(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-172100(P2020-172100A)
(43)【公開日】2020年10月22日
(54)【発明の名称】水晶原料切り装置
(51)【国際特許分類】
B28D 5/02 20060101AFI20200925BHJP
F16H 1/14 20060101ALI20200925BHJP
F16H 37/12 20060101ALI20200925BHJP
【FI】
B28D5/02 Z
F16H1/14
F16H37/12 Z
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2019-87046(P2019-87046)
(22)【出願日】2019年4月30日
(11)【特許番号】特許第6582229号(P6582229)
(45)【特許公報発行日】2019年10月2日
(31)【優先権主張番号】201910296137.9
(32)【優先日】2019年4月12日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519249343
【氏名又は名称】深▲せん▼市▲ぶん▼逸水晶有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718005386
【氏名又は名称】黄 暁磊
(72)【発明者】
【氏名】周玲
【テーマコード(参考)】
3C069
3J009
3J062
【Fターム(参考)】
3C069AA01
3C069BA04
3C069BC02
3C069CA02
3C069CB01
3C069CB03
3C069DA05
3C069DA06
3C069DA07
3C069EA00
3J009EA06
3J009EA16
3J009EA23
3J009EA32
3J009EA43
3J062AA21
3J062AB05
3J062AB12
3J062AC07
3J062BA21
3J062CA15
3J062CA36
(57)【要約】
【課題】本発明は水晶原料切り装置を開示した。
【解決手段】本体を含み、前記本体の中には下端壁が傾いている原料切りチャンバが設置され、前記原料切りチャンバの中には前後に対称している挟み装置が設置され、前記挟み装置が向かい合って移動し水晶原料を挟むことができ、前記原料切りチャンバの下側と外部との間には排出溝が連通するように設置され、本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、刃物の回転により水晶原料を移動連動させることができ、原料が切られて移動でき、また刃物が回転する間に、定量的に切り部分にクーラントを入れ、切り温度を下げ、本発明装置が原料を切る過程で全自動化に操作し、また保護カバーが設置され、切り安全性が高い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には下端壁が傾いている原料切りチャンバが設置され、前記原料切りチャンバの中には前後に対称している挟み装置が設置され、前記挟み装置が向かい合って移動し水晶原料を挟むことができ、前記原料切りチャンバの下側と外部との間には排出溝が連通するように設置され、前記原料切りチャンバの左端壁には磁石が固定的に設置され、前記原料切りチャンバの右端壁の中には切り溝が連通するように設置され、前記切り溝の中には回転軸により刃物が回転できるように設置され、前記切り溝の前後両側には連結チャンバが対称的に連通するように設置され、前記回転軸の前後両端がそれぞれ前記連結チャンバの中に挿入され、且つ前記回転軸の前後両端には前記連結チャンバの中で回転できる平歯車が固定的に設置され、前記平歯車がそれぞれ前後側の前記挟み装置と噛合するように連結され、前側の前記連結チャンバの前端壁の中にはモータが固定的に設置され、前記モータと前記回転軸の前端とが伝動できるように連結され、前記原料切りチャンバの上端壁の中には空きチャンバが設置され、前記空きチャンバと前記原料切りチャンバとの間には滴下パイプが固定的に設置され、前記空きチャンバの上側には開け溝が設置され、前記開け溝の中には保護カバーが回転できるように設置され、前記保護カバーの下端と前記磁石とが磁力により接続され、前記開け溝の右側にはプッシュチャンバが設置され、前記プッシュチャンバの中にはプッシュブロックがスライドできるように設置され、前記プッシュブロックの左端と前記プッシュチャンバの左端壁との間には押圧ばねが固定的に設置され、前記プッシュブロックの中には連通溝が設置され、前記プッシュチャンバの上側には液体溝が設置され、前記プッシュチャンバが前記液体溝と前記空きチャンバとの間がそれぞれ連結溝により連通されており、前記プッシュチャンバの下端壁の中には回転溝が連通するように設置され、前記回転溝の中には心棒により前記プッシュブロックと噛合している二分の一の歯の回転歯車が回転できるように設置され、前記回転溝と前記切り溝とが連通しており、前記心棒と前記回転軸との間がベルトにより伝動できるように連結され、
