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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-201658(P2020-201658A)
(43)【公開日】2020年12月17日
(54)【発明の名称】情報処理装置、および情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/26 20190101AFI20201120BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20201120BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20201120BHJP
【FI】
   G06F16/26
   G06F3/16 650
   G06F3/16 620
   G06F3/0482
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2019-107281(P2019-107281)
(22)【出願日】2019年6月7日
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】平田 真章
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555AA10
5E555BA01
5E555BA33
5E555BB01
5E555BB33
5E555BC17
5E555BD01
5E555CA12
5E555CA18
5E555CA47
5E555CB11
5E555CB20
5E555CB64
5E555CC01
5E555DA01
5E555DA23
5E555DB16
5E555DC08
5E555DD02
5E555EA23
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザの使い勝手を毀損することなく、ユーザの意図しない案内情報が提示されることを抑制する。
【解決手段】階層的に提示される複数の選択肢から所望の選択肢を選択するための第1のユーザ入力を受け付ける第1の受付処理と、選択肢群に含まれる選択肢を直接指定するための第2のユーザ入力を受け付ける第2の受付処理とを実行可能に構成されており、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢を、現在選択されている選択肢に応じて設定する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備えた情報処理装置において、
前記制御部は、
階層構造によって関連付けられた複数の選択肢を含む選択肢群に含まれる複数の選択肢であって、階層的に提示される複数の選択肢から所望の選択肢を選択するための第1のユーザ入力を受け付ける第1の受付処理と、
前記選択肢群に含まれる選択肢を直接指定するための第2のユーザ入力を受け付ける第2の受付処理とを実行可能に構成されており、
前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢を、前記階層構造における現在選択されている選択肢の位置に応じて設定する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記階層構造において現在選択されている選択肢の下流側に位置する選択肢を、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記階層構造において現在選択されている選択肢から見て所定階層分上流側に位置する選択肢の下流側に位置する選択肢を、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記階層構造において現在選択されている選択肢から見て一階層分下流側に位置する選択肢を、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
現在選択されている選択肢の位置によらずに、1又は複数の所定の選択肢を前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める
ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2のユーザ入力には、音声入力、キーボードによる入力、手書き入力の少なくとも何れかが含まれることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第2のユーザ入力が音声入力以外の入力である場合の前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢の数を、前記第2のユーザ入力が音声入力である場合の前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢の数よりも大きくする
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
制御部を備えた情報処理装置において実行される情報処理方法であって、
階層構造によって関連付けられた複数の選択肢を含む選択肢群に含まれる複数の選択肢であって、階層的に提示される複数の選択肢から所望の選択肢を選択するための第1のユーザ入力を前記制御部の機能により受け付ける第1の受付処理ステップと、
前記選択肢群に含まれる選択肢を直接指定するための第2のユーザ入力を前記制御部の機能により受け付ける第2の受付処理ステップと、を実行し、
前記第2の受付処理ステップにおいて受け付け可能な選択肢を、前記階層構造における現在選択されている選択肢の位置に応じて設定する選択肢設定ステップを含む
ことを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商業施設や駅構内等において、デジタルサイネージ、またはロボットなどの案内機器を用いて利用者に案内情報を提供する技術が知られている。これらの案内機器では、入出力装置として音声対話装置(マイク&スピーカ)およびタッチパネル付きディスプレイ装置等の複数の入出力手法を組み合わせることで利用者にとって分かりやすい案内の提供を実現している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2002−533843
