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特開2020-193840感圧タッチセンサ及び感圧タッチセンサモジュール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-193840(P2020-193840A)
(43)【公開日】2020年12月3日
(54)【発明の名称】感圧タッチセンサ及び感圧タッチセンサモジュール
(51)【国際特許分類】
   G01L 1/14 20060101AFI20201106BHJP
   G06F 3/02 20060101ALI20201106BHJP
【FI】
   G01L1/14 J
   G06F3/02 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2019-98328(P2019-98328)
(22)【出願日】2019年5月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000190116
【氏名又は名称】信越ポリマー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100152272
【弁理士】
【氏名又は名称】川越 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100152146
【弁理士】
【氏名又は名称】伏見 俊介
(72)【発明者】
【氏名】小林 佑輔
【テーマコード(参考)】
5B020
【Fターム(参考)】
5B020DD02
(57)【要約】
【課題】低コストで、かつ操作パネルにレザーやラバー等を用いた柔軟性に優れた感圧タッチセンサモジュールであっても、感圧検知精度が高い感圧タッチセンサを提供することを目的とする。
【解決手段】基材シート10の第1の面10aに第1の電極14及び第2の電極16が隣り合うように設けられ、基材シート10における第2の電極16の周囲に、第1の電極14と第2の電極16の間の部分の少なくとも一部を残して第2の電極16を囲う切れ目24が形成され、切れ目24で囲われた折り返し部分22が折り返されて第1の電極14と第2の電極16の互いの面が対向し、基材シート10の折り返された部分の間に弾性層が設けられ、押圧力により前記弾性層が厚さ方向に圧縮変形し、第1の電極14と第2の電極16の距離が近づくことによる静電容量の変化から押圧を検知する、静電容量式の感圧タッチセンサ1。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
押圧を検知する静電容量式の感圧タッチセンサであって、
基材シートと、第1の電極と、第2の電極と、弾性層と、を備え、
前記第1の電極及び前記第2の電極は前記基材シートの任意の面に当該面上で隣り合うように設けられ、
前記基材シートにおける、隣り合う前記第1の電極及び前記第2の電極のうちの一方の周囲に、それら前記第1の電極と前記第2の電極の間の部分の少なくとも一部を残して電極を囲う切れ目が形成され、
前記基材シートの前記切れ目で囲われた折り返し部分が折り返されて前記第1の電極と前記第2の電極の互いの面が対向し、
前記基材シートの折り返された部分の間に前記弾性層が設けられ、
押圧力により前記弾性層が厚さ方向に圧縮変形し、前記第1の電極と前記第2の電極の距離が近づくことによる静電容量の変化から押圧を検知する、静電容量式の感圧タッチセンサ。
【請求項2】
前記基材シートにおける隣り合う前記第1の電極と前記第2の電極の間の折り線部の一部にスリットが形成されている、請求項1に記載の感圧タッチセンサ。
【請求項3】
前記弾性層が、一対のシート部と、それら一対のシート部に挟持された柱部とを備えるゴム状弾性体である、請求項1又は2に記載の感圧タッチセンサ。
【請求項4】
対向する前記第1の電極と前記第2の電極の間に第3の電極がさらに設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の感圧タッチセンサ。
【請求項5】
前記基材シートの第1の面に第4の電極がさらに設けられ、前記第4の電極に導体が接触又は近接することによる前記第4の電極の静電容量の変化から、前記第4の電極への導体の接触又は近接を検知する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の感圧タッチセンサ。
【請求項6】
操作面を有する操作パネルと、フレーム部材と、請求項1〜5のいずれか一項に記載の感圧タッチセンサとを備え、
前記感圧タッチセンサが前記操作パネルと前記フレーム部材で挟持されている、感圧タッチセンサモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、感圧タッチセンサ及び感圧タッチセンサモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
車載用の電子機器等の様々な分野において、操作面の操作を検知するセンサモジュールとして、感圧検知可能な静電容量式の感圧タッチセンサモジュールが提案されている。例えば、特許文献1には、基材シートの一方の面に第1の電極と第2の電極が設けられ、基材シートを半分に折り返して第1の電極と第2の電極とを対向させ、さらに第1の電極と第2の電極の間に弾性シートが設けられた感圧タッチセンサモジュールが開示されている。前記感圧タッチセンサモジュールでは、操作面を押圧したときに弾性シートが圧縮変形して第1の電極と第2の電極が接近し、第2の電極の電流が変化して静電容量が変化する。この静電容量の変化を検知することで、操作面の押圧を認識できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−217967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の感圧タッチセンサモジュールでは、半分に折り返す必要があるために基材シートが大きくなり、高コストである。
折り返しを小さくする方法としては、基材シートにその外縁から部分的に突き出た折り返し部分を設け、その折り返し部分だけを折り返して第1の電極と第2の電極とを対向させることが考えられる。しかし、この場合には、第1の電極と第2の電極を基材シートの外縁寄りに配置する必要があり、電極の配置の自由度が低くなる。また、操作面の中央部分が押圧部とされる感圧タッチセンサモジュールに適用する場合、前記押圧部と第1の電極及び第2の電極とが離れる。そのため、特に操作パネルにレザーやラバー等を用いた柔軟性に優れた感圧タッチセンサモジュールでは、押圧部の押圧が第1の電極と第2の電極の間の弾性シートまで伝わりにくく、押圧の認識が困難になる。
【0005】
本発明は、低コストで、かつ操作パネルにレザーやラバー等を用いた柔軟性に優れた感圧タッチセンサモジュールであっても、感圧検知精度が高い感圧タッチセンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成を有する。
[1]押圧を検知する静電容量式の感圧タッチセンサであって、
基材シートと、第1の電極と、第2の電極と、弾性層と、を備え、
前記第1の電極及び前記第2の電極は前記基材シートの任意の面に当該面上で隣り合うように設けられ、
前記基材シートにおける、隣り合う前記第1の電極及び前記第2の電極のうちの一方の周囲に、それら前記第1の電極と前記第2の電極の間の部分の少なくとも一部を残して電極を囲う切れ目が形成され、
前記基材シートの前記切れ目で囲われた折り返し部分が折り返されて前記第1の電極と前記第2の電極の互いの面が対向し、
前記基材シートの折り返された部分の間に前記弾性層が設けられ、
押圧力により前記弾性層が厚さ方向に圧縮変形し、前記第1の電極と前記第2の電極の距離が近づくことによる静電容量の変化から押圧を検知する、静電容量式の感圧タッチセンサ。
[2]前記基材シートにおける隣り合う前記第1の電極と前記第2の電極の間の折り線部の一部にスリットが形成されている、[1]に記載の感圧タッチセンサ。
[3]前記弾性層が、一対のシート部と、それら一対のシート部に挟持された柱部とを備えるゴム状弾性体である、[1]又は[2]に記載の感圧タッチセンサ。
[4]対向する前記第1の電極と前記第2の電極の間に第3の電極がさらに設けられている、[1]〜[3]のいずれかに記載の感圧タッチセンサ。
[5]前記基材シートの第1の面に第4の電極がさらに設けられ、前記第4の電極に導体が接触又は近接することによる前記第4の電極の静電容量の変化から、前記第4の電極への導体の接触又は近接を検知する、[1]〜[4]のいずれかに記載の感圧タッチセンサ。
[6]操作面を有する操作パネルと、フレーム部材と、[1]〜[5]のいずれかに記載の感圧タッチセンサとを備え、
前記感圧タッチセンサが前記操作パネルと前記フレーム部材で挟持されている、感圧タッチセンサモジュール。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、低コストで、かつ操作パネルにレザーやラバー等を用いた柔軟性に優れた感圧タッチセンサモジュールであっても、感圧検知精度が高い感圧タッチセンサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の感圧タッチセンサの一例を示した図であって、折り返し部分を折り返す前の平面図である。
図2図1の感圧タッチセンサの折り返し部分を折り返した状態を示した平面図である。
図3図1の感圧タッチセンサのA−A断面図である。
図4図2の感圧タッチセンサのB−B断面図である。
図5図1の感圧タッチセンサにおける弾性層の折り返し部分の間に設ける前の状態を示した平面図である。
図6図5の弾性層のC−C断面図である。
図7】本発明の感圧タッチセンサモジュールの一例を示した分解斜視図である。
図8】本発明の感圧タッチセンサモジュールの一例を示した断面図である。
図9】本発明の感圧タッチセンサにより操作面へのタッチを認識する処理の流れを示すフローチャートである。
図10】本発明の感圧タッチセンサの他の例を示した図であって、折り返し部分を折り返す前の断面図である。
図11図10の感圧タッチセンサの折り返し部分を折り返した状態を示した断面図である。
図12】本発明の感圧タッチセンサの他の例を示した図であって、折り返し部分を折り返す前の平面図である。
図13図12の感圧タッチセンサの折り返し部分を折り返した状態を示した平面図である。
図14図13の感圧タッチセンサのD−D断面図である。
図15】本発明の感圧タッチセンサの他の例を示した図であって、折り返し部分を折り返す前の平面図である。
図16図15の感圧タッチセンサの折り返し部分を折り返した状態を示した平面図である。
図17】本発明の感圧タッチセンサの他の例を示した図であって、折り返し部分を折り返す前の平面図である。
図18図17の感圧タッチセンサの折り返し部分を折り返した状態を示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[感圧タッチセンサ]
本発明の感圧タッチセンサは、押圧を検知する静電容量式の感圧タッチセンサである。例えば、本発明の感圧タッチセンサを操作パネルの背面に取り付けることで、操作パネルの操作面の押圧を検知することができる。以下、本発明の感圧タッチセンサの一例を示して説明する。
なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
【0010】
本実施形態の感圧タッチセンサ1は、図1〜4に示すように、基材シート10と、保護層12と、3つの第1の電極14と、3つの第2の電極16と、3つの第1の補助電極18と、3つの第2の補助電極20と、3つの弾性層30と、を備えている。
【0011】
この例の感圧タッチセンサ1は、平面視で長方形の本体部1aと、本体部1aの短辺から延びる帯状の帯状部1bとを有している。なお、本体部1aにおける帯状部1bが延出する箇所は、任意であり、本体部1aの短辺には限定されない。また、帯状部1bを有しない感圧タッチセンサであってもよい。
【0012】
基材シート10の形状は、この例の形状には限定されず、用途に応じて適宜設定できる。基材シート10の寸法も特に限定されず、用途に応じて適宜設定できる。
基材シートとしては、透明な樹脂製の絶縁フィルムを使用できる。ここで、「透明」とは、JIS K7136に従って測定した光線透過率が50%以上であることを意味する。また、「絶縁」とは、電気抵抗値が1MΩ以上、好ましくは10MΩ以上であることを意味する。
【0013】
基材シート10を形成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリカーボネート(PC)、アクリル樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース等が挙げられる。
基材シートを形成する材料は、1種でもよく、2種以上でもよい。
【0014】
基材シート10の厚さは、10〜250μmが好ましく、25〜188μmがより好ましい。基材シート10の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、充分な強度及び剛性を確保しやすい。基材シート10の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、感圧タッチセンサを容易に薄型化できる。
【0015】
保護層12は、感圧タッチセンサ1における本体部1a及び帯状部1bの全体において、基材シート10の第1の面10a側に積層されている。
保護層12の形状及び寸法は、特に限定されず、用途に応じて適宜設定できる。
保護層12としては、特に限定されず、例えば、基材シートで挙げたものと同じ透明な樹脂製の絶縁フィルムを例示できる。
【0016】
保護層12の厚さは、10〜250μmが好ましく、10〜188μmがより好ましい。保護層12の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、充分な強度及び剛性を確保しやすい。保護層12の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、感圧タッチセンサを容易に薄型化できる。
【0017】
本体部1aにおける基材シート10の第1の面10aには、第1の電極14、第2の電極16、第1の補助電極18及び第2の補助電極20が設けられ、それらを覆うように保護層12が積層されている。基材シート10の第2の面10bは、操作パネル側に向けられる面である。
【0018】
3対の第1の電極14と第2の電極16は、それぞれ基材シート10の第1の面10aの面上において互いに隣り合うように設けられている。つまり、図1に示すように、基材シート10における折り返し部分22を折り返していない状態において、平面視で各々の第1の電極14と第2の電極16とが隣り合うように配置されている。
