特開2020-6020(P2020-6020A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2020-6020タッチペンアタッチメント、操作システム、および、ゲームシステム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-6020(P2020-6020A)
(43)【公開日】2020年1月16日
(54)【発明の名称】タッチペンアタッチメント、操作システム、および、ゲームシステム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/98 20140101AFI20191213BHJP
   A63F 13/24 20140101ALI20191213BHJP
   A63F 13/2145 20140101ALI20191213BHJP
   A63F 13/235 20140101ALI20191213BHJP
   A63F 13/285 20140101ALI20191213BHJP
   G06F 3/03 20060101ALI20191213BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20191213BHJP
【FI】
   A63F13/98
   A63F13/24
   A63F13/2145
   A63F13/235
   A63F13/285
   G06F3/03 400E
   G06F3/01 560
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】52
(21)【出願番号】特願2018-131476(P2018-131476)
(22)【出願日】2018年7月11日
(71)【出願人】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100158780
【弁理士】
【氏名又は名称】寺本 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100121359
【弁理士】
【氏名又は名称】小沢 昌弘
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】赤間 哲也
(72)【発明者】
【氏名】宮武 惇一郎
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA08
5E555BA20
5E555BB20
5E555BC04
5E555CA14
5E555CB12
5E555DA24
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】タッチペンの機能を拡張する。
【解決手段】タッチペンアタッチメントは、コントローラ側スライド部を有するゲームコントローラに装着可能である。タッチペンアタッチメントは、筐体と、アタッチメント側スライド部と、停止部と、タッチペン部とを備える。アタッチメント側スライド部は、コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側からコントローラ側スライド部を挿入可能である。停止部は、コントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止する。タッチペン部は、スライド方向の一方側の端部および他方側の端部の少なくともいずれかに設けられる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コントローラ側スライド部を有するゲームコントローラに装着可能なタッチペンアタッチメントであって、
筐体と、
前記コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側から前記コントローラ側スライド部を挿入可能なアタッチメント側スライド部と、
前記アタッチメント側スライド部の中央より前記他方側に設けられ、前記アタッチメント側スライド部の前記一方側から挿入された前記コントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止するための停止部と、
前記筐体における前記スライド方向の前記一方側の端部および前記他方側の端部の少なくともいずれかに設けられるタッチペン部とを備える、タッチペンアタッチメント。
【請求項2】
前記タッチペン部は、導電性のペン先を有し、
前記アタッチメント側スライド部は、導電性を有し、
前記ペン先と前記アタッチメント側スライド部とを接続する導電性の接続部をさらに備える、請求項1に記載のタッチペンアタッチメント。
【請求項3】
前記アタッチメント側スライド部は、金属で構成される、請求項2に記載のタッチペンアタッチメント。
【請求項4】
前記タッチペン部は、前記筐体における前記スライド方向の前記他方側の端部に設けられる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタッチペンアタッチメント。
【請求項5】
前記タッチペン部は、前記アタッチメント側スライド部の前記他方側の端部から、前記一方側から当該他方側への方向に突出するように設けられる、請求項4に記載のタッチペンアタッチメント。
【請求項6】
ゲームコントローラと、当該ゲームコントローラに装着可能なタッチペンアタッチメントとを含む操作システムであって、
前記ゲームコントローラは、
コントローラ側スライド部を備え、
前記タッチペンアタッチメントは、
筐体と、
前記コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側から前記コントローラ側スライド部を挿入可能なアタッチメント側スライド部と、
前記アタッチメント側スライド部の中央より前記他方側に設けられ、前記アタッチメント側スライド部の前記一方側から挿入された前記コントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止するための停止部と、
前記筐体における前記スライド方向の前記一方側の端部および前記他方側の端部の少なくともいずれかに設けられるタッチペン部とを備える、操作システム。
【請求項7】
ゲーム装置と、当該ゲーム装置と通信可能なゲームコントローラと、当該ゲームコントローラに装着可能なタッチペンアタッチメントとを含むゲームシステムであって、
前記ゲーム装置は、
タッチパネルを備え、
前記ゲームコントローラは、
コントローラ側スライド部を備え、
前記タッチペンアタッチメントは、
筐体と、
前記コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側から前記コントローラ側スライド部を挿入可能なアタッチメント側スライド部と、
前記アタッチメント側スライド部の中央より前記他方側に設けられ、前記アタッチメント側スライド部の前記一方側から挿入された前記コントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止するための停止部と、
前記筐体における前記スライド方向の前記一方側の端部および前記他方側の端部の少なくともいずれかに設けられるタッチペン部とを備える、ゲームシステム。
【請求項8】
前記ゲーム装置は、
前記タッチペン部による前記タッチパネルに対する入力に基づいて振動の指示を前記ゲームコントローラへ送信する装置側送信部を備え、
前記ゲームコントローラは、
振動子と、
前記振動の指示を受信するコントローラ側受信部と、
前記コントローラ側受信部により受信した振動の指示に応じて前記振動子を振動させる振動制御部とを備える、請求項7に記載のゲームシステム。
【請求項9】
前記ゲームコントローラは、
入力部と、
前記入力部に対する入力に関する入力情報を前記ゲーム装置へ送信するコントローラ側送信部とを備え、
前記ゲーム装置は、
前記入力情報を受信する装置側受信部と、
前記タッチペン部による前記タッチパネルに対する入力と、前記入力情報とに基づいて情報処理を実行する情報処理部とを備える、請求項7または請求項8に記載のゲームシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームコントローラに装着可能なアタッチメントに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、タッチペンを収納可能なゲーム装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−069065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、ゲームシステムに用いられるタッチペンの機能を拡張する点については、改善の余地があった。
【0005】
それ故、本発明の目的は、タッチペンの機能を拡張することができるタッチペンアタッチメント、操作システム、および、ゲームシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく、本発明は、以下の(1)〜(9)の構成を採用した。
【0007】
(1)
本発明の一例は、コントローラ側スライド部を有するゲームコントローラに装着可能なタッチペンアタッチメントである。タッチペンアタッチメントは、筐体と、アタッチメント側スライド部と、停止部と、タッチペン部とを備える。アタッチメント側スライド部は、コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側からコントローラ側スライド部を挿入可能である。停止部は、アタッチメント側スライド部の中央より他方側に設けられ、アタッチメント側スライド部の一方側から挿入されたコントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止するためのものである。タッチペン部は、筐体におけるスライド方向の一方側の端部および他方側の端部の少なくともいずれかに設けられる。
【0008】
上記(1)の構成によれば、タッチペンアタッチメントをゲームコントローラに装着することによって、タッチペンとゲームコントローラとを一体化することができる。これによって、ユーザは、当該ゲームコントローラを用いた入力を行うことができるとともに、タッチペンを用いたタッチ入力を行うことができる。したがって、上記(1)の構成によってタッチペンの機能を拡張することができる。また、上記(1)の構成によれば、タッチペンアタッチメントがゲームコントローラに対してスライド機構によって装着されるので、タッチペンを使用しない場合にはゲームコントローラからタッチペンアタッチメントを容易に外すことができ、ゲームコントローラの利便性を向上することができる。
【0009】
(2)
タッチペン部は、導電性のペン先を有していてもよい。アタッチメント側スライド部は、導電性を有していてもよい。タッチペンアタッチメントは、ペン先とアタッチメント側スライド部とを接続する導電性の接続部をさらに備えていてもよい。
【0010】
上記(2)の構成によれば、タッチペンアタッチメントを静電容量式のタッチパネルに対して利用することができる。また、上記(2)の構成によれば、ペン先とアタッチメント側スライド部とを接続することによって、部品点数を抑えつつ、ペン先の静電容量を大きくすることができる。
【0011】
(3)
アタッチメント側スライド部は、金属で構成されてもよい。
【0012】
上記(3)の構成によれば、アタッチメント側スライド部によって、ペン先の静電容量を大きくすることができるとともに、タッチペンアタッチメントにおけるゲームコントローラが装着される部分の強度を向上することができる。
【0013】
(4)
タッチペン部は、筐体におけるスライド方向の他方側の端部に設けられてもよい。
【0014】
上記(4)の構成によれば、タッチペンアタッチメントをゲームコントローラに装着した状態で使用する場合に、タッチペンアタッチメントがゲームコントローラから外れにくくすることができる。また、タッチペンアタッチメントをゲームコントローラに装着する際に、タッチペン部がゲームコントローラに接触する可能性を低減することができる。
【0015】
(5)
タッチペン部は、アタッチメント側スライド部の他方側の端部から、一方側から当該他方側への方向に突出するように設けられてもよい。
【0016】
上記(5)の構成によれば、タッチペンアタッチメントを用いたタッチ入力を行いやすくすることができる。
【0017】
(6)
本発明の他の一例は、上記ゲームコントローラと上記タッチペンアタッチメントとを含む操作システムであってもよい。
【0018】
(7)
本発明の他の一例は、ゲーム装置と、当該ゲーム装置と通信可能なゲームコントローラと、当該ゲームコントローラに装着可能なタッチペンアタッチメントとを含むゲームシステムであってもよい。ゲーム装置は、タッチパネルを備える。ゲームコントローラは、上記(1)〜(5)のゲームコントローラと同様であってもよい。タッチペンアタッチメントは、上記(1)〜(5)のタッチペンアタッチメントと同様であってもよい。
【0019】
(8)
ゲーム装置は、タッチペン部によるタッチパネルに対する入力に基づいて振動の指示をゲームコントローラへ送信する装置側送信部を備えていてもよい。ゲームコントローラは、振動子と、コントローラ側受信部と、振動制御部とを備えていてもよい。コントローラ側受信部は、振動の指示を受信する。振動制御部は、コントローラ側受信部により受信した振動の指示に応じて振動子を振動させる。
【0020】
上記(8)の構成によれば、ゲームシステムは、タッチ入力が検知されたことをユーザにわかりやすく認識させることができる。
【0021】
(9)
ゲームコントローラは、入力部と、コントローラ側送信部とを備えてもよい。コントローラ側送信部は、入力部に対する入力に関する入力情報をゲーム装置へ送信する。ゲーム装置は、装置側受信部と、情報処理部とを備えてもよい。装置側受信部は、入力情報を受信する。情報処理部は、タッチペン部によるタッチパネルに対する入力と、入力情報とに基づいて情報処理を実行する。
【0022】
上記(9)の構成によれば、ユーザは、タッチペンアタッチメントを用いたタッチ入力によって、より多様な指示を行うことができるようになるので、タッチ入力の利便性を向上することができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、タッチペンの機能を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本実施形態に係るタッチペンアタッチメントの外観の一例を示す図
図2】本実施形態に係るタッチペンアタッチメントの外観の一例を示す図
図3】本体装置に左コントローラおよび右コントローラを装着した状態の一例を示す図
図4】本体装置から左コントローラおよび右コントローラをそれぞれ外した状態の一例を示す図
図5】本体装置の一例を示す六面図
図6】左コントローラの一例を示す六面図
図7】右コントローラの一例を示す六面図
図8】本体装置の内部構成の一例を示すブロック図
図9】本体装置と左コントローラおよび右コントローラとの内部構成の一例を示すブロック図
図10】右コントローラに対してタッチペンアタッチメントを装着する様子の一例を示す図
図11】右コントローラに対してタッチペンアタッチメントが装着された様子の一例を示す図
図12】左コントローラに対してタッチペンアタッチメントが装着された様子の一例を示す図
図13】右コントローラが備えるスライダの一例の拡大図
図14】タッチペンアタッチメントの一例を示す六面図
図15図14に示すタッチペンアタッチメントの一例の分解斜視図
図16】タッチペンアタッチメントの上端部分における断面の一例を模式的に示す図
図17】スライド方向から見たレール部材の一例を模式的に示す図
図18】コントローラのスライダとタッチペンアタッチメントのレール部材とが係合した状態の一例を模式的に示す図
図19】レール部材の対向部の一例を模式的に示す図
図20】スライダとレール部材とが接続される際における動作の一例を模式的に示す図
図21】タッチペンアタッチメントのボタンによってコントローラのボタンが押下される様子の一例を模式的に示す図
図22】突出部の一例を示す図
図23】コントローラの通知用LEDによる光がタッチペンアタッチメントの出射口から出射される様子の一例を示す図
図24】第1のゲーム処理におけるゲーム操作の様子の一例を示す図
図25】ゲームシステムによって実行される第1のゲーム処理の流れの一例を示すフローチャート
図26】第2のゲーム処理におけるゲーム操作の様子の一例を示す図
図27】ゲームシステムによって実行される第2のゲーム処理の流れの一例を示すフローチャート
図28】本実施形態の変形例におけるタッチペンアタッチメントの一例を示す図
図29図28に示すB−B’断面における断面図
【発明を実施するための形態】
【0025】
[1.概要]
以下、本実施形態の一例に係るアタッチメント、ならびに、アタッチメントを含む操作システムおよびゲームシステムについて説明する。図1および図2は、本実施形態に係るタッチペンアタッチメントの外観の一例を示す図である。図1は、タッチペンアタッチメントを一方側(具体的には、x軸正方向側)から見た斜視図である。図2は、タッチペンアタッチメントを他方側(具体的には、x軸負方向側)から見た斜視図である。
【0026】
図1に示すタッチペンアタッチメント140は、コントローラに装着可能なアタッチメントの一例であり、タッチペン部200を有するアタッチメントである。ユーザは、後述するゲームコントローラにタッチペンアタッチメント140を装着することによって、当該ゲームコントローラにタッチペンを取り付けることができる。つまり、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140によって、ゲームコントローラに対してタッチペンの機能を付加することができる。以下、本実施形態におけるタッチペンアタッチメントおよび当該タッチペンアタッチメントを含む操作システムの概要について説明する。
【0027】
(1−1:タッチペンアタッチメントを用いることができるゲームシステム)
まず、図3から図9を参照して、タッチペンアタッチメント140を用いることができるゲームシステム(つまり、タッチペンアタッチメント140を装着可能なゲームコントローラを含むゲームシステム)の一例について説明する。本実施形態におけるゲームシステム1の一例は、本体装置(情報処理装置;本実施形態ではゲーム装置本体として機能する)2と左コントローラ3および右コントローラ4とを含む。本体装置2は、左コントローラ3および右コントローラ4がそれぞれ着脱可能である。つまり、ゲームシステム1は、左コントローラ3および右コントローラ4をそれぞれ本体装置2に装着して一体化された装置として利用できる。また、ゲームシステム1は、本体装置2と左コントローラ3および右コントローラ4とを別体として利用することもできる(図2参照)。以下では、本実施形態のゲームシステム1のハードウェア構成について説明し、その後に本実施形態のゲームシステム1の制御について説明する。
【0028】
図1は、本体装置2に左コントローラ3および右コントローラ4を装着した状態の一例を示す図である。図1に示すように、左コントローラ3および右コントローラ4は、それぞれ本体装置2に装着されて一体化されている。本体装置2は、ゲームシステム1における各種の処理(例えば、ゲーム処理)を実行する装置である。本体装置2は、ディスプレイ12を備える。左コントローラ3および右コントローラ4は、ユーザが入力を行うための操作部を備える装置である。
【0029】
図2は、本体装置2から左コントローラ3および右コントローラ4をそれぞれ外した状態の一例を示す図である。図1および図2に示すように、左コントローラ3および右コントローラ4は、本体装置2に着脱可能である。なお、以下において、左コントローラ3および右コントローラ4の総称として「コントローラ」と記載することがある。
