【解決手段】データ管理システムが、対象機器に対応した通信インタフェースを備えて前記対象機器からデータを取得するデータ取得部と、前記対象機器から得られたデータを送信する送信部と、前記送信部が送信したデータを受信する受信部と、前記受信部が受信したデータに対して前記対象機器毎に定められたデータ復元方法に基づく復元処理を行うデータ復元部と、を備える。
前記対象機器からのデータに基づいて、前記対象機器に定期的に発生する異常の有無を判定する定期的異常検出部を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のデータ管理システム。
前記対象機器からのデータが示す異常の件数が、前記対象機器の通算処理量に応じて定められた閾値よりも多いか否かを判定する異常増加検出部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のデータ管理システム。
複数の店舗それぞれに設置された前記対象機器からのデータに基づいて、店舗毎の金融取引データを生成する店舗別データ生成部を備える請求項1から6のいずれか一項に記載のデータ管理システム。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るデータ管理システムの装置構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、データ管理システム1は、対象機器100と、ゲートウェイ装置200と、収集管理システム300と、管理サーバ装置400とを備える。また、対象機器100は制御ネットワーク910に通信接続する。制御ネットワーク910は対象機器100間で通信を行うための通信ネットワークである。ゲートウェイ装置200、収集管理システム300、管理サーバ装置400は、それぞれインターネット920に通信接続する。
【0020】
データ管理システム1は、銀行など金融機関等の店舗に設置された対象機器100から管理用データを取得するシステムである。
対象機器100は、データ管理システム1による情報取得の対象となる装置である。金融機関等の店舗に設置されているいろいろな装置を対象機器100とすることができる。例えば、対象機器100は、入出金機など現金を取り扱う装置であってもよく、入出金機の取引口にシャッターを備えていてもよい。さらには、対象機器100は、入出金機とこれを制御する制御端末装置との組合せのシステムであってもよいし、複数種類(複数機種)の機器を組み合わせたシステム機器であってもよい。
対象機器100の数及び種類(機種)は1つ以上であればよい。対象機器100が複数ある場合、対象機器100の種類(機種)毎に扱うデータの形式が異なっていてもよい。
【0021】
また、データ管理システム1がデータ取得の対象とする店舗の数は1つ以上であればよい。データ管理システム1がデータ取得の対象とする店舗が複数ある場合、店舗によって対象機器100の数又は種類(機種)又はこれら両方が異なっていてもよい。
加えて、管理用データは、対象機器100のメンテナンス及び/又は管理に好適なデータである。例えば、管理用データは、対象機器100が動作したときの指示情報(顧客情報等を除く)及びそれに基づいて動作した結果情報であるログ情報であってもよいし、対象機器100の動作における種々の異常、エラー検出情報であってもよいし、対象機器100の稼働・非稼働情報であってもよい。さらには、非稼働情報については待機中情報であってもよいし、異常休止中情報であってもよい。
【0022】
図2は、対象機器100の機能構成を示す概略構成図である。
図2に示すように、対象機器100は、制御ネットワーク通信部110と、処理実行部120と、管理用データ取得部130と、管理用データ通信部140とを備える。
制御ネットワーク通信部110は、制御ネットワーク910に通信接続する。特に、制御ネットワーク通信部110は、制御ネットワーク910を介して上位装置911と通信を行う。制御ネットワーク通信部110は、上位装置911からの制御信号を受信し、また、対象機器100の状態情報など各種情報を上位装置911へ送信する。
【0023】
制御ネットワーク通信部110は、制御ネットワーク910に通信接続して他の対象機器100の制御ネットワーク通信部110と通信を行う。制御ネットワーク通信部110が対象機器100間で通信を行うことで、例えば受付番号発券機が発行した受付番号を、銀行窓口の端末装置からの指示に応じて受付番号表示装置が表示するなど、複数の対象機器100が連動して動作することができる。
処理実行部120は、対象機器100毎の処理を実行する。
管理用データ取得部130は、データ管理システム1が管理するデータである管理用データを取得する。
【0024】
管理用データ通信部140は、管理用データ取得部130が取得した管理用データをゲートウェイ装置200へ送信する。
