【解決手段】複数のユーザ端末装置とネットワーク上で接続され、ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルを管理するサーバ装置は、複数のチャンネルのうちの第1のチャンネルを示すチャンネル情報と第1のチャンネルのユーザを示すユーザ情報を複数のユーザ端末装置のうちの第1のユーザ端末装置から受信する受信部と、受信したチャンネル情報とユーザ情報とに基づいて、ユーザにおける第1のチャンネルの未読メッセージの件数である第1の未読件数を取得する未読件数取得部と、取得した第1の未読件数とチャンネル情報に対応付けられた未読件数に関する閾値情報に基づいて、第1のチャンネルの未読メッセージがあること通知する通知情報、第1のユーザ端末装置に送信する送信部と、を備える。
前記ユーザにおける前記第1のチャンネルの既読メッセージの受信時刻と、前記ユーザにおける前記第1のチャンネルの前記未読メッセージの受信時刻と、前記第1の未読件数とに基づき、前記第1のチャンネルの所定時間当たりに受信した前記未読メッセージの件数である第2の件数を取得する単位時間件数取得部を、さらに備え、
前記送信部は、前記第2の件数が前記閾値情報以上である場合に、前記通知情報を前記第1のユーザ端末装置に送信すること、
を特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
複数のユーザ端末装置とネットワーク上で接続され、前記ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルを管理するサーバ装置の制御方法であって、
前記複数のチャンネルのうちの第1のチャンネルを示すチャンネル情報と前記第1のチャンネルのユーザを示すユーザ情報を前記複数のユーザ端末装置のうちの第1のユーザ端末装置から受信し、
前記チャンネル情報と前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザにおける前記第1のチャンネルの未読メッセージの件数である第1の未読件数を取得し、
前記第1の未読件数と前記チャンネル情報に対応付けられた未読件数に関する閾値情報に基づいて、前記第1のチャンネルの前記未読メッセージがあること通知する通知情報を、前記第1のユーザ端末装置に送信する
ことを特徴とするサーバ装置の制御方法。
複数のユーザ端末装置とネットワーク上で接続され、前記ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルを管理するサーバ装置の制御プログラムであって、
前記複数のチャンネルのうちの第1のチャンネルを示すチャンネル情報と前記第1のチャンネルのユーザを示すユーザ情報を前記複数のユーザ端末装置のうちの第1のユーザ端末装置から受信する受信部、
前記チャンネル情報と前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザにおける前記第1のチャンネルの未読メッセージの件数である第1の未読件数を取得する未読件数取得部、
前記第1の未読件数と前記チャンネル情報に対応付けられた未読件数に関する閾値情報に基づいて、前記第1のチャンネルの前記未読メッセージがあること通知する通知情報を、前記第1のユーザ端末装置に送信する送信部としてコンピュータを機能させることを特徴とするサーバ装置の制御プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一態様について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】
図1は、本発明の一態様に係る管理システム100のシステム構成図である。
図1に示すように、管理システム100は、例えば、サーバ装置101、ネットワーク102、複数のユーザ端末装置103を含む。
【0015】
複数のユーザ端末装置103の各ユーザ端末装置103は、例えば、ネットワーク102を介してサーバ装置101と接続する。また、各ユーザ端末装置103は、例えば、ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルのいずれかのチャンネルに接続する。そして、各ユーザ端末装置103は、例えば、接続したチャンネルのメッセージと、そのチャンネルに未読メッセージがあることを通知する通知情報とを受信し、受信したメッセージと通知情報とを出力する。また、各ユーザ端末装置103は、接続したチャンネルのメッセージを入力し、そのメッセージをネットワーク102を介してサーバ装置101に送信する。
【0016】
サーバ装置101は、例えば、ネットワーク102を介して複数のユーザ端末装置103と接続され、ネットワーク102上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルの各チャンネルのメッセージをユーザ端末装置103から受信する。そして、サーバ装置101は、例えば、各チャンネルに応じた通知を行うタイミングに関するタイミング情報(閾値情報)に基づいて、そのチャンネルのユーザに対する未読のメッセージがあることを通知する通知情報を、そのユーザのユーザ端末装置103に送信する。また、サーバ装置101は、チャンネルのユーザに対する未読のメッセージを、そのユーザのユーザ端末装置103に送信する。サーバ装置101の構成については、後述する。
【0017】
図2は、本発明の一態様に係るサーバ装置101のハードウェア構成の一例を示す概略ブロック図である。
【0018】
サーバ装置101は、CPU201と、入力部202と、出力部203と、ROM204(Read Only Memory)と、RAM205(Random Access Memory)と、インターフェース部206と、を備える。CPU201と、入力部202と、出力部203と、ROM204と、RAM205と、インターフェース部206とは、バスを介して相互に接続される。CPU201は、ROM204とRAM205とが記憶するプログラムを読み出して実行する。CPU201は、例えば、プロセッサ一般のことを示すものであり、MPU等も含む。入力部202は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイクなどの入力装置である。出力部203は、例えば、表示部、スピーカーなどの出力装置である。ROM204とRAM205は、プログラム、各種データを記憶する。インターフェース部206は、通信インターフェースを有し、有線または無線によりネットワーク102に接続される。
【0019】
ここで、ユーザ端末装置103は、
図2に示すサーバ装置101のハードウェア構成と同様であり、説明を省略する。
【0020】
図3は、本発明の一態様に係るサーバ装置101がユーザ端末装置103から受信する受信データの一例を示す図である。
図4は、本発明の一態様に係るサーバ装置101がユーザ端末装置103へ送信する送信データの一例を示す図である。
図5、6は、本発明の一態様に係るサーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネルのデータの一例を示す図である。
