【課題を解決するための手段】
【0007】
組織因子経路インヒビター(TFPI)に結合する抗体(およびこれらの抗原結合断片)が本明細書に開示および例示されている。
【0008】
当業者は、慣例的な実験を使用するだけで、本明細書に記載の本発明の具体的な実施形態の多くの均等物を認識したり、または確認可能になったりすると予想される。このような均等物は、以下の実施形態(E)によって包含されるように意図されている。
E1. 組織因子経路インヒビター(TFPI)のKunitzドメイン2(K2)中のエピトープに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片であって、エピトープは、配列番号2の番号付けによる残基Ile105、Arg107、およびLeu131を含む、単離抗体またはその抗原結合断片。
E2. TFPIのKunitzドメイン1(K1)に結合しない、実施形態1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E3. エピトープが、配列番号2の番号付けによるCys106、Gly108、Cys130、Leu131、およびGly132からなる群から選択される1個または複数の残基をさらに含む、実施形態1または2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E4. エピトープが、配列番号2の番号付けによる残基Cys106、Gly108、Cys130、Leu131、およびGly132をさらに含む、実施形態1から3のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E5. エピトープが、配列番号2の番号付けによるAsp102、Arg112、Tyr127、Gly129、Met134、およびGlu138からなる群から選択される1個または複数の残基をさらに含む、実施形態1から4のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E6. エピトープが、配列番号2の番号付けによるAsp102、Arg112、Tyr127、Gly129、Met134、およびGlu138をさらに含む、実施形態1から5のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E7. エピトープが、配列番号2の番号付けによるE100、E101、P103、Y109、T111、Y113、F114、N116、Q118、Q121、C122、E123、R124、F125、K126、およびL140からなる群から選択される1個または複数の残基を含まない、実施形態1から6のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E8. エピトープが、配列番号2の番号付けによるE100、E101、P103、Y109、T111、Y113、F114、N116、Q118、Q121、C122、E123、R124、F125、K126、およびL140を含まない、実施形態1から7のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E9. エピトープが、配列番号2の番号付けによるD31、D32、P34、C35、K36、E100、E101、P103、Y109、K126、およびG128からなる群から選択される1個または複数の残基を含まない、実施形態1から6のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E10. エピトープが、配列番号2の番号付けによるD31、D32、P34、C35、K36、E100、E101、P103、Y109、K126、およびG128を含まない、実施形態1から6および9のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E11. エピトープが、Asp102、Gly104、Ile105、Cys106、Arg107、Gly108、Arg112、Tyr127、Gly129、Cys130、Leu131、Gly132、Asn133、Met134、およびGlu138(配列番号2の番号付けによる)からなる群から選択される1個または複数の残基を含み、エピトープ残基が、抗体またはその抗原結合断片との相互作用に起因する埋没表面積(BSA)の非ゼロ変化を有する、実施形態1から10のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E12. エピトープが、Asp102、Gly104、Ile105、Cys106、Arg107、Gly108、Arg112、Tyr127、Gly129、Cys130、Leu131、Gly132、Asn133、Met134、およびGlu138(配列番号2の番号付けによる)を含む、実施形態11に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E13. エピトープが、Asp102、Arg107、Arg112、Tyr127、およびLeu131(配列番号2の番号付けによる)からなる群から選択される1個または複数の残基を含み、エピトープ残基が、抗体またはその抗原結合断片由来の残基との水素結合に関与する、実施形態1から12のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E14. エピトープが、Asp102、Arg107、Arg112、Tyr127、およびLeu131(配列番号2の番号付けによる)を含む、実施形態13に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E15. エピトープが、Asp102、Gly104、Ile105、Cys106、Arg107、Gly108、Arg112、Tyr127、Gly129、Cys130、Leu131、Gly132、Met134、およびGlu138(配列番号2の番号付けによる)からなる群から選択される1個または複数の接触残基を含む、実施形態1から14のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E16. エピトープが、Asp102、Gly104、Ile105、Cys106、Arg107、Gly108、Arg112、Tyr127、Gly129、Cys130、Leu131、Gly132、Met134、およびGlu138(配列番号2の番号付けによる)を含む、実施形態15に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E17. TFPIとの相互作用に起因するBSAの非ゼロ変化を有する、以下の重(H)鎖および軽(L)鎖パラトープ残基(Kabatによる番号付け):H33 Ala、H58 Tyr、H95 Leu、H96 Gly、H97 Ala、H98 Thr、H99 Ser、H100 Leu、H100A Ser、L29 Ala、L31 Tyr、L91 Tyr、L95A Ser、およびL95B