(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-44280(P2020-44280A)
(43)【公開日】2020年3月26日
(54)【発明の名称】携帯型血行促進パッド
(51)【国際特許分類】
A61F 7/03 20060101AFI20200303BHJP
【FI】
A61F7/08 332A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-177374(P2018-177374)
(22)【出願日】2018年9月21日
(71)【出願人】
【識別番号】391054040
【氏名又は名称】池田 榮
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
(74)【代理人】
【識別番号】100194261
【弁理士】
【氏名又は名称】栢原 崇行
(72)【発明者】
【氏名】池田栄
(57)【要約】 (修正有)
【課題】温熱作用により座骨神経痛の痛みを緩和するために使用される改良された携帯型血行促進パッドを提供する。
【解決手段】片手で自由に持ち歩くことができかつ棒状中空部2を有する所定長の軟質袋体1と、この軟質袋体1の棒状中空部2に内装された弾性の棒状発熱体と、この棒状発熱体に接続せれ、かつ、自由端部に差し込みプラグを有する電源コード4と、前記軟質袋体1又は前記電源コード4のいずれかに設けられた温度調節手段6とを備えた携帯型血行促進パッドXであって、棒状発熱体は、長手方向と直交する断面形状が、円形、楕円形、半円形、多角形のいずれかである弾性棒体と、この弾性棒体の周胴部に巻き付けるように装着され、かつ、弾性変位可能な発熱部材を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
片手で自由に持ち歩くことができかつ棒状中空部を有する所定長の軟質袋体と、この軟質袋体の棒状中空部に内装された弾性の棒状発熱体と、この棒状発熱体に接続せれ、かつ、自由端部に差し込みプラグを有する電源コードと、前記軟質袋体又は前記電源コードのいずれかに設けられた温度調節手段とを備えた携帯型血行促進パッドであって、前記棒状発熱体は、長手方向と直交する断面形状が、円形、楕円形、半円形、多角形のいずれかである弾性棒体と、この弾性棒体の周胴部に巻き付けるように装着され、かつ、弾性変位可能な発熱部材とを備えている携帯型血行促進パッド。
【請求項2】
請求項1の携帯型血行促進パッドに於いて、前記軟質袋体は、皮革又は合成皮革のいずれかであると共に、棒状発熱体は、少なくとも弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体と、金属発熱部材と共に軟質のシート状ゴム又は弾性変形可能なシート状シリコンのいずれかである絶縁弾性体を含むことを特徴とする携帯型血行促進パッド。
【請求項3】
請求項1の携帯型血行促進パッドに於いて、前記棒状発熱体は、少なくとも弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体、この弾性棒体の周胴面を包む発熱部材とから成り、前記発熱部材は、少なとも略矩形状の耐熱絶縁板と、この耐熱絶縁板の一側上面に設けられた導電体とを有することを特徴とする携帯型血行促進パッド。
【請求項4】
請求項1の携帯型血行促進パッドに於いて、前記棒状発熱体は、弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体、この弾性棒体の周胴面を包む発熱部材とから成り、前記発熱部材は、少なとも一側面に一端部から他端部にかけて蛇行状、又は螺旋状、あるいは又マトリックス状のいずれかに設けられた導電体とを有することを特徴とする携帯型血行促進パッド。
【請求項5】
請求項1の携帯型血行促進パッドに於いて、前記棒状発熱体は、弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体、この弾性棒体の周胴面を包む発熱部材とから成り、前記発熱部材は、一側上面に形成された帯状凹所を有する略矩形状の耐熱絶縁板と、前記帯状凹所に略収まるように嵌め込まれ、かつ、折り曲げ可能な帯状の導電体とを有することを特徴とする携帯型血行促進パッド。
【請求項6】
請求項1の携帯型血行促進パッドに於いて、前記棒状発熱体の周胴面を包むように該棒状発熱体と前記軟質袋体の内周面との間に熱拡散シートが設けられていることを特徴とする携帯型血行促進パッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯型血行促進パッドに関し、特に、温熱作用により座骨神経痛の痛みを緩和するために使用される携帯型血行促進パッドに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、神経痛、腰痛、関節リウマチ等の痛みを緩和するために使用される治療具である。この治療具は、マイカ式ヒータを2枚のベークライトの基板でサンドイッチにして構成した発熱体を耐熱軟質合成樹脂袋で包み、さらに、前記耐熱軟質合成樹脂袋を断面トラック形状の布製袋で包んだものである。