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような従来技術では、情報をツリー構造で管理することで、ユーザがタッチ操作による操作で、情報の階層を1段階ずつ移動しながら意図した案内情報にたどり着くことができるように情報を提供している。また、上述のような従来技術では、ユーザが音声操作による操作で、ツリー構造で管理された情報の任意の位置の情報に直接たどりつくことができるように情報を提供している。しかしながら、例えば音声認識の失敗などの理由で、利用者の意図しない情報が、ツリー構造で管理された情報から抽出されて利用者に提供される場合があり、このような場合には、利用者は、これらの案内機器を使いにくいと感じることもあった。
【0005】
本発明の一態様は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザの使い勝手を毀損することなく、ユーザの意図しない案内情報が提示されることを抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、制御部を備えた情報処理装置において、前記制御部は、階層構造によって関連付けられた複数の選択肢を含む選択肢群に含まれる複数の選択肢であって、階層的に提示される複数の選択肢から所望の選択肢を選択するための第1のユーザ入力を受け付ける第1の受付処理と、前記選択肢群に含まれる選択肢を直接指定するための第2のユーザ入力を受け付ける第2の受付処理とを実行可能に構成されており、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢を、前記階層構造における現在選択されている選択肢の位置に応じて設定する。
【0007】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理方法は、階層構造によって関連付けられた複数の選択肢を含む選択肢群に含まれる複数の選択肢であって、階層的に提示される複数の選択肢から所望の選択肢を選択するための第1のユーザ入力を受け付ける第1の受付処理ステップと、前記選択肢群に含まれる選択肢を直接指定するための第2のユーザ入力を受け付ける第2の受付処理ステップと、前記第2の受付処理ステップにおいて受け付け可能な選択肢を、前記階層構造における現在選択されている選択肢の位置に応じて設定する選択肢設定ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、ユーザの使い勝手を毀損することなく、ユーザの意図しない案内情報が提示されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態1に係る情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。
図2】情報提示端末の外観構成の例を示す図である。
図3】コンテンツの階層構造の例を示す図である。
図4】グラフ構造のコンテンツの階層構造の例を示す図であり、1つのノードからの遷移可能範囲を示す図である。
図5】木構造のコンテンツの階層構造の例を示す図であり、1つのノードからの遷移可能範囲を示す図である。
図6】木構造のコンテンツの階層構造における各ノードの検索対象となるキーワードの例を示す図である。
図7】ユーザ操作による提示情報の遷移の例を示す図である。
図8】ユーザ操作による提示情報の遷移の例を示す図である。
図9】ユーザ操作による提示情報の遷移の例を示す図である。
図10】情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図11】本発明の実施形態2に係る情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。
図12】情報処理装置として利用可能なコンピュータの構成を例示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。
【0011】
図1は、実施形態1に係る情報処理装置100の要部構成を示すブロック図である。図2は、情報提示端末10の外観構成の例を示す図である。図3図5は、利用者に提示可能な情報の選択肢の階層構造の例を示す図であり、木構造の階層構造H1を示す図である。なお、以下の説明および図面において、選択肢をノードとも称する。
【0012】
図1に示すように、情報処理装置100は、1又は複数の情報提示端末10のネットワーク上のサーバとして機能するものであり、インターネット等のネットワークを介した無線通信、または有線通信により接続された1又は複数の情報提示端末10に情報を提供する。以下の説明において、情報処理装置100をサーバ100とも称する。
【0013】
(情報提示端末10の構成)
情報提示端末10は、情報処理装置100によって提供された情報を利用者に提示するための端末である。情報提示端末10は、商業施設、駅構内、オフィスビル等において、利用者に、店舗案内、社内案内、メニュー案内、地図、交通案内などの案内情報を画像表示、および音声出力等によって提示する装置である。情報提示端末10は、端末通信部11、端末制御部12、入力部20、及び出力部30を備えている。
【0014】
端末通信部11は、例えばインターネットなどのネットワークを介して、情報処理装置100と無線通信により通信する。端末通信部11は、ネットワークを介して、情報処理装置からコンテンツを受信する受信部として機能する。また、端末通信部11は、ネットワークを介して情報処理装置100に対して情報提示端末10の状態を特定するために情報処理装置100が参照する参照情報を送信する送信部としても機能する。ここで、情報提示端末10の状態とは、当該情報提示端末10を操作するための入力機能である音声入力部21、およびタッチ入力部23の少なくとも何れか一方の状態であり、音声入力、またはタッチ入力による入力機能の状態が、入力が可能な状態であるか、入力が不可能な状態であるか、のの何れかの状態である。