図7は、本発明の一態様に係るサーバ装置101の機能的構成の一例を示す図である。以下に、ユーザのあるチャンネルにおける未読メッセージの件数と、そのチャンネルの閾値情報とに基づいて、未読メッセージがあることを通知する通知情報をユーザ端末装置103に送信するサーバ装置101の機能的構成について、
図3〜5、7を参照して、説明する。
【0021】
サーバ装置101は、例えば、
図7に示すように、記憶部701、通信部702、および制御部710(メッセージ取得部711、更新部712、チャンネル情報取得部713、通知タイミング情報取得部714、ユーザ情報取得部715、未読件数取得部716、判断部717、および通知情報決定部718)を備えている。
【0022】
例えば、制御部710は、
図2におけるCPU201に対応し、通信部702は、
図2におけるインターフェース部206に対応し、記憶部701は、
図2におけるROM204とRAM205に対応する。
【0023】
また、制御部710は、例えば、記憶部701に格納される制御プログラムに従って各種の情報処理を実行する。制御プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。ここで、コンピュータの一例は、サーバ装置101である。
【0024】
記憶部701は、
図5、6に示すように、各チャンネルに対応する各種情報を記憶している。
【0025】
具体的には、記憶部701は、
図5(a)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、ユーザ端末装置103から受信したチャンネル#1の各メッセージに付与されたメッセージ番号と、チャンネル#1のメッセージを入力したユーザを特定するユーザ情報(ユーザ名)と、受信したチャンネル#1のメッセージ内容と、受信した受信時刻を対応付けて記憶する。メッセージ番号は、受信した順番に連続した番号が付与されるものとするが、それに限らない。また、記憶部701は、
図6(a)に示すように、他のチャンネルのチャンネル#2についても同様に記憶する。
【0026】
また、具体的には、記憶部701は、
図5(b)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、チャンネル#1に接続が許可されているユーザのユーザ名と、各ユーザ名のユーザのユーザ端末装置103から出力済みである既読メッセージの既読メッセージ番号とを対応付けて記憶する。また、記憶部701は、
図6(b)に示すように、他のチャンネルのチャンネル#2についても同様に記憶する。
【0027】
また、具体的には、記憶部701は、
図5(c)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、チャンネル#1の未読メッセージがあることを通知するタイミングに関するタイミング情報(閾値情報)と、チャンネル#1のユーザに対する未読メッセージがあることをそのユーザのユーザ端末装置103に通知する通知情報を対応付けて記憶する。具体的には、記憶部701は、
図5(c)に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、閾値情報:50件と、通知情報:1回を対応付けて記憶する。これは、チャンネル#1の未読メッセージの通知については、未読メッセージが50件(閾値情報)以上であるときに、ユーザ端末装置103から1回(通知情報)の通知を行わせることを示している。ここで、記憶部701は、チャンネル#1以外のチャンネルについても、同様に、未読メッセージの件数に関する他のタイミング情報(例えば、10件)を記憶していて、未読メッセージの件数がそのタイミング情報の件数(10件)以上となったときに、ユーザ端末装置103から通知情報の通知を行わせるように、各チャンネルに応じたタイミング情報(未読メッセージの件数)を有していてもよい。また、記憶部701は、
図6(c)に示すように、未読メッセージの件数とは異なるタイミング情報を記憶する。具体的には、記憶部701は、チャンネルID:チャンネル#2と、閾値情報:10件/時間と、通知情報:1回を対応付けて記憶している。閾値情報:10件/時間は、1時間当たりの未読メッセージの受信件数が10件であることを示しているが、1時間に限らず、所定時間当たりの件数であればよく、例えば、30分や2時間当たりの件数であってもよい。つまり、チャンネル#2の未読メッセージの通知は、1時間当たりの未読メッセージの受信件数が10件(閾値情報)以上であるときに、ユーザ端末装置103から1回(通知情報)の通知を行わせることを示している。ここで、記憶部701は、チャンネル#2以外のチャンネルについても、同様に、1時間当たりの未読メッセージの件数に関する他のタイミング情報(例えば、20件/時間)を記憶していて、1時間当たりの未読メッセージの件数が20件以上となったときに、ユーザ端末装置103から通知情報の通知を行わせるように、各チャンネルに応じたタイミング情報(所定時間当たりの未読メッセージの件数)を有していてもよい。ここで、通知情報は、具体的には、例えば、
図5(c)、
図6(c)に示すように、ユーザ端末装置103で通知する通知の回数であるが、通知する音の大きさや、表示やLEDの色などであってもよい。
【0028】
また、具体的には、記憶部701は、
図5(d)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、受信したチャンネル#1の最新のメッセージのメッセージ番号を対応付けて記憶する。また、記憶部701は、
図6(d)に示すように、他のチャンネルであるチャンネル#2についても同様に記憶する。
【0029】
通信部702は、例えば、複数のチャンネルのうちの第1のチャンネルを示すチャンネル情報(チャンネルID)と第1のチャンネルのユーザを示すユーザ情報(ユーザ名)を、複数のユーザ端末装置103のうちの第1のユーザ端末装置からネットワーク102を介して受信する受信部として機能する。また、通信部702は、
図3に示すように、チャンネル情報(チャンネルID)と、ユーザ情報(ユーザ名)と、メッセージ内容と、メッセージの受信時刻を対応付けて、ユーザ端末装置103から受信する受信部として機能する。さらに、通信部702は、受信した第1のチャンネル情報のチャンネルに対するユーザ情報のユーザの未読メッセージの件数である第1の未読件数と、第1のチャンネル情報に対応付けられた未読件数に関する閾値情報とに基づいて、第1のチャンネルの未読メッセージがあること通知する通知情報を、ネットワーク102を介して第1のユーザ端末装置に送信する送信部として機能する。具体的には、通信部702は、例えば、
図4に示すように、チャンネル情報(チャンネルID)と、ユーザ情報(ユーザ名)と、通知情報とを対応付けて、ユーザ端末装置103に送信する送信部として機能する。ここで、通信部702は、通知情報だけを、ユーザ端末装置103に送信してもよい。
【0030】
