特開2020-180401(P2020-180401A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ タキヒヨー株式会社の特許一覧

<>
  • 特開2020180401-ズボン 図000003
  • 特開2020180401-ズボン 図000004
  • 特開2020180401-ズボン 図000005
  • 特開2020180401-ズボン 図000006
  • 特開2020180401-ズボン 図000007
  • 特開2020180401-ズボン 図000008
  • 特開2020180401-ズボン 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-180401(P2020-180401A)
(43)【公開日】2020年11月5日
(54)【発明の名称】ズボン
(51)【国際特許分類】
   A41D 1/06 20060101AFI20201009BHJP
   A41H 43/00 20060101ALI20201009BHJP
【FI】
   A41D1/06 502B
   A41D1/06 501G
   A41H43/00 B
   A41H43/00 C
   A41D1/06 501D
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-84726(P2019-84726)
(22)【出願日】2019年4月25日
(71)【出願人】
【識別番号】397035025
【氏名又は名称】タキヒヨー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121821
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 強
(72)【発明者】
【氏名】宍戸 景子
(72)【発明者】
【氏名】市川 直美
(72)【発明者】
【氏名】駒 恵理子
(72)【発明者】
【氏名】稲本 紗登美
(57)【要約】
【課題】脚部の内股側の付け根部分における盛り上がりを抑制して足を綺麗に見せることができるズボンを得る。
【解決手段】
スキニーパンツ10において、一対の脚部12の内股側の付け根には、股ぐり17を挟むように形成された一対の切替33が備えられ、各切替33は、円弧状をなし対向方向で互いに離れるように凹となる第1端部27a及び第2端部27bが縫合されてなる。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の脚部の内股側の付け根には、股ぐりを挟むように形成された一対の切替が備えられ、
前記各切替は、円弧状をなし対向方向で互いに離れるように凹となる第1端部及び第2端部が縫合されてなることを特徴とするズボン。
【請求項2】
前記一対の切替は、前記股ぐり側に凸となるように弧状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のズボン。
【請求項3】
前記ズボンは、前身頃と後身頃と、前記前身頃と前記後身頃の内股側との間に配置される股部とを有し、前記股部に前記切替が形成されている請求項1又は2に記載のズボン。
【請求項4】
前記股部には、前記股ぐり側に配置される第1内股部と、前記第1内股部よりも裾側に配置される第2内股部とが設けられ、
前記第1端部は、前記第1内股部のうち前記第2内股部の側の端縁が前記第2内股部から離れるように凹状に形成された部位であり、
前記第2端部は、前記第2内股部のうち前記第1内股部の側の端縁が前記第1内股部から離れるように凹状に形成された部位であることを特徴とする請求項3に記載のズボン。
【請求項5】
前記各切替と前記股ぐりとの間の寸法は、1〜3cmであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズボン。
【請求項6】
前記ズボンは伸縮性素材よりなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズボン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ズボンに関する。
【背景技術】
【0002】
ズボンは、股上部と一対の脚部とを有し、一対の前身頃と一対の後身頃とが内股側と脇側とで縫い合わされて形成されている。ズボンの中には、脚を細く長く見せる効果を狙って、着用時に身体の脚にフィットして脚に沿うようなラインが形成される脚部を有する細身のズボンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】再表2015/151940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
細身のズボンでは、脚部の内股側の付け根部分に盛り上がり生じ、脚を太く見せてしまう問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、脚部の内股側の付け根部分における盛り上がりを抑制して足を綺麗に見せることができるズボンを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、ズボンを着用したとき脚部の内股側の付け根部分で生地が一部余り、その余ってしまった生地の部分に贅肉が入り込んで盛り上がりが生じてしまうことが原因であると突き止め、以下の発明に到達した。
