特開2020-204418(P2020-204418A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-204418(P2020-204418A)
(43)【公開日】2020年12月24日
(54)【発明の名称】空気調和機
(51)【国際特許分類】
   F24F 11/52 20180101AFI20201127BHJP
【FI】
   F24F11/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-111120(P2019-111120)
(22)【出願日】2019年6月14日
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】白橋 佑典
(72)【発明者】
【氏名】花井 孝広
(72)【発明者】
【氏名】山田 慶太郎
【テーマコード(参考)】
3L260
【Fターム(参考)】
3L260AB01
3L260AB11
3L260AB14
3L260AB18
3L260BA73
3L260GA26
(57)【要約】
【課題】報知を行う際の視認性を向上できる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機100は、吹出部200と、報知部50とを備える。吹出部200は、空気を吹き出す。報知部50は、吹出部200と異なる位置に配置され、光によって報知を行う。報知部50は、発光部51と、報知領域55とを有する。報知領域55は、発光部51の発光した光の一部LT1を出射する領域である。吹出部200は、発光部51の発光した光の一部LT2を出射する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気を吹き出す吹出部と、
前記吹出部と異なる位置に配置され、光によって報知を行う報知部と
を備え、
前記報知部は、発光部と、報知領域とを有し、
前記報知領域は、前記発光部の発光した光の一部を出射する領域であり、
前記吹出部は、前記発光部の発光した光の一部を出射する、空気調和機。
【請求項2】
前記吹出部は、
前記空気を吹き出す吹出口と、
前記吹出口よりも前記空気の流れの上流に位置する光出射領域と
を有し、
前記光出射領域は、前記発光部の発光した前記光の一部を出射する領域である、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記吹出部は、前記吹出口から吹き出される前記空気の吹出方向を変更する風向変更板をさらに備え、
前記風向変更板は、前記光出射領域に対向し、黒色よりも白色に近い灰色、白色、又は、透明である、請求項2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記光出射領域は、水平方向に沿って直線状に延びる開口である、請求項2又は請求項3に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記報知部は、前記発光部の発光した光の一部を、前記光出射領域の側に反射する反射部材をさらに有する、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の空気調和機。
【請求項6】
前記吹出口は、前記報知領域が向いている方向と異なる方向を向いている、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の空気調和機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された送風装置は、筐体の上部前面に開口する吹出口を有する。また、送風装置は、筐体の上面に設けられる操作パネルを備える。操作パネルは加飾シートを含む。加飾シートには、スイッチを押圧する押圧領域が設けられる。
【0003】
加飾シートは、ヘアライン層と、第1スモーク層と、第2スモーク層と、反射層とを含む。ヘアライン層は光を透過する。第1スモーク層は、半透明であり、ヘアライン層の裏面に形成されるとともに押圧領域に開口部を有する。第2スモーク層は、半透明であり、開口部に配して第1スモーク層よりも可視光線の透過率が高い。反射層は、第1スモーク層及び第2スモーク層の裏面に形成されて、ヘアライン層から入射した光を反射する。
【0004】