ここで、管理用データ取得部130及び管理用データ通信部140は、制御ネットワーク通信部110から独立して設けられている。特に、管理用データ通信部140が受信した信号は制御ネットワーク通信部110及び処理実行部120へは入力されない。このような独立性を設けるために、処理実行部120と管理用データ取得部130とが別々にセンサ等を備えるようにしてもよい。あるいは、管理用データ取得部130が記憶デバイスを用いて構成され、処理実行部120からはこの記憶デバイスに書き込み可能であり、管理用データ通信部140からはこの記憶デバイスから管理用データを読み出すことはできるが書き込みはできないようになっていてもよい。
このように、管理用データ取得部130及び管理用データ通信部140が制御ネットワーク通信部110から独立して設けられていることで、制御ネットワーク910の安全性を保つことができる。例えば、コンピュータウィルス等が管理用データ取得部130及び管理用データ通信部140側から制御ネットワーク910へ混入することはない。
【0025】
ゲートウェイ装置200は、対象機器100から管理用データを取得して収集管理システム300へ送信する。
図3は、ゲートウェイ装置200の機能構成を示す概略構成図である。
図3に示すように、ゲートウェイ装置200は、ゲートウェイ側第一通信部210と、暗号化部220と、ゲートウェイ側第二通信部230とを備える。
ゲートウェイ側第一通信部210は、データ取得部の例に該当し、対象機器100に対応した通信インタフェースを備えて対象機器100から管理用データを取得する。具体的には、ゲートウェイ側第一通信部210は、異なる種類(機種)の対象機器100に対応して対象機器100の種類(機種)毎にドライバ・ソフトウェアを有している。これにより、1種類のゲートウェイ装置200でいろいろな種類(機種)の対象機器100から管理用データを取得することができる。また、ゲートウェイ側第一通信部210が対象機器100の種類(機種)毎にドライバ・ソフトウェアを有していることで、特定のデータ形式に限定されずに管理用データを取得することができ、ゲートウェイ装置200が管理用データを送信する際に特定のデータ形式に変換する必要がない。
また、ゲートウェイ側第一通信部210は、USB及びRS−232Cなど複数の通信方式に対応しており、この点でも1種類のゲートウェイ装置200でいろいろな種類(機種)の対象機器100から管理用データを取得することができる。
【0026】
また、ゲートウェイ側第一通信部210は、対象機器100の装置種別識別番号が予め記録されることで、識別番号を記憶している種別(機種)の対象機器100のみと通信を行う。これにより、ゲートウェイ装置200への不正アクセスやゲートウェイ装置200を他機種へ転用しての不正アクセスの可能性を低減させることができる。
また、ゲートウェイ側第一通信部210は、上記のように制御ネットワーク910と独立に設けられた管理用データ通信部140から管理用データを取得する。これにより、上記のように制御ネットワーク910の安全性を保つことができる。
暗号化部220は、ゲートウェイ側第一通信部210が取得した管理用データを暗号化する。
ゲートウェイ側第二通信部230は、インターネット920に通信接続して他の機器と通信を行う。特にゲートウェイ側第二通信部230は、暗号化部220が暗号化した管理用データを収集管理システム300へ送信する。
【0027】
収集管理システム300は、ゲートウェイ装置200から管理用データを受信し、管理サーバ装置400へ転送可能に記憶する。その際、収集管理システム300は、ゲートウェイ装置200から暗号化された管理用データを受信して復号化し、復号化された管理用データをVPNにて管理サーバ装置400へ送信する。
収集管理システム300は、例えばワークステーション(Work Station)又はパソコン(Personal Computer;PC)等のコンピュータを用いて構成される。
【0028】
図4は、収集管理システム300の機能構成を示す概略構成図である。
図4に示すように、収集管理システム300は、収集管理側通信部310と、収集管理側操作入力部320と、収集管理側表示部330と、収集管理側記憶部380と、収集管理側制御部390とを備える。収集管理側制御部390は、復号化部391と、収集管理側VPN通信処理部392と、継続異常検出部393とを備える。
【0029】
収集管理側通信部310は、インターネット920に通信接続して他の機器と通信を行う。特に、収集管理側通信部310は、ゲートウェイ装置200のゲートウェイ側第二通信部230が送信した、暗号化された管理用データを受信する。また、後述するように収集管理側通信部310は、管理サーバ装置400へ管理用データを送信する。
収集管理側操作入力部320は、例えばキーボード及びマウス等の入力デバイスを有し、ユーザ操作を受ける。
収集管理側表示部330は、例えば液晶パネル又はLED(Light Emitting Diode)などの表示画面を有して各種画像を表示する。
【0030】
収集管理側記憶部380は、収集管理システム300が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種データを記憶する。
