【実施例】
【0078】
以下に、実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定を受けないことは、言うまでもない。
(実施例1)
次に、製造例、実施例(処方例)及び試験例を掲げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本願で開示する発明の範囲を限定したり、あるいは制限することを表すものではない。全ての製造例、実施例(処方例)及び試験例は、他に詳細に記載するもの以外は、標準的な技術を用いて実施したもの、又は実施することのできるものであり、これは当業者にとり周知で慣用的なものである。なお、以下に於いての、処方の配合割合を示す数字は重量%を意味する。
【0079】
(本発明の製造例)
2,3位同時置換型ビタミンEC誘導体を含む老化抑制組成物の主成分である2,3位同時置換型ビタミンEC誘導体の製造例について以下に記す。
成和化成社製、製品名:アミトースA2Gであるグリセリルアスコルビン酸(0.45 g、1.8ミリモル)をN、N-ジメチルホルムアミド(2.2ml)に溶解し、この溶液に、p-トルエンスルホン酸(0.019 g、0.11ミリモル)および2,2-ジメトキシプロパン(2.2ml)を添加し、この混合物を室温で13時間撹拌しながら反応させた。
この液を、重炭酸ナトリウム溶液(pH約7.1)で中和し、その後酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真空乾燥させた。この残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ (溶出溶媒;ジクロロメタン:メタノール= 90:8)により精製分離し、ジアステレオマー混合物である無色の液体(0.41 g、1.23ミリモル、76%)を物質Aとして得た。
次に、物質A(0.22 g, 0.66 mmol) を氷冷したDMSO:THF=3:2, 2mlに窒素雰囲気下でtert-ブトキシドカリウム (0.075 g, 0.68 mmol)と5分間撹拌し反応させた後、一般式(化8)で表されるトコフェリル誘導体である物質B (0.35 g, 0.66 mmol) を溶解添加し、その後室温で3時間撹拌反応した。
【0080】
【化8】
【0081】
これに塩化アンモニウム溶液を加えて中和し、その後酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、必要に応じてこれを濾過等で除去し、真空乾燥させた。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ (溶出溶媒:dichloromethane:methanol = 90:4)の条件で精製し、物質Cとして(0.25 g、0.33ミリモル、53%)を得た。
【0082】
この物質C (0.10 g, 0.12 mmol)を、室温下でMeOH:THF=5:2, 2 mlに溶かし、2N HCl (0.11 ml)を加えて1時間、50℃ で反応した。これに重炭酸ナトリウム溶液(pH約7.1)を加えて中和し、その後酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄し、無水Na 2 SO 4で乾燥させ、真空乾燥させた。この残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ (溶出溶媒: dichloromethane:methanol = 90:5)の条件で精製したところ、無色の液体として請求項1の一般式化1で表される本発明のトコフェリルグリセリルアスコルビン酸である化合物 (0.068 g, 0.095 mmol, 85%)を得た。
【0083】
以下に
1H NMRの測定結果を示す。
1H NMR
(500 MHz, CDCl
3) : δ5.64 (1H, dd, J = 15.0, 5.0 Hz), 5.15 (1H, dd, J = 15.0, 5.0 Hz), 4.82 (1H, s), 4.26-4.19 (1H, m), 4.15-4.09 (1H, m), 4.08-4.02 (1H, m), 4.01-3.93 (1H, m), 3.90-3.83 (1H, m), 3.79-3.65 (3H, m), 3.42 (bs, 1H), 3.18 (bd, 1H), 2.61-2.56 (2H, m), 2.55 (bd, 1H), 2.18 (bs, 1H), 2.09 (s, 3H), 2.01 (s, 3H), 1.97 (s, 3H), 1.85-1.72 (2H, m), 1.57-1.48 (4H, m), 1.47-1.00 (20H, m), 0.88-0.82 (12H, m)
【0084】
以下に
13C NMRの測定結果を示す。
13C NMR
(125 MHz, CDCl
3) : δ170.2, 167.5, 156.2 (split), 149.9, 139.7, 126.4, 124.8, 123.4, 122.8 (split), 117.7, 76.0 (split), 75.3, 73.5 (split), 70.5 (split), 69.6, 67.1, 63.2, 63.0 (split), 39.4, 37.5, 37.3, 32.8, 32.7, 31.0, 28.0, 24.8, 24.5, 22.7, 22.6, 20.8 (split), 19.9, 19.8, 13.1, 12.2, 11.9
【0085】
質量分析装置にて本化合物の分子イオンピークの質量電荷比を求めたところC46H72O11Na (M+Na) としてESI m/z は、 743.39であり、モル質量C40H64O11Naの理論値 743.9193 g/molと極めて一致した。上記の
1H NMR及び
13C NMRの結果を合わせると、本発明の(化9)の構造式をもつL-アスコルビン酸−2−グリセリル−3−アセチルジエステルトコフェロール(以下A2G3Tともいう)であることが確認された。
【0086】
【化9】
上記製造法において 成和化成社製、製品名:アミトースA2G(L-アスコルビン酸−2−グリセリル)の代わりにL-アスコルビン酸−3−グリセリルを使用して上記と同様に製造すると,2位と3位が置き換わった,L-アスコルビン酸−3−グリセリル−2−アセチルジエステルトコフェロール(以下A3G2Tともいう)を製造することができた。この構造は,前述と同じ方法で測定した
1H NMR及び
13C NMRの結果より、以下の本発明の(化10)の構造式をもつ化合物であることが確認された。
【化10】
以下に記載された組成物の処方における数字は全て重量%を示す。
【0087】
(活性酸素抑制比の測定)
前記条件で同様に、本発明のA2G3T又はA3G2Tの組成物を最終的な濃度が0mg/mL(対象区)と5mg/mL(試験区)となるように添加した培地で線虫14日飼育し、このNGM寒天培地上に酸化ストレス促進条件として、紫外線B波を60(mJ/cm2)の強度で照射し培養上清を回収した。この培養上清に過酸化水素を添加してフェントン反応させ、スピントラップ剤を使用して電子スピン共鳴分光計で、スーパーオキシド、アスコルビン酸ラジカルの2種の活性酸素強度をピークの高さとして測定し、2種の活性酸素相対強度を以下の計算式でもとめた。ここから以下のa,b値を用いて活性酸素相対強度についての比率を百分率で求めた。
活性酸素相対強度(%) = (a/b)x100
a =本発明の試験区のA2G3T又はA3G2T 5mg/mLの活性酸素相対強度
b =対象区の対象区のA2G3T又はA3G2T 0mg/mLの活性酸素相対強度
その結果、スーパーオキシドの活性酸素相対強度は対象区の100%に対して試験区A2G3Tは55%であり、アスコルビン酸ラジカルの活性酸素相対強度は試験区A2G3Tは65%であり、さらに試験区A3G2Tは57%であり、アスコルビン酸ラジカルの活性酸素相対強度は試験区A3G2Tは69%であり、2種の活性酸素はA2G3T又はA3G2Tの添加により有意に減少し、A2G3T又はA3G2Tは活性酸素の減少に対して効果がある事が確認された。
【0088】
(ESR測定装置条件)
