【実施例】
【0047】
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0048】
(合成例1)
攪拌装置、温度計、滴下ロートを備えたガラス製の200ml四口フラスコに、トルエン15.0g、アルミニウムイソプロポキシド5.0g(0.024mol)を入れ、攪拌してアルミニウムイソプロポキシドを溶解させて溶解液を得た。その後、この溶解液に3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド115.0g(1.046mol)を発熱に注意しながら2時間かけて滴下した。滴下中の溶解液の温度は、25〜45℃であった。滴下終了後、内温を45℃として1時間攪拌した。
【0049】
その後、1mol/Lの塩酸5ml、水20mlを加え、30分攪拌した後、ろ過を行った。ろ液に10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和した後、酢酸エチル100mlを加えて抽出操作を行い、減圧下で濃縮して酢酸エチルを除去して、粗生成物を得た。得られた粗生成物を200Paの圧力条件下、118.0℃に加熱して副反応物を除去し、3−シクロヘキセン−1−カルボン酸(3−シクロヘキセニル)メチル(以下の式(A)で表される化合物(以下、「化合物A」と記す)84.4g(0.383mol)を得た。得られた化合物AをGC(ガスクロマトグラフィー)によって純度分析を行ったところ95.1%の純度であった。
【0050】
【化2】
【0051】
(合成例2)
合成例1の3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドに代えて、3,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド8.1g(58.7mmol)を溶解液に滴下したこと以外は、合成例1と同様にして合成を行い、3,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボン酸(3,4−ジメチル−3−シクロヘキセニル)メチル(以下の式(B)で表される化合物(以下、「化合物B」と記す)5.7g(20.7mmol)を得た。この化合物Bについて、ガスクロマトグラフィーによる純度分析を行った結果、純度は94.6%であった。
【0052】
【化3】
【0053】
(実施例1,2、比較例1〜3)
(1)ゴム組成物の作製:
直径24cmの2本ロールにクロロプレンゴム(メルカプタン変性:デンカ社製)100質量部を投入し、3分間、素練りを行い、更にクレー(白石カルシウム社製)80質量部、酸化チタン(堺化学工業社製)20質量部、酸化マグネシウム(関東化学社製)4質量部、ステアリン酸(花王社製)1質量部、ナフテンオイル(出光興産社製)10質量部を加え、クロロプレンゴムを投入してから合計で50分間混練りを行い、A練りマスターバッチを得た。
【0054】
このA練りマスターバッチに、サンセラー22−C(三新化学工業社製)を0.5質量部、酸化亜鉛(関東化学社製)5部を直径24cmの2本ロールで添加し、更に混練を行ってB練りマスターバッチを得た。
【0055】
得られたB練りマスターバッチに、表1に示す各種化合物(化合物A,B,E、6PPD)をそれぞれ2本ロールで添加して混合物を得た。その後、この混合物について更に混練を行って未加硫ゴム組成物(ゴム組成物)を得た。
【0056】
(2)加硫ゴムの作製:
得られた未加硫ゴム組成物を、プレス加硫して、厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを得た。
【0057】
(3)ゴム組成物の評価:
(静的オゾン試験)
JIS K 6259に準拠して試験を実施した。上記加硫ゴムシートから1号ダンベルで打ち抜き、試験片を得た。この試験片を治具(JIS K 6259の所定の治具)に取り付けた後、4cmの標線間が30%の伸張率になるように伸張し、20℃で24時間、恒温槽内で静置した。その後、上記試験片を、40℃、80pphm濃度のオゾンに晒し、開始から24時間毎に取り出して観察し、合計240時間までこれを繰り返した(観察を10回行った)。なお、表1〜表5中では、初期クラックが入ったことが観察されたときの経過時間を示している。ここで、「初期クラック」は、JIS K 6259でクラックの大きさの判断に用いられる基準の「1〜5」における「1」に準じた方法を採用し、10倍率のルーペで視認できるオゾンクラックが1つでも確認できたことを指す。
【0058】
(色差試験)
得られた加硫ゴムシートを三等分して試験片を作成し、L
*a
*b
