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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-203187(P2020-203187A)
(43)【公開日】2020年12月24日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20201127BHJP
【FI】
   A63F7/02 320
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】91
(21)【出願番号】特願2020-164607(P2020-164607)
(22)【出願日】2020年9月30日
(62)【分割の表示】特願2018-191435(P2018-191435)の分割
【原出願日】2014年6月10日
(71)【出願人】
【識別番号】000144522
【氏名又は名称】株式会社三洋物産
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(72)【発明者】
【氏名】岡村 鉉
(72)【発明者】
【氏名】武田 英夫
【テーマコード(参考)】
2C333
【Fターム(参考)】
2C333AA11
2C333CA56
2C333CA76
2C333CA77
(57)【要約】
【課題】遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供すること。
【解決手段】当否情報の内容が状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行することがある。また、当否情報の内容が状態移行条件を満たさない場合は、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択することがある。ここで、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出が連続する場合に、前記連続予告演出とは異なる予め定められた特定連続予告演出を前記連続予告演出と交互に実行可能である。
【選択図】図46
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段と、
を備え、
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方が、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出が連続する場合に、前記連続予告演出とは異なる予め定められた特定連続予告演出を前記連続予告演出と交互に実行可能であることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機では、遊技者によるハンドル操作によって打ち出される遊技球が作動入賞口に入賞した場合に、予め定められた特定遊技状態への移行の抽選が行われ、その抽選結果に従った図柄の変動表示が行われる(例えば、特許文献1参照)。そして、抽選結果が特定遊技状態への移行当選である場合には、その特定遊技状態に対応して予め定められた回数の可変入賞口の開閉動作が行われ、その可変入賞口への遊技球の入球に応じて賞球の払い出しが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−35941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、遊技機としては、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることが重要である。
【0005】
本発明の目的は、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る遊技機は、
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段と、
を備え、
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方が、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出が連続する場合に、前記連続予告演出とは異なる予め定められた特定連続予告演出を前記連続予告演出と交互に実行可能であることを特徴とする遊技機である。
【0007】
また、前記第1連続予告制御手段は、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合に、前記第2連続予告制御手段により実行されていた前記連続予告演出又は前記特定連続予告演出を継続して実行可能であることが考えられる。
【0008】
また、前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方が、今回受信した前記当否情報に対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で連続予告演出が実行される予定である場合には、複数の前記連続予告演出の中から前記開始直前の遊技回で実行される連続予告演出とは異なる前記連続予告演出を選択し、現在又は前回のいずれかの遊技回で連続予告演出が実行されていた場合には、前記連続予告演出とは異なる予め定められた特定連続予告演出を前記連続予告演出と交互に実行することが考えられる。
【0009】
また、前記第1連続予告制御手段は、前記状態移行条件が満たされている場合でも、予め定められた確率で前記特定連続予告演出を選択することが考えられる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】パチンコ機の構成を示す斜視図。
図2】パチンコ機の構成を示す展開図。
図3】パチンコ機の構成を示す展開図。
図4】パチンコ機の遊技盤の正面図。
図5】パチンコ機のシステム構成を示すブロック図。
図6】パチンコ機の記憶領域を示すブロック図。
図7】パチンコ機の主制御装置の動作例を説明するための図。
図8】パチンコ機で使用される各種テーブルの一例を示す図。
図9】タイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャート。
図10】始動入賞処理の手順の一例を示すフローチャート。
図11】予告保留確認処理の手順の一例を示すフローチャート。
図12】保留コマンド設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図13】メイン処理の手順の一例を示すフローチャート。
図14】遊技回制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図15】データ設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図16】変動開始処理の手順の一例を示すフローチャート。
図17】タイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャート。
図18】コマンド対応処理の手順の一例を示すフローチャート。
図19】連続予告演出設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図20】パチンコ機で使用される各種テーブルの一例を示す図。
図21】連続予告種別選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図22】連続予告回数抽選処理の手順の一例を示すフローチャート。
図23】パチンコ機で使用される各種テーブルの一例を示す図。
図24】第1異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図25】第2異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図26】保留表示処理の手順の一例を示すフローチャート。
図27】大当たり予告設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図28】リーチ予告設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図29】パチンコ機で使用される各種テーブルの一例を示す図。
図30】パチンコ機で使用される各種テーブルの一例を示す図。
図31】連続予告実行処理の手順の一例を示すフローチャート。
図32】パチンコ機の図柄表示部の表示例を示す図。
図33】パチンコ機の図柄表示部の表示例を示す図。
図34】パチンコ機の図柄表示部の表示例を示す図。
図35】第1異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図36】第1異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図37】第1異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図38】変動制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図39】連続予告実行処理の手順の一例を示すフローチャート。
図40】パチンコ機の図柄表示部の表示一例を示す図。
図41】パチンコ機の図柄表示部の表示一例を示す図。
図42】第1異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図43】第2異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図44】連続予告実行処理の手順の一例を示すフローチャート。
図45】パチンコ機の図柄表示部の表示一例を示す図。
図46】第1異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図47】連続予告種別選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図48】第2異種連続予告選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
図49】連続予告種別選択処理の手順の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。また、以下の各実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、以下の各実施形態において、初めに説明する第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
【0013】
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0014】
[パチンコ機10の概略構成]
ここに、図1はパチンコ機10の外観斜視図、図2及び図3はパチンコ機10の展開図、図4はパチンコ機10の遊技盤31の正面図である。以下、本実施形態で使用する前後左右及び上下の表現は、図1図3に示されている前後方向D1、上下方向D2、及び左右方向D3により定義されるものとする。
【0015】
図1図3に示すように、パチンコ機10は、前面枠11、内枠12、裏パックユニット13、及び外枠14を備えるパチンコ機であり、遊技ホールの島設備(不図示)に外枠14が固定されることにより遊技ホールに設置される。なお、本実施形態では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例に挙げて説明するが、例えば回胴式遊技機(スロットマシン)、アレンジボール遊技機、又はじゃん球遊技機のような他の遊技機にも本発明が適用可能である。
【0016】
前面枠11は、外枠14で左端部が回動可能に支持されることにより外枠14に対して開閉可能である。また、内枠12は、前面枠11で左端部が回動可能に支持されることにより前面枠11に対して開閉可能である。さらに、裏パックユニット13は、内枠12で左端部が回動可能に支持されることにより内枠12に対して開閉可能である。
【0017】
[前面枠11の構成]
前面枠11は、図1及び図2に示すように、発射ハンドル21、操作ボタン22、上皿23、下皿24、パネル25、スピーカ26、及び電飾部27などを備える。
【0018】
発射ハンドル21は、遊技者が遊技球を発射させるために操作する回転式ハンドルである。パチンコ機10では、遊技者による発射ハンドル21の回転操作量に応じた強さで後述の遊技球発射機構32から遊技球が発射されることにより基本的な遊技が行われる。パチンコ機10では、遊技者により発射ハンドル21が操作されている状況では、0.6secに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射されるように遊技球発射機構32が駆動制御される。
【0019】
操作ボタン22は、遊技者により操作可能な操作手段の一例であって、遊技者の押下操作を受け付ける押しボタンである。操作ボタン22は、操作ボタン22の押下操作の有無に応じて、後述の音声ランプ制御装置5に対する入力信号を切り換える操作スイッチ22a(図5参照)を備える。これにより、音声ランプ制御装置5では、操作ボタン22の操作状態(操作あり及び操作なし)を判断することが可能である。なお、操作ボタン22は、音声ランプ制御装置5で実行される各種の演出処理において、遊技者の意思を演出に反映させるために用いられる。また、操作ボタン22は、パチンコ機10の遊技に関するステージ選択、BGM選択、又はキャラ選択などの各種の選択操作にも利用可能である。
【0020】
なお、操作ボタン22の設置位置は、上皿23の前方に限らず、遊技者が操作可能な位置であれば前面枠11の任意の位置であってよい。また、操作ボタン22は、1つに限らず2つ以上であってもよい。さらに、遊技者による操作の有無を検出するために用いることが可能であれば、操作スイッチ22aは、接点式スイッチに限らず、例えば圧電素子などであってもよい。
【0021】
また、操作ボタン22に代えて、タッチキーを表示し、そのタッチキーの遊技者による操作を受け付けるタッチパネルが操作手段として設けられることも考えられる。さらに、操作ボタン22に代えて、パネル25に対する遊技者のタッチ操作を検出するタッチセンサが操作手段として設けられることも考えられる。これらの場合には、各種の演出処理において、前記タッチパネル又は前記タッチセンサに対する遊技者の操作が演出に反映されることになる。
【0022】
上皿23は、パネル25の下方に配置されており、後述の払出機構130の払出装置132(図3参照)から払い出された遊技球を貯留し、その貯留されている遊技球を1列に整列させた状態で遊技球発射機構32に導くために用いられる。また、下皿24は、上皿23のさらに下方に設けられており、上皿23で余剰となった遊技球を貯留するために用いられる。
【0023】
パネル25は、遊技者がパチンコ機10の前方から内枠12の遊技盤31(図2参照)を視認することのできる無色透明又は有色透明のガラス又は合成樹脂である。スピーカ26は、図1及び図2に示すように、前面枠11の上端部の左右に設けられた一対のスピーカであり、演出時における音声の再生などに利用される。なお、スピーカ26の設置位置は、前面枠11の上端部に限らない。また、電飾部27は、表示ランプ又はLEDなどの光源を内蔵しており、点灯又は点滅などの点灯態様により演出効果を高める役割を果たす。
【0024】
[内枠12の構成]
内枠12は、図2及び図3に示すように、遊技盤31、遊技球発射機構32、及び制御ユニット33を備える。なお、図2では図示の簡略化のために遊技盤31の盤面上の記載を省略している。
【0025】
制御ユニット33は、メイン制御ユニット331及びサブ制御ユニット332を有する。なお、パチンコ機10では、メイン制御ユニット331からサブ制御ユニット332の一方向に、制御内容を指示するための各種のコマンド(制御信号)が送信される。メイン制御ユニット331及びサブ制御ユニット332の詳細については後段で詳述する。
【0026】
図4に示すように、遊技盤31には、内レール311、外レール312、一般入賞口313、上作動入賞口314、下作動入賞口315、可変入賞口316、スルーゲート317、アウト口318、可変表示ユニット34、磁気センサ35、電波センサ36、及びメイン表示部37が設けられている。
【0027】
内レール311及び外レール312は、遊技球発射機構32から発射された遊技球を遊技盤31の盤面上に向けて送り出すための搬送路である。そして、内レール311及び外レール312から発射された後、一般入賞口313、上作動入賞口314、下作動入賞口315、又は可変入賞口316に入球しなかった遊技球はアウト口318から排出される。このように、パチンコ機10では、遊技球が遊技盤31の上部から落下することにより弾球遊技が行われる。なお、遊技盤31には、遊技盤31における遊技球の落下の方向を分散又は調整するための多数の遊技くぎが植設されており、風車などの役物も設けられている。
【0028】
ここで、遊技球発射機構32は、図2に示すように、発射レール321、球送り装置322、及びソレノイド323を備える。発射レール321は、遊技球発射機構32から遊技盤31の内レール311及び外レール312に向けて形成されており、遊技球発射機構32から発射される遊技球を内レール311及び外レール312に導くものである。球送り装置322は、ソレノイドなどの駆動手段を有しており、上皿23に貯留されている遊技球を1球ずつ発射レール321上に供給する。ソレノイド323は、発射レール321上に供給された遊技球を内レール311及び外レール312に向けて発射させる駆動手段である。そして、パチンコ機10では、遊技者による発射ハンドル21の操作に応じてソレノイド323が駆動制御され、遊技球が遊技球発射機構32から遊技盤31に発射される。なお、遊技球発射機構32は、ソレノイド323に代えてモーター等の他の駆動手段を用いて遊技球を発射させる機構であってもよい。
【0029】
図4の説明に戻り、一般入賞口313、上作動入賞口314、下作動入賞口315、可変入賞口316、及びアウト口318には、遊技盤31を前後方向に貫通する開口部が形成されている。そして、遊技盤31の背面側には、一般入賞口313、上作動入賞口314、下作動入賞口315、及び可変入賞口316各々に対応して、遊技球の入球を個別に検出可能な入球センサ313a、314a、315a、及び316a(図5参照)が設けられている。また、スルーゲート317は、遊技球が通過し得るゲートであり、スルーゲート317を通過する遊技球を個別に検出可能な入球センサ317a(図5参照)を有する。
【0030】
入球センサ313a〜317aはメイン制御ユニット331に電気的に接続されており、入球センサ313a〜317aの検出結果はメイン制御ユニット331に入力される。以下、入球センサ313a〜317aにより遊技球が検出されることを入賞とも称する。なお、入球センサ313a〜317aは、例えば電磁誘導型の近接センサであるが、他の検出手法により遊技球の入球を個別に検知することが可能な任意のセンサであってもよい。
【0031】
また、下作動入賞口315には、遊技球の下作動入賞口315への入球の制限の有無を切り換える電動役物315bが設けられている。電動役物315bは、遊技盤31の背面側に設けられたソレノイドなどの駆動手段によって開閉される。そして、遊技盤31では、電動役物315bが開くことにより下作動入賞口315への遊技球の入球が可能となり、電動役物315bが閉じることにより下作動入賞口315への遊技球の入球が制限される。
【0032】
さらに、可変入賞口316には、遊技球の可変入賞口316への入球の制限の有無を切り換える開閉扉316bが設けられている。開閉扉316bは、遊技盤31の背面側に設けられたソレノイドなどの駆動手段によって開閉される。そして、遊技盤31では、開閉扉316bが開くことにより可変入賞口316への遊技球の入球が可能となり、開閉扉316bが閉じることにより可変入賞口316への遊技球の入球が制限される。
【0033】
パチンコ機10では、上作動入賞口314又は下作動入賞口315への遊技球の入球が入球センサ314a又は入球センサ315aによって検出されると、メイン制御ユニット331により大当たりの抽選、即ち特定遊技状態への移行抽選が行われる。そして、メイン制御ユニット331は、抽選結果に従ってメイン表示部37の表示を制御する。さらに、メイン制御ユニット331による抽選結果は、サブ制御ユニット332に送信され、サブ制御ユニット332は、抽選結果に従って可変表示ユニット34の表示を制御する。
【0034】
また、パチンコ機10では、一般入賞口313、上作動入賞口314、下作動入賞口315、及び可変入賞口316への遊技球の入球が、入球センサ313a〜316aによって検出されると、予め設定された数の賞球が払い出される。例えば、一般入賞口313に入球した場合の賞球数は10個、上作動入賞口314又は下作動入賞口315に入球した場合の賞球数は3個、可変入賞口316に入球した場合の賞球数は15個である。特に、パチンコ機10では、メイン制御ユニット331で行われた抽選結果が大当たりである場合に、開閉扉316bが開かれて可変入賞口316が所定時間(例えば30秒)開放される状態が所定回数(例えば16回)繰り返される開閉実行モードが実行されることにより、多量の賞球の払い出しが行われ、遊技者に遊技上の価値が与えられる。
【0035】
可変表示ユニット34は、遊技盤31の略中央部に形成されている開口31Aを通して視認可能に配置された液晶ディスプレイなどの図柄表示部341を有している。この図柄表示部341は、静止画又は動画を表示可能であり、図柄表示部341の表示内容は、サブ制御ユニット332によって制御される。具体的に、図柄表示部341では、上作動入賞口314又は下作動入賞口315への入球に応じてメイン制御ユニット331により行われる大当たり抽選の結果に応じた変動表示及び演出表示のような各種の表示が行われる。なお、図柄表示部341は、プラズマディスプレイ又は有機ELディスプレイなどであってもよい。
【0036】
例えば、図柄表示部341で行われる変動表示は、「1」〜「9」の数字が付された主図柄が縦方向又は横方向に順にスクロールすることにより行われる。なお、主図柄の間には、他の文字又は図柄などを示す副図柄が表示されてもよい。また、図柄表示部341では、遊技球が上作動入賞口314又は下作動入賞口315に入賞したときにその入賞に対応する大当たり抽選及び変動表示が行われずに保留になっている保留数Nと同数の保留画像が、予め定められた最大数(例えば4個)を上限として表示される。
【0037】
そして、図柄表示部341における変動表示の停止時、図柄表示部341では、1ライン又は複数ラインに主図柄が並んだ状態が停止結果として表示される。このとき、主図柄の停止結果が、メイン制御ユニット331による大当たり抽選の結果を明示することになる。例えば、大当たり抽選の結果が「確変大当たり」の場合には、主図柄のうち予め確変大当たりを示す図柄として設定された奇数(1、3、5、7、9)の図柄が1ラインに並んだ停止結果(例えば「333」又は「777」など)が表示される。一方、大当たり抽選の結果が「通常大当たり」の場合には、主図柄のうち予め通常大当たりを示す図柄として設定された偶数(2、4、6、8)の図柄が1ラインに並んだ停止結果(例えば「222」又は「444」など)が表示される。また、大当たり抽選の結果が「外れ」の場合には、異なる主図柄が1ラインに並んだ停止結果(例えば「323」又は「327」など)が表示される。
【0038】
磁石センサ35は、上作動入賞口314の周辺であって、遊技盤31の背面側に設けられている。磁石センサ35は、メイン制御ユニット331に電気的に接続されており、磁石センサ35の検知結果はメイン制御ユニット331に入力される。これにより、磁石を用いて不正に上作動入賞口314に遊技球を誘導させようとする行為が行われた場合に、その不正行為を検知することが可能である。
【0039】
電波センサ36は、上作動入賞口314及び下作動入賞口315の周辺であって、遊技盤31の背面側に設けられている。電波センサ36は、メイン制御ユニット331に電気的に接続されており、電波センサ36の検知結果はメイン制御ユニット331に入力される。これにより、不正に検知センサ314a又は検知センサ315aに電波を入力して遊技球の入球を誤検知させる行為が行われた場合に、その不正行為を検知することが可能である。なお、電波センサ36は、例えば50MHz〜3GHzの電波を検知可能である。
【0040】
メイン表示部37は、遊技盤31の右上部に配置されたLED群371と2つの7セグメント表示器372及び373とを備え、パチンコ機10の遊技状態を表示するために用いられる。例えば、メイン表示部37では、パチンコ機10の遊技状態(例えば確変、時短、又は通常)や、上作動入賞口114及び下作動入賞口115への入賞により生じた変動表示の保留数NなどがLED群371に設けられた複数のLEDの点灯パターンによって表示される。また、メイン表示部37では、上作動入賞口314又は下作動入賞口315への入賞をトリガとして、7セグメント表示器372による図柄の変動表示が行われ、メイン制御ユニット331における大当たり抽選の結果に応じた図柄で停止する。また、スルーゲート317への入賞をトリガとして、7セグメント表示器373による図柄の変動表示が行われ、メイン制御ユニット331における電動役物315bを開放するか否かの抽選の結果に応じた図柄が表示される。なお、7セグメント表示器372、373に表示される内容が、7セグメント表示器372、373に代えて図柄表示部341に表示されることも考えられる。
【0041】
[裏パックユニット13]
裏パックユニット13は、図3に示すように、払出機構130及び周辺制御ユニット140を備える。
【0042】
払出機構130は、遊技ホールの島設備(不図示)から供給される球技球を貯留するタンク131と、タンク131から上皿23に向けて遊技球を払い出す払出装置132とを備える。なお、上皿23の遊技球が飽和している場合、払出装置132から払い出される遊技球は下皿24に払い出される。
【0043】
周辺制御ユニット140は、払出制御装置7、発射制御装置8、及び電源制御装置9(図5参照)を備える。払出制御装置7は、払出装置132による遊技球の払出数などを制御する。発射制御装置8は、発射ハンドル21の操作に応じて遊技球発射機構32を制御する。電源制御装置9は、パチンコ機10が接続された島設備(不図示)から供給される電力を所定の電圧レベルに変換し、パチンコ機10内に設けられた各種制御装置及び各種駆動手段に供給する。
【0044】
[パチンコ機10のシステム構成]
次に、図5を参照しつつ、パチンコ機10のシステム構成について説明する。
【0045】
[メイン制御ユニット331]
メイン制御ユニット331は、パチンコ機10における遊技の主たる制御を実行する主制御装置4を備える。主制御装置4には、MPU41及び入出力I/F42などが搭載されている。MPU41は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU41には、ROM411及びRAM412が内蔵されている。
【0046】
入出力I/F42は、主制御装置4に各種の信号を入力し、主制御装置4から制御信号を出力する入出力インターフェースである。また、入出力I/F42には、入球センサ313a〜317a、磁石センサ35、及び電波センサ36なども接続されている。そして、MPU41は、入球センサ313a〜317aからの検出信号に基づいて一般入賞口313、上作動入賞口314、下作動入賞口315、可変入賞口316、及びスルーゲート317への入球の有無を判断する。また、MPU41は、磁石センサ35及び電波センサ36からの検出信号に基づいて磁石又は電波を用いた不正行為の有無を判断する。さらに、入出力I/F42には、音声ランプ制御装置5、払出制御装置7、発射制御装置8、及び電源制御装置9などが接続されている。
【0047】
そして、MPU41は、音声ランプ制御装置5に、変動パターンコマンド、保留コマンド、シフトコマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどの各種コマンドを出力する。変動パターンコマンドは、大当たり抽選の結果及び変動表示時間を示すコマンドであって、図柄表示部341による変動表示を開始する際に、後述の保留格納エリア412bに記憶されている当否情報に基づいて決定され、音声ランプ制御装置5に出力される。保留コマンドは、後述の保留格納エリア412bに現在記憶されている保留数Nが増加する際に音声ランプ制御装置5に出力され、シフトコマンドは、1回の遊技回の終了によりその保留数Nが減少する際に音声ランプ制御装置5に出力される。
【0048】
また、MPU41から音声ランプ制御装置5に送信される各種コマンドの数及び種類はここで説明するものに限らず、ここで説明するパチンコ機10と同様の機能が達成可能であれば他の態様であってもよい。例えば、シフトコマンドが省略されており、主制御装置4による保留数記憶エリアNAにおける当否情報のシフトタイミングの判断と音声ランプ制御装置5による保留画像のシフトタイミングの判断とが個別に実行されることが考えられる。また、保留コマンドが、保留数の増加を示すものであって現在の保留数Nの情報を含んでおらず、保留数Nが音声ランプ制御装置5に送信されないこと、又は、保留数Nを示す他のコマンドが主制御装置4から音声ランプ制御装置5に送信されることも他の実施形態として考えられる。即ち、パチンコ機10が有する各種の機能は、主制御装置4及び音声ランプ制御装置5が各種の処理を分担して実行することによって具現されるものであればよく、主制御装置4及び音声ランプ制御装置5で実行される処理の内容及び処理の分担は適宜変更可能である。なお、遊技回とは、メイン表示部37の7セグメント表示器372の変動表示が開始されてから、その変動表示が大当たり抽選の結果に応じた所定の停止結果で停止するまでの遊技状態をいう。大当たり開始コマンドは、大当たり状態である開閉実行モードに移行する際に音声ランプ制御装置5に出力される。大当たり終了コマンドは、大当たり状態である開閉実行モードが終了する際に音声ランプ制御装置5に出力される。
【0049】
また、主制御装置4には、MPU41に動作クロックを供給する手段として、発振回路及び分周回路なども搭載される。発振回路は、予め定められた所定周波数のクロック信号を出力し、分周回路は、発振回路から出力されるクロック信号の周波数を変更してMPU41に入力する。具体的に、MPU41によって実行される後述のタイマ割込処理(図9参照)の実行周期は、分周回路から出力されるクロック信号によって定まる。
【0050】
本実施形態では、分周回路からMPU41に、予め設定された2msecの間隔でクロック信号が供給され、MPU41が、クロック信号の立ち上がり(又は立下り)が発生するごとに後述のタイマ割込処理を起動して実行するものとする。なお、発振回路及び分周回路は、サブ制御ユニット332及び周辺制御ユニット140にも必要に応じて搭載され、サブ制御ユニット332及び周辺制御ユニット140における各種制御主体の動作クロックを供給する。また、メイン制御ユニット331からサブ制御ユニット332及び周辺制御ユニット140にクロック信号が供給されてもよい。
【0051】
ROM411は、各種の制御プログラム及び各種のパラメータ情報が予め記憶された不揮発性の記憶部である。RAM412は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU41によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。
【0052】
ここに、図6(A)は、MPU41のROM411及びRAM412の記憶領域の要部を示す図である。図6(A)に示すように、ROM411には、当否テーブル記憶エリア411a、振分テーブル記憶エリア411b、外れ結果テーブル記憶エリア411c、及び変動テーブル記憶エリア411dが設けられている。また、RAM412には、抽選用カウンタ412a、保留格納エリア412b、電役保留エリア412c、高確率モードフラグ412d、変動パターン格納エリア412e、リーチ予告フラグ412f、確変予告フラグ412g、通常予告フラグh、開閉実行モードフラグ412i、変動表示中フラグ412j、変動表示時間カウンタ412k、確変大当たりフラグ412l、通常大当たりフラグ412m、及び外れフラグ412nが設けられている。
【0053】
ここで、図7を参照しつつ、パチンコ機10の主制御装置4のMPU41が大当たり抽選等を行うための電気的な構成について説明する。MPU41は、遊技に際しRAM412に格納される各種カウンタ情報を用いて、大当たり抽選及び変動表示時間の設定などを実行する。ここに、図7は、RAM412の記憶領域の一部の構成を模式的に示す図である。
【0054】
図7に示すように、RAM412には、抽選用カウンタ412a、保留格納エリア412b、及び電役保留エリア412cに対応する記憶領域が確保されている。
【0055】
抽選用カウンタ412aには、大当たり当選の抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別を判断する際に使用する大当たり種別カウンタC2と、外れ種別を判断する際に使用するリーチ乱数カウンタC3とが含まれる。また、抽選用カウンタ412aには、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCIN1と、7セグメント表示器372及び図柄表示部341における変動表示時間を決定する変動種別カウンタCS1とが含まれる。さらに、抽選用カウンタ412aには、下作動入賞口315の電動役物315bを電役開放状態とするか否かの抽選に使用する電動役物開放カウンタC4が含まれる。以下、これらの複数種類のカウンタをまとめて説明するときは単にカウンタと略称する。
【0056】
そして、カウンタC1〜C4、CIN1、及びCS1は、MPU41によって短時間間隔で前回値に1が加算され、予め設定された最大値に達した後0に戻るループカウンタとして用いられる。カウンタC1〜C4、CIN1、及びCS1には更新後の値が記録され、大当たり抽選及び変動表時間の設定などの際にMPU41によって参照される。
【0057】
保留格納エリア412bは、保留用エリアRE及び実行エリアAEを備える。保留用エリアREは、第1保留エリアRE1、第2保留エリアRE2、第3保留エリアRE3、第4保留エリアRE4、及び保留数記憶エリアNAを含む。そして、上作動入賞口314又は下作動入賞口315への入賞が発生した場合には、RAM412に格納されている大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び変動種別カウンタCS1に対応する情報が当否情報として、保留用エリアREの第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4のいずれかに格納される。このように、パチンコ機10では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、及びリーチ乱数カウンタC3に加えて、変動種別カウンタCS1が保留用エリアREの第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4のいずれかに格納されるため、後述するように、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に格納されている当否情報に基づいて実行される遊技回における大当たりの有無に加えて、図柄表示部341で表示される変動表示の変動パターンを事前に判断することが可能である。