【0007】
すなわち、本発明のズボンは、
一対の脚部の内股側の付け根には、股ぐりを挟むように形成された一対の切替が備えられ、
前記各切替は、円弧状をなし対向方向で互いに離れるように凹となる第1端部及び第2端部が縫合されてなることを特徴とする。
【0008】
なお、本発明におけるズボンとは、着用者の両脚を別々に覆う一対の脚部を備えた衣類のことをいい、パンツ、スラックス、ボトム(ボトムス)等とも呼ばれる。ズボンの着用対象は、男性、女性を問わない。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、脚部の内股側の付け根部分に、互いに反対側へ凹状に形成されて相対向する端部同士が縫合されてなる切替が設けられている。すなわち、切替では生地が方錐状に除去されたこととなるので、脚部の内股側の付け根部分に生じていた生地の余りがなくなった。これにより、ズボン着用時に生地が余ることによって生じていた盛り上がりを抑制することができ、脚を綺麗に見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】膝下部分を省略したスキニーパンツを示す斜視図。
図2】膝下部分を省略したスキニーパンツの正面図。
図3図2を下側から見上げた状態のスキニーパンツを示す斜視図。
図4】スキニーパンツの脚部を開いて股下側から見た股下部分の平面図。
図5】縫合前の股下部分を示す平面図。
図6】変形例における縫合前の左側股下部分を示す平面図。
図7】変形例におけるスキニーパンツの脚部を開いて股下側から見た股下部分の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、ズボンとしてスキニーパンツに具体化されている。
【0012】
スキニーパンツ10は伸縮性素材により形成され、図1及び図2に示すように、股上部11と、一対の脚部12とを有している。股上部11には、一般的なズボンが有する前ポケット13、前立て部14、後ポケット(図示略)、ベルト通し(図示略)等の各部材が設けられている。各脚部12は細身をなし、着用者の身体の脚にフィットするように形成されている。各脚部12の太もも周りの内側は内股15にあたる。
【0013】
股上部11及び一対の脚部12は、左右の前身頃21,22と、左右の後身頃23,24と、左右の内股下25,26と、ウエストベルト27とがそれぞれ縫合されて形成されている。
【0014】
左右の前身頃21,22は、前中心において縫合され、その前中心には前立て部14が形成されている。前立て部14には、当該前立て部14を開閉するために、ボタンやファスナー等の開閉用部材(図示略)が設けられている。左右の後身頃23,24は後中心で縫合されている。
【0015】
縫合された左右の前身頃21,22及び後身頃23,24は、左右の脇側でそれぞれ縫合されている。ウエストベルト27は、左右の前身頃21,22及び左右の後身頃23,24の上端部において、ウエストの周方向に沿って縫合されている。なお、ここでの左右とは、スキニーパンツ10を着用した着用者を基準とする左右を意味するため、図示された状態における左右とは逆となっている。
【0016】
左右の内股下25,26は、一対の脚部12の内股側に設けられている。右内股下25は、右前身頃21と右後身頃23との間に設けられ、右前身頃21の内股側と右後身頃23の内股側がそれぞれ右内股下25と縫合されている。左内股下26は、左前身頃22と左後身頃24との間に設けられ、左前身頃22の内股側と左後身頃24の内股側がそれぞれ左内股下26と縫合されている。左右の内股下25,26は、前中心から後中心に至るライン上で縫合されている。前身頃21,22又は後身頃23,24と内股下25,26との縫製ライン31,32が、内股15から裾に至るまで延びるように形成されている。
【0017】
図1に示すように、左右の前身頃21,22の前中心から、左右の内股下25,26の縫合部分を通って、左右の後身頃23,24の後中心に至る縫合線が股ぐり17となる。左右の内股下25,26は、股ぐり17から各脚部12の裾に至るまで、内股15の下方に延びている。
【0018】
図3に示すように、左右の内股下25,26は、それぞれ第1内股下25a,26aと、第2内股下25b,26bとが縫合されることによって形成されている。第1内股下25a,26aは股ぐり17の側に、第2内股下25b,26bは裾側に設けられている。第1内股下25a,26aは第1内股部に相当し、第2内股下25b,26bは第2内股部に相当する。第1内股下25a,26aと第2内股下25b,26bとの境界部には、切替33が設けられている。本実施形態では、前身頃21,22と後身頃23,24との間に配置された第1内股下25a,26a及び第2内股下25b,26bの膝上領域が股部に相当する。
【0019】
