(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-183217(P2020-183217A)
(43)【公開日】2020年11月12日
(54)【発明の名称】自転車や電動バイク用位置固定ロック
(51)【国際特許分類】
B62H 5/16 20060101AFI20201016BHJP
【FI】
B62H5/16
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2019-109950(P2019-109950)
(22)【出願日】2019年6月12日
(11)【特許番号】特許第6709388号(P6709388)
(45)【特許公報発行日】2020年6月17日
(31)【優先権主張番号】201910343534.7
(32)【優先日】2019年4月26日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519391516
【氏名又は名称】済南申塗鎖具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】張煥根
(57)【要約】
【課題】本発明は自転車や電動バイク用位置固定ロックを開示した。
【解決手段】
主ロックと副ロックとを含み、前記主ロックと前記副ロックとが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロックの中には伸縮装置が設けられ、前記伸縮装置の上側にはロック解除装置が設けられ、前記副ロックの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置の下側には伝動装置が設けられ、前記主ロックと前記副ロックとがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置によって前記主ロックと前記副ロックとを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置が前記ロック装置を作動連動させ、
本装置によって車輪にロックをかけるだけではなく、車輪の両側をきつく挟み、また当てて車輪を固定することもでき、バイクが坂道で自動的に転がって事故を引き起こすことを防ぎ、安全性を高める。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、主ロックと副ロックとを含み、前記主ロックと前記副ロックとが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロックの中には伸縮装置が設けられ、前記伸縮装置の上側にはロック解除装置が設けられ、前記副ロックの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置の下側には伝動装置が設けられ、前記主ロックと前記副ロックとがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置によって前記主ロックと前記副ロックとを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置が前記ロック装置を作動連動させ、前記ロック装置の中のロックロッドが前記ロック解除装置の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪の両側をきつく挟み、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置によって前記ロックロッドを解錠し、そして前記主ロックと前記副ロックとを離れさせ、離れることと同時に前記ロックロッドが初期状態に自動的に戻り、そして前記伸縮装置を初期状態に戻らせ、
前記伸縮装置を制御することにより、異なる幅の車輪をロックしてきつく挟んで固定し、車輪が自動的に転がることによる傷害や事故を防ぐことを特徴とする自転車や電動バイク用位置固定ロック。
【請求項2】
前記伸縮装置は前記主ロックの中に設けられたスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの中には移動ネジロッドが回転できるように設けられ、前記スライドチャンバの中には前記移動ネジロッドにねじ山によって連結されたスライド板が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバの左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバが対称的に連通するように設けられ、前記スライド板の左端面には前記ラックチャンバの中に伸びたラックが前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバの右側には伝動チャンバが設けられ、前記移動ネジロッドの右端が前記伝動チャンバの中に伸びているところには平歯車が固定的に連結され、前記平歯車の上端には前記平歯車と噛合した爪車が設けられ、前記爪車の右端には回転軸が固定的に設けられ、前記回転軸の右端が外部に伸びたところにはノブが固定的に設けられ、
前記ノブを回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラックが前記副ロックの中に伸びた部分の長さを調節することを特徴とする請求項1に記載の自転車や電動バイク用位置固定ロック。
【請求項3】
前記ロック解除装置は前記伝動チャンバの左壁に設けられた制御チャンバを含み、前記制御チャンバの中には制御ブロックがスライドできるように設けられ、前記制御ブロックの右端には内爪車が固定的に設けられ、前記内爪車と前記爪車の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロックの左端と前記制御チャンバの左壁とには圧縮バネが固定的に連結され、前記制御チャンバの左側にはロック解除チャンバが設けられ、前記ロック解除チャンバの上壁にはキーロックが固定的に設けられ、前記キーロックの下端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには引き糸が二本周設され、一本の引き糸が前記制御ブロックの左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバの左側には左方に開口したロックチャンバが設けられ、前記ロックチャンバの下側には引っ掛かりブロックが連通するように設けられ、前記引っ掛かりブロックの中には昇降板がスライドできるように設けられ、前記昇降板の上端には引っ掛かりブロックが固定的に設けられ、前記昇降板の下端と前記引っ掛かりブロックの下壁との間にはプッシュバネが固定的に連結され、もう一本の前記引き糸が前記昇降板の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロックを解錠し、キーを回転させることによって前記リールを回転連動させ、ロックを解除することができることを特徴とする請求項1に記載の自転車や電動バイク用位置固定ロック。
【請求項4】
前記ロック装置は前記副ロックの中に設けられた伸縮チャンバを含み、前記伸縮チャンバの右側には右方に開口した開口が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮板がスライドできるように設けられ、前記ロックロッドが前記伸縮板の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口の中に伸びており、前記ロックロッドの下端面の中には引っ掛かり溝が設けられ、前記伸縮板の中には従動スライド溝が設けられ、前記従動スライド溝の中には従動スライドブロックが前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロックの左端には伸縮ロッドが二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッドが互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッドが交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッドの間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッドの右端が前記従動スライドブロックにヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバの左壁には駆動スライド溝が前後に対称的に連通するように設けられ、前記駆動スライドブロックの中には左側の一組の前記伸縮ロッドの左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記駆動スライドブロックの中には前記駆動スライドブロックにねじ山によって連結された伸縮ネジロッドがスライドできるように設けられ、
前記伸縮ロッドの伸縮は前記ロックロッドを前記ロックチャンバの中に移動連動させることができることを特徴とする請求項1に記載の自転車や電動バイク用位置固定ロック。
【請求項5】
前記伝動装置は前記駆動スライド溝の間に設けられたプーリーチャンバを含み、前記プーリーチャンバの中には前記伸縮ネジロッドに固定的に連結された従動プーリーが回転できるように設けられ、前記従動プーリーの下側にはダブルプーリーが設けられ、前記従動プーリーと前記ダブルプーリーとの間には電動ベルトが周設され、前記ダブルプーリーの右側には駆動プーリーが回転できるように設けられ、前記ダブルプーリーと前記駆動プーリーとの間には動力ベルトが周設され、前記駆動プーリーの前後側には歯車チャンバが対称的に設けられ、前記歯車チャンバの中には前記駆動プーリーに伝動できるように連結されたラック歯車が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバの右側には右方に開口した伸びチャンバが連通するように設けられ、
前記ラックは前記伸びチャンバの中に伸びて前記ラック歯車と噛合することができることを特徴とする請求項1に記載の自転車や電動バイク用位置固定ロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロック技術分野を取り上げて、具体的には自転車や電動バイク用位置固定ロックである。
