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  • 特開2020176498-複合ロック 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-176498(P2020-176498A)
(43)【公開日】2020年10月29日
(54)【発明の名称】複合ロック
(51)【国際特許分類】
   E05B 67/24 20060101AFI20201002BHJP
   E05B 15/12 20060101ALI20201002BHJP
   E05B 17/20 20060101ALI20201002BHJP
   E05B 67/38 20060101ALI20201002BHJP
【FI】
   E05B67/24
   E05B15/12
   E05B17/20 E
   E05B67/38
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-98928(P2019-98928)
(22)【出願日】2019年5月27日
(11)【特許番号】特許第6623440号(P6623440)
(45)【特許公報発行日】2019年12月25日
(31)【優先権主張番号】201910314710.4
(32)【優先日】2019年4月18日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519391516
【氏名又は名称】済南申塗鎖具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】王惠珍
(57)【要約】
【課題】本発明は複合ロックを開示した。
【解決手段】
ロック主体を含み、前記ロック主体の中にはスライド溝が設置され、前記スライド溝の中にはスライドできる施錠ヘッドが設置され、前記施錠ヘッドと前記スライド溝の底壁との間には第一ばねが弾性を持つように設置され、前記施錠ヘッドの中にはロックラックが設置され、前記ロック主体の中には前記施錠ヘッドを挿入することができるロック溝が設置され、本発明は構造が簡単で、操作が便利で、メンテナンスが便利であり、当該ロックは一次ロック装置と二次ロック装置を有し、複合型の二重のロックを行うことができ、しかもアンロック方式が比較的に複雑であり、安全性が比較的に高く、そのため当該設備は高い使用価値と普及価値を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、本発明の複合ロックは、ロック主体を含み、前記ロック主体の中にはスライド溝が設置され、前記スライド溝の中にはスライドできる施錠ヘッドが設置され、前記施錠ヘッドと前記スライド溝の底壁との間には第一ばねが弾性を持つように設置され、前記施錠ヘッドの中にはロックラックが設置され、前記ロック主体の中には前記施錠ヘッドを挿入することができるロック溝が設置され、前記ロック溝のうち前記スライド溝に近接している片側の内壁の中には初次ロック溝が設置され、前記初次ロック溝の中には前記施錠ヘッドをロックできる一次ロック装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中には前記初次ロック溝に連通している二次ロック溝が設置され、前記二次ロック溝の中には前記一次ロック装置をロックする二次ロック装置が設置され、前記スライド溝の右側壁の中にはリミットチャンバが設置さえれ、前記リミットチャンバの中には前記二次ロック装置を制限するリミット装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中にはベルトチャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中には当該設備を始動できるアンロック装置が設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には正方向チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には逆方向チャンバが設置され、前記逆方向チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記逆方向チャンバの中に設置されたロックシリンダーを含み、前記ロックシリンダーの外壁には前記逆方向チャンバの中に位置している下ギヤが設置され、前記ロックシリンダーの外壁には前記正方向チャンバの中に位置している上ギヤが設置され、前記動力装置は前記アンロック装置により前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、更に当該錠前をアンロックできることを特徴とする複合ロック。
【請求項2】
前記一次ロック装置は前記初次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックブロックを含み、前記ロックブロックと前記初次ロック溝の左壁との間には第二ばねが弾性を持つように設置され、前記ロックブロックの中には連通孔が設置され、前記二次ロック装置は前記二次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックロッドを含み、前記ロックロッドが前記連通孔と連結でき、前記ロックロッドと前記二次ロック溝の底壁との間には第三ばねが弾性を持つように設置され、前記一次ロック装置が前記施錠ヘッドをロックでき、前記二次ロック装置が前記一次ロック装置をロックでき、ロックの安全性を保証することを特徴とする請求項1に記載の複合ロック。
【請求項3】
