(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-183796(P2020-183796A)
(43)【公開日】2020年11月12日
(54)【発明の名称】抜け止め器具
(51)【国際特許分類】
F16B 7/04 20060101AFI20201016BHJP
G09F 17/00 20060101ALN20201016BHJP
【FI】
F16B7/04 302A
G09F17/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-88748(P2019-88748)
(22)【出願日】2019年5月9日
(11)【特許番号】特許第6566462号(P6566462)
(45)【特許公報発行日】2019年8月28日
(71)【出願人】
【識別番号】519164688
【氏名又は名称】有限会社タック
(74)【代理人】
【識別番号】100156867
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 欣浩
(72)【発明者】
【氏名】府中 昭恵
【テーマコード(参考)】
3J039
【Fターム(参考)】
3J039AA01
3J039AB10
3J039BB01
3J039FA01
3J039FA05
3J039FA11
3J039MA01
3J039MA10
(57)【要約】
【課題】パイプに差し込まれたポールが容易に抜け出すことがなく、またパイプからポールを取り外したい場合は、簡単な操作で外すことができる抜け止め器具を提供する。
【解決手段】本発明の抜け止め器具は、パイプAを挿通させるパイプ用孔5を有するパイプ支持部2と、ポールBを挿通させるポール用孔6を有し、パイプ支持部2に対向するポール支持部3と、パイプ支持部2の一端部とポール支持部3の一端部に連結するとともに、パイプ支持部2の他端部とポール支持部3の他端部が相互に離反する向きに弾性力を発現させる弾性連結部4と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプに差し込まれたポールの抜け出しを防止する抜け止め器具であって、
前記パイプを挿通させるパイプ用孔を有するパイプ支持部と、
前記ポールを挿通させるポール用孔を有し、前記パイプ支持部に対向するポール支持部と、
前記パイプ支持部の一端部と前記ポール支持部の一端部に連結するとともに、該パイプ支持部の他端部と該ポール支持部の他端部が相互に離反する向きに弾性力を発現させる弾性連結部と、を備える抜け止め器具。
【請求項2】
前記弾性連結部は、板状部材を折り曲げた又は撓ませたものである請求項1に記載の抜け止め器具。
【請求項3】
前記弾性連結部は、前記パイプ支持部の一端部及び前記ポール支持部の一端部の何れか一方に設けられた軸部と、該パイプ支持部の一端部及び該ポール支持部の一端部の何れか他方に設けられ、該軸部を回転可能に支持する軸穴部と、該パイプ支持部の他端部と該ポール支持部の他端部とが相互に離反する向きに回転するよう弾性力を発現させる弾性部と、を有する請求項1に記載の抜け止め器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パイプに差し込まれたポールの抜け出しを防止する抜け止め器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パイプにポールを差し込むことによってこれを支持するものがある。例えば店舗の前や店舗に隣接する駐車場では、店舗の名前や各種の案内、商品やサービスに関する宣伝等が示された縦長ののぼり旗や横長の旗等がポールに取り付けられ、このポールを、地中に埋め込んだり、構造物に縛り付けたりしたパイプに差し込んで支持する構造が使用されている(例えば特許文献1参照)。また、重量のある土台にパイプを一体的に設け、このパイプにポールを挿入するとともにポールに取り付けたナットを回転させることによって、ポールをパイプに固定させるものもある(例えば特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−215908号公報
【特許文献2】特開平8−123347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のようにパイプにポールを差し込むものにおいては、強風によってのぼり旗等が煽られると、ポールがパイプから抜け出して、のぼり旗等とともに遠くまで飛んでいくことがあった。一方、このような不具合を防止するべく、差し込んだポールをパイプに縛り付けることも行われているが、この場合は取り外し及び取り付けが不便になるため、のぼり旗に示されている内容が古くなってもそのままの状態で放置されがちであった。
