(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-61985(P2020-61985A)
(43)【公開日】2020年4月23日
(54)【発明の名称】育苗箱移載装置
(51)【国際特許分類】
A01G 9/00 20180101AFI20200331BHJP
B65G 47/52 20060101ALI20200331BHJP
B65G 15/32 20060101ALI20200331BHJP
A01G 9/06 20060101ALI20200331BHJP
【FI】
A01G9/00 N
B65G47/52 A
B65G15/32
A01G9/06
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-196672(P2018-196672)
(22)【出願日】2018年10月18日
(71)【出願人】
【識別番号】391005134
【氏名又は名称】オギハラ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092691
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 勇治
(74)【代理人】
【識別番号】100199543
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 隆史
(72)【発明者】
【氏名】荻原 潔
【テーマコード(参考)】
2B327
3F024
3F044
【Fターム(参考)】
2B327TC07
2B327TC15
2B327TC19
2B327XA02
3F024AA19
3F024CA04
3F024CB03
3F044AA11
3F044CD01
3F044CF02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】箱洗浄機により洗浄された育苗箱は順次移送洗浄され、洗浄後の育苗箱は箱移載部により自動的に箱段積機に受け渡され、受け渡された育苗箱を箱段積機により順次連続的に段積することができ、育苗箱の洗浄作業及び段積作業の作業性を向上することができ、作業者の労苦を軽減する事ができ、育苗箱の使用量の増加に伴う育苗箱の洗浄作業の増加にも対応することができる育苗箱移載装置を提供する。
【解決手段】育苗箱Wを順次移送洗浄する箱洗浄機Aと育苗箱Wを複数個順次段積する箱段積機Bとの間に配置され、箱洗浄機Aから順次送出される育苗箱Wを箱段積機へと受け渡す箱移載部Cを備えてなる育苗箱移載装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
育苗箱を順次移送洗浄する箱洗浄機と該育苗箱を複数個順次段積する箱段積機との間に配置され、該箱洗浄機から順次送出される育苗箱を上記箱段積機へと受け渡す箱移載部を備えてなることを特徴とする育苗箱移載装置。
【請求項2】
上記箱移載部は上記箱洗浄機から順次送出される育苗箱を落送可能な箱落送部、及び、該箱落送部から落送される育苗箱を該箱段積機の段積位置に受渡可能な移載コンベヤ部からなることを特徴とする請求項1記載の育苗箱移載装置。
【請求項3】
上記移載コンベヤ部はゴムベルトからなる循環ベルトを備えてなることを特徴とする請求項2記載の育苗箱移載装置。
【請求項4】
上記移載コンベヤ部はコンベヤ枠、該コンベヤ枠に架設された駆動ロール、従動ロール及び該駆動ロールと該従動ロールとに掛回された循環ベルトからなることを特徴とする請求項2又は3記載の育苗箱移載装置。
【請求項5】
上記循環ベルトはゴム板の両端部が相互に面ファスナにより止着されてなる環状のゴムベルト構造であることを特徴とする請求項3又は4記載の育苗箱移載装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は箱洗浄機で洗浄された複数個の育苗箱を箱段積機で連続的に段積する際に用いられる育苗箱移載装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の育苗箱洗浄機として、育苗作業後の泥土が付着している育苗箱を入口部から順次送入し、入口部と出口部との搬送経路途中の上下位置に洗浄ブラシを回転自在に複数個配置し、入口部から出口部へと搬送される育苗箱の表裏面を洗浄ブラシにより順次洗浄する構造のものが知られている。又、この種の育苗箱段積機として、育苗箱を箱段積機の段積位置に搬送し、段積位置に搬送された最下層の育苗箱を持上機構により持ち上げ、持ち上げられた育苗箱を保持機構により持上位置で一旦保持し、これら育苗箱の段積位置への搬送、段積位置の最下層の育苗箱の持ち上げ及び持ち上げられた育苗箱の持上位置での一旦保持の繰返動作により最下層の育苗箱を順次1個宛上方に持ち上げ、最下層の育苗箱の持ち上げにより複数個の育苗箱を順次持ち上げて積み重ねて段積し、よって、複数個の育苗箱の段積により複数個の育苗箱の運搬作業や各種の処理作業を容易にした構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018−64488
