特開2020-45056(P2020-45056A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2020-45056戸挟み試験装置、列車用の車両、および戸挟み検知試験システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-45056(P2020-45056A)
(43)【公開日】2020年3月26日
(54)【発明の名称】戸挟み試験装置、列車用の車両、および戸挟み検知試験システム
(51)【国際特許分類】
   B61D 19/02 20060101AFI20200303BHJP
   G01M 17/08 20060101ALI20200303BHJP
【FI】
   B61D19/02 T
   G01M17/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2018-177093(P2018-177093)
(22)【出願日】2018年9月21日
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000062
【氏名又は名称】特許業務法人第一国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】綾部 和則
(57)【要約】
【課題】戸挟み検知試験を省力化する。
【解決手段】戸挟み試験装置は、開閉戸の戸閉まり位置に挟まることで所定厚みの物体が挟まった戸挟み状態を模擬する試験体と、開閉戸に対して設置され、開閉戸の戸閉まり位置に試験体を挿置する駆動機構とを備える。例えば、この戸挟み試験装置を開閉戸に採用して、平時は駆動機構により試験体を戸挟み状態とならない位置に待避させ、開閉戸の戸挟み検知試験に際して駆動機構を制御して試験体を戸閉まり位置に挿置することにより、従来必要であった試験体を開閉戸に挿し込むといった多大な人的作業を不要にすることができる。特に、開閉戸を多数備えた列車用の車両に戸挟み試験装置を採用した場合には、多数の開閉戸について一括に戸挟み検知試験を行うことも可能になる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉戸の戸閉まり位置に挟まって、所定厚みの戸挟み状態を模擬する試験体と、
前記開閉戸の戸閉まり位置に前記試験体を挿置する駆動機構と、
を備えた戸挟み試験装置。
【請求項2】
請求項1に記載の戸挟み試験装置において、
前記駆動機構は、
平時は前記試験体を戸挟み状態とならない位置に待避させ、前記開閉戸の戸挟み検知試験に際して前記試験体を前記戸閉まり位置に挿置する制御部を備える
ことを特徴とする戸挟み試験装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の戸挟み試験装置において、
前記駆動機構は、
前記試験体を駆動して前記戸挟み状態の厚みまたは発生位置を変更する機構を備えることを特徴とする戸挟み試験装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の戸挟み試験装置において、
前記駆動機構は、
前記試験体を上下方向に移動させて前記戸閉まり位置に挿置する
ことを特徴とする戸挟み試験装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の戸挟み試験装置において、
前記駆動機構は、
前記開閉戸より下方に設置され、前記試験体を上方向に移動させて前記戸閉まり位置に挿置する
ことを特徴とする戸挟み試験装置。
【請求項6】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の戸挟み試験装置において、
前記駆動機構は、
前記開閉戸の戸先および戸当たりの少なくとも一方に設置され、前記試験体を水平方向に移動させて前記戸閉まり位置に挿置する
ことを特徴とする戸挟み試験装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の戸挟み試験装置と、
前記開閉戸の戸挟み状態を検知する戸挟み検知装置とを
設置したことを特徴とする列車用の車両。
【請求項8】
請求項7に記載の列車用の車両に対して前記戸挟み検知装置の検査を行う戸挟み検知試験システムであって、
前記戸挟み試験装置および前記開閉戸を制御して前記開閉戸が前記試験体を挟んだ状態を発生させる指令部と、
前記開閉戸が前記試験体を挟んだ状態で、前記戸挟み検知装置が前記戸挟み状態を検知するか否かにより、前記戸挟み検知装置の正常異常を検査する検査部と
を備えたことを特徴とする戸挟み検知試験システム。
【請求項9】