Glyを含む、実施形態1から16のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E18. (a)H47はTrpまたはTyrであり、(b)H58はTyrであり、(c)L91はTyrまたはArgである、接触残基(Kabatによる番号付け)を含み、(d)L96はGlyまたはAsnであるものを含んでもよい、実施形態1から17のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E19. (a)H33は、Ala、Asn、Gly、His、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、またはValであり、(b)H47は、TrpまたはTyrであり、(c)H50は、Ala、Arg、Gly、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Tyr、またはValであり、(d)H51は、Ile、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(e)H52は、Ser、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Trp、Tyr、またはValであり、(f)H56は、Ser、Arg、Gly、His、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(g)H58は、Tyrであり、(h)H95は、Leu、Gln、Ile、Phe、またはTyrであり、(i)H96は、Gly、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Ile、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、またはValであり、(j)H97は、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(k)H98は、Thr、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(l)H99は、Ser、Ala、Gly、Phe、またはProであり、(m)H100は、Leu、Arg、His、Ile、Leu、Lys、Phe、Pro、Trp、Tyr、またはValであり、(n)H100Aは、Ser、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、またはTrpであり、(o)L29は、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(p)L31は、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(q)L91は、TyrまたはArgであり、(r)L95Aは、Ser、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(s)L95Bは、Ser、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(t)L95Cは、Ser、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValである接触残基(Kabatによる番号付け)を含み、(u)L93は、Tyr、Ala、Arg、Asn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValであり、(v)L96は、GlyまたはAsnである残基を含んでもよい、実施形態1から18のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E20. (a)H33は、AlaまたはValであり、(b)H47は、Trpであり、(c)H50は、Alaであり、(d)H51は、Ileであり、(e)H52は、Ser、Arg、Lys、Phe、またはTyrであり、(f)H56は、Ser、Arg、またはLysであり、(g)H58は、Tyrであり、(h)H95は、Leuであり、(i)H96は、Gly、Ala、Arg、Asn、Lys、Pro、Ser、またはValであり、(j)H97は、Alaであり、(k)H98は、Thr、His、Ile、Leu、Met、Phe、またはTyrであり、(l)H99は、Serであり、(m)H100は、Leu、Phe、Trp、またはTyrであり、(n)H100Aは、Ser、Arg、Asn、Gln、Glu、His、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、またはTrpであり、(o)L29は、Alaであり、(p)L31は、Tyrであり、(q)L91は、Tyrであり、(r)L95Aは、Ser、Phe、Trp、またはTyrであり、(s)L95Bは、Glyであり、(t)L95Cは、Ser、Arg、Asn、Gln、Glu、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Trp、Tyr、またはValである残基(Kabatによる番号付け)を含み、(u)L93はSerであり、(v)L96は、Glyである残基を含んでもよい、実施形態1から18のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E21. (a)H33は、Ala、Val、His、またはPheであり、(b)H47は、TrpまたはTyrであり、(c)H50は、Ala、Thr、Ser、またはPheであり、(d)H51は、Ile、Arg、Lys、またはProであり、(e)H52は、Ser、Phe、Arg、またはTyrであり、(f)H56は、Ser、Lys、Tyr、またはPheであり、(g)H58は、Tyrであり、(h)H95は、Leu、Ile、Gln、またはPheであり、(i)H96は、Gly、Arg、Asn、またはLysであり、(j)H97は、Ala、Leu、Tyr、またはIleであり、(k)H98は、Thr、Tyr、Phe、またはHisであり、(l)H99は、Ser、Pro、Ala、またはPheであり、(m)H100は、Leu、Tyr、Trp、またはPheであり、(n)H100Aは、Ser、Arg、Leu、またはTrpであり、(o)L29は、Ala、Glu、Asp、またはGlnであり、(p)L31は、Tyr、Glu、Asp、またはTrpであり、(q)L91は、TyrまたはArgであり、(r)L95Aは、Ser、Phe、Tyr、またはHisであり、(s)L95Bは、Gly、Glu、Asp、またはProであり、(t)L95Cは、Ser、Trp、Tyr、またはPheである接触残基(Kabatによる番号付け)を含み、(u)L93は、Ser、Glu、Asp、またはHisであり、(v)L96は、GlyまたはAsnである残基を含んでもよい、実施形態1から18のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E22. 以下の接触残基(Kabatによる番号付け):H33 Ala、H47 Trp、H50 Ala、H51 Ile、H52 Ser、H56 Ser、H58 Tyr、H95 Leu、H96 Gly、H97 Ala、H98 Thr、H99 Ser、H100 Leu、H100A Ser、L29 Ala、L31 Tyr、L91 Tyr、L95A Ser、L95B Gly、およびL95C Serを含み、以下の残基:L93 SerおよびL96 Glyを含んでもよい、実施形態1から18のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E23.