【0058】
具体的には、当否情報は、第1保留エリアRE1、第2保留エリアRE2、第3保留エリアRE3、第4保留エリアRE4の優先順位で空いている領域に格納される。保留数記憶エリアNAは、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4のうち当否情報が記憶されている数が保留数Nとして格納される。即ち、パチンコ機10では、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4の最大保留数に対応する4つの記憶領域により、上作動入賞口314又は下作動入賞口315への遊技球の入賞履歴を最大4つまで保留することが可能である。なお、上作動入賞口314及び下作動入賞口315ごとに対応して個別の保留格納エリア412bが設けられていることも他の実施形態として考えられ、この場合には合わせて最大8つまで入賞履歴を保留することが可能である。
【0059】
実行エリアAEは、7セグメント表示器372及び図柄表示部341における変動表示が開始される際に、保留用エリアREの第1保留エリアRE1に格納された当否情報の各値を移動させるために用いられる記憶領域である。MPU41は、1回の遊技回の開始に際して、実行エリアAEに当否情報として記憶されている各種数値情報に基づいて大当たり抽選などを行う。このとき、第2保留エリアRE2に格納された当否情報は第1保留エリアRE1にシフトし、第3保留エリアRE3に格納された当否情報は第2保留エリアRE2にシフトし、第4保留エリアRE4に格納された当否情報は第3保留エリアRE3にシフトする。
【0060】
大当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜738の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。特に大当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCIN1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCIN1は、大当たり乱数カウンタC1と同様の範囲内(0〜738)で更新されるループカウンタである。大当たり乱数カウンタC1は、定期的に更新され、遊技球が上作動入賞口314又は下作動入賞口315に入賞したタイミングで保留格納エリア412bに格納される。
【0061】
大当たり当選となる乱数の値は、ROM411における当否テーブル記憶エリア411aに記憶された当否テーブルにより、低確率モード(通常モード)及び高確率モード(確変モード)に対応して2種類設定されている。ここに、図8(A)は低確率モードに対応する低確率当否テーブル、図8(B)は高確率モードに対応する高確率当否テーブルの一例を示す図である。図8(A)及び図8(B)に示す例では、低確率モードにおいて大当たり当選となる乱数値の数は2個(373、727)であり、高確率モードにおいて大当たり当選となる乱数値の数は13個(59、109、163、211、263、317、373、421、479、523、631、683、727)である。ここで、低確率当否テーブル及び高確率当否テーブルでは、大当たり当選となる2つの乱数(373、727)が共通するが、共通していないことも考えられる。なお、大当たり乱数カウンタC1の値がこれらの大当たり当選となる乱数値以外である場合には大当たり抽選の結果が外れとなる。
【0062】
大当たり種別カウンタC2は、0〜19の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。大当たり種別カウンタC2は定期的に更新され、遊技球が上作動入賞口314又は下作動入賞口315に入賞したタイミングで保留格納エリア412bに格納される。パチンコ機10では、ROM411における振分テーブル記憶エリア411bに記憶された振分テーブルにより、確変大当たり及び通常大当たりの2種類の大当たり種別ごとに対応する大当たり種別カウンタC2の値が設定されている。ここに、図8(C)は振分テーブルの一例を示す図である。図8(C)に示す例では、確変大当たりとなる乱数の数は0〜9の10個であり、通常大当たりとなる乱数の数は10〜19の10個である。なお、上作動入賞口314及び下作動入賞口315ごとに個別の振分テーブルが設定されており、遊技球が上作動入賞口314及び下作動入賞口315のいずれに入賞したかに応じて大当たり種別の振り分け確率が異なることも考えられる。
【0063】
そして、MPU41は、実行エリアAEに記憶されている大当たり乱数カウンタC1及び大当たり種別カウンタC2の値に基づいて、大当たり抽選の結果が「確変大当たり」、「通常大当たり」、及び「外れ」のいずれであるかを判定する。
【0064】
ここで、大当たり抽選の結果が確変大当たり又は通常大当たりの場合は、開閉扉316bが開いて可変入賞口316が所定時間開放される状態が所定回数(例えば16回)繰り返される開閉実行モードが実行される。そして、確変大当たりの場合には、開閉実行モードの終了後に、大当たりの当選確率が高い高確率モード及び電動役物315bの開放確率が高い高頻度サポートモードに移行する。また、通常大当たりの場合には、開閉実行モードの終了後に、予め設定された回数(例えば50回又は100回)の遊技回の抽選が大当たりの当選確率が低い低確率モード及び電動役物315bの開放確率が高い高頻度サポートモードで実行され、その後、高頻度サポートモードが終了する。ところで、確変大当たり時における開閉実行モードの終了後に、予め設定された回数(例えば50回又は100回)の遊技回の抽選が高確率モード及び高頻度サポートモードで実行され、その後、低確率モードに移行し、高頻度サポートモードが終了することも他の実施形態として考えられる。また、通常大当たり時における開閉実行モードの終了後に、予め設定された回数(例えば50回又は100回)の遊技回の抽選が高確率モード及び高頻度サポートモードで実行され、その後、低確率モードに移行し、高頻度サポートモードが終了することも他の実施形態として考えられる。なお、抽選結果が外れの場合には、開閉実行モード及び高頻度サポートモードは実行されない。本実施形態では、パチンコ機10が確変大当たり及び通常大当たりの2種類の大当たり種別を有する場合を例に挙げて説明するが、これに限らず例えば2ラウンド確変大当たり又は4ラウンド通常大当たりなどの他の大当たり種別を有することも考えられる。
【0065】
また、リーチ乱数カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。リーチ乱数カウンタC3は、定期的に更新され、遊技球が上作動入賞口314又は下作動入賞口315に入賞したタイミングで保留格納エリア412bに格納される。
【0066】
パチンコ機10では、リーチ乱数カウンタC3によって、大当たり抽選の結果が外れである場合に図柄表示部341で表示される変動表示の停止結果の種別が選択される。具体的には、ROM411における外れ結果テーブル記憶エリア411cに記憶された外れ結果テーブルにより、リーチが発生した後に最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する前後外れリーチ、同じくリーチが発生した後に最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する前後外れ以外リーチ、及びリーチが発生しない完全外れの3種類の外れ種別ごとに対応するリーチ乱数カウンタC3の値が設定されている。ここに、図8(D)は外れ結果テーブルの一例を示す図である。図8(D)に示す例では、前後外れリーチとなる乱数の値は0〜8であり、前後外れ以外リーチとなる乱数の値は9〜38であり、完全外れとなる乱数の値は39〜238である。なお、MPU41は、確変大当たり又は通常大当たりに当選する遊技回、即ち開閉実行モードに移行する遊技回においては、リーチ乱数カウンタC3の値に関係なくリーチ発生と判断する。
【0067】
ここに、リーチとは、図柄表示部341の変動表示が開始されてから変動表示が停止するまでの間に、大当たり当選になりやすい状態が示される変動状態である。具体的には、図柄表示部341における有効ライン上の3つの停止位置のうち2つの停止位置に同一の図柄が停止して表示され、残りの1つの停止位置に対応する表示図柄が変動する状態である。また、図柄表示部341におけるリーチの表示中には、所定のキャラクタなどの動画が表示されて期待度を示唆するストーリー演出処理や、遊技者による操作ボタン22の操作が演出に反映される遊技者参加型の操作演出処理などが実行される。なお、これらの演出処理の実行中には図柄表示部341における変動表示が非表示となること又は縮小して表示されることも考えられる。
【0068】
電動役物開放カウンタC4は、例えば、0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。電動役物開放カウンタC4は定期的に更新され、スルーゲート317に遊技球が入賞したタイミングでRAM412における電役保留エリア412cに格納される。そして、所定のタイミングにおいて、電役保留エリア412cに格納された電動役物開放カウンタC4の値によって電動役物315bを所定時間だけ開放状態にするか否かの抽選が行われる。例えば、電動役物開放カウンタC4が0〜199である場合に当選、電動役物開放カウンタC4が200〜250である場合に外れであることが考えられる。
【0069】
変動種別カウンタCS1は、例えば0〜199の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。具体的に、変動種別カウンタCS1は、いわゆるノーマルリーチ、スーパーリーチ、スペシャルリーチ等の大まかな変動種別を決定するものである。変動種別カウンタCS1は、MPU41により後述するメイン処理が1回実行されるごとに1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。また、変動種別カウンタCS1の値は、遊技球が上作動入賞口314又は下作動入賞口315に入賞したタイミングで保留格納エリア412bに格納される。
【0070】
そして、MPU41は、変動種別カウンタCS1と予め設定された変動テーブルとに基づいて変動表示時間を示す変動パターンを決定する。具体的に、MPU41は、ROM411の変動テーブル記憶エリア411dに予め記憶されている通常大当たり変動テーブル、確変大当たり変動テーブル、又は外れ変動テーブルを参照しつつ変動パターンの種別を特定する。なお、これらの変動テーブルは、低確率モード及び高確率モードごとに個別に設けられてもよい。
【0071】
ここに、図8(E)、図8(F)、及び図8(G)は、通常大当たり変動テーブル、確変大当たり変動テーブル、及び外れ変動テーブルの一例を示す図である。図8(E)、図8(F)、及び図8(G)に示すように、通常大当たり変動テーブル、確変大当たり変動テーブル、及び外れ変動テーブルでは、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターンが予め対応付けられている。そして、MPU41は、抽選結果が「通常大当たり」である場合は通常大当たり変動テーブル、抽選結果が「確変大当たり」である場合は確変大当たり変動テーブル、抽選結果が「外れ」である場合は外れ変動テーブルをそれぞれ参照し、変動パターンの種別を特定する。
【0072】
より具体的に、図8(E)及び図8(F)に示すように、通常大当たり変動テーブル及び確変大当たり変動テーブルでは、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターン「01」〜「03」のいずれかが選択される。ここに、変動パターン「01」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が30sであるノーマルリーチの態様で変動表示が実行される。また、変動パターン「02」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が60sであるスーパーリーチの態様で変動表示が実行される。さらに、変動パターン「03」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が最も長い90sであるスペシャルリーチの態様で変動表示が実行される。なお、変動パターンの種別はこれらに限られない。
【0073】
例えば、パチンコ機10では、変動パターン「01」に対応するノーマルリーチとして、キャラクタ又はストーリーなどが異なる複数種類のノーマルリーチが用意されており、その中から選択されたいずれかのノーマルリーチが実行される。
【0074】
同じく、パチンコ機10では、変動パターン「02」に対応するスーパーリーチとして、キャラクタ及びストーリーなどが異なる複数種類のスーパーリーチが用意されており、その中から選択されたいずれかのスーパーリーチが実行される。スーパーリーチは、ノーマルリーチよりも変動時間が長くスペシャルリーチよりも変動時間が短いリーチであり、ノーマルリーチよりも大当たり当選している確率が高く、スペシャルリーチよりも大当たり当選している確率が低いことを遊技者に示唆する際に実行される。
【0075】
さらに、パチンコ機10では、変動パターン「03」に対応するスペシャルリーチとして、キャラクタ及びストーリーなどが異なる複数種類のスペシャルリーチが用意されており、その中から選択されたいずれかのスペシャルリーチが実行される。スペシャルリーチは、ノーマルリーチ及びスーパーリーチよりも変動時間が長いリーチであって、例えばノーマルリーチ又はスーパーリーチから発展する演出を含むリーチである。
【0076】
なお、各種の変動パターンに対応するリーチには、遊技者による操作ボタン22の単発操作が演出に反映される単発操作演出、遊技者による操作ボタン22の連打操作が演出に反映される連打操作演出、及び遊技者による操作ボタン22の長押し操作が演出に反映される長押し操作演出などの遊技者参加型の操作演出処理が含まれることがある。
【0077】
また、図8(G)に示すように、外れ変動テーブルでは、リーチ乱数カウンタC3の値によって決定される外れ時の停止種別(前後外れリーチ、前後外れ以外リーチ、完全外れ)ごとに、変動種別カウンタCS1と変動パターンとの対応関係が定められている。より具体的に、外れ時の停止種別が前後外れリーチ又は前後外れ以外リーチである場合には、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターン「01」〜「03」のいずれかが選択される。一方、外れ時の停止種別が完全外れである場合には、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターン「04」又は「05」のいずれかが選択される。なお、変動パターン「04」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が7sであってリーチを伴わない変動表示が実行される。また、変動パターン「05」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が10sであってリーチを伴わない変動表示が実行される。
【0078】
例えば、パチンコ機10では、変動パターン「04」に対応する外れ時の変動表示として、キャラクタ及びメッセージなどが表示される予告演出などを伴うことなく変動表示が外れ図柄で停止する外れパターンの変動表示が実行される。また、パチンコ機10では、変動パターン「05」に対応する外れ時の変動表示として、キャラクタ及びメッセージなどが表示される予告演出などを伴って変動表示が外れ図柄で停止する外れパターンの変動表示が実行される。また、変動パターン「05」に対応する外れ時の変動表示の際には、遊技者による操作ボタン22の操作が反映される遊技者参加型の予告表示が実行されることもある。
【0079】
そして、MPU41は、メイン表示部37の7セグメント表示器372及び図柄表示部341による変動表示時間を示す変動パターンを特定すると、その変動パターン及び抽選結果を示す変動パターンコマンドを音声ランプ制御装置5に入力する。具体的に、MPU41は、抽選結果が「通常大当たり」である場合は、変動パターン「01」〜「03」の前に通常大当たりである旨を示す「A」を付した変動パターンコマンド「A01」〜「A03」のいずれかを出力する。また、MPU41は、抽選結果が「確変大当たり」である場合は、変動パターン「01」〜「03」の前に確変大当たりである旨を示す「B」を付した変動パターン「B01」〜「B03」のいずれかを出力する。さらに、MPU41は、抽選結果が「外れ」である場合は、変動パターン「01」〜「05」の前に外れである旨を示す「C」を付した変動パターンコマンド「C01」〜「C05」のいずれかを出力する。これにより、音声ランプ制御装置5は、変動パターンコマンドに基づいて、抽選結果及び変動パターン(変動表示時間)を判断することが可能であり、その抽選結果及び変動パターンに基づいて、図柄表示部341で表示される変動種別及び演出種別などの変動態様の詳細を決定する。そして、音声ランプ制御装置5は、決定した変動態様の詳細に基づいて図柄表示部341に変動表示を実行させ、スピーカ26から変動表示に合わせて音声を再生し、電飾部27を点灯及び点滅させる。
【0080】
従って、パチンコ機10では、主制御装置4のMPU41は、図柄表示部341における変動表示について、変動種別カウンタCS1及び各種の変動テーブルに基づいて変動パターン(変動表示時間)を決定する簡易な処理を実行することになる。そのため、パチンコ機10のMPU41が8ビットマイコンで構成される場合であっても、そのMPU41により安定して大当たり抽選を実行することができる。また、実際に図柄表示部341に表示される変動態様の詳細は音声ランプ制御装置5で決定されるため、その変動態様としては多種多様な変動態様を選択的に実行することが可能である。
【0081】
[サブ制御ユニット332]
図5に示すように、サブ制御ユニット332は、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6を備える。
【0082】
[音声ランプ制御装置5]
音声ランプ制御装置5は、MPU51及び入出力I/F52などを備える。MPU51は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU51には、ROM511及びRAM512が内蔵されている。なお、音声ランプ制御装置5には、時間を計時するタイマ回路及び割込を受け付ける割込回路などの各種回路も内蔵されている。
【0083】
ROM511は、各種の制御プログラム及び各種のパラメータ情報が予め記憶された不揮発性の記憶部である。RAM512は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU51によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。
【0084】
ここに、図6(B)は、MPU51のROM511及びRAM512の記憶領域の要部を示す図である。図6(B)に示すように、ROM511には、変動テーブル記憶エリア511a、演出テーブル記憶エリア511b、予告保留テーブル記憶エリア511c、保留種別テーブル記憶エリア511d、連続予告テーブル記憶エリア511e、及び連続予告種別テーブル記憶エリア511fが設けられている。また、RAM512には、演出種別カウンタ512a、開閉実行モードフラグ512b、チャンスフラグ512c、予告継続フラグ512d、予告保留カウンタ512e、保留種別カウンタ512f、第1予告保留エリア512g、第2予告保留エリア512h、第3予告保留エリア512i、第4予告保留エリア512j、判定予告保留カウンタ512k、及び保留数カウンタ512lが設けられている。さらに、RAM512には、第1変動種別エリア512m、第2変動種別エリア512n、第3変動種別エリア512o、第4変動種別エリア512p、連続予告カウンタ512q、連続予告種別カウンタ512r、第1連続予告エリア512s、第2連続予告エリア512t、第3連続予告エリア512u、第4連続予告エリア512v、連続予告回数カウンタ512w、現在連続予告エリア512x、連続予告回数エリア512y、及び過去連続予告エリア512zが設けられている。
【0085】
そして、音声ランプ制御装置5は、ROM511に記憶されている制御プログラムに従った処理をMPU51によって実行することにより、主制御装置4から入力される各種のコマンド(制御信号)に基づいて、表示制御装置6に制御信号を入力し、図柄表示部341の表示を制御する。
【0086】
入出力I/F52は、音声ランプ制御装置5に各種の信号を入力し、音声ランプ制御装置5から制御信号を出力する入出力インターフェースである。具体的に、入出力I/F52には、主制御装置4及び表示制御装置6が接続されている。そして、主制御装置4から音声ランプ制御装置5には、変動パターンコマンド、保留コマンド、シフトコマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどの各種のコマンドが入力される。また、音声ランプ制御装置5から表示制御装置6には、表示変動パターンコマンド、保留表示シフトコマンド、予告保留表示コマンド、通常保留表示コマンド、連続予告演出コマンド、及び通常背景表示コマンドなどの各種のコマンドが入力される。なお、表示制御装置6が、主制御装置4からの各種のコマンドを受信し、その各種のコマンドを音声ランプ制御装置5に入力する構成も他の実施形態として考えられる。また、サブ制御ユニット332が、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6の両方の機能を有する1つの制御装置を備える構成も他の実施形態として考えられる。
【0087】
また、入出力I/F52には、操作スイッチ22a、スピーカ26及び電飾部27が接続されている。そして、音声ランプ制御装置5では、MPU51が、主制御装置4から入力される各種のコマンドに基づいて、スピーカ26から出力される音声、及び電飾部27の点灯態様などを制御することが可能である。また、MPU51は、操作ボタン22の操作に基づいて、スピーカ26から出力される音声、及び電飾部27の点灯態様などを制御することも可能である。
【0088】
MPU51は、音声ランプ制御装置5から入力される変動パターンコマンド、保留コマンド、シフトコマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどの各種のコマンドに基づいて所定の演算処理を実行する。
【0089】
具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドが入力された場合に、変動パターンコマンドに基づいて変動パターンを決定して、その変動パターンに対応する表示変動パターンコマンドを表示制御装置6に送信し、図柄表示部341における変動表示を開始させる。その後、MPU51は、表示制御装置6に対して変動停止コマンドを送信することにより、図柄表示部341における変動表示を変動パターンコマンドに対応する変動表示時間で停止させ、変動パターンコマンドが示す抽選結果に対応する停止結果を図柄表示部341に表示させる。このとき、図柄表示部341では、変動パターンコマンドが通常大当たりを示す場合には通常大当たりに対応する図柄の組み合わせが表示され、確変大当たりを示す場合には確変大当たりに対応する図柄の組み合わせが表示される。一方、変動パターンコマンドが外れを示す場合には外れに対応する図柄の組み合わせが表示される。
【0090】
[表示制御装置6]
表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される各種のコマンド(制御信号)に基づいて図柄表示部341の表示を制御する。具体的に、表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される表示変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341の表示を制御することにより変動表示及び演出表示を実行する。例えば、表示制御装置6は、図柄表示部341の液晶表示ドライバなどの画像処理デバイスに制御信号を送信することにより、図柄表示部341に表示される画像の内容を制御するビデオディスプレイプロセッサ(VDP)などを備える。
【0091】
表示制御装置6は、MPU61及び入出力I/F62などを備え、入出力I/F62には音声ランプ制御装置5及び図柄表示部341が接続されている。なお、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6の間は双方向通信可能であってよい。
【0092】
MPU61は、1チップマイコンとして構成された演算装置であり、MPU61には、ROM611及びRAM612が内蔵されている。また、表示制御装置6には、時間を計時するタイマ回路及び割込を受け付ける割込回路などの各種回路も内蔵されている。
【0093】
ROM611には、各種の制御プログラムの他、図柄表示部341に表示される通常保留画像、予告保留画像、連続予告演出画像、チャンス画像、予告継続画像、変動図柄、リーチ演出画像、大当たり演出画像、及び予告キャラクタ画像などが記憶されている。なお、図柄表示部341に表示される各画像には静止画又は動画が含まれる。RAM612は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU61によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。
【0094】
具体的に、パチンコ機10では、図32(A)に示すように、図柄表示部341の表示画面に、保留表示領域342、判定表示領域343、及び変動表示領域344が表示される。変動表示領域344には、音声ランプ制御装置5から入力される表示変動パターンに応じて図柄の変動が表示される。
【0095】
保留表示領域342は、パチンコ機10における保留数Nの最大数と同数である4つの第1保留領域342A〜第4保留領域342Dを含む。第1保留領域342A〜第4保留領域342Dには、保留格納エリア412bの第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4における当否情報の有無に応じて保留画像が表示される。具体的に、図柄表示部341では、保留数Nが1である場合は、第1保留領域342Aに保留画像が表示され、保留数Nが2である場合は、第1保留領域342A、342Bに保留画像が表示される。同じく、保留数Nが3である場合は、第1保留領域342A〜第3保留領域342Cに保留画像が表示され、保留数Nが4である場合は、第1保留領域342A〜第4保留領域342Dの全てに保留画像が表示される。本実施の形態では、保留画像が「○」である場合を例に挙げて説明する。もちろん、保留画像は、「○」に限らず各種の形状、図柄、又はキャラクタなどであってもよい。
【0096】
一方、判定表示領域343には、保留格納エリア412bの実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に対応する保留画像が表示される。即ち、判定表示領域343には、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に記憶されている当否情報が順にシフトして実行エリアAEに記憶されることにより、その当否情報各々に対応する保留画像が順に表示されることになる。
【0097】
ところで、パチンコ機10では、保留格納エリア412bの第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に格納された当否情報について、その当否情報の内容を事前に示唆するための予告保留表示又は連続予告演出が実行可能である。具体的には、上作動入賞口314又は下作動入賞口315に遊技球が入賞したときに保留格納領域412bに格納された当否情報の内容を示す保留コマンドが、主制御装置4から音声ランプ制御装置5に送信される。音声ランプ制御装置5では、保留コマンドの内容に応じて図柄表示部341における予告保留表示又は連続予告演出の実行の有無が決定される。なお、連続予告演出は、変動表示の開始前又は変動表示の実行中に実行される。
【0098】
そして、パチンコ機10では、前記予告保留表示が実行されない場合には、通常保留画像が保留表示領域342の保留画像として表示され、前記予告保留表示が実行される場合には、通常保留画像とは表示態様が異なる予告保留画像が保留表示領域342の保留画像として表示される。ここに、予告保留画像には、大当たり当選している確率の高低に対応して使用される赤色、緑色、青色の配色が施された複数種類の予告保留画像が含まれる。本実施形態では、赤色、緑色、青色の順で、大当たり当選している確率が高いものとする(赤色>緑色>青色)。以下では、予告保留画像のうち、青色の予告保留画像を第1予告保留画像、緑色の予告保留画像を第2予告保留画像、赤色の予告保留画像を第3予告保留画像と称し、これらを区別することなく示す場合には単に予告保留画像と称する。なお、予告保留画像の他の形態として、他の配色、ゼブラ柄、又はヒョウ柄なども考えられる。また、通常保留画像は、サイズ、形状、又は点灯状態(点灯又は点滅)などの表示態様が異なることも他の実施形態として考えられる。
【0099】
また、パチンコ機10では、連続予告演出が実行されない場合には、通常背景画像が変動表示領域344の背景画像として表示され、連続予告演出が実行される場合には、通常背景画像とは表示態様が異なる連続予告画像が変動表示領域344に表示される。ここに、連続予告画像には、大当たり当選している確率の高低に対応して使用される複数種類の連続予告画像が含まれる。例えば、通常背景画像は「晴れ」の背景画像であり、連続予告画像には、変動表示領域344の背景画像の天候が「曇り」、「雨」、及び「雷」のような3種類の連続予告画像が含まれることが考えられる。なお、大当たり当選している確率(期待度)は、「雷」、「雨」、「曇り」の順で高いことが考えられる(雷>雨>曇り)。以下では、連続予告画像のうち、「曇り」の連続予告画像が表示される演出を第1連続予告演出、「雨」の連続予告画像が表示される演出を第2連続予告演出、「雷」の連続予告画像が表示される演出を第3連続予告演出と称し、これらを区別することなく示す場合には単に連続予告演出と称する。また、ここで例示する連続予告演出は背景画像が変化する態様であるが、連続予告演出の態様はこれに限らず、遊技回を重ねる毎にストーリーが進行するストーリー型の連続予告演出、予め定められたキャラが登場するキャラ登場型の連続予告演出、又は予め定められたメッセージが表示されるメッセージ表示型の連続予告演出などであってもよい。
【0100】
[払出制御装置7]
払出制御装置7には、MPU71及び入出力I/F72などが搭載されている。MPU71は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU71には、ROM711及びRAM712が内蔵されている。
【0101】
ROM711は、各種の制御プログラム及び各種のパラメータ情報が予め記憶された不揮発性の記憶部である。また、RAM712は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU71によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。
【0102】
入出力I/F72は、払出制御装置7に各種の信号を入力し、払出制御装置7から制御信号を出力する入出力インターフェースである。具体的に、入出力I/F72には、払出装置132及び球貸装置100が接続されている。
【0103】
払出装置132は、前述したように、タンク131から上皿23に向けて遊技球を払い出すものであり、遊技球の払出の有無を切り換える球止部材を駆動させるモーターなどの駆動部132aと、払い出される遊技球を個別に検出する払出センサ132bとを備える。払出制御装置7は、払出センサ132bによる検出結果に基づいて駆動部132aを制御することにより任意の数の遊技球を払い出す。また、払出制御装置7には、状態復帰スイッチ73が設けられている。状態復帰スイッチ73は、例えば、払出装置132の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。
【0104】
球貸装置100は、パチンコ機10と共に島設備に設置される。そして、球貸装置100は、パチンコ機10の前面枠11に設けられている不図示の球貸操作装置の操作に応じて、球貸装置100に挿入されているカードに記憶されている金額に相当する数の遊技球を払い出して遊技者に貸し出すことが可能である。具体的には、球貸装置100から払出制御装置7に、所定数の遊技球を払い出す旨の制御信号が入力されることにより、MPU71により払出装置132が制御されて所定数の遊技球が払い出される。なお、金額が記憶される記録媒体はカードに限らず、例えばICチップを内蔵するコイン型の記憶媒体であってもよい。また、球貸装置100は、現金の挿入によりその現金に応じた所定数の遊技球を貸し出すことが可能なものであってもよい。
【0105】
[発射制御装置8]
発射制御装置8は、遊技球発射機構32の駆動を制御する発射制御IC81を備える。具体的に、発射制御IC81は、発射ハンドル21が回転操作されている間、遊技球発射機構32の球送り装置322を駆動させることにより、上皿23に貯留されている遊技球を発射レール321上に供給させる。そして、発射制御IC81は、発射ハンドル21の操作量を検出し、その操作量に応じて遊技球発射機構32のソレノイド323を駆動させることにより、発射レール321上の遊技球を遊技盤31に向けて発射させる。このとき、発射制御IC81は、予め設定された周期(例えば0.6sec)でON/OFFが切り替わるクロック信号を駆動信号として球送り装置322及びソレノイド323を駆動させる。これにより、パチンコ機10では、0.6secごとに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射される。
【0106】
また、発射ハンドル21には、遊技者による回転操作量を検出するための可変抵抗が設けられており、発射ハンドル21の回転操作量に応じて電圧が発射制御IC81に入力される。これにより、発射制御IC81は、発射ハンドル21の回転操作量に応じて入力される電圧値に基づいて、発射ハンドル21の回転操作量が多いほど遊技球発射機構32からの遊技球の発射強度が強くなるようにソレノイド323への印加電圧を調整する。
【0107】
さらに、発射ハンドル21には、遊技者が発射ハンドル21に触れていることを検出するためのタッチセンサ21a、及び遊技者が任意に遊技球の発射を停止させるための操作を行う球止めスイッチ21bが設けられている。発射制御IC81は、タッチセンサ21a及び球止めスイッチ21bを用いて、タッチセンサ21aにより遊技者が発射ハンドル21に触れていないことを検出した場合、又は球止めスイッチ21bが遊技者によって操作されていることを検出した場合に、遊技球発射機構32による遊技球の発射を停止させる。これにより、例えば発射ハンドル21が回転操作された状態で固定され、遊技者が発射ハンドル21に触れていない状況における遊技が防止される。また、遊技者は、発射ハンドル21を回転操作したまま親指などで球止めスイッチ21bを操作することにより、任意に球技球の発射を停止させることができる。
【0108】
[電源制御装置9]