【0030】
図3は、本体装置2の一例を示す六面図である。図3に示すように、本体装置2は、略板状のハウジング11を備える。本実施形態において、ハウジング11の主面(換言すれば、表側の面、すなわち、ディスプレイ12が設けられる面)は、大略的には矩形形状である。
【0031】
なお、ハウジング11の形状および大きさは、任意である。一例として、ハウジング11は、携帯可能な大きさであってよい。また、本体装置2単体または本体装置2に左コントローラ3および右コントローラ4が装着された一体型装置は、携帯型装置となってもよい。また、本体装置2または一体型装置が手持ち型の装置となってもよい。また、本体装置2または一体型装置が可搬型装置となってもよい。
【0032】
図3に示すように、本体装置2は、ハウジング11の主面に設けられるディスプレイ12を備える。ディスプレイ12は、本体装置2が生成した画像を表示する。本実施形態においては、ディスプレイ12は、液晶表示装置(LCD)とする。ただし、ディスプレイ12は任意の種類の表示装置であってよい。
【0033】
また、本体装置2は、ディスプレイ12の画面上にタッチパネル13を備える。本実施形態においては、タッチパネル13は、マルチタッチ入力が可能な方式(例えば、静電容量方式)のものである。ただし、タッチパネル13は、任意の種類のものであってよく、例えば、シングルタッチ入力が可能な方式(例えば、抵抗膜方式)のものであってもよい。
【0034】
本体装置2は、ハウジング11の内部においてスピーカ(すなわち、図6に示すスピーカ88)を備えている。図3に示すように、ハウジング11の主面には、スピーカ孔11aおよび11bが形成される。そして、スピーカ88の出力音は、これらのスピーカ孔11aおよび11bからそれぞれ出力される。
【0035】
また、本体装置2は、本体装置2が左コントローラ3と有線通信を行うための端子である左側端子17と、本体装置2が右コントローラ4と有線通信を行うための右側端子21を備える。
【0036】
図3に示すように、本体装置2は、スロット23を備える。スロット23は、ハウジング11の上側面に設けられる。スロット23は、所定の種類の記憶媒体を装着可能な形状を有する。所定の種類の記憶媒体は、例えば、ゲームシステム1およびそれと同種の情報処理装置に専用の記憶媒体(例えば、専用メモリカード)である。所定の種類の記憶媒体は、例えば、本体装置2で利用されるデータ(例えば、アプリケーションのセーブデータ等)、および/または、本体装置2で実行されるプログラム(例えば、アプリケーションのプログラム等)を記憶するために用いられる。また、本体装置2は、電源ボタン28を備える。
【0037】
本体装置2は、下側端子27を備える。下側端子27は、本体装置2がクレードルと通信を行うための端子である。本実施形態において、下側端子27は、USBコネクタ(より具体的には、メス側コネクタ)である。上記一体型装置または本体装置2単体をクレードルに載置した場合、ゲームシステム1は、本体装置2が生成して出力する画像を据置型モニタに表示することができる。また、本実施形態においては、クレードルは、載置された上記一体型装置または本体装置2単体を充電する機能を有する。また、クレードルは、ハブ装置(具体的には、USBハブ)の機能を有する。
【0038】
図4は、左コントローラ3の一例を示す六面図である。図4に示すように、左コントローラ3は、ハウジング31を備える。本実施形態においては、ハウジング31は、縦長の形状、すなわち、上下方向(すなわち、図1および図4に示すy軸方向)に長い形状である。左コントローラ3は、本体装置2から外された状態において、縦長となる向きで把持されることも可能である。ハウジング31は、縦長となる向きで把持される場合に片手、特に左手で把持可能な形状および大きさをしている。また、左コントローラ3は、横長となる向きで把持されることも可能である。左コントローラ3が横長となる向きで把持される場合には、両手で把持されるようにしてもよい。
【0039】
左コントローラ3は、アナログスティック32を備える。図4に示すように、アナログスティック32は、ハウジング31の主面に設けられる。アナログスティック32は、方向を入力することが可能な方向入力部として用いることができる。ユーザは、アナログスティック32を傾倒することによって傾倒方向に応じた方向の入力(および、傾倒した角度に応じた大きさの入力)が可能である。なお、左コントローラ3は、方向入力部として、アナログスティックに代えて、十字キーまたはスライド入力が可能なスライドスティック等を備えるようにしてもよい。また、本実施形態においては、アナログスティック32を押下する入力が可能である。
【0040】
左コントローラ3は、各種操作ボタンを備える。左コントローラ3は、ハウジング31の主面上に4つの操作ボタン33〜36(具体的には、右方向ボタン33、下方向ボタン34、上方向ボタン35、および左方向ボタン36)を備える。さらに、左コントローラ3は、録画ボタン37および−(マイナス)ボタン47を備える。左コントローラ3は、ハウジング31の側面の左上に第1Lボタン38およびZLボタン39を備える。また、左コントローラ3は、ハウジング31の側面の、本体装置2に装着される際に装着される側の面に第2Lボタン43および第2Rボタン44を備える。これらの操作ボタンは、本体装置2で実行される各種プログラム(例えば、OSプログラムやアプリケーションプログラム)に応じた指示を行うために用いられる。
【0041】
また、左コントローラ3は、左コントローラ3が本体装置2と有線通信を行うための端子42を備える。
【0042】
図5は、右コントローラ4の一例を示す六面図である。図5に示すように、右コントローラ4は、ハウジング51を備える。本実施形態においては、ハウジング51は、縦長の形状、すなわち、上下方向に長い形状である。右コントローラ4は、本体装置2から外された状態において、縦長となる向きで把持されることも可能である。ハウジング51は、縦長となる向きで把持される場合に片手、特に右手で把持可能な形状および大きさをしている。また、右コントローラ4は、横長となる向きで把持されることも可能である。右コントローラ4が横長となる向きで把持される場合には、両手で把持されるようにしてもよい。
【0043】
右コントローラ4は、左コントローラ3と同様、方向入力部としてアナログスティック52を備える。本実施形態においては、アナログスティック52は、左コントローラ3のアナログスティック32と同じ構成である。また、右コントローラ4は、アナログスティックに代えて、十字キーまたはスライド入力が可能なスライドスティック等を備えるようにしてもよい。また、右コントローラ4は、左コントローラ3と同様、ハウジング51の主面上に4つの操作ボタン53〜56(具体的には、Aボタン53、Bボタン54、Xボタン55、およびYボタン56)を備える。さらに、右コントローラ4は、+(プラス)ボタン57およびホームボタン58を備える。また、右コントローラ4は、ハウジング51の側面の右上に第1Rボタン60およびZRボタン61を備える。また、右コントローラ4は、左コントローラ3と同様、第2Lボタン65および第2Rボタン66を備える。
【0044】
また、右コントローラ4は、右コントローラ4が本体装置2と有線通信を行うための端子64を備える。
【0045】
図6は、本体装置2の内部構成の一例を示すブロック図である。本体装置2は、図3に示す構成の他、図6に示す各構成要素81〜91、97、および98を備える。これらの構成要素81〜91、97、および98のいくつかは、電子部品として電子回路基板上に実装されてハウジング11内に収納されてもよい。
【0046】
本体装置2は、プロセッサ81を備える。プロセッサ81は、本体装置2において実行される各種の情報処理を実行する情報処理部であって、例えば、CPU(Central Processing Unit)のみから構成されてもよいし、CPU機能、GPU(Graphics Processing Unit)機能等の複数の機能を含むSoC(System−on−a−chip)から構成されてもよい。プロセッサ81は、記憶部(具体的には、フラッシュメモリ84等の内部記憶媒体、あるいは、スロット23に装着される外部記憶媒体等)に記憶される情報処理プログラム(例えば、ゲームプログラム)を実行することによって、各種の情報処理を実行する。
【0047】
本体装置2は、自身に内蔵される内部記憶媒体の一例として、フラッシュメモリ84およびDRAM(Dynamic Random Access Memory)85を備える。フラッシュメモリ84およびDRAM85は、プロセッサ81に接続される。フラッシュメモリ84は、主に、本体装置2に保存される各種のデータ(プログラムであってもよい)を記憶するために用いられるメモリである。DRAM85は、情報処理において用いられる各種のデータを一時的に記憶するために用いられるメモリである。
【0048】
本体装置2は、スロットインターフェース(以下、「I/F」と略記する。)91を備える。スロットI/F91は、プロセッサ81に接続される。スロットI/F91は、スロット23に接続され、スロット23に装着された所定の種類の記憶媒体(例えば、専用メモリカード)に対するデータの読み出しおよび書き込みを、プロセッサ81の指示に応じて行う。
【0049】
プロセッサ81は、フラッシュメモリ84およびDRAM85、ならびに上記各記憶媒体との間でデータを適宜読み出したり書き込んだりして、上記の情報処理を実行する。
【0050】
本体装置2は、ネットワーク通信部82を備える。ネットワーク通信部82は、プロセッサ81に接続される。ネットワーク通信部82は、ネットワークを介して外部の装置と通信(具体的には、無線通信)を行う。本実施形態においては、ネットワーク通信部82は、第1の通信態様としてWi−Fiの規格に準拠した方式により、無線LANに接続して外部装置と通信を行う。また、ネットワーク通信部82は、第2の通信態様として所定の通信方式(例えば、独自プロトコルによる通信や、赤外線通信)により、同種の他の本体装置2との間で無線通信を行う。なお、上記第2の通信態様による無線通信は、閉ざされたローカルネットワークエリア内に配置された他の本体装置2との間で無線通信可能であり、複数の本体装置2の間で直接通信することによってデータが送受信される、いわゆる「ローカル通信」を可能とする機能を実現する。
【0051】
本体装置2は、コントローラ通信部83を備える。コントローラ通信部83は、プロセッサ81に接続される。コントローラ通信部83は、左コントローラ3および/または右コントローラ4と無線通信を行う。本体装置2と左コントローラ3および右コントローラ4との通信方式は任意であるが、本実施形態においては、コントローラ通信部83は、左コントローラ3との間および右コントローラ4との間で、Bluetooth(登録商標)の規格に従った通信を行う。
【0052】
プロセッサ81は、上述の左側端子17、右側端子21、および下側端子27に接続される。プロセッサ81は、左コントローラ3と有線通信を行う場合、左側端子17を介して左コントローラ3へデータを送信するとともに、左側端子17を介して左コントローラ3から操作データを受信する。また、プロセッサ81は、右コントローラ4と有線通信を行う場合、右側端子21を介して右コントローラ4へデータを送信するとともに、右側端子21を介して右コントローラ4から操作データを受信する。また、プロセッサ81は、クレードルと通信を行う場合、下側端子27を介してクレードルへデータを送信する。このように、本実施形態においては、本体装置2は、左コントローラ3および右コントローラ4との間で、それぞれ有線通信と無線通信との両方を行うことができる。また、左コントローラ3および右コントローラ4が本体装置2に装着された一体型装置または本体装置2単体がクレードルに装着された場合、本体装置2は、クレードルを介してデータ(例えば、画像データや音声データ)を据置型モニタ等に出力することができる。
【0053】
ここで、本体装置2は、複数の左コントローラ3と同時に(換言すれば、並行して)通信を行うことができる。また、本体装置2は、複数の右コントローラ4と同時に(換言すれば、並行して)通信を行うことができる。したがって、複数のユーザは、左コントローラ3および右コントローラ4のセットをそれぞれ用いて、本体装置2に対する入力を同時に行うことができる。一例として、第1ユーザが左コントローラ3および右コントローラ4の第1セットを用いて本体装置2に対して入力を行うと同時に、第2ユーザが左コントローラ3および右コントローラ4の第2セットを用いて本体装置2に対して入力を行うことが可能となる。
【0054】
本体装置2は、タッチパネル13の制御を行う回路であるタッチパネルコントローラ86を備える。タッチパネルコントローラ86は、タッチパネル13とプロセッサ81との間に接続される。タッチパネルコントローラ86は、タッチパネル13からの信号に基づいて、例えばタッチ入力が行われた位置を示すデータを生成して、プロセッサ81へ出力する。
【0055】
また、ディスプレイ12は、プロセッサ81に接続される。プロセッサ81は、(例えば、上記の情報処理の実行によって)生成した画像および/または外部から取得した画像をディスプレイ12に表示する。
【0056】
本体装置2は、コーデック回路87およびスピーカ(具体的には、左スピーカおよび右スピーカ)88を備える。コーデック回路87は、スピーカ88および音声入出力端子25に接続されるとともに、プロセッサ81に接続される。コーデック回路87は、スピーカ88および音声入出力端子25に対する音声データの入出力を制御する回路である。
【0057】
また、本体装置2は、加速度センサ89を備える。本実施形態においては、加速度センサ89は、所定の3軸(例えば、図1に示すxyz軸)方向に沿った加速度の大きさを検出する。なお、加速度センサ89は、1軸方向あるいは2軸方向の加速度を検出するものであってもよい。
【0058】
また、本体装置2は、角速度センサ90を備える。本実施形態においては、角速度センサ90は、所定の3軸(例えば、図1に示すxyz軸)回りの角速度を検出する。なお、角速度センサ90は、1軸回りあるいは2軸回りの角速度を検出するものであってもよい。
【0059】
加速度センサ89および角速度センサ90は、プロセッサ81に接続され、加速度センサ89および角速度センサ90の検出結果は、プロセッサ81へ出力される。プロセッサ81は、上記の加速度センサ89および角速度センサ90の検出結果に基づいて、本体装置2の動きおよび/または姿勢に関する情報を算出することが可能である。
【0060】
本体装置2は、電力制御部97およびバッテリ98を備える。電力制御部97は、バッテリ98およびプロセッサ81に接続される。また、図示しないが、電力制御部97は、本体装置2の各部(具体的には、バッテリ98の電力の給電を受ける各部、左側端子17、および右側端子21)に接続される。電力制御部97は、プロセッサ81からの指令に基づいて、バッテリ98から上記各部への電力供給を制御する。
【0061】
また、バッテリ98は、下側端子27に接続される。外部の充電装置(例えば、クレードル)が下側端子27に接続され、下側端子27を介して本体装置2に電力が供給される場合、供給された電力がバッテリ98に充電される。
【0062】
図7は、本体装置2と左コントローラ3および右コントローラ4との内部構成の一例を示すブロック図である。なお、本体装置2に関する内部構成の詳細については、図6で示しているため図7では省略している。
【0063】
左コントローラ3は、本体装置2との間で通信を行う通信制御部101を備える。図7に示すように、通信制御部101は、端子42を含む各構成要素に接続される。本実施形態においては、通信制御部101は、端子42を介した有線通信と、端子42を介さない無線通信との両方で本体装置2と通信を行うことが可能である。通信制御部101は、左コントローラ3が本体装置2に対して行う通信方法を制御する。すなわち、左コントローラ3が本体装置2に装着されている場合、通信制御部101は、端子42を介して本体装置2と通信を行う。また、左コントローラ3が本体装置2から外されている場合、通信制御部101は、本体装置2(具体的には、コントローラ通信部83)との間で無線通信を行う。コントローラ通信部83と通信制御部101との間の無線通信は、例えばBluetooth(登録商標)の規格に従って行われる。
【0064】
また、左コントローラ3は、例えばフラッシュメモリ等のメモリ102を備える。通信制御部101は、例えばマイコン(マイクロプロセッサとも言う)で構成され、メモリ102に記憶されるファームウェアを実行することによって各種の処理を実行する。
【0065】
左コントローラ3は、各ボタン103(具体的には、ボタン33〜39、43、44、および47)を備える。また、左コントローラ3は、アナログスティック(図7では「スティック」と記載する)32を備える。各ボタン103およびアナログスティック32は、自身に対して行われた操作に関する情報を、適宜のタイミングで繰り返し通信制御部101へ出力する。
【0066】
左コントローラ3は、慣性センサを備える。具体的には、左コントローラ3は、加速度センサ104を備える。また、左コントローラ3は、角速度センサ105を備える。本実施形態においては、加速度センサ104は、所定の3軸(例えば、図4に示すxyz軸)方向に沿った加速度の大きさを検出する。なお、加速度センサ104は、1軸方向あるいは2軸方向の加速度を検出するものであってもよい。本実施形態においては、角速度センサ105は、所定の3軸(例えば、図4に示すxyz軸)回りの角速度を検出する。なお、角速度センサ105は、1軸回りあるいは2軸回りの角速度を検出するものであってもよい。加速度センサ104および角速度センサ105は、それぞれ通信制御部101に接続される。そして、加速度センサ104および角速度センサ105の検出結果は、適宜のタイミングで繰り返し通信制御部101へ出力される。
【0067】
通信制御部101は、各入力部(具体的には、各ボタン103、アナログスティック32、各センサ104および105)から、入力に関する情報(具体的には、操作に関する情報、またはセンサによる検出結果)を取得する。通信制御部101は、取得した情報(または取得した情報に所定の加工を行った情報)を含む操作データを本体装置2へ送信する。なお、操作データは、所定時間に1回の割合で繰り返し送信される。なお、入力に関する情報が本体装置2へ送信される間隔は、各入力部について同じであってもよいし、同じでなくてもよい。
【0068】
上記操作データが本体装置2へ送信されることによって、本体装置2は、左コントローラ3に対して行われた入力を得ることができる。すなわち、本体装置2は、各ボタン103およびアナログスティック32に対する操作を、操作データに基づいて判別することができる。また、本体装置2は、左コントローラ3の動きおよび/または姿勢に関する情報を、操作データ(具体的には、加速度センサ104および角速度センサ105の検出結果)に基づいて算出することができる。
【0069】
左コントローラ3は、振動によってユーザに通知を行うための振動子107を備える。本実施形態においては、振動子107は、本体装置2からの指令によって制御される。すなわち、通信制御部101は、本体装置2からの上記指令を受け取ると、当該指令に従って振動子107を駆動させる。ここで、左コントローラ3は、コーデック部106を備える。通信制御部101は、上記指令を受け取ると、指令に応じた制御信号をコーデック部106へ出力する。コーデック部106は、通信制御部101からの制御信号から振動子107を駆動させるための駆動信号を生成して振動子107へ与える。これによって振動子107が動作する。
【0070】
