(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-160570(P2020-160570A)
(43)【公開日】2020年10月1日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 13/00 20060101AFI20200904BHJP
【FI】
G06F13/00 550A
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2019-56710(P2019-56710)
(22)【出願日】2019年3月25日
(11)【特許番号】特許第6727589号(P6727589)
(45)【特許公報発行日】2020年7月22日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.ググチエにおける「お知らせ」としての公開 平成31年1月9日、平成31年1月23日、平成31年1月28日、平成31年2月13日、平成31年3月7日、平成31年3月8日 https://gfj−japan.com/infomation/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2.ググチエにおける「コラム」としての公開 平成30年12月28日、平成31年1月6日、平成31年1月21日、平成31年1月24日、平成31年2月6日、平成31年2月10日、平成31年2月13日 https://gfj−japan.com/column/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 3.ググチエにおける「ノウハウ」としての公開 平成30年11月1日、平成30年11月23日、平成30年12月28日、平成31年1月4日、平成31年1月25日、平成31年2月18日、平成31年3月15日、平成31年3月18日 https://gfj−japan.com/knowhow/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 4.ググチエにおける「ニュース」としての公開 平成31年2月2日、平成31年2月12日、平成31年3月12日 https://gfj−japan.com/news/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 5.ググチエにおける「レポート」としての公開 平成30年7月31日、平成30年8月22日、平成30年9月4日、平成30年9月6日、平成30年9月13日、平成30年11月1日、平成30年11月6日、平成30年11月21日、平成30年12月19日、平成30年12月28日、平成30年12月29日、平成31年2月22日、平成31年2月28日 https://gfj−japan.com/report/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 6.セミナーにおける公開 平成30年6月27日(株式会社アドヴァンテージ セミナールーム(神奈川県横浜市港北区新横浜2−5−19 アプリ新横浜ビル6F))
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 7.セミナーにおける公開 ・平成30年7月12日(HREXPO 東京ビックサイト(東京都江東区有明3−11−1)) ・平成30年7月27日(FinGATE KAYABA(東京都中央区日本橋兜町6番5号)) ・平成30年8月22日(TKP新大阪ビジネスセンター(大阪府大阪市淀川区西中島5−13−9 新大阪MTビル1号館 ホール4A) ・平成30年8月31日(FinGATE KAYABA(東京都中央区日本橋兜町6番5号)) ・平成30年9月19日(TKP新大阪ビジネスセンター(大阪府大阪市淀川区西中島5−13−9 新大阪MTビル1号館 ホール4A)) ・平成30年9月21日(AP品川(東京都港区高輪3−25−23 京急第2ビル9階 J+Kルーム))
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 8.セミナーにおける公開 ・平成30年11月21日(TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター(東京都中央区八重洲1−2−16 ホール6A)) ・平成30年12月19日(TKP新大阪ビジネスセンター(大阪府大阪市淀川区西中島5−13−9 新大阪MTビル1号館 ホール4A))
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 9.ノウハウ共有セミナー1における公開 ・平成31年1月29日(TKPガーデンシティPREMIUM田町 カンファレンスルーム4E(東京都港区芝浦三丁目1番21号 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 4階)) ・平成31年1月31日(FinGATE KAYABA(東京都中央区日本橋茅場町1−8−1 茅場町一丁目平和ビル 1階)) ・平成31年2月13日(名古屋HR EXPO展示会場内 特設エリア(ポートメッセなごや)(愛知県名古屋市港区金城ふ頭2丁目2))・平成31年2月20日(大阪駅前第4ビル23階 リファレンス貸し会議室2301(大阪市北区梅田1丁目11−4 大阪駅前第4ビル23F))
(71)【出願人】
【識別番号】519040005
【氏名又は名称】株式会社ウィルビー
(74)【代理人】
【識別番号】100185971
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 玲子
(72)【発明者】
【氏名】江本 亮
(72)【発明者】
【氏名】藤原 祥雄
(72)【発明者】
【氏名】穂坂 拓也
【テーマコード(参考)】
5B084
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA12
5B084AB04
5B084AB31
5B084AB35
5B084BA02
5B084BB02
5B084BB15
5B084CA13
5B084CB06
5B084CB22
5B084DB02
5B084DC02
5B084DC03
(57)【要約】
