特開2020-54712(P2020-54712A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-54712(P2020-54712A)
(43)【公開日】2020年4月9日
(54)【発明の名称】トイレットペーパーホルダー取付器具
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/40 20060101AFI20200313BHJP
【FI】
   A47K10/40 C
   A47K10/40 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-188747(P2018-188747)
(22)【出願日】2018年10月4日
(71)【出願人】
【識別番号】515102208
【氏名又は名称】ウチデインターナショナル株式会社
(72)【発明者】
【氏名】早川武憲
(72)【発明者】
【氏名】青木文夫
(57)【要約】      (修正有)
【課題】既存のトイレットペーパーホルダーで、中軸を両側の側板の穴に差し込んで使用するタイプのものでは、トイレットペーパーを交換する際に手間がかかり面倒である。本発明は、このようなタイプの既存のトイレットペーパーホルダーの両側の側板に取り付けて、トイレットペーパー交換時の手間を容易にする取付器具を提供する。
【解決手段】穴3が設けられた軸を有する器具本体1が形成され、これに穴3が設けられた軸を有するアーム2が、嵌合するかたちで軸棒4および軸蓋5により接続され、器具本体1に粘着剤が塗布され、その上に剥離紙または剥離フィルムが設けられた構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の素材および任意の形状で、穴が設けられた軸を有する器具本体が形成され、これに任意の素材および任意の形状で形成され穴が設けられた軸を有するアームが、嵌合するかたちで軸棒および軸蓋により接続され、器具本体に粘着剤が塗布され、その上に剥離紙または剥離フィルムが設けられた構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具。
【請求項2】
柔軟性を有する任意の素材および任意の形状で形成され、回転できるように工夫された構造のアームに器具本体が接続され、器具本体に粘着剤が塗布され、その上に剥離紙または剥離フィルムが設けられた構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具。
【請求項3】
アームおよび器具本体を含む形状が、柔軟性を有する任意の素材および任意の形状で一体成型され、器具本体に粘着剤が塗布され、その上に剥離紙または剥離フィルムが設けられた構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具。
【請求項4】
任意の素材および任意の形状で器具本体およびアームが形成され、このアームと器具本体がスプリングで接続され、器具本体に粘着剤が塗布され、その上に剥離紙または剥離フィルムが設けられた構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具。
【請求項5】
粘着剤および剥離紙または剥離フィルムが除かれた請求項1〜請求項4の器具本体に挟み部材が接続された構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレットペーパーホルダー取付器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
これまでいくつかのトイレットペーパーホルダー取付器具に関する考案が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−94254
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】登録実用新案第3033748号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
既存のトイレットペーパーホルダーで、中軸を両側の側板の穴に差し込んで使用するタイプのものでは、トイレットペーパーを交換する際に手間がかかり面倒である。本発明はこのようなタイプの既存のトイレットペーパーホルダーの両側の側板に取り付けて、この点を改善するものであるが、同様の目的で考案されている特開2014−94254や登録実用新案第3033748号のものとは構造的に異なるものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
任意の素材および任意の形状で、穴が設けられた軸を有する器具本体が形成され、これに任意の素材および任意の形状で形成され、穴が設けられた軸を有するアームが、嵌合するかたちで軸棒および軸蓋により接続され、器具本体に粘着剤が塗布され、その上に剥離紙または剥離フィルムが設けられた構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、トイレットペーパー交換時の手間を容易くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の外観斜視図
図2】本発明の外観斜視図
図3】本発明の外観斜視図
図4】本発明の分解斜視図
図5】本発明の部分分解拡大斜視図
図6】本発明の別の実施例を示す図
図7】本発明の別の実施例を示す図
図8】本発明の別の実施例の分解斜視図
図9】本発明の別の実施例の分解斜視図
図10】本発明の別の実施例の部分分解斜視図
図11】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図12】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図13】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図14】本発明の別の実施例の分解斜視図
図15】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図16】本発明の別の実施例の分解斜視図
