【課題】子供等の対象者の状態を漏れなく撮像すると共に、撮像された撮像情報である写真等の情報から自動的に必要な撮像情報を選別し管理することができる撮像情報管理システム等を提供すること。
【解決手段】人間を検知し、撮像する撮像装置10と、管理装置100と、携帯端末50と、を有し、撮像装置により撮像された人間の撮像情報が、特定の対象者Pの撮像情報であるか否かを判断する撮像情報判断部14と、撮像情報判断部で特定の対象者の撮像情報と判断された情報と、参照情報117に基づいて、特定の対象者の客観的な状態情報121を生成する状態情報生成部116と、状態情報を出力する出力部53と、を備える撮像情報管理システム1。
前記対象者が、前記携帯端末装置を所持する保護者の子供であって、前記撮像装置が、据え置き型撮像装置及び/又は移動型撮像装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像情報管理システム。
前記撮像情報判断部が、前記特定の対象者の撮像情報と判断した後、撮像情報詳細判断部が、前記対象者について、複数の種類の異なる前記撮像装置が、それぞれ、同一時刻に同一の前記対象者を撮像したか否かを判断し、該当するときは、それぞれの前記撮像装置の当該対象者の前記撮像情報に基づいて前記状態情報を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像情報館管理システム。
人間を検知し、撮像する撮像装置と、前記撮像装置と通信可能な管理装置と、前記撮像装置及び/又は前記管理装置と通信可能な携帯端末と、を有する撮像情報管理システムの制御方法であって、
撮像情報判断部が、前記撮像装置により撮像された前記人間の撮像情報が、特定の対象者の撮像情報であるか否かを判断し、
状態情報生成部が、前記撮像情報判断部で前記特定の前記対象者の前記撮像情報と判断された情報と、参照情報に基づいて、前記特定の前記対象者の客観的な状態情報を生成し、
出力部が、前記状態情報を出力することを特徴とする撮像情報管理システムの制御方法。
人間を検知し、撮像する撮像装置と、前記撮像装置と通信可能な管理装置と、前記撮像装置及び/又は前記管理装置と通信可能な携帯端末と、を有する撮像情報管理システムに、
撮像情報判断部が、前記撮像装置により撮像された前記人間の撮像情報が、特定の対象者の撮像情報であるか否かを判断する機能、
状態情報生成部が、前記撮像情報判断部で前記特定の前記対象者の前記撮像情報と判断された情報と、参照情報に基づいて、前記特定の前記対象者の客観的な状態情報を生成する機能、
出力部が、前記状態情報を出力する機能、を実行させる撮像情報管理プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0019】
(映像データ管理システム1の主な構成)
図1は、本発明の撮像情報管理システムである例えば、「映像データ管理システム1」の主な構成を示す概略説明図である。
図1に示すように映像管理システム1は、撮像の対象者である例えば、乳幼児Pを撮像するための複数の種類の異なる撮像装置で、据え置き型撮像装置である例えば、「置き型カメラ10」、同じく撮像装置で移動型撮像装置である例えば、「クリップ型カメラ30」、乳幼児Pの保護者等が所持する携帯可能な携帯端末である例えば、保護者用携帯50そして、クラウド用コンピュータである管理装置である例えば、「管理サーバ100」を有している。
【0020】
また、同システム1は、置き型カメラ10、クリップ型カメラ30、管理サーバ100及び保護者用携帯50を相互に通信可能な構成とするためにインターネット網2及び基地局3を有している。
【0021】
図1の置き型カメラ10は、例えば、乳幼児Pが活動するリビングルーム等の定位置に配置されている。このため、置き型カメラ10は、リビングルームにおける乳幼児Pと部屋全体をバランス良く撮像することができる。
クリップ型カメラ30は、例えば、保護者等が着用している服に、
図1のクリップ31等の固定装置で着脱可能に配置され、保護者等の移動に伴って、その位置が移動されると共に、保護者等の視線で乳幼児Pを大きく撮像可能な構成ともなっている。
【0022】
したがって、本実施の形態にかかる同システム1では、乳幼児Pの動作等の状態を、置き型カメラ10やクリップ型カメラ30で自動的に撮像し、撮像したデータを基地局3やインターネット網2を介して、例えば、管理サーバ100へ送信し、適切な処理を経て、有用な情報を、乳幼児Pの保護者用端末50に送信等する構成となっている。
以下、詳細な構成等を説明する。
【0023】
図1の置き型カメラ10、クリップ型カメラ30、保護者用携帯50及び管理サーバ100は、コンピュータを有し、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有し、これらは、バス等を介して接続されている。
【0024】
(置き型カメラ10の主な構成)
図2は、
図1の置き型カメラ10の主な構成を示す概略ブロック図である。
