【解決手段】複数種の表札見本11を目視可能に配置したディスプレイ1を表札売り場に設けるるとともに、各表札見本11の近傍に表札見本11ごとに紐づけられた二次元コードを配置する。二次元コードには、表札レイアウト生成サーバ3が提供する表札レイアウトのシミュレーション機能における表札の種類選択において、紐づけられた表札見本11に対応する表札種を選択する指示を含めておき、携帯端末装置2で二次元コードを読み取ることで、表札レイアウトのシミュレーション手順の一部を省略可能にする。
複数種の表札見本および前記表札見本に配置可能な文字及び書体に関する情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報に基づいて前記表札見本に文字を配置した表札レイアウトを生成する手順を制御する制御部とを有する表札レイアウト生成サーバと、
前記表札レイアウト生成サーバとネットワークを介して通信接続され、前記表札レイアウト生成サーバが示す手順に従って前記表札レイアウト生成サーバ上で表札レイアウトを作成する携帯端末装置とを備え、
前記表札レイアウト生成サーバの制御部が、前記表札レイアウトの生成手順として、少なくとも、表札見本の種類を選択させる第1ステップと、選択された表札見本に対し文字を配置させる第2ステップとを有する表札レイアウトのシミュレーション機能を備えた表札受注システムであって、
複数種の表札見本を目視可能に配置してなる表札種選定用のディスプレイが設られるとともに、前記ディスプレイには、配置された表札見本ごとに紐づけられ、かつ、前記携帯端末装置による表札レイアウトの生成にあたり紐づけられた表札見本を選択して前記第1ステップを完了させる指示を含んだ二次元コードが配置されている
ことを特徴とする表札受注システム。
前記表札レイアウト生成サーバは、前記表札レイアウトのシミュレーション機能によって表札レイアウトを生成すると、生成した表札レイアウトの情報に一対一で紐づけられたレイアウト特定情報を生成し、このレイアウト特定情報を前記携帯端末装置に送信するとともに、生成した表札レイアウトの情報及びレイアウト特定情報を所定のレイアウト記憶部に記憶させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の表札受注システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような表札の受注方法には以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
【0006】
(1)表札見本又はカタログを用いた方法の場合、表札のレイアウト、具体的には、たとえば文字の大きさや配置、書体などはあくまでカタログを参考にして想像するほかはなく、制作された表札が購入希望者の想像していたものとは相違する場合がある。また、注文にあたり、文字の大きさや配置、書体など、レイアウトの詳細を書面又は口頭で伝達しなければならないという手続上の煩雑さがあり、注文ミスを誘発するおそれがあった。
【0007】
(2)一方、ウェブサイト上でシミュレーションさせる方法の場合、表札のレイアウトが購入希望者の想像と乖離するおそれや注文手続の煩雑さ、注文ミスは解消されるものの、表札自体の質感や印象が想像していたものとは違う場合がある。特に、表札はその家の顔とも言える商品であることから、表札の質感や印象にこだわる購入希望者にとっては、現物を見ないままで行うシミュレーションへの信頼性は十分でないという問題があった。
【0008】
しかも、ウェブサイト上でシミュレーションさせる場合、購入希望者は表札の種類から選択を行わなければならないが、表札の種類は多種多様であるため、そのすべてを端末装置上に一覧可能に表示させるのは困難である一方、購入希望者にとっても見づらいという問題もあった。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、現物の表札見本を確認しながらレイアウトのシミュレーションを簡易操作で実行することができ、生成されたレイアウトを簡易な手続きで正確に表札の制作者に伝達することができる表札受注システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係る表札受注システムは、複数種の表札見本および上記表札見本に配置可能な文字及び書体に関する情報を記憶する記憶部と、上記記憶部に記憶された情報に基づいて上記表札見本に文字を配置した表札レイアウトを生成する手順を制御する制御部とを有する表札レイアウト生成サーバと、上記表札レイアウト生成サーバとネットワークを介して通信接続され、上記表札レイアウト生成サーバが示す手順に従って上記表札レイアウト生成サーバ上で表札レイアウトを作成する携帯端末装置とを備え、上記表札レイアウト生成サーバの制御部が、上記表札レイアウトの生成手順として、少なくとも、表札見本の種類を選択させる第1ステップと、選択された表札見本に対し文字を配置させる第2ステップとを有する表札レイアウトのシミュレーション機能を備えた表札受注システムであって、複数種の表札見本を目視可能に配置してなる表札種選定用のディスプレイが設けられとともに、上記ディスプレイには、配置された表札見本ごとに紐づけられ、かつ、上記携帯端末装置による表札レイアウトの生成にあたり紐づけられた表札見本を選択して上記第1ステップを完了させる指示を含んだ二次元コードが配置されていることを特徴とする。
【0011】
この表札受注システムによれば、表札の購入希望者(ユーザ)は、表札種選定用のディスプレイに配置された表札見本を目視で確認しながら購入を希望する表札見本を選択し、選択した表札見本に配置された二次元コードを携帯端末装置に読み込ませることによって、携帯端末装置が二次元コードの指示に従って、選択した表札見本に対応する表札種を自動的に選択して表札レイアウト生成手順の第1ステップ(表札見本の種類を選択させるステップ)が完了する。そのため、表札の購入希望者は、その後に携帯端末装置に表示される第1ステップ以降の手順を実行することで、表札のレイアウトのシミュレーションを行うことができる。したがって、表札の購入希望者は、表札レイアウト生成サーバが提供する表札レイアウトのシミュレーション機能の利用にあたり、表札見本の種類を選択する操作(第1ステップ)を省略して、簡易な操作でシミュレーション機能を利用することができる。
【0012】
そして、本発明はその好適な実施態様として、複数種の表札見本の写真を掲載した冊子を有し、上記冊子には、表札見本ごとに紐づけられ、かつ、上記携帯端末装置による表札レイアウトの生成にあたり紐づけられた表札見本を選択して上記第1ステップを完了させる指示を含んだ二次元コードが配置されていることを特徴とする。
【0013】
この表札受注システムによれば、表札の購入希望者(ユーザ)は、表札種選定用の冊子に配置された表札見本の写真を目視で確認しながら購入を希望する表札見本を選択し、選択した表札見本の写真に配置された二次元コードを携帯端末装置に読み込ませることによって、携帯端末装置が二次元コードの指示に従って、選択した表札見本に対応する表札種を自動的に選択して表札レイアウト生成手順の第1ステップ(表札見本の種類を選択させるステップ)が完了する。そのため、表札の購入希望者は、その後に携帯端末装置に表示される第1ステップ以降の手順を実行することで、表札のレイアウトのシミュレーションを行うことができる。したがって、表札の購入希望者は、表札レイアウト生成サーバが提供する表札レイアウトのシミュレーション機能の利用にあたり、表札見本の種類を選択する操作(第1ステップ)を省略して、簡易な操作でシミュレーション機能を利用することができる。
【0014】
また、本発明に係る表札受注システムは、他の好適な実施態様として、上記表札レイアウト生成サーバは、上記表札レイアウトのシミュレーション機能によって表札レイアウトを生成すると、生成した表札レイアウトの情報に一対一で紐づけられたレイアウト特定情報を生成し、このレイアウト特定情報を上記携帯端末装置に送信するとともに、生成した表札レイアウトの情報及びレイアウト特定情報を所定のレイアウト記憶部に記憶させることを特徴とする。また、他の好適な実施態様として、上記レイアウト記憶部は、上記レイアウト生成サーバとネットワークを介して通信接続されたサーバコンピュータに備えられていることを特徴とする。
【0015】
すなわち、これらの実施態様によれば、表札レイアウトのシミュレーション機能によって表札レイアウトが生成されると、生成された表札レイアウトの情報に一対一で紐づけられたレイアウト特定情報が生成され、このレイアウト特定情報が上記携帯端末装置に送信されるとともに、生成された表札レイアウトの情報及びレイアウト特定情報が所定のレイアウト記憶部に記憶される。したがって、表札の購入希望者がこのレイアウト特定情報を表札売り場の販売員に伝達すれば、表札制作者(表札の製造業者)はこのレイアウト特定情報を頼りに表札レイアウト記憶部から表札のレイアウトの情報を読み出すことで表札のレイアウトを正確に把握することができ、注文通りの表札の制作が可能になる。そのため、たとえば、レイアウト記憶部を備えたサーバコンピュータを表札制作者側に設けておけば、表札売り場(販売員)と表札制作者との間でレイアウト特定情報のみをやり取りするだけで、表札の制作に着手することができるようになる。
