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特開2020-71850徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-71850(P2020-71850A)
(43)【公開日】2020年5月7日
(54)【発明の名称】徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20200410BHJP
【FI】
   G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-219488(P2018-219488)
(22)【出願日】2018年11月22日
(31)【優先権主張番号】10-2018-0132336
(32)【優先日】2018年10月31日
(33)【優先権主張国】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】518417248
【氏名又は名称】ブルーホエール カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】オー、 サン−ヒュク
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法を提供する。
【解決手段】旅行者にホストDBに登録された少なくとも1つ以上の店リストを提供し、店リストの中から旅行者が荷物を預ける店を選択して予約するためのインターフェースを提供する。旅行者が荷物保管を予約すると、旅行者にQRコード(登録商標)を含む電子チケットを生成させる。旅行者から荷物を受け取って確認したという応答信号の入力を受けると、電子チケットを非活性化させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の販売またはサービスの提供を行う店から前記店の商号名、位置、営業時間の入力を受けてホストに登録させるホストDB(111)と、
旅行者から個人情報、預ける荷物の種類及び数に対する情報の入力を受けて登録させる旅行者DB(112)と、
前記旅行者に前記ホストDB(111)に登録された少なくとも1つ以上の店リストを提供し、前記店リストの中から前記旅行者が荷物を預ける店を選択して予約するためのインターフェースを提供するマッチング検索部(141)と、
前記旅行者が前記マッチング検索部(141)の仲介下で荷物保管を予約すると、前記旅行者の端末にQRコードを含む電子チケットを生成させるチケット発行部(142)と、
前記旅行者から荷物を受け取って確認したという応答信号の入力を受けると、前記旅行者の端末に生成された前記電子チケットを非活性化させる受取確認部(143)、
を含むことを特徴とする、徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ。
【請求項2】
前記マッチング検索部(141)を通じて荷物を預ける店を選択するとき、前記選択された店を含む旅行経路を電子マップ上で提供する、お勧めコースDB(113)
をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ。
【請求項3】
前記旅行者に旅行を希望する地域の電子マップを提供し、
前記旅行者が電子マップ上で少なくとも2つ以上の地点を連結する旅行経路を設定したとき、前記設定された旅行経路に沿って存在する荷物保管が可能な店リストを提供する、
マップ提供部(144)をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ。
【請求項4】
前記チケット発行部(142)は、前記店に預けられた荷物に取り付けたセキュリティータグのナンバーの入力を受けて前記旅行者の端末に伝送することを特徴とする、
請求項1に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ。
【請求項5】
前記ホストDB(111)に登録された店と連携する旅行ガイドに対する情報が保存されているガイドDB(114)と、
前記ホストDB(111)に登録されたホストと連携する荷物デリバリーサービス業者に対する情報が保存されているデリバリーDB(115)、
をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ。
【請求項6】
商品の販売またはサービスの提供を行う店から前記店の商号名、位置、営業時間の入力を受けてホストに登録させるホスト登録ステップ(S110)と、
旅行者から個人情報、預ける荷物の種類及び数に対する情報の入力を受けて登録させる旅行者登録ステップ(S120)と、
前記旅行者に前記ホストに登録された少なくとも1つ以上の店リストを提供して、前記店リストの中から前記旅行者が荷物を預ける店を選択して予約する荷物保管予約ステップ(S130)と、
前記旅行者が荷物保管を予約すると、前記旅行者の端末にQRコードを含む電子チケットを生成させるチケット発行ステップ(S140)と、
前記旅行者から荷物を受け取って確認したという応答信号の入力を受けると、前記旅行者の端末に生成された電子チケットを非活性化させる受取確認ステップ(S150)、
を含むことを特徴とする、
徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法。
【請求項7】
前記旅行者が荷物を預ける店を選択するとき、前記選択された店を含む旅行経路を電子マップ上で推薦する旅行コース推薦ステップ(S131、S132)をさらに含むことを特徴とする、
