(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-70634(P2020-70634A)
(43)【公開日】2020年5月7日
(54)【発明の名称】軒樋支持具
(51)【国際特許分類】
E04H 15/58 20060101AFI20200410BHJP
E04D 13/064 20060101ALI20200410BHJP
E04D 13/072 20060101ALI20200410BHJP
【FI】
E04H15/58 A
E04D13/064 501R
E04D13/072 501J
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-205662(P2018-205662)
(22)【出願日】2018年10月31日
(71)【出願人】
【識別番号】593178409
【氏名又は名称】株式会社オーティス
(74)【代理人】
【識別番号】110002686
【氏名又は名称】協明国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】北村 昌司
【テーマコード(参考)】
2E141
【Fターム(参考)】
2E141BB01
2E141CC04
2E141DD00
2E141GG10
(57)【要約】
【課題】従来の住宅用の軒樋支持具の支持具本体をテント用に利用できる軒樋支持具を提供する。
【解決手段】テント3を固定するために軒先側に架設された固定フレーム30に固定され、軒樋2をその長手方向の複数個所で支持する軒樋支持具1であって、前記固定フレームに係止される係止部11と、前記テントの裏面31aに当接される支持部13と、前記係止部の下方側に設けられた取付部12とを備え、該取付部は、前記軒樋を支持する支持具本体14が取り付けられる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テントを固定するために軒先側に架設された固定フレームに固定され、軒樋をその長手方向の複数個所で支持する軒樋支持具であって、
前記固定フレームに係止される係止部と、前記テントの裏面に当接される支持部と、前記係止部の下方側に設けられた取付部とを備え、該取付部は、前記軒樋を支持する支持具本体が取り付けられることを特徴とする軒樋支持具。
【請求項2】
請求項1において、
前記支持部は、前記テントの屋根の角度に合わせた傾斜面を有していることを特徴とする軒樋支持具。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記係止部の前記固定フレームと接する面に、滑り止めが設けられていることを特徴とする軒樋支持具。
【請求項4】
請求項1乃至3において、
前記取付部は、前記支持具本体の上下方向の位置調節手段を有することを特徴とする軒樋支持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テントの軒先に取り付けられる軒樋を支持する軒樋支持具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、イベントや祭りなどで野外に設置されるテントに軒樋を取り付けるための軒樋支持具が知られている(たとえば、特許文献1)。このような軒樋がテントに取り付けられることによって、テントの垂れ幕から落ちてくる雨粒が人や物品がぬれてしまうのを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭52−146003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
住宅用の軒樋支持具は、固着具を挿通させるための穴を壁面や屋根などに開けて取り付けられる。そのため、住宅用の軒樋支持具をテントに取り付けることは難しく、特許文献1のようなテント専用品の軒樋支持具が必要となる。しかしながら、特許文献1の軒樋支持具は、テントの固定フレームに取り付けられる係止部と軒樋を支持する支持具本体とが一体に形成されているため、個々の形状の異なる軒樋によってテント専用品の軒樋支持具を用意する必要があり汎用性に欠けている。
【0005】
本発明は、上記の事情を鑑みて提案されたものであり、その目的は、従来の住宅用の軒樋支持具の支持具本体をテント用に利用できる軒樋支持具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の軒樋支持具は、テントを固定するために軒先側に架設された固定フレームに固定され、軒樋をその長手方向の複数個所で支持する軒樋支持具であって、前記固定フレームに係止される係止部と、前記テントの裏面に当接される支持部と、前記係止部の下方側に設けられた取付部とを備え、該取付部は、前記軒樋を支持する支持具本体が取り付けられることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の軒樋支持具は、前記支持部が、前記テントの屋根の角度に合わせた傾斜面を有していることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の軒樋支持具は、前記係止部の前記固定フレームと接する面に、滑り止めが設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の軒樋支持具は、前記取付部が、前記支持具本体の上下方向の位置調節手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の軒樋支持具は、上述した構成とされているため、従来の住宅用の軒樋支持具をテントに取り付けることが可能となる。
