(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-18247(P2020-18247A)
(43)【公開日】2020年2月6日
(54)【発明の名称】ピザ用調理装置
(51)【国際特許分類】
A21B 1/52 20060101AFI20200110BHJP
A21B 5/00 20060101ALI20200110BHJP
【FI】
A21B1/52
A21B5/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-145528(P2018-145528)
(22)【出願日】2018年8月2日
(71)【出願人】
【識別番号】515102208
【氏名又は名称】ウチデインターナショナル株式会社
(72)【発明者】
【氏名】早川武憲
(72)【発明者】
【氏名】青木文夫
(57)【要約】 (修正有)
【課題】客側からピザを焼いている状態が容易く観察でき、店のレイアウトを自由に変えることができるピザ窯を提供する。
【解決手段】耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ窯構造体に、耐熱性を有する任意の透明な素材で形成され、任意の形状を有するピザ焼成室形成体3が設けられ、それぞれが耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ用ロストルおよび燃料用ロストルおよび着火用電熱板および灰受け容器が、取り外し可能な仕組みで設けられてピザ窯本体が形成され、これが任意の素材および任意の形状で形成され、レンガを設けたピザ窯本体収納台16に収められ、その底部に車輪21が設けられ、自由に移動できるようにしたことを特長としたピザ用調理装置1。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ窯構造体に、耐熱性を有する任意の透明な素材で形成され、任意の形状を有するピザ焼成室形成体が設けられ、それぞれが耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ用ロストルおよび燃料用ロストルおよび着火用電熱板および灰受け容器が、取り外し可能な仕組みで設けられてピザ窯本体が形成され、これが任意の素材および任意の形状で形成され、レンガを設けたピザ窯本体収納台に収められ、その底部に車輪が設けられ、自由に移動できるようにしたことを特長としたピザ用調理装置。
【請求項2】
ピザ焼成室形成体の素材が石英ガラスで、その形状がドーム型または四角錐台形型また
は楕円ドーム型または四角柱型であるところの請求項1におけるピザ用調理装置。
【請求項3】
ピザ焼成室形成体の壁を2重構造として、真空層を設けたところの請求項1および請求項2におけるピザ用調理装置。
【請求項4】
着火用電熱板を除いた構造の請求項1および請求項2および請求項3におけるピザ用調理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗等で使用するピザ用調理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
これまでいくつかのピザ窯に関する考案が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2016−123381
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】登録実用新案第3202008号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
店舗型のピザ店では一般的にはピザ窯は壁側などに設置されており、客側からはピザを焼いている状態などは良く観察できない構造となっている。本発明は、ピザ用調理装置を工夫することにより、客側からピザを焼いている状態を観察できるようにし、客の購買意欲を高めることができるとともに、店のレイアウトを自由に変えることができるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ窯構造体に、耐熱性を有する任意の透明な素材で形成され、任意の形状を有するピザ焼成室形成体が設けられ、それぞれが耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ用ロストルおよび燃料用ロストルおよび着火用電熱板および灰受け容器が、取り外し可能な仕組みで設けられてピザ窯本体が形成され、これが任意の素材および任意の形状で形成され、レンガを設けたピザ窯本体収納台に収められ、その底部に車輪が設けられ、自由に移動できるようにしたことを特長としたピザ用調理装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、客側からピザ窯の中のピザを良く観察することが可能となる他、必要に応じて店のレイアウトも簡単に変更することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のピザ用調理装置(1)は、ピザ窯構造体(2)およびピザ焼成室形成体(3)およびピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)および灰受け容器(14)によりピザ窯本体(15)が形成され、これが任意の素材および任意の形状で形成され、レンガを設けたピザ窯本体収納台(16)に収められることにより成り立っている。