【0015】
端末制御部12は、情報提示端末10の各部を統括的に制御する機能を備えている演算装置である。端末制御部12は、例えば1つ以上のプロセッサ(例えばCPUなど)が、1つ以上のメモリ(例えばRAMやROMなど)に記憶されているプログラムを実行することで情報提示端末10の各構成要素を制御する。
【0016】
入力部20は、音声入力部21、キーボード入力部22、タッチ入力部23、及び手書き入力部24を備えている。
【0017】
音声入力部21は、周囲の音声を集音して記憶する機能を有し、例えば、音声信号を電気信号に変換して記憶するマイクロフォンを備えている。音声入力部21は、利用者の発話音声を集音して、音声データに変換する。音声入力部21によって生成された音声データは、端末通信部11を介して、情報処理装置100に送信される。
【0018】
キーボード入力部22は、利用者のキー操作による入力を受け付け、利用者の入力操作に応じた電気信号を生成する。キーボード入力部22によって生成された利用者の入力操作に応じた電気信号は、端末通信部11を介して、情報処理装置100に送信される。
【0019】
タッチ入力部23は、表示部31に重畳配置されたタッチセンサであり、利用者によるタッチ操作を受け付ける。タッチ入力部23は、利用者によるタッチ操作に応じた指示データを生成する。タッチ入力部23によって生成された指示データは、端末通信部11を介して、情報処理装置100に送信される。
【0020】
手書き入力部24は、利用者の手書き入力を受け付け、利用者の手書き入力に応じた指示データを生成する。手書き入力部24は、利用者の指、およびタッチペンの少なくとも何れかにより手書きされた情報に応じた指示データを生成する。手書き入力部24は、表示部31に重畳配置されたタッチ入力部23によって構成されていてもよいし、個別のタッチパッドによって構成されていてもよい。
【0021】
出力部30は、表示部31、およびスピーカ32を備えている。
【0022】
表示部31は、LEDディスプレイや有機ELディスプレイを備え、端末制御部12の制御に応じて、情報処理装置100から提供された情報をディスプレイ表示することにより、利用者に情報を提示する。
【0023】
スピーカ32は、端末制御部12の制御に応じて、情報処理装置100から提供された音声コンテンツの音声出力を行うことにより、利用者に情報を提示する。
【0024】
なお、表示部31、およびスピーカ32を共に、提示部とも呼称するが、提示部は表示部31、およびスピーカ32の構成に限定されるものではない。情報提示端末10は、表示部31、およびスピーカ32に加えて、可動部を駆動させる駆動出力部や、LEDを発光させる発光出力部等を備え、様々な態様で、利用者に情報を提示することができる構成であってもよい。また、情報提示端末10は、情報提示端末10とは別体の提示部、例えば利用者のスマートフォン、に情報を提示することができる構成であってもよい。
【0025】
情報提示端末10は、例えば、図2に示したように、音声入力部21、タッチ入力部23、表示部31、およびスピーカ32を備えた、利用者と対話可能なデジタルサイネージである。また、情報提示端末10は、スマートフォン、携帯電話、タブレットPCなどの携帯型端末であってもよい。
【0026】
(情報処理装置100の要部構成)
図1に示すように、情報処理装置100は、サーバ通信部110、制御部120、記憶部130を含んでいる。なお、本実施形態では、情報処理装置100が1つのサーバにより構成されている場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではい。例えば、情報処理装置100が有する各機能部が別々のサーバで構成され、複数のサーバにより情報処理装置100が構成されていてもよいし、複数の情報処理装置100が共同で処理を行う構成であってもよい。
【0027】
サーバ通信部110は、例えばインターネットなどのネットワークを介して、1又は複数の情報提示端末10と無線通信により通信する。サーバ通信部110は、ネットワークを介して、1又は複数の情報提示端末10から送信される情報を受信することができるとともに、1又は複数の情報提示端末10に対して情報を送信することができる。
【0028】
制御部120は、情報処理装置100の各部を統括的に制御する機能を備えている演算装置である。制御部120は、例えば1つ以上のプロセッサ(例えばCPUなど)が、1つ以上のメモリ(例えばRAMやROMなど)に記憶されているプログラムを実行することで情報処理装置100の各構成要素を制御する。
【0029】
制御部120は、サーバ通信部110を介して、情報提示端末10の利用者による入力操作に応じた指示データであるユーザ入力を受け付ける。ユーザ入力には、情報提示端末10の端末IDを含む、情報提示端末10を特定するための情報が含まれている。制御部120は、サーバ通信部110を介して情報提示端末10から取得したユーザ入力を参照して、複数の情報提示端末10の何れから、ユーザ入力を受信したかを識別し、受信したユーザ入力に応じた情報を、情報提示端末10に提供する。
【0030】
記憶部130は、制御部120で用いられる種々のデータを格納するストレージである。記憶部130は、例えば、内容の書き換えが可能な不揮発性メモリである、EPROM、EEPROM(登録商標)、HDD、フラッシュメモリなどのいずれか1つ、又はそれらの1つ以上の組み合わせによって実現される。
【0031】
記憶部130には、ユーザ入力に応じて、利用者に提示可能な情報の選択肢Nが記憶されている。図3図5に示すように、利用者に提示可能な複数の情報の選択肢Nは、階層構造H1によって互いに直接的または間接的に関連付けられて、記憶部130に記憶されている。
【0032】
ここで、「直接的」とは、例えば、図3の「AV機器」と、「テレビ」との関係のように、直接的に互いが紐付けられていることを示す。また、間接的とは、例えば、図3の「テレビ」と、「オーディオ」との関係のように、「AV機器」といった他の選択肢を介して間接的に互いが紐付けられていることを示す。
【0033】
制御部120は、第1の受付処理部121、および第2の受付処理部を含んでいる。
