(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-180035(P2020-180035A)
(43)【公開日】2020年11月5日
(54)【発明の名称】水晶の融解鋳造設備
(51)【国際特許分類】
C03B 8/00 20060101AFI20201009BHJP
【FI】
C03B8/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-104908(P2019-104908)
(22)【出願日】2019年6月4日
(31)【優先権主張番号】201910337684.7
(32)【優先日】2019年4月25日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】施▲こう▼女
【テーマコード(参考)】
4G014
【Fターム(参考)】
4G014AG00
(57)【要約】
【課題】本発明は水晶の融解鋳造設備を開示した。
【解決手段】
主体を含み、前記主体の中には鋳造チャンバが設置され、前記鋳造チャンバの中には鋳造装置が設置され、前記鋳造チャンバの頂壁の中にはポンプチャンバが設置され、前記ポンプチャンバの頂壁の中には融解チャンバが設置され、前記融解チャンバの中には融解装置が設置され、前記ポンプチャンバの中には圧送装置が設置され、本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、本発明は回収された水晶微粒子を自動的に高温で融解して製品に鋳造し、資源の利用率を高め、水晶の生産価値を上げ、従って、本発明は高い使用と普及する価値がある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、主体を含み、前記主体の中には鋳造チャンバが設置され、前記鋳造チャンバの中には鋳造装置が設置され、前記鋳造チャンバの頂壁の中にはポンプチャンバが設置され、前記ポンプチャンバの頂壁の中には融解チャンバが設置され、前記融解チャンバの中には融解装置が設置され、前記ポンプチャンバの中には圧送装置が設置され、前記ポンプチャンバと前記融解チャンバとの間が上逆止弁によって連通され、前記ポンプチャンバと前記鋳造装置との間が管路によって連通され、前記管路の中には下逆止弁が設置され、前記鋳造チャンバの中には伝送装置が設置され、前記鋳造チャンバの左壁の中には下チャンバが設置され、前記下チャンバと前記鋳造チャンバとの間にはスライド溝が連通するように設置され、前記下チャンバの中には伝動装置が設置され、前記下チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記下チャンバの底壁の中に設置されたモーターを含み、前記下チャンバの中には前記モーターと動力が伝達できるように連結された動力軸が設置され、前記動力軸の頂端には主動歯車が設置され、
前記動力装置は前記伝動装置によって前記圧送装置を連動させて融解した液体水晶を前記鋳造装置の中に送って鋳造することを特徴とする水晶の融解鋳造設備。
【請求項2】
前記伝動装置は前記下チャンバの中に設置された主軸を含み、前記主軸の外壁には従動歯車が設置され、前記主軸の外壁には主動傘歯車が設置され、前記下チャンバの中には左軸が設置され、前記左軸の左端には前記主動傘歯車と噛み合っている従動傘歯車が設置され、前記左軸の右端にはセクタ歯車が設置され、前記主軸の底端には左傘歯車が設置され、前記下チャンバの頂壁の中には減速チャンバが設置され、前記主軸の外壁には前記減速チャンバの中に位置しているウォームが設置され、前記減速チャンバの中には遅軸が設置され、前記遅軸の前端にはウォームホイールが設置され、前記遅軸の後端には前傘歯車が設置され、前記融解チャンバの左壁の中には水晶微粒子輸送チャンバが設置され、前記下チャンバの頂端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している伝動傘歯車が設置され、
前記伝動装置は動力を各装置の中に伝達できることを特徴とする請求項1に記載の水晶の融解鋳造設備。
【請求項3】
前記融解装置は前記融解チャンバの中に設置された混合軸を含み、前記混合軸の外壁にはスクリュー羽根が設置され、前記混合軸の左端には前記伝動傘歯車と互いに噛み合っている連結傘歯車が設置され、前記混合軸の外壁には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している平歯車が設置され、前記融解チャンバの中には水晶微粒子輸送軸が設置され、前記水晶微粒子輸送軸の外壁には水晶微粒子輸送ローラーが設置され、前記水晶微粒子輸送ローラーの中には四組の水晶微粒子貯蔵溝が排列されるように設置され、前記水晶微粒子輸送軸の左端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している滑車輪が設置され、前記水晶微粒子輸送チャンバの中には回し軸が設置され、前記回し軸の左端には前記平歯車と互いに噛み合っているサブ歯車が設置され、前記回し軸の右端には回し輪が設置され、前記回し輪が回転して前記滑車輪を回して回転させることができ、
前記融解装置は水晶微粒子を階段式で前記融解チャンバの中に送り、また融解混合することができることを特徴とする請求項1に記載の水晶の融解鋳造設備。
【請求項4】
前記圧送装置は前記ポンプチャンバの中に設置され、且つ左右対称であるピストンを含み、前記ピストンのうち前記ポンプチャンバから離れている端にはポンプレバーが設置され、前記ポンプレバーの頂端にはラックが設置され、前記融解チャンバの左右両側の内壁の中には往復チャンバが対称的に設置され、左側の前記往復チャンバを例として詳しく説明し、前記往復チャンバの中には中空軸が設置され、前記中空軸が前記混合軸とスプラインによって嵌合され、前記中空軸の外壁には正傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には逆傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には回転ブロックが設置され、前記往復チャンバの左壁の中には電磁溝が設置され、前記電磁溝の中には永久磁石がスライドできるように設置され、前記電磁溝の左壁の中には電磁石が設置され、前記電磁石と前記永久磁石との間には第一ばねが弾性を持つように設置され、前記往復チャンバの中には縦軸が設置され、前記縦軸の頂端には前記正傘歯車又は前記逆傘歯車と噛み合うことができる上傘歯車が設置され、前記縦軸の底端には下傘歯車が設置され、前記往復チャンバの中には横軸が設置され、前記横軸の前端にはポンプ用傘歯車が設置され、前記横軸の後端には往復歯車が設置され、