【0016】
また、本発明は、他の好適な実施態様として、上記ディスプレイは、上記複数の表札見本を平面上に配置するボード状の形態とされ、上記二次元コードは、各表札見本の近傍位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
【0017】
この実施態様によれば、複数の表札見本がボード状のディスプレイに平面上に配置されるとともに、各表札見本と紐づけられた二次元コードが各表札見本の近傍位置にそれぞれ配置されているので、表札の購入希望者は、ディスプレイで現物の表札見本を目視確認して、気に入った表札見本の近傍に配置された二次元コードを携帯端末装置に読み取らせることによって、気に入った表札見本について表札レイアウトのシミュレーションを行うことができる。そのため、表札の質感や印象を現物の表札見本で確認しつつ、好みに合った表札レイアウトを作成することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、表札の購入希望者は、表札種選定用のディスプレイに配置された現物の表札見本を目視確認しながら表札レイアウトのシミュレーションができるので、表札の質感や印象を実際に確認して表札レイアウトを作成することができる。
【0019】
しかも、表札見本と一対一で紐づけられた二次元コードを携帯端末装置に読み取らせることで表札レイアウトのシミュレーションが開始されるので、表札の種類を選択する操作を省略することができ、表札レイアウトのシミュレーションを容易かつ手際よく開始することができる。特に、上記二次元コードが各表札見本の近傍位置に配置されることにより、たとえば、気に入った表札見本の近くに携帯端末装置をかざすことで、当該表札見本と紐づけられた二次元コードを読み取ることができ、違う表札見本の二次元コードを誤って読み込むおそれが解消され、気に入った表札見本についてのシミュレーションを確実に実行することができる。
【0020】
また、本発明は、表札レイアウト生成サーバが、生成された表札レイアウトの情報に一対一で紐づけられたレイアウト特定情報を生成し、このレイアウト特定情報を携帯端末装置に送信するとともに、生成された表札レイアウトの情報及びレイアウト特定情報を所定のレイアウト記憶部に記憶させる構成を備えることにより、表札の購入希望者は、このレイアウト特定情報を表札売り場の販売員に伝達するだけで、表札のレイアウトに関する注文手続を完了させることができ、表札の注文手続を大幅に簡素化することができる。
【0021】
また、本発明は、表札種選定用のディスプレイが、複数の表札見本を平面上に配置するボード状の形態とされ、二次元コードが、各表札見本の近傍位置にそれぞれ配置されることにより、表札の購入希望者は、表札の質感や印象を現物の表札見本で確認しながら、自己の好みに合った表札レイアウトを容易に作成することができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
本発明に係る表札受注システムは、表札売り場で現物の表札見本を確認しながらその場で表札のレイアウトを作成して、表札を注文できるようにした表札受注システムであって、
図1および
図2に示すように、表札種選定用のディスプレイ1と、携帯端末装置2と、表札レイアウト生成サーバ3とを主要部として構成される。なお、図示例では、これらに加えて、後述する表札制作の受注用サーバ4を備えた場合を示している。
【0024】
ディスプレイ1は、複数種の表札見本11を展示するためのディスプレイ装置であって、各種の表札見本11が目視確認できるように構成されている。ここで、表札は、その材質、形状、大きさ、構造などの様々な要素に基づいて種類分け(シリーズ化)されており、ディスプレイ1には、シリーズの全種類または一部の種類について、その種類ごとに少なくとも1以上の表札見本11が配置されるようになっている。
【0025】
本実施形態では、このディスプレイ1は、
図1に示すように、複数の表札見本11を平面上に配置するボード状の形態とされている。具体的には、矩形薄板状のボード部材の表面に複数の表札見本11,11,…を一覧可能に整列配置してなる態様とされており、ホームセンターなどの表札売り場の壁面などに取り付けられるようになっている。
【0026】