前記リミット装置は前記リミットチャンバの中に設置された前ギヤを含み、前記主軸の後端には前記ロックラックと噛み合っている後ギヤが設置され、前記主軸の前端には前ギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には伝動軸が設置され、前記伝動軸の後端には前記前ギヤと噛み合っている従動ギヤが設置され、前記伝動軸の前端には左プーリが設置され、前記リミットチャンバの中には従動軸が設置され、前記従動軸の前端には右プーリが設置され、前記右プーリと前記左プーリとの間には第一ベルトが伝動できるように設置され、前記従動軸の後端にはセクタギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には前記ロックロッドと引っ掛かるように連結されることができる引っ掛かりブロックがスライドできるように設置され、前記引っ掛かりブロックの頂壁には前記セクタギヤと噛み合うことができるスライドラックが設置され、前記引っ掛かりブロックと前記リミットチャンバの左壁との間には第四ばねが弾性を持つように設置され、前記リミット装置は当該ロックがアンロック状態にある時の前記ロックロッドの位置を固定できることを特徴とする請求項1に記載の複合ロック。
【請求項4】
前記アンロック装置は前記ベルトチャンバの中に設置された正方向軸を含み、前記正方向軸の頂端には前記正方向チャンバの中に位置しており、且つ前記上ギヤと噛み合っている正片方向ギヤが設置され、前記正方向軸の底端には主動プーリが設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には上チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には下チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中には上軸が設置され、前記上軸の底端には従動プーリが設置され、前記従動プーリと前記主動プーリとの間には第二ベルトが伝動できるように設置され、前記上軸の頂端には前記上チャンバの中に位置している上リールが設置され、前記上リールと前記ロックロッドとの間は第一縄により連結され、前記ベルトチャンバの中には逆方向軸が設置され、前記逆方向軸の底端には前記逆方向チャンバの中に位置しており、且つ前記下ギヤと噛み合っている逆片方向ギヤが設置され、前記逆方向軸の頂端には正プーリが設置され、前記ベルトチャンバの中には下軸が設置され、前記下軸の頂端には副プーリが設置され、前記副プーリと前記正プーリとの間には第三ベルトが伝動できるように設置され、前記下軸の底端には前記下チャンバの中に位置している下リールが設置され、前記下リールと前記ロックブロックとの間は第二縄により連結され、前記アンロック装置は前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、当該錠前をアンロックできることを特徴とする請求項1に記載の複合ロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロック分野を取り上げて、具体的には複合ロックである。
【背景技術】
【0002】
生活で防犯やプライバシーを保護するため、ロックはなくてはならないものであり、しかし、現有のロックのロック方式が単一で、構造が簡単すぎ、他人に簡単な道具で解錠されやすく、安全性が低く、そのため、本発明は複合ロック機構の複合ロックを設計することを目的とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第101713265号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は複合ロックを提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の複合ロックは、ロック主体を含み、前記ロック主体の中にはスライド溝が設置され、前記スライド溝の中にはスライドできる施錠ヘッドが設置され、前記施錠ヘッドと前記スライド溝の底壁との間には第一ばねが弾性を持つように設置され、前記施錠ヘッドの中にはロックラックが設置され、前記ロック主体の中には前記施錠ヘッドを挿入することができるロック溝が設置され、前記ロック溝のうち前記スライド溝に近接している片側の内壁の中には初次ロック溝が設置され、前記初次ロック溝の中には前記施錠ヘッドをロックできる一次ロック装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中には前記初次ロック溝に連通している二次ロック溝が設置され、前記二次ロック溝の中には前記一次ロック装置をロックする二次ロック装置が設置され、前記スライド溝の右側壁の中にはリミットチャンバが設置さえれ、前記リミットチャンバの中には前記二次ロック装置を制限するリミット装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中にはベルトチャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中には当該設備を始動できるアンロック装置が設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には正方向チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には逆方向チャンバが設置され、前記逆方向チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記逆方向チャンバの中に設置されたロックシリンダーを含み、前記ロックシリンダーの外壁には前記逆方向チャンバの中に位置している下ギヤが設置され、前記ロックシリンダーの外壁には前記正方向チャンバの中に位置している上ギヤが設置され、前記動力装置は前記アンロック装置により前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、更に当該錠前をアンロックできる。
