特開2020-19013(P2020-19013A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-19013(P2020-19013A)
(43)【公開日】2020年2月6日
(54)【発明の名称】河川生態系回復システム
(51)【国際特許分類】
   C02F 11/00 20060101AFI20200110BHJP
   E02F 7/06 20060101ALI20200110BHJP
   E02F 3/92 20060101ALI20200110BHJP
   E02B 3/00 20060101ALI20200110BHJP
   B02C 18/00 20060101ALI20200110BHJP
【FI】
   C02F11/00 DZAB
   E02F7/06
   E02F3/92 C
   E02B3/00
   B02C18/00 103Z
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-142550(P2019-142550)
(22)【出願日】2019年8月1日
(31)【優先権主張番号】201810862860.4
(32)【優先日】2018年8月1日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518142258
【氏名又は名称】中国水利水電科学研究院
【氏名又は名称原語表記】China Institute of Water Resources and Hydropower Research
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】黄 偉
(72)【発明者】
【氏名】劉 暁波
(72)【発明者】
【氏名】彭 文啓
(72)【発明者】
【氏名】劉 之平
(72)【発明者】
【氏名】王 世岩
(72)【発明者】
【氏名】呉 雷祥
(72)【発明者】
【氏名】李 昆
(72)【発明者】
【氏名】呉 佳鵬
(72)【発明者】
【氏名】董 飛
(72)【発明者】
【氏名】張 ▲へん▼偉
(72)【発明者】
【氏名】余 暁
(72)【発明者】
【氏名】王 卓微
【テーマコード(参考)】
4D059
4D065
【Fターム(参考)】
4D059AA09
4D059BK11
4D059CB02
4D059CB06
4D059EA02
4D059EA03
4D059EB02
4D059EB20
4D065CA12
4D065CB01
4D065CC03
4D065CC08
4D065DD04
4D065DD30
4D065EA08
4D065EB20
4D065ED01
4D065ED11
4D065ED27
4D065ED35
(57)【要約】      (修正有)
【課題】汚泥処理効率を向上させ、アイドル時間が発生せず、河川汚染を減少させる河川生態系回復システムの提供。
【解決手段】汚泥処理装置と、サーバとを備え、前記汚泥処理装置は、汚泥吸引装置、汚泥搬送装置、および汚泥プール9を含み、前記汚泥吸引装置は、粉砕ヘッド、汚泥吸引ポンプ、および汚泥パイプを含み、前記汚泥処理装置は、河川の橋体の内部に位置しており、前記汚泥吸引装置は、橋体の橋脚3の内部に位置し、前記汚泥搬送装置は、橋面2の内部に位置し、前記サーバは、汚泥プール内の汚泥残量を監視することにより、前記汚泥吸引装置が吸引する汚泥量を制御する解析処理手段と、前記解析処理手段により生成された制御信号をコントローラに送信する通信手段とを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
汚泥処理装置と、サーバとを備え、
前記汚泥処理装置は、汚泥吸引装置、汚泥搬送装置、および汚泥プールを含み、前記汚泥吸引装置は、粉砕ヘッド、汚泥吸引ポンプ、および汚泥パイプを含み、
前記汚泥処理装置は、河川の橋体の内部に位置しており、前記汚泥吸引装置は、橋体の橋脚の内部に位置し、前記汚泥搬送装置は、橋面の内部に位置し、
前記サーバは、汚泥プール内の汚泥残量を監視することにより、前記汚泥吸引装置が吸引する汚泥量を制御する解析処理手段と、前記解析処理手段により生成された制御信号をコントローラに送信する通信手段とを含む