電源制御装置9は、各種のセンサ及び駆動部などを駆動するための+12V電圧、各種の制御装置で使用されるロジック用の+5V電圧などを生成する。そして、電源制御装置9は、生成した+12V又は+5Vの電圧を、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、表示制御装置6、払出制御装置7、及び発射制御装置8などに供給する。
【0109】
なお、電源制御装置9には、パチンコ機10の電源をON/OFFするための電源スイッチ91や、パチンコ機10を初期状態に戻す際に操作されるRAM消去スイッチ92が設けられている。パチンコ機10は、RAM消去スイッチ92がONの状態で電源スイッチ91が操作されて電源が投入された場合に初期化される。
【0110】
また、電源制御装置9には、電源設備から供給される電力により充電される充電手段としてコンデンサ及び二次電池が設けられている。これにより、パチンコ機10では、電源設備からの電力供給が遮断された場合でも、各種の制御装置に設けられたRAMの情報が、前記コンデンサから放電される電力によって所定期間保持される。また、パチンコ機10では、電源設備からの電力供給が遮断された場合でも、各種の制御装置が、前記二次電池から放電される電力により所定期間の間は駆動可能である。
【0111】
さらに、電源制御装置9は、電力供給が遮断されたと判断した場合に、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、及び払出制御装置7などに停電信号を入力する。例えば、電源制御装置9は、電源設備から供給される電力に基づいて予め設定された24Vの直流電圧を出力する場合、その直流電圧が予め設定された22V未満に達した場合に停電状態であると判断する。なお、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、及び払出制御装置7などは、電源制御装置9から停電信号を受信すると、実行中の制御を中断して所定のNMI割込処理を実行する。
【0112】
[主制御装置4の処理]
次に、図9図16のフローチャートを参照しつつ、主制御装置4のMPU41によって実行される各種の処理について説明する。具体的に、パチンコ機10において、MPU41は、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理、立ち上げ処理後に実行されるメイン処理、定期的に起動されるタイマ割込処理、及び停電時に実行されるNMI割込処理などを実行する。なお、本実施形態では、前記立ち上げ処理及び前記NMI割込処理については説明を省略する。
【0113】
[主制御装置4のタイマ割込処理]
ここに、図9は、MPU41により実行されるタイマ割込処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。MPU41は、例えば2msecごとに当該タイマ割込処理を起動して実行する。
【0114】
<ステップS901>
まず、ステップS901では、主制御装置4に接続されている各種のセンサ又はスイッチの検出状態を判断するセンサ検出処理を実行する。例えば、入球センサ313a〜317a、磁気センサ35、及び電波センサ36などの検出状態を判断する。このとき、入球センサ313a〜317aのいずれかへの遊技球の入球が検出された場合には、その情報を入賞検知情報としてRAM412に保存する。
【0115】
<ステップS902>
次に、ステップS902では、乱数初期値カウンタCIN1の更新を実行する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
【0116】
<ステップS903>
続いて、ステップS903では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4の更新を実行する。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4をそれぞれ1加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
【0117】
<ステップS904>
その後、ステップS904では、上作動入賞口314又は下作動入賞口315への入賞に伴う始動入賞処理(図10参照)を実行する。なお、前記始動入賞処理については後段で詳述する。
【0118】
<ステップS905>
また、ステップS905では、スルー用の入賞処理を実行する。具体的に、前記スルー用の入賞処理では、スルーゲート317に遊技球が入賞した場合であって、電動保留エリア412cに記憶された電役保留数が予め定められた上限値(例えば4つ)未満である場合に、その電役保留数を1加算する。また、電役保留数が加算される際には、スルーゲート317に遊技球が入賞したタイミングで電動役物開放カウンタC4の値が取得されて電動保留エリア412cに順に格納される。これにより、パチンコ機10では、電役保留エリア412cに格納された電動役物開放カウンタC4の値によって電動役物315bを所定時間だけ開放状態にするか否かの抽選が行われる。
【0119】
[主制御装置4の始動入賞処理]
ここで、図10を参照しつつ、前記ステップS904でMPU41により実行される始動入賞処理を説明する。
【0120】
<ステップS1001>
まず、ステップS1001では、遊技球が上作動入賞口314及び下作動入賞口315のいずれかの作動入賞口に入賞したか否かを判断する。ここで、遊技球が上作動入賞口314又は下作動入賞口315に入賞したと判断すると(S1001:Yes側)、処理がステップS1002に移行し、遊技球が上作動入賞口314及び下作動入賞口315のいずれにも入賞していないと判断すると(S1001:No側)、当該始動入賞処理を終了させる。
【0121】
<ステップS1002〜S1003>
ステップS1002では、RAM412の保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nが最大保留数(本実施形態では4)未満であるか否かを判断する。ここで、保留数Nが上限値未満であれば(S1002:Yes側)、処理がステップS1003に移行し、保留数Nを1加算する。一方、保留数Nが上限値以上であれば(S1002:No側)、当該始動入賞処理を終了させる。
【0122】
<ステップS1004>
ステップS1004では、前記ステップS903(図9参照)で更新される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、及びリーチ乱数カウンタC3の各値と、後述のメイン処理(図13参照)で更新される変動種別カウンタCS1の値とを含む当否情報を取得し、RAM412における保留格納エリア412bの空き保留エリアのうち最初の保留エリアに格納する。ここに、係る処理を実行するときのMPU41が当否情報取得手段の一例である。また、RAM412の保留格納エリア412bが保留記憶手段の一例である。
【0123】
例えば、ステップS1003における加算後に保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nが1である場合には、当否情報が第1保留エリアRE1に格納され、保留数Nが2である場合には、当否情報が第2保留エリアRE2に格納される。また、ステップS1003における加算後に保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nが3である場合には、当否情報が第3保留エリアRE3に格納され、保留数Nが4である場合には、当否情報が第4保留エリアRE4に格納される。
【0124】
<ステップS1005〜S1006>
そして、ステップS1005では、前記ステップS1004で取得された当否情報が後述の変動開始処理(S1405)における大当たりの当否の判定対象となる前に、前記当否情報の内容を確認する予告保留確認処理を実行し、ステップS1006では、前記ステップS1005における判断結果に基づいて保留コマンドを設定する保留コマンド設定処理を実行する。
【0125】
[予告保留確認処理]
ここで、図11を参照しつつ、前記ステップS1005でMPU41によって実行される予告保留確認処理の一例について説明する。ここに、予告保留確認処理を実行するときのMPU41が保留確認手段の一例である。なお、MPU41が、大当たり抽選時に取得した後述の抽選用カウンタ412aの各乱数値を音声ランプ制御装置5に送信し、その後の処理(例えば予告保留確認処理及び保留コマンド設定処理など)が音声ランプ制御装置5のMPU51で実行されることも他の実施形態として考えられる。また、当該予告保留確認処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0126】
<ステップS1101>
まず、ステップS1101では、保留用エリアREの保留数記憶エリアNAに現在記憶されている保留数Nと前記ステップS1004で取得された当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値とを読み出す。例えば、前記ステップS1004で当否情報が第3保留エリアRE3に格納された場合には、その第3保留エリアRE3に格納された当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値が読み出される。
【0127】
<ステップS1102>
ステップS1102では、パチンコ機10が高確率モードであるか否かを判断し、高確率モードである場合は(S1102:Yes側)、処理がステップS1103に移行し、高確率モードでない場合は(S1102:No側)、処理がステップS1121に移行する。例えば、MPU41は、高確率モードであるか否かを、RAM412に設けられた高確率モードフラグ412dに基づいて判断する。高確率モードフラグ412dは、MPU41によって高確率モードへの移行時にオンに設定され、低確率モードへの移行時にオフに設定される。
【0128】
ところで、確変大当たり時における開閉実行モードの終了後は高確率モードに移行し、通常大当たり時における開閉実行モードの終了後には低確率モードに移行する構成では、ステップS1102における判断指標として高確率モードフラグ412dに代えて用いられる予告高確率モードフラグがRAM412に設けられる構成が他の実施形態として考えられる。この場合、MPU41は、大当たり抽選の結果が確変大当たりとなった場合に前記予告高確率モードフラグをオンに設定し、大当たり抽選の結果が通常大当たりとなった場合に前記予告高確率モードフラグをオフに設定する。そして、ステップS1102では、前記予告高確率モードフラグに基づいて高確率モードであるか否かが判断される。これにより、例えば高確率モード中に保留画像のいずれかに対応する大当たり当選結果が通常大当たりとなった場合は、その後、ステップS1102で低確率モードであると判断される。したがって、予告保留確認処理では、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かを、保留画像に対応する変動表示が実行される時点の高確率モード又は低確率モードに従って判断することが可能となる。
【0129】
また、MPU41が、大当たり抽選の結果が確変大当たりとなった場合に高確率モードフラグ412dをオンに設定し、大当たり抽選の結果が通常大当たりとなった場合に高確率モードフラグ412dをオフに設定することも考えられる。なお、確変大当たり時における開閉実行モードの終了後に、所定回数の遊技回の抽選が高確率モードで実行されてから低確率モードに移行する構成である場合にも、MPU41は、高確率モードから低確率モードに移行する際に前記予告高確率モードフラグをオフに設定する。
【0130】
<ステップS1103>
ステップS1103では、高確率当否テーブル(図8(B)参照)に基づいて、ステップS1101で読み出された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。
【0131】
<ステップS1121>
一方、ステップS1121では、低確率当否テーブル(図8(A)参照)に基づいて、ステップS1101で読み出された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。
【0132】
なお、前記ステップS1102、前記ステップS1103、及び前記ステップS1121に代えて、大当たり乱数カウンタC1の値が、高確率当否テーブル及び低確率当否テーブルの両方に共通して大当たり当選に対応する値である場合に、大当たり当選であると判定することも他の実施形態として考えられる。これにより、前記予告保留確認処理が簡素化される。
【0133】
<ステップS1104>
そして、ステップS1104では、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であると判定されたか否かにより処理が分岐する。具体的に、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であると判断した場合は(S1104:Yes側)、処理がステップS1105に移行し、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値でないと判断した場合は(S1104:No側)、処理がステップS1141に移行する。
【0134】
<ステップS1141>
ステップS1141では、前記ステップS1004で取得された当否情報に含まれるリーチ乱数カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の値を読み出す。例えば、前記ステップS1004で当否情報が第3保留エリアRE3に格納された場合には、その第3保留エリアRE3に格納された当否情報に含まれるリーチ乱数カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の値が読み出される。なお、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4のうち前記ステップS1004で当否情報が格納された保留エリアは、保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nの値によって判断可能である。
【0135】
<ステップS1142>
ステップS1142では、外れ結果テーブル(図8(D)参照)に基づいて、前記ステップS1141で読み出されたリーチ乱数カウンタC3の値がリーチ発生に対応する値であるかを判定する。
【0136】
<ステップS1143>
そして、ステップS1143では、前記ステップS1142の判定結果がリーチ発生であるか否かを判断し、リーチ発生であると判断した場合は(S1143:Yes側)、処理がステップS1144に移行し、リーチ発生でないと判断した場合は(S1143:No側)、そのまま当該予告保留確認処理が終了する。
【0137】
<ステップS1144>
ステップS1144では、RAM412に設けられたリーチ予告フラグ412fをオンに設定する。リーチ予告フラグ412fは、後述の保留コマンド設定処理(図12参照)においてリーチ発生の有無を判断するために用いられる。なお、リーチ予告フラグ412fは、後述のメイン処理(図13参照)が実行された後、オフに設定される。
【0138】
<ステップS1145>
また、ステップS1145では、前記ステップS1004で取得された当否情報に対応する変動パターンを特定して、その変動パターンを変動パターン格納エリア412eに設定し、当該予告保留確認処理を終了する。具体的には、外れ変動テーブル(図8(G)参照)に基づいて、前記ステップS1141で読み出された変動種別カウンタCS1に対応する変動パターン「01」〜「03」を特定する。前述したように、変動パターン「01」は、リーチ種別がノーマルリーチである旨を示し、変動パターン「02」は、リーチ種別がスーパーリーチである旨を示し、変動パターン「03」は、リーチ種別がスペシャルリーチである旨を示す。
【0139】
<ステップS1105>
一方、前記ステップS1104において大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であると判断された場合(S1104:Yes側)、続くステップS1105では、前記ステップS1004で取得された当否情報に含まれる大当たり種別カウンタC2及び変動種別カウンタCS1の値を読み出す。例えば、前記ステップS1004で当否情報が第3保留エリアRE3に格納された場合には、その第3保留エリアRE3に格納された当否情報に含まれる大当たり種別カウンタC2及び変動種別カウンタCS1の値が読み出される。
【0140】
<ステップS1106>
ステップS1106では、振分テーブル(図8(C)参照)に基づいて、ステップS1105で読み出された大当たり種別カウンタC2の値が、通常大当たり又は確変大当たりのいずれの大当たり種別に対応する値であるかを判定する。
【0141】
<ステップS1107>
そして、ステップS1107では、前記ステップS1106の判定結果に応じて処理が分岐する。具体的に、大当たり種別が確変大当たりである場合は(S1107:Yes側)、処理をステップS1108に移行させ、確変大当たりでない場合は(S1107:No側)、処理をステップS1171に移行せる。
【0142】
<ステップS1108>
ステップS1108では、RAM412に設けられた確変予告フラグ412gをオンに設定する。確変予告フラグ412gは、後述の保留コマンド設定処理(図12参照)において確変大当たり当選の有無を判断するために用いられる。なお、確変予告フラグ412gは、後述のメイン処理(図13参照)が実行された後、オフに設定される。
【0143】
<ステップS1109>
また、ステップS1109では、前記ステップS1004で取得された当否情報に対応する変動パターンを特定して、その変動パターンを変動パターン格納エリア412eに設定し、当該予告保留確認処理を終了する。具体的には、確変大当たり変動テーブル(図8(F)参照)に基づいて、前記ステップS1141で読み出された変動種別カウンタCS1に対応する変動パターン「01」〜「03」を特定する。
【0144】
<ステップS1171>
一方、ステップS1171では、RAM412に設けられた通常予告フラグ412hをオンに設定する。なお、通常予告フラグ412hは、後述の保留コマンド設定処理(図12参照)において通常大当たり当選の有無を判断するために用いてもよい。また、確変予告フラグ412g及び通常予告フラグ412hのいずれか一方が省略されてもよい。なお、通常予告フラグ412hは、後述のメイン処理(図13参照)が実行された後、オフに設定される。
【0145】
<ステップS1172>
また、ステップS1172では、前記ステップS1004で取得された当否情報に対応する変動パターンを特定して、その変動パターンを変動パターン格納エリア412eに設定し、当該予告保留確認処理を終了する。具体的には、通常大当たり変動テーブル(図8(E)参照)に基づいて、前記ステップS1141で読み出された変動種別カウンタCS1に対応する変動パターン「01」〜「03」を特定する。
【0146】
なお、本実施の形態では、抽選用カウンタ412aにリーチ乱数カウンタC1及び変動種別カウンタCS1が設けられており、上作動入賞口314又は下作動入賞口315のいずれかに遊技球が入賞した場合に、リーチ乱数カウンタC1及び変動種別カウンタCS1の値が当否情報の一部として保留格納エリア412bに格納される場合について説明する。一方、リーチ乱数カウンタC1及び変動種別カウンタCS1のいずれか一方を省略することも他の実施形態として考えられる。例えば、リーチ乱数カウンタC1を省略する場合には、前記外れ結果テーブル(図8(D)参照)及び前記外れ変動テーブル(図8(G)参照)に代えて、図8(H)に示すように変動種別カウンタCS1の値と変動パターンとの対応関係が予め設定されたリーチ変動テーブルが変動テーブル記憶エリア411dに記憶されていることが考えられる。この場合、前記ステップS1145では、リーチ変動テーブル(図8(H)参照)と変動種別カウンタCS1とに基づいて変動パターンが特定される。
【0147】
[保留コマンド設定処理]
次に、図12を参照しつつ、前記予告保留確認処理の終了後に前記ステップS1006でMPU41によって実行される保留コマンド設定処理の一例について説明する。保留コマンド設定処理では、前記予告保留確認処理の判断結果に応じて保留コマンドが設定される。具体的に、保留コマンドには、当該コマンドが保留コマンドである旨を示す情報と、保留コマンドの種別、変動パターン、及び保留数Nなどの情報とが含まれる。
【0148】
<ステップS1201>
まず、ステップS1201では、前記ステップS1004で取得された当否情報が大当たり当選に対応するものであるか否かを判断する。具体的には、確変予告フラグ412g又は通常予告フラグ412hがオンであるか否かが判断される。ここで、確変予告フラグ412g又は通常予告フラグ412hがオンであると判断されると(S1201:Yes側)、処理がステップS1202に移行し、確変予告フラグ412g及び通常予告フラグ412hの両方がオンでないと判断されると(S1201:No側)、処理がステップS1211に移行する。
【0149】
<ステップS1202>
ステップS1202では、大当たり種別が確変大当たりであるか否かに応じて処理が分岐する。具体的には、前記予告保留確認処理においてオンに設定される確変予告フラグ412gに基づいて大当たり種別が確変大当たりであるか否かが判断される。ここで、大当たり種別が確変大当たりであると判断された場合は(S1202:Yes側)、処理がステップS1203に移行する。また、大当たり種別が確変大当たりでないと判断された場合(S1202:No側)、即ち大当たり種別が通常大当たりである場合には、処理がステップS1221に移行する。
【0150】
<ステップS1203、S1221>
ステップS1203では、確変大当たりである旨を保留コマンドの種別として設定し、変動パターン格納エリア412eに記憶された値を保留コマンドの変動パターンとして設定する。また、ステップS1221では、通常大当たりである旨を保留コマンドの種別として設定し、変動パターン格納エリア412eに記憶された値を保留コマンドの変動パターンとして設定する。なお、保留コマンドの種別は、確変大当たりである場合に「A」、通常大当たりである場合に「B」であることが考えられる。
【0151】
<ステップS1211>
一方、前記ステップS1201において大当たり当選でないと判断された場合、続くステップS1211では、当否情報に基づく抽選結果がリーチ発生であるか否かが判断される。具体的には、前記予告保留確認処理においてオンに設定されるリーチ予告フラグ412fに基づいてリーチ発生であるか否かが判断される。ここで、リーチ発生であると判断されると(S1211:Yes側)、処理がステップS1212に移行し、リーチ発生でないと判断されると(S1211:No側)、処理がステップS1213に移行する。
【0152】
<ステップS1212、S1213>
ステップS1212では、リーチが発生する外れである旨を保留コマンドの種別として設定し、変動パターン格納エリア412eに記憶された値を保留コマンドの変動パターンとして設定する。また、ステップS1213では、リーチが発生しない外れである旨を保留コマンドの種別として設定し、リーチが発生しない外れである旨を示す変動パターンの値を保留コマンドの変動パターンとして設定する。なお、保留コマンドの種別は、リーチが発生する外れである場合に「C」、リーチが発生しない外れである場合に「D」であることが考えられる。
【0153】
<ステップS1204>
そして、ステップS1204では、保留コマンドに、前記ステップS1101で読み出された保留数Nを設定し、当該保留コマンド設定処理を終了する。このように、保留コマンドに、前記ステップS1101で読み出された保留数Nが含まれるため、保留コマンドを受信する音声ランプ制御装置5のMPU51は、保留コマンドに含まれる保留数Nを参照することにより、当該保留コマンドが第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4のいずれに格納された当否情報に対応するものであるかを認識することが可能である。
【0154】
なお、前記保留コマンド設定処理で設定される保留コマンドは、RAM412に記憶されており、主制御装置4のMPU41によって実行される後述のメイン処理(図13参照)のステップS1301において他のコマンドと共に音声ランプ制御装置5に送信された後に消去される。さらに、ここで説明した保留コマンドの内容は一例に過ぎず、音声ランプ制御装置5において前記保留コマンドと同様の内容を把握することが可能であれば、ここで説明するものに限らない。例えば、前記保留コマンドの一部又は全部の情報が他のコマンドに含まれることも考えられる。
【0155】
また、前記予告保留確認処理に、前記保留コマンド設定処理と同様の内容の処理が含まれることも他の実施形態として考えられる。具体的には、MPU41が、前記予告保留確認処理のステップS1109の後に処理をステップS1203に移行し、ステップS1172の後に処理をステップS1221に移行させる。また、MPU41が、前記予告保留確認処理のステップS1144の後に処理をステップS1212に移行し、ステップS1143のNo側では処理をステップS1213に移行させる。そして、ステップS1203、S1221、S1212、又はS1213の実行後、MPU41は、ステップS1204を実行する。この場合、前記保留コマンド設定処理を別途実行する必要はない。
【0156】
また、主制御装置4では、MPU41が、変動パターンに代えてリーチ乱数カウンタC1及び変動種別カウンタCS1の値を保留コマンドに設定すること、又は変動パターンに代えて変動種別カウンタCS1の値を保留コマンドに設定することも他の実施形態として考えられる。一方、音声ランプ制御装置5では、ROM511に、通常大当たり変動テーブル(図8(E)参照)、確変大当たりテーブル(図8(F)参照)、外れ結果テーブル(図8(D)参照)、外れ変動テーブル(図8(G)参照)、又はリーチ変動テーブル(図8(H)参照)などが予め記憶されていることが考えられる。これにより、音声ランプ制御装置5では、MPU51が、前記予告保留確認処理(図11参照)と同様に、保留コマンドのリーチ乱数カウンタC1や変動種別カウンタCS1の値と、通常大当たりテーブル、確変大当たりテーブル、外れ結果テーブル、外れ変動テーブル、又はリーチ変動テーブル等とに基づいて変動パターンを特定することが可能である。即ち、リーチ乱数カウンタC1及び変動種別カウンタCS1の値も前記当否情報の内容の一例である。
【0157】
[主制御装置4のメイン処理]
次に、図13を参照しつつ、MPU41によって実行されるメイン処理の一例について説明する。前記メイン処理では遊技の主要な制御処理が実行される。前記メイン処理では、ステップS1301〜S1306の処理が4msec周期の定期処理として実行され、その残余時間でステップS1308、S1309のカウンタ更新処理が実行される。
【0158】
<ステップS1301>
まず、ステップS1301では、前記タイマ割込処理又は前回のメイン処理で設定されたコマンド等の出力データをサブ側の各制御装置に送信する外部出力処理を実行する。具体的には、変動パターンコマンド、保留コマンド、シフトコマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどを音声ランプ制御装置5に送信する。また、賞球コマンドなどを払出制御装置7に送信する。
【0159】
<ステップS1302>
次に、ステップS1302では、変動種別カウンタCS1の値を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
【0160】
<ステップS1303>
その後、ステップS1303では、払出制御装置7に出力する賞球コマンドを設定する。具体的に、RAM412に記憶されている入賞検知情報に基づいて、一般入賞口313等に入賞が発生したか否かを判断する。そして、入賞が発生している場合は、その入賞に応じて払い出す賞球数を示す賞球コマンドを設定する。
【0161】
<ステップS1304>
そして、ステップS1304では、大当たり抽選及び変動表示などが実行される各遊技回における遊技を制御するための遊技回制御処理を実行する。ここで、図14を参照しつつ、MPU41によって実行される遊技回制御処理の一例について説明する。
【0162】
[遊技回制御処理]
<ステップS1401>
ステップS1401では、パチンコ機10が開閉実行モード中であるか否かを判断し、開閉実行モード中である場合は(S1401:Yes側)、当該遊技回制御処理が終了し、開閉実行モード中でない場合は(S1401:No側)、処理がステップS1402に移行する。例えば、開閉実行モードの実行の有無は、MPU41が開閉実行モードの開始時にオンに設定し、開閉実行モードの終了時にオフに設定する開閉実行モードフラグ412iに基づいて判断される。
【0163】
<ステップS1402>
ステップS1402では、メイン表示部37の7セグメント表示器372が変動表示中であるか否かを判断し、変動表示中である場合は(S1402:Yes側)、処理がステップS1421に移行し、変動表示中でない場合は(S1402:No側)、処理がステップS1403に移行する。例えば、変動表示中であるか否かは、MPU41が、7セグメント表示器372の変動の開始時にオンに設定し、変動表示時間の経過後にオフに設定する変動表示中フラグ412jに基づいて判断される。
【0164】
<ステップS1421>
ステップS1421では、メイン表示部37の7セグメント表示器372の変動表示時間が経過したか否かを判断し、変動表示時間が経過していないと判断した場合は(S1421:No側)、処理がステップS1422に移行し、変動表示時間が経過したと判断した場合は(S1421:Yes側)、処理がステップS1423に移行する。なお、変動表示時間は、後述の変動開始処理(図16参照)のステップS1606において、RAM412に設けられた変動表示時間カウンタ412kに設定され、後述の変動開始処理(図16参照)のステップS1608における変動表示開始後、タイマ割込処理(図9参照)が実行されるタイミングで2msずつカウントダウンされる。そして、MPU41は、変動表示時間カウンタ412kが0になった場合に変動表示時間が経過したと判断する。
【0165】
<ステップS1422>
ステップS1422では、メイン表示部37の7セグメント表示器372の図柄を変動させる変動表示用処理を実行し、当該遊技回制御処理を終了する。
【0166】
<ステップS1423>
一方、ステップS1423では、メイン表示部37の7セグメント表示器372の図柄の変動処理を終了させ、当該遊技回に対応する大当たり抽選の結果に応じた停止結果を7セグメント表示器372に表示させる変動終了処理を実行する。具体的には、後述の変動開始処理(図16参照)において設定される確変大当たりの停止結果、通常大当たりの停止結果、又は外れの停止結果のいずれかに対応する図柄がメイン表示部37の7セグメント表示器372に表示された状態で変動表示が終了する。
【0167】
<ステップS1424>
ステップS1424では、音声ランプ制御装置5に図柄表示部341における変動表示を停止させるための変動終了コマンドを設定し、当該遊技回制御処理を終了する。これにより、MPU41により実行される次回のメイン処理(図13参照)のステップS1301で、変動終了コマンドが音声ランプ制御装置5に送信され、音声ランプ制御装置5は、図柄表示部341による変動表示を当該遊技回における最終停止図柄の組み合わせで停止させる。
【0168】
<ステップS1403>
また、前記ステップS1402で変動表示中ではないと判断された場合、続くステップS1403では、保留格納エリア412bの保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nが0であるか否かを判断する。ここで、保留数Nが0である場合は(S1403:Yes側)、当該遊技回制御処理が終了し、保留数Nが0でない場合は(S1403:No側)、処理がステップS1404に移行する。
【0169】
<ステップS1404>
ステップS1404では、保留格納エリア412bに記憶されている当否情報のデータについて後述のデータ設定処理(図15参照)を実行する。
【0170】
[データ設定処理]
ここで、図15を参照しつつ、前記ステップS1404においてMPU41によって実行される前記データ設定処理の一例について説明する。
【0171】
<ステップS1501〜S1503>
まず、ステップS1501では、保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nを1減算し、ステップS1502では、第1保留エリアRE1から実行エリアAEに当否情報を移動させる。続いて、ステップS1503では、第2保留エリアRE2〜第4保留エリアRE4の当否情報を1つずつシフトさせる。具体的に、ステップS1503では、第2保留エリアRE2の当否情報を第1保留エリアRE1に移動させ、第3保留エリアRE3の当否情報を第2保留エリアRE2に移動させ、第4保留エリアRE4の当否情報を第3保留エリアRE3に移動させる。
【0172】
<ステップS1504>
その後、ステップS1504では、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4の当否情報がシフトした旨を示すシフトコマンドを設定する。そして、前記ステップS1504で設定されたシフトコマンドは、MPU41により実行される次回のメイン処理(図13参照)のステップS1301で音声ランプ制御装置5に送信される。これにより、音声ランプ制御装置5は、図柄表示部341の第1保留領域342A〜第4保留領域342Dに表示されている保留画像の位置をシフトさせる。具体的には、第1保留領域342Aの保留画像が判定表示領域343に移動し、第2保留領域342Bの保留画像が第1保留領域342Aに移動する。また、第3保留領域342Cの保留画像が第2保留領域342Bに移動し、第4保留領域342Dの保留画像が第3保留領域342Cに移動する。
【0173】
<ステップS1405>
次に、図14の遊技回制御処理に戻り、ステップS1405では、実行エリアAEに格納された当否情報に基づく変動表示を図柄表示部341に実行させるための変動開始処理を実行する。即ち、MPU51は、保留表示領域342から判定表示領域343に順にシフトして表示される保留画像に対応してRAM512に記憶されている前記当否情報について順次変動開始処理を実行する。ここに、係る変動開始処理を実行するときのMPU41が移行判定手段の一例である。
【0174】
[変動開始処理]
ここで、図16を参照しつつ、前記ステップS1405においてMPU41によって実行される変動開始処理の一例について説明する。
【0175】
<ステップS1601>
ステップS1601では、パチンコ機10が高確率モードであるか否かを判断し、高確率モードである場合は(S1601:Yes側)、処理がステップS1602に移行し、高確率モードでない場合は(S1601:No側)、処理がステップS1611に移行する。具体的に、MPU41は、高確率モードであるか否かを、RAM412に設けられた高確率モードフラグ412dに基づいて判断する。高確率モードフラグ412dは、MPU41によって高確率モードへの移行時にオンに設定され、低確率モードへの移行時にオフに設定される。
【0176】
<ステップS1602>
ステップS1602では、高確率当否テーブル(図8(B)参照)に基づいて、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。ここに、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であることが、予め定められた状態移行条件の一例である。
