【課題を解決するための手段】
【0013】
第1の態様において、本発明は、発泡壁を有する管状本体を含む呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。
発泡壁は、使用時、管状本体内の液体(または形成されている可能性のある凝縮物)の視覚的検出を可能にするよう十分な最低限の光透過性を有するものである。
【0014】
好ましくは、発泡壁を有する管状本体は単一押出成形物の押し出しにより形成される。
【0015】
さらなる態様において、本発明は、単一押出成形物の押し出しにより形成される発泡壁を有する管状本体を含む呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。
発泡壁は、使用時、管状本体内の液体(または形成されている可能性のある凝縮物)の視覚的検出を可能にするよう十分な最低限の光透過性を有するものである。
【0016】
好ましくは、管状本体の壁は波形であるか、波形の外形のものであり、波形の外形は交互する外部波頂部(または環状突出部)と内部波底部(または環状凹部)とを含む。好ましくは、外部波頂部は管状本体の最大内半径および最大外半径の位置に相当し、内部波頂部は管状本体の最小内半径および最小外半径の位置に相当する。
【0017】
好ましくは、波形構造は環状波形形状のものであっても螺旋波形形状のものであってもよい。
【0018】
代わりとして、好ましくは、管状本体は実質的に均一な壁厚を有する。
【0019】
好ましくは、管状本体は、約0.2mm〜約1mm、または約0.3mm〜約0.9mm、または約0.4mm〜約0.8mm、または約0.5mm〜約0.7mm、または約0.3mm〜約0.6mm、または約0.4mm〜約0.7mmの壁厚を有してもよい。壁は、約0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9または1mmの厚さであってもよい。好ましくは、約0.4mm〜約0.8mmであり、さらにより好ましくは、0.6mmの厚さである。
【0020】
好ましくは、発泡壁は、少なくとも発泡壁によって境界を定められた管状本体の内部を断熱している。好ましくは、発泡壁は約0.25〜0.45W/m−°K(ワット/メートル度ケルビン)の熱伝導率を有する。さらにより好ましくは、発泡壁は、約0.15〜0.35W/m−°Kまたは約0.2〜0.4W/m−°Kの熱伝導率を有する。好ましくは、約0.3W/m−°Kである。
【0021】
好ましくは、発泡壁は発泡高分子材料の単一片である。
【0022】
好ましくは、発泡壁は、約10%以下、または約9%以下、または約8%以下、または約7%以下、または約6%以下または約5%以下、または約4%以下、または約3%以下、または約2%以下、または約1%以下の空隙率を有する。より好ましくは、発泡壁は、約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、または約4.5%、または約5%、または約5.5%、または約6%、または約6.5%、または約7%、または約7.5%、または約8%、または約8.5%、または約9%、または約9.5%、または約10%の空隙率を有する。最も好ましくは、約5.5%または約7.5%、または約5.5%〜約7.5%である。
【0023】
好ましくは、押出成形物は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリオレフィンプラストマ(POP)、エチレン酢酸ビニル(EVA)の1種または複数種の高分子またはこれら材料のブレンドを含む。可塑化PVCも適切な材料であろうが、環境的理由からあまり使用されていない。
【0024】
好ましくは、押出成形物は1種または複数種の化学発泡剤を含む。より好ましくは、化学発泡剤は酸化カルシウムを含んでもよい。
【0025】
好ましくは、押出成形物は1種または複数種の表面改質剤を含む。より好ましくは、表面改質剤は、グリセロールモノステアレート(GMS)、エトキシル化アミン、アルカンスルホン酸ナトリウム塩、またはラウリン酸ジエタノールアミンの1種または複数種を含んでもよい。
【0026】
好ましくは、高分子は、押出成形物全体の少なくとも約98.4、98.5、98.6、98.7、98.8、98.9、99.0、99.1、99.2、99.3、99.4、99.5、99.6、99.7、99.8または99.9重量パーセント(wt.%)含まれる。好ましくは、約98.4wt.%含まれる。より好ましくは、高分子は押出成形物全体の約99.49wt.%含まれる。代わりとして、好ましくは、高分子は押出成形物全体の約99.488wt.%含まれる。