*表示系の色差測定機器(コニカミノルタ社製)を使用して試験片(加硫ゴムシート)の色を測定した。測定後、これら試験片を日光の当たる屋外に配置し、24時間放置した。その後、再度、色差測定器で試験片の色を測定し、24時間放置前後の色の変化量を算出した。また、同様にして、日光の当たる屋外に120時間放置した後の色の変化量も算出した。
【0059】
静的オゾン試験及び色差試験の結果を表1に示す。表1中、「化合部E」は、チオウレア系の非汚染性老化防止剤(以下の式(E)で表される化合物)であり、「6PPD」は、汚染性の老化防剤(具体的には、精工化学社製の商品名「オゾノン6C」:N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン)である。
【0060】
【表1】
【0061】
実施例1、2では、チオウレア系の化合部Eと同様に試験片(加硫ゴムシート)の色の変化に影響を与えることなく、更に、汚染性の老化防剤である6PPDと同等の耐オゾン性を有することが分かる。なお、チオウレア系の化合部Eは、従来公知の非汚染性の老化防止剤である。
【0062】
(実施例3〜9、比較例4〜10)
(1)ゴム組成物の作製:
ゴム成分であるクロロプレンゴム(メルカプタン変性:デンカ社製)100質量部、酸化マグネシウム(関東化学社製)4質量部、ステアリン酸(花王社製)1質量部、SRFカーボンブラック(旭カーボン社製)50質量部、ナフテンオイル(出光興産社製)5質量部、アマイドHT(三菱ケミカル社製)1質量部を1.7Lのバンバリーミキサーで3.5分間混練を行って混練物を得た。
【0063】
得られた混練物に、サンセラー22−C(三新化学工業社製)を1.2質量部、サンセラーTT(三新化学工業社製)0.3部、酸化亜鉛(関東化学社製)5部を直径24cmの2本ロールで添加し、更に混練を行ってマスターバッチを得た。
【0064】
得られたマスターバッチに、表2に示す各種化合物、WAX1を、それぞれ2本ロールで添加してゴム混合物を得た後、このゴム混合物について更に混練を行って未加硫ゴム組成物(ゴム組成物)を得た。
【0065】
(2)加硫ゴムの作製:
得られた未加硫ゴム組成物を、プレス加硫して、厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを得た。
【0066】
(3)ゴム組成物の評価:
(静的オゾン試験)
JIS K 6259に準拠して試験を実施した。上記加硫ゴムシートから1号ダンベルで打ち抜き、試験片を得た。この試験片を治具(JIS K 6259の所定の治具)に取り付けた後、4cmの標線間が30%の伸張率になるように伸張し、20℃で24時間、恒温槽内で静置した。その後、上記試験片を、40℃、80pphm濃度のオゾンに晒し、開始から24時間毎に取り出して観察し、合計552時間までこれを繰り返す(観察を23回行った)。
【0067】
(ムーニースコーチ試験)
上述の通り作製した未加硫ゴム組成物を用い、JIS K 6300に準拠して試験を実施した。
【0068】
表2中、ML1+4の値は、試験片を専用の測定機器にセットし、1分の余熱をした後、ローターが回転し始めてから4分後のトルクを示す。Vmは、最低トルクを示し、t5は、Vmから5ポイントトルクが上昇した時間(分)を示し、t10、t35もt5と同様である。即ち、t10は、Vmから10ポイントトルクが上昇した時間(分)を示し、t35はVmから35ポイントトルクが上昇した時間(分)を示す。tΔ30は、t35−t5の値を示す。そして、t5の値とtΔ30の値が、それぞれ、耐オゾン性老化防止剤(化合物A〜G、WAX)を無添加の場合(比較例4)と比較し、加硫速度への影響の有無を判断した。結果としてそれぞれの値の差が1以上大きいもの(式:比較例4の値−各実施例・比較例の値の数値が1以上)は、加硫速度に影響が「有」とし、この「有」に該当しないものを「無」とした。
【0069】
(分散性)
加硫ゴムシートの表面を目視で観察し、分散が良好なもの(加硫ゴムシートの表面が平滑であり、粒が残ることに起因して生じる凹凸が確認できない場合)を「OK」とし、分散不良を生じているもの(加硫ゴムシートの表面に、粒が残ることに起因して生じる凹凸が確認された場合)を「NG」と判断した。
【0070】
実施例3〜9、比較例4〜10における上記各種試験の結果を表2に示す。なお、比較例9の化合物G、比較例10のWAX1は、常温で固体であり、融点(℃)を示している。また、「WAX1」は、「サンタイトC(精工化学社製)」を使用した。
【0071】
【表2】
【0072】
なお、各種実施例、比較例に使用した化合物C〜Gは、以下に示す式(C)〜(G)で表される化合物である。化合物Aは、合成例1で合成した化合物Aであり、化合物Bは、合成例2で合成した化合物Bである。
【0073】
【化4】
【0074】