【0005】
また特許文献2に示されたものにおいては、土台のパイプからポールが抜け出すことはないものの、強風によってのぼり旗等が煽られた際には、土台も一緒に倒れてしまうことがあった。また、のぼり旗の取り外し及び取り付けを行うにはナットを緩めたり締め付けたりしなければならず、作業に手間を要していた。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、パイプに差し込まれたポールが容易に抜け出すことがなく、またパイプからポールを取り外したい場合は、簡単な操作で外すことができる抜け止め器具を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、パイプに差し込まれたポールの抜け出しを防止する抜け止め器具であって、前記パイプを挿通させるパイプ用孔を有するパイプ支持部と、前記ポールを挿通させるポール用孔を有し、前記パイプ支持部に対向するポール支持部と、前記パイプ支持部の一端部と前記ポール支持部の一端部に連結するとともに、該パイプ支持部の他端部と該ポール支持部の他端部が相互に離反する向きに弾性力を発現させる弾性連結部と、を備える抜け止め器具である。
【0008】
ここで前記弾性連結部は、板状部材を折り曲げた又は撓ませたものであることが好ましい。
【0009】
また前記弾性連結部は、前記パイプ支持部の一端部及び前記ポール支持部の一端部の何れか一方に設けられた軸部と、該パイプ支持部の一端部及び該ポール支持部の一端部の何れか他方に設けられ、該軸部を回転可能に支持する軸穴部と、該パイプ支持部の他端部と該ポール支持部の他端部とが相互に離反する向きに回転するよう弾性力を発現させる弾性部と、を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明における抜け止め器具によれば、弾性連結部の弾性力でもって、パイプを挿通させたパイプ支持部の他端部とポールを挿通させたポール支持部の他端部とを相互に離反させることができ、これによってパイプに対してポールを強固に抜け止め保持することができる。一方、パイプからポールを取り外したい場合は、例えば片方の手でパイプ支持部とポール支持部とに指を掛け、弾性連結部の弾性力に逆らって力を加えればよく、簡単な操作でパイプからポールを取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に従う抜け止め器具の第一実施形態を示す図であって、(a)は側方視の断面図であり、(b)は抜け止め器具として折り曲げる前の状態での平面図であり、(c)は(b)の断面図であり、(d)はパイプとポールの間に取り付けた状態を示す図であり、(e)はポールに保持された状態を示す図である。
【
図2】本発明に従う抜け止め器具の第二実施形態を示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は側方視での断面図であり、(c)はパイプとポールの間に取り付けた状態を示す図である。
【
図3】本発明に従う抜け止め器具の更に他の実施形態を示す図であって、(a)は第三実施形態の抜け止め器具をパイプとポールの間に取り付けた状態を示す図であり、(b)は第四実施形態の抜け止め器具をパイプとポールの間に取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に従う抜け止め器具に関し、その具体的な実施形態を添付した図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、本発明に従う抜け止め器具の第一実施形態を示している。本実施形態の抜け止め器具1は、
図1(a)に示すように、パイプ支持部2と、ポール支持部3と、パイプ支持部2における一端部とポール支持部3における一端部とを連結する弾性連結部4とを備えていて、側面視で「く」字状になるものである。抜け止め器具1は、
図1(d)に示すようにパイプAとポールBの間に取り付けられる。なお抜け止め器具1は、パイプAとポールBの間に取り付けられる前においては、
図1(d)において仮想線で示す状態にある。
【0014】
抜け止め器具1は、
図1(b)、(c)に示すような、平面視で概略矩形状に形成された板状部材を準備し、これを2つに折り曲げて形成されている。本実施形態においては、アクリル樹脂や塩化ビニル樹脂等の合成樹脂板を折り曲げて抜け止め器具1を形成している。なお、薄手の金属板を折り曲げることによって抜け止め器具1としてもよい。また、各種のゴム(硬質ゴム等)を使用して抜け止め器具1としてもよい。
【0015】
