特開2020-81346(P2020-81346A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-81346(P2020-81346A)
(43)【公開日】2020年6月4日
(54)【発明の名称】簡易トイレ兼収納箱
(51)【国際特許分類】
   A47K 11/04 20060101AFI20200508BHJP
   A47K 13/14 20060101ALI20200508BHJP
【FI】
   A47K11/04
   A47K13/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-219823(P2018-219823)
(22)【出願日】2018年11月25日
(71)【出願人】
【識別番号】518102849
【氏名又は名称】河津 ▲頼▼實
(74)【代理人】
【識別番号】100199668
【弁理士】
【氏名又は名称】林 郁夫
(72)【発明者】
【氏名】河津 ▲頼▼實
【テーマコード(参考)】
2D036
2D037
【Fターム(参考)】
2D036HA03
2D036HA13
2D036HA22
2D036HA26
2D037AA02
2D037AE03
2D037AE33
(57)【要約】
【課題】通常時は収納箱、テーブル、椅子、踏み台、運搬用の台車としても利用でき、簡易トイレとして使用する場合の安定性や強度、使用者の利便性、排泄物の臭気防止性などが向上する簡易トイレ兼収納箱を提供する。
【解決手段】本体2の内に排便袋3を収納し使用する簡易トイレ兼収納箱1であって、本体2の上方開口部4を覆い排泄用の排泄孔5が設けられた平板状の中蓋6と、中蓋6の上面に載置され使用者の臀部と当接するクッション部材7と、クッション部材7と排泄孔5とを覆い尽くす天蓋8と、本体2の下面に挿入され着脱自在な複数の車輪部9と、車輪部9を固定する固定部13と、排泄孔5の周縁部所要位置に刻設され排便袋3の先端部3Aを挿着する複数のスリット部10とを有する構成からなる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体内に排便袋を収納し使用する簡易トイレ兼収納箱であって、前記本体の上方開口部を覆い排泄用の排泄孔が設けられた平板状の中蓋と、前記中蓋の上面に載置され使用者の臀部と当接するクッション部材と、前記クッション部材と前記排泄孔とを覆い尽くす天蓋と、前記本体の下面に挿入され着脱自在な複数の車輪部と、前記車輪部を固定する固定部と、前記排泄孔の周縁部所要位置に刻設され前記排便袋の先端部を挿入し得る複数のスリット部とを有することを特徴とする簡易トイレ兼収納箱。
【請求項2】
前記中蓋の上面所要位置に突設され前記クッション部材を係止するクッションストッパーと、前記スリット部の長さ方向の略中心位置に幅方向を拡張した拡幅部とを有することを特徴とする請求項1に記載の簡易トイレ兼収納箱。
【請求項3】
前記クッション部材は前記排泄孔と重合する部分である第2クッション部と、使用者の臀部と当接する部分である第1クッション部とが着脱自在に嵌合され、該クッション部材の厚みが前記クッションストッパーの厚みより厚いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の簡易トイレ兼収納箱。
【請求項4】
前記車輪部は、前記本体の下面の前記本体の側面との交点近傍の所要位置に付設された取り付け部と、前記取り付け部に挿入可能な板状の取り付けプレートに突設されたキャスター部とからなり、前記固定部が、前記本体の側面であって前記取り付け部と衝合する位置に突設された固定ブラケット部と、前記固定ブラケット部に刻設された貫通孔である固定スリット部と、前記固定スリット部に挿着可能な板状のL型ロックプレートと、前記L型ロックプレートが脱落することを防止する補助プレートとを有することを特徴とする請求項1から請求項3に記載の簡易トイレ兼収納箱。
【請求項5】
