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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-160698(P2020-160698A)
(43)【公開日】2020年10月1日
(54)【発明の名称】薬剤処方支援システム
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/10 20180101AFI20200904BHJP
【FI】
   G16H20/10
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2019-58359(P2019-58359)
(22)【出願日】2019年3月26日
(11)【特許番号】特許第6747699号(P6747699)
(45)【特許公報発行日】2020年8月26日
(71)【出願人】
【識別番号】502351659
【氏名又は名称】株式会社医療情報技術研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100196760
【弁理士】
【氏名又は名称】大野 浩司
(72)【発明者】
【氏名】姫野 信吉
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA25
(57)【要約】      (修正有)
【課題】薬剤、疾患、症状所見のエントリーを、階層構造を有するツリー状に配置し、共通属性をまとめて適切な階層のエントリーに記録することで、記録量の圧縮、一貫性のある見通しの良い記録を行う。
【解決手段】薬剤処方管理システムは、薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名からなる薬剤エントリーを備え、その薬剤エントリーは、当該薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名に関する属性を記録する薬剤エントリー属性記録手段、薬剤エントリー間の親子関係を規定する薬剤エントリー親子関係リンク手段及び薬剤エントリー親子関係リンク手段を介して親の薬剤エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の薬剤エントリー属性記録手段に継承する薬剤エントリー属性記録親子継承手段を有する薬剤情報記録手段を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名からなる薬剤エントリーから成り、
前記薬剤エントリーは、
(1)当該薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名に関する属性を記録する薬剤エントリー属性記録手段、
(2)前記薬剤エントリー間の親子関係を規定する薬剤エントリー親子関係リンク手段、
(3)前記薬剤エントリー親子関係リンク手段を介して親の薬剤エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の薬剤エントリー属性記録手段に継承する薬剤エントリー属性記録親子継承手段を有する薬剤情報記録手段を備えていることを特徴とする薬剤処方支援システム。
【請求項2】
疾患名ないし疾患名をまとめた分類名からなる疾患エントリーから成り、
前記疾患エントリーは、
(1)当該疾患名ないし疾患名をまとめた分類名に関する属性を記録する疾患エントリー属性記録手段、
(2)前記疾患エントリー間の親子関係を規定する疾患エントリー親子関係リンク手段、
(3)前記疾患エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する疾患エントリー属性記録親子継承手段を有する疾患情報記録手段を備え、前記疾患エントリーを前記薬剤エントリー属性手段の語彙として参照する、あるいは逆に前記薬剤エントリーを前記疾患エントリー属性手段の語彙として参照する参照リンク手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の薬剤処方支援システム。
【請求項3】
症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名からなる症状所見エントリーから成り、
前記症状所見エントリーは、
(1)当該症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名に関する属性を記録する症状所見エントリー属性記録手段、
(2)前記症状所見エントリー間の親子関係を規定する症状所見エントリー親子関係リンク手段、
(3)前記症状所見エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する症状所見エントリー属性記録親子継承手段を有する症状所見情報記録手段を備え、前記症状所見エントリー、前記疾患エントリー、前記薬剤エントリーを、それぞれ前記薬剤エントリー属性手段、前記疾患エントリー属性手段、前記症状所見エントリー属性手段の語彙として互いに参照する参照リンク手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし2いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項4】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤が処方できる条件を記録する処方可能条件記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録が処方可能条件に適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤処方条件適合性検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項5】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる用法用量を記録する用法用量記録手段を備え、患者に対して処方された薬剤に対して、当該患者の患者情報記録を必要に応じて参照しながら、用法用量が適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤用法用量検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項6】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる適応疾患名リストを記録する適応疾患名リスト記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に適応疾患名が存在するかどうかを検証し、もし存在しなければ適応疾患の入力を促す薬剤適応疾患名検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項7】
前記疾患エントリー属性記録手段は、当該疾患に対して処方の適応がある薬剤名のリストを記録した適応薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該疾患名を有する患者に対し処方可能な薬剤のリストを提示する疾患適応薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし6いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項8】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌疾患名リストを記録する禁忌疾患名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌疾患名が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌疾患名検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項9】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌症状所見リストを記録する禁忌症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌症状所見検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項10】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で効能効果のある症状所見のリストを記録する効能効果症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に効能効果のある症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤効能効果症状所見検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし9いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項11】
前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見に対して効能効果がある薬剤名のリストを記録した効能効果薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者に対し効能効果のある薬剤のリストを提示する症状所見別効能薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする請求項3ないし10いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項12】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で生じる可能性のある副作用である症状所見のリストを記録する副作用症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に副作用である症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤副作用症状所見検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし11いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項13】
前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見を副作用として起こす可能性がある薬剤名のリストを記録した副作用薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者の薬剤処方リストに対し、副作用である可能性のある薬剤のリストを提示する症状所見副作用薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする請求項3ないし12いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項14】
前記薬剤エントリー属性記録手段の適応疾患名リスト記録手段において、各々の疾患ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する疾患ごと薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記疾患ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応疾患名リストを表示する頻度順薬剤適応疾患名表示手段を備えたことを特徴とする請求項6ないし13いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項15】
前記疾患エントリー属性記録手段の適応薬剤名リスト記録手段において、各々の薬剤ごとに当該疾患の処方頻度を記録する薬剤ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記薬剤ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応薬剤名リストを提示する頻度順疾患適応薬剤名提示手段を備えたことを特徴とする請求項7ないし14いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項16】