収集管理側制御部390は、収集管理システム300の各部を制御して各種処理を実行する。収集管理側制御部390は、例えば収集管理システム300が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が収集管理側記憶部380からプログラムを読み出して実行することで構成される。
復号化部391は、ゲートウェイ装置200の暗号化部220に対応する復号化を行う。この復号化により、復号化部391は、収集管理側通信部310が受信した管理用データを復号化する。復号化された段階では、管理用データは16進数(Hexadecimal)等の形式になっており、このままでは一部のデータを除き、詳細な内容を把握できない。また、復号化された管理用データは、収集管理側記憶部380に記憶される。
【0031】
収集管理側VPN通信処理部392は、管理サーバ装置400との間にVPN回線を構成する。収集管理側通信部310と収集管理側VPN通信処理部392との組み合わせはVPN送信部の例に該当し、復号化部391が復号化し収集管理側記憶部380に記憶させた管理用データを管理サーバ装置400へ送信する。
これにより、収集管理システム300は、インターネット920に接続されるゲートウェイ装置200を備えた多数の対象機器100との管理用データの送受信に機能を集中させることができる。
【0032】
継続異常検出部393は、対象機器100からの管理用データの一部分のデータに基づいて、所定時間以上継続して発生する異常の有無を判定する。継続異常検出部393が所定時間以上継続して発生する異常を検出した場合、顧客に何らかの不都合が生じていると考えられる。この場合、この収集管理システム300にアクセスしている担当者は、収集管理側表示部330に表示される内容に基づいて、顧客に連絡して状況を伺いアドバイスする、あるいは必要に応じてメンテナンスを提案するなど、顧客にサービスを提供することができる。または、顧客に直接連絡するのではなく、当該顧客を担当するサービス員等に連絡して、当該サービス員等経由で顧客にサービスを提供するようにしてもよい。
【0033】
さらには、継続異常検出部393が所定時間以上継続して発生する異常を検出した場合、前記収集管理システム300にアクセスしている担当者ではなく、この収集管理システム300自体が自動的に、予め登録されている当該対象機器100に対する顧客側担当者のアドレス宛に、及びまたは、予め登録されている当該対象機器100のサービス担当員または当該対象機器100が設置されている顧客の担当者のアドレス宛に、アドバイス情報、メンテナンス情報、連絡先情報などを送信するようにしてもよい。
このように、この収集管理システム300は、対象機器100の現状を常に把握するものと言える。
【0034】
図6は、収集管理側表示部330によるエラーの表示例を示す図である。
図6の例で収集管理側表示部330は、管理用データの一部から検出されたエラーを表形式で表示している。「設置店」の欄には、エラーが生じた対象機器100を設置している店舗の店名が格納される。「製品名」の欄には、エラーが生じた対象機器100の製品名が格納される。「装置番号」の欄には、エラーが生じた対象機器100の識別番号が格納される。「稼動状態」の欄には、エラーが生じた対象機器100の稼動状態の情報が格納される。この装置にエラーが発生していることから稼働状態は「異常」になっている。「エラーコード」の欄には、生じたエラーを識別するエラーコードが格納される。「エラー内容」の欄には、生じたエラーの内容を説明する文が格納される。「発生日時」の欄には、エラーが発生した日時が格納される。管理用データにこれらの情報が全て含まれていてもよいし、収集管理システム300が、管理用データに含まれる装置番号、エラーコード、及び発生日時から
図6の情報を生成するようにしてもよい。
この収集管理システム300にアクセスしている担当者は、設置店名を参照して連絡先を特定することができ、エラー内容等を参照して顧客へのアドバイスないし提案の参考とすることができる。
【0035】
管理サーバ装置400は、管理用データを蓄積し、集計・統計処理などの加工を行う。管理サーバ装置400は、例えばワークステーション(Work Station)又はパソコン(Personal Computer;PC)等のコンピュータを用いて構成される。
図5は、管理サーバ装置400の機能構成を示す概略構成図である。
図5に示すように、管理サーバ装置400は、管理側通信部410と、管理側操作入力部420と、管理側表示部430と、管理側記憶部460と、管理側制御部470とを備える。管理側制御部470は、管理側VPN通信処理部471と、データ復元部472と、定期的異常検出部481と、異常増加検出部482と、斜行分布検出部483と、エラー統計処理部484と、保守作業情報取得部485と、保守作業統計処理部486と、店舗別データ生成部487と、時系列データ生成部488と、顧客検出部489と、関心情報生成部490とを備える。
【0036】