請求項8に記載の戸挟み検知試験システムにおいて、
前記検査部は、
前記開閉戸が前記試験体を挟まない状態で、前記戸挟み検知装置が前記戸挟み状態を誤って検知するか否かにより、前記戸挟み検知装置の異常正常を検査する
ことを特徴とする戸挟み検知試験システム。
【請求項10】
請求項8または9に記載の戸挟み検知試験システムにおいて、
前記戸挟み検知試験システムは、前記指令部に対して前記戸挟み検知試験の命令を送信し、前記検査部から前記戸挟み検知試験の結果を受信する端末装置からも操作が可能である
ことを特徴とする戸挟み検知試験システム。
【請求項11】
請求項8〜10のいずれか1項に記載の戸挟み検知試験システムにおいて、
前記車両の動作状態に基づいて前記戸挟み検知試験に支障があるか否かを判定し、前記支障がある場合は前記試験体の動作を禁止する車両状態判定部を備えた
ことを特徴とする戸挟み検知試験システム。
【請求項12】
請求項8〜11のいずれか1項に記載の戸挟み検知試験システムにおいて、
前記検査部は、異常を示した前記戸挟み検知装置についての情報を報知または記録する
ことを特徴とする戸挟み検知試験システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、戸挟み試験装置、列車用の車両、および戸挟み検知試験システムに関する。
【背景技術】
【0002】
列車用の車両には、乗客の乗り降り用に開閉戸(車両ドア)が複数設けられる。これらの開閉戸に乗客や乗客の所持品が挟まると、開閉戸の戸閉まり位置において戸先ゴムに物体を挟んだ状態(以下、「戸挟み状態」という)が生じる。
【0003】
従来、この戸挟み状態を検知するため、戸挟み検知装置が開閉戸に設置される。
たとえば、特許文献1には、車両ドアの戸先ゴムの異常を検出することが可能な戸挟み検出装置において、「戸先ゴム5aに形成した円筒部の内圧を検出する圧力センサに圧力信号を送信し、圧力信号の値に基づいて戸先ゴム5aに亀裂や破断などの異常が生じているか否かを判定し、異常が生じている場合に戸先ゴム5aが破断している旨を示す戸先ゴム検知信号を出力する戸挟み検出装置」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−76566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
鉄道事業会社は、鉄道車両の保守点検作業の一つとして、戸挟み検知装置が戸挟み状態を正常に検知するか否かを点検する。この点検を、戸挟み検知試験という。
【0006】
従来、戸挟み検知試験では、運転台にドア開閉を行う試験者1名と、1車両の片側の開閉戸の数に応じた作業者(4名程度)を配置して行われていた。4人の作業者は、厚み5mm〜30mmからなる2〜3種の試験体を所持する。
【0007】
戸挟み検知試験の1回分は、次の手順で実施される。
(1)試験者は、運転台からドア開閉スイッチを操作して車両すべての開閉戸を一旦開ける。
(2)続いて、試験者は、試験対象となっている車両の片側のすべての開閉戸を閉じる。開閉戸が閉じる瞬間に合わせて、4人の作業者は、試験体を開閉戸の戸先ゴムに挟み込み、戸挟み状態を試験的に発生させる。
(3)開閉戸ごとに戸挟み検知装置が戸挟み状態を検知したか否かは、開閉戸の付近の警告灯や、運転台の警告灯により確認できる。
(4)試験者および作業者は、戸挟み検知装置の正常異常を点検帳に書き込む。
(5)試験者は、運転台からドア開閉スイッチを操作して車両の開閉戸を開ける。4人の作業者は、開いた開閉戸から試験体を抜き取る。
【0008】
これら一連の点検作業(1)〜(5)は、2〜3種の試験体それぞれについて繰り返し行われる。この繰り返し1セットを完了すると、4人の作業者は隣の車両まで移動し、戸挟み検知試験を行う。
【0009】
そのため、車両台数分だけ、両側のドアについて、板厚2〜3種分の開閉試験といった試験手順を繰り返すことになる。
【0010】
さらに、車両の編成数が2台程度を超えると、運転台の試験者からは、4人の作業者の試験状況が確認できない。そのため、試験者と4人の作業者は、無線機で連絡を取り合ったり、車両の車内放送で合図する必要があった。
【0011】
以上の事情により、従来の戸挟み検知試験には、過大な試験時間と、試験人員の労力がかかるという課題があった。
【0012】
なお、特許文献1においては、戸挟み検知試験の課題(過大な試験時間と、試験人員の労力)について記載がなく、その課題を解決する手段についての開示も示唆もない。
【0013】
そこで、本発明は、戸挟み検知試験を省力化する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するために、代表的な本発明の戸挟み試験装置の一つは、開閉戸の戸閉まり位置に挟まって、所定厚みの戸挟み状態を模擬する試験体と、開閉戸の戸閉まり位置に試験体を挿置する駆動機構とを備える。