【0177】
<ステップS1611>
一方、ステップS1611では、低確率当否テーブル(図8(A)参照)に基づいて、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。ここに、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であることが、予め定められた状態移行条件の一例である。
【0178】
<ステップS1603>
そして、ステップS1603では、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であると判定されたか否かにより処理が分岐する。具体的に、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であると判断した場合は(S1603:Yes側)、処理がステップS1604に移行し、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値でないと判断した場合は(S1603:No側)、処理がステップS1631に移行する。
【0179】
<ステップS1631>
ステップS1631では、RAM412に設けられた外れフラグ412nをオンに設定する。外れフラグ412nは、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり抽選の結果が外れであるか否かを示す。また、ステップS1631では、大当たり抽選の結果が外れである当該遊技回における7セグメント表示器372の停止結果も設定される。なお、外れフラグ412nは、後述のメイン処理(図13参照)が実行された後、オフに設定される。
【0180】
<ステップS1604>
ステップS1604では、大当たりの種別が確変大当たりであるか否かを判断し、確変大当たりである場合は(S1604:Yes側)、処理がステップS1605に移行し、確変大当たりでない場合は(S1604:No側)、処理がステップS1641に移行する。具体的には、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり種別カウンタC2と、振分テーブル(図8(C)参照)とに基づいて、大当たりの種別が判断される。
【0181】
<ステップS1605>
ステップS1605では、RAM412に設けられた確変大当たりフラグ412lをオンに設定する。確変大当たりフラグ412lは、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり抽選の結果が確変大当たりであるか否かを示す。また、ステップS1605では、大当たり抽選の結果が確変大当たりである当該遊技回における7セグメント表示器372の停止結果も設定される。なお、確変大当たりフラグ412lは、後述のメイン処理(図13参照)が実行された後、オフに設定される。
【0182】
<ステップS1641>
一方、ステップS1641では、RAM412に設けられた通常大当たりフラグ412mをオンに設定する。通常大当たりフラグ412mは、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり抽選の結果が通常大当たりであるか否かを示す。また、ステップS1641では、大当たり抽選の結果が通常大当たりである当該遊技回における7セグメント表示器372の停止結果も設定される。なお、通常大当たりフラグ412mは、後述のメイン処理(図13参照)が実行された後、オフに設定される。
【0183】
<ステップS1606>
その後、ステップS1606では、当該遊技回の変動パターンに対応する図柄表示部341の変動表示時間を変動表示時間カウンタ412kに設定する。具体的に、通常大当たりフラグ412mがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と通常大当たり変動テーブル(図8(E)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。また、確変大当たりフラグ412lがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と確変大当たり変動テーブル(図8(F)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。さらに、外れフラグ412nがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と外れ変動テーブル(図8(G)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。
【0184】
ところで、保留数Nが0である場合には、大当たり抽選の結果が外れである場合でも、スーパーリーチやスペシャルリーチが発生しやすいように、スーパーリーチ発生やスペシャルリーチ発生に対応するリーチ乱数カウンタC3の値が通常よりも多く設定された保留無し用の外れ変動テーブルを用いることも考えられる。なお、保留数Nが0である場合に限らず、保留数Nが少ない場合には、保留数Nが多い場合に比べて変動表示時間が長い変動パターンが選択されやすく設定された外れ変動テーブルを用いることも考えられる。
【0185】
<ステップS1607>
ステップS1607では、当該遊技回における大当たり抽選の結果と前記ステップS1606で特定された変動パターンとを含む変動パターンコマンドを設定する。これにより、MPU41により実行される次回のメイン処理(図13参照)のステップS1301で、変動パターンコマンドが音声ランプ制御装置5に送信され、音声ランプ制御装置5は、変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341による変動表示を実行させる。
【0186】
なお、前述したように、MPU41は、抽選結果が「通常大当たり」である場合は、変動パターン「01」〜「03」に通常大当たりである旨を示す「A」を付した「A01」〜「A03」のいずれかを変動パターンコマンドとして設定する。また、MPU41は、抽選結果が「確変大当たり」である場合は、変動パターン「01」〜「03」に確変大当たりである旨を示す「B」を付した「B01」〜「B03」のいずれかを変動パターンとして設定する。さらに、MPU41は、抽選結果が「外れ」である場合は、変動パターン「01」〜「03」に外れである旨を示す「C」を付した「C01」〜「C05」のいずれかを変動パターンコマンドとして設定する。
【0187】
<ステップS1608>
ステップS1608では、メイン表示部37の7セグメント表示器372の変動表示を開始させる。ここで開始された7セグメント表示器372の変動表示は、前記ステップS1606で設定された変動表示時間の経過後に、前記ステップS1605、S1631、又はS1641のいずれかで設定された停止結果の状態で停止する。
【0188】
<ステップS1305>
次に、図13のメイン処理に戻り、ステップS1305では、前記ステップS1304における大当たり抽選の結果などに応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させるための遊技状態移行処理を実行する。ここに、係る処理を実行するときのMPU41が移行制御手段の一例である。遊技状態移行処理では、遊技状態を、開閉実行モード、高確率モード、低確率モード、高頻度サポートモードなどに移行させる。例えば、確変大当たり当選時又は通常大当たり当選時には開閉実行モードが実行され、遊技上の価値として多量の賞球が払い出される。前述したように、開閉実行モードは、可変入賞口316の開閉扉316bを開放した後、可変入賞口316の開閉扉316bの最大開放時間が経過すること、又は可変入賞口316に遊技球が規定数入賞することのいずれかの条件が成立した場合に可変入賞口316の開閉扉316bを閉鎖する1ラウンドの開閉処理を所定ラウンド数繰り返し実行するモードである。
【0189】
<ステップS1306>
続いて、ステップS1306では、メイン表示部37の7セグメント表示器373の表示を制御するスルー用表示処理を実行する。具体的には、電役保留エリア412cに格納されている電動役物開放カウンタC4の値を取得し、その電動役物開放カウンタC4の値に基づく図柄の当否抽選が実行される。そして、メイン表示部37の7セグメント表示器373で図柄の変動表示が実行され、電動役物開放カウンタC4の値に基づく抽選結果が当選である場合には、下作動入賞口315に付随する電動役物315bが所定時間開放される。
【0190】
<ステップS1307>
次に、ステップS1307では、次回のメイン処理の実行タイミングが到来したか否か、即ち前回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4msec)が経過したか否かを判断する。ここで、次回のメイン処理の実行タイミングが到来したと判断すると(S1307:Yes側)、処理がステップS1301に移行し、前述したS1301以降の各処理が繰り返し実行される。一方、次回のメイン処理の実行タイミングが到来していないと判断すると(S1307:No側)、次回のメイン処理の実行タイミングが到来するまでの間、即ち次回の前記メイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間の間は、ステップS1308及びステップS1309を繰り返し実行する。
【0191】
<ステップS1308>
ステップS1308では、乱数初期値カウンタCIN1を更新する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。
【0192】
<ステップS1309>
ステップS1309では、変動種別カウンタCS1を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1を更新した後、処理は前記ステップS1307に戻される。
【0193】
[音声ランプ制御装置5の処理]
次に、音声ランプ制御装置5でMPU51によって実行される各種の処理について説明する。
【0194】
なお、本実施形態で音声ランプ制御装置5のMPU51が実行する処理の一部又は全部が、表示制御装置6のMPU61によって実行されることも他の実施形態として考えられる。また、音声ランプ制御装置5では、MPU51が、スピーカ26及び電飾部27の制御処理、音声ランプ制御装置5の立ち上げ時の立ち上げ処理、停電時のNMI割込処理なども実行するが、本実施形態では、音声ランプ制御装置5で実行される図柄表示部341に関する処理について説明し、他の処理については説明を省略する。
【0195】
[音声ランプ制御装置5のタイマ割込処理]
ここに、図17は、MPU51によって実行されるタイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャートである。MPU51は、前記タイマ割込処理を1msec周期の定期処理として実行する。
【0196】
[ステップS1701]
ステップS1701では、操作スイッチ22aの出力信号に基づいて、操作ボタン22の操作の有無を検出する操作検出処理を実行する。例えば、MPU51は、過去3回のステップS1701で検出された操作スイッチ22aの出力信号を記憶しており、その3回分の出力信号が「OFF」、「ON」、「ON」である場合に操作ボタン22の操作が開始されたと判断し、3回分の出力信号が「ON」、「OFF」、「OFF」である場合に操作ボタン22の操作が終了したと判断する。前述したように、操作ボタン22の操作の有無は、各種の操作演出処理において遊技者の意思を演出に反映させるために用いられ、又は、パチンコ機10の遊技に関するステージ選択、BGM選択、又はキャラ選択などの各種の選択操作に用いられる。
【0197】
[ステップS1702]
ステップS1702では、RAM512に設けられた演出種別カウンタ512aを更新する。演出種別カウンタ512aは、0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。演出種別カウンタ512aは、主制御装置4から受信する変動パターンコマンドと共に、図柄表示部341に表示される変動種別及び演出種別を決定するために使用される。
【0198】
[ステップS1703〜S1704]
ステップS1703では、主制御装置4から受信するコマンドを判定し、そのコマンドに対応する処理を実行するコマンド対応処理を実行する。そして、ステップS1704では、表示制御装置6に各種のコマンド信号を送信することにより図柄表示部341に表示される演出内容を制御する演出制御処理が実行される。例えば、演出制御処理では、リーチ発生時に実行される操作演出処理において操作ボタン22の操作を演出内容に反映させるリーチ演出制御処理などが実行される。
【0199】
[コマンド対応処理]
ここで、図18を参照しつつ、前記ステップS1703においてMPU51により実行される前記コマンド対応処理の一例について説明する。なお、ここでは特に保留コマンド、シフトコマンド、及び変動パターンコマンドを受信した場合に実行される処理について詳細に説明する。
【0200】
<ステップS1801>
ステップS1801では、主制御装置4からコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、コマンドを受信したと判断した場合は(S1801:Yes側)、処理がステップS1802に移行し、コマンドを受信していないと判断した場合は(S1801:No側)、当該コマンド対応処理を終了させる。
【0201】
主制御装置4から受信したコマンドは、RAM512に格納され、ステップS1801で読み出されたときに消去される。なお、音声ランプ制御装置5では、RAM512に設けられたコマンド格納エリアに複数のコマンドが個別に記憶可能であり、MPU51は、コマンド格納エリアに記憶されたコマンドを記憶された順で読み出す。そのため、複数のコマンドを同時期に受信した場合であってもそれら各コマンドに対応した処理が順に実行される。
【0202】
<ステップS1802>
次に、ステップS1802では、受信コマンドが保留コマンドであるか否かを判断する。ここで、受信コマンドが保留コマンドである場合は(S1802:Yes側)、処理がステップS1803に移行し、受信コマンドが保留コマンドでない場合は(S1802:No側)、処理がステップS1821に移行する。
【0203】
<ステップS1803>
ステップS1803では、保留コマンドの種別及び変動パターンが、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pのうち保留コマンドの保留数Nに対応する変動種別エリアに記憶される。即ち、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pは、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4にそれぞれ対応しており、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pに記憶される保留コマンドの種別及び変動パターンは、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に記憶されている当否情報に基づいて特定されたものである。
【0204】
例えば、保留コマンドの保留数Nが1である場合、即ち保留コマンドが、第1保留エリアRE1に格納されている当否情報に対応するものである場合には、第1変動種別エリア512mに保留コマンドの種別及び変動パターンが記憶される。また、保留コマンドの保留数Nが2である場合には、第2変動種別エリア512nに保留コマンドの種別及び変動パターンが記憶される。さらに、保留コマンドの保留数Nが3である場合には、第3変動種別エリア512oに保留コマンドの種別及び変動パターンが記憶される。同じく、保留コマンドの保留数Nが4である場合には、第4変動種別エリア512pに保留コマンドの種別及び変動パターンが記憶される。
【0205】
<ステップS1804>
ステップS1804では、保留コマンドに含まれる保留数Nの情報をRAM512に設けられた保留数カウンタ512lに格納する。この保留数Nの情報は、音声ランプ制御装置5から表示制御装置6に送信される後述の表示変動パターンコマンドにも付加される。
【0206】
<ステップS1805>
ステップS1805では、パチンコ機10が開閉実行モード中であるか否かを判断する。具体的には、大当たり開始コマンドの受信によりオンに設定され、大当たり終了コマンドの受信によりオフに設定される開閉実行モードフラグ512bを参照し、その開閉実行モードフラグ512bがオンである場合は開閉実行モード中であると判断され、開閉実行モードフラグ512bがオフである場合には開閉実行モード中でないと判断される。ここで、開閉実行モード中であると判断された場合は(S1805:Yes側)、当該コマンド対応処理が終了し、開閉実行モード中でないと判断された場合は(S1805:No側)、処理がステップS1806に移行する。従って、開閉実行モード中は、保留予告画像が表示されず連続予告演出も実行されない。
【0207】
<ステップS1806>
ステップS1806では、図柄表示部341に連続予告画像を表示させる連続予告演出の実行の有無及び連続予告演出の内容を設定するための連続予告演出設定処理が実行される。
【0208】
[連続予告演出設定処理]
ここで、図19を参照しつつ、前記ステップS1806でMPU51によって実行される連続予告演出設定処理の一例について説明する。また、当該連続予告演出設定処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0209】
<ステップS1901>
まず、ステップS1901では、受信した保留コマンドの変動パターンが「03」以下であるか否かを判断する。即ち、受信した保留コマンドに対応する遊技回においてノーマルリーチ(01)、スーパーリーチ(02)、又はスペシャルリーチ(03)が発生するか否かを判断する。ここに、変動パターンが「03」以下であることが、予め設定された連続予告条件の一例である。ここで、変動パターンがリーチが発生する「03」以下であると判断されると(S1901:Yes側)、処理がステップS1902に移行し、変動パターンがリーチが発生しない「04」又は「05」であると判断されると(S1901:No側)、当該連続予告演出設定処理は終了する。
【0210】
ところで、前記ステップS1901では、変動パターンが「02」又は「03」であるか否かを判断することも考えられる。この場合、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pのいずれかに記憶された変動パターンがスーパーリーチ又はスペシャルリーチを示す値である場合に連続予告演出が実行される可能性があり、変動パターンがノーマルリーチを示す値である場合には連続予告演出が実行されない。これにより、連続予告演出が実行されても大当たり当選にならかった場合に遊技者が感じる失望感の発生頻度を抑制しつつ、連続予告演出による遊技の興趣向上を図ることが可能である。
【0211】
また、前記ステップS1901では、変動パターンが「03」であるか否かを判断することも考えられる。この場合、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pのいずれかに記憶された変動パターンがスペシャルリーチを示す値である場合に連続予告演出が実行される可能性があり、変動パターンがノーマルリーチ又はスーパーリーチを示す値である場合には連続予告演出が実行されない。これにより、連続予告演出の希少価値が上がるため、連続予告演出が行われた場合の遊技への注目度をより高めることができる。
【0212】
<ステップS1902>
次に、ステップS1902では、連続予告演出を実行するか否かを抽選する連続予告演出抽選処理を実行する。具体的に、連続予告演出抽選処理では、RAM512に設けられた連続予告カウンタ512qの値を読み出す。連続予告カウンタ512qは、前記コマンド対応処理(図18参照)が起動される約2msec周期で定期的に0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。また、ROM511の連続予告テーブル記憶エリア511eには、連続予告演出抽選処理の結果が当選となる連続予告カウンタ512qの値を示す連続予告テーブルが記憶されている。そして、連続予告演出抽選処理では、連続予告テーブルを参照し、連続予告カウンタ512qの値が、連続予告演出抽選処理の結果が当選となる値であるか否かを判定する。これにより、MPU51は、後述の連続予告実行処理において、予め定められた確率で、連続演出処理を実行することになる。
【0213】
ここに、図20(A)は、連続予告テーブルの一例を示す図である。図20(A)に示す例では、連続予告テーブルにおいて、連続予告カウンタ512qと連続予告演出の有無との対応関係が保留コマンドの種別ごとに定められている。例えば、保留コマンドの種別が確変大当たりである場合には連続予告カウンタ512qが0〜69の場合に「連続予告演出あり」となり、連続予告カウンタ512qが70〜99の場合に「連続予告演出なし」となる。また、保留コマンドの種別が通常大当たりである場合には連続予告カウンタ512qが0〜49の場合に「連続予告演出あり」となり、連続予告カウンタ512qが50〜99の場合に「連続予告演出なし」となる。さらに、保留コマンドの種別がリーチ発生である場合には連続予告カウンタ512qが0〜19の場合に「連続予告演出あり」となり、連続予告カウンタ512qが20〜99の場合に「連続予告演出なし」となる。
【0214】
即ち、保留コマンドの変動パターンが「03」以下であるという連続予告条件を満たした場合、続く連続予告演出抽選処理では、予め定められた確率で「連続予告演出あり」が選択され、図柄表示部341に連続予告画像を表示させる連続予告演出が実行される。また、連続予告演出抽選処理では、保留コマンドの変動パターンが「03」以下であるという連続予告条件を満たした場合であっても、予め定められた確率で「連続予告演出なし」が選択され、連続予告演出が実行されず、図柄表示部341に通常背景画像が表示される。なお、保留コマンドの変動パターンが「03」以下であるという連続予告条件を満たしていない場合、前記連続予告演出抽選処理は実行されず、図柄表示部341に通常背景画像が表示される。
【0215】
<ステップS1903>
ステップS1903では、前記ステップS1902による連続予告演出抽選処理の結果が連続予告演出ありであるか否かに応じて処理が分岐する。具体的に、連続予告演出抽選処理の結果が「連続予告演出あり」の場合は(S1903:Yes側)、処理がステップS1904に移行し、連続予告演出抽選処理の結果が「連続予告演出なし」の場合は(S1903:No側)、当該連続予告演出設定処理は終了する。
【0216】
<ステップS1904>
ステップS1904では、連続予告演出の種別を選択する連続予告種別選択処理を実行する。ここで、図21を参照しつつ、MPU51によって実行される前記連続予告種別選択処理の一例について説明する。
【0217】
ここに、前記連続予告種別選択処理及び後述の連続予告実行処理(図31参照)を実行するときのMPU51が第1連続予告制御手段及び第2連続予告制御手段の一例である。具体的に、MPU51は、前記予告保留確認処理(図11参照)により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数以上の遊技回で連続して実行する。また、MPU51は、前記予告保留確認処理(図11参照)により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する。また、MPU51は、前記予告保留確認処理(図11参照)により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択する。即ち、同種の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される。なお、前記連続予告種別選択処理及び後述の連続予告実行処理(図31参照)と同様の処理が主制御装置4のMPU41によって実行されること、又は表示制御装置6のMPU61によって実行されるも他の実施形態として考えられる。
【0218】
[連続予告種別選択処理]
【0219】
<ステップS2101>
まず、ステップS2101では、今回受信した保留コマンドの当否情報に対応する連続予告演出の実行回数を決定するための連続予告回数抽選処理を実行する。ここで、図22を参照しつつ、MPU51によって実行される前記連続予告回数抽選処理の一例について説明する。なお、当該連続予告種別選択処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0220】
[連続予告回数抽選処理]
<ステップS2201>
ステップS2201では、保留コマンドの種別が大当たりであるか否かに応じて処理が分岐する。具体的に、保留コマンドの種別が大当たりである場合は(S2201:Yes側)、処理がステップS2202に移行し、保留コマンドの種別が外れである場合は(S2201:No側)、処理がステップS2211に移行する。
【0221】
<ステップS2202、S2211>
そして、ステップS2202及びステップS2211では、RAM512に設けられた連続予告回数カウンタ512wの値に基づいて連続予告演出の実行回数の抽選が行われる。連続予告回数カウンタ512wは、0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。連続予告回数カウンタ512wは、コマンド対応処理(図18参照)が起動される約2msec周期で定期的に更新される。一方、ROM511の連続予告種別テーブル記憶エリア511fには、連続予告回数カウンタ512wと連続予告演出の実行回数(1回〜4回)との対応関係が示された連続予告回数テーブルが記憶されている。連続予告回数テーブルには、保留コマンドの種別が大当たりである場合に対応する第1連続予告回数テーブルと、保留コマンドの種別が外れである場合に対応する第2連続予告回数テーブルとが含まれる。そして、前記ステップS2202では、連続予告回数カウンタ512wの値と第1連続予告回数テーブルとに基づいて連続予告演出の実行回数が決定される。また、ステップS2211では、RAM512に設けられた連続予告回数カウンタ512wの値と第2連続予告回数テーブルとに基づいて連続予告演出の実行回数が決定される。以下、連続予告演出の実行回数を連続予告回数Mと称する。
【0222】
ここに、図23(A)は、第1連続予告回数テーブルの一例を示す図であり、図23(B)は、第2連続予告回数テーブルの一例である。図23(A)及び図23(B)に示す例では、第1連続予告回数テーブル及び第2連続予告回数テーブルにおいて、連続予告回数カウンタ512wと連続予告演出の回数との対応関係が大当たり種別又はリーチ種別ごとに定められている。
【0223】
具体的に、第1連続予告回数テーブルによれば、大当たり種別が確変大当たりである場合には、連続予告回数カウンタ512wの値が0〜19の場合に連続予告回数Mが「2」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が20〜39の場合に連続予告回数Mが「3」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が40〜99の場合に連続予告回数Mが「4」となる。また、大当たり種別が通常大当たりである場合には、連続予告回数カウンタ512wの値が0〜39の場合に連続予告回数Mが「2」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が40〜69の場合に連続予告回数Mが「3」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が70〜99の場合に連続予告回数Mが「4」となる。
【0224】
また、第2連続予告回数テーブルによれば、リーチ種別がスペシャルリーチである場合には、連続予告回数カウンタ512wの値が0〜9の場合に連続予告回数Mが「1」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が10〜29の場合に連続予告回数Mが「2」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が30〜99の場合に連続予告回数Mが「3」となる。また、リーチ種別がスーパーリーチである場合には、連続予告回数カウンタ512wの値が0〜29の場合に連続予告回数Mが「1」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が30〜59の場合に連続予告回数Mが「2」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が60〜99の場合に連続予告回数Mが「3」となる。さらに、リーチ種別がノーマルリーチである場合には、連続予告回数カウンタ512wの値が0〜59の場合に連続予告回数Mが「1」となり、連続予告回数カウンタ512wの値が60〜99の場合に連続予告回数Mが「2」となる。
【0225】
即ち、パチンコ機10では、保留コマンドの種別が外れである場合には連続予告回数Mとして「4」が選択されることがなく、連続予告回数Mとして「4」が選択された場合には、保留コマンドの種別が大当たりである場合に限られる。そのため、遊技者は、連続予告演出が4回以上連続した時点で、大当たり当選したことを認識することができ、パチンコ機10の遊技の興趣が高まる。なお、4回は特定数の一例に過ぎず、他の回数であってもよい。
【0226】
<ステップS2203>
その後、ステップS2203では、前記ステップS2202又は前記ステップS2211で決定した連続予告回数Mが、保留数カウンタ512lに記憶されている保留数Nよりも大きいか否かを判断する。そして、連続予告回数Mが保留数Nより大きい場合は(S2203:Yes側)、処理がステップS2204に移行し、連続予告回数Mが保留数N以下である場合は(S2203:No側)、処理がステップS2205に移行する。
【0227】
<ステップS2204>
ステップS2204では、前記ステップS2202又は前記ステップS2211で決定した連続予告回数Mを保留数Nに変更する。即ち、ステップS2204では、連続予告回数Mが現在の保留数Nを上限に制限されることになり、現時点から保留コマンドに対応する遊技回の変動表示までの間に実行可能な連続予告演出の最大回数に設定される。例えば、前記ステップS2202又は前記ステップS2211で決定した連続予告回数Mが「3」又は「4」である場合であっても、現在の保留数Nが「2」である場合には、連続予告回数Mが「2」に変更される。
【0228】
<ステップS2205>
ステップS2205では、連続予告回数エリア512yに連続予告回数Mが設定される。これにより、後述のステップS2106、S2152、又はS2153では、第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vのうち連続予告回数エリア512yに記憶されている連続予告回数Mに対応する数の連続予告エリアに連続予告演出の種別を示す値が記憶される。そして、パチンコ機10では、後述するように、保留コマンドに対応する遊技回を含む連続予告回数Mの遊技回で連続して連続予告演出が実行されることになる。なお、第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vは、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に対応する記憶領域であり、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に記憶されている当否情報各々に対応して実行される連続予告演出の種類が記憶される連続予告記憶手段の一例である。
【0229】
<ステップS2102>
次に、図21に戻り、ステップS2102では、現在の保留数Nが連続予告回数Mと同じ値であるか否かを判断する。具体的に、MPU51は、保留数カウンタ512lに記憶されている保留数Nの値と連続予告回数エリア512yの値とを参照し、現在の保留数Nが連続予告回数Mと同じ値である場合(S2102:Yes側)、処理をステップS2111に移行させ、現在の保留数Nが連続予告回数Mと同じ値でない場合(S2102:No側)、処理をステップS2103に移行させる。
【0230】
ここに、ステップS2102は、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回が、既に実行されているか、又はこれから実行される予定であるかを判断するための処理である。具体的に、現在の保留数Nと連続予告回数Mとが同じ値である場合には、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回は未実施であると判断することが可能である。また、現在の保留数Nと連続予告回数Mとが異なる場合、即ち連続予告回数Mが現在の保留数Nよりも小さい値である場合には、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回は既に実行されていると判断することが可能である。
【0231】
<ステップS2103>
ステップS2103では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で、連続予告演出が実行される予定であるか否かを判断する。具体的に、MPU51は、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち、受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回に対応する連続予告エリアの値が1以上であるか否かを判断する。例えば、「保留数N−連続予告回数M」の演算結果をLとしたとき、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち第L連続予告エリアの値を参照し、その値が1以上であるか否かを判断する。
【0232】
即ち、保留数Nが「4」、連続予告回数Mが「1」である場合は、第3連続予告エリア512uの値が「1」以上であるか否かが判断される。また、保留数Nが「4」、連続予告回数Mが「2」である場合は、第2連続予告エリア512tの値が「1」以上であるか否かが判断される。さらに、保留数Nが「4」、連続予告回数Mが「3」である場合は、第1連続予告エリア512sの値が「1」以上であるか否かが判断される。なお、保留数Nが「3」、連続予告回数Mが「1」である場合には、第2連続予告エリア512tの値が「1」以上であるか否かが判断される。
【0233】
そして、MPU51は、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で連続予告演出が実行される予定であると判断した場合は(S2103:Yes側)、処理をステップS210411に移行して第1異種連続予告選択処理を実行する。一方、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で連続予告演出が実行される予定ではないと判断された場合は(S2103:No側)、処理はステップS2112に移行する。なお、前記第1異種連続予告選択処理については後述する。
【0234】
<ステップS2111>