前記刃物が回転し前記挟み装置を連動させ前記刃物の方向へ移動させ、水晶原料を切ることを特徴とする水晶原料切り装置。
【請求項2】
前記挟み装置は前記原料切りチャンバの中でスライドする移動ブロックを含み、前記移動ブロックの中には空き溝が設置され、前記空き溝の中には第一傘歯車が回転できるように設置され、前記第一傘歯車の軸心にはネジ山軸がネジ山により連結され、前記ネジ山軸の向かい合っている一端が前記原料切りチャンバの中に挿入され、且つ前記ネジ山軸の向かい合っている一端には挟みブロックが固定的に設置され、前記空き溝の一端壁の中にはスライド溝が連通するように設置され、前記ネジ山軸のうち互いに離れている一端が前記スライド溝の中に挿入され、且つ前記ネジ山軸のうち互いに離れている一端にはスライドブロックが固定的に設置され、前記スライドブロックが前記ネジ山軸をガイドしそれにより前記ネジ山軸が回転しなくなり、前記空き溝の中には固定軸により前記第一傘歯車と噛合している第二傘歯車が回転できるように設置され、前記固定軸の左端が前記原料切りチャンバの中に挿入され、且つ前記固定軸の左端には回転ブロックが固定的に設置され、前記移動ブロックのうち前記挟みブロックから離れている一端面には固定ロッドが固定的に設置され、前記固定ロッドには連結ロッドが回転できるように設置され、前記原料切りチャンバの右側には前後に対称している伝動装置が設置され、前記伝動装置と前記連結ロッドとが回転できるように連結され、前記原料切りチャンバの前後側には前記原料切りチャンバの傾いている角度と同じのガイド溝が連通するように設置され、前記固定ロッドのうち前記原料切りチャンバから離れている一端には前記ガイド溝とスライドできるように連結されるガイドブロックが固定的に設置され、
前記連結ロッドにより前記刃物を回転させて前記移動ブロックを移動連動させることを特徴とする請求項1に記載の水晶原料切り装置。
【請求項3】
前記伝動装置は前記原料切りチャンバと連通している回転チャンバを含み、前記回転チャンバの中には回転盤が回転できるように設置され、前記回転盤の中において前記刃物から離れている一端面には固定ブロックが固定的に設置され、前記連結ロッドの右端が前記回転チャンバの中に挿入され、且つ前記固定ブロックと回転できるように連結され、前記回転盤において前記固定ブロックから離れている側の端面の中間位置には連結軸が固定的に設置され、前記回転チャンバと前記連結チャンバとが連通しており、前記連結軸のもう一端と前記連結チャンバの内端壁とが回転できるように連結され、前記連結軸には前記平歯車と噛合している伝動歯車が固定的に設置され、
前記伝動歯車と前記平歯車との間が回転し前記回転盤の回転速度を減少させることを特徴とする請求項2に記載の水晶原料切り装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水晶技術分野を取り上げて、具体的には水晶原料切り装置である。
【背景技術】
【0002】
既存の水晶原料切り装置は手動で刃物を補助し操作するが、手動で操作する過程で、指と刃物との接触距離が近く、誤操作で危険な事故を引き起こしやすく、また、原料切り過程で原料の屑が飛散し、作業者の顔や手を傷つける可能性があり、安全性が低い。