従って、目視方向によって、押圧領域と、押圧領域以外の領域とのコントラストが変化する。その結果、操作パネルから離れたユーザー、又は、床面に着座したユーザーは、押圧領域を容易に識別することができて、操作パネル及び送風装置の利便性を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016−171009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された送風装置では、押圧領域と、押圧領域以外の領域とのコントラストを変化させているに過ぎない。加えて、押圧領域の位置が固定されている。従って、操作パネルから離れたユーザー、又は、床面に着座したユーザーにとって、押圧領域の視認性が必ずしも十分ではない場合がある。換言すれば、押圧領域の位置を報知する際の視認性が必ずしも十分ではない場合がある。
【0007】
本発明の目的は、報知を行う際の視認性を向上できる空気調和機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一局面によれば、空気調和機は、吹出部と、報知部とを備える。吹出部は、空気を吹き出す。報知部は、前記吹出部と異なる位置に配置され、光によって報知を行う。前記報知部は、発光部と、報知領域とを有する。前記報知領域は、前記発光部の発光した光の一部を出射する領域である。前記吹出部は、前記発光部の発光した光の一部を出射する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、報知を行う際の視認性を向上できる空気調和機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係る空気調和機を示す側面図である。
図2】本実施形態に係る空気調和機を示す側面断面図である。
図3】本実施形態に係る空気調和機の上部を示す斜視図である。
図4】本実施形態に係る空気調和機の上部を示す側面断面図である。
図5】本実施形態に係る空気調和機の上部を示す正面図である。
図6】本実施形態の第1変形例に係る空気調和機の上部を示す側面断面図である。
図7】本実施形態の第2変形例に係る空気調和機の上部を示す側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、図面には、説明の便宜のため、三次元直交座標系(X、Y、Z)を適宜記載している。そして、図中、X軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
【0012】
図1図5を参照して、本発明の実施形態に係る空気調和機100を説明する。空気調和機100は空気調和を行う。本実施形態では、空気調和機100は送風装置である。なお、空気調和機100が空気を吹き出す限りにおいては、空気調和機100の種類は特に限定されない。例えば、空気調和機100は、空気清浄機、加湿器、又は、イオン発生装置である。
【0013】
まず、図1を参照して、空気調和機100を説明する。図1に示すように、空気調和機100は、筐体1を備える。筐体1は、中空の部材である。筐体1は、例えば、樹脂により形成される中空の部材である。
【0014】
筐体1は、第1筐体10と、第2筐体20とを含む。第1筐体10には、第2筐体20が着脱自在に取り付けられる。第2筐体20は、第1筐体10の外側に位置する。第1筐体10に第2筐体20が取り付けられることで、第1筐体10の一部が第2筐体20によって覆われる。なお、第1筐体10と第2筐体20とは、一体の部材でもよい。
【0015】
筐体1は、把持部3をさらに含む。把持部3は、筐体1の外面の一部を凹ませた形状を有する。ユーザーは、把持部3を把持して空気調和機100を持ち運ぶ。
【0016】
筐体1は、吸気口Aを有する。吸気口Aは、筐体1の内部(以下、「内部M」と記載する。)と外部とを連通する。吸気口Aは、筐体1の下部12に位置している。
【0017】
空気調和機100は吹出部200をさらに備える。吹出部200は、空気を吹き出す。吹出部200は、筐体1に配置される。本実施形態では、吹出部200は、筐体1の上部11に配置される。
【0018】
吹出部200は吹出口Bを有する。吹出口Bは空気を吹き出す。吹出口Bは、筐体1の内部Mと外部とを連通する。吹出口Bは、筐体1の上部11に配置される。
【0019】
吹出部200は、風向変更板9をさらに有していてもよい。風向変更板9は、吹出口Bから吹き出される空気の吹出方向(以下、「吹出方向H」と記載する。)を変更する。風向変更板9は、例えば、ルーバーである。
