特開2020-63665(P2020-63665A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社新日本コンサルタントの特許一覧 ▶ 株式会社フルテックの特許一覧 ▶ 公立大学法人 富山県立大学の特許一覧 ▶ 富山県の特許一覧

<>
  • 特開2020063665-構造物検査装置 図000003
  • 特開2020063665-構造物検査装置 図000004
  • 特開2020063665-構造物検査装置 図000005
  • 特開2020063665-構造物検査装置 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-63665(P2020-63665A)
(43)【公開日】2020年4月23日
(54)【発明の名称】構造物検査装置
(51)【国際特許分類】
   E03F 7/00 20060101AFI20200331BHJP
【FI】
   E03F7/00
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-16148(P2020-16148)
(22)【出願日】2020年2月3日
(62)【分割の表示】特願2015-141956(P2015-141956)の分割
【原出願日】2015年7月16日
(71)【出願人】
【識別番号】515195440
【氏名又は名称】株式会社新日本コンサルタント
(71)【出願人】
【識別番号】515196539
【氏名又は名称】株式会社フルテック
(71)【出願人】
【識別番号】515157758
【氏名又は名称】公立大学法人 富山県立大学
(71)【出願人】
【識別番号】000236920
【氏名又は名称】富山県
(74)【代理人】
【識別番号】100095430
【弁理士】
【氏名又は名称】廣澤 勲
(72)【発明者】
【氏名】勝俣 徹
(72)【発明者】
【氏名】平野 圭一
(72)【発明者】
【氏名】古村 崇
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 始
(72)【発明者】
【氏名】金森 直希
【テーマコード(参考)】
2D063
【Fターム(参考)】
2D063EA03
(57)【要約】
【課題】インフラ構造物の表面を容易に撮影することができ、特に作業者が入れない狭小空間での検査に適した構造物検査装置を提供する。
【解決手段】水に浮かび、複数のスクリュー40に駆動されて任意の方向に移動可能なフロート部34と、フロート部34に取り付けられ、下水管路30の上側内面を下方から撮影するカメラ36と、カメラ36及びスクリュー40の動作を制御する制御部38とを備える。フロート部34は、上向きに膨出した半球形状に形成され、その頭頂部にカメラ36が取り付けられている。カメラ36のブレを補正するブレ補正装置を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インフラ構造物である管渠の状態を検査する構造物検査装置において、
水に浮かび、複数のスクリューに駆動されて任意の方向に移動可能なフロート部と、前記フロート部に取り付けられ、前記管渠の上側内面を下方から撮影するカメラと、前記カメラ及び前記スクリューの動作を制御する制御部とを備え、
前記フロート部は、上向きに膨出した半球形状に形成され、その頭頂部に前記カメラが取り付けられていることを特徴とする構造物検査装置。
【請求項2】
前記カメラは、当該カメラのブレを補正するブレ補正装置を備えている請求項1記載の構造物検査装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記フロート部に搭載された本体と、遠隔操作用の外部コントローラとを備えている請求項1又は2記載の構造物検査装置。
【請求項4】
前記制御部の本体と前記外部コントローラは、ワイヤレスで接続されている請求項3記載の構造物検査装置。
【請求項5】
前記カメラは、上半球の任意の角度を撮影するためのカメラ角度可変装置を備えている請求項1又は2記載の構造物検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、河川や水路上に架設された橋梁等のインフラ構造物の状態を検査するための構造物検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、橋梁等の劣化や損傷の状態を検査するための構造物検査装置として、例えば特許文献1に開示されているように、橋梁の下面を撮影するためのカメラと、先端部に前記カメラが取り付けられ、カメラを橋梁の下方に配置するL字状アームと、前記L字状アームの基端部を支持すると共に橋梁上の路面を走行可能な台車とを備えた橋梁設備点検装置があった。
【0003】
