(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-196435(P2020-196435A)
(43)【公開日】2020年12月10日
(54)【発明の名称】太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置
(51)【国際特許分類】
B60H 1/00 20060101AFI20201113BHJP
B60H 1/03 20060101ALI20201113BHJP
B60H 1/24 20060101ALI20201113BHJP
B60H 1/26 20060101ALI20201113BHJP
B60H 3/02 20060101ALI20201113BHJP
B60H 3/00 20060101ALI20201113BHJP
B60H 1/22 20060101ALI20201113BHJP
F01P 3/18 20060101ALI20201113BHJP
F01P 3/20 20060101ALI20201113BHJP
【FI】
B60H1/00 102S
B60H1/03 Z
B60H1/24 611
B60H1/24 621
B60H1/26 631C
B60H1/26 631B
B60H3/02 Z
B60H3/00 J
B60H1/22 611C
F01P3/18 G
F01P3/20 E
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2020-39989(P2020-39989)
(22)【出願日】2020年3月9日
(31)【優先権主張番号】201910478630.2
(32)【優先日】2019年6月3日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】楼碧云
【テーマコード(参考)】
3L211
【Fターム(参考)】
3L211BA02
3L211BA04
3L211BA11
3L211BA32
3L211DA02
3L211DA50
3L211DA72
3L211DA76
3L211DA96
(57)【要約】
【課題】本発明は太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置を開示した。
【解決手段】
サンルーフに固定的に取り付けられた支持壁を含み、前記支持壁にはフィルターが設置され、前記支持壁には本体が固定的に設置され、前記本体と前記サンルーフの中には装置空間が設置され、前記装置空間と前記本体との間には空気流通装置が設置され、前記空気流通空間は前記装置空間の左側壁に設置された空気入り空間を含み、本願発明は、冬に、自動車を始動しないことを前提にして本願発明内の水を加熱し、自動車の部位を予め暖め、冬の低温でエンジンが壊れる可能性を下げ、それと同時に、空気流通管内の空気を加熱し、運転手の快適感を向上させ、本願発明は車両に日光の直射を避けて温度を下げ、それと同時に、ソーラーパネルにより陽ざしを利用して電力を生み出す。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置であり、サンルーフに固定的に取り付けられた支持壁を含み、前記支持壁にはフィルターが設置され、前記支持壁には本体が固定的に設置され、前記本体と前記サンルーフの中には装置空間が設置され、前記装置空間と前記本体との間には空気流通装置が設置され、前記空気流通空間は前記装置空間の左側壁に設置された空気入り空間を含み、前記空気入り空間の右側壁には動力空間が設置され、前記空気入り空間の底側壁には空気流通管が設置され、前記空気流通管の底側面には前記空気流通管と連通するエンジン空気入り管が設置され、前記空気流通管の片側には空気処理空間が前記空気流通管と連通するように設置され、前記空気処理空間の底壁に加湿器を置くことができ、前記空気処理空間の上下側壁には回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸には加湿空間スイッチが固定的に設置され、前記加湿空間スイッチにより前記空気処理空間は密封されることができ、前記空気処理空間の底側壁には前記空気処理空間と連通する車内空気入り管が設置され、前記車内空気入り管が車内空間と連通することにより、車内に処理された空気を提供し、前記本体の底側面には排気体が固定的に設置され、前記排気体の中には排気空間が設置され、前記排気空間の底側壁には第二フィルターが固定的に設置され、前記排気空間の底側壁には排気軸が回転可能に連結され、前記排気軸が上方へ伸びて前記第二フィルターを貫通し、さらに前記第二フィルターと回転可能に連結され、前記排気軸の上側には排気ファンが固定的に設置され、前記排気軸の中側には第五傘歯車が固定的に設置され、前記排気体の底側面には前記排気空間と連通するエンジン室排気管及び車内排気管が設置され、前記エンジン室排気管と前記車内排気管を介して車内の空気を排出でき、こうして車内の空気を循環させて車内の空気を新鮮に保ち、
前記排気体の後側面には伝動箱が固定的に設置され、前記伝動箱の中には伝動装置が設置され、前記動力空間の中には本願発明に動力を提供する動力装置が設置され、前記本体の右側面には、自動車のエンジンが止まった時に本願発明に電力を供給する太陽熱装置が設置され、前記本体の中には水槽が設置され、前記水槽の中にはエンジンの温度を調節できるエンジン温度調節装置が設置されていることを特徴とする太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項2】
前記動力装置は、回転モーターと、空気入り軸と、第一傘歯車と、第二傘歯車と、空気入りファンにより構成され、前記動力空間の右側壁に固定的に取り付けられた前記回転モーターを含み、前記回転モーターには前記空気入り軸が連結され、前記空気入り軸が左方に伸びて前記動力空間の左側壁を貫通して前記空気入り空間の中に入り、さらに前記空気入り空間の右側壁と回転可能に連結され、前記空気入り空間において前記空気入り軸には前記空気入りファンが固定的に設置され、前記空気入り軸には前記第一傘歯車が固定的に設置され、前記第一伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記動力空間の後側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記第一伝動軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第二傘歯車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項3】
前記エンジン温度調節装置はウォーターポンプと、ウォーターポンプ軸と、第三傘歯車と、水管と、水入り管と、エンジン室と、エンジン室空間と、水出管と、加熱ブロックにより構成され、前記水槽の底側壁に固定的に取り付けられた前記ウォーターポンプを含み、前記ウォーターポンプには前記ウォーターポンプ軸が連結され、前記ウォーターポンプ軸が下方に伸びて前記水槽の底側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記水槽の底側壁及び前記動力空間の頂側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記ウォーターポンプ軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第三傘歯車が固定的に設置され、前記ウォーターポンプの右側面には前記水管が連結され、前記水槽の底側壁には連通する前記水入り管が固定的に設置され、前記水入り管が車内に設置された前記エンジン室に入り、前記エンジン室の中には前記エンジン室空間が設置され、前記エンジン室空間が前記エンジン空気入り管と連通しており、前記エンジン室空間の底側壁には連通する前記エンジン室排気管が設置され、前記水入り管が曲がって前記エンジン室空間の中に設置され、こうして前記水入り管が前記エンジン室空間に接触する面積を広められ、前記水入り管の温度制御効果を強化でき、前記水槽の底側壁には前記水出管が固定的に設置され、前記水入り管が前記エンジン室空間の中で前記水出管と連通しており、前記水管が前記水槽の中で前記水出管と連通しており、前記水入り管には前記加熱ブロックが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項4】