制御部710は、サーバ装置101の各構成を統括的に制御するものである。制御部710は、例えば、メッセージ取得部711、更新部712、チャンネル情報取得部713、通知タイミング情報取得部714、ユーザ情報取得部715、未読件数取得部716、判断部717、および通知情報決定部718を含む。
【0031】
メッセージ取得部711は、例えば、通信部702の受信部を介してユーザ端末装置103から、各チャンネルのメッセージを取得する。具体的には、メッセージ取得部711は、
図3に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、チャンネル#1のメッセージ内容:MA1と、チャンネル#1のメッセージを入力したユーザのユーザ名:AAと、チャンネル#1のメッセージの受信時刻:TA1を対応付けて取得する。
【0032】
更新部712は、例えば、メッセージ取得部711によって取得されたチャンネルのメッセージを記憶部701に記憶し、そのチャンネルに関する各種データを更新する。具体的には、例えば、メッセージ取得部711が、
図3に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、メッセージ内容:MA1と、ユーザ名:AAと、受信時刻:TA1を取得した場合、更新部712は、記憶部701のチャンネル#1のデータに、メッセージ内容:MA1を追加して記憶する。更新部712は、さらに、メッセージ内容:MA1に対して、メッセージ内容:MA1を特定する番号であるメッセージ番号を決定し、そのメッセージ番号に対応付けて、ユーザ名:AAと、受信時刻:TA1を記憶部701に記憶する。ここで、更新部712は、受信したチャンネルIDのメッセージを受信した順番に、そのチャンネルIDのメッセージの中で連続した番号を、受信したメッセージのメッセージ番号として決定する。具体的には、更新部712は、チャンネル#1のメッセージを初めて受信した場合は、
図5(a)に示すように、メッセージ番号:1、ユーザ名:AA、メッセージ内容:MA1、および受信時刻:TA1を対応付けて記憶部701に記憶する。さらに、更新部712は、例えば、受信したチャンネルのメッセージのメッセージ番号を、最新メッセージのメッセージ番号として記憶する。具体的には、更新部712は、受信したチャンネル#1のメッセージのメッセージ番号が54であった場合は、
図5(d)に示すように、メッセージ番号:54を、チャンネルIDに対応する最新メッセージ番号として記憶する。
【0033】
チャンネル情報取得部713は、例えば、ユーザ端末装置103から受信したチャンネルIDを取得する。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713は、通信部702の受信部を介してユーザ端末装置103から受信したチャンネルID:チャンネル#1を取得する。
【0034】
通知タイミング情報取得部714は、例えば、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、チャンネルIDに対応する閾値情報(タイミング情報)を記憶部701から取得する。具体的には、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDがチャンネルID:チャンネル#1だった場合は、通知タイミング情報取得部714は、
図5(c)に示したチャンネル#1のデータから、チャンネルID:チャンネル#1に対応するタイミング情報:50件を取得する。
【0035】
ユーザ情報取得部715は、例えば、ユーザ端末装置103から受信したユーザを特定するユーザ情報(ユーザ名)を取得する。具体的には、例えば、ユーザ情報取得部715は、通信部702の受信部を介してユーザ端末装置103から受信したユーザ情報であるユーザ名:AAを取得する。
【0036】
未読件数取得部716は、例えば、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネル情報(チャンネルID)と、ユーザ情報取得部715により取得されたユーザ情報(ユーザ名)に基づいて、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの件数である未読件数を記憶部701から取得する。具体的には、例えば、未読件数取得部716は、チャンネル情報取得部713によりチャンネルID:チャンネル#1と、ユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名:AAに基づき、
図5(b)に示したチャンネル#1のデータから、チャンネルID:チャンネル#1とユーザ名:AAに対応付けられた既読メッセージ番号:1を取得する。さらに、未読件数取得部716は、具体的には、例えば、
図5(d)に示したチャンネル#1のデータから、チャンネルID:チャンネル#1に対応する最新メッセージ番号:54(受信メッセージの総件数)を取得する。そして、未読件数取得部716は、チャンネル#1の受信メッセージの総件数:54から、ユーザ名:AAのチャンネル#1における既読メッセージの件数:1を減算した値:53を、ユーザ名:AAのチャンネル#1における未読メッセージの件数(未読件数)として取得する。
【0037】
判断部717は、例えば、未読件数取得部716により取得されたユーザ名のチャンネルIDにおける未読件数が、通知タイミング情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応する閾値情報(タイミング情報)が示す件数以上かどうかを判断する。具体的には、判断部717は、ユーザ名:AAのチャンネル#1における未読メッセージの件数(未読件数):53と、チャンネルID:チャンネル#1に対応するタイミング情報:50とを比較した場合、未読件数はタイミング情報の件数以上であると判断する。
【0038】
通知情報決定部718は、例えば、判断部717により、ユーザ名のチャンネルIDにおける未読件数が、タイミング情報が示す件数以上であると判断された場合、ユーザ端末装置103で未読メッセージがあることを通知する通知情報(通知回数)を、通信部702を介してユーザ端末装置103に送信することを決定する。そして、通信部702は、その決定に基づき、通知情報をユーザ端末装置103に送信する。具体的には、判断部717により、ユーザ名:AAのチャンネル#1における未読メッセージの件数が、チャンネル#1に対応するタイミング情報の件数以上と判断された場合、通知情報決定部718は、
図5(c)に示したチャンネル#1のデータから、チャンネルID:チャンネル#1に対応する通知情報:1回を、通信部702を介してユーザ端末装置103に送信することを決定する。そして、通信部702は、
図4に示すように、チャンネルID:チャンネル#1とユーザ名:AAと通知情報:1回を対応付けてユーザ端末装置103に送信する。ここで、通信部702は、通知情報:1回のみをユーザ端末装置103に送信してもよい。
【0039】
図8は、本発明の一態様の変形例に係るサーバ装置101の機能的構成の一例を示す図である。