図2に示すように、置き型カメラ10は、「置き型カメラ制御部11」、「置き型カメラ装置本体12」、「置き型カメラ人感センサ13」、「置き型カメラ顔認証装置14」、「置き型カメラ通信装置15」、「置き型カメラ各種情報入力装置16」及び「置き型カメラ各種情報表示装置17」を有している。
【0025】
このうち、「置き型カメラ制御部11」は、上述の各装置を制御する機能を有する。また、「置き型カメラ装置本体12」は、乳幼児P等を撮像する装置であり、「置き型カメラ人感センサ13」は、人間を検知する装置であり、具体的には、人や動物など温度を有する生物から放たれている赤外線の温度変化を検知するセンサである。
本発明の「置き型カメラ人感センサ13」は、温度変化を検知する人感センサ以外の超音波や可視光などを用いた高性能な人感センサであっても構わない。
【0026】
「置き型カメラ顔認証装置14」は、撮像情報判断部の一例であって、「置き型カメラ装置本体12」で撮像された人間の画像等が特定の対象者である乳幼児Pの画像等であるか否かを判断する機能を発揮する。
具体的には、同装置14には、「顔認証プログラム」が格納されており、同プログラムは、例えば、以下のようなアルゴリズムとなっている
顔画像から目立つ特徴を抽出することで識別する。すなわち、顔のパーツの相対位置や大きさ、目や鼻やほお骨やあごの形を特徴として利用する。
このような特徴を利用して、一致する特徴のある画像を検索する構成となっている。
また、本発明は、本実施の形態に限らず、顔認証の他、体つきや姿勢、服、周りにあるものや環境(例えば、おもちゃ置き場などの背景)などの他の要素を加えることで、乳幼児Pとの一致率を向上させることができる。
【0027】
「置き型カメラ通信装置15」は、保護者用携帯50や管理サーバ100等の他の装置と通信するための装置であり、「置き型カメラ各種情報入力装置16」は、置き型カメラ10に各種情報を入力するための装置である。
「置き型カメラ各種情報表示装置17」は、各種情報を置き型カメラ10の操作者等のための表示する、例えば、ディスプレイである。
【0028】
また、
図2の示すように、置き型カメラ10は、「置き型カメラ撮像データ記憶部18」、「置き型カメラ顔認証用データ記憶部19」及び「置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部20」も有し、これらの内容は後述するが、これらは「置き型カメラ制御部11」によって制御される。
【0029】
(クリップ型カメラ30の主な構成)
図3は、
図1のクリップ型カメラ30の主な構成を示す概略ブロック図である。
図3に示すように、クリップ型カメラ30は、「クリップ型カメラ制御部32」、「クリップ型カメラ装置本体33」、「クリップ型カメラ人感センサ34」、「クリップ型カメラ顔認証装置35」、「クリップ型カメラ送信装置36」、「クリップ型カメラ各種情報入力装置37」及び「クリップ型カメラ各種情報表示装置38」を有している。
【0030】
これらの装置の主な機能等は、上述の「置き型カメラ10」とほぼ同様である。
また、
図3に示すように、クリップ型カメラ30は、「クリップ型カメラ撮像データ記憶部39」、「クリップ型カメラ顔認証用データ記憶部40」及び「クリップ型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部41」も有し、これらの内容は後述するが、これらは「クリップ型カメラ制御部32」によって制御される。
【0031】
また、置き型カメラ10及びクリップ型カメラ30は、以下の機能を備えても良い。
広角レンズを備える他、明るさに応じて補正する機能を有しても良い。明るさに応じて補正する機能を有する場合は、暗い部屋の中でも撮影することができる。
また、防水機能やタイムラプス機能(異なる時刻において撮像した画像等の時間を早回しで見せることができる機能)、さらに、手振れ補正機能を備えても良い。
【0032】
(保護者用携帯50の主な構成)
図4は、
図1の保護者用携帯50の主な構成を示す概略ブロック図である。
図4に示すように、保護者用携帯50は、「携帯制御部51」、「携帯側通信装置52」及び「タッチパネル53」を有している。
この「タッチパネル53」は出力部である例えば、ディスプレイと、位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、ディスプレイ上の表示に利用者が触れることで各種情報を入力できる入力装置ともなっている。
このタッチパネル53及び携帯側通信52は、携帯制御部51で制御されている。
【0033】
また、
図4に示すように、保護者用携帯50は、「携帯側各種情報記憶部54」を有する。この記憶部54の内容は後述するが、同記憶部54も、携帯制御部51で制御されている。
【0034】
(管理サーバ100の主な構成)
図5は、
図1の管理サーバ100の主な構成を示す概略ブロック図である。
図5に示すように、管理サーバ100は、「管理サーバ制御部101」、「管理サーバ通信装置102」、キーボード等の「管理サーバ各種情報入力装置103」及びディスプレイ等の「管理サーバ各種情報表示装置104」を有し、管理サーバ制御部101は、上述の他の装置102等を制御する構成となっている。
【0035】
また、
