【実施例1】
【0022】
以下、本発明の実施例1について
図1〜
図7に基づいて説明する。
本実施例1に係る車両Vは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関(図示略)と車両駆動用の電動機(モータジェネレータ)(図示略)とを駆動源としたハイブリッド自動車である。
【0023】
図1,
図2に示すように、車両Vは、前後に延びる左右1対のサイドシル1と、フロアパネル2と、前後に延びる左右1対のフロアフレーム3と、前後に延びる左右1対のリヤサイドフレーム4と、リヤサスペンション20と、バッテリユニット30等を備えている。
以下、図において、矢印F方向を車体前後方向前方とし、矢印L方向を車幅方向左方とし、矢印U方向を車体上下方向上方として説明する。また、この車両Vは、略左右対称構造である。
【0024】
まず、1対のサイドシル1について説明する。
サイドシル1は、車幅方向外側壁部を構成する断面略ハット状のアウタパネルと、車幅方向内側壁部を構成する断面略ハット状のインナパネルとを備え、両パネルが協働して前後に延びる略矩形状の閉断面を形成している。このサイドシル1の前端側部分には、上下に延びるヒンジピラーが連結され、後端側部分には、上下に延びるリヤピラーが連結されている。尚、この車両Vは、フロントドアが前端部分に形成されたヒンジピラーのヒンジ中心に開閉され、リヤドアが後端部分に形成されたヒンジ中心に開閉される、所謂観音開きタイプのドア構造であり、センターピラーが省略されている。
【0025】
次に、フロアパネル2について説明する。
フロアパネル2は、1対のサイドシル1の間に掛け渡されるように形成されている。
図1,
図7に示すように、フロアパネル2は、前席乗員用シート(図示略)が搭載されるフロントパネル2aと、このフロントパネル2aの後端から後方上り傾斜状に上方に起立したキックアップパネル2cを介して後方に連なり後席乗員用シート(図示略)が搭載されるリヤパネル2bとを備えている。フロントパネル2aの左右両端部分は、1対のサイドシル1の内側壁部に夫々接合されて前側車室床面を形成し、リヤパネル2bの左右両端部分は、1対のリヤサイドフレーム4に夫々接合されて後側車室床面を形成している。
【0026】
図7に示すように、キックアップパネル2cの頂部(上端部)には、キックアップパネル2cの下面と協働して左右に延びる断面略矩形状の閉断面を形成する第1クロスメンバ5が配設されている。この第1クロスメンバ5の両端部は、1対のリヤサイドフレーム4の前側部分を連結している。第1クロスメンバ5の後方には、左右に延びる断面略ハット状の第2,3クロスメンバ6,7が配設されている。第2クロスメンバ6は、リヤパネル2bの下面と協働して左右に延びる断面略矩形状の閉断面を形成し、第3クロスメンバ7は、リヤパネル2bの上面と協働して左右に延びる断面略矩形状の閉断面を形成している。また、これら第2,3クロスメンバ6,7は、協働してリヤパネル2bを節部材として間に挟んだ状態で左右に延びる閉断面構造体を構成すると共に1対のリヤサイドフレーム4の途中部を連結している。
【0027】
次に、フロアフレーム3及び1対のリヤサイドフレーム4について説明する。
図1に示すように、1対のフロアフレーム3は、断面略ハット状に夫々形成され、これら1対のフロアフレーム3の間隔が後側程離隔している。それ故、サイドシル1と隣り合うフロアフレーム3との間隔は、後側程接近している。フロアフレーム3は、フロントパネル2aの下面と協働して前後に延びる断面略矩形状の閉断面を形成している。
【0028】
図1,
図2に示すように、1対のリヤサイドフレーム4は、1対のフロアフレーム3の後端からキックアップパネル2c及びリヤパネル2bに沿って夫々後方に延設されている。
リヤサイドフレーム4は、車幅方向外側壁部を構成するアウタパネルと、車幅方向内側壁部を構成するインナパネルとを備え、両パネルが協働して前後に延びる略矩形状の閉断面を形成している。1対のリヤサイドフレーム4の後端部は、左右に延びる第4クロスメンバ8によって連結されている。
【0029】
図1,
図2,
図5に示すように、第4クロスメンバ8の途中部には、前後に延びる左右1対のタンク支持メンバ10が夫々連結されている。1対のタンク支持メンバ10は、下方に向けて緩湾曲する閉断面に夫々形成され、燃料タンク9の左右両端部分を下方から夫々支持するように構成されている。タンク支持メンバ10は、前端部がボルト(図示略)を介して後述するバッテリフレーム40の下端部に締結固定され、後端部が締結部材を介して第4クロスメンバ8の下端部に締結固定されている。
【0030】
次に、リヤサスペンション20について説明する。
サスペンション20は、キックアップパネル2cの後方で且つリヤパネル2bの下方に配設されている。
図1〜
図3,