請求項6に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法。
【請求項8】
前記荷物保管予約ステップ(S130)では、
前記旅行者に旅行を希望する地域の電子マップを提供し、
前記旅行者が電子マップ上で少なくとも2つ以上の地点を連結する旅行経路を設定したとき、前記設定された旅行経路に沿って存在する荷物保管が可能な店リストを提供する、
ことを特徴とする、
請求項6に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法。
【請求項9】
前記店に預けられた荷物に取り付けたセキュリティータグのナンバーの入力を受けて、前記旅行者の端末に伝送するセキュリティー設定ステップ(S141)をさらに含むことを特徴とする
請求項6に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法。
【請求項10】
前記ホストに登録された店に連携する旅行ガイドを推薦するガイド推薦ステップと、
前記ホストに登録された店に連携する荷物デリバリーサービス業者を推薦するデリバリーサービス推薦ステップ(S142a)、
をさらに含むことを特徴とする、
請求項6に記載の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ及び方法に関し、より詳しくは、遊休スペースを有する店をホストとして、旅行者がスーツケースのような荷物を便利でかつ安全に保管することができるようにする徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、経済の発展とともに全般的な生活水準が高くなるにつれ、旅行、キャンプ、デート及び文化芸術などをはじめとする様々な余暇活動が増加している傾向にあり、それに合わせて徒歩旅行も増加している。
【0003】
徒歩旅行としては、軽くは、近くにいる知人に会いに行くことから、自国内の他地域における徒歩旅行及び旅行や、ビジネス目的で行った他国における徒歩旅行などがある。
【0004】
しかしながら、上記のように徒歩移動する場合、最も問題になるのはベビーカー、自転車、旅行用スーツケースのように、体積が大きく重い荷物を常に持ち歩くことが大変であるため、これを預ける場所が必要であるということである。
【0005】
特に、海外旅行客の荷物保管において、旅行国で購入した様々なお土産及び用品のため、荷物の体積と重さが増加する。従って、これを出国する日まで引き続き管理することが非常に不便であった。
【0006】
また、外国に入国した人々は、飛行機から降りたときからホテルなど宿泊先にチェックインするまでに時間的な間隔があるが、その時間に徒歩旅行をするには、荷物を持って歩かなければならないという不便がある。
【0007】
ここで、特許文献1では、荷物を予め出国場所に配送したり、あるいは入国した旅行者のために宿泊先まで配送することによって、短い時間にショッピングをしたり、他の観光をしたりすることができるようにすることが記載されている。
【0008】
しかしながら、上記のような従来技術は、利用者の荷物を空港、バスターミナル、駅あるいは宿泊先まで配達するデリバリー(delivery)サービスに関するものであるだけで、旅行者の徒歩旅行に合わせて荷物を便利でかつ安全に保管できるには限界があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】大韓民国公開特許第10−2008−0112916号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前述したような問題点を解決するためのものであり、遊休スペースを有する店をホストとして、旅行者がスーツケースのような荷物を便利でかつ安全に保管することができるようにする、徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ及び方法を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そのために、本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバは、商品を販売したりサービスを提供する店から前記店の商号名、位置、営業時間の入力を受けてホストに登録させるホストDB;旅行者から個人情報、預ける荷物の種類及び数に対する情報の入力を受けて登録させる旅行者DB;前記旅行者に前記ホストDBに登録された少なくとも1つ以上の店リストを提供し、前記店リストの中から前記旅行者が荷物を預ける店を選択して予約できるインターフェースを提供するマッチング検索部;前記旅行者が前記マッチング検索部の仲介下で荷物保管を予約すると、前記旅行者の端末にQRコードを含む電子チケットを生成させるチケット発行部;及び前記旅行者から荷物を受け取って確認したという応答信号の入力を受けると、前記旅行者の端末に生成された電子チケットを非活性化させる受取確認部;を含むことを特徴とする。
【0012】
このとき、前記マッチング検索部を通じて荷物を預ける店を選択するとき、前記選択された店を含む旅行経路を電子マップ上で提供するお勧めコースDBをさらに含むことが好ましい。
【0013】
また、前記旅行者に旅行を希望する地域の電子マップを提供し、前記旅行者が電子マップ上で少なくとも2つ以上の地点を連結する旅行経路を設定したとき、前記設定された旅行経路に沿って存在する荷物保管が可能な店リストを提供するマップ提供部をさらに含むことが好ましい。