前記本体の側面所要位置に突設され前記天蓋を挿入可能な挿入ブラケットを有することを特徴とする請求項1から請求項4に記載の簡易トイレ兼収納箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易トイレ兼収納箱に関し、詳しくは、地震や火災などの災害時用、介護用、キャンプ時やドライブ時に使用できる簡易トイレであり、簡易トイレとして使用する時以外は、収納箱やテーブル、椅子、踏み台として使用できる簡易トイレ兼収納箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、地震、火災や水害などの災害時に水洗便所が使用不能になった場合に、利用できる非常用の簡易トイレが流通している。ところが、災害時においては水害などによって水に長時間浸かってしまった後に使用できないなどの問題があった。
【0003】
このような問題に対して特許文献1には、排便用品などの危機管理対策用品が水害などによって水に長時間浸かってしまった後にでも確実に使用できるようにして、その本来の目的を達成することができるようにした、危機管理対策用ボックス(簡易トイレ兼収納箱)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】登録実用新案第3214846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の簡易トイレ兼収納箱では、まず組立が必要であり取り扱いが煩雑であった。また、通常時の用途が限定的であると共に、非常時の簡易トイレとしての機能に関しても、使用時の安定性、排泄物の臭気、使用時のクッション性など様々な問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、通常時は収納箱、テーブル、椅子、踏み台、運搬用の台車としても利用でき、簡易トイレとして使用する場合の安定性や強度、使用者の利便性、排泄物の臭気防止性などが向上する簡易トイレ兼収納箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために案出されたものである。詳述するならば、略直方体形状を成す本体の内部に、排泄物と排泄物を凝固させる凝固剤などを収納する排便袋を収納し使用する簡易トイレ兼収納箱であって、前記本体の上方開口部を覆い排泄用の排泄孔が設けられた平板状の中蓋と、前記中蓋の上面に載置され使用者の臀部と当接する平板状のクッション部材と、前記クッション部材と前記排泄孔とを覆い尽くす天蓋と、前記本体下面の所要位置に挿入され着脱自在な複数の車輪部と、前記車輪部を固定する固定部と、前記排泄孔の周縁部所要位置に刻設され前記排便袋の先端部を挿入し得る所要長さの複数のスリット部とで構成されているものが含まれる。
【0008】
本発明の簡易トイレ兼収納箱は、通常時は収納箱、テーブル、椅子、踏み台に使用可能であり、さらに車輪を取付けると運搬用の台車としても利用できる。また、災害時などは簡易トイレとして使用することができる効果がある。
【0009】
本発明には、前記中蓋の上面所要位置に突設され前記クッション部材を係止するクッションストッパーと、前記中蓋の下面所要位置に突設され該中蓋を前記本体の上方開口部に係止する中蓋ストッパーと、前記スリット部の長さ方向の略中心位置に幅方向を拡張し使用者が指先で前記排便袋の先端部を挿入可能とする拡幅部とで構成されているものが含まれる。
【0010】
本発明の簡易トイレ兼収納箱は、スリット部に使用者が指先を挿入可能な拡幅部を有するので、排便袋をセットする作業が容易であり、また排便袋の先端部を其々中蓋と本体の上方開口部とで挟持ずることで、排便袋がずれ落ちることを防止できる効果がある。
【0011】
本発明には、前記クッション部材の前記排泄孔と重合する部分である第2クッション部と、使用者の臀部と当接する第1クッション部とが着脱自在に嵌合され、該クッション部材の厚みが前記クッションストッパーの厚さより厚い構成が含まれる。
【0012】
クッション部材が第2クッション部と第1クッション部とが着脱自在に嵌合され一枚の平板形状を成すことから、通常時は天蓋の上面に配置すると椅子のクッション材として使用でき、クッション部材の厚さがクッションストッパーの厚さより厚いので、簡易トイレとして使用する場合に、使用者の臀部がクッションストッパーに当接することが無くクッション性能が担保され、また、天蓋と中蓋の間に介在させると、本体内部の臭気を密封できる効果がある。
【0013】