【課題】 求人情報表示サービスに適切に求人情報を表示させることができる情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 本発明の情報処理装置は、受付部と、処理部と、出力部とを備え、処理部は、所定の記憶装置に記憶された、前記フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、前記情報から前記規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または前記特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成することを特徴とする。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、前記求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理装置であって、
複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた情報を、前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理部と、
前記処理部が成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力部と
を備え、
前記処理部は、
所定の記憶装置に記憶された、前記フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、前記情報から前記規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または前記特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成する情報処理装置。
【請求項2】
前記受付部は、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報として、既にインターネット上に公開されている求人情報のURL情報、または、求人情報を含むテキストデータを受け付けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記処理部が成型した成型情報を、HTMLデータの形式で専用の求人情報サイトへ送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記求人情報サイトへの送信の前に、当該求人情報サイトで表示される画面のテストページをユーザの画面に表示することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、少なくとも前記求人情報サイトにおいてカウントされた閲覧者数に基づいて、前記フォーマットデータを最適化することを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、前記閲覧者数に基づいて、当該閲覧者数が所定値以上であったページに対応する成型情報の特徴を抽出し、当該特徴を学習して前記フォーマットデータを最適化することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記処理部が成型した成型情報を出力した専用の求人情報サイト内のURL情報を、前記求人情報表示サービスの提供者に送信することを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記特定の文字列は、前記項目に対応する文字列の中に含まれる部分的な文字列であって、当該部分的な文字列自体が前記規定項目に対応する文字列であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記抽出条件は、
前記規定項目に対応する項目が存在する場合には、当該項目を抽出し、
前記規定項目に対応する項目が存在しない場合には、予め定められた第一の文字列と第二の文字列との間の文字列を特定の文字列として抽出することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、前記求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理方法であって、
情報処理装置に、
複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた情報を、前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理ステップと、
前記処理ステップにおいて成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力ステップと
を実行させ、
前記処理ステップは、
所定の記憶装置に記憶された、前記フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、前記情報から前記規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または前記特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成する、情報処理方法。
【請求項11】
特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、前記求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるためのコンピュータプログラムであって、
情報処理装置に、
複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける受付機能と、
前記受付機能が受け付けた情報を、前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理機能と、
前記処理機能が成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力機能と
を実現させ、
前記処理機能は、
所定の記憶装置に記憶された、前記フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、前記情報から前記規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または前記特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成する、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及に伴い、求人情報は企業サイトや転職・求人サイトなどを利用してオンライン上で閲覧が可能となっている。
【0003】
また、近年ではこれらの求人情報のすべてを検索可能な求人検索サイトなども提供されている。
【0004】