図5に示すように、管理サーバ100は、「第1の管理サーバ各種情報記憶部110」、「第2の管理サーバ各種情報記憶部120」、「第3の管理サーバ各種情報記憶部130」、「第4の管理サーバ各種情報記憶部140」、「第5の管理サーバ各種情報記憶部150」及び「第6の管理サーバ各種情報記憶部160」を有し、これらは、管理サーバ制御部101によって制御される構成となっている。また、後述する本実施の形態の変形例の「同一時刻撮像情報判断部(プログラム)170」も管理サーバ制御部101によって制御されている。
図6乃至
図11は、それぞれ、「第1の管理サーバ各種情報記憶部110」乃至「第6の管理サーバ各種情報記憶部160」の主な構成を示す概略ブロック図である。これらの内容については、後述する。
【0036】
(本実施の形態の動作例)
図12乃至
図19は、本実施の形態にかかる映像データ管理システム1の動作例を示す概略フローチャートである。
以下、
図12乃至
図19のフローチャートに従い、動作例を説明する。
【0037】
本実施の形態では、
図1の乳幼児Pの保護者である母親が保護者用携帯50を所持する。また、例えば、乳幼児Pが主に活動するリビングルーム(居室)の床に、置き型カメラ10が配置される。このため、置き型カメラ10は、リビングルームで活動する乳幼児Pを部屋全体との関係でバランスよく撮像することができる。
一方、母親の胸元には、クリップ31を介して、クリップ型カメラ30が配置されている。このクリップ型カメラ30は、母親の目線で乳幼児Pを撮像することができる。
このように異なる種類のカメラである置き型カメラ10とクリップ型カメラ30が自動的に乳幼児Pを撮像するため、乳幼児Pの自然な様子を多角的に詳細に撮像することができる。
なお、本実施の形態では、異なる種類の置き型カメラ10とクリップ型カメラ30を用いたが、本発明は、これに限らず、いずれか一方のみのカメラを用いても構わない。
【0038】
このような例に基づき、以下、説明する。
(乳幼児Pの情報の登録工程)
図12は、乳幼児Pの情報の登録工程等を示す概略フローチャートである。
先ず、
図12のステップ(以下「ST」とする。)1で、保護者である母親は、自己の保護者用携帯50に乳幼児Pの顔写真、生年月日等の個人データを入力する。
具体的には、
図4の保護者用携帯50の携帯側各種情報記憶部54に、乳幼児Pの顔写真、生年月日等の個人データを記憶する。
そして、保護者用携帯50は、
図4の携帯側通信装置52等を介して、この個人データを
図1の管理サーバ100へ送信し、管理サーバ100は、
図6の「個人データ記憶部111」に記憶する。
【0039】
次いで、ST2へ進む。ST2では、管理サーバ100が、個人データ記憶部111の個人データのうち、少なくとも「乳幼児Pの顔写真」データを
図1の「置き型カメラ10」及び「クリップ型カメラ30」へ送信する。
「置き型カメラ10」及び「クリップ型カメラ30」では、「乳幼児Pの顔写真」データが、
図2の「置き型カメラ顔認証用データ記憶部19」及び
図3の「クリップ型カメラ顔認証用データ記憶部40」に記憶される。
以上で、乳幼児Pの顔写真等の登録工程が終了する。
【0040】
(乳幼児Pの撮像等の工程)
次いで、
図1の置き型カメラ10とクリップ型カメラ30が、乳幼児Pの画像(写真及び/又は動画等)を自動的に撮像し、記憶する工程を説明する。
図13は、乳幼児Pの撮像等の工程を示す概略フローチャートである。
先ず、置き型カメラ10とクリップ型カメラ30を起動させると、ST11及びST12で、
図2の「置き型カメラ人感センサ13」と
図3の「クリップ型カメラ人感センサ34」が動作し、これらの人感センサ13、34が、人体を検知する。
【0041】
そして、ST11及びST12で、人感センサ13、34が人体を検知すると、ST13及びST14へ進む。
ST13及びST14では、置き型カメラ10とクリップ型カメラ30が、それぞれ、撮像した画像データを
図2の「置き型カメラ撮像データ記憶部18」、
図3の「クリップ型カメラ撮像データ記憶部39」に記憶させる。
【0042】
次いで、ST15及びST16へ進む。ST15では、置き型カメラ10の「置き型カメラ顔認証装置14」が動作し、当該装置14が
図2の「置き型カメラ顔認証用データ記憶部19」の乳幼児Pの顔データと、「置き型カメラ撮像データ記憶部18」の画像データを比較し、「置き型カメラ撮像データ記憶部18」の画像データが、乳幼児Pの顔データと同一性の範囲内であるか否かを判断する。
具体的には、上述のように、乳幼児Pの顔データから顔のパーツの相対位置や大きさ、目や鼻やほお骨やあごの形を目立つ特徴として抽出し、同一性の範囲を判断する。
【0043】
そして、「置き型カメラ顔認証装置14」が、同一性の範囲内であると判断した「置き型カメラ撮像データ記憶部18」の画像データは、
図2の「置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部20」に記憶される。
【0044】