【0011】
請求項2に記載の軒樋支持具は、上述した構成とされているため、軒樋支持具の回動を、テントの屋根の裏面に当接している支持部によって抑制できる。
【0012】
請求項3に記載の軒樋支持具は、上述した構成とされているため、軒樋支持具の回動や横滑り等を抑制できる。
【0013】
請求項4に記載の軒樋支持具は、上述した構成とされているため、支持具本体の上下方向の位置を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】(a)は、第1実施形態の軒樋支持具を取り付けるテントの斜視図、(b)は、軒樋支持具をテントに取り付けた状態における(a)のA−A線に対応した拡大縦断面図である。
【
図3】(a)は、第2実施形態の軒樋支持具を取り付けるテントの斜視図、(b)は、軒樋支持具をテントに取り付けた状態における(a)のB−B線に対応した拡大縦断面図である。
【
図5】(a)は、第3実施形態における支持部の分解斜視図、(b)は、第3実施形態における固定具の側面図、(c)は、第4実施形態における固定具の側面図、(d)は、第5実施形態における固定具の側面図、(e)は、第6実施形態における固定具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、第1実施形態の軒樋支持具について、図面を参照して説明する。なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。まず、基本構成について説明する。
【0016】
図1(b)に示す軒樋支持具1は、テント3(
図1(a)参照)を固定するために軒先側に架設された固定フレーム30に固定され、軒樋2をその長手方向の複数個所で支持する軒樋支持具1である。軒樋支持具1は、固定フレーム30に係止される係止部11と、テント3の裏面31aに当接される支持部13と、係止部11の下方側に設けられた取付部12とを備え、取付部12は、軒樋2を支持する支持具本体14が取り付けられる。以下、詳しく説明する。なお、軒樋支持具1は、固定フレーム30の長手方向を幅方向とし、固定フレーム30の長手方向に直交する方向を前後方向とし、テント3側を後ろ方向、外方空間側を前方向、テント3を設置した状態におけるテント3の高さ方向を上下方向とする。本実施形態では、係止部11と取付部12と支持部13とにより固定具10が構成される。本実施形態の軒樋支持具1は、固定具10に支持具本体14を付加した構成であってよく、その場合は、支持具本体14は従来の住宅用の支持具本体14でもよく、また、本実施形態の固定具10の専用の支持具本体14でもよい。
【0017】
図2に示す第1実施形態の固定具10の係止部11と取付部12とは、ステンレス等の薄板材を加工して一体に形成されており、薄板材を上方に突出するように曲げ加工して凸湾曲状の係止部11が形成され、係止部11の前側に前板部11aが形成され、係止部11の後ろ側に後板部11bが形成されている。前板部11aの下端には、係止部11への固定フレーム30の係止をガイドするガイド片11dが形成されている。後板部11bから下方に延伸して取付部12が形成されている。取付部12には、支持具本体14を取り付けるための挿通孔12aが複数形成されている。各挿通孔12aが設けられている上下左右の間隔は、支持具本体14に設けられた複数の固定具挿通孔14aが設けられている上下左右の間隔と略同一である。上下方向に連続して設けられた挿通孔12aにより、取付部12は、支持具本体14の上下方向の位置調整手段を有する。また、係止部11の前板部11aと後板部11bには、固着具4が挿通される挿通孔11cがそれぞれ形成されている。
【0018】
支持部13は、ステンレス等の薄板材を加工して形成されており、下側部位13aは、係止部11の前板部11aに固着されており、下側部位13aの上端部から後方に上がり傾斜して傾斜面13cを有する上側部位13bが形成されている。傾斜面13cは、テント3の屋根31の傾斜角θ1に合わせて、傾斜角θ2で傾斜されている。
【0019】
支持具本体14は、取付部12にネジなどの固着具を用いて取り付けられる。本実施形態の支持具本体14は、住宅用の支持具本体であるが、本実施形態の軒樋支持具1に対応する専用品の支持具本体14を用いてもよい。なお、本実施形態の支持具本体14は、軒樋2の耳部2a、2aを係止して吊って支持する吊り具だが、軒樋2の底面2bを受けて支持する受け具であってもよい。また、軒樋2の形状も図示されたものに限定されることはない。
【0020】
軒樋支持具1は、
図1(b)に示すように、テント3の軒先側に架設された固定フレーム30に取り付けられる。固定フレーム30に係止部11が吊り下げられ、固着具4が前板部11aの挿通孔11cから後板部11bの挿通孔11cに挿通され、蝶ナット4aにより固定されることで、前板部11aと後板部11bとが固定フレーム30を前後に締め付ける構成となり、軒樋支持具1が固定フレーム30に強固に固定される。そして、支持具本体14の耳掛け部14b,14bに軒樋2の耳部2a,2aを係止させることで、軒樋支持具1は、軒樋2を支持することができる。このとき、軒樋2は、屋根31の垂れ幕32を伝って流れてくる雨水を受け止められるよう、垂れ幕32の真下に軒樋2が位置するように、軒樋支持具1が軒樋2を保持する。なお、支持具本体14は、固定具10をテント3に係止させた後に取付部12に取り付けてもよく、固定具10をテント3に係止させる前に取付部12に取り付けてもよい。また、本実施形態では、前板部11aと後板部11bとが固着具4と蝶ナット4aにより固定されるが、これに限定されることはなく、また、固着具を用いない構成であってもよい。
【0021】
軒樋支持具1は、支持具本体14により軒樋2を支持しているので、
図1(b)において、固定フレーム30を軸にして反時計回りに回動しようとする力が働く。支持部13の傾斜面13cがテント3の屋根31の裏面31aに当接していることにより、軒樋支持具1が回動するのを抑制する。また、傾斜面13cの上方角部13dは面取りが施されており、軒樋支持具1が回動しようとする力によって支持部13の上方角部13dによって屋根31を破いてしまうのを抑制している。また、支持部13を適度に幅方向に大きくすることによって屋根31に加える力を分散させ、屋根31に掛ける負担を軽減させることができる。
【0022】
このようにして、テント3の屋根31から垂れ幕32を伝ってくる雨水を軒樋2で受け止めることができる。また、複数の軒樋支持具1によって、軒樋2の水勾配を設定することで、軒樋2を傾斜状態に設定することができる。その結果、軒樋2に落下した雨水を長手方向に沿って流し、いずれかの支柱33に落下させることができる。その場合は、支柱33に竪樋を取り付け、軒樋2が竪樋に連結されてもよい。
【0023】
なお、本実施形態では、取付部12の挿通孔12aが上下に連続して設けられているが、これに限定されることはない。例えば、上下に長い長孔である挿通孔12aを設けることで、取付部12は、支持具本体14の上下方向の位置調整手段を有する構成であってもよい。また、固定具10、支持部13はステンレスで形成されているが、これに限定されることは無く、その他の金属材料や樹脂材料であってもよい。また、支持部13を弾性変形する硬質なゴム材で形成してもよい。このようにすれば、支持部13の傾斜面13cの傾斜角θ2が、テント3の屋根31の傾斜角θ1より大きくても、テント3の屋根31に沿って支持部13が変形しつつ、軒樋支持具1の回動を抑制できる。さらに、係止部11の固定フレーム30と当接する内面11eに滑り止めを設けてもよい。滑り止めは、内面11eにゴム材に設けたものでもよく、また、溝部を設けたものであってもよく、その他の種々の滑り止めを設けてもよい。例えば、溝部は幅方向に延びて形成されることで、軒樋支持具1の回動方向の滑り止めとなり、また内面11eの周方向に沿って溝部が形成されることで、係止部11が固定フレーム30に対して横滑りするのを抑制できる。
【0024】
次に
図3に示す第2実施形態に係る軒樋支持具1について説明する。
図3の軒樋支持具1は、第1実施形態の軒樋支持具1と比べて、係止部11の形状と取付部12が形成される位置とが異なっている。係止部11の後板部11bが形成される位置は第1実施形態と同様だが、第1実施形態とは異なり下方に延伸して取付部12が設けられておらず、その代わりにガイド片11dが設けられている。前板部11aは、側面視して、係止部11の前後方向の略中央に位置するように設けられている。つまり、第1実施形態と比べて前板部11aは後退した位置に設けられている。また、係止部11は、固定フレーム30の断面外形に沿うように円弧状に形成されている。そして、前板部11aの下方に延伸するように、取付部12が形成されている。なお、固定フレーム30の断面外径が矩形であれば、係止部11は固定フレーム30の断面外径に沿うように矩形に形成されてもよい。
【0025】
第2実施形態の係止部11及び取付部12は、弾性変形する薄板材によって一体に形成されている。前板部11aと後板部11b間の開口Sは、固定フレーム30の径より小さく形成されている。固定フレーム30が係止部11内にはまり込むように軒樋支持具1を押し込んだ際に、開口Sが広がるように係止部11が弾性変形する。そして、固定フレーム30が係止部11内に入り込むと、係止部11は元の形状に復帰する。
【0026】
第2実施形態の支持部13は、第1実施形態の支持部13と同様に、ステンレス等の薄板材を加工して形成されており、下側部位13aは、係止部11の前側部位に固着されており、下側部位13aの上端部から後方に上がり傾斜して傾斜面13cを有する上側部位13bが形成されている。傾斜面13cは、テント3の屋根31の傾斜角θ1に合わせて、傾斜角θ2で傾斜されている。また、図例では、雨水を軒樋2が受け止めできるように、垂れ幕32を前方に傾斜させるように調整してあり、垂れ幕32が、支持具本体14の足部14cに接触している。これにより、テント3に降ってきた雨水は、垂れ幕32に沿って軒樋2に落下する。