【0014】
また、前記チケット発行部は、前記店に預けられた荷物に取り付けたセキュリティータグのナンバーの入力を受けて前記旅行者の端末に伝送することが好ましい。
【0015】
また、前記ホストDBに登録された店と連携する旅行ガイドに対する情報が保存されているガイドDB;及び前記ホストDBに登録されたホストと連携する荷物デリバリーサービス業者に対する情報が保存されているデリバリーDB;をさらに含むことが好ましい。
【0016】
一方、本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法は、商品を販売したりサービスを提供する店から前記店の商号名、位置、営業時間の入力を受けてホストに登録させるホスト登録ステップ;旅行者から個人情報、預ける荷物の種類及び数に対する情報の入力を受けて登録させる旅行者登録ステップ;前記旅行者にホストに登録された少なくとも1つ以上の店リストを提供して、前記店リストの中から前記旅行者が荷物を預ける店を選択して予約する荷物保管予約ステップ;前記旅行者が荷物保管を予約すると、前記旅行者の端末にQRコードを含む電子チケットを生成させるチケット発行ステップ;及び前記旅行者から荷物を受け取って確認したという応答信号の入力を受けると、前記旅行者の端末に生成された電子チケットを非活性化させる受取確認ステップ;を含むことを特徴とする。
【0017】
このとき、前記旅行者が荷物を預ける店を選択するとき、前記選択された店を含む旅行経路を電子マップ上で推薦する旅行コース推薦ステップをさらに含むことが好ましい。
【0018】
また、前記荷物保管予約ステップでは、前記旅行者に旅行を希望する地域の電子マップを提供し、前記旅行者が電子マップ上で少なくとも2つ以上の地点を連結する旅行経路を設定したとき、前記設定された旅行経路に沿って存在する荷物保管が可能な店リストを提供することが好ましい。
【0019】
また、前記店に預けられた荷物に取り付けたセキュリティータグのナンバーの入力を受けて、前記旅行者の端末に伝送するセキュリティー設定ステップをさらに含むことが好ましい。
【0020】
また、前記ホストに登録された店に連携する旅行ガイドを推薦するガイド推薦ステップ;及び前記ホストに登録された店に連携する荷物デリバリーサービス業者を推薦するデリバリーサービス推薦ステップ;をさらに含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0021】
以上のような本発明は、遊休スペースを有する店をホストに登録し、旅行者はホストに登録された店の中から自分の旅行経路に適合した店を選択及び予約する。従って、予約された時間の間、店に荷物を預けることができるようにする。
【0022】
また、本発明は、旅行者が荷物を預ける店を予約するとき、電子チケットを発行してホストと旅行者との両方の使用の利便性を向上させ、預けられた荷物にセキュリティータグを取り付けて安心保管を可能とする。
【0023】
また、本発明は、荷物を預ける店を拠点とする旅行経路を推薦されたり、自ら選択した旅行経路上にある店を選択して荷物を預けることができ、ガイドやデリバリーサービスとの連動も可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法を示した概念図である。
図2】本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバを示した概略構成図である。
図3】本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバを示した詳細構成図である。
図4】本発明に係る店検索結果を示した図である。
図5】本発明に係る荷物保管の予約状態を示した図である。
図6】本発明に係る旅行経路の推薦状態を示した図である。
図7】本発明に係る旅行経路にある荷物保管店を示した図である。
図8】本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施例に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ及び方法について詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法を示した概念図である。図示されたように、店側は、商号、位置、保管可能な荷物の数、保管可能な荷物の種類など様々な情報を入力してホストに登録する。
【0027】
旅行者は、ホストに登録された様々な店を検索し、そのうち自分の旅行コースに最適な店を選択及び予約する。予約後には、現金、ポイント及びクレジットカードなどで決済が行われる。
【0028】
このとき、旅行者は、広い意味の利用者を意味するもので、国内/国外の旅行者を含む。また、旅行以外の目的で長距離や短距離を移動するとき、荷物保管が必要な全ての人を含む。
【0029】
店に預ける荷物(luggage)は、代表的に、国内の長距離旅行や海外旅行のとき、通常に用いる旅行用スーツケースがあり、その他、ベビーカーや自転車のように、荷物保管が可能な全てのものを含む。
【0030】
このような本発明の共有プラットフォームによると、遊休スペースを有する店は、ホストに登録し、旅行者は、ホストに登録された店の中から旅行経路に適合した店を選択して予約することができる。従って、予約された時間に店に荷物を預ける。
【0031】
旅行者が荷物を預ける店を予約するとき、QRコードのような電子チケットを発行することにより、旅行者は電子チケットを店に提示して予約を確認し、荷物を預けた後には、セキュリティータグを取り付けて安心保管を可能とする。