【背景技術】
【0002】
生活の中では、電動バイクや自転車が盗まれないように一般的に車輪にロックをかけるが、こういうロックはロック機能しか持っていないため、坂道にあるバイクが重力によって自ら転がり、意外傷害を引き起こすことがあり、従って、自転車や電動バイク用位置固定ロックが必要とされ、本装置は車輪にロックをかけることと同時に車輪下端を固定しきつく挟み、また、車輪に当てて車輪を転がらないようにし、有効に車輪の転がりを防止でき、さらなる安全性を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108005494号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は自転車や電動バイク用位置固定ロックを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックは、主ロックと副ロックとを含み、前記主ロックと前記副ロックとが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロックの中には伸縮装置が設けられ、前記伸縮装置の上側にはロック解除装置が設けられ、前記副ロックの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置の下側には伝動装置が設けられ、前記主ロックと前記副ロックとがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置によって前記主ロックと前記副ロックとを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置が前記ロック装置を作動連動させ、前記ロック装置の中のロックロッドが前記ロック解除装置の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪の両側をきつく挟み、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置によって前記ロックロッドを解錠し、そして前記主ロックと前記副ロックとを離れさせ、離れることと同時に前記ロックロッドが初期状態に自動的に戻り、そして前記伸縮装置を初期状態に戻らせ、
前記伸縮装置を制御することにより、異なる幅の車輪をロックしてきつく挟んで固定し、車輪が自動的に転がることによる傷害や事故を防ぐ。
【0006】
更の技術プラン、前記伸縮装置は前記主ロックの中に設けられたスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの中には移動ネジロッドが回転できるように設けられ、前記スライドチャンバの中には前記移動ネジロッドにねじ山によって連結されたスライド板が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバの左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバが対称的に連通するように設けられ、前記スライド板の左端面には前記ラックチャンバの中に伸びたラックが前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバの右側には伝動チャンバが設けられ、前記移動ネジロッドの右端が前記伝動チャンバの中に伸びているところには平歯車が固定的に連結され、前記平歯車の上端には前記平歯車と噛合した爪車が設けられ、前記爪車の右端には回転軸が固定的に設けられ、前記回転軸の右端が外部に伸びたところにはノブが固定的に設けられ、
前記ノブを回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラックが前記副ロックの中に伸びた部分の長さを調節する。
【0007】
更の技術プラン、前記ロック解除装置は前記伝動チャンバの左壁に設けられた制御チャンバを含み、前記制御チャンバの中には制御ブロックがスライドできるように設けられ、前記制御ブロックの右端には内爪車が固定的に設けられ、前記内爪車と前記爪車の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロックの左端と前記制御チャンバの左壁とには圧縮バネが固定的に連結され、前記制御チャンバの左側にはロック解除チャンバが設けられ、前記ロック解除チャンバの上壁にはキーロックが固定的に設けられ、前記キーロックの下端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには引き糸が二本周設され、一本の引き糸が前記制御ブロックの左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバの左側には左方に開口したロックチャンバが設けられ、前記ロックチャンバの下側には引っ掛かりブロックが連通するように設けられ、前記引っ掛かりブロックの中には昇降板がスライドできるように設けられ、前記昇降板の上端には引っ掛かりブロックが固定的に設けられ、前記昇降板の下端と前記引っ掛かりブロックの下壁との間にはプッシュバネが固定的に連結され、もう一本の前記引き糸が前記昇降板の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロックを解錠し、キーを回転させることによって前記リールを回転連動させ、ロックを解除することができる。
【0008】
更の技術プラン、前記ロック装置は前記副ロックの中に設けられた伸縮チャンバを含み、前記伸縮チャンバの右側には右方に開口した開口が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮板がスライドできるように設けられ、前記ロックロッドが前記伸縮板の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口の中に伸びており、前記ロックロッドの下端面の中には引っ掛かり溝が設けられ、前記伸縮板の中には従動スライド溝が設けられ、前記従動スライド溝の中には従動スライドブロックが前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロックの左端には伸縮ロッドが二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッドが互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッドが交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッドの間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッドの右端が前記従動スライドブロックにヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバの左壁には駆動スライド溝が前後に対称的に連通するように設けられ、前記駆動スライドブロックの中には左側の一組の前記伸縮ロッドの左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記駆動スライドブロックの中には前記駆動スライドブロックにねじ山によって連結された伸縮ネジロッドがスライドできるように設けられ、
前記伸縮ロッドの伸縮は前記ロックロッドを前記ロックチャンバの中に移動連動させることができる。
【0009】
更の技術プラン、前記伝動装置は前記駆動スライド溝の間に設けられたプーリーチャンバを含み、前記プーリーチャンバの中には前記伸縮ネジロッドに固定的に連結された従動プーリーが回転できるように設けられ、前記従動プーリーの下側にはダブルプーリーが設けられ、前記従動プーリーと前記ダブルプーリーとの間には電動ベルトが周設され、前記ダブルプーリーの右側には駆動プーリーが回転できるように設けられ、前記ダブルプーリーと前記駆動プーリーとの間には動力ベルトが周設され、前記駆動プーリーの前後側には歯車チャンバが対称的に設けられ、前記歯車チャンバの中には前記駆動プーリーに伝動できるように連結されたラック歯車が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバの右側には右方に開口した伸びチャンバが連通するように設けられ、
前記ラックは前記伸びチャンバの中に伸びて前記ラック歯車と噛合することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、本装置によって車輪にロックをかけるだけではなく、車輪の両側をきつく挟み、また当てて車輪を固定することもでき、バイクが坂道で自動的に転がって事故を引き起こすことを防ぎ、安全性を高める。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【
図1】
図1は本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックの副ロックの内部全体構成略図
【
図2】
図2は本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックの主ロックの内部全体構成略図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜6を参照し、本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックは、主ロック11と副ロック12とを含み、前記主ロック11と前記副ロック12とが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロック11の中には伸縮装置101が設けられ、前記伸縮装置101の上側にはロック解除装置102が設けられ、前記副ロック12の中にはロック装置103が設けられ、前記ロック装置103の下側には伝動装置104が設けられ、前記主ロック11と前記副ロック12とがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置101によって前記主ロック11と前記副ロック12とを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置104が前記ロック装置103を作動連動させ、前記ロック装置103の中のロックロッド13が前記ロック解除装置102の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪の両側をきつく挟み、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置102によって前記ロックロッド13を解錠し、そして前記主ロック11と前記副ロック12とを離れさせ、離れることと同時に前記ロックロッド13が初期状態に自動的に戻り、そして前記伸縮装置102を初期状態に戻らせ、
