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特開2020-202468電子機器、情報提供システム、情報提供方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-202468(P2020-202468A)
(43)【公開日】2020年12月17日
(54)【発明の名称】電子機器、情報提供システム、情報提供方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20201120BHJP
   H04N 21/488 20110101ALI20201120BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20201120BHJP
【FI】
   H04N21/431
   H04N21/488
   G06F13/00 540A
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2019-107382(P2019-107382)
(22)【出願日】2019年6月7日
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100129115
【弁理士】
【氏名又は名称】三木 雅夫
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(74)【代理人】
【識別番号】100131473
【弁理士】
【氏名又は名称】覚田 功二
(72)【発明者】
【氏名】羽田 一良
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA12
5B084AB06
5B084AB13
5B084AB31
5B084AB32
5B084BA10
5B084BB04
5B084CD12
5B084CD22
5B084CF12
5B084DB02
5B084DC02
5C164FA06
5C164FA23
5C164MA06S
5C164UB41S
5C164UB93P
5C164UD11P
5C164UD53S
5C164YA21
(57)【要約】
【課題】コンテンツの推薦の際、より確実に緊急情報を提供することができる情報提供装置、端末装置、情報提供システム、情報提供方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】情報取得部はコンテンツごとの属性を示すコンテンツ情報を取得し、通知情報生成部はコンテンツ情報を参照して、提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を生成し、出力制御部はコンテンツ通知情報の出力を制御し、情報取得部が緊急情報を取得するとき、出力制御部は、緊急情報を通知する緊急通知情報を前記コンテンツ通知情報よりも優先して出力する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツごとの属性を示すコンテンツ情報を取得する情報取得部と、
前記コンテンツ情報を参照して、提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を生成する通知情報生成部と、
前記コンテンツ通知情報の出力を制御する出力制御部と、を備え、
前記情報取得部が緊急情報を取得するとき、
前記出力制御部は、前記緊急情報を通知する緊急通知情報を前記コンテンツ通知情報よりも優先して出力する
電子機器。
【請求項2】
前記通知情報生成部は、
前記緊急通知情報に、前記緊急情報に付加された緊急レベルが高いほど、顕著な表示態様を示す付加情報を付加する
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を取得する通知情報取得部と、
前記コンテンツ通知情報に基づき前記推薦コンテンツの通知を制御する出力制御部と、を備え、
前記通知情報取得部が緊急情報を通知する緊急通知情報を取得するとき、
前記出力制御部は、前記推薦コンテンツの通知よりも優先して前記緊急情報を出力する
電子機器。
【請求項4】
前記緊急情報に付加された緊急レベルが所定のレベル以上であって、前記出力制御部の動作が停止しているとき、前記出力制御部を起動させる起動制御部を備える
請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記緊急情報に付加された緊急レベルが所定のレベル以上であるとき、前記出力制御部は、再生部に警報音を出力させる
請求項3または請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記出力制御部は、
前記緊急情報に付加された緊急レベルが高いほど、顕著な表示態様で前記緊急情報を表示部に表示させる
請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記表示態様は、前記緊急レベルが高いほど、前記緊急情報の表示領域が大きい
請求項2または請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記表示態様は、前記緊急レベルが高いほど、前記緊急情報を示す文字が大きい
請求項2、請求項6および請求項7のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項9】
前記緊急レベルの数は少なくとも3段階であり、
前記緊急レベルが第1レベルまたは前記第1レベルよりも高い第2レベルであるとき、少なくとも1つの前記推薦コンテンツが通知され、
前記緊急レベルが前記第2レベルであるとき、提供可能とするコンテンツのうち前記緊急情報に関連する関連コンテンツの通知が優先され、
前記緊急レベルが前記第2レベルよりも高い第3レベル以上であるとき、前記推薦コンテンツが通知されない
請求項2、および請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項10】
前記緊急レベルが前記第3レベル以上であるとき、前記緊急情報に、前記緊急情報の詳細を示す詳細情報の提供元を示す詳細情報提供情報が含まれる
請求項9に記載の電子機器。
【請求項11】
情報提供装置と端末装置を備える情報提供システムであって、
前記情報提供装置は、
コンテンツごとの属性を示すコンテンツ情報を取得する情報取得部と、
前記コンテンツ情報を参照して、提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を生成する通知情報生成部と、
前記コンテンツ通知情報の出力を制御する出力制御部と、を備え、
前記情報取得部が緊急情報を取得するとき、
前記出力制御部は、前記緊急情報を通知する緊急通知情報を前記コンテンツ通知情報よりも優先して出力する
前記端末装置は、
前記コンテンツ通知情報を取得する通知情報取得部と、
前記コンテンツ通知情報に基づき前記推薦コンテンツの通知を制御する端末出力制御部と、を備え、
前記通知情報取得部が緊急情報を通知する緊急通知情報を取得するとき、
前記端末出力制御部は、前記推薦コンテンツの通知よりも優先して前記緊急情報を出力する
情報提供システム。
【請求項12】
電子機器における情報提供方法であって、
前記電子機器が、提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を取得する第1ステップと、
前記コンテンツ通知情報に基づき前記推薦コンテンツの通知を制御する第2ステップと、を有し、
前記第1ステップにおいて、緊急情報を通知する緊急通知情報を取得するとき、
前記第2ステップにおいて、前記緊急情報を前記推薦コンテンツの通知よりも優先して出力する
情報提供方法。
【請求項13】
電子機器のコンピュータに、
提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を取得する第1ステップと、
前記コンテンツ通知情報に基づき前記推薦コンテンツの通知を制御する第2ステップと、を実行させるためのプログラムであって、
前記第1ステップにおいて、緊急情報を通知する緊急通知情報を取得するとき、
前記第2ステップにおいて、前記緊急情報を前記推薦コンテンツの通知よりも優先して出力する
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、情報提供システム、情報提供方法、およびプログラム、例えば、ユーザの嗜好に基づいて各種のコンテンツを推薦するための情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ネットワークに接続された情報提供装置がユーザの嗜好に応じたコンテンツに関する情報を端末装置に提供するコンテンツ推薦技術が提案されている。例えば、特許文献1には、端末装置がお勧め情報を出力する際の状況情報、および他の端末装置の動作履歴情報の何れかを取得し、取得した情報に応じたお勧め情報を端末装置に出力させる制御サーバについて記載されている。当該端末装置には、さらに周囲のユーザを検出したことに応じて、お勧め情報を配置したお勧め画面を配置したお勧め画面を表示させ、お勧め画面には、現在の日付と現在の日付に関連するメッセージ、天気予報、お勧め画面の表示を終了させる放送コンテンツの表示を開始させるためのオブジェクト、および、お勧め情報を更新させるためのオブジェクトが含まれる。1つのお勧め情報は、お勧めするコンテンツを選択させるための1つのオブジェクト内に、コンテンツに関連する関連情報が表示された情報であり、関連情報には、お勧め情報が選択された場合に端末装置にて行われる動作を示す画像、コンテンツのタイトル、コンテンツを示す画像、コンテンツに関する時間情報、および、お勧め理由を示すメッセージが含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2017/057010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、端末装置の使用中において災害、事故などの緊急事態が発生することがある。緊急事態の発生時には、政府や地方公共団体をはじめとする公的機関等から提供される緊急情報を確実に住民に伝達することが望まれる。しかしながら、従来のコンテンツ推薦技術では、必ずしも緊急情報の伝達について考慮されていなかった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、コンテンツの推薦の際、より確実に緊急情報を提供することができる電子機器、情報提供システム、情報提供方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、コンテンツごとの属性を示すコンテンツ情報を取得する情報取得部と、前記コンテンツ情報を参照して、提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ知情報を生成する通知情報生成部と、前記コンテンツ通知情報の出力を制御する出力制御部と、を備え、前記情報取得部が緊急情報を取得するとき、前記出力制御部は、前記緊急情報を通知する緊急通知情報を前記コンテンツ通知情報よりも優先して出力する電子機器である。
【発明の効果】
【0007】
本実施形態によれば、コンテンツの推薦の際、より確実に緊急情報を提供することができる。例えば、ユーザに対する緊急性の訴求や、必要に応じて避難などの回避もしくは予防のための行動がより効果的に促進される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る情報提供システムの機能構成例を示す概略ブロック図である。
図2】本実施形態に係る情報提供装置の機能構成例を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係る情報提供装置のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
図4】本実施形態に係る選局情報の例を示す図である。
図5】本実施形態に係る番組情報の例を示す図である。
図6】本実施形態に係るチャネル対応情報の例を示す図である。
図7】本実施形態に係る緊急情報の例を示す図である。
図8】本実施形態に係る緊急レベルの例を示す図である。
図9】推薦コンテンツの順位の例を示す例である。
図10】本実施形態に係るコンテンツカード情報の例を示す図である。
図11】本実施形態に係る端末装置の機能構成例を示すブロック図である。
図12】本実施形態に係る推薦コンテンツの情報を表す画像の表示例を示す図である。
図13】本実施形態に係る緊急カード情報の第1例を示す図である。
図14】本実施形態に係る緊急カード情報の第2例を示す図である。
図15】本実施形態に係る緊急カード情報の第3例を示す図である。
図16】本実施形態に係る緊急カード情報の第4例を示す図である。
図17】本実施形態に係る緊急情報の第1表示例を示す図である。
図18】本実施形態に係る緊急情報の第2表示例を示す図である。
図19】本実施形態に係る緊急情報の第3表示例を示す図である。
図20】本実施形態に係る緊急情報の第4表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(システム概要)
まず、本実施形態に係る情報提供システム1の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システム1の機能構成例を示す概略ブロック図である。
情報提供システム1は、ネットワークNWに接続された情報提供装置10を含んで構成される。ネットワークNWには、緊急情報サーバ20、外部サーバ30、および端末装置50が接続され、情報提供システム1との間で相互に各種のデータを送受信可能とする。図1に示す例では、端末装置50の個数は1台であるが、一般には複数台となりうる。
【0010】
情報提供装置10は、コンテンツごとの属性を示すコンテンツ情報を外部サーバ30から取得し、取得したコンテンツ情報を参照して、提供可能とする推薦コンテンツの受信に係るコンテンツ通知情報を生成する。情報提供装置10は、生成したコンテンツ通知情報を出力し、端末装置50に送信する。情報提供装置10は、提供可能とするコンテンツのうち、端末装置50において受信されたコンテンツの属性の傾向を解析し、その傾向に基づいて推薦コンテンツを選択してもよい。情報提供装置10は、これによりレコメンドサーバとして機能する。以下の説明では、受信を、視聴と呼ぶことがある。視聴とは、ユーザに対して視認可能に表示すること、受聴可能に再生することの一方または両方を意味する。
情報提供装置10は、緊急情報サーバ20から緊急情報を取得するとき、取得した緊急情報を通知する緊急通知情報を生成する。情報提供装置10は、生成した緊急通知情報をコンテンツ通知情報よりも優先して端末装置50に出力する。
【0011】
コンテンツは、映像、音声、テキストなどのいずれか、またはそれらの組み合わせを含んで構成される。コンテンツは、例えば、テレビジョン放送番組、ビデオ・オン・デマンド(VOD:Video−on−Demand)コンテンツ、広告映像、楽曲、などがある。以下の説明では、コンテンツが、主にテレビジョン放送番組ならびにVODコンテンツである場合を主とする。また、テレビジョン放送番組を番組と呼ぶ。推薦コンテンツは、各端末装置50のユーザに推薦対象とするコンテンツを意味し、レコメンドコンテンツと呼ぶことがある。提供先とする端末装置50は、不特定多数の端末装置50であってもよいし、所定の契約を締結した特定のユーザに係る端末装置50であってもよい。
【0012】
緊急情報サーバ20は、緊急事態の発生を示す緊急情報を取得するサーバ装置である。緊急情報サーバ20は、自装置に入力される操作信号に従って所定の形式を有する緊急情報を生成する。緊急情報サーバ20は、ネットワークNWに接続された他の機器から緊急情報を受信する。緊急事態は、例えば、降雨、降雪、暴風、地震、河川の氾濫、暴波浪、津波などの自然現象の他、交通機関の障害、停電、火災、テロリズムなど人為的な原因による事件が含まれる。緊急事態は、これらの自然現象や事故のうち、特に不特定人の身体、物など主に有体物に損害が発生または発生の可能性がある出来事を指す。個々の緊急情報には、その緊急性の度合いを示す緊急レベルの情報が含まれうる。自然災害に係る緊急情報の緊急レベルとして、例えば、内閣府「避難勧告等に関するガイドライン」(http://www.bousai.go.jp/hinankankoku/hinanjumbijoho/index.html)に記載された緊急災害レベルが適用されてもよい。
緊急情報サーバ20は、取得した緊急情報を情報提供装置10に送信する。
【0013】
外部サーバ30は、コンテンツに関する各種の情報を情報提供装置10もしくは端末装置50に送信するサーバ装置である。図1に示す例では、外部サーバ30の個数は1個であるが、複数となりうる。外部サーバ30には、例えば、番組集積サーバ、VODコンテンツ集積サーバ、VODコンテンツサーバなどが含まれうる。
【0014】
番組集積サーバは、各放送チャンネルで放送予定および放送済みの番組ごとの番組情報を放送事業者のサーバ装置から取得し、取得した番組情報を集積するサーバ装置である。番組集積サーバは、例えば、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)提供事業者のサーバ装置である。番組集積サーバは、新たに取得した放送予定の番組に係る番組情報を所定時間(例えば、1日)ごとに情報提供装置10に送信する。また、番組集積サーバは、放送済みの番組に係る番組情報を情報提供装置10に送信する。
【0015】
VODコンテンツ集積サーバは、送信可能なVODコンテンツおよび送信されたVODコンテンツに係るVODコンテンツ情報をコンテンツ提供業者のサーバ装置から逐次に取得し、取得したVODコンテンツ情報を集積するサーバ装置である。VODコンテンツ集積サーバは、新たに取得したVODコンテンツ情報を所定時間(例えば、1日)ごとに情報提供装置10に送信する。また、VODコンテンツ集積サーバは、いずれかの端末装置50への送信済みのVODコンテンツに係るVODコンテンツ情報を情報提供装置10に送信する。なお、以下の説明では、番組情報、VODコンテンツ情報など個々のコンテンツのメタ情報をコンテンツ情報と総称する。番組集積サーバ、VODコンテンツ集積サーバなどのコンテンツ情報を提供するサーバ装置を、コンテンツ情報サーバと総称する。コンテンツ情報サーバは、情報提供装置10からの送信要求に応じて送信済みのコンテンツに係るコンテンツ情報を送信してもよいし、当該コンテンツ情報を随時送信してもよい。
【0016】
VODコンテンツサーバは、各種のVODコンテンツのコンテンツデータを記憶するサーバ装置である。VODコンテンツサーバは、端末装置50から受信したVODコンテンツ要求が示すVODコンテンツのコンテンツデータを読み取る。コンテンツデータは、VODコンテンツを構成する映像データを含んで構成される。VODコンテンツサーバは、読み取ったコンテンツデータを、VODコンテンツ要求に対する応答として送信元の端末装置50に送信する。
【0017】
端末装置50は、主に推薦コンテンツの受信サービスに係る処理を実行する。受信サービスに係る処理には、推薦コンテンツが番組であるとき、その番組が放送されるチャネルの放送波を受信すること、もしくは、ユーザが指定した予約時間に、その番組の番組データを受信および記録することが含まれる。端末装置50は、推薦コンテンツの受信に係る受信情報を含むカード情報を取得する。例えば、推薦コンテンツが番組であるとき、番組データを搬送する放送波の放送チャネルと放送時間が受信情報に含まれる。推薦コンテンツがVODコンテンツである場合には、例えば、推薦コンテンツのコンテンツデータが記憶されているVODコンテンツサーバのアドレス、ファイル名などが含まれる。そして、端末装置50は、有効期間内であるか否かに応じてその優先度に基づいて推薦コンテンツを示すコンテンツ通知情報の出力の要否を制御する。端末装置50は、コンテンツ通知情報として推薦コンテンツを示す画像への操作による指示に応じて推薦コンテンツの受信に係る機能を実行する。例えば、端末装置50は、受信情報に基づいて放送波を受信し、受信した放送波で搬送された番組データを取得し、取得した番組データに含まれる映像データを表示部に出力する。但し、情報提供装置10から緊急通知情報を取得するとき、端末装置50は、取得した緊急通知情報をコンテンツ通知情報よりも優先して出力する。また、端末装置50は、緊急通知情報に付加された緊急レベルに基づいて出力の優先度を定めてもよいし、緊急レベルに応じて表示形態を定めてもよい。
端末装置50は、専用のハードウェアで構成されてもよいし、放送波を受信する放送受信部、ネットワークNWを経由して各種の他の電子機器と各種のデータを送受信可能とする通信部および各種のコンテンツを提示する表示部、操作入力を受け付ける入力部を備えていれば、各種のプロセッサやメモリを含む汎用のハードウェア上で所定のプログラムで記述された指令に係る処理を実行して、端末装置50の機能を実現してもよい。なお、以下の説明では、プログラムで記述された指令に係る処理を実行することを、その「プログラムを実行する」と呼ぶ。
【0018】
(情報提供装置)
次に、本実施形態に係る情報提供装置10の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る情報提供装置10の機能構成例を示すブロック図である。
情報提供装置10は、受信コンテンツ情報蓄積部142、視聴履歴蓄積部144、推薦対象コンテンツ情報蓄積部146、緊急情報取得部148、ユーザ嗜好情報生成部152、ユーザ嗜好情報蓄積部154、推薦コンテンツ決定部156、カード編成部162、カード生成部164、カード蓄積部166、および通信部172を含んで構成される。
【0019】
受信コンテンツ情報蓄積部142は、外部サーバ30から通信部172を用いてコンテンツ情報を取得し、取得したコンテンツ情報を蓄積する。受信コンテンツ情報蓄積部142が取得するコンテンツ情報は、端末装置50が過去に受信したコンテンツに関するコンテンツ情報である。受信コンテンツ情報蓄積部142は、例えば、番組集積サーバからコンテンツ情報として番組情報を取得する。番組情報は、例えば、図5に示すように、番組ごとの番組ID(Identifier)、放送開始時刻、放送終了時刻、放送局名、番組名、ジャンル(分野)およびキャスト(出演者)を含む情報を示すメタデータとして構成されうる。放送開始時刻および放送終了時刻は、放送時間を示す情報である。また、受信コンテンツ情報蓄積部142は、例えば、VODコンテンツ集積サーバからコンテンツ情報としてVODコンテンツ情報を取得する。VODコンテンツ情報は、例えば、VODコンテンツごとのコンテンツID、取得先情報、再生時間、掲載開始時刻、掲載終了時刻、制作者名、提供者名、表題、ジャンルおよびキャストを含む情報を示すメタデータとして構成される(図示せず)。取得先情報は、例えば、そのVODコンテンツが送信可能なVODコンテンツサーバ装置のURL(Uniform Resource Locator)などである。URLには、そのVODコンテンツのVODコンテンツデータの格納先のディレクトリの情報も含まれうる。掲載開始時刻、掲載終了時刻は、そのサーバ装置においてそのVODコンテンツが送信可能な状態が開始する時刻、送信可能な状態が終了する時刻である。
【0020】
視聴履歴蓄積部144は、端末装置50から通信部172を用いて選局情報を取得し、取得した選局情報を順次蓄積して端末装置50ごとに番組視聴履歴を形成する。選局情報は、例えば、図4に示すように、ユーザID、地域、チャネル番号、視聴開始時刻および視聴終了時刻を含む情報である。ユーザIDは、端末装置50のユーザを特定する情報である。ユーザIDに代えて、端末装置50の機器IDが用いられてもよい。地域は、当該番組が放送される地域である。チャネル番号は、当該番号が放送される放送チャネルの番号である。視聴開始時刻および視聴終了時刻は、その番組を受信した受信時間を示す。視聴開始時刻または視聴終了時刻は、その番組の放送時間内の時刻である場合がある。そのような場合には、ユーザが放送中に他の番組への切り替えを指示する場合、1つの番組において他の番組(例えば、CM:Commercial Advertisement、番組宣伝、など)が挿入される場合、などがある。そのため、ある番組の放送時間が、受信時間と1対1に対応付けられているとは限らず、複数の連続する時間帯に区分されることもありうる。
【0021】
視聴履歴蓄積部144は、自部に予め記憶させておいたチャネル対応情報を参照して、選局情報が示す地域およびチャネル番号に対応する放送局名を、当該番組を放送する放送局として特定する。チャネル対応情報は、例えば、図6に示すように、地域、チャネル番号および放送局名を対応付けて構成される情報である。
そして、視聴履歴蓄積部144は、特定した放送局名が一致し受信時間が放送時間に含まれる番組名を、当該受信時間内に受信された番組の番組名として特定することができる。
なお、視聴履歴蓄積部144は、端末装置50から取得したVOD選択情報を順次蓄積して端末装置50ごとにVOD視聴履歴を形成する。VOD選択情報は、ユーザID、コンテンツID、視聴開始時刻および視聴終了時刻を含む情報である(図示せず)。コンテンツIDは、各VODコンテンツを特定する情報である。
【0022】
図2に戻り、推薦対象コンテンツ情報蓄積部146は、外部サーバ30から通信部172を用いて推薦対象となる可能性のあるコンテンツに関するコンテンツ情報を取得し、取得したコンテンツ情報として番組情報とVODコンテンツ情報を蓄積する。ここで、推薦対象となる可能性のあるコンテンツは、番組を例にすると、翌朝午前5時から翌々日午前5時までの2日間等、その時点よりも未来の所定期間内に放送予定の番組であればよい。この期間に放送予定の番組から、推薦コンテンツが選択されることになる。番組情報が推薦対象コンテンツ情報蓄積部146にチャネルおよび放送時間に応じて順次蓄積されることで、推薦対象コンテンツ情報の一部として番組情報が形成される。推薦対象コンテンツ情報蓄積部146が取得する番組情報は、未来に放送される予定の番組に関する番組情報である点で、視聴済みの番組に関する番組情報を取得する受信コンテンツ情報蓄積部142とは異なる。推薦対象コンテンツ情報蓄積部146は、番組の放送終了後に、その番組の番組情報を複製(コピー)して受信コンテンツ情報蓄積部142に記憶し、自部に記憶した番組情報を消去する。その場合には、外部サーバ30である番組集積サーバは放送済みの番組に係る番組情報の情報提供装置10への送信を省略してもよい。
【0023】
推薦対象コンテンツ情報蓄積部146が取得するVODコンテンツ情報は、未来において送信可能なVODコンテンツに関するVODコンテンツ情報である点で、視聴済みのVODに関するVODコンテンツ情報を取得する受信コンテンツ情報蓄積部142とは異なる。推薦対象コンテンツ情報蓄積部146は、いずれかの端末装置50において受信したVODコンテンツに関するVODコンテンツ情報を複製して受信コンテンツ情報蓄積部142に記憶してもよい。推薦対象コンテンツ情報蓄積部146は、視聴履歴蓄積部144に記憶されたVOD視聴履歴を参照して、受信した端末装置50と受信されたVODコンテンツとを特定することができる。その場合、VODコンテンツ集積サーバは送信済みのVODコンテンツに係るVODコンテンツ情報の情報提供装置10への送信を省略してもよい。現時点がそのVODコンテンツに所定の送信期間を超えるとき、推薦対象コンテンツ情報蓄積部146は、自部に記憶したVODコンテンツ情報を消去する。所定の送信期間の情報は、VODコンテンツ情報に含まれてもよい。あるいは、掲載開始時刻、掲載終了時刻が送信期間の情報として用いられてもよい。
【0024】
緊急情報取得部148は、通信部172を用いて緊急情報サーバ20から緊急情報を取得する。緊急情報サーバ20が新たな緊急情報を自発的に情報提供装置10に送信する場合には、緊急情報取得部148は、緊急情報サーバ20から緊急情報を待ち受ける。緊急情報取得部148は、所定時間(例えば、15秒〜3分)ごとに新たな緊急情報の取得を示す緊急情報照会信号を緊急情報サーバ20に通信部172を用いて送信する。緊急情報取得部148は、緊急情報サーバ20から緊急情報照会信号に対する応答として応答情報を受信する。緊急情報取得部148は、受信した応答情報が新たな緊急情報の存在を示すとき、その緊急情報を応答情報から抽出する。
【0025】
図7は、緊急情報を表すメッセージを例示する。メタデータとしてタイトルID、取得日時、有効開始時刻、有効終了時刻、緊急レベルおよびメッセージが含まれる。本願では、メタデータが付加された緊急情報も、単に緊急情報と呼ぶことがある。
タイトルIDは、個々の緊急情報を識別するための識別情報である。タイトルIDとして、緊急情報の提供元において採番された緊急情報IDが用いられてもよいし、緊急情報取得部148が独自に採番したタイトルIDが用いられてもよい。取得日時は、その緊急情報が取得された時点の日時である。取得日時には、その緊急情報が発令された時点の日時が記述されてもよい。有効開始時刻、有効終了時刻は、それぞれその緊急情報の有効期間の起点の時刻、終点の時刻である。緊急レベルは、その緊急性の程度を示す値で示される。緊急レベルが高いほど、ユーザが緊急情報に接する必要性が高い。緊急性が高いとは、その緊急状況に早急に対処する必要性や、起こりうる損害を回避または軽減する必要性が高いことを含みうる。メッセージは、その緊急事態の発生状況、緊急事態に対する対応手段(例えば、避難方法、関連情報の入手先)などの情報を示す。
【0026】
図8は、緊急レベルの例を示す。図8に例示される緊急レベルは、内閣府「避難勧告等に関するガイドライン」に掲載されている緊急災害のレベルに順じ、その値が大きいほど緊急性が高いことを示す整数値で示されている。緊急レベル「1」は、「避難準備前の警報」または緊急事態としての「災害後の警戒」を示す。つまり、緊急レベル「1」は、注意喚起など緊急情報の提供にとどめ緊急事態に対して具体的な対処に至らないことが許容される段階である。緊急レベル「2」は、「避難準備」または「高齢者等避難開始」を示す。つまり、緊急レベル「2」は、緊急事態への対処に対する準備の通知、またはいわゆる災害弱者と呼ばれる高齢者、乳幼児、妊産婦、外国人等に対する緊急事態の必要性を通知する段階である。緊急レベル「3」は、「避難勧告」を示す。つまり、緊急レベル「3」は、関連する住民に対して緊急事態への対処、対処を怠った場合に損害が発生する可能性を通知する段階である。緊急レベル「4」は、「避難指示」を示す。つまり、緊急レベル「4」は、関連する住民に対して早急に緊急事態への対処を命令する段階である。なお、緊急レベルの段階数、各段階の定義などは緊急情報の提供者において任意に設定可能であってもよい。
緊急情報取得部148は、取得した緊急情報をカード編成部162に出力する。
【0027】
図2に戻り、ユーザ嗜好情報生成部152は、視聴履歴蓄積部144から端末装置50ごとの番組視聴履歴を読み出し、読み取った番組視聴履歴が示す番組ごとの番組情報を受信コンテンツ情報蓄積部142から読み取る。ユーザ嗜好情報生成部152は、読み取った番組情報を参照し、ユーザの嗜好に関する属性ごとにその属性を有する番組の視聴量を分析する。嗜好に関する属性として、キャスト、ジャンル、番組名などがある。ユーザ嗜好情報生成部152は、例えば、キャストごとに受信した番組の受信時間を所定の累積期間(例えば、1か月〜6か月)内で累積し、累積して得られる視聴量を算出する。ユーザ嗜好情報生成部152は、ジャンルおよび番組名についてもキャストに対する処理と同様な手法で、それぞれジャンル、番組名ごとの視聴量を算出する。ユーザ嗜好情報生成部152は、属性の種別ごとに項目(つまり、キャスト、ジャンル、番組名)ごとの視聴量を降順に整列させる。ユーザ嗜好情報生成部152は、整列された視聴量から、属性の種別ごとに所定の項目数(例えば、第1位〜第5位までの5個)の各項目の視聴量に係る属性の種別を選択し、それ以外の項目の視聴量に係る属性の種別を棄却してもよい。これにより、端末装置50のユーザがいかなる属性を有する番組を嗜好するかが分析される。ユーザ嗜好情報生成部152は、選択した属性の種別ごとの項目を示すユーザ嗜好情報を端末装置50ごとに生成し、生成したユーザ嗜好情報をユーザ嗜好情報蓄積部154に記憶する。
なお、ユーザ嗜好情報生成部152は、VODコンテンツについても番組と同様な手法でユーザ嗜好情報を端末装置50ごとに作成し、作成したユーザ嗜好情報をユーザ嗜好情報蓄積部154に記憶する。その際、ユーザ嗜好情報生成部152は、番組視聴履歴および番組情報に代えて、VOD視聴履歴およびVODコンテンツ情報を用いる。
【0028】
ユーザ嗜好情報蓄積部154は、ユーザ嗜好情報生成部152が生成したユーザ嗜好情報を記憶する。ユーザ嗜好情報蓄積部154は、推薦コンテンツ決定部156が推薦コンテンツを定めるために参照したユーザ嗜好情報を消去してもよい。
【0029】
推薦コンテンツ決定部156は、ユーザ嗜好情報蓄積部154から端末装置50ごとのユーザ嗜好情報を読み取る。推薦コンテンツ決定部156は、読み取ったユーザ嗜好情報を用いて推薦対象コンテンツ情報蓄積部146に蓄積されたコンテンツ情報に係るコンテンツから推薦コンテンツの候補を定める。以下、推薦コンテンツの候補を候補コンテンツと呼ぶ。
【0030】
推薦コンテンツ決定部156は、例えば、ジャンル、キャストなどの属性のうち、所定のレコメンド種別に係る項目をキーとして、その項目と一致する要素をより多く一致する情報要素を番組情報に含む番組ほど高いスコアを与える。スコアは、スコアは、所定の値域(例えば、0〜100)内に正規化された値であってもよい。スコアは、後述のように端末装置50に送信する際の優先度の指標として用いられる。推薦コンテンツ決定部156は、候補コンテンツごとに定めたスコアを、個々の候補コンテンツのコンテンツ情報に付加してカード編成部162に出力する。
【0031】
カード編成部162は、推薦コンテンツ決定部156から入力されるコンテンツ情報に係る候補コンテンツから所定の単位時間(例えば、10〜60分)のスロット(つまり、時間帯)ごとに端末装置50が一度に受信し、提示可能とする所定のカード情報の個数と等しい個数のコンテンツを推薦コンテンツとして選択する。カード編成部162は、候補コンテンツのサービス種別のそれぞれについてスコアが高い候補コンテンツほど優先して推薦コンテンツとして選択する。サービス種別とは、端末装置50のユーザに対するサービス形態の種別を意味する。サービス種別には、例えば、放送、予約、VODがある。放送とは、その時点で放送される番組の番組データを受信し、受信した番組データに係る映像、音声などのコンテンツをその時点で提示するサービスである。予約とは、放送予定の番組の番組データの受信および記録を指示された時間に行うサービスである。VODとは、その時点で送信可能なVODコンテンツを要求し、要求したVODコンテンツのVODコンテンツデータを受信し、受信したVODコンテンツデータに係るコンテンツをその時点で提示するサービスである。
【0032】
カード編成部162は、推薦コンテンツごとのスコアの降順に各サービス種別について順位を定め、各スロットにおけるサービス種別ごとの順位をコンテンツ情報に含めてもよい。カード編成部162は、選択した推薦コンテンツそれぞれのコンテンツ情報をカード生成部164に出力する。
図9は、カード編成部162が定めた順位の例を示す。図9に示す例では、各列はサービス種別ごとに割り当てられている。列1、列2は、サービス種別としてVODに、列3は放送、列4は予約に割り当てられる。各行は、各列に対する順位を示す。上方の行ほど順位が高く、下方の行ほど順位が低い。各行、各列の欄には、個々の推薦コンテンツを示すコンテンツIDが記述されている。
【0033】
但し、緊急情報取得部148から緊急情報が入力される場合には、カード編成部162は、入力される緊急情報を他の推薦コンテンツに係るコンテンツ情報よりも優先してカード生成部164に緊急情報を出力する。つまり、カード編成部162は、緊急情報の出力に代えて、選択された一部または全部の推薦コンテンツに係るコンテンツ情報のカード生成部164への出力を停止する。また、緊急レベルが高い緊急情報ほど、カード編成部162は、カード生成部164にコンテンツ情報を出力する推薦コンテンツの件数を少なくしてもよい。カード編成部162は、緊急レベルが所定のレベル(例えば、レベル3)以上であるとき、推薦コンテンツに係るコンテンツ情報の出力を停止してもよい。
カードまたはカード情報との名称は、後述するように、推薦コンテンツの情報が端末装置50において、一例としてカード型の画像として表示され、その画像に対する操作に応じて推薦コンテンツのコンテンツデータが受信されることによる。また、緊急情報もカード型の画像として表示されうる。以下の説明では、コンテンツ情報に係るカード情報をコンテンツカード情報、緊急情報に係るカード情報を緊急カード情報と呼んで両者を区別することがある。つまり、コンテンツカード情報は、コンテンツ情報を通知するためのコンテンツ通知情報に相当し、緊急カード情報は緊急情報を通知するための緊急通知情報に相当する。
【0034】
カード編成部162は、緊急情報と少なくとも一部の推薦コンテンツに係るコンテンツ情報をカード生成部164に出力する場合(例えば、緊急レベルがレベル2である場合)には、緊急情報に関連するコンテンツ情報(例えば、緊急情報を報道するニュース番組、緊急情報の詳細を提供する所定のウェブページ、など)である関連コンテンツ情報を取得し、取得した関連コンテンツ情報を他のコンテンツ情報よりも優先して出力してもよい。カード編成部162は、例えば、ニュース番組に関するコンテンツ情報を抽出する際、入力されるコンテンツ情報のうち、緊急情報に含まれる緊急事態を示す語句を含むものを関連コンテンツ情報として抽出する。カード編成部162は、例えば、所定のウェブページに関する予め記憶させておいた関連コンテンツ情報を読み出してもよい。所定のウェブページは、例えば、地方自治体、消防署、警察署、気象庁、など緊急情報を発令する主体が用いるサーバ装置により提供される。
【0035】
カード生成部164は、カード編成部162から入力されるコンテンツ情報を用いて、その推薦コンテンツそれぞれに係るコンテンツカード情報を生成する。コンテンツカード情報には、少なくともその推薦コンテンツの受信に用いられる情報が含まれる。図10は、コンテンツカード情報の一例を示す図である。図10に例示されるコンテンツカード情報は、推薦コンテンツである番組を通知するために用いられるコンテンツ通知情報である。コンテンツカード情報は、ユーザID、タイトルID、サービス種別、サービスID、表示優先度、有効開始時刻、有効終了時刻、カード表示時間帯およびレコメンド種別を含んで構成される。ユーザIDは、送信先である端末装置50のユーザの識別情報である。タイトルIDは、番組の識別情報である。タイトルIDは、番組IDもしくはコンテンツIDに相当する情報である。サービス種別の“broadcast”とは、サービス種別が「放送」であることを示す。サービスIDは、番組が放送される放送チャネルの番号である。表示優先度とは、スロットごとのそのサービス種別について設けられた順位を示す数値である。数値が小さいほど順位が高いことを示す。有効開始時刻、有効終了時刻は、それぞれコンテンツカード情報としての有効期間の開始時刻、終了時刻を示す。カード生成部164は、番組に係る有効開始時刻をその番組の放送開始時刻と定め、有効終了時刻を放送開始時刻より後であって放送終了時刻前の時刻(典型的には、放送開始後の放送時間の経過率が1/2〜3/4)を経過した時刻)に定める。カード表示時間帯の「20」は、カード取得単位時間(後述)の開始時刻として20時を示す値である。これらの要素情報のうち、番組情報に含まれる番組ID、放送開始時刻および放送終了時刻(図5)が、それぞれコンテンツカード情報のタイトルID、有効開始時刻、有効終了時刻を定めるために用いられうる。
【0036】
なお、コンテンツカード情報には、カード表示時間帯に代え、またはカード表示時間帯とともにスロットの識別情報が含まれてもよい。また、コンテンツカード情報には、コンテンツのタイトル、そのコンテンツの代表的な画像(代表画像)、その概要を示すメッセージが含まれてもよい。番組情報には、タイトル、代表画像およびメッセージが含まれ、カード生成部164が、各1件の番組情報からこれらの要素情報をコンテンツカード情報の一部として充当してもよい。
【0037】
サービス種別が予約である番組については、カード生成部164は、有効開始時刻を特に設けず、有効終了時刻をその番組の放送開始時刻の所定時間(例えば、3分〜1時間)前と定める。
サービス種別がVODであるVODコンテンツについて、カード生成部164は、有効開始時刻、有効終了時刻を、それぞれ配信開始時刻、配信終了時刻に定める。カード生成部164は、コンテンツカード情報において、サービスIDに代えて、VODコンテンツの配信元であるコンテンツサーバ装置のアドレスであるURLを記述し、放送種区分の欄を省略してもよい。
【0038】
カード生成部164は、生成したコンテンツカード情報を、そのコンテンツ情報に付加された各スロットにおけるサービス種別ごとの順位に従って配列する。
カード生成部164に緊急情報が入力される場合には、その緊急情報を用いて緊急カード情報を生成する。緊急カード情報には、少なくとも緊急情報、例えば、図7に例示するメッセージの一部または全部が含まれる。
カード生成部164は、各スロットについてサービス種別ごとに定めた順位に従って配列したレコメンドカード情報をカード蓄積部166に記憶する。
【0039】
カード生成部164は、緊急情報の表示態様を示す付加情報を緊急カード情報に付加してもよい。カード生成部164は、その緊急情報の緊急レベルが高いほど、顕著な表示態様を示す付加情報を付加する。つまり、カード生成部164は、緊急情報に付加された緊急レベルに対応した表示態様を指定するフォーマットを示す付加情報を定める。顕著な表示態様とは、より目立つことを意味する。顕著な表示態様とは、例えば、表示領域や個々の文字や記号が大きいこと、背景と輝度または色度の差が大きいことであってもよい。また、緊急カード情報の表示領域を大きくすることは、カード編成部162が出力を停止した一部または全部の推薦コンテンツに係るコンテンツカード情報を表示させるための表示領域を占有することであってもよい。
カード生成部164は、緊急カード情報の表示領域の大きさを所定の大きさよりも大きくする場合には、緊急情報の詳細を示す詳細情報の提供元を示す情報を緊急カード情報に含めてもよい。提供元として、例えば、地方自治体、消防署、警察署、気象庁、などのウェブページのアドレスを緊急カード情報に含めてもよい。
【0040】
カード生成部164は、生成した緊急カード情報をその時点におけるスロットの所定のサービス種別(例えば、端末装置50の表示領域の最左端または最右端に係るサービス種別)における最高の順位にカード蓄積部166に記憶する。一部のサービス種別の推薦コンテンツに係るコンテンツカード情報の表示領域を占有する場合には、カード生成部164は、さらに緊急カード情報の順位として、そのサービス種別の順位を最高順位(第一位)として定め、定めた順位を示す順位情報を緊急カード情報に付加して記憶してもよい。この順位情報により、出力されない推薦コンテンツに係るコンテンツカード情報の表示領域の緊急情報による占有が識別される。緊急カード情報の例については、後述する。
【0041】
カード蓄積部166には、各スロットについてサービス種別ごとに定めた順位に従って配列したコンテンツカード情報が記憶される。また、カード生成部164で緊急カード情報が生成される場合には、その時点におけるスロットの所定のサービス種別の最高順位に緊急カード情報が記憶される。その時点におけるスロットとは、その時点の時刻が含まれるスロット、またはかかるスロットが存在しない場合には、その次の時間帯のスロットを指す。カード蓄積部166は、カード取得単位時間(例えば、30分〜3時間)ごとに端末装置50から通信部172を経由してカード情報要求を受信する。カード蓄積部166は、カード情報要求の応答として、その端末装置50にその時点のカード取得単位時間について集約されたカード情報を、通信部172を用いて送信する。
なお、カード取得単位時間は、スロットと等しいか、スロットの自然数倍の時間であればよい。
また、カード蓄積部166は、カード生成部164が生成した緊急カード情報の入力を監視(モニタ)し、緊急カード情報が入力されるとき、カード情報要求の入力の有無に関わらず通信部172を経由して端末装置50に送信してもよい。
【0042】
通信部172は、ネットワークNWと接続し、ネットワークNWに接続された他の機器との間で各種のデータを無線または有線で送受信する。
【0043】
次に、本実施形態に係る情報提供装置10のハードウェア構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る情報提供装置10のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
情報提供装置10は、プロセッサ102、記憶媒体104、ドライブ部106、入力部108、出力部110、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)114、補助記憶部116およびインタフェース部118を含んで構成される。
プロセッサ102、ドライブ部106、入力部108、出力部110、ROM112、RAM114、補助記憶部116およびインタフェース部118は、バスBSを用いて相互に接続される。従って、情報提供装置10は、少なくともその一部をコンピュータとして構成される。
【0044】
プロセッサ102は、例えば、ROM112に記憶されたプログラムや各種のデータを読み出し、当該プログラムを実行して、情報提供装置10の動作を制御する。本願では、「プログラムを実行する」とは、プログラムに記述された命令(コマンド)が示す処理を実行することを意味することがある。プロセッサ102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。
プロセッサ102は、所定のプログラムを実行して、上記の受信コンテンツ情報蓄積部142、視聴履歴蓄積部144、推薦対象コンテンツ情報蓄積部146、緊急情報取得部148、ユーザ嗜好情報生成部152、ユーザ嗜好情報蓄積部154、推薦コンテンツ決定部156、カード編成部162、カード生成部164およびカード蓄積部166の機能部を実現してもよい。
【0045】
記憶媒体104は、各種のデータを記憶する。記憶媒体104は、例えば、光磁気ディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどの可搬記憶媒体である。
ドライブ部106は、例えば、記憶媒体104からの各種データの読み出しと、記憶媒体104への各種データの書き込みの一方または両方を行う機器である。
【0046】
入力部108は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じて操作信号を生成し、生成した操作信号をCPU102に出力する入力装置である。入力部108は、例えば、例えば、マウス、キーボードなどが該当する。本願では、入力される操作信号が示す情報に従って動作することを、単に「操作に応じて動作する」と呼ぶことがある。
出力部110は、例えば、ディスプレイなどの表示部、スピーカなどの再生部である。
ROM112は、例えば、CPU102が実行するためのプログラムを記憶する。
RAM114は、例えば、CPU102で用いられる各種データ、プログラムを一時的に保存する。
【0047】
補助記憶部116は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどの記憶媒体である。なお、各種データ、プログラムを記憶可能とする記憶媒体を、記憶部と総称する。
インタフェース部118は、他の機器との間で各種のデータを有線または無線で接続し入力および出力可能とする。インタフェース部118は、有線または無線でネットワークNWに接続する通信モジュールを備え、ネットワークNWに接続されたさらに他の機器との間で各種のデータを送信および受信可能とする。インタフェース部118は、上記の通信部172に相当する。
なお、緊急情報サーバ20、外部サーバ30および端末装置50は、それぞれ図3に例示する構成と同様のハードウェア構成を備えてもよい。
【0048】
(端末装置)
次に、本実施形態に係る端末装置50の機能構成例について説明する。
図11は、本実施形態に係る端末装置50の機能構成例を示すブロック図である。
端末装置50は、カード取得部502、カード表示制御部506、機能制御部508、起動制御部510、選局機能部512、予約機能部514、通信コンテンツ機能部516、検出部522、入力部524、表示部526、通信部532および放送受信部534を含んで構成される。
【0049】
カード取得部502は、カード取得単位時間ごとにカード情報要求を情報提供装置10に通信部532を用いて送信する。カード取得部502は、カード情報要求に対する応答として、そのカード取得単位時間のカード情報を情報提供装置10から受信し、受信したカード情報を記憶する。
カード取得部502は、カード情報要求の送信の有無に関わらず、緊急カード情報の情報提供装置10からの受信を監視(モニタ)してもよい。カード取得部502は、緊急カード情報を受信するとき、受信した緊急カード情報をその時点におけるスロットの所定のサービス種別の最高順位に記憶する。
【0050】
カード表示制御部506は、表示されたカードへの指示に応じた推薦コンテンツの受信サービスに係る処理を制御する。カード表示制御部506は、その時点(現在)の時刻が属する時間帯であるスロットのカード情報をカード取得部502から読み取る。時間経過に応じて現在時刻が属するスロットが更新されるとき、カード表示制御部506は、更新前のスロットのカード情報を消去する。カード取得部502には、その時点の時刻が属するスロットの最高順位に緊急カード情報が記憶されるので、緊急カード情報はコンテンツカード情報よりも優先して読み出される。
【0051】
カード表示制御部506は、現在時刻がカード情報で通知される有効期間内であるか否かを判定する。有効期間内であると判定したカード情報について、カード表示制御部506は、そのカード情報を表示するための画像データを生成する。コンテンツカード情報については、カード表示制御部506は、そのコンテンツカード情報に係る推薦コンテンツの情報を表す画像データを生成する。生成される画像データは、一例としてカードの形状を有する画像を含む。推薦コンテンツの情報として、例えば、タイトル、放送時間もしくは再生時間、放送局名もしくはコンテンツ提供者名など、ユーザが目視により個々の推薦コンテンツを識別することができる情報が含まれる。カード表示制御部506は、生成した画像データを推薦コンテンツのサービス種別ごとに所定の個数ずつ表示部526に出力する。表示部526は、サービス種別ごとに所定の個数の推薦コンテンツの情報を表す画像を表示する。カード表示制御部506は、入力部524からの切替を示す操作信号が入力されるごとに、出力対象の推薦コンテンツの情報を表す画像データを当該順位に従って切り替える。表示部526に表示させる画像の表示面内の位置は、サービス種別ごとに予め定められ、カード表示制御部506は、表示させる画像を該当するサービス種別に対応する位置に配置した画像データを生成する。
【0052】
緊急カード情報については、カード表示制御部506は、その緊急カード情報に含まれる緊急レベルが高いほど、顕著な表示態様で緊急情報を示す画像データを生成する。
カード表示制御部506は、表示態様として、緊急カード情報に含まれる付加情報で指示される表示領域の大きさ、個々の文字や記号の大きさ、背景との輝度または色度の差の大きさの一部または全てを定める。つまり、カード表示制御部506は、緊急カード情報に含まれる付加情報で示されるフォーマットで指定される表示態様を特定する。
カード表示制御部506は、緊急レベルが高いほど、画像データを出力するコンテンツカード情報の件数を少なくし、出力が停止される画像データに係る画像の表示領域を緊急情報の表示領域に含めてもよい。カード表示制御部506は、緊急レベルが所定のレベル(例えば、レベル3)以上であるとき、コンテンツカード情報に係る画像データの出力を停止してもよい。
【0053】
カード表示制御部506は、緊急情報と少なくとも一部の推薦コンテンツに係るコンテンツ情報に係る画像データを出力する場合(例えば、緊急レベルがレベル2)には、そのコンテンツ情報として上記の関連コンテンツ情報に基づく画像データを出力することとなる。
【0054】
有効期間外であると判定したカード情報について、カード表示制御部506は、画像データの出力を行わない。カード表示制御部506は、その推薦コンテンツもしくは緊急情報について、既に画像データを表示部526に出力している場合には、その出力を停止する。これにより、表示部526に表示される画像であって、その推薦コンテンツもしくは緊急情報を表す画像が消去される。カード表示制御部506は、その推薦コンテンツまたは緊急情報の次の順位の推薦コンテンツの情報を表す画像データを表示部526に出力してもよい。
【0055】
機能制御部508は、押下された画像に係る推薦コンテンツのサービス種別に係る機能を奏するための処理を、そのサービス種別に対応する機能部に実行させる。押下とは、現実に押下されることの他、入力部524から入力されるその画像または当該画像の表示領域内の位置が操作信号で指示されるという意味を含む。
【0056】
機能制御部508は、例えば、サービス種別として放送について、押下された画像に係る番組のコンテンツカード情報と起動指示を選局機能部512に出力する。カード情報には、その番組の受信に用いる受信情報としてチャンネルの情報が含まれる。これにより、選局機能部512は、選局処理(後述)の実行を開始する。
機能制御部508は、サービス種別として予約について、押下された画像に係る番組のコンテンツカード情報と起動指示を予約機能部514に出力する。コンテンツカード情報には、その番組の受信に用いる受信情報としてチャネルならびに放送時間の情報が含まれる。これにより、予約機能部514は、予約処理(後述)の実行を開始する。
機能制御部508は、サービス種別としてVODについて、押下された画像に係るVODコンテンツのカード情報と起動指示を通信コンテンツ機能部516に出力する。コンテンツカード情報には、そのVODコンテンツの受信に用いる受信情報としてURLなどの取得先情報が含まれる。通信コンテンツ機能部516は、機能制御部508から起動指示が入力されるときVOD受信処理(後述)の実行を開始する。
【0057】
起動制御部510は、起動が指示されるとき、端末装置50の主機能部を起動させる。起動が指示されるとは、検出部522から検出信号が入力されること、または、入力部524から起動を示す操作信号が入力されることが相当する。起動制御部510は、例えば、各機能部に電源からの電力を供給するか否かを制御するスイッチを含んで構成される。端末装置50の主機能部として、放送、予約、VODの各機能の実現に要する機能部、より具体的には、カード取得部502、カード表示制御部506、機能制御部508、選局機能部512、予約機能部514、通信コンテンツ機能部516、入力部524、表示部526、通信部532および放送受信部534が該当する。
起動制御部510は、検出部522から検出信号が入力されなくなるとき、または、入力部524から動作停止を示す操作信号が入力されるとき、端末装置50の主機能部の動作を停止させてもよい。
起動制御部510と検出部522は、主機能部の動作停止中に電力が供給され独立に動作可能としてもよい。例えば、起動制御部510と検出部522は、主機能部とは別個の部材(集積回路、センサなど)で構成される。
【0058】
選局機能部512は、機能制御部508から起動指示が入力されるとき、選局処理を実行する。より具体的には、選局機能部512は、機能制御部508から入力されるコンテンツカード情報からチャネルを特定する。選局機能部512は、放送受信部534に対して特定したチャネルに対応する周波数帯域の放送信号を受信させる。選局機能部512は、放送受信部534が受信した放送信号から映像データを分離し、分離した映像データを表示部526に出力する。
【0059】
予約機能部514は、機能制御部508から起動指示が入力されるとき、予約処理を実行する。より具体的には、予約機能部514は、機能制御部508から入力されるコンテンツカード情報からチャネル、放送開始時刻および放送終了時刻を特定する。予約機能部514は、現時刻が放送開始時刻に達したとき、放送受信部534に対して特定したチャネルに対応する周波数帯域の放送信号の受信を開始させる。予約機能部514は、放送受信部534が受信した放送信号から映像データを分離し、分離した映像データを記憶する。なお、放送開始時刻において動作が停止しているとき、予約機能部514は、起動のうえ、予約処理を実行してもよい。
予約機能部514は、現時刻が放送終了時刻に達したとき、放送受信部534に対して放送信号の受信を終了させる。受信終了に伴い、予約機能部514は、映像データの記憶を停止する。予約機能部514は、入力部524から再生を指示する操作信号が入力されるとき、記憶した映像データを表示部526に出力する。これにより、記憶された番組の映像が表示される。なお、予約処理により開始された映像データの記憶を停止した後、予約機能部514は、動作を停止してもよい。
【0060】
なお、選局機能部512、予約機能部514は、それぞれ受信開始時刻、受信終了時刻を視聴開始時刻、視聴終了時刻として含む選局情報を作成する。選局機能部512、予約機能部514は、さらに、自装置に設定されたユーザID、設置されている地域、受信に係るチャネルのチャネル番号を選局情報の一部として含める。選局機能部512、予約機能部514は、作成した選局情報を情報提供装置10および外部サーバ30に通信部532を用いて送信する。
【0061】
通信コンテンツ機能部516は、機能制御部508から起動指示が入力されるとき、VOD受信処理を実行する。より具体的には、通信コンテンツ機能部516は、機能制御部508から入力されるコンテンツカード情報から取得先情報を特定する。通信コンテンツ機能部516は、特定した取得先情報で指示される外部サーバ30に通信部532を経由してVODコンテンツ要求を送信する。通信コンテンツ機能部516は、VODコンテンツ要求に対する応答として、外部サーバ30から取得先情報で指定されるVODコンテンツデータを受信する。通信コンテンツ機能部516は、受信したVODコンテンツデータに含まれる映像データを表示部526に出力する。
【0062】
なお、通信コンテンツ機能部516は、受信開始時刻、受信終了時刻を視聴開始時刻、視聴終了時刻として含むVOD選択情報を生成する。通信コンテンツ機能部516は、さらに、自装置に設定されたユーザID、VODコンテンツデータに付随して受信したコンテンツIDをVOD選択情報の一部として含める。通信コンテンツ機能部516は、生成したVOD選択情報を情報提供装置10および外部サーバ30に通信部532を用いて送信する。
【0063】
検出部522は、端末装置50の筐体表面に設置され、自部から所定範囲内(例えば、1m)に所在する人物を検出する。検出部522は、例えば、人感センサを含んで構成される。検出部522は、人物を検出するとき、その検出を示す検出信号を生成する。検出部522は、生成した検出信号を起動制御部510に出力する。
【0064】
表示部526は、カード表示制御部506から入力される画像データに基づく画像を表示する。また、表示部526は、選局機能部512、予約機能部514、通信コンテンツ機能部516からそれぞれ入力される映像データに基づく映像を表示する。表示部526は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、などを含んで構成される。
【0065】
入力部524は、ユーザの操作に応じて作成された操作信号を取得し、取得した操作信号をカード表示制御部506に出力する。入力部524は、例えば、制御装置(リモートコントローラ、以下、リモコンと呼ぶ)から操作信号を受信する赤外線インタフェースを含んでもよいし、ユーザの操作に応じて操作信号を作成するボタン等の専用の部材、タッチセンサ等の汎用の部材を含んでもよい。操作されるボタンや指示される位置に応じて、操作による指示内容が区別される。
【0066】
通信部532は、ネットワークNWに接続される機器との間で、各種のデータを送受信する。通信部532は、例えば、通信インタフェースである。
放送受信部534は、放送事業者の放送設備から送信される放送信号を選局機能部512または予約機能部514から指示されるチャネルに対応する周波数帯域で受信する。放送受信部534は、例えば、チューナである。
【0067】
(表示例)
次に、推薦コンテンツの情報を表す画像の表示例について説明する。
図12は、推薦コンテンツの情報を表す画像の表示例を示す図である。
表示部526の表示領域には、推薦コンテンツの情報を表す画像として4個のカード型の画像Cd01−Cd04と3個のボタンBt01−Bt03が表示されている。画像Cd01−Cd04は、表示領域の中段において、左方から右方に配列されている。
【0068】
画像Cd01、Cd02は、それぞれVODコンテンツの情報を表す画像である。画像Cd01、Cd02には、それぞれ上方から下方に向けて、メッセージ、タイトル、スクリーンショット、表示時間、提供業者名が表されている。スクリーンショットとは、その映像に含まれる1つのシーンを表す代表的な画像である。Cd03、Cd04は、それぞれ番組の情報を表す画像である。画像Cd01またはCd02が押下されるとき、機能制御部508は、押下された画像に係るVODコンテンツについて通信コンテンツ機能部516にVOD受信処理を実行させる。
【0069】
画像Cd03、Cd04には、それぞれ上方から下方に向けて、メッセージ、タイトル、スクリーンショット、サービス提供状況、放送局名が表されている。画像Cd03に係る番組のサービス種別は、放送である。画像Cd03に含まれる「現在放送中」との文字列は、その時点において放送していることを示す。画像Cd03が指示されるとき、機能制御部508は、指示された画像に係る番組について選局機能部512に選局処理を実行させる。画像Cd04に係る番組のサービス種別は、予約である。画像Cd04に含まれる「本日20:00−20:54」との文字列は、予定される放送時間が当日の20時から20時54分までであることを示す。画像Cd04が指示されるとき、機能制御部508は、指示された画像に係る番組について予約機能部514に予約処理を実行させる。
【0070】
表示部526の表示領域の左下端から所定範囲内には左方から右方に向けてボタンBt01、Bt02、Bt03がその順序で配列されている。ボタンBt01は、指示されるごとに端末装置50の機能の停止と起動とを指示するためのボタンである。ボタンBt02は、指示されることにより次の表示順位のコンテンツの情報を表す画像の表示を指示するためのボタンである。カード表示制御部506には、ボタンBt02への指示に応じて切替を示す操作信号が入力される。ボタンBt03は、指示されることによりメニュー画面を表示するためのボタンである。メニュー画面には、例えば、各種の設定画面、使用方法の案内画面などが含まれる。
【0071】
押下の検知は、表示部526の表示領域の表面または裏面に装着されたタッチセンサ(図示せず)からの操作信号によりなされてもよいし、リモコン(図示せず)からの操作信号によりなされてもよい。一例としてカーソル移動ボタン群と選択ボタンとを有するリモコンが用いられてもよい。カーソル移動ボタン群には、押下により上下左右の各方向へのカーソル移動を指示する操作信号を作成するための4個のボタンが含まれる。機能制御部508は、その時点において指示されている表示領域上の位置を示すカーソルを表示部526に表示させ、リモコンから入力部524を介して入力される操作信号が指示する方向にカーソルを移動させる。選択ボタンは、押下によりカーソルが表されている位置を指示する操作信号を作成するためのボタンである。機能制御部508は、入力される操作信号が指示される位置に表示されている画像に係る処理を行う。なお、リモコンは、画像Cd01−Cd04のそれぞれに対応した各1個のボタンを備えてもよい。ボタンの色は、対応する画像の背景色と同じであってもよい。リモコンは、ボタンの押下に応じて対応する画像を示す操作信号を生成する。これにより、ユーザは、背景色と同じ色のボタンを押下することで、その画像に示される推薦コンテンツを、受信サービスを受けようとするコンテンツとして容易に選択することができる。
【0072】
(緊急カード情報)
次に、本実施形態に係る緊急カード情報の例について説明する。図13図16は、それぞれ緊急カード情報の例を示す図である。図17図20は、それぞれ図13図16に例示される緊急カード情報に基づく緊急情報を表す画像の表示例を示す図である。
図13に例示される緊急カード情報は、図7に例示される緊急情報に基づいて生成された緊急カード情報の例である。この緊急カード情報は、ユーザID、タイトルID、サービス種別、緊急レベル、有効開始時刻、有効終了時刻およびメッセージを含み、メッセージとして記述された緊急情報を通知するために用いられる。緊急レベルとして「1」が設定されている。
情報提供装置10のカード生成部164は、ユーザIDの項目に送信先である端末装置50のユーザの識別情報を記述し、サービス種別の項目に緊急情報もしくはその通知を示す「緊急」を記述する。カード生成部164は、タイトルID、緊急レベル、有効開始時刻、有効終了時刻およびメッセージの各項目に、入力される緊急情報のタイトルID、緊急レベル、有効開始時刻、有効終了時刻およびメッセージの各項目に設定された情報を記述する。
なお、コンテンツカード情報とは異なり、緊急カード情報には「表示優先度」の項目が設けられていない。緊急情報は他のコンテンツ情報よりも高い優先度で通知すべき情報であるためである。
【0073】
カード生成部164は、所定の緊急レベルよりも低い緊急レベル(図13の例では「1」)が設定される緊急情報に対する緊急カード情報には、表示態様を示す付加情報は必ずしも付加されなくてもよい。緊急カード情報に表示態様を示す付加情報が含まれない場合、送信先の端末装置50のカード表示制御部506は、予め設定された表示態様で緊急カード情報のメッセージを含む画像を示す画像データを生成し、生成した画像データを表示部526に出力すればよい。予め設定された表示態様として、コンテンツカード情報と同じ大きさの表示領域を有するカード型の画像と、メッセージを示す文字に対してコンテンツカード情報に含まれる文字と同じ書体で同じ大きさの文字が指示されればよい。また、予め設定された表示態様は、コンテンツカード情報に対する表示態様よりも顕著であってもよい。情報提供装置10のカード生成部164は、緊急カード情報に、コンテンツカード情報よりも顕著な表示態様を示す付加情報を付加してもよい。
【0074】
図17は、図13に例示される緊急カード情報に基づく緊急情報を表す画像の表示例を示す図である。表示部526の表示領域には、4個のカード型の画像Cd11−Cd14と3個のボタンBt01−Bt03が表示されている。画像Cd11は、緊急情報を表す画像である。画像Cd11の表示領域の大きさは、画像Cd12−Cd14のそれぞれの表示領域の大きさと等しい。画像Cd11には、緊急情報として緊急通知情報のメッセージである「お住まいの地域に、台風が接近しています。今後の台風情報にご注意ください。」との文字列が、画像Cd12−14に含まれる文字列と同じ大きさで表される。
なお、画像Cd12−Cd14は、図12に例示される画像Cd02−Cd04に相当し、画像Cd01に相当する画像は図17に表示されていない。また、画像Cd11は、画像Cd12−Cd14より顕著な表示態様で表されている。より具体的には、画像Cd11は、画像Cd12−Cd14よりも太く、かつ異なる色彩を有する枠線で囲まれている。このことは、カード表示制御部506により、画像Cd11に係る緊急カード情報が、画像Cd01に係るコンテンツ通知情報よりも優先して出力されることを示す。そのため、ユーザは推薦コンテンツに係るコンテンツ情報よりも優先して緊急情報に接することができる。
【0075】
図14に例示される緊急カード情報は、ユーザID、タイトルID、サービス種別、緊急レベル、有効開始時刻、有効終了時刻およびメッセージを含む。緊急レベルとして「2」が設定されている。メッセージには、緊急情報を示すテキスト情報「○○川が氾濫する恐れが高まっています。避難準備をしてください。高齢者や体の不自由な方があるご家庭は避難を介して下さい。」が記述されている。テキスト情報は、画像の表示領域の大きさを指示する付加情報として、タグ「<カードサイズ=大>…</カードサイズ>」で囲まれ、そのタグで指示される大きさを有する表示領域に配置されることが指示される。指示される大きさである「大」は、所定の標準の大きさよりも大きい所定のサイズ、例えば、カード2個分を占有する表示領域を示す。この付加情報は、カード生成部164が、自部に入力される緊急情報に含まれる緊急レベルに基づいて付加したものである。
【0076】
図18は、図14に例示される緊急カード情報に基づく緊急情報を表す画像の表示例を示す図である。表示部526の表示領域には、3個のカード型の画像Cd21、Cd23およびCd24と3個のボタンBt01−Bt03が表示されている。画像Cd21は、緊急情報を表す画像である。画像Cd21の表示領域の大きさは、2つのカード型の画像である画像Cd23と画像Cd24のそれぞれの表示領域をいずれも占有し、画像Cd23と画像Cd24の間隙も含む領域の大きさに相当する。図18に示す例では、画像Cd21の表示領域は、画像Cd23と画像Cd24の間の領域も含む。画像Cd21には、緊急通知情報のメッセージを表す文字列が表される。そのため、ユーザは提供される緊急情報により容易に察知することができる。
なお、画像Cd23、画像Cd24は、それぞれ画像Cd21で通知される緊急情報に関連する関連コンテンツ情報を表す。画像Cd23は、緊急情報に関連するニュース番組の番組情報を示し、操作によりその番組の映像の表示を指示可能とする。画像Cd24は、緊急情報に関連するウェブページに係るコンテンツ情報を示し、操作によりそのウェブページの掲載情報の提示を指示可能とする。これらの関連コンテンツ情報は、情報提供装置10のカード編成部162において、その他のコンテンツ情報よりも優先して選択されたものである。そのため、ユーザに対して緊急情報に関連する関連コンテンツの閲覧が促進される。
【0077】
図15に例示される緊急カード情報は、ユーザID、タイトルID、サービス種別、緊急レベル、有効開始時刻、有効終了時刻、メッセージおよび関連情報を含む。緊急レベルとして「3」が設定されている。メッセージには、緊急情報を示すテキスト情報「○○川が氾濫しています。 お住まいの地域から直ちに避難を介して下さい。」が記述されている。テキスト情報は、文字の大きさを指示する付加情報として、タグ「<文字サイズ=大>…</文字サイズ>」で囲まれ、それらのテキスト情報で表される文字列が、所定の標準の文字の大きさよりも大きく表示することが指示される。テキスト情報は、さらに画像の表示領域の大きさを指示する付加情報として、タグ「<カードサイズ=特大>…</カードサイズ>」で囲まれ、その表示領域内に配置されることが指示される。指示される大きさである「特大」は、「大」で指示される大きさよりも大きい所定のサイズ、例えば、4個のカードのそれぞれの表示領域をいずれも占有する大きさに相当する。
表示領域を示す。これらの付加情報は、カード生成部164が、緊急レベルに基づいて付加したものである。
関連情報として、緊急情報に関連するより詳細な詳細情報の提供手段を案内するためのメッセージ「この後スマートフォンでの詳しい災害情報はモバイルサービスでご覧ください」とその詳細情報の提供元のウェブサーバのURL「http://www.xxxx.yyyy」が含まれる。関連情報は、情報提供装置10のカード生成部164が、入力される緊急情報から抽出して、緊急通知情報に割り当てたものであってもよいし、カード生成部164が、予め自部に設定されたものから緊急通知情報に割り当てたものであってもよい。
【0078】
図19は、図15に例示される緊急カード情報に基づく緊急情報を表す画像の表示例を示す図である。表示部526の表示領域は、コンテンツ表示領域Fr31を含み、コンテンツ表示領域Fr31には1個のカード型の画像Cd31と3個のボタンBt01−Bt03が表示されている。画像Cd31は、緊急情報を表す画像である。画像Cd31の表示領域の大きさは、4つのカード型の画像のそれぞれの表示領域を占める領域と、互いに隣接する画像間の間隙をそれぞれ含む大きさに相当する。画像Cd31には、緊急通知情報のメッセージを表す文字列が、図18に示す例よりも大きい文字で表される。そのため、ユーザは、より容易に緊急情報を察知することができる。また、表示部526の表示領域のうち、各種の画像などのコンテンツを表示するための予め設定された表示領域(以下、コンテンツ表示領域Fr31)のうち、画像Cd31の範囲外の領域には、関連情報のメッセージと所定の規格のバーコードが示される。このバーコードは、カード表示制御部506が、関連情報に記述された詳細情報の提供元のURLを所定の規則で変換して生成された画像である。撮影部、通信部および表示部を備える電子機器(図示せず)は、このバーコードを撮影し、撮影したバーコードをURLに逆変換し、逆変換により得られるURLで指示されるウェブサーバから詳細情報を要求し、ウェブサーバから受信した詳細情報を表示部に表示させることができる。この電子機器を所持する端末装置50のユーザは、バーコードを撮影する操作を行うことで、緊急情報に関連する詳細情報に接することができる。バーコードの規格は、例えば、JIS X 0502、JIS X 0503などに規定された一次元コード、JEIDA−55、JIS X 0510などに規定された二次元コード、などのいずれであってもよい。
【0079】
図16に例示される緊急カード情報は、ユーザID、タイトルID、サービス種別、緊急レベル、有効開始時刻、有効終了時刻、メッセージおよび関連情報を含む。緊急レベルとして「4」が設定されている。メッセージには、緊急情報を示すテキスト情報「緊急!!直ちに避難をしてください!!」が記述されている。テキスト情報は、文字の大きさを指示する付加情報として、タグ「<文字サイズ=極大>…</文字サイズ>」で囲まれ、それらのテキスト情報で表される文字列が、文字サイズ「大」で指示される大きさよりも大きい所定の大きさで表示することが指示される。テキスト情報は、さらに画像の表示領域の大きさを指示する付加情報として、タグ「<カードサイズ=全面>…</カードサイズ>」で囲まれ、その表示領域内に配置されることが指示される。指示される大きさである「全面」は、コンテンツ表示領域Fr41の全体を示す。つまり、コンテンツ表示領域の一部を画定するカードを設定しないことが示される。関連情報として、図15に例示される関連情報と同様の情報が含まれる。関連情報のメッセージには、文字サイズ「大」を示す付加情報が含まれている。これらの付加情報は、カード生成部164が、緊急レベルに基づいて付加したものである。カード表示制御部506は、生成する画像にコンテンツ表示領域Fr41の外縁に枠線を付加して、表示部526に表示させてもよい。
【0080】
図20は、図16に例示される緊急カード情報に基づく緊急情報を表す画像の表示例を示す図である。表示部526の表示領域のうちコンテンツ表示領域Fr41が含まれ、コンテンツ表示領域Fr41の範囲外に3個のボタンBt01−Bt03が表示されている。コンテンツ表示領域Fr41は、図19に例示されるコンテンツ表示領域Fr31と同等の領域であり、枠線でその領域が示されている。コンテンツ表示領域Fr41には緊急通知情報のメッセージを表す文字列が、図19に示す例よりも大きい文字で表される。そのため、ユーザは、さらに容易に緊急情報を察知することができる。また、コンテンツ表示領域Fr41には、緊急通知情報のメッセージとは異なる領域に関連情報のメッセージと所定の規格のバーコードが示される。関連情報のメッセージは、図19に示す例よりも大きい文字で表される。そのため、ユーザは、さらに詳細情報の取得が促される。
【0081】
端末装置50の起動制御部510は、カード取得部502に新たに緊急カード情報が記憶されるか否かを監視し、新たに記憶される緊急カード情報に含まれる緊急レベルを特定してもよい。起動制御部510は、その時点において端末装置50の主機能部の動作が停止しており、特定した緊急レベルが所定の緊急レベル(例えば、緊急レベル「3」)以上であるとき、主機能部を起動させる。これにより、端末装置50が動作を停止している場合であっても高い緊急レベルの緊急情報が通知される。起動対象とする機能部は、必ずしも主機能部の全部でなくでもよく、少なくとも緊急情報の通知に係る通知機能部が含まれていればよい。通知機能部として、カード表示制御部506、機能制御部508および表示部526が該当する。通知機能部には、さらに音声を再生するための再生部(図示せず)が含まれていてもよい。
起動制御部510は、再生部に起動を指示するとき、所定の警報音の再生を開始させてもよい。警報音は、例えば、サイレン音、ブザー音など受聴者にとり緊急事態の発生を認識させる音であればよい。警報音の再生の開始の原因となった緊急カード情報の有効期間を経過したとき、または、その緊急カード情報に係る緊急情報の緊急レベルが所定の緊急レベル未満に変更された場合には、起動制御部510は、再生部に警報音の再生を停止させる。
【0082】
なお、図13図20に示す例では、カード表示制御部506は、緊急カード情報に付加された付加情報を参照して表示態様を特定し、特定した表示態様で緊急情報を示す画像を表示部526に表示させる場合を例にしたが、これには限られない。カード表示制御部506は、情報提供装置10のカード生成部164と同様の手法で、緊急カード情報に含まれる緊急レベルが高いほど顕著になるように、付加情報を参照せずに独自に表示態様を定めてもよい。例えば、カード表示制御部506には、表示部526の表示領域の大きさに応じて、緊急レベルごとの緊急情報の表示領域の大きさと文字の大きさの一方または両方を予め設定しておく。カード表示制御部506は、予め設定された情報から、入力される緊急カード情報に含まれる緊急レベルに対応する表示領域の大きさと文字の大きさの一方または両方を選択すればよい。
【0083】
以上に説明したように、本実施形態に係る情報提供装置10は、コンテンツごとの属性を示すコンテンツ情報を取得する情報取得部(例えば、推薦対象コンテンツ情報蓄積部146、緊急情報取得部148)と、コンテンツ情報を参照して、提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を生成する通知情報生成部(例えば、カード生成部164)と、コンテンツ通知情報の出力を制御する出力制御部(例えば、カード編成部162)と、を備える電子機器である。情報提供装置10において、情報取得部が緊急情報を取得するとき、出力制御部は、緊急情報を通知する緊急通知情報をコンテンツ通知情報よりも優先して端末装置50に出力する。
また、本実施形態に係る端末装置50は、情報提供装置10から提供可能とする推薦コンテンツを通知するコンテンツ通知情報を取得する通知情報取得部(例えば、カード取得部502)と、コンテンツ通知情報に基づき推薦コンテンツの通知を制御する出力制御部(例えば、カード表示制御部506)と、を備える電子機器である。端末装置50は、通知情報取得部が緊急情報を通知する緊急通知情報を取得するとき、出力制御部は、前記緊急情報を推薦コンテンツの通知よりも優先して出力する。
この構成により、提供可能とする推薦コンテンツを通知する電子機器において、緊急情報が取得されるとき、推薦コンテンツよりも優先して緊急情報が通知される。そのため、ユーザは、緊急情報で伝達される緊急事態に対する対応が促される。
【0084】
情報提供装置10において、通知情報生成部は緊急通知情報に緊急情報に付加された緊急レベルが高いほど、顕著な表示態様を示す付加情報を付加してもよい。
端末装置50において、出力制御部は、緊急情報に付加された緊急レベルが高いほど、顕著な表示態様で緊急情報を表示部526に表示させる。
より顕著な表示態様とは、緊急レベルが高いほど、緊急情報の表示領域が大きいことであってもよいし、緊急情報を示す文字が大きいことであってもよい。
この構成により、ユーザは緊急レベルが高いほど容易に緊急情報に接することができ、緊急情報に対する対応が促される。
【0085】
また、端末装置50は、緊急情報に付加された緊急レベルが所定のレベル以上であって、出力制御部の動作が停止しているとき、出力制御部を起動させる起動制御部510を備えてもよい。
この構成により、出力制御部の動作が停止していても、緊急レベルが所定のレベルよりも高い場合には、緊急情報が通知される。そのため、ユーザには、より確実に緊急情報に伝達される。
【0086】
また、端末装置50は、緊急情報に付加された緊急レベルが所定のレベル以上であるとき、前記出力制御部は、再生部に警報音を出力させてもよい。
この構成により、緊急レベルが所定のレベルよりも高い場合には、警報音が再生される。そのため、ユーザには、より確実に緊急情報に伝達される。
【0087】
また、緊急レベルの数は少なくとも3段階であり、緊急レベルが第1レベル(例えば、レベル1)または第1レベルよりも高い第2レベル(例えば、レベル2)であるとき、少なくとも1つの推薦コンテンツが通知されてもよいし、緊急レベルが第2レベルであるとき、提供可能とするコンテンツのうち緊急情報に関連する関連コンテンツの通知が優先されてもよい、緊急レベルが第2レベルよりも高い第3レベル(例えば、レベル3)以上であるとき、推薦コンテンツが通知されなくてもよい。
この構成により、緊急レベルが高いほど推薦コンテンツの通知が制限される、緊急情報に対するアクセスが促される。また、提供可能とするコンテンツが通知される場合であっても、緊急レベルが第2レベルである場合には、緊急情報に関連する関連コンテンツが優先して通知されるため、緊急情報以外にも関連コンテンツを通じた情報取得が可能となる。
【0088】
また、緊急レベルが第3レベル以上であるとき、緊急情報に、緊急情報の詳細を示す詳細情報の提供元を示す詳細情報提供情報が含まれてもよい。
この構成により、ユーザは、表示領域が緊急情報で占有されていても、他の電子機器を用いて詳細情報提供情報で示される提供元から詳細情報を取得することができる。
【0089】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【0090】
上述の実施形態では、処理対象のコンテンツが主に番組およびVODコンテンツである場合を例にしたが、これには限られない。その他の種別のコンテンツが処理対象になってもよい。例えば、ネットワークNWを介して送受信可能な電子広告、その他の各種の案内情報が処理対象になってもよい。これらのコンテンツについても、有効期間外においてその情報の画像が表示部526に表示されず、有効期間内に表示される。
【0091】
また、端末装置50の検出部522と表示部526の一方または両方は、端末装置50のその他の部分との間で各種のデータが送受信可能であれば、別体であってもよい。表示部526に表示される画像の形状は、カード型に限られない。その形状は、例えば、ボタン型、サムネイル型など、その他の形状であってもよい。また、それらの画像の数やサービス種別による内訳は、任意に設定可能である。
【0092】
また、上述の実施形態において、ユーザIDに代えて個々の端末装置50を識別する機器IDが用いられてもよい。また、上述の実施形態では、情報提供装置10および端末装置50を構成する各部の処理が、個々の端末装置50ごとに行われることを例にしたが、これには限られない。各部の処理は、各端末装置50のユーザごとに行われてもよい。その場合、端末装置50の検出部522は、個々のユーザを識別する。検出部522は、例えば、周囲の画像を撮影する撮影部と、撮影部が撮影した画像について公知の画像認識処理を行って画像に表されたユーザを識別する画像処理部を備える。
【0093】
コンテンツごとの優先度もしくは優先順位は、コンテンツ情報の提供元である外部サーバ30において予め定められ、その情報がコンテンツ情報に付加されていてもよい。また、各1個のコンテンツについて、優先度もしくは優先順位は、複数の端末装置50間で共通であってもよい。それらの場合には、情報提供装置10において、受信コンテンツ情報蓄積部142、視聴履歴蓄積部144およびユーザ嗜好情報生成部152が省略されてもよい。
【0094】
また、緊急情報サーバ20の個数は、1台に限られず、複数台になりうる。上述した外部サーバ30が備える各構成は、任意の個数のコンピュータ装置に分散または集約して配置されてもよい。例えば、番組集積サーバ、VODコンテンツ集積サーバ、ランキングサーバ、およびVODコンテンツサーバは、ネットワーク環境、ユーザ数の規模、情報提供システム1を構成するために用意されたハードウェアの数やスペック等に応じて、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置されてもよい。番組集積サーバ、VODコンテンツ集積サーバ、ランキングサーバ、およびVODコンテンツサーバの一部の組または全部が一体化された独立したサーバ装置として構成されてもよいし、情報提供装置10の一部として一体化されてもよい。
【0095】
なお、情報提供装置10、緊急情報サーバ20、外部サーバ30、上記のサーバ装置および端末装置50は、それぞれコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
また、情報提供装置10、緊急情報サーバ20、外部サーバ30、上記のサーバ装置および端末装置50の一部または全部は、それぞれLSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現されてもよい。情報提供装置10、緊急情報サーバ20、外部サーバ30、上記のサーバ装置および端末装置50の一部の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
【符号の説明】
【0096】
1…情報提供システム、10…情報提供装置、20…緊急情報サーバ、30…外部サーバ、50…端末装置、102…プロセッサ、104…記憶媒体、106…ドライブ部、108…入力部、110…出力部、112…ROM、114…RAM、116…補助記憶部、118…インタフェース部、142…受信コンテンツ情報蓄積部、144…視聴履歴蓄積部、146…推薦対象コンテンツ情報蓄積部、148…緊急情報取得部、152…ユーザ嗜好情報生成部、154…ユーザ嗜好情報蓄積部、156…推薦コンテンツ決定部、162…カード編成部、164…カード生成部、166…カード蓄積部、172…通信部、502…カード取得部、506…カード表示制御部、508…機能制御部、510…起動制御部、512…選局機能部、514…予約機能部、516…通信コンテンツ機能部、522…検出部、524…入力部、526…表示部、532…通信部、534…放送受信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
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