ステップS2111では、現在又は前回のいずれかの遊技回で連続予告演出が実行されたか否かが判断される。具体的に、MPU51は、RAM512に設けられた現在連続予告エリア512xの値を参照して、現在の遊技回で連続予告演出が実行されたか否か、及び前回の遊技回で連続予告演出が実行されていたか否かを判断する。現在連続予告エリア512xは、初期値が「0」であって、現在又は前回のいずれかの遊技回で連続予告演出が実行された場合に「1」となり(図31のS3103)、現在又は前回のいずれかの遊技回で連続予告演出が実行されなかった場合には「0」となる(図31のS3111)。現在連続予告エリア512xの値は、保留数Nが1以上である場合には現在の遊技回の連続予告演出の種別を示し、保留数Nが0である場合には前回の遊技回の連続予告演出の種別を示すことになる。
【0235】
そして、現在連続予告エリア512xの値が「0」である場合は、現在又は前回のいずれかの遊技回で連続予告演出が実行されなかったと判断され(S2111:No側)、処理はステップS2112に移行する。一方、現在連続予告エリア512xの値が「1」である場合は、現在又は前回のいずれかの遊技回で連続予告演出が実行されたと判断され(S2111:Yes側)、処理がステップS2113に移行して第2異種連続予告選択処理が実行される。なお、前記第2異種連続予告選択処理の処理については後述する。
【0236】
<ステップS2112>
ステップS2112では、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて、連続予告演出の種別の抽選が実行される。連続予告種別カウンタ512rは、0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。連続予告種別カウンタ512rは、コマンド対応処理(図18参照)が起動される約2msec周期で定期的に更新される。また、ROM511の連続予告種別テーブル記憶エリア511fには、連続予告種別カウンタ512rと連続予告演出の種別との対応関係が示された連続予告種別テーブルが記憶されている。そして、連続予告種別選択処理では、連続予告種別テーブルを参照し、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて連続予告演出の種別を特定する。
【0237】
ここに、図20(B)は、連続予告種別テーブルの一例を示す図である。図20(B)に示す例では、連続予告種別テーブルにおいて、連続予告種別カウンタ512rと連続予告演出の種別との対応関係がリーチ種別ごとに定められている。例えば、リーチ種別がスペシャルリーチである場合には、連続予告種別カウンタ512rの値が0〜9の場合に第1連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が10〜29の場合に第2連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が30〜99の場合に第3連続予告演出となる。また、リーチ種別がスーパーリーチである場合には、連続予告種別カウンタ512rの値が0〜29の場合に第1連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が30〜59の場合に第2連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が60〜99の場合に第3連続予告演出となる。さらに、リーチ種別がノーマルリーチである場合には、連続予告種別カウンタ512rの値が0〜59の場合に第1連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が60〜99の場合に第2連続予告演出となる。なお、リーチ種別がノーマルリーチである場合には、第3連続予告演出は選択されない。
【0238】
ところで、スペシャルリーチの場合には、第1連続予告演出及び第2連続予告演出が選択されずに第3連続予告演出が選択され、スーパーリーチの場合には、第1連続予告演出が選択されずに第2連続予告演出又は第3連続予告演出が選択されること等も考えられる。このように、リーチ種別ごとに連続予告演出における使用可能な連続予告演出が設定されていれば、例えば第2連続予告演出又は第3連続予告演出が行わてノーマルリーチで大当たり当選しなかった場合などに遊技者が感じる失望感の発生頻度を抑制しつつ、連続予告演出による遊技の興趣向上を図ることが可能である。
【0239】
<ステップS2105、S2151>
そして、ステップS2105及びS2151では、前記ステップS2104、S2112、又はS2113で選択された連続予告演出の種別に応じて処理が分岐する。具体的に、連続予告演出の種別が第1連続予告演出である場合は(S2105:Yes側)、処理がステップS2106に移行し、連続予告演出の種別が第2連続予告演出である場合は(S2105:No、S2151:Yes側)、処理がステップS2152に移行し、連続予告演出の種別が第3連続予告演出である場合は(S2105:No、S2151:No側)、処理がステップS2153に移行する。
【0240】
<ステップS2106、S2152、及びS2153>
ステップS2106、S2152、及びS2153では、受信した保留コマンドに対応する遊技回を含む前記連続予告回数M分の遊技回で実行される連続予告演出の種別として、第1連続予告演出、第2連続予告演出、又は第3連続予告演出が設定される。具体的には、連続予告演出の種別を示す値(1:第1連続予告演出、2:第2連続予告演出、3:第3連続予告演出)が、第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vのうち保留コマンドの保留数Nに対応する連続予告エリア以前の前記連続予告回数M分の連続予告エリアに記憶される。なお、第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vにおける連続予告演出の種別の初期値は連続予告演出が実行されない旨を示す値「0」である。
【0241】
例えば、保留数Nが「1」であり、連続予告回数Mが「1」である場合には、第1連続予告エリア512sに連続予告演出の種別が記憶される。また、保留数Nが「2」であり、連続予告回数Mが「1」である場合には、第2連続予告エリア512tに連続予告演出の種別が記憶される。さらに、保留数Nが「3」であり、連続予告回数Mが「1」である場合には、第3連続予告エリア512uに連続予告演出の種別が記憶される。同じく、保留数Nが「4」であり、連続予告回数Mが「1」である場合には、第4連続予告エリア512vに連続予告演出の種別が記憶される。
【0242】
また、保留数Nが「2」であり、連続予告回数Mが「2」である場合には、第1連続予告エリア512s及び第2連続予告エリア512tに連続予告演出の種別が記憶される。また、保留数Nが「3」であり、連続予告回数Mが「2」である場合には、第2連続予告エリア512t及び第3連続予告エリア512uに連続予告演出の種別が記憶される。さらに、保留数Nが「4」であり、連続予告回数Mが「2」である場合には、第3連続予告エリア512u及び第4連続予告エリア512vに連続予告演出の種別が記憶される。
【0243】
また、保留数Nが「3」であり、連続予告回数Mが「3」である場合には、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uに連続予告演出の種別が記憶される。また、保留数Nが「4」であり、連続予告回数Mが「3」である場合には、第2連続予告エリア512t〜第4連続予告エリア512vに連続予告演出の種別が記憶される。さらに、保留数Nが「4」であり、連続予告回数Mが「4」である場合には、第1連続予告エリア512u〜第4連続予告エリア512vに連続予告演出の種別が記憶される。
【0244】
但し、今回受信した保留コマンドよりも前に受信した保留コマンドに対応して連続予告演出が実行される場合には、既に第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uに連続予告演出の種別として「1」以上の値が記憶されていることがある。これに対し、MPU51は、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち既に連続予告演出の種別として「1」以上の値が記憶されている連続予告エリアについてはその値を上書きしない。これにより、前に受信した保留コマンドに対応する連続予告演出は最後まで実行されることになる。なお、既に連続予告演出の種別として「1」以上の値が記憶されている連続予告エリアについてその値を上書きすることも考えられ、この点については後段の他の実施形態(第4の実施形態)で説明する。
【0245】
ところで、前述したように、パチンコ機10では本来、連続予告演出が予め定められた特定数(ここでは「4」)以上の遊技回で連続して実行されるのは、保留コマンドの種別が大当たりの場合である。しかしながら、パチンコ機10では、連続予告演出が実行中である場合、又は連続予告演出が前回まで実行されていた場合に、続けて次の連続予告演出が実行された場合には、保留コマンドの種別が外れである場合であっても、連続予告演出が前記特定数以上連続して実行されるおそれがある。
【0246】
例えば、先の保留コマンドに対応して第1連続予告演出が2回連続して実行された後、後の保留コマンドに対応して第1連続予告演出が2回連続して実行されると、第1連続予告演出が4回連続して実行されることになる。なお、このような問題は、パチンコ機10で実行される連続予告演出が1種類である場合に特に顕著に現れるが、パチンコ機10で複数種類の連続予告演出がランダムに実行される場合にも生じ得る。
【0247】
そのため、パチンコ機10では、MPU51が、第1異種連続予告選択処理(S2104)及び第2異種連続予告選択処理(S2113)において、複数の保留コマンドの当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で同種の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択する。なお、前記第1異種連続予告選択処理又は前記第2異種連続予告選択処理の手順は単なる一例であって、同様の機能が達成できれば処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0248】
[第1異種連続予告選択処理]
まず、図24を参照しつつ、前記第1異種連続予告選択処理の一例について説明する。なお、当該第1異種連続予告選択処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0249】
<ステップS2401>
ステップS2401において、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別を判別する。具体的に、MPU51は、前記ステップS2103と同様に、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち、受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回に対応する連続予告エリアの値を参照する。例えば、「保留数N−連続予告回数M」の演算結果をLとしたとき、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち第L連続予告エリアの値に基づいて連続予告演出の種別を判別する。
【0250】
<ステップS2402、S2421>
そして、ステップS2402、S2421では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別に応じて処理が分岐する。具体的に、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別が第1連続予告演出である場合は(S2402:Yes側)、処理がステップS2403に移行し、第2連続予告演出である場合は(S2402:No、S2421:Yes側)、処理がステップS2422に移行し、第3連続予告演出である場合は(S2402:No、S2421:No側)、処理がステップS2423に移行する。
【0251】
<ステップS2403>
ステップS2403では、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて、前記第1連続予告演出とは異なる種類の連続予告演出が選択される。具体的に、ROM511の連続予告種別テーブル記憶エリア511fには、連続予告種別カウンタ512rの値と第2連続予告演出及び第3連続予告演出との対応関係が示された第1異種予告選択テーブルが記憶されている。そして、ステップS2403では、前記第1異種予告選択テーブルを参照し、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて連続予告演出の種別を選択する。
【0252】
ここに、図20(C)は、第1異種予告選択テーブルの一例を示す図である。図20(C)に示すように、第1異種予告選択テーブルでは、第2連続予告演出が選択されることがなく、第1連続予告演出又は第3連続予告演出が選択されることになる。具体的に、連続予告種別カウンタ512rの値が0〜49の場合に第2連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が50〜99の場合に第3連続予告演出となる。
【0253】
<ステップS2422>
また、ステップS2422では、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて、前記第2連続予告演出とは異なる種類の連続予告演出が選択される。具体的に、ROM511の連続予告種別テーブル記憶エリア511fには、連続予告種別カウンタ512rの値と第1連続予告演出及び第2連続予告演出との対応関係が示された第2異種予告選択テーブルが記憶されている。そして、ステップS2422では、前記第2異種予告選択テーブルを参照し、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて連続予告演出の種別を選択する。
【0254】
ここに、図20(D)は、第2異種予告選択テーブルの一例を示す図である。図20(D)に示すように、第2異種予告選択テーブルでは、2連続予告演出が選択されることがなく、第1連続予告演出又は第3連続予告演出が選択されることになる。具体的に、連続予告種別カウンタ512rの値が0〜49の場合に第1連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が50〜99の場合に第3連続予告演出となる。
【0255】
<ステップS2423>
さらに、ステップS2423では、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて、前記第3連続予告演出とは異なる種類の連続予告演出が選択される。具体的に、ROM511の連続予告種別テーブル記憶エリア511fには、連続予告種別カウンタ512rと連続予告演出の種別との対応関係が示された第3異種予告選択テーブルが記憶されている。そして、ステップS2423では、前記第3異種予告選択テーブルを参照し、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて連続予告演出の種別を選択する。
【0256】
ここに、図20(E)は、第3異種予告選択テーブルの一例を示す図である。図20(E)に示すように、第3異種予告選択テーブルでは、第3連続予告演出が選択されることがなく、第1連続予告演出又は第2連続予告演出が選択されることになる。具体的に、連続予告種別カウンタ512rの値が0〜49の場合に第1連続予告演出となり、連続予告種別カウンタ512rの値が50〜99の場合に第2連続予告演出となる。
【0257】
[第2異種連続予告選択処理]
次に、図25を参照しつつ、前記第2異種連続予告選択処理の一例について説明する。なお、当該第2異種連続予告選択処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0258】
<ステップS2501>
まず、ステップS2501において、現在又は前回の遊技回の連続予告演出の種別を判別する。具体的に、MPU51は、現在連続予告エリア512xに記憶されている値に基づいて、現在又は前回の遊技回の連続予告演出の種別を判別する。
【0259】
<ステップS2502、S2521>
そして、ステップS2502、S2521では、現在又は前回の遊技回の連続予告演出の種別に応じて処理が分岐する。具体的に、現在又は前回の遊技回の連続予告演出の種別が第1連続予告演出である場合は(S2502:Yes側)、処理がステップS2503に移行し、第2連続予告演出である場合は(S2502:No、S2521:Yes側)、処理がステップS2522に移行し、第3連続予告演出である場合は(S2502:No、S2521:No側)、処理がステップS2523に移行する。
【0260】
<ステップS2503>
ステップS2503では、前記ステップS2403と同様に、前記第1異種予告選択テーブルが参照され、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて、前記第1連続予告演出とは異なる種類の第2連続予告演出又は第3連続予告演出が選択される。
【0261】
<ステップS2522>
また、ステップS2522では、前記ステップS2422と同様に、前記第2異種予告選択テーブルが参照され、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて、前記第2連続予告演出とは異なる種類の第1連続予告演出又は第3連続予告演出が選択される。
【0262】
<ステップS2523>
さらに、ステップS2523では、前記ステップS2423と同様に、前記第3異種予告選択テーブルが参照され、連続予告種別カウンタ512rの値に基づいて、前記第3連続予告演出とは異なる種類の第1連続予告演出又は第2連続予告演出が選択される。
【0263】
<ステップS1807>
そして、前記連続予告演出設定処理(S1806)が終了すると、図18に戻り、ステップS1807では、MPU51によって、保留表示領域342における保留画像の表示を制御する保留表示処理が実行される。
【0264】
[保留表示処理]
ここで、図26を参照しつつ、前記ステップS1807においてMPU51によって実行される保留表示処理の一例について説明する。ここに、係る保留表示処理を実行するときのMPU51が保留表示制御手段の一例である。また、当該保留表示処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0265】
<ステップS2601>
まず、ステップS2601では、現在保留中の当否情報に基づく変動表示において連続予告演出が実行されるか否かを判断する。具体的には、第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vのいずれかの値が「1」以上であるか否かが判断される。ここで、現在保留中の当否情報に基づく変動表示において連続予告演出が実行されると判断された場合は(S2601:Yes側)、処理がステップS2605に移行する。
【0266】
これにより、パチンコ機10では、連続予告演出が実行される場合には、通常保留画像が表示されることになり、予告保留画像が表示されることがない。従って、リーチ又は大当たりとなる遊技回が特定されないため、遊技者の遊技への注目度が高まる。一方、現在保留中の当否情報に基づく変動表示において連続予告演出が実行されないと判断された場合は(S2601:No側)、処理がステップS2602に移行する。
【0267】
<ステップS2602>
ステップS2602では、保留コマンドの種別が確変大当たり又は通常大当たりであるか否かを判断する。ここで、保留コマンドの種別が確変大当たり又は通常大当たりであると判断した場合(S2602:Yes側)、処理がステップS2603に移行する。また、保留コマンドの種別が確変大当たり及び通常大当たりのいずれでもないと判断した場合(S2602:No側)、即ち保留コマンドの種別がリーチ発生及び外れのいずれかに対応する場合には、処理がステップS2621に移行する。
【0268】
<ステップS2603>
ステップS2603では、図柄表示部341に大当たり時の予告保留表示を実行させるための大当たり予告設定処理を実行する。なお、前記大当たり予告設定処理については後述する。
【0269】
<ステップS2621>
また、前記ステップS2602で保留コマンドの種別が確変大当たり及び通常大当たりのいずれでもないと判断されると、続くステップS2621では、保留コマンドの種別がリーチ発生であるか否かを判断する。ここで、保留コマンドの種別がリーチ発生であると判断した場合(S2621:Yes側)、処理がステップS2622に移行する。また、保留コマンドの種別がリーチ発生でないと判断した場合(S2621:No側)、即ち保留コマンドの種別が外れである場合には、処理がステップS2604に移行する。
【0270】
<ステップS2622>
ステップS2622では、図柄表示部341にリーチ発生時の予告保留表示を実行させるためのリーチ予告設定処理を実行する。なお、前記リーチ予告設定処理については後述する。
【0271】
[大当たり予告設定処理]
次に、図27を参照しつつ、前記ステップS1808でMPU51によって実行される大当たり予告設定処理の一例について説明する。なお、当該大当たり予告設定処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0272】
<ステップS2701>
ステップS2701では、図柄表示部341における予告保留表示を実行するか否かを抽選する予告保留抽選処理を実行する。予告保留抽選処理では、まずRAM512に設けられた予告保留カウンタ512eの値を読み出す。予告保留カウンタ512eは、コマンド対応処理(図18参照)が起動される約2msec周期で定期的に0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。また、ROM511の予告保留テーブル記憶エリア511cには、予告保留抽選が当選となる予告保留カウンタ512eの値を示す予告保留テーブルが記憶されている。そして、予告保留抽選処理では、予告保留テーブルを参照し、予告保留カウンタ512eの値が、予告保留抽選が当選となる値であるか否かを判定する。
【0273】
ここに、図29(A)は、予告保留テーブルの一例を示す図である。図29(A)に示す例では、予告保留テーブルにおいて、予告保留カウンタ512eと予告保留表示の有無との対応関係が保留コマンドの種別ごとに定められている。例えば、保留コマンドの種別が確変大当たりである場合には予告保留カウンタ512eが0〜69の場合に「予告保留表示あり」となり、予告保留カウンタ512eが70〜99の場合に「予告保留表示なし」となる。また、保留コマンド種別が通常大当たりである場合には予告保留カウンタ512eが0〜49の場合に「予告保留表示あり」となり、予告保留カウンタ512eが50〜99の場合に「予告保留表示なし」となる。さらに、保留コマンドの種別がリーチ発生である場合には予告保留カウンタ512eが0〜19の場合に「予告保留表示あり」となり、予告保留カウンタ512eが20〜99の場合に「予告保留表示なし」となる。なお、確変大当たり、通常大当たり、リーチ発生の順に予告保留表示ありとなる確率が高く設定されている。
【0274】
即ち、保留コマンドの種別が確変大当たり、通常大当たり、又はリーチ発生であるという予告保留条件を満たした場合、前記予告保留抽選処理では、予め定められた確率で「予告保留表示あり」が選択され、後述のステップS2641において図柄表示部341の保留表示領域342に予告保留画像が表示される。また、保留コマンドの種別が確変大当たり、通常大当たり、又はリーチ発生であるという予告保留条件を満たした場合であっても、前記予告保留抽選処理では、予め定められた確率で「予告保留表示なし」が選択され、後述のステップS2605において図柄表示部341の保留表示領域342に通常保留画像が表示される。なお、保留コマンドの種別が確変大当たり、通常大当たり、又はリーチ発生であるという予告保留条件を満たしていない場合、前記予告保留抽選処理が実行されず、後述のステップS2605において図柄表示部341の保留表示領域342に通常保留画像が表示される。
【0275】
<ステップS2702>
ステップS2702では、前記ステップS2701による予告保留抽選処理の結果が予告保留表示ありであるか否かに応じて処理が分岐する。具体的に、予告保留抽選処理の結果が予告保留表示ありである場合は(S2702:Yes側)、処理がステップS2703に移行し、予告保留抽選処理の結果が予告保留表示なしである場合は(S2702:No側)、当該大当たり予告設定処理が終了する。
【0276】
<ステップS2703>
ステップS2703では、保留画像の種別を決定する保留種別抽選処理を実行する。具体的に、保留種別抽選処理では、まずRAM512に設けられた保留種別カウンタ512fの値を読み出す。保留種別カウンタ512fは、0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。保留種別カウンタ512fは、コマンド対応処理(図18参照)が起動される約2msec周期で定期的に更新される。また、ROM511の保留種別テーブル記憶エリア511dには、保留コマンドの種別が確変大当たり又は通常大当たりである場合ごとに対応して予め設定された第1保留種別テーブルが記憶されている。第1保留種別テーブルでは、保留種別カウンタ512fの値と保留画像の種別との対応関係が、確変大当たり及び通常大当たりごとに示されている。そして、ステップS2703の保留種別抽選処理では、第1保留種別テーブルを参照し、保留種別カウンタ512fの値に基づいて保留画像の種別を特定する。
【0277】
ここに、図29(B)は、第1保留種別テーブルの一例を示す図である。図29(B)に示す例では、第1保留種別テーブルにおいて、保留種別カウンタ512fと保留画像の種別との対応関係が保留コマンドの種別ごとに定められている。例えば、保留コマンドの種別が確変大当たりである場合には、保留種別カウンタ512fの値が0〜19の場合に第1予告保留画像、保留種別カウンタ512fの値が20〜39の場合に第2予告保留画像、保留種別カウンタ512fの値が40〜99の場合に第3予告保留画像となる。また、保留コマンドの種別が通常大当たりである場合には、保留種別カウンタ512fの値が0〜39の場合に第1予告保留画像、保留種別カウンタ512fの値が40〜69の場合に第2予告保留画像、保留種別カウンタ512fの値が70〜99の場合に第3予告保留画像となる。即ち、確変大当たりの場合は、通常大当たりの場合に比べて、第3予告保留画像となる確率が高く設定されている。
【0278】
このように、本実施形態では、前記大当たり予告設定処理において、保留種別カウンタ512fの値によって保留画像の種別が定まる第1保留種別テーブルが使用されている。そのため、例えば確変大当たり及び通常大当たりごとに保留種別テーブルが設定される場合に比べて処理が簡素化される。もちろん、確変大当たり及び通常大当たりごとに異なる保留種別テーブルが設定されていることも他の実施形態として考えられる。
【0279】
<ステップS2704〜S2705>
そして、ステップS2704〜S2705では、前記ステップS2703で判断された保留画像の種別に応じて処理が分岐する。具体的に、保留画像の種別が第1予告保留画像である場合は(S2704:Yes側)、処理がステップS2741に移行し、保留画像の種別が第2予告保留画像である場合は(S2704:No、S2705:Yes側)、処理がステップS2751に移行する。また、保留画像の種別が第3予告保留画像である場合は(S2704:No、S2705:No側)、処理がステップS2752に移行する。
【0280】
<ステップS2741、S2751、及びS2752>
ステップS2741、S2751、及びS2752では、保留画像の種別が、第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jのうち保留コマンドに対応する当否情報が格納された予告保留エリアに記憶される。ここに、第1予告保留エリア512g、第2予告保留エリア512h、第3予告保留エリア512i、及び第4予告保留エリア512jは、保留表示領域342の第1保留領域342A、第2保留領域342B、第3保留領域342C、及び第4保留領域342Dにそれぞれ対応する。
【0281】
具体的に、保留コマンドの保留数Nが1である場合には、第1予告保留エリア512gに保留画像の種別を示す値が記憶され、保留コマンドの保留数Nが2である場合には、第2予告保留エリア512hに保留画像の種別を示す値が記憶される。また、保留コマンドの保留数Nが3である場合には、第3予告保留エリア512iに保留画像の種別を示す値が記憶され、保留コマンドの保留数Nが4である場合には、第4予告保留エリア512jに保留画像の種別を示す値が記憶される。なお、保留画像の種別は、第1予告保留画像が「1」、第2予告保留画像が「2」、第3予告保留画像が「3」で表される。
【0282】
また、第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jの初期値は、保留画像の種別が通常保留画像である旨を示す値「0」である。そして、前記ステップS2702で予告保留抽選の結果が予告保留表示なしと判断された場合(S2702:No側)、RAM512に設けられた第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jのうち保留コマンドの当否情報が格納された予告保留エリアの値は0となる。
【0283】
[リーチ予告設定処理]
続いて、図28を参照しつつ、前記ステップS1832でMPU51によって実行されるリーチ予告設定処理の一例について説明する。なお、当該リーチ予告設定処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0284】
<ステップS2801>
ステップS2801では、前記ステップS2701と同様に、図柄表示部341における予告保留表示を実行するか否かを抽選する予告保留抽選処理を実行する。
【0285】
<ステップS2802>
ステップS2802では、前記ステップS2801による予告保留抽選処理の結果が予告保留表示ありであるか否かに応じて処理が分岐する。具体的に、予告保留抽選処理の結果が予告保留表示ありである場合は(S2802:Yes側)、処理がステップS2803に移行し、予告保留抽選処理の結果が予告保留表示なしである場合は(S2802:No側)、当該リーチ予告設定処理が終了する。
【0286】
<ステップS2803>
ステップS2803では、保留画像の種別を決定する保留種別抽選処理を実行する。具体的に、保留種別抽選処理では、まずRAM512に設けられた保留種別カウンタ512fの値と、保留コマンドに含まれる変動パターンとを読み出す。変動パターンは、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pのいずれかから読み出され、リーチ種別に応じて保留画像の種別の選択率を変えるために用いられる。
【0287】
具体的に、ROM511の保留種別テーブル記憶エリア511dには、保留コマンドの種別がリーチ発生である場合に対応して予め設定された第2保留種別テーブルが記憶されている。第2保留種別テーブルでは、保留種別カウンタ512fの値と保留画像の種別との対応関係が、変動パターンが示すノーマルリーチ、スーパーリーチ、及びスペシャルリーチごとに示されている。そして、ステップS2803の保留種別抽選処理では、第2保留種別テーブルを参照し、変動パターンと保留種別カウンタ512fの値とに基づいて保留画像の種別を特定する。
【0288】
ここに、図29(C)は、第2保留種別テーブルの一例を示す図である。図29(C)に示す例では、第2保留種別テーブルにおいて、保留種別カウンタ512fと保留画像の種別との対応関係がリーチ種別ごとに定められている。例えば、保留コマンドの変動パターンが「03」であり、リーチ種別がスペシャルリーチである場合には、保留種別カウンタ512eの値が0〜9の場合に第1予告保留画像、保留種別カウンタ512eの値が10〜29の場合に第2予告保留画像、保留種別カウンタ512eの値が30〜99の場合に第3予告保留画像となる。また、保留コマンドの変動パターンが「02」であり、リーチ種別がスーパーリーチである場合には、保留種別カウンタ512eの値が0〜29の場合に第1予告保留画像、保留種別カウンタ512eの値が30〜59の場合に第2予告保留画像、保留種別カウンタ512eの値が60〜99の場合に第3予告保留画像となる。即ち、スペシャルリーチの場合は、スーパーリーチの場合に比べて、第3予告保留画像となる確率が高く設定されている。さらに、保留コマンドの変動パターンが「01」であり、リーチ種別がノーマルリーチである場合には、保留種別カウンタ512eの値が0〜59の場合に第1予告保留画像、保留種別カウンタ512eの値が60〜99の場合に第2予告保留画像となり、第3予告保留画像が選択されることはない。
【0289】
ところで、図29(A)〜図29(C)に示した予告保留テーブル、第1保留種別テーブル、及び第2保留種別テーブルは単なる一例に過ぎない。例えば、リーチ種別がノーマルリーチである場合には、自動的に予告保留表示なしが選択されること、又は第1予告保留画像が選択されることが他の実施形態として考えられる。また、スペシャルリーチの場合には、第1予告保留画像及び第2予告保留画像が選択されず第3予告保留画像が選択され、スーパーリーチの場合には、第1予告保留画像が選択されず第2予告保留画像又は第3予告保留画像が選択されること等も考えられる。
【0290】
<ステップS2804〜S2805>
そして、ステップS2804〜S2805では、前記ステップS2803で判断された保留画像の種別に応じて処理が分岐する。具体的に、保留画像の種別が第1予告保留画像である場合に(S2804:Yes側)、処理がステップS2841に移行し、保留画像の種別が第2予告保留画像である場合に(S2804:No、S2805:Yes側)、処理がステップS2851に移行する。また、保留画像の種別が第3予告保留画像である場合は(S2804:No、S2805:No側)、処理がステップS2852に移行する。
【0291】
<ステップS2841、S2851、及びS2852>
ステップS2841、S2851、及びS2852では、前記ステップS2741、S2751、S2752と同様に、保留画像の種別が、第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jのうち保留コマンドに対応する当否情報が格納された予告保留エリアに記憶される。
【0292】
<ステップS2604>
図26の保留表示処理に戻り、前記ステップS2603の大当たり予告設定処理、又は前記ステップS2622のリーチ予告設定処理が終了すると、続くステップS2604以降では、図柄表示部341に保留画像を表示させるための処理が実行される。
【0293】
まず、ステップS2604では、予告保留表示を行うか否かを判断する。具体的には、第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jのうち前記大当たり予告設定処理又は前記リーチ予告設定処理で設定された予告保留エリアの値が1以上であるか否かを判断する。即ち、第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jのうち前記大当たり予告設定処理又は前記リーチ予告設定処理で設定された予告保留エリアの値が1以上であることが予め設定された予告保留条件の一例である。
