特開2020-198423(P2020-198423A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2020-198423ハーネス保持機構及び電気機器の組み立て方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-198423(P2020-198423A)
(43)【公開日】2020年12月10日
(54)【発明の名称】ハーネス保持機構及び電気機器の組み立て方法
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/00 20060101AFI20201113BHJP
   H02M 7/48 20070101ALI20201113BHJP
   H05K 7/06 20060101ALI20201113BHJP
   F16B 5/12 20060101ALI20201113BHJP
【FI】
   H05K7/00 D
   H02M7/48 Z
   H05K7/06 C
   F16B5/12 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-39575(P2020-39575)
(22)【出願日】2020年3月9日
(31)【優先権主張番号】特願2019-99009(P2019-99009)
(32)【優先日】2019年5月28日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000006105
【氏名又は名称】株式会社明電舎
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100092613
【弁理士】
【氏名又は名称】富岡 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100104938
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜澤 英久
(74)【代理人】
【識別番号】100210240
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 友幸
(72)【発明者】
【氏名】田中 佑磨
(72)【発明者】
【氏名】秋山 浩慶
【テーマコード(参考)】
3J001
4E352
5H770
【Fターム(参考)】
3J001FA18
3J001GC04
3J001HA03
3J001JC02
3J001JC06
3J001JC13
3J001KA26
3J001KB06
4E352AA02
4E352AA03
4E352BB02
4E352BB15
4E352CC08
4E352CC52
4E352DD07
4E352DR03
4E352DR33
4E352DR37
4E352EE03
4E352GG12
4E352GG17
4E352GG20
5H770QA28
(57)【要約】
【課題】電子機器の搬送過程でこの電子機器のハーネスと周辺部品との干渉を回避する。
【解決手段】ハーネス保持機構1は、電子機器として例えば電流センサ2を収容した電流センサホルダー3に具備される。ハーネス保持機構1は、例えばインバータ装置等の電気機器の自動組み立て工程に供される電流センサホルダー3の搬送過程で電流センサ2のハーネス21を電流センサホルダー3の外面において保持する。ハーネス保持機構1としては、例えば、電流センサ2のコネクタ22の接続先と反対する電流センサホルダー3の外面の部位に立設された状態でハーネス21を挟持する複数のフック10を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器を収容した筐体に具備されるハーネス保持機構であって、
前記筐体の搬送過程で前記電子機器のハーネスを当該筐体の外面において保持することを特徴とするハーネス保持機構。
【請求項2】
前記外面に立設されて前記ハーネスを挟持する複数のフックを有することを特徴とする請求項1に記載のハーネス保持機構。
【請求項3】
前記フックは、前記ハーネスの接続先と反対する前記外面の部位に立設されたことを特徴とする請求項2に記載のハーネス保持機構。
【請求項4】
前記電子機器は、前記筐体に具備された三相のバスバーに接続される電流センサであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のハーネス保持機構。
【請求項5】
電子機器に具備されるハーネス保持機構であって、
前記電子機器の搬送過程で前記電子機器のハーネスを当該電子機器の外面において保持することを特徴とするハーネス保持機構。
【請求項6】
前記電子機器の外面とで前記ハーネスを狭持するフックを有することを特徴とする請求項5に記載のハーネス保持機構。
【請求項7】
前記外面において前記フックと対向する抜け止め部をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のハーネス保持機構。
【請求項8】
前記電子機器の縁部に沿って前記ハーネスを受け止め支持する受け止め部をさらに有することを特徴とする請求項6または7に記載のハーネス保持機構。
【請求項9】
前記電子機器は、コンデンサであること