従って、既存技術の水晶原料切り装置を更に改善する必要があり、それにより水晶原料切りの安全性を高める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108971611号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は水晶原料切り装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の水晶原料切り装置は、本体を含み、前記本体の中には下端壁が傾いている原料切りチャンバが設置され、前記原料切りチャンバの中には前後に対称している挟み装置が設置され、前記挟み装置が向かい合って移動し水晶原料を挟むことができ、前記原料切りチャンバの下側と外部との間には排出溝が連通するように設置され、前記原料切りチャンバの左端壁には磁石が固定的に設置され、前記原料切りチャンバの右端壁の中には切り溝が連通するように設置され、前記切り溝の中には回転軸により刃物が回転できるように設置され、前記切り溝の前後両側には連結チャンバが対称的に連通するように設置され、前記回転軸の前後両端がそれぞれ前記連結チャンバの中に挿入され、且つ前記回転軸の前後両端には前記連結チャンバの中で回転できる平歯車が固定的に設置され、前記平歯車がそれぞれ前後側の前記挟み装置と噛合するように連結され、前側の前記連結チャンバの前端壁の中にはモータが固定的に設置され、前記モータと前記回転軸の前端とが伝動できるように連結され、前記原料切りチャンバの上端壁の中には空きチャンバが設置され、前記空きチャンバと前記原料切りチャンバとの間には滴下パイプが固定的に設置され、前記空きチャンバの上側には開け溝が設置され、前記開け溝の中には保護カバーが回転できるように設置され、前記保護カバーの下端と前記磁石とが磁力により接続され、前記開け溝の右側にはプッシュチャンバが設置され、前記プッシュチャンバの中にはプッシュブロックがスライドできるように設置され、前記プッシュブロックの左端と前記プッシュチャンバの左端壁との間には押圧ばねが固定的に設置され、前記プッシュブロックの中には連通溝が設置され、前記プッシュチャンバの上側には液体溝が設置され、前記プッシュチャンバが前記液体溝と前記空きチャンバとの間がそれぞれ連結溝により連通されており、前記プッシュチャンバの下端壁の中には回転溝が連通するように設置され、前記回転溝の中には心棒により前記プッシュブロックと噛合している二分の一の歯の回転歯車が回転できるように設置され、前記回転溝と前記切り溝とが連通しており、前記心棒と前記回転軸との間がベルトにより伝動できるように連結され、
前記刃物が回転し前記挟み装置を連動させ前記刃物の方向へ移動させ、水晶原料を切る。
【0006】
さらなる技術プラン、前記挟み装置は前記原料切りチャンバの中でスライドする移動ブロックを含み、前記移動ブロックの中には空き溝が設置され、前記空き溝の中には第一傘歯車が回転できるように設置され、前記第一傘歯車の軸心にはネジ山軸がネジ山により連結され、前記ネジ山軸の向かい合っている一端が前記原料切りチャンバの中に挿入され、且つ前記ネジ山軸の向かい合っている一端には挟みブロックが固定的に設置され、前記空き溝の一端壁の中にはスライド溝が連通するように設置され、前記ネジ山軸のうち互いに離れている一端が前記スライド溝の中に挿入され、且つ前記ネジ山軸のうち互いに離れている一端にはスライドブロックが固定的に設置され、前記スライドブロックが前記ネジ山軸をガイドしそれにより前記ネジ山軸が回転しなくなり、前記空き溝の中には固定軸により前記第一傘歯車と噛合している第二傘歯車が回転できるように設置され、前記固定軸の左端が前記原料切りチャンバの中に挿入され、且つ前記固定軸の左端には回転ブロックが固定的に設置され、前記移動ブロックのうち前記挟みブロックから離れている一端面には固定ロッドが固定的に設置され、前記固定ロッドには連結ロッドが回転できるように設置され、前記原料切りチャンバの右側には前後に対称している伝動装置が設置され、前記伝動装置と前記連結ロッドとが回転できるように連結され、前記原料切りチャンバの前後側には前記原料切りチャンバの傾いている角度と同じのガイド溝が連通するように設置され、前記固定ロッドのうち前記原料切りチャンバから離れている一端には前記ガイド溝とスライドできるように連結されるガイドブロックが固定的に設置され、
前記連結ロッドにより前記刃物を回転させて前記移動ブロックを移動連動させる。
【0007】
さらなる技術プラン、前記伝動装置は前記原料切りチャンバと連通している回転チャンバを含み、前記回転チャンバの中には回転盤が回転できるように設置され、前記回転盤の中において前記刃物から離れている一端面には固定ブロックが固定的に設置され、前記連結ロッドの右端が前記回転チャンバの中に挿入され、且つ前記固定ブロックと回転できるように連結され、前記回転盤において前記固定ブロックから離れている側の端面の中間位置には連結軸が固定的に設置され、前記回転チャンバと前記連結チャンバとが連通しており、前記連結軸のもう一端と前記連結チャンバの内端壁とが回転できるように連結され、前記連結軸には前記平歯車と噛合している伝動歯車が固定的に設置され、