【0294】
ここで、予告保留エリアの値が1以上であると判断された場合(S2604:Yes側)、即ち予告保留エリアの値が第1予告保留画像〜第3予告保留画像のいずれかに該当する場合には、予告保留表示ありと判断し、処理がステップS2605に移行する。一方、予告保留エリアの値が1以上でないと判断された場合(S2604:No側)、即ち予告保留エリアの値が通常保留画像に該当する場合には、予告保留表示なしと判断し、処理がステップS2641に移行する。
【0295】
<ステップS2641>
ステップS2641では、保留数カウンタ512lに記憶されている保留数Nと保留画像の種別を示す値とを含む予告保留表示コマンドを表示制御装置6に送信することにより、図柄表示部341の保留表示領域342に予告保留画像を表示させる。ここに、係る表示処理を実行するときのMPU51が表示制御手段の一例である。
【0296】
ここで、保留画像の種別を示す値は、第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jのうち前記大当たり予告設定処理又は前記リーチ予告設定処理で設定された予告保留エリアの値である。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、予告保留表示コマンドに基づいて、第1保留領域342A〜第4保留領域342Dのうち保留数Nの値に対応する保留領域に、保留画像として予告保留画像を表示させる。
【0297】
具体的に、保留数Nの値が3であって保留画像の種別を示す値が1である場合には、第3保留領域342Cに青色の第1予告保留画像が保留画像として表示される。また、保留数Nの値が3であって保留画像の種別を示す値が2である場合には、第3保留領域342Cに緑色の第2予告保留画像が保留画像として表示される。さらに、保留数Nの値が3であって保留画像の種別を示す値が3である場合には、第3保留領域342Cに赤色の第3予告保留画像が保留画像として表示される。
【0298】
<ステップS2605>
一方、ステップS2605では、保留数カウンタ512lに記憶されている保留数Nと保留画像の種別を示す値とを含む通常保留表示コマンドを表示制御装置6に送信することにより、図柄表示部341の保留表示領域342に通常保留画像を表示させる。ここに、係る表示処理を実行するときのMPU51が表示制御手段の一例である。
【0299】
ここで、保留画像の種別を示す値は、第1予告保留エリア512g〜第4予告保留エリア512jのうち前記大当たり予告設定処理又は前記リーチ予告設定処理で設定された予告保留エリアの値であって、ここでは0である。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、通常保留表示コマンドに基づいて、第1保留領域342A〜第4保留領域342Dのうち保留数Nの値に対応する保留領域に、通常保留画像を保留画像として表示させる。具体的に、保留数カウンタ512lの値が3である場合には、第3保留領域342Cに白色の通常保留画像が保留画像として表示される。
【0300】
このように、保留表示処理が実行されることにより、図柄表示部341に表示される保留画像がリーチ種別である変動パターンに応じて白色、青色、緑色、赤色などに変更される。そのため、遊技者は、図柄表示部341に表示される保留画像が白色、青色、緑色、赤色のいずれであるかに応じて、その保留画像に対応する遊技回において大当たり当選している確率の高低を認識することができる。従って、遊技者は、図柄表示部341の変動表示領域344に表示される変動表示だけでなく、保留表示領域342に表示される保留画像にも注目することになり、パチンコ機10の興趣の幅が広がる。特に、連続予告演出が実行される場合には前記保留表示処理が実行されず、予告保留画像が表示されない。そのため、連続予告演出が連続して実行され回数を遊技者が推測することができず、遊技への注目度が高い状態を長く継続させることができる。
【0301】
<ステップS1821>
また、図18のコマンド対応処理に戻り、前記ステップS1802で受信コマンドが保留コマンドでないと判断された場合には(S1802:No側)、処理はステップS1821に移行する。そして、ステップS1821では、受信コマンドがシフトコマンドであるか否かを判断する。ここで、受信コマンドがシフトコマンドである場合は(S1821:Yes側)、処理がステップS1822に移行し、受信コマンドがシフトコマンドでない場合は(S1821:No側)、処理がステップS1825に移行する。
【0302】
<ステップS1822>
ステップS1822では、RAM512に設けられた保留数カウンタ512lに記憶されている保留数Nを1減算する。即ち、保留数カウンタ512lに記憶されている保留数Nは、保留コマンドを受信した場合に増加し(S1804)、シフトコマンドを受信した場合に減少する(S1822)。
【0303】
<ステップS1823>
ステップS1823では、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512p、第1予告保留表示エリア512g〜第4予告保留エリア512j、及び第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vの値をそれぞれシフトさせるシフト処理を実行する。具体的に、MPU51は、RAM512に設けられた第1変動種別エリア512mの情報をクリアし、第2変動種別エリア512nの情報を第1変動種別エリア512mに移動し、第3変動種別エリア512oの情報を第2変動種別エリア512nに移動し、第4変動種別エリア512pの情報を第3変動種別エリア512oに移動する。また、RAM512に設けられた第1予告保留エリア512gの値を判定予告保留エリア512kに移動し、第2予告保留エリア512hの値を第1予告保留エリア512gに移動し、第3予告保留エリア513iの値を第2予告保留エリア512hに移動し、第4予告保留エリア512jの値を第3予告保留エリア512iに移動する。なお、判定予告保留エリア512kは、判定表示領域343に表示される保留画像の種別を判断するために用いられる。さらに、RAM512に設けられた第1連続予告エリア512sの値を現在連続予告エリア512xに移動し、第2連続予告エリア512tの値を第1連続予告エリア512sに移動し、第3連続予告エリア512uの値を第2連続予告エリア512tに移動し、第4連続予告エリア512vの値を第3連続予告エリア512uに移動する。
【0304】
<ステップS1824>
そして、ステップS1824では、保留表示シフトコマンドを表示制御装置6に送信することにより、図柄表示部341の保留表示領域342に表示されている保留画像を判定表示領域343に向けて順次移動して表示させる。ここに、係る表示処理を実行するときのMPU51が表示制御手段の一例である。具体的に、保留表示シフトコマンドは、第1予告保留表示エリア512g〜第4予告保留エリア512jの値と、判定予告保留エリア512kの値とを含む。
【0305】
これにより、表示制御装置6では、MPU61が、保留表示シフトコマンドに基づいて、図柄表示部341における保留表示領域342及び判定表示領域343の表示を制御することにより、保留画像の位置がシフトされることになる。具体的に、図柄表示部341では、第1保留領域342Aに表示されていた保留画像が判定表示領域343に表示される。また、図柄表示部341では、第2保留領域342Bに表示されていた保留画像が第1保留領域342Aに表示され、第3保留領域342Cに表示されていた保留画像が第2保留領域342Bに表示され、第4保留領域342Dに表示されていた保留画像が第3保留領域342Cに表示される。
【0306】
なお、保留表示シフトコマンドに第1予告保留表示エリア512g〜第4予告保留エリア512jの値が含まれるため、第1予告保留表示エリア512g〜第4予告保留エリア512jの値が途中で変化した場合に、保留表示領域342に表示されている保留画像の態様を変化させることが可能である。即ち、保留画像の表示位置をシフトする際に、保留表示領域342に表示されている保留画像各々の表示態様を、通常保留画像から予告保留画像に変化させることが可能である。また、保留表示領域342に表示されている予告保留画像の表示態様を、第1予告保留画像〜第3予告保留画像の相互間で変化させることも可能である。
【0307】
<ステップS1825>
また、ステップS1825では、受信コマンドが変動パターンコマンドであるか否かを判断する。ここで、受信コマンドが変動パターンコマンドである場合は(S1825:Yes側)、処理がステップS1826に移行し、受信コマンドが変動パターンコマンドでない場合は(S1825:No側)、処理がステップS1829に移行する。
【0308】
<ステップS1826>
ステップS1826では、変動表示の内容を示す変動種別及び演出処理の内容を示す演出種別を特定する変動制御処理を実行する。具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドと、ROM511の変動テーブル記憶エリア511aに記憶されている変動種別テーブルとに基づいて変動種別を特定する。また、MPU51は、RAM512に記憶されている演出種別カウンタ512aの値と、ROM511の演出テーブル記憶エリア511bに記憶されている演出種別テーブルとに基づいて演出種別を特定する。演出種別テーブルには、ノーマルリーチに対応するノーマルリーチ演出テーブル、スーパーリーチに対応するスーパーリーチ演出テーブル、及びスペシャルリーチに対応するスペシャルリーチ演出テーブルが含まれる。
【0309】
ここに、図30(A)は、変動種別テーブルの一例を示す図である。図30(A)に示すように、変動種別テーブルでは、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間及び変動種別の内容が定められている。例えば、抽選結果が「通常大当たり」であり変動パターンが「01」である変動パターンコマンド「A01」には、変動表示時間「30s」及び変動種別「ノーマルリーチ」が対応付けられている。また、抽選結果が「確変大当たり」であり変動パターンが「02」である変動パターンコマンド「B02」には、変動表示時間「60s」及び変動種別「スーパーリーチ」が対応付けられており、抽選結果が「確変大当たり」であり変動パターンが「03」である変動パターンコマンド「C03」には変動表示時間「90s」及び変動種別「スペシャルリーチ」が対応付けられている。さらに、抽選結果が「外れ」であり変動パターンが「04」である変動パターンコマンド「C04」には、変動表示時間「7s」及び変動種別「リーチなし」が対応付けられており、抽選結果が「外れ」であり変動パターンが「05」である変動パターンコマンド「C05」には、変動表示時間「10s」及び変動種別「リーチなし」が対応付けられている。
【0310】
また、図30(B)は、演出種別テーブルに含まれるノーマルリーチ演出テーブルの一例を示す図である。図30(B)に示すように、ノーマルリーチ演出テーブルでは、演出種別カウンタ512aの値に対応する演出種別として「演出X1」〜「演出X5」が定められている。そして、MPU51は、変動種別がノーマルリーチであると判断した場合には、演出種別カウンタ512aの値に対応する演出種別をノーマルリーチ演出テーブルから選択する。なお、本実施の形態では、変動種別各々に対応する演出種別が5種類である場合を例に挙げて説明するが、演出種別は5種類以上であってよい。
【0311】
一方、図30(C)は、演出種別テーブルに含まれるスーパーリーチ演出テーブルの一例を示す図である。図30(C)に示すように、スーパーリーチ演出テーブルでは、演出種別カウンタ512aの値に対応する演出種別として「演出Y1」〜「演出Y5」が定められている。そして、MPU51は、変動種別がスーパーリーチであると判断した場合には、演出種別カウンタ512aの値に対応する演出種別をスーパーリーチ演出テーブルから選択する。例えば、演出Y1、Y2が操作ボタン22の単発操作演出を伴う演出種別、演出Y3、Y4が操作ボタン22の連打操作演出を伴う演出種別、演出Y5が操作ボタン22の長押し操作演出を伴う演出種別である。
【0312】
また、図30(D)は、演出種別テーブルに含まれるスペシャルリーチ演出テーブルの一例を示す図である。図30(D)に示すように、スペシャルリーチ演出テーブルでは、演出種別カウンタ512aの値に対応する演出種別として「演出Z1」〜「演出Z5」が定められている。そして、MPU51は、変動種別がスペシャルリーチであると判断した場合には、演出種別カウンタ512aの値に対応する演出種別をスペシャルリーチ演出テーブルから選択する。
【0313】
<ステップS1827>
そして、ステップS1827では、MPU51が、必要に応じて表示制御装置6に連続予告演出を実行させる連続予告実行処理を実行する。ここで、図31を参照しつつ、前記ステップS1827でMPU51によって実行される前記連続予告実行処理の一例について説明する。また、当該連続予告実行処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
【0314】
[連続予告実行処理]
<ステップS3101>
ステップS3101では、前記連続予告種別選択処理(図21参照)で設定され、前記ステップS1823で前記第1連続予告エリア512sから前記現在連続予告エリア512xにシフトした値が「1」以上であるか否かを判断する。ここで、現在連続予告エリア512sの値が「1」以上である場合は(S3101:Yes側)、処理がステップS3102に移行する。一方、現在連続予告エリア512xの値が「0」である場合は(S3101:No側)、当該連続予告実行処理が終了する。
【0315】
<ステップS3102>
次にステップS3102では、現在連続予告エリア512xの値を含む連続予告演出コマンドを表示制御装置6に送信する。このとき、現在連続予告エリア512xの値は、第1連続予告演出〜第3連続予告演出に対応する「1」〜「3」の値のいずれかである。
【0316】
これにより、表示制御装置6では、MPU61が、連続予告演出コマンドに基づいて連続予告演出を実行するように図柄表示部341を制御する。具体的に、現在連続予告エリア512xの連続予告演出の種別を示す値が「1」である場合には、ROM611から第1連続予告演出に対応する連続予告演出画像が読み出されて図柄表示部341に表示される第1連続予告演出が実行される。また、現在連続予告エリア512xの連続予告演出の種別を示す値が「2」である場合には、ROM611から第2連続予告演出に対応する連続予告演出画像が読み出されて図柄表示部341に表示される第2連続予告演出が実行される。さらに、現在連続予告エリア512xの連続予告演出の種別を示す値が「3」である場合には、ROM611から第3連続予告演出に対応する連続予告演出画像が読み出されて図柄表示部341に表示される第3連続予告演出が実行される。なお、第1連続予告演出〜第3連続予告演出のような連続予告演出は、図柄表示部341の変動表示部344における変動表示の開始前又は変動表示の実行中に実行される。
【0317】
<ステップS1828>
その後、前記連続予告実行処理(図31参照)が終了すると、図18に戻り、ステップS1828では、表示制御装置6に、前記ステップS1826で決定された変動種別及び演出種別を示す表示変動パターンコマンドを送信する変動表示制御処理がMPU51によって実行される。これにより、表示制御装置6では、図柄表示部341における表示図柄を変動させる変動表示が実行される。具体的に、表示制御装置6のROM611には、表示変動パターンコマンド各々に対応する変動画像及び演出画像などが記憶されている。そして、表示制御装置6では、MPU61が、表示変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341を用いた変動表示及び演出表示を実行する。
【0318】
<ステップS1829>
一方、ステップS1829では、主制御装置4から受信したその他のコマンドに基づく処理を実行した後、当該コマンド対応処理を終了させる。例えば、ステップS1829では、大当たり開始コマンドを受信した場合は、その大当たり開始コマンドに対応して予め設定されている大当たり開始処理が実行され、大当たり終了コマンドを受信した場合は、その大当たり終了コマンドに対応して予め設定されている大当たり終了処理が実行される。なお、大当たり開始コマンドを受信した場合には、開閉実行モードの実行中である旨を示す開閉実行モードフラグ512bがオンに設定され、大当たり終了コマンドを受信した場合には、開閉実行モードの実行中である旨を示す開閉実行モードフラグ512bがオフに設定される。
【0319】
[連続予告演出の表示例]
以下、図32図34を参照しつつ、パチンコ機10において連続予告演出が実行される場合の図柄表示部341の表示例について説明する。なお、図32図34において、図柄表示部341の背景の斜線種別の違いは、連続予告演出の種類の違いを示しており、左下がりの傾斜が第2連続予告演出、右下がりの傾斜が第3連続予告演出であるとする。また、図32図34の保留画像に付されている斜線は、前記ステップS1902(図10参照)の連続予告演出抽選で「連続予告演出あり」と判断された保留コマンドに対応する保留画像である旨を示す斜線であって、保留画像が予告保留画像である旨を示すものではない。具体的に、図32図34に示す保留画像は全て通常保留画像である。なお、第1連続予告演出〜第3連続予告演出が実行される遊技回のうち「連続予告演出あり」と判断された保留コマンドに対応する遊技回では、図柄表示部341の変動表示領域344においてスペシャルリーチ、スーパーリーチ、又はノーマルリーチのいずれかを伴う変動表示が実行される。
【0320】
[第1表示例]
まず、図32を参照しつつ、第1表示例について説明する。第1表示例は、保留コマンドの種別(当否情報に基づく当選結果)が大当たりである場合に実行される連続予告演出の一例である。
【0321】
具体的に、第1表示例は、図32(A)に示すように、連続予告演出が実行されない遊技回における変動表示中に、第4保留領域342Dに表示される保留画像に対応する保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vに第2連続予告演出を示す「2」が設定された場合の表示例である。
【0322】
この場合、図32(A)に示す前回の変動表示の終了後、図32(B)〜図32(E)に示すように、予め定められた特定数である4回連続する遊技回の変動表示の際に、第2連続予告演出が実行される。そして、4回目の第2連続予告演出の終了後に実行される変動表示では、図32(F)に示すように、例えば同一の変動図柄である「7」が揃った状態となり、大当たり当選結果が大当たりである旨のメッセージが表示され、遊技状態が前記特定遊技状態に移行する。
【0323】
[第2表示例]
次に、図33を参照しつつ、第2表示例について説明する。第2表示例は、2つの保留コマンドである第1の保留コマンド及び第2の保留コマンド各々の種別(当否情報に基づく当選結果)が外れである場合に実行される連続予告演出の一例である。
【0324】
具体的に、第2表示例は、図33(A)に示すように、連続予告演出が実行されない遊技回における変動表示中に、第2保留領域342Bに表示される保留画像に対応する第1の保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512s及び第2連続予告エリア512tに第2連続予告演出を示す「2」が設定された場合の表示例である。さらに、第2表示例は、図33(C)に示すように、2回目の第2連続予告演出の実行中に、第2保留領域342Bに表示される保留画像に対応する第2の保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512s及び第2連続予告エリア512tに第3連続予告演出を示す「3」が設定された場合の表示例である。
【0325】
この場合、図33(A)に示す前回の変動表示の終了後、図33(B)及び図33(C)に示すように、連続する2回の遊技回の変動表示の際に、第2連続予告演出が実行される。その後、図33(D)に示すように、2回目の第2連続予告演出が実行される遊技回の変動表示が終了すると、次に、図33(E)及び図33(F)に示すように、連続する2回の遊技回の変動表示の際には、前回の遊技回で実行されていた第2連続予告演出とは異なる種類の第3連続予告演出が実行される。なお、前述したように、後半の2回の遊技回では、第3連続予告演出でなく第1連続予告演出が実行されることもある。
【0326】
[第3表示例]
次に、図34を参照しつつ、第3表示例について説明する。第3表示例は、第2表示例と同様に、2つの2つの保留コマンドである第1の保留コマンド及び第2の保留コマンド各々の種別(当否情報に基づく当選結果)が外れである場合に実行される連続予告演出の一例である。
【0327】
具体的に、第3表示例は、図34(A)に示すように、連続予告演出が実行されない遊技回における変動表示中に、第3保留領域342Cに表示される保留画像に対応する第1の保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uに第3連続予告演出を示す「3」が設定された場合の表示例である。さらに、第3表示例は、図34(E)に示すように、3回目の第3連続予告演出が実行された後に、第1保留領域342Aに表示される保留画像に対応する第2の保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512sに第2連続予告演出を示す「2」が設定されたものとする。
【0328】
この場合、図34(A)に示す前回の変動表示の終了後、図34(B)〜図34(D)に示すように、連続する3回の遊技回の変動表示の際に、第3連続予告演出が実行される。その後、図34(E)に示すように、3回目の変動表示が終了した後、第2の保留コマンドが受信されると、図34(F)に示すように、前回の遊技回で実行されていた第3連続予告演出とは異なる種類の第2連続予告演出が1回実行される。なお、前述したように、後半の1回の遊技回では、第2連続予告演出でなく第1連続予告演出が実行されることもある。
【0329】
以上説明したように、パチンコ機10では、MPU51が、大当たり抽選の結果が大当たりであって、特定遊技状態への状態移行条件を満たす場合には、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数以上の遊技回で連続して実行する。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が第2連続予告制御手段の一例である。
【0330】
これにより、遊技者は、図32(E)の4回目の第2連続予告演出の表示を見ることにより、大当たり当選したことを認識することができる。そして、それまでの間、遊技者は連続予告演出が4回連続するか否かに注目することになり、遊技への注目度が高まる。また、遊技者は大当たり当選の表示前に大当たりしていることを知得し、優越感のような感覚を得ることができるため、パチンコ機10の遊技の興趣を高めることができる。なお、もちろん保留コマンドの種別(当否情報に基づく当選結果)が大当たりである場合であっても、連続予告演出が実行されない場合、又は、前記特定回数未満の連続予告演出が実行される場合もある。
【0331】
また、パチンコ機10では、MPU51が、大当たり抽選の結果が外れであり、特定遊技状態への状態移行条件を満たさない場合には、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が第2連続予告制御手段の一例である。そして、その際には、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出が選択される。
【0332】
従って、大当たり抽選の結果が外れである場合には、同じ連続予告演出が前記特定数以上継続して実行されることがなく、大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、同じ連続予告演出が前記特定数以上連続して実行されることがあるという仕様を正確に実現することができる。
【0333】
また、本実施形態に係るパチンコ機10では、連続予告演出が実行される場合、第1保留領域342A〜第4保留領域342D各々に保留画像として通常保留画像が表示され、予告保留画像は表示されない。そのため、遊技者は、保留表示領域342に表示中のいずれの保留画像に対応する遊技回でリーチや大当たりが発生するかを特定することができず、連続予告演出が連続して実行される回数も特定することができない。そのため、連続予告演出の表示中における遊技者の遊技への注目度がより一層高まり、パチンコ機10の遊技の興趣をさらに高めることができる。
【0334】
[他の実施形態]
以下、本発明に係るパチンコ機10の他の実施形態について説明する。また、下記の他の実施形態において、前記第1の実施形態で説明したパチンコ機10と同様の構成については説明を省略する。なお、前記第1の実施形態及び下記の他の実施形態の各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
【0335】
[第2の実施形態]
以下、図35を参照しつつ、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0336】
前記第1の実施形態では、第1異種連続予告選択処理において、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別とは異なる任意の連続予告演出が選択される場合を例に挙げて説明した。そのため、期待度の高いリーチを伴う変動表示が連続予告演出と共に実行された後に、期待度の低いリーチを伴う変動表示が連続予告演出と共に実行されることがある。
【0337】
これに対し、本実施形態では、期待度の高いリーチを伴う変動表示が連続予告演出と共に実行された後に、期待度の低いリーチを伴う変動表示が連続予告演出と共に実行されることが防止される構成について説明する。ここに、図35は、前記第1異種連続予告選択処理の他の例を示すフローチャートである。
【0338】
<ステップS3501>
ステップS3501では、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回より前に実行され、変動パターンが「03」以下であるリーチを伴う遊技回のうち、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回に最も近い遊技回を特定する。具体的に、MPU51は、保留コマンドの種別及び変動パターンが記憶される第1変動種別エリア512m〜第3変動種別エリア512oを参照して前記遊技回を特定する。
【0339】
<ステップS3502>
ステップS3502では、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より高いか否かに応じて処理を分岐する。ここで、前記優先度は、大当たりの有無(状態移行条件の充足の有無)及び変動パターン(リーチ演出の種類)のいずれか一方又は両方などの遊技回の内容ごとに対応して予め定められており、ROM511に記憶されていることが考えられる。ここに、ROM511が優先度記憶手段の一例である。具体的に、前記優先度は、遊技回に対応する保留コマンドの内容が、大当たり、スペシャルリーチ、スーパーリーチ、ノーマルリーチの順に高いことが予め定められていることが考えられる(大当たり>スペシャルリーチ>スーパーリーチ>ノーマルリーチ)。また、遊技回の優先度が、大当たりの有無に関係なく変動パターンに応じて予め定められていることも他の実施形態として考えられる。なお、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回に対応する保留コマンドの内容は、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pのうち今回受信した保留コマンドの内容が記憶された変動種別エリアから読み出される。
【0340】
そして、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より高い場合には(S3502:Yes側)、処理がステップS3503に移行する。また、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より低い場合には(S3502:No側)、前記連続予告演出設定処理が終了し、前記保留コマンドに対応する連続予告演出は実行されない。なお、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度と同じである場合にも、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より高い場合と同様の処理を実行してもよい。
【0341】
<ステップS3503>
ステップS3503では、前記ステップS2401と同様に、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別を判別する。
【0342】
<ステップS3504、S3541>
そして、ステップS3504、S3541では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別に応じて処理が分岐する。具体的に、その連続予告演出の種別が第1連続予告演出である場合は(S3504:Yes側)、処理がステップS3541に移行し、第2連続予告演出である場合は(S3504:No、S3541:Yes側)、処理がステップS3542に移行する。また、その連続予告演出の種別が第3連続予告演出である場合は(S3504:No、S3541:No側)、前記連続予告演出設定処理が終了し、前記保留コマンドに対応する連続予告演出は実行されない。
【0343】
<ステップS3505>
ステップS3505では、前記ステップS2403と同様に、連続予告種別カウンタ512rの値と第1異種予告選択テーブル(図20(C)参照)とに基づいて連続予告演出の種別が選択される。即ち、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の第1連続予告演出よりも大当たり当選している確率が高いことが示唆される第2連続予告演出又は第3連続予告演出が選択される。なお、前述したように、前記第1連続予告演出〜前記第3連続予告演出は、抽選結果が大当たりである場合に選択される頻度が、第3連続予告演出、第2連続予告演出、第1連続予告演出の順で高い。
【0344】
<ステップS3542>
一方、ステップS3542では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の第2連続予告演出よりも大当たり当選している確率が高いことが示唆される第3連続予告演出が選択される。
【0345】
これにより、本実施形態に係るパチンコ機10においても、大当たり抽選の結果が外れであり、特定遊技状態への状態移行条件を満たさない場合には、複数種類の前記連続予告演出のうち同種の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出が選択されることになる。そして、本実施形態に係るパチンコ機10では、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、リーチが発生する直近の遊技回の優先度より高い場合に、今回受信した保留コマンドに対応する連続予告演出が実行されることになる。換言すれば、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、リーチが発生する直近の遊技回の優先度より低い場合には、今回受信した保留コマンドに対応する連続予告演出が実行されない。従って、遊技者の期待感の高い変動表示が連続予告演出を伴って実行された後に、連続して期待感の低い変動表示が連続予告演出を伴って実行されることがなく、遊技の興趣が損なわれることが防止される。
【0346】
また、本実施形態では、前記第1異種連続予告選択処理を例に挙げて説明したが、前記第2異種連続予告選択処理(図25参照)についても同様の処理が実行されることが考えられる。この場合、RAM512に、前記ステップS1823のシフト処理時に前記第1変動種別エリア512mの内容がシフトして記憶される現在変動種別エリアが設けられていることが考えられる。そして、前記ステップS3501〜S3502では、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、現在又は前回の遊技回の優先度が高いか否かが、前記現在変動種別エリアの内容に基づいて判断されることが考えられる。また、前記ステップS3503では、現在又は前回の遊技回で実行された連続予告演出の種別が現在連続予告エリア512xに基づいて判別される。これにより、前記第2異種連続予告選択処理においても前記第1異種連続予告選択処理と同様に、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、現在又は前回の遊技回の優先度より高い場合に、今回受信した保留コマンドに対応する連続予告演出が実行されることになる。
【0347】
[第3の実施形態]
以下、図36を参照しつつ、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0348】
第3の実施形態では、前記第2の実施形態とは異なる手法で、期待度の低い連続予告演出が実行されて期待度の高いリーチを伴う変動表示が行われた後に、期待度の高い連続予告演出が実行されて期待度の低いリーチを伴う変動表示が行われることが防止される構成について説明する。ここに、図36は、前記第1異種連続予告選択処理の他の例を示すフローチャートである。なお、図24に示した前記第1異種連続予告選択処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。
【0349】
<ステップS3601>
まず、ステップS3601では、前記ステップS3501と同様に、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回より前に実行され、変動パターンが「03」以下であるリーチを伴う遊技回のうち、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回に最も近い遊技回を特定する。
【0350】
<ステップS3602>
そして、ステップS3602では、前記ステップS3502と同様に、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より高いか否かに応じて処理を分岐する。
【0351】
具体的に、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より高い場合には(S3602:Yes側)、処理がステップS2401に移行する。また、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より低い場合には(S3602:No側)、前記連続予告演出設定処理が終了し、前記保留コマンドに対応する連続予告演出は実行されない。
【0352】