【0020】
次に、図2を参照して、空気調和機100の内部Mを説明する。図2は、空気調和機100を示す側面断面図である。図2に示すように、空気調和機100は、送風部6をさらに備える。空気調和機100は、照射部4と、浄化部5とをさらに備えていてもよい。照射部4、浄化部5、及び送風部6は、筐体1の内部Mに配置される。
【0021】
照射部4は、浄化部5に向けて光を照射する。照射部4は、例えば、LED(Light Emitting Diode)のような光源を含む。
【0022】
浄化部5は、空気を浄化する。浄化部5は、照射部4の上方に配置される。浄化部5は、例えば、光触媒フィルターを含む。光触媒フィルターに含まれる光触媒は、照射部4から光を照射されることで触媒作用を生成する。その結果、空気が浄化部5の光触媒フィルターを通過する際、空気中の臭い成分が分解される。臭い成分は、例えば、アンモニア、メチルメルカプタン、トリメチルアミン、及び/又は、ノネナールである。
【0023】
浄化部5は、物理吸着型フィルター、及び/又は、化学吸着型フィルターを含み、物理吸着型フィルター、及び/又は、化学吸着型フィルターによって臭い成分を吸着してもよい。光触媒フィルターが用いられない場合、空気調和機100は照射部4を備えてなくてもよい。
【0024】
特に、本実施形態では、浄化部5は、空気の浄化の第1例として、空気中の臭い成分を低減させる。ただし、浄化部5は、空気の浄化の第2例として、空気中の塵埃を低減させてもよい。この場合、浄化部5は、例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターを含む。
【0025】
筐体1の内部Mには、風路Nが形成される。本実施形態では、風路Nは、上下方向に沿って延びる。風路Nは、吸気口Aと吹出口Bとに連通する。風路N上には、浄化部5と、送風部6とが配置される。なお、図2では、理解の便宜のために、吹出口Bを破線で示している。
【0026】
送風部6は、風(空気の流れ)を生成する。送風部6は、例えば、ファンと、ファンを回転させる駆動源とを含む。駆動源は、例えば、モーターを含む。
【0027】
空気調和機100は、イオン供給部7をさらに備えていてもよい。イオン供給部7は、筐体1の内部Mに配置される。イオン供給部7は、風路N上に配置される。イオン供給部7は、送風部6の下流に配置される。イオン供給部7は、風路Nを流れる風にイオンを供給する。イオンは、例えば、正イオン、及び負イオンのうちの少なくとも1つのイオンを含む。
【0028】
空気調和機100は、整流部8をさらに備えていてもよい。整流部8及び風向変更板9は、筐体1の内部Mに配置される。整流部8及び風向変更板9は、風路N上に配置される。
【0029】
整流部8は、送風部6により送られる風をガイドする。整流部8は、イオン供給部7の下流に配置される。整流部8は、筐体1に固定される。
【0030】
風向変更板9は、整流部8から流れる風をガイドする。風向変更板9は、整流部8の下流に配置される。風向変更板9は、風路N上において、吹出口Bの直前に配置される。風向変更板9は、筐体1に回動可能に取り付けられる。筐体1に対する風向変更板9の回動角度が変更されることで、吹出口Bから吹き出される風の吹出方向Hが変更される。なお、風向変更板9は、吹出口Bから、空気調和機100の外部に張り出していてもよい。
【0031】
吹出部200は、風が通過する吹出空間SPを有する。吹出空間SPは、筐体1の内部Mに位置している。具体的には、吹出空間SPは、筐体1の内部Mにおいて、風路Nの最上流に位置する空間である。そして、吹出空間SPは吹出口Bに連通する。従って、風は、吹出空間SPを通過して吹出口Bから吹き出される。本実施形態では、吹出空間SPは、整流部8と吹出口Bとの間の空間を示す。風向変更板9は、吹出空間SPに配置される。
【0032】
次に、図3を参照して、空気調和機100の上部を説明する。図3は、空気調和機100の上部を示す斜視図である。図3に示すように、空気調和機100は、報知部50と、操作部52とをさらに備える。操作部52は、ユーザーからの操作を受け付ける。操作部52は、例えば、操作キーを含む。図3の例では、操作部52は、空気調和機100の上面107aに配置されている。なお、操作部52がユーザーからの操作を受け付けることができる限りにおいては、操作部52の位置は特に限定されない。
【0033】