パイプ支持部2には、平面視で円形をなすとともに板厚方向にパイプ支持部2を貫く孔(パイプ用孔5)が設けられている。またポール支持部3には、平面視で円形をなすとともに板厚方向にポール支持部3を貫く孔(ポール用孔6)が設けられている。パイプ用孔5の内径は、パイプAの外径よりもやや大きく形成され、ポール用孔6の内径は、ポールBの外径よりもやや大きく形成されている。またポール用孔6の内径は、パイプAの外径よりも小さくなっている。
【0016】
このような構成になる本実施形態の抜け止め器具1は、
図1(d)に示すようにして使用される。
図1(d)は、地中に埋め込まれた円筒状のパイプAと、円柱状であって長尺のポールBとの間に、抜け止め器具1を取り付けた状態を示している。なおポールBには、のぼり旗Cが取り付けられている。
【0017】
ここで、抜け止め器具1をパイプAとポールBとの間に取り付ける方法の一例について説明する。まず、パイプAにポールBを差し込む前に、パイプ用孔5にパイプAを挿入しておく。なお上述したように、ポール用孔6の内径は、パイプAの外径よりも小さくなっているため、ポール用孔6にパイプAが挿通されることはなく、抜け止め器具1が逆向きに取り付けられることはない。なおこの状態において抜け止め器具1におけるポール支持部3は、
図1(d)に仮想線で示す状態にあって、ポール用孔6は、パイプAの直上からずれた位置にある。そして、ポール用孔6にポールBを挿入しつつ、例えば片方の手でパイプ支持部2とポール支持部3とに指を掛けて、ポール支持部3の他端部がパイプ支持部2の他端部に近づくように力を加える。その結果、ポール用孔6はパイプAの直上に向けて移動していき、直上に差し掛かったところでポールBはパイプAに差し込まれる。
【0018】
その後、抜け止め器具1に加えていた力を緩めると、抜け止め器具1は、その弾性でもってポール支持部3の他端部とパイプ支持部2の他端部が離反するように開くことになる。これにより、パイプ用孔5の縁部がパイプAの外周面に強く押し当たるとともに、ポール用孔6の縁部がポールBの外周面に強く押し当たる結果、パイプAの内周面とポールBの外周面に強く押し当たるため、ポールBに対してパイプAを強固に抜け止め保持することができる(この状態についてより詳細に説明すると、
図1(d)に示すようにパイプ用孔5の上縁部5aと下縁部5bがパイプAの外周面に強く押し当たるとともに、ポール用孔6の上縁部6aと下縁部6bがポールBの外周面に強く押し当たっていて、ポールBは、パイプAに対して若干斜めになるようにして、パイプAの開口における内周面に対して上側外周面B1が強く押し当たり、下端外周面B2がパイプAの下方における内周面に強く押し当たっている)。従って、強風によってのぼり旗Cが煽られても、ポールBがパイプAから抜け出す不具合を防止することができる。
【0019】
パイプAからポールBを取り外すには、例えば片方の手でパイプ支持部2とポール支持部3とに指を掛けて、パイプ支持部2の他端部とポール支持部3の他端部が近づくように力を加えればよい。これにより、パイプAとポールBとの押し当たりが解除されるため、パイプAからポールBを引き抜くことができる。
【0020】
なお、パイプAからポールBを引き抜く際、抜け止め器具1をパイプAやポールBから取り外してもよいが、ポールBをパイプAから引き抜くのに合わせて抜け止め器具1もパイプAから引き抜くことにより、
図1(e)のようにポールBに保持させることができる。すなわち、ポールBとともに抜け止め器具1をパイプAから引き抜くと、抜け止め器具1は、ポール用孔6とパイプ用孔5の両方がポールBに挿通された状態でパイプ支持部2の他端部とポール支持部3の他端部が離反するように開くことになる。このため、ポール用孔6とパイプ用孔5の縁部がポールBの外周面に押し当たり、抜け止め器具1はポールBに保持される。従って、取り外した抜け止め器具1を紛失してしまう等の不具合を防止することができる。またこのように抜け止め器具1をポールBに保持させておくことによって、次にポールBをパイプAに取り付ける際は、ポールBをパイプAに差し込みつつ、例えば片方の手でパイプ支持部2の他端部とポール支持部3の他端部が近づくように力を加えることによって、パイプ用孔5にパイプAを挿通させることができる。これにより、再び
図1(d)のように、パイプAとポールBとの間に抜け止め器具1を取り付けることができる。
【0021】
次に、
図2を参照しながら本発明に従う抜け止め器具の第二実施形態について説明する。本実施形態の抜け止め器具11は、平面視において概略矩形状をなす板状のパイプ支持部12と、パイプ支持部12と同様の形状になるポール支持部13を備えている。また、パイプ支持部12とポール支持部13は、それらの一端部同士をつなぐ弾性連結部14によって一体に連結している。またパイプ支持部12には、前述のパイプ用孔5と同様の形状になるパイプ用孔15が設けられていて、ポール支持部13には、前述のポール用孔6と同様の形状になるポール用孔16が設けられている。
【0022】