図5に示すように、サスペンション20は、後端部に車輪(図示略)を回転可能に支持する左右1対のトレーリングアーム21と、車幅方向両端部が1対のトレーリングアーム21に夫々連結された左右に延びるトーションビーム22を備えたトーションビーム式サスペンションである。
【0031】
1対のトレーリングアーム21は、後側程車幅方向の間隔が離隔するように平面視にて略ハ字状に配設され、前端部が車幅方向に延びる枢軸とゴムブッシュとからなるジョイント23を介して1対のリヤサイドフレーム4の前端下部に夫々枢支されている。トレーリングアーム21の後端部には、キャリアが設けられ、このキャリアが車輪を回転自在に支持している。キャリアの近傍位置には、車体側とトレーリングアーム21の後端部とを衝撃吸収可能に連結するショックアブソーバ(図示略)が設けられている。
【0032】
トレーリングアーム21の途中部から後端部に亙る車幅方向内側部分にはトーションビーム22の車幅方向外側部分とトレーリングアーム21の途中部とに架設するように溶接接合された左右1対のガセット24(スプリング支持部材)が設けられている。これらガセット24と車体との間には、ショックアブソーバと協働して車両Vの振動吸収機構を構成する圧縮コイルスプリング(図示略)が弾装され、ガセット24によって圧縮コイルスプリングの下端部が支持されている。
【0033】
図1,
図5,
図7に示すように、トーションビーム22は、側面視にてキックアップパネル2cと燃料タンク9との間で且つタンク支持メンバ10と第2クロスメンバ6との間に相当する位置に対応するように配置されている。このトーションビーム22は、円筒状のパイプ部材を軸心直交方向から長さ方向に亙って押し潰すことによって、一側半部と他側半部とにより形成され且つ開口が下方に指向する断面略V字状の開断面部材で構成されている。一方の車輪に外力が作用して他方の車輪が逆位相に変位したとき、これらの外力をトーションビーム22の全体形状の撓み及び一側半部と他側半部とによって形成された開断面の口閉じ変形によって吸収している。
【0034】
次に、バッテリユニット30について説明する。
図1,
図2,
図6,
図7に示すように、バッテリユニット30は、複数(例えば、16個)の第1,第2バッテリモジュール31,32を直列接続した高電圧バッテリを収容した状態でフロアパネル2の下方空間にレイアウトされている。それ故、バッテリユニット30は、耐振性及び耐水性を確保するように構成されている。車両駆動用電動機に電力を供給する第1,第2バッテリモジュール31,32は、規格電圧を有する直方体形状の複数のバッテリセルCを積層状に整列させた直方体形状のバッテリ集合体である。バッテリセルCは、例えば、2次電池の一種であるリチウムイオンバッテリである。
【0035】
図6に示すように、バッテリユニット30は、第1,第2バッテリモジュール31,32と、12個の第1バッテリモジュール31を載置する第1底板部材33と、この第1底板部材33と協働して第1,第2バッテリモジュール31,32を収容する密封空間を形成する上部カバー部材34と、第1底板部材33を支持するバッテリフレーム40を主要な構成要素としている。第1底板部材33とバッテリフレーム40とが、下部カバー部材に相当している。
【0036】
第1底板部材33は、金属製板材、例えば、アルミ合金製板材によって構成され、矩形桶状に形成されている。この第1底板部材33は、前から順に、前側領域、中間領域、後側領域の3領域に区分されている。
第1バッテリモジュール31は、長手方向が前後方向と平行になる姿勢で左右方向に4個ずつ各領域に載置されている。後側領域の4個の第1バッテリモジュール31の上方には第2バッテリモジュール32が4個配置されている。尚、第1バッテリモジュール31の上端部の高さ位置は、フロントパネル2aの高さ位置よりも低くなるように配置され、また、第1バッテリモジュール31と第2バッテリモジュール32は、縦、横及び高さ寸法を含めて同一仕様、つまり同一形状に設定されている。
【0037】
上部カバー部材34は、例えば、合成樹脂材料により形成されている。この上部カバー部材34は、第1底板部材33の前側領域及び中間領域を覆う部分の高さ寸法よりも後側領域を覆う部分の高さ寸法が大きくなるように構成されている。上部カバー部材34の外縁部は、シール用のガスケット(図示略)を間に介して複数の締結部材により第1底板部材33の外縁部に締結固定されている。
【0038】
バッテリフレーム40は、前後に延びる左右1対の第1フレームと、左右に延びる前後1対の第2フレームとを備えている。具体的には、
図6に示すように、バッテリフレーム40は、略ロ字状のロアフレーム41と、このロアフレーム41と協働して断面略矩形状の閉断面を形成する略ロ字状のアッパフレーム42とを有し、略ロ字状の閉断面構造体によって形成されている。更に、このバッテリフレーム40は、1対の第1フレームの間に第1底板部材33の上面と協働して左右に延びる断面略矩形状の閉断面を形成するクロスメンバ部材43〜45を有している。第1底板部材33は、前側領域をクロスメンバ部材43,44により区画され、中間領域をクロスメンバ部材44,45により区画され、後側領域をクロスメンバ部材45とバッテリフレーム40の後端部分に相当する後側第2フレーム46(