切替33は、左右の脚部12のそれぞれの付け根に沿って設けられている。図4にも示すように、切替33は、股ぐり17の側へ凸となるように弧状をなしている。切替33における股ぐり17に最も近付いた部位、つまり前後方向の中央部における円弧の頂点部分と、股ぐり17との間の寸法L1は1cm〜6cmの範囲(例えば1.5cm)に設定され、特に1〜3cmの範囲内であることが特に好ましい。切替33が延びる方向の両端のうち、前身頃21,22の側となる前端と、股ぐり17との間の寸法L2は、1.5cm〜8cmの範囲(例えば2cm)に設定されている。後身頃23,24の側となる後端と股ぐり17との間の寸法L3は、1.5cm〜8cmの範囲(例えば2cm)に設定されている。
【0020】
次に、上記各切替33は、次の手法により縫製されて形成されている。
【0021】
図5に示すように、前身頃21,22や後身頃23,24と縫合されるよりも前のパーツとしての第1内股下25a,26aにおいて、その裾側、つまり第2内股下25b,26bの側の端縁27aは、股ぐり17の側へ凹状をなすように形成されている。一方、同じくパーツとしての第2内股下25b,26bにおいて、その股ぐり17の側、つまり第1内股下25a,26aの側の端縁27bは、裾側へ凹状をなすように形成されている。切替33は、この端縁27a,27b同士が縫合されることによって形成されている。縫合においては、非伸縮性の縫製糸が用いられる。
【0022】
一方、パーツとしての第1内股下25a,26aにおいて、前記端縁27aとは反対側となる股ぐり17の側の端縁29a,29bは、曲線をなすように形成されている。第1内股下25a,26aの端縁29a,29b同士が縫合されることにより、股ぐり17が形成される。この端縁29a,29bが形成する曲線は、内股下25,26が設けられない従前の構成において、前身頃21,22及び後身頃23,24によって股ぐり17を形成する部分が有する曲線と同様の曲線形状となっている。
【0023】
なお、第1内股下25a,26aの裾側の端縁27aは第1端部に相当し、第2内股下25b,26bの股ぐり17の側の端縁27bは第2端部に相当する。
【0024】
このように、第1内股下25a,26a及び第2内股下25b,26bのそれぞれには、互いに反対側へ凹状をなして相対向する端縁27a,27bが形成され、その両者を縫合して切替33が形成されている。これにより、端縁27a,27bが凹状をなす分だけ、内股15側の脚部12の付け根部分に生じていた生地の余裕(余り)が除去される。図3に示すように、股ぐり17から内股15にかけて、切替33が延びる方向に持ち上げられたようなラインが形成され、股ぐり17の直下には空間34が形成される。
【0025】
以上説明した本実施形態のスキニーパンツ10によれば、次のような作用効果が得られる。
【0026】
(1)左右の脚部12のそれぞれの付け根部分には、当該付け根に沿うように、互いに反対側へ凹状をなして相対向する端縁27a,27b同士が縫合されてなる切替33が設けられている。そのため、脚部12の内股15側の付け根部分における生地の余裕分が除去され、ズボン着用時には、生地の余裕があることで生じていた内股15側の付け根部分で肉や脂肪(贅肉)の盛り上がりを抑制することができる。これにより、図2及び図3に示すように、着用時には、股ぐり17から脚部12の付け根部分を経て内股15に至るラインであって、脚部12の付け根部分が切替33の延びる方向に持ち上げられたようなラインが形成され、股ぐり17の直下には空間34が形成される。このラインや空間34によって、スキニーパンツ10を着用した脚のラインはその付け根に至るまで見られることとなり、脚をより細く長く、綺麗に見せることができる。
【0027】
(2)スキニーパンツ10は伸縮性生地によって形成され、身体のラインに生地がよりフィットするため、脚の付け根部分に生地の余裕ができると、それによって形成される贅肉の盛り上がりは一層強調される。その点、本実施形態のスキニーパンツ10は、前述したように、付け根部分における生地の余裕が除去されて肉や脂肪の盛り上がりが抑制されたり、脚の付け根に至るまでのラインが形成されたりすることによる美脚効果を一層顕著に見せることができる。
【0028】
(3)前身頃21,22の内股側と後身頃23,24の内股側との間に内股下25,26が設けられ、その内股下25,26は、第1内股下25a,26aと第2内股下25b,26bとで形成されている。第1内股下25a,26aの裾側の端縁27aは、股ぐり17の側に凹状をなすように形成され、第2内股下25b,26bの股ぐり17の側の端縁27bは、裾側に凹状をなすように形成され、両端縁27a,27bが縫合されて、切替33が形成されている。
【0029】
内股下25,26が設けられない構成において、脚部12の内股15側の付け根部分の生地を紡錘形状に除去し、互いに凹状をなす端縁27a,27b同士を縫合して切替33を形成するとすれば、切除部分の両端部の強度を確保するための縫製上の処理が必要となり、手間がかかる。この点、本実施形態のスキニーパンツ10は、2つに分割された内股下25,26を内股側に介在させ、端縁27a,27b同士を縫合し、かつ前身頃21,22及び後身頃23,24と縫合して切替33を形成している。このような構成であれば、複数のパーツを縫合するという縫製処理だけで、切替33の両端部が縫製されるため、強度が確保される。
【0030】