前記圧送装置は融解した水晶を加圧した後に前記鋳造装置の中に送ることができることを特徴とする請求項3に記載の水晶の融解鋳造設備。
【請求項5】
前記鋳造装置は前記鋳造チャンバの中に設置された回転板を含み、前記鋳造チャンバの頂壁の中には三組の上モールドが設置され、前記回転板の中には三組の下モールドが三組の前記上モールドに対応するように設置され、前記上モールドと前記下モールドとが作動し合って空きチャンバを形成し、前記スライド溝の中にはスライドブロックが設置され、前記スライドブロックと前記スライド溝の底壁との間には第二ばねが弾性を持つように設置され、前記スライドブロックの中には右軸が設置され、前記右軸の右端が前記回転板と連結され、前記右軸の左端には前記下チャンバの中に位置している旋転歯車が設置され、前記減速チャンバの中にはカム軸が設置され、前記カム軸の左端には後傘歯車が設置され、前記カム軸の右端には前記スライド溝の中に位置しているカムが設置され、前記伝送装置は前記鋳造チャンバの中に設置され、且つ前後対称である出力軸を含み、後側の前記出力軸の右端にはローラーが設置され、前側と後側の前記ローラーの間には鋳造品を輸送することができる伝送ベルトが設置され、前記出力軸の左端には前記左傘歯車と互いに噛み合っている右傘歯車が設置され、前記鋳造装置は融解した水晶を成型し、また前記伝送装置を通して成型された水晶を送り出すことができることを特徴とする請求項4に記載の水晶の融解鋳造設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水晶加工分野に関わり、具体的には水晶の融解鋳造設備である。
【背景技術】
【0002】
水晶は人々に愛される鉱石であり、しかし、鉱石を採掘する過程には大量の微粒子の氷晶石が出てきて、直接に装飾品に加工するのは難しく、回収しないと資源を浪費し、鉱産物の価値を下げ、従って、本発明は水晶微粒子を回収できる融解鋳造設備を設計するのを目指している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105492141号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は水晶の融解鋳造設備を提供し、既存技術にある上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の水晶の融解鋳造設備は、主体を含み、前記主体の中には鋳造チャンバが設置され、前記鋳造チャンバの中には鋳造装置が設置され、前記鋳造チャンバの頂壁の中にはポンプチャンバが設置され、前記ポンプチャンバの頂壁の中には融解チャンバが設置され、前記融解チャンバの中には融解装置が設置され、前記ポンプチャンバの中には圧送装置が設置され、前記ポンプチャンバと前記融解チャンバとの間が上逆止弁によって連通され、前記ポンプチャンバと前記鋳造装置との間が管路によって連通され、前記管路の中には下逆止弁が設置され、前記鋳造チャンバの中には伝送装置が設置され、前記鋳造チャンバの左壁の中には下チャンバが設置され、前記下チャンバと前記鋳造チャンバとの間にはスライド溝が連通するように設置され、前記下チャンバの中には伝動装置が設置され、前記下チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記下チャンバの底壁の中に設置されたモーターを含み、前記下チャンバの中には前記モーターと動力が伝達できるように連結された動力軸が設置され、前記動力軸の頂端には主動歯車が設置され、
前記動力装置は前記伝動装置によって前記圧送装置を連動させて融解した液体水晶を前記鋳造装置の中に送って鋳造する。
【0006】
好ましくは、前記伝動装置は前記下チャンバの中に設置された主軸を含み、前記主軸の外壁には従動歯車が設置され、前記主軸の外壁には主動傘歯車が設置され、前記下チャンバの中には左軸が設置され、前記左軸の左端には前記主動傘歯車と噛み合っている従動傘歯車が設置され、前記左軸の右端にはセクタ歯車が設置され、前記主軸の底端には左傘歯車が設置され、前記下チャンバの頂壁の中には減速チャンバが設置され、前記主軸の外壁には前記減速チャンバの中に位置しているウォームが設置され、前記減速チャンバの中には遅軸が設置され、前記遅軸の前端にはウォームホイールが設置され、前記遅軸の後端には前傘歯車が設置され、前記融解チャンバの左壁の中には水晶微粒子輸送チャンバが設置され、前記下チャンバの頂端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している伝動傘歯車が設置され、
前記伝動装置は動力を各装置の中に伝達できる。
【0007】
好ましくは、前記融解装置は前記融解チャンバの中に設置された混合軸を含み、前記混合軸の外壁にはスクリュー羽根が設置され、前記混合軸の左端には前記伝動傘歯車と互いに噛み合っている連結傘歯車が設置され、前記混合軸の外壁には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している平歯車が設置され、前記融解チャンバの中には水晶微粒子輸送軸が設置され、前記水晶微粒子輸送軸の外壁には水晶微粒子輸送ローラーが設置され、前記水晶微粒子輸送ローラーの中には四組の水晶微粒子貯蔵溝が排列されるように設置され、前記水晶微粒子輸送軸の左端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している滑車輪が設置され、前記水晶微粒子輸送チャンバの中には回し軸が設置され、前記回し軸の左端には前記平歯車と互いに噛み合っているサブ歯車が設置され、前記回し軸の右端には回し輪が設置され、前記回し輪が回転して前記滑車輪を回して回転させることができ、
前記融解装置は水晶微粒子を階段式で前記融解チャンバの中に送り、また融解混合することができる。
【0008】
