(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-61316(P2020-61316A)
(43)【公開日】2020年4月16日
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/52 20060101AFI20200319BHJP
H01R 13/04 20060101ALI20200319BHJP
H01R 24/28 20110101ALI20200319BHJP
H01R 13/24 20060101ALI20200319BHJP
【FI】
H01R13/52 301E
H01R13/52 301H
H01R13/04 E
H01R13/04 A
H01R24/28
H01R13/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-193097(P2018-193097)
(22)【出願日】2018年10月12日
(71)【出願人】
【識別番号】000227995
【氏名又は名称】タイコエレクトロニクスジャパン合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094330
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 正紀
(74)【代理人】
【識別番号】100109689
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 結
(72)【発明者】
【氏名】久保 貴史
【テーマコード(参考)】
5E087
5E123
5E223
【Fターム(参考)】
5E087EE03
5E087EE13
5E087FF04
5E087FF12
5E087FF19
5E087HH02
5E087LL03
5E087LL04
5E087LL12
5E087MM02
5E087MM05
5E087RR12
5E123AB03
5E123AB10
5E123AC03
5E123BA01
5E123BB01
5E123BB12
5E123CB24
5E123DA42
5E123EA03
5E123EA16
5E123EC11
5E123EC32
5E123EC47
5E123EC75
5E223AB03
5E223AB10
5E223AC03
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5E223DA42
5E223EA03
5E223EA16
5E223EC11
5E223EC32
5E223EC47
5E223EC75
(57)【要約】
【課題】相手コンタクトに当接して押されることにより相手コンタクトと電気的に導通するタイプのコンタクトを備え、小ピッチ化が可能かつ水の浸入が防止されたコネクタを提供する。
【解決手段】
第1コネクタ10は、ハウジング20と、複数のコンタクト30と、ばね部材40と、シール部材50とを備えている。ハウジング20は、複数のコンタクト30が配置される空洞22aを有する。また、コンタクト30の各々は、スライド自在なスライドピン31と、固定ピン32とからなる。ばね部材40は、空洞22a内に露出していて、複数のコンタクト30の各々のスライドピン31を複数のコンタクト30の各々について独立に付勢する。シール部材50は、スライドピン31の各々の外周面とハウジング20の内周面211とに接するファミリーシールである。そして、このシール部材50は、スライドピン31のスライドを許容しつつ封止する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも先端部が棒状を成し、該先端部を先頭にした突出の向きおよび逆向きに、少なくとも該先端部がスライド自在な複数のコンタクトと、
前記複数のコンタクトが配置される空洞を有するハウジングと、
前記複数のコンタクトの少なくとも前記先端部を、該複数のコンタクトの各々について独立に、突出の向きに付勢する、前記空洞内に露出したばね部材と、
前記複数のコンタクト各々の前記先端部近傍と前記ハウジングとの間を、該複数のコンタクト各々の該先端部のスライドを許容しつつ封止するシール部材とを備えたことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記シール部材が、前記複数のコンタクトの各々の外周面と前記ハウジングの内周面とに接する単一のシール部材であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記複数のコンタクトの突出の向きの先端が、該先端に接触する平面形状の接触面を有する相手コンタクトの該接触面に突き当てられるピン形状を成すことを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記複数のコンタクトの突出の向きの先端が、先端がピン形状を成す相手コンタクトの該先端に突き当てられる、該相手コンタクトの先端に向いた平面形状を成すことを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジングに対してスライド自在なコンタクトを備え、そのコンタクトの先端を相手側に突き当てるタイプのコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