前記伸縮装置101を制御することにより、異なる幅の車輪をロックしてきつく挟んで固定し、車輪が自動的に転がることによる傷害や事故を防ぐ。
【0014】
有益に、前記伸縮装置101は前記主ロック11の中に設けられたスライドチャンバ14を含み、前記スライドチャンバ14の中には移動ネジロッド15が回転できるように設けられ、前記スライドチャンバ14の中には前記移動ネジロッド15にねじ山によって連結されたスライド板16が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバ14の左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバ17が対称的に連通するように設けられ、前記スライド板16の左端面には前記ラックチャンバ17の中に伸びたラック18が前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバ14の右側には伝動チャンバ19が設けられ、前記移動ネジロッド15の右端が前記伝動チャンバ19の中に伸びているところには平歯車20が固定的に連結され、前記平歯車20の上端には前記平歯車20と噛合した爪車21が設けられ、前記爪車21の右端には回転軸22が固定的に設けられ、前記回転軸22の右端が外部に伸びたところにはノブ23が固定的に設けられ、
前記ノブ23を回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラック18が前記副ロック12の中に伸びた部分の長さを調節する。
【0015】
有益に、前記ロック解除装置102は前記伝動チャンバ19の左壁に設けられた制御チャンバ24を含み、前記制御チャンバ24の中には制御ブロック25がスライドできるように設けられ、前記制御ブロック25の右端には内爪車26が固定的に設けられ、前記内爪車26と前記爪車21の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロック25の左端と前記制御チャンバ24の左壁とには圧縮バネ27が固定的に連結され、前記制御チャンバ24の左側にはロック解除チャンバ28が設けられ、前記ロック解除チャンバ28の上壁にはキーロック29が固定的に設けられ、前記キーロック29の下端にはリール30が固定的に設けられ、前記リール30には引き糸31が二本周設され、一本の引き糸31が前記制御ブロック25の左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバ28の左側には左方に開口したロックチャンバ32が設けられ、前記ロックチャンバ32の下側には引っ掛かりブロック33が連通するように設けられ、前記引っ掛かりブロック33の中には昇降板34がスライドできるように設けられ、前記昇降板34の上端には引っ掛かりブロック33が固定的に設けられ、前記昇降板34の下端と前記引っ掛かりブロック33の下壁との間にはプッシュバネ36が固定的に連結され、もう一本の前記引き糸31が前記昇降板34の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロック29を解錠し、キーを回転させることによって前記リール30を回転連動させ、ロックを解除することができる。
【0016】
有益に、前記ロック装置103は前記副ロック12の中に設けられた伸縮チャンバ37を含み、前記伸縮チャンバ37の右側には右方に開口した開口38が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバ37の中には伸縮板39がスライドできるように設けられ、前記ロックロッド13が前記伸縮板39の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口38の中に伸びており、前記ロックロッド13の下端面の中には引っ掛かり溝40が設けられ、前記伸縮板39の中には従動スライド溝41が設けられ、前記従動スライド溝41の中には従動スライドブロック42が前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロック42の左端には伸縮ロッド43が二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッド43が互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッド43が交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッド43の間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッド43の右端が前記従動スライドブロック42にヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバ37の左壁には駆動スライド溝44が前後に対称的に連通するように設けられ、前記駆動スライドブロック44の中には左側の一組の前記伸縮ロッド43の左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロック45がスライドできるように設けられ、前記駆動スライドブロック44の中には前記駆動スライドブロック45にねじ山によって連結された伸縮ネジロッド46がスライドできるように設けられ、
前記伸縮ロッド43の伸縮は前記ロックロッド13を前記ロックチャンバ32の中に移動連動させることができる。
【0017】
有益に、前記伝動装置104は前記駆動スライド溝44の間に設けられたプーリーチャンバ47を含み、前記プーリーチャンバ47の中には前記伸縮ネジロッド46に固定的に連結された従動プーリー48が回転できるように設けられ、前記従動プーリー48の下側にはダブルプーリー49が設けられ、前記従動プーリー48と前記ダブルプーリー49との間には電動ベルト50が周設され、前記ダブルプーリー49の右側には駆動プーリー51が回転できるように設けられ、前記ダブルプーリー49と前記駆動プーリー51との間には動力ベルト52が周設され、前記駆動プーリー51の前後側には歯車チャンバ54が対称的に設けられ、前記歯車チャンバ54の中には前記駆動プーリー51に伝動できるように連結されたラック歯車55が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバ54の右側には右方に開口した伸びチャンバ56が連通するように設けられ、
前記ラック18は前記伸びチャンバ56の中に伸びて前記ラック歯車55と噛合することができる。
【0018】
初期状態に、ロックロッド13が伸縮チャンバ37の中に収縮しており、ラック18がスライドチャンバ14の中に収縮しており、主ロック11と副ロック12とが離れている。
【0019】
ロックをかけるとき、主ロック11と副ロック12とをそれぞれ車輪の両側に置き、且つ主ロック11と副ロック12とを地面に置き、歯車の噛合により平歯車20を回転連動させて移動ネジロッド15を回転連動させ、ねじ山の連結によってスライド板16を左へ移動連動させ、ラック18を左へ移動連動させ、ラック18がラックチャンバ17から出て伸びチャンバ56の中に伸び、ラック歯車55とラック18とが噛合した後に回転して駆動プーリー51を回転連動させ、動力ベルト52によってダブルプーリー49を回転連動させ、また伝動ベルト50によって従動プーリー48を回転連動させ、これにより伸縮ネジロッド46を回転連動させ、ねじ山の連結によって駆動スライドブロック45を互いに近づけるようにスライドさせ、伸縮ロッド43によって伸縮板39を右に押し動かし、ロックロッド13を右に移動連動させてロックチャンバ32の中に入らせ、このとき引っ掛かりブロック35が引っ掛かり溝40の中に引っ掛かりロックし、
ロックを解除するとき、キーを使ってキーロック29を解錠し、リール30を回転連動させ、引き糸31によって制御ブロック25を左へ引き動かし、また引き糸31が昇降板34を下へ引き動かし、このとき引っ掛かりブロック35が引っ掛かり溝40から出てロックロッド13を解錠し、爪車21と内爪車26とが噛合状態から離脱してロックが解除され、このとき主ロック11と副ロック12とを離脱させ、ノブ23を反転させ、装置を初期状態に戻らせる。
【0020】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、本装置によって車輪にロックをかけるだけではなく、車輪の両側をきつく挟み、また当てて車輪を固定することもでき、バイクが坂道で自動的に転がって事故を引き起こすことを防ぎ、安全性を高める。
【0021】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【手続補正書】
【提出日】2019年7月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、主ロックと副ロックとを含み、前記主ロックと前記副ロックとが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロックの中には伸縮装置が設けられ、前記伸縮装置の上側にはロック解除装置が設けられ、前記副ロックの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置の下側には伝動装置が設けられ、前記主ロックと前記副ロックとがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置によって前記主ロックと前記副ロックとを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置が前記ロック装置を作動連動させ、前記ロック装置の中のロックロッドが前記ロック解除装置の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪の両側を挟んで回転させなく、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置によって前記ロックロッドを解錠し、そして前記主ロックと前記副ロックとを離れさせ、離れることと同時に前記ロックロッドが初期状態に自動的に戻り、そして前記伸縮装置を初期状態に戻らせ、