【0019】
第1の補助電極18は、第1の電極14の周囲を囲うように、第1の電極14と全周にわたって接触した状態で設けられている。第2の補助電極20は、第2の電極16の周囲を囲うように、第2の電極16と全周にわたって接触した状態で設けられている。第1の補助電極18及び第2の補助電極20は、配線2a,2bによって、帯状部1bの先端部分に形成された接続端子部28と接続されており、さらに接続端子部28を介して図示しない静電容量検知部と電気的に接続されている。これにより、第1の電極14及び第2の電極16は静電容量検知部と電気的に接続できるようになっている。
【0020】
第1の補助電極18及び第2の補助電極20を設けることで、第1の電極14及び第2の電極16と配線2a,2bとを点接触させる場合に比べて、抵抗の影響を受けにくくなる。そのため、第1の電極14及び第2の電極16を比較的抵抗が大きい導電性高分子で形成した場合でも、高い検知精度を確保できる。
【0021】
基材シート10及び保護層12における、第2の電極16の周囲には、第1の電極14と第2の電極16の間を残して第2の電極16を囲う切れ目24が形成されている。これにより、基材シート10においては、第2の電極16が配置されている切れ目24に囲われた矩形状の折り返し部分22が、第1の面10a側にくり抜かれるようにして第1の電極14側に向かって折り返されるようになっている。折り返し部分22が折り返された状態では、基材シート10の厚さ方向から見たときに第1の電極14と第2の電極16が重なり、それらの互いの面が対向する。それら第1の電極14と第2の電極16の間に弾性層30が配置されることで感圧検知部26が形成される。
【0022】
なお、本発明の感圧タッチセンサは、折り返し部分22が基材シート10の第2の面10b側にくり抜かれるようにして第1の電極14側に向かって折り返されたものであってもよい。また、基材シート10及び保護層12における第1の電極14の周囲に、第1の電極14と第2の電極16の間を残して第1の電極14を囲う切れ目24が形成され、第1の電極14が配置されている切れ目24に囲われた矩形状の折り返し部分22が第2の電極16側に向かって折り返されるものであってもよい。
【0023】
このように、感圧タッチセンサ1では、第2の電極16の周囲の切れ目24に囲われた折り返し部分22を折り返して第1の電極14と第2の電極16の互いの面を対向させる。これにより、第1の電極14及び第2の電極16を基材シート10の中央部分に配置したとしても、それらを容易に対向させることができる。このように、第1の電極14及び第2の電極16の配置の自由度が高い。そのため、例えば、感圧タッチセンサモジュールにおける操作面の押圧部の位置に合わせて、第1の電極14及び第2の電極16を当該押圧部と重なる位置、もしくは近接した位置に配置することができる。その結果、操作パネルにレザーやラバー等を用いた柔軟性に優れた感圧タッチセンサモジュールであっても、操作面の押圧部に対する押圧が弾性層30までしっかりと伝わり、弾性層30が厚さ方向に充分に圧縮変形して静電容量が変化するため、感圧検知精度が高くなる。
【0024】
切れ目24は、折り返し部分22を折り返して第1の電極14と第2の電極16の互いの面を対向させることができる範囲であれば、連続して実線状に形成されていてもよく、断続的に破線状に形成されていてもよい。
切れ目24の幅は、適宜設定でき、例えば、0〜3mmとすることができる。
切れ目24によって形成される折り返し部分22の平面視形状は、この例では矩形状であるが、矩形状には限定されず、適宜設定できる。
【0025】
また、基材シート10及び保護層12における折り返し部分22を折り返す際の折り線部15には、折り線部15の長さ方向に沿った直線状のスリット25が折り線部15の両端部分を残して形成されている。図1〜4に示すように、感圧タッチセンサ1では、スリット25を利用してそれぞれの折り返し部分22を容易に折り返すことができる。一般に、基材シートを折り返すと、折り線部の近傍が広がって元の折り返していない状態に戻ろうとする。しかし、感圧タッチセンサ1では、折り線部15にスリット25が形成されているため、折り返し部分22が元の状態に戻ろうとする力が弱くなる。これにより、第1の電極14と第2の電極16の距離が安定になることで、押圧による静電容量の変化の検知精度が高くなり、押圧の誤検知が抑制される。
【0026】
この例ではスリット25は連続して実線状に形成されているが、スリット25は、断続的に破線状に形成されていてもよい。
スリット25の長さは、折り返し部分22が基材シート10から切り離されない範囲において、折り線部15の長さに応じて適宜設定できる。
スリット25の幅は、適宜設定でき、例えば、0.5〜10mmとすることができ、0.5〜5mmが好ましく、1〜3mmがより好ましい。スリット25の幅が前記範囲の下限値以上であれば、弾性層を挟持しやすい。スリット25の幅が前記範囲の上限値以下であれば、製品サイズが大きくなりにくい。
【0027】
この例の第1の電極14及び第2の電極16の形状は、平面視で矩形である。なお、第1の電極14及び第2の電極16の形状は、矩形には限定されず、適宜設計できる。
第1の電極14及び第2の電極16の寸法も特に限定されず、例えば、縦10mm×横10mm程度とすることができる。第1の電極14及び第2の電極16が大きいほど、押圧力の検知感度が向上する。
【0028】
本発明では、第1の電極及び第2の電極のうち、操作面から遠い側の電極の大きさを、操作面に近い側の電極よりも小さくしてもよい。例えば、感圧タッチセンサ1において、第2の電極16を第1の電極14よりも小さいサイズにしてもよい。これにより、厚さ方向から見たときに、操作面から遠い側の電極が操作面に近い側の電極からはみ出しにくくなるため、誤検知をさらに抑制しやすくなる。
【0029】
第1の電極14及び第2の電極16のうち、操作面に近い側に配置される電極は、接地されることが好ましい。これにより、感圧タッチセンサ1の感圧検知部26に指が接近しても、接地した電極がシールドとなって静電容量が変化することを抑制できる。これにより、第1の電極14及び第2の電極16の静電容量の変化から、操作面に触れようとする指が感圧検知部26に近づくことによる影響を排除し、押圧力の影響による変化に限定できるため、押圧の誤検知をさらに抑制できる。
【0030】
第1の電極14及び第2の電極16は、公知の態様の感圧電極を採用でき、自己容量方式であってもよく、相互容量方式であってもよい。
第1の電極14及び第2の電極16の態様としては、自己容量方式の場合、第1の電極14及び第2の電極16がそれぞれ独立に静電容量の変化を検知する検知電極である態様、いずれか一方の電極が検知電極であり、他方の電極がGND電極(接地されたベタ電極)である態様が挙げられる。また、相互容量方式の場合、第1の電極14及び第2の電極16をいずれもベタ電極とし、それらのいずれか一方をTx電極、他方をRx電極にする態様、いずれか一方をGND電極とし、他方をTx電極とRx電極とが櫛歯状に配置された櫛歯電極にする態様が挙げられる。
【0031】
第1の電極14及び第2の電極16の態様としては、第1の電極14及び第2の電極16がそれぞれ独立に静電容量の変化を検知する検知電極である自己容量方式が好ましい。この態様は、第1の電極14と第2の電極16からのそれぞれの信号に基づいて、導体の接触又は近接と押圧とを区別して検知することが容易である。