このようなパイプ支持部12とポール支持部13は、例えば合成樹脂板や木板、金属板、各種のゴム(硬質ゴム等)で形成される。
【0023】
また弾性連結部14は、パイプ支持部12の一端部とポール支持部13の一端部とを連結するとともに、パイプ支持部12の他端部とポール支持部13の他端部とが相互に離反する向きに弾性力を発現させるものであり、本実施形態ではバネ丁番を使用している。詳細な説明は省略するが、バネ丁番は、円柱状に設けられた軸部と、円筒状に設けられて軸部を回転可能に支持する軸穴部とを備えていて、軸部につながる板状部分が、パイプ支持部12の一端部及びポール支持部13の一端部の何れが一方に固定され、軸穴部につながる板状部分が、パイプ支持部12の一端部及びポール支持部13の一端部の何れが他方に固定さえる。なお、パイプ支持部12とポール支持部13に対して板状部分を固定するには、例えばビスを使用してもよいし接着剤を使用してもよく、またその他の固定手段を採用してもよい。更にこのバネ丁番は、コイル状をなしていて、軸孔部に対して軸部が相対的に回転するように弾性力を作用させる弾性部も有している。この弾性部によって抜け止め器具11は、パイプ支持部12の他端部とポール支持部13の他端部とが相互に離反する向きに回転し、通常時は
図2(a)、(b)のように、パイプ支持部12とポール支持部13が相互に反対側に位置する状態にある。
【0024】
このような抜け止め器具11においても、
図2(c)に示すように、弾性連結部14を基点にパイプ支持部12とポール支持部13とを回転させて側面視で「く」字状とし、上述した第一実施形態と同様の手順でパイプAとポールBとの間に取り付けることができる。パイプAとポールBとの間に取り付けた抜け止め器具11においても、弾性連結部14によってパイプ支持部12とポール支持部13が離反するように開こうとするため、ポールBに対してパイプAを強固に抜け止め保持することができる。従って、強風によってのぼり旗Cが煽られても、ポールBがパイプAから抜け出す不具合を防止することができる。
【0025】
また抜け止め器具11においても、パイプ支持部12の他端部とポール支持部13の他端部が近づくように力を加えれば、パイプAからポールBを引き抜くことができる。
【0026】
本発明に従う抜け止め器具は、
図3に示す如きものでも具現化される。
図3(a)は、本発明に従う抜け止め器具の第三実施形態を示している。本実施形態の抜け止め器具21は、
図1(b)、(c)に示した抜け止め器具1と同様の形状になる板状部材を硬質ゴムで形成したものである。抜け止め器具21は、パイプAを支持するためのパイプ支持部22と、ポールBを支持するためのポール支持部23と、パイプ支持部22の一端部とポール支持部23の一端部を連結する弾性連結部24とを備えていて、側面視で「C」字状になるものである。またパイプ支持部22には、前述のパイプ用孔5と同様の形状になるパイプ用孔25が設けられていて、ポール支持部23には、前述のポール用孔6と同様の形状になるポール用孔26が設けられている。
【0027】
このような抜け止め器具21においては、上述した板状部材を中間部で撓ませつつ、パイプ用孔25にパイプAを挿通させ、ポール用孔26にポールBを挿通させることにより、
図3(a)のようにしてパイプAとポールBとの間に取り付けることができる。パイプAとポールBとの間に取り付けた抜け止め器具21においても、弾性連結部24によってパイプ支持部22とポール支持部23が離反するように開こうとするため、ポールBに対してパイプAを強固に抜け止め保持することができる。従って、強風によってのぼり旗Cが煽られても、ポールBがパイプAから抜け出す不具合を防止することができる。また抜け止め器具21においても、パイプ支持部22の他端部とポール支持部23の他端部が近づくように力を加えれば、パイプAからポールBを引き抜くことができる。
【0028】
図3(b)は、本発明に従う抜け止め器具の第四実施形態を示している。本実施形態の抜け止め器具31は、
図2(a)、(b)に示した如き、平面視において概略矩形状をなす板状のパイプ支持部32と、パイプ支持部32と同様の形状になるポール支持部33を備えている。また、パイプ支持部32とポール支持部33は、それらの一端部同士をつなぐ弾性連結部34によって一体に連結している。またパイプ支持部32には、前述のパイプ用孔5と同様の形状になるパイプ用孔35が設けられていて、ポール支持部33には、前述のポール用孔6と同様の形状になるポール用孔36が設けられている。
【0029】
そしてパイプ支持部32とポール支持部33は、例えば合成樹脂板や木板、金属板で形成される。また弾性連結部34は、例えば硬質ゴムで形成される。
【0030】
このような抜け止め器具31においては、弾性連結部34を撓ませつつ、パイプ用孔35にパイプAを挿通させ、ポール用孔36にポールBを挿通させることにより、