ピザ窯構造体(2)は、任意の形状を有し、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の耐熱性を有する任意の素材で形成され、ピザ焼成室形成体(3)は、耐熱性を有する任意の透明な素材で作られている。素材が透明なのでピザ焼成室(17)の中が観察できることを特長とする。この材料としては、石英ガラスやその他の耐熱性ガラスなどが挙げられる。このピザ焼成室形成体(3)の形状は任意であるが、ドーム型や四角柱型や四角錐台形型や楕円ドーム型などが考えられる。ピザ焼成室形成体(3)は、セラミックや粘土などの耐熱性を有する接着剤(7)を用いた接着手段によって、ピザ窯構造体(2)の上部に取り付けられている。またこのピザ焼成室形成体(3)の透明な壁を2重構造とし、真空層を設けることもできる。真空層がある場合には、その熱遮断効果によりピザ焼成室(17)の熱が外側に伝わりにくくなる。真空層を設けるには、ピザ焼成室形成体(3)を形成する壁を2重構造とし、壁空間の空気を抜いて封鎖し真空状態を作る。この目的のために、真空ガラスでピザ焼成室形成体(3)を作ることもできる。ピザ焼成室形成体(3)の下には、ピザ用ロストル(8)が配置され、ピザはこの上で調理される。ピザ用ロストル(8)の下には、燃料用ロストル(9)が配置され、この上に白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)が配置され、これがピザを調理する熱源となる。ピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)は、任意の形状を有し、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の耐熱性を有する任意の素材で形成される。燃料用ロストル(9)の下には、着火用電熱板(10)が配置され、これにより白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)に着火される。着火用電熱板(10)の下には、任意の形状を有し、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の耐熱性を有する任意の素材で形成された灰受け容器(14)が設けられており、ここに上からの燃料(18)の燃えカスなどが溜まるようになっている。白炭がほとんど無臭で煙も出なく遠赤外線を発生するのでこの用途には適していると思われる。ピザ焼成室形成体(3)は、上部に排気口(4)を有している。ピザ用ロストル(8)には、任意の形状の通気口(5)が設けられ、灰受け容器(14)には、任意の形状の空気取入口(6)が設けられている。
図2を見ると、ピザ用ロストル(8)の通気口(5)は、4ヶ所、また灰受け容器(14)には、3ヵ所の空気取入口(6)が設けられているがこれらの形状や数は任意で良い。燃料用ロストル(9)の底面は、すぐ下の着火用電熱板(10)のニクロム線(11)の熱がすぐに伝わるように網目状になっており、空気の流れも容易く起こる。また、着火用電熱板(10)は、上の燃料(18)の灰などが通り抜けるように、空隙のある構造体となっている。これらの構造から、空気取入口(6)から入った空気は、着火用電熱板(10)を通り抜けた後、燃料用ロストル(9)を通過し、その後、ピザ用ロストル(8)に設けられた通気口(5)を通過して、ピザ焼成室(17)に入り、一部はその後、排気口(4)から外に排気される。この様子を
図4に示した。ピザ窯本体収納台(16)には、レンガ(19)が設けられておりこれにより熱を遮断する。ピザ窯本体収納台(16)の下側には、取っ手の付いた燃料保管庫(20)が設けられ、この底面には、ストッパー付きの車輪(21)が少なくとも4個以上、設けられており自由に移動できるようになっている。これにより、必要に応じて店のレイアウトを自由に変えることができる。これも本発明の特長の一つとなっている。なを、ピザ窯本体収納台(16)は、任意の素材および形状で形成され、デザインなども自由である。ピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)は、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の耐熱性を有する任意の素材で形成され、形状は任意である。着火用電熱板(10)は、