振動子107は、より具体的にはリニア振動モータである。リニア振動モータは、回転運動をする通常のモータと異なり、入力される電圧に応じて所定方向に駆動されるため、入力される電圧の波形に応じた振幅および周波数で振動をさせることができる。本実施形態において、本体装置2から左コントローラ3に送信される振動制御信号は、単位時間ごとに周波数と振幅とを表すデジタル信号であってよい。別の実施形態においては、本体装置2から波形そのものを示す情報を送信するようにしてもよいが、振幅および周波数だけを送信することで通信データ量を削減することができる。また、さらにデータ量を削減するため、そのときの振幅および周波数の数値に替えて、前回の値からの差分だけを送信するようにしてもよい。この場合、コーデック部106は、通信制御部101から取得される振幅および周波数の値を示すデジタル信号をアナログの電圧の波形に変換し、当該波形に合わせて電圧を入力することで振動子107を駆動させる。したがって、本体装置2は、単位時間ごとに送信する振幅および周波数を変えることによって、そのときに振動子107を振動させる振幅および周波数を制御することができる。なお、本体装置2から左コントローラ3に送信される振幅および周波数は、1つに限らず、2つ以上送信するようにしてもよい。その場合、コーデック部106は、受信された複数の振幅および周波数それぞれが示す波形を合成することで、振動子107を制御する電圧の波形を生成することができる。
【0071】
左コントローラ3は、電力供給部108を備える。本実施形態において、電力供給部108は、バッテリおよび電力制御回路を有する。図示しないが、電力制御回路は、バッテリに接続されるとともに、左コントローラ3の各部(具体的には、バッテリの電力の給電を受ける各部)に接続される。
【0072】
図7に示すように、右コントローラ4は、本体装置2との間で通信を行う通信制御部111を備える。また、右コントローラ4は、通信制御部111に接続されるメモリ112を備える。通信制御部111は、端子64を含む各構成要素に接続される。通信制御部111およびメモリ112は、左コントローラ3の通信制御部101およびメモリ102と同様の機能を有する。したがって、通信制御部111は、端子64を介した有線通信と、端子64を介さない無線通信(具体的には、Bluetooth(登録商標)の規格に従った通信)との両方で本体装置2と通信を行うことが可能であり、右コントローラ4が本体装置2に対して行う通信方法を制御する。
【0073】
右コントローラ4は、左コントローラ3の各入力部と同様の各入力部を備える。具体的には、各ボタン113、アナログスティック52、慣性センサ(加速度センサ114および角速度センサ115)を備える。これらの各入力部については、左コントローラ3の各入力部と同様の機能を有し、同様に動作する。
【0074】
また、右コントローラ4は、振動子117およびコーデック部116を備える。振動子117およびコーデック部116は、左コントローラ3の振動子107およびコーデック部106と同様に動作する。すなわち、通信制御部111は、本体装置2からの指令に従って、コーデック部116を用いて振動子117を動作させる。
【0075】
右コントローラ4は、電力供給部118を備える。電力供給部118は、左コントローラ3の電力供給部108と同様の機能を有し、同様に動作する。
【0076】
なお、本実施形態においては、本体装置2と各コントローラ3および4とがそれぞれスライド部を有しており、それぞれのスライド部によって構成されるスライド機構によって各コントローラ3および4が本体装置2に装着(接続とも言う)される。各コントローラ3および4は、スライド部としてスライダを有している。本体装置2は、スライド部として、上記スライダに対してスライド可能に係合することが可能なレール部材を有している。なお、各コントローラ3および4が有するスライダについては後述する。本体装置2が有するレール部材については詳細な説明を省略するが、本体装置2が有するレール部材は、上記スライダに対してスライド可能に係合することが可能である点で、タッチペンアタッチメント140が有するレール部材(このレール部材の詳細については後述する)と同様である。
【0077】
コントローラを本体装置2に装着する際、ユーザは、まず、コントローラのスライダを本体装置2のレール部材に挿入することによって、当該スライダとレール部材とを係合させる。そして、レール部材の奥までスライダをスライド移動させることによって、ユーザは、コントローラを本体装置2に装着することができる。
【0078】
本実施形態においては、図4に示すように、コントローラは、本体装置2の上から(すなわち、y軸正方向側から)装着される。すなわち、レール部材の上端部に対してスライダ(具体的にはスライダの下端)を挿入することで、コントローラが本体装置2に装着される。換言すれば、本体装置2は、コントローラの下から装着されると言うことができる。上記によれば、本体装置2が床に載置された状態のままでコントローラを本体装置2に対して着脱することができるので、着脱の利便性を向上することができる。
【0079】
以上のように、本実施形態におけるゲームシステム1によれば、ユーザは、本体装置2に対して各コントローラ3および4を装着することによって、本体装置2と各コントローラ3および4との全体を把持して使用することができるとともに、本体装置2から各コントローラ3および4を外すことによって、コントローラのみを把持して使用することができる。本実施形態におけるタッチペンアタッチメントは、本体装置2から外されたコントローラに対して装着されて使用される。
【0080】
(1−2:コントローラに対する装着の概要)
次に、図10図12を参照して、コントローラに対するタッチペンアタッチメント140の装着の概要について説明する。図10は、右コントローラに対してタッチペンアタッチメントを装着する様子の一例を示す図である。本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、コントローラのスライダに対してスライド可能に係合することが可能なレール部材を有している(レール部材の詳細については後述する)。したがって、コントローラを本体装置2に装着する場合と同様に、コントローラのスライダをタッチペンアタッチメント140のレール部材に挿入することで、タッチペンアタッチメント140をコントローラに対して装着することができる(図10参照)。なお、図10に示すように、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、タッチペンアタッチメント140の下側からコントローラ(の上側)に対して装着される(この理由については後述する)。
【0081】
図11は、右コントローラに対してタッチペンアタッチメントが装着された様子の一例を示す図である。図11に示すように、右コントローラ4に対してタッチペンアタッチメント140が装着された状態においては、右コントローラ4とタッチペンアタッチメント140とが一体的な外観を有する(すなわち、一体であるかのように見える外観を有する)。そのため、ユーザは、右コントローラ4とタッチペンアタッチメント140とを一体として把持して使用することができる。このとき、ユーザは、タッチペンアタッチメント140のストラップ147を手首に通した状態で、右コントローラ4およびタッチペンアタッチメント140を把持してもよい。これによれば、例えばユーザが右コントローラ4およびタッチペンアタッチメント140を振って操作するような状況において、ユーザの手と右コントローラ4およびタッチペンアタッチメント140との距離を一定範囲内に収めることができる。
【0082】
図12は、左コントローラに対してタッチペンアタッチメントが装着された様子の一例を示す図である。図11および図12に示すように、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、左コントローラ3と右コントローラ4との両方に装着されることが可能である。なお、タッチペンアタッチメント140を左コントローラ3に装着する場合と右コントローラ4に装着する場合とでは、タッチペンアタッチメント140の向きが反対になる(図11および図12参照)。また、タッチペンアタッチメント140を左コントローラ3に装着する場合も、タッチペンアタッチメント140を右コントローラ4に装着する場合と同様、タッチペンアタッチメント140は左コントローラ3の上から装着される。
【0083】
[2.コントローラの構成]
次に、図7および図13を参照して、右コントローラ4の構成例について説明する。
【0084】
(2−1:ハウジング)
図7に示すように、右コントローラ4は、ハウジング51を備える。本実施形態においては、ハウジング51は、長手形状(図7においてはy軸方向に長い形状)を有する。ハウジング51は、大略的には、6つの面を有する直方体形状である。図7に示すように、ハウジング51の主面(換言すれば、表側の面、すなわち、図7に示すz軸負方向側の面)は、右側の角部分が、左側の角部分よりも丸みを帯びた形状になっている。すなわち、ハウジング51の上側面と右側面との接続部分、および、ハウジング51の下側面と右側面との接続部分は、その上側面と左側面との接続部分、および、その下側面と左側面との接続部分に比べて、丸くなっている(換言すれば、面取りにおけるRが大きい)。したがって、右コントローラ4が本体装置2またはタッチペンアタッチメント140と接続された状態(図3および図11参照)では、右コントローラ4を含む装置の角部分が丸みを帯びた形状となるので、ユーザにとって持ちやすい形状となる。
【0085】
(2−2:スライダ)
図7に示すように、右コントローラ4は、スライダ130を備える。上述のように、スライダ130は、本体装置2またはタッチペンアタッチメント140に対して右コントローラ4を接続するためのスライド部である。スライダ130は、右コントローラ4の左側面(すなわち、x軸正方向側の側面)から突出するように設けられる。
【0086】
図13は、右コントローラが備えるスライダの拡大図である。図13は、図7に示すスライダ130を、上側(すなわち、y軸正方向側)から見たときの拡大図である。図13に示すように、スライダ130は、大略的には、スライド方向(すなわち、y軸方向)に垂直な断面がT字形状となる形状を有する。
【0087】
具体的には、スライダ130は、軸部131と、天面部132とを有する。軸部131は、ハウジング51から突出して設けられる。天面部132は、軸部131においてハウジング51の反対側(すなわち、x軸正方向側)に設けられる 。天面部132の幅(すなわち、z軸方向に関する長さ)は、軸部131の幅より広い。また、天面部132のz軸方向における端部は、軸部131のz軸方向における端部よりも突出した位置(換言すれば、外側の位置)に配置される。
【0088】
このように、スライダ130は、スライド方向に垂直な断面における断面形状として、ハウジング51の側面から突出する(換言すれば、側面に隣接する)第1部分(すなわち、軸部131)の幅が、第1部分よりも当該ハウジング51の側面から離れた位置にある第2部分(すなわち、天面部132)の幅よりも短い形状を有する。詳細は後述するが、上記の形状によって、レール部材と係合したスライダ130は、スライド方向に垂直な向きに関してはレール部材に対して固定されて外れないようになっている(図13参照)。
【0089】
図7および図13に示すように、本実施形態においては、右コントローラ4は、突起部133を備える。図13に示すように、突起部133は、スライダ130の軸部131の側面から突出するように設けられる。具体的には、軸部131の側面には孔が設けられており、突起部133は、当該孔から突出して設けられる。また、突起部133は、軸部131の側面から突出した突出状態と、当該突出状態から当該側面の内側の方へ移動した状態(収納状態と呼ぶ。ただし、突起部133が軸部131の内部に完全に収納されなくてもよい。)との間で移動可能である。本実施形態において、突起部133は、例えばバネ等の弾性部材(付勢部材とも言う)によって、上記突出状態となるように付勢されている。
【0090】
上記突起部133は、右コントローラ4が本体装置2に対して装着された状態(装着状態と呼ぶ)において、本体装置2に対する右コントローラ4のスライド移動をロックするために用いられる。ここで、本体装置2のレール部材には、装着状態において突起部133に対応する位置に、切欠きが形成される。本体装置2のレール部材における切欠きは、図示しないが、タッチペンアタッチメント140のレール部材に設けられる切欠き(詳細は後述する)と同様の位置に形成される(図19参照)。なお、本実施形態においては、突起部133は、スライダ130の上端側(すなわち、y軸正方向側)の部分に設けられており、上記切欠きは、レール部材の上端側の部分に形成されている。以上より、装着状態においては、突出状態にある突起部133は、レール部材の切欠きに引っ掛かる。これによって、突起部133は、本体装置2に対する右コントローラ4のスライド移動を係止する(換言すれば、ロックする)ことができる。
【0091】
また、図7に示すように、右コントローラ4は、解除ボタン134を備える。図示しないが、解除ボタン134は、突起部133と連動して移動することが可能に構成される。具体的には、解除ボタン134が押下されていない状態では、突起部133が上記突出状態となり、解除ボタン134が押下されたことに応じて、突起部133が上記収納状態となる。装着状態において、突起部133が収納状態となる場合、突起部133は、上記レール部材の切欠きには引っ掛からない(あるいは、ほとんど引っ掛からない)。そのため、収納状態においては、突起部133による係止(換言すれば、ロック)が解除される。
【0092】
以上より、ユーザは、解除ボタン134を押下することによって、突起部133を収納状態へと移行させ、突起部133によるロックを解除することができる。したがって、ユーザは、解除ボタン134を押下してロックが解除された状態で、右コントローラ4をスライド移動させることによって、本体装置2から右コントローラ4を容易に外すことができる。
【0093】
(2−3:入力部)
上述のように、右コントローラ4は、ユーザが入力操作を行うための操作部(入力部とも言う)を備える。本実施形態においては、右コントローラ4は、操作部として、上述したアナログスティック52、および、各ボタン53〜58,60,61,65,66を備える。
【0094】
スライダ130の天面には、第2Lボタン65および第2Rボタン66が設けられる。ここで、スライダの天面とは、スライダが設けられるハウジング51の面と実質的に同じ方向を向く面であり、換言すれば、コントローラが本体装置2に装着された場合に本体装置2のレール部材の底面に対向する面である。スライダ130の天面に設けられる各ボタン21および22は、例えばユーザが右コントローラ4を両手で把持する場合において、ユーザの例えば人差し指および/または中指で操作される。
【0095】
また、右コントローラ4は、ペアリングボタン67を備える(図7参照)。ペアリングボタン67は、上記スライダ130の天面に設けられる。本実施形態において、ペアリングボタン67は、右コントローラ4と本体装置2との無線通信に関する処理を指示するために用いられる。無線通信に関する処理は、例えば、右コントローラ4と本体装置2との無線通信に関する設定処理(ペアリングとも言う)や、無線通信を一端切断してから接続し直す処理(リセット処理とも言う)である。
【0096】
なお、本実施形態において、スライダ130の天面に設けられる各ボタン65〜67は、当該天面に対して突出しないように設けられる。すなわち、上記各ボタン65〜67の操作面は、スライダ130の天面と同じ面上の位置、あるいは、天面よりも凹んだ位置に配置される。これによれば、スライダ130が本体装置2またはタッチペンアタッチメント140のレール部材に係合する状態において、スライダ130をレール部材に対してスムーズにスライドさせることができる。
【0097】
また、本実施形態においては、右コントローラ4は、入力部の一例として、加速度センサ114および角速度センサ115を備える。なお、他の実施形態においては、コントローラの動き、姿勢、および/または位置を算出するセンサ(例えば、慣性センサ)として、他の種類のセンサが用いられてもよい。
【0098】
(2−4:その他の構成)
右コントローラ4は、通知用LED68を備える(図7参照)。通知用LED68は、ユーザに対して所定の情報を通知するための通知部である。本実施形態においては、右コントローラ4は、通知用LED68として、4つのLEDを備える。例えば、上記所定の情報は、本体装置2によって右コントローラ4に対して付された番号や、右コントローラ4の電池残量に関する情報である。
【0099】
図7に示すように、本実施形態においては、通知用LED68は、スライダ130(具体的には、スライダ130の天面)に設けられる。このように、通知用LED68は、右コントローラ4が本体装置2に装着されている状態では見えない位置に配置されており、右コントローラ4を本体装置2から外した場合において主に用いられる。また、本実施形態においては、通知用LED68は、上記第2Lボタン65と、上記第2Rボタン66との間に設けられる。これによれば、例えば、ユーザが右コントローラ4を両手で把持して使用する際において、左手の人差し指で第2Lボタン65を操作し、右手の人差し指で第2Rボタン66を操作する場合に、通知用LED68を見やすい位置(換言すれば、ユーザの手で隠れにくい位置)に配置することができる。
【0100】
(2−5:左コントローラ3の構成)
左コントローラ3は、ハウジングの形状(左コントローラ3のハウジングは、右コントローラ4のハウジング51とは大略的には左右対称の形状を有する)、および、操作部(アナログスティックおよびボタン)の配置について、右コントローラ4とは異なる構成を備えている(図6および図7参照)。
【0101】
一方、左コントローラ3は、スライド部(具体的にはスライダ)に関して、右コントローラ4と同様の構成を有する。なお、右コントローラ4は、ハウジング51の左側面にスライダが設けられるのに対して、左コントローラ3においては、ハウジングの右側面にスライダが設けられる点で相違する(図6および図7参照)。ただし、本実施形態においては、スライダ、および、スライダに設けられる部材(具体的には、各ボタン65〜67、および、通知用LED68)については、右コントローラ4と左コントローラ3とで同じである。
【0102】
また、左コントローラ3は、右コントローラ4と同様、加速度センサおよび角速度センサを備えており、ユーザは、左コントローラ3自体を動かす操作を行うことが可能である。
【0103】
本実施形態においては、各コントローラ3および4のスライダの天面に、第2Lボタンおよび第2Rボタンが設けられる。これらの第2Lボタンおよび第2Rボタンは、上下方向(すなわち、y軸方向)に関して、左コントローラ3と右コントローラ4とで同じ位置に配置される。詳細は後述するが、上記によって、タッチペンアタッチメント140が各コントローラ3および4に装着された場合に、タッチペンアタッチメント140のボタンを押下することによって第2Lボタンおよび第2Rボタンを操作することができる。
【0104】
また、本実施形態においては、各コントローラ3および4のスライダの天面には、通知用LED(本実施形態においては、4つの通知用LED)が設けられる。この通知用LEDは、上下方向(すなわち、y軸方向)に関して、左コントローラ3と右コントローラ4とで同じ位置に配置される。詳細は後述するが、上記によって、タッチペンアタッチメント140が各コントローラ3および4に装着された場合に、タッチペンアタッチメント140の出射口から通知用LEDの光を出射させることができる。
【0105】
なお、上記各コントローラ3および4において、ハウジングに設けられる各構成要素(具体的には、スライダ、スティック、ボタン、およびLED等)の形状、数、および、設置位置は任意である。例えば、他の実施形態においては、各コントローラ3および4は、アナログスティックとは別の種類の方向入力部を備えていてもよい。また、スライダは、本体装置2に設けられるレール部材の位置に応じた位置に配置されてよく、例えば、ハウジングの主面または裏面に配置されてもよい。また、他の実施形態においては、コントローラ3および4は、上記各構成要素のうちいくつかを備えていない構成であってもよい。