前記伸縮装置を調整することにより、異なる幅の車輪を挟んで回転させないことができ、
前記伸縮装置は前記主ロックの中に設けられたスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの中には移動ネジロッドが回転できるように設けられ、前記スライドチャンバの中には前記移動ネジロッドにねじ山によって連結されたスライド板が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバの左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバが対称的に連通するように設けられ、前記スライド板の左端面には前記ラックチャンバの中に伸びたラックが前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバの右側には伝動チャンバが設けられ、前記移動ネジロッドの右端が前記伝動チャンバの中に伸びているところには平歯車が固定的に連結され、前記平歯車の上端には前記平歯車と噛合した爪車が設けられ、前記爪車の右端には回転軸が固定的に設けられ、前記回転軸の右端が外部に伸びたところにはノブが固定的に設けられ、
前記ノブを回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラックが前記副ロックの中に伸びた部分の長さを調節することができ、
前記ロック解除装置は前記伝動チャンバの左壁に設けられた制御チャンバを含み、前記制御チャンバの中には制御ブロックがスライドできるように設けられ、前記制御ブロックの右端には内爪車が固定的に設けられ、前記内爪車と前記爪車の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロックの左端と前記制御チャンバの左壁とには圧縮バネが固定的に連結され、前記制御チャンバの左側にはロック解除チャンバが設けられ、前記ロック解除チャンバの上壁にはキーロックが固定的に設けられ、前記キーロックの下端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには引き糸が二本周設され、一本の引き糸が前記制御ブロックの左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバの左側には左方に開口したロックチャンバが設けられ、前記ロックチャンバの下側には空チャンバが連通するように設けられ、前記空チャンバの中には昇降板がスライドできるように設けられ、前記昇降板の上端には空チャンバが固定的に設けられ、前記昇降板の下端と前記空チャンバの下壁との間にはプッシュバネが固定的に連結され、もう一本の前記引き糸が前記昇降板の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロックを解錠し、キーを回転させることによって前記リールを回転連動させ、ロックを解除することができ、
前記ロック装置は前記副ロックの中に設けられた伸縮チャンバを含み、前記伸縮チャンバの右側には右方に開口した開口が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮板がスライドできるように設けられ、前記ロックロッドが前記伸縮板の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口の中に伸びており、前記ロックロッドの下端面の中には引っ掛かり溝が設けられ、前記伸縮板の中には従動スライド溝が設けられ、前記従動スライド溝の中には従動スライドブロックが前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロックの左端には伸縮ロッドが二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッドが互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッドが交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッドの間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッドの右端が前記従動スライドブロックにヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバの左壁には駆動スライド溝が前後に対称的に連通するように設けられ、前記駆動スライド溝の中には左側の一組の前記伸縮ロッドの左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記駆動スライド溝の中には前記駆動スライドブロックにねじ山によって連結された伸縮ネジロッドが設けられ、
前記伸縮ロッドの伸縮は前記ロックロッドを前記ロックチャンバの中に移動連動させることができ、
前記伝動装置は前記駆動スライド溝の間に設けられたプーリーチャンバを含み、前記プーリーチャンバの中には前記伸縮ネジロッドに固定的に連結された従動プーリーが回転できるように設けられ、前記従動プーリーの下側にはダブルプーリーが設けられ、前記従動プーリーと前記ダブルプーリーとの間には電動ベルトが周設され、前記ダブルプーリーの右側には駆動プーリーが回転できるように設けられ、前記ダブルプーリーと前記駆動プーリーとの間には動力ベルトが周設され、前記駆動プーリーの前後側には歯車チャンバが対称的に設けられ、前記歯車チャンバの中には前記駆動プーリーに伝動できるように連結されたラック歯車が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバの右側には右方に開口した伸びチャンバが連通するように設けられ、
前記ラックは前記伸びチャンバの中に伸びて前記ラック歯車と噛合することができることを特徴とする自転車や電動バイク用位置固定ロック。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロック技術分野を取り上げて、具体的には自転車や電動バイク用位置固定ロックである。
【背景技術】
【0002】
生活の中では、電動バイクや自転車が盗まれないように一般的に車輪にロックをかけるが、こういうロックはロック機能しか持っていないため、坂道にあるバイクが重力によって自ら転がり、意外傷害を引き起こすことがあり、従って、自転車や電動バイク用位置固定ロックが必要とされ、本装置は車輪にロックをかけることと同時に車輪下端を固定しきつく
挟んで回転させなく、また、車輪に当てて車輪を転がらないようにし、有効に車輪の転がりを防止でき、さらなる安全性を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108005494号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は自転車や電動バイク用位置固定ロックを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックは、主ロックと副ロックとを含み、前記主ロックと前記副ロックとが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロックの中には伸縮装置が設けられ、前記伸縮装置の上側にはロック解除装置が設けられ、前記副ロックの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置の下側には伝動装置が設けられ、前記主ロックと前記副ロックとがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置によって前記主ロックと前記副ロックとを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置が前記ロック装置を作動連動させ、前記ロック装置の中のロックロッドが前記ロック解除装置の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪
の両側を挟んで回転させなく、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置によって前記ロックロッドを解錠し、そして前記主ロックと前記副ロックとを離れさせ、離れることと同時に前記ロックロッドが初期状態に自動的に戻り、そして前記伸縮装置を初期状態に戻らせ、
前記伸縮装置を調整することにより、異なる幅の車輪
を挟んで回転させない。
【0006】
更の技術プラン、前記伸縮装置は前記主ロックの中に設けられたスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの中には移動ネジロッドが回転できるように設けられ、前記スライドチャンバの中には前記移動ネジロッドにねじ山によって連結されたスライド板が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバの左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバが対称的に連通するように設けられ、前記スライド板の左端面には前記ラックチャンバの中に伸びたラックが前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバの右側には伝動チャンバが設けられ、前記移動ネジロッドの右端が前記伝動チャンバの中に伸びているところには平歯車が固定的に連結され、前記平歯車の上端には前記平歯車と噛合した爪車が設けられ、前記爪車の右端には回転軸が固定的に設けられ、前記回転軸の右端が外部に伸びたところにはノブが固定的に設けられ、