【発明の効果】
【0015】
戸挟み試験装置を開閉戸に採用することにより、戸挟み検知試験を省力化することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】戸挟み検知試験システムの全体構成を示す全体構成図である。
図2】車両用ドア部の周辺要部を示す図である。
図3】戸挟み試験装置210を説明する図である。
図4】車両情報制御装置101の機能を示すブロック図である。
図5】戸挟み検知試験の動作を説明する流れ図である。
図6】戸挟み試験装置310の設置位置を示す図である。
図7】戸挟み試験装置310を示す図である。
図8】戸挟み試験装置410の設置位置を示す図である。
図9図8に示すA−Aの要部断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、実施例について図を用いて詳細に説明する。
【実施例1】
【0018】
実施例1として、戸挟み試験装置が試験体を上下方向に移動させる態様について説明する。
図1は、戸挟み検知試験システムの全体構成を示す全体構成図である。
【0019】
同図において、列車の両端に位置する先頭車には、車両情報制御装置(先頭車端末)101−1、運転台表示器102、およびスピーカSK101が搭載される。この車両情報制御装置101−1は、運転台の各種操作に連携して動作する。
【0020】
また、車両情報制御装置101−1は、運転台からの操作に代えて、端末装置Tからの無線遠隔操作も可能である。すなわち、端末装置Tと車両情報制御装置101−1との間では、戸挟み検知試験の指令や試験結果などを無線通信により授受する。
なお、このような端末装置Tと車両情報制御装置101−1との間の通信には、暗号化や機密化やパスワード保護や個人認証や生体認証などのセキュリティ対策を施すことが好ましい。
【0021】
車両情報制御装置101−1には、車両ごとに搭載されている機器(例:放送・自動放送装置203、各種車両機器204、ドア制御器206、戸挟み検知装置209)と各種車両回路(ドア回路205、戸閉知らせ灯207、ドア開SW208など)及び、車両各所の乗降用の車両用ドアの近傍に配置された戸挟み試験装置210が、車両内ネットワークを介して接続される。
【0022】
列車の中間範囲に位置する中間車には、車両情報制御装置(中間車端末)101−2が車両ごとに搭載される。
車両情報制御装置101−2には、車両ごとに搭載されている機器(例:各種車両機器204、ドア制御器206、戸挟み検知装置209)と各種車両回路(ドア回路205など)及び、車両各所の乗降用の車両用ドアの近傍に配置された戸挟み試験装置210が、車両内ネットワークを介して接続される。
【0023】
さらに、各車両の車両情報制御装置101−1、101−2は、車両間ネットワークを介して接続される。車両情報制御装置101−2は、運転台(または端末装置T)からの操作指令を車両情報制御装置101−1および車両間ネットワークを経由して受け取る。(以下、車両情報制御装置101−1、101−2について、先頭車・中間車の種類に関係しない場合は、車両情報制御装置101として説明する。)
【0024】
車両情報制御装置101は、車両ごとの動作状態信号や各機器情報を収集し、制御情報をやり取りすることにより車両の制御を行う。また、車両情報制御装置101は、車両ごとの状態情報(例:ドア開閉状態、戸挟み検知有無、戸挟み試験装置210の状態)や故障情報を、先頭車両の車両情報制御装置101−1に伝達する。車両情報制御装置101−1では、伝達された情報を、運転台表示器102やスピーカSK101により運転台に報知したり、放送・自動放送装置203により車両内に報知する。
【0025】
図2は、車両用ドア部の周辺要部を示す図である。
なお、本開示においては、図2に示すように開閉戸が移動する方向を「水平方向」という。また、水平方向に直行する方向を「上下方向」という。
【0026】
同図において、車両用ドア部には、開閉戸10が設けられる。この開閉戸10の上枠11の空間には、開閉戸10を開閉制御するドア制御器206、開閉戸10の戸挟み状態を検知する戸挟み検知装置209、および試験体212を開閉戸10の戸閉まり位置Cに挿置することにより戸挟み状態を模擬する戸挟み試験装置210が設置される。
【0027】
車両情報制御装置101は、これらのドア制御器206、戸挟み検知装置209、および戸挟み試験装置210と車両内ネットワークを介して接続される。
【0028】