【0032】
また、荷物を預ける店を含む旅行経路を推薦されたり、自ら選択した旅行経路上にある店を選択して荷物を預けることができ、旅行ガイドや荷物デリバリーサービスとの連動も可能とする。
【0033】
一方、本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ100は、インターネットサービスが可能な仲介サーバとして実現され、ホストと利用者は、それぞれ端末を通じてサーバ100に接続してサービスを提供される。
【0034】
仲介サーバとして実現される場合、ウェブサーバ(WEB server)、ワップサーバ(WAP server)又はこれらを統合した統合サーバとして構築されてもよい。エンドユーザー(End User)のホストと旅行者は、有無線ネットワーク網を通じてサーバ100に接続する。
【0035】
エンドユーザーの端末は、PC、スマートフォン及びタブレットのように、ホスト登録、店検索/予約/決済、電子チケット発行などに必要なウェブ/モバイルサイトへの接続と、サービス専用アプリケーションの設置及び実行が可能なすべての端末装置を含む。
【0036】
このようなホスト端末や旅行者端末は、ウェブ/モバイルサイト又は専用アプリケーションの制御下で、サービス画面の構成、情報入力、データ送受信及び仲介のためのユーザインタフェース提供などサービス全般の動作を行ってもよい。
【0037】
図2に示すように、本発明の徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ100は、データベース 管理システム110(DBMS:DataBase Management System)、メモリ120、ネットワークインターフェース130及び仲介エンジン140を含む。
【0038】
ここで、DBMS110は、サーバ構築時に必要なデータベースの構築及び管理のためのもので、後述するように、ホストDB111、旅行者DB112、お勧めコースDB113、ガイドDB114及びデリバリーDB115を含む。
【0039】
このようなDBMS110は、データ保存、処理及び伝送を担当するように、サーバコンピュータ内に一体構築されてもよい。しかしながら、これに限定されるものではなく、システムの実現方式や環境によって全体又は一部のDB(DataBase)が別途のシステム上に構築された外部DBとして存在することも可能である。
【0040】
メモリ120は、コンピュータで読取可能な記録媒体であって、RAM、ROM及びディスクドライブのような大容量記録装置で構成されてもよく、荷物保管を仲介(mediate)するためのオペレーティングシステムとサービス提供ルーチンのためのプログラムコードを提供する。
【0041】
このとき、少なくとも一部のソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)を用いて、メモリ120とは別のコンピュータで読取可能な記録媒体からロードされてもよい。
【0042】
また、ソフトウェアの構成要素は、後述するネットワークインターフェース130を通じてメモリ120にロードされてもよく、これらはデータバス(data bus)を通じて仲介エンジン140とのデータ送受信を可能とする。
【0043】
ネットワークインターフェース130は、国内網又は海外ゲートウェイ(GateWay)を経由する国外網との連結のためのものであり、インターネットプロトコルによる通信の可能な通信インターフェースを含む。また、無線周波数送受信機のように情報を送受信できる別のタイプのデバイスであってもよい。
【0044】
ネットワークインターフェース130の他の例として、モバイル・コンピューティング・デバイス、4G、5G及びWiFiなどを含む無線機器であってもよく、一部の例においてコンピューティング・デバイスは、ネットワーク化された外部デバイスと無線通信するインターフェースを用いてもよい。
【0045】
仲介エンジン140は、ホストである店と旅行者との間の荷物保管を仲介するラグ・ステイ(Lug−Stay)エンジンに該当するもので、マッチング検索部141、チケット発行部142、受取確認部143、ホスト評価部143a及びマップ提供部144を含む。
【0046】
このような仲介エンジン140は、一例として、徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバ100のサーバ・プラットフォーム(server platform)上で実現される。さらに、必要に応じて制御部145とともにサーバに搭載された1つのプロセッサとして実現されてもよい。
【0047】
ただし、仲介エンジン140は、サーバ・プラットフォームの形態で実現されるものに限定されない。従って、別途のシステムとして構築された後、サーバとの連動によりホストと旅行者との間の荷物保管に関連したプロセスを処理する形態で実現されてもよい。
【0048】
以下、上述したような本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有サーバに対して、さらに詳しく説明する。
【0049】
図3に示すように、ホストDB111は、DBMS110の管理下で荷物を預かる店に対する情報を保存するものであり、店から各店の商号名、位置、営業時間などの入力を受けてホストに登録させる。
【0050】
店は、商品を販売したり無形のサービスを提供するすべての場所を意味し、観光商品販売店、コーヒーショップ、飲食店、ヘアーショップ、衣料品店などはもちろんのこと、宿泊を予約(あるいは計画)していない別の宿泊業者も含まれる。