本実施形態に係るパチンコ機10でも、前記第2の実施形態と同様に、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、前記ステップS3501で特定された遊技回の優先度より低い場合に、今回受信した保留コマンドに対応する連続予告演出が実行されなくなる。従って、遊技者の期待感の高い変動表示が連続予告演出を伴って実行された後に、連続して期待感の低い変動表示が連続予告演出を伴って実行されることがなく、遊技の興趣が損なわれることが防止される。
【0353】
また、本実施形態では、前記第1異種連続予告選択処理を例に挙げて説明したが、前記第2異種連続予告選択処理(図25参照)についても同様の処理が実行されることが考えられる。この場合、RAM512には、RAM512に、前記ステップS1823のシフト処理時に前記第1変動種別エリア512mの内容が記憶される現在変動種別エリアが設けられていることが考えられる。そして、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、現在又は前回の遊技回の優先度が高いか否かが、前記現在変動種別エリアの内容に基づいて判断されることが考えられる。これにより、前記第2異種連続予告選択処理においても前記第1異種連続予告選択処理と同様に、今回受信した保留コマンドに対応する遊技回の優先度が、現在又は前回の遊技回の優先度より高い場合に、今回受信した保留コマンドに対応する連続予告演出が実行されることになる。
【0354】
[第4の実施形態]
次に、図37図41を参照しつつ、本発明の第4の実施形態について説明する。
【0355】
前記第1の実施形態では、前記連続予告種別選択処理(図21参照)のステップS2106、S2152、及びS2153において、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち既に連続予告演出の種別が記憶されている連続予告エリアについては、その値が上書きされない場合を例に挙げて説明した。
【0356】
一方、前記連続予告種別選択処理(図21参照)のステップS2106、S2152、及びS2153において、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち既に連続予告演出の種別が記憶されている場合でも、その値が上書きされることが他の実施形態として考えられる。即ち、前記ステップS2104、S2112、又はS2113で選択された前記連続予告演出を前記連続予告演出の開始前に実行される他の遊技回から開始することが可能である。本実施形態では、図37図41を参照しつつ、この場合にMPU51によって実行される処理例について説明する。
【0357】
ここに、図37は、前記第1異種連続予告選択処理の他の例を示すフローチャートである。なお、図37において、図35で示した前記第1異種連続予告選択処理と同様の処理について同じ符号を付してその説明を省略する。また、図38及び図39は、前記コマンド対応処理のステップS1826で実行される前記変動制御処理及びステップS1827で実行される前記連続予告実行処理の他の例を示すフローチャートである。なお、図40及び図41は、本実施形態に係るパチンコ機10において連続予告演出が実行される場合の図柄表示部341の表示例を示す図である。
【0358】
<ステップS3701>
まず、図37に示すように、前記第1異種連続予告選択処理では、前記ステップS3505又は前記ステップS3542(図35参照)によって連続予告演出が選択された後、ステップS3701において、RAM512に設けられているチャンスフラグ512cがONに設定される。チャンスフラグ512cの初期値はOFFであって、ステップS3701でONに設定され、後述のステップS3904(図39参照)でOFFに設定される。MPU51は、チャンスフラグ512cの状態に応じて、連続予告演出の種別が途中で期待度の高い連続予告演出の種別に切り替わるか否かを判断することが可能である。
【0359】
次に、図38を参照しつつ、MPU51によって実行される前記変動制御処理の他の例について説明する。
【0360】
<ステップS3801>
まず、ステップS3801では、変動パターンコマンドに基づいて抽選結果が大当たりであるか否かが判断される。ここで、抽選結果が大当たりであると判断されると(S3801:Yes側)、処理がステップS3804に移行し、抽選結果が外れであると判断されると(S3801:No側)、処理がステップS3802に移行する。
【0361】
<ステップS3802>
ステップS3802では、チャンスフラグ512cがONであるか否かが判断される。ここで、チャンスフラグ512cがONであると判断されると(S3802:Yes側)、処理がステップS3803に移行し、チャンスフラグ512cがOFFであると判断されると(S3802:No側)、処理がステップS3804に移行する。
【0362】
<ステップS3803>
ステップS3803では、今回受信した変動パターンコマンドを予め定められたリーチなしの変動パターンコマンドに変更する。例えば、今回受信した変動パターンコマンドにおける変動パターンが「C04」又は「C05」に設定される。これにより、抽選結果が外れであってチャンスフラグ512cがONである場合には、変動表示の内容が常にリーチなしの完全外れに対応する変動表示となる。なお、前記ステップS3803が省略され、実行中の連続予告演出が途中で変更される場合でも、本来の変動パターンコマンドに基づいてリーチが実行されることも他の実施形態として考えられる。
【0363】
<ステップS3804>
次に、ステップS3804では、受信した変動パターンコマンド又は前記ステップS3803で設定された変動パターンコマンドに基づいて、表示変動パターンコマンドが設定される。なお、前記表示変動パターンコマンドは、前記ステップS1828(図18参照)で表示制御装置6に送信されることになる。
【0364】
続いて、図39を参照しつつ、MPU51によって実行される前記連続予告実行処理の他の例について説明する。なお、図39において、図31で示した前記第1異種連続予告選択処理と同様の処理について同じ符号を付してその説明を省略する。
【0365】
<ステップS3901>
前記ステップS3101で現在連続予告エリア512xの値が「1」以上であると判断されると、続くステップS3901において、チャンスフラグ512cがONであるか否かが判断される。ここで、チャンスフラグ512cがONであると判断されると(S3901:Yes側)、処理がステップS3902に移行し、チャンスフラグ512cがOFFであると判断されると(S3901:No側)、処理がステップS3102に移行する。
【0366】
<ステップS3902>
ステップS3902では、現在連続予告エリア512xに記憶されている値が、RAM512に設けられている過去連続予告エリア512zに記憶されている値よりも大きいか否かが判断される。即ち、ここでは、実行中の連続予告演出の種別が切り替わるタイミングであるか否かが判断される。過去連続予告エリア512zは、前記ステップS1823のシフト処理時に現在連続予告エリア512xの内容がシフトして記憶される領域である。そして、現在連続予告エリア512xの値が過去連続予告エリア512zの値よりも大きいと判断されると(S3902:Yes側)、処理がステップS3903に移行する。また、現在連続予告エリア512xの値が過去連続予告エリア512zの値よりも小さいと判断されると(S3902:No側)、処理がステップS3102に移行する。
【0367】
<ステップS3903>
ステップS3903では、図柄表示部341にチャンス画像を表示させるためのチャンスコマンドを表示制御装置6に送信する。チャンス画像は、大当たり当選している確率が高くなったことを遊技者に示すための画像である。例えば、表示制御装置6では、MPU61が、チャンスコマンドの受信に応じて、図柄表示部341に予め定められたチャンスメッセージ又はキャラクタ画像などのチャンス画像を表示させる。なお、表示制御装置6におけるチャンスコマンド受信時の処理は、チャンス画像の表示に限らず、例えば電飾部27の点灯態様又はスピーカ26からの出力音声などによってチャンスを告知することも可能である。また、発射ハンドル21を振動させることが可能な振動手段を備える構成であれば、その振動手段により発射ハンドル21を振動させてチャンスを告知してもよい。
【0368】
これにより、実行中の連続予告演出がリーチを伴うことなく終了し、異なる種類の連続予告演出が実行された場合でも、大当たり当選している可能性が高くなったことを遊技者に認識させることができる。従って、終了した連続予告演出が無駄になったような感覚又は違和感を遊技者に与えることが防止され、その後に実行される連続予告演出を伴う変動表示における遊技者の遊技への注目度を高めることができる。
【0369】
なお、前記ステップS3903が省略され、前記チャンス画像などのチャンス表示が省略される構成も他の実施形態として考えられる。即ち、実行中の連続予告演出がリーチを伴うことなく終了して異なる連続予告演出が実行されることになる。この場合、大当たり当選している可能性が高くなったことを明示することなく遊技者に認識させることができる。
【0370】
<ステップS3904>
次に、ステップS3904では、前記ステップS3701でONに設定されたチャンスフラグ512cがOFFに設定され、処理が前記ステップS3102に移行する。その後、前記ステップS3102では、連続予告コマンドが表示制御装置6に送信され、図柄表示部341で連続予告演出が実行されることになる。
【0371】
ここで、図40及び図41を参照しつつ、本実施形態に係るパチンコ機10において連続予告演出が実行される場合の図柄表示部341の表示例について説明する。ここでは、2つの保留コマンドである第1の保留コマンド及び第2の保留コマンド各々の種別(当否情報に基づく当選結果)が外れである場合を例に挙げて説明する。
【0372】
具体的に、当該表示例は、図40(A)に示すように、連続予告演出が実行されない遊技回における変動表示中に、第2保留領域342Bに表示される保留画像に対応する第1の保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512s及び第2連続予告エリア512tに第2連続予告演出を示す「2」が設定された場合の表示例である。また、当該表示例は、図40(C)に示すように、2回目の第2連続予告演出に対応する遊技回の変動表示中に、第2保留領域342Bに表示される保留画像に対応する第2の保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512s及び第3連続予告エリア512tに第3連続予告演出を示す「3」が設定されたものとする。この場合、図40(A)に示す前回の変動表示の終了後、図40(B)及び図40(C)に示すように、連続する2回の遊技回の変動表示の際に、第2連続予告演出が実行される。このとき、前記2回目の遊技回の変動表示では、変動パターンが「04」又は「05」に設定されることになるためリーチが実行されない。その後、2回目の第2連続予告演出が実行される遊技回の変動表示が終了すると、図40(D)に示すように、前記チャンスコマンドに基づいて、「チャンス」のようなチャンス画像が表示されるチャンス表示が実行される。そして、図40(E)及び図40(F)に示すように、連続する2回の遊技回の変動表示の際には、前回の遊技回で実行されていた第2連続予告演出とは異なる第3連続予告演出が実行される。
【0373】
一方、図41(A)に示すように、前記第1の保留コマンドを受信したときに、保留数Nが「3」であって、連続予告回数Mが「3」である場合には、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uに第2連続予告演出を示す「2」が設定される。この場合には、その後、図41(B)及び図41(C)に示すように、2回連続して第2連続予告演出が実行される。ここで、図41(C)に示すように、2回目の第2連続予告演出に対応する遊技回の変動表示の実行中に、前記第2の保留コマンドを受信したときに、保留数Nが「2」であって、連続予告回数Mが「2」である場合には、第1連続予告エリア512s及び第2連続予告エリア512tに第3連続予告演出を示す「3」が設定されることになり、第1連続予告エリア512sの値が「2」から「3」に上書きされることになる。そのため、図41(D)に示すように、2回目の第2連続予告演出に対応する遊技回の変動表示はリーチを伴うことなく終了することになり、図41(E)及び図41(F)に示すように、次からは前記第2の保留コマンドに対応する第3連続予告演出が実行される。但し、その際、図41(D)に示すように、第2連続予告演出から第3連続予告演出に切り替わる際には前記チャンス表示が行われる。
【0374】
このように、本実施形態に係るパチンコ機10では、実行中の連続予告演出がリーチを伴うことなく終了して異なる連続予告演出が実行された場合でも、大当たり当選している可能性が高くなったことを前記チャンス表示によって遊技者に認識させることができる。そのため、終了した連続予告演出が無駄になったような感覚又は違和感を遊技者に与えることが防止され、その後に実行される連続予告演出を伴う変動表示における遊技者の遊技への注目度を高めることができる。
【0375】
[第5の実施形態]
続いて、図42図45を参照しつつ、本発明の第5の実施形態について説明する。
【0376】
前記第1の実施形態では、第1異種連続予告選択処理において、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別とは異なる連続予告演出が選択される場合を例に挙げて説明した。また、前記第1の実施形態では、前記第2異種連続予告選択処理において、現在又は前回の連続予告演出の種別とは異なる種別の連続予告選択処理が選択される場合を例に挙げて説明した。このような構成では、複数種類の前記連続予告演出のうち同種の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される。
【0377】
一方、受信した保留コマンドの種別が大当たりである場合には、同種の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が継続してもよい。そこで、本実施形態では、受信した保留コマンドの種別が大当たりである場合には、先に開始されている連続予告演出に続いて同種の連続予告演出が実行される場合について説明する。
【0378】
ここに、図42は、前記第1異種連続予告選択処理の他の例を示すフローチャート、図43は、前記第2異種連続予告選択処理の他の例を示すフローチャートである。また、図44は、前記連続予告実行処理の他の例を示すフローチャートである。なお、図45は、本実施形態に係るパチンコ機10において連続予告演出が実行される場合の図柄表示部341の表示例を示す図である。
【0379】
まず、図42を参照しつつ、MPU51によって実行される前記第1異種連続予告選択処理の他の例について説明する。なお、図42において、図24で示した前記第1異種連続予告選択処理と同様の処理について同じ符号を付してその説明を省略する。
【0380】
<ステップS4101>
ステップS4101では、今回受信した保留コマンドの種別が判別される。具体的に、MPU51は、第1変動種別エリア512m〜第4変動種別エリア512pのうち現在の保留数Nに対応する変動種別エリアの値を読み出す。
【0381】
例えば、現在の保留数Nが1である場合には、第1変動種別エリア512mに記憶されている保留コマンドの種別が読み出される。また、現在の保留数Nが2である場合には、第2変動種別エリア512nに記憶されている保留コマンドの種別が読み出される。さらに、現在の保留数Nが3である場合には、第3変動種別エリア512oに記憶されている保留コマンドの種別が読み出される。同じく、現在の保留数Nが4である場合には、第4変動種別エリア512pに記憶されている保留コマンドの種別が読み出される。
【0382】
<ステップS4102>
ステップS4102では、受信した保留コマンドの種別が大当たりであるか否かに応じて処理が分岐される。具体的に、受信した保留コマンドの種別が大当たりである場合には(S4102:Yes側)、処理がステップS4103に移行する。また、受信した保留コマンドの変動パターンの種別が外れである場合には(S4102:No側)、処理がステップS2402に移行する。
【0383】
<ステップS4103>
ステップS4103では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出と同じ種別の連続予告演出が選択される。具体的に、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出が第1連続予告演出である場合には第1連続予告演出が選択され、第2連続予告演出である場合には第2連続予告演出が選択され、第3連続予告演出である場合には第3連続予告演出が選択される。なお、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出は、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uに基づいて判断される。
【0384】
次に、図43を参照しつつ、MPU51によって実行される前記第2異種連続予告選択処理の他の例について説明する。なお、図43において、図25で示した前記第2異種連続予告選択処理と同様の処理について同じ符号を付してその説明を省略する。
【0385】
<ステップS4201>
ステップS4201では、前記ステップS4101と同様に、今回受信した保留コマンドの種別が判別される。
【0386】
<ステップS4202>
そして、ステップS4202では、受信した保留コマンドの種別が大当たりであるか否かに応じて処理が分岐される。具体的に、受信した保留コマンドの種別が大当たりである場合には(S4202:Yes側)、処理がステップS4203に移行する。また、受信した保留コマンドの変動パターンの種別が外れである場合には(S4202:No側)、処理がステップS2502に移行する。
【0387】
<ステップS4203>
ステップS4203では、現在又は前回の遊技回の連続予告演出と同じ種別の連続予告演出が選択される。具体的に、現在又は前回の遊技回の連続予告演出が第1連続予告演出である場合には第1連続予告演出が選択され、第2連続予告演出である場合には第2連続予告演出が選択され、第3連続予告演出である場合には第3連続予告演出が選択される。なお、現在又は前回の遊技回の連続予告演出は、現在連続予告エリア512xに基づいて判断される。
【0388】
なお、前記ステップS4202で前記保留コマンドの種別が大当たりであると判断された場合であっても、予め定められた確率で、処理を前記ステップS4203及び前記ステップS2502のいずれかに振り分けることも他の実施形態として考えられる。これにより、前記連続予告演出の多様性を実現することができる。
【0389】
<ステップS4204>
そして、ステップS4204では、RAM512に設けられている予告継続フラグ512dがONに設定される。予告継続フラグ512dの初期値はOFFであって、ステップS4204でONに設定され、後述のステップS4306(図44参照)でOFFに設定される。MPU51は、予告継続フラグ512dの状態に応じて、現在又は前回の遊技回の連続予告演出と同じ種別の連続予告演出が実行されるか否かを判断することが可能である。
【0390】
次に、図44を参照しつつ、MPU51によって実行される前記連続予告実行処理の他の例について説明する。なお、図44において、図31で示した前記第1異種連続予告選択処理と同様の処理について同じ符号を付してその説明を省略する。
【0391】
<ステップS4301>
ステップS4301では、予告継続フラグ512dがONであるか否かが判断される。ここで、予告継続フラグ512dがONであると判断されると(S4301:Yes側)、処理がステップS4302に移行し、予告継続フラグ512dがOFFであると判断されると(S4301:No側)、処理がステップS3102に移行する。
【0392】
<ステップS4302>
ステップS4302では、図柄表示部341に予告継続画像を表示させるための予告継続コマンドが表示制御装置6に送信される。予告継続画像は、大当たり当選している確率が高くなったことを遊技者に示すための画像である。例えば、表示制御装置6では、MPU61が、予告継続コマンドの受信に応じて、図柄表示部341に予め定められた予告継続メッセージ又はキャラクタ画像などの予告継続画像を表示させる。なお、表示制御装置6における予告継続コマンド受信時の処理は、予告継続画像の表示に限らず、例えば電飾部27の点灯態様又はスピーカ26からの出力音声などによって予告継続を告知することも可能である。また、発射ハンドル21を振動させることが可能な振動手段を備える構成であれば、その振動手段により発射ハンドル21を振動させて予告継続を告知してもよい。
【0393】
これにより、前回の連続予告演出がリーチを伴って終了した場合でも、大当たり当選している可能性が高い状況が続いていることを遊技者に認識させることができる。従って、続けて実行される連続予告演出を伴う変動表示における遊技者の遊技への注目度を高めることができる。また、前回の連続予告演出に続けて同種の連続予告演出が実行されることにより、同種の連続予告演出が前記特定数である4回以上継続することがあり、この場合には、遊技者に大当たり当選が確定している旨を認識させることができる。これにより、大当たり当選が図柄表示部341に表示される前に大当たり当選していることを遊技者に知らせることができ、例えば優越感のような感覚を遊技者に与えることができる。
【0394】
なお、前記ステップS4302が省略され、前記予告継続画像などの予告継続表示が省略される構成も他の実施形態として考えられる。即ち、前回の連続予告演出の終了後にそのまま同種の連続予告演出が実行されることになる。この場合でも、大当たり当選している可能性が高くなったことを明示することなく遊技者に認識させることができる。
【0395】
<ステップS4303>
その後、ステップS4303では、前記ステップS4204でONに設定された予告継続フラグ512dがOFFに設定され、処理が前記ステップS3102に移行する。その後、前記ステップS3102では、連続予告コマンドが表示制御装置6に送信され、図柄表示部341で連続予告演出が実行されることになる。
【0396】
ここで、図45を参照しつつ、本実施形態に係るパチンコ機10において連続予告演出が実行される場合の図柄表示部341の表示例について説明する。ここでは、先に受信した第1の保留コマンドの種別が外れであり、後に受信した第2の保留コマンドの種別が大当たりである場合を例に挙げて説明する。
【0397】
具体的に、当該表示例は、図45(A)に示すように、連続予告演出が実行されない遊技回における変動表示中に、第3保留領域342Cに表示される保留画像に対応する第1の保留コマンドを受信したときに、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uに第2連続予告演出を示す「2」が設定された場合の表示例である。また、当該表示例は、図45(E)に示すように、3回目の第2連続予告演出の実行中又は実行後に、第1保留領域342Aに表示される保留画像に対応する第2の保留コマンドを受信したとき、その第2の保留コマンドの種別が大当たりであって、第1連続予告エリア512sに第2連続予告演出を示す「2」が設定された場合の表示例である。
【0398】
この場合、図45(A)に示す前回の変動表示の終了後、図45(B)〜図45(D)に示すように、連続する3回の遊技回の変動表示の際に、第2連続予告演出が実行される。その後、3回目の第2連続予告演出が実行される遊技回の変動表示が終了すると、図45(E)に示すように、第2の保留コマンドを受信して第1保留領域342Aに保留画像が表示される。続いて、次の変動表示が開始される際に、図45(F)に示すように、前記予告継続コマンドに基づいて、「復活」のような予告継続画像が表示される予告継続表示が実行される。そして、図45(G)に示すように、次の遊技回の変動表示の際に、前回の遊技回で実行されていた第2連続予告演出と同じ第2連続予告演出が実行される。その後、図45(H)に示すように、変動表示が停止する際には、例えば同一の変動図柄である「7」が揃った状態となって、大当たり当選結果が大当たりである旨のメッセージが表示され、遊技状態が前記特定遊技状態に移行する。この場合、第2連続予告演出が前記特定数である4回連続して実行されたことになる。
【0399】
以上説明したように、本実施形態に係るパチンコ機10では、後に受信した保留コマンドの種別が大当たりである場合には、複数種類の前記連続予告演出のうち同種の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況があえて形成されることがある。従って、大当たり当選が図柄表示部341に表示される前に大当たり当選していることを遊技者に知らせることができる頻度を高くすることができる。
【0400】
なお、本実施形態に係るパチンコ機10において、前記第1異種連続予告選択処理(図42参照)において、保留コマンドの種別が大当たりであって、前記ステップS4103で連続予告演出直前の連続予告演出が選択された場合には、図32に示した前記第1表示例と同様に、同種の連続予告演出が前記特定数以上連続して実行された後、大当たり当選が表示されることになる。
【0401】
[第6の実施形態]
次に、図46図49を参照しつつ、本発明の第6の実施形態について説明する。
【0402】
前記第1の実施形態では、同種の連続予告演出が前記特定数以上連続して実行される状況が回避されるように、第1連続予告演出〜第3連続予告演出の中から実行する連続予告演出が選択される場合について説明した。これに対し、本実施形態では、連続予告演出が前記特定数以上連続するおそれがある場合に、第1連続予告演出〜第3連続予告演出と別に予め定められた特定連続予告演出とのいずれかを切り替えて実行可能な構成について説明する。ここに、図46は、前記第1異種連続予告選択処理の他の例を示すフローチャートであり、図47は、前記連続予告種別選択処理の他の例を示すフローチャートである。また、図48は、前記第2異種連続予告選択処理の他の例を示すフローチャートであり、図49は、前記連続予告種別選択処理の他の例を示すフローチャートである。
【0403】
まず、図46を参照しつつ、前記第1異種連続予告選択処理の他の例について説明する。なお、図46において、図24で示した前記第1異種連続予告選択処理と同様の処理について同じ符号を付してその説明を省略する。
【0404】
<ステップS4501>
まず、ステップS4501では、今回受信した保留コマンドの種別が大当たりであるか否かが判断される。ここで、保留コマンドの種別が大当たりであると判断されると(S4501:Yes側)、処理はステップS4502に移行し、保留コマンドの種別が外れであると判断されると(S4501:No側)、処理はステップS4511に移行する。
【0405】
<ステップS4502>
ステップS4502では、予め定められた確率で特定連続予告演出の実行が選択される抽選処理が実行される。例えば、特定連続予告演出の抽選処理は以下のように行われる。即ち、コマンド対応処理(図18参照)が起動される約2msec周期で定期的に0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される特定連続予告カウンタがRAM512に設けられている。また、ROM511には、特定連続予告カウンタの値と特定連続予告演出の実行の有無との対応関係を示す特定連続予告テーブル情報が記憶されている。そして、MPU51は、ステップS4502において、現在の特定連続予告カウンタの値と特定連続予告テーブルとに基づいて特定連続予告演出の実行の有無を選択する。これにより、予め定められた確率で特定連続予告演出が選択される構成が実現可能であるが、ここで説明する構成例は単なる一例に過ぎない。
【0406】
<ステップS4503>
ステップS4503では、前記ステップS4502で特定連続予告演出の実行が選択された場合には(S4503:Yes側)、処理がステップS4511に移行し、特定連続予告演出の実行が選択されなかった場合には(S4503:Yes側)、処理がステップS4504に移行する。即ち、保留コマンドの種別が大当たりである場合でも、予め定められた確率で、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出と異なる種類の連続予告演出が選択されて実行されることになる。
【0407】
<ステップS4504>
ステップS4504では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出と同種の連続予告演出が選択される。即ち、保留コマンドの種別が大当たりである場合には、予め定められた確率で、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出と同種の連続予告演出が選択されて実行されることになる。
【0408】
<ステップS4511>
一方、ステップS4511では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出が特定連続予告演出であるか否かが判断される。具体的に、第1連続予告演出〜第3連続予告演出を示す値が「1」〜「3」であるのに対し、特定連続予告演出を示す値が「4」であることが考えられる。この場合、前記ステップS4511では、第1連続予告エリア512s〜第3連続予告エリア512uのうち、受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回に対応する連続予告エリアの値が「4」であるか否かを判断する。そして、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出が特定連続予告演出ではない場合(S4511:No側)、処理はステップS4512に移行する。また、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出が特定連続予告演出である場合(S4511:Yes側)、処理はステップS4513に移行する。
【0409】
<ステップS4512>
ステップS4512では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の種別として特定連続予告演出が選択される。このとき、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別は、特定連続予告演出ではなく第1連続予告演出〜第3連続予告演出のいずれかである。即ち、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出は、その開始直前の遊技回で実行される予定の特定連続予告演出とは異なることになる。
【0410】
<ステップS4513>
一方、ステップS4513では、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の種別を第1連続予告演出〜第3連続予告演出から選択する前記ステップS2112と同様の連続予告演出種別抽選処理が実行される。このとき、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で実行される予定の連続予告演出の種別は、第1連続予告演出〜第3連続予告演出ではなく、特定連続予告演出である。即ち、今回受信した保留コマンドに対応して実行される連続予告演出は、その開始直前の遊技回で実行される予定の第1連続予告演出〜第3連続予告演出のいずれかとは異なることになる。
【0411】
続いて、図47を参照しつつ、前記連続予告種別選択処理の他の例について説明する。なお、図47において、図21で示した前記連続予告種別選択処理と同様の処理について同じ符号を付してその説明を省略する。
【0412】
<ステップS4601>
ステップS4601では、前記ステップS2104で特定連続予告演出が選択されたか否かが判断される。ここで、前記ステップS2104で特定連続予告演出が選択されたと判断されると(S4601:Yes側)、処理はステップS4602に移行し、前記ステップS2104で特定連続予告演出が選択されていないと判断されると(S4601:No側)、処理は前記ステップS2105に移行する。
【0413】
<ステップS4602>
ステップS4602では、前記ステップS2106等と同様に、受信した保留コマンドに対応する遊技回を含む前記連続予告回数M分の遊技回で実行される連続予告演出の種別として特定連続予告演出が設定される。具体的には、特定連続予告演出の種別を示す値「4」が、第1連続予告エリア512s〜第4連続予告エリア512vのいずれか1つ又は複数に記憶される。
【0414】
以上説明したように、本実施形態に係るパチンコ機10では、前記第1異種連続予告選択処理が実行される場合であって、保留コマンドの種別が外れである場合には、第1連続予告演出〜第3連続予告演出のいずれかと特定連続予告演出とが切り替えて選択される。また、本実施形態に係るパチンコ機10では、前記第1異種連続予告選択処理が実行される場合であって、保留コマンドの種別が大当たりである場合にも、予め定められた確率で、第1連続予告演出〜第3連続予告演出のいずれかと特定連続予告演出とが切り替えて選択される。
【0415】
従って、複数種類の連続予告演出のうち同種の連続予告演出が前記特定数として予め定められた4回以上連続する状況が回避される。これにより、例えば前記第1異種予告選択テーブル〜前記第3異種予告選択テーブルが不要となる。また、前記ステップS4502〜S4503の処理が省略されることも他の実施形態として考えられ、この場合には、前記特定連続予告テーブルも省略可能である。
【0416】
また、本実施形態では、前記第1異種連続予告選択処理を例に挙げて説明したが、図48及び図49に示すように、前記第2異種連続予告選択処理(図25参照)についても同様の処理が実行されることが考えられる。なお、この場合には、前記ステップS4504において、現在又は前回の遊技回の連続予告演出と同じ種別の連続予告演出が選択される。また、前記第1異種連続予告選択処理では、第1連続予告演出〜第3連続予告演出のいずれかと特定連続予告演出とが切り替えて選択されない手法、例えば図24又は図35に示した手法で第1連続予告演出〜第3連続予告演出のいずれかが選択され、前記第2異種連続予告選択処理において、第1連続予告演出〜第3連続予告演出のいずれかと特定連続予告演出とが切り替えて選択されることも考えられる。
【0417】
[第7の実施形態]
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
【0418】
前記第1の実施形態では、前記連続予告演出の実行と前記予告保留画像の表示との両方が行われることがない場合を例に挙げて説明した。これは、遊技者が、保留表示領域342に表示されている予告保留画像に対応する遊技回が大当たり当選している確率の高い遊技回であると認識することが可能になり、前記連続予告演出の継続回数が推測可能となり、遊技への注目度が低下するおそれがあるためである。これに対し、本実施形態では、抽選結果が大当たりであることが確定した場合であって、前記連続予告演出が実行される場合には、予め定められた確率で、あえて予告保留画像を表示させる構成について説明する。
【0419】