【0034】
第1の受付処理部121は、サーバ通信部110を介して情報提示端末10から受信したユーザ入力であって、記憶部130に階層構造H1によって関連付けられて記憶された複数の選択肢Nを含む選択肢群(図3に示す例では、例えばT1、T2)に含まれる複数の選択肢Nであって、階層的に提示される複数の選択肢Nから所望の選択肢Nを選択するための第1のユーザ入力を受け付ける。
【0035】
図2の情報提示端末10の表示部31には、情報提示端末10におけるホーム画面の一例が示されている。ホーム画面において、利用者が、例えば、テレビコーナに関する案内情報の提示を望む場合、利用者は「テレビ」を複数の選択肢から選択する。続いて、表示部21には、図3における「テレビ」に階層的に紐付けられている複数の選択肢が提示される。図3に示した例では、「テレビ」には、「ハイビジョン」、「4K」、および「8K」の選択肢が階層的に紐付けられている。よって、ホーム画面において、利用者により「テレビ」を選択する入力操作が行われると、「テレビ」に対して階層的に紐付けられた、「ハイビジョン」、「4K」、および「8K」の選択肢が提示される。
【0036】
ここで、第1のユーザ入力には、情報提示端末10の入力部20のうち、タッチ入力部23に対する利用者によるタッチ入力に応じた指示データが含まれる。
【0037】
タッチ入力部23に対する操作では、利用者は、表示部31に表示された選択肢の中からしか提示を望む情報を選択することができない。このため第1の受付処理部121は、利用者に階層的に選択肢を提示し、第1のユーザ入力を受け付ければよい。
【0038】
第2の受付処理部122は、記憶部130に階層構造H1によって関連付けられて記憶された複数の選択肢Nを含む選択肢群に含まれる選択肢Nを直接指定するための第2のユーザ入力を受け付ける。
【0039】
ここで、第2のユーザ入力には、情報提示端末10の入力部20のうち、音声入力部21に対するユーザによる音声入力、キーボード入力部22に対する利用者によるキーボード入力、及び手書き入力部24に対する利用者による手書き入力の少なくとも何れかに応じた指示データが含まれる。
【0040】
音声入力部21に対する利用者による音声入力、キーボード入力部22に対する利用者によるキーボード入力、及び手書き入力部24に対する利用者による手書き入力の何れかによる第2のユーザ入力は、与えられた選択肢からしか望む情報を選択できない第1のユーザ入力に比べて、利用者は自由度の高い入力を行うことができる。一方で、ユーザ入力が誤認識され、利用者が望まない情報が提示される可能性も高くなる。第2の受付処理部122は、以下に説明するように、利用者が望んでいない情報が、誤認識等によりいきなり利用者に提示されるのを防ぐために以下の処理を行う。
【0041】
第2の受付処理部122は、第2のユーザ入力を受け付ける受付処理において、受け付け可能な選択肢を、記憶部130に記憶された選択肢Nの階層構造H1における現在選択されている選択肢Nの位置に応じて設定する。
【0042】
また、第2の受付処理部122は、記憶部130に記憶された選択肢Nの階層構造H1において現在選択されている選択肢Nの下流側に位置する選択肢Nを、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢Nに含める。
【0043】
例えば、図3において、現在選択されている選択肢が「AV機器」である場合、第2の受付処理部122は、「AV機器」の下流側に位置している選択肢群T1内の選択肢を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める。つまり、図4に示すように、第2の受付処理部122は、現在選択されている選択肢が「AV機器」である選択肢N1である場合、選択肢N1の1層下流側に位置している「テレビ」、「オーディオ」等の選択肢N2と、選択肢N1の1層下流側に位置している「ハイビジョン」、「モバイル」等の選択肢N2と、を第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める。
【0044】
ここで、ある選択肢のノードに着目したとき、当該ノードからnノード分上流側に存在するノードの下位側に存在するm層分のノードを、f(n、m)と表記する。第2の受付処理部122は、f(n,m)(n、m:ここでnは任意の非負の整数、mは任意の自然数)によって指定されるノードを第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める。
【0045】
例えば、f(0、2)は、あるノードに着目したとき、当該ノードの下位側2層分のノードのことを指す。つまり、第2の受付処理部122は、現在選択されている選択肢Nの下流側に位置する選択肢Nを、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢Nに含めるとは、f(0、m)によって指定されるノードを第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めることを意味する。
【0046】
図3に示すように、現在選択されている選択肢が「テレビ」である場合には、第2の受付処理部122は、「テレビ」の下流側に位置している選択肢群T2内の選択肢を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める。
【0047】
これにより、例えば、現在選択されている選択肢が「AV機器」、または「テレビ」である場合に、利用者が情報提示端末10の周囲において雑談で「あのお店オープンしたんだ!」と発話し、音声入力部21が「オーブン」と音声入力されたと誤認識する場合がある。このような場合に、第2の受付処理部122は現在選択されている選択肢の下流側に位置する選択肢を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めるため、選択肢に含まれていな「オーブン」がユーザ入力として処理され、いきなり関係のない「オーブン」についての情報が利用者に提示されるのを防ぐことができる。
【0048】