図5に示すようにセラミックや粘土やガラス繊維またはその他の絶縁性および耐熱性を有する任意の素材で形成された任意の形状の板の上に、ニクロム線が配置された構造となっており、タイマー付きスイッチ(22)により通電して白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)に着火することができる。着火用電熱板(10)には、
図6、
図7で示されるように突起電極(12)が左右に設けられ、これが
図8で示されるピザ窯構造体(2)に設けられた絶縁体で隔離された電極の穴(13)に篏合することにより通電される。ニクロム線には、電源コード(24)からタイマー付きスイッチ(22)を経由して配線される。ピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)は、ピザ窯構造体(2)に設けられた窪み(23)に差し込まれており、いつでも引き出して取り外しできる仕組みになっている。また、灰受け容器(14)は、ピザ窯構造体(2)の下部に差し込まれており、これも引き出して取り外しできる仕組みとなっている。これは
図2および
図3を 見れば理解できる。ピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)および灰受け容器(14)には、それぞれ取っ手が設けられている。燃料(18)に着火する方法はガスを用いる方法もあるが、簡便さや安全性を考慮すると、電気を使用するのが良い。タイマーで所定時間通電し、白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)に着火した後は、空気取入口(6)から入った空気の流れによって燃料(18)が自然燃焼するので電力は不要となる。着火用電熱板(10)は電源コード(24)より電気を供給され、タイマー付きスイッチ(22)により作動する。着火用電熱板(10)を設けない構造でも何らかの方法で着火した燃料(18)を燃料用ロストル(9)に配置すれば、空気の流れにより燃料(18)が自然燃焼するので、ピザ窯として利用することができる。本発明を備えた店舗では、客側は、ピザ投入口の反対側となり、客側からドームの中のピザは見えるが熱が強く伝わらないので、好ましい状態となる。本発明により、客側からピザが焼ける状態が観察し易くなり、客の購買意欲を高めることが可能となる。客側は、ピザ投入口の反対側となり、真空層がある場合には、更にピザ焼成室(17)の熱がピザ投入口の反対側に伝わりにくくすることができる。本発明は、耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ窯構造体(2)に、耐熱性を有する任意の透明な素材で形成された任意の形状を有するピザ焼成室形成体(3)が設けられ、それぞれが耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)および灰受け容器(14)が、取り外し可能な仕組みで設けられてピザ窯本体(15)が形成され、これがレンガを設けたピザ窯本体収納台(16)に収められ、その底部に車輪が設けられ自由に移動できるようにしたことを特長としたピザ用調理装置(1)である。本発明は、店舗等で使用することが可能である。なを、本発明は、ピザに限らず他の食材の料理でも使用できる。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明の外観斜視図である。本発明のピザ用調理装置(1)は、ピザ窯構造体(2)およびピザ焼成室形成体(3)およびピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)および灰受け容器(14)によりピザ窯本体(15)が形成され、これが任意の素材および任意の形状で形成され、レンガを設けたピザ窯本体収納台(16)に収められることにより成り立っている。ピザ窯構造体(2)は、任意の形状を有し、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の任意の耐熱性を有する素材で形成されている。ピザ窯構造体(2)は、
図8のようにいくつかの窪み(23)を有しており、この窪み(23)にピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)が差し込まれている。これらは差し込まれているので、掃除など必要な時に、取り出すことができる仕組みとなっている。また、灰受け容器(14)は、ピザ窯構造体(2)の下部に差し込まれており、これも引き出して取り外しできる仕組みとなっている。これは
図2および