このような求人検索サイトで求人情報が検索されるようにするためには、第一に、求人検索サイトが定めるフォーマットに従って直接的に求人検索サイトに掲載を依頼する方法、第二に、求人検索サイトに対応する求人サイトが定めるフォーマットに従って求人サイトに掲載の登録を行い、間接的に求人検索サイトに検索させる方法、第三に、求人情報が表示される企業サイトのWebページの構造化データに、求人検索サイトが定めるタグを埋め込む方法などがある。
【0005】
これらのうち、第一の方法および第二の方法は各種フォーマットに従って求人情報を登録する必要があり、登録の手間がかかるという問題がある。
【0006】
また、第三の方法については、一般ユーザが行うには難解で煩雑な作業であり、専門のエンジニアによる作業が必要であることから、コストがかかるという問題があった。
【0007】
さらに、最近では第一の方法を受け付けない求人情報表示サービスの提供も開始されており、第二の方法および第三の方法を容易に実現可能な技術の開発が求められている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】Google Japan Blog、「Googleしごと検索で、仕事探しをもっとスムーズに!」、2019年1月23日、[平成31年3月11日検索]、インターネット<URL:https://japan.googleblog.com/2019/01/shigoto-search.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示の目的は、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することである。本開示のより具体的な目的の一つは、求人情報表示サービスに適切に求人情報を表示させることができる情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報処理装置は、特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理装置であって、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた情報を、求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理部と、処理部が成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力部とを備え、処理部は、所定の記憶装置に記憶された、フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、情報から規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成することを特徴とする。
【0011】
受付部は、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報として、既にインターネット上に公開されている求人情報のURL情報、または、求人情報を含むテキストデータを受け付けることができる。
【0012】
出力部は、処理部が成型した成型情報を、HTMLデータの形式で専用の求人情報サイトへ送信することができる。
【0013】
出力部は、求人情報サイトへの送信の前に、当該求人情報サイトで表示される画面のテストページをユーザの画面に表示することができる。
【0014】
処理部は、少なくとも求人情報サイトにおいてカウントされた閲覧者数に基づいて、フォーマットデータを最適化することができる。
【0015】
処理部は、閲覧者数に基づいて、当該閲覧者数が所定値以上であったページに対応する成型情報の特徴を抽出し、当該特徴を学習してフォーマットデータを最適化することができる。
【0016】
出力部は、処理部が成型した成型情報を出力した専用の求人情報サイト内のURL情報を、求人情報表示サービスの提供者に送信することができる。
【0017】
特定の文字列は、項目に対応する文字列の中に含まれる部分的な文字列であって、当該部分的な文字列自体が規定項目に対応する文字列とするができる。
【0018】
抽出条件は、規定項目に対応する項目が存在する場合には、当該項目を抽出し、規定項目に対応する項目が存在しない場合には、予め定められた第一の文字列と第二の文字列との間の文字列を特定の文字列として抽出することができる。
【0019】
本発明の情報処理方法は、特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理方法であって、情報処理装置に、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける受付ステップと、受付ステップにおいて受け付けた情報を、求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理ステップと、処理ステップにおいて成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力ステップとを実行させ、処理ステップは、所定の記憶装置に記憶された、フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、情報から規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成することを特徴とする。
【0020】
本発明のコンピュータプログラムは、特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるためのコンピュータプログラムであって、情報処理装置に、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける受付機能と、受付機能が受け付けた情報を、求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理機能と、処理機能が成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力機能とを実現させ、処理機能は、所定の記憶装置に記憶された、フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、情報から規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムによれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。また、本発明の情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムによれば、求人情報表示サービスに適切に求人情報を表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の実施形態に係る求人情報表示サービスの表示欄のイメージを示す模式図である。