【0051】
また、店では、管理者や代表がエンドユーザー端末を用いて本発明の共有サーバ100に接続してホストに登録する。このとき、荷物保管に要求される店情報が実際のものと同一であるか否かを検証する手続きを有してもよい。
【0052】
図4に示すように、店をホストに登録するとき、商号名、位置及び営業時間などが検索画面に表示される。もちろん、それ以外にも、営業時間と一致し、又は一致しない荷物保管可能時間、荷物保管場所の面積及び保管可能な荷物の種類も登録することができる。
【0053】
荷物保管場所の面積は、旅行者が預ける荷物の体積(大きさ)や数を決定するのに用いられ、必要に応じては、他の旅行者の荷物を預けて残った残余スペースに関する情報を提供することもできる。
【0054】
保管可能な荷物の種類は、内容物によって区分される。一例として、冷蔵保管が必要なものとそうでないものに区分してもよい。従って、飲食物などの冷蔵保管が必要な荷物は、冷蔵庫を備えた飲食店に預けることができる。
【0055】
ただし、ホストDB111には、店で販売する物品や提供するサービスに対する詳細情報やそのためのウェブサイトリンクを登録することができるが、これにより、店の広告とともに荷物保管と連係して商品に対する割引を可能とする。
【0056】
旅行者DB112は、DBMS110の管理下で荷物を預ける旅行者に対する情報を保存するものであり、旅行者から個人情報、預ける荷物の種類及び数などの様々な情報を入力されて登録させる。
【0057】
旅行者は、スマートフォンのような端末、即ち、移動通信端末を通じて本発明のサーバ100に接続して情報を入力することができるが、それ以外にも、PCを通じて接続可能である。このとき、旅行者は、アマゾン(登録商標)のようなウェブサーバを通じてサーバ100に接続することもできる。
【0058】
旅行者DB112に登録される個人情報は、会員IDのような加入時情報、荷物保管予約及び決済情報を含む。また、店に預けられた荷物を受け取った状態やガイド及びデリバリー申し込み状態に対する情報も保存することができる。
【0059】
また、預ける荷物の種類は、一例として、21インチ/24インチ/28インチのスーツケースのように、荷物の大きさで分類することができる。さらに、自転車/ベビーカー/スーツケースのように物品名称で分類したり、冷蔵保管が必要な内容物であるか否かで分類したりすることもできる。
【0060】
マッチング検索部141は、仲介エンジン140を構成するものであり、旅行者に、ホストDB111に登録された少なくとも1つ以上の店リストを提供する。また、旅行者が荷物を預ける店を選択し、予約するインターフェースを提供する。
【0061】
店リストは、荷物保管予約のために本発明の共有サーバ100に接続した旅行者の端末に提供される 。一例として、旅行者が端末にインストールされたアプリケーションを通じて検索可能な環境で提供される。
【0062】
検索方法は、地番検索、駅やバスターミナル周辺検索、推薦検索、マップ検索などがある。旅行者の端末に提供する検索結果も、サムネール形式、掲示板形式及び電子マップ上にマーク(例:星型や風船型)で表示する方式などがある。
【0063】
インターフェースは、旅行者の端末の画面を通じて提供されるGUI(Graphic User Interface)が代表的であり、マッチング検索部141は、旅行者の端末のGUIを通じて入力された店、荷物の数及び予約時間などの入力を受ける。
【0064】
マッチング検索部141を通じて読み出された荷物保管店、保管を予約した荷物の数、荷物の種類及び予約時間は、ホストDB111と旅行者DB112にそれぞれ登録され、両方のDB111,112が同時に連動及びアップデートされる。
【0065】
上述のように予約を終えた旅行者は、店に訪問して荷物を預けることができる状態になり、以下で再び説明するように、旅行者は、店に訪問して、予約のときに発行された電子チケットを提示して荷物を預ける。
【0066】
図5に示すように、チケット発行部142は、旅行者がマッチング検索部141の仲介下で荷物保管を予約すると、予約された内容を認証できるように、旅行者が登録した端末にQRコードを含む電子チケットを生成させる。
【0067】
旅行者が登録した端末とは、本発明の共有サーバ100に接続して荷物保管を予約した当時のPCや移動通信端末を意味するものであり、予約の完了と同時に旅行者の端末に電子チケットがすぐに生成されるようにすることが好ましい。
【0068】
しかしながら、予約当時の旅行者の端末と、旅行中に持ち歩いている旅行者の端末とが異なる場合もある。従って、他の実施例として、電子チケットの発給を受けようとする端末を選択及び登録したり、他の端末に伝送することもできる。
【0069】
ただし、旅行者端末に生成された電子チケットのうち少なくともQRコードは、予約された店の端末にも伝送又は生成させることが好ましい。これにより、店において旅行者の電子チケットをタグして予約者であることをすぐに確認できるようになる。
【0070】
また、本発明では、店で荷物が保管されている間に荷物が開けられたりすることを防止するようにセキュリティータグを取り付けるが、このとき、チケット発行部142は、預けられた荷物に取り付けられたセキュリティータグのナンバーの入力を受けて旅行者の移動通信端末へ伝送する。
【0071】