図3を見れば理解できる。ピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)および灰受け容器(14)には、それぞれ取っ手が設けられている。ピザ窯構造体(2)は、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の耐熱性を有する任意の素材で形成され、ピザ焼成室形成体(3)は、耐熱性を有する任意の透明な素材で作られている。素材が透明なのでピザ焼成室(17)の中が観察できることを特長とする。この素材としては、石英ガラスやその他の耐熱性ガラスなどが挙げられる。このピザ焼成室形成体(3)の形状は任意であるが、
図1ではドーム型の場合を示している。ピザ焼成室形成体(3)は、セラミックや粘土などの耐熱性を有する接着剤(7)を用いた接着手段によって、ピザ窯構造体(2)の上部に取り付けられている。ピザ焼成室形成体(3)の透明な壁を2重構造とし、真空層を設けることもできる。真空層がある場合には、その熱遮断効果によりピザ焼成室(17)の熱が外側に伝わりにくくなる。真空層を設けるには、ピザ焼成室形成体(3)を形成する壁を2重構造とし、壁空間の空気を抜いて封鎖し真空状態を作る。この目的のために、真空ガラスでピザ焼成室形成体(3)を作ることもできる。ピザ焼成室形成体(3)の下には、ピザ用ロストル(8)が配置され、ピザはこの上で調理される。ピザ用ロストル(8)の下には、燃料用ロストル(9)が配置され、この上に白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)が配置され、これがピザを調理する熱源となる。ピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)は、任意の形状を有し、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の耐熱性を有する任意の素材で形成される。店舗の場合には、ピザ焼成室形成体(3)の外側から、中のピザの調理状態を観察することができる。燃料(18)は、白炭、黒炭、成形木炭などがあるが、白炭がほとんど無臭で煙も出なく遠赤外線を発生するのでこの用途には適していると思われる。燃料用ロストル(8)の下には、着火用電熱板(9)が配置され、これにより白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)に着火される。着火用電熱板(10)は、セラミックや粘土やガラス繊維またはその他の絶縁性および耐熱性を有する任意の素材で形成された任意の形状の板の上に、ニクロム線が配置された構造となっており、タイマー付きスイッチ(22)により通電して白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)に着火することができる。着火用電熱板(10)には、
図6、
図7で示されるように突起電極(12)が左右に設けられ、これが
図8で示されるピザ窯構造体(2)に設けられた絶縁体で隔離された電極の穴(13)に篏合することにより通電される。ニクロム線には、電源コード(24)からタイマー付きスイッチ(22)を経由して配線される。燃料(18)に着火する方法はガスを用いる方法もあるが、簡便さや安全性を考慮すると、電気を使用するのが良いだろう。タイマーで所定時間通電し、白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)に着火した後は、空気取入口(6)から入った空気の流れによって燃料(18)が自然燃焼するので電力は不要となる。着火用電熱板(10)は電源コード(24)より電気を供給され、タイマー付きスイッチ(22)を通じて作動する。着火用電熱板(10)を設けない構造でも何らかの方法で着火した燃料(18)を燃料用ロストル(9)に配置すれば、空気の流れにより燃料(18)が自然燃焼するので、ピザ窯として利用することができる。着火用電熱板(10)の下には、鉄やアルミニウムやセラミックまたはその他の耐熱性を有する任意の素材で形成された灰受け容器(14)が設けられており、ここに上からの燃料(18)の燃えカスなどが溜まるようになっている。灰受け容器(14)は引き出せるので、掃除など必要により取り外すことができる。ピザ焼成室形成体(3)は、上部に排気口(4)を有している。ピザ用ロストル(8)には、任意の形状の通気口(5)が設けられ、灰受け容器(14)には、任意の形状の空気取入口(6)が設けられている。