前記ノブを回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラックが前記副ロックの中に伸びた部分の長さを調節する。
【0007】
更の技術プラン、前記ロック解除装置は前記伝動チャンバの左壁に設けられた制御チャンバを含み、前記制御チャンバの中には制御ブロックがスライドできるように設けられ、前記制御ブロックの右端には内爪車が固定的に設けられ、前記内爪車と前記爪車の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロックの左端と前記制御チャンバの左壁とには圧縮バネが固定的に連結され、前記制御チャンバの左側にはロック解除チャンバが設けられ、前記ロック解除チャンバの上壁にはキーロックが固定的に設けられ、前記キーロックの下端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには引き糸が二本周設され、一本の引き糸が前記制御ブロックの左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバの左側には左方に開口したロックチャンバが設けられ、前記ロックチャンバの下側には
空チャンバが連通するように設けられ、前記
空チャンバの中には昇降板がスライドできるように設けられ、前記昇降板の上端には
空チャンバが固定的に設けられ、前記昇降板の下端と前記
空チャンバの下壁との間にはプッシュバネが固定的に連結され、もう一本の前記引き糸が前記昇降板の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロックを解錠し、キーを回転させることによって前記リールを回転連動させ、ロックを解除することができる。
【0008】
更の技術プラン、前記ロック装置は前記副ロックの中に設けられた伸縮チャンバを含み、前記伸縮チャンバの右側には右方に開口した開口が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮板がスライドできるように設けられ、前記ロックロッドが前記伸縮板の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口の中に伸びており、前記ロックロッドの下端面の中には引っ掛かり溝が設けられ、前記伸縮板の中には従動スライド溝が設けられ、前記従動スライド溝の中には従動スライドブロックが前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロックの左端には伸縮ロッドが二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッドが互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッドが交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッドの間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッドの右端が前記従動スライドブロックにヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバの左壁には駆動スライド溝が前後に対称的に連通するように設けられ、
前記駆動スライド溝の中には左側の一組の前記伸縮ロッドの左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロックがスライドできるように設けられ、
前記駆動スライド溝の中には前記駆動スライドブロックにねじ山によって連結された
伸縮ネジロッドが設けられ、
前記伸縮ロッドの伸縮は前記ロックロッドを前記ロックチャンバの中に移動連動させることができる。
【0009】
更の技術プラン、前記伝動装置は前記駆動スライド溝の間に設けられたプーリーチャンバを含み、前記プーリーチャンバの中には前記伸縮ネジロッドに固定的に連結された従動プーリーが回転できるように設けられ、前記従動プーリーの下側にはダブルプーリーが設けられ、前記従動プーリーと前記ダブルプーリーとの間には電動ベルトが周設され、前記ダブルプーリーの右側には駆動プーリーが回転できるように設けられ、前記ダブルプーリーと前記駆動プーリーとの間には動力ベルトが周設され、前記駆動プーリーの前後側には歯車チャンバが対称的に設けられ、前記歯車チャンバの中には前記駆動プーリーに伝動できるように連結されたラック歯車が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバの右側には右方に開口した伸びチャンバが連通するように設けられ、
前記ラックは前記伸びチャンバの中に伸びて前記ラック歯車と噛合することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、本装置によって車輪にロックをかけるだけではなく、車輪
の両側を挟んで回転させなく、また当てて車輪を固定することもでき、バイクが坂道で自動的に転がって事故を引き起こすことを防ぎ、安全性を高める。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【
図1】
図1は本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックの副ロックの内部全体構成略図
【
図2】
図2は本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックの主ロックの内部全体構成略図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜6を参照し、本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックは、主ロック11と副ロック12とを含み、前記主ロック11と前記副ロック12とが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロック11の中には伸縮装置101が設けられ、前記伸縮装置101の上側にはロック解除装置102が設けられ、前記副ロック12の中にはロック装置103が設けられ、前記ロック装置103の下側には伝動装置104が設けられ、前記主ロック11と前記副ロック12とがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置101によって前記主ロック11と前記副ロック12とを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置104が前記ロック装置103を作動連動させ、前記ロック装置103の中のロックロッド13が前記ロック解除装置102の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪
の両側を挟んで回転させなく、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置102によって前記ロックロッド13を解錠し、そして前記主ロック11と前記副ロック12とを離れさせ、離れることと同時に前記ロックロッド13が初期状態に自動的に戻り、そして前記伸縮装置102を初期状態に戻らせ、
前記伸縮装置101を調整することにより、異なる幅の車輪
を挟んで回転させない。
【0014】
有益に、前記伸縮装置101は前記主ロック11の中に設けられたスライドチャンバ14を含み、前記スライドチャンバ14の中には移動ネジロッド15が回転できるように設けられ、前記スライドチャンバ14の中には前記移動ネジロッド15にねじ山によって連結されたスライド板16が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバ14の左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバ17が対称的に連通するように設けられ、前記スライド板16の左端面には前記ラックチャンバ17の中に伸びたラック18が前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバ14の右側には伝動チャンバ19が設けられ、前記移動ネジロッド15の右端が前記伝動チャンバ19の中に伸びているところには平歯車20が固定的に連結され、前記平歯車20の上端には前記平歯車20と噛合した爪車21が設けられ、前記爪車21の右端には回転軸22が固定的に設けられ、前記回転軸22の右端が外部に伸びたところにはノブ23が固定的に設けられ、前記ノブ23を回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラック18が前記副ロック12の中に伸びた部分の長さを調節する。
【0015】
有益に、前記ロック解除装置102は前記伝動チャンバ19の左壁に設けられた制御チャンバ24を含み、前記制御チャンバ24の中には制御ブロック25がスライドできるように設けられ、前記制御ブロック25の右端には内爪車26が固定的に設けられ、前記内爪車26と前記爪車21の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロック25の左端と前記制御チャンバ24の左壁とには圧縮バネ27が固定的に連結され、前記制御チャンバ24の左側にはロック解除チャンバ28が設けられ、前記ロック解除チャンバ28の上壁にはキーロック29が固定的に設けられ、前記キーロック29の下端にはリール30が固定的に設けられ、前記リール30には引き糸31が二本周設され、一本の引き糸31が前記制御ブロック25の左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバ28の左側には左方に開口したロックチャンバ32が設けられ、前記ロックチャンバ32の下側には
空チャンバ33が連通するように設けられ、前記
空チャンバ33の中には昇降板34がスライドできるように設けられ、前記昇降板34の上端には
空チャンバ33が固定的に設けられ、前記昇降板34の下端と前記
空チャンバ33の下壁との間にはプッシュバネ36が固定的に連結され、もう一本の前記引き糸31が前記昇降板34の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロック29を解錠し、キーを回転させることによって前記リール30を回転連動させ、ロックを解除することができる。