図6は、本発明の一態様の変形例に係るサーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネル#2のデータの一例を示す図である。以下に、ユーザのあるチャンネルにおける所定時間当たりに受信した未読メッセージの件数と、そのチャンネルの閾値情報とに基づいて、未読メッセージがあることを通知する通知情報をユーザ端末装置103に送信するサーバ装置の機能的構成について、
図6、8を参照して、説明する。なお、
図7と同一の構成については、説明を省略する。
【0040】
未読時間取得部820は、例えば、ユーザ情報取得部715により取得されたユーザ情報(ユーザ名)と、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネル情報(チャンネルID)に基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間を取得する。具体的には、例えば、未読時間取得部820は、
図6(b)に示したチャンネル#2のデータから、ユーザ情報取得部715により取得されたチャンネルID:チャンネル#2、およびチャンネル情報取得部713により取得されたユーザ名:AAに対応付けられた既読メッセージ番号:1を取得する。そして、未読時間取得部820は、
図6(a)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2におけるメッセージ番号:1に対応する受信時刻:TB1を取得する。さらに、未読時間取得部820は、
図6(d)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2における最新メッセージ番号:100を取得する。そして、未読時間取得部820は、
図6(a)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2におけるメッセージ番号:100に対応する受信時刻:TB100を取得する。そして、未読時間取得部820は、チャンネルID:チャンネル#2における最新メッセージ番号:100に対応する受信時刻:TB100から、ユーザ名:AAのチャンネルID:チャンネル#2における最後の既読メッセージ番号:1に対応する受信時刻:TB1を減算した時間(TB100−TB1)を、未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間として取得する。
【0041】
単位時間件数算出部821は、例えば、未読件数取得部716により取得されたチャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの未読メッセージの件数である未読件数と、未読時間取得部820により取得されたチャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間とに基づき、そのユーザの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数(第2の件数)を取得する。具体的には、例えば、未読件数取得部716により取得されたチャンネルID:チャンネル#2における最新メッセージ番号:100から、ユーザ名:AAの既読メッセージ番号:1を減算して算出した未読メッセージの件数である未読件数:99を、未読時間取得部820により取得されたチャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:AAの未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間(TB100−TB1)で除算した値を、所定時間当たりの未読メッセージの受信件数として取得する。
【0042】
判断部717は、単位時間件数算出部821により算出されたチャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数が、通知タイミング情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応する閾値情報(タイミング情報)が示す所定時間当たりの受信件数以上かどうかを判断する。具体的には、判断部717は、例えば、チャンネル#2におけるユーザ名:AAの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数:11と、チャンネル#2に対応するタイミング情報:10であった場合は、それらを比較し、ユーザ名:AAの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数は、タイミング情報が示す所定時間当たりの受信件数以上であると判断する。
【0043】
通知情報決定部718は、例えば、判断部717により、チャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数が、タイミング情報が示す所定時間当たりの受信件数以上であると判断された場合、ユーザ端末装置103で未読メッセージがあることを通知する通知情報(通知回数)を、通信部702を介してユーザ端末装置103に送信することを決定する。そして、通信部702は、その決定に基づき、通知情報をユーザ端末装置103に送信する。
【0044】
図9は、本発明の一態様に係るユーザ端末装置103の機能的構成の一例を示す図である。以下に、ユーザ端末装置103の機能的構成について、
図9を参照して、説明する。なお、サーバ装置101と同様の構成については、説明を省略する。
【0045】
ユーザ端末装置103は、例えば、
図9に示すように、記憶部901、通信部902、出力部903、入力部904、および制御部910(出力制御部911)を備えている。
【0046】
例えば、制御部910は、
図2におけるCPU201に対応し、通信部902は、
図2におけるインターフェース部206に対応し、出力部903は、
図2における出力部203に対応し、入力部904は
図2における入力部202に対応し、記憶部901は
図2におけるROM204とRAM205に対応する。
【0047】
記憶部901は、例えば、制御部910によって実行される制御プログラムや、制御プログラムの実行により生成されたデータや外部から取得したデータなど、ユーザ端末装置103の各種の情報処理に必要となる情報を記憶する。
【0048】
通信部902は、例えば、ユーザ端末装置103が接続したチャンネルのチャンネル情報とそのチャンネルのユーザを示すユーザ情報を、ネットワーク102を介してサーバ装置101に送信する端末送信部として機能する。さらに、通信部902は、例えば、ネットワーク102を介してサーバ装置101から、ユーザ端末装置103で接続したチャンネルに未読メッセージがあることを出力部903で通知する通知情報を受信する端末受信部として機能する。具体的には、通信部902は、