【
図2】本発明の情報処理装置の実施形態の構成を示す構成図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る求人情報の一例を示す概念図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る求人情報と規定項目との対応関係の一例を示す概念図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る成型情報の一例を示す概念図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る成型情報の一例を示す概念図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る成型情報の一例を示す概念図である。
【
図8】本発明の情報処理装置における情報処理方法の一例を示すフロー図である。
【
図9】本発明のコンピュータプログラムの機能の一例を示す回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
初めに、本発明の情報処理装置について図面を参照しながら説明する。
【0024】
本発明の情報処理装置は、求人情報表示サービスにおいて、求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理装置である。
【0025】
情報処理装置は、利用者であるユーザのコンピュータ等とすることもできるし、本発明により実現されるサービスの運営側が提供するサーバ装置とすることもできる。後者の場合には、ユーザは、サーバ装置とインターネットを介して接続されたコンピュータを用いて、情報の入力を行うことができる。
【0026】
図1には、所定の検索サービスを使用するための画面200およびその検索ワード入力欄210、求人情報表示サービスの表示欄300、通常の検索結果の表示欄400が一例として示されている。なお、画面200には上述した欄以外の欄が設けられてもよい。
【0027】
求人情報表示サービスとは、所定の検索サービスで検索されたワードに基づく検索結果とは別に、求人情報のウェブページの情報がコンピュータの画面に表示されるサービスをいう。具体的には、Google社の「Googleしごと検索」などのサービスが想定される。
図1において、この求人情報のウェブページの情報310は、表示欄300内に示される。
【0028】
具体的には、求人情報表示サービスは、所定の検索サービスにおいて、「三田 アルバイト レジスタッフ」のように、希望する職種やエリア等を検索欄210に入力して検索すると、関連する求人情報のウェブページへのリンク情報が求人情報表示サービスの表示欄300内に表示されるサービスである。
【0029】
求人情報のウェブページは、企業サイトの求人ページ、および、転職・求人サイトの求人情報表示ページを含むものとする。
【0030】
そして、
図2に示されるように、本発明の情報処理装置100は、受付部110と、処理部120と、出力部130とを備えることを特徴とする。
【0031】
受付部110は、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける。
図3は、求人情報を表示したウェブページの一例を示したものである。
【0032】
項目の例としては、
図3に示されるように、雇用形態、職種、職務内容、勤務地、給与などが挙げられる。この項目は求人情報を掲載する企業等が独自に選択するものである。
【0033】
項目に対応する文字列の例としては、例えば「職種」という項目に対応して「営業事務・営業アシスタント・お客様対応フォロー」等の文字列が挙げられ、例えば「職務内容」という項目に対応して「契約書の作成や請求書の作成などの事務から、お客様からのサポート対応をお願いいたします。お客様先に営業と一緒に同行することも出来ます!もちろん、お仕事は1から教えますのでご安心ください!未経験でも心配無用です!」等の文字列が挙げられる。この文字列は求人情報を掲載する企業等が独自に選択するものである。
【0034】
そして、処理部120は、受付部110が受け付けた情報を、フォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する。このフォーマットは、求人情報表示サービスが規定するものとする。
【0035】
さらに、出力部130は、処理部120が成型した成型情報を、所定の形式で出力する。かかる所定の形式については後述する。
【0036】
そして、本発明の情報処理装置100において、処理部120は、所定の記憶装置140に記憶された、フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、受付部110が受け付けた情報から規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成することを特徴とする。
【0037】
上記記憶装置140は、情報処理装置100が備えるものであってもよいし、外部の装置としてもよい。
【0038】
ここで、規定項目とは、求人情報表示サービスが規定するフォーマットに対応するフォーマットデータに含まれるものであって、例えば、職種、仕事内容、投稿日、求人情報を掲載している企業名および勤務地に関する項目を少なくとも含むことができる。
【0039】
図4は、項目と規定項目の対応関係の一例を示したものである。本発明の情報処理装置は、独自に設定される項目がどの規定項目に対応するのかの判断に加え、対応する規定項目が存在しない場合の判断を自動で行う。各判断の詳細については後述する。
【0040】
抽出条件には、一例として規定項目に対応する項目の存否に応じた条件が含まれる。詳細については後述する。
【0041】
特定の文字列は、項目に対応する文字列の中に含まれる部分的な文字列であって、当該部分的な文字列自体が規定項目に対応する文字列とすることができる。
【0042】
具体的には、「勤務地」という項目がなく、単に「東京都港区三田・・・」という文字列がある場合、当該文字列が特定の文字列に相当する。
【0043】
図5は、既定のタグで構造化データをマークアップした例を示したものである。なお、本例はマークアップをJSON−LD形式で行ったものであるが、形式については特に限定されるものではない。
【0044】