本発明には、前記車輪部が、前記本体下面の前記本体の側面との交点近傍の所要位置に付設された取り付け部と、前記取り付け部に挿入可能な板状の取り付けプレートに突設されたキャスター部とからなり、前記固定部が前記本体の側面であって前記取り付け部と衝合する位置に突設された固定ブラケット部と、前記固定ブラケット部に刻設された貫通孔である固定スリット部と、前記固定スリット部に挿着可能な板状のL型ロックプレートと、前記L型ロックプレートが脱落することを防止する補助プレートとを有する構成が含まれる。
【0014】
通常時はキャスターを取付けた状態で椅子や台車などに使用し、簡易トイレとして使用する際はキャスターを取り外して固定することで安定した使用感が得られる効果がある。また、キャスターが着脱自在であるばかりではなく、着脱に特別な工具も必要とせず、だれでも簡単に着脱できる効果がある。
【0015】
本発明には、前記本体の側面所要位置に突設され前記天蓋を和式大便器にある前方に設けた遮蔽物、所謂金隠し状に挿入し抱持可能な挿入ブラケットを有する構成が含まれる。
【0016】
天蓋を所謂金隠し状に抱持可能であることで、視覚的な遮蔽効果があるばかりか、老人子供などには、座位保持や姿勢保持をサポートするトイレ用の手すりとなる効果がある。
【発明の効果】
【0017】
本発明の簡易トイレ兼収納箱は、屋内、キャンプ場、ドライブ時の車内などで、収納箱、テーブル、椅子、踏み台、運搬用の台車としても利用でき、簡易トイレとして使用する場合の安定性や強度が確保でき、また、使用者の座位におけるクッション性能が確保でき、排泄物の臭気漏れを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係る簡易トイレ兼収納箱の天蓋を挿入ブラケットに挿入した状態を示す斜視図である。
図2】本発明に係る中蓋の簡易トイレ兼収納箱に載置する向きでの平面図である。
図3図2に係る中蓋の簡易トイレ兼収納箱に載置する向きでの底面図である。
図4】中蓋にクッション部材を載置した状態を示す側面図である。
図5】クッション部材の第1クッション部と第2クッションとを取り外した状態を示す平面図である。
図6】簡易トイレ兼収納箱のキャスターとL型ロックプレートと補助プレートとを取り外した状態を示す底面図である。
図7】取り付けプレートに突設されたキャスター部を示す側面図である。
図8】固定スリット部にL型ロックプレートを挿入した状態を示す部分拡大図である。
図9図8に補助プレートを挿入した状態を示す部分拡大図である。
図10】L型ロックプレート及び補助プレートの拡大側面図である。
図11】排便袋を結束する作業の説明図である。
図12】天蓋の下面を示す底面図である。
図13】本発明に係る簡易トイレ兼収納箱の収納箱の状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。ただし、図面は模式的に図示しており、実際の寸法や比率等とは必ずしも一致しない。また、図面相互間において、お互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることがある。なお、本実施形態において、簡易トイレ兼収納箱を組み立てた状態で内部側を内側、外部側を外側といい、また、特に指定しない場合は、組み立てた状態を基準に上下方向、高さ方向、長さ方向、幅方向といい、さらに、長さ方向と平行な向きを前後方向ということとする。
【0020】
(実施形態)
図1図2及び図11に示されるように、本実施形態に係る簡易トイレ兼収納箱1は、略直方体形状を成す本体2の内部に、排泄物と排泄物を凝固させる凝固剤などを収納する排便袋3を収納し使用するもので、本体2の上方開口部4を覆い排泄用の排泄孔5が設けられた平板状の中蓋6と、中蓋6の上面に載置され使用者の臀部と当接する平板状のクッション部材7と、そのクッション部材7と排泄孔5とを覆い尽くす天蓋8と、本体2の下面所要位置に挿入され着脱自在な複数の車輪部9と、その車輪部9を固定する固定部13と、排泄孔5の周縁部所要位置に刻設され排便袋3の先端部3Aを挿入し得る所要長さの複数のスリット部10とで構成されている。
【0021】
本体2は、略矩形状の底板から略垂直に立ち上がった左右の側壁部と、前後の側壁部とで全体が形成される。その前後の側壁部外側に、持ち運び用の略直方体形状の取手11が突設され、さらに、その取手11の上面に同じく持ち運び用のベルト(図示せず)を係止するための略リング形状のフック12が突設されている。
【0022】