ESR測定装置条件は、本発明者のItoの方法 (S. Ito, et. al , Toxicology, vol. 30, no. 1-2, pp. 96-110, 2007.) によって測定された。即ち、標準の活性酸素の発生により検出されたラジカルとラッピング剤の固有のアダクトシグナルのg-値とhfccよりROSの種類が識別された。スペクトラムの強度はスペクトルの高さを測定することにより導かれた。使用されたラジカルとラッピング剤は、以下の通りである。5- (diphenylphosphinoyl)-5-methyl-4,5-dihydr-O-3H-pyrrole -N- oxide (DMPO)。ラジカルの相対的な強度比は、第3MnO信号強度と比較されることにより算出された。測定装置:ESR (ESR)分光計 (JEOL、JES-FA200分光計、東京。ESR universal cavity (JEOL, ES-UCX2:TE011 mode cavity) X-バンド マイクロウェーブユニット (8.750-9.650 GHz). MnOは、 JEOL DATUM (MO7-FB-4)によるESR標準を使用。 サンプルセル (JEOL, ES-LC12); サンプル量: 10-100μl. ティシュータイプ:クウォーツセルを使用 (ラボテック社製, 東京) しカバーグラス装着(40x5x0.5mm)。アスコルビン酸(以下ASAともいう)ラジカルのESRスペクトルピ-クを識別するために、標準試薬として日本薬局方のASAを用いてg-値とhfccが利用され、ESR装置に組み込まれた専用の分析ソフトウェア (ESRコンピュ-タ・ソフトウェア、A-System vl.40 ISAJ、FA-マネ-ジャvl.20、JES、東京、日本)によって、自動的にスペクトルのピークの高さが算出された。
【0089】
ヒト皮膚角化細胞NHEK−Fを用いて、通常の培養液に本発明のA2G3T又はA3G2T組成物を最終的な濃度が0mg/mL、0.5mg/mL、0.25mg/mL、5.0mg/mLとなるように添加した培養液を用いた。その結果、A2G3T又はA3G2Tの添加濃度依存的に、最大細胞分裂回数(PDL)の増加やテロメア短縮化速度の減少効果が認められた。細胞分裂回数は、継代培養で回収した細胞総数をコールターカウンターで計測した。テロメア長は、細胞から抽出した核DNAを制限酵素HinfIで切断し、アガロース電気泳動で分離した後、膜にトランスブロットし、(32P)標識した(TTAGGG)4とハイブリダイズさせ、オートラジオグラフィを行って測定した(Miwa, N. et al.,Life Sci. 63, 935-948 (1998) )。
その結果、対象区のA2G3T又はA3G2T 0mg/mLの最大細胞分裂回数(PDL)を100%とした時、A2G3Tは 0.5mg/mL添加した区が110%、A2G3Tは2.5mg/mL添加区が147%、A2G3Tは5mg/mLが156%となり、さらに,A3G2Tは 0.5mg/mL添加した区が109%、A3G2Tは2.5mg/mL添加区が141%、A3G2Tは5mg/mLが152%となり、A2G3T又はA3G2Tの濃度依存的に線虫の最大細胞分裂回数が増加し、統計検定の結果有意にA2G3T又はA3G2Tは線虫の最大細胞分裂回数を増加させる事を確認した。
【0090】
又、テロメア短縮化速度については、対象区のA2G3T又はA3G2T 0mg/mLのテロメア短縮化速度を100%とした時、A2G3Tの 0.5mg/mL添加した区が83%、A2G3Tの2.5mg/mL添加区が76%、A2G3Tの5mg/mLが67%となり、さらに,A3G2Tの 0.5mg/mL添加した区が80%、A3G2Tの2.5mg/mL添加区が75%、A3G2Tの5mg/mLが69%となり、A2G3T又はA3G2Tの濃度依存的に線虫のテロメア短縮化速度が減少し、統計検定の結果有意にA2G3T又はA3G2Tは線虫のテロメア短縮化速度を抑制させる事を確認した。
【0091】
(ラジカル抑制比の測定)
ヒト皮膚角化細胞NHEK−Fを細胞培養プレートに播種し、10%ウシ胎児血清を添加したDMEM培地にて、37℃、5%CO2の空気雰囲気で、飽和密度になるまで培養した。本発明のA2G3T又はA3G2T組成物の最終的な濃度が0mg/mL(対象区)と5mg/mL(試験区)となるように培養液に添加して酸化ストレス促進条件として、紫外線B波を60(mJ/cm2)の強度で照射し培養上清を回収した。この培養上清に過酸化水素を添加してフェントン反応させ、スピントラップ剤を使用して電子スピン共鳴分光計で、スーパーオキシド、アスコルビン酸ラジカルの2種の活性酸素強度をピークの高さとして測定し、2種の活性酸素相対強度を以下の計算式でもとめた。ここから以下のa,b値を用いて活性酸素相対強度についての比率を百分率で求めた。
活性酸素相対強度(%) = (a/b)x100
a =本発明の試験区のA2G3T又はA3G2T 5mg/mLの活性酸素相対強度
b =対象区の対象区のA2G3T又はA3G2T 0mg/mLの活性酸素相対強度
その結果、スーパーオキシドの活性酸素相対強度は対象区の100%に対して試験区A2G3Tは62%であり、アスコルビン酸ラジカルの活性酸素相対強度は試験区A2G3Tは49%であり、さらにスーパーオキシドの活性酸素相対強度は対象区の100%に対して試験区A3G2Tは60%であり、アスコルビン酸ラジカルの活性酸素相対強度は試験区A3G2Tは52%であり、2種の活性酸素はA2G3T又はA3G2Tの添加により有意に減少し、A2G3T又はA3G2Tは活性酸素の減少に対して効果がある事が確認された。
【0092】
以上の結果から、A2G3T又はA3G2Tを配合した本発明の組成物は活性酸素を抑制し、優れた老化抑制組成物である事が確認された。さらに、線虫の平均寿命を延長させ、細胞の最大分裂回数を増大させ、老化抑制遺伝子と言われるテロメア遺伝子の短縮化スピードを抑制したことから、優れた2,3位同時置換型ビタミンEC誘導体を含む老化抑制組成物であることが確認された。
【0093】
(生物培養用組成物の処方)
A2G3T又はA3G2T:0.5、NaCl:0.8、KCl:0.02、リン酸水素2ナトリウム:0.1、リン酸2水素カリウム:0.02。
(老化抑制試験)
同調培養させておいた線虫C.elegans(fer-15 突然変異体)の幼虫を、NGM寒天培地上に大腸菌(OP50)を塗布したNGM寒天培地に移し20℃で培養した。5日目に、本発明のA2G3T又はA3G2T組成物を最終的なA2G3T又はA3G2Tの濃度が0mg/mL、0.5mg/mL、0.25mg/mL、5.0mg/mLになるように添加したNGM寒天培地3.5cmプレートに10匹の成虫を白金線で移し、1つの寿命測定につき約100匹の線虫を使用し、20℃で培養し、最後の1匹が死ぬまで培養を続けた。 線虫の生死は、1日おきに、実体顕微鏡下で判定した。この結果線虫の平均寿命(日)は、対象区のA2G3Tの0mg/mLが25日、A2G3Tの0.5mg/mL添加した区が32日、A2G3T2.5mg/mL添加区が38日、A2G3T5mg/mLが45日となり、A2G3Tの濃度依存的に平均寿命が増加し、さらに,A3G2Tの0.5mg/mL添加した区が33日、A3G2T の2.5mg/mL添加区が40日、A3G2T の5mg/mLが46日となり、A2G3Tの濃度依存的に平均寿命が増加し、統計検定の結果有意にA2G3T及びA3G2Tは線虫の平均寿命を延長させる事が判明した。
【0094】
興味深い事にL-アスコルビン酸(以下「AsA」と略す。)、d-α-トコフェロール(以下「Toc」と略す。)、アスコルビン酸リン酸Na(以下「APS」と略す。)、アスコルビン酸リン酸トコフェリルK(以下「APT」と略す。),アスコルビン酸-2-アセチルジエステルトコフェロール(以下「A2AT」と略す。),アスコルビン酸-3-アセチルジエステルトコフェロール(以下「A3AT」と略す。)についてA2G3Tと同モル濃度で同様の実験を行なったところいずれも、A2G3Tの平均寿命に比較し最高-9%から-20%(AsA:-15%、Toc:-20%、APS:-14%、APT:-15%,A2AT:-9%,A3AT:-10%)も有意に平均寿命は短くなり、本発明のA2G3T又はA3G2Tが従来のAsA、Toc、APS、APT A2AT, A3ATに比較し高い平均寿命延長効果が認められた。
【0095】
これは、AsA、APSについては、電子スピン共鳴によりアスコルビン酸ラジカルが本実験系で高まる事が観察され、Tocについては、トコフェロールラジカルの濃度が高まったため、これらの強い抗酸化剤のプロオキシダント効果により活性酸素濃度が高まり平均寿命の延長効果が本発明のA2G3T又はA3G2Tよりも抑制された為と考えられる。APTについては、そのアスコルビン酸への変換活性が低い為に効果が発揮できなかった為と推定された。本発明に比較しA2AT, A3ATについては,培養液に含まれる遷移金属の為に予想以上に酸化分解が早まった為と推定された。