図7参照)により区画されている。
【0039】
バッテリフレーム40は、複数(例えば、13個)のブラケット51〜54を用いて車体に対して取り付けられている。
図6に示すように、ロアフレーム41には、左右1対の前部ブラケット51と、左右4対の第1側部ブラケット52と、左右1対の第2側部ブラケット53と、後部ブラケット54(パネル部材)が設けられている。
【0040】
1対の前部ブラケット51は、前側第2フレームの前壁部から前方に突出するように設けられ、ボルトb2を用いてフロントパネル2aの前側部分下面に締結固定されている。
各第1側部ブラケット52は、第1フレームの車幅方向外側壁部から車幅方向外側に突出するように設けられ、ボルトb3を用いてフロアフレーム3の下壁部に夫々締結固定されている。1対の第2側部ブラケット53は、第1フレームの後端部に夫々設けられている。
図2,
図6に示すように、第2側部ブラケット53は、上下に延びる縦壁部が第1フレームの車幅方向外側壁部に固着され、縦壁部の上端部から車幅方向外側に延びる横壁部がボルトb4を用いてフロアフレーム3の下壁部に締結固定されている。
【0041】
後部ブラケット54は、金属製板材、例えば、熱間圧延鋼板によりプレス成形された単一部品として構成されている。この後部ブラケット54は、少なくとも、上部カバー部材34の後端部よりも高い強度になるように構成されている。
本実施例では、上部カバー部材34が合成樹脂製であり、後部ブラケット54が金属製としたが、同じ材質であっても、板厚や構造によって後部ブラケット54の強度を上部カバー部材34の強度より高くしても良い。
【0042】
図1,
図3,
図5,
図7に示すように、後部ブラケット54は、バッテリユニット30とトーションビーム22との間に配置されている。また、この後部ブラケット54は、後側第2フレーム46の中間部分、具体的には、サスペンション20の左右1対のガセット24に挟まれた領域に対応するように設けられている。
図3,
図4に示すように、後部ブラケット54は、左右1対の取付部55(取付ブラケット)と、これら1対の取付部55の間を連結する連結部56を備えている。
【0043】
1対の取付部55は、略L字状に形成され、上下に延びる縦壁部55aと、この縦壁部55aの上端部から後方に延びる横壁部55bとを夫々有している。
図7に示すように、縦壁部55aの下部は、後側第2フレーム46の縦壁部46a、換言すれば、ロアフレーム41の後壁部に固定されたナットn1にボルトb5を介して締結固定されている。これにより、縦壁部55aは、上部カバー部材34の後端部から後側第2フレームの前後寸法分離隔している。横壁部55bは、第2クロスメンバ6の下壁部に固定された左右1対のナットn2に左右1対のボルトb6を介して締結固定されている。
【0044】
図3に示すように、連結部56は、トーションビーム22の左右方向中間部22aに対応した高さ位置を含む領域に亙って設けられている。具体的には、1対の取付部55の下端部からロアフレーム41の後壁部の下端部近傍位置までの領域を連結している。
連結部56の下部は、ロアフレーム41の後壁部に固定された左右1対のナット(図示略)に左右1対のボルトb5を介して締結固定されている。
【0045】
連結部56は、1対の取付部55との境界部分近傍に左右1対のビード部56aが形成されている。これら1対のビード部56aは、連結部56の上半部に配設されている。
図3,
図4に示すように、ビード部56aは、後方に突出した断面略コ字状に形成され、上下に延びるように構成されている。これにより、車体後部への側突時或いは車両後突時、トーションビーム22が前進してもトーションビーム22の左右方向中間部22aの前端部分と上部カバー部材34の後端部との離隔距離を確保している。
【0046】
次に、上記下部車体構造の作用、効果について説明する。
実施例1に係る下部車体構造によれば、バッテリユニット30の後部を車体に対して固定するための左右1対の取付部55を設けたため、バッテリユニット30の後部を車体に対して強固に支持させることができる。サスペンション20のトーションビーム22の左右方向中間部22aに対応する高さ位置にて1対の取付部55を連結する連結部56を備えているため、車体後部への側突の際にトーションビーム22が湾曲変形して中間部22aが前方に進出しても、連結部56がトーションビーム22の中間部22aの前進を阻止することができ、トーションビーム22の左右方向中間部22aの前端部分とバッテリユニット30との直接的な干渉を回避することができる。
【0047】