【0027】
好ましくは、化学発泡剤は、押出成形物全体の少なくとも約0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.011、0.012、0.013、0.014、0.015、0.016、0.017、0.018、0.019または0.02重量パーセント(wt.%)含まれる。好ましくは、約0.005wt.%含まれる。より好ましくは、化学発泡剤は押出成形物全体の約0.01wt.%含まれる。代わりとして、好ましくは、化学発泡剤は押出成形物全体の約0.012wt.%含まれる。または、約0.01wt.%〜約0.012wt.%含まれる。
【0028】
好ましくは、表面改質剤は押出成形物全体の少なくとも約0.05、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、1.1、1.2、1.3、1.4または1.5重量パーセント(wt.%)含まれる。好ましくは、約0.05wt.%含まれる。より好ましくは、表面改質剤は押出成形物全体の約0.25wt.%含まれる。代わりとして、好ましくは、表面改質剤は押出成形物全体の約0.5wt.%含まれる。代わりとして、好ましくは、押出成形物全体の約0.25wt.%〜約0.5wt.%含まれる。
【0029】
好ましくは、結果として形成された管状本体の壁は、ジェニオメータなどの角度測定デバイスによって測定可能な約50、45、40、35、30、25、20度(°)未満の表面特性接触角を可能にする。好ましくは、45°である。より好ましくは、結果として形成された管状本体の壁は約33°の表面特性接触角を可能にする。
【0030】
好ましくは、構成要素はヒータをさらに含む。好ましくは、ヒータは管状本体の壁に付属している。好ましくは、ヒータは管状本体の内壁面に付属している。好ましくは、ヒータは管状本体の外壁面に付属している。好ましくは、ヒータは部分的にまたは全体的に管状本体の壁に埋設されている。
【0031】
好ましくは、管状本体は外部シースをさらに含む。好ましくは、外部シースは管状本体の外壁面に付属しているヒータを取り囲んでいる。好ましくは、外部シースは隣接する外部波頂部(または環状突出部)間に空気を封入してもよく、かつ管状本体の外壁面に付属しているヒータワイヤなどのヒータを拘束している。
【0032】
好ましくは、管状本体は呼吸管であり、入口にある第1のコネクタおよび出口にある第2のコネクタによって終端し、入口コネクタと出口コネクタとの間の長さに1つのガス通路のみが設けられる。
【0033】
好ましくは、管状本体はガス注入システムの少なくとも一部において使用するための導管の構成要素である。好ましくは、管状本体は呼吸回路において使用するための呼吸管の構成要素である。
【0034】
好ましくは、管状本体は、ISO5367:2000(E)(第4版、2000年6月1日)による、曲げによる流動抵抗の増加における試験を通過することにより定められた可撓性を有する。
【0035】
さらなる態様において、本発明は、
単一押出成形物から形成された発泡壁を有する管状本体と、
管状本体内にあるヒータと、を含む、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。
発泡壁は、使用時、管状本体内の液体(または形成されている可能性のある凝縮物)の視覚的検出を可能にする十分な最低限の光透過性を有するものである。
【0036】
好ましくは、管状本体の壁は波形であるか、波形の外形のものであり、波形の外形は交互する外部波頂部(または環状突出部)と内部波底部(または環状凹部)とを含む。好ましくは、外部波頂部は管状本体の最大内半径および最大外半径の位置に相当し、内部波頂部は管状本体の最小内半径および最小外半径の位置に相当する。
【0037】
好ましくは、波形構造は環状波形形状のものであっても螺旋波形形状のものであってもよい。
【0038】
代わりとして、好ましくは、管状本体は実質的に均一な壁厚を有する。
【0039】
好ましくは、管状本体は、約0.2mm〜約1mm、または約0.3mm〜約0.9mm、または約0.4mm〜約0.8mm、または約0.5mm〜約0.7mm、または約0.3mm〜約0.6mm、または約0.4mm〜約0.7mmの壁厚を有してもよい。壁は、約0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9または1mmの厚さであってもよい。好ましくは、約0.4mm〜約0.8mmまたは0.6mmの厚さである。
【0040】