タグに関しては、職種が"title"、仕事内容が"description"、投稿日が"datePosted"、求人情報を掲載している企業が"hiringOrganization"、勤務地が"jobLocation"、求人の有効期限が"validThrough"などと既定されるものとする。
【0045】
以上の構成によれば、求人情報表示サービスに適切に求人情報を表示させるための成型情報を自動で作成することができる。特に、本発明の情報処理装置100は、上記成型情報の生成を自動で行うことができるため、専門のエンジニアによる作業を減らしコストを削減するとともに、求人情報を迅速に求人情報表示サービスに表示させることができる。
【0046】
受付部110は、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報として、既にインターネット上に公開されている求人情報のURL情報、または、求人情報を含むテキストデータを受け付けることができる。
【0047】
かかる構成によれば、ユーザは新たに本発明の情報処理装置用のデータを用意することなく、既に作成済みの求人情報を受付部110に入力するだけで、求人情報表示サービスに適切に求人情報を表示させるための成型情報を容易に作成することができる。
【0048】
上記テキストデータは、一の求人情報を含むHTMLデータまたは複数の求人情報を含むCSVデータとすることができる。
【0049】
かかる構成によれば、求人情報が複数である場合の受付部110への入力が容易になる。
【0050】
出力部130は、処理部120が成型した成型情報を、CSVデータまたはHTMLデータの形式で出力することができる。
【0051】
かかる構成によれば、成型情報の利用方法をユーザが自由に決定することができる。
【0052】
あるいは、出力部130は、処理部120が成型した成型情報を、HTMLデータの形式で専用の求人情報サイトへ送信することができる。
【0053】
かかる構成によれば、ユーザが成型情報を扱う必要なく、本発明の情報処理装置100へのデータの入力から求人情報サイトへの掲載までワンストップで処理を進めることができる。
【0054】
また、出力部130は、成型情報を求人情報サイトへ送信する前に、当該求人情報サイトで表示される画面のテストページをユーザのコンピュータの画面に表示することができる。
【0055】
かかる構成によれば、求人情報サイトへの掲載前にユーザが表示内容を確認することができる。
【0056】
処理部120は、少なくとも、求人情報サイトにおいてカウントされた閲覧者数に基づいて、フォーマットデータを最適化することができる。
【0057】
図1の表示欄300に示されるように、情報310は複数表示されてもよい。また、表示欄300に納まりきらなかった情報310は、「さらに表示」ボタンを選択することで表示されることができる。
【0058】
このように、最初の表示欄300に表示される情報310の数には上限があることから、上位に表示されることが閲覧数に大きく影響を与える。
【0059】
そこで、処理部120は、当該閲覧者数が所定値以上であったページに対応する成型情報の特徴を抽出し、当該特徴を学習してフォーマットデータを最適化することができる。
【0060】
かかる構成によれば、求人情報表示サービスの上位に求人情報に関する情報を表示させることができるようになる。
【0061】
出力部130は、処理部120が成型した成型情報を出力した専用の求人情報サイト内のURL情報を、求人情報表示サービスの提供者に送信することができる。
【0062】
具体的には、Indexing APIを設定するか、サイトマップを求人情報表示サービスの提供者に対して送信することで、求人情報の作成・更新を即時に反映させることができる。
【0063】
続いて、抽出条件の詳細について説明を行う。
上述したとおり、本発明の情報処理装置100において、処理部120は、所定の記憶装置140に記憶された、フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、受付部110が受け付けた情報から規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成することを特徴とする。
【0064】
この抽出条件には、規定項目に対応する項目の存否に応じた条件を含むことができる。
【0065】
すなわち、抽出条件の一つは、規定項目に対応する項目がある場合には当該項目を抽出する、という条件である。
図4に示す求人情報を例にすれば、規定項目の「給与」に関する項目「給与」が存在するため、当該項目「給与」が抽出される。ただし、規定項目と項目の表記が完全一致である必要はなく、規定項目には、項目の表記の複数のバリエーションが対応付けられているものとする。
【0066】
そして、抽出条件の一つは、規定項目に対応する項目がない場合には、特定の文字列を抽出する、という条件である。仮に、規定項目「勤務地」に対応する項目「勤務地」が存在しないものの、「東京都港区三田・・・」という文字列がある場合には、当該文字列を特定の文字列として抽出する。
【0067】
この特定の文字列の抽出は、例えば、規定項目「勤務地」であれば、住所を表す文字列のサンプルデータを記憶部に記憶しておき、これらサンプルデータに近い文字列を抽出して特定の文字列とすることができる。
【0068】
あるいは、処理部120は、規定項目に対応する項目が存在する場合には、当該項目を抽出し、規定項目に対応する項目が存在しない場合には、予め定められた第一の文字列と第二の文字列との間の文字列を特定の文字列として抽出することができる。
【0069】
具体的には、規定項目「給与」に関する項目がなく、単に「時給1,375円」との記載がある場合には、規定項目「給与」に対する第一の文字列を「時給」と定め、第二の文字列を「円」と定めておくことで、特定の文字列として「1,375」を抽出することができる。かかる特定の文字列「1,375」は、後述する給与に関するサブ項目のタグ"value"でマークアップされることにより、給与の値として適切に表示されることができる。
【0070】
上記の例は単なる一例であって、第一の文字列および第二の文字列は、一の規定項目に対してそれぞれ複数定めておくこともできる。
【0071】
規定項目は、上述した通り、職種、仕事内容、投稿日、求人情報を掲載している企業名および勤務地に関する項目を少なくとも含むことができる。これらの規定項目のタグについては上述したとおりである。
【0072】
また、勤務地に関する項目は、さらに、郵便番号、市区町村および町名・番地に関するサブ項目を含むことができる。
【0073】
図6は、上記勤務地に関する項目をマークアップした一例を示したものである。
