【課題】保証債権として管理していた債権を代位弁済により自社債権とした場合、代位弁済前後で債権種別を変更するだけでなく、仕訳管理を自動的に切り換えることができる仕訳管理装置、仕訳管理方法、および、仕訳管理プログラムを提供する。
【解決手段】仕訳管理装置は、債権に対する取引データを含むログデータを取得し、債権の代位弁済が実行されているか否かを判定し、代位弁済が実行されていないと判定された場合、仕訳パターンマスタおよびログデータに基づいて、取引データに対する代位弁済前仕訳データを作成し、代位弁済が実行されていると判定された場合、仕訳パターンマスタおよびログデータに基づいて、取引データに対する代位弁済後仕訳データを作成する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、代位弁済前後で同一の債権として管理するために、仕訳の管理を自動切替することができなかったという課題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、保証債権として管理していた債権を代位弁済により自社債権とした場合、代位弁済前後で債権種別を変更するだけでなく、仕訳管理を自動的に切り換えることができる仕訳管理装置、仕訳管理方法、および、仕訳管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る仕訳管理装置は、記憶部と制御部とを備えた仕訳管理装置であって、前記記憶部は、代位弁済前、および、代位弁済後の仕訳パターンを設定した仕訳パターンマスタを記憶する仕訳パターン記憶手段、を備え、前記制御部は、債権に対する取引データを含むログデータを取得するログ取得手段と、前記債権の代位弁済が実行されているか否かを判定する代位弁済判定手段と、前記代位弁済判定手段により前記代位弁済が実行されていないと判定された場合、前記仕訳パターンマスタ、および、前記ログデータに基づいて、前記取引データに対する代位弁済前仕訳データを作成する代位弁済前仕訳作成手段と、前記代位弁済判定手段により前記代位弁済が実行されていると判定された場合、前記仕訳パターンマスタ、および、前記ログデータに基づいて、前記取引データに対する代位弁済後仕訳データを作成する代位弁済後仕訳作成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る仕訳管理装置において、前記記憶部は、債務者への貸付データを記憶する貸付記憶手段、を更に備え、前記代位弁済判定手段は、前記貸付データに代位弁済データが含まれる場合、前記債権の代位弁済が実行されていると判定することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る仕訳管理装置において、前記代位弁済後仕訳作成手段は、更に、前記仕訳パターンマスタ、前記代位弁済データ、および、前記ログデータに基づいて、代位弁済仕訳データを作成することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る仕訳管理装置において、前記代位弁済データは、代位弁済日付、および/または、代位弁済額であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る仕訳管理装置において、前記代位弁済前仕訳データは、貸方の勘定科目が業務代行・売掛金であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る仕訳管理装置において、前記代位弁済後仕訳データは、貸方の勘定科目が代位弁済・売掛金であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る仕訳管理装置において、前記代位弁済仕訳データは、借方の勘定科目が代位弁済・売掛金、且つ、貸方の勘定科目が業務代行・売掛金であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る仕訳管理方法は、記憶部と制御部とを備えた仕訳管理装置に実行させるための仕訳管理方法であって、前記記憶部は、代位弁済前、および、代位弁済後の仕訳パターンを設定した仕訳パターンマスタを記憶する仕訳パターン記憶手段、を備え、前記制御部で実行させる、債権に対する取引データを含むログデータを取得するログ取得ステップと、前記債権の代位弁済が実行されているか否かを判定する代位弁済判定ステップと、前記代位弁済判定ステップにて前記代位弁済が実行されていないと判定された場合、前記仕訳パターンマスタ、および、前記ログデータに基づいて、前記取引データに対する代位弁済前仕訳データを作成する代位弁済前仕訳作成ステップと、前記代位弁済判定ステップにて前記代位弁済が実行されていると判定された場合、前記仕訳パターンマスタ、および、前記ログデータに基づいて、前記取引データに対する代位弁済後仕訳データを作成する代位弁済後仕訳作成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る仕訳管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた仕訳管理装置に実行させるための仕訳管理プログラムであって、前記記憶部は、代位弁済前、および、代位弁済後の仕訳パターンを設定した仕訳パターンマスタを記憶する仕訳パターン記憶手段、を備え、前記制御部において、債権に対する取引データを含むログデータを取得するログ取得ステップと、前記債権の代位弁済が実行されているか否かを判定する代位弁済判定ステップと、前記代位弁済判定ステップにて前記代位弁済が実行されていないと判定された場合、前記仕訳パターンマスタ、および、前記ログデータに基づいて、前記取引データに対する代位弁済前仕訳データを作成する代位弁済前仕訳作成ステップと、前記代位弁済判定ステップにて前記代位弁済が実行されていると判定された場合、前記仕訳パターンマスタ、および、前記ログデータに基づいて、前記取引データに対する代位弁済後仕訳データを作成する代位弁済後仕訳作成ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、代位弁済前後で同一の債権として管理することができるため、管理上の煩雑性や業務負荷を軽減できるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0018】