また、図6及び図7に示されるように、車輪部9は、取付け部9Bとキャスター9Gとからなる。また、取付け部9Bは、本体2の下面の左右側壁部との交点近傍の所要位置に付設され、その取り付け部9Bと衝合する位置の左右側壁部外側所要位置に固定スリット部13Bが突設されている。
【0023】
さらに、本体2の下面の前側側壁部との交点近傍には、天蓋8の先端部を挿入し抱持できる略L字形状の挿入ブラケット14が付設されている。
【0024】
キャスター9Gは、平面視略矩形の取り付けプレート9Cと、取り付けプレート9Cに付設された平面視略矩形のキャスター台座9Eと、キャスター台座9Eにボールベアリング9Hを介し回動自在に鋲着されたキャスター部9Fとで形成されている。
【0025】
取り付け部9Bは、取り付けプレート9Cを挿入可能な間隙を有する取り付けスリット部9Dと、キャスター台座9Eを挿入可能な略矩形状の切り込み部9Eとで全体として平面視略U字形状に形成され、キャスター9Gを左右側壁部側より着脱自在に形成されている。
【0026】
図8図9及び図10に示されるように、固定部13は、左右側壁部外側所要位置に突設された固定ブラケット部13Eと、固定ブラケット部13Eに刻設され貫通する固定スリット部13Bと、その固定スリット部13Bに挿着可能な板状のL型ロックプレート13Aと、そのL型ロックプレート13Aが固定スリット部13Bから脱落することを防止する板状の補助プレート13Dで構成されている。
【0027】
固定スリット部13Bは、固定ブラケット部13Eの本体側面側に刻設し、正面視略矩形状に形成され、固定ブラケット部13Eを上下方向に貫通している。L型ロックプレート13Aは、固定スリット部13Bに挿入可能な厚みからなる先端挿入部13Fと、固定スリット部13Bより厚いストッパー部13Cとで形成されている。
【0028】
また、L型ロックプレート13Aは正面視略L型形状に形成され、固定ブラケット部13Eに挿着した状態で、L型形状の幅が小さい部分は固定スリット部13Bより長く拡幅部は固定スリット部13Bより突出し、装着後右側へ移動可能となる形状に形成されている。
【0029】
補助プレート13Dは、L型ロックプレート13Aと同様固定スリット部13Bに挿入可能な厚みからなる先端挿入部13Fと、固定スリット部13Bより厚いストッパー部13Cとで形成されている。また、正面視略矩形状に形成され、L型ロックプレート13Aを装着後右側へ移動した後に、固定スリット部13Bに挿入可能な幅に形成されている。
【0030】
L型ロックプレート13Aを装着すると、先端挿入部13Fで取り付けプレート9Cを封止固定できることになり、補助プレート13Dを装着すると、L型ロックプレート13Aの脱落を防止できる効果がある。また、L型ロックプレート13Aを取り外すと、取り付けプレート9Cの封止は解かれ、キャスター9Gは着脱自在の状態となる。
【0031】
図2及び図3に示されるように、中蓋6は、上方開口部4を覆う平面視略矩形の平板状を成し、略中央部に平面視略矩形状の排泄孔5が設けられている。その排泄孔5の周縁部外側所要位置に、排泄孔5を形成する矩形状の四辺より其々長いスリット部10が刻設されている。また、その4本のスリット部10は、排便袋3を装着可能な幅で、長さ方向の略中心位置に幅方向を拡張した略円形状で使用者が指先で前記排便袋3の先端部3Aを挿入可能とする拡幅部10Aが形成されている。
【0032】
さらに、中蓋6は、上面の四隅近傍所要位置にクッション部材7を係止するL型形状のクッションストッパー6Aと、下面の四隅近傍所要位置に中蓋6を上方開口部4に係止する略平面視矩形状の中蓋ストッパー6Bとが突設されている。
【0033】
図4及び図5に示されるように、クッション部材7は、使用者の臀部と当接する第1クッション部7Bと、排泄孔5と略重合する部分である第2クッション部7Aとが着脱自在に嵌合され形成されている。また、クッション部材7は、クッションストッパー6Aの内側に係止可能な平面視略矩形の平板状で、その厚さはクッションストッパー6Aより厚く形成すれば良い。
【0034】
第2クッション部7Aの外周縁部所要位置には略逆台形状の凸嵌合部7Cが複数個形成されており、また、第1クッション部7Bの内周縁部所要位置には凸嵌合部7Cに対応する略台形状の凹嵌合部7Dが複数個形成されている。
【0035】
