51を配置するための空間を別途に用意する必要がなく、これにより、ハウジングのサイズを小さくすることができる。
【0027】
また、本実施形態において、ハウジング1の外周側壁16の後側端面は、ベース2の囲繞構造22の外周面に隣接する前側面に接着することが好ましく、これにより、ハウジング1とベース2との接着の堅牢度を更に高めることができる。
【0028】
また、本実施形態において、組立時、係止部材124と係止溝114の当接面に接着剤を塗布することが好ましく、係止部材124を係止溝114に接着させて、組立の堅牢度を更に増強することができる。
【0029】
また、本実施形態において、側壁125はベース2の囲繞構造22の一部であることが好ましく、これにより、一体成形によりベース2に囲繞構造22及び側壁125を形成することができる。
【0030】
図3に示すように、本実施形態において、ハウジング1は導磁材料で作られ、磁石6はハウジング1の内周側に吸着される。ハウジング1は内周側壁14を更に備える。内周側壁14は、頂壁17の内周側に設けられた開口部18の縁部から後側に向かって延伸し、且つ、各第2階段立壁131に対応してハウジング1の軸方向に直交する方向において互いに対向するように設けられている。詳しくは、内周側壁14は、組立時に各磁石6に対応してハウジング1の軸の外側に設けられ、磁石6の磁場によって、内周側壁14の所在領域が有効磁場領域となる。
図4のように、コイル7は磁石6と内周側壁14との間に設けられ、内周側壁14と磁石6のコイルに対向する面との間には磁気回路が形成される。従って、コイル7に電流を流したとき、磁気回路は通電されたコイルに対しアンペル力を発生し、コイル7を駆動させる。
【0031】
また、本実施形態において、ハウジング1は直方体に形成され、磁石6はハウジング1の四つのコーナー部10に設けられ、ハウジング1の内部空間を確保した上で、ハウジングのサイズを小さくすることができる。なお、図示の構成と異なる構成を有する他の実施形態において、ハウジング1は、他の適切な多角形体の形であってもよい。
【0032】
また、本実施形態において、ハウジング1の各コーナー部10は、ハウジング1の厚み方向に沿って下に凹んでおり且つ階段状に形成された階段部11を有している。階段部11は、ハウジング1の軸方向の交差方向に沿って延伸した階段平面110を有している。これに対応して、ベース2は、ベース2の四隅からその前側に突出した突出台21を備えている。組立状態で、ハウジング1はベース2と当接するが、このとき、突出台21の台面210は、階段平面110の後側面(即ち、台面と対向する面)と接着するので、ハウジング1とベース2の連結の堅牢度を更に高めることができる。
【0033】
さらに、本実施形態において、突出台21は、ベース2の囲繞構造22の一部であるため、ベース2を一体成形で作ることができる。
【0034】
また、
図1に示すように、本実施形態において、レンズ支持体5の外周側の中間部には、コイル係合溝50が形成され、コイル7は、コイル係合溝50の中に巻回して設けられることで、レンズ支持体5に固定される。コイル巻付柱51はコイル係合溝50の後方に設けられ、ハウジング1の回避通路100の位置に対応している。
【0035】
なお、駆動装置はカメラ装置に設けられており、レンズ8はカメラ装置のレンズである。カメラ装置の実施形態として、カメラ装置は、例えばノートパソコン、携帯電話などの電子機器に設けられる。
【0036】
本発明は、上記のように好ましい実施例を開示しているが、本発明を限定するためのものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲から逸脱せず、変更や修正がなされ得る。従って、本発明の技術案の内容から逸脱しない限り、本発明の技術に基づいて以上の実施例に対して実質的に行う任意の修正、同等の変更及び修飾は、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれる。