【解決手段】ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルを管理するサーバ装置は、複数のチャンネルのうちの第1のチャンネルのチャンネル情報と第1のチャンネルのユーザのユーザ情報を第1のユーザ端末装置から受信する受信部と、第1のチャンネルの未読メッセージを開封する時刻を示す第1の時刻を取得する開封時刻情報取得部と、現在時刻が第1の時刻以降である場合、チャンネル情報及びユーザ情報のユーザにおける第1のチャンネルの未読メッセージに関する情報に基づいて、ユーザにおける第1のチャンネルの未読メッセージを取得する未読メッセージ取得部と、ユーザにおける第1のチャンネルの未読メッセージを、第1のユーザ端末装置に送信する送信部と、を備える。
前記未読メッセージ取得部は、前記現在時刻が前記第1の時刻より前の時刻である場合、前記未読メッセージの中で、緊急であることを示す緊急情報を含む第2のメッセージを取得し、
前記送信部は、前記第2のメッセージを前記第1のユーザ端末装置に送信すること、
を特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
複数のユーザ端末装置とネットワーク上で接続され、前記ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルを管理するサーバ装置の制御方法であって、
前記複数のチャンネルのうちの第1のチャンネルを示すチャンネル情報と前記第1のチャンネルのユーザを示すユーザ情報を前記複数のユーザ端末装置のうちの第1のユーザ端末装置から受信し、
前記チャンネル情報に対応付けられた前記第1のチャンネルの未読メッセージを開封する時刻を示す第1の時刻を取得し、
現在時刻が、前記第1の時刻以降である場合、前記チャンネル情報及び前記ユーザ情報に対応付けられた前記ユーザにおける前記第1のチャンネルの未読メッセージに関する情報に基づいて、前記ユーザにおける前記第1のチャンネルの前記未読メッセージを取得し、
前記ユーザにおける前記第1のチャンネルの前記未読メッセージを、前記第1のユーザ端末装置に送信する
ことを特徴とするサーバ装置の制御方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一態様について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】
図1は、本発明の一態様に係る管理システム100のシステム構成図である。
図1に示すように、管理システム100は、例えば、サーバ装置101、ネットワーク102、複数のユーザ端末装置103を含む。
【0014】
複数のユーザ端末装置103の各ユーザ端末装置103は、例えば、ネットワーク102を介してサーバ装置101と接続する。また、各ユーザ端末装置103は、例えば、ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルのいずれかのチャンネルに接続する。そして、各ユーザ端末装置103は、例えば、接続したチャンネルのメッセージを受信し、受信したメッセージを出力する。また、各ユーザ端末装置103は、接続したチャンネルのメッセージを入力し、そのメッセージを、ネットワーク102を介してサーバ装置101に送信する。
【0015】
サーバ装置101は、例えば、ネットワーク102を介して複数のユーザ端末装置103と接続され、ネットワーク102上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルの各チャンネルのメッセージをユーザ端末装置103から受信する。そして、サーバ装置101は、例えば、ユーザ端末装置103からユーザがチャンネルにアクセスした時間(現在時刻)が、各チャンネルに対応付けられた各チャンネルの未読メッセージを開封する時刻を示す開封時刻(第1の時刻)以降である場合、そのユーザにおけるアクセスされたチャンネルの未読メッセージに関する情報に基づいて、そのユーザにおけるアクセスされたチャンネルの未読メッセージを、そのユーザのユーザ端末装置103に送信する。サーバ装置101の構成については、後述する。
【0016】
図2は、本発明の一態様に係るサーバ装置101のハードウェア構成の一例を示す概略ブロック図である。
【0017】
サーバ装置101は、CPU201と、入力部202と、出力部203と、ROM204(Read Only Memory)と、RAM205(Random Access Memory)と、インターフェース部206と、を備える。CPU201と、入力部202と、出力部203と、ROM204と、RAM205と、インターフェース部206とは、バスを介して相互に接続される。CPU201は、ROM204とRAM205とが記憶するプログラムを読み出して実行する。CPU201は、例えば、プロセッサ一般のことを示すものであり、MPU等も含む。入力部202は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイクなどの入力装置である。出力部203は、例えば、表示部、スピーカーなどの出力装置である。ROM204とRAM205は、プログラム、各種データを記憶する。インターフェース部206は、通信インターフェースを有し、有線または無線によりネットワーク102に接続される。
【0018】
ここで、ユーザ端末装置103は、
図2に示すサーバ装置101のハードウェア構成と同様であり、説明を省略する。
【0019】
図3は、本発明の一態様に係るサーバ装置101がユーザ端末装置103から受信する受信データの一例を示す図である。
図4は、本発明の一態様に係るサーバ装置101がユーザ端末装置103へ送信する送信データの一例を示す図である。
図5、6は、本発明の一態様に係るサーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネルのデータの一例を示す図である。
図7は、本発明の一態様に係るサーバ装置101の機能的構成の一例を示す図である。以下に、ユーザがユーザ端末装置103からチャンネルにアクセスした時間(現在時刻)が、各チャンネルに対応付けられた各チャンネルの未読メッセージを開封する時刻を示す開封時刻(第1の時刻)以降である場合、そのユーザにおけるアクセスされたチャンネルの未読メッセージをユーザ端末装置103に送信するサーバ装置101の機能的構成について、
図3〜5、7を参照して、説明する。
【0020】
サーバ装置101は、例えば、
図7に示すように、記憶部701、通信部702、および制御部710(メッセージ取得部711、更新部712、チャンネル情報取得部713、開封時刻情報取得部714、ユーザ情報取得部715、現在時刻取得部716、判断部717、および未読メッセージ取得部718)を備えている。
【0021】
例えば、制御部710は、
図2におけるCPU201に対応し、通信部702は、
図2におけるインターフェース部206に対応し、記憶部701は、
図2におけるROM204とRAM205に対応する。
【0022】
また、制御部710は、例えば、記憶部701に格納される制御プログラムに従って各種の情報処理を実行する。制御プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。ここで、コンピュータの一例は、サーバ装置101である。
【0023】
記憶部701は、
図5、6に示すように、各チャンネルに対応する各種情報を記憶している。
【0024】
具体的には、記憶部701は、
図5(a)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、ユーザ端末装置103から受信したチャンネル#1の各メッセージに付与されたメッセージ番号と、チャンネル#1のメッセージを入力したユーザを特定するユーザ情報(ユーザ名)と、受信したチャンネル#1のメッセージ内容と、受信した受信時刻を対応付けて記憶する。メッセージ番号は、受信した順番に連続した番号が付与されるものとするが、それに限らない。また、記憶部701は、各メッセージに対応して、緊急性があるか否かを示す緊急情報を記憶していてもよい。具体的には、記憶部701は、例えば、
図6(a)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2に対応して、ユーザ端末装置103から受信したチャンネル#2の各メッセージに付与されたメッセージ番号と、チャンネル#2のメッセージを入力したユーザを特定するユーザ情報(ユーザ名)と、受信したチャンネル#2のメッセージ内容と、各メッセージに付加された緊急情報(1:緊急、0:緊急ではない)と、受信した受信時刻を対応付けて記憶する。
【0025】
また、具体的には、記憶部701は、
図5(b)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、チャンネル#1に接続が許可されているユーザのユーザ名と、各ユーザ名のユーザのユーザ端末装置103から出力済みである既読メッセージの既読メッセージ番号とを対応付けて記憶する。また、記憶部701は、
図6(b)に示すように、他のチャンネルのチャンネル#2についても同様に記憶する。
【0026】
また、具体的には、記憶部701は、
図5(c)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、チャンネル#1の未読メッセージを開封(送信)可能となる時刻を示す開封時刻(第1の時刻)を記憶する。ここで、開封時刻は、ユーザがチャンネルにアクセスしたときに、そのユーザがそのチャンネルにおけるそのユーザの未読メッセージを見ることができる時刻を意味する。具体的には、記憶部701は、
図5(c)に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、開封時刻(第1の時刻):TA3とを対応付けて記憶する。これは、現在時刻が開封時刻:TA3以降であるときに、チャンネル#1の未読メッセージをユーザ端末装置103へ送信することを示している。ここで、記憶部701は、チャンネル#1以外のチャンネルについても、同様に、そのチャンネルに応じた開封時刻を記憶している。具合的には、例えば、記憶部701は、
図6(c)に示すように、チャンネルID:チャンネル#2と、開放時刻(第1の時刻):TB3とを対応付けて記憶していて、現在時刻が開封時刻:TB3以降であるときに、チャンネル#2の未読メッセージをユーザ端末装置103に送信することを示している。開封時刻(第1の時刻)は、例えば、管理システム100の管理者により予め設定され、サーバ装置101が、設定された開封時刻を記憶部701に記憶している。ここで、開封時刻は、チャンネルが開設されたときに、チャンネルを開設したユーザのユーザ端末装置103からサーバ装置101に送信され、サーバ装置101が、受信した開封時刻を記憶部701に記憶してもよい。また、開封時刻は、チャンネルにアクセスすることを許可された他のユーザのユーザ端末装置103からサーバ装置101に送信され、サーバ装置101が、受信した開封時刻を記憶部701に記憶してもよい。なお、開封時刻は、ユーザがチャンネルにアクセスしたときに、サーバ装置101が、そのチャンネルにおけるそのユーザの未読メッセージを、ユーザ端末装置103に送信する時刻を示す送信時刻であってもよい。また、開封時刻は、7時30分(7:30)のように時と分とで表されるものとして以下では説明するが、2019/7/11 7:30のように年月日と時と分で表されてもよいし、木曜日7:30のように、曜日と時と分で表されてもよい。
【0027】
また、具体的には、記憶部701は、
図5(d)に示すように、チャンネルのチャンネルID:チャンネル#1に対応して、受信したチャンネル#1の最新のメッセージのメッセージ番号を対応付けて記憶する。また、記憶部701は、
図6(d)に示すように、他のチャンネルであるチャンネル#2についても同様に記憶する。
【0028】
通信部702は、例えば、複数のチャンネルのうちの第1のチャンネルを示すチャンネル情報(チャンネルID)と第1のチャンネルのユーザを示すユーザ情報(ユーザ名)を、複数のユーザ端末装置103のうちの第1のユーザ端末装置からネットワーク102を介して受信する受信部として機能する。また、通信部702は、
図3に示すように、チャンネル情報(チャンネルID)と、ユーザ情報(ユーザ名)と、メッセージ内容と、メッセージの受信時刻を対応付けて、ユーザ端末装置103から受信する受信部として機能する。また、通信部702は、例えば、上記したチャンネルIDと、ユーザ名と、メッセージ内容と、受信時刻に加えて、さらに、メッセージが緊急であることを示す緊急情報を対応付けて、ユーザ端末装置103から受信する受信部として機能してもよい。さらに、通信部702は、受信したユーザ情報のユーザにおける受信した第1のチャンネル情報のチャンネルの未読メッセージを、ユーザ端末装置103に送信する送信部として機能する。具体的には、通信部702は、例えば、
図4に示すように、チャンネル情報(チャンネルID)と、ユーザ情報(ユーザ名)と、未読メッセージのメッセージ内容とを対応付けて、ユーザ端末装置103に送信する送信部として機能する。ここで、通信部702は、未読メッセージのメッセージ内容だけを、ユーザ端末装置103に送信してもよい。
【0029】
制御部710は、サーバ装置101の各構成を統括的に制御するものである。制御部710は、例えば、メッセージ取得部711、更新部712、チャンネル情報取得部713、開封時刻情報取得部714、ユーザ情報取得部715、現在時刻取得部716、判断部717、および未読メッセージ取得部718を含む。
【0030】
メッセージ取得部711は、例えば、通信部702の受信部を介してユーザ端末装置103から、各チャンネルのメッセージを取得する。具体的には、メッセージ取得部711は、
図3に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、チャンネル#1のメッセージ内容:MA1と、チャンネル#1のメッセージを入力したユーザのユーザ名:AAと、チャンネル#1のメッセージの受信時刻:TA1を対応付けて取得する。
【0031】
更新部712は、例えば、メッセージ取得部711によって取得されたチャンネルのメッセージを記憶部701に記憶し、そのチャンネルに関する各種データを更新する。具体的には、例えば、メッセージ取得部711が、
図3に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、メッセージ内容:MA1と、ユーザ名:AAと、受信時刻:TA1を取得した場合、更新部712は、記憶部701のチャンネル#1のデータに、メッセージ内容:MA1を追加して記憶する。更新部712は、さらに、メッセージ内容:MA1に対して、メッセージ内容:MA1を特定する番号であるメッセージ番号を決定し、そのメッセージ番号に対応付けて、ユーザ名:AAと、受信時刻:TA1を記憶部701に記憶する。ここで、更新部712は、受信したチャンネルIDのメッセージを受信した順番に、そのチャンネルIDのメッセージの中で連続した番号を、受信したメッセージのメッセージ番号として決定する。具体的には、更新部712は、チャンネル#1のメッセージを初めて受信した場合は、
図5(a)に示すように、メッセージ番号:1、ユーザ名:AA、メッセージ内容:MA1、および受信時刻:TA1を対応付けて記憶部701に記憶する。さらに、更新部712は、例えば、受信したチャンネルのメッセージのメッセージ番号を、最新メッセージのメッセージ番号として記憶する。具体的には、更新部712は、受信したチャンネル#1のメッセージのメッセージ番号が4であった場合は、
図5(d)に示すように、メッセージ番号:4を、チャンネルIDに対応する最新メッセージ番号として記憶する。
【0032】
チャンネル情報取得部713は、例えば、ユーザ端末装置103から受信したチャンネルIDを取得する。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713は、通信部702の受信部を介してユーザ端末装置103から受信したチャンネルID:チャンネル#1を取得する。
【0033】
開封時刻情報取得部714は、例えば、
図5(c)に示すようなチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネル情報に対応付けられた第1のチャンネルの未読メッセージを開封する時刻を示す第1の時刻を取得する。
【0034】
ユーザ情報取得部715は、例えば、ユーザ端末装置103から受信したユーザを特定するユーザ情報(ユーザ名)を取得する。また、ユーザ情報取得部715は、例えば、取得したユーザ名と、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDとに基づき、チャンネルIDとユーザ名に対応付けられたユーザ名のユーザにおけるチャンネルIDのチャンネルの未読メッセージに関する情報や、ユーザ名以外のユーザに関する情報を取得してもよい。
【0035】
現在時刻取得部716は、チャンネルにアクセスされた時刻であるアクセス時刻(現在時刻)を取得する。
【0036】
判断部717は、例えば、例えば、現在時刻取得部716により取得された現在時刻が、開封時刻情報取得部714により取得されたチャンネル情報(チャンネルID)に対応する未読メッセージを開封する開封時刻(第1の時刻)が示す時刻以降であるかどうかを判断する。
【0037】
未読メッセージ取得部718は、判断部717により、現在時刻が、チャンネル情報に対応付けられた開封時刻(第1の時刻)が示す時刻以降であると判断された場合、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネル情報と、ユーザ情報取得部715により取得されたユーザ情報に対応付けられたユーザにおけるチャンネル情報のチャンネルの未読メッセージに関する情報に基づき、ユーザにおけるチャンネル情報のチャンネルの未読メッセージを取得する。また、未読メッセージ取得部718は、取得した未読メッセージの送信者のユーザ名を、メッセージ内容に対応付けて取得してもよい。
【0038】
図8は、本発明の一態様の変形例に係るサーバ装置101の機能的構成の一例を示す図である。
図6は、本発明の一態様の変形例に係るサーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネル#2のデータの一例を示す図である。以下に、ユーザがチャンネルにアクセスした時刻(現在時刻)が、そのチャンネルに応じたメッセージの開封時刻(第1の時刻)より前の時刻であったときに、未読メッセージの中に緊急メッセージが有る場合は、その緊急メッセージを、サーバ装置101からユーザ端末装置103に送信するサーバ装置の機能的構成について、
図6、8を参照して、説明する。なお、
図7と同一の構成については、説明を省略する。
【0039】
緊急メッセージ取得部820は、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDと、ユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名とに基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの中の緊急メッセージ(第2のメッセージ)を取得する。また、緊急メッセージ取得部820は、上記の緊急メッセージに加えて、緊急メッセージのメッセージ内容の少なくとも一部を含む他の未読メッセージ(第3のメッセージ)を取得してもよい。また、緊急メッセージ取得部820は、緊急メッセージに加えて、緊急メッセージの送信者と同じ送信者の他の未読メッセージ(第4のメッセージ)を取得してもよい。
【0040】
図9は、本発明の一態様に係るユーザ端末装置103の機能的構成の一例を示す図である。以下に、ユーザ端末装置103の機能的構成について、
図9を参照して、説明する。なお、サーバ装置101と同様の構成については、説明を省略する。
【0041】
ユーザ端末装置103は、例えば、
図9に示すように、記憶部901、通信部902、出力部903、入力部904、および制御部910(出力制御部911)を備えている。
【0042】
例えば、制御部910は、
図2におけるCPU201に対応し、通信部902は、
図2におけるインターフェース部206に対応し、出力部903は、
図2における出力部203に対応し、入力部904は
図2における入力部202に対応し、記憶部901は
図2におけるROM204とRAM205に対応する。
【0043】
記憶部901は、例えば、制御部910によって実行される制御プログラムや、制御プログラムの実行により生成されたデータや外部から取得したデータなど、ユーザ端末装置103の各種の情報処理に必要となる情報を記憶する。
【0044】
通信部902は、例えば、ユーザ端末装置103が接続したチャンネルのチャンネル情報とそのチャンネルのユーザを示すユーザ情報を、ネットワーク102を介してサーバ装置101に送信する端末送信部として機能する。さらに、通信部902は、例えば、ネットワーク102を介してサーバ装置101から、ユーザ端末装置103でチャンネルに接続したユーザにおけるそのチャンネルの未読メッセージを受信する端末受信部として機能する。具体的には、通信部902は、
図4に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、ユーザ名:BBとユーザ名:BBのユーザが送信したメッセージのメッセージ内容:MA2と、ユーザ名:CCとユーザ名:CCのユーザが送信したメッセージのメッセージ内容:MA3とが対応付けられたデータを、サーバ装置101から受信する端末受信部として機能する。また、通信部902は、例えば、ユーザ端末装置103で接続したチャンネルのチャンネル情報(チャンネルID)と、チャンネルに接続したユーザのユーザ情報(ユーザ名)と、そのユーザにより入力部904から入力されたそのチャンネルのメッセージ内容と、メッセージを送信した時刻とを対応付けて、ネットワーク102を介してサーバ装置101に送信する端末送信部として機能する。具体的には、通信部902は、
図3に示すように、チャンネルID:チャンネル#1と、ユーザ名:AAと、メッセージ内容:MA1と、受信時刻(送信時刻):TA1を、サーバ装置101に送信する端末送信部として機能する。また、通信部902は、例えば、上記したデータに加えて、緊急情報を送信する端末送信部として機能する。具体的には、通信部902は、アクセスされたチャンネルIDと、アクセスしたユーザを特定するユーザ情報(ユーザ名)と、入力されたメッセージの内容と、緊急情報と、受信時刻(送信時刻)とを対応付けてサーバ装置101に送信する端末送信部として機能する。
【0045】
出力部903は、例えば、液晶パネルである。具体的には、例えば、サーバ装置101から受信した未読メッセージや緊急メッセージ、記憶部901に記憶されているデータや、各種の画面を表示する。なお、出力部903は、タッチパネル付きの液晶パネルやLEDや音出力部であってもよい。
【0046】
入力部904は、例えば、ユーザ端末装置103に設置されたキーであり、キーを通して、ユーザにより入力される。また、入力部904は、出力部903のタッチパネル付きの液晶パネルを通して、ユーザに入力されてもよい。
【0047】
制御部910は、例えば、記憶部901に格納される制御プログラムに従って各種の情報処理を実行する。制御プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。ここで、コンピュータの一例は、ユーザ端末装置103である。
【0048】
図10は、本発明の一態様に係る管理システム100の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図5は、サーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネル#1のデータの一例を示す図である。ユーザが仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルのいずれかのチャンネルにアクセスしたときに、そのチャンネルにアクセスした時刻(現在時刻)と、そのチャンネルに応じたメッセージの開封時刻(送信時刻)に関する第1の時刻に基づいて、そのチャンネルにおけるそのユーザの未読メッセージを、サーバ装置101からユーザ端末装置103に送信する管理システム100の処理の流れを、
図10と
図5を用いて説明する。
【0049】
ユーザ端末装置103の制御部910は、ネットワーク上で開設される仮想的な複数の会話空間である複数のチャンネルのいずれか1つのチャンネルにアクセスしたかどうかを判断する(S101)。制御部910は、いずれか1つのチャンネルにアクセスしたと判断した場合(S101:Yes)、アクセスしたチャンネルを特定するチャンネル情報(チャンネルID)と、そのチャンネルにアクセスしたユーザを特定するユーザ情報(例えば、ユーザ名)とを取得し、チャンネルIDとユーザ名とを、サーバ装置101に送信する(S102)。具体的には、例えば、ユーザ端末装置103は、アクセスしたチャンネルのチャンネルID:チャンネル#1と、アクセスしたユーザ名がユーザ名:AAである場合は、チャンネルID:チャンネル#1とユーザ名:AAとを対応付けて、サーバ装置101に送信する。
【0050】
サーバ装置101のチャンネル情報取得部713は、ユーザ端末装置103から受信したチャンネルIDを取得する(S103)。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713は、S102でユーザ端末装置103から送信されたチャンネルID:チャンネル#1を取得する。そして、ユーザ情報取得部715は、ユーザ端末装置103から受信したユーザ名を取得する(S104)。具体的には、例えば、ユーザ情報取得部715は、S102でユーザ端末装置103から送信されたユーザ情報であるユーザ名:AAを取得する。
【0051】
そして、次に、開封時刻情報取得部714は、S103でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、チャンネルIDに対応するチャンネルIDの未読メッセージを開封(送信)する時刻を示す開封時刻(第1の時刻)を取得する(S105)。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDがチャンネルID:チャンネル#1だった場合は、開封時刻情報取得部714は、記憶部701に記憶されている
図5(c)に示したチャンネル#1のデータから、S103で取得されたチャンネルID:チャンネル#1に対応するチャンネルIDの未読メッセージを開封(送信)する時間を示す開封時刻(第1の時刻):TA3を取得する。ここで、開封時刻は、ユーザがチャンネルにアクセスしたときに、そのユーザがそのチャンネルにおけるそのユーザの未読メッセージを見ることができる時刻を意味する。なお、開封時刻は、ユーザがチャンネルにアクセスしたときに、サーバ装置101が、そのチャンネルにおけるそのユーザの未読メッセージを、ユーザ端末装置103に送信する時刻を示す送信時刻であってもよい。
【0052】
そして、次に、現在時刻取得部716は、チャンネルにアクセスされた時刻であるアクセス時刻(現在時刻)を取得する(S106)。現在時刻取得部716は、例えば、制御部710が有するリアルタイムクロック(RTC)から現在時刻を取得する。なお、現在時刻取得部716は、ユーザ端末装置103がチャンネルにアクセスした時刻を、サーバ装置101がユーザ端末装置103から受信し、その受信した時刻を現在時刻として取得してもよい。つまり、具体的には、ユーザ端末装置103の制御部910は、ユーザ端末装置103がチャンネルにアクセスした時刻を、制御部910が有するRTCから取得し、取得した時刻を、サーバ装置101に送信する(S102)。そして、サーバ装置101の現在時刻取得部716は、S102でユーザ端末装置103から受信した時刻を現在時刻として取得する(S106)。
【0053】
次に、判断部717は、S106で現在時刻取得部716により取得された現在時刻が、S105で開封時刻情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応する未読メッセージを開封する開封時刻(第1の時刻)が示す時刻以降であるかどうかを判断する(S107)。そして、判断部717は、現在時刻が、開封時刻が示す時刻以降であると判断した場合(S107:Yes)、未読メッセージ取得部718は、S103でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDと、S104でユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名とに基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージを取得する(S108)。具体的には、判断部717は、S106で現在時刻取得部716により取得された現在時刻がTA4(例えば、9:00)だった場合、現在時刻:TA4と、チャンネルID:チャンネル#1に対応する開封時刻:TA3(例えば、8:00)を比較し、現在時刻:TA4は、チャンネル#1の開封時刻:TA3以降の時刻であると判断し(S107:Yes)、S108の処理を行う。そして、S108の処理で、未読メッセージ取得部718は、記憶部701に記憶されている
図5(b)に示したチャンネル#1のデータから、S103で取得されたチャンネルID:チャンネル#1およびS104で取得されたユーザ名:AAに基づき、チャンネル#1とユーザ名:AAに対応付けられた既読メッセージ番号:1を取得する。そして、さらに、未読メッセージ取得部718は、記憶部701に記憶されている
図5(a)に示したチャンネル#1のデータから、既読メッセージ番号:1のメッセージ以降に受信した未読メッセージであるメッセージ番号:2のメッセージ内容:MA2と、メッセージ番号:3のメッセージ内容:MA3と、メッセージ番号:4のメッセージ内容:MA4を取得する(S108)。また、未読メッセージ取得部718は、取得した未読メッセージの送信者のユーザ名を、メッセージ内容に対応付けて取得してもよい(S108)。具体的には、未読メッセージ取得部718は、記憶部701に記憶されている