1対の取付部55は、バッテリユニット30とサスペンション20のトーションビーム22との間に配置されたため、連結部56を小型化できると共に、車両後突時、1対の取付部55によってトーションビーム22の前進を抑制することができ、トーションビーム22とバッテリユニット30との直接的な干渉を回避することができる。
【0048】
バッテリユニット30が、第1バッテリモジュール31を載置する第1底板部材33と、第1底板部材33を支持するバッテリフレーム40と、第1,第2バッテリモジュール31,32を第1底板部材33と協働して密封する上部カバー部材34とを有し、連結部56の強度が上部カバー部材34の後端部の強度よりも高く設定されたため、上部カバー部34材を軽量化することができ、バッテリのケース全体の重量を軽減することができる。
【0049】
バッテリユニット30は、第1底板部材33に載置された第1モジュール31と、第1モジュール31の上方に配置された第2モジュール32とを有し、トーションビーム22は、側面視にて第2モジュール32の上端部よりも下方に配設されたため、車両Vの航続距離を確保しつつ前進するトーションビーム22を1対の取付部55の存在領域に確実に当接させることができる。
【0050】
1対の取付部55は、下端部がバッテリフレーム40(ロアフレーム41)の後壁部に接合され、上端部がリヤパネル2bに形成された車幅方向に延びる第2クロスメンバ6に接合されたため、取付部55の取付強度を高くすることができ、取付部55とトーションビーム22との干渉又は連結部56とトーションビーム22との干渉が生じた際、バッテリユニット30の変位を抑制することができる。
【0051】
1対の取付部55と連結部56とがパネル部材である後部ブラケット54によって一体形成され、後部ブラケット54は、車体上下方向に延びる複数のビード部56aを備えたため、取付部55と連結部56の全体的な軽量化を図りつつパネル部材の強度を増加することができる。
【0052】
複数のビード部56aは、車体後方に突出した凸状に形成されたため、取付部55とトーションビーム22との干渉又は連結部56とトーションビーム22との干渉が生じた際、トーションビーム22と上部カバー部材34との離隔距離を確保することができる。
【0053】
サスペンション20が、前端部が車体に枢支され且つ後端部に車輪を回転可能に支持する左右1対のトレーリングアーム21と、1対のトレーリングアーム21とトーションビーム22との間に架設された左右1対のガセット24とを有し、パネル部材は、1対のガセット24の間に対応する位置に形成されたため、後部ブラケット54を必要最小限の大きさで形成することができ、軽量化を図ることができる。
【0054】
トーションビーム22の後側に燃料タンク9が配設されたため、車両後突時、燃料タンク9に押されたトーションビーム22の前進を抑制することができる。
【0055】
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、エンジン等の内燃機関と電動機とを備えたハイブリッド自動車の例を説明したが、少なくともバッテリユニットを備えていれば良く、電動機のみを備えた電気自動車であっても良い。
【0056】
2〕前記実施形態においては、フロントパネル2aの下方に第1バッテリモジュール31、リヤパネル2bの下方に第1,第2バッテリモジュール31,32を収容するバッテリユニット30の例を説明したが、少なくとも、キックアップパネル2cとサスペンション20との間に単層複層に拘りなくバッテリユニット30が配設された配置構造であれば良く、上下に積層されたバッテリモジュールのみをキックアップパネル2cの後側に配置するバッテリユニット30であっても良い。
【0057】
3〕前記実施形態においては、後側第2フレーム46の縦壁部46aに1対の取付部55を締結した例を説明したが、1対の取付部55を1対の第1フレームの車幅方向外側壁部の後端に固定しても良い。この場合、第1フレームの車幅方向外側壁部の後端に固定された各々の取付部55を連結する連結部56は、車幅方向中央部分の面積を車幅方向外側部分の面積よりも大きく設定することが好ましい。
また、1対の取付部55と連結部56とが同一鋼板で一体成形された例を説明したが、1対の取付部55と連結部56とを別に成形し、後で組み合わせて後部ブラケット54を形成しても良い。
【0058】
4〕前記実施形態においては、中間部22aがトーションビーム22の長手方向略中央部分である例を説明したが、車体後部への側突の際、車幅方向内側に向かう衝突荷重により圧縮湾曲変形して前方に進出することにより、バッテリユニット30と干渉可能性のあるトーションビーム22の長手方向途中部は、トーションビーム22の中間部22aに相当し、本発明と同様の効果を奏することができる。また、中間部22aの前端部分は、側突によりトーションビーム22が捩れるため、側突前におけるトーションビーム22の前側下端部に限られるものではない。
【0059】
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。