管理側通信部410は、インターネット920に通信接続して他の機器と通信を行う。特に、管理側通信部410は、収集管理システム300からの管理用データを受信する。 これにより、管理サーバ装置400は、インターネット920を介して主として収集管理システム300に接続されて、収集管理システム300に記憶された管理用データを受け取って、集計・統計処理などの加工に機能を集中させることができる。
すなわち、前記収集管理システム300が対象機器100の現状を常に把握するものであるのに対し、管理サーバ装置400は、対象機器100群の過去のデータ、過去から累積したデータを元にして、種々管理するものである。
管理側操作入力部420は、例えばキーボード及びマウス等の入力デバイスを有し、ユーザ操作を受ける。
管理側表示部430は、例えば液晶パネル又はLEDなどの表示画面を有して各種画像を表示する。
【0037】
管理側記憶部460は、管理サーバ装置400が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種データを記憶する。特に、管理側記憶部460は管理用データを記憶する。
管理側制御部470は、管理サーバ装置400の各部を制御して各種処理を実行する。管理側制御部470は、例えば管理サーバ装置400が備えるCPUが管理側記憶部460からプログラムを読み出して実行することで構成される。
管理側VPN通信処理部471は、収集管理システム300の収集管理側VPN通信処理部392と協働して、収集管理システム300と管理サーバ装置400との間にVPN回線を構成する。管理側通信部410と管理側VPN通信処理部471との組み合わせはVPN受信部の例に該当し、収集管理システム300が送信した管理用データを前記仮想プライベートネットワークから受信する。
【0038】
データ復元部472は、管理側通信部410が受信した管理用データに対して対象機器100の種類(機種)毎に定められたデータ復元方法に基づく復元処理を行う。データ復元部472が復元する前の管理用データは16進数等の形式でこのままでは内容を把握できないのに対し、復元後の管理用データは対象機器100における管理用データと同様のデータ形式になっており、対象機器100の場合と同様にして内容を把握することができる。
【0039】
定期的異常検出部481は、対象機器100からの管理用データに基づいて、対象機器100に定期的に発生する異常の有無を判定する。
例えば毎朝、対象機器100の起動時にエラーが発生し、リセットすればエラーが解消される場合、対象機器100に何らかの不具合が発生している、あるいは、対象機器100の使用環境に何らかの要因があるといった原因が考えられる。この場合も担当者は顧客に連絡して状況を伺いアドバイスする、あるいは必要に応じてメンテナンスを提案するなど、顧客にサービスを提供することができる。
【0040】
異常増加検出部482は、対象機器100からの管理用データが示す異常の件数が、対象機器100の経年の指標値に応じて定められた閾値よりも多いか否かを判定する。ここでいう対象機器100の経年の指標値は、例えば使用年数、通算稼動時間、通算処理回数又は通算起動回数など、対象機器100の経年の目安となる値であればよい。
図7は、異常増加検出部482が行う判定の第1例を示すグラフである。
図7のグラフの横軸は累積取引件数を示し、縦軸はエラー件数を示す。累積取引件数は、対象機器100の経年の指標値の例に該当する。
【0041】
線L11は、累積取引件数に応じて定められたエラー件数の閾値を示す。また、各点は、累積取引件数毎のエラー件数を示す。ここでのエラー件数は、取引件数当たりのエラー件数でもよいし、エラーの累積件数でもよい。他のグラフでも同様に、横軸の件数当たりの縦軸値を用いてもよいし、縦軸に累積件数を用いてもよい。
図7の例で、点P111及びP112では、エラー件数が閾値よりも多くなっている。このようにエラー件数が閾値よりも多くなったとの情報により、担当者はエラーの増加傾向を把握することができ、メンテナンスが必要か否かを判断する参考とすることができる。
なお、異常増加検出部482に代えて、担当者が、異常の件数が閾値よりも多いか否かの判定を行うようにしてもよい。例えば、管理側表示部430が
図7のグラフを表示し、担当者がこのグラフを参照して判定を行うようにしてもよい。
図8〜14を参照して説明する以下の例についても同様である。
【0042】
異常増加検出部482が扱う情報は累積取引件数毎のエラー件数に限らず色々な情報とすることができる。
図8は、異常増加検出部482が行う判定の第2例を示すグラフである。
図8の例では、対象機器100は入出金機などシャッターを備えた機器であり、対象機器100の経年の指標値としてシャッター動作回数が用いられている。
図8のグラフの横軸はシャッター動作回数を示し、縦軸は、エラー件数を示す。
線L12は、シャッター動作回数に応じて定められたエラー件数の閾値を示す。また、各点は、シャッター動作回数毎のエラー件数を示す。
図8の例でも、担当者はエラーの増加傾向を把握することができ、メンテナンスが必要か否かを判断する参考とすることができる。
【0043】
図9は、異常増加検出部482が行う判定の第3例を示すグラフである。