好ましくは、前記圧送装置は前記ポンプチャンバの中に設置され、且つ左右対称であるピストンを含み、前記ピストンのうち前記ポンプチャンバから離れている端にはポンプレバーが設置され、前記ポンプレバーの頂端にはラックが設置され、前記融解チャンバの左右両側の内壁の中には往復チャンバが対称的に設置され、左側の前記往復チャンバを例として詳しく説明し、前記往復チャンバの中には中空軸が設置され、前記中空軸が前記混合軸とスプラインによって嵌合され、前記中空軸の外壁には正傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には逆傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には回転ブロックが設置され、前記往復チャンバの左壁の中には電磁溝が設置され、前記電磁溝の中には永久磁石がスライドできるように設置され、前記電磁溝の左壁の中には電磁石が設置され、前記電磁石と前記永久磁石との間には第一ばねが弾性を持つように設置され、前記往復チャンバの中には縦軸が設置され、前記縦軸の頂端には前記正傘歯車又は前記逆傘歯車と噛み合うことができる上傘歯車が設置され、前記縦軸の底端には下傘歯車が設置され、前記往復チャンバの中には横軸が設置され、前記横軸の前端にはポンプ用傘歯車が設置され、前記横軸の後端には往復歯車が設置され、
前記圧送装置は融解した水晶を加圧した後に前記鋳造装置の中に送ることができる。
【0009】
好ましくは、前記鋳造装置は前記鋳造チャンバの中に設置された回転板を含み、前記鋳造チャンバの頂壁の中には三組の上モールドが設置され、前記回転板の中には三組の下モールドが三組の前記上モールドに対応するように設置され、前記上モールドと前記下モールドとが作動し合って空きチャンバを形成し、前記スライド溝の中にはスライドブロックが設置され、前記スライドブロックと前記スライド溝の底壁との間には第二ばねが弾性を持つように設置され、前記スライドブロックの中には右軸が設置され、前記右軸の右端が前記回転板と連結され、前記右軸の左端には前記下チャンバの中に位置している旋転歯車が設置され、前記減速チャンバの中にはカム軸が設置され、前記カム軸の左端には後傘歯車が設置され、前記カム軸の右端には前記スライド溝の中に位置しているカムが設置され、前記伝送装置は前記鋳造チャンバの中に設置され、且つ前後対称である出力軸を含み、後側の前記出力軸の右端にはローラーが設置され、前側と後側の前記ローラーの間には鋳造品を輸送することができる伝送ベルトが設置され、前記出力軸の左端には前記左傘歯車と互いに噛み合っている右傘歯車が設置され、前記鋳造装置は融解した水晶を成型し、また前記伝送装置を通して成型された水晶を送り出すことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の有益な効果は:本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、本発明は回収された水晶微粒子を自動的に高温で融解して製品に鋳造し、資源の利用率を高め、水晶の生産価値を上げ、従って、本発明は高い使用と普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【
図4】
図4は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図5】
図5は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図6】
図6は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図7】
図7は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図8】
図8は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜8に示すように、本発明の水晶の融解鋳造設備は、主体11を含み、前記主体11の中には鋳造チャンバ34が設置され、前記鋳造チャンバ34の中には鋳造装置100が設置され、前記鋳造チャンバ34の頂壁の中にはポンプチャンバ44が設置され、前記ポンプチャンバ44の頂壁の中には融解チャンバ24が設置され、前記融解チャンバ24の中には融解装置200が設置され、前記ポンプチャンバ44の中には圧送装置300が設置され、前記ポンプチャンバ44と前記融解チャンバ24との間が上逆止弁26によって連通され、前記ポンプチャンバ44と前記鋳造装置100との間が管路45によって連通され、前記管路45の中には下逆止弁46が設置され、前記鋳造チャンバ34の中には伝送装置400が設置され、前記鋳造チャンバ34の左壁の中には下チャンバ39が設置され、前記下チャンバ39と前記鋳造チャンバ34との間にはスライド溝79が連通するように設置され、前記下チャンバ39の中には伝動装置500が設置され、前記下チャンバ39の中には動力装置600が設置され、前記動力装置600は前記下チャンバ39の底壁の中に設置されたモーター37を含み、前記下チャンバ39の中には前記モーター37と動力が伝達できるように連結された動力軸36が設置され、前記動力軸36の頂端には主動歯車35が設置され、
前記動力装置600は前記伝動装置500によって前記圧送装置300を連動させて融解した液体水晶を前記鋳造装置100の中に送って鋳造する。
【0014】
有益なように、前記伝動装置500は前記下チャンバ39の中に設置された主軸64を含み、前記主軸64の外壁には従動歯車68が設置され、前記主軸64の外壁には主動傘歯車67が設置され、前記下チャンバ39の中には左軸66が設置され、前記左軸66の左端には前記主動傘歯車67と噛み合っている従動傘歯車65が設置され、前記左軸66の右端にはセクタ歯車69が設置され、前記主軸64の底端には左傘歯車38が設置され、前記下チャンバ39の頂壁の中には減速チャンバ80が設置され、前記主軸64の外壁には前記減速チャンバ80の中に位置しているウォーム29が設置され、前記減速チャンバ80の中には遅軸78が設置され、前記遅軸78の前端にはウォームホイール77が設置され、前記遅軸78の後端には前傘歯車75が設置され、前記融解チャンバ24の左壁の中には水晶微粒子輸送チャンバ14が設置され、前記下チャンバ39の頂端には前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中に位置している伝動傘歯車19が設置され、
