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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-184287(P2020-184287A)
(43)【公開日】2020年11月12日
(54)【発明の名称】放熱に便利なPCケース
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/20 20060101AFI20201016BHJP
   A45C 11/00 20060101ALI20201016BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20201016BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20201016BHJP
【FI】
   G06F1/20 C
   A45C11/00 E
   H05K7/20 B
   G06F1/16 313
   G06F1/20 B
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-108300(P2019-108300)
(22)【出願日】2019年6月10日
(11)【特許番号】特許第6603851号(P6603851)
(45)【特許公報発行日】2019年11月13日
(31)【優先権主張番号】201910348288.4
(32)【優先日】2019年4月28日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519326220
【氏名又は名称】青島克▲か▼文具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718005386
【氏名又は名称】黄 暁磊
(72)【発明者】
【氏名】竺▲ゆう▼東
【テーマコード(参考)】
3B045
5E322
【Fターム(参考)】
3B045BA21
3B045CA07
3B045DA23
5E322AA03
5E322AA11
5E322BA01
5E322BA03
(57)【要約】
【課題】本発明は放熱に便利なPCケースを開示した。
【解決手段】
ケースとケースに連通した塞ぎチャンバとを含み、前記塞ぎチャンバが前方に開口しており、前記ケースの内の左端壁には外部空間に連通した排気孔が九つ設けられ、前記塞ぎチャンバの右端壁の中にはバネチャンバが三つ設けられ、前記バネチャンバの右端壁の中には伝動チャンバが設けられ、
当該発明が作動するとき、コンピューター本体の放熱のニーズに合わせ、吸気口の大きさを調節して風の入れる程度を調節し、散熱速度を上げ、また簡単な操作で直接にPCケースを開けることができ、PCケースの内部をクリーニングすることに便利である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、ケースとケースに連通した塞ぎチャンバとを含み、前記塞ぎチャンバが前方に開口しており、前記ケースの内の左端壁には外部空間に連通した排気孔が九つ設けられ、前記塞ぎチャンバの右端壁の中にはバネチャンバが三つ設けられ、前記バネチャンバの右端壁の中には伝動チャンバが設けられ、前記伝動チャンバの中には伝動機構が設けられ、前記伝動機構はモーターと前記モーターに伝動できるように連結された伝動軸とを含み、前記伝動軸には伝動リールが固定的に設けられ、前記伝動リールにはロープが巻き付いており、前記伝動チャンバの右端壁には右方に開口したバネ溝が設けられ、前記バネ溝の左端壁には伸縮バネが固定的に設けられ、前記伸縮バネの右端にはロープ巻きブロックが固定的に設けられ、前記ロープ巻きブロックの中には上方に開口した位置制限溝が設けられ、前記位置制限溝の下端壁には位置制限バネが固定的に設けられ、前記位置制限バネの上端には上端が前記バネ溝の中に位置した位置制限ブロックが固定的に設けられ、前記塞ぎチャンバの右端壁には左方に開口した移動チャンバが二つ設けられ、前記バネチャンバの右端壁と前記移動チャンバの右端壁とにはいずれも圧縮バネが固定的に設けられ、前記バネチャンバの中には前記圧縮バネと連結されたバネ板がスライドできるように連結され、前記バネ板の左端には左端が前記塞ぎチャンバの中に位置した塞ぎ板が設けられ、前記塞ぎ板が前記塞ぎチャンバを仕切っており、前記移動チャンバの中には右端が前記圧縮バネと連結された移動板が固定的に設けられ、前記移動板の左端が前記塞ぎチャンバを仕切っており、前記バネ板の右端には右端が前記伝動チャンバの中に位置したチェーンが固定的に設けられ、前記チェーンは前記バネ板を引き動かすことができ、前記移動板の右端には右端が前記伝動チャンバの中に位置した細紐が設けられ、前記細紐は前記移動板を引き動かすことができ、前記伝動チャンバの下端壁の中には濾過機構が設けられ、前記濾過機構は前記伝動チャンバに空気を入れる吸気口を含み、前記吸気口の右端壁には右方に開口した平行移動チャンバが設けられ、前記吸気口の中には多孔板と濾過網とが設けられ、前記平行移動チャンバの中には前記多孔板と前記濾過網とを運動連動させる平行移動板が設けられ、前記平行移動板の右端には引きリングが設けられ、前記平行移動板の作用は放熱によって三つの前記塞ぎ板の移動を調節することであることを特徴とする放熱に便利なPCケース。
【請求項2】
前記伝動機構は三つの伝動板も含み、前記伝動板の中には前記伝動板を貫通した貫通孔が設けられ、前記伝動チャンバの左右端壁の間には前記貫通孔を貫通した支持ロッドが固定的に設けられ、前記支持ロッドには前記貫通孔を貫通した摩擦ロッドがスライドできるように連結され、前記ロープが前記バネ溝を貫通しており、且つ前記ロープ巻きブロックに巻き付いた後に前記摩擦ロッドの右端と連結され、前記摩擦ロッドの右端には右端が前記伝動チャンバの右端壁と連結された伝動バネが設けられ、三本の前記チェーンの右端の片側と三つの前記伝動板とが連結され、前記細紐の右端と左側の前記伝動板とが連結され、前記摩擦ロッドには大きさが違う円錐形摩擦ブロックが二つ設けられ、右側の二つの前記貫通孔の上下端壁の中にはいずれも前記貫通孔に連通した摩擦溝が設けられ、前記摩擦溝の片側端壁には制限バネが設けられ、左側の前記制限バネの一端には一端が前記貫通孔の中に位置した小矩形ブロックが設けられ、右側の前記制限バネの一端には一端が前記貫通孔の中に位置した大矩形ブロックが設けられ、前記伝動チャンバの下端壁には固定ブロックが設けられ、前記固定ブロックの作用は前記塞ぎ板の移動を制御することであることを特徴とする請求項1に記載の放熱に便利なPCケース。
【請求項3】
前記濾過機構は右方に開口した制限溝も含み、前記制限溝の左端壁には引っ張りバネが設けられ、前記引っ張りバネの右端には引き上げロッドが設けられ、前記引き上げロッドの右端には上端が前記平行移動チャンバの中に位置した平行移動ブロックが設けられ、前記吸気口の左端壁には右方に開口した従動チャンバが設けられ、前記従動チャンバが前記伝動チャンバに連通しており、前記従動チャンバの中には上端が左側の前記伝動板の下端と連結された従動ロッドが設けられ、前記従動ロッドの下端には従動板が設けられ、前記従動板の右端には電磁石が設けられ、前記電磁石の作用は左側の前記伝動板が運動する時に直接に前記吸気口に貫通することであることを特徴とする請求項1に記載の放熱に便利なPCケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピューター分野を取り上げて、具体的には放熱に便利なPCケースである。
【背景技術】
【0002】
現段階では、コンピューター本体の放熱がよく調節できなく、ほとんどのが直接に冷却ファンと通風孔とを使って放熱し、コンピューター本体に大量の熱量を快速放熱が必要とされる時に、ニーズを満たすことができないため、コンピューターの実行に影響し、またPCケースをクリーニングする時、PCケースを解体する必要がある場合が多いため、手間を増やした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109613961号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は放熱に便利なPCケースを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の技術プランを採用する:本発明の放熱に便利なPCケースは、ケースとケースに連通した塞ぎチャンバとを含み、前記塞ぎチャンバが前方に開口しており、前記ケースの内の左端壁には外部空間に連通した排気孔が九つ設けられ、前記塞ぎチャンバの右端壁の中にはバネチャンバが三つ設けられ、前記バネチャンバの右端壁の中には伝動チャンバが設けられ、前記伝動チャンバの中には伝動機構が設けられ、前記伝動機構はモーターと前記モーターに伝動できるように連結された伝動軸とを含み、前記伝動軸には伝動リールが固定的に設けられ、前記伝動リールにはロープが巻き付いており、前記伝動チャンバの右端壁には右方に開口したバネ溝が設けられ、前記バネ溝の左端壁には伸縮バネが固定的に設けられ、前記伸縮バネの右端にはロープ巻きブロックが固定的に設けられ、前記ロープ巻きブロックの中には上方に開口した位置制限溝が設けられ、前記位置制限溝の下端壁には位置制限バネが固定的に設けられ、前記位置制限バネの上端には上端が前記バネ溝の中に位置した位置制限ブロックが固定的に設けられ、前記塞ぎチャンバの右端壁には左方に開口した移動チャンバが二つ設けられ、前記バネチャンバの右端壁と前記移動チャンバの右端壁とにはいずれも圧縮バネが固定的に設けられ、前記バネチャンバの中には前記圧縮バネと連結されたバネ板がスライドできるように連結され、前記バネ板の左端には左端が前記塞ぎチャンバの中に位置した塞ぎ板が設けられ、前記塞ぎ板が前記塞ぎチャンバを仕切っており、前記移動チャンバの中には右端が前記圧縮バネと連結された移動板が固定的に設けられ、前記移動板の左端が前記塞ぎチャンバを仕切っており、前記バネ板の右端には右端が前記伝動チャンバの中に位置したチェーンが固定的に設けられ、前記チェーンは前記バネ板を引き動かすことができ、前記移動板の右端には右端が前記伝動チャンバの中に位置した細紐が設けられ、前記細紐は前記移動板を引き動かすことができ、前記伝動チャンバの下端壁の中には濾過機構が設けられ、前記濾過機構は前記伝動チャンバに空気を入れる吸気口を含み、前記吸気口の右端壁には右方に開口した平行移動チャンバが設けられ、前記吸気口の中には多孔板と濾過網とが設けられ、前記平行移動チャンバの中には前記多孔板と前記濾過網とを運動連動させる平行移動板が設けられ、前記平行移動板の右端には引きリングが設けられ、前記平行移動板の作用は放熱によって三つの前記塞ぎ板の移動を調節することである。
【0006】
優選の技術プランとして、前記伝動機構は三つの伝動板も含み、前記伝動板の中には前記伝動板を貫通した貫通孔が設けられ、前記伝動チャンバの左右端壁の間には前記貫通孔を貫通した支持ロッドが固定的に設けられ、前記支持ロッドには前記貫通孔を貫通した摩擦ロッドがスライドできるように連結され、前記ロープが前記バネ溝を貫通しており、且つ前記ロープ巻きブロックに巻き付いた後に前記摩擦ロッドの右端と連結され、前記摩擦ロッドの右端には右端が前記伝動チャンバの右端壁と連結された伝動バネが設けられ、三本の前記チェーンの右端の片側と三つの前記伝動板とが連結され、前記細紐の右端と左側の前記伝動板とが連結され、前記摩擦ロッドには大きさが違う円錐形摩擦ブロックが二つ設けられ、右側の二つの前記貫通孔の上下端壁の中にはいずれも前記貫通孔に連通した摩擦溝が設けられ、前記摩擦溝の片側端壁には制限バネが設けられ、左側の前記制限バネの一端には一端が前記貫通孔の中に位置した小矩形ブロックが設けられ、右側の前記制限バネの一端には一端が前記貫通孔の中に位置した大矩形ブロックが設けられ、前記伝動チャンバの下端壁には固定ブロックが設けられ、前記固定ブロックの作用は前記塞ぎ板の移動を制御することである。
【0007】
優選の技術プランとして、前記濾過機構は右方に開口した制限溝も含み、前記制限溝の左端壁には引っ張りバネが設けられ、前記引っ張りバネの右端には引き上げロッドが設けられ、前記引き上げロッドの右端には上端が前記平行移動チャンバの中に位置した平行移動ブロックが設けられ、前記吸気口の左端壁には右方に開口した従動チャンバが設けられ、前記従動チャンバが前記伝動チャンバに連通しており、前記従動チャンバの中には上端が左側の前記伝動板の下端と連結された従動ロッドが設けられ、前記従動ロッドの下端には従動板が設けられ、前記従動板の右端には電磁石が設けられ、前記電磁石の作用は左側の前記伝動板が運動する時に直接に前記吸気口に貫通することである。