報知部50は、吹出部200と異なる位置に配置される。報知部50は、ユーザーに対して、光によって報知を行う。
【0034】
具体的には、報知部50による報知の内容は、空気調和機100に関連する内容である。例えば、報知の内容は、空気調和機100の運転状況を表す内容、又は、空気調和機100のユーザーに対する通知を表す内容である。空気調和機100の運転状況を表す内容は、例えば、空気調和機100に対して現在設定されているモード若しくは風量、又は、タイマー表示である。空気調和機100のユーザーに対する通知を表す内容は、例えば、空気調和機100の運転方法(例えば、オン/オフ又はモード)の提案、空気調和機100の環境情報、サービス情報(例えば、使用方法又は販促)、空気調和機100のエラー情報、空気調和機100の不具合情報、又は、空気調和機100のメンテナンス情報である。なお、報知の内容は、特に限定されず、空気調和機100に関連する内容でなくてもよい。
【0035】
特に、報知部50による報知の内容としては、ユーザーに直ちに認識してもらうべき緊急情報としての空気調和機100のエラー情報又は不具合情報が好ましい。従って、この場合、報知部50は、ユーザーに対して、光によって、空気調和機100にエラー又は不具合が発生したことを報知する。
【0036】
報知部50は報知領域55を有する。報知領域55は、空気調和機100の上面107aに配置される。図3の例では、報知領域55は、操作部52と異なる位置に位置している。報知領域55からは、報知のための光が出射される。つまり、報知ための光は報知領域55を通過する。具体的には、報知ための光は報知領域55を透過する。なお、報知領域55が光を出射できる限りにおいては、報知領域55の位置は特に限定されない。例えば、報知領域55は、操作部52上に位置していてもよいし、空気調和機100の上面107a全体であってもよいし、空気調和機100の上面107a全体から操作部52を除いた領域であってもよい。なお、報知領域55は開口であってもよい。
【0037】
第1筐体10は、筐体本体101と、外部天板107とを含む。筐体本体101は中空の部材である。外部天板107は、筐体本体101の上部に配置される。外部天板107の上面が、空気調和機100の上面107aである。本実施形態では、報知領域55は、外部天板107の一部として構成されている。なお、報知領域55は、外部天板107とは別部材の一部として構成されていてもよい。
【0038】
次に、図4を参照して、空気調和機100の報知部50及び吹出部200を説明する。図4は、空気調和機100の上部を示す側面断面図である。図4に示すように、第1筐体10は内部天板105をさらに含む。内部天板105は、筐体本体101の上部開口を塞ぐ。内部天板105は、外部天板107と鉛直方向に重なる。
【0039】
報知部50は、発光部51をさらに有する。発光部51は光を発光する。発光部51は、例えば、光を点滅させて報知を行う。具体的には、発光部51は、光を点滅させて、空気調和機100の状態を報知する。例えば、発光部51は、光を点滅させて、空気調和機100にエラーが発生したことを報知する。
【0040】
発光部51の光軸は報知領域55に交差する。本実施形態では、発光部51の光軸は報知領域55に略直交する。報知領域55は、発光部51の発光した光の一部LT1(以下、「光LT1」と記載する場合がある。)を出射する領域である。
【0041】
発光部51は、例えば、発光素子を含む。発光素子は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。発光部51の発光した光LT1は報知領域55に向かって進行する。その結果、発光部51の発光した光LT1は、報知領域55から空気調和機100の外部に向かって出射される。
【0042】
報知部50は、光ガイド53をさらに有していてもよい。光ガイド53は報知領域55に対向している。光ガイド53は、発光部51の発光した光LT1を報知領域55に向かってガイドする。具体的には、光ガイド53は略筒形状(例えば、略円筒形状)を有する。また、光ガイド53は、報知領域55に向かって末広がりに構成される。光ガイド53の大口径側が報知領域55に対向している。光ガイド53の小口径側は、光ガイド53の大口径側よりも報知領域55から離れた位置に位置する。本実施形態では、光ガイド53は、内部天板105の一部として構成される。なお、光ガイド53は、内部天板105と別部材であってもよい。
【0043】