前記伝動装置500は動力を各装置の中に伝達できる。
【0015】
有益なように、前記融解装置200は前記融解チャンバ24の中に設置された混合軸21を含み、前記混合軸21の外壁にはスクリュー羽根25が設置され、前記混合軸21の左端には前記伝動傘歯車19と互いに噛み合っている連結傘歯車20が設置され、前記混合軸21の外壁には前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中に位置している平歯車15が設置され、前記融解チャンバ24の中には水晶微粒子輸送軸13が設置され、前記水晶微粒子輸送軸13の外壁には水晶微粒子輸送ローラー22が設置され、前記水晶微粒子輸送ローラー22の中には四組の水晶微粒子貯蔵溝23が排列されるように設置され、前記水晶微粒子輸送軸13の左端には前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中に位置している滑車輪12が設置され、前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中には回し軸17が設置され、前記回し軸17の左端には前記平歯車15と互いに噛み合っているサブ歯車16が設置され、前記回し軸17の右端には回し輪18が設置され、前記回し輪18が回転して前記滑車輪12を回して回転させることができ、
前記融解装置200は水晶微粒子を階段式で前記融解チャンバ24の中に送り、また融解混合することができる。
【0016】
有益なように、前記圧送装置300は前記ポンプチャンバ44の中に設置され、且つ左右対称であるピストン28を含み、前記ピストン28のうち前記ポンプチャンバ44から離れている端にはポンプレバー27が設置され、前記ポンプレバー27の頂端にはラック47が設置され、前記融解チャンバ24の左右両側の内壁の中には往復チャンバ62が対称的に設置され、左側の前記往復チャンバ62を例として詳しく説明し、前記往復チャンバ62の中には中空軸59が設置され、前記中空軸59が前記混合軸21とスプラインによって嵌合され、前記中空軸59の外壁には正傘歯車61が設置され、前記中空軸59の外壁には逆傘歯車63が設置され、前記中空軸59の外壁には回転ブロック60が設置され、前記往復チャンバ62の左壁の中には電磁溝55が設置され、前記電磁溝55の中には永久磁石57がスライドできるように設置され、前記電磁溝55の左壁の中には電磁石54が設置され、前記電磁石54と前記永久磁石57との間には第一ばね56が弾性を持つように設置され、前記往復チャンバ62の中には縦軸53が設置され、前記縦軸53の頂端には前記正傘歯車61又は前記逆傘歯車63と噛み合うことができる上傘歯車58が設置され、前記縦軸53の底端には下傘歯車52が設置され、前記往復チャンバ62の中には横軸50が設置され、前記横軸50の前端にはポンプ用傘歯車49が設置され、前記横軸50の後端には往復歯車48が設置され、
前記圧送装置300は融解した水晶を加圧した後に前記鋳造装置100の中に送ることができる。
【0017】
有益なように、前記鋳造装置100は前記鋳造チャンバ34の中に設置された回転板33を含み、前記鋳造チャンバ34の頂壁の中には三組の上モールド31が設置され、前記回転板33の中には三組の下モールド32が三組の前記上モールド31に対応するように設置され、前記上モールド31と前記下モールド32とが作動し合って空きチャンバ99を形成し、前記スライド溝79の中にはスライドブロック71が設置され、前記スライドブロック71と前記スライド溝79の底壁との間には第二ばね70が弾性を持つように設置され、前記スライドブロック71の中には右軸72が設置され、前記右軸72の右端が前記回転板33と連結され、前記右軸72の左端には前記下チャンバ39の中に位置している旋転歯車73が設置され、前記減速チャンバ80の中にはカム軸74が設置され、前記カム軸74の左端には後傘歯車76が設置され、前記カム軸74の右端には前記スライド溝79の中に位置しているカム30が設置され、前記伝送装置400は前記鋳造チャンバ34の中に設置され、且つ前後対称である出力軸41を含み、後側の前記出力軸41の右端にはローラー42が設置され、前側と後側の前記ローラー42の間には鋳造品を輸送することができる伝送ベルト43が設置され、前記出力軸41の左端には前記左傘歯車38と互いに噛み合っている右傘歯車40が設置され、前記鋳造装置100は融解した水晶を成型し、また前記伝送装置400を通して成型された水晶を送り出すことができる。
【0018】
水晶の融解鋳造設備を使用する時、モーター37が作動し始め、動力軸36によって主動歯車35を回転連動させ、更に従動歯車68と、主軸64とによって主動傘歯車67と、ウォーム29と、伝動傘歯車19と、左傘歯車38とを回転連動させ、伝動傘歯車19が連結傘歯車20と、混合軸21と、平歯車15と、サブ歯車16と、回し軸17と、回し輪18と、滑車輪12と、水晶微粒子輸送軸13とによって水晶微粒子輸送ローラー22を回転連動させ、水晶を融解チャンバ24の中に送って融解し、同時に混合軸21がスクリュー羽根25を回転連動させて融解した水晶を十分に混合し、それと同時に、電磁石54が通電(停電)して永久磁石57と回転ブロック60とによって中空軸59を右方(左方)へスライド連動させ、更に正傘歯車61(逆傘歯車63)が上傘歯車58と噛み合い、混合軸21が中空軸59と、正傘歯車61(逆傘歯車63)と、上傘歯車58と、縦軸53と、下傘歯車52と、ポンプ用傘歯車49と、横軸50と、往復歯車48と、ラック47と、ポンプレバー27とによってピストン28を左方(右方)へスライド連動させ、水晶をポンプチャンバ44に吸い込み(から排出し)、融解した水晶は管路45を経由して空きチャンバ99の中に入って成型され、同時に、ウォーム29がウォームホイール77と、遅軸78と、前傘歯車75と、後傘歯車76と、カム軸74とによってカム30を回転連動させ、カム30がスライドブロック71と接触し、更にスライドブロック71と、右軸72とによって回転板33を下方へスライド連動させ、旋転歯車73がセクタ歯車69と噛み合い、主動傘歯車67が従動歯車65と、左軸66と、旋転歯車73と、右軸72と回転板33とによって下モールド32を回転連動させ、成型された水晶を下モールド32から出して伝送ベルト43に落とし、同時に、左傘歯車38が右傘歯車40と、出力軸41と、ローター42とによって伝送ベルト43を回転連動させ、成型された水晶を送り出し、下モールド32が百八十度回転すると、カム30がスライドブロック71との接触から離れ、回転板33が上方へスライドして上モールド31と作動し合って次の循環を行う。