図4に示すように、チャンネルID:チャンネル#1とユーザ名:AAと通知情報:1回とが対応付けられたデータを、サーバ装置101から受信する端末受信部として機能する。ここで、通信部902は、通知情報:1のみを受信してもよい。また、通信部902は、例えば、ユーザ端末装置103で接続したチャンネルのチャンネル情報(チャンネルID)と、チャンネルに接続したユーザのユーザ情報(ユーザ名)と、そのユーザにより入力部904から入力されたそのチャンネルのメッセージ内容と、メッセージを送信した時刻とを対応付けて、ネットワーク102を介してサーバ装置101に送信する端末送信部として機能する。具体的には、通信部902は、
図3に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、ユーザ名:AAと、メッセージ内容:MA1と、受信時刻(送信時刻):TA1を、サーバ装置101に送信する端末送信部として機能する。
【0049】
出力部903は、例えば、液晶パネルである。具体的には、例えば、サーバ装置101から受信した通知情報や未読メッセージ、記憶部901に記憶されているデータや、各種の画面を表示する。なお、出力部903は、タッチパネル付きの液晶パネルやLEDや音出力部であってもよい。
【0050】
入力部904は、例えば、ユーザ端末装置103に設置されたキーであり、キーを通して、ユーザにより入力される。また、入力部904は、出力部903のタッチパネル付きの液晶パネルを通して、ユーザに入力されてもよい。
【0051】
制御部910は、例えば、記憶部901に格納される制御プログラムに従って各種の情報処理を実行する。制御プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。ここで、コンピュータの一例は、ユーザ端末装置103である。
【0052】
図10は、本発明の一態様に係る管理システム100の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図5は、サーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネル#1のデータの一例を示す図である。ユーザが仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルのいずれかのチャンネルにアクセスしたときに、そのチャンネルにおけるそのユーザの未読メッセージの件数と、そのチャンネルに応じた未読件数に関する閾値情報に基づいて、未読メッセージがあることの通知を、サーバ装置101からユーザ端末装置103に送信する管理システム100の処理の流れを、
図10と
図5を用いて説明する。
【0053】
ユーザ端末装置103の制御部910は、ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルのいずれか1つのチャンネルにアクセスしたかどうかを判断する(S101)。制御部910は、いずれか1つのチャンネルにアクセスしたと判断した場合(S101:Yes)、アクセスしたチャンネルを特定するチャンネル情報(チャンネルID)と、そのチャンネルにアクセスしたユーザを特定するユーザ情報(例えば、ユーザ名)とを取得し、チャンネルIDとユーザ名とを、サーバ装置101に送信する(S102)。具体的には、例えば、ユーザ端末装置103は、アクセスしたチャンネルのチャンネルID:チャンネル#1と、アクセスしたユーザ名がユーザ名:AAである場合は、チャンネルID:チャンネル#1とユーザ名:AAとを対応付けて、サーバ装置101に送信する。
【0054】
サーバ装置101のチャンネル情報取得部713は、ユーザ端末装置103から受信したチャンネルIDを取得する(S103)。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713は、S102でユーザ端末装置103から送信されたチャンネルID:チャンネル#1を取得する。そして、ユーザ情報取得部715は、ユーザ端末装置103から受信したユーザ名を取得する(S104)。具体的には、例えば、ユーザ情報取得部715は、S102でユーザ端末装置103から送信されたユーザ情報であるユーザ名:AAを取得する。
【0055】
そして、次に、通知タイミング情報取得部714は、S103でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、チャンネルIDに対応する閾値情報(タイミング情報)を取得する(S105)。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDがチャンネルID:チャンネル#1だった場合は、通知タイミング情報取得部714は、記憶部701に記憶されている
図5(c)に示したチャンネル#1のデータから、S103で取得されたチャンネルID:チャンネル#1に対応するタイミング情報:50件を取得する。
【0056】
そして、次に、未読件数取得部716は、S104でユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名と、S103でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの件数である未読件数を取得する(S106)。具体的には、例えば、未読件数取得部716は、まず、記憶部701に記憶されている
図5(b)に示したチャンネル#1のデータから、S103で取得されたチャンネルID:チャンネル#1およびS104で取得されたユーザ名:AAに対応付けられた既読メッセージ番号:1を取得する。ここで、メッセージ番号は、サーバ装置101がユーザ端末装置103から受信したメッセージに対して、1番から連続して順番に付加した番号である。そして、ユーザ名:AAに対する既読メッセージ番号:1は、ユーザ端末装置103でチャンネル#1にアクセスしたユーザ名:AAが、チャンネル#1の受信メッセージの中で、メッセージ番号:1のメッセージまでを、ユーザ端末装置103で出力し、既読状態であることを示している。つまり、ユーザ名:AAのチャンネル#1における既読状態のメッセージの件数が1件であることを示している。さらに、未読件数取得部716は、具体的には、例えば、記憶部701に記憶されている
図5(d)に示したチャンネル#1のデータから、チャンネルID:チャンネル#1に対応する最新メッセージ番号:54を取得する。これは、チャンネル#1の受信メッセージの中で、最後に受信したメッセージ番号が54、つまり、受信メッセージの件数が54件であることを示している。そして、未読件数取得部716は、チャンネル#1の受信メッセージの件数:54から、ユーザ名:AAのチャンネル#1における既読メッセージの件数:1を減算した値:53を、ユーザ名:AAのチャンネル#1における未読メッセージの件数(未読件数)として取得する(S106)。ここで、未読件数は、上記のような算出方法に限らず、例えば、
図5(b)のチャンネルIDとユーザ名とに対応付けて、各ユーザ名のチャンネル#1における未読メッセージの未読件数を記憶部701に記憶し、未読件数取得部716は、記憶部701から、チャンネルIDとユーザ名とに対応付けて記憶されている未読件数を取得してもよい。
【0057】