なお、本実施形態では、ディスプレイ1を単一のボード部材で構成した場合を示したが、複数のボード部材に分割して表札見本11を配置したり、あるいは、ボード部材に代えて表札売り場の壁面などをディスプレイ1として利用すること(つまり、表札売り場の壁面に表札見本11を直接取り付けること)も可能である。要は、複数の表札見本11をそれぞれ目視確認可能に展示できる構造であれば、ディスプレイ1の具体的な構造・形状は適宜変更可能である。
【0027】
ディスプレイ1に展示される各表札見本11には、それぞれの表札見本11に関する情報を掲載した情報タグ12が配置される。情報タグ12は、表面に文字や記号などが印刷された札状の部材(たとえば、紙片)で構成されており、対応する表札見本11の近傍位置に配設される。すなわち、表札見本11と情報タグ12の対応関係が容易に理解できるように各表札見本11の近傍に情報タグ12が配置される。図示例では、表札見本11の下方位置に当該表札見本11に隣接して情報タグ12が配置されている。
【0028】
この情報タグ12には、
図3に示すように、対応する表札見本11に関する商品情報が印刷された商品情報欄12aと、所定の二次元コード12bが印刷されたコード欄12bとが設けられている。
【0029】
商品情報欄12aには、たとえば、商品名(シリーズ名)、型番、大きさ、材質、価格など、対応する表札見本11に関する詳細な情報が適宜掲載される。一方、コード欄12bには、対応する表札見本11ごとに紐づけられた二次元コードが掲載される。この二次元コードには、携帯端末装置2で読み取り可能な二次元コードが使用されており、たとえば、マトリクスコードとして広く普及しているQRコード(登録商標)が好適に用いられる。
【0030】
また、二次元コードで表現される情報(二次元コードの内容)は、携帯端末装置2に対して、表札レイアウト生成サーバ3のシミュレーション機能の実行を指示するコマンドが含まれている(詳細は後述する)。
【0031】
携帯端末装置2は、表札の購入希望者が持ち歩きできるタイプの情報端末装置であって、少なくとも、インターネット(ネットワーク)Nに接続可能に構成されるとともに、インターネット上のウェブページの閲覧機能と、二次元コードの読み取り機能とを備えた可搬型のコンピュータで構成される。具体的には、携帯端末装置2としては、たとえば、スマートフォンやタブレットPCなどが例示される。
【0032】
ここで、スマートフォンやタブレットPCのハード構成は周知であるので詳細な説明は省略するが、携帯端末装置2は、
図2に示すように、ウェブページの閲覧機能や二次元コードの読み取り機能などの各種機能を制御する端末制御部21と、各種機能を実現するためのプログラムやデータなどを記憶する端末記憶部22と、各種情報を表示する端末表示部23と、携帯端末装置2に対する指示を入力するための端末操作部24と、インターネットNに接続するための端末通信部25と、二次元コードを読み取るための二次元コード読取部26とを備えて構成されている。
【0033】
なお、図示例では、携帯端末装置2の端末表示部23と端末操作部24とが独立して構成される場合を示したが、端末操作部24をタッチパッドのような位置入力装置で構成し、端末表示部23と端末操作部24とを一体に構成することも勿論可能である。
【0034】
表札レイアウト生成サーバ3は、主に、ウェブページの閲覧機能を介して、携帯端末装置2を含む各種端末装置に対し、これら端末装置からの要求に応じて表札のレイアウトを生成するシミュレーション機能を提供するサーバコンピュータであって、上記シミュレーション機能を含む各種機能を制御する制御部31と、シミュレーション機能を含む各種機能を実現するためのプログラムやデータなどを記憶する記憶部32と、インターネットNに接続するための通信部33とを主要部として構成されている。なお、図示例では、表示部および操作部を省略した構成を示したが、これらを備える構成であってもよい。
【0035】
表札レイアウトのシミュレーション機能は、表札レイアウト生成サーバ3が提供するウェブページにおいて、ユーザが選択した表札見本11の画像上に、ユーザが選択した文字を重ね合わせて配置することによって、実際の表札のような画像(表札レイアウト)を生成する機能であって、携帯端末装置2(又は他の端末装置)の端末表示部23(又は端末装置の表示部)を見ながら、ユーザの好みに合った表札レイアウトを作成できるようにした機能である。
【0036】
このような表札レイアウトのシミュレーション機能そのものは公知であるので詳細な説明は省略するが、この機能に関連して、本発明に係る表札レイアウト生成サーバ3の制御部31は、表札レイアウトを生成する手順として、少なくとも、表札見本11の種類を選択させる第1ステップと、選択された表札見本11の画像に対し文字を配置させる第2ステップとを有する制御構成を備えている。