[1.概要]
まず、本発明の概要を説明する。
【0019】
従来、保証債権と自社債権とを代位弁済前後で自動的に仕訳管理を切り替えることができなかったため、仕訳管理を切り替えるために保証債権の管理を終了させ、新たな自社債権として登録し直し、別債権として管理していた。また、従来、商品毎に仕訳パターンマスタを設定しており、同一商品での仕訳パターンは一律の設定となっていたため、保証債権として管理していた債権を代位弁済した場合、仕訳を分けることができなかった。
【0020】
そこで、本実施形態においては、代位弁済処理前後の仕訳を別パターンとして設定し、自動で切り替える機能を実現させている。
【0021】
[2.構成]
本実施形態に係る仕訳管理装置100の構成の一例について、
図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態における仕訳管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図1に示すように、仕訳管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、仕訳管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0023】
仕訳管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。仕訳管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0024】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、仕訳管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、仕訳管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0025】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、仕訳パターンマスタ106aと、返済予定ファイル106bと、ログファイル106cと、貸付ファイル106dと、仕訳ファイル106eとを備えている。
【0026】
仕訳パターンマスタ106aは、仕訳パターンを設定したマスタである。ここで、仕訳パターンマスタ106aは、代位弁済前、および、代位弁済後の仕訳パターンが設定されていてもよい。また、仕訳パターンマスタ106aは、各分類(例えば、代位弁済前(通常)、または、代位弁済後等)におけるデータ区分(例えば、取引内容等)毎に、借方科目および貸方科目が設定されていてもよい。
【0027】
返済予定ファイル106bは、債権の返済予定データを記憶する。ここで、返済予定ファイル106bは、債権の元本残高(返済前残高、および/または、返済後残高)を含む返済予定データを記憶していてもよい。また、返済予定ファイル106bは、債権の返済予定日と当該返済予定日における返済予定額とを紐付けて設定した返済予定データを記憶していてもよい。また、返済予定データは、債権キー等の債権識別子、返済予定日付、および/または、返済予定日における返済予定額等を含んでいてもよい。
【0028】
ログファイル106cは、債権に対する取引データを含むログデータを記憶する。ここで、取引データは、データ区分、取引日付、および/または、入金額等の取引額等を含んでいてもよい。また、ログデータは、債権キー等の債権識別子等を含んでいてもよい。
【0029】
貸付ファイル106dは、貸付データを記憶する。ここで、貸付ファイル106dは、(保証会社から)債務者への貸付データを記憶していてもよい。また、貸付データは、代位弁済日付、および/または、代位弁済額等を含む代位弁済データを含んでいてもよい。また、貸付データは、債権キー等の債権識別子、および/または、債権の契約日付等を含んでいてもよい。
【0030】
仕訳ファイル106eは、仕訳データを記憶する。ここで、仕訳ファイル106eは、代位弁済前仕訳データ、代位弁済仕訳データ、および/または、代位弁済後仕訳データ等を記憶していてもよい。ここで、代位弁済前仕訳データは、貸方の勘定科目が業務代行・売掛金であってもよい。また、代位弁済後仕訳データは、貸方の勘定科目が代位弁済・売掛金であってもよい。また、代位弁済仕訳データは、借方の勘定科目が代位弁済・売掛金、且つ、貸方の勘定科目が業務代行・売掛金であってもよい。
【0031】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0032】
制御部102は、仕訳管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、ログ取得部102aと、代位弁済判定部102bと、仕訳作成部102cとを備えている。
【0033】
ログ取得部102aは、債権に対する取引データを含むログデータを取得する。ここで、ログ取得部102aは、ログデータをログファイル106cに格納してもよい。
【0034】
代位弁済判定部102bは、債権の代位弁済が実行されているか否かを判定する。ここで、代位弁済判定部102bは、貸付データに代位弁済データが含まれる場合、債権の代位弁済が実行されていると判定してもよい。
【0035】
仕訳作成部102cは、仕訳データを作成する。ここで、仕訳作成部102cは、代位弁済判定部102bにより代位弁済が実行されていないと判定された場合、仕訳パターンマスタ106a、および、ログデータに基づいて、取引データに対する代位弁済前仕訳データを作成してもよい。また、仕訳作成部102cは、代位弁済判定部102bにより代位弁済が実行されていると判定された場合、仕訳パターンマスタ106a、および、ログデータに基づいて、取引データに対する代位弁済後仕訳データを作成してもよい。また、仕訳作成部102cは、仕訳パターンマスタ106a、代位弁済データ、および、ログデータに基づいて、代位弁済仕訳データを作成してもよい。また、仕訳作成部102cは、仕訳データを仕訳ファイル106eに格納してもよい。
【0036】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、
図2および
図3を参照して説明する。
【0037】
[仕訳管理処理]
ここで、
図2および