【0106】
[3.タッチペンアタッチメントの構成]
次に、図14図22を参照して、タッチペンアタッチメント140の構成例について説明する。図14は、タッチペンアタッチメントの一例を示す六面図である。図15は、図14に示すタッチペンアタッチメントの一例の分解斜視図である。なお、図14に示すxyz座標系は、正面図(図14に示す(a))における向きを表す。また、図14の(a)〜(c)、および、(f)においては、ストラップ147以外の構成を見やすくする目的で、ストラップ147の一部を省略して示している。
【0107】
(3−1:ハウジングに関する構成)
図14に示すように、タッチペンアタッチメント140は、ハウジング141を備える。ハウジング141の形状は任意であるが、本実施形態においては、ハウジング141は、長手形状(図14においては上下方向に長い形状)を有する。ハウジング141は、後述するレール部材143が設けられる装着面(換言すれば、右側面、すなわち、x軸負方向側の面)と、後述するボタン151および152が設けられるボタン配置面(換言すれば、左側面、すなわち、x軸正方向側の面)とを有する。図15に示すように、本実施形態においては、ハウジング141は、第1部材141aと、第2部材141bとを有する。第2部材141bは、上記装着面を構成する部材であり、第1部材141aは、上記装着面以外の面(上記ボタン配置面を含む)を構成する部材である。ハウジング141は、第1部材141aと第2部材141bとが、ネジ155(ここでは、3つのネジ155)によって接続されることによって構成される。なお、上記第1部材141aおよび第2部材141bに加えて、レール部材143を含めてハウジングと言うこともできる。つまり、レール部材143もハウジングの一部と言うこともできる。
【0108】
図14に示すように、本実施形態においては、ハウジング141において、後述するタッチペン部分を除けば、スライド方向におけるボタン配置面の両側の端部(すなわち、y軸方向における両側の端部)は、丸みを帯びた曲面で形成される。これによれば、タッチペンアタッチメント140と、当該タッチペンアタッチメント140が装着されたコントローラとによって構成される装置(以下、「タッチペン付きコントローラ装置」と呼ぶ。)の角部分を丸く形成することができる(図11および図12参照)。これによって、ユーザが把持しやすい装置を提供することができる。
【0109】
また、本実施形態においては、装着面とボタン配置面との間に設けられる2つの面(すなわち、前面および後面。換言すれば、z軸負方向側の面と、z軸正方向側の面)には、それぞれ異なるマークが付される。具体的には、図14に示すように、ハウジング141の前面には、「+」を表すプラスマーク141cが付され、ハウジング141の後面には、「−」を表すマイナスマーク141dが付される。これらのマーク141cおよび141dは、2種類のコントローラ3および4に装着する場合におけるタッチペンアタッチメント140の向きをユーザに認識させる目的で付されている。すなわち、「+」の形状を有する+(プラス)ボタン57を主面に有する右コントローラ4に対してタッチペンアタッチメント140を装着する場合には、プラスマーク141cが付されたハウジング141の前面が右コントローラ4の主面と同じ向きとなるようにすることを、プラスマーク141cによってユーザに認識させる(図11参照)。また、「−」の形状を有する−(マイナス)ボタン47を主面に有する左コントローラ3に対してタッチペンアタッチメント140を装着する場合には、マイナスマーク141dが付されたハウジング141の後面が左コントローラ3の主面と同じ向きとなるようにすることを、マイナスマーク141dによってユーザに認識させる(図12参照)。これによって、コントローラ3または4に対してタッチペンアタッチメント140を装着する場合におけるタッチペンアタッチメント140の向きを、わかりやすくユーザに提示することができる。
【0110】
なお、他の実施形態においては、上記マーク141cおよび141dと共に(または代えて)他の提示方法が用いられてもよい。例えば、他の実施形態においては、ハウジング141の前面側と後面側とで外観(例えば、色、模様、または、質感(具体的には、光沢の有無))を異ならせるようにしてもよい。このとき、左コントローラ3の主面の外観とハウジング141の前面の外観とを同じにしたり(または類似させる)、右コントローラ4の主面の外観とハウジング141の後面の外観とを同じにしたり(または類似させる)するようにしてもよい。
【0111】
(3−2:タッチペンに関する構成)
次に、図14図16を参照して、タッチペンアタッチメント140におけるタッチペン部の構成について説明する。図14に示すように、タッチペンアタッチメント140は、タッチペン部200を備えている。詳細は後述するが、タッチペン部200は、先端に導電性のペン先が設けられた、棒状の部品である。本実施形態においては、タッチペン部200は、ハウジング141における上側(すなわち、y軸正方向側)の端部に設けられる。つまり、タッチペン部200は、ハウジング141におけるスライド方向の端部のうちで、コントローラが挿入される側とは反対側の端部に設けられる。タッチペン部200は、ハウジング141におけるスライド方向の端部のうちで、後述する停止部144が設けられる側の端部に設けられる。
【0112】
タッチペン部200は、ペン軸部201と、ペン先202とを有する(図14参照)。ペン軸部201は、棒状の形状を有しており、ハウジング141の上側の端部から上方向に延びるように設けられる。したがって、タッチペン部200は、ハウジング141の上側の端部から、上方向に突出するように設けられる。本実施形態においては、図15に示すように、ペン軸部201は、ハウジング141(より具体的には、第1部材141a)と一体的に構成される。ただし、他の実施形態においては、ペン軸部201は、ハウジング141とは別体であってもよい。
【0113】
ペン先202は、ペン軸部201の先端(具体的には、y軸正方向側の端部)に設けられる(図14参照)。本実施形態においては、ペン先202は、導電性の物質で構成される。したがって、本実施形態におけるタッチペンアタッチメント140は、静電容量式のタッチパネル13に対して入力を行うことができる(なお、感圧式のタッチパネルに対して用いることも可能である)。具体的には、本実施形態におけるペン先202の材質は、導電性ゴムである。なお、他の実施形態においては、ペン先202の材質は、導電性繊維であってもよい。ペン先202の材質を、上記導電性ゴムまたは導電性繊維のように、タッチパネル13の表面よりも軟らかい材質とすることによって、ペン先202がタッチパネル13の表面を傷つける可能性を低減することができる。
【0114】
図15に示すように、ペン先202は、ペン軸部201の先端部分を覆うような形状である。具体的には、ペン先202における上側(すなわち、y軸正方向側)の端部は、曲面に形成される。これによって、タッチパネル13上で線を描いたりジェスチャ入力を行ったりする操作をスムーズに行いやすくなる。なお、ペン先202の先端部分の形状は任意であり、例えば、他の実施形態においては、ペン先202の先端部分が尖った形状であってもよい。また、ペン先202の下側の端部には、ペン軸部201が挿入される穴が形成される(図15参照)。本実施形態においては、当該穴にペン軸部201の先端が挿入される(換言すれば、ペン軸部201の先端にペン先202を被せる)ことによって、ペン軸部201とペン先202とが接続される(後述する図16参照)。
【0115】
本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、接続部203を備える(図14図16参照)。接続部203は、ペン先202とレール部材143とを接続する。本実施形態においては、接続部203およびレール部材143はいずれも導電性の物質である。したがって、レール部材143を接続部203によってペン先202と接続することによって、ペン先202の静電容量を大きくすることができる(つまり、タッチパネル13がペン先202を検知可能な程度の静電容量を確保することができる。)。これによれば、タッチペンアタッチメント140を用いて本体装置2のタッチパネル13に対するタッチ入力が行われる場合において、タッチパネル13は、ペン先202を検知しやすくなる。すなわち、本実施形態によれば、タッチペンアタッチメント140によるタッチ入力を行いやすくすることができる。また、本実施形態によれば、レール部材143を用いてペン先202の静電容量を大きくすることによって、ハウジング141を導電性の材質にする必要がなくなるので、ハウジング141の外観に関する設計の自由度を向上することができる。
【0116】
本実施形態においては、接続部203は、ペン先202と一体的に構成される。つまり、接続部203は、ペン先202と同じ導電性ゴムで構成される。なお、他の実施形態においては、接続部203は、ペン先202と別体で構成され、ペン先202に接続されてもよい。また、接続部203は、任意の導電性の物質であってよく、ペン先202とは異なる材質(例えば、金属)であってもよい。また、レール部材143は、任意の導電性の物質であってよく、金属以外の導電性の物質であってもよい。
【0117】
接続部203は、ペン先202の下側の端部から、下方に延びるように設けられる(図15参照)。なお、本実施形態においては、接続部203は、材質が(導電性の)ゴムであるので、変形可能である。詳細は後述するが、接続部203は、ペン先202から、ハウジング141に設けられた孔を通ってハウジング141の内部まで延び、レール部材143に接続される。
【0118】
図16は、タッチペンアタッチメントの上端部分における断面を模式的に示す図である。図16は、前後方向(すなわち、z軸)の中心を通り、前後方向に垂直な断面における断面図である。なお、本明細書において「模式的に示す」とは、説明対象となる構成要素(例えば、図16においては、接続部203等)を見やすくする目的で、当該構成要素の大きさおよび形状や、構成要素間の位置関係を、他の図面とは異なるようにして示すことを意味する。
【0119】
図16に示すように、ペン軸部201およびハウジング141には孔141eが形成される。孔141eの一方の開口141fは、ペン軸部201に設けられる。具体的には、開口141fは、ペン軸部201の面のうち、ハウジング141のボタン配置面と同じ側を向く面(すなわち、x軸正方向側を向く面)に形成される。また、孔141eの他方の開口141gは、ハウジング141の第2部材141bに形成される。開口141gは、停止部144に形成されるとも言うことができる。図16に示すように、孔141eは、ペン軸部201と、ハウジング141の第1部材141aと、ハウジング141の第2部材141bとを貫通するように形成される。
【0120】
図16に示すように、接続部203は、上記孔144eを通るように設けられる。ここで、詳細は後述するが、本実施形態においては、レール部材143は、3つのネジ155によってハウジング141に取り付けられる(図15参照)。接続部203の下側(すなわち、y軸負方向側)の端部は、ハウジング141(より具体的には、第2部材141b)とレール部材143に挟まれる。これによって、接続部203の下側の端部はハウジング141に固定される。また、接続部203はレール部材143に電気的に接続される。本実施形態においては、接続部203を挟んだ状態でハウジング141とレール部材143とがネジ155によって固定されるので、接続部203とレール部材143とを確実に接触させることができる。
【0121】
上記のように、本実施形態においては、接続部203は、ハウジング141に形成される孔144eに配置される。すなわち、接続部203は、ハウジング141に形成される孔144eを通ってペン先202とレール部材143とを接続する。これによれば、タッチペンアタッチメント140をコントローラに装着する際に、接続部203がコントローラに接触する可能性を低減することができ、接続部203を邪魔になりにくくすることができる。また、接続部203が他に接触して傷つく可能性を低減することができる。なお、他の実施形態においては、接続部203の配置は任意であり、(本実施形態のように孔144eを通すのではなく)ハウジング141の外側を通ってレール部材143に接続されてもよい。
【0122】
また、本実施形態においては、上記孔144eの接続部203側の開口141fは、ペン軸部201において、ハウジング141の上記装着面とは異なる向きを向く面(具体的には、ボタン配置面と同じ側を向く面)に形成される。これによって、タッチペンアタッチメント140をコントローラに装着する際に、接続部203がコントローラに接触する可能性をより低減することができる。
【0123】
また、タッチペンアタッチメント140は、突起部204を備える。詳細は後述するが、突起部204は、タッチペンアタッチメント140がコントローラに装着された状態においてコントローラとタッチペンアタッチメント140とのがたつきを低減するために設けられる。
【0124】
本実施形態においては、突起部204は接続部203に設けられる(図15および図16参照)。具体的には、突起部204は、接続部203と一体的に構成される。本実施形態においては、レール部材143の底面には孔が形成され、突起部204は、当該孔から、レール部材143の底面よりも突出するように設けられる(図16参照)。このように、突起部204は、レール部材143の底面に設けられる。
【0125】
上記のように、本実施形態においては、接続部203と突起部204とが一体的に構成される。これによって、タッチペンアタッチメント140の部品点数を減少することができる。なお、他の実施形態においては、突起部204と接続部203とは別体で構成されてもよい。このとき、突起部204の材質は、弾性体であればよく、導電性の物質でなくてもよい。また、本実施形態においては、突起部204はゴムで構成されるので、スライダと接触しても突起部204はスライダを傷つけにくい。なお、他の実施形態においては、突起部204は、任意の弾性材で構成されてもよく、例えば、金属または樹脂で構成される板バネであってもよい。
【0126】
(3−3:レール部材に関する構成)
図14に示すように、タッチペンアタッチメント140は、レール部材143を備える。レール部材143は、コントローラのスライダに対してスライド可能に係合することが可能なスライド部の一例である。レール部材143は、ハウジング141の装着面に設けられる。本実施形態においては、図15に示すように、レール部材143は、ハウジング141の第1部材141aおよび第2部材141bとともに、3つのネジ155によってハウジング141に取り付けられる。なお、他の実施形態においては、レール部材143は、ハウジング141と一体的に構成されてもよい。すなわち、ハウジング141の一部がレール部材として機能してもよい。
【0127】
図17は、スライド方向から見たレール部材の一例を模式的に示す図である。図17に示すように、レール部材143は、底面部161と、側面部162aおよび162bと、対向部163aおよび163bとを有する。なお、以下において、側面部162aおよび162bの総称として「側面部162」と記載することがある。また、対向部163aおよび163bの総称として「対向部163」と記載することがある。本実施形態においては、各部161〜163は、略板状の部材である。
【0128】
図17に示すように、底面部161は、ハウジング141の装着面において、当該装着面と実質的に平行に配置される。なお、本明細書において、「実質的に(ある状態となる)」とは、厳密にその状態となる場合と、概ねその状態となる場合との両方を含む意味である。例えば、「実質的に平行」とは、厳密に平行となる状態であってもよいし、厳密には平行でなくても概ね平行となる状態であってもよいことを意味する。
【0129】
底面部161は、レール部材143の底面161aを有する。また、図17に示すように、側面部162は、底面161aに対して実質的に垂直な側面を有する。側面部162は、底面部161における幅方向(すなわち、z軸方向)に関する両端から、底面部161に対して実質的に垂直に延びる。具体的には、側面部162aは、底面部161の一端側(すなわち、z軸負方向側)から延び、側面部162bは、底面部161の他端側(すなわち、z軸正方向側)から延びる。図17に示すように、底面部161と側面部162とによって、溝部が形成される。
【0130】
図17に示すように、対向部163は、側面部162の2つの側面からそれぞれ延びて設けられ、底面161aに対向する面を有する。対向部163は、側面部162において、底面部161が接続される側と反対側(すなわち、x軸負方向側)から、底面161aと実質的に平行な方向へ延びる。具体的には、対向部163aは、側面部162aのx軸負方向側の端部から延び、対向部163bは、側面部162bのx軸負方向側の端部から延びる。対向部163aおよび163bは、側面部162からレール部材143の内側に向かって突出するように(換言すれば、互いに近づく方向に突出するように)設けられる。また、底面部161と側面部162とによって形成される上記溝部にコントローラのスライダを挿入することができるように、対向部163aと対向部163bとは、互いに間隔を空けて配置される(図17)。
【0131】
図18は、コントローラのスライダとタッチペンアタッチメントのレール部材とが係合した状態の一例を模式的に示す図である。図18は、右コントローラ4のスライダ130と、タッチペンアタッチメント140のレール部材143とが係合した状態を模式的に示す図である。右コントローラ4に対してタッチペンアタッチメント140が装着される場合には、レール部材143の上記溝部に右コントローラ4のスライダ130が挿入されることによって、図18に示すような、レール部材143とスライダ130とが係合した状態となる。この状態において、レール部材143に係合したスライダ130は、スライド方向(すなわち、y軸方向)にはスライド移動可能であるとともに、スライド方向に垂直な方向(すなわち、x軸方向)に関しては、対向部163によって固定されて外れないようになっている。
【0132】
図15に示すように、レール部材143の下端(すなわち、y軸負方向側の端)は、コントローラのスライダを挿入可能なように、開放されている。一方、レール部材143の上端側(すなわち、y軸正方向側)には、停止部144が設けられる。停止部144は、レール部材143の下端から挿入されたスライダの挿入方向(すなわち、y軸正方向)への移動を停止するために設けられる。すなわち、レール部材143の下端から挿入されたスライダは、停止部144に当接することによって、挿入方向へのスライド移動を停止する。本明細書においては、「コントローラに対してタッチペンアタッチメント140が装着された状態(装着状態と呼ぶ)」とは、スライダのスライド移動が停止部144によって実質的に停止された状態である。なお、この装着状態は、スライダが停止部144に接触した状態に限らず、スライダと停止部144とが厳密には接触していなくても、(スライダと停止部144との隙間がほとんどないために)スライダが挿入方向へほとんど移動できない状態をも含む。
【0133】
本実施形態においては、停止部144は、ハウジング141の第2部材141bと一体的に構成される。なお、他の実施形態においては、停止部144は、レール部材143と一体的に構成されてもよいし、ハウジング141およびレール部材143とは別体で構成されてもよい。
【0134】