【0096】
(線虫のSOD遺伝子活性)
前記条件で同様に線虫14日飼育し、この線虫の抽出液からRT−PCR(インビロトジェン社製)を用いて、ポリ(A)+RNAを調整し、逆転写反応によってcDNAを合成した後、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行い、PCR生成物のフラグメントを臭化エチジウムで染色した後、アガロースゲル電気泳動を行い、光度測定器LAS-4000UVminiにて蛍光強度からSOD遺伝子の発現強度を測定し対象区のA2G3T又はA3G2T 0mg/mLを100%としたときのA2G3T又はA3G2Tの各濃度で飼育した線虫のSOD遺伝子の発現強度を百分率で求めた。その結果、対象区のA2G3T又はA3G2Tの0mg/mLのSOD遺伝子の発現強度を100%とした時、A2G3Tの0.5mg/mL添加した区が178%、A2G3Tの2.5mg/mL添加区が389%、A2G3Tの5mg/mLが420%となり、A2G3Tの濃度依存的に線虫のSOD遺伝子活性が増加し、さらにA3G2Tの0.5mg/mL添加した区が180%、A3G2Tの2.5mg/mL添加区が380%、A3G2Tの5mg/mLが410%となり、A3G2Tの濃度依存的に線虫のSOD遺伝子活性が増加し、統計検定の結果有意にA2G3T又はA3G2Tは線虫のSOD遺伝子活性を増加させる事を確認した。この結果は、SOD遺伝子活性の増加は、寿命の延長の結果と正の相関関係にあることから、線虫の寿命延長効果は、SOD遺伝子活性の増加に起因することも一因である事が考察された。
【0097】
(ヒト臨床試験1)
55〜85歳の老人性色素斑を有する女性10名をそれぞれの区のパネルとし、毎日朝と夜の2回、6ヶ月間にわたって洗顔後にA2G3TとA3G2Tをそれぞれ1%含有するクリーム基剤(ITO社製クリーム基剤、処方:セタノール :10、流動パラフィン(#70) :8、NIKKOL Trifat S-308 :8、1,3-BG :7、NIKKOL PBC-34 :2.1、NIKKOL MGS-BV2 :0.9、メチルパラベン :0.2、プロピルパラベン :0.1、水 :残分)の3gを顔面に均一に塗布し良くすり込んだ。対象区としてA2G3T又はA3G2Tを0%添加したプラセボ区とAsA、Toc、APS、APT,A2AT, A3ATをそれぞれ0.5%含有するクリーム基剤を使用して同様な試験を行なった。塗布による皮膚老化予防効果を下記の基準によって評価した。
【0098】
即ち、評価基準は、有効:老人性色素斑が極めて改善された。やや有効:老人性色素斑が改善された。無効:老人性色素斑の改善がみられない叉は悪化、副作用発生:紅斑等の副作用が生じて試験を途中で中止の4段階とした。
【0099】
皮膚の老化予防効果の結果は、A2G3Tは、有効:10、やや有効:0、無効:0、副作用発生:0。A3G2Tは、有効:9、やや有効:1、無効:0、副作用発生:0。プラセボは、有効:0、やや有効:5、無効:5、副作用発生:0。AsAは、有効:5、やや有効:1、無効:1、副作用発生:3。Tocは、有効:3、やや有効:2、無効:2、副作用発生:3。APSは、有効:6、やや有効:2、無効:0、副作用発生:2。APTは、有効:1、やや有効:5、無効:3、副作用発生:1、となった。A2ATは、有効:5、やや有効:4、無効:1、副作用発生:0、となった。A3ATは、有効:6、やや有効:2、無効:2、副作用発生:0、となった。
【0100】
以上の結果から、A2G3T又はA3G2Tを配合した本発明の2,3位同時置換型ビタミンEC誘導体を含む老化抑制組成物は、これを配合しない場合及び,AsA,Toc,APS ,APT,A2AT,A3ATに比べて、顕著な老人性色素斑に対する効果を有することが立証された。また、連続使用による皮膚異常は何ら認められなかった。さらに、AsA,Toc,APS ,APT,A2AT,A3ATについては、一定の効果は認められたものの、AsA,Toc,APS,APTは,副作用により試験を途中で中止する者が複数存在した。
【0101】
(ヒト臨床試験2 光老化による小じわ)
50〜84歳の女性10名をそれぞれの区のパネルとし、紫外線照射が比較的強い夏場の毎日朝と夜の2回、2ヶ月間にわたって洗顔後にA2G3TとA3G2Tをそれぞれ1%含有するクリーム基剤(ITO社製クリーム基剤、処方:セタノール :10、流動パラフィン(#70) :8、NIKKOL Trifat S-308 :8、1,3-BG :7、NIKKOL PBC-34 :2.1、NIKKOL MGS-BV2 :0.9、メチルパラベン :0.2、プロピルパラベン :0.1、水 :残分)の3gを顔面に均一に塗布し良くすり込んだ。対象区としてA2G3T又はA3G2Tを0%添加したプラセボ区とAsA、Toc、APS、APT,A2AT, A3ATをそれぞれ0.5%含有するクリーム基剤を使用して同様な試験を行なった。塗布による日光性小じわに対する改善効果を下記の基準によって評価した。
【0102】
即ち、評価基準は、有効:肌の小じわが試験前よりも非常に改善。やや有効:肌の小じわが試験前よりもやや改善。無効:改善がみられない叉は悪化、副作用発生:紅斑等の副作用が生じて試験を途中で中止の4段階とした。
【0103】
皮膚の老化予防効果の結果は、A2G3Tは、有効:10、やや有効:0、無効:0、副作用発生:0。A3G2Tは、有効:9、やや有効:1、無効:0、副作用発生:0。プラセボは、有効:0、やや有効:5、無効:5、副作用発生:0。AsAは、有効:7、やや有効:0、無効:1、副作用発生:2。Tocは、有効:4、やや有効:1、無効:0、副作用発生:5。APSは、有効:7、やや有効:1、無効:0、副作用発生:2。APTは、有効:0、やや有効:6、無効:3、副作用発生:1、となった。A2ATは、有効:0、やや有効:6、無効:4、副作用発生:0、となった。A3ATは、有効:0、やや有効:5、無効:5、副作用発生:0、となった。
【0104】
以上の結果から、A2G3T又はA3G2Tを配合した本発明の2,3位同時置換型ビタミンEC誘導体を含む老化抑制組成物は、これを配合しない場合及び,AsA,Toc,APS ,APT,A2AT,A3ATに比べて、顕著な皮膚老化予防効果を有することが立証された。また、連続使用による皮膚異常は何ら認められなかった。さらに、AsA,Toc,APSについては、一定の効果は認められたものの、副作用により試験を途中で中止する者が複数存在した。
【0105】
以下に示す処方の全ては本発明の外用剤、経口剤の乳化組成物の実施例である。
以下の処方は、医薬品、医薬部外品、医療用培養薬品、医療機器、医療用具、口腔内剤、水処理剤、空気浄化剤、皮膚用接着剤、未承認医薬品、化粧品、食品添加物,機能性食品、飼料添加物、動物用薬品、動物用品としても使用できるが、化成品、工業品、土木緑化用品、肥料、塗料、洗浄料、脱臭剤、塗料、農林業用品、園芸用資材用品、土木緑化用品、培養組成物、動物薬、感光材、建築用酸化防止剤、建築用劣化防止剤、雑貨品用処理剤、衣料品用処理剤、ストッキングスプレー液、下着スプレー液、マスクスプレー液、人体用ペイント剤、変色防止剤、安定剤、家庭用酸化防止剤、臭い消し剤、家庭用接着剤、工業用抗酸化剤、工業用還元剤、工業用変色防止剤、工業用安定剤、工業用酸化防止剤、工業用接着剤、家具クリーナー液剤、装身具クリーナー処理剤、装飾品クリーナー液剤、スポーツ用品、フィルム及びテープ添加成分、冷却剤処理剤、として、又は、それらの製品の添加剤としても使用できる。 これらの添加目的の一つとして添加した成分の抗酸化力を高め、製品内活性酸素やラジカルを消去し、添加製品の劣化を予防し、製品の使用期間の延長をおこなうことができる。
【0106】
以下の乳化組成物は、エモリエントクリーム、 クリーム、 クレンジングクリーム、 サンタンクリーム、 シェービングクリーム、 デオドラントクリーム、 ナイトクリーム、 ナリシングクリーム、 バニシングクリーム、 プレメーキャップクリーム、 ヘアクリーム、 ベースクリーム、 マッサージクリーム、 メーキャップクリーム、 モイスチャークリーム、 角質軟化クリーム、 除毛クリームとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0107】