【発明の効果】
【0008】
本装置は構造が簡単で、操作が便利であり、コンピューター本体の放熱のニーズに合わせ、吸気口の大きさを調節して風の入れる程度を調節し、散熱速度を上げ、また簡単な操作で直接にPCケースを開けることができ、PCケースの内部をクリーニングすることに便利である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0010】
図1図1は本発明の放熱に便利なPCケースの全体断面の正面構成略図
図2図2は本発明の放熱に便利なPCケースの伝動機構の部分断面の正面拡大構成略図
図3図3は本発明の放熱に便利なPCケースの平行移動チャンバのところの全体断面の正面拡大略図
図4図4は本発明の放熱に便利なPCケースの円錐形摩擦ブロックの右面拡大略図
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明書に開示した全ての特徴、或いは開示した全ての方法、過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
【0012】
図1〜4を参照し、本発明の放熱に便利なPCケースは、ケース1とケース1に連通した塞ぎチャンバ4とを含み、前記塞ぎチャンバ4が前方に開口しており、前記ケース1の内の左端壁には外部空間に連通した排気孔2が九つ設けられ、前記塞ぎチャンバ4の右端壁の中にはバネチャンバ7が三つ設けられ、前記バネチャンバ7の右端壁の中には伝動チャンバ11が設けられ、前記伝動チャンバ11の中には伝動機構40が設けられ、前記伝動機構40はモーター21と前記モーター21に伝動できるように連結された伝動軸20とを含み、前記伝動軸20には伝動リール19が固定的に設けられ、前記伝動リール19にはロープ22が巻き付いており、前記伝動チャンバ11の右端壁には右方に開口したバネ溝44が設けられ、前記バネ溝44の左端壁には伸縮バネ45が固定的に設けられ、前記伸縮バネ45の右端にはロープ巻きブロック43が固定的に設けられ、前記ロープ巻きブロック43の中には上方に開口した位置制限溝46が設けられ、前記位置制限溝46の下端壁には位置制限バネ47が固定的に設けられ、前記位置制限バネ47の上端には上端が前記バネ溝44の中に位置した位置制限ブロック48が固定的に設けられ、前記塞ぎチャンバ4の右端壁には左方に開口した移動チャンバ9が二つ設けられ、前記バネチャンバ7の右端壁と前記移動チャンバ9の右端壁とにはいずれも圧縮バネ8が固定的に設けられ、前記バネチャンバ7の中には前記圧縮バネ8と連結されたバネ板6がスライドできるように連結され、前記バネ板6の左端には左端が前記塞ぎチャンバ4の中に位置した塞ぎ板3が設けられ、前記塞ぎ板3が前記塞ぎチャンバ4を仕切っており、前記移動チャンバ9の中には右端が前記圧縮バネ8と連結された移動板5が固定的に設けられ、前記移動板5の左端が前記塞ぎチャンバ4を仕切っており、前記バネ板6の右端には右端が前記伝動チャンバ11の中に位置したチェーン49が固定的に設けられ、前記チェーン49は前記バネ板6を引き動かすことができ、前記移動板5の右端には右端が前記伝動チャンバ11の中に位置した細紐10が設けられ、前記細紐10は前記移動板5を引き動かすことができ、前記伝動チャンバ11の下端壁の中には濾過機構41が設けられ、前記濾過機構41は前記伝動チャンバ11に空気を入れる吸気口32を含み、前記吸気口32の右端壁には右方に開口した平行移動チャンバ50が設けられ、前記吸気口32の中には多孔板31と濾過網24とが設けられ、前記平行移動チャンバ50の中には前記多孔板31と前記濾過網24とを運動連動させる平行移動板25が設けられ、前記平行移動板25の右端には引きリング26が設けられ、前記平行移動板25の作用は放熱によって三つの前記塞ぎ板3の移動を調節することである。
【0013】