【0019】
本発明の有益な効果は:本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、本発明は回収された水晶微粒子を自動的に高温で融解して製品に鋳造し、資源の利用率を高め、水晶の生産価値を上げ、従って、本発明は高い使用と普及する価値がある。
【0020】
上記は発明の具体的な実施例だけであり、発明の保護範囲はこれに限定されたものではなく、創造的な労働を通さなく想到できる全ての変化又は入れ替わりは、本発明の保護範囲の中に含むべきである。
【手続補正書】
【提出日】2020年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、本体を含み、前記本体の中には鋳造チャンバが設置され、前記鋳造チャンバの中には鋳造装置が設置され、前記鋳造チャンバの頂壁の中にはポンプチャンバが設置され、前記ポンプチャンバの頂壁の中には融解チャンバが設置され、前記融解チャンバの中には融解装置が設置され、前記ポンプチャンバの中には圧送装置が設置され、前記ポンプチャンバと前記融解チャンバとの間が上逆止弁によって連通され、前記ポンプチャンバと前記鋳造装置との間が管路によって連通され、前記管路の中には下逆止弁が設置され、前記鋳造チャンバの中には伝送装置が設置され、前記鋳造チャンバの左壁の中には下チャンバが設置され、前記下チャンバと前記鋳造チャンバとの間にはスライド溝が連通するように設置され、前記下チャンバの中には伝動装置が設置され、前記下チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記下チャンバと前記鋳造チャンバとの間の壁の中に設置されたモーターを含み、前記下チャンバの中には前記モーターと動力が伝達できるように連結された動力軸が設置され、前記動力軸の頂端には主動歯車が設置され、
前記動力装置は前記伝動装置によって前記圧送装置を連動させて融解した液体水晶を前記鋳造装置の中に送って鋳造することができ、
前記伝動装置は前記下チャンバの中に設置された主軸を含み、前記主軸の外壁に前記主動歯車と噛み合った従動歯車が設置され、前記主軸の外壁には主動傘歯車が設置され、前記下チャンバの中には左軸が設置され、前記左軸の左端には前記主動傘歯車と噛み合っている従動傘歯車が設置され、前記左軸の右端にはセクタ歯車が設置され、前記主軸の底端には左傘歯車が設置され、前記下チャンバの頂壁の中には減速チャンバが設置され、前記主軸の外壁には前記減速チャンバの中に位置しているウォームが設置され、前記減速チャンバの中には遅軸が設置され、前記遅軸の前端にはウォームホイールが設置され、前記遅軸の後端には前傘歯車が設置され、前記融解チャンバの左壁の中には水晶微粒子輸送チャンバが設置され、前記下チャンバの頂端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している伝動傘歯車が設置され、
前記伝動装置は動力を各装置の中に伝達でき、
前記融解装置は前記融解チャンバの中に設置された混合軸を含み、前記混合軸の外壁にはスクリュー羽根が設置され、前記混合軸の左端には前記伝動傘歯車と互いに噛み合っている連結傘歯車が設置され、前記混合軸の外壁には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している平歯車が設置され、前記融解チャンバの中には水晶微粒子輸送軸が設置され、前記水晶微粒子輸送軸の外壁には水晶微粒子輸送ローラーが設置され、前記水晶微粒子輸送ローラーの中には四組の水晶微粒子貯蔵溝が排列されるように設置され、前記水晶微粒子輸送軸の左端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している滑車輪が設置され、前記水晶微粒子輸送チャンバの中には回し軸が設置され、前記回し軸の左端には前記平歯車と互いに噛み合っているサブ歯車が設置され、前記回し軸の右端には回し輪が設置され、前記回し輪が回転して前記滑車輪を回して回転させることができ、
前記融解装置は水晶微粒子を階段式で前記融解チャンバの中に送り、また融解混合することができ、
前記圧送装置は前記ポンプチャンバの中に設置され、且つ左右対称であるピストンを含み、前記ピストンのうち前記ポンプチャンバから離れている端にはポンプレバーが設置され、前記ポンプレバーの頂端にはラックが設置され、前記融解チャンバの左右両側の内壁の中には往復チャンバが対称的に設置され、左側の前記往復チャンバを例として詳しく説明し、前記往復チャンバの中には中空軸が設置され、前記中空軸が前記混合軸とスプラインによって嵌合され、前記中空軸の外壁には正傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には逆傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には回転ブロックが設置され、前記往復チャンバの左壁の中には電磁溝が設置され、前記電磁溝の中には永久磁石がスライドできるように設置され、前記電磁溝の左壁の中には電磁石が設置され、前記電磁石と前記永久磁石との間には第一ばねが弾性を持つように設置され、前記往復チャンバの中には縦軸が設置され、前記縦軸の頂端には前記正傘歯車又は前記逆傘歯車と噛み合うことができる上傘歯車が設置され、前記縦軸の底端には下傘歯車が設置され、前記往復チャンバの中には横軸が設置され、前記横軸の前端にはポンプ用傘歯車が設置され、前記横軸の後端には往復歯車が設置され、
前記圧送装置は融解した水晶を加圧した後に前記鋳造装置の中に送ることができ、