表2に示すように、実施例3〜9および比較例4の結果から(即ち、比較例4を基準に実施例3〜9を評価すると)、化合物A、B(一般式(1)で表される化合物)を含有する耐オゾン性老化防止剤を添加しても加硫速度に影響なく、分散性も良好であり、更に、ゴム製品に十分な耐オゾン性を付与できることを示している。更に、上述した表1から分かるように、化合物A、Bを含有する耐オゾン性老化防止剤を使用した場合、非汚染性であると言うことができる。
【0075】
なお、実施例6、9および比較例4〜6の結果からすると、シクロヘキセン骨格を2つ以上有し、かつそれらの骨格をエステル結合で介する構造を有するものは、耐オゾン性の効果が良いことが分かる。比較例5では、シクロヘキセン骨格を2つ有するが、それらの骨格をエステル結合で介する構造ではない(エステル結合を有さない)。また、比較例6では、シクロヘキセン骨格とエステル結合を有する構造であるが、シクロヘキセン骨格を2つ以上有さない(即ち、2つ以上のシクロヘキセン骨格をエステル結合で介する構造を有さない)。
【0076】
比較例7では、チオウレア骨格を有する化合物を使用したが、これは、比較例4よりもクラックの数及び大きさは小さかったものの、評価開始後24時間で初期化ラックが観測された。また、加硫速度への影響も大きかった。
【0077】
比較例8は、特許文献1に記載の化合物に該当する。この比較例8では、静的オゾン試験の結果に優劣の差は見られなかったが、t5(分)の値およびtΔ30(分)の値が比較例4(老化防止剤の無添加の場合)に比べて1以上大きく、加硫速度への影響が大きかった。
【0078】
比較例9は、特許文献2に記載の化合物に該当する。この比較例9では、静的オゾン試験の結果に優劣の差は見られなかったが、比較例9で使用した化合物Gは、融点が100℃近くであり、練り工程の際にあまり熱をかけられないクロロプレンに老化防止剤として使用した場合、分散不良を生じることが分かった。
【0079】
比較例10には、老化防止剤としてWAX1を添加した結果を示す。この比較例10では、比較例4よりもクラックの数及び大きさは小さかったものの、静的オゾン試験の試験開始後24時間で初期化ラックが観測された。
【0080】
(実施例10〜19、比較例11〜13)
(1)混合物の作製:
表3に示す「混合物」は、表3に示す各種の物質を各質量比率でアルミ容器に計量し、各WAX2,3が溶解する70℃程度まで加熱し、均一になるようにかき混ぜ、その後、放冷することで得られた混合物を示す。
【0081】
(2)担持物(複数の粒状体)の作製:
(2−1)WAXを含まない担持物の場合(実施例15〜17):
表4に示すWAXを含まない「担持物」は、表4に示す各種の物質(担持体、一般式(1)で表される化合物)を各質量比率でアルミ容器に計量し、均一になるようにかき混ぜることで得た担持物(複数の粒状体)を示す。
【0082】
(2−2)WAXを含む担持物の場合(実施例18,19)
表4に示すWAX3を含む「担持物」は、表4に示す各種の物質(一般式(1)で表される化合物(化合物A)、WAX3)を各質量比率でアルミ容器に計量し、WAX3が溶解する70℃程度まで加熱し、均一になるようにかき混ぜ、その後、シリカ(担持体)を投入し、かき混ぜることで得られる担持物を示す。
【0083】
なお、表4中、比較例11、実施例10は、表3に示す比較例11、実施例10と同じ例であり、参考のために示しているものである。
【0084】
(3)ゴム組成物の作製:
上記実施例3等と同様にして、マスターバッチを作製した。その後、得られたマスターバッチに、表3、表4に示す各種物質(化合物A、WAX2,3)、及び、上記混合物または上記坦持物を、それぞれ2本ロールで添加してゴム混合物を得た後、このゴム混合物について更に混練を行って未加硫ゴム組成物(ゴム組成物)を得た。
【0085】
(4)加硫ゴムの作製:
得られた未加硫ゴム組成物を、プレス加硫して、厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを得た。
【0086】
(5)ゴム組成物の評価:
(静的オゾン試験)
得られた加硫ゴムシートから1号ダンベルで打ち抜き、これを試験片として使用した。JIS K 6259に準拠して静的オゾン試験を実施した。なお、実施例10〜19、比較例11〜13(表3、表4)では、オゾン濃度が250pphm、温度40℃、伸張率40%で合計時間が264時間まで実施したこと以外は、上記実施例3等と同じ条件とした。
【0087】
実施例10〜14、比較例11〜13におけるオゾン試験の結果を表3に示す。また、「WAX2」としては、「サンタイトR(精工化学社製)」を使用し、「WAX3」としては、「サンタイトS(精工化学社製)」を使用した。なお、「WAX2」および「WAX3」は、いずれもパラフィンワックスとマイクロクリスタリンワックスの混合物(混合ワックス(WAX2とWAX3とはそれぞれ混合割合が異なる))に該当する。