前記太陽熱装置はソーラーパネルと、削りブロックと、移動空間と、移動モーターと、移動軸と、歯車と、ラックと、移動ソーラーパネルと、ばねにより構成され、前記本体の右側面に固定的に取り付けられた前記ソーラーパネルを含み、前記ソーラーパネルの底面には前記削りブロックが五つ固定的に設置され、前記本体の中には前記移動空間が設置され、前記移動空間の後側壁には前記移動モーターが固定的に設置され、前記移動モーターには前記移動軸が連結され、前記移動軸には前記歯車が固定的に設置され、前記本体の頂側面には前記歯車と噛み合う前記ラックがスライド可能に連結され、前記ラックの頂側面には前記移動ソーラーパネルが固定的に連結され、前記移動ソーラーパネルと前記本体との間には前記移動ソーラーパネルの落下を防止できる前記ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項5】
冬に、自動車を始動する前に、本願発明を始動し、それと同時に前記加熱ブロックに通電して前記水入り管の中にある水及び前記空気流通管内の空気を加熱し、そして前記水入り管が内部の熱水により前記エンジン室空間を加熱して自動車を暖め、さらに前記空気流通管内の熱空気が車内に入って車内の温度を上げ、ここで運転手は車内に入ると、暖かく感じられることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項6】
前記加湿器の中に香料を添加し、湿気を増やすと同時に前記空気処理空間内の空気を処理でき、運転手が呼吸する時に、気楽に感じられることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項7】
前記排気空間から排出された気体が前記太陽熱装置の中に流れ込み、車内の空気を排出すると同時に前記移動ソーラーパネルにあるゴミなどを除去できることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項8】
前記削りブロックはゴム製のものであり、前記移動ソーラーパネルが移動すると同時にゴミを清掃でき、また前記移動ソーラーパネルを損害しないことを特徴とする請求項4に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項9】
前記水槽に蓄えられた水は、火災が発生する時に、火の元をすぐに消せることを特徴とする請求項3に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【請求項10】
前記伝動装置は伝動空間と、第二タイミング車と、第一伝動軸と、第一タイミング車と、ベルトと、第四傘歯車により構成され、前記伝動箱の中には前記伝動空間が設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第二伝動軸が回転可能に連結され、前記第二伝動軸には前記第二タイミング車が固定的に設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第一伝動軸が回転可能に連結され、前記第一伝動軸には前記第一タイミング車が固定的に設置され、前記第一タイミング車と前記第二タイミング車とが前記ベルトにより連結され、前記第二伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記排気空間の中に入り、さらに前記排気空間の後側壁と回転可能に連結され、前記排気空間において前記第二伝動軸には前記第五傘歯車と噛み合う前記第四傘歯車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は車内空気循環分野に関わり、具体的には太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置である。
【背景技術】
【0002】
車の数量が増えるにつれて、大部分の車は駐車位置が足りないため、日に晒されるところに止まらなければならなく、駐車する時、車のエンジンが止まって車内のエアコンをつけられなく、また太陽の直射で、車内の空気が流通しなくて温度が快速に上がり、人に不快感を与える。
このような状況では、人は車のエンジンを始動することによりエアコンの作動に電力を提供し、車内空気が流れて車内の温度を下げ、しかし、この時、車内の温度が即時に下がられなく、人はエアコンをつけるとすぐに車に乗っては不快感が感じられ、従い、自動車のエンジンが止まった後に、車内の空気を循環させられる装置が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104842750号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置を提供し、上記の背景技術に記載された問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するため、本願発明は以下の技術策を提供する。太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置であり、サンルーフに固定的に取り付けられた支持壁を含み、前記支持壁にはフィルターが設置され、前記支持壁には本体が固定的に設置され、前記本体と前記サンルーフの中には装置空間が設置され、前記装置空間と前記本体との間には空気流通装置が設置され、前記空気流通空間は前記装置空間の左側壁に設置された空気入り空間を含み、前記空気入り空間の右側壁には動力空間が設置され、前記空気入り空間の底側壁には空気流通管が設置され、前記空気流通管の底側面には前記空気流通管と連通するエンジン空気入り管が設置され、前記空気流通管の片側には空気処理空間が前記空気流通管と連通するように設置され、前記空気処理空間の底壁に加湿器を置くことができ、前記空気処理空間の上下側壁には回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸には加湿空間スイッチが固定的に設置され、前記加湿空間スイッチにより前記空気処理空間は密封されることができ、前記空気処理空間の底側壁には前記空気処理空間と連通する車内空気入り管が設置され、前記車内空気入り管が車内空間と連通することにより、車内に処理された空気を提供し、前記本体の底側面には排気体が固定的に設置され、前記排気体の中には排気空間が設置され、前記排気空間の底側壁には第二フィルターが固定的に設置され、前記排気空間の底側壁には排気軸が回転可能に連結され、前記排気軸が上方へ伸びて前記第二フィルターを貫通し、さらに前記第二フィルターと回転可能に連結され、前記排気軸の上側には排気ファンが固定的に設置され、前記排気軸の中側には第五傘歯車が固定的に設置され、前記排気体の底側面には前記排気空間と連通するエンジン室排気管及び車内排気管が設置され、前記エンジン室排気管と前記車内排気管を介して車内の空気を排出でき、こうして車内の空気を循環させて車内の空気を新鮮に保ち、
前記排気体の後側面には伝動箱が固定的に設置され、前記伝動箱の中には伝動装置が設置され、前記動力空間の中には本願発明に動力を提供する動力装置が設置され、前記本体の右側面には、自動車のエンジンが止まった時に本願発明に電力を供給する太陽熱装置が設置され、前記本体の中には水槽が設置され、前記水槽の中にはエンジンの温度を調節できるエンジン温度調節装置が設置されている。