図5(a)に示したチャンネル#1のデータから、既読メッセージ番号:1のメッセージ以降に受信した未読メッセージであるメッセージ番号:2のメッセージ内容:MA2を送信したユーザ名:BBと、メッセージ番号:3のメッセージ内容:MA3を送信したユーザ名:CCと、メッセージ番号:4のメッセージ内容:MA4を送信したユーザ名:BBとを、各メッセージ内容に対応付けて取得してもよい(S108)。ここで、サーバ装置101は、
図5(b)に示すように、各ユーザ名に対応して既読メッセージ番号が記憶しているものとしたが、既読メッセージ番号の代わりに未読のメッセージ番号を示す未読メッセージ番号を記憶している場合は、未読メッセージ取得部718は、未読メッセージ番号を取得し、その未読メッセージ番号に対応するメッセージ内容を
図5(a)から取得してもよい。また、S108の処理において、未読メッセージ取得部718は、S105で開封時刻情報取得部714により取得されたチャンネルIDに応じた開封時刻(第1の時刻)に基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの中で、メッセージの受信時刻が開封時刻以前の未読メッセージ(第1のメッセージ)を取得してもよい。具体的には、例えば、未読メッセージ取得部718は、記憶部701に記憶されている
図5(a)に示したチャンネル#1のデータから、ユーザ名:AAの未読メッセージ(メッセージ番号:2以降のメッセージ)の中で、メッセージの受信時刻が、チャンネル#1の開封時刻:TA3(例えば、8:00)以前の時刻であるTA2(例えば、7:00)とTA3(例えば、8:00)に対応するメッセージ内容:MA2とメッセージ内容:MA3とを取得してもよい。ここで、未読メッセージ取得部718は、上記したように、チャンネルIDとユーザ名とに基づき、チャンネルIDとユーザ名に対応付けられた既読メッセージ番号または未読メッセージ番号を取得しているが、既読メッセージ番号や未読メッセージ番号は、ユーザ情報取得部715により取得されてもよい。
【0054】
次に、通信部702は、S108で未読メッセージ取得部718により取得された未読メッセージをユーザ端末装置103に送信し(S109)、処理を終了する。ここで、通信部702は、S108で未読メッセージ取得部718により取得された未読メッセージの送信者のユーザ名とメッセージ内容とを対応付けて、ユーザ端末装置103に送信してもよい(S109)。具体的には、通信部702は、
図4に示すように、ユーザ名:BBとメッセージ内容:MA2と、ユーザ名:CCとメッセージ内容:MA3と、ユーザ名:BBとメッセージ内容:MA4とをそれぞれ対応付けて、ユーザ端末装置103に送信し(S109)、処理を終了する。そして、ユーザ端末装置103の出力制御部911は、サーバ装置101から受信した未読メッセージを、出力部903から出力し(S110)、処理を終了する。
【0055】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがチャンネルにアクセスしたときに、アクセスした時刻(現在時刻)が、そのチャンネルに応じた開封時刻(第1の時刻)以降の時刻である場合に、未読メッセージをユーザ端末装置103に送信するので、ユーザは、そのチャンネルに適した時刻に未読メッセージの内容を知ることができる。つまり、所定時刻(例えば、毎週月曜日の8:30)にメッセージを見ればよいチャンネルの場合(例えば、週一回報告すればよい週次報告のチャンネル)は、ユーザは、その所定時刻以外の不要な時刻に、そのチャンネルの未読メッセージを受信することがなくなり、その所定時刻以降にそのチャンネルにアクセスしたときに、未読メッセージの内容を確認できるので、未読メッセージの確認を効率よく行うことができる。また、サーバ装置101は、メッセージの受信時刻が開封時刻以前の時刻である未読メッセージをユーザ端末装置103に送信するので、ユーザは、開封時刻以前に受信した開封が許可されたメッセージのみを知ることができ、必要なメッセージをより効率的に確認することができる。また、サーバ装置101は、現在時刻以前に受信した全ての未読メッセージをユーザ端末装置103に送信する場合は、ユーザは、現在まで受信したより多くの未読メッセージを容易に確認することができる。
【0056】
そして、S107の処理に戻り、判断部717は、現在時刻が、開封時刻が示す時刻より前の時刻であると判断した場合(S107:No)、処理を終了する。S107:Noとなる場合の処理については、具体的には、例えば、判断部717は、現在時刻取得部716により取得された現在時刻がTA2(例えば、7:00)だった場合、現在時刻:TA2と、チャンネルID:チャンネル#1に対応する開封時刻:TA3(例えば、8:00)を比較し、現在時刻:TA2は、チャンネル#1の開封時刻:TA3より前の時刻であると判断し(S107:No)、処理を終了する。ここで、判断部717は、開封時刻が年月日と時と分を有する時刻の場合は、現在時刻取得部716により取得された現在時刻の年月日と時と分と、年月日と時と分を有する開封時刻とを比較する。また、判断部717は、開封時刻が曜日と時と分を有する場合は、現在時刻取得部716により取得された現在時刻の曜日と時と分と、曜日と時と分を有する開封時刻とを比較する。つまり、判断部717は、現在時刻取得部716により取得された現在時刻が有する時刻の要素から、開封時刻が有している時刻の要素と同じ時刻の要素を抽出し、開封時刻と同じ時刻の要素を有する現在時刻と開封時刻とを比較し、現在時刻が開封時刻の示す時刻以降であるかどうかを判断する。
【0057】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがチャンネルにアクセスしたときに、アクセスした時刻(現在時刻)が、そのチャンネルに応じた開封時刻(第1の時刻)より前の時刻である場合に、未読メッセージをユーザ端末装置103に送信しないので、ユーザは、そのチャンネルに適した時刻より前に未読メッセージの内容を確認する必要がなく、適したタイミングでより効率的にメッセージを確認することができる。
【0058】