【0032】
第1の電極14及び第2の電極16の材料としては、特に限定されず、感圧電極として通常用いられる電極を使用できる。例えば、銅、銀等の金属が挙げられる。用途によっては、電極材料として、インジウムドープ酸化錫(ITO)、導電性高分子(ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン等)、導電性ナノワイヤー(銀ナノワイヤー、金ナノワイヤー、カーボンナノチューブ等)、銀ペースト、カーボン(カーボンブラック、グラファイト等)、カーボンナノチューブ等を使用してもよい。なかでも、第1の電極14及び第2の電極16の電極材料としては、銀ペーストが好ましい。
ここで、「導電」とは、電気抵抗値が1MΩ未満であることを意味する。
【0033】
第1の電極14及び第2の電極16の厚さは、材料に応じて適宜設定すればよい。
導電性高分子を含む電極の平均厚さは、0.1〜5.0μmが好ましく、0.1〜2.0μmがより好ましい。
導電性ナノワイヤーを含む電極の平均厚さは、20〜1000nmが好ましく、50〜300nmがより好ましい。
金属粒子、ITO等の導電性金属酸化物粒子、又はカーボンを含む電極の平均厚さは、0.01〜25μmが好ましく、0.1〜15μmがより好ましい。
金属蒸着膜からなる電極の平均厚さは、0.01〜1.0μmが好ましく、0.05〜0.3μmがより好ましい。
銀ペースト又はカーボンペーストからなる電極の平均厚さは、1〜25μmが好ましい。
電極の平均厚さが前記範囲の下限値以上であれば、ピンホールによる断線を抑制しやすい。電極の平均厚さが前記範囲の上限値以下であれば、薄型化が容易になる。
【0034】
電極の厚さを測定する方法としては、厚さのレンジによって異なる。例えば、μmオーダーの膜厚の場合には、マイクロメーター、デジマティックインジケーターやレーザー変位計測によって厚さを測定できる。また、μmオーダーよりも薄い膜厚の場合には、走査型電子顕微鏡を用いた断面観察や蛍光X線分析装置によって厚さを測定できる。
平均厚さは、電極において平面視の中心付近で測定した厚さの平均値である。
【0035】
この例では第1の電極14及び第2の電極16は3個ずつであるが、第1の電極14及び第2の電極16の数は、特に限定されない。第1の電極14の数は、2個以下であってもよく、4個以上であってもよい。同様に、第2の電極16の数は、2個以下であってもよく、4個以上であってもよい。
【0036】
第1の補助電極18及び第2の補助電極20の材料は、第1の電極14及び第2の電極16の材料と同じものを例示でき、銀ペーストが好ましい。
第1の補助電極18及び第2の補助電極20の平均厚さの好ましい範囲は、第1の電極14及び第2の電極16の平均厚さの好ましい範囲と同様である。
【0037】
配線2a,2bの材料は、第1の電極14及び第2の電極16の材料と同じものを例示でき、銀ペーストが好ましい。
配線2a,2bの平均厚さの好ましい範囲は、第1の電極14及び第2の電極16の平均厚さの好ましい範囲と同様である。
【0038】
弾性層30は、弾性体を含む層であり、押圧によって圧縮変形する。感圧タッチセンサ1が厚さ方向に押圧されたときには、弾性層30が厚さ方向に圧縮変形し、第1の電極14と第2の電極16との距離が近づくことで静電容量が変化する。この静電容量の変化を検知することで操作面の押圧が認識される。
【0039】
この例の弾性層30は、図5及び図6に示すように、一対の第1シート部30a及び第2シート部30bと、それら第1シート部30aと第2シート部30bに挟持された複数の柱部30cとを備えるゴム状弾性体である。第1シート部30a、第2シート部30b及び複数の柱部30cは一体化されている。弾性層30は、各々の柱部30cの周囲の部分に空間部30dを有している。
【0040】
第1シート部30aと第2シート部30bの間における柱部30c以外の空間部30dには、スポンジ等の弾性部材を配置してもよい。これにより、弾性層30が過度に圧縮変形して基材シート10や保護層12の折り線部15が損傷することが抑制されやすくなる。
【0041】
第1シート部30a、第2シート部30b及び複数の柱部30cを形成する材料は、同じであってもよく、異なっていてもよい。弾性層30のうち、弾性体からなる必要があるのは、圧縮変形する柱部30cのみである。第1シート部30a及び第2シート部30bは、弾性材料によって形成されていてもよく、非弾性の硬質材料によって形成されていてもよい。硬質材料としては、例えば、エラストマー以外の樹脂、ガラス、金属、セラミックス、木材等が挙げられる。
【0042】
弾性層30の弾性体を形成する弾性材料としては、押圧による厚さ方向の圧縮変形の程度が適当であり、押し心地が良好であるものを使用することが好ましい。弾性材料としては、例えば、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、シリコーンゴム等の熱硬化性エラストマー;ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系又はフッ素系等の熱可塑性エラストマー;或いはそれらの複合物等が挙げられる。これらの中でも、繰り返しの押圧に対する寸法変化が小さい、即ち圧縮永久歪が小さい点から、シリコーンゴムが好ましい。前記弾性材料は、内部に気泡を含む発泡材料でもよく、実質的な気泡を含まない非発泡材料でもよい。
弾性層30に透明な弾性体を用いた場合には、背面にLEDを配置して文字照光を実現することができる。
【0043】
弾性層30を形成する弾性体の厚み(高さ)を1cmとしてJIS K 6253に従って測定した際のタイプAデュロメータ硬さは、85以下が好ましい。前記タイプAデュロメータ硬さが85以下であれば、押圧された際に容易に弾性変形する。ただし、過度に軟らかいと、弾性変形後の回復が遅くなるため、前記タイプAデュロメータ硬さは10以上が好ましい。
【0044】
第1シート部30aの厚さは、5〜100μmが好ましく、10〜100μmがより好ましい。第1シート部30aの厚さが前記範囲の下限値以上であれば、柱部30cとの接合強度を強くできる。第1シート部30aの厚さが前記範囲の上限値以下であれば、操作面を押圧していない状態における第1の電極14と第2の電極16との距離を近づけやすく、押圧の検知精度をより高くすることができる。
第2シート部30bの厚さの好ましい範囲は、第1シート部30aの厚さの好ましい範囲と同じである。第1シート部30aの厚さと第2シート部30bの厚さは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0045】
柱部30cの形状は、特に限定されず、例えば、円柱状、円錐台状、角柱状等の柱状が挙げられる。なかでも、耐久性に優れる点から、円柱状、円錐台状が好ましい。複数の柱部30cの形状は、互いに同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0046】
単一の柱部30cの高さ方向に垂直な方向の断面積は、特に限定されず、例えば、0.005〜4mmが挙げられ、0.02〜0.8mmが好ましい。前記柱部30cの断面積が前記範囲の下限値以上であれば、押圧力が加わった際に高さ方向に圧縮変形することが容易になり、柱部30cが圧縮せずに屈曲することを防止しやすい。前記柱部30cの断面積が前記範囲の上限値以下であれば、指で押す程度の適度な押圧力で容易に圧縮変形させることができる。