発光部51の一部又は全部は、光ガイド53の内部に配置される。具体的には、発光部51の一部又は全部は、光ガイド53の小口径側の内部に配置される。光ガイド53は、切欠53aを有する。切欠53aは、光ガイド53の小口径側に位置している。そして、発光部51の一部は、切欠53aから露出している。従って、発光部51の出射した光の一部LT2が、切欠53aを通って出射される。
【0044】
空気調和機100は基板60をさらに備える。基板60は第1筐体10の内部に設置される。そして、発光部51は基板60に接続される。
【0045】
また、第1筐体10は保持部材103をさらに備える。保持部材103と筐体本体101とは、風向変更板9を回動可能に保持する。具体的には、風向変更板9は回動軸9aを有する。そして、保持部材103と筐体本体101とは、風向変更板9が回動可能なように回動軸9aを保持する。
【0046】
吹出部200の吹出口Bは、空気調和機100の内部空間である吹出空間SPと空気調和機100の外部空間との境界領域を示す。なお、図4では、理解の便宜のために、吹出口Bを破線で示している。
【0047】
吹出部200は、ガイドGDをさらに有する。ガイドGDは、空気を吹出口Bに向かってガイドする。ガイドGDは吹出空間SPに面している。具体的には、吹出空間SPは、ガイドGDと整流部8と吹出口Bとで囲まれた空間である。ガイドGDは、側面断面視において、吹出口Bの側の反対側に向かって凸状に湾曲している。本実施形態では、ガイドGDは、第1筐体10の内面部によって構成されている。具体的には、ガイドGDは、筐体本体101の一部と保持部材103の一部とによって構成されている。なお、ガイドGDは、単一の部材によって構成されていてもよい。
【0048】
吹出部200は、発光部51の発光した光の一部LT2(以下、「光LT2」と記載する場合がある。)を吹出口Bの外部に向けて出射する。つまり、発光部51の光は、報知部50の報知領域55から出射されるだけでなく、吹出部200からも出射される。従って、報知領域だけから光が出射される場合と比較して、発光部51の光がユーザーの眼に入り易くなる。その結果、本実施形態によれば、発光部51の光によって報知を行う際のユーザーの視認性を向上できる。
【0049】
例えば、報知領域55が見え難い位置若しくは見えない位置に位置するユーザー、又は、報知領域55が見え難い姿勢若しくは見えない姿勢をとったユーザーであっても、吹出部200から出射する光LT2によって、報知が行われていることを認識できる。
【0050】
例えば、吹出部200は、光LT2が風向変更板9及び/又はガイドGDで反射された後に、光LT2を吹出口Bから出射する。なお、吹出部200は、光LT2を吹出口Bから直接出射してもよい。例えば、吹出部200が風向変更板9を有しない場合、吹出部200は、光LT2を吹出口Bから直接出射する。
【0051】
具体的には、吹出部200は、光出射領域WDをさらに有する。そして、発光部51の発光した光LT2は、光ガイド53の切欠53aを通って光出射領域WDに向かう。従って、光出射領域WDから、発光部51の発光した光LT2が出射される。つまり、光出射領域WDは、発光部51の発光した光LT2を出射する領域である。そして、光出射領域WDから出射した光LT2は、吹出口Bから出射する。具体的には、光出射領域WDから出射した光LT2は、風向変更板9及び/又はガイドGDで反射されて、吹出口Bから出射する。従って、本実施形態によれば、報知領域だけから光が出射される場合と比較して、発光部51の光によって報知を行う際のユーザーの視認性を向上できる。
【0052】
特に、本実施形態では、光出射領域WDは、吹出口Bよりも空気の流れの上流に位置する。つまり、光出射領域WDは吹出口Bの奥に位置している。従って、光出射領域WDの周囲が吹出口Bの外部(空気調和機100の設置された場所)よりも暗い場合がある。その結果、光出射領域WDから出射する光LT2が目立ち、報知のための光LT2の視認性を更に向上できる。
【0053】
また、本実施形態では、吹出口Bから出射される光LT2の向きは、報知領域55から出射される光LT1の向きと異なることが好ましい。つまり、吹出口Bは、報知領域55が向いている方向と異なる方向を向いていることが好ましい。この好ましい例によれば、吹出口Bと報知領域55とで、異なる方向に光を出射でき、ユーザーの位置及び姿勢に視認性が依存することを抑制できる。その結果、吹出口が報知領域と略同じ方向を向いている場合と比較して、発光部51の光によって報知を行う際のユーザーの視認性を更に向上できる。