図3は、戸挟み試験装置210を説明する図である。実施例1においては、試験体が上下方向に移動する態様のうち、試験体を下方向に移動させて、戸閉まり位置に挿置する場合について説明する。
【0029】
同図において、戸挟み試験装置210は、駆動機構211a、制御部211b、および試験体212を備える。
【0030】
駆動機構211aは、開閉戸10の上枠11の空間に設置された場合には、開閉戸10の戸閉まり位置Cに沿って試験体212を下降させる機構を有する。
【0031】
制御部211bは、車両情報制御装置101からの操作指令に応じて、駆動機構211aを制御する。
【0032】
試験体212には、下から昇順に厚み(例えば5mm〜30mm)が増すように形成された1つ又は複数の両凸部212aが所定間隔ごとに設けられる。
【0033】
駆動機構211aが、この試験体212の下降を開始すると、戸閉まり位置Cには、試験体212の先端がまず現れる。この状態では、試験体212の先端の厚みがそのまま戸挟みを模擬する厚みになる。
【0034】
さらに、駆動機構211aが、試験体212が所定間隔だけ下降すると、最初の両凸部212aが現れる。この状態では、最初の両凸部212aの厚みが戸挟みを模擬する厚みになる。
【0035】
続いて、駆動機構211aが、試験体212を下降させるに従って、最初の両凸部212aの位置も下降する。そのため、戸挟みを模擬的に発生させる位置が戸閉まり位置Cに沿って下降する。
【0036】
さらに、駆動機構211aが、試験体212が所定間隔の2倍だけ下降した時点で、2番目の両凸部212aが現れる。この状態では、2番目の両凸部212aの厚みが戸挟みを模擬する厚みになる。
【0037】
この動作が繰り返されることにより、試験体212が下降するに従って、戸挟み(試験体)を模擬する厚みは段階的に増加し、かつ戸挟みが発生する位置は、戸閉まり位置Cに沿った下向き移動を、所定間隔の幅で繰り返す。
【0038】
なお、試験体212を降ろした位置から上昇させる場合は、戸挟み(試験体)を模擬する厚みは段階的に減少し、かつ戸挟みが発生する位置は戸閉まり位置Cに沿った上向き移動を所定間隔の幅で繰り返す。
【0039】
図4は、車両情報制御装置101の機能を示すブロック図である。
【0040】
同図において、車両情報制御装置101は、車両状態判定部110、検査部111、および指令部112を備える。
【0041】
車両状態判定部110は、車両の動作モード(戸挟み検知試験を含む車上検査中、通常運用中などの平時)や、ドア関係の状態情報(ドア開閉指令、ドア状態情報、戸閉知らせ灯207)及び、戸挟み検知試験指令の出力状態を取得して、車両の動作状態(戸挟み試験装置210の禁止/許可を含む)を判定する。
【0042】
検査部111は、戸挟み試験装置210の状態、戸挟み検知装置209の戸挟み検知の情報、ドア関係の状態情報(ドア開閉指令、ドア状態情報、戸閉知らせ灯207)、および車両の動作状態(戸挟み試験装置210の禁止/許可を含む)を取り込み、戸挟み検知試験の結果(戸挟み検知装置209の正常異常)を出力する。この戸挟み検知試験の結果は、運転台表示器102や端末装置Tへ送信される。
【0043】
指令部112は、検査部111や運転台や端末装置Tからの要求に応じて、ドア制御器206や戸挟み試験装置210に操作指令を出力する。なお、指令部112は、車両状態判定部110によって判定された禁止/許可に従った上で動作するものであってもよい。
【0044】
続いて、戸挟み検知試験について説明する。
戸挟み検知試験は、次のステップを備える。
・戸挟み試験装置および開閉戸を制御して開閉戸が試験体を挟んだ状態を発生させる指令ステップ
・開閉戸が試験体を挟んだ状態で、戸挟み検知装置が戸挟み状態を検知するか否かにより、戸挟み検知装置の正常異常を検査する検査ステップ
【0045】
図5は、この戸挟み検知試験を更に具体的に説明する図である。
以下、図5に示すステップ番号に沿って説明する。
【0046】
ステップS10: 試験者は、運転台、端末装置Tから『戸挟み検知試験』の開始を指示するため、車両の動作モードを『(戸挟み検知)試験モード』に切り替える。先頭車の車両情報制御装置101−1は、この動作モードの切り替えを車両間ネットワークを介して各車両の車両情報制御装置101に伝達する。
車両情報制御装置101内の車両状態判定部110は、この動作モード(通常/保守/試験)について確認を行う。動作モードが『(戸挟み検知)試験モード』の場合、車両状態判定部110はステップS11に動作を移行する。一方、動作モードが『(戸挟み検知)試験モード以外』の場合、車両状態判定部110はステップS13に動作を移行する。
【0047】