【0006】
前記動力装置は、回転モーターと、空気入り軸と、第一傘歯車と、第二傘歯車と、空気入りファンにより構成され、前記動力空間の右側壁に固定的に取り付けられた前記回転モーターを含み、前記回転モーターには前記空気入り軸が連結され、前記空気入り軸が左方に伸びて前記動力空間の左側壁を貫通して前記空気入り空間の中に入り、さらに前記空気入り空間の右側壁と回転可能に連結され、前記空気入り空間において前記空気入り軸には前記空気入りファンが固定的に設置され、前記空気入り軸には前記第一傘歯車が固定的に設置され、前記第一伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記動力空間の後側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記第一伝動軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第二傘歯車が固定的に設置されている。
【0007】
前記エンジン温度調節装置はウォーターポンプと、ウォーターポンプ軸と、第三傘歯車と、水管と、水入り管と、エンジン室と、エンジン室空間と、水出管と、加熱ブロックにより構成され、前記水槽の底側壁に固定的に取り付けられた前記ウォーターポンプを含み、前記ウォーターポンプには前記ウォーターポンプ軸が連結され、前記ウォーターポンプ軸が下方に伸びて前記水槽の底側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記水槽の底側壁及び前記動力空間の頂側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記ウォーターポンプ軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第三傘歯車が固定的に設置され、前記ウォーターポンプの右側面には前記水管が連結され、前記水槽の底側壁には連通する前記水入り管が固定的に設置され、前記水入り管が車内に設置された前記エンジン室に入り、前記エンジン室の中には前記エンジン室空間が設置され、前記エンジン室空間が前記エンジン空気入り管と連通しており、前記エンジン室空間の底側壁には連通する前記エンジン室排気管が設置され、前記水入り管が曲がって前記エンジン室空間の中に設置され、こうして前記水入り管が前記エンジン室空間に接触する面積を広められ、前記水入り管の温度制御効果を強化でき、前記水槽の底側壁には前記水出管が固定的に設置され、前記水入り管が前記エンジン室空間の中で前記水出管と連通しており、前記水管が前記水槽の中で前記水出管と連通しており、前記水入り管には前記加熱ブロックが固定的に設置されている。
【0008】
前記太陽熱装置はソーラーパネルと、削りブロックと、移動空間と、移動モーターと、移動軸と、歯車と、ラックと、移動ソーラーパネルと、ばねにより構成され、前記本体の右側面に固定的に取り付けられた前記ソーラーパネルを含み、前記ソーラーパネルの底面には前記削りブロックが五つ固定的に設置され、前記本体の中には前記移動空間が設置され、前記移動空間の後側壁には前記移動モーターが固定的に設置され、前記移動モーターには前記移動軸が連結され、前記移動軸には前記歯車が固定的に設置され、前記本体の頂側面には前記歯車と噛み合う前記ラックがスライド可能に連結され、前記ラックの頂側面には前記移動ソーラーパネルが固定的に連結され、前記移動ソーラーパネルと前記本体との間には前記移動ソーラーパネルの落下を防止できる前記ばねが連結されている。
【0009】
冬に、自動車を始動する前に、本願発明を始動し、それと同時に前記加熱ブロックに通電して前記水入り管の中にある水及び前記空気流通管内の空気を加熱し、そして前記水入り管が内部の熱水により前記エンジン室空間を加熱して自動車を暖め、さらに前記空気流通管内の熱空気が車内に入って車内の温度を上げ、ここで運転手は車内に入ると、暖かく感じられる。
【0010】
前記加湿器の中に香料を添加し、湿気を増やすと同時に前記空気処理空間内の空気を処理でき、運転手が呼吸する時に、気楽に感じられる。
【0011】
前記排気空間から排出された気体が前記太陽熱装置の中に流れ込み、車内の空気を排出すると同時に前記移動ソーラーパネルにあるゴミなどを除去できる。
【0012】
前記削りブロックはゴム製のものであり、前記移動ソーラーパネルが移動すると同時にゴミを清掃でき、また前記移動ソーラーパネルを損害しない。
【0013】
前記水槽に蓄えられた水は、火災が発生する時に、火の元をすぐに消せる。
【0014】
前記伝動装置は伝動空間と、第二タイミング車と、第一伝動軸と、第一タイミング車と、ベルトと、第四傘歯車により構成され、前記伝動箱の中には前記伝動空間が設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第二伝動軸が回転可能に連結され、前記第二伝動軸には前記第二タイミング車が固定的に設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第一伝動軸が回転可能に連結され、前記第一伝動軸には前記第一タイミング車が固定的に設置され、前記第一タイミング車と前記第二タイミング車とが前記ベルトにより連結され、前記第二伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記排気空間の中に入り、さらに前記排気空間の後側壁と回転可能に連結され、前記排気空間において前記第二伝動軸には前記第五傘歯車と噛み合う前記第四傘歯車が固定的に設置されている。
【発明の効果】
【0015】
本願発明の効果は:本願発明は車両が止まった時、自動車本来の電力に頼らずに独立に作動でき、夏の時、日に晒された自動車内の空気を流通させ、こうして車内の空気を循環させ、車内の温度を下げ、夏の時に車内の人が自動車を始動できないこと及び温度が高くて危険がある状況を回避し、それと同時に、水が本願発明装置内の流動でエンジン室空間内の熱量が引き続き吸収され、エンジン室空間内の温度を下げる。
本願発明は、冬に、自動車を始動しないことを前提にして本願発明内の水を加熱し、自動車の部位を予め暖め、冬の低温でエンジンが壊れる可能性を下げ、それと同時に、空気流通管内の空気を加熱し、運転手の快適感を向上させる。
本願発明は車両に日光の直射を避けて温度を下げ、それと同時に、ソーラーパネルにより陽ざしを利用して電力を生み出す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
下記に
図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0017】
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面1〜5を参照し、本願発明は太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置であり、サンルーフ20に固定的に取り付けられた支持壁22を含み、前記支持壁22にはフィルター24が設置され、前記支持壁22には本体26が固定的に設置され、前記本体26と前記サンルーフ20の中には装置空間55が設置され、前記装置空間55と前記本体26との間には空気流通装置99が設置され、前記空気流通空間99は前記装置空間55の左側壁に設置された空気入り空間23を含み、前記空気入り空間23の右側壁には動力空間71が設置され、前記空気入り空間23の底側壁には空気流通管56が設置され、前記空気流通管56の底側面には前記空気流通管56と連通するエンジン空気入り管21が設置され、前記空気流通管56の片側には空気処理空間32が前記空気流通管56と連通するように設置され、前記空気処理空間32の底壁に加湿器33を置くことができ、前記空気処理空間32の上下側壁には回転軸66が回転可能に連結され、前記回転軸66には加湿空間スイッチ65が