また、第2の受付処理部122は、記憶部130に記憶された選択肢Nの階層構造H1において現在選択されている選択肢から見て所定階層分上流側に位置する選択肢の下流側に位置する選択肢を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0049】
例えば、第2の受付処理部122は、図4において、現在選択されている選択肢が「テレビ」である場合には、「テレビ」からみて一階層分上流側に位置する選択肢N1の「AV機器」の下流側に位置する選択肢N2を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。つまり、第2の受付処理部122は、f(1、m)によって指定されるノードを第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0050】
また、第2の受付処理部122は、記憶部130に記憶された選択肢の階層構造H1において現在選択されている選択肢から見て一階層分下流側に位置する選択肢を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0051】
例えば、第2の受付処理部122は、図4において、現在選択されている選択肢が「AV機器」である場合には、「AV機器」からみて一階層分下流側に位置する選択肢の「テレビ」と、「オーディオ」のみを第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。つまり、第2の受付処理部122は、f(0、1)によって指定されるノードを第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0052】
第2の受付処理部122は、第2のユーザ入力が、利用者による音声入力以外の入力によるものである場合の第2の受付処理において受け付け可能な選択肢の数を、第2のユーザ入力が音声入力によるものである場合の第2の受付処理において受け付け可能な選択肢の数よりも大きくする。
【0053】
これにより、誤認識が生じやすい音声入力については、キーボード入力、及び手書き入力よりも受け付け可能な選択肢の数を少なくすることで、誤認識による入力が受け付けられて、利用者が望んでいない情報が、いきな利用者に提示されるのを防ぐことができる。
【0054】
第1の受付処理部121、および第2の受付処理部122は、図3に示すように現在選択されている選択肢の位置によらずに、前回選択されていた選択肢に戻る「戻る」選択肢および、ホーム画面に戻る「ホーム」といった1又は複数の所定の選択肢を、第1の受付処理、および第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0055】
また、図5に示すように、記憶部130には、選択肢のそれぞれに複数のキーワードを紐付けて記憶していてもよい。第2の受付処理部122は、第2の受付処理において、選択肢、および各選択肢に紐付けられたキーワードを、受け付け可能な選択肢とする。第2の受付処理部122は、キーワードが入力された場合には、ユーザ入力におけるキーワードに紐付けられた選択肢が選択されたと判断することができてもよい。
【0056】
第2の受付処理部122は、例えば、ユーザ入力におけるキーワードと、選択肢のそれぞれに紐付けられたキーワードとの文字列間の編集距離を用いて、ユーザ入力におけるキーワードと、選択肢のそれぞれに紐付けられたキーワードとの近さを算出し、ユーザ入力が第2の受付処理において受け付け可能な選択肢であるかを判断してもよい。
【0057】
図6は、複数の選択肢を含む選択肢群の別の例を示す図である。図6に示すように、複数の選択肢は、木構造の階層構造H1に限らず、グラフ構造の階層構造H2によって、直接的又は間接的に互いに関連付けられていてもよい。
【0058】
選択肢がグラフ構造の階層構造H2によって、直接的又は間接的に互いに関連付けられている場合、第1の受付処理部は、現在選択されている選択肢からの距離が1層の範囲の選択肢を、第1の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める。
【0059】
また、第2の受付処理部122は、現在選択されている選択肢からの距離が、例えば2層の範囲の選択肢を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める。つまり、図7において、現在選択されている選択肢が「8K」である場合には、第2の受付処理部122は、「8K」の選択肢N1からの距離が、2層の範囲の選択肢N2(例えば、「4K」、「コンボ」、「テレビ」、「オーディオ」等)を、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含める。
【0060】
また、階層構造H2により複数の選択肢が関連付けられている場合であっても、第1の受付処理部121、および第2の受付処理部122は、現在選択されている選択肢の位置によらずに、前回選択されていた選択肢に戻る「戻る」選択肢および、ホーム画面に戻る「ホーム」といった1又は複数の所定の選択肢を、第1の受付処理、および第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0061】
図7は、利用者によりタッチ入力部23に対するタッチ操作が行われた場合に、情報提示端末10によって利用者に提示される情報の例を示す図である。図7の左側に示した表示例は、現在選択されている選択肢が、図3に示した階層構造の「AV機器」である場合に、情報提示端末10の表示部31に表示される情報の例を示している。
【0062】
図7の左側の図に示したように、現在選択されている選択肢が「AV機器」である場合には、情報提示端末10の表示部31には、「AV機器」に関連付けられた情報である、例えばAV機器の売り場に関する案内情報が提示される。また、表示部31には、「AV機器」の1階層下流側に位置する選択肢である「テレビ」、および「オーディオ」と、「戻る」ボタン等の現在選択されている選択肢の位置によらず選択可能な選択肢とが提示される。
【0063】