図8の場合と同様、
図9の例では、対象機器100は入出金機などシャッターを備えた機器であり、対象機器100の経年の指標値としてシャッター動作回数が用いられている。
図9のグラフの横軸はシャッター動作回数を示し、縦軸は、リトライ回数を示す。ここでいうリトライは、エラーには至っていない比較的軽微な異常である。
線L13は、シャッター動作回数に応じて定められたリトライ回数の閾値を示す。また、各点は、シャッター動作回数毎のリトライ回数を示す。
図9の例でも、担当者はエラーの増加傾向を把握することができ、メンテナンスが必要か否かを判断する参考とすることができる。
なお、上記説明においては、シャッター動作回数を指標に異常増加検出部482の説明を行ったが、シャッター動作に限るものではなく、種々の特徴的な機構を指標に、その異常の増加を検出するものであってもよい。
【0044】
図10は、異常増加検出部482が行う判定の第4例を示すグラフである。
図10のグラフの横軸は経過年数を示し、縦軸はエラー発生率を示す。線L14は、経過年数に応じて定められたエラー発生率の閾値を示す。
図10の閾値では、経過年数にかかわらずエラー発生率一定に設定されている。また、各点は、対象機器100の経過年数毎のエラー発生率を示す。
図10の例でも、担当者はエラーの増加傾向を把握することができ、メンテナンスが必要か否かを判断する参考とすることができる。なお、このグラフの横軸は、経過年数に限るのではなく、気になる経過年における、経過月としてもよいし、取引件数などを指標としてもよい。
【0045】
図11は、異常増加検出部482が行う判定の第5例を示すグラフである。
図11の例では、対象機器100は入出金機など紙幣又は硬貨の計数を行う機器である。
図11のグラフの横軸は紙幣又は硬貨の計数枚数を示し、縦軸はエラー発生率を示す。線L15は、計数枚数に応じて定められたエラー発生率の閾値を示す。
図11の閾値では、計数枚数にかかわらずエラー発生率一定に設定されている。また、各点は、計数枚数毎のエラー発生率を示す。
図11の例でも、担当者はエラーの増加傾向を把握することができ、メンテナンスが必要か否かを判断する参考とすることができる。なお、計数枚数には、取引枚数が含まれてもよい。
【0046】
図12は、異常増加検出部482が行う判定の第6例を示すグラフである。
図12の例では、対象機器100は入出金機など紙幣又は硬貨の入金を受ける機器である。
図12のグラフの横軸は対象機器100の経過年数を示し、縦軸はリジェクト率を示す。リジェクト率は、入金を受け付けずに返却した率である。線L16は、経過年数に応じて定められたリジェクト率の閾値を示す。
図12の閾値では、経過年数にかかわらずエラー発生率一定に設定されている。また、各点は、経過年数毎のリジェクト率を示す。リジェクト率が増加した場合、管理サーバ装置400の利用者へのサービスの観点からリジェクト率増加の原因を把握して対策を講じることが好ましい。そこで、担当者は顧客に連絡して状況を伺いアドバイスする、あるいは必要に応じてメンテナンスを提案するなど、顧客にサービスを提供することができる。
【0047】
図13は、異常増加検出部482が行う判定の第7例を示すグラフである。
図13の例では、対象機器100は入出金機など紙幣又は硬貨の入金を受ける機器である。
図13のグラフの横軸は紙幣又は硬貨の計数枚数を示し、縦軸はリジェクト率を示す。線L17は、計数枚数に応じて定められたリジェクト率の閾値を示す。
図13の閾値では、計数枚数にかかわらずエラー発生率一定に設定されている。また、各点は、計数枚数毎のリジェクトを示す。
図13の例でも、担当者は顧客に連絡して状況を伺いアドバイスする、あるいは必要に応じてメンテナンスを提案するなど、顧客にサービスを提供することができる。
【0048】
対象機器100が紙幣の入出金ないしは計数を行う機器である場合に、異常増加検出部482が紙幣の斜行の増加を検出するようにしてもよい。
この場合、
図5の斜行分布検出部483は、対象機器100の紙幣入出金ないしは計数時における紙幣の斜行の分布を検出する。異常増加検出部482は、紙幣の同一方向への斜行が閾値よりも多いか否かを判定する。
【0049】
図14は、異常増加検出部482が行う判定の第8例を示すグラフである。
図14の例では、対象機器100は入出金機など紙幣の入出金ないしは計数を行う機器である。
図14のグラフの横軸は対象機器100の経過年数を示し、縦軸は、斜行分布を示す。
図14のグラフでは、経過年数毎の斜行分布がグラフで示されている。縦軸の上側ほど紙幣が左に傾いていることを示し下側ほど紙幣が右に傾いていることを示す。
線L18は、傾き0を示す。線L19は、紙幣が右に傾いた場合の閾値を示す。
なお、この紙幣の斜行の分布を検出する際には、特に、入出金機においては、入金時の斜行、出金時の斜行というように、場合分けがなされる。すなわち、入金時の斜行では、入金系、すなわち取引口などの繰り出し機構の異常を、また出金時の斜行では、出金系、すなわち金種別収納部などの個々の繰り出し機構の異常を、場合分けして検出、判断することになる。言い換えると、いずれの繰り出し機構に異常があるのかを検出、判断する。