固定的に設置され、前記加湿空間スイッチ65により前記空気処理空間32は密封されることができ、前記空気処理空間32の底側壁には前記空気処理空間32と連通する車内空気入り管54が設置され、前記車内空気入り管54が車内空間と連通することにより、車内に処理された空気を提供し、前記本体26の底側面には排気体53が固定的に設置され、前記排気体53の中には排気空間46が設置され、前記排気空間46の底側壁には第二フィルター48が固定的に設置され、前記排気空間46の底側壁には排気軸50が回転可能に連結され、前記排気軸50が上方へ伸びて前記第二フィルター48を貫通し、さらに前記第二フィルター48と回転可能に連結され、前記排気軸50の上側には排気ファン52が固定的に設置され、前記排気軸50の中側には第五傘歯車80が固定的に設置され、前記排気体53の底側面には前記排気空間46と連通するエンジン室排気管51及び車内排気管49が設置され、前記エンジン室排気管51と前記車内排気管49を介して車内の空気を排出でき、こうして車内の空気を循環させて車内の空気を新鮮に保ち、前記排気体53の後側面には伝動箱76が固定的に設置され、前記伝動箱76の中には伝動装置120が設置され、前記伝動箱76の中には伝動空間78が設置され、前記伝動空間78の前後側壁には第二伝動軸59が回転可能に連結され、前記第二伝動軸59には第二タイミング車58が固定的に設置され、前記伝動空間78の前後側壁には第一伝動軸62が回転可能に連結され、前記第一伝動軸62には第一タイミング車60が固定的に設置され、前記第一タイミング車60と前記第二タイミング車58とがベルト61により連結され、前記第二伝動軸59が前に伸びて前記伝動空間78の前側壁を貫通して前記排気空間46の中に入り、さらに前記排気空間46の後側壁と回転可能に連結され、前記排気空間46において前記第二伝動軸59には前記第五傘歯車80と噛み合う第四傘歯車47が固定的に設置され、前記動力空間71の中には本願発明に動力を提供する動力装置100が設置され、前記本体26の右側面には、自動車のエンジンが止まった時に本願発明に電力を供給する太陽熱装置101が設置され、前記本体26の中には水槽29が設置され、前記水槽29の中にはエンジンの温度を調節できるエンジン温度調節装置102が設置されている。
【0019】
前記動力装置100は前記動力空間71の右側壁に固定的に取り付けられた回転モーター72を含み、前記回転モーター72には空気入り軸75が連結され、前記空気入り軸75が左方に伸びて前記動力空間71の左側壁を貫通して前記空気入り空間23の中に入り、さらに前記空気入り空間23の右側壁と回転可能に連結され、前記空気入り空間23において前記空気入り軸75には空気入りファン67が固定的に設置され、前記空気入り軸75には第一傘歯車73が固定的に設置され、前記第一伝動軸62が前に伸びて前記伝動空間78の前側壁を貫通して前記動力空間71の中に入り、さらに前記動力空間71の後側壁と回転可能に連結され、前記動力空間71において前記第一伝動軸62には前記第一傘歯車73と噛み合う第二傘歯車74が固定的に設置され、
前記回転モーター72を始動し、前記空気入り軸75と、前記第一傘歯車73と、前記空気入りファン67と、前記第二傘歯車74とが駆動されて回転することにより、自動車のエンジンが止まった後、本願発明の各構成に動力を供給する。
【0020】
前記エンジン温度調節装置102は前記水槽29の底側壁に固定的に取り付けられたウォーターポンプ25を含み、前記ウォーターポンプ25にはウォーターポンプ軸69が連結され、前記ウォーターポンプ軸69が下方に伸びて前記水槽29の底側壁を貫通して前記動力空間71の中に入り、さらに前記水槽29の底側壁及び前記動力空間71の頂側壁と回転可能に連結され、前記動力空間71において前記ウォーターポンプ軸69には前記第一傘歯車73と噛み合う第三傘歯車70が固定的に設置され、前記ウォーターポンプ25の右側面には水管30が連結され、前記水槽29の底側壁には連通する水入り管31が固定的に設置され、前記水入り管31が車内に設置されたエンジン室63に入り、前記エンジン室63の中にはエンジン室空間64が設置され、前記エンジン室空間64が前記エンジン空気入り管21と連通しており、前記エンジン室空間64の底側壁には連通する前記エンジン室排気管51が設置され、前記水入り管31が曲がって前記エンジン室空間64の中に設置され、こうして前記水入り管31が前記エンジン室空間64に接触する面積を広められ、前記水入り管31の温度制御効果を強化でき、前記水槽29の底側壁には水出管34が固定的に設置され、前記水入り管31が前記エンジン室空間64の中で前記水出管34と連通しており、前記水管30が前記水槽31の中で前記水出管34と連通しており、前記水入り管31には加熱ブロック57が固定的に設置され、
前記ウォーターポンプ軸69が回転する時、前記ウォーターポンプ25を駆動して作動させ、前記ウォーターポンプ25が前記水管30を介して水を前記水出管34から吸い上げることにより、前記水槽29の中の水が前記水入り管31と、前記水出管34と、前記水管30の中で流れ、こうして前記エンジン室空間64内の温度を下げ、それと同時に、前記エンジン室空気入り管21内の空気も前記排気ファン52及び前記空気入りファン67の働きにより、前記エンジン室空間64及び前記エンジン室排気管51の中で流れてエンジンに生じた熱量を持っていき、ここで車内の温度をさらに下げられる。
【0021】
前記太陽熱装置101は前記本体26の右側面に固定的に取り付けられたソーラーパネル37を含み、前記ソーラーパネル37の底面には削りブロック41が五つ固定的に設置され、前記本体26の中には移動空間44が設置され、前記移動空間44の後側壁には移動モーター43が固定的に設置され、前記移動モーター43には移動軸40が連結され、前記移動軸40には歯車42が固定的に設置され、前記本体26の頂側面には前記歯車42と噛み合うラック38がスライド可能に連結され、前記ラック38の頂側面には移動ソーラーパネル39が固定的に連結され、前記移動ソーラーパネル39と前記本体26との間には前記移動ソーラーパネル39の落下を防止できるばね35が連結され、
車両が日に晒される時、前記ソーラーパネル37が電力を生み出し、自動車が止まった時、前記移動モーター43を始動して前記移動軸40と、前記歯車42とが駆動されて回転し、そして前記ラック38と、前記移動ソーラーパネル39とが駆動されて右方に移動し、また前記ばね35が引っ張られ、前記移動ソーラーパネル39を張り出して自動車に陽ざしを遮り、こうして車内の温度を下げ、それと同時に、電力の発生量も増えることにより、本願発明は自動車の始動エネルギーの電力以外の独立の電力を有し、自動車が止まった時、車内の空気を流通させ、車内の温度を調節できる。
【0022】
冬に、自動車を始動する前に、本願発明を始動し、それと同時に前記加熱ブロック57に通電して前記水入り管31の中にある水及び前記空気流通管56内の空気を加熱し、そして前記水入り管31が内部の熱水により前記エンジン室空間64を加熱して自動車を暖め、さらに前記空気流通管56内の熱空気が車内に入って車内の温度を上げ、ここで運転手は車内に入ると、暖かく感じられる。
【0023】
前記加湿器33の中に香料を添加し、湿気を増やすと同時に前記空気処理空間32内の空気を処理でき、運転手が呼吸する時に、気楽に感じられる。
【0024】
前記排気空間46から排出された気体が前記太陽熱装置101の中に流れ込み、車内の空気を排出すると同時に前記移動ソーラーパネル39にあるゴミなどを除去できる。
【0025】
前記削りブロック41はゴム製のものであり、前記移動ソーラーパネル39が移動すると同時にゴミを清掃でき、また前記移動ソーラーパネル39を損害しない。
【0026】
前記水槽29に蓄えられた水は、火災が発生する時に、火の元をすぐに消せる。
【0027】