【特許文献2】特開2016−74496
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来構造の場合、育苗作業後の泥土が付着した育苗箱を育苗箱洗浄機により洗浄するに際し、育苗箱を育苗箱洗浄機の入口部に順次送入し、洗浄された育苗箱は出口部から送出され、出口部に貯留部が配設され、出口部から送出された育苗箱は貯留部で1個宛、順次立掛け状に複数個貯留される構造とされ、一方、育苗箱洗浄機の貯留部に貯溜された育苗箱は貯留部から人為的に1個宛、取り出され、育苗箱は1個宛、手作業により育苗箱段積機の段積位置に運搬され、手作業により段積位置に運搬された育苗箱は育苗箱段積機により段積され、育苗箱洗浄機から育苗箱段積機への育苗箱の人為的な受渡し作業の繰り返しにより育苗箱の段積作業が行われることになり、このため、育苗箱の洗浄作業及び段積作業の作業性が低下すると共に作業者に労苦を強いることがあり、近年、育苗箱の使用量の増加に伴う育苗箱の洗浄作業が増加し、非常に多数の育苗箱を洗浄する必要性が生じ、一層、洗浄作業及び段積作業の作業性が低下すると共に作業者に労苦を強いることがあるという不都合を有している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、育苗箱を順次移送洗浄する箱洗浄機と該育苗箱を複数個順次段積する箱段積機との間に配置され、該箱洗浄機から順次送出される育苗箱を上記箱段積機へと受け渡す箱移載部を備えてなることを特徴とする育苗箱移載装置にある。
【0006】
又、請求項2記載の発明は、上記箱移載部は上記箱洗浄機から順次送出される育苗箱を落送可能な箱落送部、及び、該箱落送部から落送される育苗箱を該箱段積機の段積位置に受渡可能な移載コンベヤ部からなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記移載コンベヤ部はゴムベルトからなる循環ベルトを備えてなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記移載コンベヤ部はコンベヤ枠、該コンベヤ枠に架設された駆動ロール、従動ロール及び該駆動ロールと該従動ロールとに掛回された循環ベルトからなることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記循環ベルトはゴム板の両端部が相互に面ファスナにより止着されてなる環状のゴムベルト構造であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、上記箱洗浄機により洗浄された育苗箱は順次移送洗浄され、洗浄後の育苗箱は箱移載部により自動的に上記箱段積機に受け渡され、受け渡された育苗箱を箱段積機により順次連続的に段積することができ、育苗箱の洗浄作業及び段積作業の作業性を向上することができ、作業者の労苦を軽減することができ、育苗箱の使用量の増加に伴う育苗箱の洗浄作業の増加にも対応することができる。
【0008】
又、請求項2記載の発明にあっては、上記箱移載部は上記箱洗浄機から順次送出される育苗箱を落送可能な箱落送部、及び、箱落送部から落送される育苗箱を箱段積機の段積位置に受渡可能な移載コンベヤ部からなるので、箱洗浄機から順次洗浄されてくる育苗箱は箱落送部により移載コンベヤ部に落送され、育苗箱は移載コンベヤ部により箱段積機の段積位置に受渡移送され、これにより箱移載部の構造を簡素化することができると共に箱洗浄機からの育苗箱を順次連続して円滑に箱段積機に受渡移送することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記移載コンベヤ部はゴムベルトからなる循環ベルトを備えてなるから、箱移載部の箱落送部から移載コンベヤ部への落送受渡移送における育苗箱の損傷を防ぐことができると共に育苗箱を円滑に移送することができる。
【0009】
又、請求項4記載の発明にあっては、上記移載コンベヤ部はコンベヤ枠、コンベヤ枠に架設された駆動ロール、従動ロール及び駆動ロールと従動ロールとに掛回された循環ベルトからなるので、移載コンベヤ部の構造を簡素化することができると共に箱洗浄機からの育苗箱を順次連続して円滑に箱段積機に受渡移送することができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記循環ベルトはゴム板の両端部が相互に面ファスナにより止着されてなる環状のゴムベルト構造であるから、上記循環ベルトを容易に配置することができ、循環ベルトの取替交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【