好ましくは、発泡壁は、少なくとも発泡壁によって境界を定められた管状本体の内部を断熱している。好ましくは、発泡壁は約0.25〜0.45W/m−°K(ワット/メートル度ケルビン)の熱伝導率を有する。さらにより好ましくは、発泡壁は、約0.15〜0.35W/m−°Kまたは約0.2〜0.4W/m−°Kの熱伝導率を有する。好ましくは、約0.3W/m−°Kである。
【0041】
好ましくは、発泡壁は発泡高分子材料の単一片である。
【0042】
好ましくは、発泡壁は、約10%以下、または約9%以下、または約8%以下、または約7%以下、または約6%以下または約5%以下、または約4%以下、または約3%以下、または約2%以下、または約1%以下の空隙率を有する。より好ましくは、発泡壁は、約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、または約4.5%、または約5%、または約5.5%、または約6%、または約6.5%、または約7%、または約7.5%、または約8%、または約8.5%、または約9%、または約9.5%または約10%の空隙率を有する。最も好ましくは、約5.5%または約7.5%、または約5.5%〜約7.5%である。好ましくは、約5.5%〜約7.5%である。
【0043】
好ましくは、管状本体の発泡壁は物理発泡成形によって、または化学発泡成形によって、または両者の組み合わせによって発泡される。
【0044】
好ましくは、押出成形物は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリオレフィンプラストマ(POP)、エチレン酢酸ビニル(EVA)の1種または複数種の高分子またはこれら材料のブレンドを含む。可塑化PVCも適切な材料であろうが、環境的理由からあまり使用されていない。
【0045】
好ましくは、押出成形物は1種または複数種の化学発泡剤を含む。より好ましくは、化学発泡剤は酸化カルシウムを含んでもよい。
【0046】
好ましくは、押出成形物は1種または複数種の表面改質剤を含む。より好ましくは、表面改質剤は、グリセロールモノステアレート(GMS)、エトキシル化アミン、アルカンスルホン酸ナトリウム塩、またはラウリン酸ジエタノールアミンの1種または複数種を含んでもよい。
【0047】
好ましくは、高分子は、押出成形物全体の少なくとも約98.4、98.5、98.6、98.7、98.8、98.9、99.0、99.1、99.2、99.3、99.4、99.5、99.6、99.7、99.8または99.9重量パーセント(wt.%)含まれる。より好ましくは、高分子は押出成形物全体の約99.49wt.%含まれる。代わりとして、好ましくは、高分子は押出成形物全体の約99.488wt.%含まれる。好ましくは、少なくとも約98.4wt.%含まれる。
【0048】
好ましくは、化学発泡剤は、押出成形物全体の少なくとも約0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.011、0.012、0.013、0.014、0.015、0.016、0.017、0.018、0.019または0.02重量パーセント(wt.%)含まれる。より好ましくは、化学発泡剤は押出成形物全体の約0.01wt.%含まれる。代わりとして、好ましくは、化学発泡剤は押出成形物全体の約0.012wt.%含まれる。または、約0.01wt.%〜約0.012wt.%含まれる。好ましくは、少なくとも約0.005wt.%含まれる。
【0049】
好ましくは、表面改質剤は押出成形物全体の少なくとも約0.05、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、1.1、1.2、1.3、1.4または1.5重量パーセント(wt.%)含まれる。より好ましくは、表面改質剤は押出成形物全体の約0.25wt.%含まれる。代わりとして、好ましくは、表面改質剤は押出成形物全体の約0.5wt.%含まれる。好ましくは、約0.25wt.%〜約0.5wt.%、または少なくとも約0.05wt.%含まれる。
【0050】
好ましくは、結果として形成された管状本体の壁は、水による約50、45、40、35、30、25、20度(°)未満の表面特性接触角をジェニオメータなどの角度測定デバイスによって測定可能にする。好ましくは、45°である。より好ましくは、約20度〜約40度、または約25度〜約35度、または約28度〜約33度の接触角である。さらにより好ましくは、結果として形成された管状本体の壁は約33°の表面特性接触角を可能にする。
【0051】
好ましくは、ヒータは管状本体の壁に付属している。好ましくは、ヒータは管状本体の内壁面に付属している。好ましくは、ヒータは管状本体の外壁面に付属している。好ましくは、ヒータは部分的にまたは全体的に管状本体の壁に埋設されている。