次に、判断部717は、S106で未読件数取得部716により取得されたユーザ名のチャンネルIDにおける未読件数が、S105で通知タイミング情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応する閾値情報(タイミング情報)が示す件数以上かどうかを判断する(S107)。そして、判断部717は、ユーザ名のチャンネルIDにおける未読件数が、タイミング情報が示す件数以上であると判断した場合(S107:Yes)、通知情報決定部718は、ユーザ端末装置103で未読メッセージがあることを通知する通知情報(通知回数)を、通信部702を介してユーザ端末装置103に送信することを決定し、その通知情報を取得し、通信部702は通知情報決定部718の決定に基づき、通知情報をユーザ端末装置103に送信する(S108)。具体的には、例えば、判断部717は、ユーザ名:AAのチャンネル#1における未読メッセージの件数(未読件数):53と、チャンネルID:チャンネル#1に対応するタイミング情報:50とを比較し、未読件数はタイミング情報の件数以上なので(S107:Yes)、S108の処理を行う。そして、S108の処理で、通知情報決定部718は、通知情報をユーザ端末装置103に送信することを決定し、記憶部701に記憶されている
図5(c)に示したチャンネル#1のデータから、チャンネルID:チャンネル#1に対応する通知情報:1回を取得し、通信部702は通知情報決定部718の決定に基づき、通知情報:1回をユーザ端末装置103に送信する。そして、ユーザ端末装置103の出力制御部911は、サーバ装置101から受信した通知情報に基づき、出力部903から通知を行い(S110)、処理を終了する。
【0058】
ここで、通知情報は、通知の回数に限らず、通知回数の代わりに表示やLEDの色であってもよい。また、通知情報は、通知の回数に加えて、音の大きさや表示やLEDの色等が付加されていてもよい。
【0059】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがアクセスしたチャンネルの未読メッセージを受信するときに、未読メッセージの件数が、そのチャンネルに対する閾値情報(タイミング情報)が示す件数以上である場合、未読メッセージがあることを通知する通知情報(1回の通知)を、ユーザ端末装置103に送信するので、ユーザは、未読メッセージの件数が多い場合でも、そのチャンネルに応じた少ない通知回数で、未読メッセージがあることを効率良く知ることができる。
【0060】
そして、S107の処理に戻り、判断部717は、チャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの未読件数が、タイミング情報の件数より少ないと判断した場合(S107:No)、処理を終了する。S107:Noとなる場合の処理については、具体的には、例えば、ユーザ端末装置103がS102で、チャンネルID:チャンネル#1とユーザ名:CCをサーバ装置101に送信した場合で、以下に説明する。なお、上記の
図10における説明と同様の処理については、説明を省略する。
【0061】
未読件数取得部716は、記憶部701に記憶されている
図5(d)に示したチャンネル#1のデータから取得されたチャンネル#1の受信メッセージの件数:54から、
図5(b)に示したチャンネル#1のデータから取得されたユーザ名:CCのチャンネル#1における既読メッセージの件数:50を減算した値:4を、ユーザ名:CCのチャンネル#1における未読メッセージの件数(未読件数)として取得する(S106)。そして、判断部717は、ユーザ名:CCのチャンネル#1における未読メッセージの件数(未読件数):4と、チャンネルID:チャンネル#1に対応するタイミング情報:50件とを比較し、未読件数がタイミング情報の件数より少ないので(S107:No)、処理を終了する。
【0062】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがアクセスしたチャンネルの未読メッセージを受信するときに、未読メッセージの件数が、そのチャンネルにおける閾値情報(タイミング情報)が示す件数より少ない場合、未読メッセージがあることを通知する通知情報をユーザ端末装置103に送信しないので、未読メッセージの件数が少ない場合は不要な通知を減らし、ユーザに対して効率良い通知を行うことができる。
【0063】
図11は、本発明の一態様の変形例に係る管理システム100の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図6は、本発明の一態様の変形例に係るサーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネル#2のデータの一例を示す図である。ユーザが仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルのいずれかのチャンネルにアクセスしたときに、そのチャンネルにおけるそのユーザの所定時間当たりの未読メッセージの件数と、そのチャンネルに応じた未読件数に関する閾値情報に基づいて、未読メッセージがあることの通知を、サーバ装置101からユーザ端末装置103に送信する管理システム100の処理の流れを、
図11と
図6を用いて説明する。
【0064】
ユーザ端末装置103のS201とS202の処理は、
図10のS101とS102と同様の処理であり、説明を省略する。ここで、S201とS202の処理で、ユーザ端末装置103は、チャンネルID:チャンネル#2とユーザ名:AAとを対応付け、サーバ装置101に送信するものとして、以下の説明を続ける。
【0065】
サーバ装置101のチャンネル情報取得部713は、ユーザ端末装置103から受信したチャンネルIDを取得する(S203)。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713は、チャンネルID:チャンネル#2を取得する。そして、ユーザ情報取得部715は、ユーザ端末装置103から受信したユーザ名を取得する(S204)。具体的には、例えば、ユーザ情報取得部715は、ユーザ情報であるユーザ名:AAを取得する。
【0066】
そして、次に、通知タイミング情報取得部714は、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、チャンネルIDに対応する閾値情報(タイミング情報)を取得する(S205)。具体的には、例えば、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDがチャンネルID:チャンネル#2だった場合は、通知タイミング情報取得部714は、記憶部701に記憶されている
図6(d)に示したチャンネル#2のデータから、チャンネルID:チャンネル#2に対応するタイミング情報:10件/時間を取得する。ここで、10件/時間は、1時間当たりに受信したメッセージが10件であることを示す。
【0067】
そして、次に、未読件数取得部716は、S204でユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名と、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの件数である未読件数を取得する(S206)。具体的には、例えば、未読件数取得部716は、まず、記憶部701に記憶されている
