技術分野
下水道管、トンネルなどの既設管状体を更生する方法及び更生構造に関し、特に合成樹脂製の主帯材と金属製の補強帯材を含む帯状部材からなる螺旋管状の更生管を既設管状体の内壁にライニングすることによる更生方法及び更生構造
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】既設管状体の曲がり部の外まわり部分や劣化の激しい部分などにおける螺旋管状の更生管の所要強度を確保する。 【解決手段】合成樹脂製の主帯材11と金属製の補強帯材12を含む帯状部材10を既設管状体1の内壁1bに沿って螺旋状に巻回することによって、螺旋管状の更生管9を作製する。更生管9に設定したピッチ調整領域9c,9dにおける帯状部材10から主帯材11を剥がして撤去する。ピッチ調整領域9c,9dにおける残置された補強帯材12の螺旋ピッチを縮める。既設管状体1におけるピッチ調整領域との対応領域1c,1dの内壁1bに充填材層4を形成して、残置された補強帯材12を充填材層4の内部に埋める。 【選択図】図4
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
既設管は、管路方向に真っ直ぐとは限らず、曲がり部がある場合がある。曲がり部の内壁に沿って帯状部材を螺旋状に巻回して製管すると、外まわり側における螺旋ピッチが広くなる。具体的には、伸縮部の無い帯状部材の場合、外まわり側における隣接縁部どうしの凹凸嵌合部が目開きされることで、螺旋ピッチが広くなる。ベローズ状の伸縮部が有る帯状部材の場合(前掲特許文献1の図3(b)、特許文献2の図1等参照)、外まわり側における伸縮部が伸びることで、螺旋ピッチが広くなる。このため、曲がり部の内まわり部と外まわり部とには補強帯材の配置度合いに疎密ができ、外まわり側においては必要な強度を発現することができない可能性がある。また、既設管の劣化が激しい部分では、通常の螺旋ピッチで製管した場合、強度を満足することができない可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑み、下水道管、トンネルなどの既設管状体を螺旋管状の更生管によって更生する際、曲がり部の外まわり部分や強度劣化部などにおける更生管の所要強度を確保することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記課題を解決するため、本発明方法は、既設管状体を更生する更生方法であって、
合成樹脂製の主帯材と金属製の補強帯材を含む帯状部材を前記既設管状体の内壁に沿って螺旋状に巻回することによって、螺旋管状の更生管を作製する製管工程と、
前記更生管に設定したピッチ調整領域における帯状部材から主帯材を剥がして撤去する撤去工程と、
前記ピッチ調整領域における残置された補強帯材の螺旋ピッチを縮め・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、既設管状体の曲がり部の外まわり部分や劣化の激しい部分などにおける螺旋管状の更生管の所要強度を確保することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、本発明の一実施形態を示し、更生済の既設管状体(既設管状体更生構造)の平面断面図である。
【図2】 図2は、前記既設管状体を更生する更生管を構成する帯状部材の一例を示す断面図である。
【図3】 図3は、図1の円部IIIの詳細断面図である。
【図4】 図4は、更生施工中の既設管状体を、強度劣化部を越えて更生管を製管した状態で示す平面断面図である。
【図5】 図5は、更生施工中の既設管状体を、前記強度劣化対応部分の主帯材を撤去した状態で示す平面断面図である。
【図6】 図6(a)は、前記更生管の強度劣化対応部分の主帯材を撤去する一態様を示す詳細断面図である。図6(b)は、前記撤去する他の態様を示す詳細断面図である。
【図7】 図7は、更生施工中の既設管状体を、前記強度劣化対応部分の補強帯材をピッチ調整した状態で示す平面断面図である。
【図8】 図8は、更生施工中の既設管状体を、曲がり部を越えて更生管を製管した状態で示す平面断面図である。
【図9】 図9は、図8の円部IXの詳細断面図である。
【図10】 図10は、更生施工中の既設管状体を、曲がり部の主帯材を撤去した状態で示す平面断面図である。
【図11】 図11は、更生施工中の既設管状体を、前記曲がり部の補強帯材をピッチ調整した状態で示す平面断面図である。
【図12】 図12は、更生施工中の既設管状体を、更生領域の全域にわたって更生管を製管した状態で示す平面断面図である。
【図13】 図13は、帯状部材の他の態様を示す断面図である。
1 既設管状体
1b 内壁1b
1c 曲がり部(ピッチ調整領域との対応領域)
1d 強度劣化部(ピッチ調整領域との対応領域)
3 製管装置
4 充填材層
9 更生管
9a 直線部
9a’ 非ピッチ調整領域
9c 曲がり部(ピッチ調整領域)
9c’ 不足管部
9d 強度劣化対応部分(ピッチ調整領域)
9e,9e2 先端管部(数巻きの部分)
9h 外まわり部分
9g 内まわり部分
P9a 非ピッチ調整領域の螺旋ピッチ
P9d 強度劣化対応部分の調整後螺旋ピッチ
P9h 外まわり部分の調整後螺旋ピッチ
P9h0 外まわり部分の製管時螺旋ピッチ
10 帯状部材
11 主帯材
12 補強帯材
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