前記薬剤エントリー属性記録手段の効能効果症状所見リスト記録手段において、各々の効能効果症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に効能効果リストを提示する頻度順薬剤効能効果症状所見提示手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の薬剤処方支援システム。
【請求項17】
前記症状所見エントリー属性記録手段の効能効果薬剤名リスト記録手段において、各々の効能効果ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の効能効果に対する薬剤処方の際、当該効能効果に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを表示する頻度順効能効果薬剤表示手段を備えたことを特徴とする請求項11記載の薬剤処方支援システム。
【請求項18】
前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする請求項12記載の薬剤処方支援システム。
【請求項19】
前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤と同時に処方されている薬剤(併用薬剤)の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、併用薬剤があれば、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する併用薬剤組合せ頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする請求項12記載の薬剤処方支援システム。
【請求項20】
前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用薬剤名リスト記録手段において、当該副作用症状所見に対する薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、当該副作用症状所見に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを提示する頻度順副作用症状所見薬剤提示手段を備えたことを特徴とする請求項13記載の薬剤処方支援システム。
【請求項21】
前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用薬剤名リスト記録手段において、薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、当該副作用症状所見併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを提示する副作用症状所見頻度順薬剤組合せ提示手段を備えたことを特徴とする請求項13記載の薬剤処方支援システム。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療現場で医師が発行する処方箋に関して、用法や用量、薬効、副作用などに関し情報を提供し支援するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
医療現場で医師が患者の状態に対して処方箋を発行する際には、当該患者の疾患名や症状、血液検査データなどの所見を総合して薬効が期待できる適切な薬剤を決める。この際には当該処方薬剤の用法や用量、薬効はもちろんであるが、同時に、当該薬剤の処方が禁じられている疾患や症状所見、起こりうる副作用などに関し詳細な情報が必要である。
【0003】
カルテには患者の疾患名や症状所見が記載されている。近年では電子化された患者記録(電子カルテ)の普及が進んでいる。また、薬剤ごとに、適応疾患や薬効(効果のある症状や所見)、用法や用量、処方の際に注意すべき疾患、症状や所見、処方が禁じられている疾患、症状や所見などが記載されている書籍や電子カルテ上のマニュアルなどがある。
医師は、カルテ上の患者の症状や所見から疾患名あるいは病態を推定し、当該疾患名、症状所見に対して薬効のある薬剤を処方する。同時に、当該薬剤の処方が禁じられている疾患や症状所見、起こりうる副作用などについても勘案する必要がある。
【0004】
前記薬剤に関する情報は、薬剤ごとに適応疾患や薬効(効果のある症状や所見)、用法や用量、処方の際に注意すべき疾患、症状や所見、処方が禁じられている疾患、症状や所見などが羅列された物であった。医師は、薬剤ごとに前記情報がまとめて記載されているのを読み、処方を行ってきた。
この出願に関連する先行技術文献としては次のものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012-133564
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
薬剤情報や疾患情報、症状所見はそれぞれ独立して記述されてきた。
そのため記述量は膨大になりやすく一覧性に欠けるところがあった。
重複した内容も多く、医学の進歩により一部変更が必要になった際、変更すべき部分が散在しているため、一貫性の保持が大変であった。
患者情報記録から治療の対象となる疾患名、症状所見をもれなく列挙することは時間を要し、しばしば列挙漏れを起こして医療事故の原因となっていた。
適応のある薬剤を適切に列挙することは、新薬や後発薬が激増している今日、困難となりつつある。また、疾患としての症状所見と、副作用である可能性のある症状所見を区別することは案外困難であり、さらに、当該副作用を起こしている可能性のある薬剤を早めに発見することは、重要ではあるが現場では判断に苦慮していた。
薬剤の選択において、過去の処方傾向を知ることは有用であるが、従来の薬剤情報や疾患情報では、疾患名、症状所見の羅列に終わっていることが多く、傾向や重要度が判定しにくかった。副作用の情報も、発売前の臨床試験段階のものが殆どであり、多様な背景を持つ実患者に処方された場合の副作用情報は乏しいのが現状であった。
とりわけ、複数の薬剤が併用された際の相互作用に基づく副作用に関しては、ほとんど情報がないのが現実である。
【0007】
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、薬剤、疾患、症状所見のエントリーを、階層構造を有するツリー状に配置し、共通属性をまとめて適切な階層のエントリーに記録することで、記録量の圧縮、一貫性のある見通しの良い記録を行うとともに、各エントリーを、参照リンク手段を用いて、他のエントリー属性の語彙として活用すること、これらの情報を用いて、患者情報記録に対して、適切な薬剤の推薦、用法用量、処方の条件の確認、疾患名の漏れの指摘など、臨床現場での困難を緩和するシステムを提供することである。さらに、疾患名、薬剤名、対応する症状所見、副作用などが確定するごとに、各々の頻度をカウントアップしておき、現場での処方時の参照に対して、疾患名、薬剤名、対応する症状所見、副作用などを頻度順に提示して、判断に役立てること、さらに、薬剤併用時の症状所見、副作用などの頻度も記録しておくことで、多剤処方時の問題点解決を支援するシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するための手段として、請求項1記載の薬剤処方支援システムでは、薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名からなる薬剤エントリーから成り、前記薬剤エントリーは、(1)当該薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名に関する属性を記録する薬剤エントリー属性記録手段、(2)前記薬剤エントリー間の親子関係を規定する薬剤エントリー親子関係リンク手段、(3)前記薬剤エントリー親子関係リンク手段を介して親の薬剤エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の薬剤エントリー属性記録手段に継承する薬剤エントリー属性記録親子継承手段を有する薬剤情報記録手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1記載の薬剤処方支援システムにおいて、疾患名ないし疾患名をまとめた分類名からなる疾患エントリーから成り、前記疾患エントリーは、(1)当該疾患名ないし疾患名をまとめた分類名に関する属性を記録する疾患エントリー属性記録手段、(2)前記疾患エントリー間の親子関係を規定する疾患エントリー親子関係リンク手段、(3)前記疾患エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する疾患エントリー属性記録親子継承手段を有する疾患情報記録手段を備え、前記疾患エントリーを前記薬剤エントリー属性手段の語彙として参照する、あるいは逆に前記薬剤エントリーを前記疾患エントリー属性手段の語彙として参照する参照リンク手段を備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし2いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名からなる症状所見エントリーから成り、前記症状所見エントリーは、(1)当該症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名に関する属性を記録する症状所見エントリー属性記録手段、(2)前記症状所見エントリー間の親子関係を規定する症状所見エントリー親子関係リンク手段、
(3)前記症状所見エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する症状所見エントリー属性記録親子継承手段を有する症状所見情報記録手段を備え、前記症状所見エントリー、前記疾患エントリー、前記薬剤エントリーを、それぞれ前記薬剤エントリー属性手段、前記疾患エントリー属性手段、前記症状所見エントリー属性手段の語彙として互いに参照する参照リンク手段を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし3いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤が処方できる条件を記録する処方可能条件記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録が処方可能条件に適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤処方条件適合性検証手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし4いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる用法用量を記録する用法用量記録手段を備え、患者に対して処方された薬剤に対して、当該患者の患者情報記録を必要に応じて参照しながら、用法用量が適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤用法用量検証手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし5いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる適応疾患名リストを記録する適応疾患名リスト記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に適応疾患名が存在するかどうかを検証し、もし存在しなければ適応疾患の入力を促す薬剤適応疾患名検証手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の薬剤処方支援システムでは、請求項2ないし6いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記疾患エントリー属性記録手段は、当該疾患に対して処方の適応がある薬剤名のリストを記録した適応薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該疾患名を有する患者に対し処方可能な薬剤のリストを提示する疾患適応薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし7いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌疾患名リストを記録する禁忌疾患名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌疾患名が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌疾患名検証手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし8いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌症状所見リストを記録する禁忌症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌症状所見検証手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項10記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし9いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で効能効果のある症状所見のリストを記録する効能効果症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に効能効果のある症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤効能効果症状所見検証手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項11記載の薬剤処方支援システムでは、請求項3ないし10いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見に対して効能効果がある薬剤名のリストを記録した効能効果薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者に対し効能効果のある薬剤のリストを提示する症状所見別効能薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項12記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし11いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で生じる可能性のある副作用である症状所見のリストを記録する副作用症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に副作用である症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤副作用症状所見検証手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項13記載の薬剤処方支援システムでは、請求項3ないし12いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見を副作用として起こす可能性がある薬剤名のリストを記録した副作用薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者の薬剤処方リストに対し、副作用である可能性のある薬剤のリストを提示する症状所見副作用薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする。
【0021】
請求項14記載の薬剤処方支援システムでは、請求項6ないし13いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の適応疾患名リスト記録手段において、各々の疾患ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する疾患ごと薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記疾患ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応疾患名リストを表示する頻度順薬剤適応疾患名表示手段を備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項15記載の薬剤処方支援システムでは、請求項7ないし14いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記疾患エントリー属性記録手段の適応薬剤名リスト記録手段において、各々の薬剤ごとに当該疾患の処方頻度を記録する薬剤ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記薬剤ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応薬剤名リストを提示する頻度順疾患適応薬剤名提示手段を備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項16記載の薬剤処方支援システムでは、請求項10記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の効能効果症状所見リスト記録手段において、各々の効能効果症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に効能効果リストを提示する頻度順薬剤効能効果症状所見提示手段を備えたことを特徴とする。
【0024】
請求項17記載の薬剤処方支援システムでは、請求項11記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段の効能効果薬剤名リスト記録手段において、各々の効能効果ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の効能効果に対する薬剤処方の際、当該効能効果に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを表示する頻度順効能効果薬剤表示手段を備えたことを特徴とする。
【0025】
請求項18記載の薬剤処方支援システムでは、請求項12記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項19記載の薬剤処方支援システムでは、請求項12記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤と同時に処方されている薬剤(併用薬剤)の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、併用薬剤があれば、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する併用薬剤組合せ頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項20記載の薬剤処方支援システムでは、請求項13記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用薬剤名リスト記録手段において、当該副作用症状所見に対する薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、当該副作用症状所見に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを提示する頻度順副作用症状所見薬剤提示手段を備えたことを特徴とする。
【0028】
請求項21記載の薬剤処方支援システムでは、請求項13記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用症状所見薬剤名リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、当該副作用症状所見の併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを表示する併用副作用症状所見薬剤組合せ頻度順薬剤表示手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
請求項1記載の薬剤処方支援システムでは、薬剤エントリー属性記録手段を備えたので、薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名に関する属性が記録される。
薬剤エントリー親子関係リンク手段を備えたので、薬剤エントリー間の親子関係が規定される。
薬剤エントリー属性記録親子継承手段を有する薬剤情報記録手段を備えたので、薬剤エントリー親子関係リンク手段を介して親の薬剤エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の薬剤エントリー属性記録手段に継承する。
【0030】
請求項2記載の薬剤処方支援システムでは、疾患エントリー属性記録手段を備えたので、疾患名ないし疾患名をまとめた分類名に関する属性を記録する。
疾患エントリー親子関係リンク手段を備えたので、疾患エントリー間の親子関係を規定する。
疾患エントリー属性記録親子継承手段を有する疾患情報記録手段を備えたので、疾患エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する。
参照リンク手段を備えたので、疾患エントリーを前記薬剤エントリー属性手段の語彙として参照する、あるいは逆に前記薬剤エントリーを前記疾患エントリー属性手段の語彙として参照する。
【0031】
請求項3記載の薬剤処方支援システムでは、症状所見エントリー属性記録手段を備えたので、症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名に関する属性を記録する。
症状所見エントリー親子関係リンク手段を備えたので、症状所見エントリー間の親子関係を規定する。
症状所見エントリー属性記録親子継承手段を有する症状所見情報記録手段を備えたので、症状所見エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する。
参照リンク手段を備えたので、症状所見エントリー、前記疾患エントリー、前記薬剤エントリーを、それぞれ前記薬剤エントリー属性手段、前記疾患エントリー属性手段、前記症状所見エントリー属性手段の語彙として互いに参照する。
【0032】
請求項4記載の薬剤処方支援システムでは、処方可能条件記録手段を備えたので、薬剤が処方できる条件を記録する。
薬剤処方条件適合性検証手段を備えたので、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録が処方可能条件に適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する。
【0033】
請求項5記載の薬剤処方支援システムでは、用法用量記録手段を備えたので、薬剤で処方できる用法用量を記録する。
薬剤用法用量検証手段を備えたので、患者に対して処方された薬剤に対して、当該患者の患者情報記録を必要に応じて参照しながら、用法用量が適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する。
【0034】
請求項6記載の薬剤処方支援システムでは、適応疾患名リスト記録手段を備えたので、薬剤で処方できる適応疾患名リストを記録する。
薬剤適応疾患名検証手段を備えたので、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に適応疾患名が存在するかどうかを検証し、もし存在しなければ適応疾患の入力を促す。
【0035】
請求項7記載の薬剤処方支援システムでは、適応薬剤名リスト記録手段を備えたので、疾患に対して処方の適応がある薬剤名のリストを記録する。
疾患適応薬剤リスト提示手段を備えたので、参照リンク手段により、当該疾患名を有する患者に対し処方可能な薬剤のリストを提示する。
【0036】
請求項8記載の薬剤処方支援システムでは、禁忌疾患名リスト記録手段を備えたので、薬剤の処方が禁忌である禁忌疾患名リストを記録する。