【0050】
図14の例で、異常増加検出部482は、紙幣の傾きの平均値が線L19に示される閾値を超えたことを検出する。これにより、担当者は紙幣の傾きの増加傾向を把握することができ、メンテナンスが必要か否かを判断する参考とすることができる。
なお、管理側表示部430が
図14のように紙幣の斜行傾向をグラフ表示するようにしてもよい。これにより、担当者は、紙幣の斜行の平均及びばらつきの度合いを視覚的に把握することができる。
あるいは、異常増加検出部482が、損券・損貨の発生率の増加を検出するようにしてもよい。ここでいう損券・損貨は、汚損又は破損等により、出金に回らない通貨である。異常増加検出部482が検出した情報を、損券・損貨の発生に対する対策の参考情報とすることができる。
【0051】
エラー統計処理部484は、管理側記憶部460が蓄積している管理用情報に基づいて、エラーの種類毎に当該エラーの発生回数を計数し、発生回数の多い順の統計情報を生成する。
例えば、管理側表示部430がエラーの発生回数が多い順にエラーコード及びエラーの内容を表示することで、担当者は、エラーを顧客に報告する、あるいは次回の訪問の準備の際に参考にする等の対応を行うことができる。
【0052】
保守作業情報取得部485は、対象機器100が設置された店舗等での保守員による当該対象機器100に対する保守作業情報を取得する。保守作業情報は、管理用データが示す異常に対する保守作業を示す情報である。すなわち、保守作業情報は、管理用データの中のログ情報等から取得できる情報であってもよいし、これら以外に、保守員等が保守作業後に、別のシステムに記録した保守作業内容の詳細データであってもよい。
保守作業統計処理部486は、管理用データ及び保守作業情報に基づいて異常の種類毎の保守作業時間の統計データを生成する。例えば、保守作業統計処理部486は、保守拠点毎あるいは作業員毎、かつ、異常の種類毎に保守作業の平均時間を算出する。これにより、保守作業に要する時間を把握することができ、保守拠点別あるいは担当者別のレベルの平準化、レベルの底上げ、作業時間の短縮の参考にすることができる。
【0053】
店舗別データ生成部487は、金融機関等の複数の店舗それぞれに設置された対象機器100からの対象データ(管理用データ)に基づいて、店舗毎の金融取引データを生成する。
この金融取引データを参照して、店舗毎あるいは地域毎の取引の傾向を把握することができ、顧客の店舗経営、営業戦略の立案の参考にすることができる。
【0054】
時系列データ生成部488は、管理用データに基づいて金融取引の時系列データを生成する。
例えば、時系列データ生成部488が店舗における取引の長期的な変化を検出することで、長期的観点での顧客の経営戦略の参考にすることができる。
あるいは、時系列データ生成部488が、入出金機が収納している現金の数又はその変化率を検出することで、顧客が現金の補充及び回収を行うタイミングの参考にすることができる。
【0055】
管理サーバ装置400が、店舗内での顧客の行動を検出した行動情報を収集し、分析するようにしてもよい。
図15は、管理サーバ装置400が収集・分析する顧客の行動の例を示す図である。
図15に店舗内の機器の配置例が示されており、受付番号発券機501と、デジタルサイネージ502と、カウンタ503と、カウンタ503に設置された受付番号表示器504と、カメラ等で顧客を検出する顧客検出装置505が設けられている。顧客検出装置505として例えばKinect(登録商標)を用いることができるが、これに限らない。
【0056】
線L21は、店舗内での顧客の動線の例を示している。顧客は、受付番号発券機501で整理券の発券を受けた後、デジタルサイネージ502の前でしばらく立ち止まって表示を見ている。その後、顧客はロビーでの順番待ちの後、受付番号表示器504での呼出に応じてカウンタ503へ向かっている。
この顧客は、デジタルサイネージ502でその時刻に表示され参照していた情報に興味があると考えられる。
【0057】
そこで、顧客検出装置505で検出された画像情報及びこれに関連する情報は、顧客検出装置505に接続されるゲートウェイ装置200によって暗号化された上で、収集管理システム300に送られた後、復号化されて収集管理側記憶部380に記憶され、さらに、上記と同様に、管理サーバ装置400に送信される。
管理サーバ装置400は、デジタルサイネージ502で顧客が参照していた情報を管理側記憶部460の当該顧客情報の一つとして記憶させ蓄積し、参照していた情報の種別毎の回数などの分析を行う。
図5の顧客検出部489は、管理側記憶部460に記憶された顧客を特定し、参照していた情報を抽出する。
関心情報生成部490は、関心情報を生成する。関心情報は、顧客検出部489が検出した顧客と、顧客が見ていた情報の内容とを対応付けた情報である。特に、関心情報生成部490は、受付番号発券機が顧客に発行した受付番号と顧客が見ていた情報の内容とを対応付けた関心情報を生成する。