図6(b)に示したチャンネル#2のデータから、S203で取得されたチャンネルID:チャンネル#2およびS204で取得されたユーザ名:AAに対応付けられた既読メッセージ番号:1を取得する。つまり、未読件数取得部716は、ユーザ名:AAのチャンネル#2における既読状態のメッセージの件数:1件を取得する。さらに、未読件数取得部716は、具体的には、例えば、記憶部701に記憶されている
図6(d)に示したチャンネル#2のデータから、チャンネルID:チャンネル#2に対応する最新メッセージ番号:100を取得する。つまり、未読件数取得部716は、チャンネル#2の受信メッセージの件数:100件を取得する。そして、未読件数取得部716は、チャンネル#2の受信メッセージの件数:100から、ユーザ名:AAのチャンネル#2における既読メッセージの件数:1を減算した値:99を、ユーザ名:AAのチャンネル#2における未読メッセージの件数(未読件数)として取得する(S206)。
【0068】
それから、次に、未読時間取得部820は、S204でユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名と、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、ユーザがアクセスしたチャンネルにおける当該ユーザの未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間を取得する(S207)。具体的には、例えば、未読時間取得部820は、記憶部701に記憶されている
図6(b)に示したチャンネル#2のデータから、S203で取得されたチャンネルID:チャンネル#2およびS203で取得されたユーザ名:AAに対応付けられた既読メッセージ番号:1を取得する。そして、未読時間取得部820は、
図6(a)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2におけるメッセージ番号:1に対応する受信時刻:TB1を取得する(S207)。つまり、未読時間取得部820は、ユーザ名:AAが、チャンネル#2のメッセージの中で、最後に受信したメッセージである既読メッセージ番号:1を受信した時刻の受信時刻:TB1を取得する。さらに、未読時間取得部820は、
図6(d)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2における最新メッセージ番号:100を取得する。そして、未読時間取得部820は、
図6(a)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2におけるメッセージ番号:100に対応する受信時刻:TB100を取得する(S207)。そして、未読時間取得部820は、チャンネルID:チャンネル#2における最新メッセージ番号:100に対応する受信時刻:TB100から、ユーザ名:AAのチャンネルID:チャンネル#2における最後の既読メッセージ番号:1に対応する受信時刻:TB1を減算した時間(TB100−TB1)を、未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間として取得する(S207)。つまり、チャンネルID:チャンネル#2の最新メッセージの受信時刻から、ユーザ名:AAの最後の既読メッセージ番号の受信時刻を減算し、ユーザ名:AAが受信していない未読メッセージの受信期間の時間を算出する。ここで、未読時間は、上記のような算出方法に限らず、例えば、
図6(b)のチャンネルIDとユーザ名とに対応付けて、各ユーザ名のチャンネルIDにおける未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間を記憶部701に記憶していて、未読時間取得部820は、記憶部701から、チャンネルIDとユーザ名とに対応付けて記憶されている未読時間を取得してもよい。
【0069】
そして、次に、単位時間件数算出部821は、S206で未読件数取得部716により取得されたチャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの未読メッセージの件数である未読件数を、S207で未読時間取得部820により取得されたチャンネルIDにおけるユーザ名のユーザが未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間で除算し、そのユーザの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数を算出する(S208)。具体的には、例えば、S206で未読件数取得部716により取得されたチャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:AAの未読メッセージの件数である未読件数:99を、S207で未読時間取得部820により取得されたチャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:AAの未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間(TB100−TB1)で除算する。ここで、未読時間(TB100−TB1)が9時間であった場合、単位時間件数算出部821は、チャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:AAの未読メッセージの件数である未読件数:99を、未読時間:9時間で除算し、11件を取得する。これは、チャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:AAの所定時間(1時間)当たりの未読メッセージの受信件数が11件であることを示している。
【0070】
次に、判断部717は、S208で単位時間件数算出部821により算出されたチャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数が、S205で通知タイミング情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応する閾値情報(タイミング情報)が示す所定時間当たりの受信件数以上かどうかを判断する(S209)。そして、判断部717は、単位時間件数算出部821により取得された所定時間当たりの未読メッセージの受信件数が、通知タイミング情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応するタイミング情報が示す所定時間当たりの受信件数以上であると判断した場合(S209:Yes)、通知情報決定部718は、ユーザ端末装置103で未読メッセージがあることを通知する通知情報(通知回数)を、通信部702を介してユーザ端末装置103に送信することを決定し、その通知情報を取得し、通信部702は通知情報決定部718の決定に基づき、通知情報をユーザ端末装置103に送信する(S210)。具体的には、例えば、判断部717は、S208で算出されたチャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:AAの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数:11件と、S205で取得されたチャンネルID:チャンネル#2に対応するタイミング情報:10件とを比較し、ユーザ名:AAの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数は、タイミング情報が示す所定時間当たりの受信件数以上なので(S209:Yes)、S210の処理を行う。そして、S210の処理では、具体的には、例えば、