図6に示すように、勤務地「東京都港区三田・・・」は、“jobLocation”、"PostalAddress","streetAddress"、"addressLocality""addressRegion"、"postalCode"、"addressCountry"と規定されたタグでサブ項目毎にマークアップされることができる。
【0074】
このように、これらのサブ項目を適切な区分で適切な順序でマークアップすることにより、検索表示サービスにおいて、住所表示に加えて地図を表示させることも可能となる。
【0075】
規定項目は、さらに、仕事番号、雇用形態または給与に関する項目の少なくとも一つを含むことができる。
【0076】
給与に関する項目は、さらに、給与額および給与種別に関するサブ項目を含むことができる。
【0077】
図7は、上記給与に関する項目をマークアップした一例を示したものである。
図7に示すように、給与「時給1200円」は、"JPY"、"value"、"unitText"などと規定されたタグでサブ項目毎にマークアップされることができる。
【0078】
続いて、本発明の情報処理方法について図面を参照しながら説明する。
【0079】
本発明の情報処理方法は、所定の検索サービスで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置の画面に表示される求人情報表示サービスにおいて、求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理方法である。
【0080】
具体的には、
図8に示すように、情報処理装置に、受付ステップS11と、処理ステップS12〜13と、出力ステップS14とを実行させることを特徴とする。
【0081】
受付ステップS11では、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける。かかる受付ステップS11は、上述した受付部110により実行されることができる。受付部110の詳細は上述したとおりである。
【0082】
処理ステップでは、受付ステップにおいて受け付けた情報を、求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する。かかる処理ステップは、上述した処理部120により実行されることができる。処理部120の詳細は上述したとおりである。
【0083】
具体的には、処理ステップでは、所定の記憶装置に記憶された、フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、情報から規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出する(S12)。
【0084】
そして、処理ステップでは、当該抽出された項目に対応する文字列および/または特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成する(S13)。
【0085】
出力ステップS14では、処理ステップS13において成型した成型情報を、所定の形式で出力する。かかる出力ステップS14は、上述した出力部130により実行されることができる。出力部130の詳細は上述したとおりである。
【0086】
以上の構成によれば、求人情報表示サービスに適切に求人情報を表示させるための成型情報を自動で作成することができる。特に、本発明の情報処理装置100は、上記成型情報の生成を自動で行うことができるため、専門のエンジニアによる作業を減らしコストを削減するとともに、求人情報を迅速に求人情報表示サービスに表示させることができる。
【0087】
最後に、本発明のコンピュータプログラムの実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0088】
本発明のコンピュータプログラムは、所定の検索サービスで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置の画面に表示される求人情報表示サービスにおいて、求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるためのコンピュータプログラムである。
【0089】
具体的には、情報処理装置に、受付機能と、処理機能と、出力機能とを実現させることを特徴とする。
【0090】
受付機能は、複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報を受け付ける。
【0091】
処理機能は、受付機能が受け付けた情報を、求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する。
【0092】
出力機能は、処理機能が成型した成型情報を、所定の形式で出力する。
【0093】
そして、処理機能は、所定の記憶装置に記憶された、フォーマットに対応する規定項目と抽出条件とが対応付けられたフォーマットデータに基づいて、情報から規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成する。
【0094】
上記受付機能、処理機能および出力機能は、
図9に示す受付回路1110、処理回路1120および出力回路1130により実現されることができる。受付回路1110、処理回路1120および出力回路1130は、それぞれ上述した受付部110、処理部120および出力部130により実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
【0095】
以上の構成によれば、求人情報表示サービスに適切に求人情報を表示させるための成型情報を自動で作成することができる。特に、本発明の情報処理装置100は、上記成型情報の生成を自動で行うことができるため、専門のエンジニアによる作業を減らしコストを削減するとともに、求人情報を迅速に求人情報表示サービスに表示させることができる。
【0096】
また、上述した実施形態に係るサーバ装置又は端末装置として機能させるために、コンピュータ又は携帯電話などの情報処理装置を好適に用いることができる。このような情報処理装置は、実施形態に係るサーバ装置又は端末装置の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、情報処理装置の記憶部に格納し、情報処理装置のCPUによって当該プログラムを読み出して実行させることによって実現可能である。
【0097】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0098】
