(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-183989(P2020-183989A)
(43)【公開日】2020年11月12日
(54)【発明の名称】スローリーディング学習システム
(51)【国際特許分類】
G09B 5/00 20060101AFI20201016BHJP
G09B 19/00 20060101ALI20201016BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20201016BHJP
G06F 16/34 20190101ALI20201016BHJP
【FI】
G09B5/00
G09B19/00 H
G06Q50/20
G06F16/34
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-87183(P2019-87183)
(22)【出願日】2019年5月3日
(11)【特許番号】特許第6722913号(P6722913)
(45)【特許公報発行日】2020年7月15日
(71)【出願人】
【識別番号】502351659
【氏名又は名称】株式会社医療情報技術研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100196760
【弁理士】
【氏名又は名称】大野 浩司
(72)【発明者】
【氏名】姫野 信吉
【テーマコード(参考)】
2C028
5L049
【Fターム(参考)】
2C028AA12
2C028BC02
5L049CC34
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コンピュータネットワークを活用することで生徒、学生が都合の良い放課後や休日に非同期のスローリーディング学習、相互評価を可能とすること、評価の集計や各生徒、学生へのフィードバックを自動化し、教師にかかる作業負荷を最小限とするスローリーディング学習システムを提供する。
【解決手段】(i)小見出し、要約文を作成する対象となる小話のテキストを記録するテキスト記録手段と、(ii)受講者のリストを記録する受講者記録手段と、(iii)小話に対して小見出し、要約文を作成、記録する小見出し、要約文作成記録手段を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)小見出し、要約文を作成する対象となる小話のテキストを記録するテキスト記録手段と、
(ii)受講者のリストを記録する受講者記録手段と、
(iii)前記小話に対して小見出し、要約文を作成、記録する小見出し、要約文作成記録手段を備えたことを特徴とするスローリーディング学習システム。
【請求項2】
前記作成、記録された小見出し、要約文に対して、他の生徒が評価を行い、付与した評価値を記録する小見出し、要約文評価手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のスローリーディング学習システム。
【請求項3】
前記テキスト記録手段は、複数のテキストタイトルを記録し、選択可能としたことを特徴とする請求項2記載のスローリーディング学習システム。
【請求項4】
前記小見出し、要約文評価手段は、評価を行う生徒を適宜選択可能としたことを特徴とする請求項2〜3いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【請求項5】
前記小見出し、要約文評価手段は、前記他の生徒が評価を行い、付与した評価値の平均値を計算可能としたことを特徴とする請求項2〜4いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【請求項6】
前記小見出し、要約文評価手段は、評価した生徒が当該小見出し、要約文に対して行った評価値と、前記他の生徒が評価を行い、付与した評価値の平均値を併せて表示、記録する、評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段を備えたことを特徴とする請求項2〜5いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【請求項7】
前記評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段は、必要に応じて、当該評価生徒の当該小話に関して他の生徒の小見出し、要約文に対して付与した評価と、前記他の生徒の小見出し、要約文それぞれに対して全評価生徒のつけた評価の平均値との相関係数を求めることを可能としたことを特徴とする請求項2〜6いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【請求項8】
前記小見出し、要約文評価手段は、必要に応じて教師が直接評価を記録することを可能としたことを特徴とする請求項2〜7いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、読解力の向上に有用とされるスローリーディング学習を効率よく行うシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
学校などの教育現場では学習成果の向上が求められるが、実際には多くの生徒や学生が授業についてゆけず、落伍しているのが現状である。多くの理由が考えられるが、有力な理由として、文章を正確に、論理的に理解することが困難な状態の生徒、学生が少なくないことが指摘されている。問題文の趣旨すら理解できない生徒、学生に、正答など期待すべくもない。
近年のAIの発達に伴い、多くの仕事や作業がコンピュータに置き換えられ、大量の失業者が出ることが危惧されている。このため、AIに置き換えられないスキルの習得が重要となってきている。(非特許文献1)
【0003】
文章を正確で論理的に理解するスキルの習得として、スローリーディングが注目されている。これは、新聞の連載小説の一日分のように、比較的短い文章を熟読し、その文章に小見出しのような題名を付ける、100字程度に要約する文章を作るなどの作業を継続的に行うことである。内容を理解、咀嚼して、同じ意味の別の簡潔な表現に変換するといった、現在のAIでは困難なスキルを習得するのに有用である。(非特許文献2)