を特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載のハーネス保持機構。
【請求項10】
前記搬送過程は、前記電子機器を備える電気機器の自動組み立て工程に供されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のハーネス保持機構。
【請求項11】
前記電気機器は、インバータ装置であることを特徴とする請求項10に記載のハーネス保持機構。
【請求項12】
前記自動組み立て工程に供される際の電子機器の搬送過程で請求項10または11に記載のハーネス保持機構により前記ハーネスを保持することを特徴とする電気機器の組み立て方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気機器(例えば、インバータ装置)の組み立て過程に供される電子機器(例えば、計測機器またはコンデンサ)のハーネスの保持機構に関する。
【背景技術】
【0002】
電気機器においてはその出力電流が当該電気機器の制御や保護に供される。出力電流を検出する電子機器は、図5に例示のインバータ装置の計装機器5のように、インバータ装置の出力電流の検出導体であるバスバー51に接続される電流センサ2が電流センサホルダー50に嵌め込まれて成る。バスバー51は、インバータ装置の出力相(U相,V相,W相)に対応し、インサート成形により電流センサホルダー50に具備される。
【0003】
計装機器5は、例えば、インバータ装置の自動組立工程において、自動組立システムのロボットアームにより搬送されてインバータ装置の筐体に組み込まれる。そして、計装機器5のバスバー51はインバータ装置と負荷(モータ)に接続される。
【0004】
計装機器5の電流センサ2はバスバー51の電流検出値に応じた電圧を出力するコネクタ22を備える。コネクタ22はハーネス21を介して図示省略のインバータ装置のケース内の制御基板に接続される(特許文献1,2等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−007606号公報
【特許文献2】特開2015−011021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記電気機器の自動組立工程においては、計装機器はその搬送過程で空中を移動する。その際には、電流センサ2に繋がれたハーネス21及びコネクタ22は、慣性力や遠心力により搖動し、周辺部品と衝突し、周囲部品、ロボットアーム等の組立機及びハーネス21やコネクタ22を損傷させる可能性がある。
【0007】
特許文献1,2等の従来のハーネス保持機構は、電流センサ等の電子機器が他の構造体に配置される際に周辺部品との物理的な干渉を回避するためのものである。すなわち、従来のハーネス保持機構は、完成品への固定を目的とするものであるので、電気機器の自動組み立て工程における搬送過程でハーネスと周辺部品との干渉は回避できない。
【0008】
本発明は、上記の事情を鑑み、電子機器の搬送過程でこの電子機器のハーネスと周辺部品との干渉を回避することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明の一態様は、電子機器を収容した筐体に具備されるハーネス保持機構であって、前記筐体の搬送過程で前記電子機器のハーネスを当該筐体の外面において保持する。
【0010】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記外面に立設されて前記ハーネスを挟持する複数のフックを有する。
【0011】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記フックは、前記ハーネスの接続先と反対する前記外面の部位に立設されている。
【0012】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記電子機器は、前記筐体に具備された三相のバスバーに接続される電流センサである。
【0013】
本発明の一態様は、電子機器に具備されるハーネス保持機構であって、前記電子機器の搬送過程で前記電子機器のハーネスを当該電子機器の外面において保持する。
【0014】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記電子機器の外面とで前記ハーネスを狭持するフックを有する。
【0015】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記外面において前記フックと対向する抜け止め部をさらに有する。
【0016】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記電子機器の縁部に沿って前記ハーネスを受け止め支持する受け止め部をさらに有する。
【0017】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記電子機器はコンデンサである。
【0018】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記搬送過程は、前記電子機器を備える電気機器の自動組み立て工程に供される。
【0019】
本発明の一態様は、前記ハーネス保持機構において、前記電気機器はインバータ装置である。