図3を参照して、本実施形態における仕訳管理処理の一例について説明する。
図2は、本実施形態における仕訳管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0038】
図2に示すように、ログ取得部102aは、債権に対する取引データを含むログデータを取得し、ログデータをログファイル106cに格納する(ステップSA−1)。
【0039】
そして、代位弁済判定部102bは、貸付ファイル106dに記憶された貸付データに基づいて、債権の代位弁済が実行されているか否かを判定する(ステップSA−2)。
【0040】
そして、代位弁済判定部102bは、貸付ファイル106dに記憶された貸付データに代位弁済データが含まれておらず、債権の代位弁済が実行されていないと判定した場合(ステップSA−2:No)、処理をステップSA−3に移行させる。
【0041】
そして、仕訳作成部102cは、仕訳パターンマスタ106a、および、ログファイル106cに記憶されたログデータに基づいて、借方の勘定科目が営業入金または振込入金、且つ、貸方の勘定科目が業務代行・売掛金である、債権の取引データに対する代位弁済前仕訳データを作成し、当該代位弁済前仕訳データを仕訳ファイル106eに格納し(ステップSA−3)、処理をステップSA−5に移行させる。
【0042】
一方、代位弁済判定部102bは、貸付ファイル106dに記憶された貸付データに代位弁済データが含まれており、債権の代位弁済が実行されていると判定した場合(ステップSA−2:Yes)、処理をステップSA−4に移行させる。
【0043】
そして、仕訳作成部102cは、仕訳パターンマスタ106a、および、ログファイル106cに記憶されたログデータに基づいて、借方の勘定科目が営業入金または振込入金、且つ、貸方の勘定科目が代位弁済・売掛金である、債権の取引データに対する代位弁済後仕訳データを作成し、当該代位弁済後仕訳データを仕訳ファイル106eに格納し(ステップSA−4)、処理をステップSA−5に移行させる。
【0044】
そして、制御部102は、返済予定ファイル106bに記憶された債権の元本残高が0円であるか否かを判定する(ステップSA−5)。
【0045】
そして、制御部102は、返済予定ファイル106bに記憶された債権の元本残高が0円ではないと判定した場合(ステップSA−5:No)、処理をステップSA−1に移行させる。
【0046】
一方、制御部102は、返済予定ファイル106bに記憶された債権の元本残高が0円であると判定した場合(ステップSA−5:No)、処理を終了する。
【0047】
ここで、
図3を参照して、本実施形態における仕訳管理処理の具体例について説明する。
図3は、本実施形態における仕訳管理処理の一例を示すフロー図である。
【0048】
図3に示すように、本実施形態においては、2018年1月7日の返済予定日が到来し、債権に対する取引データを含むログデータが取得された際に、貸付データ(口座貸付データ)に基づいて、代位弁済が実行されていないと判定された場合、仕訳パターンマスタ106a、および、ログデータに基づいて、借方の勘定科目が振込入金、且つ、貸方の勘定科目が業務代行・売掛金である、保証債権の取引データに対する代位弁済前仕訳データが作成される(ステップSB−1)。
【0049】
そして、
図3に示すように、本実施形態においては、2018年4月20日の返済予定日が到来し、代位弁済が実行され、債権に対する取引データを含むログデータが取得された際に、口座貸付データに基づいて、代位弁済が実行されていると判定された場合、仕訳パターンマスタ106a、代位弁済データ、および、ログデータに基づいて、借方の勘定科目が代位弁済・売掛金、且つ、貸方の勘定科目が業務代行・売掛金である代位弁済仕訳データが作成される(ステップSB−2)。
【0050】
そして、
図3に示すように、本実施形態においては、2018年5月7日の返済予定日が到来し、債権に対する取引データを含むログデータが取得された際に、口座貸付データに基づいて、代位弁済が実行されていると判定された場合、仕訳パターンマスタ106a、および、ログデータに基づいて、借方の勘定科目が振込入金、且つ、貸方の勘定科目が代位弁済・売掛金である、自社債権の取引データに対する代位弁済後仕訳データが作成される(ステップSB−3)。
【0051】
このように、本実施形態においては、口座貸付データに代位弁済日付が登録されている場合、仕訳パターンマスタ106aに含まれる分類:「4:代弁後」のデータが参照されて、仕訳データが作成される。
【0052】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0053】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0054】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0055】
また、仕訳管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0056】
例えば、仕訳管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて仕訳管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0057】
また、このコンピュータプログラムは、仕訳管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0058】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0059】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0060】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0061】
また、仕訳管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、仕訳管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0062】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。