【0052】
好ましくは、管状本体は外部シースをさらに含む。好ましくは、外部シースは管状本体の外壁面に付属しているヒータを取り囲んでいる。好ましくは、外部シースは隣接する外部波頂部(または環状突出部)間に空気を外部封入し、かつ管状本体の外壁面に付属しているヒータワイヤなどのヒータを拘束している。
【0053】
好ましくは、管状本体は呼吸管であり、入口にある第1のコネクタおよび出口にある第2のコネクタによって終端し、入口コネクタと出口コネクタとの間の長さに1つのガス通路のみが設けられる。
【0054】
好ましくは、管状本体はガス注入システムの少なくとも一部において使用するための導管の構成要素である。
【0055】
好ましくは、管状本体が呼吸回路において使用するための呼吸管の構成要素である。
【0056】
好ましくは、管状本体は、ISO5367:2000(E)(第4版、2000年6月1日)による、曲げによる流動抵抗の増加における試験を通過することにより定められた可撓性を有する。
【0057】
さらなる態様において、本発明は、
単一押出成形物から形成された発泡壁を有する管状本体を含む、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。
発泡壁は表面改質されている。
【0058】
好ましくは、発泡壁は化学的手段または物理的手段によって表面改質されている。
【0059】
好ましくは、発泡壁は、壁表面の表面張力を変えることにより、例えば、壁表面の表面張力を増加することにより表面改質されている。
【0060】
好ましくは、発泡壁は、使用時、管状本体内の液体(または形成されている可能性のある凝縮物)の視覚的検出を可能にする十分な最低限の光透過性を有するものである。
【0061】
好ましくは、管状本体の壁は波形であるか、波形の外形のものであり、波形の外形は交互する外部波頂部(または環状突出部)と内部波底部(または環状凹部)とを含む。
【0062】
好ましくは、管状本体は環状波形形状または螺旋波形形状のものである。
【0063】
好ましくは、外部波頂部は管状本体の最大内半径および最大外半径の位置に相当し、内部波頂部は管状本体の最小内半径および最小外半径の位置に相当する。
【0064】
好ましくは、管状本体は実質的に均一な壁厚を有する。
【0065】
好ましくは、壁厚は約0.2mm〜約1mm、または約0.3mm〜約0.9mm、または約0.4mm〜約0.8mm、または約0.5mm〜約0.7mm、または約0.3mm〜約0.6mm、または約0.4mm〜約0.7mmの厚さである。
【0066】
好ましくは、壁厚は約0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9または1mmの厚さである。
【0067】
好ましくは、発泡壁は、少なくとも発泡壁によって境界を定められた管状本体の内部を断熱している。
【0068】
好ましくは、発泡壁は約0.2〜0.4W/m−°K(ワット/メートル度ケルビン)または約0.15〜0.35W/m−°K、または約0.25〜0.45W/m−°Kの熱伝導率を有する。
【0069】
好ましくは、発泡壁は約0.3W/m−°Kの熱伝導抵抗を有する。
【0070】
好ましくは、発泡壁は発泡高分子材料の単一片である。
【0071】
好ましくは、発泡壁は、約10%以下、または約9%以下、または約8%以下、または約7%以下、または約6%以下または約5%以下、または約4%以下、または約3%以下、または約2%以下、または約1%以下の空隙率を有する。
【0072】
好ましくは、発泡壁は、約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、または約4.5%、または約5%、または約5.5%、または約6%、または約6.5%、または約7%、または約7.5%、または約8%、または約8.5%、または約9%、または約9.5%、または約10%の空隙率を有する。
【0073】
好ましくは、発泡壁は約5.5%〜約7.5%の空隙率を有する。
【0074】
好ましくは、押出成形物は1種または複数種の高分子を含む。
【0075】
好ましくは、押出成形物は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリオレフィン、プラストマ(POP)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、可塑化ポリ塩化ビニル(PVC)の1種または複数種またはこれら材料のブレンドを含む。
【0076】
好ましくは、押出成形物は1種または複数種の化学発泡剤をさらに含む。