ここで、柱部の断面積は、柱部の1/2の高さの位置で高さ方向に直交する断面の面積を意味する。柱部の断面積は、光学顕微鏡測定機等の公知の微細構造観察手段により測定できる。
【0047】
弾性層30が有する全ての柱部30cの合計の断面積は、弾性材料の物性と、設定する押し心地に応じて適宜設定できる。第1シート部30a又は第2シート部30bの面積を100%としたとき、前記合計の断面積は、0.1〜30%が好ましく、0.5〜20%がより好ましく、1〜20%がさらに好ましい。前記合計の断面積が前記範囲内であれば、指で押す程度の適度な押圧力で容易に圧縮変形させることができる。
具体的には、例えば、前記合計の断面積を1〜100mmとすることができる。
【0048】
柱部30cの高さは、1〜3000μmが好ましく、50〜2000μmがより好ましく、200〜1000μmがさらに好ましく、300〜1000μmが特に好ましい。柱部30cの高さが前記範囲の上限値以下であれば、操作面を押圧していない状態における第1の電極14と第2の電極16との距離を近づけやすく、押圧力の検知精度をより高くできる。また、操作面を押圧した際に操作面がへこむ感覚が抑制されやすく、通常のタッチパネルのように硬い面に触れているのと同じ感覚で操作しやすくなる。
ここで、柱部30cの高さには、第1シート部30aの厚さ及び第2シート部30bの厚さは含まれない。柱部30cの高さは、光学顕微鏡測定機等の公知の微細構造観察手段により測定できる。
【0049】
柱部30cは、第1シート部30aの厚さ及び第2シート部30bと接続され、弾性層30の厚さを支える部材である。弾性層30の厚さが部位によらず同じであれば、複数の柱部30cの高さは実質的に同じである。
【0050】
この例の複数の柱部30cの平面視での配置パターンは、矩形状の第1シート部30aの厚さ及び第2シート部30bの平面方向において、縦方向と横方向に5×5の25本の柱部30cが間隔をあけて整列したパターンである。なお、複数の柱部30cの配置パターンは、このパターンには限定されず、例えば、複数の柱部30cが千鳥状に配列したパターンであってもよい。
【0051】
弾性層30が有する柱部30cの個数は、複数でもよく、1個でもよい。例えば、第1シート部30aの厚さ及び第2シート部30bの平面方向の中央領域に1個の平面視矩形の柱部30cが設けられた態様であってもよい。この態様の場合、柱部30cを形成する弾性体は、内部に気泡を含む発泡体であることが好ましい。
【0052】
弾性層30が有する柱部30cの個数は、1〜1000個が好ましく、3〜100個がより好ましく、4〜50個がさらに好ましい。前記個数が前記範囲の下限値以上であれば、操作面を指で押す程度の適度な押圧力で弾性層30を圧縮変形させることができる。前記個数が前記範囲の上限値以下であれば、指で押す程度の押圧の検出精度を向上させることができる。
【0053】
隣り合う柱部30c同士のピッチは、0.1〜5mmが好ましく、0.5〜3mmがより好ましい。前記ピッチが前記範囲の下限値以上であれば、操作面を指で押す程度の適度な押圧力で弾性層30を圧縮変形させることができる。前記ピッチが前記範囲の上限値以下であれば、指で押す程度の押圧の検出精度を向上させることができる。
【0054】
この例の弾性層30は、図4に示すように、第1基材フィルム32と第2基材フィルム34に挟持された状態で、基材シート10及び保護層12の折り返し部分22を折り返した部分の間に配置され、接着層36,38を介して保護層12と接着されている。折り返し部分22を折り返した部分の間に配置する前においては、図5及び図6に示すように、接着層36,38の表面に剥離紙40,42が積層されている。
【0055】
接着層36,38は、それぞれ第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34の保護層12との密着面の一部のみに設けられていてもよく、密着面の全面に設けられていてもよい。弾性層30に対する押圧力を面方向に均一化することが容易な点から、前記密着面の全体に接着層36,38が設けられていることが好ましい。
【0056】
接着層36,38の材料としては、それぞれ独立に、例えば、公知の硬化型接着剤(接着前は液状の接着剤)、又は粘着剤(接着前はゲル状の感圧性接着剤)が挙げられる。また、各接着層は、基材層の両面に接着剤又は粘着剤が配置された基材型接着層であってもよい。基材型接着層としては、例えば公知の両面テープが挙げられる。
前記接着剤、粘着剤としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。前記硬化型接着剤は、硬化時に揮発する溶剤を含む溶剤型であってもよく、ホットメルト型であってもよい。
【0057】
接着層36,38の厚みとしては、それぞれ独立に、例えば1〜75μmが挙げられる。前記硬化型接着剤を用いた接着層36,38の厚みは、1〜20μmが好ましい。前記粘着剤を用いた接着層36,38の厚みは、10〜75μmが好ましい。
【0058】
第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34を形成する材料としては、絶縁性の樹脂材料を使用でき、それぞれ独立に、例えば、PET、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ウレタン等が挙げられる。第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34を形成する樹脂は、1種でもよく、2種以上でもよい。
【0059】
第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34の厚さは、それぞれ独立に、例えば、10〜200μmが挙げられる。前述の樹脂材料を用いる場合、その厚みは、10〜200μmが好ましく、25〜150μmがより好ましく、25〜100μmがさらに好ましい。
厚さが前記範囲の下限値以上であれば、弾性層30に対する押圧力を面方向に均一化することが容易である。厚さが前記範囲の上限値以下であれば、操作面に対する入力の検知精度を高めることができる。
【0060】
第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34は、それぞれ弾性層30の第1シート部30aの外表面と第2シート部30bの外表面にそれぞれ接着されている。これらは不図示の接着層によって接着されていてもよく、公知の表面処理又は加熱処理によって直に接着されていてもよい。
第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34の接着面には、接着力を向上させる目的で、物理的又は化学的な公知の表面処理が施されていてもよい。
【0061】
第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34は、操作面に加えられた押圧力が弾性層30に均一に伝達されるようにするために、弾性層30に対する平滑な表面を有する。仮に、第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34が存在しないと、第1の電極14や第2の電極16が設けられた部分の凹凸が弾性層30に対する押圧を不均一にすることがある。本実施形態では第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34が備えられているため、第1の電極14や第2の電極16が設けられた部分の凹凸が弾性層30に対する押圧を不均一にする影響を低減できる。また、第1の電極14や第2の電極16が局所的に弾性層30の柱部30cからの応力を受けて損傷することが抑制される。