図17】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図18】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図19】本発明の別の実施例の分解斜視図
図20】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図21】本発明の別の実施例を示す外観斜視図
図22】本発明を応用する既存のトイレットペーパーホルダーを示す図
図23】本発明の応用例を示す図
図24】本発明の応用例を示す図
図25】本発明の応用例を示す図
図26】本発明の応用例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、器具本体(1)およびアーム(2)および軸棒(4)および軸蓋(5)および粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)よりなっている。図1は、本発明の外観斜視図を示している。これらの部材は全て任意の素材で製造することが可能である。器具本体(1)およびアーム(2)および軸棒(4)および軸蓋(5)に関しては、各種プラスチックの他、金属などでも製造することができる。粘着剤(6)については、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤などがある。剥離紙は、紙にシリコーン樹脂がコーティングしてあり、剥離フィルムは、プラスチックフィルムにシリコーン樹脂がコーティングしてあるものをさす。器具本体(1)およびアーム(2)には、穴(3)を有する軸が設けられており、器具本体(1)とアーム(2)は、篏合する構造となっており、軸棒(4)および軸蓋(5)を通じて結合されており、アーム(2)は、図2で示すように上に回転できるようになっている。アーム(2)は、上には回転できるが、構造上、下には回転できない構造となっている。このことは、図4または図5を見れば理解できる。アーム(2)は、アーム(2)に設けられている穴(3)を有する軸に結合している部分を有しており、これはアーム(2)の面に対して直角になっている。アーム(2)を下に回転させようとすると、この部分が器具本体(1)の面に当たり、下には回転できないようになっている。器具本体(1)とアーム(2)は、穴(3)に軸棒(4)を通じて結合され、軸棒(4)に設けられたオスネジ(9)に、軸蓋(5)に設けられたメスネジ(10)を螺着させる。器具本体(1)には、粘着剤(6)が塗布されており、この上には、剥離紙または剥離フィルム(7)が設けられている。粘着剤(6)は、できる限り、強力な粘着力を有するものが望ましい。また、器具本体(1)には、図3で示すような窪み(8)が設けられている。本発明は、図22で示すような蛇腹の形状や伸縮性の中軸(19)を入れて使用するタイプの既存のトイレットペーパーホルダーの両側の側板(20)に取り付けて使用するものであるが、中軸(19)を入れる穴が側板表面に対して凹部の穴が設けられている場合には問題ないが、凸部となっている場合には、本発明を貼り付けることができないので、この対策として窪み(8)を設けている。すなわち、中軸(19)を入れる穴が凸部となって設けられている場合でもこの窪み(8)があれば、それがこの中に収まるので、本発明を貼り付けることができる。窪み(8)の直径は、中軸(19)を入れる穴より大きいことが必要でそれを想定した大きさにする。図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーの側板(20)に設けられた中軸(19)を入れる穴が側表面に対して凹部である場合のみを想定する場合には、この窪み(8)は設けなくてもよい。既存のトイレットペーパーホルダーの側板(20)に、本発明を粘着剤で取り付けた後は、トイレットペーパーを下からアーム(2)を押し上げて簡単に取り付けることができる。本発明は、粘着剤で図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けるものであるが、トイレットペーパー自体は、重量が重いものではなく、またトイレットペーパー使用に関してはトイレットペーパーホルダーに強い力を加えるようなものではないので、粘着剤で取り付けることでも十分に実用に耐える。また、粘着剤でなく、瞬間接着剤などで取り付けることでも可能である。アーム(2)を、ゴム状の素材を用いて乳頭のような形にし、回転できる構造として、器具本体(1)に取り付け、粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)を使用して本発明を得ることもできる。この乳頭のような形のアーム(2)は、中が空洞(14)となっており、強い力を加えると変形する。この本発明を、図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けた後は、トイレットペーパーを取り付ける場合には、アーム(2)を変形させて取り付ける。このアーム(2)の素材は任意であるが、ゴムでは天然ゴム、合成天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多流加ゴムなどがある。アーム(2)および器具本体(1)を含む形状を柔軟性を有する任意の素材で一体成型し、器具本体(1)に粘着剤(6)を塗布し、その上に剥離紙または剥離フィルム(7)を設けることでも本発明を得ることができる。アーム(2)および器具本体(1)の形状は任意で製造できる。また、器具本体(1)とアーム(2)をスプリング(15)で結合し、器具本体(1)に粘着剤(6)を塗布し、その上に剥離紙または剥離フィルム(7)を設けて本発明を得ることもできる。また、以下の実施例で示される本発明の粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)を除く器具本体(1)に、挟み部材(16)を取り付けて本発明を得ることもできる。本発明は、図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けることで、トイレットペーパー(18)交換時の手間を簡単にすることができるものである。本発明は、図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーに左右対で取り付けられ使用される。以下の各実施例でも同様である。本発明を取り付けた例を、図23図26に示した。本発明は、粘着剤を用いて図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けるもので、特開2014−94254や登録実用新案第3033748号で示されているものとは構造的に異なるものである。