ことを特徴とする河川生態系回復システム。
【請求項2】
前記粉砕ヘッドには、2つの回転刃が設けられ、前記回転刃の中心には、回転軸が設けられ、前記回転軸には、切断刃が固結され、前記切断刃の外側には、保護円盤が固結されており、
2つの前記回転刃の間には、回転刃用モータが設けられ、前記回転刃用モータは、かさ歯車によって2つの前記回転刃を逆方向に回転させる
ことを特徴とする請求項1に記載の河川生態系回復システム。
【請求項3】
橋脚の底部には、水流の方向と一致する通路が設けられ、河川の流れが妨げられる側の面に位置しており、前記粉砕ヘッドは、前記通路内に位置し、
前記通路の内壁には、モータレールが設けられ、前記回転刃用モータは、前記モータレールに沿って摺動する
ことを特徴とする請求項2に記載の河川生態系回復システム。
【請求項4】
前記回転軸は、中心軸に取り付けられ、前記中心軸の周囲には4本の連結軸が固結され、前記連結軸の後端には、プーリが設けられており、
通路内には、前記通路の方向と一致するレールが設けられ、前記プーリは、前記レール内に位置し、前記プーリには、プーリ用モータが設けられ、プーリ用モータによってプーリが駆動され回転する
ことを特徴とする請求項2に記載の河川生態系回復システム。
【請求項5】
前記橋脚の内部は、中空であり、かつ前記汚泥パイプが設けられており、
前記汚泥パイプは、前記回転刃の保護円盤に接続され、前記汚泥パイプは、延長および短縮可能である
ことを特徴とする請求項2に記載の河川生態系回復システム。
【請求項6】
前記汚泥パイプの他方の端部には、橋面の内部に位置する汚泥吸引ポンプが接続されており、
前記汚泥吸引ポンプは、汚泥を吸引して汚泥搬送通路内に排出する
ことを特徴とする請求項5に記載の河川生態系回復システム。
【請求項7】
前記汚泥搬送通路は、前記汚泥プールに接続され、前記汚泥搬送装置は、スパイラルショベルとスパイラルモータとを備え、
前記汚泥搬送通路の内部には、前記スパイラルショベルが設けられ、前記スパイラルショベルの中心軸は、前記汚泥搬送通路の中心線と同一の直線上にあり、前記スパイラルショベルの外径は、前記汚泥搬送通路の内径と同一であり、前記スパイラルショベルは、その中心軸に沿って回転する
ことを特徴とする請求項6に記載の河川生態系回復システム。
【請求項8】
前記スパイラルショベルは、前記スパイラルショベルを回転させるスパイラルモータに接続されている
ことを特徴とする請求項7に記載の河川生態系回復システム。
【請求項9】
前記汚泥パイプには、前記汚泥パイプが吸引した汚泥流量を測定し、汚泥流量データを前記サーバに伝送する流量監視チップが設けられており、
前記汚泥プールには、汚泥プール内の汚泥の高度を監視し、高度情報を前記サーバに伝送する汚泥高度センサが設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の河川生態系回復システム。
【請求項10】
前記サーバは、汚泥プール内の汚泥量を監視することにより、前記汚泥吸引装置の泥吸引量を制御して、前記汚泥プールをフル稼働状態に保ち、
前記サーバは、プーリ用モータの回動を制御し、回転刃を橋脚から突き出せることを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の河川生態系回復システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生態回復システムに関し、特に、河川生態系回復システムに関する。
【背景技術】
【0002】
汚泥は、有機残留物、細菌菌体、無機粒子、コロイドなどからなる極めて複雑な不均質体である。汚泥は、主に、含水率が高く(最大99%以上)、有機物含有量が高く、腐敗して臭みが出やすく、粒子が細く、比重が小さく、コロイド状の液状であるという特徴を有する。汚泥は、液体と固体の間の濃化物であり、ポンプで輸送することができるが、沈降による固液分離は困難であり、多くは重金属を含む。汚泥は、水域を汚染し、その中の有害物質は水流によって移動して他の水域や土壌を汚染する。従来技術は、水域の汚泥を適切に処理することができず、汚泥処理装置が外部に露出してしまい、河川の美観に影響を与える。
従って、従来技術には欠点があり、更なる改善と開発が待たれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、河川生態系回復システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
汚泥処理装置と、サーバとを備え、
前記汚泥処理装置は、汚泥吸引装置、汚泥搬送装置、および汚泥プールを含み、前記汚泥吸引装置は、粉砕ヘッド、汚泥吸引ポンプ、および汚泥パイプを含み、
前記汚泥処理装置は、河川の橋体の内部に位置し、前記汚泥吸引装置は、橋体の橋脚の内部に位置し、前記汚泥搬送装置は、橋面の内部に位置し、
前記サーバは、汚泥プール内の汚泥残量を監視することにより、前記汚泥吸引装置が吸引する汚泥量を制御する解析処理手段と、前記解析処理手段により生成された制御信号をコントローラに送信する通信手段とを含む河川生態系回復システム。
【0005】
前記粉砕ヘッドには、切断刃と保護円盤とを含む2つの回転刃が設けられ、前記回転刃の中心には、回転軸が設けられ、前記切断刃は前記回転軸に固結され、前記切断刃の外側には、保護円盤が固結されており、
2つの前記回転刃の間には、回転刃用モータが設けられ、前記回転刃用モータは、かさ歯車によって2つの前記回転刃を逆方向に回転させる。
【0006】
橋脚の底部には、水流の方向と一致する通路が設けられ、河川の流れが妨げられる側の面に位置しており、前記粉砕ヘッドは、前記通路内に位置し、
前記通路の内壁には、モータレールが設けられ、前記回転刃用モータは、前記モータレールに沿って摺動する。
【0007】
前記回転軸は、前記回転刃の中心軸であり、前記中心軸の周囲には4本の連結軸が固結され、前記連結軸の後端には、プーリが設けられており、
通路内には、前記通路の方向と一致するレールが設けられ、前記プーリは、前記レール内に位置し、前記プーリには、プーリ用モータが設けられ、プーリ用モータによってプーリが駆動され回転する。
【0008】
前記橋脚の内部は、中空であり、かつ汚泥パイプが設けられており、
前記汚泥パイプは、前記回転刃の保護円盤に接続され、前記汚泥パイプは、延長および短縮可能である。
【0009】
前記汚泥パイプの他方の端部には、橋面の内部に位置する汚泥吸引ポンプが接続されており、
前記汚泥吸引ポンプは、汚泥を吸引して前記汚泥搬送装置に含まれる汚泥搬送通路内に排出する。
【0010】
前記汚泥搬送通路は、前記汚泥プールに接続され、前記汚泥搬送装置は、スパイラルショベルとスパイラルモータとをさらに備え、
前記汚泥搬送通路の内部には、前記スパイラルショベルが設けられ、前記スパイラルショベルの中心軸は、前記汚泥搬送通路の中心線と同一の直線上にあり、前記スパイラルショベルの外径は、前記汚泥搬送通路の内径と同一であり、前記スパイラルショベルは、その中心軸に沿って回転する。
【0011】
前記スパイラルショベルは、前記スパイラルショベルを回転させるスパイラルモータに接続されている。
【0012】
前記汚泥パイプには、前記汚泥パイプが吸引した汚泥流量を測定し、汚泥流量データを前記サーバに伝送する流量監視チップが設けられており、
前記汚泥プールには、汚泥プール内の汚泥の高度を監視し、高度情報を前記サーバに伝送する汚泥高度センサが設けられている。
【0013】
前記サーバは、汚泥プール内の汚泥量を監視することにより、前記汚泥吸引装置の泥吸引量を制御して、前記汚泥プールをフル稼働状態に保ち、
前記サーバは、プーリ用モータの回動を制御し、回転刃を橋脚から突き出せることを制御する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の河川生態系回復システムによれば、汚泥処理装置とサーバとの協働により汚泥処理効率を向上させ、上記汚泥プールの汚泥量をモニタリングすることにより、上記汚泥プールの最大処理量を解析して、上記汚泥吸引装置が汚泥を吸引する量を制御し、上記汚泥プールを最大限に使用することでアイドル時間が発生せず、汚泥処理効率を向上させ、河川汚染を減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】河川生態系回復システムの汚泥処理装置の横断面図である。