以下の実施例は本発明の化粧品,医薬品,医薬部外品,動物用医薬品,雑貨の製剤例であるがこれに限定されない。
(乳化剤)
A2G3T又はA3G2T-2 : 1.0、ステアリン酸 : 18.0、セタノール : 4.0、トリエタノールアミン : 2.0、N、N′−ジアセチルシスチンジメチル:0.01、安息香酸Na : 0.7、精製水:残量
【0108】
(液剤)
A2G3T又はA3G2T : 0.005、叉は、A2G3T又はA3G2T-2 :0.005、ステアリン酸 : 18.0、セタノール : 4.0、トリエタノールアミン : 2.0、精製水:残量
【0109】
(液剤)
A2G3T又はA3G2T : 10.0、ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート:2.0、グリセリンモノステアレート(自己乳化型):5.0、ステアリン酸:5.0、ベヘニルアルコール:0.5、スクワラン:15.0、イソオクタン酸セチル:5.0、1、3−ブチレングリコール:5.0、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル:5.0、安息香酸Na : 0.7、香料 : 0.01、精製水:残量、
【0110】
(液剤)
A2G3T又はA3G2T: 0.05、グルタミン酸ナトリウム1.5、オクタメチルシクロテトラシロキサン20.0、ポリオキシエチレンオレイルエーテル4.0、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油3.0、アルミニウムモノステアレート0.0、1 : 流動パラフィン12.0、ジメチルポリシロキサン5.0、 12-ヒドロキシステアリン酸1.0、ナイロンパウダー4.5、酸化チタン5.0、酸化亜鉛2.0、パラオキシ安息香酸ブチル0.2、ソルビトール7.0、精製水で100とする。
本処方は乳化外用剤剤、ミルク、ミルクファンデーション、UVケアミルク、 クレンジングミルク、 ナリシングミルク、 プロテクトエマルション、 ミルキィーローション、 ミルク、 モイスャーエマルション、 乳液、 育毛乳液としての目的で外用剤としても使用できる。
【0111】
(洗浄液剤)
A2G3T又はA3G2T: 0.1ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート:2.0、グリセリンモノステアレート(自己乳化型)1:5.0、ステアリン酸:5.0、ベヘニルアルコール:0.5、スクワラン:15.0、イソオクタン酸セチル:5.0、1、3−ブチレングリコール:5.0、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル:5.0、安息香酸Na : 0.7、精製水:残量
【0112】
(乳化剤)
A2G3T又はA3G2T: 0.5、ステアリン酸:2.0、セタノール:1.0、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.):0.5、セスキオレイン酸ソルビタン:0.5、2−エチルヘキサン酸セチル:12.0、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル:8.0、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン:2.0、1、3−ブチレングリコール:10.0、カルボキシビニルポリマー:0.2、精製水:残量、安息香酸Na : 0.7、酸化チタン:3.0、トリエタノールアミン:0.5.
上記製剤はUVミルクとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0113】
(ジェル剤)
A2G3T又はA3G2T : 10.0、カルボキシビニルポリマー:1.0、トリエタノールアミン:1.0、1、3−ブチレングリコール:10.0、A2G3T又はA3G2T: 1.0、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム:3.0、精製水:残量、安息香酸Na : 0.7 、精製水:残量
本処方はUVケアミルク、 クレンジングミルク、 ナリシングミルク、 サンスクリーンクリーム、プロテクトエマルション、サンスクリーン、サンプロテクター、サンプロテクト : ミルキィーローション、 ミルク、 モイスャーエマルション、 乳液、 育毛乳液としての目的で外用剤としても使用できる。
【0114】
(ゲル乳化剤)
A2G3T又はA3G2T: 0.5、又は、A2G3T又はA3G2T-2:0.5、ピロリドンカルボン酸ナトリウム1.0、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体2.0、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム1.0、セトステアリルアルコール3.0、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油1.0、カチオン化セルロース : 1.0、ミリスチン酸イソステアリル : 1.0、プロピレングリコール : 5.0、ヒドロキシベンゾフェノン0.1、精製水で100とする。
本処方は頭皮用乳化剤、全身用乳化剤、処理剤、リンス剤、トリートメント、 ネイルトリートメント、 パーマアフタートリートメント、 パーマプレトリートメント、 ヘアカラーアフタートリートメント、 ヘアカラープレトリートメントとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0115】
(リンス剤)
A2G3T又はA3G2T: 0.5、ベヘニン酸5.0、ステアリン酸3.0、塩化セチルトリメチルアンモニウム : 8.5、塩化ジアリル(12-18)ジメチルアンモニウム0.5、カチオン化ケラチン加水分解物0.2、セラミド30.1、アミノ変性シリコーンエマルジョン : 0.2、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル0.3、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸0.3、ジエチレングリコールモノエチルエーテル : 1.0、ベンジルオキシエタノール0.5、ヒドロキシエチルセルロース : 0.4、クエン酸ナトリウム2.0、精製水で100とする。本処方は頭皮用乳化剤、全身用乳化剤、処理剤、リンス剤、トリートメント、 ネイルトリートメント、 パーマアフタートリートメント、 パーマプレトリートメント、 ヘアカラーアフタートリートメント、 ヘアカラープレトリートメントとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0116】
以下に本発明のゲル組成物の処方を示す。
A2G3T又はA3G2T :0.1、カルボキシビニルポリマー:1.0、トリエタノールアミン:1.0、1、3−ブチレングリコール:10.0、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム:3.0、精製水:残量
【0117】
以下に本発明の被膜剤組成物の処方を示す。
次に示す処方で外用被覆製剤を調製した。
A2G3T又はA3G2T :0.1、ポリビニルアルコール:20.0、エチルアルコール:20.0、グリセリン:5.0、カオリン:6.0、安息香酸Na : 0.7、香料:0.1、精製水:残量 :
【0118】
(被膜剤)
A2G3T又はA3G2T :0.1、ポリビニルアルコール:20.0、エチルアルコール:20.0、グリセリン:5.0、カオリン:6.0、安息香酸Na:0.2、香料:0.1、精製水:残量
【0119】
以下に本発明の洗浄剤組成物の処方を示す。
A2G3T又はA3G2T :0.1、ステアリン酸:10.0、パルミチン酸:8.0、ミリスチン酸:12.0、ラウリン酸:4.0、オレイルアルコール:1.5、精製ラノリン:1.0、香料:0.1、安息香酸Na:0.2、グリセリン:18.0、精製水:残量
【0120】
A2G3T又はA3G2T: 0.1、アスパラギン酸ナトリウム1.0、メトキシケイ皮酸1.0、ミリスチン酸25.0、ステアリン酸5.0、牛脂脂肪酸5.0、プロピレングリコール10.0、水酸化カリウム6.0、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド6.0、グリセロール1.0、 1、3-ブチレングリコール1.0、安息香酸Na0.1、精製水で100とする。