また、特許文献2に開示されているように、橋梁の下面を撮影するためのCCDカメラと、前記CCDカメラが搭載され、橋梁の橋桁の下面に設置された案内レールを移動自在な移動装置とを備えた塗膜劣化診断システムがあった(特許文献2の実施の形態1)。また、実施の形態3には、上記のCCDカメラを飛行船に搭載し、飛行船の操縦及びCCDカメラの制御を遠隔地の管理者が無線で行う形態も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−90072号公報
【特許文献2】特開2005−283519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
検査対象のインフラ構造物である橋梁は、川幅が広い一級河川等に架設された大規模橋梁(例えば、橋長が数十m以上の橋梁)や、川幅が狭い河川や用水路等に架設された小規模橋梁(例えば、橋長が10m以下の橋梁)があり、設置数は小規模橋梁の方が圧倒的に多い。その他のインフラ構造物として、例えば、地中に埋設された下水管路があり、直径が数m以上の大型のものや、直径が1〜2m以下の小型のものがある。
【0006】
特許文献1の橋梁設備点検装置は、大規模橋梁の検査に使用できるが、小規模橋梁の検査には適さない場合がある。例えば、橋脚の高さが水面から数十cm程度の小型の橋梁は、橋梁下の空間が狭いため、L字状アームでカメラ位置を自由に移動させるのは難しい。また、この橋梁設備点検装置の構造は、地中に埋設された小型の下水管路の検査には使用できない。
【0007】
特許文献2の塗膜劣化診断システムの実施の形態1は、小規模橋梁の下や小型下水道管路の内側の狭い空間にも設置可能であるが、専用の案内レール及び移動装置をインフラ構造物ごとに固定的に設置しなければならない。したがって、インフラ構造物ごとに設置するのに手間が掛かり、設置費用も高額になってしまう。また、特許文献2の実施の形態3は、狭い空間に飛行船を飛ばすのが難しいため、小規模橋梁や小型下水道管の検査に適用することはできない。
【0008】
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、橋梁や管渠等のインフラ構造物の表面を容易に撮影することができ、特に作業者が入れない狭小空間での検査に適した構造物検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、インフラ構造物である管渠の状態を検査する構造物検査装置であって、水に浮かび、複数のスクリューに駆動されて任意の方向に移動可能なフロート部と、前記フロート部に取り付けられ、前記管渠の上側内面を下方から撮影するカメラと、前記カメラ及び前記スクリューの動作を制御する制御部とを備え、前記フロート部は、上向きに膨出した半球形状に形成され、その頭頂部に前記カメラが取り付けられている構造物検査装置である。
【0010】
前記カメラは、当該カメラのブレを補正するブレ補正装置を備えていることが好ましい。
【0011】
また、前記制御部は、前記フロート部に搭載された本体と、遠隔操作用の外部コントローラとを備えていることが好ましい。
【0012】
さらに、前記制御部の本体と前記外部コントローラは、ワイヤレスで接続されていることが好ましい。
【0013】
前記カメラは、上半球の任意の角度を撮影するためのカメラ角度可変装置を備えている構成にしてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の構造物検査装置は、インフラ構造物である管渠の表面を容易に撮影することができ、例えば、小型下水道管路の内側等の作業者が入れない狭小空間でも検査が可能である。
【0015】
さらに本発明の構造物検査装置は、インフラ構造物ごとに固定的に設置する必要がなく、コストもかからない。しかも、構造がシンプルかつコンパクトなので、1つのインフラ構造物の検査が終了すると、次の現場に容易に移送して検査を行うことができる。したがって、検査対象のインフラ構造物の数が多い場合でも、順番に効率よく検査することができ、検査のための費用も最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】構造物検査装置の一実施形態を示す平面図(a)、A−A断面図(b)、カメラ及び走行装置の部分を拡大した図(c)である。
図2】この実施形態の構造物検査装置を使用し、水路上に架設された小規模橋梁の検査を行う様子を示す図である。
図3】本発明の構造物検査装置の一実施形態を示す平面図(a)、正面図(b)である。
図4】本発明の実施形態の構造物検査装置を使用し、地中の小型下水道管路の検査を行う様子を示す図(a)、B−B断面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
先ず構造物検査装置の一実施形態について、図1図2に基づいて説明する。この実施形態の構造物検査装置10は、インフラ構造物の中で、特に、幅が狭い河川や水路等に架設された小規模な橋梁の検査に好適な装置である。
【0018】
構造物検査装置10は、図1に示すように、河川や水路を流れる水14に浮かぶフロート部16、フロート部16上に設けられ、橋梁12の下面の静止画像を撮影する複数のカメラ18と、カメラ18等の動作を制御する制御部20とを備えている。
【0019】
フロート部16は、水14に浮く樹脂発泡体等で成る略長方形の板であり、その上側に、広い平坦面16aが形成され、平坦面16aの周縁部に側壁16bが立設されている。ここでは、フロート部16の長辺の長さが橋梁12の橋幅に対して、例えば数分の一以下の短いもので良く、短辺の長さは長辺の約1/3程度に設定されている。また、フロート部16の片方の短辺の両端部に2つのロープ21(1)が一対に取り付けられ、他方の短辺の両端部にも2つのロープ21(2)が一対に取り付けられている。
【0020】
カメラ18及び制御部20は、装置本体22aの両側に車輪が設けられた走行装置22(移動装置)に取り付けられている。走行装置22は、フロート部16の平坦面16a上を長手方向に往復移動可能であり、側壁16bを乗り越えて移動することはできない。走行装置22の動作は、装置本体22a上に搭載された制御部20により制御される。
【0021】
複数のカメラ18は、フロート部16の短辺より僅かに短い横フレーム24に均等間隔に配され上向きに固定され、横フレーム24及びブレ補正装置26を介して装置本体22a上に取り付けられている。カメラ18の数は例えば5つであり、各カメラ18の視野範囲が隣のカメラ18の視野範囲と重なるように設定されている。カメラ18が取り付けられたブレ補正装置26は、カメラ16のブレを補正する装置であり、横フレーム24をフロート部16の短辺とほぼ平行な向きに支持し、撮影時に、内蔵する振動ジャイロ等の制御機構により横フレーム24の振動を検出し、各カメラ18のブレを補正する。なお、フラッシュ機能を備えていないカメラ18を使用する場合は、フロート部16又は横フレーム24に図示しないLEDライトを設置する。カメラ18やブレ補正装置26の動作は、装置本体22a上に搭載された制御部20により制御される。
【0022】
さらに、制御部20は、例えば無線により制御する外部コントローラ20aに接続され、カメラ18及び走行装置22の動作を、ワイヤレスで制御できるよう構成されている。なお、外部コントローラ20aは、有線の装置でも良く、有線の場合、電力ケーブルとともに配線することにより、フロート部16に設置する各装置に供給する電源を省くことができる。
【0023】
構造物検査装置10を使用して検査を行うときは、まず、検査対象の橋梁12がある現場まで構造物検査装置10を搬送し、図2に示すように、フロート部16を水路内の水面14aに浮かべ、フロート部16の長手方向が橋梁12の幅方向と平行になるように配置する。そして、橋梁12上の複数の作業者M1が、橋梁12の川上側からロープ21(1)を、川下側からロープ21(2)をそれぞれ引き上げて保持し、フロート部16を水面14aに浮かせたまま、平坦面16aを橋梁12の下面12aに対向させる。
【0024】
次に、作業者M2が外部コントローラ20aを操作し、平坦面16a上の走行装置22を走らせ、複数のカメラ18で、カメラ18の橋桁方向の撮影可能範囲である下面12aの各部を撮影する。つまり、走行装置22が平坦面16aを長手方向の端から端まで1回移動させる間に、下面12aの橋桁方向幅でフロート部16が対面する画像データを取得することができる。次に、ロープ21(1),21(2)を操作して、フロート16をその長手方向長さ分だけ水面14a上で下流側又は上流側に移動させ、上記同様に平坦面16a上の走行装置22を走らせ、複数のカメラ18で、カメラ18の撮影可能範囲である下面12aの各部を撮影する。これを繰り返して、橋梁12の幅方向の一部の領域である下面12aの撮影を完了する。取得した画像データは、例えば、制御部20のメモリに格納される。
【0025】
下面12aの撮影が終わると、作業者M1がフロート部16を橋桁方向に移動させ、フロート部16の平坦面16aを下面12aに隣接する範囲の橋梁12の下面12bに対向させる。そして、上記と同様に走行装置22及びカメラ18を動作させ、下面12bの画像データを取得する。
【0026】
下面12bの撮影が終わると、同様に、フロート部16の平坦面16aを橋梁12のさらに隣接する領域の下面12cに対向させ、下面12cの画像データを取得する。橋桁方向に橋梁12の下面全体の画像データを取得すると、橋梁12についての検査画像の取得が終了する。この後、取得した橋梁12の下面の画像を解析し、ひび割れやその他疲労状態等を検査する。
【0027】
以上説明したように、構造物検査装置10によれば、小規模な橋梁12下の作業者が入れない狭小空間での検査が可能であり、橋梁12の下面の画像データを容易に取得できる。また、フロート部16が水14に浮いているためカメラ18が揺れることが考えられるが、フロート部16がある程度広い面積を有することにより、水面の小さな揺れによる影響が抑えられ、さらにブレ補正装置26によりカメラ18のブレが補正され、鮮明な画像データを得ることができる。