使用の時、回転モーター72を始動することにより空気入り軸75と、空気入りファン67と、第一傘歯車73と、第二傘歯車74と、第三傘歯車70と、ウォーターポンプ軸69とが駆動されて回転し、空気はフィルター24により空気入り空間23の中に流れ込み、第二傘歯車74が第一伝動軸62と、第一タイミング車60と、ベルト61と、第二伝動軸59と、第二タイミング車58とを回転連動させ、第二伝動軸59が第四傘歯車47と、第五傘歯車80と、排気軸50と、排気ファン52とを回転連動させ、空気は空気入り空間23から空気流通管56の中に入り、また冬に、空気流通管56の隣の加熱ブロック57に通電することにより空気を加熱し、そして空気は空気流通管56を介して空気処理空間32の中に入り、また加湿器33の加湿作業または空気においを向上させる作業により車内空気入り管54を介して車内に流れ込み、さらに車内排気管49を介して排気体53の濾過により排気空間46の中に入って車内から排出され、さらにエンジン空気入り管21を介してエンジン室空間64の中に流れ込んでエンジンの温度を下げ、エンジンの温度を下げる空気はさらにエンジン室排気管51を介して第二フィルター48を通過して排気空間46に入って車内から排出され、それと同時に、回転しているウォーターポンプ軸69はウォーターポンプ25を駆動して作動させて水管30と、水出管34と、水入り管31と、水槽29との中の水を流し、冬に、加熱ブロック57により水入り管31内の水を加熱し、また自動車が止まった時、移動モーター43を始動することにより移動軸40と、歯車42とを駆動して回転させ、歯車42がラック38と、移動ソーラーパネル39とを移動させ、こうして水槽29により車両を陽ざしから保護して電力を生み出すことができる。
【0028】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
【手続補正書】
【提出日】2020年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置であり、サンルーフに固定的に取り付けられた支持壁を含み、前記支持壁には空気を流通させるためのフィルターが設置され、前記支持壁には本体が固定的に設置され、前記本体と前記サンルーフの中には装置空間が設置され、前記装置空間と前記本体との間には空気流通装置が設置され、前記空気流通装置は前記装置空間の左側壁に設置された空気入り空間を含み、前記空気入り空間の右側壁には動力空間が設置され、前記空気入り空間の底側壁には空気流通管が設置され、前記空気流通管の底側面には前記空気流通管と連通するエンジン空気入り管が設置され、前記空気流通管の片側には空気処理空間が前記空気流通管と連通するように設置され、前記空気処理空間の底壁に加湿器を置くことができ、前記空気処理空間の上下側壁には回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸には加湿空間スイッチブロックが固定的に設置され、前記加湿空間スイッチブロックは空気に押されて前記回転軸を中心にして回転して前記空気処理空間を開けるまたは密封することができ、前記空気処理空間の底側壁には前記空気処理空間と連通する車内空気入り管が設置され、前記車内空気入り管が車内空間と連通することにより、車内に処理された空気を提供し、前記本体の底側面には排気体が固定的に設置され、前記排気体の中には排気空間が設置され、前記排気空間の底側壁には第二フィルターが固定的に設置され、前記排気空間の底側壁には排気軸が回転可能に連結され、前記排気軸が上方へ伸びて前記第二フィルターを貫通し、さらに前記第二フィルターと回転可能に連結され、前記排気軸の上側には排気ファンが固定的に設置され、前記排気軸の中側には第五傘歯車が固定的に設置され、前記排気体の底側面には前記排気空間と連通するエンジン室排気管及び車内排気管が設置され、前記車内排気管を介して車内の空気を排出でき、こうして車内の空気を循環させて車内の空気を新鮮に保ち、前記排気体の後側面には伝動箱が固定的に設置され、前記伝動箱の中には伝動装置が設置され、前記伝動箱の中には伝動空間が設置され、前記伝動空間の前後側壁には第二伝動軸が回転可能に連結され、前記第二伝動軸には第二タイミング車が固定的に設置され、前記伝動空間の前後側壁には第一伝動軸が回転可能に連結され、前記第一伝動軸には第一タイミング車が固定的に設置され、前記第一タイミング車と前記第二タイミング車とがベルトにより連結され、前記第二伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記排気空間の中に入り、さらに前記排気空間の後側壁と回転可能に連結され、前記排気空間において前記第二伝動軸には前記第五傘歯車と噛み合う第四傘歯車が固定的に設置され、前記動力空間の中には本発明の自動車内空気の循環装置に動力を提供する動力装置が設置され、前記本体の右側面には、自動車のエンジンが止まった時に本発明の自動車内空気の循環装置に電力を供給する太陽熱装置が設置され、前記本体の中には水槽が設置され、前記水槽の中にはエンジンの温度を調節できるエンジン温度調節装置が設置され、
前記動力装置は、回転モーターと、空気入り軸と、第一傘歯車と、第二傘歯車と、空気入りファンにより構成され、前記動力空間の右側壁に固定的に取り付けられた前記回転モーターを含み、前記回転モーターには前記空気入り軸が連結され、前記空気入り軸が左方に伸びて前記動力空間の左側壁を貫通して前記空気入り空間の中に入り、さらに前記空気入り空間の右側壁と回転可能に連結され、前記空気入り空間において前記空気入り軸には前記空気入りファンが固定的に設置され、前記空気入り軸には前記第一傘歯車が固定的に設置され、前記第一伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記動力空間の後側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記第一伝動軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第二傘歯車が固定的に設置され、
前記エンジン温度調節装置はウォーターポンプと、ウォーターポンプ軸と、第三傘歯車と、水管と、水入り管と、エンジン室と、エンジン室空間と、水出管と、加熱ブロックにより構成され、前記水槽の底側壁に固定的に取り付けられた前記ウォーターポンプを含み、前記ウォーターポンプには前記ウォーターポンプ軸が連結され、前記ウォーターポンプ軸が下方に伸びて前記水槽の底側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記水槽の底側壁及び前記動力空間の頂側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記ウォーターポンプ軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第三傘歯車が固定的に設置され、前記ウォーターポンプの右側面には前記水管が連結され、前記水槽の底側壁には連通する前記水入り管が固定的に設置され、前記水入り管が車内に設置された前記エンジン室に入り、前記エンジン室の中には前記エンジン室空間が設置され、前記エンジン室空間が前記エンジン空気入り管と連通しており、前記エンジン室空間の底側壁には連通する前記エンジン室排気管が設置され、前記水入り管が曲がって前記エンジン室空間の中に設置され、こうして前記水入り管が前記エンジン室空間に接触する面積を広められ、前記水入り管の温度制御効果を強化でき、前記水槽の底側壁には前記水出管が固定的に設置され、前記水入り管が前記エンジン室空間の中で前記水出管と連通しており、前記水管が前記水槽の中で前記水出管と連通しており、前記水入り管には前記加熱ブロックが固定的に設置され、