前記鋳造装置は前記鋳造チャンバの中に設置された回転板を含み、前記鋳造チャンバの頂壁の中には三組の上モールドが設置され、前記回転板の中には三組の下モールドが三組の前記上モールドに対応するように設置され、前記上モールドと前記下モールドとが作動し合って空きチャンバを形成し、前記スライド溝の中にはスライドブロックが設置され、前記スライドブロックと前記スライド溝の底壁との間には第二ばねが弾性を持つように設置され、前記スライドブロックの中には右軸が設置され、前記右軸の右端が前記回転板と連結され、前記右軸の左端には前記下チャンバの中に位置している旋転歯車が設置され、前記減速チャンバの中にはカム軸が設置され、前記カム軸の左端には後傘歯車が設置され、前記カム軸の右端には前記スライド溝の中に位置しているカムが設置され、前記伝送装置は前記鋳造チャンバの中に設置され、且つ前後対称である出力軸を含み、後側の前記出力軸の右端にはローラーが設置され、前側と後側の前記ローラーの間には鋳造品を輸送することができる伝送ベルトが設置され、前記出力軸の左端には前記左傘歯車と互いに噛み合っている右傘歯車が設置され、前記鋳造装置は融解した水晶を成型し、また前記伝送装置を通して成型された水晶を送り出すことができることを特徴とする水晶の融解鋳造設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水晶加工分野に関わり、具体的には水晶の融解鋳造設備である。
【背景技術】
【0002】
水晶は人々に愛される鉱石であり、しかし、鉱石を採掘する過程には大量の微粒子の氷晶石が出てきて、直接に装飾品に加工するのは難しく、回収しないと資源を浪費し、鉱産物の価値を下げ、従って、本発明は水晶微粒子を回収できる融解鋳造設備を設計するのを目指している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105492141号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は水晶の融解鋳造設備を提供し、既存技術にある上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の水晶の融解鋳造設備は、
本体を含み、前記
本体の中には鋳造チャンバが設置され、前記鋳造チャンバの中には鋳造装置が設置され、前記鋳造チャンバの頂壁の中にはポンプチャンバが設置され、前記ポンプチャンバの頂壁の中には融解チャンバが設置され、前記融解チャンバの中には融解装置が設置され、前記ポンプチャンバの中には圧送装置が設置され、前記ポンプチャンバと前記融解チャンバとの間が上逆止弁によって連通され、前記ポンプチャンバと前記鋳造装置との間が管路によって連通され、前記管路の中には下逆止弁が設置され、前記鋳造チャンバの中には伝送装置が設置され、前記鋳造チャンバの左壁の中には下チャンバが設置され、前記下チャンバと前記鋳造チャンバとの間にはスライド溝が連通するように設置され、前記下チャンバの中には伝動装置が設置され、前記下チャンバの中には動力装置が設置され、前記動力装置は
前記下チャンバと前記鋳造チャンバとの間の壁の中に設置されたモーターを含み、前記下チャンバの中には前記モーターと動力が伝達できるように連結された動力軸が設置され、前記動力軸の頂端には主動歯車が設置され、
前記動力装置は前記伝動装置によって前記圧送装置を連動させて融解した液体水晶を前記鋳造装置の中に送って鋳造する。
【0006】
好ましくは、前記伝動装置は前記下チャンバの中に設置された主軸を含み、前記主軸
の外壁に前記主動歯車と噛み合った従動歯車が設置され、前記主軸の外壁には主動傘歯車が設置され、前記下チャンバの中には左軸が設置され、前記左軸の左端には前記主動傘歯車と噛み合っている従動傘歯車が設置され、前記左軸の右端にはセクタ歯車が設置され、前記主軸の底端には左傘歯車が設置され、前記下チャンバの頂壁の中には減速チャンバが設置され、前記主軸の外壁には前記減速チャンバの中に位置しているウォームが設置され、前記減速チャンバの中には遅軸が設置され、前記遅軸の前端にはウォームホイールが設置され、前記遅軸の後端には前傘歯車が設置され、前記融解チャンバの左壁の中には水晶微粒子輸送チャンバが設置され、前記下チャンバの頂端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している伝動傘歯車が設置され、
前記伝動装置は動力を各装置の中に伝達できる。
【0007】
好ましくは、前記融解装置は前記融解チャンバの中に設置された混合軸を含み、前記混合軸の外壁にはスクリュー羽根が設置され、前記混合軸の左端には前記伝動傘歯車と互いに噛み合っている連結傘歯車が設置され、前記混合軸の外壁には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している平歯車が設置され、前記融解チャンバの中には水晶微粒子輸送軸が設置され、前記水晶微粒子輸送軸の外壁には水晶微粒子輸送ローラーが設置され、前記水晶微粒子輸送ローラーの中には四組の水晶微粒子貯蔵溝が排列されるように設置され、前記水晶微粒子輸送軸の左端には前記水晶微粒子輸送チャンバの中に位置している滑車輪が設置され、前記水晶微粒子輸送チャンバの中には回し軸が設置され、前記回し軸の左端には前記平歯車と互いに噛み合っているサブ歯車が設置され、前記回し軸の右端には回し輪が設置され、前記回し輪が回転して前記滑車輪を回して回転させることができ、
前記融解装置は水晶微粒子を階段式で前記融解チャンバの中に送り、また融解混合することができる。
【0008】
好ましくは、前記圧送装置は前記ポンプチャンバの中に設置され、且つ左右対称であるピストンを含み、前記ピストンのうち前記ポンプチャンバから離れている端にはポンプレバーが設置され、前記ポンプレバーの頂端にはラックが設置され、前記融解チャンバの左右両側の内壁の中には往復チャンバが対称的に設置され、左側の前記往復チャンバを例として詳しく説明し、前記往復チャンバの中には中空軸が設置され、前記中空軸が前記混合軸とスプラインによって嵌合され、前記中空軸の外壁には正傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には逆傘歯車が設置され、前記中空軸の外壁には回転ブロックが設置され、前記往復チャンバの左壁の中には電磁溝が設置され、前記電磁溝の中には永久磁石がスライドできるように設置され、前記電磁溝の左壁の中には電磁石が設置され、前記電磁石と前記永久磁石との間には第一ばねが弾性を持つように設置され、前記往復チャンバの中には縦軸が設置され、前記縦軸の頂端には前記正傘歯車又は前記逆傘歯車と噛み合うことができる上傘歯車が設置され、前記縦軸の底端には下傘歯車が設置され、前記往復チャンバの中には横軸が設置され、前記横軸の前端にはポンプ用傘歯車が設置され、前記横軸の後端には往復歯車が設置され、