ステップS11: 車両状態判定部110は、車両速度の情報を取得し、車両が停止中か走行中かを判定する。車両が停止中の場合、車両状態判定部110はステップS12に動作を移行する。一方、車両が走行中の場合、車両状態判定部110は、ドアの開閉を伴う戸挟み検知試験の実施は不適と判断し、ステップS13に動作を移行する。
【0048】
ステップS12: 車両状態判定部110は、戸挟み検知試験の可不可をさらに判断するため、その他の情報を取得する。例えば、次の情報を取得する。
・車両用ドアに対するドア開閉指令の情報、
・各車両用ドアの状態情報(開閉状態、正常異常等)
・戸閉知らせ灯情報(車両用ドア全閉or開ドア有り)
・車上検査状態(車上検査中、ドア戸挟み検査中)
・戸挟み検知装置209の稼働状態
・戸挟み試験装置210の稼働状態
・戸挟み検知試験に必要な情報の有無
・戸挟み検知試験に必要な操作指令の出力可否
これらの情報により戸挟み検知試験の実施に支障が一つもない場合、車両状態判定部110は試験可と判断してステップS14に動作を移行する。一方、戸挟み検知試験の実施に支障が一つでもある場合、車両状態判定部110は試験不可と判断してステップS13に動作を移行する。
【0049】
ステップS13: 車両状態判定部110は、戸挟み検知試験が行えない車両状態と判断し、その理由などを運転台表示器102または端末装置Tに報知する。また、車両状態判定部110は、指令部112に対して、戸挟み試験装置210の動作禁止を通知する。この動作禁止の通知により、戸挟み試験装置210の誤動作(試験体212が平時に出てくるなどの誤動作)は回避される。
【0050】
ステップS14: 車両状態判定部110は、戸挟み検知試験を行うべき車両状態と判断すると、その旨を運転台表示器102または端末装置Tに報知する。また、車両状態判定部110は、指令部112に対して、戸挟み検知試験の開始を通知する。
【0051】
この開始の通知を受けると、指令部112は、まず全車両のドア制御器206に対して車両用ドアの開閉戸10をすべて閉じる指令を発する。検査部111は、各車両用ドアの状態情報により、車両用ドアの開閉戸10がすべて閉じたことを確認する。
【0052】
ステップS15: この時点では、戸挟み試験装置210の試験体212は待避状態(非挿置)のため、すべての開閉戸10に戸挟み状態は発生しない。そのため、正常な戸挟み検知装置209であれば『非検知』の検知結果を返す。一方、異常な戸挟み検知装置209であれば『検知』の検知結果を返す。
この正常異常の推定に基づいて、検査部111は、すべての車両用ドアについて、戸挟み検知装置209の正常異常を判定する。
ここで、一つ以上の戸挟み検知装置209が異常(『検知』を返す)を示す場合、検査部111はステップS16に動作を移行する。
一方、すべての戸挟み検知装置209が正常(『非検知』を返す)を示す場合、検査部111はステップS17に動作を移行する。
【0053】
ステップS16: 検査部111は、異常を示した戸挟み検知装置209の配置個所を不良ドア位置として情報取得する。検査部111は、この不良ドア位置を運転台表示器102または端末装置Tに報知する。運転台表示器102または端末装置Tでは、スピーカSK101を鳴らしたり、この不良ドア位置を画面に表示して、試験者に不良ドア位置を知らせる。
【0054】
さらに、運転台表示器102または端末装置Tは、この不良ドア位置と不良内容を要修理リストに登録して、車両修理者の閲覧に供する。
これらの動作の後、検査部111は戸挟み検知試験をさらに継続するため、ステップS17に動作を移行する。
【0055】
ステップS17: 指令部112は、全車両のドア制御器206に対して車両用ドアの開閉戸10をすべて開く指令を発する。検査部111は、各車両用ドアの状態情報により、車両用ドアの開閉戸10がすべて開いたことを確認する。
【0056】
ステップS18: この時点では、開閉戸10が全開状態のため、すべての開閉戸10に戸挟み状態は発生しない。そのため、正常な戸挟み検知装置209であれば『非検知』の検知結果を返す。異常な戸挟み検知装置209であれば『検知』の検知結果を返す。
この正常異常の推定に基づいて、検査部111は、すべての車両用ドアについて、戸挟み検知装置209の正常異常を判定する。
ここで、一つ以上の戸挟み検知装置209が異常(『検知』を返す)を示す場合、検査部111はステップS19に動作を移行する。
一方、すべての戸挟み検知装置209が正常(『非検知』を返す)を示す場合、検査部111はステップS20に動作を移行する。
【0057】
ステップS19: 検査部111は、異常を示した戸挟み検知装置209の配置個所を不良ドア位置として情報取得する。検査部111は、この不良ドア位置を運転台表示器102または端末装置Tに報知する。運転台表示器102または端末装置Tでは、スピーカSK101を鳴らしたり、この不良ドア位置を画面に表示して、試験者に不良ドア位置を知らせる。