本処方は皮膚用洗浄剤、洗顔剤、シャンプー、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、シャンプー、ボディシャンプー、リンスシャンプーとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0121】
A2G3T又はA3G2T: 0.5、クエン酸カリウム1.5、 N-ラウロイルメチルタウリンナトリウム7.0、ラウロイルサルコシンナトリウム6.0、ラウリルジメチルベタイン2.5、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド4.0、プロピレングリコール : 5.0、 2-安息香酸Na1.0、ヒドロキシエチルセルロース : 0.5、精製水で100とする。
本処方は頭皮用洗浄剤、毛髪用シャンプー、全身シャンプー、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、シャンプー、ボディシャンプー、リンスシャンプーとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0122】
以下に本発明の油剤組成物の処方を示す。
次に示す処方でオイル製剤を調製した。
(処方)(%)
ホホバオイル:49、A2G3T又はA3G2T: 0.01オリーブオイル:残量
上記製剤をリムーバーオイル、保湿オイル、バスオイル、ヘアオイル、ボディーオイル、フェイスオイル、ネールオイルとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0123】
以下に本発明の粉末剤組成物の処方を示す。
A2G3T又はA3G2T :0.1、ラノリン:7.0、流動パラフィン:5.0、ステアリン酸:2.0、セタノール:1.0、ヒマワリ油*1:1.0、グリセリン:5.0、トリエタノールアミン:1.0、カルボキシメチルセルロース:0.7、マイカ:15.0、タルク:6.0、酸化チタン:3.0、着色顔料:6.0、安息香酸Na : 0.7、安息香酸Na : 0.5香料 : 0.01、精製水:残量、
上記処方は、ファンデーション、デオドラントパウダー、ボディーパウダー、ウォッシュパウダー、デオドラントパウダー、アイシャドー、アイブロー、アイライナー、ボディーパウダーとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0124】
(光遮蔽剤)
A2G3T又はA3G2T: 0.1、シリコーン処理マイカ25.0、セリサイト17.0、疎水処理シリカ20.0、酸化チタン20.0、球状アルミナ粉末4.0、ジメチルポリシロキサン4.0、メチルフェニルポリシロキサン1.0、ワセリン : 3.0、オクチルメトキシシンナメート3.0、ソルビタンジイソステアレート1.0、抗酸化剤0.7、パラオキシ安息香酸0.7、タルク残量。
【0125】
A2G3T又はA3G2T: 0.5、炭酸水素ナトリウム60.0、ホウ砂5.0、ヒアルロン酸ナトリウム1.0、ヒドロキシプロピルメチルセルロース1.0、カリンエキス5.0、抗菌剤0.7、無水硫酸ナトリウム : 残分
これを浴用剤としての目的で外用剤としても使用できる。
【0126】
以下に本発明の固形剤組成物の処方を示す。
A2G3T又はA3G2T: 0.05、パラフィンワックス5.0、セレシン : 5.0、キャンデリラワックス : 2.0、マイクロクリスタリンワックス1.0、A2G3T又はA3G2T: 0.5、又は、A2G3T又はA3G2T-2:0.5、ポリエチレンワックス : 1.0、エチレンプロピレンコポリマー1.0、水添ポリイソブテン10.0、リンゴ酸ジイソステアリル15.0、イソノナン酸イソトリデシル12.0、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール8.0、オクチルドデカノール : 3.0、スクワラン5.0、オレイン酸フィトステリル3.0、メチルフェニルポリシロキサン3.0、DL-α-トコフェロール : 0.1、トリオクタン酸グリセリル残量。本処方は、口唇用製剤、口腔内外用剤、リップステック、コンシーラー、アイライナーとしての目的で外用剤としても使用できる。
【0127】
A2G3T又はA3G2T: 0.1、l-メントール3.0、DL-カンフル1.5、ポリアクリル酸 : 4.5、ポリアクリル酸ナトリウム1.5、カルボキシメチルセルロースナトリウム4.0、グリセロール20.0、ソルビトール5.0、ポリオキオシエチレンノニルフェニルエーテル0.5、カオリン : 5.0、PVP : 5.0、ヒマシ油 : 1.0、精製水 : 残分
上記成分を溶解、分散及び練合したものを、ポリエステル不織布に1m2当たり、1000gとなるよう展延し、貼付剤を製造した。
これを貼付剤、パック剤、ウォッシングパック、オイルパック、ピールオフパック、皮膚用パッチテスト用キット、包帯、絆創膏、布、皮膚用リボン、ヘアパック、絆創膏、外用ガーゼとしても使用することができる。
【0128】
(細胞及び単細胞生物培養組成物の処方)
A2G3T又はA3G2T:0.01、NaCl:0.8、KCl:0.02、リン酸水素2ナトリウム:0.1、リン酸2水素カリウム:0.02。
【0129】
ガーゼ又は不織布にA2G3T又はA3G2T: 0.1並びにグリセリン50%、ポリアクリル酸0.3%,フェノキシエタノール0.7%と残分に水を混合した処方液を含浸させた。上記は直接、局所に散布し、ガーゼ、不織布、ペーパーで被覆し、パック剤、被覆製剤、被覆用ウェットティッシュペーパーとして使用した。本処方の組成物は、医薬品、医薬部外品、未承認医薬品、化粧品の外用剤,雑貨としても使用することができる。
【0130】
A2G3T又はA3G2T: 0.1,酢酸DL-α-トコフェロール 0.5、g シリコーン油 30.0、g ツイーン800.0、5g コーンスターチ48.9、5g 上記の成分を均一に混合し、200mgをゼラチンカプセルに充填して、カプセル剤を製造した。
これを経口用カプセル剤、動物用経口用カプセル剤,入浴剤用カプセル剤、として化粧品、医薬品、医薬部外品、食品添加物,機能性食品、飼料添加物、動物用薬品,動物用医薬品,雑貨及びこれらの原料叉は添加物としても使用する事ができる。
【0131】
A2G3T又はA3G2T: 0.01、グリセリン:残分
上記製剤をインセクトリペラー、 ウォーターグリース、 エナメルリムーバー、 オードパルファム、 クレンジングジェル、 クレンジングフォーム、 クレンジングマスク、 スキンモイスチャー、 ストレートパーマ剤、 チック、 デオドラントスティック、 デオドラントスプレー、 ネイルエナメル、 パーマネントウェーブ、 ファンデーション、 ヘアジェル、 ヘアスプレー、 ヘアトニック、 ヘアフォーム、 ヘアブリーチ、 ヘアブロー、 ヘアマニキュア、 ヘアミスト、 ヘアリキッド、 ヘアワックス、 ボディスキン用剤、 ポマード、 マスカラ、 マスク、 ムース、 メーキャップ剤、 モイスチャージェル、 リップグロス、 リニメント剤、 リポソーム化粧水、 リポソーム美容液、 液状石鹸、 化粧下地、 化粧水、 化粧石鹸、 角質スムーザー、 口紅類、 香水、 香水石鹸、 合成化粧石鹸、 酸化染毛剤、 紫外線防止エッセンス、 石鹸、 洗顔料、 洗浄剤、 洗粉、 脱色剤、 脱毛・除毛剤、 虫よけスプレー、 貼付剤、 透明石鹸、 軟膏剤、 白粉・打粉類、 眉墨、 芳香剤、 防臭化粧料、 頬紅類、 毛髪コート剤、 薬用石鹸、 浴用剤、 練香水及びこれらの添加剤として,使用することもできる。さらに化粧品、医薬品、医薬部外品、食品添加物,機能性食品、飼料添加物、動物用薬品,動物用医薬品,雑貨及びこれらの原料叉は添加物として使用することもできる。
【0132】
A2G3T又はA3G2T: 0.1、又はA2G3T又はA3G2T-2: 0.1g、ゼラチン10gを精製水:残分に溶かして次の製品に製品100g当たり1mlをスプレーして減圧乾燥させた。貼付剤、透明石鹸、白粉・打粉類、眉墨、芳香剤、防臭化粧料、頬紅類、毛髪コート剤、薬用石鹸、浴用剤、シャワー剤、練香水、マスク、靴下、手袋、耳栓、帽子、キャップ、靴下、下着、タイツ、コンドーム、タンポン、ナプキン、指輪、腕輪、首輪、足輪、イヤリング、縫合糸、皮膚用テープ、皮膚用フィルム、皮膚用接着剤、皮膚用ホッチキス、油取り紙、皮膚用紙、皮膚用クリップ、皮膚用フィルム、皮膚用ペイント、皮膚用不織布、皮膚用紐、皮膚用糸、皮膚用チューブ。本品は、さらに化粧品、医薬品、医薬部外品、食品添加物,機能性食品、飼料添加物、動物用薬品,動物用医薬品,雑貨及びこれらの原料叉は添加物として使用することもできる。