さらに、或る生徒がつけた小見出しと要約文を、他の生徒が評価する作業も有用である。当該生徒にとって、他の生徒から評価を受けることは、誤解の是正だけでなく、より適切な小見出しや要約文の作成の改善の励みになる。また、評価した生徒にとっても、同じ課題文に対して他の生徒がつけた小見出しや要約文を知ることで、自分のつけた小見出しや要約文に対する反省や改善のヒントが得られる。さらに、自らのつけた評価と、他の生徒がつけた評価の相関がわかれば、自らの理解の偏りを知るきっかけともなる。
この出願に関連する先行技術文献としては次のものがある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】AI vs 教科書が読めない子どもたち 荒井紀子 東洋経済新聞社
【非特許文献2】伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」 橋本武 PHP文庫
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スローリーディング学習が有用であることは分かっているが、実際に学校の授業などで行おうとすると、非特許文献2に示すように、文庫本一冊を3年かけて授業することになる。他の教えるべき多くの課題もあることから、全国1,2を争う進学校ではともかく、現実に一般の学校で授業として行うのは困難であるのが実情であろう。特に、小見出しと要約文に対して付けられた生徒間の評価の分析には多大な時間と労力が必要となる。
【0006】
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、コンピュータネットワークを活用することで生徒、学生が都合の良い放課後や休日に非同期のスローリーディング学習、相互評価を可能とすること、評価の集計や各生徒、学生へのフィードバックを自動化し、教師にかかる作業負荷を最小限とするスローリーディング学習システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するための手段として請求項1記載のスローリーディング学習システムでは、(i)小見出し、要約文を作成する対象となる小話のテキストを記録するテキスト記録手段と、(ii)受講者のリストを記録する受講者記録手段と、(iii)前記小話に対して小見出し、要約文を作成、記録する小見出し、要約文作成記録手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載のスローリーディング学習システムでは、請求項1記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記作成、記録された小見出し、要約文に対して、他の生徒が評価を行い、付与した評価値を記録する小見出し、要約文評価手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記テキスト記録手段は、複数のテキストタイトルを記録し、選択可能としたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2〜3いずれか記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記小見出し、要約文評価手段は、評価を行う生徒を適宜選択可能としたことを特徴とする。
【0011】
請求項5記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2〜4いずれか記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記小見出し、要約文評価手段は、前記他の生徒が評価を行い、付与した評価値の平均値を計算可能としたことを特徴とする。
【0012】
請求項6記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2〜5いずれか記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記小見出し、要約文評価手段は、評価した生徒が当該小見出し、要約文に対して行った評価値と、前記他の生徒が評価を行い、付与した評価値の平均値を併せて表示、記録する、評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項7記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2〜6いずれか記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段は、必要に応じて、当該評価生徒の当該小話に関して他の生徒の小見出し、要約文に対して付与した評価と、前記他の生徒の小見出し、要約文それぞれに対して全評価生徒のつけた評価の平均値との相関係数を求めることを可能としたことを特徴とする。
【0014】
請求項8記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2〜7いずれか記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記小見出し、要約文評価手段は、必要に応じて教師が直接評価を記録することを可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載のスローリーディング学習システムでは、テキスト記録手段を備えるので、小見出し、要約文を作成する対象となる小話のテキストが記録される。
受講者記録手段を備えるので受講者のリストが記録される。
小見出し、要約文作成記録手段を備えるので、小話に対して小見出し、要約文を作成、記録する。
【0016】
請求項2記載のスローリーディング学習システムでは、小見出し、要約文評価手段を備えるので、作成、記録された小見出し、要約文に対して、他の生徒が評価を行い、付与した評価値を記録する。
【0017】
請求項3記載のスローリーディング学習システムでは、テキスト記録手段は、複数のテキストタイトルを記録し、選択可能とされている。
【0018】
請求項4記載のスローリーディング学習システムでは、小見出し、要約文評価手段は、評価を行う生徒を適宜選択可能とされている。
【0019】