具体的に、本実施形態に係るパチンコ機10では、MPU51が、保留コマンドの種別が大当たりである場合であって、連続予告演出ありが選択された場合には、前記ステップS2801(図28参照)を省略することにより、連続予告演出処理が実行される場合であっても、予告保留画像の表示の有無及び予告保留画像の選択を実行する。そして、その後、予告保留画像の表示ありが選択された場合、MPU51は、ステップS2741、S2751、S2752、又はステップS2841、S2851、S2852において、予告保留画像を表示させる保留表示領域を保留表示領域342A〜342Dからランダムに選択し、その保留表示領域に対応する予告保留エリアに予告保留画像の種別などを記憶させる。即ち、保留表示領域342A〜342Dのうち、予告保留画像が表示される保留表示領域が、保留コマンドに対応する保留表示領域とは異なる予告保留領域である場合がある。
【0420】
これにより、例えば予告保留画像に対応する遊技回では大当たり当選せず、その後の保留画像に対応する遊技回で大当たり当選になることが考えられる。この場合には、予告保留画像に対応する遊技回だけに期待を寄せていた遊技者を落胆させた後、その遊技者に、通常保留画像に対応する遊技回で大当たり当選することによるサプライズ感を与えることができ、遊技に興趣を添えることができる。なお、この場合には、予告保留画像に対応する遊技回においてリーチも発生しないで変動表示が終了することになるが、その後の保留画像に対応する遊技回で必ず大当たり当選となるため、遊技者を多大に落胆させることもない。また、このような処理が行われることを知っている遊技者は、予告保留画像に対応する遊技回でリーチが発生しなかったことで、大当たり当選が確定していることを事前に認識することができる。
【0421】
即ち、本実施形態では、保留表示領域342に表示される複数の保留画像のうち先に変動表示が実行される先保留画像の表示態様により、後に変動表示が実行される後保留画像に対応する当否情報が状態移行条件を満たしている可能性の高低が表示されることがある。これにより、前記保留画像各々に対応する前記当否情報が前記状態移行条件を満たしているか否かを遊技者が予測するための表示態様を多様化することができ、パチンコ機10の遊技の興趣を高めることができる。また、前記後保留画像に対応する前記当否情報が前記状態移行条件を満たしている場合に、予め設定された前記予告保留画像が前記先保留画像として表示されることがある。これにより、前記先保留画像として表示された前記予告保留画像に対応する遊技回に期待を寄せていた遊技者を落胆させた後、その遊技者に、前記後保留画像として表示された前記通常保留画像に対応する遊技回で前記状態移行条件を満たすことによるサプライズ感を与えることができ、遊技に興趣を添えることができる。
【0422】
また、予告保留画像に対応する遊技回よりも前の保留画像に対応する遊技回で大当たり当選になることも考えられる。この場合には、予告保留画像に対応する遊技回だけに期待を寄せていた遊技者に予期せぬ大当たりによるサプライズ性を持たせた遊技を提供することができる。なお、予告保留画像に対応する遊技回よりも前の保留画像に対応する遊技回で大当たり当選になった場合には、保留表示領域342に表示されている予告保留画像を通常保留画像に戻すことが考えられる。
【0423】
特に、MPU51は、保留表示領域342A〜342Dのうち前記保留コマンドに対応する保留表示領域を除く保留表示領域からランダムに選択される前記保留表示領域に予告保留画像を表示させることが考えられる。この場合、前記予告保留画像に対応する遊技回においてリーチが発生しないで変動表示が終了することがあるが、その後の前記保留画像に対応する遊技回で必ず前記状態移行条件を満たすことになるため、遊技者を多大に落胆させることもない。また、このような処理が行われることを知っている遊技者は、前記予告保留画像に対応する遊技回でリーチが発生しなかったことで、前記状態移行条件が満たされたことを事前に認識することができる。
【0424】
[発明の概要]
以下、上述の各実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、各付記と各実施形態との対応関係の理解に供するために便宜上符号を付して説明することがあるが、当該付記に係る発明はその符号を付した具体的構成に限定されるものではない。また、以下で説明する各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
【0425】
[付記A1]
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段(MPU41)と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段(RAM412)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段(MPU41)と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段(MPU41)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段(MPU41)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段(MPU51)と、
を備え、
前記第2連続予告制御手段は、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択することを特徴とする遊技機。
【0426】
付記A1によれば、前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たしていない場合には、同じ前記連続予告演出が前記特定数以上継続して実行されることがないため、前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たしている場合に、同じ前記連続予告演出が前記特定数以上連続して実行されることがあるという仕様を正確に実現することができる。従って、前記連続予告演出による遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることができる。
【0427】
[付記A2]
前記第2連続予告制御手段は、前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出の開始直前の遊技回で前記連続予告演出が実行される場合に、前記連続予告演出とは異なる種類の前記連続予告演出を選択する付記A1に記載の遊技機。
【0428】
付記A2によれば、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される構成が実現可能である。
【0429】
[付記A3]
前記第2連続予告制御手段は、前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出の開始直前の遊技回で前記連続予告演出が実行される予定である場合に、前記連続予告演出とは異なる種類の前記連続予告演出を選択する付記A2に記載の遊技機。
【0430】
付記A3によれば、前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出の開始直前の遊技回がまだ実行されていない予定の状態である場合を考慮して、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される。
【0431】
[付記A4]
前記第2連続予告制御手段は、現在の遊技回で前記連続予告演出が実行されている場合、又は前回の遊技回で前記連続予告演出が実行されていた場合に、前記連続予告演出とは異なる種類の前記連続予告演出を選択する付記A2又はA3に記載の遊技機。
【0432】
付記A4によれば、前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出の開始直前の遊技回が現在実行中である場合又は既に実行された場合を考慮して、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される。
【0433】
[付記B1]
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段(MPU41)と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段(RAM412)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段(MPU41)と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段(MPU41)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段(MPU41)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段(MPU51)と、
遊技回の内容ごとに対応する優先度が予め記憶された優先度記憶手段(RAM512)と、
を備え、
前記第2連続予告制御手段は、
複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択するものであり、
前記保留確認手段により内容が確認された前記当否情報に対応する遊技回の前記優先度が、前記遊技回より前に実行される他の遊技回の前記優先度より低い場合は、前記連続予告演出を実行しないことを特徴とする遊技機。
【0434】
この種の遊技機では、例えば期待度の高いリーチを伴う遊技回の変動表示が前記連続予告演出と共に実行された後に、期待度の低いリーチを伴う遊技回の変動表示が前記連続予告演出と共に実行されることがある。
【0435】
これに対し、付記B1によれば、前記保留確認手段により内容が確認された前記当否情報に対応する遊技回の優先度が、前記遊技回より前に予め定められた演出表示を伴う変動表示が実行される直近の他の遊技回の前記優先度より高い場合には、前記保留確認手段により内容が確認された前記当否情報に対応する遊技回で前記連続予告演出が実行されることがあるが、例えば遊技者の期待感の高い遊技回の変動表示が前記連続予告演出と共に実行された後に、連続して期待感の低い遊技回の変動表示が前記連続予告演出と共に実行されることが防止されるため、遊技の興趣が損なわれることを防止することができる。なお、付記B1は、例えば前記第2の実施形態又は前記第3の実施形態に対応する内容である。
【0436】
[付記B2]
前記優先度は、前記遊技回における前記状態移行条件の充足の有無及び前記遊技回における変動表示の際に実行されるリーチ演出の種類のいずれか一方又は両方に対応して定められている付記B1に記載の遊技機。
【0437】
付記B2によれば、期待度の高いリーチを伴う遊技回の変動表示が前記連続予告演出と共に実行された後に、期待度の低いリーチを伴う遊技回の変動表示が前記連続予告演出と共に実行されることが防止され、遊技の興趣が損なわれることを防止することができる。
【0438】
[付記B3]
複数種類の前記連続予告演出は、前記状態移行条件が満たされている場合に実行される確率が異なるものであり、
前記第2連続予告制御手段は、前記遊技回より前にリーチ演出を伴う変動表示が実行される直近の他の遊技回に対応する前記連続予告演出の種類に比べて前記状態移行条件が満たされている場合に実行される確率が高い種類の前記連続予告演出を選択する付記B1又はB2に記載の遊技機。
【0439】
付記B3によれば、前記状態移行条件が満たされている場合に実行される確率が高い前記連続予告演出の後に続けて、前記状態移行条件が満たされている場合に実行される確率が低い前記連続予告演出が実行されることが防止され、遊技の興趣が損なわれることを防止することができる。
【0440】
[付記B4]
前記第2連続予告制御手段は、前記遊技回より前にリーチ演出を伴う変動表示が実行される直近の他の遊技回に対応する前記連続予告演出の種類より、前記状態移行条件が満たされている場合に実行される確率が高い種類の前記連続予告演出が選択された場合に、実行中の連続予告演出の種別が切り替わるタイミングで、予め定められたチャンス表示を実行する付記B3に記載の遊技機。
【0441】
付記B4によれば、先に実行されていた前記連続予告演出が無駄になったような感覚又は違和感を遊技者に与えることが防止され、その後に実行される前記連続予告演出を伴う変動表示における遊技者の遊技への注目度を高めることができる。
【0442】
[付記C1]
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段(MPU41)と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段(RAM412)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段(MPU41)と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段(MPU41)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段(MPU41)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段(MPU51)と、
を備え、
前記第2連続予告制御手段は、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択するものであり、
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方は、前記選択された前記連続予告演出を前記連続予告演出の開始前に前記連続予告演出を伴って実行される他の遊技回から開始可能であることを特徴とする遊技機。
【0443】
この種の遊技機では、一の前記当否情報に対応する前記連続予告演出の開始前に実行される他の前記当否情報に対応する前記連続予告演出が終了するまで、前者の前記連続予告演出が実行されないことも考えられる。但し、この場合には、後者の前記連続予告演出の実行回数が制限されることがあり、例えば後者の前記連続予告演出を伴う遊技回において期待度の高い変動表示が行われる場合に、その遊技回に至るまでの過程において遊技者の期待感を煽ることができない。
【0444】
これに対し、付記C1によれば、前記連続予告演出の開始前に実行される他の遊技回に優先して後の前記連続予告演出を本来の予定の回数実行することが可能である。これにより、例えば後者の前記連続予告演出を伴う遊技回において期待度の高い変動表示が行われる場合に、その遊技回に至るまでの過程において遊技者の期待感を煽ることが可能である。なお、付記C1は、例えば前記第4の実施形態に対応する内容である。
【0445】
[付記C2]
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々に対応して実行される前記連続予告演出の種類が記憶される連続予告記憶手段を備え、
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方は、前記選択された前記連続予告演出の開始前に実行される他の遊技回に対応する前記連続予告記憶手段に記憶されている前記連続予告演出の種類を、前記選択された前記連続予告演出の種類に上書きすることが可能である付記C1に記載の遊技機。
【0446】
付記C2によれば、先に実行される他の遊技回に対応する前記連続予告演出より、後の遊技回に対応する前記連続予告演出を優先実行することが可能な構成を簡単に実現することができる。
【0447】
[付記C3]
遊技回の内容ごとに対応する優先度が予め記憶された優先度記憶手段(ROM511)を更に備え、
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方は、前記保留確認手段により内容が確認された前記当否情報に対応する遊技回の前記優先度が、前記遊技回より前に予め定められた演出表示を伴う変動表示が実行される直近の他の遊技回の前記優先度より高い場合に、前記選択された前記連続予告演出を前記連続予告演出の開始前に実行される他の遊技回から開始可能である付記C2に記載の遊技機。
【0448】
付記C3によれば、例えば後者の前記連続予告演出を伴う遊技回において期待度の高い変動表示が行われる場合に、その遊技回に至るまでの過程において遊技者の期待感を煽ることが可能である。
【0449】
[付記C4]
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方は、前記選択された前記連続予告演出を前記連続予告演出の開始前に実行される他の遊技回から開始される場合に、実行中の連続予告演出の種別が切り替わるタイミングで、予め定められたチャンス表示を実行する付記C2又はC3に記載の遊技機。
【0450】
付記C4によれば、先に実行されていた前記連続予告演出が無駄になったような感覚又は違和感を遊技者に与えることが防止され、その後に実行される前記連続予告演出を伴う変動表示における遊技者の遊技への注目度を高めることができる。
【0451】
[付記C5]
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方は、前記選択された前記連続予告演出を前記連続予告演出の開始前に実行される他の遊技回から開始される場合に、実行中の連続予告演出の種別が切り替わるタイミングで、予め定められたチャンス表示を実行させない付記C2又はC3に記載の遊技機。
【0452】
付記C5によれば、大当たり当選している可能性が高くなったことを明示することなく遊技者に認識させることができる。
【0453】
[付記C6]
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方は、前記選択された前記連続予告演出を前記連続予告演出の開始前に実行される他の遊技回から開始される場合には、実行中の連続予告演出の種別が切り替わるタイミングにおける変動表示をリーチなしの変動表示に変更する付記C2〜C5のいずれかに記載の遊技機。
【0454】
付記C6によれば、変動表示の内容が常にリーチなしの完全外れに対応する変動表示となる。無駄なリーチの実行を省略し、前記連続予告演出を伴う変動表示における遊技者の遊技への注目度を高めることができる。
【0455】
[付記D1]
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段(MPU41)と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段(RAM412)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段(MPU41)と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段(MPU41)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段(MPU41)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段(MPU51)と、
を備え、
前記第1連続予告制御手段は、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合に、前記第2連続予告制御手段により実行されていた前記連続予告演出を継続して実行可能であり、
前記第2連続予告制御手段は、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択するものであることを特徴とする遊技機。
【0456】
この種の遊技機では、前記第1連続予告制御手段は、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合にも、前記第2連続予告制御手段と同様に、前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択することが考えられる。但し、前記当否情報が前記状態移行条件を満たす場合には、前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続してもよい。
【0457】
これに対し、付記D1によれば、前記当否情報が前記状態移行条件を満たす場合には、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出が継続して実行されることがある。そのため、複数種類の前記連続予告演出のうち前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況があえて形成されることがある。これにより、前記状態移行条件が満たされたことを、その旨の表示などによって明示される前に、前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続することによって遊技者に知らせることができる頻度が高くなる。なお、付記D1は、例えば前記第5の実施形態に対応する内容である。
【0458】
[付記D2]
前記第1連続予告制御手段は、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合に、前記第2連続予告制御手段により実行されていた前記連続予告演出を選択すること、及び前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択することのいずれかを予め定められた確率で実行する付記D1に記載の遊技機。
【0459】
付記D2によれば、前記第2連続予告制御手段により実行されていた前記連続予告演出を選択すること、及び前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択することのいずれかが選択的に実行されるため前記連続予告演出の多様性が実現される。
【0460】
[付記D3]
前記第1連続予告制御手段は、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合に、予め定められた予告継続表示を実行する付記D1又はD2に記載の遊技機。
【0461】
これにより、前回の連続予告演出がリーチを伴って終了した場合でも、大当たり当選している可能性が高い状況が続いていることを遊技者に認識させることができる。従って、続けて実行される連続予告演出を伴う変動表示における遊技者の遊技への注目度を高めることができる。
【0462】
[付記D4]
前記第2連続予告制御手段は、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合に、予め定められた予告継続表示を実行しないことがある付記D3に記載の遊技機。
【0463】
付記D4によれば、前記予告継続表示が実行される場合と前記予告継続表示が実行されない場合とが存在するため、前記予告継続表示が行われた場合における遊技者の期待感を煽ることができる。
【0464】
[付記D5]
具体的に、前記遊技機は、現在又は前回の遊技回の連続予告演出の内容が記憶される現在連続予告記憶部(RAM512)を更に備え、前記第1連続予告制御手段は、前記現在連続予告記憶部の内容に基づいて前記第2連続予告制御手段により実行されていた前記連続予告演出を判断する付記D1〜D4のいずれかに記載の遊技機。
【0465】
付記D5によれば、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合に、前記第2連続予告制御手段により実行されていた前記連続予告演出を継続する構成が実現可能である。
【0466】
[付記E1]
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段(MPU41)と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段(RAM412)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段(MPU41)と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段(MPU41)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段(MPU41)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段(MPU51)と、
を備え、
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方が、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出が連続する場合に、前記連続予告演出とは異なる予め定められた特定連続予告演出を前記連続予告演出と交互に実行可能であることを特徴とする遊技機。
【0467】
付記E1によれば、簡単な処理又は構成で、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況を回避することができる。なお、付記E1は、例えば前記第6の実施形態に対応する内容である。
【0468】
[付記E2]
前記第1連続予告制御手段は、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出の終了後に連続して前記連続予告演出を実行する場合に、前記第2連続予告制御手段により実行されていた前記連続予告演出又は前記特定連続予告演出を継続して実行可能である付記E1に記載の遊技機。
【0469】
付記E2によれば、前記当否情報が前記状態移行条件を満たす場合には、前記第2連続予告制御手段により実行される前記連続予告演出が継続して実行されることがある。そのため、複数種類の前記連続予告演出のうち前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況があえて形成されることがある。これにより、前記状態移行条件が満たされたことを、その旨の表示などによって明示される前に、前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続することによって遊技者に知らせることができる頻度が高くなる。
【0470】
[付記E3]
前記第1連続予告制御手段及び前記第2連続予告制御手段のいずれか一方又は両方が、今回受信した前記当否情報に対応して実行される連続予告演出の開始直前の遊技回で連続予告演出が実行される予定である場合には、複数の前記連続予告演出の中から前記開始直前の遊技回で実行される連続予告演出とは異なる前記連続予告演出を選択し、現在又は前回のいずれかの遊技回で連続予告演出が実行されていた場合には、前記連続予告演出とは異なる予め定められた特定連続予告演出を前記連続予告演出と交互に実行する付記E1又は2に記載の遊技機。
【0471】
付記E3によれば、前記遊技機における演出の多様性を実現することができる。
【0472】
[付記E4]
前記第1連続予告制御手段は、前記状態移行条件が満たされている場合でも、予め定められた確率で前記特定連続予告演出を選択する付記E1〜E3のいずれかに記載の遊技機。
【0473】
付記E4によれば、前記特定連続予告演出が実行された場合でも前記状態移行条件が満たされていることがあるため、前記特定連続予告演出が実行された場合に、前記状態移行条件が満たされていないと断定されることが防止される。
【0474】
[付記F1]
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段(MPU41)と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段(RAM412)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段(MPU41)と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段(MPU41)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段(MPU41)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留記憶手段に現在記憶されている前記当否情報の数に対応する数の保留画像を保留表示領域に表示させる表示制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が予め設定された予告保留条件を満たさない場合は、通常保留画像を前記保留画像として前記保留表示領域に表示させ、前記予告保留条件を満たす場合は、前記通常保留画像とは表示態様が異なる予告保留画像を予め定められた確率で前記保留画像として前記保留表示領域に表示させる保留表示制御手段(MPU51)と、
を備え、
前記第2連続予告制御手段は、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択するものであって、
前記保留表示制御手段は、前記保留画像のいずれかに対応する遊技回で前記連続予告演出が実行される場合に、前記予告保留画像を前記保留表示領域に表示させないことを特徴とする遊技機。
【0475】
この種の遊技機では、前記当否情報の内容が例えば「リーチ演出が実行される」のような前記予告保留条件を満たす場合に前記通常保留画像とは異なる前記予告保留画像が表示されることがあるが、前記連続予告演出が実行される場合には、前記予告保留画像の表示により前記連続予告演出の連続実行回数が認識されるおそれがある。
【0476】
これに対し、付記F1によれば、前記保留画像のいずれかに対応する遊技回で前記連続予告演出が実行される場合に、前記予告保留画像が前記保留表示領域に表示されないため、遊技者が前記連続予告演出の連続実行回数を推測することができず、遊技への注目度を高めることができる。なお、付記F1は、例えば前記第1の実施形態に対応する内容である。
【0477】
[付記G1]
遊技球が予め定められた作動入賞口に入球した場合に当否情報を取得する当否情報取得手段(MPU41)と、
前記当否情報取得手段により取得される前記当否情報が予め定められた最大保留数を上限として記憶される保留記憶手段(RAM412)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報について予め定められた状態移行条件を満たすか否かを順次判定する移行判定手段(MPU41)と、
前記移行判定手段による前記判定結果に応じて遊技状態を予め定められた特定遊技状態に移行させる移行制御手段(MPU41)と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記当否情報各々の内容を前記当否情報各々が前記移行判定手段による判定対象となる前に確認する保留確認手段(MPU41)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合に、予め定められた確率で、複数種類の連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を予め定められた特定数以上の遊技回で連続して実行する第1連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たさない場合に、予め定められた確率で、複数種類の前記連続予告演出のうちいずれか1種類の前記連続予告演出を前記特定数未満の遊技回で連続して実行する第2連続予告制御手段(MPU51)と、
前記保留記憶手段に現在記憶されている前記当否情報の数に対応する数の保留画像を保留表示領域に表示させる表示制御手段(MPU51)と、
前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が予め設定された予告保留条件を満たさない場合は、通常保留画像を前記保留画像として前記保留表示領域に表示させ、前記予告保留条件を満たす場合は、前記通常保留画像とは表示態様が異なる予告保留画像を予め定められた確率で前記保留画像として前記保留表示領域に表示させる保留表示制御手段(MPU51)と、
を備え、
前記第2連続予告制御手段は、複数の前記当否情報に対応して実行される前記連続予告演出で前記いずれか1種類の前記連続予告演出が前記特定数以上連続する状況が回避される種類の前記連続予告演出を選択するものであって、
前記保留表示制御手段は、前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合であって、前記保留画像のいずれかに対応する遊技回で前記連続予告演出が実行される場合に、前記保留画像が表示される前記保留表示領域からランダムに選択される任意の前記保留表示領域に前記予告保留画像を表示させることを特徴とする遊技機。
【0478】
この種の遊技機では、前記当否情報の内容が例えば「リーチ演出が実行される」のような前記予告保留条件を満たす場合に前記通常保留画像とは異なる前記予告保留画像が表示されることがあるが、前記連続予告演出が実行される場合には、前記予告保留画像の表示により前記連続予告演出の連続実行回数が認識されるおそれがある。
【0479】
これに対し、付記G1によれば、例えば、前記予告保留画像に対応する遊技回では前記状態移行条件を満たさず、その後の前記保留画像に対応する遊技回で前記状態移行条件を満たすことが考えられる。
【0480】
この場合には、前記予告保留画像に対応する遊技回だけに期待を寄せていた遊技者を落胆させた後、その遊技者に、前記通常保留画像に対応する遊技回で前記状態移行条件を満たすことによるサプライズ感を与えることができ、遊技に興趣を添えることができる。なお、付記G1は、例えば前記第7の実施形態に対応する内容である。
【0481】
また、前記予告保留画像に対応する遊技回よりも前の前記保留画像に対応する遊技回で前記状態移行条件を満たすことも考えられる。この場合には、前記予告保留画像に対応する遊技回だけに期待を寄せていた遊技者に予期せぬ大当たりによるサプライズ性を持たせた遊技を提供することができる。なお、前記予告保留画像に対応する遊技回よりも前の保留画像に対応する遊技回で大当たり当選になった場合には、前記保留表示領域に表示されている前記予告保留画像を前記通常保留画像に戻すことが考えられる。
【0482】
[付記G2]
前記保留表示制御手段は、前記保留確認手段により確認された前記当否情報の内容が前記状態移行条件を満たす場合であって、前記保留画像のいずれかに対応する遊技回で前記連続予告演出が実行される場合に、前記保留画像が表示される前記保留表示領域のうち前記保留確認手段により確認された前記当否情報に対応する保留表示領域を除く保留表示領域からランダムに選択される前記保留表示領域に前記予告保留画像を表示させる付記G1に記載の遊技機。
【0483】
付記G2によれば、前記予告保留画像に対応する遊技回においてリーチが発生しないで変動表示が終了することがあるが、その後の前記保留画像に対応する遊技回で必ず前記状態移行条件を満たすことになるため、遊技者を多大に落胆させることもない。また、このような処理が行われることを知っている遊技者は、前記予告保留画像に対応する遊技回でリーチが発生しなかったことで、前記状態移行条件が満たされたことを事前に認識することができる。
【符号の説明】
【0484】
4 :メイン制御ユニット
41:MPU
411:ROM
412:RAM
5 :音声ランプ制御装置
51:MPU
511:ROM
512:RAM
52:入出力I/F
6 :表示制御装置
61:MPU
611:ROM
612:RAM
7 :払出制御ユニット
8 :発射制御装置
9 :電源制御装置
10:パチンコ機(遊技機)
11:前面枠
12:内枠
13:裏パックユニット
14:外枠
21:発射ハンドル
22:操作ボタン
22a:操作スイッチ
26:スピーカ
27:電飾部
341:図柄表示部
342:保留表示領域
342A〜342D:第1保留領域〜第4保留領域
343:判定表示領域
図1
図2
図3
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