【0006】
好ましくは、前記一次ロック装置は前記初次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックブロックを含み、前記ロックブロックと前記初次ロック溝の左壁との間には第二ばねが弾性を持つように設置され、前記ロックブロックの中には連通孔が設置され、前記二次ロック装置は前記二次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックロッドを含み、前記ロックロッドが前記連通孔と連結でき、前記ロックロッドと前記二次ロック溝の底壁との間には第三ばねが弾性を持つように設置され、前記一次ロック装置が前記施錠ヘッドをロックでき、前記二次ロック装置が前記一次ロック装置をロックでき、ロックの安全性を保証する。
【0007】
好ましくは、前記リミット装置は前記リミットチャンバの中に設置された前ギヤを含み、前記主軸の後端には前記ロックラックと噛み合っている後ギヤが設置され、前記主軸の前端には前ギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には伝動軸が設置され、前記伝動軸の後端には前記前ギヤと噛み合っている従動ギヤが設置され、前記伝動軸の前端には左プーリが設置され、前記リミットチャンバの中には従動軸が設置され、前記従動軸の前端には右プーリが設置され、前記右プーリと前記左プーリとの間には第一ベルトが伝動できるように設置され、前記従動軸の後端にはセクタギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には前記ロックロッドと引っ掛かるように連結されることができる引っ掛かりブロックがスライドできるように設置され、前記引っ掛かりブロックの頂壁には前記セクタギヤと噛み合うことができるスライドラックが設置され、前記引っ掛かりブロックと前記リミットチャンバの左壁との間には第四ばねが弾性を持つように設置され、前記リミット装置は当該ロックがアンロック状態にある時の前記ロックロッドの位置を固定できる。
【0008】
好ましくは、前記アンロック装置は前記ベルトチャンバの中に設置された正方向軸を含み、前記正方向軸の頂端には前記正方向チャンバの中に位置しており、且つ前記上ギヤと噛み合っている正片方向ギヤが設置され、前記正方向軸の底端には主動プーリが設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には上チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には下チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中には上軸が設置され、前記上軸の底端には従動プーリが設置され、前記従動プーリと前記主動プーリとの間には第二ベルトが伝動できるように設置され、前記上軸の頂端には前記上チャンバの中に位置している上リールが設置され、前記上リールと前記ロックロッドとの間は第一縄により連結され、前記ベルトチャンバの中には逆方向軸が設置され、前記逆方向軸の底端には前記逆方向チャンバの中に位置しており、且つ前記下ギヤと噛み合っている逆片方向ギヤが設置され、前記逆方向軸の頂端には正プーリが設置され、前記ベルトチャンバの中には下軸が設置され、前記下軸の頂端には副プーリが設置され、前記副プーリと前記正プーリとの間には第三ベルトが伝動できるように設置され、前記下軸の底端には前記下チャンバの中に位置している下リールが設置され、前記下リールと前記ロックブロックとの間は第二縄により連結され、前記アンロック装置は前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、当該錠前をアンロックできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、メンテナンスが便利であり、当該ロックは一次ロック装置と二次ロック装置を有し、複合型の二重のロックを行うことができ、しかもアンロック方式が比較的に複雑であり、安全性が比較的に高く、そのため当該設備は高い使用価値と普及価値を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
下記に図1〜3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0011】
図1図1は本発明の複合ロックのアンロックする時の全体構成模式図
図2図2は本発明の複合ロックのロックする時の全体構成模式図