筒状の金属ケース内に、突出の向きおよびその逆向きにスライド自在なピンを備え、そのピンをケース内に配置されたばね部材で突出の向きに付勢した、いわゆるポゴピン型のコンタクトが知られている。このポゴピン型のコンタクトは、ケースから突出したピンの先端が相手側のパッド等に当接して押されることにより相手側と電気的に導通するタイプのコンタクトである。
【0003】
特許文献1には、そのポゴピン型のコンタクトが複数配列されたコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017−204351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上掲の特許文献1のコネクタの場合、ポゴピン型のコンタクトが配列されていることから、コンタクトのピッチの小さいコネクタを構成することが困難である。また、ポゴピン型のコンタクトは、ケース内に水が浸入するおそれがある。
【0006】
本発明のコネクタは、ポゴピン型のコンタクトと同様に、突出したピンの先端が相手側に当接して押されることにより相手側と電気的に導通するタイプのコネクタである。そして、本発明は、小ピッチ化が可能な複数本のコンタクトを備えるとともに、水の浸入が防止されたコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明のコネクタは、
少なくとも先端部が棒状を成し、その先端部を先頭にした突出の向きおよび逆向きに、少なくともその先端部がスライド自在な複数のコンタクトと、
複数のコンタクトが配置される空洞を有するハウジングと、
複数のコンタクトの少なくとも先端部を、それら複数のコンタクトの各々について独立に、突出の向きに付勢する、上記空洞内に露出したばね部材と、
複数のコンタクト各々の先端部近傍とハウジングとの間を、複数のコンタクト各々の先端部のスライドを許容しつつ封止するシール部材とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明のコネクタは、ハウジングの空洞内に、複数のコンタクトが配置されている。そして、それら複数のコンタクトの先端部は、その空洞内に露出したばね部材により、各々が独立に突出の向きに付勢されている。したがって、本発明のコネクタによれば、1本のコンタクトごとにばね部材を収容するケースを必要とするポゴピン型のコンタクトと比べ、コンタクトの小ピッチ化が可能である。さらに、本発明のコネクタは、複数のコンタクト各々の先端部のスライドを許容しつつ封止するシール部材を備えている。したがって、本発明のコネクタによれば、ハウジング内への水の浸入が防止される。
【0009】
ここで、本発明のコネクタにおいて、シール部材が、複数のコンタクトの各々の外周面と上記ハウジングの内周面とに接する単一のシール部材であることが好ましい。
【0010】
このような単一のシール部材、すなわち、いわゆるファミリーシール型のシール部材を備えると、部品点数の削減や組立工数の削減に寄与する。
【0011】
また、本発明のコネクタにおいて、複数のコンタクトの突出の向きの先端が、その先端に接触する平面形状の接触面を有する相手コンタクトの、その接触面に突き当てられるピン形状を成すことが好ましい。
【0012】
このように、本発明のコネクタは、ポゴピン型のコンタクトと同様に先端をピン形状としてもよい。
【0013】
あるいは、本発明のコネクタにおいて、複数のコンタクトの突出の向きの先端が、先端がピン形状を成す相手コンタクトの、その先端に突き当てられる、相手コンタクトの先端に向いた平面形状を成していてもよい。
【0014】
また、本発明のコネクタは、相手コネクタ側のコンタクトがピン形状であって、そのピン形状の先端に当接する、先端がパッド形状(平面形状)のコンタクトを備えていてもよい。
【発明の効果】
【0015】
上記の本発明によれば、相手側に当接して押されることにより相手側と電気的に導通するタイプであって、小ピッチ化が可能かつ水の浸入が防止されたコネクタが実現する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1実施形態としての第1コネクタ、および、その第1コネクタと組み合う第2コネクタの、非嵌合状態の断面斜視図である。
【
図2】嵌合途中の段階の第1コネクタと第2コネクタの外観斜視図である。
【
図3】
図2より嵌合が浅い段階にある第1コネクタおよび第2コネクタの断面斜視図である。
【
図4】本発明の第2実施形態としての第1コネクタ、およびその第1コネクタと組み合う第2コネクタの、非嵌合状態の断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施形態としての第1コネクタ、および、その第1コネクタと組み合う第2コネクタの、非嵌合状態の断面斜視図である。
【0019】
この第1コネクタ10は、ハウジング20内に複数本のコンタクト30を収容した構造を有する。各コンタクト30は、スライドピン31と固定ピン32とを有する。スライドピン31は、相手コネクタである第2コネクタ60に向かって突き出た先端部311と、太径部312と、後端部313とを有する。一方、固定ピン32は、スライドピン31の後端部313の一部をスライド自在に受け入れる筒状部321と、不図示の回路基板に半田付けされる接続部322とを有する。筒状部321は、その長手方向の一部分に、太径に形成された支持部321aを有する。
【0020】