【0088】
【表3】
【0089】
実施例11の添加量の内訳は、化合物Aが2.0質量部、WAX2が0.5質量部(即ち、WAX2/化合物Aの比=0.25)であり、実施例12の添加量の内訳は、化合物Aが2.0質量部、WAX2が1.0質量部(WAX2/化合物Aの比=0.5)であり、実施例13の添加量の内訳は、化合物Aが1.0質量部、WAX2が2.5質量部(WAX2/化合物Aの比=2.5)であり、実施例14の添加量の内訳は、化合物Aが2.0質量部、WAX3が1.0質量部(WAX3/化合物Aの比=0.5)である。
【0090】
したがって、これらの結果から、両者(WAXと化合物A)を併用することでより耐オゾン性を向上できることが確認された。また、実施例12および14の結果から、種類の異なるWAX(WAX2,3)を使用しても同様の効果が確認され、この効果はゴム用のWAXであれば問題なく発揮され、上記効果の発現は、特定のWAXに限定されるものではないことが確認された。
【0091】
実施例10〜19、比較例11におけるオゾン試験の結果を表4に示す。また、表4中、シリカは「VN−3(東ソー・シリカ社製)」を使用し、炭酸カルシウム(表4中、「炭酸Ca」と記す)は「Silver−W(白石カルシウム社製)」を使用し、カーボンブラック(表4中、「カーボン.B.」と記す)は「SRFカーボンブラック(旭カーボン社製)」を使用した。
【0092】
【表4】
【0093】
実施例15〜17の添加量の内訳は、いずれも化合物Aは2.0質量部、担持体(シリカ、炭酸カルシウム、カーボンブラック)は1.0質量部であった。これらの結果から、化合物Aを各種担持体に担持しても耐オゾン性の性能に変化はないことが確認された。また、実施例18,19の結果から分かるように、WAX3のような第3成分(一般式(1)で表される化合物以外の成分)を更に担持させて、担持物の総配合部数がゴム成分100質量部に対して15質量部程度になっても耐オゾン性の性能に問題がない(十分に発揮される)ことが確認された。
【0094】
(実施例20〜29、比較例14〜18)
(1)ゴム組成物の作製:
ゴム成分として天然ゴム(RSS1号)100質量部、酸化亜鉛(関東化学社製)5質量部、ステアリン酸(花王社製)3質量部、FEFカーボンブラック(旭カーボン社製)50質量部、ナフテンオイル(出光興産社製)10質量部を1.7Lのバンバリーミキサーで3.5分間混練を行って、混練物を得た。
【0095】
得られた混練物に、サンセラーCM(三新化学工業社製)を1.3質量部、粉末硫黄(細川化学工業社製)2質量部を直径24cmの2本ロールで添加し、更に混練を行ってマスターバッチを得た。
【0096】
得られたマスターバッチに、表5に示す各種化合物をそれぞれ2本ロールで添加して混合物を得た後、この混合物について更に混練を行って未加硫ゴム組成物を得た。
【0097】
(2)加硫ゴムの作製:
得られた未加硫ゴム組成物を、プレス加硫して、厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを得た。
【0098】
(3)ゴム組成物の評価:
(静的オゾン試験)
得られた加硫ゴムシートから1号ダンベルで打ち抜き、これを試験片として使用した。JIS K 6259に準拠して静的オゾン試験を実施し、初期クラックが入ったときの経過時間を測定した。測定結果を表5に示す。
【0099】
なお、静的オゾン試験は、異なる二つの条件で実施した。1つ目の条件は、標線間5%伸張、40℃、オゾン濃度20pphmであり、2つ目の条件は、標線間20%伸張、40℃、オゾン濃度50pphmである。1つ目の条件で実施した結果を表5中の上段に示し、2つ目の条件で実施した結果を表5中の下段に示す。
【0100】
【表5】
【0101】
表5の結果から、化合物A単体またはWAX単体で使用するよりも、化合物A及びWAXの両者を併用したものの方が相乗的に耐オゾン性を付与できていることが分かる。
【0102】
表5に示すように、一般式(1)で表される化合物である化合物Aを含有する本発明の耐オゾン性老化防止剤は、クロロプレン(クロロプレンゴム)に限らずその他のゴム成分(天然ゴムや合成ゴム)に対しても、ゴム製品に十分な耐オゾン性を付与することなどの効果が発揮されることが分かる。特に、一般式(1)で表される化合物に加えてWAXを併用することにより耐オゾン性の効果が相乗的に向上することが分かる。
【0103】
以上のことから、本発明の耐オゾン性老化防止剤は、加硫速度に影響を及ぼさず、ゴム製品における分散性が良く、更に、非汚染性であり、ゴム製品に十分な耐オゾン性を付与することができることが分かる。