前記太陽熱装置はソーラーパネルと、削りブロックと、移動空間と、移動モーターと、移動軸と、歯車と、ラックと、移動ソーラーパネルと、ばねにより構成され、前記本体の右側面に固定的に取り付けられた前記ソーラーパネルを含み、前記ソーラーパネルの底面には前記削りブロックが五つ固定的に設置され、前記本体の中には前記移動空間が設置され、前記移動空間の後側壁には前記移動モーターが固定的に設置され、前記移動モーターには前記移動軸が連結され、前記移動軸には前記歯車が固定的に設置され、前記本体の頂側面には前記歯車と噛み合う前記ラックがスライド可能に連結され、前記ラックの頂側面には前記移動ソーラーパネルが固定的に連結され、前記移動ソーラーパネルと前記本体との間には前記移動ソーラーパネルの落下を防止できる前記ばねが連結され、
冬に、自動車を始動する前に、本発明の自動車内空気の循環装置を始動し、それと同時に前記加熱ブロックに通電して前記水入り管の中にある水及び前記空気流通管内の空気を加熱し、そして前記水入り管が内部の熱水により前記エンジン室空間を加熱して自動車を暖め、さらに前記空気流通管内の熱空気が車内に入って車内の温度を上げ、ここで運転手は車内に入ると、暖かく感じられ、
前記加湿器の中に香料を添加し、湿気を増やすと同時に前記空気処理空間内の空気を処理でき、
前記排気空間から排出された気体が前記太陽熱装置の中に流れ込み、車内の空気を排出すると同時に前記移動ソーラーパネルにあるゴミなどを除去でき、
前記削りブロックはゴム製のものであり、前記移動ソーラーパネルが移動すると同時にゴミを清掃でき、また前記移動ソーラーパネルを損害しなく、
前記水槽には水が蓄えられ、
前記伝動装置は伝動空間と、第二タイミング車と、第一伝動軸と、第一タイミング車と、ベルトと、第四傘歯車により構成され、前記伝動箱の中には前記伝動空間が設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第二伝動軸が回転可能に連結され、前記第二伝動軸には前記第二タイミング車が固定的に設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第一伝動軸が回転可能に連結され、前記第一伝動軸には前記第一タイミング車が固定的に設置され、前記第一タイミング車と前記第二タイミング車とが前記ベルトにより連結され、前記第二伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記排気空間の中に入り、さらに前記排気空間の後側壁と回転可能に連結され、前記排気空間において前記第二伝動軸には前記第五傘歯車と噛み合う前記第四傘歯車が固定的に設置されていることを特徴とする太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は車内空気循環分野に関わり、具体的には太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置である。
【背景技術】
【0002】
車の数量が増えるにつれて、大部分の車は駐車位置が足りないため、日に晒されるところに止まらなければならなく、駐車する時、車のエンジンが止まって車内のエアコンをつけられなく、また太陽の直射で、車内の空気が流通しなくて温度が快速に上がり、人に不快感を与える。
このような状況では、人は車のエンジンを始動することによりエアコンの作動に電力を提供し、車内空気が流れて車内の温度を下げ、しかし、この時、車内の温度が即時に下がられなく、人はエアコンをつけるとすぐに車に乗っては不快感が感じられ、従い、自動車のエンジンが止まった後に、車内の空気を循環させられる装置が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104842750号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置を提供し、上記の背景技術に記載された問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するため、本願発明は以下の技術策を提供する。太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置であり、サンルーフに固定的に取り付けられた支持壁を含み、
前記支持壁には空気を流通させるためのフィルターが設置され、前記支持壁には本体が固定的に設置され、前記本体と前記サンルーフの中には装置空間が設置され、前記装置空間と前記本体との間には空気通装置が設置され、
前記空気流通装置は前記装置空間の左側壁に設置された空気入り空間を含み、前記空気入り空間の右側壁には動力空間が設置され、前記空気入り空間の底側壁には空気流通管が設置され、前記空気流通管の底側面には前記空気流通管と連通するエンジン空気入り管が設置され、前記空気流通管の片側には空気処理空間が前記空気流通管と連通するように設置され、前記空気処理空間の底壁に加湿器を置くことができ、前記空気処理空間の上下側壁には回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸には
加湿空間スイッチブロックが固定的に設置され、
前記加湿空間スイッチブロックは空気に押されて前記回転軸を中心にして回転して前記空気処理空間を開けるまたは密封することができ、前記空気処理空間の底側壁には前記空気処理空間と連通する車内空気入り管が設置され、前記車内空気入り管が車内空間と連通することにより、車内に処理された空気を提供し、前記本体の底側面には排気体が固定的に設置され、前記排気体の中には排気空間が設置され、前記排気空間の底側壁には第二フィルターが固定的に設置され、前記排気空間の底側壁には排気軸が回転可能に連結され、前記排気軸が上方へ伸びて前記第二フィルターを貫通し、さらに前記第二フィルターと回転可能に連結され、前記排気軸の上側には排気ファンが固定的に設置され、前記排気軸の中側には第五傘歯車が固定的に設置され、前記排気体の底側面には前記排気空間と連通するエンジン室排気管及び車内排気管が設置され、
前記車内排気管を介して車内の空気を排出でき、こうして車内の空気を循環させて車内の空気を新鮮に保ち、
前記排気体の後側面には伝動箱が固定的に設置され、前記伝動箱の中には伝動装置が設置され、前記動力空間の中には
本発明の自動車内空気の循環装置に動力を提供する動力装置が設置され、前記本体の右側面には、自動車のエンジンが止まった時に
本発明の自動車内空気の循環装置に電力を供給する太陽熱装置が設置され、前記本体の中には水槽が設置され、前記水槽の中にはエンジンの温度を調節できるエンジン温度調節装置が設置されている。
【0006】
前記動力装置は、回転モーターと、空気入り軸と、第一傘歯車と、第二傘歯車と、空気入りファンにより構成され、前記動力空間の右側壁に固定的に取り付けられた前記回転モーターを含み、前記回転モーターには前記空気入り軸が連結され、前記空気入り軸が左方に伸びて前記動力空間の左側壁を貫通して前記空気入り空間の中に入り、さらに前記空気入り空間の右側壁と回転可能に連結され、前記空気入り空間において前記空気入り軸には前記空気入りファンが固定的に設置され、前記空気入り軸には前記第一傘歯車が固定的に設置され、前記第一伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記動力空間の後側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記第一伝動軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第二傘歯車が固定的に設置されている。
【0007】