情報処理装置100の第1の受付処理部121は、階層的に提示された複数の選択肢の中から、利用者により「テレビ」を選択するタッチ入力(第1のユーザ入力)を受け付けると、記憶部130に記憶された「テレビ」に係る情報である、例えばテレビの売り場に関する案内情報を情報提示端末10に送信する。また、情報処理装置100の第1の受付処理部121は、「テレビ」の1階層下流側に位置する選択肢である「ハイビジョン」、「4K」、および「8K」を受け付け可能な選択肢として、情報提示端末10に送信する。情報提示端末10の表示部31には、図7の右上の図に示したように、テレビに関する情報とともに、選択可能な選択肢「ハイビジョン」、「4K」、および「8K」と、「戻る」ボタン等の現在選択されている選択肢の位置によらず選択可能な選択肢とが提示される。
【0064】
また、情報処理装置100の第1の受付処理部121は、階層的に提示された複数の選択肢の中から、利用者により「オーディオ」を選択するタッチ入力(第1のユーザ入力)を受け付けると、記憶部130に記憶された「オーディオ」に係る情報である、例えばオーディオの売り場に関する案内情報を情報提示端末10に送信する。また、情報処理装置100の第1の受付処理部121は、「オーディオ」の1階層下流側に位置する選択肢である「コンポ」、および「モバイル」を受け付け可能な選択肢として、情報提示端末10に送信する。情報提示端末10の表示部31には、図7の右下の図に示したように、オーディオに関する情報とともに、選択可能な選択肢「コンポ」、および「モバイル」と、「戻る」ボタン等の現在選択されている選択肢の位置によらず選択可能な選択肢とが提示される。
【0065】
図8図9は、利用者により音声入力部21に対する音声入力が行われた場合に、情報提示端末10によって利用者に提示される情報の例を示す図である。
【0066】
図8図9の左側の図に示したように、現在選択されている選択肢が「AV機器」である場合には、情報提示端末10の表示部31には、「AV機器」に関連付けられた情報と、「AV機器」の1階層下流側に位置する選択肢である「テレビ」、および「オーディオ」と、「戻る」ボタン等の現在選択されている選択肢の位置によらず選択可能な選択肢とが提示される。この状態で、利用者による音声入力部21に対する音声入力が行われると、情報処理装置100の第2の受付処理部122は、利用者による音声入力による選択が、現在選択されている選択肢から見て下流側に位置する選択肢に含まれていれば、音声入力によって利用者に選択された選択肢に係る情報を情報提示端末10に送信する。
【0067】
図8の右側の図に示したように、利用者による音声入力により選択された選択肢が「ハイビジョン」である場合、「ハイビジョン」は、現在選択されている選択肢である「AV機器」から見て下流側に位置する選択肢に含まれているため、情報提示端末10の表示部31には、「ハイビジョン」に係る情報が提示される。
【0068】
一方で、利用者による音声入力により選択された選択肢が「オーブン」である場合、「オーブン」は、現在選択されている選択肢である「AV機器」から見て下流側に位置する選択肢に含まれていないため、情報処理装置100の第2の受付処理部122、当該ユーザ入力の受付処理を実行しない。つまり、「オーブン」との利用者による音声入力に応じた情報が、情報処理装置100から情報提示端末10に提供されない。よって、図9の右側の図に示したように、情報提示端末10の表示部31の表示は、「AV機器」が現在選択されている選択肢である場合の表示から遷移せず保持される。
【0069】
〔情報処理装置100、および情報提示端末10による処理の流れについて〕
図10は、情報処理装置100、および情報提示端末10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【0070】
(ステップS1)
情報処理装置100の制御部120は、利用者による入力が行われると、当該入力の種別が、第1のユーザ入力であるタッチ操作による入力であるか、第2のユーザ入力である音声入力、キーボード入力、または手書き入力であるか、を判定する。
【0071】
情報処理装置100の制御部120は、入力種別が第1のユーザ入力であると判定すると、ステップS2に進む。情報処理装置100の制御部120は、入力種別が第2のユーザ入力であると判定すると、ステップS11に進む。
【0072】
(ステップS2)
利用者による入力種別が第1のユーザ入力であると、情報処理装置100の制御部120は、第1の受付処理部121の機能により、第1の受付処理を実行する。第1の受付処理部121は、利用者によりタッチ操作された位置に応じた選択肢に、現在選択されている選択肢を遷移させ、当該現在選択されている選択肢に係る情報と、現在選択されている選択肢から見て1層下流側に位置する選択肢と、を記憶部130から抽出して、情報提示端末10に提供する。
【0073】
(ステップS3)
情報提示端末10の端末制御部12は、端末通信部11を介して情報処理装置100から受信した現在選択されている選択肢に係る情報と、現在選択されている選択肢から見て1層下流側に位置する選択肢とを提示する画面に表示部31の表示画面を遷移して処理を終了する。また、情報提示端末10の端末制御部12は、必要に応じて、情報処理装置100から受信した音声データを再生し、スピーカ32から音声出力し処理を終了する。
【0074】
(ステップS11)
利用者による入力種別が第2のユーザ入力であると、情報処理装置100の制御部120は、第2の受付処理部122の機能により、第2の受付処理を実行する。第2の受付処理部122は、利用者による入力が音声入力であれば、サーバ通信部110を介して情報提示端末10から受信した音声データの音声認識を行い、認識結果を取得する。
【0075】
(ステップS12)
第2の受付処理部122は、現在選択されている選択肢を含む選択肢群に含まれる複数の選択肢と、選択肢のそれぞれに紐付けられたキーワードを記憶部130から抽出するとともに、「ホーム」および「戻る」等の現在選択されている選択肢の位置に因らない選択肢を含む受付可能な選択肢の一覧を生成する。
【0076】
(ステップS13)
第2の受付処理部122は、ステップS11において生成した利用者による音声入力の音声データを音声認識した認識結果と、ステップS12において生成した受付可能な選択肢の一覧とを比較し、音声認識の結果に対して最も近い選択肢を受付可能な選択肢の一覧から決定する。