図2】河川生態系回復システムの汚泥処理装置の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を好ましい実施例に基づいてさらに詳細に説明する。以下の説明では、本発明を完全に理解させるために、多くの詳細が提示されているが、本発明は、本明細書に記載されたもの以外の様々な他の方式で実施することができる。当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく、実際の応用状況に応じて展開し推論することができるので、本発明の範囲は、この特定の実施例の内容によって限定されるべきではない。
【0017】
図面は、本発明の実施例の概略図であり、単なる例示であって、同じ比率で描かれたものではなく、且つ本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。
【0018】
河川生態系回復システムは、汚泥処理装置と、サーバとを備える。
上記汚泥処理装置は、汚泥吸引装置、汚泥搬送装置、および汚泥プール9を含む。上記汚泥吸引装置は、橋梁の橋脚3の内部に設けられ、上記橋脚3の内部は中空である。
【0019】
上記汚泥吸引装置は、粉砕ヘッド、汚泥吸引ポンプ6、および汚泥パイプ7を含む。上記粉砕ヘッドは、上記橋脚3の底部に位置し、川の流れが妨げられる側の面にある。橋脚3の底部には、水流の方向と一致する通路が設けられている。上記粉砕ヘッドは、通路内に位置する。
【0020】
上記粉砕ヘッドは、スラッジ中の砕石および異物を切断粉砕し、異物が汚泥パイプ7を詰まらせないように、お互いに逆方向へ回転する2組の回転刃5を有する。
【0021】
上記回転刃5は全体が円形で、中心に回転軸を有する。回転刃5は、切断刃と保護円盤とを含む。回転軸には切断刃が固結されており、上記切断刃の刃の方向は回転方向である。
【0022】
上記切断刃の外側には保護円盤があり、上記保護円盤は、上記切断刃に固結されており、上記回転軸が上記切断刃を回転させると、上記保護円盤は上記切断刃と同時に回転する。
【0023】
上記回転刃5は2つであり、同軸に前後で取り付けられ、かつ回転方向が逆である。
上記回転刃5は、回転刃用モータ4により駆動されて回転され、上記回転刃用モータ4は、2つの回転刃5の間に位置し、上記回転刃用モータ4の軸にはかさ歯車が設けられ、上記回転軸にはそれに整合するかさ歯車が設けられており、上記回転刃用モータ4は、かさ歯車を介して2つの回転刃5を逆方向に回転させる。上記回転刃用モータ4は、上記通路の内壁に取り付けられ、上記通路の内壁には、モータレールが設けられ、上記モータレールの方向は通路の方向と一致する。上記回転刃用モータ4は、上記モータレールに沿って摺動する。
【0024】
上記回転軸は、上記回転刃5の中心軸であり、上記中心軸は、河川の方向と一致し、上記中心軸の周りに4本の連結軸が固結されており、上記連結軸の後端には、プーリが設けられ、上記通路内には、レールが設けられ、上記レールは、上記通路の軸方向と一致しており、上記プーリは、上記レール内に位置している。上記プーリには、プーリ用モータ8が設けられており、上記プーリ用モータ8が上記プーリを駆動して回転させることにより、上記中心軸が上記回転刃5を上記中心軸に沿って前後移動させるとともに、上記回転刃5を上記橋脚3から突き出させて、橋脚3の外側で汚泥を粉砕させる。
【0025】
上記橋脚3の内部は中空であり、上記回転刃5の保護円盤に接続された汚泥パイプ7が設けられている。上記汚泥パイプ7の材質は軟質であり、弾性を有している。そして、延長および短縮することができる。上記汚泥パイプ7の他方の端部は、上記橋脚3の先端に向かって延び、汚泥吸引ポンプ6に接続されている。上記汚泥吸引ポンプ6は、内部が中空である橋面2の内部に位置し、橋面2の内部には汚泥搬送通路1がさらに設けられ、上記汚泥搬送通路1は、橋面2を介して河岸の汚泥プール9まで延びている。上記汚泥吸引ポンプ6は、上記汚泥パイプ7内の上記回転刃5により粉砕された汚泥を上記汚泥搬送通路1内に吸引する。各橋脚3の内部には、いずれも泥吸引装置が設けられており、汚泥を汚泥搬送通路1内に排出している。