【0077】
好ましくは、押出成形物は酸化カルシウムを含む1種または複数種の化学発泡剤をさらに含む。
【0078】
好ましくは、押出成形物は1種または複数種の表面改質剤をさらに含む。
【0079】
好ましくは、押出成形物はグリセロールモノステアレート(GMS)、エトキシル化アミン、アルカンスルホン酸ナトリウム塩またはラウリン酸ジエタノールアミンを含む1種または複数種の表面改質剤をさらに含む。
【0080】
好ましくは、押出成形物は、押出成形物全体の少なくとも約98.4、98.5、98.6、98.7、98.8、98.9、99.0、99.1、99.2、99.3、99.4、99.5、99.6、99.7、99.8または99.9重量パーセント(wt.%)である高分子(1種)または高分子(複数種)を含む。
【0081】
好ましくは、押出成形物は、押出成形物全体の少なくとも約99.49wt.%または99.4889wt.%である高分子(1種)または高分子(複数種)を含む。
【0082】
好ましくは、押出成形物は、押出成形物全体の少なくとも約0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.011、0.012、0.013、0.014、0.015、0.016、0.017、0.018、0.019または0.02重量パーセント(wt.%)の化学発泡剤を含む。
【0083】
好ましくは、押出成形物は、押出成形物全体の約0.01wt.%〜0.012wt.%の化学発泡剤を含む。
【0084】
好ましくは、押出成形物は、押出成形物全体の少なくとも約0.05、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、1.1、1.2、1.3、1.4または1.5重量パーセント(wt.%)の表面改質剤を含む。
【0085】
好ましくは、押出成形物は、押出成形物全体の約0.25wt.%〜0.5wt.%の表面改質剤を含む。
【0086】
好ましくは、結果として形成された管状本体は約50、45、40、35、30、25、20度(°)未満の表面特性接触角を可能にする。
【0087】
好ましくは、構成要素はヒータをさらに含む。
【0088】
好ましくは、ヒータは管状本体の壁に付属している。
【0089】
好ましくは、ヒータは管状本体の内壁面に付属している。
【0090】
好ましくは、ヒータは管状本体の外壁面に付属している。
【0091】
好ましくは、ヒータは部分的にまたは全体的に管状本体の壁に埋設されている。
【0092】
好ましくは、管状本体は外部シースをさらに含む。
【0093】
好ましくは、外部シースは管状本体の外壁面に付属しているヒータを取り囲んでいる。
【0094】
好ましくは、外部シースは隣接する外部波頂部(または環状突出部)間に空気を外部封入し、かつ管状本体の外壁面に付属しているヒータワイヤなどのヒータを拘束している。
【0095】
好ましくは、管状本体は呼吸管であり、入口にある第1のコネクタおよび出口にある第2のコネクタによって終端し、入口コネクタと出口コネクタとの間の長さに1つのガス通路のみが設けられる。
【0096】
好ましくは、管状本体はガス注入システムの少なくとも一部において使用するための導管の構成要素である。
【0097】
好ましくは、管状本体は呼吸回路において使用するための呼吸管の構成要素である。
【0098】
好ましくは、管状本体は、ISO5367:2000(E)(第4版、2000年6月1日)による、曲げによる流動抵抗の増加における試験を通過することにより定められた可撓性を有する。
【0099】
さらなる態様において、本発明は、
発泡壁を有する管状本体であって、単一押出成形物から形成された、管状本体を含む、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。この態様に関して、上述の好適な実施形態をそのような管状本体とさらに組み合わせてもよい。
【0100】
さらなる態様において、本発明は、発泡壁を有する管状本体であって、単一押出成形物から形成されており、外部シースをさらに含む、管状本体を含む、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。この態様に関して、上述の好適な実施形態をそのような管状本体とさらに組み合わせてもよい。
【0101】
さらなる態様において、本発明は、
改質された表面を有する壁を有する管状本体であって、単一押出成形物から形成された、管状本体を含む、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。この態様に関して、上述の好適な実施形態をそのような管状本体とさらに組み合わせてもよい。