【0016】
有益に、前記ロック装置103は前記副ロック12の中に設けられた伸縮チャンバ37を含み、前記伸縮チャンバ37の右側には右方に開口した開口38が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバ37の中には伸縮板39がスライドできるように設けられ、前記ロックロッド13が前記伸縮板39の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口38の中に伸びており、前記ロックロッド13の下端面の中には引っ掛かり溝40が設けられ、前記伸縮板39の中には従動スライド溝41が設けられ、前記従動スライド溝41の中には従動スライドブロック42が前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロック42の左端には伸縮ロッド43が二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッド43が互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッド43が交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッド43の間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッド43の右端が前記従動スライドブロック42にヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバ37の左壁には駆動スライド溝44が前後に対称的に連通するように設けられ、
前記駆動スライド溝44の中には左側の一組の前記伸縮ロッド43の左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロック45がスライドできるように設けられ、
前記駆動スライド溝44の中には前記駆動スライドブロック45にねじ山によって連結された
伸縮ネジロッド46が設けられ、
前記伸縮ロッド43の伸縮は前記ロックロッド13を前記ロックチャンバ32の中に移動連動させることができる。
【0017】
有益に、前記伝動装置104は前記駆動スライド溝44の間に設けられたプーリーチャンバ47を含み、前記プーリーチャンバ47の中には前記伸縮ネジロッド46に固定的に連結された従動プーリー48が回転できるように設けられ、前記従動プーリー48の下側にはダブルプーリー49が設けられ、前記従動プーリー48と前記ダブルプーリー49との間には電動ベルト50が周設され、前記ダブルプーリー49の右側には駆動プーリー51が回転できるように設けられ、前記ダブルプーリー49と前記駆動プーリー51との間には動力ベルト52が周設され、前記駆動プーリー51の前後側には歯車チャンバ54が対称的に設けられ、前記歯車チャンバ54の中には前記駆動プーリー51に伝動できるように連結されたラック歯車55が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバ54の右側には右方に開口した伸びチャンバ56が連通するように設けられ、
前記ラック18は前記伸びチャンバ56の中に伸びて前記ラック歯車55と噛合することができる。
【0018】
初期状態に、ロックロッド13が伸縮チャンバ37の中に収縮しており、ラック18がスライドチャンバ14の中に収縮しており、主ロック11と副ロック12とが離れている。
【0019】
ロックをかけるとき、主ロック11と副ロック12とをそれぞれ車輪の両側に置き、且つ主ロック11と副ロック12とを地面に置き、歯車の噛合により平歯車20を回転連動させて移動ネジロッド15を回転連動させ、ねじ山の連結によってスライド板16を左へ移動連動させ、ラック18を左へ移動連動させ、ラック18がラックチャンバ17から出て伸びチャンバ56の中に伸び、ラック歯車55とラック18とが噛合した後に回転して駆動プーリー51を回転連動させ、動力ベルト52によってダブルプーリー49を回転連動させ、また伝動ベルト50によって従動プーリー48を回転連動させ、これにより伸縮ネジロッド46を回転連動させ、ねじ山の連結によって駆動スライドブロック45を互いに近づけるようにスライドさせ、伸縮ロッド43によって伸縮板39を右に押し動かし、ロックロッド13を右に移動連動させてロックチャンバ32の中に入らせ、このとき
空チャンバ35が引っ掛かり溝40の中に引っ掛かりロックし、
ロックを解除するとき、キーを使ってキーロック29を解錠し、リール30を回転連動させ、引き糸31によって制御ブロック25を左へ引き動かし、また引き糸31が昇降板34を下へ引き動かし、このとき
空チャンバ35が引っ掛かり溝40から出てロックロッド13を解錠し、爪車21と内爪車26とが噛合状態から離脱してロックが解除され、このとき主ロック11と副ロック12とを離脱させ、ノブ23を反転させ、装置を初期状態に戻らせる。
【0020】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、本装置によって車輪にロックをかけるだけではなく、車輪
の両側を挟んで回転させなく、また当てて車輪を固定することもでき、バイクが坂道で自動的に転がって事故を引き起こすことを防ぎ、安全性を高める。
【0021】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【手続補正書】
【提出日】2019年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、主ロックと副ロックとを含み、前記主ロックと前記副ロックとが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロックの中には伸縮装置が設けられ、前記伸縮装置の上側にはロック解除装置が設けられ、前記副ロックの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置の下側には伝動装置が設けられ、前記主ロックと前記副ロックとがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置によって前記主ロックと前記副ロックとを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置が前記ロック装置を作動連動させ、前記ロック装置の中のロックロッドが前記ロック解除装置の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪の両側を挟んで回転させなく、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置によって前記ロックロッドを解錠し、そして前記ロックロッドを初期状態に戻らせてから前記主ロックと前記副ロックを分離させ、
前記伸縮装置を調整することにより、異なる幅の車輪を挟んで回転させないことができ、
前記伸縮装置は前記主ロックの中に設けられたスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの中には移動ネジロッドが回転できるように設けられ、前記スライドチャンバの中には前記移動ネジロッドにねじ山によって連結されたスライド板が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバの左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバが対称的に連通するように設けられ、前記スライド板の左端面には前記ラックチャンバの中に伸びたラックが前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバの右側には伝動チャンバが設けられ、前記移動ネジロッドの右端が前記伝動チャンバの中に伸びているところには平歯車が固定的に連結され、前記平歯車の上端には前記平歯車と噛合した爪車が設けられ、前記爪車の右端には回転軸が固定的に設けられ、前記回転軸の右端が外部に伸びたところにはノブが固定的に設けられ、
前記ノブを回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラックが前記副ロックの中に伸びた部分の長さを調節することができ、
前記ロック解除装置は前記伝動チャンバの左壁に設けられた制御チャンバを含み、前記制御チャンバの中には制御ブロックがスライドできるように設けられ、前記制御ブロックの右端には内爪車が固定的に設けられ、前記内爪車と前記爪車の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロックの左端と前記制御チャンバの左壁とには圧縮バネが固定的に連結され、前記制御チャンバの左側にはロック解除チャンバが設けられ、前記ロック解除チャンバの上壁にはキーロックが固定的に設けられ、前記キーロックの下端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには引き糸が二本周設され、一本の引き糸が前記制御ブロックの左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバの左側には左方に開口したロックチャンバが設けられ、前記ロックチャンバの下側には空チャンバが連通するように設けられ、前記空チャンバの中には昇降板がスライドできるように設けられ、前記昇降板の上端には引っ掛かりブロックが固定的に設けられ、前記昇降板の下端と前記空チャンバの下壁との間にはプッシュバネが固定的に連結され、もう一本の前記引き糸が前記昇降板の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロックを解錠し、キーを回転させることによって前記リールを回転連動させ、ロックを解除することができ、