薬剤禁忌疾患名検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌疾患名が存在するかどうかを検証する。
【0037】
請求項9記載の薬剤処方支援システムでは、禁忌症状所見リスト記録手段を備えたので、薬剤の処方が禁忌である禁忌症状所見リストを記録する。
薬剤禁忌症状所見検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌症状所見が存在するかどうかを検証する。
【0038】
請求項10記載の薬剤処方支援システムでは、効能効果症状所見リスト記録手段を備えたので、薬剤で効能効果のある症状所見のリストを記録する。
薬剤効能効果症状所見検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に効能効果のある症状所見が存在するかどうかを検証する。
【0039】
請求項11記載の薬剤処方支援システムでは、効能効果薬剤名リスト記録手段を備えたので、症状所見に対して効能効果がある薬剤名のリストを記録する。
症状所見別効能薬剤リスト提示手段を備えたので、参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者に対し効能効果のある薬剤のリストを提示する。
【0040】
請求項12記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見リスト記録手段を備えたので、薬剤で生じる可能性のある副作用である症状所見のリストを記録する。
薬剤副作用症状所見検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に副作用である症状所見が存在するかどうかを検証する。
【0041】
請求項13記載の薬剤処方支援システムでは、副作用薬剤名リスト記録手段を備えたので、症状所見を副作用として起こす可能性がある薬剤名のリストを記録する。
症状所見副作用薬剤リスト提示手段を備えたので、参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者の薬剤処方リストに対し、副作用である可能性のある薬剤のリストを提示する。
【0042】
請求項14記載の薬剤処方支援システムでは、疾患ごと薬剤処方頻度記録手段を備えたので、各々の疾患ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順薬剤適応疾患名表示手段を備えたので、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記疾患ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応疾患名リストを表示する。
【0043】
請求項15記載の薬剤処方支援システムでは、処方頻度記録手段を備えたので、各々の薬剤ごとに当該疾患の処方頻度を記録する。
頻度順疾患適応薬剤名提示手段を備えたので、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記薬剤ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応薬剤名リストを提示する。
【0044】
請求項16記載の薬剤処方支援システムでは、効能効果ごと処方頻度記録手段を備えたので、各々の効能効果症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順薬剤効能効果症状所見提示手段を備えたので、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に効能効果リストを提示する。
【0045】
請求項17記載の薬剤処方支援システムでは、処方頻度記録手段を備えたので、各々の効能効果ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順効能効果薬剤表示手段を備えたので、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の効能効果に対する薬剤処方の際、当該効能効果に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを表示する。
【0046】
請求項18記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見ごと処方頻度記録手段を備えたので、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する。
【0047】
請求項19記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備えたので、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤と同時に処方されている薬剤(併用薬剤)の組合せの処方頻度を記録する。
併用薬剤組合せ頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、併用薬剤があれば、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する。
【0048】
請求項20記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段を備えたので、副作用症状所見に対する薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順副作用症状所見薬剤提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、当該副作用症状所見に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを提示する。
【0049】
請求項21記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備えたので、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する。
併用副作用症状所見薬剤組合せ頻度順薬剤提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、当該副作用症状所見の併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを提示する。
【図面の簡単な説明】
【0050】
図1】本発明の薬剤処方支援システムの全体構造の説明図である。
図2】薬剤情報記録手段の説明図である。
図3】疾患情報記録手段の説明図である。
図4】症状所見情報記録手段の説明図である。
図5】薬剤情報記録手段の薬剤エントリー属性記録親子継承手段の説明図である。
図6】処方条件適合性検証手段、薬剤用法用量検証手段の説明図である。
図7】薬剤エントリー属性記録の中の適応疾患名リスト記録手段と、これに基づく薬剤適応疾患名検証手段の説明図である。
図8】薬剤エントリー属性記録の中の禁忌症状所見リスト記録手段、併用注意薬剤リスト記録手段、効能効果症状所見記録手段、副作用症状所見記録手段の説明図である。
図9】症状所見情報記録手段の各症状所見エントリー属性記録手段で、効能効果薬剤名、副作用薬剤名の説明図である。
図10】薬剤エントリー属性記録の中の適応疾患ごとの処方頻度記録手段、効能効果症状所見ごとの処方頻度記録手段、副作用症状所見ごとの処方頻度記録手段の説明図である。
図11】症状所見エントリー属性記録の中の効能効果薬剤ごとの処方頻度記録手段、副作用ごとの処方頻度記録手段の説明図である。
図12】薬剤エントリー属性記録の中の副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段の説明図である。
図13】症状所見エントリー属性記録の中で、副作用としての当該症状所見の併用薬剤組合せ処方頻度記録手段の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
図1は、本発明の薬剤処方支援システムの全体構造の説明図である。
患者情報記録は、いわゆるカルテとして、患者の疾患名、痛みやしびれなどの症状、血液検査やCT、MRI所見などの検査結果の所見(症状所見)が記録されている。
医師は、患者情報に基づき、治療目的で薬剤処方を行う。薬剤処方支援システムでは、薬剤ごとの有効性や副作用情報などを記録した薬剤情報記録手段、疾患の症状や所見、適応のある薬剤などを記録した疾患情報記録手段、前記薬剤情報記録手段や疾患情報記録手段に対して参照手段を介して語彙を提供する症状所見情報記録手段などにより薬剤処方の評価を行う。
評価に必要な情報が不足している場合には、適宜、患者情報記録手段に対して薬剤禁忌疾患名検証手段、薬剤効能効果症状所見検証手段、薬剤副作用症状所見検証手段などの患者情報記録への問い合わせを行う。
【0052】
ここで、薬剤禁忌疾患名検証手段、薬剤効能効果症状所見検証手段、薬剤副作用症状所見検証手段などの患者情報記録への問い合わせを自動化するうえで、患者情報記録や処方は電子化されていること(電子カルテ)が望ましいことは言うまでもないが、従前の紙カルテでも、問い合わせに医師や薬剤師などが手動で応答すれば、本発明の薬剤処方支援システムは有効である。
【0053】
図2は、薬剤情報記録手段の説明図である。
多数の薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名(薬剤エントリー)がツリー状の階層構造で記録されている。
各薬剤エントリーは、自身の属性を記録している(薬剤エントリー属性記録手段)だけでなく、薬剤エントリー間の親子関係を示すリンク(薬剤エントリー親子関係リンク手段)でツリー状に連結され、親の薬剤エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の薬剤エントリー属性記録手段に継承する(薬剤エントリー属性記録親子継承手段)ことで、共通する属性はまとめて一回記録すればよい。
これにより、薬剤エントリー属性の記録が構造化され、最小限の記録量で漏れのない完全な記録を作成することができる。必要に応じて、親からの属性記録を継承することで、当該薬剤エントリー自体には最小限の属性記録しかなくても、漏れのない完全な属性記録を取得することができる。
このようにしておけば、医学の進歩などにより属性記載内容の変更が生じても、当該部分のみを変更すれば、その変更は前記薬剤エントリー属性記録親子継承手段で子の薬剤エントリーに自動的に反映されるため、一貫性のある記載の整備が容易となる。
【0054】
図3は、疾患情報記録手段の説明図である。
多数の疾患名ないし疾患名をまとめた分類名(疾患エントリー)がツリー状の階層構造で記録されている。
各疾患エントリーは、自身の属性を記録している(疾患エントリー属性記録手段)だけでなく、疾患エントリー間の親子関係を示すリンク(疾患エントリー親子関係リンク手段)でツリー状に連結され、親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する(疾患エントリー属性記録親子継承手段)ことで、共通する属性はまとめて一回記録すればよい。
これにより、疾患エントリー属性の記録が構造化され、最小限の記録量で漏れのない完全な記録を作成することができる。必要に応じて、親からの属性記録を継承することで、当該疾患エントリー自体には最小限の属性記録しかなくても、漏れのない完全な属性記録を取得することができる。
さらに適切なレベルの疾患エントリーを、参照リンク手段を介して、薬剤情報記録手段に語彙として提供することができる。
【0055】
図4は、症状所見情報記録手段の説明図である。
多数の症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名(症状所見エントリー)がツリー状の階層構造で記録されている。
各症状所見エントリーは、自身の属性を記録している(症状所見エントリー属性記録手段)だけでなく、症状所見エントリー間の親子関係を示すリンク(症状所見エントリー親子関係リンク手段)でツリー状に連結され、親の症状所見エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の症状所見エントリー属性記録手段に継承する(症状所見エントリー属性記録親子継承手段)ことで、共通する属性はまとめて一回記録すればよい。
これにより、症状所見エントリー属性の記録が構造化され、最小限の記録量で漏れのない完全な記録を作成することができる。