ST16では、クリップ型カメラ30で、置き型カメラ10と同様な処理が実行される。すなわち、クリップ型カメラ30の「クリップ型カメラ顔認証装置35」が動作し、当該装置35が「クリップ型カメラ顔認証用データ記載部40」のデータと「クリップ型カメラ撮像データ記憶部39」のデータ比較し、画像データが、乳幼児Pの顔データと同一性の範囲内であるか否かを判断する。
そして、「クリップ型カメラ認証装置35」が、同一性の範囲内であると判断した「クリップ型カメラ撮像データ記憶部39」の画像データは、
図3の「クリップ型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部41」にも記憶される。
【0045】
したがって、置き型カメラ装置10等は、人間を自動的に検知して撮像すると共に、その撮像された画像のうち、乳幼児Pの画像データを選択して記憶する機能を有する。
このため、乳幼児Pの状態を漏れなく自動的に撮像することができると共に、撮像された全ての画像情報から自動的に乳幼児Pの画像を選択し、記憶することができる構成となっている。
【0046】
特に、母親が意図的に乳幼児Pを撮影しようとしなくても、乳幼児Pを識別して撮影することができるので、母親が乳幼児Pを撮影する所謂「シャッターチャンス」を逃す可能性を著しく低下させることができ、乳幼児Pの自然な様子を容易に撮像することができる。
また、置き型カメラ装置10等が、人間を自動的に撮影することによる大量な画像情報は、同顔認証装置35等により、自動的に選別、保管されるので、母親等が管理し易い構成となっている。
【0047】
次いで、ST17及びST18へ進む。ST17では、置き型カメラ10の置き型カメラ通信装置15が動作し、管理サーバ100に、「置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部20」のデータを送信する。
【0048】
ST18では、ST17の置き型カメラ10と同様に、クリップ型カメラ30のクリップ型カメラ通信装置36が動作し、管理サーバ100に「クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部41」のデータを送信する。
【0049】
次いで、ST19及びST20へ進む。ST19では、管理サーバ100が受信した「置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部20」のデータを
図6の「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」に記憶する。
また、ST20では、ST19と同様に、管理サーバ100が受信した「クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部41」のデータを
図6の「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部113」に記憶する。
【0050】
以上で、置き型カメラ10及びクリップ型カメラ30が撮像した乳幼児Pの画像を管理サーバ100が効率的に取得することができる。
このように取得した乳幼児Pの画像データは、その撮像時刻データと共に記憶される構成となっている。
この撮像時刻データは、置き型カメラ10及びクリップ型カメラ30の計時装置等に基づいて付与される。
【0051】
さらに、上述の
図13のフローチャートでは、種類の異なるカメラである「置き型カメラ10」と「クリップ型カメラ30」で乳幼児Pの様子を撮像するので、乳幼児Pの動作を漏れなく撮像することができる。
【0052】
このように乳幼児Pの画像データを管理サーバ100が取得することで、管理サーバ100は、乳幼児Pについて、状態情報である例えば、「成長分析情報」、「発達状況情報」、「食事状態情報」、「トイレ動作状態情報」、「遊び方動作状態情報」及び「危険動作判断情報」等を生成し、それらの情報を母親の保護者用携帯50に送信することができる構成となっている。
【0053】
以下、具体的に説明する。
(成長分析工程)
図14は、管理サーバ100による「成長分析工程」を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートに従い、「成長分析工程」を説明する。
先ず、
図15のST31で、管理サーバ100の
図6の「身長体重推測処理部(プログラム)114」が動作し、「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」及び「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」を参照し、乳幼児Pの身長体重を推測し、
図6の「推定身長体重記憶部115」に記憶させる。
【0054】
次いで、ST32に進む。ST32では、管理サーバ100の
図6の「成長分析判断データ処理部(プログラム)116」が動作し、
図6の「推定身長体重記憶部115」、「成長分析基準データ記憶部117」及び「個人データ記憶部111」を参照する。
この「成長分析基準データ記憶部117」には、参照情報である例えば、乳幼児の月齢による標準身長、標準体重等の基準データを記憶している。
【0055】