図3図3図1のAの構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1〜3に示すように、本発明の複合ロックは、ロック主体13を含み、前記ロック主体13の中にはスライド溝14が設置され、前記スライド溝14の中にはスライドできる施錠ヘッド11が設置され、前記施錠ヘッド11と前記スライド溝14の底壁との間には第一ばね15が弾性を持つように設置され、前記施錠ヘッド11の中にはロックラック12が設置され、前記ロック主体13の中には前記施錠ヘッド11を挿入することができるロック溝16が設置され、前記ロック溝16のうち前記スライド溝14に近接している片側の内壁の中には初次ロック溝60が設置され、前記初次ロック溝60の中には前記施錠ヘッド11をロックできる一次ロック装置100が設置され、前記初次ロック溝60の底壁の中には前記初次ロック溝60に連通している二次ロック溝22が設置され、前記二次ロック溝22の中には前記一次ロック装置100をロックする二次ロック装置200が設置され、前記スライド溝14の右側壁の中にはリミットチャンバ39が設置さえれ、前記リミットチャンバ39の中には前記二次ロック装置200を制限するリミット装置300が設置され、前記初次ロック溝60の底壁の中にはベルトチャンバ30が設置され、前記ベルトチャンバ30の中には当該設備を始動できるアンロック装置400が設置され、前記ベルトチャンバ30の頂壁の中には正方向チャンバ57が設置され、前記ベルトチャンバ30の底壁の中には逆方向チャンバ53が設置され、前記逆方向チャンバ53の中には動力装置500が設置され、前記動力装置500は前記逆方向チャンバ53の中に設置されたロックシリンダー24を含み、前記ロックシリンダー24の外壁には前記逆方向チャンバ53の中に位置している下ギヤ25が設置され、前記ロックシリンダー24の外壁には前記正方向チャンバ57の中に位置している上ギヤ23が設置され、前記動力装置500は前記アンロック装置400により前記二次ロック装置200と前記一次ロック装置100とを次々とアンロックでき、更に当該錠前をアンロックできる。
【0013】
有益的には、前記一次ロック装置100は前記初次ロック溝60の中にスライドできるように設置されたロックブロック17を含み、前記ロックブロック17と前記初次ロック溝60の左壁との間には第二ばね61が弾性を持つように設置され、前記ロックブロック17の中には連通孔18が設置され、前記二次ロック装置200は前記二次ロック溝22の中にスライドできるように設置されたロックロッド19を含み、前記ロックロッド19が前記連通孔18と連結でき、前記ロックロッド19と前記二次ロック溝22の底壁との間には第三ばね21が弾性を持つように設置され、前記一次ロック装置100が前記施錠ヘッド11をロックでき、前記二次ロック装置200が前記一次ロック装置100をロックでき、ロックの安全性を保証する。
【0014】
有益的には、前記リミット装置300は前記リミットチャンバ39の中に設置された前ギヤ41を含み、前記主軸42の後端には前記ロックラック12と噛み合っている後ギヤ40が設置され、前記主軸42の前端には前ギヤ41が設置され、前記リミットチャンバ39の中には伝動軸45が設置され、前記伝動軸45の後端には前記前ギヤ41と噛み合っている従動ギヤ43が設置され、前記伝動軸45の前端には左プーリ44が設置され、前記リミットチャンバ39の中には従動軸49が設置され、前記従動軸49の前端には右プーリ48が設置され、前記右プーリ48と前記左プーリ44との間には第一ベルト46が伝動できるように設置され、前記従動軸49の後端にはセクタギヤ47が設置され、前記リミットチャンバ39の中には前記ロックロッド19と引っ掛かるように連結されることができる引っ掛かりブロック20がスライドできるように設置され、前記引っ掛かりブロック20の頂壁には前記セクタギヤ47と噛み合うことができるスライドラック50が設置され、前記引っ掛かりブロック20と前記リミットチャンバ39の左壁との間には第四ばね38が弾性を持つように設置され、前記リミット装置300は当該ロックがアンロック状態にある時の前記ロックロッド19の位置を固定できる。
【0015】
有益的には、前記アンロック装置400は前記ベルトチャンバ30の中に設置された正方向軸56を含み、前記正方向軸56の頂端には前記正方向チャンバ57の中に位置しており、且つ前記上ギヤ23と噛み合っている正片方向ギヤ58が設置され、前記正方向軸56の底端には主動プーリ55が設置され、前記ベルトチャンバ30の頂壁の中には上チャンバ51が設置され、前記ベルトチャンバ30の底壁の中には下チャンバ52が設置され、前記ベルトチャンバ30の中には上軸35が設置され、前記上軸35の底端には従動プーリ34が設置され、前記従動プーリ34と前記主動プーリ55との間には第二ベルト54が伝動できるように設置され、前記上軸35の頂端には前記上チャンバ51の中に位置している上リール36が設置され、前記上リール36と前記ロックロッド19との間は第一縄37により連結され、前記ベルトチャンバ30の中には逆方向軸27が設置され、前記逆方向軸27の底端には前記逆方向チャンバ53の中に位置しており、且つ前記下ギヤ25と噛み合っている逆片方向ギヤ26が設置され、前記逆方向軸27の頂端には正プーリ28が設置され、前記ベルトチャンバ30の中には下軸32が設置され、前記下軸32の頂端には副プーリ33が設置され、前記副プーリ33と前記正プーリ28との間には第三ベルト29が伝動できるように設置され、前記下軸32の底端には前記下チャンバ52の中に位置している下リール31が設置され、前記下リール31と前記ロックブロック17との間は第二縄62により連結され、前記アンロック装置400は前記二次ロック装置200と前記一次ロック装置100とを次々とアンロックでき、当該錠前をアンロックできる。
【0016】
錠前をロックする時、使用者は施錠ヘッド11を押して下方へスライドさせ、更にロックラック12と、後ギヤ40と、主軸42と、前ギヤ41と、従動ギヤ43と、伝動軸45と、左プーリ44と、右プーリ48と、従動軸49とよりセクタギヤ47を連動させて回転させ、施錠ヘッド11とロックブロック17とが引っ掛かる時、セクタギヤ47がスライドラック50と噛み合い、セクタギヤ47はスライドラック50により引っ掛かりブロック20を連動させて左方へスライドさせ、更に引っ掛かりブロック20がロックロッド19との接触から離脱し、ロックロッド19が上方へスライドし、且つ連通孔18を通してロックブロック17と連結し、これにより当該錠前をロックする。
