(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-62703(P2020-62703A)
(43)【公開日】2020年4月23日
(54)【発明の名称】C型クランプ
(51)【国際特許分類】
B25B 5/10 20060101AFI20200331BHJP
F16B 2/12 20060101ALI20200331BHJP
【FI】
B25B5/10
F16B2/12 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2018-194704(P2018-194704)
(22)【出願日】2018年10月16日
(71)【出願人】
【識別番号】301064389
【氏名又は名称】早野 民生
(72)【発明者】
【氏名】早野 民生
【テーマコード(参考)】
3C020
3J022
【Fターム(参考)】
3C020EE01
3J022DA12
3J022EA41
3J022FA02
3J022FB06
3J022FB12
3J022GA12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】C型クランプの面倒とされる締め付ける・緩めるの操作を迅速に行うことを可能とする。
【解決手段】C型クランプのボルト1頭部に十字又は六角のねじ穴2を設ける。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボルト頭部に十字又は六角のねじ穴を設けたC型クランプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作が面倒で作業効率が悪いといわれるシャコ万とも称されるC型クランプに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、C型クランプは、ボルトに設けられたハンドルでボルトをひたすら回さないと締め付ける・緩めるの操作ができないのが地味に時間かかってつらく面倒で作業効率が悪いとされ、C型クランプに関する様々な説明資料にもそのような記述が散見される。
【0003】
この改善策として、ボルトの頭を電動ドライバーのソケットが挿嵌できる六角形頭に形成し、さらに作業中にシャコ万力の脱落防止として、六角形頭の略中央に電動ドライバーソケットから抜け落ち防止にソケットロック用凹部を設けるとする方法がある。しかしながら、この方法では、電動ドライバーソケットへの抜き差しに両手を使っての2段階の操作が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−125924
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、この面倒とされるこれらの操作を迅速に行えることを可能とする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
C型クランプのボルト頭部に十字又は六角のねじ穴を設ける。
【発明の効果】
【0008】
この発明は、電動ドライバーにセットされたビットの先端を単に接触させるだけで、C型クランプの締め付け、緩めの操作を素早く行うことが可能となる。
【0009】
ことに、多数のC型クランプを使用する人たちは、電動ドライバー等を所持している場合が多いため、このような人たちにとっては、より効果は鮮明となる。
【0010】
さらに、一部で採用されている、ボルト頭部そのものを六角にし、レンチ類で最後の強力な締めを可能としたものと組み合わせることにより、ハンドルが不要となり、服や手袋などを引っ掛けたりする危険性が減少する効果も期待される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2】本発明のC型クランプのボルト頭部に設けた十字のねじ穴の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
電動ドライバー類を用いて、このねじ穴を用いて締め付ける・緩めるの操作を行う。
【0013】
最後の強力な締め付けのみハンドルを用いて行う。
【実施例】
【0014】
電動ドライバー類を用いて、このねじ穴を用いて締め付ける・緩めるの操作を行う。
【産業上の利用可能性】
【0015】
木工作業等において、C型クランプを複数使用する人たちは、電動ドライバー等を所持している場合が多いため、このような人たちにとっては、より効果は鮮明となる。
【符号の説明】
【0016】
1 ボルト部
2 ねじ穴
3 ハンドル