【0003】
この治療具は温熱作用により座骨神経痛の痛みを緩和するという発明の課題は本願発明と同様であるものの、発熱体は、平坦状である点、硬い板状のマイカ(雲母)を用いている点、2枚のベークライトも平坦状でかつ硬質である点等から、治療具を畳、カーペット、床等の平坦面に置き、仰向けになって腰に宛がいながら使用した場合に、治療具が腰に馴染み難いという問題点があった。またマイカ(雲母)及びベークライトを用いているので、携帯性に欠けるという問題点もあった。
なお、特許文献2及び特許文献3には、可撓性耐熱絶縁シートを含むリボンヒーターやシリコン絶縁体を含むシリコンテープヒータが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭56−98213号公報
【特許文献2】実開平7−78396号公報、
【特許文献3】特開2009−54456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主たる課題は、特許文献1の問題点に鑑み、畳、カーペット、床等の平坦面に置き、仰向けになって腰に宛がいながら使用した場合に、携帯型血行促進パッドが腰に馴染み易いことである。第2の目的は、携帯性及び耐久性に優れていることである。その他の目的は、従属項によって特定される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の携帯型血行促進パッドは、片手で自由に持ち歩くことができかつ棒状中空部を有する所定長の軟質袋体と、この軟質袋体の棒状中空部に内装された弾性の棒状発熱体と、この棒状発熱体に接続せれ、かつ、自由端部に差し込みプラグを有する電源コードと、前記軟質袋体又は前記電源コードのいずれかに設けられた温度調節手段とを備えた携帯型血行促進パッドであって、前記棒状発熱体は、長手方向と直交する断面形状が、円形、楕円形、半円形、多角形のいずれかである弾性棒体と、この弾性棒体の周胴部に巻き付けるように装着され、かつ、弾性変位可能な発熱部材を備えていることを特徴とする。
【0007】
上記構成に於いて、前記軟質袋体は、皮革又は合成皮革のいずれかであると共に、棒状発熱体は、少なくとも弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体と、金属発熱部材と共に軟質のシート状ゴム又は弾性変形可能なシート状シリコンのいずれかである絶縁弾性体を含むことを特徴とする。また棒状発熱体は、少なくとも弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体、この弾性棒体の周胴面を包む発熱部材とから成り、前記発熱部材は、少なとも略矩形状の耐熱絶縁板と、この耐熱絶縁板の一側上面に設けられた導電体とを有することを特徴とする。また棒状発熱体は、弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体、この弾性棒体の周胴面を包む発熱部材とから成り、前記発熱部材は、少なとも一側面に一端部から他端部にかけて蛇行状、又は螺旋状、あるいは又マトリックス状のいずれかに設けられた導電体とを有することを特徴とする。また棒状発熱体は、弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体、この弾性棒体の周胴面を包む発熱部材とから成り、前記発熱部材は、一側上面に形成された帯状凹所を有する略矩形状の耐熱絶縁板と、前記帯状凹所に略収まるように嵌め込まれ、かつ、折り曲げ可能な帯状の導電体とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
(a)請求項1に記載の発明は、畳、カーペット、床等の平坦面に置き、仰向けになって腰に宛がいながら使用した場合に、携帯型血行促進パッドが腰に馴染み易い。また所定長の軟質袋体及び棒状発熱体は軽いので、携帯性及び耐久性に優れている。
(b)請求項2に記載の発明は、棒状発熱体は、少なくとも弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体と、金属発熱部材と共に軟質のシート状ゴム又は弾性変形可能なシート状シリコンのいずれかである絶縁弾性体を含むので、略均一に加熱することができると共に、使用時に腰に馴染み易い。
(c)請求項3乃至請求項5に記載の各発明も、前(a)の効果を得ることができる。