したがって、同処理部116は、「推定身長体重記憶部115」の乳幼児Pの体重と身長と、「個人データ記憶部111」と「成長分析基準データ記憶部117」から特定される乳幼児Pの月齢における標準体重や標準身長と比較し、標準との差分データである「成長分析データ」を作成し、
図6の「成長分析データ記憶部118」に記憶する。
【0056】
このようにして、管理サーバ100は、乳幼児Pの画像データから身長や体重等に基づく成長分析情報(発育状態情報の一例)を生成することができる。
このように、「成長分析データ処理部116」等は状態情報生成部の一例となっている。
【0057】
次いで、ST33へ進む。ST33では、管理サーバ100は、「成長分析データ記憶部118」の成長分析データを
図1の保護者用携帯50へ送信する。そして、保護者用携帯50は、「成長分析データ」をタッチパネル53に表示する。
したがって、保護者である母親は、乳幼児Pの成長が標準と比べて、どの程度であるかを容易に把握することができる。
【0058】
(発達状況判断工程)
図15は、管理サーバ100による「発育状態判断工程」を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートに従い、「発育状態判断工程」を説明する。
先ず、
図15のST41で、管理サーバ100の
図7の「動作サンプル抽出処理部(プログラム)122」が動作し、「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」及び「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」を参照し、乳幼児Pの足や手等の部位の動作等の画像について、時系列にサンプルを抽出し、
図7の「動作抽出サンプル記憶部123」に記憶する。
【0059】
次いでST42へ進む。ST42では、管理サーバ100の
図7の「発達状況判断処理部(プログラム)124」が動作し、「動作抽出サンプル記憶部123」、「月齢別部位動作基準情報記憶部125」及び
図6の「個人データ記憶部111」を参照する・
この「月齢別部位動作基準情報記憶部125」には、参照情報である例えば、乳幼児の月齢別の足や手等の部位の基準動作データを記憶している。
【0060】
したがって、同処理部124は、「動作抽出サンプル記憶部123」の足や手等の部位の動作の画像と、「個人データ記憶部111」と「月齢別部位動作基準情報記憶部125」から特定される乳幼児Pの対応する月齢のデータを比較し、基準の月齢データに比べ、乳幼児Pが発達しているか否か、疾患の可能性の有無等を判断する。
そして、乳幼児Pの発達状況を「基準以上の発達」、「通常の発達」、「基準以下の発達」、「疾患の可能性の有無」等に分け、乳幼児Pの個人データと関連付けて、
図7の「発達状況データ記憶部126」に記憶させる。
【0061】
このようにして、管理サーバ100は、乳幼児Pの画像データから、乳幼児Pの月齢別の足や手等の部位の動作に基づく発達状況情報(発育状態情報の一例)を生成することができる。
このようにして、「発達状況判断処理部124」等は状態情報生成部の一例となる。
【0062】
次いで、ST43に進む。ST43では、管理サーバ100は、「発達状況データ記憶部126」の発達状況データを
図1の保護者用携帯50へ送信する。そして、保護者用携帯50は、「発達状況データ」をタッチパネル53に表示する。
したがって、保護者である母親は、乳幼児Pの発達が標準と比べて、どの程度であるかを容易に把握することができる。
【0063】
(食事状態判断工程)
図16は、管理サーバ100による「食事状態判断工程」を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートに従い、「食事状態判断工程」を説明する。
先ず、
図16のST51で、管理サーバ100の
図8の「食事サンプル抽出処理部(プログラム)133」が動作し、
図6の「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」、「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」及び「食事サンプル抽出用データ記憶部132」を参照する。
この食事サンプル抽出用データ記憶部132には、食器や人の食事動作等のサンプルデータが記憶されている。
【0064】
同処理部133は、食事サンプル抽出用データ記憶部132のサンプルデータを基準に、「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」、「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」から乳幼児Pの口、手等の食事動作について時系列にサンプルを抽出し、
図8の「食事抽出サンプル記憶部134」に記憶する。
【0065】
次いで、ST52へ進む。ST52では、管理サーバ100の
図8の「食事状態判断処理部(プログラム)136」が動作し、「食事抽出サンプル記憶部134」、「月齢別食事動作基準情報記憶部135」及び
図6の「個人データ記憶部111」を参照する。