また、停止部144は、レール部材143のスライド方向における一方の端部付近に設けられればよく、レール部材143の端部よりも外側(本実施形態においては、上側)に設けられてもよいし、レール部材143の内側(例えば、レール部材143の上端部分)に設けられてもよい。なお、本実施形態においては、停止部144は、レール部材143の上側の端部付近に設けられるので、タッチペンアタッチメント140は、自身の下側からコントローラ(の上側)に対して装着されることとなる(図10参照)。
【0135】
以上のように、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、レール部材143の上側の端部付近に設けられ、レール部材143の下側から挿入されたスライダの挿入方向へのスライド移動を停止するための停止部144を備える。これによって、レール部材143に挿入されたスライダの移動を停止することができる。
【0136】
また、以上のように、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、スライド部として、スライド方向に沿って設けられるレール部材143を備える。これによれば、タッチペンアタッチメント140のレール部材143にコントローラのスライダを挿入した際に、タッチペンアタッチメント140のスライド移動(コントローラのスライド移動とも言える)を容易に行うことができる。
【0137】
なお、他の実施形態においては、タッチペンアタッチメント140が備えるスライド部は、スライド方向に延びる単一の部材で構成される必要は無く、スライド方向に沿って配置される複数の部材によって構成されてもよい。例えば、タッチペンアタッチメント140は、レール部材143に代えて、レール部材143と同様の断面形状(具体的には、スライド方向に垂直な断面形状)を有する複数の部材を備えていてもよい。このとき、上記複数の部材は、スライド方向に沿って配置される。このような複数の部材によっても、タッチペンアタッチメント140は、コントローラのスライダとスライド可能に係合することが可能である。
【0138】
本実施形態においては、レール部材143は、金属で構成される。これによれば、レール部材の強度を向上することができる。また、レール部材が設けられるハウジング141自体の強度も向上することができる。なお、本実施形態においては、ハウジング141は、樹脂で構成される。また、他の実施形態においては、レール部材143の材質は任意であり、例えば、樹脂(ハウジング141を構成する樹脂よりも硬い樹脂であってもよい)で構成されてもよい。
【0139】
図19は、レール部材の対向部を模式的に示す図である。なお、図19では、対向部163の上端部分(すなわち、y軸正方向側の端部)と下端部分(すなわち、y軸負方向側の端部)とを拡大して示している。
【0140】
図19に示すように、本実施形態においては、対向部163の一部において、切欠きC1およびC2が設けられる。詳細は後述するが、切欠きC1およびC2は、タッチペンアタッチメント140がコントローラに装着された装着状態において、コントローラの突起部が対向部163に接触しないようにする(換言すれば突起部が突出状態となるようにする)ために設けられる。すなわち、切欠きC1およびC2は、装着状態においてコントローラの突起部に対応する位置に形成される。具体的には、切欠きC1およびC2は、レール部材143における上端部分に形成される(図19参照)。なお、装着状態において、コントローラの突起部は、対向部163の切欠き(厳密には、切欠きの周囲の対向部163)に引っ掛かることとなる。
【0141】
図19に示すように、対向部163は、切欠きC1およびC2が形成される部分において、当接面631aおよび631bを有する。当接面は、装着状態において、コントローラの突起部のうちで下側(すなわち、y軸負方向側)を向く面が当接する面である。すなわち、当接面631aは、左コントローラ3とタッチペンアタッチメント140との装着状態において、左コントローラ3の突起部が当接する面である。また、当接面631bは、右コントローラ4とタッチペンアタッチメント140との装着状態において、右コントローラ4の突起部133が当接する面である。
【0142】
ここで、本実施形態においては、当接面631aおよび631bは、下側(すなわち、y軸負方向側)に向かうにつれて2つの対向部163aおよび163bの間隔が狭くなるように形成される(図19参照)。当接面631aおよび631bは、下側に向かうにつれて狭くなるように形成される、2つの対向部163aおよび163bの間隔の境界部分である。これによれば、コントローラからタッチペンアタッチメント140を外す際に、コントローラの突起部が対向部163に引っ掛かりにくくすることができる。これによって、ユーザは、コントローラからタッチペンアタッチメント140をスムーズに外すことができる。
【0143】
また、図19に示すように、本実施形態においては、上記2つの対向部163aおよび163bにおける下側の端部は、先端(換言すれば、下側)に向かうにつれて互いに離れる方向に広がるように形成される。これによれば、コントローラのスライダをレール部材143の下端に対して挿入した際に、コントローラの突起部が対向部163に引っ掛かりにくくすることができる。これによって、ユーザは、タッチペンアタッチメント140をコントローラに対してスムーズに装着することができる。
【0144】
(突起部)
図14および図15に示すように、タッチペンアタッチメント140は、突起部149を備える。詳細は後述するが、突起部149は、タッチペンアタッチメント140がコントローラに装着された装着状態において、挿入方向とは逆の抜去方向へのスライド移動を係止する。突起部149によって、タッチペンアタッチメント140がコントローラから外れる可能性を低減することができる。
【0145】
図15に示すように、突起部149は、突起部材149aと、基板149bとを有する。基板149bは、板状の部材であり、レール部材143の内側(すなわち、x軸正方向側)に設けられる。突起部材149aは、基板149bの表側(すなわち、x軸負方向側)の面に設けられる。本実施形態においては、2つの突起部材149aが、スライド方向に垂直な方向における基板149b上の両側(すなわち、z軸正方向側とz軸負方向側)に、それぞれ設けられる。なお、図15に示すように、レール部材143の底面部161には、孔143cが2つ設けられる。上記2つの突起部材149aは、それぞれ孔143cから突出可能に設けられる。このように、突起部149の一部は、レール部材143の底面部から突出可能に設けられる。
【0146】
なお、他の実施形態においては、突起部149(具体的には、突起部材149a)は、レール部材の側面部162から突出するように設けられてもよいし、対向部163から突出するように設けられてもよい。具体的には、突起部149は、2つの側面部162aおよび162bのいずれか一方に設けられる孔から、2つの側面部162aおよび162bの他方に向かって突出するように設けられてもよい。また、突起部149は、2つの対向部163aおよび163bのいずれか一方に設けられる孔から、2つの対向部163aおよび163bの他方に向かって突出するように設けられてもよい。また、突起部149は、対向部163に設けられる孔から、底面部161に向かって突出するように設けられてもよい。
【0147】
図14および図15に示すように、突起部149は、レール部材143における下側部分(すなわち、y軸負方向側の部分)に設けられる。具体的には、装着状態においてコントローラのスライダ(具体的には、天面部132)の下端(すなわち、y軸負方向側の端部)に対して突起部材149aが係止可能な位置に、突起部149が設けられる(図20(c)参照)。なお、他の実施形態においては、装着状態において突起部149がコントローラに対して係止する位置(正確には、コントローラの位置)は、任意である。例えば、突起部149がスライダの下端とは異なる他の位置に係止する場合、突起部149が設けられる位置は、レール部材143の下側部分でなくてもよい。
【0148】
本実施形態において、突起部149は、第1位置と、第2位置との間で移動可能に構成される(図20参照)。ここで、第1位置は、突起部材149aが第2位置にある状態よりも突出した状態となる位置である。すなわち、第1位置にある突起部149は、当該突起部149が設けられるレール部材143の底面から、当該突起部149が第2位置にある状態よりも突出している。後述するように、突起部149は、第1位置となる場合に、装着状態におけるコントローラのスライダに引っ掛かる状態となる。突起部149は、第2位置となる場合に、装着状態におけるコントローラのスライダに引っ掛からない(あるいは、ほとんど引っ掛からない)状態となる。第2位置は、突起部材149aがレール部材143の底面の孔143c内に収納される状態となる位置であってもよいし、突起部材149aが底面から少しだけ突出した状態であってもよい。
【0149】
また、本実施形態においては、突起部149は、第1位置にある突出状態となるように、弾性体によって付勢されている。具体的には、突起部149は、弾性体の一例であるバネ150によって付勢されている(図15参照)。図15に示すように、基板149bの裏側(すなわち、x軸正方向側)に、バネ150が設けられる。バネ150は、ハウジング141の内部に配置される。上記バネ150によって、突起部149は、底面部161から突出する方向へ付勢される。
【0150】
また、突起部149(具体的には、突起部材149a)は、挿入側(すなわち、y軸負方向側)を向く面が、傾斜するように設けられる(図20参照)。なお、以下では、上記面を「傾斜面」と呼ぶ。具体的には、突起部149の傾斜面は、上記挿入側に向かうにつれてレール部材143の底面に近づくように傾斜していてもよい。これによれば、コントローラのスライダがレール部材143に挿入される際に、突起部がスライダに引っ掛かりにくくなるので、スムーズにスライド移動を行うことができる。
【0151】
(装着動作)
次に、図20を参照して、右コントローラ4に対してタッチペンアタッチメント140が装着される際の動作を例として、コントローラに対するタッチペンアタッチメント140の装着動作について説明する。図20は、スライダとレール部材とが接続される際における動作の一例を模式的に示す図である。図20は、図19に示すA−A’断面に対応する断面におけるスライダ130とレール部材143とを示す図である。
【0152】
図20の(a)は、スライダ130がレール部材143に挿入された直後の状態を示している。図20の(a)に示すように、右コントローラ4に対してタッチペンアタッチメント140を装着する際、まず、レール部材143の下端側(すなわち、y軸負方向側)に対してスライダ130の上端が挿入される。なお、このとき、右コントローラ4の突起部133は突出状態となっている。また、このとき、突起部149の突起部材149aは、スライダ130に接触しておらず、バネ150によって付勢されているので、上述の第1位置(すなわち、レール部材143の底面部161から突出した状態)となる。
【0153】
右コントローラ4に対してタッチペンアタッチメント140が装着される際には、図20の(a)に示す状態から、スライダ130が挿入方向(すなわち、スライダ130がレール部材143の奥の停止部144へ向かう方向)へスライド移動される。ここで、上述のように、レール部材143の対向部163における下側の端部は、先端に向かうにつれて互いに離れる方向に広がるように形成されている(図19参照)。したがって、スライダ130の突起部133がレール部材143の対向部163に接触した際に、突起部133が対向部163に引っ掛かりにくくなっている。
【0154】
図20の(b)は、スライダ130がレール部材143にある程度挿入された状態(ただし、装着状態に達していない状態)を示している。この状態において、突起部133はレール部材143の対向部163に接触する結果、収納状態となっている。また、この状態において、突起部材149aは、スライダ130によって第2位置へと移動される。なお、上述のように、突起部材149aは傾斜面を有する。そのため、スライダ130が突起部材149aに接触する際には傾斜面とスライダ130とが接触するので、突起部材149aがスライダ130に引っ掛かりにくくなっている。図20の(b)に示す状態から、スライダ130がさらに挿入方向へスライド移動されることによって、右コントローラ4とタッチペンアタッチメント140とが装着状態となる。
【0155】
図20の(c)は、タッチペンアタッチメント140が右コントローラ4に装着された装着状態を示している。装着状態においては、突起部149はスライダ130によって押下されないので、突起部材149aは上記第1位置となり、図20の(c)に示すように、レール部材143の底面から突出する。したがって、スライダ130を抜去方向にスライド移動させようとした場合、突起部149はスライダ130に接触する。したがって、本実施形態においては、突起部149によって、スライダ130の抜去方向へのスライド移動を係止することができる。
【0156】
上記のように、本実施形態においては、突起部149は、弾性体(すなわち、バネ150)によって第1位置(換言すれば、コントローラのスライダを係止する状態)となるように付勢される。上記によれば、装着状態においては、突起部149が突出状態となることによってコントローラのスライダを係止することができる(図20参照)。
【0157】
なお、装着状態において、スライダを抜去方向へスライド移動させるための一定以上の力が加えられた場合には、突起部149が上記第2位置へと移動する結果、係止状態が解除される。これによれば、ユーザは、単純な操作でタッチペンアタッチメント140をコントローラから外すことができる。
【0158】
また、上述のように、装着状態において、突起部133は、対向部163の切欠きC2の場所に位置するので、突出状態となる。したがって、本実施形態において、タッチペンアタッチメント140は、装着状態において突起部133に対して余計な力を加えないようにすることができる。
【0159】
なお、装着状態において、スライダ130を抜去方向にスライド移動させようとした場合、突起部133は対向部163に接触する。したがって、本実施形態においては、突起部133および対向部163によっても、スライダ130の抜去方向へのスライド移動を係止することができると言うことができる。なお、本実施形態においては、対向部163の当接面631は、2つの対向部163aおよび163bの間隔が下側に向かうにつれて狭くなるように設けられる(図19参照)。そのため、突起部133および対向部163によるスライド移動の係止機能は、限定的なものになっている。
【0160】
また、図20の(c)に示すように、装着状態においては、突起部204は、コントローラのスライダに当接する(押圧するとも言える)。すなわち、突起部204は、装着状態において、スライダに対して、レール部材143の底面から離れる方向への力を加える(図20参照)。したがって、突起部204によって、コントローラとタッチペンアタッチメント140とのがたつきを低減することができ、コントローラとタッチペンアタッチメント140とをよりしっかりと接続することができる。また、図示しない振動子によってコントローラが振動する場合には、振動時に生じる音(いわゆる、ビビリ音)を低減することができる。
【0161】
本実施形態においては、突起部204は、レール部材143の中央よりも上端側(すなわち、y軸正方向側)の部分に設けられる。より具体的には、突起部204は、レール部材143の上端部に設けられる。これによれば、スライダがレール部材143に挿入された際に突起部204がスライダに接触する期間を短くすることができる。これによって、ユーザは、スライダのスライド移動をスムーズに行うことができる。なお、突起部204の配置位置は任意であり、他の実施形態においては、レール部材143における下側部分に設けられてもよい。また、突起部204は、レール部材143の側面部162または対向部163に設けられてもよい。
【0162】
(3−4:ストラップに関する構成)
図14および図15に示すように、タッチペンアタッチメント140は、ストラップ147を備える。ストラップ147は、紐あるいはロープ等の紐状部材であり、環状形状を有する。上述のように、ストラップ147は、タッチペン付きコントローラ装置をユーザが把持する時に、ストラップ147を手首に通すために用いられる。
【0163】
本実施形態においては、ストラップ147は、ハウジング141に対して固定的に取り付けられる。具体的には、図15に示すように、ハウジング141(具体的には第1部材141a)の内部には、ネジ155を取り付けるためのネジ穴を有する軸部141hが設けられる。また、図14に示すように、ハウジング141(具体的には第1部材141a)には、孔141iが設けられる。ストラップ147は、上記軸部141hにストラップ147を通した状態で、孔141iからハウジング141の外側に延びるように設けられる。これによって、本実施形態においては、ストラップ147をハウジング141に対して固定的に取り付けることができる。本実施形態によれば、ストラップ147をハウジング141に対して強固に取り付けることができる。
【0164】
なお、他の実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、ストラップを着脱可能に取り付けることが可能な構成であってもよい。すなわち、タッチペンアタッチメント140は、ストラップに代えて(または、ストラップと共に)、ストラップを取り付けるためのストラップ取り付け部を備えていてもよい。例えば、ストラップ取り付け部は、ハウジング141に設けられ、孔を有する構成であってもよい。このとき、この孔にストラップを通すことでストラップが取り付けられてもよい。なお、本実施形態においては、ストラップ147は、上記軸部141hに取り付けられるので、上記軸部141hがストラップ取り付け部に相当する。
【0165】
本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、タッチペンアタッチメント140のうちで、当該タッチペンアタッチメント140の中央よりも下側の部分(より具体的には、ハウジング141の下端部分)に、ストラップ147(またはストラップ147を取り付けるためのストラップ取り付け部)を有する。換言すれば、ストラップ147は、レール部材143のスライド方向において上記停止部144の反対側に取り付けられる。つまり、タッチペンアタッチメント140は、ストラップ147が取り付けられる下側の部分からコントローラ(の上側)に装着されることとなる(図10参照)。
【0166】
ここで、ユーザがストラップ147を手首に通してタッチペン付きコントローラ装置を把持しながら振って操作を行う状況を考える。この状況において、ユーザがタッチペン付きコントローラ装置を誤って手から離してしまった場合、ストラップ147が手首に引っ掛かるためにタッチペンアタッチメント140は移動を停止するのに対して、コントローラはそのまま移動しようとする。そのため、コントローラには、タッチペンアタッチメント140に対して移動しようとする力が働く。しかし、本実施形態においては、スライド方向において停止部144の反対側にストラップ147が取り付けられるので、上記の場合においては、コントローラには挿入方向へ移動しようとする力が働くこととなる。
【0167】
上記のように、ストラップ147(またはストラップ取り付け部)を、レール部材143のスライド方向において上記停止部144の反対側に設けることによって、コントローラがタッチペンアタッチメント140から外れる方向へ移動させないようにすることができる。
【0168】