図6(c)に示すように、通知情報決定部718は、通知情報をユーザ端末装置103に送信することを決定し、記憶部701に記憶されているチャンネル#2のデータから、チャンネルID:チャンネル#2に対応する通知情報:1回を取得し、通信部702は通知情報決定部718の決定に基づき、通知情報:1回をユーザ端末装置103に送信する。
【0071】
そして、ユーザ端末装置103の出力制御部911は、サーバ装置101から受信した通知情報に基づき、出力部903から通知を行い(S211)、処理を終了する。
【0072】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがアクセスしたチャンネルで未読メッセージを受信するときに、未読メッセージの所定時間当たりの受信件数が、そのチャンネルにおける閾値情報(タイミング情報)が示す所定時間当たりの受信件数以上である場合、未読メッセージがあることを通知する通知情報(1回の通知)を、ユーザ端末装置103に送信するので、ユーザは、未読メッセージの受信頻度が高い場合でも、そのチャンネルに応じた少ない通知回数で、未読メッセージがあることの通知を効率良く知ることができる。
【0073】
そして、S209の処理に戻り、判断部717は、S208で算出されたチャンネルIDにおけるユーザ名のユーザの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数が、S205で通知タイミング情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応するタイミング情報が示す所定時間当たりの受信件数より少ないと判断した場合(S209:No)、処理を終了する。S209:Noとなる場合の処理については、具体的には、例えば、ユーザ端末装置103がS202で、チャンネルID:チャンネル#2とユーザ名:DDを送信した場合で、以下に説明する。上記の
図11における説明と同様の処理については、説明を省略する。
【0074】
未読件数取得部716は、記憶部701に記憶されている
図6(d)したチャンネル#2のデータから取得されたチャンネル#2の受信メッセージの件数:100から、
図6(b)に示したチャンネル#2のデータから取得されたユーザ名:DDのチャンネル#1における既読メッセージの件数:70を減算した値:30を、ユーザ名:DDのチャンネル#2における未読メッセージの件数(未読件数)として取得する(S206)。
【0075】
そして、未読時間取得部820は、記憶部701に記憶されている
図6(a)に示したチャンネル#2のデータから、チャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:DDの既読メッセージ番号:70を受信した時刻である受信時刻:TB70を取得する(S207)。つまり、未読時間取得部820は、ユーザ名:DDが、チャンネル#2のメッセージの中で、最後に受信したメッセージである既読メッセージ番号:70を受信した時刻の受信時刻:TB70を取得する。さらに、未読時間取得部820は、記憶部701に記憶されている
図6(a)に示したチャンネル#2のデータから、チャンネルID:チャンネル#2における最新メッセージ番号:100に対応する受信時刻:TB100を取得する(S207)。そして、未読時間取得部820は、チャンネルID:チャンネル#2における最新メッセージ番号:100に対応する受信時刻:TB100から、ユーザ名:DDのチャンネルID:チャンネル#2における最後の既読メッセージ番号:70に対応する受信時刻:TB70を減算した時間(TB100−TB70)を、未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間として取得する(S207)。
【0076】
そして、次に、単位時間件数算出部821は、S206で未読件数取得部716により取得されたチャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:DDの未読メッセージの件数である未読件数:30を、S207で未読時間取得部820により取得されたチャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:DDの未読メッセージを受信していない期間の時間を示す未読時間(TB100−TB70)で除算し、未読メッセージの所定時間当たりの受信件数を算出する(S208)。ここで、未読時間(TB100−TB70)が6時間であった場合、単位時間件数算出部821は、チャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:DDの未読メッセージの件数である未読件数:30を、未読時間:6時間で除算し、5件を取得する。これは、チャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:DDの所定時間(1時間)当たりの未読メッセージの受信件数が5件であることを示している。そして、判断部717は、チャンネルID:チャンネル#2におけるユーザ名:DDの所定時間当たりの未読メッセージの受信件数:5が、通知タイミング情報取得部714により取得されたチャンネルID:チャンネル#2に対応する閾値情報(タイミング情報)が示す所定時間当たりの受信件数:10より少ないので(S209:No)、処理を終了する。
【0077】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがアクセスしたチャンネルで未読メッセージを受信するときに、未読メッセージの所定時間当たりの受信件数が、そのチャンネルにおける閾値情報(タイミング情報)が示す所定時間当たりの受信件数より少ない場合、未読メッセージがあることを通知する通知情報をユーザ端末装置103に送信しないので、未読メッセージの受信頻度が低い場合は不要な通知を減らし、ユーザに対して効率良い通知を行うことができる。
【0078】
なお、本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく変形可能であり、上記の構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。