前記ロック装置は前記副ロックの中に設けられた伸縮チャンバを含み、前記伸縮チャンバの右側には右方に開口した開口が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮板がスライドできるように設けられ、前記ロックロッドが前記伸縮板の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口の中に伸びており、前記ロックロッドの下端面の中には引っ掛かり溝が設けられ、前記伸縮板の中には従動スライド溝が設けられ、前記従動スライド溝の中には従動スライドブロックが前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロックの左端には伸縮ロッドが二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッドが互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッドが交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッドの間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッドの右端が前記従動スライドブロックにヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバの左壁には駆動スライド溝が前後に対称的に連通するように設けられ、前記駆動スライド溝の中には左側の一組の前記伸縮ロッドの左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記駆動スライド溝の中には前記駆動スライドブロックにねじ山によって連結された伸縮ネジロッドが設けられ、
前記伸縮ロッドの伸縮は前記ロックロッドを前記ロックチャンバの中に移動連動させることができ、
前記伝動装置は前記駆動スライド溝の間に設けられたプーリーチャンバを含み、前記プーリーチャンバの中には前記伸縮ネジロッドに固定的に連結された従動プーリーが回転できるように設けられ、前記従動プーリーの下側にはダブルプーリーが設けられ、前記従動プーリーと前記ダブルプーリーとの間には電動ベルトが周設され、前記ダブルプーリーの右側には駆動プーリーが回転できるように設けられ、前記ダブルプーリーと前記駆動プーリーとの間には動力ベルトが周設され、前記駆動プーリーの前後側には歯車チャンバが対称的に設けられ、前記歯車チャンバの中には前記駆動プーリーに伝動できるように連結されたラック歯車が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバの右側には右方に開口した伸びチャンバが連通するように設けられ、
前記ラックは前記伸びチャンバの中に伸びて前記ラック歯車と噛合することができることを特徴とする自転車や電動バイク用位置固定ロック。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロック技術分野を取り上げて、具体的には自転車や電動バイク用位置固定ロックである。
【背景技術】
【0002】
生活の中では、電動バイクや自転車が盗まれないように一般的に車輪にロックをかけるが、こういうロックはロック機能しか持っていないため、坂道にあるバイクが重力によって自ら転がり、意外傷害を引き起こすことがあり、従って、自転車や電動バイク用位置固定ロックが必要とされ、本装置は車輪にロックをかけることと同時に車輪下端を固定しきつく挟んで回転させなく、また、車輪に当てて車輪を転がらないようにし、有効に車輪の転がりを防止でき、さらなる安全性を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108005494号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は自転車や電動バイク用位置固定ロックを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックは、主ロックと副ロックとを含み、前記主ロックと前記副ロックとが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロックの中には伸縮装置が設けられ、前記伸縮装置の上側にはロック解除装置が設けられ、前記副ロックの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置の下側には伝動装置が設けられ、前記主ロックと前記副ロックとがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置によって前記主ロックと前記副ロックとを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置が前記ロック装置を作動連動させ、前記ロック装置の中のロックロッドが前記ロック解除装置の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪の両側を挟んで回転させなく、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置によって前記ロックロッドを解錠し、
そして前記ロックロッドを初期状態に戻らせてから前記主ロックと前記副ロックを分離させ、
前記伸縮装置を調整することにより、異なる幅の車輪を挟んで回転させない。
【0006】
更の技術プラン、前記伸縮装置は前記主ロックの中に設けられたスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの中には移動ネジロッドが回転できるように設けられ、前記スライドチャンバの中には前記移動ネジロッドにねじ山によって連結されたスライド板が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバの左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバが対称的に連通するように設けられ、前記スライド板の左端面には前記ラックチャンバの中に伸びたラックが前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバの右側には伝動チャンバが設けられ、前記移動ネジロッドの右端が前記伝動チャンバの中に伸びているところには平歯車が固定的に連結され、前記平歯車の上端には前記平歯車と噛合した爪車が設けられ、前記爪車の右端には回転軸が固定的に設けられ、前記回転軸の右端が外部に伸びたところにはノブが固定的に設けられ、
前記ノブを回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラックが前記副ロックの中に伸びた部分の長さを調節する。
【0007】
更の技術プラン、前記ロック解除装置は前記伝動チャンバの左壁に設けられた制御チャンバを含み、前記制御チャンバの中には制御ブロックがスライドできるように設けられ、前記制御ブロックの右端には内爪車が固定的に設けられ、前記内爪車と前記爪車の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロックの左端と前記制御チャンバの左壁とには圧縮バネが固定的に連結され、前記制御チャンバの左側にはロック解除チャンバが設けられ、前記ロック解除チャンバの上壁にはキーロックが固定的に設けられ、前記キーロックの下端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには引き糸が二本周設され、一本の引き糸が前記制御ブロックの左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバの左側には左方に開口したロックチャンバが設けられ、前記ロックチャンバの下側には空チャンバが連通するように設けられ、前記空チャンバの中には昇降板がスライドできるように設けられ、
前記昇降板の上端には引っ掛かりブロックが固定的に設けられ、前記昇降板の下端と前記空チャンバの下壁との間にはプッシュバネが固定的に連結され、もう一本の前記引き糸が前記昇降板の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロックを解錠し、キーを回転させることによって前記リールを回転連動させ、ロックを解除することができる。
【0008】
更の技術プラン、前記ロック装置は前記副ロックの中に設けられた伸縮チャンバを含み、前記伸縮チャンバの右側には右方に開口した開口が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮板がスライドできるように設けられ、前記ロックロッドが前記伸縮板の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口の中に伸びており、前記ロックロッドの下端面の中には引っ掛かり溝が設けられ、前記伸縮板の中には従動スライド溝が設けられ、前記従動スライド溝の中には従動スライドブロックが前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロックの左端には伸縮ロッドが二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッドが互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッドが交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッドの間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッドの右端が前記従動スライドブロックにヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバの左壁には駆動スライド溝が前後に対称的に連通するように設けられ、前記駆動スライド溝の中には左側の一組の前記伸縮ロッドの左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記駆動スライド溝の中には前記駆動スライドブロックにねじ山によって連結された伸縮ネジロッドが設けられ、
前記伸縮ロッドの伸縮は前記ロックロッドを前記ロックチャンバの中に移動連動させることができる。
【0009】