図4】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【
図6】本発明の実施の形態例の部分分離斜視図である。
【
図7】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【
図9】本発明の実施の形態例の部分後断面図である。
【
図10】本発明の実施の形態例の使用状態の部分側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1乃至
図10は本発明の実施の形態例を示し、大別して、育苗箱Wを順次移送洗浄する箱洗浄機Aと、複数個の育苗箱W・・を順次段積する箱段積機Bとの間に配置され、箱洗浄機Aから順次送出される複数個の育苗箱W・・を上記箱段積機Bへと受け渡す箱移載部Cを備えて構成されている。
【0012】
上記育苗箱Wとして、合成樹脂製にして、四角板状の底板部W
1の周囲四辺縁部に立上壁部W
2が形成され、底板部に複数個の排水穴W
3・・が形成された箱トレイ状の構造とされている。
【0013】
上記箱洗浄機Aは、この場合、
図1の如く、洗浄機体1の入口部1a及び出口部1bの上下位置に上記育苗箱Wを入口部1aから出口部1bへの搬送経路上で搬送可能な搬送ロール2・・が配設され、育苗箱Wの搬送経路に上下一対の洗浄ブラシ3・3を複数組配置し、かつ、洗浄ブラシ3・3間に搬送される育苗箱Wの搬送経路途中に育苗箱Wの表面側及び裏面側に洗浄水を噴射可能な複数個の噴射ノズル4・・が配設され、噴射ノズル4・・に図示省略の圧送ポンプが接続され、圧送ポンプにより噴射ノズル4・・から高圧な水Mが噴射されるように構成されている。
【0014】
また、上記箱段積機Bは、この場合、
図7、
図8、
図9、
図10の如く、搬送機体5、搬送機構6、持上機構7及び保持機構8を備えてなり、上記搬送機体5は左右のフレーム5a・5a、連結桟5b・5b、脚杆5c・5cからなり、上記搬送機構6は作動用モータ6a、入側搬送ロール6b、出側搬送ロール6c、2個の搬送チェーン6d・6eからなり、作動用モータ6aにより入側搬送ロール6b及び出側搬送ロール6cは2個の搬送チェーン6d・6eを介して回転駆動され、上記持上機構7は搬送機体5の育苗箱Wの搬送終端位置としての後部位置に配置され、左右のフレーム5a・5a間に前後2個の支点回動軸7a・7aが回転自在に架設され、支点回動軸7a・7aに持上アーム7b・7bが突設され、持上アーム7b・7bに持上ロール7c・7cが設けられ、支点回動軸7a・7aは上記作動用モータ6aにより作動チェーン7d、一対の変向用歯車7e・7f、作動チェーン7gを介して回転駆動され、上記保持機構8は育苗箱Wの上昇を許容すると共に育苗箱Wの四隅部底面に当接保持して下降を制限する4個の保持板材8a・・、バネ部材8b・・及び保持枠8c・・からなり、
図7、
図10の如く、支点回動軸7a・7aの回動により前後一対の持上ロール7c・7cは互いに外回りの逆方向に持上回動し、段積位置B
1に搬送された育苗箱Wは持上ロール7c・7cにより持ち上げられ、持ち上げ時に4個の保持板材8a・・はバネ部材8bに抗して反り動作し、保持板材8a・・の反り動作により育苗箱Wの上昇が許容され、上昇後、育苗箱Wは保持機構8の4個の保持板材8a・・上に載置されて持上位置B
2で保持され、これら育苗箱Wの段積位置B
1への搬送、段積位置B
1の最下層の育苗箱Wの持ち上げ及び持ち上げられた育苗箱Wの持上位置B
2での一旦保持の繰返動作により複数個の育苗箱W・・を1個宛順次上方に持ち上げ、最下層の段積位置B
1の育苗箱Wの持ち上げにより複数個の育苗箱W・・を順次持ち上げて積み重ねて段積するように構成している。
【0015】
また、この場合、上記箱移載部Cは、
図1、
図2、
図3、
図4、
図5の如く、上記箱洗浄機Aから順次送出される育苗箱Wを落送可能な箱落送部C
1、及び、箱落送部C
1から落送される育苗箱Wを箱段積機Bの段積位置B
1に受渡可能な移載コンベヤ部C
2から構成されている。
【0016】
この場合、上記箱落送部C
1は、
図1、
図2、
図3の如く、落送機体9を備えてなり、落送機体9は落送フレーム9a・9a、桟杆9b・9b及び支持ロール9c・9cからなり、落送フレーム9a・9aの上端部に箱洗浄機Aの出口部1bに配設された掛横杆1cに引掛可能な鉤状の引掛部9dが形成され、落送フレーム9a・9aの下端部に上記箱段積機Bの搬送機体5の左右のフレーム5a・5aに形成された係止穴部5d・5dに挿通係止可能な係止杆9eをもつ係止片9fを取り付け、落送フレーム9a・9aにガイド板9g・9gを立設し、落送機体9を箱洗浄機Aと箱段積機Bとの間に傾斜状に架設し、上記箱落送部C