【0026】
上記汚泥搬送装置は、汚泥搬送通路1、スパイラルショベル10、およびスパイラルモータ11を含む。上記汚泥搬送通路1は、上記橋面2の内部に位置し、円筒形の通路を呈し、内部に上記スパイラルショベル10が設けられている。上記スパイラルショベル10の中心軸は、上記汚泥搬送通路1の中心線と同一の直線上にある。上記スパイラルショベル10の外径は、上記汚泥搬送通路1の内径と同一であり、上記スパイラルショベル10は、その中心軸に沿って回転し、上記汚泥搬送通路1内に排出された汚泥をスパイラルショベル10のねじにより上記汚泥搬送通路1から搬出する。上記スパイラルショベル10は、スパイラルモータ11に接続され、スパイラルモータ11によりスパイラルショベル10が駆動されて回転される。
【0027】
汚泥は、汚泥搬送通路1の内壁への汚泥の付着を防止するスパイラルショベル10の作用により、汚泥搬送通路1内で回転しながら排出される。上記スパイラルショベル10は、汚泥搬送通路1に沿って汚泥を汚泥プール9に排出する。汚泥は、上記汚泥プール9内で集中処理されるため、汚染が低減される。初期沈殿および二次沈殿後、汚泥には、濃縮、調質、脱水、安定化、乾燥化や焼却などの減量化、安定化、無害化する処理が行われる。
【0028】
上記汚泥パイプ7には、流量監視チップが設けられており、上記流量監視チップは、上記汚泥パイプ7が吸引した汚泥流量を測定し、汚泥流量データを上記サーバに伝送することができる。
【0029】
上記汚泥プール9には、汚泥高度センサが設けられており、汚泥高度センサは、上記汚泥プール9内の汚泥の高度を監視し、高度情報を上記サーバに伝送する。
【0030】
上記サーバは、解析処理手段、および通信手段を含む。上記解析処理手段は、上記泥吸引装置が吸引した汚泥の量と上記汚泥プール9の積載量とを監視処理し、上記汚泥吸引ポンプ6やスパイラルモータ11の起動/停止を制御することにより、上記汚泥プール9に入る汚泥の量を制御する。これにより、上記汚泥プール9の汚泥がその汚泥処理の積載量を超えないように保証する。
【0031】
上記通信手段は、上記汚泥流量チップおよび汚泥高度センサからのデータ情報を受信する。そして、解析処理手段により生成されたモータおよび汚泥吸引ポンプ6の起動/停止の信号を上記モータおよび汚泥吸引ポンプ6に送信することにより、上記モータおよび上記汚泥吸引ポンプ6の起動/停止を制御する。
【0032】
上記汚泥パイプ7により搬送される汚泥量が減少すると、上記解析処理手段は、プーリ用モータ8をオンにする信号を生成し、上記通信手段を介してコントローラに制御信号を送信する。上記コントローラは、上記プーリ用モータ8の回動を制御して、上記回転刃5および汚泥パイプ7を橋脚3の外に突き出させて汚泥を吸引する動作を行なわせることで、汚泥の吸引量を増大させ、上記汚泥プール9が汚泥を処理する最高レベルに達し、汚泥の処理効率を向上させる。
【0033】
河川生態系回復システムによれば、汚泥処理装置とサーバとの協働により汚泥処理効率を向上させ、上記汚泥プール9の汚泥量をモニタリングすることにより、上記汚泥プール9の最大処理量を解析して、上記汚泥吸引装置が汚泥を吸引する量を制御して、上記汚泥プール9を最大限に使用することでアイドル時間が発生せず、汚泥処理効率を向上させ、河川汚染を減少させる。
【0034】
上述した内容は、本発明の好ましい実施例についての説明であり、当業者が本発明の技術案をより十分に理解するのに役に立つことができる。しかし、これらの実施例は単なる例示に過ぎず、本発明の具体的な実施形態はこれらの実施例の説明に限定されると解釈されるべきではない。当業者であれば、本発明の思想から逸脱することなく、いくつかの簡単な推論および変換を行うことは可能であり、それらは本発明の保護範囲に属すると見なされるべきである。
【符号の説明】
【0035】
1 汚泥搬送通路、
2 橋面、
3 橋脚、
4 回転刃用モータ、
5 回転刃、
6 汚泥吸引ポンプ、
7 汚泥パイプ、
8 プーリ用モータ、
9 汚泥プール、
10 スパイラルショベル、
11 スパイラルモータ。
図1
図2