【実施例1】
【0010】
本発明は、器具本体(1)およびアーム(2)および軸棒(4)および軸蓋(5)および粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)よりなっている。図1は、本発明の外観斜視図を示している。これらの部材は全て任意の素材で製造することが可能である。器具本体(1)およびアーム(2)および軸棒(4)および軸蓋(5)に関しては、各種プラスチックの他、金属などでも製造することができる。粘着剤(6)については、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤などがある。剥離紙は、紙にシリコーン樹脂がコーティングしてあり、剥離フィルムは、プラスチックフィルムにシリコーン樹脂がコーティングしてあるものをさす。器具本体(1)およびアーム(2)には、穴(3)を有する軸が設けられており、器具本体(1)とアーム(2)は、篏合する構造となっており、軸棒(4)および軸蓋(5)を通じて結合されており、アーム(2)は、図2で示すように上に回転できるようになっている。器具本体(1)には穴(3)を有する軸が熱融着や一体成型、接着剤などの結合手段によって結合されている。アーム(2)には、器具本体(1)に設けられた軸に篏合する構造の軸が設けられている。アーム(2)の軸は熱融着や一体成型、接着剤などの結合手段によってアーム(2)に結合されている。アーム(2)は、上には回転できるが、構造上、下には回転できない構造となっている。このことは、図4または図5を見れば理解できる。アーム(2)は、アーム(2)に設けられている穴(3)を有する軸に結合している部分を有しており、これはアーム(2)の面に対して直角になっている。アーム(2)を下に回転させようとすると、この部分が器具本体(1)の面に当たり、下には回転できないようになっている。器具本体(1)とアーム(2)は、穴(3)に軸棒(4)を通じて結合され、軸棒(4)に設けられたオスネジ(9)に、軸蓋(5)に設けられたメスネジ(10)を螺着させる。器具本体(1)には、粘着剤(6)が塗布されており、この上には、剥離紙または剥離フィルム(7)が設けられている。粘着剤(6)は、できる限り、強力な粘着力を有するものが望ましい。また、器具本体(1)には、図3で示すような窪み(8)が設けられている。本発明は、図22で示すような蛇腹の形状や伸縮性の中軸(19)を入れて使用するタイプの既存のトイレットペーパーホルダーの両側の側板(20)に取り付けて使用するものであるが、中軸(19)を入れる穴が側板表面に対して凹部の穴が設けられている場合には問題ないが、凸部となっている場合には、本発明を貼り付けることができないので、この対策として窪み(8)を設けている。すなわち、中軸(19)を入れる穴が凸部となって設けられている場合でもこの窪み(8)があれば、それがこの中に収まるので、本発明を貼り付けることができる。窪み(8)の直径は、中軸(19)を入れる穴より大きいことが必要でそれを想定した大きさにする。図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーの側板(20)に設けられた中軸(19)を入れる穴が側表面に対して凹部である場合のみを想定する場合には、この窪み(8)は設けなくてもよい。既存のトイレットペーパーホルダーの側板(20)に、本発明を粘着剤で取り付けた後は、トイレットペーパーを下からアーム(2)を押し上げて簡単に取り付けることができる。本発明は、粘着剤で図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けるものであるが、トイレットペーパー自体は、重量が重いものではなく、またトイレットペーパー使用に関してはトイレットペーパーホルダーに強い力を加えるようなものではないので、粘着剤で取り付けることでも十分に実用に耐える。また、粘着剤でなく、瞬間接着剤などで取り付けることでも可能である。本発明は、図22で示すような既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けることで、トイレットペーパー(18)交換時の手間を簡単にすることができるものである。本発明を取り付けた例を、図23に示した。トイレットペーパー(18)は、下から上に持ち上げてアーム(2)をトイレットペーパー(18)の穴に通して容易く取り付けることができる。
【実施例2】
【0011】
図6は、別の実施例を示している。図7は、これを別の方向から見た図を示している。この実施例では、アーム(2)は乳頭のような形状をしており、図9をみれば分かるように中は空洞(14)となっている。アーム(2)は柔軟性を有するゴム状の素材でできており、力を掛けると変形する。図8は、本実施例の分解斜視図を示しており、図9は、図8を別の方向から見た図を示している。また、図10は、本実施例の部分分解斜視図を示している。図8から図10をみれば分かるように、アーム(2)は回転することができる。アーム(2)は、アーム底板(11)と接着剤、熱融着などの結合手段により結合され、軸(12)はアーム底板(11)に設けられた穴(13)を介して、器具本体(1)と接着剤、熱融着などの結合手段により結合されている。この構造により、アーム(2)は回転することができる。器具本体(1)には、粘着剤(6)が塗布され、この上に剥離紙または剥離フィルム(7)が設けられている。このアーム(2)の素材は任意であるが、ゴムでは天然ゴム、合成天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多流加ゴムなどがある。この本発明を、既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けた例を図24に示した。この実施例のアーム(2)は、力により変形するので、どの方向からでもトイレットペーパー(18)を取り付けることができる。アーム(2)は回転することができるが、回転しない構造でも目的の機能を有する。