セキュリティータグは、一例として、旅行用スーツケースの本体と蓋体が接する境界を横断するように取り付ける一種のシールに当たるものであり、セキュリティータグにはナンバーが印刷されている。このように与えられたナンバーは、旅行者に提供される。
【0072】
従って、旅行者は、預けた荷物の受取りの際にセキュリティータグがちゃんと取り付けられているかにより、荷物が安全に保管されていたか確認することができ、自分のセキュリティータグに間違いないかをナンバーを見て確認することができるようになる。
【0073】
なお、セキュリティータグは、予約のとき、本発明のサーバ100側から発行した電子チケットと同時に発行するか、又は店側で自ら発行した後、本発明のサーバ側へそれを知らせて旅行者に提供してもよい。
【0074】
また、セキュリティータグは、図5を参照して説明したQRコードに変更してもよく、QRコードとともにシリアルナンバーが含まれたセキュリティータグをプリントアウトして、店に預けられた荷物に取り付けてもよいことは自明であろう。
【0075】
次に、受取確認部143は、旅行者から荷物を受け取って確認したとの応答信号の入力を受けると、それに対する応答として、旅行者の端末に生成された電子チケットを非活性化する。
【0076】
荷物受取は、旅行者が店に戻って直接ピックアップした後、確認の手続を終えることが好ましいが、デリバリーサービスを利用した場合は、店より予め設定した目的地まで配送してもらうことも含まれる。
【0077】
このとき、デリバリーサービス業者との契約によって、最終的に空港や宿泊先などに荷物が届いた場合のみ、荷物が受け取られたとして処理することができるが、それ以外にも、デリバリーサービス業者が店で荷物をピックアップすると、直ちに荷物が受け取られたとして処理することもできる。
【0078】
荷物受取の確認は、一例として、旅行者が端末にインストールしたアプリケーションを起動するときに提供される入力画面で受取ボタンなどを押すことにより、本発明のサーバ100にてこれを確認することができる。
【0079】
電子チケットの非活性化は、QRコードを読み取れない状態にするか、電子チケットそのものを削除するかの方式が適用されてもよく、非活性化は、旅行者の端末で直ちに行われるか、又はサーバでの確認後に非活性化されるように処理してもよい。
【0080】
従って、本発明は、荷物を預ける店を予約すると、自動で電子チケットが発行されるため、旅行者とホストの両方の利便性が向上し、荷物を受け取って確認した後にのみ電子チケットが非活性化されるため、安心して荷物保管を可能にする。
【0081】
なお、本発明は、ホスト評価部143aをさらに含むことが好ましいが、ホスト評価部143aは、受取確認部143を通じて受取りを確認したとき、旅行者が評価した店に対する評点を提供する。
【0082】
一方、本発明は、以上のような構成の他にも、お勧めコースDB113をさらに含む。図6のように、お勧めコースDB113は、マッチング検索部141を通じて荷物を預ける店を予約するとき、選択された店を含む旅行経路を電子マップ(e−Map)上で提供する。
【0083】
お勧めコースDB113に登録されるお勧め旅行経路は、旅行国の観光庁(例えば、韓国観光公社など)及び傘下機関より提供するか、又は旅行者のお勧め、又はビックデータ分析により抽出された旅行経路などの様々な方式で収集される。
【0084】
推薦される旅行経路は、一例として、旅行者が店を予約した後、お勧めを申し込むと、マッチング検索部141でお勧めコースDB113を検索し、その中から、その店からの一定の範囲内にある1つ以上の旅行経路を抽出及び提供する。
【0085】
従って、旅行者は、事前に旅行計画を立てていない場合や、入国後で、かつ宿泊先へのチェックイン以前、又は宿泊先からのチェックアウト後で、かつ出国前の短い時間の間に、推薦された旅行経路に沿って便利な旅行が可能である。
【0086】
図7に示すように、マップ提供部144は、上記で説明したお勧めコースDB113とは逆に、旅行者が自ら旅行経路を選択できるようにするものとして、旅行者に旅行を希望する地域の電子マップを提供する。
【0087】
旅行者は、電子マップ上で少なくとも2つ以上の地点を連結する旅行経路を設定し、サーバは、設定された旅行経路に沿って存在する荷物保管が可能な店リストを提供する。店リストは、できるだけ旅行経路から一定の距離以内の店を表示する。
【0088】
このようなマップ提供部144は、それ自体に備えられたDBから電子マップを提供してもよいが、その他グーグルマップオープンAPIを使用することにより、グーグルマップより提供する地図を呼び出して提供してもよい。このとき、マップ提供部144は、マッチング検索部141から店情報を持ってきて電子マップに表示する。
【0089】
一方、上記で説明を省略したガイドDB114は、ホストDB111に登録された店と連携する旅行ガイドに対する情報が保存される。同様に、デリバリーDB115は、ホストDB111に登録されたホストと連携する荷物デリバリーサービス業者に対する情報が保存される。
【0090】
従って、旅行者は、荷物を保管した店と近かったり、荷物を保管した店を含む旅行経路をよく分かったり、あるいは荷物を保管した店のある地域の言語への通訳が可能な ガイドを提供することができるようにする。
【0091】
また、その店に寄って 配送可能なデリバリーサービス業者と連携して、旅行者が直接店に荷物を受け取りに行かなくても、現在の宿泊先や空港など希望の場所まで荷物を届けてもらうこともできる。
【0092】
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法に対して説明する。
【0093】