【0017】
錠前をアンロックする時、使用者は鍵をロックシリンダー24の中に挿して且つ正方向へ回転させ、更に上ギヤ23と、正片方向ギヤ58と、正方向軸56と、主動プーリ55と、従動プーリ34と、上軸35と、上リール36と、第一縄37とによりロックロッド19を連動させて下方へスライドさせ、更にロックロッド19が引っ掛かりブロック20と引っ掛かり、ロックシリンダー24が正方向へ九十度回転してから逆方向へ回転し始め、更に下ギヤ25と、逆片方向ギヤ26と、逆方向軸27と、正プーリ28と、副プーリ33と、下軸32と、下リール31と、第二縄62とによりロックブロック17を連動させて左方へスライドさせ、ロックシリンダー24が逆方向へ九十度回転した後、ロックブロック17が施錠ヘッド11との接触から完全に離脱し、施錠ヘッド11が第一ばね15の弾性エネルギーの作用のもとで上方へスライドし、当該錠前をアンロックする。
【0018】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、メンテナンスが便利であり、当該ロックは一次ロック装置と二次ロック装置を有し、複合型の二重のロックを行うことができ、しかもアンロック方式が比較的に複雑であり、安全性が比較的に高く、そのため当該設備は高い使用価値と普及価値を有する。
【0019】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2019年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、本発明の複合ロックは、ロック主体を含み、前記ロック主体の中にはスライド溝が設置され、前記スライド溝の中にはスライドできる施錠ヘッドが設置され、前記施錠ヘッドと前記スライド溝の底壁との間には第一ばねが設置され、前記施錠ヘッドの中にはロックラックが設置され、前記ロック主体の中には前記施錠ヘッドを挿入することができるロック溝が設置され、前記ロック溝のうち前記スライド溝に近接している片側の内壁の中には初次ロック溝が設置され、前記初次ロック溝の中には前記施錠ヘッドをロックできる一次ロック装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中には前記初次ロック溝に連通している二次ロック溝が設置され、前記二次ロック溝の中には前記一次ロック装置をロックする二次ロック装置が設置され、前記スライド溝の右側壁の中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバの中には前記二次ロック装置を制限するリミット装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中にはベルトチャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中にはアンロック装置が設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には正方向チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には逆方向チャンバが設置され、前記逆方向チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記逆方向チャンバの中に設置されたロックシリンダーを含み、前記ロックシリンダーの外壁には前記逆方向チャンバの中に位置している下ギヤが設置され、前記ロックシリンダーの外壁には前記正方向チャンバの中に位置している上ギヤが設置され、前記動力装置は前記アンロック装置により前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、更に当該錠前をアンロックできることを特徴とする複合ロック。
【請求項2】
前記一次ロック装置は前記初次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックブロックを含み、前記ロックブロックと前記初次ロック溝の左壁との間には第二ばねが設置され、前記ロックブロックの中には連通孔が設置され、前記二次ロック装置は前記二次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックロッドを含み、前記ロックロッドが前記連通孔と連結でき、前記ロックロッドと前記二次ロック溝の底壁との間には第三ばねが設置され、前記一次ロック装置が前記施錠ヘッドをロックでき、前記二次ロック装置が前記一次ロック装置をロックでき、ロックの安全性を保証することを特徴とする請求項1に記載の複合ロック。
【請求項3】
前記リミット装置は前記リミットチャンバの中に設置された前ギヤを含み、主軸の後端には前記ロックラックと噛み合っている後ギヤが設置され、前記主軸の前端には前ギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には伝動軸が設置され、前記伝動軸の後端には前記前ギヤと噛み合っている従動ギヤが設置され、前記伝動軸の前端には左プーリが設置され、前記リミットチャンバの中には従動軸が設置され、前記従動軸の前端には右プーリが設置され、前記右プーリと前記左プーリとの間には第一ベルトが伝動できるように設置され、前記従動軸の後端にはセクタギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には前記ロックロッドと引っ掛かるように連結されることができる引っ掛かりブロックがスライドできるように設置され、前記引っ掛かりブロックの頂壁には前記セクタギヤと噛み合うことができるスライドラックが設置され、前記引っ掛かりブロックと前記リミットチャンバの左壁との間には第四ばねが設置され、前記リミット装置は当該ロックがアンロック状態にある時の前記ロックロッドの位置を固定できることを特徴とする請求項2に記載の複合ロック。