(d)請求項6に記載の発明は、棒状発熱体の熱を軟質袋体の周胴部に均等に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1乃至
図7は本発明の第1実施形態を示す各説明図。
図8及び
図9は本発明の第2実施形態を示す各説明図。
図10は本発明の第3実施形態他の実施形態を示す説明図。
【
図3】
図1に於いて、軟質袋体から棒状発熱体を取り出した状態の概略説明図(電源コード等は省略)。
【
図5】発熱部材の概略断面説明図(広義のヒータ基体)。
【
図6】人が仰向けに携帯型血行促進パッドに寝転がった説明図。
【
図7】
図6に於いて、携帯型血行促進パッドがなじんだ状態に弾性変位した状態の拡大説明図。
【
図9】
図8の9−9線断面図(棒状発熱体の断面)。
【
図11】軟質袋体の断面形状を示す他の実施形態であり、(a)は楕円形、(b) は半円形、(c)多角形である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1乃至
図7は本発明の第1実施形態である。Xは携帯型血行促進パッドで、この携帯型血行促進パッドX(以下、「パッドX」という)は、坐骨神経痛、膝や肘の関節痛などの神経痛の緩和を図るために、いわば血行を促進する健康具あるいは腰痛等の治療具として用いられる。好ましくはパッドXを畳、カーペット、床等の平坦面に置き、仰向けになって腰に宛がいながら使用し、坐骨神経痛の緩和を図る。
【0011】
図1は第1実施形態のパッドXの全体構成を示す説明図、
図2は
図1の2−2線概略断面説明図、
図3は
図1に於いて軟質袋体1から棒状発熱体3を取り出した状態の概略説明図である。
【0012】
これらの図から明らかなように、パッドXは、棒状中空部2を有する所定長の軟質袋体1と、この軟質袋体1の棒状中空部2に内装された弾性の棒状発熱体3と、この棒状発熱体3に基端部4aが一体的又は取り外し可能に接続され、かつ、自由端部4bに差し込みプラグ5を有する電源コード4と、電源コードに設けられた温度調節手段6とを備えている。
【0013】
前記軟質袋体1は片手で把持し自由に持ち歩くことができる。
図1及び
図3で示すように、その外観は全体として略円柱状態のもので、皮革又は合成皮革のいずれかで、棒状中空部2を有する所定長の円柱形状に形成されている。実施形態の軟質袋体1は、左右の両端部1a、1bが略円形であり、該両端部に連続する筒状周胴部1cの適宜箇所には、一端部から他端部にかけて、スライドファスナー、オス・メス系着体などの開閉部材7が設けられている。実施形態では、一対の務歯と該務歯用スライダーと、該スライダーに取り付けられた操作片から成るスライドファスナーが用いられている。もちろん、開閉部材7はこれに限定されるものではなく、複数個のオスとメスのホックでも良い。
【0014】
ここで、
図1を参照にして、温度調節手段6を説明する。温度調節手段6は、例えば焼きそば等を作る際に利用するホットプレート用電源コードの差し込み部に付いているダイヤル式操作ノブを採用している。すなわち、6aは電源コード4の自由端部4bに設けられた任意形状のケース本体で、このケース本体の一側面には温度調節用の操作ノブ6bが設けられ、一方、前記一側面とは反対側の他側面には前述した差し込みプラグ5が設けられている。加温スイッチは、前記操作ノブ6bを所定方向に回すことにより「ON」になるように構成しても良いが、実施形態では、電源コード4の基端側に加温スイッチ8が設けられている。
【0015】
次に、
図4を参照にして棒状発熱体3を説明する。
図4は棒状発熱体3の分解斜視図である。この
図4に於いて、図面左上方に弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体11が描かれ、次に発熱部材12が描かれ、そして、本発明の付随的な構成要件である熱拡散シート13が図面右下方に描かれている。
【0016】
ここで「棒状発熱体3」とは広い概念であり、少なくとも弾性棒体11と発熱部材12の両方の部材が含まれる。一方、「発熱部材12」は、前記弾性棒体11を含まず、少なくとも弾性変位可能なヒータ基体15が含まれる。第1実施形態では、棒状発熱体3は、後述するヒータ基体15の一側上面に多少物理的な凹凸状態が存在するような場合に、好ましくは、さらに該棒状発熱体3の発熱部材12の外周面を包む熱拡散シート13を有し、該熱拡散シート13は素材自体により変形自在である。熱拡散シート13は、例えばアルミニウムシートが用いられている。
【0017】