【0054】
なお、吹出口B及び報知領域55の位置は、特に限定されない。例えば、報知領域55が空気調和機100の側面に配置され、吹出口Bが空気調和機100の上面107aに配置されていてもよい。また、吹出口Bの形状は、空気を吹き出すことができ、かつ、光LT2を出射できる限りにおいては、特に限定されない。例えば、吹出口Bは、空気調和機100の側面の全周にわたって形成されていてもよい。
【0055】
さらに、本実施形態では、発光部51は報知領域55の真下に位置する。従って、発光部51は、報知領域55に対して光LT1をより効率的に入射させることができる。なお、発光部51が光LT1及び光LT2をそれぞれ報知領域55及び光出射領域WDに入射できる限りにおいては、発光部51の位置は特に限定されない。
【0056】
さらに、本実施形態では、光ガイド53が切欠53aを有するため、発光部51の光LT2を光出射領域WDに効果的に入射させることができる。切欠53aは、発光部51に対して、光出射領域WDの位置する側に位置する。
【0057】
また、例えば、光ガイド53は、黒色よりも白色に近い灰色で塗装されているか、黒色よりも白色に近い灰色の素材で構成されていることが好ましい。発光部51の発光した光LT2を反射し易く、効果的に光LT2を光出射領域WDに入射できるからである。同様に、ガイドGDは、黒色よりも白色に近い灰色で塗装されているか、黒色よりも白色に近い灰色の素材で構成されていることが好ましい。
【0058】
さらに、例えば、光ガイド53は、白色で塗装されているか、白色の素材で構成されていることが更に好ましい。発光部51の発光した光LT2を更に反射し易く、更に効果的に光LT2を光出射領域WDに入射できるからである。同様に、ガイドGDは、白色で塗装されているか、白色の素材で構成されていることが好ましい。
【0059】
また、本実施形態では、光出射領域WDは、ガイドGDに配置される。そして、光出射領域WDは開口である。従って、光出射領域WDは、光LT2の光量を低減させることなく、光LT2を出射できる。
【0060】
具体的には、光出射領域WDは、筐体本体101と保持部材103との間隙である。つまり、光出射領域WDは、2つの部材の間隙である。なお、光出射領域WDは、単一の部材によって構成されるガイドGDに設けられていてもよい。また、光出射領域WDは、光が通過できる限りにおいては、開口でなくてもよく、光を透過する素材によって構成されていてもよい。
【0061】
さらに、本実施形態では、風向変更板9は、光出射領域WDに対向する。そして、風向変更板9は、光出射領域WDが出射した光LT2を反射する。例えば、風向変更板9は光LT2を拡散反射する。特に、風向変更板9は、黒色よりも白色に近い灰色で塗装されているか、黒色よりも白色に近い灰色の素材で構成されていることが好ましい。光出射領域WDの出射した光を反射し易く、光を吹出口Bから効果的に出射できるからである。また、風向変更板9は、白色で塗装されているか、白色の素材で構成されていることが更に好ましい。光出射領域WDの出射した光を更に反射し易く、光を吹出口Bから更に効果的に出射できるからである。
【0062】
また、風向変更板9は、光を透過することがさらに好ましい。光出射領域WDの出射した光を吹出口Bから更に効果的に出射できるからである。この好ましい例では、風向変更板9は、例えば、透明である。本明細書において、「透明」は、無色透明であってもよいし、有色透明であってもよいし、半透明であってもよい。
【0063】
次に、図5を参照して、光出射領域WDを説明する。図5は、空気調和機100の上部を示す正面図である。図5では、説明の便宜のため、風向変更板9を省略している。
【0064】
図5に示すように、光出射領域WDは、水平方向HDに沿って直線状に延びる開口である。従って、本実施形態によれば、発光部51の発光した光LT2を水平方向HDに広がるように出射できる。その結果、光LT2の視認性を更に向上できる。なお、光出射領域WDの形状は、光LT2が通過できる限りにおいては、特に限定されない。また、光出射領域WDは、設計者又は製造者によって意図して形成されていてもよいし、光出射領域WDが部材の隙間である場合のように、設計者又は製造者が意図することなく形成されていてもよい。
【0065】
(第1変形例)