【0062】
感圧タッチセンサ1は、例えば、基材シート10の第2の面10b側に接着層を設けることで、当該接着層を介して操作パネルに貼り付けることができる。この場合、感圧タッチセンサ1における接着層を設ける部分は、感圧タッチセンサ1を操作パネルに安定して貼り付けることができる範囲で適宜設定できる。例えば、基材シート10における帯状部1b以外の部分に接着層を設けてもよく、基材シート10における帯状部1b、折り返し部分22、及び本体部1aの折り返し部分22と重なる部分以外の部分に接着層を設けてもよい。基材シート10における帯状部1b、折り返し部分22、及び本体部1aの折り返し部分22と重なる部分に接着層を設けない場合、感圧タッチセンサ1を操作パネルの背面に貼り付ける際には、感圧検知部26は操作パネルに接着されなくなる。この態様は、感圧タッチセンサ1を貼り付ける際に厚みの異なる部分を一度に貼り付ける必要がなくなるため、感圧タッチセンサ1と操作パネルとの間の接着部分に気泡が混入することを抑制しやすい点においては有利である。
【0063】
感圧タッチセンサ1を操作パネルに貼り付けるための接着層を形成する材料としては、特に限定されず、例えば、接着層36,38で挙げた、接着剤、粘着剤と同じものを例示できる。なかでも、固定領域を容易に制御できる点から、両面テープが好ましい。
【0064】
基材シート10の第2の面10b側に接着層を設ける場合、操作パネルに貼り付ける前の状態においては接着層の上に剥離紙を貼り合わせる。
剥離紙としては、特に限定されず、公知の剥離紙を使用できる。
【0065】
感圧タッチセンサ1の製造方法は、特に限定されず、公知の方法を利用することができる。
第1の電極14、第2の電極16、第1の補助電極18及び第2の補助電極20は、例えば、基材シート10に対して印刷等により電極材料でパターンを形成することで製造できる。また、基材の一方の面又は両面に電極を形成し、それを接着剤や両面テープ等により基材シート10に接合してもよい。電極を形成する方法としては、例えば、導電性ペーストを印刷した後に加熱して硬化させる方法、金属粒子を含むインクを印刷する方法、金属箔又は金属蒸着膜を形成してパターニングする方法等が挙げられる。
【0066】
第1の電極14、第2の電極16、第1の補助電極18及び第2の補助電極20を形成した後、基材シート10の第1の面10a側に、接着剤等で保護層12を貼り合わせて積層する。また、基材シート10の第2の面10b側において、本体部1aの折り返し部分22が折り返される部分を除く領域に、両面テープを貼り付ける等によって接着層を形成し、剥離紙を貼り付ける。
【0067】
弾性層30は、例えば、以下の方法で製造することができる。具体的には、第2基材フィルム34の片面にスクリーン印刷等により第2シート部30bを形成する。第2シート部30bの表面と各柱部30cの第2シート部30bに接する面に紫外線を照射し、それらを重ね合せて加圧して、第2シート部30bと各柱部30cとを接合する。また、第1基材フィルム32の片面にスクリーン印刷等により第1シート部30aを形成する。第1シート部30aの表面と各柱部30cの第1シート部30aに接する面に紫外線を照射し、それらを重ね合せて加圧して、第1シート部30aと各柱部30cとを接合する。これにより第1基材フィルム32及び第2基材フィルム34に挟持された弾性層30を形成できる。
【0068】
基材シート10及び保護層12における折り返し部分22を、基材シート10の第1の面10aが内側となるように折り線部15で折り返し、第1の電極14と第2の電極16の互いの面を対向させる。次いで、その折り返した部分の間に弾性層30を配置し、接着層36,38を介して保護層12に接着する。これにより、感圧タッチセンサ1が得られる。
【0069】
[感圧タッチセンサモジュール]
本発明の感圧タッチセンサモジュールは、操作面を有する操作パネルと、フレーム部材と、本発明の感圧タッチセンサとを備え、本発明の感圧タッチセンサが操作パネルとフレーム部材で挟持された装置である。以下、本発明の感圧タッチセンサモジュールの一例として、感圧タッチセンサ1を備える感圧タッチセンサモジュール100(以下、「モジュール100」とも記す。)について、図7及び図8に基づいて説明する。
【0070】
モジュール100は、操作面112を有する矩形の操作パネル110と、4つの第1の凸部122と3つの第2の凸部124とを有する矩形のフレーム部材120と、感圧タッチセンサ1とを備えている。感圧タッチセンサ1は、剥離紙を剥離した状態で、接着層を介して操作パネル110の背面に貼り付けられている。
【0071】
感圧タッチセンサ1を操作パネル110に貼り付ける方法は、特に限定されず、例えば、ダイアフラム方式、ローラー方式等が挙げられる。なかでも、感圧タッチセンサ1の接着層と操作パネル110との間に気泡が混入することを抑制しやすく、感圧タッチセンサ1をより綺麗に貼り付けることができる点から、ダイアフラム方式が好ましい。
【0072】
感圧タッチセンサ1は折り返し部分22が折り返され、その折り返した部分の間に弾性層30が設けられた状態で、操作パネル110とフレーム部材120により挟持されている。感圧タッチセンサ1の折り返し部分22を折り返した側にフレーム部材120が設けられ、折り返し部分22を折り返した側と反対側に操作パネル110が設けられている。この例では、操作パネル110とフレーム部材120とはバネ130により接続されている。
操作パネル110における感圧タッチセンサ1と反対側の表面が操作面112となる。
【0073】
操作パネル110としては、指で押圧した際に、パネルを通して指で押圧した位置から離れた位置にある弾性層を圧縮できる剛性を備えたものが使用できる。ただし、押圧する位置と弾性層のある位置が近い場合は、操作パネル110として、レザー、ラバー等の剛性の低いパネルを使用してもよい。操作パネル110としては、例えば、感圧タッチセンサ1の表面を覆うカバー層と、前記カバー層の表面に形成された加飾層を備えるものが挙げられる。カバー層は、光源からの光線を平面方向に導くライトガイド層を兼ねる層であってもよい。
【0074】
カバー層の材料としては、例えば、ガラス、樹脂が挙げられる。
樹脂としては、例えば、PC、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン(PS)、PVC、PET、PBT、ポリエチレンナフタレート(PEN)等が挙げられる。これらの樹脂は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0075】
カバー層の厚さは、0.05mm〜10mmが好ましく、2mm〜5mmがより好ましい。カバー層の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、充分な強度が得られやすい。カバー層の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、モジュール100が過度に厚くなることを抑制しやすい。