【0037】
つまり、表札レイアウトを生成する場合、ユーザは、まず、第1ステップで複数の表札種の中からレイアウト作成を希望する表札種を選び、次に、第2ステップで選んだ表札種に対して文字を配置するという2段階の手順を経て表札レイアウトを生成することになる。
【0038】
なお、この第2ステップでは、表札見本11の画像に配置する文字の選択に加えて、たとえば、文字の書体、大きさ、配置間隔、色などの選択、さらには、文字以外の記号や図形の選択・配置など、表札に対する各種装飾を付加する手順を含めることができる。
【0039】
本実施形態に示す表札レイアウト生成サーバ3では、このようなシミュレーション機能に関連して、複数種の表札見本11の画像情報およびこれらの画像情報に配置可能な文字及び書体に関する情報が記憶部32に記憶されている。そして、制御部31は、これら表札見本11および文字及び書体の情報に基づいて、表札見本11の画像に文字を配置することによって表札レイアウトを生成するようになっている。
【0040】
そして、本発明に係る表札レイアウト生成サーバ3の制御部31は、上記シミュレーション機能に加えて、ユーザによる表札レイアウトの生成が完了すると、生成した表札レイアウトの情報D1に一対一で紐づけられたレイアウト特定情報D2を生成し、このレイアウト特定情報D2を携帯端末装置2に送信するとともに、生成した表札レイアウトの情報D1及びレイアウト特定情報D2を所定のレイアウト記憶部(本実施形態では、受注用サーバ4の記憶部42)に記憶させる処理を実行するように構成されている。
【0041】
受注用サーバ4は、主に、表札の製造工場のような表札制作者のところ配置されるサーバーコンピュータであって、サーバを制御する制御部41、プログラムやデータを記憶する記憶部42、情報を表示する表示部43、サーバに対する指示を入力する操作部44およびネットワークNを介して表札レイアウト生成サーバ3と通信接続するための通信部45を主要部として構成される。そして、本実施形態では、この受注サーバ4の記憶部42は、表札レイアウト生成サーバ3から送信される表札レイアウトの情報D1及びレイアウト特定情報D2を記憶するレイアウト記憶部として機能するように構成されている。なお、この受注用サーバ4には、表札の制作を受注した際に、表札レイアウト生成サーバ3で生成された表札レイアウトの情報D1に基づいて、表札加工用のデータを生成する機能を実現するプログラムも備えらている。
【0042】
次に、このように構成された表札受注システムによる表札レイアウトの生成手順および表札の注文・制作手順を
図4および
図5に基づいて説明する。
【0043】
A:
表札レイアウトの生成手順
表札レイアウトを作成する場合、表札の購入希望者は、表札選定用のディスプレイ1が設置された表札売り場に行って、ディスプレイ1に配置された複数種の表札見本11,11,…の中から表札レイアウトの作成を希望する(購入を希望する)表札見本11の近傍に配置された情報タグ12中の二次元コードを携帯端末装置2に読み取らせる。
【0044】
ここで、情報タグ12に掲載される二次元コードは、上述したように、表札見本11ごとに紐づけられた特定の情報を表現した二次元コードで構成されている。具体的には、この二次元コードには、表札レイアウト生成サーバ3に対して、同サーバ3が提供する表札レイアウトのシミュレーション機能において、当該二次元コードと紐づけられた表札見本11と同じ表札種を選択して第1ステップを完了させることを指示するコマンドが記載されている。
【0045】
したがって、表札の購入希望者が情報タグ12の二次元コードを携帯端末装置2に読み取らせることにより、携帯端末装置2は、ウェブページの閲覧機能を用いて表札レイアウト生成サーバ3に表札レイアウトのシミュレーション機能の開始要求を行うとともに(
図5S1参照)、二次元コードと紐づけられた表札見本11の表札種を表札レイアウト生成サーバ3に通知する(
図5S2参照)。
【0046】
これにより、表札レイアウト生成サーバ3は、携帯端末装置2によって指示された表札種を選択してシミュレーション機能の第1ステップを完了し、続く第2ステップのシミュレーションを開始する(
図5S3参照)。
【0047】