【請求項4】
前記アンロック装置は前記ベルトチャンバの中に設置された正方向軸を含み、前記正方向軸の頂端には前記正方向チャンバの中に位置しており、且つ前記上ギヤと噛み合っている正片方向ギヤが設置され、前記正方向軸の底端には主動プーリが設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には上チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には下チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中には上軸が設置され、前記上軸の底端には従動プーリが設置され、前記従動プーリと前記主動プーリとの間には第二ベルトが伝動できるように設置され、前記上軸の頂端には前記上チャンバの中に位置している上リールが設置され、前記上リールと前記ロックロッドとの間は第一縄により連結され、前記ベルトチャンバの中には逆方向軸が設置され、前記逆方向軸の底端には前記逆方向チャンバの中に位置しており、且つ前記下ギヤと噛み合っている逆片方向ギヤが設置され、前記逆方向軸の頂端には正プーリが設置され、前記ベルトチャンバの中には下軸が設置され、前記下軸の頂端には副プーリが設置され、前記副プーリと前記正プーリとの間には第三ベルトが伝動できるように設置され、前記下軸の底端には前記下チャンバの中に位置している下リールが設置され、前記下リールと前記ロックブロックとの間は第二縄により連結され、前記アンロック装置は前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、当該錠前をアンロックできることを特徴とする請求項3に記載の複合ロック。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロック分野を取り上げて、具体的には複合ロックである。
【背景技術】
【0002】
生活で防犯やプライバシーを保護するため、ロックはなくてはならないものであり、しかし、現有のロックのロック方式が単一で、構造が簡単すぎ、他人に簡単な道具で解錠されやすく、安全性が低く、そのため、本発明は複合ロック機構の複合ロックを設計することを目的とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第101713265号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は複合ロックを提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の複合ロックは、ロック主体を含み、前記ロック主体の中にはスライド溝が設置され、前記スライド溝の中にはスライドできる施錠ヘッドが設置され、前記施錠ヘッドと前記スライド溝の底壁との間には第一ばねが設置され、前記施錠ヘッドの中にはロックラックが設置され、前記ロック主体の中には前記施錠ヘッドを挿入することができるロック溝が設置され、前記ロック溝のうち前記スライド溝に近接している片側の内壁の中には初次ロック溝が設置され、前記初次ロック溝の中には前記施錠ヘッドをロックできる一次ロック装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中には前記初次ロック溝に連通している二次ロック溝が設置され、前記二次ロック溝の中には前記一次ロック装置をロックする二次ロック装置が設置され、前記スライド溝の右側壁の中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバの中には前記二次ロック装置を制限するリミット装置が設置され、前記初次ロック溝の底壁の中にはベルトチャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中にはアンロック装置が設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には正方向チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には逆方向チャンバが設置され、前記逆方向チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記逆方向チャンバの中に設置されたロックシリンダーを含み、前記ロックシリンダーの外壁には前記逆方向チャンバの中に位置している下ギヤが設置され、前記ロックシリンダーの外壁には前記正方向チャンバの中に位置している上ギヤが設置され、前記動力装置は前記アンロック装置により前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、更に当該錠前をアンロックできる。
【0006】
好ましくは、前記一次ロック装置は前記初次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックブロックを含み、前記ロックブロックと前記初次ロック溝の左壁との間には第二ばねが設置され、前記ロックブロックの中には連通孔が設置され、前記二次ロック装置は前記二次ロック溝の中にスライドできるように設置されたロックロッドを含み、前記ロックロッドが前記連通孔と連結でき、前記ロックロッドと前記二次ロック溝の底壁との間には第三ばねが設置され、前記一次ロック装置が前記施錠ヘッドをロックでき、前記二次ロック装置が前記一次ロック装置をロックでき、ロックの安全性を保証する。