【0077】
(ステップS14)
第2の受付処理部122は、音声認識の結果と、ステップS13において決定した最も近い選択肢との近さは、予め設定した閾値(基準値)以上であるか否かを判定する。第2の受付処理部122は、音声認識の結果と、最も近い選択肢との近さが予め設定した閾値以上であると判定すると(ステップS14においてYES)、ステップS15に進む。第2の受付処理部122は、音声認識の結果と、最も近い選択肢との近さが予め設定した閾値未満であると判定すると(ステップS14においてNO)、利用者による音声入力を誤認識した可能性があるため、現在選択されている選択肢の遷移を行わずに処理を終了する。
【0078】
(ステップS15)
第2の受付処理部122は、音声認識の結果に最も近い選択肢に、現在選択されている選択肢を遷移し、遷移した選択肢に係る情報と、当該選択肢から見て1層下流側に位置する選択肢と、を記憶部130から抽出して、情報提示端末10に提供する。
【0079】
(ステップS16)
情報提示端末10の端末制御部12は、端末通信部11を介して情報処理装置100から受信した現在選択されている選択肢に係る情報と、現在選択されている選択肢から見て1層下流側に位置する選択肢とを提示する画面に表示部31の表示画面を遷移して処理を終了する。また、情報提示端末10の端末制御部12は、必要に応じて、情報処理装置100から受信した音声データを再生し、スピーカ32から音声出力し処理を終了する。
【0080】
このように、情報処理装置100は、利用者による入力の自由度の高い、音声入力、キーボード入力、手書き入力等の第2のユーザ入力を受け付ける処理を行う場合には、現在選択されている選択肢を遷移することができる範囲を限定し、当該限定された範囲に含まれる選択肢を、受付処理において受け付け可能な選択肢とする。これにより、音声入力の誤認識結果に応じて選択された、利用者にとって関係の無い情報が突然情報提示端末10により利用者に提示されるのを防ぐことができる。よって、複数の入力手段を利用者に提供し利用者の使い勝手を毀損することなく、且つ利用者の意図しない案内情報が提示されることを抑制することができる。
【0081】
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
【0082】
上述の実施形態1では、情報処理装置100と、情報提示端末10とが、ネットワークを介して互いに通信可能に接続され、情報提示端末10に対するユーザ入力によって選択された選択肢に係る情報を情報処理装置100が情報提示端末10に提供して、情報提示端末10により利用者に提示される構成について説明した。しかしながら、これに限らず、情報処理装置100と、情報提示端末10とが一体である構成であってもよい。
【0083】
図11は、実施形態2に係る、情報処理装置の機能を一体に備えた情報提示端末200の要部構成を示すブロック図である。図11に示すように、情報提示端末200は、入力部20、出力部30、制御部120、および記憶部130を備えている。
【0084】
制御部120は、情報提示端末200の各部を統括的に制御する機能を備えている演算装置である。端末制御部12は、例えば1つ以上のプロセッサ(例えばCPUなど)が、1つ以上のメモリ(例えばRAMやROMなど)に記憶されているプログラムを実行することで情報提示端末10の各構成要素を制御する。
【0085】
制御部120は、第1の受付処理部121と、第2の受付処理部122と、を含む。第1の受付処理部121は、第1のユーザ入力を受け付けて、第1のユーザ入力により選択された選択肢に係る情報を出力部30の機能により利用者に提示する。
【0086】
第2の受付処理部122は、第2の受付処理において受け付け可能な選択肢を設定し、第2のユーザ入力に応じた選択肢が、予め設定された受け付け可能な選択肢に含まれていれば、第2の受付処理を実行し、第2のユーザ入力により選択された選択肢に係る情報を出力部30の機能により利用者に提示する。
【0087】
このように、情報処理装置は、情報提示端末と別体である構成に限らず、情報提示端末が情報処理装置の機能を一体に備えている構成であってもよい。
【0088】
〔実施形態4〕
上記各実施形態では、情報処理装置100として1つのサーバを用いる例を説明したが、情報処理装置100の有する各機能が、個別のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
【0089】
〔実施形態5〕
情報処理装置100および情報提示端末200の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、情報処理装置100および情報提示端末200のそれぞれを、図12に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
【0090】
図12は、情報処理装置100および情報提示端末200として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、キーボード、マウス、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
【0091】
補助記憶装置914には、コンピュータ910を情報処理装置100および情報提示端末200として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、情報処理装置100および情報提示端末200が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914が備える、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。また、記録媒体に記録されているプログラムを、主記憶装置913上に展開することなく実行可能なコンピュータであれば、主記憶装置913を省略してもよい。なお、上記各装置(演算装置912、主記憶装置913、補助記憶装置914、入出力インターフェース915、通信インターフェース916、入力装置920、および出力装置930)は、それぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。