図12に示されるように、天蓋8は、クッションストッパー6Aの外側に係止可能な平面視略矩形の平板状で、天蓋8の内側周縁部には、クッションストッパー6Aに係止可能な高さの縁部8Aが形成されている。
【0036】
本体2、天蓋8、中蓋6及び固定部13は、合板材や合成樹脂、特に繊維強化プラスチックや金属などの高い剛性を有する素材を使用し、製造方法としては、切削加工、プレス成型などで形成すれば良い。
【0037】
また、クッション部材7は、発泡ポリエチレン、ウレタン系のスポンジ、ゴム系のスポンジなどで成形すれば良い。
【実施例】
【0038】
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で適宜変更して実施できる。
【0039】
本発明の簡易トイレ兼収納箱1を実施するには、図13に示される収納箱を組み立てた状態で各部の寸法を以下の様に設定する。
具体的には、簡易トイレ兼収納箱1の全長L1を450mmとし、全高T1は295mmとし、幅W1は300mmとした。また、本体2、天蓋8及び中蓋6の厚みは12mmの合板材を使用した。
また、排泄孔5の寸法は、長さL2を270mmとし、幅W2は130mmとした。
【0040】
上記寸法で形成すると、収納部に非常時に有効となる小型照明、手袋、笛、ごみ袋、食料、飲料水などの非常用備品を収納でき、簡易トイレとして使用する場合は、標準的なゴミ袋45Lを排便袋3として使用することができた。
【0041】
また、使用方法としては、通常時に収納箱として使用する場合は、フック12に持ち運び用のベルト(図示せず)を係止して使用すると良い。また、椅子として使用する際は、天蓋8の上面にクッション部材7を載置することでクッション性能が向上する。
【0042】
簡易トイレとして使用する場合は、凝固剤などを収納した排便袋3を本体2内に収納し、次に中蓋6を上方開口部4に載置し、先端部3Aを排泄孔5から取出し、先端部3Aの四方を其々四カ所のスリット部10に上方より挿入して中蓋6をやや持ち上げ先端部3Aを折り返し上方開口部4との間で挟持し、最後に四方を平均的に引っ張る。そして、中蓋6の上方へ第1クッション部7Bを載置し、天蓋8の先端部を挿入ブラケット14に挿入し使用する。排泄物を廃棄する際は、図11に示すように中蓋6をやや持ち上げ回転させることで排便袋3を結束することができる。
【0043】
本発明の簡易トイレ兼収納箱は、特別な工具などを使用することなく簡便な方法で組立使用できる。また、収納箱としては非常用の備蓄、ドライブ時の収納、キャンプ時の台車などに使用でき、簡易トイレとしては非常時、ドライブ時緊急用、キャンプ時などに使用できる。さらには、椅子、簡易な机、踏み台など多目的に使用できる効果がある。
【0044】
簡易トイレの機能として、クッション部材がクッションストッパーよりも厚く形成されていることで、使用者の臀部がクッションストッパーに当接することがなく、クッション性能が向上すると共に、簡易トイレして使用した後は、クッション部材と排便袋と天蓋とが密閉状態にでき、臭気が外に漏れにくい効果がある。
【0045】
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態や実施例では、本体は略直方体形状と説明したが、それに限定するものではなく、例えば平面視略多角形状の柱状体としても良く、特に形状を限定するものではない。
【0046】
また、上記実施形態では、フック12を略リング形状と説明したが、それに限定するものではなく、例えばプレート状の部材に貫通孔を形成したものなどでも良く、特に形状を限定するものではない。
【符号の説明】
【0047】
1 簡易トイレ兼収納箱
2 本体
3 排便袋
3A 先端部
4 上方開口部
5 排泄孔
6 中蓋
6A クッションストッパー
6B 中蓋ストッパー
7 クッション部材
7A 第2クッション部
7B 第1クッション部
7C 凸嵌合部
7D 凹嵌合部
8 天蓋
8A 縁部
9 車輪部
9B 取付け部
9C 取り付けプレート
9D 取り付けスリット部
9E キャスター台座
9F キャスター部
9G キャスター
10 スリット部
10A 拡幅部
11 取手
12 フック
13 固定部
13A L型ロックプレート
13B 固定スリット部
13C ストッパー部
13D 補助プレート
13E 固定ブラケット部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13