ハウジング20は、外側の金属ハウジング21と内側の絶縁ハウジング22とを有する。金属ハウジング21は、略円筒形状の第1空洞21aを有し、その第1空洞21a内に絶縁ハウジング22を収容し、絶縁ハウジング22の第2空洞22a内に複数本のコンタクト30が配置されている。また、絶縁ハウジング22は、前方の第1ハウジング221と後方の第2ハウジング222とからなり、第2ハウジング222の内周面が各々の固定ピン32の外周面に接する構造を有する。そして、第2ハウジング222に、固定ピン32の、太径に形成された支持部321aが圧入されることで、固定ピン32をスライド不能に支持している。
【0021】
また、スライドピン31の後端部313の回りには、コイルスプリング40が配置されている。いわゆるポゴピンの場合は、ケースから突出したピンをスライド自在に収容するケース内にばね部材が配置されているが、このコイルスプリング40は第2空洞22a内に露出した状態に配置されている。これにより、コイルスプリング40を含む、1本当たりのコンタクト30を小径化を実現し、コンタクト30の小ピッチ化を実現している。このコイルスプリング40は、スライドピン31の太径部312でその前端が位置規制され、その後端は、固定ピン32の前端で位置規制される。そして、このコイルスプリング40は、スライドピン31を、その前端部311が突出する向きに付勢している。
【0022】
スライドピン31の前端部311の周りには、シール部材50が配置されている。このシール部材50は、スライドピン31の各々の外周面と、金属ハウジング21の第1空洞21aの内周面211とに接する、いわゆるファミリーシールと呼ばれる単一の部品からなるシール部材である。このシール部材50は、各コンタクト30の前端部31のスライドを許容しつつ封止し、その内側への水の浸入を防止している。スライドピン31は、コイルスプリング40の作用により、太径部312がそのシール部材50の後面52に突き当たった状態にまで突出している。
【0023】
また、ハウジング20を構成している金属ハウジング21の外壁面には、外向きに突出したボス212と、雄ねじ213とが形成されている。ボス212は、この第1コネクタ10と組み合う第2コネクタ60との間の位置決め及びロック用である。この第1コネクタ10は、不図示のパネルに設けられた孔に差し込まれてナット(不図示)で固定される。雄ねじ213は、そのナットの雌ネジと組み合う雄ねじである。
【0024】
また、金属ハウジング21の後方には、鍔部224が設けられている。この鍔部224には、その一周にわたってOリング225を受け入れる溝224aが形成されている。
【0025】
この第1コネクタ10をパネルに固定するにあたっては、鍔部224の溝224aにOリング225が配置された状態でこの第1コネクタ10をパネルの孔に差し込み、鍔部224とナットとでパネルを挟むように固定される。これにより、この第1コネクタ10が差し込まれたパネルの孔と、この第1コネクタ10との間も防水される。
【0026】
また、第2コネクタ60も、第1コネクタ10と同様、ハウジング70内に複数本のコンタクト80を収容した構造を有する。
【0027】
各コンタクト80は、第1コネクタ10側の前側ピン部81と第1コネクタ10から離れた側の固定部82とを有する。固定部82は、筒形状を有し、後端部には、図示のように切り欠かれた形状の半田カップ821が形成されている。この半田カップ821には、不図示のワイヤの先端が半田接続される。
【0028】
なお、ここでは、第1コネクタ10のコンタクト30には、回路基板に半田付けされる、ピン形状の接続部322が設けられており、第2コネクタ60のコンタクト80には、ワイヤが半田接続される半田カップ821が設けられている。これは、バリエーションを示すためであって、第1コネクタ10が半田カップ、第2コネクタ60がピン形状の接続部を備えていてもよい。あるいは、第1コネクタ10と第2コネクタ60との双方に、ピン形状の接続部、あるいは、双方に半田カップが設けられていてもよい。
【0029】
また、第2コネクタ60のコンタクト80の固定部82は、第1コネクタ10のコンタクト30の固定ピン32と同様、その長手方向の一部に、太径に形成された支持部82aを有する。さらに、これも第1コネクタ10と同様、ハウジング70は、金属ハウジング71と絶縁ハウジング72とを有する。絶縁ハウジング72は、前方の第1ハウジング721と後方の第2ハウジング722とからなる。そして、第2ハウジング722に、固定部82の、太径に形成された支持部82aが圧入されることで、固定部82を固定支持している。
【0030】
また、コンタクト80の前側ピン部81には、第1コネクタ10側から見たときの後方に位置する太径部81aと前方に位置する太径部81bとの2つの太径部が形成されている。この前側ピン部81の先端には、
図1に示した第1コネクタ10のコンタクト30の先端に向いた平面形状を成すパッド81cが形成されている。
【0031】
さらに、この第2コネクタ60には、シール部材90が備えられている。なお、見易さのためにシール部材90の断面のハッチングを省略している。このシール部材90は、第1コネクタ10のシール部材50と同様、いわゆるファミリーシールと呼ばれる単一の部品である。このシール部材90の前面91は、前側ピン部81の先端のパッド81cと同一面を成し、また、後面92には、前側ピン部81の太径部81bが当接している。
【0032】
また、この第2コネクタ60には、さらに、ハウジング70を取り巻く、略円周形状の外殻100が備えられている。この外殻100は、ハウジング70に対し所定角度以内で回転自在となっていて、ここには、この第2コネクタ60を第1コネクタ10に嵌合させるための、いわゆるバヨネット式の取付構造が構成されている。