【0133】
(外用組成物としての効果)
ポリアクリル酸Na0.5%、カーボポール0.5%、安息香酸Na0.7%、精製水(残分)の処方の外用基剤(以下、外用基剤、叉は、プラセボという)に本発明のA2G3T又はA3G2Tを1質量%になるように添加した。又、比較品として従来品のアスコルビン酸誘導体(A2ATとASA-2-リン酸Na(APS))を上記、試験製剤基剤を同濃度で添加した製剤を対象区として使用し、ヒトに対する抗シワ作用、抗ニキビ作用、保湿作用、褥瘡、抗接触性皮膚炎作用を評価した。シワ、ニキビ、乾燥肌、褥瘡、金属に体するアレルギー性接触性皮膚炎による紅斑に悩む患者をそれぞれ1グループ当たり10人集め、試験を行った。即ち、本発明の高純度のA2G3Tを含む製剤の試験区グループ、高純度でないのグループ、A2G3Tを含まないプラセボグループ、従来品のアスコルビン酸誘導体の比較品としてA2ATとASA-2-リン酸Na(APS)を1質量%添加したグループについてそれぞれの効果を評価した。外用基剤は、一日2回朝晩約0.01ml/平方cmになるように塗布した。塗布試験開始前と塗布開始から60日経過後の病変部の皮膚を顔面画像処理解析装置VISIAによりシワ、ニキビ、紅斑の炎症の赤みをスコア数値化した。数値化にはVISIA内蔵の自動計算ソフトを用いた。乾燥は、角層水分量と表皮水分蒸散量を測定することにより比較した。褥瘡は肉眼で改善度を褥瘡基準マニュアルに従って比較し数値化した。外用組成物の効果の結果を表1に示す。
【0134】
【表1】
【0135】
対象区のスコアを100%としたときの60日後のそれぞれの%を求めた結果、本発明のA2G3T又はA3G2Tを含む製剤は、既存のA2AT、APSに比較しても全ての項目について優れていた。以上の結果より本発明のA2G3T又はA3G2Tは既存のA2AT、APS,及びプラセボと比較したとき抗シワ作用、抗ニキビ作用、保湿作用、褥瘡、抗接触性皮膚炎作用に対する明確な効果が確認された。この結果より、本製品は化粧品、医薬品、医薬部外品、雑貨及びこれらの原料叉は添加物として、極めて有効であることが確認された。
【0136】
(抗病原性皮膚常在微生物作用)
スタフィロコッカス・アウレウス、マラセチア、カンジダ、トリコフィトンルブルム、プロピオニバクテリウムアクネスの病原性皮膚常在微生物について、本発明の高純度のA2G3T又はA3G2Tの効果について調べた。スタフィロコッカス・アウレウス、マラセチア、カンジダ、トリコフィトンルブルム、プロピオニバクテリウムアクネスを用いて、ペーパーディスク法(直径6mm)により、本発明の高純度のA2G3T又はA3G2Tを1.0w/v%および0.1w/v%となるようにジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解して用いた。培養は、卵黄加マンニット食塩培地、クロムアガー培地、ポテトグルコース寒天培地、ポテトデキストロース寒天培地、GAM培地を用いて、嫌気下37℃7日間行った。その結果本発明の高純度のA2G3TとA3G2Tには明確な阻止円が認められ0.1%〜1%の濃度で抗菌・殺菌作用が確認された。
【0137】
〔ラメラ液晶構造を持つ乳化組成物〕
グリセリンを15gとジグリセリン3.6gとココイルグルタミン酸Na2gにA2G3T又はA3G2T 0.1gを添加して電動式ハンドミキサーで10分間よく練り、スクワラン5gを添加して電動式ハンドミキサーで10分間よく練る。この脂質添加の練り操作を全部で4回くり返してスクワランを合計で20g添加する。これにフェノキシエタノール8%を添加した水を加えて100gとし,泡が立たないように電動式ハンドミキサーで10分間撹拌して完全に分散させて本発明のラメラ液晶乳化物である組成物を得た。この乳化組成物2種類をそれぞれマイクロフルイタイザー処理し平均粒子直径が300nmの乳化組成物を得た。これら乳化組成物を偏光顕微鏡で観察すると多層ベシクル構造(ラメラ液晶構造)をもつ乳化カプセル(ラメラ液晶乳化物)に特有な干渉像(マルテーゼクロス像)が得られ、これらの乳化組成物がラメラ液晶構造を有することが確認された。さらに45μm穴のメンブランフィルターで滅菌し滅菌バイアルに密封した。
【0138】
本組成物は、化成品、工業品、土木緑化用品、肥料、塗料、洗浄料、農林業用品、園芸用資材用品、顆粒品、粉末品、雑貨品、衣料品、経口用組成物、食品、培養組成物、動物薬、感光材、水処理剤、空気浄化剤の実施例である。さらに医薬品、医薬部外品、未承認医薬品、化粧品の外用組成物の実施例でもある。
本発明の前記ラメラ液晶乳化物は、上記の製造法から練り込み処理を省略した同じ処方のラメラ液晶乳化物でない処方に比較し着色や沈殿の発生、異臭の発生が低下し製剤の安定性が高まり,ラメラ液晶乳化物でない処方に比較し安定期間が140%程度延長された。製剤の安定期間が延長されると、流通機関が長くなり大幅なコストダウンにつながった。本発明のA2G3T又はA3G2Tが添加されたラメラ液晶乳化物製剤を作る時、皮膚に対するA2G3T又はA3G2Tの吸収性がラメラ液晶乳化物にしていないものとの比較で220%高まり、美白作用、ラジカル抑制作用、抗シワ作用、抗ニキビ作用、保湿作用、バリア機能増強作用、紫外線由来炎症抑制作用、抗褥瘡作用が平均で123%程度高まり予想できないほど大きな効果であった。ちなみに、このラメラ液晶を利用した製剤は、製剤中のA2G3T又はA3G2Tの有効濃度が、0.01%以上であればよく低濃度で効果を発揮する。これは、皮膚吸収率が高まったためであると考えられる。
【0139】
また、製剤中のA2G3T又はA3G2Tの濃度1%であっても皮膚刺激を発揮しなかった。これは、A2G3T又はA3G2Tの皮膚刺激性がラメラ液晶により弱められたためであると考えられた。この結果より、本発明のラメラ液晶乳化物は医薬品、医薬部外品、未承認医薬品、化粧品として、アスコルビン酸(ASA)源として、ASAラジカル発生が抑制された外用組成物として極めて有効であることが確認された。
【0140】
さらに、本組成物は化成品、工業品、土木緑化用品、肥料、塗料、洗浄料、農林業用品、園芸用資材用品、顆粒品、粉末品、雑貨品、衣料品、経口用組成物、食品、培養組成物、動物薬、感光材、水処理剤、空気浄化剤の抗酸化剤としても、従来のASA、ASAリン酸Mg、従来のA2ATやA3ATと比較しても有効であった。
【0141】
〔ラメラ液晶構造を持つ乳化組成物〕
グリセリンを15gとジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-ブチレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボンナトリウム、ヒアルロン酸、カラギーナン、アルギン酸、寒天、フコイダン、ペクチン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体、ポリグルタミン酸をそれぞれ0.1gずつ合計で3.6gとココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸K、ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルアスパラギン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na、パーム脂肪酸グルタミン酸Na、ASA-2-リン酸-6-パルミテート3Na、dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウム、(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K、イソステアリルアスコルビルリン酸2Na、6-ステアリン酸アスコルビル. 6-パルミチン酸アスコルビル、2,6-ジパルミチン酸アスコルビルをそれぞれ0.1gにA2G3T又はA3G2T 0.05gを添加して電動式ハンドミキサーで10分間よく練り、ミネラル油、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソオクチル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクタデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリルコレステリルエステル、2-エチルヘキサン酸トリグリセリド、2-エチルヘキサン酸セチル、ヒマワリ油、オリーブ油、ホホバ油、ツバキ油、グレープシード油、アボガド油、マカダミアナッツ油、アーモンド油、米胚芽油、丁字油、オレンジ油、トウヒ油、ステアリン酸、パルミチン酸それぞれ0.2gずつ取り合計5.4gとし、これを添加して電動式ハンドミキサーで10分間よく練る。この脂質添加の操作を全部で4回繰り返して脂質を合計で21.6g添加する。これを加えて100gとし泡が立たないように電動式ハンドミキサーで10分間撹拌して完全に分散させて本発明の乳化組成物を得た。