図11は、本発明の一態様の変形例に係る管理システム100の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図6は、本発明の一態様の変形例に係るサーバ装置101の記憶部701の構成の一例で、チャンネル#2のデータの一例を示す図である。
【0059】
ここで、サーバ装置101は、
図6(a)に示すように、緊急メッセージをユーザ端末装置103から受信し、記憶部701に記憶しているものとする。緊急メッセージは、受信したメッセージに緊急であることを示す緊急情報が付加されたメッセージのことである。緊急情報は、例えば、1(緊急)や、0(緊急ではない)のような情報である。具体的には、ユーザ端末装置103は、入力部904から、アクセスされたチャンネルIDのメッセージ内容の入力と、緊急であることを示す情報である緊急情報との入力と、メッセージの送信指示があった場合は、
図3に示すように、アクセスされたチャンネルIDと、アクセスしたユーザを特定するユーザ情報(ユーザ名)と、入力されたメッセージの内容と、受信時刻(送信時刻)に加えて、緊急情報も対応付けてサーバ装置101に送信する。そして、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103から受信したデータに基づき、
図6(a)に示すように、チャンネルIDに対応して、各メッセージに付与されたメッセージ番号と、そのメッセージを入力したユーザのユーザ情報(ユーザ名)と、メッセージ内容と、緊急情報と、受信時刻(送信時刻)とを対応付けて記憶部701に記憶している。
【0060】
ここで、ユーザが複数のチャンネルのいずれかのチャンネルにアクセスしたときに、そのチャンネルにアクセスした時刻(現在時刻)が、そのチャンネルに応じたメッセージの開封時刻(送信時刻)より前の時刻であったときに、未読メッセージの中に緊急メッセージが有る場合は、その緊急メッセージを、サーバ装置101からユーザ端末装置103に送信する管理システム100の処理の流れを、
図11と
図6を用いて、以下に説明する。
【0061】
ユーザ端末装置103のS201とS202の処理は、
図10のS101とS102と同様の処理であり、説明を省略する。ここで、S201とS202の処理で、ユーザ端末装置103は、チャンネルID:チャンネル#2とユーザ名:AAとを対応付け、サーバ装置101に送信するものとして、以下の説明を続ける。
【0062】
サーバ装置101のチャンネル情報取得部713は、ユーザ端末装置103から受信したチャンネルIDを取得する(S203)。具体的には、例えば、チャンネル情報取得部713は、チャンネルID:チャンネル#2を取得する。そして、ユーザ情報取得部715は、ユーザ端末装置103から受信したユーザ名を取得する(S204)。具体的には、例えば、ユーザ情報取得部715は、ユーザ情報であるユーザ名:AAを取得する。
【0063】
そして、次に、開封時刻情報取得部714は、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDに基づき、チャンネルIDに対応するチャンネルIDの未読メッセージを開封(送信)する時刻を示す開封時刻(第1の時刻)を取得する(S205)。そして、現在時刻取得部716は、チャンネルにアクセスされた時刻であるアクセス時刻(現在時刻)を取得する(S206)。次に、判断部717は、S206で現在時刻取得部716により取得された現在時刻が、S205で開封時刻情報取得部714により取得されたチャンネルIDに対応する未読メッセージを開封する開封時刻(第1の時刻)が示す時刻以降であるかどうかを判断する(S207)。そして、判断部717は、現在時刻が、開封時刻が示す時刻以降であると判断した場合(S207:Yes)、未読メッセージ取得部718は、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDと、S204でユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名とに基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージを取得する(S208)。また、未読メッセージ取得部718は、さらに、S205で開封時刻情報取得部714により取得されたチャンネルIDに応じた開封時刻(第1の時刻)に基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの中で、メッセージの受信時刻が開封時刻以前の未読メッセージを取得してもよい(S208)。次に、通信部702は、S208で未読メッセージ取得部718により取得された未読メッセージをユーザ端末装置103に送信し(S209)、処理を終了する。そして、ユーザ端末装置103の出力制御部911は、サーバ装置101から受信した未読メッセージを、出力部903から出力し(S210)、処理を終了する。
【0064】
そして、S207の処理に戻り、判断部717は、現在時刻が、開封時刻が示す時刻より前の時刻であると判断した場合(S207:No)、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDと、S204でユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名とに基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの中に緊急メッセージがあるかどうかを判断する(S211)。具体的には、S203でチャンネル情報取得部713によりチャンネルID:チャンネル#2が取得され、S204でユーザ情報取得部715によりユーザ名:AAが取得され、S205で開封時刻情報取得部714によりチャンネル#2の開封時刻:TB3(例えば、8:30)が取得され、S206で現在時刻取得部716により現在時刻:TB2(例えば、7:15)が取得された場合のS207とS211の処理について、以下に説明する。具体的には、S207の処理で、判断部717は、現在時刻:TB2(例えば、7:15)は、開封時刻:TB3(例えば、8:30)以降の時刻ではないので(S207:No)、緊急メッセージがあるかどうか判断する(S211)。そして、S211の処理で、判断部717は、