【実施例3】
【0012】
図11は、別の実施例を示している。この実施例では、アーム(2)および器具本体(1)を含む形状を柔軟性を有する任意の素材で一体成型し、器具本体(1)に粘着剤(6)を塗布し、その上に剥離紙または剥離フィルム(7)を設けている。図12は、本発明を別の方向から見た場合を示しているが、他の例と同様窪み(8)を設けている。図13は他の方向から見た場合、図14は、本発明の分解図を示している。この実施例では、成型体が柔軟性を有していることが必要である。この場合の素材は任意であるが、ゴムでは天然ゴム、合成天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多流加ゴムなどがある。本発明が柔軟性を有している場合、本発明を既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けた場合、トイレットペーパー(18)を取り付けることができる。本発明を取り付けた場合の例を図25に示した。この場合も、どの方向からでもトイレットペーパー(18)を取り付けることができる。この実施例では、アーム(2)は回転しない。
【実施例4】
【0013】
図15は、別の実施例を示している。図16は、この実施例の分解斜視図を示している。この例では、器具本体(1)とアーム(2)がスプリング(15)で接続されている。スプリング(15)と器具本体(1)およびアーム(2)との接続は、器具本体(1)およびアーム(2)が金属の場合には溶接などで接続することができる。また、器具本体(1)およびアーム(2)が各種プラスチックなどの場合には、埋め込みなどによって接続することができる。本発明を既存のトイレットペーパーホルダーに取り付けた場合、このスプリング(15)によりアーム(2)が柔軟に動くので、トイレットペーパー(18)を取り付けることができる。この例は、任意の素材および任意の形状で器具本体(1)およびアーム(2)が形成され、このアーム(2)と器具本体(1)がスプリング(15)で接続され、器具本体(1)に粘着剤(6)が塗布され、その上に剥離紙または剥離フィルム(7)が設けられた構造からなるトイレットペーパーホルダー取付器具を示している。この使用例を示した図は、図25に等しい。この実施例では、アーム(2)は回転しない。
【実施例5】
【0014】
図17は、別の実施例を示している。この例は、実施例1の本発明の粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)を省き、器具本体(1)に挟み部材(16)を取り付けた場合を示している。この場合、挟み部材(16)が有する隙間(17)を用いて本発明を既存のトイレットペーパーホルダーの側板(20)に取り付ける。すなわち、この隙間(17)に、既存のトイレットペーパーホルダーの側板(20)を挟み込んで取り付ける。この使用方法から、挟み部材(16)はある程度の柔軟性を有している必要がある。器具本体(1)と挟み部材(16)は、接着剤、熱融着、溶接などの結合手段により結合されている。挟み部材(16)を除く本発明が金属で製造されている場合には、挟み部材(16)も金属で製造して器具本体(1)と溶接で結合することもできる。この実施例は、登録実用新案第3033748号と構造的な面で異なるものである。
【実施例6】
【0015】
図18は、別の実施例を示している。また図19は、その分解図を示している。この例は、実施例2で示した本発明の粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)を省き、器具本体(1)に挟み部材(16)を取り付けた場合で、挟み部材(16)が有する隙間(17)を用いて本発明を既存のトイレットペーパーホルダーの側板(20)に取り付ける。アーム(2)は回転することができるが、回転しない構造でも目的の機能を有する。挟み部材(16)は、実施例5の場合と同様、ある程度の柔軟性を有している必要がある。
【実施例7】
【0016】
図20は、別の実施例を示している。この例は、実施例3の本発明の粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)を省き、器具本体(1)に挟み部材(16)を取り付けた場合を示している。器具本体(1)と挟み部材(16)は、接着剤、熱融着などの結合手段により結合されている。挟み部材(16)はある程度の柔軟性を有している必要がある。
【実施例8】
【0017】
図21は、別の実施例を示している。この例は、実施例4の本発明の粘着剤(6)および剥離紙または剥離フィルム(7)を省き、器具本体(1)に挟み部材(16)を取り付けた場合を示している。器具本体(1)と挟み部材(16)は、接着剤、熱融着、溶接などの結合手段により結合されている。挟み部材(16)を除く本発明が金属で製造されている場合には、挟み部材(16)も金属で製造して器具本体(1)と溶接で結合することもできる。挟み部材(16)はある程度の柔軟性を有している必要がある。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は、工業的に量産することが可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0019】
1 器具本体
2 アーム
3 穴
4 軸棒
5 軸蓋
6 粘着剤
7 剥離紙または剥離フィルム
8 窪み
9 オスネジ
10 メスネジ
11 アーム底板
12 軸
13 穴
14 空洞
15 スプリング
16 挟み部材
17 隙間
18 トイレットペーパー
19 中軸
20 側板
21 取付けられた本発明
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26