【0076】
加飾層は、装飾、文字、図形、記号、絵柄、これらの組み合わせ、あるいはこれらと色彩との組み合わせによる任意の装飾が施された層である。加飾層は、例えば、カバー層に印刷を施すことにより形成できる。
なお、操作パネル110は、加飾層を有しないものであってもよい。
【0077】
フレーム部材120には、感圧タッチセンサ1側の表面における四隅に、平面視矩形状の4つの第1の凸部122が設けられている。感圧タッチセンサ1が操作パネル110とフレーム部材120で挟持された状態では、4つの第1の凸部122がそれぞれ、感圧タッチセンサ1の四隅に圧接している。
【0078】
また、フレーム部材120における幅方向の中央部には、長さ方向に間隔をあけて、感圧タッチセンサ1の各感圧検知部26に対応する位置に3つの第2の凸部124が設けられている。感圧タッチセンサ1が操作パネル110とフレーム部材120で挟持された状態では、感圧タッチセンサ1の弾性層30が位置する部分が操作パネル110とフレーム部材120の第2の凸部124で挟持された状態になっている。
【0079】
モジュール100では、このように、第1の電極14、弾性層30及び第2の電極16が重なっている感圧検知部26は、操作パネル110とフレーム部材120の第2の凸部124で圧接固定されている。そのため、感圧検知部26が操作パネル110には接着されていなくても、それによる性能の低下は生じない。感圧タッチセンサ1の感圧検知部26に操作パネルに接着するための接着層が設けられていなければ、感圧検知において感圧検知部26が当該接着層の影響を受けなくなるため、感圧の検知精度がより高くなる。
なお、第1の凸部122及び第2の凸部124は、粘着剤等で感圧タッチセンサ1と接着されていてもよい。
【0080】
本発明では、このようにフレーム部材が凸部を有し、感圧タッチセンサの弾性層が位置する部分が操作パネルとフレーム部材の凸部で挟持されていることが好ましい。これにより、指で押圧した程度でも弾性層30が圧縮変形しやすくなり、タッチ操作の検出精度がより高くなる。
【0081】
フレーム部材を形成する材料としては、例えば、樹脂、ガラス、無機物等が挙げられる。
フレーム部材を形成する樹脂としては、例えば、カバー層を形成する樹脂として挙げた樹脂と同じものが挙げられる。フレーム部材を形成する樹脂は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0082】
本発明においては、フレーム部材120の感圧タッチセンサ1側の表面における4つの第1の凸部122よりも内側に、静電容量検知部(IC)を備える制御基板が固定されていてもよい。さらに、制御基板がコネクターを介して感圧タッチセンサ1の接続端子部28と接続されていてもよい。また、制御基板には、静電容量検知部(IC)に加え、文字照光用のLEDが実装され、タッチ判定状態に対応して感圧タッチセンサ1の第2の電極16、弾性層30、第1の電極14、及び操作パネル110を透過して文字照光させるようになっていてもよい。
【0083】
以下、モジュール100を用いたタッチ操作の判定処理の一例について、図9に基づいて説明する。第1の電極14及び第2の電極16をいずれも検知電極とする場合、以下のような態様が挙げられる。
モジュール100における感圧タッチセンサ1の3対の第1の電極14及び第2の電極16をそれぞれ個別の静電容量検知部と接続する。そして、各々の第1の電極14と接続された静電容量検知部で検出される検出値について、それぞれ第1の閾値を設定し、操作パネル110の操作面112における特定の第1の電極14に対応する部分に触れた場合に、その第1の電極14に対応する検出値が第1の閾値以上となるようにする。また、第2の電極16と接続された静電容量検知部で検出される検出値について第2の閾値を設定し、所定の押圧力以上で押圧した場合に検出値が第2の閾値以上となるようにする。
【0084】
この状態で操作パネル110の操作面112における1つの第1の電極14に対応する部分を指で押圧する。すると、まずその第1の電極14において静電容量が変化し、対応する静電容量検知部で検出された検出値が第1の閾値以上となる。さらに押圧によって各感圧検知部26の弾性層30が圧縮変形し、第1の電極14と第2の電極16の距離が近づいて静電容量が変化すると、第2の電極16と接続された静電容量検知部で検出された検出値が第2の閾値以上となる。この場合、操作する意図を持って押圧したタッチ状態であると判定される。
【0085】
一方、操作パネル110の操作面112に触れずに指が接近しただけの場合は、各々の第1の電極14に対応する静電容量検知部で検出された検出値は第1の閾値未満となり、非タッチ状態であると判定される。
また、操作パネル110の操作面112における1つの第1の電極14に対応する部分に触れているだけで、その部分を押圧していない場合、その第1の電極14に対応する静電容量検知部で検出された検出値は第1の閾値以上となるものの、第2の電極16に対応する静電容量検知部で検出された検出値は第2の閾値未満となる。そのため、操作する意図がなく単に指が操作面に触れてしまっただけの場合には非タッチ状態であると判定される。
また、操作パネル110の操作面112における第1の電極14に対応していない部分を押圧した場合、各々の第1の電極14に対応する静電容量検知部で検出された検出値は第1の閾値未満となり、非タッチ状態であると判定される。
【0086】
以上説明したように、本発明においては、基材シートに隣り合うように設けた第1の電極と第2の電極の一方の周囲に、第1の電極と第2の電極の間の少なくとも一部を残して電極を囲う切れ目を形成し、切れ目に囲われた折り返し部分を折り返して第1の電極と第2の電極とを対向させる。これにより、基材シートを折り返す部分が限定的になり低コスト化できるうえ、基材シート上における第1の電極と第2の電極の配置は外縁寄りに限定されず、電極の配置の自由度が高くなる。そのため、感圧タッチセンサモジュールにおける操作面の押圧部の位置に合わせて、第1の電極及び第2の電極を当該押圧部と重なる位置、もしくは近接した位置に配置することができる。その結果、操作パネルにレザーやラバー等を用いた柔軟性に優れた感圧タッチセンサモジュールであっても、操作面の押圧部に対する押圧が弾性層までしっかりと伝わり、弾性層が厚さ方向に充分に圧縮変形して静電容量が変化するため、感圧検知精度が高くなる。
【0087】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、第1の電極及び第2の電極は、基材シートの任意の面に設けることができ、基材シートの第2の面に設けてもよい。また、第1の電極と第2の電極は、基材シートの同じ面に設けられてもよく、異なる面に設けられてもよい。
【0088】
図10及び図11に示すように、対向する第1の電極14と第2の電極16の間に第3の電極50が設けられた感圧タッチセンサ2であってもよい。感圧タッチセンサ2では、基材シート10の第2の面10bに第1の電極14と第2の電極16が面上で隣り合うように設けられ、それらを覆うように第2の保護層12Bが積層されている。また、基材シート10の第1の面10aにおける厚さ方向において第1の電極14と重なる位置に第3の電極50が設けられ、それを覆うように第1の保護層12Aが積層されている。
【0089】