そして、生成された関心情報は、当該顧客が口座を有する店舗の顧客サーバ、あるいは、上位装置911にあたる顧客データ管理サーバないしはデータベースへと配信される。
【0058】
例えば、顧客がデジタルサイネージ502金融商品の情報を参照していた場合、当該顧客が来店し、窓口に来た際、当該顧客に関わる顧客データ管理サーバないしはデータベースの関心情報にアクセスして、関心情報があるとの情報があるときには、または、当該関心情報に関わる紹介すべき金融商品等があるときには、行員がパンフレットを提示しながらその金融商品について説明するようにしてもよい。これにより、顧客にとっては興味のある商品について有益な情報を得られる可能性がある。店舗にとっては商品販売のきっかけとなる。
【0059】
なお、顧客検出装置505で検出された画像情報及びこれに関連する情報を、管理サーバ装置400で記憶し分析するのではなく、収集管理システム300で記憶し、この収集管理システム300内に設けた顧客検出部および関心情報生成部によって、直ちに関心情報を生成し、当該店舗の顧客サーバに送信して、窓口に来ている当該顧客に対する種々の金融商品についての説明を可能としてもよい。
この場合、関心情報生成部が、受付番号と顧客が見ていた情報の内容とを対応付けることで、顧客の氏名などの個人情報を用いずに顧客を特定することができる。この点で、顧客のプライバシーに配慮することができる。
【0060】
なお、ゲートウェイ装置200、収集管理システム300及び管理サーバ装置400の全部又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0061】
さらには、上記説明においては、対象機器100の管理用データを、ゲートウェイ装置200から収集管理システム300に送信し、さらに収集管理システム300から管理サーバ装置400へ送信して、管理サーバ装置400において最終的に管理側記憶部460に記憶して各種処理を実行するようにしたが、これに限るものはなく、収集管理システム300と管理サーバ装置400を一体化しても良い。この場合、収集管理システム300から管理サーバ装置400に管理用データを送信する収集管理側VPN通信処理部392と、この収集管理側VPN通信処理部392によって送信される管理用データを受信する管理側VPN通信処理部471の構成を省略することができる。また、設備の集約が可能となる。
【0062】
また、上記説明においては、銀行などの金融機関等の店舗に設置された対象機器100を対象として説明したが、これに限るものではなく、特に貨幣を多く取り扱う流通機関の店舗に設置された貨幣処理機等も対象機器として含めることができる。
さらには、管理サーバ装置400において分析した結果に基づいて、特定機種の対象機器100に対する、例えば、ファームウェアやソフトウェアのバージョンアップ、あるいは、設定情報等のアップデートを、このシステムを利用することで行うようにしてもよい。すなわち、必要なバージョンアップ情報またはアップデート情報を管理サーバ装置400から収集管理システム300に送信して記憶させた後、収集管理システム300から当該特定機種の対象機器100に対して、必要なバージョンアップ情報またはアップデート情報を送信し、当該対象機器100のファームウェアやソフトウェアのバージョンアップ、あるいは、設定情報等のアップデートを行うようにしてもよい。そして、このバージョンアップ情報、あるいは、アップデート情報は、そのまま、管理用データに含まれて、折り返し管理されることになる。
【0063】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下に限定されるものではない。
【0064】
(付記1)
対象機器に対応した通信インタフェースを備えて前記対象機器からデータを取得するデータ取得部と、
前記対象機器から得られたデータを送信する送信部と、
前記送信部が送信したデータを受信する受信部と、
前記受信部が受信したデータに対して前記対象機器毎に定められたデータ復元方法に基づく復元処理を行うデータ復元部と、
を備えるデータ管理システム。
【0065】
(付記2)
データを暗号化する暗号化部と、
前記暗号化部の暗号化に対する復号化を行う復号化部と、
を備え、
前記暗号化部は、前記データ取得部が取得したデータを暗号化し、
前記送信部は、前記暗号化部が暗号化したデータを送信し、
前記復号化部は、前記受信部が受信したデータを復号化し、
前記データ復元部は、前記受信部が受信したデータに対して前記復元処理を行う、
付記1に記載のデータ管理システム。
【0066】
(付記3)
データを暗号化する暗号化部と、
前記暗号化部の暗号化に対する復号化を行う復号化部と、
データを仮想プライベートネットワークに送信するVPN送信部と、
前記仮想プライベートネットワークからデータを受信するVPN受信部と、
を備え、
前記暗号化部は、前記データ取得部が取得したデータを暗号化し、
前記送信部は、前記暗号化部が暗号化したデータを送信し、
前記復号化部は、前記受信部が受信したデータを復号化し、
前記VPN送信部は、前記復号化部が復号化したデータを送信し、