有益に、前記伝動機構40は三つの伝動板12も含み、前記伝動板12の中には前記伝動板12を貫通した貫通孔14が設けられ、前記伝動チャンバ11の左右端壁の間には前記貫通孔14を貫通した支持ロッド39が固定的に設けられ、前記支持ロッド39には前記貫通孔14を貫通した摩擦ロッド37がスライドできるように連結され、前記ロープ22が前記バネ溝44を貫通しており、且つ前記ロープ巻きブロック43に巻き付いた後に前記摩擦ロッド37の右端と連結され、前記摩擦ロッド37の右端には右端が前記伝動チャンバ11の右端壁と連結された伝動バネ42が設けられ、三本の前記チェーン19の右端の片側と三つの前記伝動板12とが連結され、前記細紐10の右端と左側の前記伝動板12とが連結され、前記摩擦ロッド37には大きさが違う円錐形摩擦ブロック38が二つ設けられ、右側の二つの前記貫通孔14の上下端壁の中にはいずれも前記貫通孔14に連通した摩擦溝15が設けられ、前記摩擦溝15の片側端壁には制限バネ16が設けられ、左側の前記制限バネ16の一端には一端が前記貫通孔14の中に位置した小矩形ブロック17が設けられ、右側の前記制限バネ16の一端には一端が前記貫通孔14の中に位置した大矩形ブロック17が設けられ、前記伝動チャンバ11の下端壁には固定ブロック23が設けられ、前記固定ブロック23の作用は前記塞ぎ板3の移動を制御することである。
【0014】
有益に、前記濾過機構41は右方に開口した制限溝29も含み、前記制限溝29の左端壁には引っ張りバネ30が設けられ、前記引っ張りバネ30の右端には引き上げロッド28が設けられ、前記引き上げロッド28の右端には上端が前記平行移動チャンバ50の中に位置した平行移動ブロック27が設けられ、前記吸気口32の左端壁には右方に開口した従動チャンバ36が設けられ、前記従動チャンバ36が前記伝動チャンバ11に連通しており、前記従動チャンバ36の中には上端が左側の前記伝動板12の下端と連結された従動ロッド35が設けられ、前記従動ロッド35の下端には従動板33が設けられ、前記従動板33の右端には電磁石34が設けられ、前記電磁石34の作用は左側の前記伝動板12が運動する時に直接に前記吸気口32に貫通することである。
【0015】
以下、図1〜4と上記に説明した当該出願の放熱に便利なPCケースの具体的な構成とを参照し、放熱に便利なPCケースの使用方法を詳しく説明する:
【0016】
放熱量を増やそうとする時、モーター21が作動し伝動軸20と伝動リール19とを回転連動させ、これによりロープ22をきつく巻き、摩擦ロッド37を右へ運動させ、大矩形ブロック18と右側の伝動板12とを右へ運動させ、下側の塞ぎ板3とバネ板6とを右へ運動させ、右側の伝動板12と固定ブロック23とが接触した後にモーター21が作動し続き、右側の円錐形摩擦ブロック13と小矩形ブロック17とが接触し、これにより中間の伝動板12を右へ運動させ、このように、中間の伝動板12と右側の伝動板12とが接触した後、左側の円錐形摩擦ブロック38と左側の伝動板12とが接触して左側の伝動板12を右へ運動連動させ、最終的に三つの塞ぎ板3と移動板5とが伝動板12に連動され、塞ぎチャンバ4の前端壁を外部空間に連通させ、圧縮バネ8が圧縮され、空気が出る空間を拡大する。
【0017】
左側の伝動板12が右へ運動する時、従動ロッド35と、従動板33と、多孔板21と、濾過網24と、平行移動板25と、引きリング26とを右へ運動連動させ、位置制限ブロック48が上へ突き出てロープ巻きブロック43の復帰を制限し、これによりケース1の内部が吸気口32を通じて直接に外部空間に連通させ、空気が入れる量を増やし、ケース1をクリーニングする時、ロープ巻きブロック43を右へ引き動かし、手動でロープ22を引き動かして塞ぎチャンバ4を開け、ケース1の内部をクリーニングすることに便利であり、引きリング26を引き動かし、平行移動ブロック27と引き上げロッド28との制限により、濾過網24を取り出して交換し、クリーニング完了後、位置制限ブロック48を押し、装置がバネの作用により復帰する。
【0018】
本発明の有益効果は:本装置は構造が簡単で、操作が便利であり、コンピューター本体の放熱のニーズに合わせ、吸気口の大きさを調節して風の入れる程度を調節し、散熱速度を上げ、また簡単な操作で直接にPCケースを開けることができ、PCケースの内部をクリーニングすることに便利である。