請求項5記載のスローリーディング学習システムでは、小見出し、要約文評価手段は、前記他の生徒が評価を行い、付与した評価値の平均値を計算可能とされている。
【0020】
請求項6記載のスローリーディング学習システムでは、小見出し、要約文の評価のフィードバック手段を備えるので、評価した生徒が当該小見出し、要約文に対して行った評価値と、前記他の生徒が評価を行い、付与した評価値の平均値を併せて表示、記録する。
【0021】
請求項7記載のスローリーディング学習システムでは、評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段は、必要に応じて、当該評価生徒の当該小話に関して他の生徒の小見出し、要約文に対して付与した評価と、前記他の生徒の小見出し、要約文それぞれに対して全評価生徒のつけた評価の平均値との相関係数を求めることを可能としている。
【0022】
請求項8記載のスローリーディング学習システムでは、小見出し、要約文評価手段は、必要に応じて教師が直接評価を記録することを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】テキスト記録手段の説明図である。(a)は、テキストタイトルが一冊のみの場合、(b)は、複数のテキストタイトルを用いる場合である。
【
図3】生徒による小見出し、要約文作成記録手段の説明図である。
【
図4】他の生徒による小見出し、要約文評価手段の説明図である。
【
図5】評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明のテキスト記録手段の説明図である。
(a)は、テキストタイトルが一冊のみの場合、(b)は、複数のテキストタイトルを用いる場合である。
テキストタイトルとして特に制限はないが、小見出しや要約文を付けるのに個々の小話の文章の長さが不ぞろいでは使いにくいので、新聞などの連載小説など、一話ごとの長さが決まっているものが好ましい。
また、著作権が末に消滅していたり、パブリックドメイン宣言がなされていたりする場合に問題が少ないことは言うまでもない。もちろん、著作権者の許諾を得てテキストタイトルに採用してもよい。
(b)のように、複数のテキストタイトルを採用し、適宜使い分けることも有用である。
テキストの記録に際しては、一話ごとのテキストをオブジェクト化し、テキストタイトル、小話、テキストオブジェクトなどのようにオブジェクトRDB(リレーショナルデータベース)で管理しても良いし、一話ごとのテキストをファイル化し、テキストタイトルごとのフォルダーファイルで管理してもよい。
【0025】
図2は、受講者記録手段の説明図である。
本図では、組織名、クラス、生徒ID#、生徒氏名で管理している。
説明の便宜上、学校名、クラス名は文字列で表記しているが、実際の記録では、学校名、クラス名ごとにマスターファイルを作り、学校名ID#、クラス名ID#で管理することが有用である。
学校、クラス名などの階層は、必要に応じて、県別、国別などのように上位階層を設定しても良いし、一学校内に限定するなら組織名は不要となる。
一般から受講者を募る場合は、生徒ID#、生徒氏名のみで管理してもよい。
【0026】
図3は、個々の生徒が小話ごとに作成した、当該小話の小見出し、要約文作成記録手段の説明図である。
テキストタイトル、小話ID#、生徒ID#ごとに、作成された小見出し、要約文を記録している。小見出し、要約文の記録に際しては、小見出し、要約文のテキストをオブジェクト化し、テキストタイトル、小話ID、生徒ID、小見出し、要約文のテキストオブジェクトなどのようにオブジェクトRDB(リレーショナルデータベース)で管理しても良いし、一話ごとの小見出し、要約文のテキストをファイル化し、小話ごとのフォルダーファイルで管理してもよい。
要約文の長さは、予め90字以上100字以内などと設定しておき、受け入れ範囲を逸脱した要約文は、警告とともに記録を拒絶することも有用である。説明の便宜上、小話ID#、生徒ID#は文字列で表記しているが、実際の記録では、小話ID、生徒名ごとにマスターファイルを作り、小話ID#、生徒ID#で管理することが有用である。
【0027】
図4は、他の生徒による小見出し、要約文評価手段の説明図である。
図3で記録された生徒ごと、小話ごとの小見出し、要約文に対して、他の生徒が、小見出し、要約文に対して評価を行う。
図4では1〜5の五段階評価としているが、0〜100点などでもよい。評価する生徒は、小見出し、要約文を作成した生徒以外の全員でもよいし、人数が過大であれば、乱数などで抽出した一部の生徒に限定してもよい。これによって評価する生徒の作業量が適正化される。
得られた評価にたいして平均値は不可欠であるが、必要に応じて標準偏差などの統計量、クラス全体の中での評価得点順位なども有用である。
教員の指導資料のみとしてもよいが、小見出し、要約文を作成した生徒本人に通知することで、改善へのインセンティブが得られる。
【0028】
図5は、評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段の説明図である。
評価した生徒ごとに、評価対象となった小話の小見出し、要約文に対して下した評価と、同じ評価対象に対して他の生徒が下した評価の平均値を併せて表示し、両者の一致度を把握しやすいようにしている。
評価した生徒は、他の生徒の作成した小見出し、要約文を読み、評価する作業を通じて、自らの改善、向上のヒントが得られる。
さらに、自らの評価の妥当性の検証も有用である。
同じ小話の小見出し、要約文に対して他の生徒が行った評価と、自らの評価の一致度や相関を求めることで、一般的な評価基準と自らの評価基準の一致度、相関を把握することができる。
図5では、ある生徒、ある一話についての評価を表示しているが、必要に応じて、当該評価生徒の当該小話に関して他の生徒の小見出し、要約文に対して付与した評価と、前記他の生徒の小見出し、要約文に対して全評価生徒のつけた評価の平均値との相関係数を求めることも有用である。
もし、他の生徒が行った評価が適切と思われない場合は、教師などが別に評価を行い、教師評価と当該生徒の評価との一致度、相関を求めてもよい。
【0029】