本組成物は、経口用組成物、食品、培養組成物、動物薬飲料用水処理剤、空気浄化剤の実施例である。さらに医薬品、医薬部外品、未承認医薬品の経口用組成物の実施例でもある。
【0142】
この乳化組成物をマイクロフルイタイザー処理し平均粒子直径が500nmの乳化組成物を得た。この乳化組成物を偏光顕微鏡で観察するとラメラ液晶構造に特有な干渉像が得られ、この乳化組成物がラメラ液晶構造を有することが確認された。さらに45μm穴のメンブランフィルターで滅菌し滅菌バイアルに密封した。
【0143】
〔ラメラ液晶構造を持つ乳化組成物〕
グリセリン6gとココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸K、ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルアスパラギン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na、パーム脂肪酸グルタミン酸Na、ASA-2-リン酸-6-パルミテート3Na、dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウム、(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K、イソステアリルアスコルビルリン酸2Na、6-ステアリン酸アスコルビル、6-パルミチン酸アスコルビル、2,6-ジパルミチン酸アスコルビルをそれぞれ0.1gにA2G3T又はA3G2T0.05gとA2G3T又はA3G2T-20.05gを添加して電動式ハンドミキサーで10分間よく練る、ホホバ油5.4gを添加して電動式ハンドミキサーで10分間よく練る。このホホバ油添加の操作を全部で4回繰り返して脂質を合計で21.6g添加する。これに精製水を加えて100gとし泡が立たないように電動式ハンドミキサーで10分間撹拌して完全に分散させて本発明の乳化組成物を得た。この乳化組成物をマイクロフルイタイザー処理し平均粒子直径が500nmの乳化組成物を得た。さらに45μm穴のメンブランフィルターで滅菌し滅菌バイアルに密封した。この乳化組成物を偏光顕微鏡で観察するとラメラ液晶構造に特有な干渉像が得られ、この乳化組成物がラメラ液晶構造を有することが確認された。
本組成物は、化成品、工業品、土木緑化用品、肥料、塗料、洗浄料、農林業用品、園芸用資材用品、顆粒品、粉末品、雑貨品、衣料品、経口用組成物、食品、培養組成物、動物薬、感光材、水処理剤、空気浄化剤の実施例である。さらに医薬品、医薬部外品、未承認医薬品の外用組成物の実施例でもある。
【0144】
この製剤を使用した三次元ヒト皮膚培養モデルを使用した組織吸収性試験では、A2G3Tの皮膚中の滞留濃度試験とマーカーの青色蛍光タンパクの真皮での滞留濃度試験の結果から、同じ処方のラメラ液晶構造を取らない通常乳化カプセルに比較し、最大で3.3倍高い濃度となり、さらにA2G3Tと蛍光タンパクの滞留時間も2.6倍長い時間となり、本発明のA2G3Tを含有する多層乳化カプセルの浸透性が高まることが確認された。また、この製剤は、A2G3Tの単独処方に比較し着色や沈殿の発生、異臭の発生が低下し製剤の安定性が高まり安定期間が148%程度延長された。製剤の安定期間が延長されると、流通機関が長くなり大幅なコストダウンにつながった。本発明のA2G3Tのラメラ液晶乳化物製剤を作る時、皮膚に対するA2G3Tの吸収性が159%高まった。従来のポリフェノールの効果と比較しこれらは予想できないほど大きな効果で有った。
【0145】
本組成物は、化成品、工業品、土木緑化用品、肥料、塗料、洗浄料、農林業用品、園芸用資材用品、顆粒品、粉末品、雑貨品、衣料品、経口用組成物、食品、培養組成物、動物薬、感光材、水処理剤、空気浄化剤の実施例である。さらに医薬品、医薬部外品、未承認医薬品の外用組成物の実施例でもある。
【0146】
実施例16のラメラ液晶乳化物:30質量%、実施例17のラメラ液晶乳化物:30質量%、実施例18のラメラ液晶乳化物:30質量%を混合し100質量%の本発明のA2G3Tを含むラメラ液晶乳化物した外用組成物とし、及び有効成分のA2G3Tを含まない同様の乳化製剤をネガティブコントロールとして使用し、ヒトに対する抗シワ作用、抗ニキビ作用、保湿作用、バリア機能増強作用、紫外線由来炎症抑制作用、抗褥瘡作用、ラジカル抑制作用を評価した。健常人及びシワ、ニキビ、乾燥肌、紫外線由来炎症、褥瘡に悩む患者、それぞれ20人を2グループ(一方をプラセボ区としてネガティブコントロールグループとした)それぞれの効果を評価した。健常人の場合は頬部及びその他の患者については患部に対して上記外用製剤を一日2回朝晩0.01ml塗布し、塗布試験開始前と塗布開始から10日経過後の病変部の色を同一照明条件にてデジタルカメラで撮影し画像処理装置VISIAによりシワ、ニキビ、紫外線由来炎症(紅斑)を数値化した。叉、健常人については皮膚過酸化脂質量をろ紙に皮脂を浸み込ませることにより、皮脂中の過酸化脂質量を測定した。乾燥とバリア機能は、角層水分量と表皮水分蒸散量を測定することにより比較した。褥瘡は肉眼で改善度を褥瘡基準マニュアルに従って比較し数値化した。A2G3Tを含まないネガティブコントロールを100%としたときの10日後のそれぞれの%を求めた結果、ネガティブコントロールを100%とすると実施例1のA2G3Tの効果(コントロールとの差の%)はプラセボとの比較において平均でシワ66%の改善、角層水分量141%の増加、表皮水分蒸散量132%改善による乾燥肌の改善、紫外線由来紅斑の25%の減少、アクネ55%の減少、褥瘡41%の減少であり抗シワ作用、抗ニキビ作用、保湿作用、バリア機能増強作用、紫外線由来炎症抑制作用、抗褥瘡作用に対するA2G3Tの効果が確認された。
【0147】
さらに、健常人の頬皮膚から採取した皮脂の脂質過酸化物濃度がネガティブコントロールに比較し36%減少し皮膚のラジカル抑制作用が確認された。従来のポリフェノールの効果と比較しこれらは予想できないほど大きな効果で有った。この結果より、本製品は医薬品、医薬部外品、未承認医薬品、化粧品として、極めて有効であることが確認された。
【0148】
さらに、本組成物は化成品、工業品、土木緑化用品、肥料、塗料、洗浄料、農林業用品、園芸用資材用品、顆粒品、粉末品、雑貨品、衣料品、経口用組成物、食品、培養組成物、動物薬、感光材、水処理剤、空気浄化剤の抗酸化剤としても、従来のASA、ASAリン酸Mg、従来のA2AT, A3ATと比較しても有効であった。
【0149】
(経口用組成物)
鶏油50質量%と豚油50質量%からなる融点28±3℃の動物性油脂92.7質量%、酵素0.9質量%、A2G3Tを1%、A3G2T-を1%添加したビタミンプレミックス1.0質量%、紛状生菌剤0.9%、香料4.5質量%、を明治機械社製200L攪拌混合機で2時間撹拌分散し粒度分布における平均粒径の大きさが0.51mmの粉粒からなる本発明のビタミンC源が強化された本発明の経口組成物を得た。本発明の経口用組成物は、飼料、飼料添加物、動物用薬品、食品、食品添加物,機能性食品、機能性食品、経口用動物薬の実施例である。
(錠剤)
常法に従って下記成分を下記組成比で均一に混合・打錠し、1粒400mgの錠剤とした。
A2G3T又はA3G2T の2%製剤 25%
粉末セルロース 42%
還元麦芽水飴 17%
寒天 12%
二酸化ケイ素 1%
ショ糖脂肪酸エステル 3%
A2G3T又はA3G2T の2%製剤〔(株)ITO製〕はフリー体換算で2%のA2G3T又はA3G2Tを含む粉末セルロースで希釈された粉末である。