【0007】
好ましくは、前記リミット装置は前記リミットチャンバの中に設置された前ギヤを含み、主軸の後端には前記ロックラックと噛み合っている後ギヤが設置され、前記主軸の前端には前ギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には伝動軸が設置され、前記伝動軸の後端には前記前ギヤと噛み合っている従動ギヤが設置され、前記伝動軸の前端には左プーリが設置され、前記リミットチャンバの中には従動軸が設置され、前記従動軸の前端には右プーリが設置され、前記右プーリと前記左プーリとの間には第一ベルトが伝動できるように設置され、前記従動軸の後端にはセクタギヤが設置され、前記リミットチャンバの中には前記ロックロッドと引っ掛かるように連結されることができる引っ掛かりブロックがスライドできるように設置され、前記引っ掛かりブロックの頂壁には前記セクタギヤと噛み合うことができるスライドラックが設置され、前記引っ掛かりブロックと前記リミットチャンバの左壁との間には第四ばねが設置され、前記リミット装置は当該ロックがアンロック状態にある時の前記ロックロッドの位置を固定できる。
【0008】
好ましくは、前記アンロック装置は前記ベルトチャンバの中に設置された正方向軸を含み、前記正方向軸の頂端には前記正方向チャンバの中に位置しており、且つ前記上ギヤと噛み合っている正片方向ギヤが設置され、前記正方向軸の底端には主動プーリが設置され、前記ベルトチャンバの頂壁の中には上チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの底壁の中には下チャンバが設置され、前記ベルトチャンバの中には上軸が設置され、前記上軸の底端には従動プーリが設置され、前記従動プーリと前記主動プーリとの間には第二ベルトが伝動できるように設置され、前記上軸の頂端には前記上チャンバの中に位置している上リールが設置され、前記上リールと前記ロックロッドとの間は第一縄により連結され、前記ベルトチャンバの中には逆方向軸が設置され、前記逆方向軸の底端には前記逆方向チャンバの中に位置しており、且つ前記下ギヤと噛み合っている逆片方向ギヤが設置され、前記逆方向軸の頂端には正プーリが設置され、前記ベルトチャンバの中には下軸が設置され、前記下軸の頂端には副プーリが設置され、前記副プーリと前記正プーリとの間には第三ベルトが伝動できるように設置され、前記下軸の底端には前記下チャンバの中に位置している下リールが設置され、前記下リールと前記ロックブロックとの間は第二縄により連結され、前記アンロック装置は前記二次ロック装置と前記一次ロック装置とを次々とアンロックでき、当該錠前をアンロックできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、メンテナンスが便利であり、当該ロックは一次ロック装置と二次ロック装置を有し、複合型の二重のロックを行うことができ、しかもアンロック方式が比較的に複雑であり、安全性が比較的に高く、そのため当該設備は高い使用価値と普及価値を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
下記に図1〜3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0011】
図1図1は本発明の複合ロックのアンロックする時の全体構成模式図
図2図2は本発明の複合ロックのロックする時の全体構成模式図
図3図3図1のAの構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1〜3に示すように、本発明の複合ロックは、ロック主体13を含み、前記ロック主体13の中にはスライド溝14が設置され、前記スライド溝14の中にはスライドできる施錠ヘッド11が設置され、前記施錠ヘッド11と前記スライド溝14の底壁との間には第一ばね15が設置され、前記施錠ヘッド11の中にはロックラック12が設置され、前記ロック主体13の中には前記施錠ヘッド11を挿入することができるロック溝16が設置され、前記ロック溝16のうち前記スライド溝14に近接している片側の内壁の中には初次ロック溝60が設置され、前記初次ロック溝60の中には前記施錠ヘッド11をロックできる一次ロック装置100が設置され、前記初次ロック溝60の底壁の中には前記初次ロック溝60に連通している二次ロック溝22が設置され、前記二次ロック溝22の中には前記一次ロック装置100をロックする二次ロック装置200が設置され、前記スライド溝14の右側壁の中にはリミットチャンバ39が設置され、前記リミットチャンバ39の中には前記二次ロック装置200を制限するリミット装置300が設置され、前記初次ロック溝60の底壁の中にはベルトチャンバ30が設置され、前記ベルトチャンバ30の中にはアンロック装置400が設置され、前記ベルトチャンバ30の頂壁の中には正方向チャンバ57が設置され、前記ベルトチャンバ30の底壁の中には逆方向チャンバ53が設置され、前記逆方向チャンバ53の中には動力装置500が設置され、前記動力装置500は前記逆方向チャンバ53の中に設置されたロックシリンダー24を含み、前記ロックシリンダー24の外壁には前記逆方向チャンバ53の中に位置している下ギヤ25が設置され、前記ロックシリンダー24の外壁には前記正方向チャンバ57の中に位置している上ギヤ23が設置され、前記動力装置500は前記アンロック装置400により前記二次ロック装置200と前記一次ロック装置100とを次々とアンロックでき、更に当該錠前をアンロックできる。
【0013】