必要に応じて、親からの属性記録を継承することで、当該症状所見エントリー自体には最小限の属性記録しかなくても、漏れのない完全な属性記録を取得することができる。
さらに適切なレベルの症状所見エントリーを、参照リンク手段を介して、薬剤情報記録手段、疾患情報記録手段に語彙として提供することができる。さらに、薬剤情報記録手段、疾患情報記録手段、症状所見記録手段は、それぞれのエントリーを、自らの、あるいは他の記録手段の語彙として提供できる。
ここで参照リンク手段は、当該エントリー(症状所見、疾患、あるいは薬剤エントリー)のURLを用いてもよいし、統制語彙としてエントリー名のみを用いるとしてもよい。
要するに、使用された語彙が、症状所見、疾患、あるいは薬剤いずれかの情報記録手段のエントリーとして定義されており、何らかの方法で当該エントリーの情報を参照できれば良い。
【0056】
図5は、薬剤情報記録手段の薬剤エントリー属性記録親子継承手段の説明図である。
親エントリーである「セフェム系」の属性である構造:βラクタム環 適応疾患:細菌性疾患などの薬剤エントリー属性記録は、そのまま子の薬剤エントリーである「ファーストシン」に継承される。同様に、疾患情報記録手段、症状所見情報記録手段でも、親エントリーの属性記録は子エントリーに継承される。
【0057】
図6は、処方条件適合性検証手段、薬剤用法用量検証手段の説明図である。
患者情報記録の疾患名「骨粗鬆症」に対して、適応のある「エディロール」が処方されている。処方箋に対しては、薬剤用法用量検証手段で、錠数、服用回数、一日量などの決められた範囲で用法用量が指定されているかを検証し、逸脱があれば警告を発する。
また、安全な処方の条件である腎機能が一定以上あるか?(eGFR>40)、高カルシウム血症がないか?(Ca>10.3)、肝機能が正常に保たれているか?などを薬剤処方条件適合性検証手段で患者情報記録手段に問い合わせ、逸脱があれば警告を発する。
【0058】
図7は、薬剤エントリー属性記録の中の適応疾患名リスト記録手段と、これに基づく薬剤適応疾患名検証手段の説明図である。
薬剤エントリー(図7では「セファメジン」)の薬剤エントリー属性記録手段の中に適応疾患のリストが記録されている(薬剤適応疾患名リスト記録手段)。
適応疾患名のリストは、参照リンク手段によって、疾患情報記録手段の疾患エントリーが語彙として用いられている。
処方された患者の患者情報記録手段の中の疾患名リストを検索し、前記薬剤適応疾患名リストに該当する疾患名が存在しなければ、適応疾患名を患者情報記録手段に登録するよう警告を発する(薬剤適応疾患名検証手段)。
この際に、前記薬剤適応疾患名リストを処方医に提示して選択可能とすれば、より効率的である。
【0059】
前記疾患エントリー属性記録手段には、当該疾患に対して処方の適応がある薬剤名のリストを記録した適応薬剤名リスト記録手段を備えている。
前記参照リンク手段により、当該疾患名を有する患者に対し処方可能な薬剤のリストを提示し選択可能とする疾患適応薬剤リスト提示手段により、処方医の負担軽減が得られる。
【0060】
図8は、薬剤エントリー属性記録の中の禁忌疾患名リスト記録手段、禁忌症状所見リスト記録手段、併用注意薬剤リスト記録手段、効能効果症状所見記録手段、副作用症状所見記録手段の説明図である。
禁忌疾患名のリストは、参照リンク手段によって、疾患情報記録手段の疾患エントリーが語彙として用いられている。
ここでは胃潰瘍などの消化器出血や膀胱出血などの尿路出血、肺結核や肺癌などに伴う喀血などが示されている。
禁忌症状所見のリストは、参照リンク手段によって、症状所見情報記録手段の症状所見エントリーが語彙として用いられている同様に、効能効果症状所見、副作用症状所見も、症状所見情報記録手段の症状所見エントリーが語彙として用いられている。
併用注意薬剤は、薬剤情報記録手段の薬剤エントリーが参照リンク手段によって語彙として用いられている。
【0061】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌症状所見リストを記録する禁忌症状所見リスト記録手段あるいは禁忌疾患リストを記録する禁忌疾患名リスト記録手段、さらに併用注意薬剤リスト記録手段を備えている。
前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌症状所見あるいは禁忌疾患名、あるいは併用注意薬剤が存在するかどうかを検証し、もしあれば警告を発する薬剤禁忌症状所見検証手段さらには薬剤禁忌疾患名検証手段、併用注意薬剤検証手段により、医療事故を予防することができる。
【0062】
また、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤に効能効果のある症状所見のリストを記録した効能効果症状所見記録手段、当該薬剤で発生する可能性のある副作用症状所見のリストを記録した副作用症状所見記録手段を備えている。
前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に効能効果症状所見あるいは副作用症状所見が存在するかどうかを検証し、もし効能効果症状所見がなければ(薬剤効能効果症状所見検証手段)、また、もし副作用症状所見があれば(薬剤副作用症状所見検証手段)警告を発することにより、既に不要となっている薬剤の処方を中止したり、副作用の早期発見、原因薬剤の中止などにより副作用の重篤化を予防したりすることができる。
【0063】
図9は、症状所見情報記録手段の各症状所見エントリー属性記録手段で、効能効果薬剤名、副作用薬剤名の説明図である。
症状所見には、疾患に伴う治療対象としての症状所見と、薬剤の副作用としての症状所見がある。
効能効果薬剤名の属性では、疾患に伴う治療対象としての症状所見に対して薬効のある薬剤名のリストが記録されている。
疾患の治療に当たっては、前記リストを用いて、発現している症状所見に対して薬効のある薬剤を提示することができる(症状所見効能薬剤リスト提示手段)。
また、副作用薬剤名の属性では、症状所見が副作用であった場合に可能性のある薬剤名のリストが記録されている。
副作用の可能性を考えるに当たっては、前記リストを用いて、発現している症状所見に対して原因となっている可能性のある薬剤を提示することができる(症状所見副作用薬剤リスト提示手段)。
【0064】
図10は、薬剤エントリー属性記録の中の適応疾患ごとの処方頻度記録手段、効能効果症状所見ごとの処方頻度記録手段、副作用症状所見ごとの処方頻度記録手段の説明図である。
適応疾患と、それに対する当該薬剤の処方が確定した段階で、当該疾患の処方頻度をカウントアップする(疾患ごと薬剤処方頻度記録手段)。
これにより次回の当該薬剤処方の際、前記薬剤処方頻度順に適応疾患名リストを提示する(頻度順薬剤適応疾患名提示手段)ことで、当該薬剤がどのような疾患に処方されているかを把握することができる。
同様に、効能効果症状所見と、それに対する当該薬剤の処方が確定した段階で、当該効能効果症状所見の処方頻度をカウントアップする(効能効果症状所見ごと薬剤処方頻度記録手段)。
これにより次回の当該薬剤処方の際、前記薬剤処方頻度順に適応疾患名リストを表示する(頻度順効能効果薬剤表示手段)ことで、当該薬剤がどのような効能効果症状所見に処方されているかを把握することができる。
さらに、副作用症状所見と、それに対する当該薬剤の処方が確定した段階で、当該副作用症状所見の処方頻度をカウントアップする(副作用症状所見ごと薬剤処方頻度記録手段)。
これにより次回の当該薬剤処方の際、前記薬剤処方頻度順に副作用症状所見リストを表示する(頻度順薬剤副作用症状所見表示手段)ことで、当該薬剤がどのような副作用症状所見を引き起こしやすいかを把握することができる。
【0065】
図11は、症状所見エントリー属性記録の中の効能効果薬剤ごとの処方頻度記録手段、副作用ごとの薬剤処方頻度記録手段の説明図である。
効能効果症状所見と、それに対する当該薬剤の処方が確定した段階で、当該効能効果症状所見に対する薬剤の処方頻度をカウントアップする(効能効果症状所見ごと薬剤処方頻度記録手段)。
これにより次回の当該薬剤処方の際、効能効果症状所見に対して処方頻度順に薬剤リストを表示する(頻度順効能効果症状所見薬剤表示手段)ことで、当該症状所見に対してどのような頻度で薬剤が処方されているかを把握することができる。
同様に、副作用症状所見と、それに対する当該薬剤の処方が確定した段階で、当該副作用症状所見に対する薬剤の処方頻度をカウントアップする(副作用症状所見ごと薬剤処方頻度記録手段)。
これにより次回の当該薬剤処方の際、副作用症状所見に対して処方頻度順に薬剤リストを表示する(頻度順副作用症状所見薬剤表示手段)ことで、当該副作用症状所見に対してどのような頻度で薬剤が関与している可能性があるかを把握することができる。
【0066】
図12は、薬剤エントリー属性記録の中の副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段の説明図である。
前記薬剤エントリー属性記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、併用されているすべての薬剤について、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを表示する併用薬剤組合せ頻度順副作用症状所見薬剤提示手段により、併用薬剤の相互作用も考慮した副作用の病態を推測することができる。
【0067】
図13は、症状所見エントリー属性記録の中で、副作用としての当該症状所見の併用薬剤組合せ処方頻度記録手段の説明図である。
前記症状所見エントリー属性記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、併用されているすべての薬剤について、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを提示する併用薬剤組合せ頻度順副作用症状所見薬剤提示手段を備えることで、併用薬との相互作用も考慮した薬剤副作用の病態を推測することができる。
なお、薬剤情報記録手段、疾患情報記録手段、症状所見記録手段各々でのカウントアップは、適切な階層のエントリーで行えばよい。必要に応じて、カウントアップされた頻度を、より上位のエントリーでまとめて合算しても良い。
【0068】
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。図の表示や内容は概念説明の便宜のために例示したもので、実用の際には、教科書や論文などに基づき正確に記録すればよい。本明細書では、薬剤、疾患、症状所見に関しツリー構造の記録手段を設けているが、用途に応じて、一部ないし全部のエントリーを階層構造でない並列とすることもあって良い。また、部位に関する情報などを別のエントリー群として併用してもよい。薬剤や疾患、症状所見の頻度のカウントアップに関して、対象患者の担当医ごと、診療科などのグループごと、医療機関ごと、地域ごと、国全体など、必要に応じてカウントアップする範囲を限定してもよい。あるいは、カウントアップ自体は範囲を限定せずに行い、頻度順の提示の際に、該当する範囲の症例に限定して提示してもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2020年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤名及び薬剤名をまとめた分類名からなる多数の薬剤エントリーを備え、
前記薬剤エントリーは、
(1)当該薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名に関する属性を記録する薬剤エントリー属性記録手段、
(2)前記薬剤エントリー間の親子関係を規定する薬剤エントリー親子関係リンク手段、
(3)前記薬剤エントリー親子関係リンク手段を介して親の薬剤エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の薬剤エントリー属性記録手段に継承する薬剤エントリー属性記録親子継承手段を有する薬剤情報記録手段を備え、
さらに、疾患名及び疾患名をまとめた分類名からなる多数の疾患エントリーを備え、
前記疾患エントリーは、
(4)当該疾患名ないし疾患名をまとめた分類名に関する属性を記録する疾患エントリー属性記録手段、
(5)前記疾患エントリー間の親子関係を規定する疾患エントリー親子関係リンク手段、