この「月齢別食事動作基準情報記憶部135」には、参照情報である例えば、乳幼児の月齢別の口、足や手等の食事の基準動作データと対応する「メニューデータ」と、その「食べさせ方データ」が記憶されている。
【0066】
したがって、同処理部133は、「食事抽出サンプル記憶部134」の乳幼児Pの口、手等の食事動作の画像と、「個人データ記憶部111」と「月齢別食事動作基準情報記憶部135」から特定される乳幼児Pの月齢の口、足や手等の食事の基準動作データとを比較する。そして、当該月齢の基準動作との差異に基づき、食事動作の発達の程度を判断する。
例えば、「基準以上の発達」、「通常の発達」、「基準以下の発達」等に分け、それぞれの発達の程度に合わせた「メニュー」や「食べさせ方」のデータを乳幼児Pの個人データと関連付けて
図8の「食事状態データ記憶部137」に記憶させる。
【0067】
このようにして、管理サーバ100は、乳幼児Pの画像データから、乳幼児Pの月齢別の口、足や手等の食事の基準動作に基づく食事状態情報(発育状態情報の一例)を生成することができる。
このように、「食事状態判断処理部(プログラム)136」等は状態情報生成部の一例となっている。
【0068】
次いで、ST53に進む。ST53では、管理サーバ100は、「食事状態データ記憶部137」の食事状態データを
図1の保護者用携帯50へ送信する。そして、保護者用携帯50は、「食事状態データ」をタッチパネル53に表示する。
したがって、保護者である母親は、乳幼児Pの発達が標準と比べて、どの程度であるかを容易に把握することができると共に、乳幼児Pの発達程度に合致した「メニュー」や「食べさせ方」の情報も取得することができる。
【0069】
(トイレ動作状態判断工程)
図17は、管理サーバ100による「トイレ動作状態判断工程」を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートに従い、「トイレ動作状態判断工程」を説明する。
先ず、
図17のST61で、管理サーバ100の
図9の「トイレ動作サンプル抽出処理部(プログラム)146」が動作し、
図6の「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」、「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」及び「トイレ動作サンプル抽出用データ記憶部143」を参照する。
このトイレ動作サンプル抽出用データ記憶部143には、便器や人の排尿、排便のトイレ動作等のサンプルデータが記憶されている。
【0070】
同処理部136は、トイレ動作サンプル抽出用データ記憶部143のサンプルデータを基準に、「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」、「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」から乳幼児Pの排尿、排便等のトイレ動作について時系列にサンプル抽出し、
図9の「トイレ動作抽出サンプル記憶部145」に記憶する。
【0071】
次いで、ST62へ進む。ST62では、管理サーバ100の
図9の「トイレ動作状態判断処理部(プログラム)147」が動作し、
図9の「トイレ動作抽出サンプル記憶部145」、「月齢別トイレ動作基準情報記憶部144」及び
図6の「個人データ記憶部111」を参照する。
この「月齢別トイレ動作基準情報記憶部144」には、参照情報である例えば、乳幼児の月齢別のトイレの基準動作データが記憶されている。
【0072】
したがって、同処理部147は、「トイレ動作抽出サンプル記憶部145」の乳幼児Pの排尿、排便等のトイレ動作の画像と、「個人データ記憶部111」と「月齢別トイレ動作基準情報記憶部144」から特定される乳幼児Pの月齢のトイレの基準動作データとを比較する。そして、当該月齢の基準動作との差異に基づき、トイレ動作の発達の程度を判断する。
例えば、「基準以上の発達」、「通常の発達」、「基準以下の発達」等に分けて、乳幼児Pの個人データと関連付けて
図9の「トイレ動作状態データ記憶部148」に記憶させる。
【0073】
このようにして、管理サーバ100は、乳幼児Pの画像データから、乳幼児Pの月齢別のトイレ基準動作に基づくトイレ動作状態情報(発育状態情報の一例)を生成することができる。
このように、「トイレ動作状態判断処理部147」等は状態情報生成部の一例となっている。
【0074】
次いで、ST53に進む。ST53では、管理サーバ100は、「トイレ動作状態データ記憶部148」のトイレ動作状態データを
図1の保護者用携帯50へ送信する。そして、保護者用携帯50は、「トイレ動作状態データ」をタッチパネル53に表示する。
したがって、保護者である母親は、乳幼児Pのトイレ動作が標準と比べて、どの程度であるかを容易に把握することができる。
【0075】
(遊び方動作状態判断工程)
図18は、管理サーバ100による「遊び方動作状態判断工程」を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートに従い、「遊び方動作状態判断工程」を説明する。