【0019】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2019年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、ケースとケースに連通した塞ぎチャンバとを含み、前記塞ぎチャンバが前方に開口しており、前記ケースの内の左端壁には外部空間に連通した排気孔が九つ設けられ、前記塞ぎチャンバの右端壁の中にはバネチャンバが三つ設けられ、前記バネチャンバの右端壁の中には伝動チャンバが設けられ、前記伝動チャンバの中には伝動機構が設けられ、前記伝動機構はモーターと前記モーターに伝動できるように連結された伝動軸とを含み、前記伝動軸には伝動リールが固定的に設けられ、前記伝動リールにはロープが巻き付いており、前記伝動チャンバの右端壁には右方に開口したバネ溝が設けられ、前記バネ溝の左端壁には伸縮バネが固定的に設けられ、前記伸縮バネの右端にはロープ巻きブロックが固定的に設けられ、前記ロープ巻きブロックの中には上方に開口した位置制限溝が設けられ、前記位置制限溝の下端壁には位置制限バネが固定的に設けられ、前記位置制限バネの上端には上端が前記バネ溝の中に位置した位置制限ブロックが固定的に設けられ、前記塞ぎチャンバの右端壁には左方に開口した移動チャンバが二つ設けられ、前記バネチャンバの右端壁と前記移動チャンバの右端壁とにはいずれも圧縮バネが固定的に設けられ、前記バネチャンバの中には前記圧縮バネと連結されたバネ板がスライドできるように連結され、前記バネ板の左端には左端が前記塞ぎチャンバの中に位置した塞ぎ板が設けられ、前記塞ぎ板が前記塞ぎチャンバを仕切っており、前記移動チャンバの中には右端が前記圧縮バネと連結された移動板が固定的に設けられ、前記移動板の左端が前記塞ぎチャンバを仕切っており、前記バネ板の右端には右端が前記伝動チャンバの中に位置したチェーンが固定的に設けられ、前記チェーンは前記バネ板を引き動かすことができ、前記移動板の右端には右端が前記伝動チャンバの中に位置した細紐が設けられ、前記細紐は前記移動板を引き動かすことができ、前記伝動チャンバの下端壁の中には濾過機構が設けられ、前記濾過機構は前記伝動チャンバに空気を入れる吸気口を含み、前記吸気口の右端壁には右方に開口した平行移動チャンバが設けられ、前記吸気口の中には多孔板と濾過網とが設けられ、前記平行移動チャンバの中には前記多孔板と前記濾過網とを運動連動させる平行移動板が設けられ、前記平行移動板の右端には引きリングが設けられ、前記平行移動板の作用は放熱によって三つの前記塞ぎ板の移動を調節することであり、
前記伝動機構は三つの伝動板も含み、前記伝動板の中には前記伝動板を貫通した貫通孔が設けられ、前記伝動チャンバの左右端壁の間には前記貫通孔を貫通した支持ロッドが固定的に設けられ、前記支持ロッドには前記貫通孔を貫通した摩擦ロッドがスライドできるように連結され、前記ロープが前記バネ溝を貫通しており、且つ前記ロープ巻きブロックに巻き付いた後に前記摩擦ロッドの右端と連結され、前記摩擦ロッドの右端には右端が前記伝動チャンバの右端壁と連結された伝動バネが設けられ、三本の前記チェーンの右端の片側と三つの前記伝動板とが連結され、前記細紐の右端と左側の前記伝動板とが連結され、前記摩擦ロッドには大きさが違う円錐形摩擦ブロックが二つ設けられ、右側の二つの前記貫通孔の上下端壁の中にはいずれも前記貫通孔に連通した摩擦溝が設けられ、前記摩擦溝の片側端壁には制限バネが設けられ、左側の前記制限バネの一端には一端が前記貫通孔の中に位置した小矩形ブロックが設けられ、右側の前記制限バネの一端には一端が前記貫通孔の中に位置した大矩形ブロックが設けられ、前記伝動チャンバの下端壁には固定ブロックが設けられ、前記固定ブロックの作用は前記塞ぎ板の移動を制御することであり、
前記濾過機構は右方に開口した制限溝も含み、前記制限溝の左端壁には引っ張りバネが設けられ、前記引っ張りバネの右端には引き上げロッドが設けられ、前記引き上げロッドの右端には上端が前記平行移動チャンバの中に位置した平行移動ブロックが設けられ、前記吸気口の左端壁には右方に開口した従動チャンバが設けられ、前記従動チャンバが前記伝動チャンバに連通しており、前記従動チャンバの中には上端が左側の前記伝動板の下端と連結された従動ロッドが設けられ、前記従動ロッドの下端には従動板が設けられ、前記従動板の右端には電磁石が設けられ、前記電磁石の作用は左側の前記伝動板が運動する時に直接に前記吸気口に貫通することであることを特徴とする放熱に便利なPCケース。