前記伝動歯車と前記平歯車との間が回転し前記回転盤の回転速度を減少させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の有益的な効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、刃物の回転により水晶原料を移動連動させることができ、原料が切られて移動でき、また刃物が回転する間に、定量的に切り部分にクーラントを入れ、切り温度を下げ、本発明装置が原料を切る過程で全自動化に操作し、また保護カバーが設置され、切り安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は本発明の水晶原料切り装置の内部全体構造概略図
【発明を実施するための形態】
【0010】
下記に
図1−3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0011】
図1−3を参照し、本発明の水晶原料切り装置は、本体10を含み、前記本体10の中には下端壁が傾いている原料切りチャンバ11が設置され、前記原料切りチャンバ11の中には前後に対称している挟み装置100が設置され、前記挟み装置100が向かい合って移動し水晶原料を挟むことができ、前記原料切りチャンバ11の下側と外部との間には排出溝12が連通するように設置され、前記原料切りチャンバ11の左端壁には磁石55が固定的に設置され、前記原料切りチャンバ11の右端壁の中には切り溝13が連通するように設置され、前記切り溝13の中には回転軸15により刃物14が回転できるように設置され、前記切り溝13の前後両側には連結チャンバ19が対称的に連通するように設置され、前記回転軸15の前後両端がそれぞれ前記連結チャンバ19の中に挿入され、且つ前記回転軸15の前後両端には前記連結チャンバ19の中で回転できる平歯車20が固定的に設置され、前記平歯車20がそれぞれ前後側の前記挟み装置100と噛合するように連結され、前側の前記連結チャンバ19の前端壁の中にはモータ18が固定的に設置され、前記モータ18と前記回転軸15の前端とが伝動できるように連結され、前記原料切りチャンバ11の上端壁の中には空きチャンバ50が設置され、前記空きチャンバ50と前記原料切りチャンバ11との間には滴下パイプ52が固定的に設置され、前記空きチャンバ50の上側には開け溝53が設置され、前記開け溝53の中には保護カバー54が回転できるように設置され、前記保護カバー54の下端と前記磁石55とが磁力により接続され、前記開け溝53の右側にはプッシュチャンバ45が設置され、前記プッシュチャンバ45の中にはプッシュブロック46がスライドできるように設置され、前記プッシュブロック46の左端と前記プッシュチャンバ45の左端壁との間には押圧ばね51が固定的に設置され、前記プッシュブロック46の中には連通溝47が設置され、前記プッシュチャンバ45の上側には液体溝48が設置され、前記プッシュチャンバ45が前記液体溝48と前記空きチャンバ50との間がそれぞれ連結溝49により連通されており、前記プッシュチャンバ45の下端壁の中には回転溝41が連通するように設置され、前記回転溝41の中には心棒42により前記プッシュブロック46と噛合している二分の一の歯の回転歯車43が回転できるように設置され、前記回転溝41と前記切り溝13とが連通しており、前記心棒42と前記回転軸15との間がベルト44により伝動できるように連結され、
前記刃物14が回転し前記挟み装置100を連動させ前記刃物14の方向へ移動させ、水晶原料を切る。
【0012】
有益的には、前記挟み装置100は前記原料切りチャンバ11の中でスライドする移動ブロック27を含み、前記移動ブロック27の中には空き溝35が設置され、前記空き溝35の中には第一傘歯車36が回転できるように設置され、前記第一傘歯車36の軸心にはネジ山軸32がネジ山により連結され、前記ネジ山軸32の向かい合っている一端が前記原料切りチャンバ11の中に挿入され、且つ前記ネジ山軸32の向かい合っている一端には挟みブロック37が固定的に設置され、前記空き溝35の一端壁の中にはスライド溝31が連通するように設置され、前記ネジ山軸32のうち互いに離れている一端が前記スライド溝31の中に挿入され、且つ前記ネジ山軸32のうち互いに離れている一端にはスライドブロック34が固定的に設置され、前記スライドブロック34が