(6)前記疾患エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する疾患エントリー属性記録親子継承手段を有する疾患情報記録手段を備え、
さらに、症状所見名及び症状所見名をまとめた分類名からなる多数の症状所見エントリーを備え、
前記症状所見エントリーは、
(7)当該症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名に関する属性を記録する症状所見エントリー属性記録手段、
(8)前記症状所見エントリー間の親子関係を規定する症状所見エントリー親子関係リンク手段、
(9)前記症状所見エントリー親子関係リンク手段を介して親の症状所見エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の症状所見エントリー属性記録手段に継承する症状所見エントリー属性記録親子継承手段を有する症状所見情報記録手段を備え、
さらに、前記症状所見エントリー、前記疾患エントリー、前記薬剤エントリーを、それぞれ前記薬剤エントリー属性記録手段、前記疾患エントリー属性記録手段、前記症状所見エントリー属性記録手段の語彙として互いに参照する参照リンク手段を備えていることを特徴とする薬剤処方支援システム。
【請求項2】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤が処方できる条件を記録する処方可能条件記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録が処方可能条件に適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤処方条件適合性検証手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の薬剤処方支援システム。
【請求項3】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる用法用量を記録する用法用量記録手段を備え、患者に対して処方された薬剤に対して、当該患者の患者情報記録を必要に応じて参照しながら、用法用量が適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤用法用量検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし2いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項4】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる適応疾患名リストを記録する適応疾患名リスト記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に適応疾患名が存在するかどうかを検証し、もし存在しなければ適応疾患の入力を促す薬剤適応疾患名検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項5】
前記疾患エントリー属性記録手段は、当該疾患に対して処方の適応がある薬剤名のリストを記録した適応薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該疾患名を有する患者に対し処方可能な薬剤のリストを提示する疾患適応薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項6】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌疾患名リストを記録する禁忌疾患名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌疾患名が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌疾患名検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項7】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌症状所見リストを記録する禁忌症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌症状所見検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項8】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で効能効果のある症状所見のリストを記録する効能効果症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に効能効果のある症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤効能効果症状所見検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項9】
前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見に対して効能効果がある薬剤名のリストを記録した効能効果薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者に対し効能効果のある薬剤のリストを提示する症状所見別効能薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項10】
前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で生じる可能性のある副作用である症状所見のリストを記録する副作用症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に副作用である症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤副作用症状所見検証手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし9いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項11】
前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見を副作用として起こす可能性がある薬剤名のリストを記録した副作用薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者の薬剤処方リストに対し、副作用である可能性のある薬剤のリストを提示する症状所見副作用薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし10いずれか記載の薬剤処方支援システム。
【請求項12】
前記薬剤エントリー属性記録手段の適応疾患名リスト記録手段において、各々の疾患ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する疾患ごと薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記疾患ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応疾患名リストを表示する頻度順薬剤適応疾患名表示手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の薬剤処方支援システム。
【請求項13】
前記疾患エントリー属性記録手段の適応薬剤名リスト記録手段において、各々の薬剤ごとに当該疾患の処方頻度を記録する薬剤ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記薬剤ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応薬剤名リストを提示する頻度順疾患適応薬剤名提示手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の薬剤処方支援システム。
【請求項14】
前記薬剤エントリー属性記録手段の効能効果症状所見リスト記録手段において、各々の効能効果症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に効能効果リストを提示する頻度順薬剤効能効果症状所見提示手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の薬剤処方支援システム。
【請求項15】
前記症状所見エントリー属性記録手段の効能効果薬剤名リスト記録手段において、各々の効能効果ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の効能効果に対する薬剤処方の際、当該効能効果に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを表示する頻度順効能効果薬剤表示手段を備えたことを特徴とする請求項9記載の薬剤処方支援システム。
【請求項16】
前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の薬剤処方支援システム。
【請求項17】
前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤と同時に処方されている薬剤(併用薬剤)の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、併用薬剤があれば、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する併用薬剤組合せ頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の薬剤処方支援システム。
【請求項18】
前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用薬剤名リスト記録手段において、当該副作用症状所見に対する薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、当該副作用症状所見に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを提示する頻度順副作用症状所見薬剤提示手段を備えたことを特徴とする請求項11記載の薬剤処方支援システム。
【請求項19】
前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用薬剤名リスト記録手段において、薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、当該副作用症状所見併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを提示する副作用症状所見頻度順薬剤組合せ提示手段を備えたことを特徴とする請求項11記載の薬剤処方支援システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
前記目的を達成するための手段として、請求項1記載の薬剤処方支援システムでは、 薬剤名及び薬剤名をまとめた分類名からなる多数の薬剤エントリーを備え、
前記薬剤エントリーは、
(1)当該薬剤名ないし薬剤名をまとめた分類名に関する属性を記録する薬剤エントリー属性記録手段、
(2)前記薬剤エントリー間の親子関係を規定する薬剤エントリー親子関係リンク手段、
(3)前記薬剤エントリー親子関係リンク手段を介して親の薬剤エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の薬剤エントリー属性記録手段に継承する薬剤エントリー属性記録親子継承手段を有する薬剤情報記録手段を備え、
さらに、疾患名及び疾患名をまとめた分類名からなる多数の疾患エントリーを備え、
前記疾患エントリーは、
(4)当該疾患名ないし疾患名をまとめた分類名に関する属性を記録する疾患エントリー属性記録手段、
(5)前記疾患エントリー間の親子関係を規定する疾患エントリー親子関係リンク手段、
(6)前記疾患エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する疾患エントリー属性記録親子継承手段を有する疾患情報記録手段を備え、