図2を見ると、ピザ用ロストル(8)の通気口(5)は、4ヶ所、また灰受け容器(14)には、3ヵ所の空気取入口(6)が設けられているがこれらの数は任意で良い。燃料用ロストル(9)の底面は、すぐ下の着火用電熱板(10)のニクロム線(11)の熱がすぐに伝わるように網目状になっており、空気の流れも容易く起こる。また、着火用電熱板(10)は、上の燃料(18)の灰などが通り抜けるように、空隙のある構造体となっている。これらの構造から、空気取入口(6)から入った空気は、着火用電熱板(10)を通り抜けた後、燃料用ロストル(9)を通過し、その後、ピザ用ロストル(8)に設けられた通気口(5)を通過して、ピザ焼成室(17)に入り、一部はその後、排気口(4)から外に排気される。この様子を
図4に示した。ピザ窯本体(15)が収められるピザ窯本体収納台(16)には、レンガ(19)が設けられておりこれにより熱を遮断する。ピザ窯本体(15)が収められた下側には、取っ手の付いた燃料保管庫(20)が設けられている。白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)は、頻繁に使用するので下に保管されていると便利である。ピザ窯本体収納台(16)の底面には、ストッパー付きの車輪(21)が少なくとも4個以上、設けられており、自由に移動できるようになっている。これにより、店などで使用する場合に必要に応じてレイアウトを自由に変えることができる。これも本発明の特長の一つとなっている。なを、ピザ窯本体収納台(16)は、任意の素材および形状で形成され、デザインなども自由である。本発明により、客側からピザが焼ける状態が観察し易くなり、客の購買意欲を高めることが可能となる。客側は、ピザ投入口の反対側となり、真空層がある場合には、更にピザ焼成室(17)の熱がピザ投入口の反対側に伝わりにくくすることができる。本発明は、耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ窯構造体(2)に、耐熱性を有する任意の透明な素材で形成された任意の形状を有するピザ焼成室形成体(3)が設けられ、それぞれが耐熱性を有する任意の素材および任意の形状で形成されたピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および着火用電熱板(10)および灰受け容器(14)が、取り外し可能な仕組みで設けられてピザ窯本体(15)が形成され、これがレンガを設けたピザ窯本体収納台(16)に収められ、その底部に車輪が設けられ自由に移動できるようにしたことを特長としたピザ用調理装置(1)である。本発明は、店舗等で使用することが可能である。なを、本発明は、ピザに限らず他の食材の料理でも使用できる。
【実施例2】
【0011】
図10は、本発明の別の実施例を示す外観斜視図である。この例は、ピザ焼成室形成体(3)の形状が、四角錐台形の場合を示している。
図11は、この実施例の場合のピザ窯本体(15)の分解図を示している。この実施例では、ピザ焼成室形成体(3)の他は、ピザ窯構造体(2)およびピザ用ロストル(8)に設けられた通気口(5)の形状が実施例1とは異なっている。他の形状や構造は実施例1の場合と同じである。
【実施例3】
【0012】
図12は、本発明の別の実施例を示す外観斜視図である。
図13は、同じく外観斜視図であるが、
図12で示すピザ用ロストル(8)および燃料用ロストル(9)および灰受け容器(14)を一部引き出している図を示している。この例は、実施例1と外観は似ているが、着火用電熱板(10)を設けていない例を示している。着火用電熱板(10)を設けていない場合は、白炭、黒炭、成形木炭などの燃料(18)には何らかの方法で着火する必要があるが、着火した燃料(18)を燃料用ロストル(9)に配置すれば後は自然燃焼して本発明がピザ窯として機能する。着火用電熱板(10)を除けば殆ど実施例1と同じであるが、着火用電熱板(10)設置に付帯するピザ窯構造体(2)に設けられた絶縁体で隔離された電極の穴(13)やタイマー付きスイッチ(22)や電源コード(24)などは必要ないので除かれる。この例は、電源確保が難しい場所などで使用できる。
【実施例4】
【0013】
図14は、本発明の別の実施例を示す外観斜視図である。この例は、レンガを設けたピザ窯本体収納台(16)の形状が他とは異なっている例を示している。この例の様にピザ窯本体収納台(16)の形状は自由に設計できる。他の機能は同じである。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明は、工業的に量産することが可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0015】
1 ピザ用調理装置
2 ピザ窯構造体
3 ピザ焼成室形成体
4 排気口
5 通気口
6 空気取入口
7 耐熱性を有する接着剤
8 ピザ用ロストル
9 燃料用ロストル
10 着火用電熱板
11 ニクロム線
12 突起電極
13 穴
14 灰受け容器
15 ピザ窯本体
16 ピザ窯本体収納台
17 ピザ焼成室
18 燃料
19 レンガ
20 燃料保管庫
21 車輪
22 タイマー付きスイッチ
23 窪み
24 電源コード