【0027】
次に
図5(a)、(b)に示す第3実施形態について説明する。なお、
図5に図示された各実施形態では、支持具本体14と軒樋2の図示を省略している。
第3実施形態の支持部13は、薄板材を加工して形成されており、下側部位13aと、上側部位13bとが別体として形成されている。上側部位13bは、下側部位13aの上端部にヒンジ結合され、ヒンジ部13eが形成されており、支持部13には、上側部位13bの回動をロックするためのロック機構(不図示)が設けられている。これにより、上側部位13bは、下側部位13aに対して所望の角度で傾斜面13cの傾斜角θ2が固定でき、テント3の屋根31の傾斜角θ1に合わせて、傾斜面13cの傾斜角θ2を合わせることができる。下側部位13aが係止部11の前側部位に固着されているのは第2実施形態と同様であるが、上側部位13bが係止部11に干渉されずに傾斜面13cの傾斜角θ2が0°になるまで回動可能なように、下側部位13aの上端部が、係止部11の上端と高さ方向の位置が同じになるように設けられている。これにより、テント3の屋根31が傾斜してない傾斜角0°のものであっても対応できるようになる。なお、係止部11及び取付部12の形状は第2実施形態と同様である。また、
図1(a)、
図3(a)に示すような固定フレーム30に対して傾斜角θ1が略90°となっているテント3の屋根31Aに対して、軒樋2を取り付ける場合、支持部13の傾斜面13cの傾斜角θ2を略90°になるように傾斜角θ2を調整することができる。
【0028】
図5(c)に示す第4実施形態について説明する。
第4実施形態の支持部13の下側部位13aは、係止部11の後板部11bに固着されている。上側部位13bは、下側部位13aの上端部にヒンジ結合されており、ヒンジ部13eが形成される。上側部位13bは、下側部位13aに対して所望の角度で固定できる態様や、係止部11及び取付部12の形状は第3実施形態と同様である。第3実施形態では、支持部13の傾斜面13cの傾斜角θ2が0°になるまで調整できるように下側部位13aの上端部が、係止部11の上端と高さ方向の位置が同じになるように設けられている。本実施形態では、そのような構成にしなくとも、上側部位13bが係止部11に干渉されずに傾斜面13cの傾斜角θ2が0°になるまで回動させることができる。
【0029】
図5(d)に示す第5実施形態について説明する。
第5実施形態の軒樋支持具1は、全体として第2実施形態の軒樋支持具1と略同様の形状となっているが、係止部11が前後方向の略中央の位置で前側部位11Aと後側部位11Bとが別体で形成されている。係止部11は、前板部11aと後板部11bとの間の開口Sを自在に広げるために、前側部位11Aに後側部位11Bがヒンジ結合され、ヒンジ部11fが形成され、前側部位11Aに対して後側部位11Bが回動自在になっている。固定フレーム30に軒樋支持具1を係止させる場合、後側部位11Bを上方向に回動させて開口Sを広げて軒樋支持具1を係止位置に移動させ、軒樋支持具1の位置が定まったら、後側部位11Bを下方向に回動させる。その後、第2実施形態のように係止部11の前板部11aと後板部11bの挿通孔11cに固着具を挿通させて、係止部11の前側部位11Aと後側部位11Bが回動しないように固定する。これにより、固定具10が弾性変形しない材料で形成されていても、ヒンジ部11fによって後側部位11Bが回動自在になっているので、開口Sを広げることができる。
【0030】
図5(e)に示す第6実施形態について説明する。
第6実施形態の軒樋支持具1は、係止部11、取付部12、支持部13の固定具10がステンレス等の薄板材によって一体に形成されている。取付部12の上端部から上方に突出するように凸湾曲状の係止部11が形成され、係止部11の前板部11aの下端部から前方に折り返して上方に延伸することで支持部13の下側部位13aが形成され、下側部位13aの上端部から後方に上がり傾斜して上側部位13bが形成される。これにより、固定具10を1枚の薄板材で形成することができる。
【0031】
なお、上記各実施形態は、上述したものに限定されることは無く、例えば、第3〜第5実施形態の係止部11及び取付部12の形状を第1実施形態の係止部11及び取付部12のような形状であってもよい。また、第1、第2、第5実施形態の支持部13を、第3、第4実施形態の支持部13のように、下側部位13aと上側部位13bとで別体に形成し、上側部位に相当する部材をゴム材で形成し、金属等で形成された下側部位に固着して形成してもよい。
【0032】
また、上記各実施形態の軒樋支持具1が装着されるテントは、図示したようなものに限定されることは無く、例えば、街中の店舗の軒先に設けられたテントの固定フレームに用いられてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 軒樋支持具
11 係止部
12 取付部
13 支持部
14 支持具本体
3 テント
30 固定フレーム