図5(b)に示したチャンネル#2のデータから、チャンネル#2とユーザ名:AAに対応付けられた既読メッセージ番号:1を取得し、取得した既読のメッセージ番号:1のメッセージ以降に受信したメッセージ(未読メッセージ)の中で、緊急情報:1が付加されたメッセージが有るかどうかを判断する(S211)。具体的には、判断部717は、
図5(a)に示したチャンネル#2のデータから、ユーザ名:AAの既読メッセージ(メッセージ番号:1)以降に受信した未読メッセージの中で、緊急情報:1が付加されたメッセージ(メッセージ番号:2のメッセージ)があると判断し(S211:Yes)、S212の処理を行う。
【0065】
そして、次に、S212の処理で、緊急メッセージ取得部820は、S203でチャンネル情報取得部713により取得されたチャンネルIDと、S204でユーザ情報取得部715により取得されたユーザ名とに基づき、アクセスされたチャンネルにおける当該チャンネルにアクセスしたユーザの未読メッセージの中の緊急メッセージ(第2のメッセージ)を取得する(S212)。具体的には、緊急メッセージ取得部820は、
図5(a)に示したチャンネル#2のデータから、ユーザ名:AAの既読メッセージであるメッセージ番号:1のメッセージ以降に受信した未読メッセージの中で、緊急情報:1が付加されたメッセージ(メッセージ番号:2)のメッセージ内容:MB2を取得する(S212)。次に、通信部702は、S212で緊急メッセージ取得部820により取得された緊急メッセージをユーザ端末装置103に送信し(S213)、処理を終了する。そして、ユーザ端末装置103の出力制御部911は、サーバ装置101から受信した未読メッセージを、出力部903から出力し(S210)、処理を終了する。
【0066】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがチャンネルにアクセスしたときに、アクセスした時刻(現在時刻)が、そのチャンネルに応じた開封時刻(第1の時刻)より前の時刻である場合であっても、未読メッセージの中の緊急メッセージをユーザ端末装置103に送信するので、ユーザは、そのチャンネルのメッセージの開封時刻前にそのチャンネルにアクセスしたときであっても、緊急性の高いメッセージの内容をすぐに確認することができる。
【0067】
ここで、S212の処理で、緊急メッセージ取得部820は、緊急メッセージに加えて、緊急メッセージのメッセージ内容の少なくとも一部を含む他の未読メッセージ(第3のメッセージ)を取得してもよい。具体的には、上記のように、緊急メッセージ取得部820が、
図5(a)に示したチャンネル#2のデータから、ユーザ名:AAの既読メッセージであるメッセージ番号:1のメッセージ以降に受信した未読メッセージの中で、緊急情報:1が付加されたメッセージ(メッセージ番号:2)のメッセージ内容:MB2を取得したとき、緊急メッセージ取得部820は、メッセージ内容:MB2の中に含まれる文字列と同じ文字列を有する他の未読メッセージ(第3のメッセージ)を取得する。さらに、具体的には、緊急メッセージ取得部820は、形態素解析や構文解析等を用いて、メッセージ内容:MB2の文章の中から単語を抽出し、抽出した単語と同じ単語が含まれる他の未読メッセージのメッセージ内容を検索し、検索したメッセージ内容を有する他の未読メッセージを取得する。ここで、緊急メッセージ取得部820は、緊急メッセージのメッセージ内容の文章の中から抽出した複数の単語を一番多く含む他の未読メッセージのメッセージ内容を検索し、検索したメッセージ内容を有する未読メッセージを取得してもよい。なお、緊急メッセージ取得部820は、未読メッセージに限らず、既読メッセージの中から、緊急メッセージのメッセージ内容の少なくとも一部を含む既読メッセージを取得してもよい。
【0068】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがチャンネルにアクセスしたときに、アクセスした時刻(現在時刻)が、そのチャンネルに応じた開封時刻(第1の時刻)より前の時刻である場合であっても、未読メッセージの中の緊急メッセージだけでなく、その緊急メッセージに関連する他の未読メッセージをユーザ端末装置103に送信するので、ユーザは、緊急性の高いメッセージに関連するメッセージを見て、その緊急性の高い内容に関連する情報をより簡単に把握することができる。
【0069】
ここで、S212の処理で、緊急メッセージ取得部820は、緊急メッセージに加えて、緊急メッセージの送信者と同じ送信者の他の未読メッセージ(第4のメッセージ)を取得してもよい。具体的には、上記のように、緊急メッセージ取得部820が、
図5(a)に示したチャンネル#2のデータから、ユーザ名:AAの既読メッセージであるメッセージ番号:1のメッセージ以降に受信した未読メッセージの中で、緊急情報:1が付加されたメッセージ(メッセージ番号:2)のメッセージ内容:MB2を取得したときは、緊急メッセージ取得部820は、メッセージ番号:2の送信者であるユーザ名:CCの他の未読メッセージ(第4のメッセージ)であるメッセージ番号:4のメッセージと、メッセージ内容:MB4を取得する。
【0070】
これにより、サーバ装置101は、ユーザ端末装置103でユーザがチャンネルにアクセスしたときに、アクセスした時刻(現在時刻)が、そのチャンネルに応じた開封時刻(第1の時刻)より前の時刻である場合であっても、未読メッセージの中の緊急メッセージだけでなく、その緊急メッセージの送信者と同じ送信者の他の未読メッセージをユーザ端末装置103に送信するので、ユーザは、緊急性の高いメッセージを送信した送信者の意図をより簡単に把握することができる。
【0071】
なお、本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく変形可能であり、上記の構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。