図14に示すように、本実施形態においては、ストラップ147は調整部148を有する。調整部148は、ストラップ147の紐状部材による輪の大きさを調整するための部材である。具体的には、調整部148は、調整ボタン148aを有している。調整部148の具体的な機構は任意であるが、本実施形態においては、調整ボタン148aを押下した状態では、ストラップ147の紐状部材に対して調整部148を容易に移動させることができ、調整ボタン148aが押下されない状態では、ストラップ147の紐状部材に対して調整部148を固定する(換言すれば、移動させにくくする)ことができる。これによって、ユーザは、手首からストラップ147が外れないように、調整部148を用いて紐状部材による輪の大きさを調整することができる。
【0169】
(3−5:ボタンに関する構成)
図14および図15に示すように、タッチペンアタッチメント140は、第1ボタン151および第2ボタン152を備える。これらのボタン151および152は、タッチペンアタッチメント140がコントローラに装着された際に、コントローラの第2Lボタンおよび第2Rボタンを操作するために設けられる。
【0170】
図14に示すように、各ボタン151および152は、ハウジング141のボタン配置面から突出するように設けられる。第1ボタン151は、ボタン配置面において上下方向(すなわち、y軸方向)の中央よりも下側の位置に設けられる。第2ボタン152は、ボタン配置面において上下方向の中央よりも上側の位置に設けられる。
【0171】
各ボタン151および152は、上記ボタン配置面から突出する方向に付勢されている。具体的には、図15に示すように、第1ボタン151は、ハウジング141の内部に設けられるバネ153によって付勢されており、第2ボタン152は、ハウジング141の内部に設けられるバネ154によって付勢されている。各ボタン151および152は、押下されていない状態では、操作面(すなわち、x軸正方向側の面)がボタン配置面から所定の第1距離だけ突出した状態となっている。また、各ボタン151および152は、ユーザによって押下されることによって、操作面がボタン配置面から所定の第2距離(第2距離は第1距離よりも短い)となる位置まで押下可能である。
【0172】
図15に示すように、第1ボタン151は、第1突出部151aを有する。第1突出部151aは、第1ボタン151の操作面の反対側に突出するように設けられる。第1突出部151aは、第1ボタン151が押下されることに応じて、第1動作位置(図21(a))から第2動作位置(図21(b))へと移動することが可能に構成される。また、第2ボタン152は、第2突出部152aを有する。第2突出部152aは、第2ボタン152の操作面の反対側に突出するように設けられる。第2突出部152aは、第2ボタン152が押下されることに応じて、第3動作位置から第4動作位置へと移動することが可能に構成される。各突出部151aおよび152aは、棒状の部材である。
【0173】
図15に示すように、レール部材143およびハウジング141(具体的には、第2部材141b)には、孔143aおよび143bが設けられている。第1突出部151aは、孔143aからレール部材143の底面に対して突出可能に設けられる。また、第2突出部152aは、孔143bからレール部材143の底面に対して突出可能に設けられる。第1突出部151aが底面から突出する位置は、装着状態において、右コントローラ4の第2Lボタン65(あるいは、左コントローラ3の第2Rボタン)に実質的に対応する位置である。すなわち、第1突出部151aが底面から突出する位置は、装着状態における第2Lボタン65の位置に対向する位置であり、上下方向(すなわち、y軸方向)および前後方向(すなわちz軸方向)において、装着状態における第2Lボタン65の位置と同じ位置である。また、第2突出部152aについても第1突出部151aと同様、第2突出部152aが底面から突出する位置は、装着時における右コントローラ4の第2Rボタン66(あるいは、左コントローラ3の第2Lボタン)に対応する位置である。
【0174】
なお、図15(および後述する図21)に示すように、突出方向に垂直な断面における突出部の断面積(具体的には、yz平面に平行な断面に関する断面積)は、当該突出部が設けられるボタンの操作面の面積よりも小さい。これによれば、各突出部151aおよび152aを通す孔143aおよび143bを、ボタン151および152の操作面よりも小さくすることができる。換言すれば、レール部材および/またはハウジングに設ける孔143aおよび143bを大きくすることなく、各ボタン151および152を大きくして操作しやすくすることができる。
【0175】
図21は、タッチペンアタッチメントのボタンによってコントローラのボタンが押下される様子の一例を模式的に示す図である。なお、図21においては、タッチペンアタッチメント140に右コントローラ4が装着される状態において、第1ボタン151が第2Lボタン65を押下する場合を例として説明するが、他の場合(すなわち、第1ボタン151が左コントローラ3の第2Rボタンを押下する場合、第2ボタン152が左コントローラ3の第2Lボタンを押下する場合、および、第2ボタン152が右コントローラ4の第2Lボタンを押下する場合)も同様である。
【0176】
図21(a)は、第1ボタン151が押下されていない状態(非押下状態)を示している。非押下状態において、第1突出部151aは、レール部材143の底面から突出せず、ハウジング141の内部に収納された状態となる。そのため、第1突出部151aは、第2Lボタン65を押下していない。
【0177】
一方、図21(b)は、第1ボタン151が押下された状態(押下状態)を示している。押下状態では、第1突出部151aは、レール部材143の底面から突出した状態となる。このとき、第1突出部151aは、第2Lボタン65を押下する。つまり、ユーザは、装着状態において、第1ボタン151を押下することによって、第2Lボタン65を押下することができる。
【0178】
以上のように、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140がコントローラに装着された場合でも、ユーザは、タッチペンアタッチメント140に設けられたボタンを押下することによって、(タッチペンアタッチメント140によって隠されるボタンである)コントローラの第2Lボタンおよび第2Rボタンを操作することができる。
【0179】
なお、上記第1ボタン151および第2ボタン152は、ユーザがタッチペン付きコントローラ装置を両手で把持する場合において、ユーザの例えば人差し指および/または中指で操作されることが可能である。つまり、ユーザは、タッチペンアタッチメント140が装着されていない場合に第2Lボタンおよび第2Rボタンを操作する場合と同じ指で、上記各ボタン151および152を操作することができる。
【0180】
本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140のボタン(すなわち、第1ボタン151および第2ボタン152)の操作面の面積は、コントローラのボタン(すなわち、第2Lボタンおよび第2Rボタン)の操作面の面積よりも大きい。したがって、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140をコントローラに装着してタッチペンアタッチメント140のボタンを押下する場合の方が、コントローラのボタンを直接押下する場合よりも、ユーザにとってボタン操作が行いやすくなる。すなわち、タッチペンアタッチメント140をコントローラに装着することによって、コントローラの操作性を向上することができる。
【0181】
なお、本実施形態においては、コントローラのスライダに設けられるペアリングボタンについては、タッチペンアタッチメント140をコントローラに装着した状態において、ユーザが操作できないようになっている。これは、ペアリングボタンは、コントローラと本体装置2との無線通信に関する処理を指示するために用いられ、コントローラの操作中(例えば、ゲーム操作中)には用いられないと想定されるためである。なお、他の実施形態においては、ペアリングボタンに対応するボタンをタッチペンアタッチメント140に設け、装着状態においてペアリングボタンを操作することができるようにしてもよい。
【0182】
図22は、突出部の一例を示す図である。なお、図22は、図15に示す第1突出部151aを示すが、第2突出部152aも第1突出部151aと同様の形状を有している。
【0183】
図22の(a)は、第1突出部151aを突出方向から(すなわち、x軸負方向側から)見た図である。図22の(a)に示すように、第1突出部151aは、突出方向に垂直な断面形状が十字形状である。これによれば、第1突出部151aの体積を抑えつつ強度を維持することができる。なお、他の実施形態においては、第1突出部151aは、例えば円筒形状であってもよいし、柱状形状であってもよい。
【0184】
また、図22の(b)は、第1突出部151aを突出方向に垂直な方向から(すなわち、y軸負方向側から)見た図である。図22の(b)に示すように、第1突出部151aの先端は曲面形状(具体的には、中心が突出する曲面形状)を有している。これによれば、第1突出部151aがコントローラのボタンを押下する時に、コントローラのボタンが第1突出部151aによって傷つけられる可能性を低減することができる。
【0185】
(3−6:導光に関する構成)
タッチペンアタッチメント140は、自身に装着されたコントローラの通知用LEDによる光をユーザが視認可能にするための構成を備えている。ここで、各コントローラ3および4の通知用LEDは、コントローラに付された番号を示すように点灯したり、コントローラのバッテリの残量を示すように点灯したりする場合がある。このような場合において、上記の構成によれば、コントローラにタッチペンアタッチメント140が装着された状態でも、当該コントローラの通知用LEDによる光をユーザが視認できるようにすることができる。以下、詳細を説明する。
【0186】
図14に示すように、レール部材143の底面(および、ハウジング141の装着面)には、入射口156(すなわち、図15に示す導光部材158の入射面が設けられる孔)が設けられる。入射口156の数は、コントローラの通知用LEDと同数(ここでは4つ)である。各入射口156は、タッチペンアタッチメント140に装着されたコントローラの通知用LEDに対応する位置に設けられる。すなわち、各入射口156の位置は、装着状態における通知用LEDの位置に実質的に対向する位置であり、より具体的には、上下方向(すなわち、y軸方向)および前後方向(すなわちz軸方向)において、装着状態における通知用LEDの位置と同じ位置である。
【0187】
また、図14に示すように、ハウジング141には、出射口157(すなわち、導光部材158の出射面が設けられる孔)が設けられる。出射口は4つの入射口に対応しており、入射口と同数(ここでは4つ)の出射口が形成される。本実施形態においては、出射口157は、ハウジング141のボタン配置面に設けられる(図14参照)。より具体的には、出射口157は、第1ボタン151と第2ボタン152との間に設けられる。なお、他の実施形態においては、出射口157は、レール部材143の底面(換言すれば、装着面)とは異なる任意の面に設けられてもよい。例えば、他の実施形態においては、出射口157は、ハウジング141の前面または後面に設けられてもよい。
【0188】
図15に示すように、タッチペンアタッチメント140は、ハウジング141の内部に導光部材158を備える。導光部材158は、例えば樹脂等で構成される透明部材(具体的には、レンズ)である。導光部材158は、入射口156および出射口157と同数(ここでは、4つ)のレンズを有する。本実施形態においては、導光部材158は、作成を容易にするべく、4つのレンズが互いに接続されて一体として成型された構成を有する。ただし、他の実施形態においては、各レンズが別体として設けられてもよい。図15に示すように、導光部材158の各レンズは、入射面(すなわち、x軸負方向側の面)が各入射口156の付近にそれぞれ位置し、出射面(すなわち、x軸正方向側の面)が各出射口157の付近にそれぞれ位置するように配置される。
【0189】
なお、本実施形態において、導光部材158の入射面は、レール部材143の底面より凹んだ位置(換言すれば、ハウジング141の中央に近い位置)に設けられる。これによれば、コントローラのスライダをレール部材143に挿入する際に、導光部材158がコントローラに接触する可能性を低減することができ、コントローラに対してタッチペンアタッチメント140をスムーズに装着することができる。
【0190】
図23は、コントローラの通知用LEDによる光がタッチペンアタッチメントの出射口から出射される様子の一例を示す図である。例えば右コントローラ4にタッチペンアタッチメント140が装着された状態において、通知用LED68が発光した場合、通知用LED68からの光は、発光した通知用LED68に対向する入射口156を介して、導光部材158の入射面に入射する。導光部材158は、入射面に入射した光を、内面反射によって出射面まで導き、出射面から出射する。これによって、出射口157から光が出射される。
【0191】
なお、他の実施形態においては、導光部材158は、入射口156に入射した光を、出射口157まで導くことができる任意の部材であってよい。例えば他の実施形態においては、導光部材は、入射口156と出射口157とを繋ぐ孔の壁に設けられた鏡であってもよい。
【0192】
以上のように、本実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、レール部材143の底面に設けられる入射口156に対して入射された光を、当該底面とは異なる他の面(ここでは、ボタン配置面)に設けられる出射口まで導光する導光部(ここでは、導光部材158)を備える。これによって、コントローラにタッチペンアタッチメント140が装着された状態でも、装着されていない状態と同様に、当該コントローラの通知用LEDによる光をユーザに提示することができる。また、導光部を設けることによって、(例えば、コントローラから通知用LEDに関する情報をタッチペンアタッチメント140が受信し、受信した情報に基づいて自身の通知用LEDを制御するような態様と比べて)簡易な構成で、タッチペンアタッチメント140が装着されたコントローラの通知用LEDによって通知される情報をユーザに提示することができる。
【0193】
なお、本実施形態においては、出射口157は、ハウジング141のボタン配置面に設けられる(図14参照)。これによれば、コントローラに装着したタッチペンアタッチメント140の出射口の向きが、コントローラの通知用LEDの向きと同じになるので、出射口からの光をユーザに見やすく提示することができる。
【0194】
また、本実施形態においては、出射口157は、ボタン配置面において、第1ボタン151と第2ボタン152との間に設けられる(図14参照)。これによれば、タッチペンアタッチメント140における2つのボタン151および152と出射口157との位置関係を、コントローラにおける2つのボタン(すなわち、第2Lボタンおよび第2Rボタン)と通知用LEDとの位置関係と同じにすることができる。これによって、コントローラに対してタッチペンアタッチメント140を装着する場合としない場合とで同じような操作感覚をユーザに与えることができ、タッチペンアタッチメント140を装着した際のコントローラの操作性を向上することができる。
【0195】
また、本実施形態においては、コントローラの複数の通知用LEDからの光が、当該複数の通知用LEDに個別に対応する複数の出射口157から出射される。したがって、本実施形態によれば、複数の通知用LEDのうちで発光している通知用LEDをユーザに把握させることができる。
【0196】
なお、他の実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、コントローラが有する通知用LEDが複数である場合であっても、1つの入射口および出射口を備える構成であってもよい。このとき、コントローラの複数の通知用LEDのうちいずれかが発光した場合に、タッチペンアタッチメント140の出射口から光が出射される。これによれば、コントローラの複数の通知用LEDのうちどれが発光したかを通知することができないものの、いずれかの通知用LEDが発光していることをユーザに通知することができる。通知用LEDによってユーザに通知される情報の内容によっては、上記の構成で十分である場合も考えられる。
【0197】
なお、他の実施形態においては、並んで配置される複数の入射口(換言すれば、複数の入射面)の間に仕切りが設けられてもよい。これによれば、1つの通知用LEDによる光が、それに対応する入射口とは異なる入射口にも入射する可能性を低減することができ、発光する通知用LEDに対応していない出射面から光が出射される可能性を低減することができる。
【0198】
[4.タッチ入力に基づくゲーム処理例]
次に、図24図27を参照して、上述のタッチペン付きコントローラ装置を用いたゲーム処理の例について説明する。本実施形態においては、本体装置2が、タッチパネル13に対するタッチ入力に基づいてゲーム処理を実行する。
【0199】
(4−1:第1のゲーム処理)
図24および図25を参照して、第1のゲーム処理について説明する。第1のゲーム処理においては、本体装置2は、タッチペン付きコントローラ装置を用いたタッチ入力に応じて、当該タッチペン付きコントローラ装置を振動させる。以下、第1のゲーム処理の詳細について説明する。
【0200】
図24は、第1のゲーム処理におけるゲーム操作の様子の一例を示す図である。図24に示すように、第1のゲーム処理においては、ディスプレイ12には、タッチ入力を行う対象となる仮想オブジェクト(ゲームオブジェクトとも言う)の一例として、箱オブジェクト301〜303が表示される。第1のゲーム処理においては、箱オブジェクト301〜303毎にアイテムが関連付けられている。ユーザ(換言すれば、プレイヤ)は、箱オブジェクト301〜303のうちから1つを選択する指示を、タッチ入力によって行う。第1のゲーム処理においては、選択された箱オブジェクトに関連付けられるアイテムがユーザ(または、ユーザによって操作されるプレイヤキャラクタ)に付与されるものとする。
【0201】
第1のゲーム処理において、箱オブジェクト301〜303のうちから1つを選択する指示は、箱オブジェクトの位置をタッチするタッチ入力によって行われる。ここで、箱オブジェクト301〜303のいずれか1つに対するタッチ入力が行われた場合、本体装置2は、タッチ入力に用いられたタッチペン付きコントローラ装置300を振動させる。すなわち、本体装置2は、上記タッチペン付きコントローラ装置300に含まれるコントローラ(図24に示す例においては、右コントローラ4)を振動させる。
【0202】
第1のゲーム処理においては、本体装置2は、選択された箱オブジェクトに応じて異なる態様でタッチペン付きコントローラ装置300を振動させる。なお、各箱オブジェクト301〜303について当たりまたははずれが設定される場合、本体装置2は、当たりの箱オブジェクトと、はずれの箱オブジェクトとで異なる態様でタッチペン付きコントローラ装置300を振動させてもよい。また、本体装置2は、箱オブジェクトに関連付けられるアイテムの種類に応じて異なる態様でタッチペン付きコントローラ装置300を振動させてもよい。
【0203】
図25は、ゲームシステム1によって実行される第1のゲーム処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図25に示す一連のゲーム処理は、第1のゲーム処理を実行するためのゲームプログラムが起動されたことに応じて開始される。
【0204】
なお、本実施形態では、本体装置2のプロセッサ81が、ゲームシステム1に記憶されている上記ゲームプログラムを実行することによって、図25(後述する図27についても同様である)に示す各ステップの処理を実行するものとして説明する。ただし、他の実施形態においては、上記各ステップの処理のうちの一部の処理を、プロセッサ81とは別のプロセッサ(例えば、専用回路等)が実行するようにしてもよい。また、ゲームシステム1が他の情報処理装置(例えば、サーバ)と通信可能である場合、図25および図27に示す各ステップの処理の一部は、他の情報処理装置において実行されてもよい。また、図25および図27に示す各ステップの処理は、単なる一例に過ぎず、同様の結果が得られるのであれば、各ステップの処理順序を入れ替えてもよいし、各ステップの処理に加えて(または代えて)別の処理が実行されてもよい。