【0092】
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0093】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置100は、制御部120を備えた情報処理装置100において、前記制御部120は、階層構造によって関連付けられた複数の選択肢を含む選択肢群に含まれる複数の選択肢であって、階層的に提示される複数の選択肢から所望の選択肢を選択するための第1のユーザ入力を受け付ける第1の受付処理と、前記選択肢群に含まれる選択肢を直接指定するための第2のユーザ入力を受け付ける第2の受付処理とを実行可能に構成されており、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢を、前記階層構造における現在選択されている選択肢の位置に応じて設定する。
【0094】
上記の構成によれば、利用者の選択の自由度が提示された選択肢の中に限られる第1のユーザ入力を受け付ける第1の受付処理に対して、利用者の選択の自由度が高い第2のユーザ入力を受け付ける第2の受付処理では、受け付け可能な選択肢を、前記階層構造における現在選択されている選択肢の位置に応じて設定するため、第2のユーザ入力が誤認識、または誤入力によるものであった場合に、利用者が意図しない情報が突然提示されことがない。よって、複数の入力手段をユーザに提供し、ユーザの使い勝手を毀損することなく、且つ誤認識、または誤入力が生じた場合であってユーザの意図しない案内情報が提示されることを抑制することができる。
【0095】
本発明の態様2に係る情報処理装置100は、上記態様1において、前記制御部120は、前記階層構造において現在選択されている選択肢の下流側に位置する選択肢を、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0096】
上記の構成によれば、受け付け可能な選択肢を、現在選択されている選択肢の下流側に位置する選択肢に限定することができ、第2のユーザ入力が誤認識、または誤入力によるものであった場合に、利用者が意図しない情報が突然提示されことを抑制することができる。
【0097】
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、前記制御部120は、前記階層構造において現在選択されている選択肢から見て所定階層分上流側に位置する選択肢の下流側に位置する選択肢を、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0098】
上記の構成によれば、受け付け可能な選択肢を、現在選択されている選択肢から見て所定階層分上流側に位置する選択肢の下流側に位置する選択肢に限定することができ、利用者が意図しない情報が突然提示されことを抑制することができる。
【0099】
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1において、前記制御部120は、前記階層構造において現在選択されている選択肢から見て一階層分下流側に位置する選択肢を、前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0100】
上記の構成によれば、受け付け可能な選択肢を、現在選択されている選択肢から見て一階層分下流側に位置する選択肢に限定することができ、利用者が意図しない情報が突然提示されことを抑制することができる。
【0101】
本発明の態様5に係る情報処理装置は、上記態様1から4において、前記制御部120は、現在選択されている選択肢の位置によらずに、1又は複数の所定の選択肢を前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢に含めてもよい。
【0102】
上記の構成によれば、受け付け可能な選択肢を、1又は複数の所定の選択肢に限定することができ、利用者が意図しない情報が突然提示されことを抑制することができる。
【0103】
本発明の態様6に係る情報処理装置は、上記態様1から5において、前記第2のユーザ入力には、音声入力、キーボードによる入力、手書き入力の少なくとも何れかが含まれてもよい。
【0104】
上記の構成によれば、利用者の入力の自由度が高い音声入力、キーボードによる入力、手書き入力等の入力によって受け付け可能な選択肢を限定的なものとすることができるため、ユーザの使い勝手を毀損することなく、ユーザの意図しない案内情報が提示されることを抑制することができる。
【0105】
本発明の態様7に係る情報処理装置100は、上記態様6において、前記制御部120は、前記第2のユーザ入力が音声入力以外の入力である場合の前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢の数を、前記第2のユーザ入力が音声入力である場合の前記第2の受付処理において受け付け可能な選択肢の数よりも大きくしてもよい。
【0106】
上記の構成によれば、ユーザの会話の中に含まれる単語を第2のユーザ入力として誤認識する可能性が高い音声入力について、受け付け可能な選択肢の数を少なくすることで、第2のユーザ入力が音声入力の誤認識によるものであった場合に、ユーザの意図しない案内情報が提示されることを抑制することができる。
【0107】
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【0108】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
【符号の説明】
【0109】
10、200 情報提示端末
20 入力部
21 音声入力部
22 キーボード入力部
23 タッチ入力部
24 手書き入力部
30 出力部
31 表示部
32 スピーカ
100 情報処理装置
120 制御部
121 第1の受付処理部
122 第2の受付処理部
130 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12