図3(b)のようにしてパイプAとポールBとの間に取り付けることができる。パイプAとポールBとの間に取り付けた抜け止め器具31においても、弾性連結部34によってパイプ支持部32とポール支持部33が離反するように開こうとするため、ポールBに対してパイプAを強固に抜け止め保持することができる。また抜け止め器具31においても、パイプ支持部32の他端部とポール支持部33の他端部が近づくように力を加えれば、パイプAからポールBを引き抜くことができる。
【0031】
以上、本発明に従う抜け止め器具ついて具体的な実施形態を示しながら説明したが、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば上述した実施形態で挙げた各部を形成する材料は、抜け止め器具の機能を果たす任意のものが採用可能である。また各部及び全体の形状も、上述した実施形態に限定されるものではない。また、弾性連結部の構造も種々のものが採用可能であって、パイプ支持部の他端部とポール支持部の他端部とを相互に離反させるように弾性力を発現させるものであればよく、例えばトーションバネやコイルバネでその機能を果たすようにしてもよい。
【0032】
また上述した実施形態の抜け止め器具に対し、その機能を高めるために更に構成部材を追加してもよい。例えば、
図1(d)に示す抜け止め器具1において、パイプAに対してパイプ支持部2が滑ってしまうおそれがある場合は、例えば輪状のゴムをパイプAに通しておき、抜け止め器具1をパイプAに取り付けた後にこのゴムをパイプ支持部2の他端部に引っ掛けることにより、ゴムの抵抗でパイプAとパイプ支持部2との滑りを防止するようにしてもよい。またパイプAに対してパイプ支持部2が動かないように固着しても(例えばパイプAとパイプ支持部2とを紐等で縛る、パイプAとパイプ支持部2とを別異の固定具で固定する等)よい。また、例えばパイプ支持部2とポール支持部3を合成樹脂で形成する場合は、パイプ用孔5やポール用孔6の縁部に各種のゴムを取り付けることによって、パイプ用孔5やポール用孔6の縁部が削れてしまう不具合を防止することができる。また、このような各種のゴムにより、パイプAやポールBに対する滑りも抑制することができる。
【符号の説明】
【0033】
1、11、21、31:抜け止め器具
2、12、22、32:パイプ支持部
3、13、23、33:ポール支持部
4、14、24、34:弾性連結部
5、15、25、35:パイプ用孔
6、16、26、36:ポール用孔
A:パイプ
B:ポール
C:のぼり旗
【手続補正書】
【提出日】2019年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプに差し込まれたポールの抜け出しを防止する抜け止め器具であって、
前記パイプを挿通させるパイプ用孔を有するパイプ支持部と、
前記ポールを挿通させるポール用孔を有し、前記パイプ支持部に対向するポール支持部と、
前記パイプ支持部の一端部と前記ポール支持部の一端部に連結するとともに、該パイプ支持部の他端部と該ポール支持部の他端部が相互に離反する向きに弾性力を発現させる弾性連結部と、を備え、
前記パイプと前記ポールの間に取り付けられた状態において、前記パイプ用孔の上縁部と下縁部が該パイプの外周面に押し当たるとともに、前記ポール用孔の上縁部と下縁部が該ポールの外周面に押し当たる抜け止め器具。
【請求項2】
前記弾性連結部は、板状部材を折り曲げた又は撓ませたものである請求項1に記載の抜け止め器具。
【請求項3】
前記弾性連結部は、前記パイプ支持部の一端部及び前記ポール支持部の一端部の何れか一方に設けられた軸部と、該パイプ支持部の一端部及び該ポール支持部の一端部の何れか他方に設けられ、該軸部を回転可能に支持する軸穴部と、該パイプ支持部の他端部と該ポール支持部の他端部とが相互に離反する向きに回転するよう弾性力を発現させる弾性部と、を有する請求項1に記載の抜け止め器具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明は、パイプに差し込まれたポールの抜け出しを防止する抜け止め器具であって、前記パイプを挿通させるパイプ用孔を有するパイプ支持部と、前記ポールを挿通させるポール用孔を有し、前記パイプ支持部に対向するポール支持部と、前記パイプ支持部の一端部と前記ポール支持部の一端部に連結するとともに、該パイプ支持部の他端部と該ポール支持部の他端部が相互に離反する向きに弾性力を発現させる弾性連結部と、を備え
、前記パイプと前記ポールの間に取り付けられた状態において、前記パイプ用孔の上縁部と下縁部が該パイプの外周面に押し当たるとともに、前記ポール用孔の上縁部と下縁部が該ポールの外周面に押し当たる抜け止め器具である。