先ず、
図18のST71で、管理サーバ100の
図10の「遊び方動作サンプル抽出処理部(プログラム)152」が動作し、
図6の「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」、「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」及び「遊び方動作サンプル抽出用データ記憶部151」を参照する。
この遊び方動作サンプル抽出用データ記憶部151には、人の遊び方動作等のサンプルデータが記憶されている。
【0076】
したがって、同処理部152は、「遊び方動作サンプル抽出用データ記憶部151」のサンプルデータを基準に、「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」、「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」から乳幼児Pの遊び方動作について時系列にサンプル抽出し、
図11の「遊び方動作抽出サンプル記憶部153」に記憶する。
【0077】
次いで、ST72へ進む。ST72では、管理サーバ100の
図10の「遊び方状態判断処理部(プログラム)154」が動作し、
図10の「遊び方動作抽出サンプル記憶部153」、「月齢別遊び方動作基準情報記憶部155」及び
図6の「個人データ記憶部111」を参照する。
この「月齢別遊び方動作基準情報記憶部155」には、参照情報である例えば、乳幼児の月齢別の遊び方動作の基準動作等のデータが記憶されている。
【0078】
したがって、同処理部154は、「遊び方動作抽出サンプル記憶部153」の乳幼児Pの遊び方動作の画像と、「個人データ記憶部111」と「月齢別遊び方動作基準情報記憶部155」から特定される乳幼児Pの月齢の遊び方動作データとを比較する。そして、当該月齢の基準動作との差異に基づき、遊び動作の発達の程度を判断する。
例えば、「基準以上の発達」、「通常の発達」、「基準以下の発達」等に分けて、乳幼児Pの個人データと関連付けて
図10の「遊び方状態データ記憶部156」に記憶させる。
【0079】
このようにして、管理サーバ100は、乳幼児Pの画像データから、乳幼児Pの月齢別の遊び方の基準動作に基づく遊び方状態情報(発育状態情報の一例)を生成することができる。
このように、「遊び方状態判断処理部154」等は状態情報生成部の一例となっている。
【0080】
次いで、ST73に進む。ST73では、管理サーバ100は、「遊び方状態データ記憶部156」の遊び方状態データを
図1の保護者用携帯50へ送信する。そして、保護者用携帯50は、「遊び方状態データ」をタッチパネル53に表示する。
したがって、保護者である母親は、乳幼児Pのトイレ動作が標準と比べて、どの程度であるかを容易に把握することができる。
【0081】
(危険動作判断処理工程)
図19は、管理サーバ100による「危険動作判断処理工程」を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートに従い、「危険動作判断処理工程」を説明する。
先ず、
図19のST81で、管理サーバ100の
図11の「危険動作サンプル抽出処理部(プログラム)161」が動作し、
図6の「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」及び「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」を参照する。
【0082】
そして、同処理部161は「管理サーバ側置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部112」及び「管理サーバ側クリップ型カメラ顔認証済みデータ記憶部113」から乳幼児Pの動作について時系列にサンプル抽出し、
図11の「サンプル動作記憶部162」に記憶する。
【0083】
次いでST82へ進む。ST82では、管理サーバ100の
図12の「危険動作判断処理部(プログラム)163」が動作し、
図11の「サンプル動作記憶部162」及び「危険動作基準データ記憶部164」を参照する。
この「危険動作基準データ記憶部164」には、参照情報である例えば、乳幼児の「危険なうつぶせ」「ベビーベッドからの転落」等の危険動作等の危険動作基準データが記憶されている。
【0084】
したがって、同処理部163は、「サンプル動作記憶部162」の乳幼児Pの動作の画像と、「危険動作基準データ記憶部164」の危険動作データとを比較する。そして、基準動作との差異に基づき、危険動作の有無を判断する。
【0085】
このようにして、管理サーバ100は、乳幼児Pの画像データから、乳幼児Pの危険動作基準データに基づく危険動作情報(危険動作情報の一例)を生成することができる。
このように、「危険動作判断処理部163」等は状態情報生成部の一例となっている。
【0086】
次いで、ST83に進む。ST83では、管理サーバ100は、「危険動作」があると判断したときは、同データを
図1の保護者用携帯50へ送信する。そして、保護者用携帯50は、「危険動作の発生」をタッチパネル53に表示する。