前記エンジン温度調節装置はウォーターポンプと、ウォーターポンプ軸と、第三傘歯車と、水管と、水入り管と、エンジン室と、エンジン室空間と、水出管と、加熱ブロックにより構成され、前記水槽の底側壁に固定的に取り付けられた前記ウォーターポンプを含み、前記ウォーターポンプには前記ウォーターポンプ軸が連結され、前記ウォーターポンプ軸が下方に伸びて前記水槽の底側壁を貫通して前記動力空間の中に入り、さらに前記水槽の底側壁及び前記動力空間の頂側壁と回転可能に連結され、前記動力空間において前記ウォーターポンプ軸には前記第一傘歯車と噛み合う前記第三傘歯車が固定的に設置され、前記ウォーターポンプの右側面には前記水管が連結され、前記水槽の底側壁には連通する前記水入り管が固定的に設置され、前記水入り管が車内に設置された前記エンジン室に入り、前記エンジン室の中には前記エンジン室空間が設置され、前記エンジン室空間が前記エンジン空気入り管と連通しており、前記エンジン室空間の底側壁には連通する前記エンジン室排気管が設置され、前記水入り管が曲がって前記エンジン室空間の中に設置され、こうして前記水入り管が前記エンジン室空間に接触する面積を広められ、前記水入り管の温度制御効果を強化でき、前記水槽の底側壁には前記水出管が固定的に設置され、前記水入り管が前記エンジン室空間の中で前記水出管と連通しており、前記水管が前記水槽の中で前記水出管と連通しており、前記水入り管には前記加熱ブロックが固定的に設置されている。
【0008】
前記太陽熱装置はソーラーパネルと、削りブロックと、移動空間と、移動モーターと、移動軸と、歯車と、ラックと、移動ソーラーパネルと、ばねにより構成され、前記本体の右側面に固定的に取り付けられた前記ソーラーパネルを含み、前記ソーラーパネルの底面には前記削りブロックが五つ固定的に設置され、前記本体の中には前記移動空間が設置され、前記移動空間の後側壁には前記移動モーターが固定的に設置され、前記移動モーターには前記移動軸が連結され、前記移動軸には前記歯車が固定的に設置され、前記本体の頂側面には前記歯車と噛み合う前記ラックがスライド可能に連結され、前記ラックの頂側面には前記移動ソーラーパネルが固定的に連結され、前記移動ソーラーパネルと前記本体との間には前記移動ソーラーパネルの落下を防止できる前記ばねが連結されている。
【0009】
冬に、自動車を始動する前に、
本発明の自動車内空気の循環装置を始動し、それと同時に前記加熱ブロックに通電して前記水入り管の中にある水及び前記空気流通管内の空気を加熱し、そして前記水入り管が内部の熱水により前記エンジン室空間を加熱して自動車を暖め、さらに前記空気流通管内の熱空気が車内に入って車内の温度を上げ、ここで運転手は車内に入ると、暖かく感じられる。
【0010】
前記加湿器の中に香料を添加し、湿気を増やすと同時に前記空気処理空間内の空気を
処理できる。
【0011】
前記排気空間から排出された気体が前記太陽熱装置の中に流れ込み、車内の空気を排出すると同時に前記移動ソーラーパネルにあるゴミなどを除去できる。
【0012】
前記削りブロックはゴム製のものであり、前記移動ソーラーパネルが移動すると同時にゴミを清掃でき、また前記移動ソーラーパネルを損害しない。
【0013】
前記水槽には水が蓄えられる。
【0014】
前記伝動装置は伝動空間と、第二タイミング車と、第一伝動軸と、第一タイミング車と、ベルトと、第四傘歯車により構成され、前記伝動箱の中には前記伝動空間が設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第二伝動軸が回転可能に連結され、前記第二伝動軸には前記第二タイミング車が固定的に設置され、前記伝動空間の前後側壁には前記第一伝動軸が回転可能に連結され、前記第一伝動軸には前記第一タイミング車が固定的に設置され、前記第一タイミング車と前記第二タイミング車とが前記ベルトにより連結され、前記第二伝動軸が前に伸びて前記伝動空間の前側壁を貫通して前記排気空間の中に入り、さらに前記排気空間の後側壁と回転可能に連結され、前記排気空間において前記第二伝動軸には前記第五傘歯車と噛み合う前記第四傘歯車が固定的に設置されている。
【発明の効果】
【0015】
本願発明の効果は:本願発明は車両が止まった時、自動車本来の電力に頼らずに独立に作動でき、夏の時、日に晒された自動車内の空気を流通させ、こうして車内の空気を循環させ、車内の温度を下げ、夏の時に車内の人が自動車を始動できないこと及び温度が高くて危険がある状況を回避し、それと同時に、水が本願発明装置内の流動でエンジン室空間内の熱量が引き続き吸収され、エンジン室空間内の温度を下げる。本願発明は、冬に、自動車を始動しないことを前提にして本願発明内の水を加熱し、自動車の部位を予め暖め、冬の低温でエンジンが壊れる可能性を下げ、それと同時に、空気流通管内の空気を加熱し、運転手の快適感を向上させる。本願発明は車両に日光の直射を避けて温度を下げ、それと同時に、ソーラーパネルにより陽ざしを利用して電力を生み出す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
下記に
図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0017】
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面1〜5を参照し、本願発明は太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置であり、サンルーフ20に固定的に取り付けられた支持壁22を含み、
前記支持壁22には空気を流通させるためのフィルター24が設置され、前記支持壁22には本体26が固定的に設置され、前記本体26と前記サンルーフ20の中には装置空間55が設置され、前記装置空間55と前記本体26との間には空気流通装置99が設置され、
前記空気流通装置99は前記装置空間55の左側壁に設置された空気入り空間23を含み、前記空気入り空間23の右側壁には動力空間71が設置され、前記空気入り空間23の底側壁には空気流通管56が設置され、前記空気流通管56の底側面には前記空気流通管56と連通するエンジン空気入り管21が設置され、前記空気流通管56の片側には空気処理空間32が前記空気流通管56と連通するように設置され、前記空気処理空間32の底壁に加湿器33を置くことができ、前記空気処理空間32の上下側壁には回転軸66が回転可能に連結され、前記回転軸66には
加湿空間スイッチブロック65が固定的に設置され、
前記加湿空間スイッチブロック65は空気に押されて前記回転軸66を中心にして回転して前記空気処理空間32を開けるまたは密封することができ、前記空気処理空間32の底側壁には前記空気処理空間32と連通する車内空気入り管54が設置され、前記車内空気入り管54が車内空間と連通することにより、車内に処理された空気を提供し、前記本体26の底側面には排気体53が固定的に設置され、前記排気体53の中には排気空間46が設置され、前記排気空間46の底側壁には第二フィルター48が固定的に設置され、前記排気空間46の底側壁には排気軸50が回転可能に連結され、前記排気軸50が上方へ伸びて前記第二フィルター48を貫通し、さらに前記第二フィルター48と回転可能に連結され、前記排気軸50の上側には排気ファン52が固定的に設置され、前記排気軸50の中側には第五傘歯車80が固定的に設置され、前記排気体53の底側面には前記排気空間46と連通するエンジン室排気管51及び車内排気管49が設置され、
前記車内排気管49を介して車内の空気を排出でき、こうして車内の空気を循環させて車内の空気を新鮮に保ち、前記排気体53の後側面には伝動箱76が固定的に設置され、前記伝動箱76の中には伝動装置120が設置され、前記伝動箱76の中には伝動空間78が設置され、前記伝動空間78の前後側壁には第二伝動軸59が回転可能に連結され、前記第二伝動軸59には第二タイミング車58が固定的に設置され、前記伝動空間78の前後側壁には第一伝動軸62が回転可能に連結され、前記第一伝動軸62には第一タイミング車60が固定的に設置され、前記第一タイミング車60と前記第二タイミング車58とがベルト61により連結され、前記第二伝動軸59が前に伸びて前記伝動空間78の前側壁を貫通して前記排気空間46の中に入り、さらに前記排気空間46の後側壁と回転可能に連結され、前記排気空間46において前記第二伝動軸59には前記第五傘歯車80と噛み合う第四傘歯車47が固定的に設置され、前記動力空間71の中には