前記圧送装置は融解した水晶を加圧した後に前記鋳造装置の中に送ることができる。
【0009】
好ましくは、前記鋳造装置は前記鋳造チャンバの中に設置された回転板を含み、前記鋳造チャンバの頂壁の中には三組の上モールドが設置され、前記回転板の中には三組の下モールドが三組の前記上モールドに対応するように設置され、前記上モールドと前記下モールドとが作動し合って空きチャンバを形成し、前記スライド溝の中にはスライドブロックが設置され、前記スライドブロックと前記スライド溝の底壁との間には第二ばねが弾性を持つように設置され、前記スライドブロックの中には右軸が設置され、前記右軸の右端が前記回転板と連結され、前記右軸の左端には前記下チャンバの中に位置している旋転歯車が設置され、前記減速チャンバの中にはカム軸が設置され、前記カム軸の左端には後傘歯車が設置され、前記カム軸の右端には前記スライド溝の中に位置しているカムが設置され、前記伝送装置は前記鋳造チャンバの中に設置され、且つ前後対称である出力軸を含み、後側の前記出力軸の右端にはローラーが設置され、前側と後側の前記ローラーの間には鋳造品を輸送することができる伝送ベルトが設置され、前記出力軸の左端には前記左傘歯車と互いに噛み合っている右傘歯車が設置され、前記鋳造装置は融解した水晶を成型し、また前記伝送装置を通して成型された水晶を送り出すことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の有益な効果は:本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、本発明は回収された水晶微粒子を自動的に高温で融解して製品に鋳造し、資源の利用率を高め、水晶の生産価値を上げ、従って、本発明は高い使用と普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【
図4】
図4は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図5】
図5は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図6】
図6は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図7】
図7は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【
図8】
図8は水晶の融解鋳造設備の作動プロセスの構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜8に示すように、本発明の水晶の融解鋳造設備は、
本体11を含み、前記
本体11の中には鋳造チャンバ34が設置され、前記鋳造チャンバ34の中には鋳造装置100が設置され、前記鋳造チャンバ34の頂壁の中にはポンプチャンバ44が設置され、前記ポンプチャンバ44の頂壁の中には融解チャンバ24が設置され、前記融解チャンバ24の中には融解装置200が設置され、前記ポンプチャンバ44の中には圧送装置300が設置され、前記ポンプチャンバ44と前記融解チャンバ24との間が上逆止弁26によって連通され、前記ポンプチャンバ44と前記鋳造装置100との間が管路45によって連通され、前記管路45の中には下逆止弁46が設置され、前記鋳造チャンバ34の中には伝送装置400が設置され、前記鋳造チャンバ34の左壁の中には下チャンバ39が設置され、前記下チャンバ39と前記鋳造チャンバ34との間にはスライド溝79が連通するように設置され、前記下チャンバ39の中には伝動装置500が設置され、前記下チャンバ39の中には動力装置600が設置され、前記動力装置600は
前記下チャンバ39と前記鋳造チャンバ34との間の壁の中に設置されたモーター37を含み、前記下チャンバ39の中には前記モーター37と動力が伝達できるように連結された動力軸36が設置され、前記動力軸36の頂端には主動歯車35が設置され、
前記動力装置600は前記伝動装置500によって前記圧送装置300を連動させて融解した液体水晶を前記鋳造装置100の中に送って鋳造する。
【0014】
有益なように、前記伝動装置500は前記下チャンバ39の中に設置された主軸64を含み、前記主軸64
の外壁に前記主動歯車35と噛み合った従動歯車68が設置され、前記主軸64の外壁には主動傘歯車67が設置され、前記下チャンバ39の中には左軸66が設置され、前記左軸66の左端には前記主動傘歯車67と噛み合っている従動傘歯車65が設置され、前記左軸66の右端にはセクタ歯車69が設置され、前記主軸64の底端には左傘歯車38が設置され、前記下チャンバ39の頂壁の中には減速チャンバ80が設置され、前記主軸64の外壁には前記減速チャンバ80の中に位置しているウォーム29が設置され、前記減速チャンバ80の中には遅軸78が設置され、前記遅軸78の前端にはウォームホイール77が設置され、前記遅軸78の後端には前傘歯車75が設置され、前記融解チャンバ24の左壁の中には水晶微粒子輸送チャンバ14が設置され、前記下チャンバ39の頂端には前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中に位置している伝動傘歯車19が設置され、
前記伝動装置500は動力を各装置の中に伝達できる。
【0015】
有益なように、前記融解装置200は前記融解チャンバ24の中に設置された混合軸21を含み、前記混合軸21の外壁にはスクリュー羽根25が設置され、前記混合軸21の左端には前記伝動傘歯車19と互いに噛み合っている連結傘歯車20が設置され、前記混合軸21の外壁には前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中に位置している平歯車15が設置され、前記融解チャンバ24の中には水晶微粒子輸送軸13が設置され、前記水晶微粒子輸送軸13の外壁には水晶微粒子輸送ローラー22が設置され、前記水晶微粒子輸送ローラー22の中には四組の水晶微粒子貯蔵溝23が排列されるように設置され、前記水晶微粒子輸送軸13の左端には前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中に位置している滑車輪12が設置され、前記水晶微粒子輸送チャンバ14の中には回し軸17が設置され、前記回し軸17の左端には前記平歯車15と互いに噛み合っているサブ歯車16が設置され、前記回し軸17の右端には回し輪18が設置され、前記回し輪18が回転して前記滑車輪12を回して回転させることができ、