有益的には、前記一次ロック装置100は前記初次ロック溝60の中にスライドできるように設置されたロックブロック17を含み、前記ロックブロック17と前記初次ロック溝60の左壁との間には第二ばね61が設置され、前記ロックブロック17の中には連通孔18が設置され、前記二次ロック装置200は前記二次ロック溝22の中にスライドできるように設置されたロックロッド19を含み、前記ロックロッド19が前記連通孔18と連結でき、前記ロックロッド19と前記二次ロック溝22の底壁との間には第三ばね21が設置され、前記一次ロック装置100が前記施錠ヘッド11をロックでき、前記二次ロック装置200が前記一次ロック装置100をロックでき、ロックの安全性を保証する。
【0014】
有益的には、前記リミット装置300は前記リミットチャンバ39の中に設置された前ギヤ41を含み、主軸42の後端には前記ロックラック12と噛み合っている後ギヤ40が設置され、前記主軸42の前端には前ギヤ41が設置され、前記リミットチャンバ39の中には伝動軸45が設置され、前記伝動軸45の後端には前記前ギヤ41と噛み合っている従動ギヤ43が設置され、前記伝動軸45の前端には左プーリ44が設置され、前記リミットチャンバ39の中には従動軸49が設置され、前記従動軸49の前端には右プーリ48が設置され、前記右プーリ48と前記左プーリ44との間には第一ベルト46が伝動できるように設置され、前記従動軸49の後端にはセクタギヤ47が設置され、前記リミットチャンバ39の中には前記ロックロッド19と引っ掛かるように連結されることができる引っ掛かりブロック20がスライドできるように設置され、前記引っ掛かりブロック20の頂壁には前記セクタギヤ47と噛み合うことができるスライドラック50が設置され、前記引っ掛かりブロック20と前記リミットチャンバ39の左壁との間には第四ばね38が設置され、前記リミット装置300は当該ロックがアンロック状態にある時の前記ロックロッド19の位置を固定できる。
【0015】
有益的には、前記アンロック装置400は前記ベルトチャンバ30の中に設置された正方向軸56を含み、前記正方向軸56の頂端には前記正方向チャンバ57の中に位置しており、且つ前記上ギヤ23と噛み合っている正片方向ギヤ58が設置され、前記正方向軸56の底端には主動プーリ55が設置され、前記ベルトチャンバ30の頂壁の中には上チャンバ51が設置され、前記ベルトチャンバ30の底壁の中には下チャンバ52が設置され、前記ベルトチャンバ30の中には上軸35が設置され、前記上軸35の底端には従動プーリ34が設置され、前記従動プーリ34と前記主動プーリ55との間には第二ベルト54が伝動できるように設置され、前記上軸35の頂端には前記上チャンバ51の中に位置している上リール36が設置され、前記上リール36と前記ロックロッド19との間は第一縄37により連結され、前記ベルトチャンバ30の中には逆方向軸27が設置され、前記逆方向軸27の底端には前記逆方向チャンバ53の中に位置しており、且つ前記下ギヤ25と噛み合っている逆片方向ギヤ26が設置され、前記逆方向軸27の頂端には正プーリ28が設置され、前記ベルトチャンバ30の中には下軸32が設置され、前記下軸32の頂端には副プーリ33が設置され、前記副プーリ33と前記正プーリ28との間には第三ベルト29が伝動できるように設置され、前記下軸32の底端には前記下チャンバ52の中に位置している下リール31が設置され、前記下リール31と前記ロックブロック17との間は第二縄62により連結され、前記アンロック装置400は前記二次ロック装置200と前記一次ロック装置100とを次々とアンロックでき、当該錠前をアンロックできる。
【0016】
錠前をロックする時、使用者は施錠ヘッド11を押して下方へスライドさせ、更にロックラック12と、後ギヤ40と、主軸42と、前ギヤ41と、従動ギヤ43と、伝動軸45と、左プーリ44と、右プーリ48と、従動軸49とよりセクタギヤ47を連動させて回転させ、施錠ヘッド11とロックブロック17とが引っ掛かる時、セクタギヤ47がスライドラック50と噛み合い、セクタギヤ47はスライドラック50により引っ掛かりブロック20を連動させて左方へスライドさせ、更に引っ掛かりブロック20がロックロッド19との接触から離脱し、ロックロッド19が上方へスライドし、且つ連通孔18を通してロックブロック17と連結し、これにより当該錠前をロックする。
【0017】
錠前をアンロックする時、使用者は鍵をロックシリンダー24の中に挿して且つ正方向へ回転させ、更に上ギヤ23と、正片方向ギヤ58と、正方向軸56と、主動プーリ55と、従動プーリ34と、上軸35と、上リール36と、第一縄37とによりロックロッド19を連動させて下方へスライドさせ、更にロックロッド19が引っ掛かりブロック20と引っ掛かり、ロックシリンダー24が正方向へ九十度回転してから逆方向へ回転し始め、更に下ギヤ25と、逆片方向ギヤ26と、逆方向軸27と、正プーリ28と、副プーリ33と、下軸32と、下リール31と、第二縄62とによりロックブロック17を連動させて左方へスライドさせ、ロックシリンダー24が逆方向へ九十度回転した後、ロックブロック17が施錠ヘッド11との接触から完全に離脱し、施錠ヘッド11が第一ばね15の弾性エネルギーの作用のもとで上方へスライドし、当該錠前をアンロックする。
【0018】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、メンテナンスが便利であり、当該ロックは一次ロック装置と二次ロック装置を有し、複合型の二重のロックを行うことができ、しかもアンロック方式が比較的に複雑であり、安全性が比較的に高く、そのため当該設備は高い使用価値と普及価値を有する。
【0019】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。