ただし、以下では、一例として、本発明の共有サーバを通じた共有方法について説明するので、できるだけ重複する説明は省略する。
【0094】
図8に示すように、本発明に係る徒歩旅行者の荷物保管のための店の遊休スペースの共有方法は、ホスト登録ステップ(S110)、旅行者登録ステップ(S120)、荷物保管予約ステップ(S130)、チケット発行ステップ(S140)及び受取確認ステップ(S150)を含む。
【0095】
また、本発明の好ましい別の実施例として、旅行コース推薦ステップ(S131、S132)、セキュリティー設定ステップ(S141)、ガイド推薦ステップ(図示せず)及びデリバリーサービス推薦ステップ(S142a)をさらに含むのが好ましい。
【0096】
ここで、上述したホスト登録ステップ(S110)では、商品を販売したりサービスを提供する店から、荷物の保管に必要な店の商号名、位置、営業時間の入力を受けてホストに登録させる。
【0097】
店をホストに登録するとき、上記のような情報の入力に加え、営業時間と一致し、又は一致しない荷物保管可能時間、荷物保管場所の面積及び保管可能な荷物の種類も登録することができる。
【0098】
このような情報は、旅行者が荷物を預ける店を検索し、保管時間を決定するのに用いられるものであり、一例として、店側に備えられた端末よりサーバに接続して該情報を入力することにより、サーバのホストDB111に保存される。
【0099】
次に、旅行者登録ステップ(S120)は、荷物を預ける旅行者に対する情報を保存するステップであり、旅行者から個人情報、預ける荷物の種類及び数に対する情報の入力を受けて登録させる。
【0100】
旅行者は、スマートフォンのような移動通信端末を通じて本発明のサーバ100に接続して情報を入力することができる。それ以外にも、PCを通じても接続可能であり、このとき、アマゾン(登録商標)のようなウェブサーバを通じて本発明のサーバ100に接続することもできる。
【0101】
上述のように入力された旅行者情報は、サーバ100に備えられた旅行者DB112に登録され、個人情報は、会員IDのような加入時情報、荷物保管予約及び決済情報をさらに含んでもよい。
【0102】
予約時に入力すべき預ける荷物の種類は、一例として、21インチ/24インチ/28インチのスーツケースのように、荷物の大きさで分類してもよい。さらに、自転車/ベビーカー/スーツケースのように物品名称で分類したり、冷蔵保管が必要な内容物であるか否かで分類したりしてもよい。
【0103】
次に、荷物保管予約ステップ(S130)では、旅行者に、ホストに登録された少なくとも1つ以上の店リストを提供し、旅行者は、その店リストから荷物を預ける店を選択して予約する。予約後は、店に荷物を預ける。
【0104】
ホストに登録された店に対する情報は、一例として、サーバのマッチング検索部141でホストDB111に登録された店に対する情報を検索して、サーバに接続した旅行者の端末へ提供される。
【0105】
検索方法は、地番検索、駅やバスターミナル周辺検索、推薦検索、マップ検索などがある。旅行者の端末に提供する検索結果も、サムネール形式、掲示板形式及び電子マップ上にマーク(例:星型や風船型)で表示する方式などがある。
【0106】
このとき、マッチング検索部141は、旅行者の端末の画面に提供されるGUI(Graphic User Interface)を通じて入力された店の選択、荷物の数及び保管期間などの入力を受ける 。入力後は、決済に進むことにより予約が完了する。
【0107】
ただし、上記では、旅行者が直接最適な店を1つのみ検索する方法を提示した。しかし、本発明は、旅行を希望する地域の電子マップを旅行者に提供し、その経路に沿って存在する荷物保管が可能な様々な店を提示することもできる。
【0108】
そのために、旅行者が、旅行者の端末に提供される電子マップ上で少なくとも2つ以上の地点を連結する旅行経路を設定すると、サーバは、前記設定された旅行経路に沿って存在する荷物保管が可能な店リストを提供する。
【0109】
荷物を預ける店を予約した後は、ホストに登録された店に連携する旅行ガイドを推薦するガイド推薦ステップをさらに含んでもよい。好ましくは、ガイド推薦は、旅行者の申し込みにより行われ、サーバ100側から旅行者の端末へ旅行ガイドに対する情報を伝送する。
【0110】
荷物保管店の予約が完了した後は、旅行コース推薦ステップ(S131、S132)をさらに含んでもよい。旅行コース推薦ステップ(S131、S132)では、旅行者が荷物を預ける店を選択したとき、選択された店を含む旅行経路を電子マップ上で推薦する。
【0111】
コース推薦は、一例として、サーバに構築されたお勧めコースDB113に保存された旅行コースが利用される。ここで、マッチング検索部141は、予約された店を含む旅行経路を抽出して電子マップ上で提供する。
【0112】
お勧めコースDB113に登録されるお勧め旅行経路は、旅行観光庁(例えば、韓国観光公社など)及び傘下機関より提供してもよい。また、他の旅行者のお勧め、又はビックデータ分析などの様々な方式で収集される。
【0113】
ただし、旅行コース推薦ステップ(S131、S132)は、荷物保管予約ステップ(S130)の直後でなく、以下で説明するチケット発行ステップ(S140)の後で行われてもよい。即ち、旅行を終えて荷物を受け取った場合でなければ、いつでも申し込んでお勧め旅行経路を提供されることができる。
【0114】