前記ネジ山軸32をガイドしそれにより前記ネジ山軸32が回転しなくなり、前記空き溝35の中には固定軸39により前記第一傘歯車36と噛合している第二傘歯車38が回転できるように設置され、前記固定軸39の左端が前記原料切りチャンバ11の中に挿入され、且つ前記固定軸39の左端には回転ブロック40が固定的に設置され、前記移動ブロック27のうち前記挟みブロック37から離れている一端面には固定ロッド28が固定的に設置され、前記固定ロッド28には連結ロッド26が回転できるように設置され、前記原料切りチャンバ11の右側には前後に対称している伝動装置200が設置され、前記伝動装置200と前記連結ロッド26とが回転できるように連結され、前記原料切りチャンバ11の前後側には前記原料切りチャンバ11の傾いている角度と同じのガイド溝30が連通するように設置され、前記固定ロッド28のうち前記原料切りチャンバ11から離れている一端には前記ガイド溝30とスライドできるように連結されるガイドブロック29が固定的に設置され、
前記連結ロッド26により前記刃物14を回転させて前記移動ブロック27を移動連動させる。
【0013】
有益的には、前記伝動装置200は前記原料切りチャンバ11と連通している回転チャンバ23を含み、前記回転チャンバ23の中には回転盤24が回転できるように設置され、前記回転盤24の中において前記刃物14から離れている一端面には固定ブロック25が固定的に設置され、前記連結ロッド26の右端が前記回転チャンバ23の中に挿入され、且つ前記固定ブロック25と回転できるように連結され、前記回転盤24において前記固定ブロック25から離れている側の端面の中間位置には連結軸22が固定的に設置され、前記回転チャンバ23と前記連結チャンバ19とが連通しており、前記連結軸22のもう一端と前記連結チャンバ19の内端壁とが回転できるように連結され、前記連結軸22には前記平歯車20と噛合している伝動歯車21が固定的に設置され、
前記伝動歯車21と前記平歯車20との間が回転し前記回転盤24の回転速度を減少させる。
【0014】
初期状態では、連結溝49と連通溝47とが連通していなく、保護カバー54が原料切りチャンバ11を密封する。
【0015】
装置が作動するとき、時計回りに保護カバー54を回転させ原料切りチャンバ11を開け、水晶原料を挟みブロック37の間に置き、それぞれ前後側の回転ブロック40を回転させ、第二傘歯車38に第一傘歯車36を回転連動させ、スライドブロック34の作用により挟みブロック37が向かい合って移動し、水晶原料を挟みブロック37の中にきつく挟み、保護カバー54を磁石55と接続されるように回転させて原料切りチャンバ11を密封し、そして、モータ18が作動し、回転軸15を駆動し回転させ、それにより刃物14が回転し水晶原料を切り、回転軸15が回転する過程で、平歯車20を回転連動させ、それにより伝動歯車21が共に減速して回転し、回転盤24を回転させ、ガイドブロック29の作用により、連結ロッド26を通じて移動ブロック27をゆっくり引き原料切りチャンバ11の下端壁に沿って刃物14の方向へ移動させ、水晶原料が切られて移動し、その過程では、ベルト44により回転歯車43を回転させ、回転歯車43がプッシュブロック46と噛合するとき、プッシュブロック46を左に移動させ、それにより連通溝47と連結溝49とが連通し、液体溝48の中のクーラントが空きチャンバ50の中に入り滴下パイプ52により水晶原料と刃物14の切り部分に滴下し、切り温度を下げ、回転歯車43とプッシュブロック46とが噛合から離脱するとき、プッシュブロック46が押圧ばね51の作用により右に移動し連結溝49の流れを塞ぎ、液体の流れを制御し、回転盤24が百八十度に回転した後、移動ブロック27が右側限界位置まで達し、それにより回転盤24が回転し続けて移動ブロック27を左に移動させ初期位置に戻らせ、切るときのクーラントと廃物が排出溝12により排出される。
【0016】
本発明の有益的な効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、刃物の回転により水晶原料を移動連動させることができ、原料が切られて移動でき、また刃物が回転する間に、定量的に切り部分にクーラントを入れ、切り温度を下げ、本発明装置が原料を切る過程で全自動化に操作し、また保護カバーが設置され、切り安全性が高い。
【0017】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。