技術分野
シート厚み調整システム、及びシートの製造方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】制御開始時、外乱、製造条件の変化があった場合などでも、新しい制御安定状態に短時間で到達し、かつ高い厚み精度を有するシートを得る。 【解決手段】シート厚み調整システム10は、シート材料S1の幅方向の位置毎にシート材料S1の厚みを調整する厚み調整手段12と、シート材料S1の幅方向の位置毎の厚みである幅方向厚みを測定する第1の厚み計21と、幅方向厚みが測定されたシート材料S1に対して、幅及び厚みの変化を伴う加工を行う加工装置25と、加工装置25で得られる少なくとも1つの加工装置データを含むセンサデータを説明変数としたモデル式に基づいて幅方向厚みの制御目標値を算出する目標関数演算部31と、第1の厚み計21により測定される幅方向厚みに基づき、シート材料S1の幅方向厚みが制御目標値となるように、厚み調整手段12を制御する制御部30とを備える。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
のように特許文献1,2の方法では、加工完了後のシートの幅方向の厚み分布を測定し、その測定値をフィードバックして厚み調整手段を制御している。そのため、厚み調整手段で厚みを調整してから、その調整のためのデータの取得(すなわち、厚みの測定)までのシートの搬送時間(いわゆる、無駄時間)が比較的長くなり、制御開始時のほか、外乱があったり、製造条件が変わったりした場合など、新しい制御安定状態に収束するまでの時間が長くなりやすいという問題がある。さらに、シートの幅及び厚みを変化させる加工の種類によっては、シートの表面に物質が付着したり、表面形状が変化したりして、加工完了後に厚みを正確に測定することが困難になって、所望の厚み精度を得られない場合がある。
一方で、特許文献3の方法では、延伸後の厚みを測定する必要がなく無駄時間が比較的短いため、厚み制御が制御開始から比較的短時間で安定する。しかし、特許文献3の方法は、延伸工程の前後における厚み及び幅の変化率が、経時変化しないという前提で成り立っているが、実際には、シート及び雰囲気温度の変化や、製造装置の摩耗などによる製造条件の変化により厚みおよび幅の変化率は経時で変化する。そのため、製品の厚みが所望の値と必ずしも一致しないという問題がある。
そこで、本発明は、制御開始時、又は外乱若しくは製造条件の変化があった場合などでも、新しい制御安定状態に短時間で到達し、かつ高い厚み精度を有するシートを得ることができるシート厚み調整システム、及びシートの製造方法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の要旨は、以下の[1]〜[9]のとおりである。
[1]シート材料の幅方向の位置毎に前記シート材料の厚みを調整する厚み調整手段と、
前記厚みが調整された前記シート材料の幅方向の位置毎の厚みである幅方向厚みを測定する厚み計と、
前記厚み計によって前記幅方向厚みが測定された前記シート材料に対して、幅及び厚みの変化を伴う加工を行う加工装置と、
前記加工装置で得られる少なくとも1つの・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、制御開始時、又は外乱若しくは製造条件の変化があった場合などでも、新しい制御安定状態に短時間で到達し、かつ高い厚み精度を有するシートを得ることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一シート厚み調整システムを示す概略図である。
【図2】 2次関数である場合の目標関数を示す。
【図3】 厚み調整手段の制御方法を示すフロー図である。
【図4】 モデル式の作成方法を示すフロー図である。
10 シート厚み調整システム
11 シート成形装置
12 厚み調整手段
21 第1の厚み計
22 第2の厚み計
25 加工装置
26 上流側搬送ロール
27 下流側搬送ロール
30 制御部(制御手段)
31 目標関数演算部(算出手段)
33 データベース
34 モデル式作成部
S1 シート材料
S2 シート
x、X 位置データ
y、Y 厚みデータ
z1、z2、・・・・、zk−1、zk センサデータ
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録