基材シート10、第1の保護層12A及び第2の保護層12Bにおける第2の電極16の周囲には、感圧タッチセンサ1と同様に切れ目24が形成され、切れ目24に囲われた折り返し部分22が折り返されるようになっている。折り返し部分22を第1の電極14側へと折り返した状態では、第1の電極14と第2の電極16の互いの面が対向し、それら第1の電極14と第2の電極16の間に第3の電極50が配置される。
【0090】
対向する第1の電極14と第2の電極16の間に第3の電極50を設けることで、感圧検知精度をさらに高めることができる。
第1の電極14、第2の電極16及び第3の電極50の態様としては、自己容量方式の場合、例えば、第1の電極14及び第2の電極16を検知電極とし、第3の電極をGND電極とする態様が挙げられる。相互容量方式の場合、例えば、第1の電極14及び第2の電極16をTx電極とし、第3の電極をRx電極とする態様、第1の電極14及び第2の電極16をRx電極とし、第3の電極をTx電極とする態様、第1の電極14及び第2の電極16をTx電極とRx電極の櫛歯電極とし、第3の電極をGND電極とする態様、第1の電極14をTx電極とRx電極の櫛歯電極とし、第2の電極16をRx電極とし、第3の電極をGND電極とする態様が挙げられる。
【0091】
なかでも、導体の接触又は近接と押圧を区別して検知しやすい点から、第1の電極14及び第2の電極16を検知電極とし、第3の電極50をGND電極とする自己容量方式が好ましい。第3の電極50をGND電極とすれば、導体の近接の第2の電極16への影響を低減できるため、感圧検知精度がより高くなる。
【0092】
第3の電極50を形成する材料、形状、厚さ等の形態としては、第1の電極14及び第2の電極16で挙げたものと同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。厚さ方向から見た第3の電極50のサイズは、第1の電極14及び第2の電極16と同じとすることができ、第3の電極50をGND電極とする場合は、第1の電極14及び第2の電極16よりも大きいことが好ましい。
【0093】
第3の電極50の数は、第1の電極14及び第2の電極16の数に応じて適宜設定できる。第3の電極50の数は、第1の電極14及び第2の電極16の数と同じであってもよく、異なってもよい。例えば、第3の電極50をGND電極とする場合、サイズの大きな1つの第3の電極50が、複数対の第1の電極14と第2の電極16の間にまたがって配置される態様としてもよい。
【0094】
本発明では、第1の電極と第2の電極とは別に、基材シートの第1の面に第4の電極をさらに設け、第4の電極に導体が接触又は近接することによる第4の電極の静電容量の変化から、第4の電極への導体の接触又は近接を検知するようにしてもよい。具体的には、例えば、図12〜14に示すように、3対の第1の電極14及び第2の電極16と、3つの第4の電極52が設けられ、第1の電極14及び第2の電極16で押圧を検知し、第4の電極52で導体の接触又は近接を検知する感圧タッチセンサ3であってもよい。
【0095】
感圧タッチセンサ3では、基材シート10の第1の面10aにおける幅方向の中央部に、長さ方向に間隔をあけて3つの第4の電極52が設けられている。また、基材シート10の第1の面10aにおける幅方向の近傍に、第1の面10aの面上で長さ方向に隣り合う第1の電極14及び第2の電極16が設けられている。
【0096】
第4の電極52は、第4の電極52への導体の接触又は近接による静電容量の変化から、第4の電極52への導体の接触又は近接を検知する電極である。第4の電極52は、感圧タッチセンサモジュールでは、操作面への導体の接触を検知するためのタッチ電極として機能する。
【0097】
この例の第4の電極52の形状は、平面視で矩形状である。なお、第4の電極52の形状は、矩形状には限定されず、適宜設計できる。第4の電極52の寸法も特に限定されず、例えば、縦10mm×横10mm程度とすることができる。
【0098】
第4の電極52は、自己容量方式であってもよく、相互容量方式であってもよい。
相互容量方式の第4の電極52の態様としては、特に限定されず、例えば、円形、楕円形、矩形等のベタ電極や、櫛歯電極または、基材の一方の面に帯状の送信電極が形成され、他方の面に送信電極と直交する方向に延びる複数の帯状の受信電極が形成された田形電極パターン、ダイヤモンドパターン等が挙げられる。
自己容量方式の第4の電極52の態様としては、特に限定されず、例えば、円形、楕円形、矩形等のベタ電極や、ダイヤモンドパターン等が挙げられる。
【0099】
第4の電極52の材質としては、第1の電極14及び第2の電極16と同様のものが挙げられ、透明導電膜が好ましい。
第4の電極52の好ましい平均厚さは、第1の電極14及び第2の電極16の好ましい平均厚さと同じである。
この例では第4の電極52は3個であるが、第4の電極52の数は、特に限定されない。第4の電極52の数は、2個以下であってもよく、4個以上であってもよい。
【0100】
感圧タッチセンサ3では、第4の電極52の周囲を囲うように、第4の電極52と全周にわたって接触した補助電極54が設けられている。補助電極54は、配線2cによって、帯状部1bの先端部分に形成された接続端子部28と接続されており、さらに接続端子部28を介して図示しない静電容量検知部と電気的に接続される。これにより、第4の電極52は静電容量検知部と接続できるようになっている。
【0101】
補助電極54の材料は、第1の電極14及び第2の電極16の材料と同じものを例示でき、銀ペーストが好ましい。
補助電極54の平均厚さの好ましい範囲は、第1の電極14及び第2の電極16の平均厚さの好ましい範囲と同様である。
【0102】
図15及び図16に示すように、環状の第1の電極14A及び第2の電極16Aとし、環状の第1の電極14Aの内側に第4の電極52及び補助電極54が設けられた感圧タッチセンサ4であってもよい。
【0103】
図17及び図18に示すように、平面視において、基材シート10の本体部1aの長さ方向に配置された3つの第4の電極52及び補助電極54の間に、2対の第1の電極14B及び第2の電極16Bが設けられた感圧タッチセンサ5であってもよい。感圧タッチセンサ5では、第1の電極14B及び第2の電極16Bの平面視形状は長方形状になっており、またスリット25の平面視形状が第1の電極14B及び第2の電極16Bの形状に合わせて円形状になっている。
【0104】
本発明の感圧タッチセンサは、隣り合う第1の電極及び第2の電極のうち、第1の電極の周囲に、それら第1の電極と第2の電極の間の部分の少なくとも一部を残して第1の電極を囲う切れ目が形成され、切れ目に囲われた折り返し部分を折り返して第1の電極と第2の電極を対向させるものであってもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0105】
1〜5…感圧タッチセンサ、10…基材シート、10a…第1の面、10b…第2の面、12…保護層、14,14A〜14C…第1の電極、15…折り線部、16,16A〜16C…第2の電極、18…第1の補助電極、20…第2の補助電極、22…折り返し部分、24…切れ目、25…スリット、26…感圧検知部、30…弾性層、50…第3の電極、52…第4の電極、54…補助電極。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図9
図10
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図18