前記VPN受信部は、前記VPN送信部が送信したデータを受信し、
前記データ復元部は、前記VPN受信部が受信したデータに対して前記復元処理を行う、
付記1に記載のデータ管理システム。
【0067】
(付記4)
前記データ取得部は、前記対象機器に対する制御信号を通信する制御ネットワークと独立に設けられた通信手段を介して前記対象機器からデータを取得する、付記1から3のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0068】
(付記5)
前記対象機器からのデータに基づいて、所定時間以上継続して発生する異常の有無を判定する継続異常判定部を備える、付記1から4のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0069】
(付記6)
前記対象機器からのデータに基づいて、前記対象機器に定期的に発生する異常の有無を判定する定期的異常検出部を備える、付記1から5のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0070】
(付記7)
前記対象機器からのデータが示す異常の件数が、前記対象機器の経年の指標値に応じて定められた閾値よりも多いか否かを判定する異常増加検出部を備える、付記1から6のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0071】
(付記8)
前記対象機器は、入出金機の取引口にシャッターを備え、
前記異常増加検出部は、前記異常の件数が、前記シャッターの通算動作回数に応じて定められた閾値よりも多いか否かを判定する、付記7に記載のデータ管理システム。
【0072】
(付記9)
前記異常増加検出部は、前記対象機器による現金処理のリトライ回数が前記閾値よりも多いか否かを判定する、付記8に記載のデータ管理システム。
【0073】
(付記10)
前記対象機器の紙幣の繰り出しにおける紙幣の斜行の分布を検出する斜行分布検出部を備え、
前記異常増加検出部は、前記紙幣の同一方向への斜行が前記閾値よりも多いか否かを判定する、付記7から9のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0074】
(付記11)
前記対象機器からのエラー情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部が記憶するエラー情報に基づいて、エラーの種類毎に当該エラーの発生回数を計数し、発生回数の多い順の統計情報を生成するエラー統計部と、
を備える付記1から10のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0075】
(付記12)
前記対象機器からのデータが示す異常に対する保守作業の情報を示す保守作業情報を取得する保守作業情報取得部と、
前記対象機器からのデータ及び前記保守作業情報に基づいて異常の種類毎の保守作業時間の統計データを生成する保守作業統計処理部と、
を備える付記1から11のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0076】
(付記13)
複数の店舗それぞれに設置された前記対象機器からのデータに基づいて、店舗毎の金融取引データを生成する店舗別データ生成部を備える付記1から12のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0077】
(付記14)
前記対象機器からのデータに基づいて金融取引の時系列データを生成する時系列データ生成部を備える請求項1から13のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0078】
(付記15)
店舗内に表示された情報を所定時間以上見ていた顧客を検出する顧客検出部と、
前記顧客検出部が検出した顧客と前記顧客が見ていた情報の内容とを対応付けた関心情報を生成する関心情報生成部と、
を備える付記1から14のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
【0079】
(付記16)
前記関心情報生成部は、前記店舗に設置された受付番号発券機が前記顧客に発行した受付番号と前記顧客が見ていた情報の内容とを対応付けた前記関心情報を生成する、
付記15に記載のデータ管理システム。
【0080】
(付記17)
対象機器に対応した通信インタフェースにより前記対象機器からデータを取得するデータ取得ステップと、
前記対象機器から得られたデータを送信する送信ステップと、
前記送信ステップで送信されたデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信されたデータに対して前記対象機器毎に定められたデータ復元方法に基づく復元処理を行うデータ復元ステップと、
を含むデータ管理方法。
本発明は、複数の装置からのデータを1つの装置に送信する場合に、複数の装置の各々からのデータを特定のデータ形式に変換する処理を行う必要なしに送信することができるデータ管理システ