【0020】
本発明の一態様は、電気機器の組み立て方法であって、前記自動組み立て工程に供される際の電子機器の搬送過程で上記のハーネス保持機構により前記ハーネスを保持する。
【発明の効果】
【0021】
以上の本発明によれば、電子機器の搬送過程でこの電子機器のハーネスと周辺部品との干渉を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】(a)は本発明の一態様であるハーネス保持機構を備えた電子機器の平面図、(b)は当該電子機器の正面図、(c)は当該電子機器の側面図。
図2】(a)前記電子機器の筐体の平面図、(b)は当該筐体の正面図、(c)は当該筐体の側面図。
図3】(a)は前記筐体に組み込まれる電流センサの平面図、(b)は当該電流センサの正面図、(c)は当該電流センサの側面図。
図4】本発明の他の態様であるハーネス保持機構を備えた電子機器の斜視図。
図5】(a)は従来の電子機器の平面図、(b)は当該電子機器の正面図、(c)は当該電子機器の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0024】
[実施形態1]
図1に示された本発明の一実施形態であるハーネス保持機構1は、インバータ装置等の電気機器の自動組み立て工程に供される電子機器として例えば電流センサ2を収容した筐体の一態様である電流センサホルダー3に具備される。
【0025】
特に、本実施形態のハーネス保持機構1は、前記自動組み立て工程に供される電流センサ2の電流センサホルダー3の搬送過程で、電流センサ2のハーネス21を電流センサホルダー3の外面において保持する。
【0026】
電流センサ2は、前記インバータ装置の三相の出力電流を計測するセンサである。また、図3に示されたように、電流センサ2の本体部20の正面部には、コネクタ22を備えたハーネス21が接続される。電流センサ2はその本体部20の貫通孔23に図2に示された三相のバスバー31が貫通した状態で電流センサホルダー3の収容部30内に嵌め込まれて収容される。
【0027】
電流センサホルダー3は、図2に示されたように、インサート成形により、電流センサ2が嵌め込まれる収容部30内に電流センサ2と接続される三相のバスバー31が内蔵された状態で形成される。尚、電流センサホルダー3の固定用貫通孔32は、他のプラスチックの中空柱体からなる樹脂カラーを用いたインサート成形により形成される。
【0028】
ハーネス保持機構1は、ハーネス21を挟持する複数のフック10を有する。この複数のフック10は、コネクタ22の本来の接続先と反対する電流センサホルダー3の外面の部位に立設される。図示の本態様例においては、3つのフック10がハーネス21を挟持可能に電流センサホルダー3の前記外面に配置されている。
【0029】
フック10の配置数は、本実施形態のような3つに限定することなく、ハーネス21の長さに応じて決定される。また、フック10の高さ及び斜めに隣り合うフック10の距離はハーネス21の径に対応して設定される。
【0030】
図1〜3を参照して本実施形態の電子機器の組み立て方法について説明する。
【0031】
先ず、電流センサ2を収容した電流センサホルダー3が自動組み立て機の自動組み立て工程に供される際の搬送過程に供される際、電流センサ2のハーネス21がハーネス保持機構1のフック10に挟持されることにより電流センサホルダー3の外面に保持される。
【0032】
ハーネス21をフック10により狭持させる際には、電流センサ2のコネクタ22を本来の接続先と反対する電流センサホルダー3の外面に向け、さらに、フック10の上方からハーネス21を湾曲させフック10を迂回させて斜めに隣り合うフック10に介在させる。その後、ハーネス21をコネクタ22側に引っ張ると、ハーネス21は直線状に引き伸ばされた状態で前記隣り合うフック10間に挟持される。
【0033】
自動組立機において電流センサホルダー3が所望の位置(例えば制御電気回路基板の近傍)に配置されると、ハーネス21がフック10間から取り外される。すなわち、直線状に引き伸ばされたハーネス21を湾曲させてフック10を回避できるように緩めた状態で図1(b)(c)に示したフック10の上方に引き抜くと、ハーネス21はフック10間から解放される。その後、電流センサ2のコネクタ22が所定の制御電気回路基板に接続される。制御電気回路基板は、例えば、電気機器の本体内部において、電流センサホルダー3から離れた位置に配置される。
【0034】
以上の本実施形態のハーネス保持機構1によれば、電気機器(例えば、インバータ装置)の自動組み立て工程に供された電子機器である電流センサ2の搬送過程で電流センサ2のハーネス21及びコネクタ22と周辺部品との干渉を回避できる。
【0035】
特に、自動組立前にハーネス21を電流センサホルダー3に固定する際には、ハーネス保持機構1のフック10の上方から斜めに隣り合うフック10間に介在させればよいので、作業性が簡便となる。
【0036】
また、フック10は簡素な構造なのでハーネス21の径に応じた寸法を採れば、周辺部品との物理的な干渉がさらに避けられると共に電子機器や電気機器の製造コストの低廉化が図られる。
【0037】