図5は発熱部材12の概略断面説明図である。発熱部材12は、少なくともベースとなる略矩形状の耐熱絶縁板12aと、この耐熱絶縁板12aの一側上面に固定的に配列され、かつ、折り曲げ可能な導電体12bとからなる。略矩形状の耐熱絶縁板12aの素材は、軟質のシート状ゴム、弾性変形可能なシート状シリコンである。ここでは「狭義のヒータ基体15」とは、前記耐熱絶縁板12aと前記導電体12bとからなるものをいう。したがって、ヒータ基体の全部を包む可撓性絶縁体を含まない。しかしながら、「広義のヒータ基体」は、
図5で示すように狭義のヒータ基体15と、このヒータ基体15を包む可撓性絶縁体16とから成る。
【0018】
さて、折り曲げ可能な導電体12bは、例えば略矩形状の耐熱絶縁板12aの一側上面に蛇行状に設けられたもの、又は縦方向の金属発熱線と横方向の金属発熱線をマトリックス状に被覆用耐熱絶縁材で被覆したもの、筒状の被覆用耐熱絶縁材に螺旋状に設けられたものを適宜に採用することができるが、実施形態では、
図4及び
図5で示すように、その素材がゴムである略矩形状の耐熱絶縁板12aの一側上面に蛇行状に設けられた帯状の導電体12bが用いられている。
【0019】
そして、発熱部材12は、前述した狭義のヒータ基体15を用いても良いが、最適な実施形態は狭義のヒータ基体15に可撓性絶縁体16が加味された広義のヒータ基体である。広義のヒータ基体を用いれば熱拡散シート13を用いる必要はない。
なお、帯状の導電体12bは、例えば耐熱ガラス繊維で織り上げられた布の中にヒータを略均一に組み込んだもの、又は複数本の金属発熱線を波状に湾曲させかつ被覆用耐熱絶縁材で被覆したもの等が用いられ、弾性棒体(例えばスポンジ素材)の外周面に容易に巻き付けることができる。
【0020】
付言すると、狭義のヒータ基体15又は広義のヒータ基体(15、16)のいずれであっても、帯状の導電体12bは、長手方向と直交する断面形状が、円形、楕円形、半円形、多角形のいずれかである弾性棒体11の周胴部に直接または間接的に巻き付けるように装着することができる弾性変位可能な部材である。したがって、後述するように、軟質袋体1の断面形状も、前記弾性棒体11の断面形状に対応するように略円形、略楕円形、略半円形、略多角形に形成される。
【0021】
次に
図6は、人が仰向けになってパッドX上に寝転がった説明図、
図7は
図6に於いて、パッドXがなじんだ状態に弾性変位した状態の拡大説明図である。実施形態のパッドXは、畳、カーペット、床等の平坦面Fに置き、仰向けになって腰に宛がいながら使用し、坐骨神経痛の緩和を図るために用いられる。
【実施例】
【0022】
この欄では、第1実施形態の設計変更例を簡単に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同様の符号を付し、重複する説明を割愛する。
【0023】
まず、
図8及び
図9は本発明の第2実施形態を示す各説明図である。この第2実施形態が前記第1実施形態と主に異なる点は耐熱絶縁板12aである。この第2実施形態は、狭義のヒータ基体15の上面が導電体の配列によって凸凹にならないように、いわば電気毛布の如く、手触り感が良くなるようにし、また必ずしも熱拡散シート13を用いなくてよいようにし、棒状発熱体3Aの熱が円柱状軟質袋1に十分に伝わることを目的としている。
【0024】
そのために、棒状発熱体3Aは、弾性変位及び弾性復帰可能な弾性棒体11、この弾性棒体の周胴面を包む発熱部材12Aとから成り、前記発熱部材12Aは、一側上面に形成された帯状凹所19を有する略矩形状の耐熱絶縁板12aと、前記帯状凹所19に略収まるように嵌め込まれ、かつ、折り曲げ可能な帯状の導電体12bとからなる。
【0025】
次に
図10は本発明の第3実施形態を示す説明図である。この第3実施形態が前記第1実施形態と主に異なる点は温度調節手段の位置等である。すなわち、温度調節手段6Aは、円柱状軟質袋体の一端部の外壁面に取付けられたケース本体6aと、このケース本体の一側面に設けられた温度調節用の操作ノブ6bを有し、前記操作ノブ6bを回すことにより、加温スイッチが「ON」になる。このように構成しても第1実施形態と同一の作用・効果がある。
【0026】
最後に
図11は、軟質袋体1の断面形状を示す他の実施形態であり、(a)は楕円形、(b)は半円形、(c)台形、矩形、四角等の多角形の一例である。軟質袋体1の断面形状は、本発明の課題を逸脱しない範囲で任意に設計変更できる事項である。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、例えば温熱作用により座骨神経痛の痛みを緩和するために使用される携帯型血行促進パッドの分野で利用することができる。
【符号の説明】
【0028】
X…携帯型血行促進パッド、
1…軟質袋体、
2…棒状中空部、
3、3A…棒状発熱体、
4…電源コード、
5…差し込みプラグ、
6、6A…温度調節手段、
7…開閉部材、
8…加温スイッチ、
11…弾性棒体、
12…発熱部材、
13…熱拡散シート、
16…可撓性絶縁体。