したがって、保護者である母親は、乳幼児Pの危険動作の発生を容易に把握することができる。
【0087】
以上のように、本実施の形態では、「置き型カメラ10」と「クリップ型カメラ30」で自動的に撮像した画像データに基づき、自動的に乳幼児Pの成長分析等の発育情報を生成できるのみならず、危険動作の発生の情報も自動的に生成し、保護者に報知することができる。
すなわち、自動的に置き型カメラ10等で撮像した大量の画像データから、必要なデータを自動的に選別し、必要な情報のみを効率的に保護者に提供することができる。
【0088】
また、本実施の形態では、管理サーバ100は、状態情報等の必要な情報を保護者の保護者用端末50に送信することができるので、複数の端末50を管理サーバ100にアクセス可能とすることで、端末50を所有する複数の家族と同カメラ10、30で撮像された写真等を容易に共有することができる。
【0089】
(本実施の形態の変形例)
本実施の形態では、上述の
図13のフローチャートに示すように、「置き型カメラ10」と「クリップ型カメラ30」がそれぞれ「置き型カメラ顔認証装置14」、「クリップ型カメラ顔認証装置35」により、乳幼児Pとの同一性を判断する構成となっているが、本発明は、これに限らず、これと異なる構成としても構わない。
【0090】
例えば、管理サーバ100が、
図2の「置き型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部20」と
図3の「クリップ型カメラ顔認証済み撮像データ記憶部41」のデータを取得する点は、上述の実施の形態と同様であるが、本変形例では、
図5の「同一時刻撮像情報判断部(プログラム)170」(撮像情報詳細判断部の一例)が動作し、乳幼児Pを双方のカメラ10,30が、それぞれ、同一時刻に撮像したか否かを判断し、同一時刻に撮像したときのみ、管理サーバ100が顔認証済み撮像データとして記憶する構成となっており、この点が上述の実施の形態と相違する。
そして、このように記憶した顔認証済み撮像データに基づき、上述の「成長分析工程」、「発達状況判断工程」、「食事状態判断工程」、「トイレ動作状態判断工程」、「遊び方動作状態判断工程」及び「危険動作判断処理工程」等を実行する。
すなわち、本変形例では、乳幼児Pの特定の動作が、双方のカメラ10、30の異なったアングル等で撮像されたときにのみ顔認証済み撮像データとして記憶されることになる。
【0091】
この場合、対象者である乳幼児Pの特定の動作について、複数の画像等が撮像され、且つ、これらの画像は、上記カメラ10とカメラ30で撮像されるため、異なったアングル等の画像となる、
したがって、より精度の高い乳幼児Pの状態情報を生成することができる。
【0092】
また、本実施の形態では、乳幼児Pの顔認証を「置き型カメラ10」及び「クリップ型カメラ30」で実行しているが、本発明はこれに限らず、乳幼児Pの顔認証の工程を、保護者用携帯50や管理サーバ100が実行しても構わない。
また、本実施の形態では、カメラ10,30で撮像されたデータが管理サーバ100で処理され、保護者用携帯50に送信される構成となっているが、本発明はこれに限らず、カメラ10,30で撮像されたデータをデザリング通信等を用いて保護者用携帯50へ送信し、同携帯50で処理し、管理サーバ100へ送信する構成としても構わない。
【0093】
以上説明した本実施形態においては、装置として実現される場合を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されず、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納され頒布されてもよい。
【0094】
また、記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であればよい。記憶媒体の記憶形式は、特には限定されない。
【0095】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
【0096】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体には限定されず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0097】
また、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づいて本実施形態における各処理を実行すればよく、1つのパソコン等からなる装置であってもよいし、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等であってもよい。
【0098】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンには限定されず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0099】
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。