更の技術プラン、前記伝動装置は前記駆動スライド溝の間に設けられたプーリーチャンバを含み、前記プーリーチャンバの中には前記伸縮ネジロッドに固定的に連結された従動プーリーが回転できるように設けられ、前記従動プーリーの下側にはダブルプーリーが設けられ、前記従動プーリーと前記ダブルプーリーとの間には電動ベルトが周設され、前記ダブルプーリーの右側には駆動プーリーが回転できるように設けられ、前記ダブルプーリーと前記駆動プーリーとの間には動力ベルトが周設され、前記駆動プーリーの前後側には歯車チャンバが対称的に設けられ、前記歯車チャンバの中には前記駆動プーリーに伝動できるように連結されたラック歯車が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバの右側には右方に開口した伸びチャンバが連通するように設けられ、
前記ラックは前記伸びチャンバの中に伸びて前記ラック歯車と噛合することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、本装置によって車輪にロックをかけるだけではなく、車輪の両側を挟んで回転させなく、また当てて車輪を固定することもでき、バイクが坂道で自動的に転がって事故を引き起こすことを防ぎ、安全性を高める。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【
図1】
図1は本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックの副ロックの内部全体構成略図
【
図2】
図2は本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックの主ロックの内部全体構成略図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜6を参照し、本発明の自転車や電動バイク用位置固定ロックは、主ロック11と副ロック12とを含み、前記主ロック11と前記副ロック12とが相対する端はタイヤに合わせた弓形であり、前記主ロック11の中には伸縮装置101が設けられ、前記伸縮装置101の上側にはロック解除装置102が設けられ、前記副ロック12の中にはロック装置103が設けられ、前記ロック装置103の下側には伝動装置104が設けられ、前記主ロック11と前記副ロック12とがそれぞれ車輪の両側に設けられ、且つ協働し使用し、前記伸縮装置101によって前記主ロック11と前記副ロック12とを合わせることで車輪を中間に挟み、これにより前記伝動装置104が前記ロック装置103を作動連動させ、前記ロック装置103の中のロックロッド13が前記ロック解除装置102の中に伸びてロックをかけ、これにより車輪の両側を挟んで回転させなく、ロックを解除するとき、前記ロック解除装置102によって前記ロックロッド13を解錠し、
そして前記ロックロッド13を初期状態に戻らせてから前記主ロック11と前記副ロック12を分離させ、
前記伸縮装置101を調整することにより、異なる幅の車輪を挟んで回転させない。
【0014】
有益に、前記伸縮装置101は前記主ロック11の中に設けられたスライドチャンバ14を含み、前記スライドチャンバ14の中には移動ネジロッド15が回転できるように設けられ、前記スライドチャンバ14の中には前記移動ネジロッド15にねじ山によって連結されたスライド板16が左右にスライドできるように設けられ、前記スライドチャンバ14の左壁の前後両端には左方に開口したラックチャンバ17が対称的に連通するように設けられ、前記スライド板16の左端面には前記ラックチャンバ17の中に伸びたラック18が前後に対称的に固定的に設けられ、前記スライドチャンバ14の右側には伝動チャンバ19が設けられ、前記移動ネジロッド15の右端が前記伝動チャンバ19の中に伸びているところには平歯車20が固定的に連結され、前記平歯車20の上端には前記平歯車20と噛合した爪車21が設けられ、前記爪車21の右端には回転軸22が固定的に設けられ、前記回転軸22の右端が外部に伸びたところにはノブ23が固定的に設けられ、前記ノブ23を回転させ、タイヤの幅に合わせて、前記ラック18が前記副ロック12の中に伸びた部分の長さを調節する。
【0015】
有益に、前記ロック解除装置102は前記伝動チャンバ19の左壁に設けられた制御チャンバ24を含み、前記制御チャンバ24の中には制御ブロック25がスライドできるように設けられ、前記制御ブロック25の右端には内爪車26が固定的に設けられ、前記内爪車26と前記爪車21の内部とが片方向で噛合しており、前記制御ブロック25の左端と前記制御チャンバ24の左壁とには圧縮バネ27が固定的に連結され、前記制御チャンバ24の左側にはロック解除チャンバ28が設けられ、前記ロック解除チャンバ28の上壁にはキーロック29が固定的に設けられ、前記キーロック29の下端にはリール30が固定的に設けられ、前記リール30には引き糸31が二本周設され、一本の引き糸31が前記制御ブロック25の左端面に固定的に連結され、前記ロック解除チャンバ28の左側には左方に開口したロックチャンバ32が設けられ、前記ロックチャンバ32の下側には空チャンバ33が連通するように設けられ、前記空チャンバ33の中には昇降板34がスライドできるように設けられ、
前記昇降板34の上端には引っ掛かりブロック35が固定的に設けられ、前記昇降板34の下端と前記空チャンバ33の下壁との間にはプッシュバネ36が固定的に連結され、もう一本の前記引き糸31が前記昇降板34の下端面に固定的に連結され、
キーを使って前記キーロック29を解錠し、キーを回転させることによって前記リール30を回転連動させ、ロックを解除することができる。
【0016】
有益に、前記ロック装置103は前記副ロック12の中に設けられた伸縮チャンバ37を含み、前記伸縮チャンバ37の右側には右方に開口した開口38が連通するように設けられ、前記伸縮チャンバ37の中には伸縮板39がスライドできるように設けられ、前記ロックロッド13が前記伸縮板39の右端に固定的に設けられ、且つ前記開口38の中に伸びており、前記ロックロッド13の下端面の中には引っ掛かり溝40が設けられ、前記伸縮板39の中には従動スライド溝41が設けられ、前記従動スライド溝41の中には従動スライドブロック42が前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記従動スライドブロック42の左端には伸縮ロッド43が二組設けられ、いずれの組においても二本の前記伸縮ロッド43が互いに交差しており、且つ二本の前記伸縮ロッド43が交差してるところが回転できるように連結され、二組の前記伸縮ロッド43の間がヒンジによって連結され、右側の一組の前記伸縮ロッド43の右端が前記従動スライドブロック42にヒンジによって連結され、前記伸縮チャンバ37の左壁には駆動スライド溝44が前後に対称的に連通するように設けられ、前記駆動スライド溝44の中には左側の一組の前記伸縮ロッド43の左端にヒンジによって連結された駆動スライドブロック45がスライドできるように設けられ、前記駆動スライド溝44の中には前記駆動スライドブロック45にねじ山によって連結された伸縮ネジロッド46が設けられ、
前記伸縮ロッド43の伸縮は前記ロックロッド13を前記ロックチャンバ32の中に移動連動させることができる。
【0017】
有益に、前記伝動装置104は前記駆動スライド溝44の間に設けられたプーリーチャンバ47を含み、前記プーリーチャンバ47の中には前記伸縮ネジロッド46に固定的に連結された従動プーリー48が回転できるように設けられ、前記従動プーリー48の下側にはダブルプーリー49が設けられ、前記従動プーリー48と前記ダブルプーリー49との間には電動ベルト50が周設され、前記ダブルプーリー49の右側には駆動プーリー51が回転できるように設けられ、前記ダブルプーリー49と前記駆動プーリー51との間には動力ベルト52が周設され、前記駆動プーリー51の前後側には歯車チャンバ54が対称的に設けられ、前記歯車チャンバ54の中には前記駆動プーリー51に伝動できるように連結されたラック歯車55が回転できるように設けられ、前記歯車チャンバ54の右側には右方に開口した伸びチャンバ56が連通するように設けられ、
前記ラック18は前記伸びチャンバ56の中に伸びて前記ラック歯車55と噛合することができる。
【0018】
初期状態に、ロックロッド13が伸縮チャンバ37の中に収縮しており、ラック18がスライドチャンバ14の中に収縮しており、主ロック11と副ロック12とが離れている。
【0019】
ロックをかけるとき、主ロック11と副ロック12とをそれぞれ車輪の両側に置き、且つ主ロック11と副ロック12とを地面に置き、歯車の噛合により平歯車20を回転連動させて移動ネジロッド15を回転連動させ、ねじ山の連結によってスライド板16を左へ移動連動させ、ラック18を左へ移動連動させ、ラック18がラックチャンバ17から出て伸びチャンバ56の中に伸び、ラック歯車55とラック18とが噛合した後に回転して駆動プーリー51を回転連動させ、動力ベルト52によってダブルプーリー49を回転連動させ、また伝動ベルト50によって従動プーリー48を回転連動させ、これにより伸縮ネジロッド46を回転連動させ、ねじ山の連結によって駆動スライドブロック45を互いに近づけるようにスライドさせ、伸縮ロッド43によって伸縮板39を右に押し動かし、ロックロッド13を右に移動連動させてロックチャンバ32の中に入らせ、このとき
引っ掛かりブロック35が引っ掛かり溝40の中に引っ掛かりロックし、
ロックを解除するとき、キーを使ってキーロック29を解錠し、リール30を回転連動させ、引き糸31によって制御ブロック25を左へ引き動かし、また引き糸31が昇降板34を下へ引き動かし、このとき
引っ掛かりブロック35が引っ掛かり溝40から出てロックロッド13を解錠し、爪車21と内爪車26とが噛合状態から離脱してロックが解除され、このとき主ロック11と副ロック12とを離脱させ、ノブ23を反転させ、装置を初期状態に戻らせる。
【0020】
本発明の有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、本装置によって車輪にロックをかけるだけではなく、車輪の両側を挟んで回転させなく、また当てて車輪を固定することもでき、バイクが坂道で自動的に転がって事故を引き起こすことを防ぎ、安全性を高める。
【0021】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。