さらに、ハーネス21のフック10間から取り外す際には、上述のように、直線状のハーネス21を緩め湾曲させ、フック10を回避するようハーネス21を変形させてから、フック10間から上方に引き抜く必要がある。したがって、電気機器の自動組立時にハーネス21に遠心力や慣性力が生じても、ハーネス21は前記隣り合うフック10により係止されるので、フック10間から外れなくなる。
【0038】
そして、これにより、電気機器の自動組みて工程での電流センサ2のコネクタ22と周辺部品との物理的な干渉が回避され、また、周辺部品との衝突が防止されるので、周囲部品、ロボットアーム等の組立機及びハーネス21やコネクタ22の損傷を予防できる。特に、この効果は、ハーネス21の接続先と反対する電流センサホルダー3の外面の部位にフック10が立設されることより、さらに向上する。
【0039】
また、上述の遠心力や慣性力はハーネス21を引き延ばす方向に働くので、ハーネス21が湾曲する等の引き抜ける可能性のある変形が生じないので、自動組立時にハーネス21及びコネクタ22は電流センサホルダー3に確実に保持された状態となる。
【0040】
さらに、本発明のハーネス保持機構は、電気機器の自動組みて工程に供される電子機器の搬送過程で当該電子機器を収容した筐体の外面に当該電子機器のハーネスを保持できればよいので、上述のフック10の態様に特に限定されるものではない。したがって、前記搬送過程でハーネス21を挟持できるフック10以外の部材を有するハーネス保持機構を本発明の一態様として採ることもできる。また、電気機器の自動組みて工程以外の他の工程に供される搬送過程においても本発明のハーネス保持機構を適用できる。
【0041】
以上のハーネス保持機構1は電流センサ2を収容する電流センサホルダー3に適用される態様となっているが、例えば以下の実施形態2のようにインバータ装置のコンデンサ等においても本発明のハーネス保持機構を適用できる。
【0042】
[実施形態2]
図4に示された実施形態2のハーネス保持機構1は、例えばインバータ装置等の電気機器内に実装される電子機器の一態様である直流のコンデンサ4に適用される。
【0043】
ハーネス保持機構1は、例えばインバータ装置の自動組み立て工程に供されるコンデンサ4の搬送過程で、コンデンサ4のハーネス41をコンデンサ4の外面にて保持する。
【0044】
コンデンサ4は、本体部40と、この本体部40を収容するコンデンサケース43とからなる。本体部40には、本体部40の内部温度を伝送するハーネス41が接続されている。ハーネス41はコネクタ42を介してインバータ装置内の制御基板に接続される。
【0045】
ハーネス保持機構1は、コンデンサ4の表面に立設される以下のフック11、抜け止め部12及び受け止め部13を有する。
【0046】
フック11は、コンデンサケース43の縁部44付近の外面部に設けられる断面L字状を成し、当該外面部とでコンデンサ4のハーネス41を狭持する。
【0047】
抜け止め部12は、略板状を成し、前記外面部においてフック11と対向して配置され、フック11からのハーネス41の抜けを防止する。
【0048】
受け止め部13は、コンデンサケース43の縁部44の角部付近に設けられ、前記外面部とフック11とで狭持されたハーネス41を受け止めて縁部44に沿って支持する。
【0049】
図4を参照してインバータ装置の組み立て方法について説明する。
【0050】
先ず、コンデンサ4がインバータ装置の自動組み立て機の自動組み立て工程に供される際の搬送過程に供される際、コンデンサ4のハーネス41がコンデンサケース43の外面部とフック11とにより挟持されるにより当該外面部に保持される。
【0051】
自動組立機においてコンデンサ4が所望の位置(例えばインバータ装置内の制御基板の近傍)に配置されると、ハーネス41がフック11から取り外される。すなわち、コンデンサ4の縁部44に沿って引き伸ばされたハーネス41を抜け止め部12に寄せた後、さらに、ハーネス41をフック11の先端部に引き寄せると、ハーネス21はフック11と抜け止め部12との間から解放される。その後、コネクタ42は所定の制御基板に接続される。
【0052】
以上のハーネス保持機構1によれば、実施形態1と同様に、電気機器(例えば、インバータ装置)の自動組み立て工程に供されたコンデンサ4の搬送過程でコンデンサ4のハーネス41及びコネクタ42と周辺部品との干渉を回避できる。
【0053】
特に、コンデンサケース43の外面部において抜け止め部12がフック11と対向しているので、コンデンサ4の搬送過程でフック11からのハーネス41の抜けが防止される。
【0054】
また、コンデンサケース43の縁部44の角部付近にて、前記外面部とフック11とで狭持されたハーネス41が受け止め部13に受け止められ、縁部44に沿って支持されるので、コンデンサ4の搬送過程でハーネス41が安定に支持される。したがって、ハーネス41及びコネクタ22の周辺部品との干渉がより一層効果的に回避される。
【符号の説明】
【0055】
1…ハーネス保持機構、10,11…フック、12…抜け止め部、13…受け止め部
2…電流センサ(電子機器)、20…本体部、21…ハーネス、22…コネクタ、23…貫通孔
3…電流センサホルダー(筐体)、30…収容部、31…バスバー、32…固定用貫通孔
4…コンデンサ(電子機器)、40…本体部、41…ハーネス、42…コネクタ、43…コンデンサケース、44…縁部
図1
図2
図3
図4
図5