本発明の自動車内空気の循環装置に動力を提供する動力装置100が設置され、前記本体26の右側面には、自動車のエンジンが止まった時に
本発明の自動車内空気の循環装置に電力を供給する太陽熱装置101が設置され、前記本体26の中には水槽29が設置され、前記水槽29の中にはエンジンの温度を調節できるエンジン温度調節装置102が設置されている。
【0019】
前記動力装置100は前記動力空間71の右側壁に固定的に取り付けられた回転モーター72を含み、前記回転モーター72には空気入り軸75が連結され、前記空気入り軸75が左方に伸びて前記動力空間71の左側壁を貫通して前記空気入り空間23の中に入り、さらに前記空気入り空間23の右側壁と回転可能に連結され、前記空気入り空間23において前記空気入り軸75には空気入りファン67が固定的に設置され、前記空気入り軸75には第一傘歯車73が固定的に設置され、前記第一伝動軸62が前に伸びて前記伝動空間78の前側壁を貫通して前記動力空間71の中に入り、さらに前記動力空間71の後側壁と回転可能に連結され、前記動力空間71において前記第一伝動軸62には前記第一傘歯車73と噛み合う第二傘歯車74が固定的に設置され、前記回転モーター72を始動し、前記空気入り軸75と、前記第一傘歯車73と、前記空気入りファン67と、前記第二傘歯車74とが駆動されて回転することにより、自動車のエンジンが止まった後、
本発明の自動車内空気の循環装置の各構成に動力を供給する。
【0020】
前記エンジン温度調節装置102は前記水槽29の底側壁に固定的に取り付けられたウォーターポンプ25を含み、前記ウォーターポンプ25にはウォーターポンプ軸69が連結され、前記ウォーターポンプ軸69が下方に伸びて前記水槽29の底側壁を貫通して前記動力空間71の中に入り、さらに前記水槽29の底側壁及び前記動力空間71の頂側壁と回転可能に連結され、前記動力空間71において前記ウォーターポンプ軸69には前記第一傘歯車73と噛み合う第三傘歯車70が固定的に設置され、前記ウォーターポンプ25の右側面には水管30が連結され、前記水槽29の底側壁には連通する水入り管31が固定的に設置され、前記水入り管31が車内に設置されたエンジン室63に入り、前記エンジン室63の中にはエンジン室空間64が設置され、前記エンジン室空間64が前記エンジン空気入り管21と連通しており、前記エンジン室空間64の底側壁には連通する前記エンジン室排気管51が設置され、前記水入り管31が曲がって前記エンジン室空間64の中に設置され、こうして前記水入り管31が前記エンジン室空間64に接触する面積を広められ、前記水入り管31の温度制御効果を強化でき、前記水槽29の底側壁には水出管34が固定的に設置され、前記水入り管31が前記エンジン室空間64の中で前記水出管34と連通しており、前記水管30が前記水槽31の中で前記水出管34と連通しており、前記水入り管31には加熱ブロック57が固定的に設置され、前記ウォーターポンプ軸69が回転する時、前記ウォーターポンプ25を駆動して作動させ、前記ウォーターポンプ25が前記水管30を介して水を前記水出管34から吸い上げることにより、前記水槽29の中の水が前記水入り管31と、前記水出管34と、前記水管30の中で流れ、こうして前記エンジン室空間64内の温度を下げ、それと同時に、前記エンジン室空気入り管21内の空気も前記排気ファン52及び前記空気入りファン67の働きにより、前記エンジン室空間64及び前記エンジン室排気管51の中で流れてエンジンに生じた熱量を持っていき、ここで車内の温度をさらに下げられる。
【0021】
前記太陽熱装置101は前記本体26の右側面に固定的に取り付けられたソーラーパネル37を含み、前記ソーラーパネル37の底面には削りブロック41が五つ固定的に設置され、前記本体26の中には移動空間44が設置され、前記移動空間44の後側壁には移動モーター43が固定的に設置され、前記移動モーター43には移動軸40が連結され、前記移動軸40には歯車42が固定的に設置され、前記本体26の頂側面には前記歯車42と噛み合うラック38がスライド可能に連結され、前記ラック38の頂側面には移動ソーラーパネル39が固定的に連結され、前記移動ソーラーパネル39と前記本体26との間には前記移動ソーラーパネル39の落下を防止できるばね35が連結され、車両が日に晒される時、前記ソーラーパネル37が電力を生み出し、自動車が止まった時、前記移動モーター43を始動して前記移動軸40と、前記歯車42とが駆動されて回転し、そして前記ラック38と、前記移動ソーラーパネル39とが駆動されて右方に移動し、また前記ばね35が引っ張られ、前記移動ソーラーパネル39を張り出して自動車に陽ざしを遮り、こうして車内の温度を下げ、それと同時に、電力の発生量も増えることにより、
本発明の自動車内空気の循環装置は自動車の始動エネルギーの電力以外の独立の電力を有し、自動車が止まった時、車内の空気を流通させ、車内の温度を調節できる。
【0022】
冬に、自動車を始動する前に、
本発明の自動車内空気の循環装置を始動し、それと同時に前記加熱ブロック57に通電して前記水入り管31の中にある水及び前記空気流通管56内の空気を加熱し、そして前記水入り管31が内部の熱水により前記エンジン室空間64を加熱して自動車を暖め、さらに前記空気流通管56内の熱空気が車内に入って車内の温度を上げ、ここで運転手は車内に入ると、暖かく感じられる。
【0023】
前記加湿器33の中に香料を添加し、湿気を増やすと同時に前記空気処理空間32内の空気を
処理できる。
【0024】
前記排気空間46から排出された気体が前記太陽熱装置101の中に流れ込み、車内の空気を排出すると同時に前記移動ソーラーパネル39にあるゴミなどを除去できる。
【0025】
前記削りブロック41はゴム製のものであり、前記移動ソーラーパネル39が移動すると同時にゴミを清掃でき、また前記移動ソーラーパネル39を損害しない。
【0027】
使用の時、回転モーター72を始動することにより空気入り軸75と、空気入りファン67と、第一傘歯車73と、第二傘歯車74と、第三傘歯車70と、ウォーターポンプ軸69とが駆動されて回転し、空気はフィルター24により空気入り空間23の中に流れ込み、第二傘歯車74が第一伝動軸62と、第一タイミング車60と、ベルト61と、第二伝動軸59と、第二タイミング車58とを回転連動させ、第二伝動軸59が第四傘歯車47と、第五傘歯車80と、排気軸50と、排気ファン52とを回転連動させ、空気は空気入り空間23から空気流通管56の中に入り、また冬に、空気流通管56の隣の加熱ブロック57に通電することにより空気を加熱し、そして空気は空気流通管56を介して空気処理空間32の中に入り、また加湿器33の加湿作業または空気においを向上させる作業により車内空気入り管54を介して車内に流れ込み、さらに車内排気管49を介して排気体53の濾過により排気空間46の中に入って車内から排出され、さらにエンジン空気入り管21を介してエンジン室空間64の中に流れ込んでエンジンの温度を下げ、エンジンの温度を下げる空気はさらにエンジン室排気管51を介して第二フィルター48を通過して排気空間46に入って車内から排出され、それと同時に、回転しているウォーターポンプ軸69はウォーターポンプ25を駆動して作動させて水管30と、水出管34と、水入り管31と、水槽29との中の水を流し、冬に、加熱ブロック57により水入り管31内の水を加熱し、また自動車が止まった時、移動モーター43を始動することにより移動軸40と、歯車42とを駆動して回転させ、歯車42がラック38と、移動ソーラーパネル39とを移動させ、こうして水槽29により車両を陽ざしから保護して電力を生み出すことができる。
【0028】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。