図4(a)は、第1ステップ完了時に携帯端末装置2の端末表示部23に表示される画面の一例を示している。この図に示すように、第1ステップが完了した時点で、表札レイアウト生成サーバ3は、携帯端末装置2の端末表示部23に対して、選択した表札種に対応する表札見本11の画像23a(図示例では、漢字の「鈴木」と欧文字の「SUZUKI」を上下二段に表した画像を例示している)と、当該表札見本11の商品情報23b(たとえば、商品名、型番、大きさ、材質などが表示される。図示例はこれらの表示は省略した)を表示させる。これにより、表札の購入希望者は、ディスプレイ1の表札見本11と端末表示部23に表示された表札見本11の画像23aや商品情報23bを対比することができ、選択した表札見本11についてのシミュレーションが正しく開始されているか否かを確認することができる。
【0048】
図4(b)は、第2ステップ実行中に携帯端末装置2の端末表示部23に表示される画面の一例を示している。具体的には、この図は、第2ステップにおいて、表札に表示させる文字の入力を要求する画面を示しており、上段に大きく表札見本11の画像23cと、下段に文字入力用の入力欄23dとを表示した場合を示している。
【0049】
表札の購入希望者は、
図4(b)に示すような、携帯端末装置2の端末表示部23の入力指示に従い、表札レイアウトのシミュレーションに必要な情報を携帯端末装置2を介して表札レイアウト生成サーバ3に提供しながら表札のシミュレーションを行う(
図5S4参照)。表札レイアウト生成サーバ3は、携帯端末装置2から提供される情報を反映した表札レイアウトを携帯端末装置2で閲覧できるように提供しながら(つまり、表札レイアウトを更新しながら)、表札レイアウトのシミュレーションの第2ステップを進行させる。なお、この携帯端末装置2と表札レイアウト生成サーバ3との間での情報のやり取り(シミュレーションの第2ステップ)は、シミュレーションする項目(たとえば、文字の書体の他、大きさ、配置、色など)の数などに応じて適宜複数回行われる。
【0050】
このようにして、表札の購入希望者が表札のシミュレーションを行い、表札レイアウトが決まると、購入希望者はシミュレーション結果の確定操作を行って、確定した表札レイアウトの内容を表札レイアウト生成サーバ3に送信する(
図5S5参照)。
【0051】
これに対して、表札レイアウト生成サーバ3は、携帯端末装置2から表札レイアウトの確定の通知を受け取ると、確定した表札レイアウト(表札レイアウトの最終更新版)に対して一対一で紐づけられた校正番号(レイアウト特定情報)D2を生成し、この校正番号D2を携帯端末装置2に送信するとともに(
図5S6参照)、最終更新版である表札レイアウトの情報D1及び校正番号D2を受注用サーバ4の記憶部42に記憶させる処理を実行する(
図5S7参照)。
【0052】
図4(c)は、表札レイアウト生成サーバ3から携帯端末装置2に対して送信された校正番号D2の表示例を示しており、この図に示すように、表札レイアウトを確定させると、携帯端末装置2の端末表示部23の校正番号表示欄23eには、表札レイアウト生成サーバ3から送信された校正番号D2(図示例では、5桁の数字で構成された校正番号「12345」)が表示される。なお、同図における23fは、確定した表札レイアウトに関する詳細情報(たとえば、商品名、文字の書体など)を表示する欄を示している。
【0053】
このように、本発明に係る表札受注システムによれば、表札の購入希望者は、表札種選定用のディスプレイ1に配置された表札見本11を実際に見て確認しながら購入を希望する表札見本11の近傍に配置された二次元コードを携帯端末装置2に読み込ませることによって、選択した表札見本11に対応する表札種の選択が自動的に行われ、表札レイアウト生成手順の第1ステップが完了するので、表札の購入希望者は、表札レイアウト生成手順の第2ステップからシミュレーションを行うことができる。そのため、表札の購入希望者は、簡易な操作で表札レイアウト生成サーバ3が提供するシミュレーション機能を利用することができる。
【0054】
B:
表札の注文・制作手順
次に、本発明に係る表札受注システムを利用した表札の注文手順について説明する。本発明に係る表札受注システムでは、上述したように、携帯端末装置2の操作によって表札レイアウトを確定すると、表札レイアウト生成サーバ3から校正番号D2を受信するので、表札の購入希望者は、この校正番号D2を表札売り場の販売員に通知することにより、表札購入の意思と購入を希望する表札のレイアウトを販売員に伝達することができる。
【0055】