また、内股側に内股下25,26が設けられることにより、前身頃21,22又は後身頃23,24と内股下25,26との縫製ライン31が、図2に示すように、スキニーパンツ10の正面に現れる。同様に、背面側にも縫製ライン32が現れる。縫製ライン31,32は、股ぐり17から裾に至るまで延びているため、それによって脚を長く見せる視覚的効果を得ることができる。これにより、脚をより綺麗に見せることができる。
【0031】
(4)第1内股下25a,26aの端縁27aと、第2内股下25b,26bの端縁27bとが互いに逆側へ凹状をなすように形成され、その両者が縫合されて切替33が形成されている。そのため、切替33はパンツ内側に向けて凸となるように起立した形状となる。この形状により、スキニーパンツ10の着用時には、脚の付け根部分の肉や脂肪が内側へ押されることとなり、その盛り上がりを抑制できる。しかも、切替33は非伸縮性の縫製糸によって縫合されているため、切替33の伸張が抑制され、内側へ凸となった形状が保持されやすくなっている。これにより、脚の付け根部分の肉や脂肪の盛り上がりを一層抑制できる。
【0032】
なお、本発明は、上記実施形態のスキニーパンツ10の構成に限られるものではなく、例えば次のような構成を採用してもよい。
【0033】
(a)上記実施の形態では、前身頃21,22の内股側と後身頃23,24の内股側との間に第2内股下25b,26bが設けられているが、図6(a)に縫合前の左側各部材が示されているように、第2内股下25b,26bをなくした構成としてもよい。この場合、前身頃21,22の内股側と後身頃23,24の内股側とが縫合される。その上で、第2内股下25b,26bが設けられた構成において裾側へ凹状をなすように形成された端縁27bに代わり、前身頃21,22及び後身頃23,24には、両者が縫合されることによって裾側へ凹状をなすように形成される端縁27bxがそれぞれ形成されている。互いに逆側へ凹状をなす第1内股下25a,26aの端縁27aと、上記端縁27bxとの両者を縫合することで切替33が設けられる。この構成であっても、切替33を形成する端縁27a,27bxが凹状をなす分だけ除去されるため、生地の余裕を除去して贅肉の盛り上がりを抑制することができる。もっとも、前述したように、縫製処理の手間や縫製ライン31,32を見せることによって得られる美脚効果を考えると、内股下25,26を介在させた構成がより好ましい。
【0034】
また、上記実施の形態では、前身頃21,22の内股側と後身頃23,24の内股側との間に第1内股下25a,26aが設けられているが、図6(b)に示されるように、第1内股下25a,26aをなくした構成としてもよい。この場合も、第1内股下25a,26aが設けられた構成において股ぐり17側へ凹状をなすように形成された端縁27aに代わり、前身頃21,22及び後身頃23,24には、両者が縫合されることによって股ぐり17側へ凹状をなすように形成される端縁27azがそれぞれ形成されている。当該端縁27azが第2内股下25b,26bと縫合されることで切替33が設けられる。この構成であっても贅肉の盛り上がりを抑制することができる。
【0035】
(b)上記実施の形態において、股上部11が有する深さは普通タイプであるが、より浅く形成されたローライズタイプであったり、より深く形成されたタイプであったりしてもよい。また、図示されたスキニーパンツ10はウエストベルト27の幅が狭く形成されているが、幅広に形成されたものであってもよい。
【0036】
(c)上記実施の形態は、本発明のズボンがスキニーパンツ10として具体化されているが、伸縮性素材が用いられないが身体の脚のフィットする細身の脚部12を備えたズボンであってもよい。
【0037】
(d)上記実施の形態において、スキニーパンツ10の丈は任意であり、ハーフ丈、7分丈、9分丈など自由に設定できる。丈の長さが任意であるのは、本発明のズボンを、他の種類のシルエット形状を有するズボンに適用した場合も同様である。
【0038】
(e)上記実施の形態では、各切替33が股ぐり17側に凸となるように形成されていたが、切替のラインは、縫製時における縫い代部分の倒し方によって、任意の形状に形成することができる。例えば、図7(a)に示されるように、各切替33sが直線状に形成される構成であってもよいし、図7(b)に示されるように、各切替33yが第2内股下25b,26b側に凸となるように形成されてもよい。なお、股ぐり17と直線状をなす切替33s又は第2内股下25b,26b側に凸となる切替33yとの間の寸法は、1〜6cmの範囲、特に1〜3cmの範囲であることが好ましい。
【0039】
(f)上記実施の形態では、各切替33が股ぐり17を挟んで、1つずつ設けられていたが、股ぐり17を挟んむ両側のうち少なくとも一方で切替33が複数設けられる構成であってもよい。このとき、各切替33同士の間隔は、1cmから5cm程度であることが好ましい。
【符号の説明】
【0040】
10…スキニーパンツ(ズボン)、12…脚部、21,22…前身頃、23,24…後身頃、25,26…内股下、25a,26a…第1内股下(第1内股部)、25b,26b…第2内股下(第2内股部)、27a…端縁(第1端部),27b…端縁(第2端部)、33…切替。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7