さらに、症状所見名及び症状所見名をまとめた分類名からなる多数の症状所見エントリーを備え、
前記症状所見エントリーは、
(7)当該症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名に関する属性を記録する症状所見エントリー属性記録手段、
(8)前記症状所見エントリー間の親子関係を規定する症状所見エントリー親子関係リンク手段、
(9)前記症状所見エントリー親子関係リンク手段を介して親の症状所見エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の症状所見エントリー属性記録手段に継承する症状所見エントリー属性記録親子継承手段を有する症状所見情報記録手段を備え、
さらに、前記症状所見エントリー、前記疾患エントリー、前記薬剤エントリーを、それぞれ前記薬剤エントリー属性記録手段、前記疾患エントリー属性記録手段、前記症状所見エントリー属性記録手段の語彙として互いに参照する参照リンク手段を備えていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
請求項2記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤が処方できる条件を記録する処方可能条件記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録が処方可能条件に適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤処方条件適合性検証手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
請求項3記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし2いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる用法用量を記録する用法用量記録手段を備え、患者に対して処方された薬剤に対して、当該患者の患者情報記録を必要に応じて参照しながら、用法用量が適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する薬剤用法用量検証手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
請求項4記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし3いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で処方できる適応疾患名リストを記録する適応疾患名リスト記録手段を備え、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に適応疾患名が存在するかどうかを検証し、もし存在しなければ適応疾患の入力を促す薬剤適応疾患名検証手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
請求項5記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし4いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記疾患エントリー属性記録手段は、当該疾患に対して処方の適応がある薬剤名のリストを記録した適応薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該疾患名を有する患者に対し処方可能な薬剤のリストを提示する疾患適応薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
請求項6記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし5いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌疾患名リストを記録する禁忌疾患名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌疾患名が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌疾患名検証手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
請求項7記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし6いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤の処方が禁忌である禁忌症状所見リストを記録する禁忌症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤禁忌症状所見検証手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
請求項8記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし7いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で効能効果のある症状所見のリストを記録する効能効果症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に効能効果のある症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤効能効果症状所見検証手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
請求項9記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし8いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見に対して効能効果がある薬剤名のリストを記録した効能効果薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者に対し効能効果のある薬剤のリストを提示する症状所見別効能薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
請求項10記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし9いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段は、当該薬剤で生じる可能性のある副作用である症状所見のリストを記録する副作用症状所見リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に副作用である症状所見が存在するかどうかを検証する薬剤副作用症状所見検証手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
請求項11記載の薬剤処方支援システムでは、請求項1ないし10いずれか記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段は、当該症状所見を副作用として起こす可能性がある薬剤名のリストを記録した副作用薬剤名リスト記録手段を備え、前記参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者の薬剤処方リストに対し、副作用である可能性のある薬剤のリストを提示する症状所見副作用薬剤リスト提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
請求項12記載の薬剤処方支援システムでは、請求項4記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の適応疾患名リスト記録手段において、各々の疾患ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する疾患ごと薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記疾患ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応疾患名リストを表示する頻度順薬剤適応疾患名表示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
請求項13記載の薬剤処方支援システムでは、請求項5記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記疾患エントリー属性記録手段の適応薬剤名リスト記録手段において、各々の薬剤ごとに当該疾患の処方頻度を記録する薬剤ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記薬剤ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応薬剤名リストを提示する頻度順疾患適応薬剤名提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
請求項14記載の薬剤処方支援システムでは、請求項8記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の効能効果症状所見リスト記録手段において、各々の効能効果症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に効能効果リストを提示する頻度順薬剤効能効果症状所見提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
請求項15記載の薬剤処方支援システムでは、請求項9記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段の効能効果薬剤名リスト記録手段において、各々の効能効果ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する効能効果ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の効能効果に対する薬剤処方の際、当該効能効果に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを表示する頻度順効能効果薬剤表示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
請求項16記載の薬剤処方支援システムでは、請求項10記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見ごと処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
請求項17記載の薬剤処方支援システムでは、請求項10記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記薬剤エントリー属性記録手段の副作用症状所見リスト記録手段において、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤と同時に処方されている薬剤(併用薬剤)の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、併用薬剤があれば、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する併用薬剤組合せ頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
請求項18記載の薬剤処方支援システムでは、請求項11記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用薬剤名リスト記録手段において、当該副作用症状所見に対する薬剤の処方頻度を記録する副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、当該副作用症状所見に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを提示する頻度順副作用症状所見薬剤提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