1を傾斜配置し、箱洗浄機Aからの育苗箱Wを箱段積機Bに自重で落送して移載するように構成している。
【0017】
又、上記移載コンベヤ部C
2は、
図4、
図5、
図6の如く、上記箱段積機Bの搬送機体5の左右のフレーム5a・5aの育苗箱Wの搬送開始位置としての前部位置に延長形成されたコンベヤ枠10・10、左右のフレーム5a・5aの延長部分としてのコンベヤ枠10・10に従動ロール5e、遊転ロール5f及び駆動ロール5gを配置し、従動ロール5e・遊転ロール5fの軸間に受板部材5hを掛渡配置し、駆動ロール5gと従動ロール5eとの間に循環ベルトKが掛回され、駆動ロール5gは上記作動用モータ6aにより上記搬送チェーン6dを介して回転駆動され、駆動ロール5gの回転駆動により循環ベルトKを循環回動して育苗箱Wを上記搬送機構6の入側搬送ロール6b及び出側搬送ロール6cと協動して育苗箱Wを段積位置B
1に搬送するように構成している。
【0018】
この場合、上記循環ベルトKはゴムベルトからなり、ゴム板の両端部に面ファスナFの一対のファスナ部F
1・F
2が着脱自在に止着され、一対のファスナ部F
1・F
2を相互に止着した構造となっている。
【0019】
この実施の形態例は上記構成であるから、
図1の如く、箱洗浄機Aの入口部1aから送入された育苗箱Wは搬送経路途中の回転する複数組の洗浄ブラシ3・3及び噴射ノズル4・・からの高圧な水Mにより洗浄されて出口部1bから送出され、洗浄された育苗箱Wは上記箱段積機Bに箱移載部Cにより順次受け渡され、
図7の如く、箱移載部Cにより箱段積機Bに受け渡された育苗箱Wは箱段積機Bの段積位置B
1に搬送され、
図10の如く、段積位置B
1に搬送された最下層の育苗箱Wは持上機構7により持ち上げられ、持ち上げられた育苗箱Wは保持機構8により持上位置B
2で一旦保持され、これら育苗箱Wの段積位置B
1への搬送、段積位置B
1の最下層の育苗箱Wの持ち上げ及び持ち上げられた育苗箱Wの持上位置B
2での一旦保持の繰返動作により複数個の育苗箱W・・は順次1個宛上方に持ち上げられて段積されることになる。
【0020】
したがって、上記箱洗浄機Aにより洗浄された育苗箱Wは順次移送洗浄され、洗浄後の育苗箱Wは箱移載部Cにより自動的に上記箱段積機Bに受け渡され、受け渡された育苗箱Wを箱段積機Bにより順次連続的に段積することができ、育苗箱Wの洗浄作業及び段積作業の作業性を向上することができ、作業者の労苦を軽減する事ができ、育苗箱Wの使用量の増加に伴う育苗箱Wの洗浄作業の増加にも対応することができる。
【0021】
又、この場合、
図2、
図4の如く、上記箱移載部Cは上記箱洗浄機Aから順次送出される育苗箱Wを落送可能な箱落送部C
1、及び、箱落送部C
1から落送される育苗箱Wを箱段積機Bの段積位置B
1に受渡可能な移載コンベヤ部C
2からなるので、箱洗浄機Aから順次洗浄されてくる育苗箱Wは箱落送部C
1により自重で滑走して移載コンベヤ部C
2に落送され、育苗箱Wは移載コンベヤ部C
2により箱段積機Bの段積位置B
1に受渡移送され、これにより箱移載部Cの構造を簡素化することができると共に箱洗浄機Aからの育苗箱Wを順次連続して円滑に箱段積機Bに受渡移送することができ、又、この場合、
図4の如く、上記移載コンベヤ部C
2はゴムベルトからなる循環ベルトKを備えてなるから、箱移載部Cの箱落送部C
1から移載コンベヤ部C
2への落送受渡移送における育苗箱Wの損傷を防ぐことができると共に育苗箱Wを円滑に移送することができる。
【0022】
又、この場合、
図4、
図5の如く、上記移載コンベヤ部C
2はコンベヤ枠10・10、コンベヤ枠10・10に架設された駆動ロール5g、従動ロール5e及び駆動ロール5gと従動ロール5eとに掛回された循環ベルトKからなるので、移載コンベヤ部C
2の構造を簡素化することができると共に箱洗浄機Aからの育苗箱Wを順次連続して円滑に箱段積機Bに受渡移送することができ、又、この場合、
図6の如く、上記循環ベルトKはゴム板の両端部が相互に面ファスナFにより止着されてなる環状のゴムベルト構造であるから、上記循環ベルトKを容易に配置することができ、循環ベルトKの取替交換を容易に行うことができる。
【0023】
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、育苗箱W、箱洗浄機A、箱段積機B、箱移載部C、箱落送部C
1、移載コンベヤ部C
2、面ファスナFの構造や形状、数等は適宜変更して設計されるものである。
【0024】
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【符号の説明】
【0025】
W 育苗箱
A 箱洗浄機
B 箱段積機
B
1 段積位置
C 箱移載部
C
1 箱落送部
C
2 移載コンベヤ部
K 循環ベルト
F 面ファスナ
5e 従動ロール
5g 駆動ロール
10 コンベヤ枠