次に、チケット発行ステップ(S140)では、旅行者が荷物保管を予約すると、旅行者の端末にQRコードを含む電子チケットを生成させる。例えば、サーバのチケット発行部142は、旅行者がマッチング検索部141の仲介下で荷物保管を予約すると、予約された内容を認証できるように、旅行者の端末にQRコードを含む電子チケットを生成させる。
【0115】
旅行者の端末とは、本発明の共有サーバ100に接続して荷物保管を予約した当時のPCや移動通信端末を意味する。従って、予約の完了と同時に旅行者の端末に電子チケットがすぐに生成される。
【0116】
しかしながら、予約当時の旅行者の端末と、旅行中に持ち歩いている旅行者の端末とが異なる場合もある。従って、他の実施例として、電子チケットの発給を受けようとする端末を選択及び登録したり、他の端末に伝送することもできる。
【0117】
さらに、旅行者が予約した店を訪問して、発行された電子チケットを提示して荷物を預けた後は、保管されている荷物が店側をはじめとする第三者に 開けられたりすることを防止するようにセキュリティータグを取り付けることが好ましい。
【0118】
従って、本発明のサービスを提供するサーバ100では、店に預けられた荷物に取り付けられたセキュリティータグのナンバーの入力を受けて旅行者の端末に伝送するセキュリティー設定ステップ(S141)を実行することが好ましい。
【0119】
例えば、サーバに構築されたチケット発行部142は、預けられた荷物に取り付けられたセキュリティータグのナンバーの入力を受けて、旅行中に旅行者が持ち歩いているスマートフォンのような旅行者の移動通信端末に伝送する。
【0120】
セキュリティータグは、一例として、旅行用スーツケースのような荷物に取り付ける一種のシールに当たるものであり、セキュリティータグにはナンバーが印刷されている。このように与えられたナンバーは、旅行者に提供される。
【0121】
なお、セキュリティータグは、予約のとき、本発明のサーバ100側から発行した電子チケットと同時に発行するか、又は店側で自ら発行した後、本発明のサーバ側を通じてそれを旅行者に提供することもできる。
【0122】
また、セキュリティータグは、電子チケットに含まれたQRコードに変更してもよく、QRコードとともにシリアルナンバーが含まれたセキュリティータグをプリントアウトして、店に預けられた荷物に取り付けてもよい。
【0123】
次に、受取確認ステップ(S150)では、旅行者から荷物を受け取って確認したとの応答信号の入力を受けると、上記で説明したように、旅行者の端末に生成された電子チケットを非活性化する。
【0124】
例えば、サーバ側の受取確認部143で旅行者の端末から荷物を受け取って確認したという応答信号の入力を受けると、それに対する応答として、旅行者の端末に生成された電子チケットを非活性化することができる。
【0125】
荷物受取は、旅行者が店に戻って直接ピックアップすることが好ましいが、デリバリーサービスを利用した場合は、店より予め設定した目的地まで配送してもらうことも含まれる。
【0126】
従って、旅行者がデリバリーサービスを利用したのか判断(S142a)し、デリバリーサービスの申し込みがない場合は、旅行者が荷物を預けた店に再び寄って直接受け取った(S142b)場合のみ受取確認(S150)が行われる。
【0127】
それに対し、旅行者からのデリバリーサービスの申し込みがあった場合は、サービス申し込みのときに要請した目的地である宿泊先や空港などで旅行者が荷物を受け取った(S142c)以後、受取確認(S150)が行われる。
【0128】
このとき、デリバリーサービス業者との契約によって、最終的に空港や宿泊先などに荷物が届いた場合のみ、荷物が受け取られたとして処理することができるが、それ以外にも、デリバリーサービス業者が店で荷物をピックアップすると、直ちに受け取られたとして処理することもできる。
【0129】
荷物受取の確認は、一例として、旅行者が端末にインストールしたアプリケーションを起動したときに提供される入力画面で受取ボタンなどを押すことにより、本発明のサーバ100でこれを確認することができる。
【0130】
電子チケットの非活性化は、QRコードを読み取れない状態にするか、電子チケットそのものを削除するかの方式が適用されてもよく、非活性化は、旅行者の端末で直ちに行われるか、又はサーバでの確認後に非活性化されるように処理してもよい。
【0131】
以上、本発明の特定の実施例について詳述したが、本発明の思想及び範囲はこのような特定の実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で多様に修正及び変形可能であることは本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば理解できるであろう。
【0132】
従って、以上で記述した実施例は、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであるので、すべての面で例示的であり、限定的ではないものと理解しなければならず、本発明は、請求項の範疇によって定義されるのみである。
【符号の説明】
【0133】
110:DBMS(DataBase Management System)
111:ホストDB
112:旅行者DB
113:お勧めコースDB
114:ガイドDB
115:デリバリーDB
120:メモリ
130:ネットワークインターフェース
140:仲介エンジン
141:マッチング検索部
142:チケット発行部
143:受取確認部
143a:ホスト評価部
144:マップ提供部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8