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、テキストタイトル/小話として、連載小説など内容に繋がりのある一連の小話群を例示したが、相互に無関係な小話の集合を用いてもよい。小見出しと要約文についての作成、評価以外に、語句の解説や感想文などの作成/評価を追加してもよい。
【手続補正書】
【提出日】2019年11月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スローリーディング学習システムにおいて、
(i)小見出し、要約文を作成する対象となる小話のテキストを記録するテキスト記録手段と、
(ii)受講者のリストを記録する受講者記録手段と、
(iii)前記受講者ごとに前記小話に対して小見出し、要約文を作成、記録する、小見出し、要約文作成記録手段と、
(iv)前記受講者の作成した小見出し、要約文に対して、他の受講者が評価を行う評価手段と、
(v)前記他の受講者が行った評価の妥当性をフィードバックする評価フィードバック手段を備えたことを特徴とするスローリーディング学習システム。
【請求項2】
前記評価手段は作成、記録された小見出し、要約文に対して、他の受講者が評価を行い、付与した評価値を記録する小見出し、要約文評価手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のスローリーディング学習システム。
【請求項3】
前記テキスト記録手段は、複数のテキストタイトルを記録し、選択可能としたことを特徴とする請求項2記載のスローリーディング学習システム。
【請求項4】
前記小見出し、要約文評価手段は、評価を行う生徒を適宜選択可能としたことを特徴とする請求項2〜3いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【請求項5】
前記小見出し、要約文評価手段は、前記他の生徒が評価を行い、付与した評価値の平均値を計算可能としたことを特徴とする請求項2〜4いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【請求項6】
前記評価フィードバック手段は、小見出し、要約文評価手段において、受講者自身が当該小見出し、要約文に対して行った評価値と、前記他の受講者が評価を行い、付与した評価値の平均値を併せて表示、記録する、評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段を備えたことを特徴とする請求項2〜5いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【請求項7】
前記評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段は、受講者自身を除く全受講者の各々に関し、当該小話の小見出し、要約文に対して受講者自身が付与した評価と、他の受講者が付与した評価の平均値との間の妥当性を求めることを可能としたことを特徴とする請求項6記載のスローリーディング学習システム。
【請求項8】
前記小見出し、要約文評価手段は、必要に応じて教師が直接評価を記録することを可能
としたことを特徴とする請求項2〜7いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
前記目的を達成するための手段として請求項1記載のスローリーディング学習システム
では、
スローリーディング学習システムにおいて、(i)小見出し、要約文を作成する対象となる小話のテキストを記録するテキスト記録手段と、(ii)受講者のリストを記録する受講者記録手段と、(iii)
前記受講者ごとに前記小話に対して小見出し、要約文を作成、記録する、小見出し、要約文作成記録手段と、(iv)
前記受講者の作成した小見出し、要約文に対して、他の受講者が評価を行う評価手段と、(v)
前記他の受講者が行った評価の妥当性をフィードバックする評価フィードバック手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
請求項2記載のスローリーディング学習システムでは、請求項1記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記評価手段は作成、記録された小見出し、要約文に対して、他の
受講者が評価を行い、付与した評価値を記録する小見出し、要約文評価手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
請求項6記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2〜5いずれか記載のスローリーディング学習システムにおいて、
前記評価フィードバック手段は、小見出し、要約文評価手段において、
受講者自身が当該小見出し、要約文に対して行った評価値と、前記
他の受講者が評価を行い、付与した評価値の平均値を併せて表示、記録する、評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
請求項7記載のスローリーディング学習システムでは、
請求項6記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記評価生徒による小見出し、要約文の評価のフィードバック手段は、
受講者自身を除く全受講者の各々に関し、当該小話の小見出し、要約文に対して受講者自身が付与した評価と、他の受講者が付与した評価の平均値との間の妥当性を求めることを可能としたことを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2020年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項5】
前記小見出し、要約文評価手段は、前記他の受講者が評価を行い、付与した評価値の平均値を計算可能としたことを特徴とする請求項2〜4いずれか記載のスローリーディング学習システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
請求項5記載のスローリーディング学習システムでは、請求項2〜4いずれか記載のスローリーディング学習システムにおいて、前記小見出し、要約文評価手段は、前記
他の受講者が評価を行い、付与した評価値の平均値を計算可能としたことを特徴とする