【0058】
さらに、運転台表示器102または端末装置Tは、この不良ドア位置と不良内容を要修理リストに登録して、車両修理者の閲覧に供する。
これらの動作の後、検査部111は戸挟み検知試験をさらに継続するため、ステップS20に動作を移行する。
【0059】
ステップS20: 続いて、指令部112は、戸挟み試験装置210の制御部211bに対して、試験体212を戸閉まり位置Cに挿置するよう指令する。制御部211bには、挿置する試験体212について(厚み,位置)の組み合わせを順番に規定した試行パターンが予め登録される。制御部211bは、駆動機構211aを駆動制御して、試行パターンの1回目(厚み,位置)に合わせて試験体212を配置する。
【0060】
ステップS21: 試験体212が配置された状態で、指令部112は、全車両のドア制御器206に対して車両用ドアの開閉戸10をすべて閉じる指令を発する。検査部111は、各車両用ドアの状態情報により、車両用ドアの開閉戸10がすべて閉じたことを確認する。
【0061】
ステップS22: 開閉戸10が閉じることにより、試験体212は開閉戸10の戸先に挿置される。検査部111は、すべての車両用ドアについて、戸挟み検知装置209の検知結果を取得して記録する。
【0062】
ステップS23: 次に、指令部112は、全車両のドア制御器206に対して車両用ドアの開閉戸10をすべて開く指令を発する。検査部111は、各車両用ドアの状態情報により、車両用ドアの開閉戸10がすべて開いたことを確認する。
【0063】
ステップS24: 再び、指令部112は、戸挟み試験装置210の制御部211bに対して、試験体212を戸閉まり位置Cに挿置するよう指令する。
ここで、試行パターンが完了している場合、制御部211bはその旨を指令部112に返答し、ステップS26に動作を移行する。
一方、試行パターンがまだ残っている場合、制御部211bはステップS25に動作を移行する。
【0064】
ステップS25: 制御部211bは、駆動機構211aを駆動制御して、試行パターンの次の(厚み,位置)に試験体212を配置する。
【0065】
ここで、ステップS21〜S25を、試行パターンに従って繰り返すことにより、複数の(厚み,位置)の条件で、戸挟み検知試験が繰り返し行われる。
【0066】
ステップS26: 検査部111は、ステップS22で記録した結果に基づいて、戸挟み検知装置209ごとに戸挟みが検知可能となる限界条件(試験体212の厚み・位置)を求める。検査部111は、この限界条件が、戸挟み検知装置209の要求仕様を満たすか否かを判定することにより、戸挟み検知装置209ごとの正常異常を判定する。
【0067】
検査部111は、異常を示した戸挟み検知装置209の配置個所を不良ドア位置として情報取得する。検査部111は、この不良ドア位置を運転台表示器102または端末装置Tに報知する。運転台表示器102または端末装置Tでは、スピーカSK101を鳴らしたり、この不良ドア位置を画面に表示して、試験者に不良ドア位置を知らせる。
【0068】
さらに、運転台表示器102または端末装置Tは、この不良ドア位置と不良内容を要修理リストに登録して、車両修理者の閲覧に供する。
【0069】
ステップS27: 指令部112は、制御部211bに対して、試験体212の待避を指令する。制御部211bは、駆動機構211aを駆動制御して、試験体212を戸閉まり位置Cから待避させる。試験体212の待避を完了した後、車両状態判定部110は、指令部112に対して、戸挟み試験装置210の動作禁止を通知する。この動作禁止の通知により、戸挟み試験装置210の誤動作(試験体212が平時に出てくるなどの誤動作)は回避される。さらに、車両状態判定部110は、車両の動作モードを試験モードから保守モードまたは通常モードに移行させる。
上述した一連の動作を経て、戸挟み検知試験が完了する。
続いて、実施例1が奏する効果について説明する。
【0070】
<実施例1の効果>
(1)上述した戸挟み検知試験システムでは、開閉戸10に対して戸挟み試験装置が設置され、試験体212の挿置が自動化される。そのため、開閉戸10ごとに試験体を挿置するために作業者を準備する必要がなくなり、戸挟み検知試験に必要な人員数を従来に比べて削減できる。
【0071】
(2)また、戸挟み検知試験システムでは、全車両のすべての車両用ドアについて、同時一括に(連続的、または断続的)に戸挟み検知試験を実施することができる。そのため、戸挟み検知試験に必要な時間を従来に比べて削減できる。
【0072】
(3)さらに、戸挟み試験装置は、平時は試験体212を戸挟み状態とならない位置に待避させる。そのため、平時の車両の運行に支障が生じない。