請求項19記載の薬剤処方支援システムでは、請求項11記載の薬剤処方支援システムにおいて、前記症状所見エントリー属性記録手段の副作用薬剤名リスト記録手段において、薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する副作用症状所見併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備え、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、当該副作用症状所見併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを提示する副作用症状所見頻度順薬剤組合せ提示手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
請求項1記載の薬剤処方支援システムでは、疾患エントリー属性記録手段を備えたので、疾患名ないし疾患名をまとめた分類名に関する属性を記録する。
疾患エントリー親子関係リンク手段を備えたので、疾患エントリー間の親子関係を規定する。
疾患エントリー属性記録親子継承手段を有する疾患情報記録手段を備えたので、疾患エントリー親子関係リンク手段を介して親の疾患エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の疾患エントリー属性記録手段に継承する。
参照リンク手段を備えたので、疾患エントリーを前記薬剤エントリー属性手段の語彙として参照する、あるいは逆に前記薬剤エントリーを前記疾患エントリー属性手段の語彙として参照する。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
請求項1記載の薬剤処方支援システムでは、症状所見エントリー属性記録手段を備えたので、症状所見名ないし症状所見名をまとめた分類名に関する属性を記録する。
症状所見エントリー親子関係リンク手段を備えたので、症状所見エントリー間の親子関係を規定する。
症状所見エントリー属性記録親子継承手段を有する症状所見情報記録手段を備えたので、症状所見エントリー親子関係リンク手段を介して親の症状所見エントリー属性記録手段に記録されている属性を子の症状所見エントリー属性記録手段に継承する。
参照リンク手段を備えたので、症状所見エントリー、前記疾患エントリー、前記薬剤エントリーを、それぞれ前記薬剤エントリー属性記録手段、前記疾患エントリー属性記録手段、前記症状所見エントリー属性記録手段の語彙として互いに参照する。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
請求項2記載の薬剤処方支援システムでは、処方可能条件記録手段を備えたので、薬剤が処方できる条件を記録する。
薬剤処方条件適合性検証手段を備えたので、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録が処方可能条件に適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
請求項3記載の薬剤処方支援システムでは、用法用量記録手段を備えたので、薬剤で処方できる用法用量を記録する。
薬剤用法用量検証手段を備えたので、患者に対して処方された薬剤に対して、当該患者の患者情報記録を必要に応じて参照しながら、用法用量が適合するかどうかを検証し、もし適合しなければ処方者に対して警告を発する。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
請求項4記載の薬剤処方支援システムでは、適応疾患名リスト記録手段を備えたので、薬剤で処方できる適応疾患名リストを記録する。
薬剤適応疾患名検証手段を備えたので、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に適応疾患名が存在するかどうかを検証し、もし存在しなければ適応疾患の入力を促す。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
請求項5記載の薬剤処方支援システムでは、適応薬剤名リスト記録手段を備えたので、疾患に対して処方の適応がある薬剤名のリストを記録する。
疾患適応薬剤リスト提示手段を備えたので、参照リンク手段により、当該疾患名を有する患者に対し処方可能な薬剤のリストを提示する。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
請求項6記載の薬剤処方支援システムでは、禁忌疾患名リスト記録手段を備えたので、薬剤の処方が禁忌である禁忌疾患名リストを記録する。
薬剤禁忌疾患名検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌疾患名が存在するかどうかを検証する。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
請求項7記載の薬剤処方支援システムでは、禁忌症状所見リスト記録手段を備えたので、薬剤の処方が禁忌である禁忌症状所見リストを記録する。
薬剤禁忌症状所見検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に禁忌症状所見が存在するかどうかを検証する。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
請求項8記載の薬剤処方支援システムでは、効能効果症状所見リスト記録手段を備えたので、薬剤で効能効果のある症状所見のリストを記録する。
薬剤効能効果症状所見検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に効能効果のある症状所見が存在するかどうかを検証する。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
請求項9記載の薬剤処方支援システムでは、効能効果薬剤名リスト記録手段を備えたので、症状所見に対して効能効果がある薬剤名のリストを記録する。
症状所見別効能薬剤リスト提示手段を備えたので、参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者に対し効能効果のある薬剤のリストを提示する。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
請求項10記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見リスト記録手段を備えたので、薬剤で生じる可能性のある副作用である症状所見のリストを記録する。
薬剤副作用症状所見検証手段を備えたので、参照リンク手段により、処方された薬剤に対して、当該処方の患者情報記録に副作用である症状所見が存在するかどうかを検証する。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
請求項11記載の薬剤処方支援システムでは、副作用薬剤名リスト記録手段を備えたので、症状所見を副作用として起こす可能性がある薬剤名のリストを記録する。
症状所見副作用薬剤リスト提示手段を備えたので、参照リンク手段により、当該症状所見を有する患者の薬剤処方リストに対し、副作用である可能性のある薬剤のリストを提示する。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
請求項12記載の薬剤処方支援システムでは、疾患ごと薬剤処方頻度記録手段を備えたので、各々の疾患ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順薬剤適応疾患名表示手段を備えたので、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記疾患ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応疾患名リストを表示する。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
請求項13記載の薬剤処方支援システムでは、処方頻度記録手段を備えたので、各々の薬剤ごとに当該疾患の処方頻度を記録する。
頻度順疾患適応薬剤名提示手段を備えたので、薬剤名と対応する疾患名が確定した場合、前記薬剤ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に適応薬剤名リストを提示する。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
請求項14記載の薬剤処方支援システムでは、効能効果ごと処方頻度記録手段を備えたので、各々の効能効果症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順薬剤効能効果症状所見提示手段を備えたので、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に効能効果リストを提示する。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
請求項15記載の薬剤処方支援システムでは、処方頻度記録手段を備えたので、各々の効能効果ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順効能効果薬剤表示手段を備えたので、薬剤名と対応する効能効果が確定した場合、前記効能効果ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の効能効果に対する薬剤処方の際、当該効能効果に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを表示する。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
請求項16記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見ごと処方頻度記録手段を備えたので、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、前記処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
請求項17記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備えたので、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤と同時に処方されている薬剤(併用薬剤)の組合せの処方頻度を記録する。
併用薬剤組合せ頻度順薬剤副作用症状所見提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の当該薬剤処方の際、併用薬剤があれば、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に副作用症状所見リストを提示する。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
請求項18記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段を備えたので、副作用症状所見に対する薬剤の処方頻度を記録する。
頻度順副作用症状所見薬剤提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、前記副作用症状所見薬剤処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、当該副作用症状所見に関して、前記処方頻度順に薬剤名リストを提示する。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
請求項19記載の薬剤処方支援システムでは、副作用症状所見ごと併用薬剤組合せ処方頻度記録手段を備えたので、各々の副作用症状所見ごとに当該薬剤及び併用薬剤の組合せの処方頻度を記録する。
併用副作用症状所見薬剤組合せ頻度順薬剤提示手段を備えたので、薬剤名と対応する副作用症状所見が確定した場合、当該副作用症状所見の併用薬剤組合せ処方頻度記録手段をカウントアップし、次回の副作用症状所見に対する薬剤の関与を考える際、併用薬剤があれば、当該副作用症状所見に関して、前記併用薬剤組合せ処方頻度順に薬剤名リストを提示する。