【0033】
図2は、嵌合途中の段階の第1コネクタと第2コネクタの外観斜視図である。
【0034】
第1コネクタ10に第2コネクタ60を嵌合させるにあたっては、第2コネクタ60の向きを、外殻100のカム溝101の入口101aがボス212に向き合うように第1コネクタ10に合わせる。そして、この
図2に示すように、ボス212がカム溝101内に挿し込まれるように外殻100を第1コネクタ10に押し当てる。そして、外殻100を第1コネクタ10に押し当てたまま、外殻100を矢印Aの向きに回転させる。すると、この外殻100の回転により、ボス212がカム溝101の奥まで移動する。その段階で、外殻100から手を離すと、ボス212がカム溝101の窪み部101bに入り込み、第2コネクタ60が第1コネクタ10に安定的に接続された状態となる。第2コネクタ60を第1コネクタ10から取り外すときは、これとは逆向きの操作が行われる。すなわち、外殻100を第1コネクタ10側に押し込むことでボス212を窪み部101bから外し、矢印Aの向きとは逆向きに回して手を離す。これにより、第2コネクタ60が第1コネクタ10から取り外される。
【0035】
図3は、
図2より嵌合が浅い段階にある第1コネクタおよび第2コネクタの断面斜視図である。
【0036】
第2コネクタ60を第1コネクタ10に嵌合させる過程で、先ずは、第1コネクタ10のコンタクト30の先端311a(
図1参照)が第2コネクタ60のコンタクト80の先端のパッド81cに突き当てられる。そして、コイルスプリング40を押し縮めながら、コンタクト30のスライドピン31は、その先端311a(
図1参照)がシール部材50の前面51(
図1参照)と同じ位置となるまで後方へスライドする。これによりコンタクト30,80どうしが所定の接触圧で接触し、電気的に導通した状態となる。
【0037】
以上で第1実施形態の説明を終了し、次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の第2実施形態の説明については、第1実施形態における図面に付した符号と同一の符号を付して示し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0038】
図4は、本発明の第2実施形態としての第1コネクタ、およびその第1コネクタと組み合う第2コネクタの、非嵌合状態の断面斜視図である。
【0039】
この
図4に示す第1コネクタ10’には、各コンタクト30の先端部の先端に、パッド314が設けられている。このパッド314は、相手コネクタである第2コネクタ60’のコンタクト80の先端に向いた平面形状を成すパッドである。
【0040】
この
図4に示す第1コネクタ10’の、
図1に示した第1コネクタ10との相違点は、このパッド314が設けられている点のみである。
【0041】
また、この
図4に示す第2コネクタ60’を構成しているコンタクト80の前側ピン部81の先端811は、先が第1コネクタ10’に向かって突き出たピン形状となっている。この先端811には、
図2に示す第2コネクタ60に設けられていたパッド81cは形成されていない。そして、この
図4におけるコンタクト80の前側ピン部81の先端811は、シール部材90の前面91よりも僅かに突き出ている。あるいは、前側ピン部81の先端811はシール部材90の前面91と同一面あるいは僅かに引っ込んだ面としてもよい。この場合は、シール部材90の、前側ピン部81が挿し込まれる孔の、前面91側の一部分について、
図4に示す第1コネクタ10’のコンタクト30のパッド314を入り込ませる広さの開口とする。
【0042】
図4に示す第2実施形態の第1コネクタ10’に、その相手コネクタである第2コネクタ60’を嵌合させる。すると、第1コネクタ10’のコンタクト30の先端のパッド314が第2コネクタ60’のコンタクト80の先端811に突き当たる。そして、第1コネクタ10’のパッド314が押されて後方へスライドする。
【0043】
このように、第1コネクタ10’にパッド314を備え、そのパッド314を、第2コネクタ60’のコンタクト80のピン形状の先端811が押す構成としてもよい。
【0044】
以上の第1実施形態および第2実施形態のいずれにおいても、いわゆるポゴピンが配列されたコネクタと比べ、ポゴピンと同じ機能を満たしつつ小ピッチ化を可能とし、しかも水の浸入が防止されたコネクタが実現する。
【符号の説明】
【0045】
10,10’ 第1コネクタ
20 ハウジング
21 金属ハウジング
211 内周面
212 ボス
213 雄ねじ
22 絶縁ハウジング
22a 第2空洞(空洞)
224 鍔部
224a 溝
225 Oリング
30 コンタクト
31 スライドピン
311 前端部
311a 先端
312 太径部
313 後端部
314 パッド
32 固定ピン
321 筒状部
321a 支持部
322 接続部
40 コイルスプリング
50 シール部材
51 前面
60,60’ 第2コネクタ
70 ハウジング
71 金属ハウジング
72 絶縁ハウジング
80 コンタクト
81 前側ピン部
81a,81b 太径部
81c パッド
811 先端
82 固定部
82a 支持部
821 半田カップ
90 シール部材
91 前面
92 後面
100 外殻
101 カム溝
101a カム溝の入口
101b カム溝の窪み部