【0205】
また、プロセッサ81は、図25および図27に示す各ステップの処理を、メモリ(例えば、DRAM85)を用いて実行する。すなわち、プロセッサ81は、各処理ステップによって得られる情報(換言すれば、データ)をメモリに記憶し、それ以降の処理ステップにおいて当該情報を用いる場合には、メモリから当該情報を読み出して利用する。
【0206】
ステップS1において、プロセッサ81は、ゲーム画像をディスプレイ12に表示する。具体的には、プロセッサ81は、ゲーム画像を生成し、生成されたゲーム画像をディスプレイ12に表示する。第1のゲーム処理においては、上記箱オブジェクト301〜303を含むゲーム画像が生成されて表示される。ステップS1の次に、ステップS2の処理が実行される。
【0207】
ステップS2において、プロセッサ81は、ユーザによる入力を受け付ける。すなわち、プロセッサ81は、本体装置2に設けられる入力部(タッチパネル13を含む)から、当該入力部に対して行われた入力を示すデータを取得する。また、プロセッサ81は、コントローラ通信部83を介してコントローラから受信される操作データを取得する。プロセッサ81は、取得されたデータをメモリに記憶する。ステップS2の次に、ステップS3の処理が実行される。
【0208】
ステップS3において、プロセッサ81は、ステップS2で取得されたデータに基づいて、タッチパネル13に対するタッチ入力が行われたか否かを判定する。ステップS3の判定結果が肯定である場合、ステップS4の処理が実行される。一方、ステップS3の判定結果が否定である場合、後述するステップS7の処理が実行される。
【0209】
ステップS4において、プロセッサ81は、タッチ入力が、ディスプレイ12に表示されるオブジェクト(ここでは、箱オブジェクト301〜303)に対して行われたか否かを判定する。すなわち、プロセッサ81は、ステップS2で取得されたデータが示すタッチ入力の位置が、ディスプレイ12上における箱オブジェクト301〜303のいずれかの領域内であるか否かを判定する。ステップS4の判定結果が肯定である場合、ステップS5の処理が実行される。一方、ステップS4の判定結果が否定である場合、後述するステップS7の処理が実行される。
【0210】
ステップS5において、プロセッサ81は、タッチ入力に応じた情報処理を実行する。ステップS5における情報処理の内容は任意である。第1のゲーム処理においては、プロセッサ81は、選択された箱オブジェクト(すなわち、タッチ入力が行われた箱オブジェクト)を開いた状態に変化させるように、ディスプレイ12に表示されるゲーム画像を更新する。また、プロセッサ81は、選択された箱オブジェクトに関連付けられるアイテムをユーザに付与する処理を実行する。ステップS5の次に、ステップS6の処理が実行される。
【0211】
ステップS6において、プロセッサ81は、タッチペン付きコントローラ装置に含まれるコントローラを振動させる。すなわち、プロセッサ81は、コントローラの振動子を振動させるための振動指令を、コントローラ通信部83を介して各コントローラへ送信する。第1のゲーム処理においては、上記振動指令は、選択された箱オブジェクトに対応する態様の振動を示す。なお、箱オブジェクトと、当該箱オブジェクトが選択された場合における振動の態様との関係は、ゲームプログラムにおいて予め設定されているものとする。プロセッサ81は、上記関係を表す情報に基づいて、振動の態様を決定する。上記振動指令を受信したコントローラにおいては、通信制御部が、受信した振動指令に従って振動子を駆動させる。これによって、タッチペン付きコントローラ装置に振動が発生する。なお、プロセッサ81は、オブジェクトに対するタッチ入力が行われている間、コントローラを振動させるようにしてもよいし、オブジェクトに対するタッチ入力が開始されてから所定時間が経過するまでの間、コントローラを振動させるようにしてもよい。
【0212】
なお、第1のゲーム処理において、タッチ入力に用いられるコントローラ(すなわち、タッチペンアタッチメント140が装着されたコントローラ)は、本体装置2によって予め特定されているものとする。例えば、本体装置2は、第1のゲーム処理の開始前において、タッチ入力に用いられるコントローラを指定する指示入力を受け付け、ユーザによって行われた当該指示入力に基づいて、タッチ入力に用いられるコントローラを特定する。上記ステップS6においては、プロセッサ81は、特定されたコントローラへ上記振動指令を送信する。ステップS6の次に、ステップS7の処理が実行される。
【0213】
ステップS7において、プロセッサ81は、ゲーム処理を終了するか否かを判定する。例えば、ゲームを終了する指示がユーザによって行われた場合、プロセッサ81は、ゲーム処理を終了すると判定する。ステップS7の判定結果が否定である場合、上記ステップS2の処理が再度実行される。ステップS7の判定処理の結果が肯定となるまで、上記ステップS2〜S7の一連の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS7の判定結果が肯定である場合、プロセッサ81は、第1のゲーム処理を終了する。
【0214】
以上のように、第1のゲーム処理においては、本体装置2は、タッチペンアタッチメント140のタッチペン部200によるタッチパネル13に対する入力に基づいて、振動の指示を、タッチペンアタッチメント140が装着されたコントローラへ送信する(ステップS6)。当該コントローラは、振動の指示を受信し、受信した振動の指示に応じて振動子を振動させる。このように、第1のゲーム処理によれば、タッチペン付きコントローラ装置300を用いて所定のタッチ入力が行われたことに応じて、当該タッチペン付きコントローラ装置300が振動する。これによって、ゲームシステム1は、タッチ入力が検知されたことをユーザにわかりやすく認識させることができる。
【0215】
また、第1のゲーム処理によれば、タッチ入力の内容に応じて(具体的には、タッチ入力が行われたオブジェクトに応じて)、タッチペン付きコントローラ装置の振動態様が変化する。これによれば、タッチ入力の内容をユーザにわかりやすく認識させることができる。また、タッチ入力の内容に合った態様でタッチペン付きコントローラ装置を振動させることによって、タッチ入力によるゲーム操作の興趣性を向上することができる。
【0216】
なお、コントローラを振動させるためのタッチ入力の内容は任意である。例えば、他の実施形態においては、本体装置2は、タッチパネル13に対して所定のタッチ入力(例えば、所定のジェスチャ入力)が行われたことに応じて、コントローラを振動させるようにしてもよい。
【0217】
(4−2:第2のゲーム処理例)
図26および図27を参照して、第2のゲーム処理について説明する。第2のゲーム処理においては、本体装置2は、タッチペン付きコントローラ装置を用いたタッチ入力と、当該タッチペン付きコントローラ装置に対する入力との組み合わせに基づく情報処理を実行する。以下、第1のゲーム処理の詳細について説明する。
【0218】
図26は、第2のゲーム処理におけるゲーム操作の様子の一例を示す図である。図26に示すように、第2のゲーム処理においては、ディスプレイ12には、タッチ入力の軌跡(具体的には、継続して行われるタッチ入力によるタッチ位置の軌跡)が表示される。
【0219】
図26(a)に示すように、タッチペン付きコントローラ装置300に含まれるコントローラ(図24に示す例においては、右コントローラ4)の所定のボタン(ここでは、Xボタン55)に対する入力が行われていない状態でタッチ入力が行われる場合、タッチ入力の軌跡は、細線で表示される。一方、図26(b)に示すように、上記所定のボタンに対する入力が行われている状態でタッチ入力が行われる場合、タッチ入力の軌跡は、太線で表示される。
【0220】
上記のように、第2のゲーム処理においては、タッチペンアタッチメント140が装着されたコントローラに対する入力内容に応じて、タッチ入力に応じた情報処理(具体的には、軌跡を表示する処理)の内容が変化する。これによれば、ユーザは、タッチペン付きコントローラ装置300を把持する手で、タッチ入力に応じた情報処理の内容(具体的には、表示される軌跡の太さ)を変更する指示を行うことができるので、当該指示を容易に行うことができる。したがって、本実施形態によれば、タッチ入力に関する操作性を向上することができる。
【0221】
図27は、ゲームシステム1によって実行される第2のゲーム処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図27に示す一連のゲーム処理は、第2のゲーム処理を実行するためのゲームプログラムが起動されたことに応じて開始される。
【0222】
ステップS11において、プロセッサ81は、ゲーム画像をディスプレイ12に表示する。第2のゲーム処理においては、プロセッサ81は、タッチ入力に応じて軌跡が表示される領域(例えば、仮想のキャンバス)を含むゲーム画像を生成してディスプレイ12に表示する。ステップS11の次に、ステップS12の処理が実行される。
【0223】
ステップS12において、プロセッサ81は、ユーザによる入力を受け付ける。ステップS12の処理は、第1のゲーム処理におけるステップS2の処理と同じである。ステップS12の次に、ステップS13の処理が実行される。
【0224】
ステップS13において、プロセッサ81は、ステップS12で取得されたデータに基づいて、タッチパネル13に対するタッチ入力が行われたか否かを判定する。ステップS13の判定結果が肯定である場合、ステップS14の処理が実行される。一方、ステップS13の判定結果が否定である場合、後述するステップS17の処理が実行される。
【0225】
ステップS14において、プロセッサ81は、ステップS12で取得されたデータに基づいて、タッチペン付きコントローラ装置300に含まれるコントローラの上記所定のボタンに対する入力が行われているか否かを判定する。なお、第2のゲーム処理において、ステップS14の判定の対象となるコントローラ(すなわち、タッチペンアタッチメント140が装着されたコントローラ)は、本体装置2によって予め特定されているものとする。コントローラを特定する方法は、上述の第1のゲーム処理と同様である。ステップS14の判定結果が否定である場合、ステップS15の処理が実行される。一方、ステップS14の判定結果が肯定である場合、ステップS16の処理が実行される。
【0226】
ステップS15において、プロセッサ81は、タッチペン付きコントローラ装置300によるタッチ入力の軌跡を、第1の太さの線でディスプレイ12に表示する。具体的には、プロセッサ81は、前回のステップS15またはS16で特定されたタッチ位置から、今回のステップS15で特定されたタッチ位置までの軌跡を表す線であって、第1の太さの線の画像を生成し、当該画像をディスプレイ12に表示する。ステップS15の次に、ステップS17の処理が実行される。
【0227】
ステップS16において、プロセッサ81は、タッチペン付きコントローラ装置300によるタッチ入力の軌跡を、第1の太さよりも太い第2の太さの線でディスプレイ12に表示する。具体的には、プロセッサ81は、前回のステップS15またはS16で特定されたタッチ位置から、今回のステップS16で特定されたタッチ位置までの軌跡を表す線であって、第2の太さの線の画像を生成し、当該画像をディスプレイ12に表示する。ステップS16の次に、ステップS17の処理が実行される。
【0228】
ステップS17において、プロセッサ81は、ゲーム処理を終了するか否かを判定する。例えば、ゲームを終了する指示がユーザによって行われた場合、プロセッサ81は、ゲーム処理を終了すると判定する。ステップS17の判定結果が否定である場合、上記ステップS12の処理が再度実行される。ステップS17の判定処理の結果が肯定となるまで、上記ステップS12〜S17の一連の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS17の判定結果が肯定である場合、プロセッサ81は、第2のゲーム処理を終了する。
【0229】
以上のように、第2のゲーム処理においては、本体装置2は、タッチペン部200によるタッチパネル13に対する入力と、タッチペンアタッチメント140が装着されたコントローラの入力部に対する入力に関する入力情報とに基づいて情報処理を実行する情報処理部(具体的には、プロセッサ81)を備える。これによれば、タッチペンアタッチメント140を用いたタッチ入力によって、より多様な指示を行うことができるようになるので、タッチ入力の利便性を向上することができる。また、ユーザは、タッチ入力とコントローラに対する入力との両方を片手で行うことができるので、タッチ入力に関する操作性を向上することができる。
【0230】
上記「コントローラの入力部」とは、本実施形態においてはボタンであるが、任意の入力部であってよい。例えば、他の実施形態においては、「コントローラの入力部」は、アナログスティックであってもよいし、慣性センサであってもよい。例えば、本体装置2は、アナログスティックに対して入力される方向に応じて、ディスプレイ12に表示されるタッチ入力の軌跡の太さを変化させてもよい。また例えば、本体装置2は、角速度センサ115の出力に基づいて、タッチ入力が行われている期間におけるコントローラ(換言すれば、タッチペン付きコントローラ装置300)の姿勢を算出し、当該姿勢に応じてタッチ入力の軌跡の太さを変化させてもよい。また例えば、本体装置2は、加速度センサ114の出力に基づいて、コントローラ(換言すれば、タッチペン付きコントローラ装置300)に対して振り動作が行われたか否かを判定し、振り動作が行われたか否かに応じてタッチ入力の軌跡の太さを変化させてもよい。
【0231】
また、上記情報処理は、本実施形態においては、タッチ入力の軌跡をディスプレイ12に表示する処理であるが、任意の情報処理であってよい。例えば、他の実施形態においては、上記情報処理は、タッチ入力によって指定されたオブジェクトに対して実行される処理であってもよい。具体的には、本体装置2は、上記情報処理として、タッチ入力によって指定されたオブジェクトに対して動作を行わせる処理を実行し、コントローラに対して所定の入力が行われている場合と行われていない場合とで異なる動作を行わせるようにしてもよい。
【0232】
また、「タッチパネルに対する入力と、コントローラの入力部に対する入力に関する入力情報とに基づいて情報処理を実行する」とは、タッチパネルに対する入力の有無、または、コントローラの入力部に対する入力の有無に応じて、情報処理を実行するか否かを切り替える態様を含む意味である。例えば、「コントローラの入力が無い場合には、情報処理を実行せず、コントローラの入力がある場合には、タッチパネルに対する入力に応じた情報処理を実行する」ことは、「タッチパネルに対する入力と、コントローラの入力部に対する入力に関する入力情報とに基づいて情報処理を実行する」ことに該当する。
【0233】
[5.本実施形態の作用効果および変形例]
以上に説明した上記実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、コントローラ側スライド部(具体的には、スライダ)を有するゲームコントローラ(具体的には、左コントローラ3または右コントローラ4)に装着可能である。タッチペンアタッチメント140は、以下の構成を備える。
・筐体(具体的には、ハウジング141)
・コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側(具体的には、y軸負方向側)からコントローラ側スライド部を挿入可能なアタッチメント側スライド部(具体的には、レール部材143)
・アタッチメント側スライド部の中央より他方側(具体的には、y軸正方向側)に設けられ、アタッチメント側スライド部の一方側から挿入されたコントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止するための停止部144
・タッチペン部200
【0234】
上記によれば、タッチペン部200を備えるタッチペンアタッチメント140をゲームコントローラに装着することによって、ゲームコントローラにタッチペンの機能を付加することができる。このタッチペン付きゲームコントローラによれば、ユーザは、当該ゲームコントローラが備える入力部を用いた入力を行うことができるとともに、タッチペンを用いたタッチ入力を行うことができる。このように、本実施形態によれば、タッチペンの機能を拡張することができる。
【0235】
なお、本実施形態においては、タッチペン部200は、筐体におけるスライド方向の他方側(具体的には、y軸正方向側)の端部に設けられる(図1)。ここで、タッチペンアタッチメント140をゲームコントローラに装着する際には、アタッチメント側スライド部の一方側からゲームコントローラが挿入される(図20)。したがって、上記一方側の反対側にタッチペン部200を設けることによって、タッチペン部200が装着の邪魔になりにくくすることができる。すなわち、タッチペンアタッチメント140をゲームコントローラに容易に装着することができる。また、ゲームコントローラに装着された状態でタッチペンアタッチメント140を用いてタッチ入力を行う場合においては、コントローラ側スライド部材が停止部144を押す向きに力が加わるので、タッチペンアタッチメント140がゲームコントローラに対してずれたり外れたりする可能性を低減することができる。したがって、タッチ入力に関する操作性を向上することができる。
【0236】
なお、他の実施形態においては、タッチペン部200は、筐体におけるスライド方向の一方側の端部および他方側の端部の少なくともいずれかに設けられてもよい。これによっても、本実施形態と同様、タッチペンの機能を拡張することができる。
【0237】
また、本実施形態においては、タッチペン部200は、静電容量式のタッチパネルに対して利用可能なように、導電性のペン先202を有する構成であった。ここで、他の実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、他の方式(例えば、感圧式)のタッチパネルに対して利用可能なものであってもよい。このとき、ペン先は導電性の物質で構成されなくてもよい。
【0238】
また、本実施形態においては、導電性のペン先202に対して金属のレール部材143を電気的に接続することによって、ペン先202の静電容量を大きくする構成を採用した。ここで、他の実施形態においては、ペン先202の静電容量を大きくするために他の構成が採用されてもよい。例えば、他の実施形態においては、ハウジング141の表面の部分に導電性の物質(例えば、金属箔あるいは導電性ゴム)を設け、当該物質とペン先202とを電気的に接続するようにしてもよい。なお、導電性の物質が設けられる上記部分は、タッチ入力を行うユーザの手が接触する可能性が高い部分(例えば、装着面とボタン配置面との間に設けられる前面および/または後面)であってもよい。上記の構成によっても、ペン先202の静電容量を大きくすることができる。
【0239】
上記のように、他の実施形態においては、ハウジング141は、アタッチメント側スライド部が設けられ、表面の少なくとも一部が導電性の物質で構成されてもよい。このとき、接続部は、ペン先202と、上記ハウジング141の上記一部とを接続する、導電性の物質であってもよい。
【0240】