【0073】
(4)また、戸挟み試験装置は、試験体212がドアに挟まる部分の厚みを変更可能な機構を備える。そのため、戸挟みを検知する厚みの条件を試験することができる。
【0074】
(5)さらに、戸挟み試験装置は、試験体212の挟まる位置を変更する機構を備える。そのため、戸挟みを検知する位置の条件を試験することができる。
【0075】
(6)また、戸挟み試験装置は、試験体212の挟まる(厚み,位置)をセットで変更する機構を備える。そのため、戸挟みを検知する(厚み,位置)という複合的な条件を試験することができる。
【0076】
(7)なお、戸挟み検知試験システムでは、戸挟み検知装置209が戸挟み状態を検知するか否かによって、正常異常を試験することができる。
【0077】
(8)また、戸挟み検知試験システムでは、ドア開の状態において、戸挟み検知装置209が戸挟み状態を誤って検知するか否かによって、異常正常を試験することができる。
【0078】
(9)さらに、戸挟み検知試験システムでは、戸挟みしていない状態において、戸挟み検知装置209が戸挟み状態を誤って検知するか否かによって、異常正常を試験することができる。
【0079】
(10)また、戸挟み検知試験システムでは、異常を示した戸挟み検知装置209の設置個所(不良ドア位置)を、車両の運転台表示器102や端末装置Tに表示する。そのため、試験者は不良ドア位置を即座に知ることができる。
【0080】
(11)さらに、この不良ドア位置と不良内容は要修理リストに登録され、車両修理者の閲覧に供せられる。そのため、戸挟み検知装置209の試験結果を車両修理者にいちいち伝達する手間がなく、車両の保守業務にかかる時間とコストを削減できる。
【0081】
(12)また、戸挟み検知試験システムでは、端末装置Tを用いて、戸挟み検知試験の指示を送信し、戸挟み検知試験の結果を受信することができる。そのため、試験者が運転台に居る必要がなく、自由な位置から戸挟み検知試験を行うことができる。特に、端末装置Tを携帯した試験者が、不良ドア位置まで移動して、その不良ドア位置から戸挟み検知試験を再び確認のために行うことができる。
【0082】
(13)さらに、車両状態判定部110は、車両の動作状態を判定して戸挟み検知試験に一つでも支障が生じると、試験体212の挿置動作を禁止する。そのため、戸挟み試験装置の誤作動が原因でドア故障が生じる虞を低減することができる。
【0083】
(14)また、実施例1では、戸挟み試験装置210を開閉戸10の上枠11に設置する。開閉戸10の上枠11は、ドア制御器206や車内ネットワークの配線や電源ラインが予め配置され、かつスペース的に余裕がある。そのため、戸挟み試験装置210をスペース的に配置しやすく、かつ戸挟み試験装置210のための配線や電源ラインを取りやすいという利点がある。
【実施例2】
【0084】
次に、実施例2として、戸挟み試験装置が試験体を上下方向に移動する態様のうち、試験体を上方向に押し上げる態様を説明する。
図6は、戸挟み試験装置310の設置位置を示す図である。
図7は、戸挟み試験装置310を示す図である。
なお、実施例1と対応する構成については同じ参照番号を付与し、ここでの重複説明を省略する。
【0085】
実施例2においては、戸挟み試験装置310は、開閉戸10より下方に設置される。より具体的には、戸挟み試験装置310は、開閉戸の下枠の床下12に設置され、試験体212を上方に移動させて戸閉まり位置Cに挿置するものである。
【0086】
この戸挟み試験装置310は、試験体212が上昇するに従って、戸挟み(試験体)を模擬する厚みは段階的に増加し、かつ戸挟みが発生する位置は戸閉まり位置Cに沿った上向き移動を所定間隔の幅で繰り返す。
【0087】
なお、試験体212を上昇させた位置から下降させる場合は、戸挟み(試験体)を模擬する厚みは段階的に減少し、かつ戸挟みが発生する位置は戸閉まり位置Cに沿った下向き移動を所定間隔の幅で繰り返す。
【0088】
<実施例2の効果>
実施例2においては、実施例1で記載した効果の他に、次の効果も奏する。
戸挟み試験装置310は、開閉戸10の下枠の床下に設置される。そのため、試験体212を戸閉まり位置Cに挿置するためには、重力に逆らって押し上げる駆動力が必要になる。そのため、戸挟み試験装置310が万一故障しても、駆動力の働かない試験体212はそのまま下にあるので、戸挟み状態が勝手に発生する故障は生じない(フェイルセース)。
【実施例3】
【0089】
次に、実施例3として、試験体を水平方向(開閉方向)に移動させて、戸閉まり位置に挿置する場合について説明する。
図8は、戸挟み試験装置410の設置位置を示す図である。
図9は、図8に示すA−Aの要部断面を示す図である。