【0102】
さらなる態様において、本発明は、
改質された表面を有する壁を有する管状本体であって、単一押出成形物から形成されており、外部シースをさらに含む、管状本体を含む、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を広く含んでもよい。この態様に関して、上述の好適な実施形態をそのような管状本体とさらに組み合わせてもよい。
【0103】
さらなる態様において、本発明は、
単一押出成形物から管状本体を押し出すステップであって、押出成形物が、発泡管状本体の壁が、管状本体内の液体(または形成されている可能性のある凝縮物)の視覚的検出を可能にする使用である十分な最低限の光透過性を有するように形成された管状本体の発泡成形のための発泡剤を含む、ステップを含む、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を形成する方法を広く含んでもよい。
【0104】
好ましくは、方法は、押し出された管状本体をコルゲータに送り、交互する外部波頂部(または環状突出部)と内部波底部(または環状凹部)とを含む波形の外形を有する押し出された管状本体に波形構造を形成するステップをさらに含む。
【0105】
好ましくは、波形構造は環状波形形状のものであっても螺旋波形形状のものであってもよい。
【0106】
好ましくは、方法は、第1の端部を第1のコネクタにより終端し、かつ第2の端部を第2のコネクタにより終端するステップをさらに含み、1つのガス通路のみが第1のコネクタと第2のコネクタとの間に形成される。
【0107】
好ましくは、方法は、ヒータまたはシースの1つまたは複数を管状本体のまわりに取り付けるステップをさらに含む。
【0108】
好ましくは、ヒータは管状本体の壁に付属している。好ましくは、ヒータは管状本体の内壁面または管状本体の外壁面のいずれかに付属され得る。代わりとして、好ましくは、そのようなヒータは部分的にまたは全体的に管状本体の壁に埋設され得る。
【0109】
好ましくは、構成要素はヒータをさらに含む。好ましくは、ヒータは管状本体の壁に付属している。好ましくは、ヒータは管状本体の内壁面に付属している。好ましくは、ヒータは管状本体の外壁面に付属している。好ましくは、ヒータは部分的にまたは全体的に管状本体の壁に埋設されている。
【0110】
好ましくは、管状本体は外部シースをさらに含む。好ましくは、外部シースは管状本体の外壁面に付属しているヒータを取り囲んでいる。好ましくは、外部シースは隣接する外部波頂部(または環状突出部)間に空気を封入してもよく、かつ管状本体の外壁面に付属しているヒータワイヤなどのヒータを拘束している。
【0111】
さらなる態様において、本発明は、単一押出成形物の押し出しにより形成された発泡壁を有する発泡壁を有する管状本体を含み、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を含み、
管状本体は外部シースをさらに含む。
【0112】
さらなる態様において、本発明は、発泡壁を有する管状本体を含み、呼吸管の一部を形成する、または呼吸管を形成する構成要素を含み、
発泡壁は表面改質されており、管状本体は外部シースをさらに含む。
【0113】
さらなる態様において、本発明は、図面のいずれか1つまたは複数を参照して本明細書中に記載した構成要素を含む。
【0114】
本明細書および特許請求の範囲において使用される「含む(comprising)」という用語は、「少なくとも部分的に含む(consisting at least in part of)」ことを意味する。用語「含む(comprising)」を含む本明細書および特許請求の範囲内の各記載を解釈する際、この用語から始まるもの(単数または複数)以外の特徴も存在し得る。「含む(comprise および comprises)」等の関連する用語も同じように解釈すべきである。
【0115】
本発明は、また、出願明細書および/または発明明細書に個々にまたは集合的に言及されるまたは示される部品、要素および特徴、ならびに前記部品、要素、特徴または発明明細書の任意の2つ以上のいずれかまたはすべての組み合わせを広く含むとされ得る。本発明が関係する当技術分野において公知の均等物を有する本明細書中において特定の整数が言及される場合、そのような公知の均等物は個々に説明するかのように本明細書中に組み込まれると考えられる。
【0116】
本発明は、前述のものを含み、また、以下により示される構造は単に例であると認識される。
【0117】
本発明の好適な実施形態を単に例としておよび図面を参照して説明する。