【0150】
カプセル剤
常法によりソフトカプセル剤皮100mg(ゼラチン70%、グリセリン25%)に下記成分からなる300mgを混練してから充填し、1粒440mgのソフトカプセルを得た。
内容物
A2G3T又はA3G2Tの5%製剤 30%
中鎖脂肪酸トリグリセリド 70%
A2G3T又はA3G2T 5%製剤〔(株)ITO製〕はフリー体換算で5%のA2G3T又はA3G2Tを含むヘマトコッカス藻抽出オイルである。
【0151】
ドリンク剤
下記成分を配合し、常法に従って、水を加えて10Lとし、ドリンク剤を調製した。
トコフェリルアスコルビン酸誘導体液 50g
ローヤルゼリー 1g
液糖 1000g
DL−酒石酸ナトリウム 1g
クエン酸 10g
ビタミンC 10g
ビタミンE 20g
シクロデキストリン 25g
塩化カリウム 2g
硫酸マグネシウム 1g
【0152】
棒状焼き菓子
常法に従って、下記成分を配合した生地を作成し、これを適当な棒状形態に成形後、170℃のオーブンで15分間焼いて棒状の焼き菓子を調製した。
A2G3T又はA3G2T 2%
ラズベリー粉末 2%
バター 20%
砂糖 20%
塩 0.1%
卵 25%
小麦粉 72%
香料 適量
牛乳 5%
【0153】
A2G3T又はA3G2Tを1質量%の配合率で以下の経口用組成物組成物に配合し、ビタミンC源が強化された各動物用の抗酸化強化経口用組成物を製造した。配合した経口用組成物の対象動物は、牛、豚、馬、羊等の家畜、家禽、水産養殖生物及びその他の飼育有用動物、犬、猫等のペット、ラット、マウス、モルモット、猿等の実験動物、肉鶏(ブロイラー)、採卵鶏、うずら、カモ、アヒル、キジ、七面鳥等の家禽、ハマチ、マダイ、イシガキダイ、テラピア、フグ、マグロ、ヒラメ、シマアジ、マアジ、サケ、コイ、ウナギ、ニジマス、アユ、エビ類(クルマエビ、ボタンエビ、イセエビ、ロブスター、ザリガニ、ブラックタイガー)、カニ類(タラバガニ、ズワイガニ、ワタリガニ、ケガニ)、貝類(真珠貝、アワビ、ホタテ貝、アサリ、カキ)、スッポン、イカ、タコ、ウニ、カブトムシ、クワガタ、カイコであった。本発明の経口用組成物は、飼料、飼料添加物、動物用薬品、食品、食品添加物,機能性食品、機能性食品、経口用動物薬の実施例である。
【0154】
大豆粉25質量%、コーン粉65質量%、魚粉8質量%、A2G3Tを1%、A3G2Tを1%添加したミネラルミックス1質量%からなる経口用組成物原料をビューラー社製DFEA−220型エクスパンダーを用い運転条件最高温度120℃、加熱平均時間150秒、バレル圧力20気圧、入口原料水分含量11.5質量%、出口水分含量18.5質量%、出口製品温度100℃により加熱加工した半製品が8500kg/時間で定量搬送されているところに循環流動パイプラインから、ノズル口径3mm×10mm、圧力2気圧で気体圧送によりこの半製品に1質量%になるように吹き付けビューラー社製DFKC−2/6型乾燥機により常温30分間送風乾燥させた後、自然冷却し経口用組成物製品とした。この経口用組成物が使用できる対象動物は、以下のほ乳類である。牛、豚、馬、羊等のほ乳類の家畜、犬、猫等のほ乳類のペット、ラット、マウス、モルモット、猿等のほ乳類の実験動物であった。本発明の経口用組成物は、飼料、飼料添加物、動物用薬品、食品、食品添加物,機能性食品、機能性食品、経口用動物薬の実施例である。
【0155】
トウモロコシ56.3質量%、マイロ9.0質量%、ふすま5.0質量%、脱脂米糠2.3質量%、大豆粕7.0質量%、魚粕7.0質量%、アルファルファミール2.0質量%、炭酸カルシウム7.1質量%、第3リン酸カルシウム1.2質量%、食塩0.2質量%、A2G3Tを1%、A3G2Tを1%添加したビタミン・ミネラルミックス0.1質量%、タロー油脂1.0質量%、コーングルテール1.8質量%からなる原料をビューラー社製DFEA−220型エクスパンダーを用い運転条件最高温度118℃、加熱平均時間150秒、バレル圧力20気圧、入口原料水分含量13.0質量%、出口水分含量18.8%、出口製品温度96℃により加熱加工した半製品が8000kg/時間で定量搬送されているところに循環流動パイプラインから、ノズル口径3mm×10mm、圧力2気圧の気体圧送によりこの半製品に2.11質量%になるように吹き付けビューラー社製DFKC−2/6型乾燥機により常温で30分間送風乾燥させた後、自然冷却し経口用組成物とした。この経口用組成物が利用できる動物は鳥類が主体で、肉鶏(ブロイラー)、採卵鶏、うずら、カモ、ダチョウ、アヒル、キジ、七面鳥等の家禽、文鳥、カナリア、オウム、ペンギン、白鳥等の観賞用鳥類である。本発明の経口用組成物は、飼料、飼料添加物、動物用薬品、食品、食品添加物,機能性食品、機能性食品、経口用動物薬の実施例である。
【0156】
大豆粉3質量%、グルテンミール5質量%、魚粉70質量%、小麦粉10質量%、脱脂米ぬか10質量%、A2G3Tを1%、A3G2T-2を1%添加したミネラルミックス0.5質量%からなる原料をビューラー社製DFEA−220型エクスパンダー(エクスツゥルーダー)を用い運転条件最高温度110℃、加熱平均時間145秒、バレル圧力13気圧、入口原料水分含量10.5%、出口水分含量17.2%、出口製品温度93℃により加熱加工した半製品が8100kg/時間で定量搬送されているところに循環流動パイプラインから、ノズル口径3mm×10mm、圧力2気圧の気体圧送によりこの半製品に1.5質量%になるように吹き付けビューラー社製DFKC−2/6型乾燥機により常温で30分間送風乾燥させた後、自然冷却し経口用組成物とした。この経口用組成物は主に魚、貝、海老、カニなどの水産動物用とした。
本発明の経口用組成物は、飼料、飼料添加物、動物用薬品、食品、食品添加物,機能性食品、機能性食品、経口用動物薬の実施例である。
【0157】
(経口組成物の効果試験)
本発明のASA誘導体が添加された経口投与組成物の効果をマウスを使った実験で確認した。血漿LDH、MDH、AspAT及び血中ストレスプロテインの上昇抑制効果を確認するために以下の実験を行い本発明の効果を確認した。
本発明の試験区1には、一日に体重1kg当たり、本発明の高純度A2G3Tを0.02ミリモルとA3G2Tを0.02ミリモルをASA源が添加されていない経口用組成物に添加し自然摂餌させた。比較区1には、比較品の従来のA2ATを0.02ミリモルとA3ATを0.02ミリモルを添加した経口用組成物を、比較区2には、ASA-6-パルミテートを0.04ミリモル添加した経口用組成物を自然摂餌させた。 又対象区としてASAを0.04ミリモル添加した経口用組成物を自然摂餌させた
【0158】
試験開始日にはストレッサーとして、40℃の環境に30分さらし、その後室温を25℃に低下させ30分経過させるストレスを一日連続8回与えた。試験開始日から20日間それぞれ試験区、対照区の経口用組成物で飼育し、61日後にそれぞれのマウスから血液を採取し、血液中の血漿LDH、MDH、AspAT及び血中ストレスプロテイン、増体重を測定した。
ストレスプロテイン測定は、血漿中のストレスタンパク質分析は、SDS電気泳動を用いて測定し、ゲルスキャナーを用い、その吸光度から相対比を求めた。
【0159】
(増体重比)対象区、比較区、試験区共に、試験開始時の体重を測定し、試験終了後の増体重のスコアとして以下の計算式で求めた値を比較した。この計算式により体重比スコアが小さければ小さい程体重が増えたことを意味する。
増体重比スコア=(対象区の試験終了時の体重 - 対象区の試験開始時の体重)/(試験区又は比較区の試験終了時の体重 - 試験区又は比較区の試験開始時の体重)× 100
マウスの血液中のLDH、MDH、AapAT、ストレスプロテインの平均値とそれに対応するそれぞれの対象区の値の比率スコアを以下の式で求め、百分率で表示した結果を表10に掲載した。この計算式により比率スコアが小さければ小さい程改善されたことを意味する。表10は、経口投与組成物の血漿LDH、MDH、AspAT及び血中ストレスプロテインに対する効果である。
比率スコア=(試験区又は比較区の値)/(対象区の値)× 1(結果)
結果は、LDHは、試験区1が45、試験区2が65、比較区2が87であった。 MDHは、試験区1が50、試験区2が77、比較区2が93であった。 AspATは、試験区1が49、試験区2が70、比較区2が71であった。ストレスプロテインは、試験区1が51、試験区2が68、比較区2が75であった。体重比スコアは、試験区1が25、試験区2が60、比較区2が68であった。