図6を参照して、本実施形態の第1変形例に係る空気調和機100を説明する。第1変形例では、報知部50の光ガイド53Xが切欠53aを有していない点で、第1変形例は図4を参照して説明した本実施形態と主に異なる。以下、第1変形例が本実施形態と異なる点を主に説明する。
【0066】
図6は、本実施形態の第1変形例に係る空気調和機100の上部を示す側面断面図である。図6に示すように、第1変形例では、報知部50の光ガイド53Xは、図4に示す切欠53aを有していない。従って、発光部51の発光した光の一部LT2(以下、「光LT2」と記載する場合がある。)は、光ガイド53Xを透過して光出射領域WDに入射するか、又は、光ガイド53Xの小口径の開口から光出射領域WDに入射するかする。
【0067】
そして、光LT2は、光出射領域WDから出射されて、風向変更板9に反射されるか、又は、風向変更板9を透過するかして、吹出口Bから出射する。従って、第1変形例によれば、報知領域だけから光が出射される場合と比較して、発光部51の光によって報知を行う際のユーザーの視認性を向上できる。
【0068】
(第2変形例)
図7を参照して、本実施形態の第2変形例に係る空気調和機100を説明する。第2変形例では、報知部50が反射部材70を有する点で、第2変形例は図4を参照して説明した本実施形態と主に異なる。以下、第2変形例が本実施形態と異なる点を主に説明する。
【0069】
図7は、本実施形態の第2変形例に係る空気調和機100の上部を示す側面断面図である。図7に示すように、報知部50の発光部51の発光した光の一部LT2(以下、「光LT2」と記載する場合がある。)は、光出射領域WDに入射する。加えて、第2変形例では、報知部50は反射部材70をさらに有する。そして、反射部材70は、発光部51の発光した光の一部LT3(以下、「光LT3」と記載する場合がある。)を、光出射領域WDの側に反射する。従って、光出射領域WDに入射する光の光量を増加できる。その結果、第2変形例によれば、光出射領域WDから出射して、吹出口Bから出射する光の光量が増加し、ユーザーの視認性を更に向上できる。
【0070】
具体的には、反射部材70は、光LT3を光出射領域WDに向けて反射する。反射部材70は、例えば、光LT3を拡散反射する。反射部材70は、例えば、光LT3を鏡面反射することが好ましい。反射部材70は、例えば、アルミ箔又は反射鏡によって構成される。
【0071】
反射部材70は、発光部51に対して、光出射領域WDの位置する側の反対側に配置される。また、報知部50の光ガイド53Yは、切欠53aに加えて、切欠53bをさらに有する。切欠53bは、発光部51に対して、光出射領域WDの位置する側の反対側に位置する。切欠53bは、光ガイド53の小口径側に位置している。切欠53bは切欠53aに対向している。そして、発光部51の一部は、切欠53a及び切欠53bから露出している。従って、発光部51の出射した光の一部LT2が、切欠53aを通って出射されるとともに、発光部51の出射した光の一部LT3が、切欠53bを通って出射される。
【0072】
そして、切欠53bから出射された光LT3は、光出射領域WDに入射する。一方、切欠53bから出射された光LT3は、反射部材70に入射して、反射部材70によって反射される。そして、光LT3は、光出射領域WDに入射する。従って、光出射領域WDには、光LT2及び光LT3が入射する。さらに、光LT2及び光LT3が、光出射領域WDから出射されて、吹出口Bから出射される。従って、第2変形例によれば、反射部材70を設けない場合と比較して、吹出口Bから出射する光の光量を増加できる。その結果、ユーザーの視認性を更に向上できる。
【0073】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、または、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
【0074】
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は、空気調和機を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0076】
9 風向変更板
50 報知部
51 発光部
55 報知領域
52 操作部
70 反射部材
100 空気調和機
200 吹出部
B 吹出口
WD 光出射領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7