【0028】
構造物検査装置10は、検査対象の橋梁が複数ある場合に、橋梁ごとに固定的に設置する必要がない。しかも、構造がシンプルかつコンパクトなので、1つの橋梁の検査が終了すると、次の現場に容易に移送して検査を行うことができる。したがって、検査対象の橋梁の数が多い場合でも、順番に効率よく検査することができ、検査のための費用も最小限に抑えることができる。
【0029】
次に、本発明の構造物検査装置の一実施形態について、図3図4に基づいて説明する。この実施形態の構造物検査装置28は、インフラ構造物の中で、地中に埋設された小型の下水管路等の検査に好適な装置である。
【0030】
構造物検査装置28は、図3に示すように、下水管路30を流れる水32に浮かぶフロート部34、フロート部34上に設けられ、下水管路30の内壁面を下方から見た動画を撮影するカメラ36と、カメラ36等の動作を制御する制御部38とを備えている。
【0031】
フロート部34は、水32に浮く略半球形状の装置であり、筐体34aの頭頂部に複数のカメラ36が異なる方角の斜め上向きに取り付けられ、筐体34a内に制御部38が搭載され、筐体34aの側部3箇所にスクリュー40が設けられている。さらに、筐体34aの底部には、水32に浮かんだ時の水平性を確保するための重錘体42が設けられ、重錘体42の下端部に水中カメラ44が取り付けられている。スクリュー40は、それぞれ制御部38によって回転の速度や向きが制御され、フロート部34は、3つのスクリュー40が協働して発生させる推進力により、水面32aを任意の方向に移動することができる。カメラ36及び水中カメラ44は、図示しないブレ補正装置を備え、各カメラ36,44のブレが抑えられ、制御部38によって動作が制御される。
【0032】
また、制御部38には、フロート部34の側部から延びるケーブル46を介して外部コントローラ38aが設けられ、スクリュー40、カメラ36及び水中カメラ44の動作を外部制御できるよう構成されている。また、外部コントローラ38aには撮影した動画がリアルタイムに表示されるディスプレイが設けられている。
【0033】
構造物検査装置28を使用して検査を行うときは、まず、検査対象の下水管路30がある現場まで構造物検査装置28を搬送し、図4(a)、(b)に示すように、例えば上流側のマンホール48aを通じて構造物検査装置28を搬入し、下水管30a内の水32にフロート部34を浮かべる。そして、作業者M3が外部コントローラ38aを操作し、スクリュー40を駆動してフロート部34を任意の位置に移動させ、カメラ36で下水管30aの内壁面の各部を撮影する。作業者M3は、外部コントローラ38aのディスプレイに表示される動画を見ながら操作するので、各部を均等に撮影してもよいし、ひび割れや腐食が進行している特定の部分を重点的に撮影することも可能である。カメラ36で撮影された動画データは、例えば制御部38のメモリに格納される。水中カメラ44についても同様である。このときの構造物検査装置28の位置合わせ等の操作に、ケーブル46を利用しても良く、上記実施形態のロープ21と同様に、ケーブル46を操作して位置調整を行うことも可能である。
【0034】
下水管30aの撮影が終わると、作業者M3は、構造物検査装置28をマンホール48aから搬出し、下水管30aの終端にある下流側のマンホール48bを通じて構造物検査装置28を搬入し、隣の下水管30b内の水32にフロート部34を浮かべる。そして、上記と同様の動作を行って下水管30bの動画データを取得する。
【0035】
以上説明したように、構造物検査装置28によれば、小型の下水管路30のように作業者が入れない狭小空間での検査が可能であり、水道管路30の内壁面の状態を作業者M3がリアルタイムに確認しながら、鮮明な動画データを容易に取得することができる。
【0036】
なお、本発明の構造物検査装置は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、構造物検査装置28は、複数のカメラ36を互いに異なる方角の斜め上向きに取り付けられているが、カメラ角度可変装置を備えた1つのカメラを設け、上半球の任意の位置を撮影できる構成にしてもよい。
【0037】
また、上記2つの実施形態は、いずれも制御部に外部コントローラが設けられ、作業者がカメラ等の動作を外部制御する構成であるが、あらかじめ制御部に移動や撮影用等の所定の検査プログラムをインストールしておき、これを実行させることによって検査が自動的に行われるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0038】
10,28 構造物検査装置
12 橋梁
14,32 水
14a,32a 水面
16,34 フロート部
16a 平坦面
18,36 カメラ
20,38 制御部
20a,38a 外部コントローラ
21(1),21(2) ロープ
22 走行装置
26 ブレ補正装置
30 下水管路(管渠)
30a,30b 下水管
図1
図2
図3
図4