これに対し、表札売り場側は、表札の購入希望者から伝達された校正番号D2を表札制作者に伝えることにより、表札の発注を完了することができる。つまり、表札制作者は、表札売り場側から伝達された校正番号D2を用いて受注用サーバ4の記憶部42内に記憶された、校正番号D2と紐づけられた表札レイアウトの情報D1を読み出すことで、制作すべき表札の表札種および表札レイアウトの情報D1を入手することができるようになる。したがって、表札制作者は、この表札レイアウトの情報D1に基づいて表札を制作し、表札売り場または表札の購入希望者に納品することによって表札の受注から販売までを行うことができる。
【0056】
このように、本発明に係る表札受注システムによれば、表札の購入希望者は、表札売り場に校正番号D2を伝達するだけで、その後の発注から制作までが校正番号D2に基づいて処理されるので、表札の注文手続が大幅に簡素化されるとともに、注文通りの表札が確実に制作され、注文ミスの発生を防止することができる。
【0057】
実施形態2
次に、本発明に係る表札受注システムの第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る表札受注システムは、上述した実施形態1に示す表札受注システムの改変例であって、商品カタログなど、複数種の表札見本の写真が掲載された冊子(図示せず)にも実施形態1と同様の二次元コードを設けておき、この二次元コードを携帯端末装置2に読み取らせることによっても表札レイアウトのシミュレーション機能を利用できるように構成している。
【0058】
具体的には、上記冊子において複数種の表札見本の写真が掲載されたページに、表札見本ごとに紐づけられ、かつ、携帯端末装置2による表札レイアウトの生成にあたり紐づけられた表札見本を選択して表札レイアウトのシミュレーションの第1ステップを完了させる指示を含んだ二次元コードを配置する。この二次元コードの配置にあたっては、たとえば、同一種の表札見本の写真が複数掲載されるような場合(たとえば、文字や書体を変えた表札見本の写真が掲載されるような場合)には、個々の写真ごとにそれぞれ二次元コードを配置してもよいが、同一種の表札見本に対して共通の二次元コードを一つ配置するように構成してもよい。
【0059】
ここで、冊子に配置される二次元コードには、実施形態1と同様に、携帯端末装置2に対して、表札レイアウト生成サーバ3のシミュレーション機能の実行を指示するコマンドが含まれていることから、表札の購入希望者が、冊子に掲載された二次元コードを携帯端末装置2に読み取らせることによって、当該二次元コードと紐づけられた表札見本と同じ表札種が選択された状態で、表札レイアウトのシミュレーション機能の第1ステップが完了する。それ以降の手順は、実施形態1と同様である。
【0060】
このように、第2の実施形態に係る表札受注システムでは、表札種選定用のディスプレイ1に配置された表札見本11を実際に見て確認しながらの表札レイアウトのシミュレーションだけでなく、カタログなどの冊子を見ながらのシミュレーションにも対応することができる。
【0061】
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0062】
たとえば、上述した実施形態では、表札レイアウトの確定によって生成される表札レイアウトの情報D1及び校正番号D2を受注用サーバ4の記憶部42に記憶させる場合を示したが、受注用サーバ4以外のサーバコンピュータの記憶部に記憶させることも可能である。たとえば、表札レイアウトの情報D1及び校正番号D2を表札レイアウト生成サーバ3の記憶部32に記憶させるように構成し、表札制作者は、校正番号D2を頼りに表札レイアウト生成サーバ3からこれらの情報を読み出すように構成することも可能である。
【0063】
また、表札レイアウトのシミュレーションに関し、上述した実施形態では、表札の購入希望者は文字や書体などの情報を入力して表札レイアウトを確定させる場合を示したが、たとえば、携帯端末装置2が撮像機能(写真又は動画の撮影機能)を有する場合には、この撮像機能を利用して、表札レイアウトの確定前又は確定後に、自宅の表札取り付け位置の画像に表札レイアウトの画像を重ね合わせて(いわゆる拡張現実を利用して)、表札取り付け後の状態を予想できるように構成することも可能である。
【0064】
また、上述した実施形態では、確定した表札レイアウトに対して生成されるレイアウト特定情報D2として数字を用いた場合を示したが、数字以外の文字や記号を用いる、あるは文字や記号と数字を組み合わせることも勿論可能である。
【0065】
また、上述した実施形態2では、表札種選定用のディスプレイ1とカタログなどの冊子の双方に、表札レイアウトのシミュレーション機能の第1ステップを完了させる指示を含んだ二次元コードを配置した場合を示したが、ディスプレイ1を用いずに冊子のみに二次元コードを配置するように構成することも可能である。