以上に説明した上記実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、コントローラ側第1操作ボタン(例えば、第2Lボタン65)とコントローラ側第2操作ボタン(例えば、第2Rボタン66)とが設けられるコントローラ側スライド部(例えば、スライダ130)を有するゲームコントローラ(例えば、右コントローラ4)に装着可能なアタッチメントである。タッチペンアタッチメント140は、以下の構成を備える。
・ストラップ
・アタッチメントの第1面(例えば、装着面)に設けられ、コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向(例えば、図14に示すy軸方向)にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側(例えば、図14に示すy軸負方向側)からコントローラ側スライド部を挿入可能なアタッチメント側スライド部(例えば、レール部材143)
・アタッチメント側スライド部の中央より他方側(例えば、図14に示すy軸正方向側)に設けられ、アタッチメント側スライド部の一方側から挿入されたコントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止するための停止部(例えば、図15に示す停止部144)
・停止部によりコントローラ側スライド部のスライド移動が停止された状態において、挿入方向とは逆の抜去方向へのスライド移動を係止する係止部(例えば、突起部、および/または、当接面631aおよび631b)
・第1面の裏側の第2面(例えば、ボタン配置面)から突出可能なアタッチメント側第1操作ボタン(例えば、第1ボタン151)
・第2面から突出可能なアタッチメント側第2操作ボタン(例えば、第2ボタン152)
また、アタッチメント側第1操作ボタンは、当該アタッチメント側第1操作ボタンに対する押下操作に応じて第1面から突出可能であり、ゲームコントローラ側第1操作ボタンを押下可能な第1突出部(例えば、図15に示す第1突出部151a)を有する。アタッチメント側第2操作ボタンは、当該アタッチメント側第2操作ボタンに対する押下操作に応じて第1面から突出可能であり、ゲームコントローラ側第2操作ボタンを押下可能な第2突出部(例えば、図15に示す第2突出部152a)を有する。
【0241】
上記によれば、アタッチメントのスライド部と、ゲームコントローラのスライド部とを係合させることによって、ユーザは、ゲームコントローラに対するアタッチメントの取り外しを容易に行うことができる。つまり、上記によれば、ゲームコントローラに対するタッチペンアタッチメントの取り外しを容易に行うことができる。
【0242】
また、上記「スライド部材」は、上記実施形態におけるレール部材であってもよいし、スライダであってもよい。なお、上記実施形態においては、タッチペンアタッチメント140に設けられるスライド部材と、コントローラに設けられるスライド部材とをわかりやすく区別するべく、前者を「レール部材」と呼び、後者を「スライダ」と呼ぶこととした。ここで、レール部材およびスライダの形状は、上記実施形態の形状に限定されない。例えば、図17に示すような断面形状を有するスライド部材を「スライダ」と言うこともできるし、図13に示すようなT字型の断面形状を有するスライド部材を、「レール部材」と言うこともできる。
【0243】
なお、上記実施形態においては、スライド部材の一例であるレール部材は、ハウジング141の装着面に設けられ、底面部と側面部と対向部とを有する構成であった。ここで、他の実施形態においては、ハウジングおよびレール部材(換言すれば、スライド部材)は、次のように構成されてもよい。すなわち、タッチペンアタッチメント140は、ハウジングの一部を構成し、開口部を有する部材A(例えば上記第1部材141a)と、底面部と側面部と対向部とを有する部材B(例えば、上記レール部材143)とを備えていてもよい。このとき、部材Bの底面部は、部材Aの開口部の少なくとも一部を覆うように部材Aに接続される。上記の構成においては、部材Bの底面部の面が上記「第1面」に相当し、部材Bの側面部と対向部とが上記「レール部材」に相当する。このように、レール部材は、底面部を有していない構成であってもよい。また、例えば、タッチペンアタッチメント140は、レール部材が(底面部を有さず)側面部と対向部とを有し、ハウジングの装着面に当該側面部が接続される構成を有していてもよい。
【0244】
また、上記によれば、アタッチメントが突出部を備えるので、アタッチメントがゲームコントローラに装着された場合でも、ユーザは、アタッチメントに設けられた操作ボタンを押下することによって、ゲームコントローラの操作ボタンを操作することができる。
【0245】
また、上記によれば、アタッチメントが係止部を備えるので、アタッチメント側スライド部に挿入されたコントローラ側スライド部が抜去方向へ移動する結果、ゲームコントローラからアタッチメントが外れてしまう可能性を低減することができる。
【0246】
なお、上記「(スライド移動の)係止」とは、ある部材と他の部材とが係り合うことによってスライド移動を制限することを意味する。ただし、上記「(スライド移動の)係止」とは、一定よりも小さい力によるスライド移動を妨げることができればよく、一定以上の力が加えられた場合には、(係止が解除される結果、)スライド移動が行われてもよい意味である。
【0247】
また、上記実施形態においては、ゲームコントローラは、突起部(例えば、図7に示す突起部133)を有している。ここで、上記実施形態においては、上述の対向部163が有する当接面631aおよび631bが、上記係止部の機能を有していると言える。すなわち、係止部は、アタッチメント側スライド部において中央よりも他方側(例えば、図14に示すy軸正方向側)の部分に設けられ、停止部によりコントローラ側スライド部のスライド移動が停止された状態において突起部が引っ掛かる(図20参照)ことが可能な形状を有する(図19参照)。
【0248】
上記によれば、アタッチメントは、突起部を有するゲームコントローラに装着された場合に、スライド移動を係止することができるので、当該ゲームコントローラからアタッチメントが外れてしまう可能性を低減することができる。
【0249】
また、上記実施形態においては、アタッチメント側スライド部は、スライド方向に実質的に平行な底面(例えば、図17に示す底面161a)と、スライド方向に実質的にそれぞれ平行であって、底面の両側からそれぞれ延びる2つの側面(例えば、図17に示す側面部162の側面)と、2つの側面からそれぞれ延びて設けられ、底面に対向する面を有する2つの対向部(例えば、図17に示す対向部163)とを有する。また、係止部は、2つの対向部のそれぞれに設けられる(図19参照)。
【0250】
上記によれば、アタッチメントがゲームコントローラに装着された状態において、ゲームコントローラの突起部が2つの対向部のうちいずれの側に設けられている場合であっても、突起部が係止部に引っ掛かることとなる。したがって、上記によれば、アタッチメントをより多くの種類のゲームコントローラに対応させることができる。
【0251】
また、上記実施形態においては、タッチペンアタッチメント140が備える上述の突起部が、上記係止部の機能を有していると言える。すなわち、係止部は、アタッチメント側スライド部において中央よりも一方側(例えば、図14に示すy軸負方向側)の部分に設けられ、停止部によりスライド移動が停止された状態におけるコントローラ側スライド部に引っ掛かることが可能な突起部を有する。
【0252】
上記によれば、アタッチメントは、ゲームコントローラに装着された場合に、上記突起部によってスライド移動を係止することができるので、当該ゲームコントローラからアタッチメントが外れてしまう可能性を低減することができる。
【0253】
上記のように、上記実施形態においては、対向部163が有する当接面631aおよび631bと、突起部との両方が、上記係止部としての役割を果たしている。なお、他の実施形態においては、タッチペンアタッチメント140は、係止部として、当接面および突起部のいずれか一方のみを備えていてもよい。
【0254】
また、上記実施形態におけるタッチペンアタッチメント140は、コントローラ側スライド部(例えば、スライダ130)を有するゲームコントローラ(例えば、右コントローラ4)に取り付け可能なアタッチメントであると言うことができる。タッチペンアタッチメント140は、以下の構成を備える。
・アタッチメントの第1面(例えば、装着面)に設けられ、コントローラ側スライド部に対して所定のスライド方向(例えば、図14に示すy軸方向)にスライド可能に係合することが可能であって、当該スライド方向の一方側と他方側とのうちの一方側(例えば、図14に示すy軸負方向側)から前記コントローラ側スライド部を挿入可能なアタッチメント側スライド部(例えば、レール部材143)
・アタッチメント側スライド部の中央より他方側に設けられ、アタッチメント側スライド部の一方側から挿入された前記コントローラ側スライド部の挿入方向へのスライド移動を停止するための停止部(例えば、図15に示す停止部144)
・アタッチメントのうちで、当該アタッチメントの中央よりも、スライド方向の一方側と同じ側の部分にストラップを取り付け可能なストラップ取り付け部(例えば、図15に示す軸部141h)
【0255】
上記によれば、アタッチメントのスライド部と、ゲームコントローラのスライド部とを係合させることによって、ユーザは、ゲームコントローラに対する(ストラップを備える)アタッチメントの取り外しを容易に行うことができる。ここで、アタッチメントのストラップ取り付け部にストラップを取り付けておけば、ユーザは、ストラップをアタッチメントから取り外さなくても、アタッチメントをコントローラから取り外すことによって、コントローラからストラップを取り外すことができる。つまり、上記によれば、ゲームコントローラに対するストラップの取り外しを容易に行うことができる。
【0256】
(突起部に関する変形例)
上記実施形態においては、コントローラの抜去方向へのスライド移動を係止するための突起部149は、第1位置(換言すれば、突出状態)となるように付勢された。ここで、他の実施形態においては、突起部149は、ユーザによって操作可能な操作部(後述する操作レバー)によって、第1位置から第2位置への移動が制限される状態(「固定状態」と呼ぶ)と、第1位置から第2位置への移動が可能な状態(「解除状態」と呼ぶ)とを切り替えるように構成されてもよい。以下、突起部149に関する変形例について説明する。
【0257】
図28は、上記実施形態の変形例におけるタッチペンアタッチメントの一例を示す図である。図28では、タッチペンアタッチメントの正面図(図28の(a))および左側面図(図28の(b))を示している。また、図29は、図28に示すB−B’断面における断面図である。なお、図29においては、説明対象となる構成を見やすくする目的で、タッチペンアタッチメント140の一部の構成(例えば、ストラップ147)を省略して示している。
【0258】
図28に示すように、本変形例において、タッチペンアタッチメント140は、操作レバー171を備えている。操作レバー171は、ハウジング141によって支持されており、ユーザによる操作によって移動可能に支持されている。本変形例では、操作レバー171は、上下方向(すなわち、y軸方向)に移動可能に設けられている。より具体的には、操作レバー171は、上方位置(すなわち、図29の(a)に示す位置)と、下方位置(すなわち、図29の(b)に示す位置)との間で移動可能である。
【0259】
上記のように、本変形例においては、操作レバー171は、ボタン151および152の移動方向(すなわち、x軸方向)とは異なる方向(すなわち、y軸方向)に移動可能である。より具体的には、操作レバー171の移動方向は、ボタンの移動方向に実質的に垂直である。これによれば、ユーザがボタンを押下しようとした際に操作レバー171に触れてしまっても、操作レバー171を動かしてしまう(詳細は後述するが、これによってタッチペンアタッチメント140がコントローラから外れてしまう)可能性を低減することができる。
【0260】
また、図28に示すように、操作レバー171は、タッチペンアタッチメント140の下端部分、すなわち、突起部149が設けられる部分の近傍に設けられる。なお、操作レバー171の近傍にはストラップ147が設けられる。したがって、図示しないが、操作レバー171は、ストラップ147を避けることができる形状(例えば、ストラップ147を通す孔を有する形状)を有する。なお、操作レバー171の具体的な形状および材質は任意である。
【0261】
図29に示すように、操作レバー171は、当接部171aを有している。当接部171aは、ハウジング141の内部(より具体的には、突起部149の基板149bの裏側付近の位置)に設けられる。ここで、図29の(a)に示すように、操作レバー171が上方位置にある状態では、当接部171aは突起部149の基板149bの裏側の面と当接する。また、操作レバー171が上方位置にある状態では、当接部171aは、基板149bとハウジング141(具体的には、第2部材141b)とに挟まれる。上記の状態においては、突起部149は、固定状態となり、第1位置から第2位置への移動が当接部171aによって制限される(図29(a)に示す矢印参照)。すなわち、操作レバー171が上方位置にある状態では、突起部149が第1位置にある状態が維持される。
【0262】
なお、操作レバー171が上方位置にある状態では、当接部171aは基板149bと第2部材141bとによって押圧される。これによって、操作レバー171は、一定以上の力を加えなければ移動させることができない。例えば、上方位置にある操作レバー171は、自身の重さによって下方位置に移動することはない。また、突起部149が移動可能な方向と、操作レバー171(具体的には当接部171a)が移動可能な方向とは、実質的に垂直である。したがって、(例えば、装着状態においてコントローラのスライダが抜去方向に移動しようとする力によって)突起部149が第1位置から第2位置へ移動しようとする力が突起部149に加えられたとしても、操作レバー171が上方位置から下方位置に移動することは困難である。
【0263】
一方、図29の(b)に示すように、操作レバー171が下方位置にある状態では、第1位置にある突起部149の基板149bと、ハウジング141の第2部材141bとの間から当接部171aが退避する。したがって、この状態では、突起部149は、解除状態となり、第1位置から第2位置への移動が可能となる。なお、本変形例においては、基板149bの裏側にはバネ150は設けられない。
【0264】
また、本変形例においては、図29に示すように、当接部171aは、上側(y軸正方向側、換言すれば、下方位置から上方位置への方向における端部の側)に斜面71bを有する。つまり、当接部171aは、上側の端部において、上側に向かうにつれて基板149bから離れる方向へ傾斜する面を有する。また、図29に示すように、基板149bは、下側(y軸負方向側、換言すれば、当接部171aの上方位置から下方位置への方向における端部の側)に斜面49cを有する。つまり、基板149bは、下側の端部において、下側に向かうにつれて当接部171aから離れる方向へ傾斜する面を有する。これらの斜面71bおよび49cによって、当接部171aが下方位置から上方位置へと移動する際に、基板149bに引っ掛かりにくくなり、スムーズに移動することができる。なお、他の実施形態においては、当接部171aおよび基板149bのいずれか一方にのみ斜面が設けられてもよい。これによっても、本変形と同様の効果を奏することができる。なお、他の実施形態においては、当接部171aおよび基板149bは上記の斜面を有していない構成であってもよい。
【0265】
本変形例の構成によれば、ユーザは、操作レバー171の位置を操作することによって、突起部149を固定状態と解除状態とに切り替えることができる。つまり、装着状態において、ユーザは、操作レバー171を上方位置とすることによって、突起部149を固定状態にする結果、スライダの抜去方向へのスライド移動を突起部149によって係止することができる。また、装着状態において、ユーザは、操作レバー171を下方位置とすることによって、突起部149を解除状態にする結果、突起部149によるスライド移動の係止を解除することができる。
【0266】
本変形例では、コントローラにタッチペンアタッチメント140を装着する際には、ユーザは、操作レバー171を下方位置に移動させた状態で、タッチペンアタッチメント140のレール部材143にコントローラのスライダを挿入する。なお、本変形例においても上記実施形態と同様、突起部材149aに傾斜面を設けることによって、突起部材149aをスライダ130に引っ掛かりにくくすることができる。
【0267】
タッチペンアタッチメント140のレール部材143にコントローラのスライダを挿入して装着状態とした後、ユーザは、操作レバー171を上方位置に移動させる。これによって、突起部149が固定状態となり、スライダの抜去方向へのスライド移動を係止することができる。タッチペン付きコントローラ装置を使用する間、ユーザは、操作レバー171を上方位置にしておく。
【0268】
コントローラからタッチペンアタッチメント140を外す際には、ユーザは、操作レバー171を下方位置に移動させる。これによって、突起部149が解除状態となり、突起部149によるスライド移動の係止が解除されるので、ユーザは、タッチペンアタッチメント140をコントローラから容易に外すことができる。
【0269】
以上のように、本変形例においては、タッチペンアタッチメント140は、ユーザによる操作によって第3位置(例えば、上方位置)と第4位置(例えば、下方位置)との間で移動可能に設けられる操作部(例えば、操作レバー171)を備える。操作部は、第3位置となる状態において、突起部149が第1位置から第2位置へと移動することを制限し(図29の(a))、第4位置となる状態において、突起部149が前記第1位置から第2位置へと移動することを可能とする(図29(b))。
【0270】
上記によれば、ユーザは、操作部の位置を操作することによって、スライド部の挿入方向へのスライド移動を突起部が係止可能な状態(例えば、上記固定状態)と、スライド移動を突起部が係止しない(あるいは、ほとんど係止しない)状態(例えば、上記解除状態)とを切り替えることができる。
【0271】
また、上記変形例においては、突起部149による第1位置から第2位置への移動方向は、操作レバー171による第3位置から第4位置への移動方向に対して実質的に垂直である(図29)。操作レバー171は、第3位置となる状態において、第1位置にある突起部149に当接することによって、当該突起部149が第1位置から第2位置へと移動することを制限する。また、操作レバー171は、第4位置となる状態において、第1位置にある突起部149に当接しない位置に位置する。
【0272】
上記によれば、突起部149が第1位置から第2位置へ移動しようとする力が突起部149に加えられたとしても、その力によって操作レバー171が第3位置から第4位置に移動する可能性を低減することができる。これによれば、ユーザの意に反して操作レバー171が第3位置から第4位置へ移動してしまうことによって、コントローラからタッチペンアタッチメント140が外れる可能性を低減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0273】
以上のように、上記実施形態は、タッチペンの機能を拡張すること等を目的として、例えば、ゲームコントローラに装着可能なタッチペンアタッチメントとして利用することができる。
【符号の説明】
【0274】
1 ゲームシステム
2 本体装置
3 左コントローラ
4 右コントローラ
103 スライダ
140 タッチペンアタッチメント
141 ハウジング
143 レール部材
144 停止部
200 タッチペン部
201 ペン軸部
202 ペン先
203 接続部
204 突起部
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