前記融解装置200は水晶微粒子を階段式で前記融解チャンバ24の中に送り、また融解混合することができる。
【0016】
有益なように、前記圧送装置300は前記ポンプチャンバ44の中に設置され、且つ左右対称であるピストン28を含み、前記ピストン28のうち前記ポンプチャンバ44から離れている端にはポンプレバー27が設置され、前記ポンプレバー27の頂端にはラック47が設置され、前記融解チャンバ24の左右両側の内壁の中には往復チャンバ62が対称的に設置され、左側の前記往復チャンバ62を例として詳しく説明し、前記往復チャンバ62の中には中空軸59が設置され、前記中空軸59が前記混合軸21とスプラインによって嵌合され、前記中空軸59の外壁には正傘歯車61が設置され、前記中空軸59の外壁には逆傘歯車63が設置され、前記中空軸59の外壁には回転ブロック60が設置され、前記往復チャンバ62の左壁の中には電磁溝55が設置され、前記電磁溝55の中には永久磁石57がスライドできるように設置され、前記電磁溝55の左壁の中には電磁石54が設置され、前記電磁石54と前記永久磁石57との間には第一ばね56が弾性を持つように設置され、前記往復チャンバ62の中には縦軸53が設置され、前記縦軸53の頂端には前記正傘歯車61又は前記逆傘歯車63と噛み合うことができる上傘歯車58が設置され、前記縦軸53の底端には下傘歯車52が設置され、前記往復チャンバ62の中には横軸50が設置され、前記横軸50の前端にはポンプ用傘歯車49が設置され、前記横軸50の後端には往復歯車48が設置され、
前記圧送装置300は融解した水晶を加圧した後に前記鋳造装置100の中に送ることができる。
【0017】
有益なように、前記鋳造装置100は前記鋳造チャンバ34の中に設置された回転板33を含み、前記鋳造チャンバ34の頂壁の中には三組の上モールド31が設置され、前記回転板33の中には三組の下モールド32が三組の前記上モールド31に対応するように設置され、前記上モールド31と前記下モールド32とが作動し合って空きチャンバ99を形成し、前記スライド溝79の中にはスライドブロック71が設置され、前記スライドブロック71と前記スライド溝79の底壁との間には第二ばね70が弾性を持つように設置され、前記スライドブロック71の中には右軸72が設置され、前記右軸72の右端が前記回転板33と連結され、前記右軸72の左端には前記下チャンバ39の中に位置している旋転歯車73が設置され、前記減速チャンバ80の中にはカム軸74が設置され、前記カム軸74の左端には後傘歯車76が設置され、前記カム軸74の右端には前記スライド溝79の中に位置しているカム30が設置され、前記伝送装置400は前記鋳造チャンバ34の中に設置され、且つ前後対称である出力軸41を含み、後側の前記出力軸41の右端にはローラー42が設置され、前側と後側の前記ローラー42の間には鋳造品を輸送することができる伝送ベルト43が設置され、前記出力軸41の左端には前記左傘歯車38と互いに噛み合っている右傘歯車40が設置され、前記鋳造装置100は融解した水晶を成型し、また前記伝送装置400を通して成型された水晶を送り出すことができる。
【0018】
水晶の融解鋳造設備を使用する時、モーター37が作動し始め、動力軸36によって主動歯車35を回転連動させ、更に従動歯車68と、主軸64とによって主動傘歯車67と、ウォーム29と、伝動傘歯車19と、左傘歯車38とを回転連動させ、伝動傘歯車19が連結傘歯車20と、混合軸21と、平歯車15と、サブ歯車16と、回し軸17と、回し輪18と、滑車輪12と、水晶微粒子輸送軸13とによって水晶微粒子輸送ローラー22を回転連動させ、水晶を融解チャンバ24の中に送って融解し、同時に混合軸21がスクリュー羽根25を回転連動させて融解した水晶を十分に混合し、それと同時に、電磁石54が通電(停電)して永久磁石57と回転ブロック60とによって中空軸59を右方(左方)へスライド連動させ、更に正傘歯車61(逆傘歯車63)が上傘歯車58と噛み合い、混合軸21が中空軸59と、正傘歯車61(逆傘歯車63)と、上傘歯車58と、縦軸53と、下傘歯車52と、ポンプ用傘歯車49と、横軸50と、往復歯車48と、ラック47と、ポンプレバー27とによってピストン28を左方(右方)へスライド連動させ、水晶をポンプチャンバ44に吸い込み(から排出し)、融解した水晶は管路45を経由して空きチャンバ99の中に入って成型され、同時に、ウォーム29がウォームホイール77と、遅軸78と、前傘歯車75と、後傘歯車76と、カム軸74とによってカム30を回転連動させ、カム30がスライドブロック71と接触し、更にスライドブロック71と、右軸72とによって回転板33を下方へスライド連動させ、旋転歯車73がセクタ歯車69と噛み合い、主動傘歯車67が従動歯車65と、左軸66と、旋転歯車73と、右軸72と回転板33とによって下モールド32を回転連動させ、成型された水晶を下モールド32から出して伝送ベルト43に落とし、同時に、左傘歯車38が右傘歯車40と、出力軸41と、ローター42とによって伝送ベルト43を回転連動させ、成型された水晶を送り出し、下モールド32が百八十度回転すると、カム30がスライドブロック71との接触から離れ、回転板33が上方へスライドして上モールド31と作動し合って次の循環を行う。
【0019】
本発明の有益な効果は:本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、本発明は回収された水晶微粒子を自動的に高温で融解して製品に鋳造し、資源の利用率を高め、水晶の生産価値を上げ、従って、本発明は高い使用と普及する価値がある。
【0020】
上記は発明の具体的な実施例だけであり、発明の保護範囲はこれに限定されたものではなく、創造的な労働を通さなく想到できる全ての変化又は入れ替わりは、本発明の保護範囲の中に含むべきである。