なお、実施例1と対応する構成については同じ参照番号を付与し、ここでの重複説明を省略する。
【0090】
戸挟み試験装置410は、開閉戸10の一方の戸先10aに設置される。開閉戸10の他方の戸先10aには、戸挟み検知装置209における戸挟み検知用のセンサが配置される。(なお、片開きの開閉戸の場合は、戸先が当たる戸当たりに戸挟み試験装置410を設置してもよい。)
この戸挟み試験装置410は、試験体412、駆動機構411a、および制御部411bを備える。
【0091】
試験体412は、戸先10aに沿って曲げ加工された形状を有する。試験体412は、戸挟みの圧力に屈しない程度の強度(素材、厚み、角部の補強など)を有する。
【0092】
駆動機構411aは、試験体412を水平方向、つまり、開閉戸の開閉方向(戸挟みの厚み方向)に移動させることによって戸挟みの厚みを増減変更する。
なお、駆動機構411aは、戸挟みの力に耐えられるように、戸挟み状態中において試験体412をロックする係止機構や、戸挟みの力がかかるとその片方向に動かなくなる逆止機構を備えることが好ましい。
【0093】
制御部411bは、平時は、駆動機構411aに試験体412を最大限に収納し、戸挟みの厚みを最小化(図9に示す厚みO参照)する。この厚みOは、戸挟み検知装置209の検知限界以下であり、戸挟み状態とならない位置に待避させたことになる。一方、戸挟み検知試験に際しては、制御部411bは、駆動機構411aを制御して試験体412を繰り出すことにより、試験体412を戸閉まり位置Cに挿置することになる。
【0094】
なお、駆動機構411a自体を、戸先10aや戸当たりに沿って上下にスライドさせる移動機構を備えてもよい。この移動機構により戸挟みの上下方向の試験位置を変更することが可能になる。
【0095】
<実施例3の効果>
実施例3においては、実施例1で記載した効果の他、次の効果も奏する。
戸挟み試験装置410は、駆動機構411aが試験体412を繰り出した幅が、そのまま戸挟みの厚みとなる。そのため、試験体412それ自体を小さくすることができる。また、小さな試験体412の駆動力は僅かで足りるため駆動機構411aも小型化できる。そのため、戸挟み試験装置410の全体の小型化、軽量化および節電化が容易になる。
【0096】
なお、上述した実施例1〜3では、列車用の車両の戸挟み検知試験に適用するケースについて説明した。しかしながら、本発明が適用される対象は列車用の車両には限定されない。戸挟み検知を行う用途であれば様々な対象について適用が可能である。例えば、エレベータの開閉戸や、自動ドアの開閉戸や、シャッター(上下に開閉する戸)に適用することができる。
【0097】
また、実施例では、両開きの開閉戸に適用するケースについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。戸挟みが生じる開閉戸であれば適用が可能である。例えば、片開きの開閉戸や、観音開きの開閉戸、片開きの回動ドア、回転ドア(外部筒と内部室の回転体)式の開閉戸など、多様な開き形態の開閉戸に適用できる。
【0098】
なお、実施例では、全ての車両のすべての車両ドア部について、戸挟み検知試験を行うケースについて説明した。しかしながら、運転台や端末装置Tにおいて、特定の車両ドア部を一つまたは複数または範囲で選択し、選択した車両ドア部に対して戸挟み検知試験を行うようにしてもよい。この場合、保守点検の一環として、故障または修理済みの開閉戸に限って戸挟み検知試験を行い、動作確認を実施することが可能になる。
【0099】
また、試験体の材質や形状については特に限定されない。再現性が高くて経時変化の監視に適した試験結果を得る場合には、実施例に示した両凸状やヘラ状のような単純形状の試験体が好ましい。また例えば、想定される戸挟み状況を考慮して、ひも状、パイプ状、指状、腕状、靴状、傘状などの戸挟みを生じ得る物体の材質または形状に似せた試験体を採用することも好ましい。
【符号の説明】
【0100】
C…戸閉まり位置、T…端末装置、10…開閉戸、10a…戸先、11…上枠、101…車両情報制御装置、102…運転台表示器、110…車両状態判定部、111…検査部、112…指令部、203…放送・自動放送装置、204…車両機器、205…ドア回路、206…ドア制御器、207…戸閉知らせ灯、208…ドア開SW、209…戸挟み検知装置、210…戸挟み試験装置、211a…駆動機構、211b…制御部、212…試験体、212a…両凸部、310…戸挟み試験装置、410…戸挟み試験装置、411a…駆動機構、411b…制御部、412…試験体、SK101…スピーカ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9