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウェア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。記憶部は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。
【符号の説明】
【0099】
100 情報処理装置
110 受付部
120 処理部
130 出力部
140 記憶装置
【手続補正書】
【提出日】2020年3月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、前記求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理装置であって、
複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報であって、少なくとも求人情報を含むテキストデータを受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた情報を、前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理部と、
前記処理部が成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力部と
を備え、
前記処理部は、
所定の記憶装置に記憶された抽出条件に基づいて、前記情報から前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットにおいて要求される規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または前記特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成し、
前記特定の文字列は、前記テキストデータに含まれる部分的な文字列であって、当該部分的な文字列自体が前記規定項目に対応する文字列である情報処理装置。
【請求項2】
前記抽出条件は、
前記規定項目に対応する項目が存在する場合には、当該項目を抽出し、
前記規定項目に対応する項目が存在しない場合には、前記規定項目に対応する文字列のサンプルデータに基づいて、前記特定の文字列を抽出するという条件であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記抽出条件は、
前記規定項目に対応する項目が存在する場合には、当該項目を抽出し、
前記規定項目に対応する項目が存在しない場合には、予め定められた第一の文字列と第二の文字列との間の文字列を特定の文字列として抽出するという条件であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記処理部が成型した成型情報を、HTMLデータの形式で専用の求人情報サイトへ送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、少なくとも前記求人情報サイトにおいてカウントされた閲覧者数に基づいて、前記抽出条件を最適化することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、前記閲覧者数に基づいて、当該閲覧者数が所定値以上であったページに対応する成型情報の特徴を抽出し、当該特徴を学習して前記抽出条件を最適化することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記処理部が成型した成型情報を出力した専用の求人情報サイト内のURL情報を、前記求人情報表示サービスの提供者に送信することを特徴とする請求項4,5または6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、前記求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるための情報処理方法であって、
情報処理装置に、
複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページに関する情報であって、少なくとも求人情報を含むテキストデータを受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた情報を、前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理ステップと、
前記処理ステップにおいて成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力ステップと
を実行させ、
前記処理ステップは、
所定の記憶装置に記憶された抽出条件に基づいて、前記情報から前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットにおいて要求される規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または前記特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成し、
前記特定の文字列は、前記テキストデータに含まれる部分的な文字列であって、当該部分的な文字列自体が前記規定項目に対応する文字列である情報処理方法。
【請求項9】
特定の検索エンジンで検索されたワードに基づいて検索結果とは別に求人情報のウェブページの情報が情報処理装置に表示される求人情報表示サービスにおいて、前記求人情報のウェブページの情報を適切に表示させるためのコンピュータプログラムであって、
情報処理装置に、
複数の項目および該項目に対応する文字列を含む求人情報を表示したウェブページであって、少なくとも求人情報を含むテキストデータに関する情報を受け付ける受付機能と、
前記受付機能が受け付けた情報を、前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットに基づいて成型して成型情報を生成する処理機能と、
前記処理機能が成型した成型情報を、所定の形式で出力する出力機能と
を実現させ、
前記処理機能は、
所定の記憶装置に記憶された抽出条件に基づいて、前記情報から前記求人情報表示サービスが規定するフォーマットにおいて要求される規定項目に対応する項目および/または特定の文字列を抽出し、当該抽出された項目に対応する文字列および/または前記特定の文字列を規定のタグでマークアップして成型情報を生成し、
前記特定の文字列は、前記テキストデータに含まれる部分的な文字列であって、当該部分的な文字列自体が前記規定項目に対応する文字列であるコンピュータプログラム。