(a)配列番号38のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH)相補性決定領域1(CDR−H1)、
(b)配列番号39のアミノ酸配列を含むVH相補性決定領域2(CDR−H2)、および
(c)配列番号40のアミノ酸配列を含むVH相補性決定領域3(CDR−H3)
を含むVHを含む、実施形態1から22のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E24. 配列番号41のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、実施形態1から22のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E25. ヒトVH3フレームワーク配列を含む、実施形態1から24のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E26. ヒトVH1フレームワーク配列を含む、実施形態1から24のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E27. ヒトVH5フレームワーク配列を含む、実施形態1から24のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E28. ヒト生殖系列IGHV3−23またはIGHV1−69のVHフレームワーク配列を含む、実施形態1から24のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E29. ヒト生殖系列IGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態1から24のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E30. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態1から24のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E31. 配列番号41、63、および65からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から30のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E32. 配列番号41、63、および65からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から31のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E33. 配列番号41のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から32のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E34. 配列番号63のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から32のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E35. 配列番号65のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から32のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E36.
(a)配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域(VL)相補性決定領域1(CDR−L1)、
(b)配列番号34のアミノ酸配列を含むVL相補性決定領域2(CDR−L2)、および
(c)配列番号35のアミノ酸配列を含むVL相補性決定領域3(CDR−L3)
を含むVLを含む、実施形態1から35のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E37. 配列番号36のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、実施形態1から35のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E38. ヒトV
κフレームワーク配列を含む、実施形態1から37のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E39. ヒトV
λフレームワーク配列を含む、実施形態1から37のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E40. ヒト生殖系列IGKV3−20のVLフレームワーク配列を含む、実施形態1から37のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E41. ヒト生殖系列IGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態1から37のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E42. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態1から37のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E43. 配列番号36と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から42のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E44. 配列番号36のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から43のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E45. 配列番号20と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域(CH)を含む、実施形態1から44のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E46. 配列番号20のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態1から45のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E47. 配列番号26と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域(CL)を含む、実施形態1から46のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E48. 配列番号26のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態1から47のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E49. Fcドメインを含む、実施形態1から48のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E50. Fcドメインが、IgAのFcドメインである、実施形態49に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E51. IgAが、IgA
1またはIgA
2である、実施形態50に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E52. Fcドメインが、IgDのFcドメインである、実施形態49に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E53. Fcドメインが、IgEのFcドメインである、実施形態49に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E54. Fcドメインが、IgMのFcドメインである、実施形態49に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E55. Fcドメインが、IgGのFcドメインである、実施形態49に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E56. IgGが、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4である、実施形態55に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E57. 配列番号42のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態1から56のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E58. 配列番号64のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態1から56のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E59. 配列番号66のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態1から56のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E60. 配列番号37のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態1から59のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E61. ATCC受託番号PTA−122329で寄託されたプラスミド中に存在するインサートによってコードされるVH配列を含む、実施形態1から60のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E62. ATCC受託番号PTA−122328で寄託されたプラスミド中に存在するインサートによってコードされるVL配列を含む、実施形態1から61のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E63. エピトープが、配列番号2の番号付けによるGlu100、Glu101、Asp102、Gly104、およびTyr109からなる群から選択される1個または複数の残基をさらに含む、実施形態1から4のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E64. エピトープが、配列番号2の番号付けによるGlu100、Glu101、Asp102、Gly104、およびTyr109をさらに含む、実施形態1から4および63のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E65. エピトープが、P103、T111、Y113、F114、N116、Q118、Q121、C122、E123、R124、F125、K126、およびL140(配列番号2による番号付け)からなる群から選択される1個または複数の残基を含まない、実施形態1から4および63から64のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E66. エピトープが、P103、T111、Y113、F114、N116、Q118、Q121、C122、E123、R124、F125、K126、およびL140(配列番号2による番号付け)を含まない、実施形態1から4および63から65のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E67. エピトープが、D31、D32、P34、C35、K36、P103、K126、Y127、G128(配列番号2による番号付け)からなる群から選択される1個または複数の残基を含まない、実施形態1から4および63から64のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E68. エピトープが、D31、D32、P34、C35、K36、P103、K126、Y127、G128(配列番号2による番号付け)を含まない、実施形態1から4、63から64、および67のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E69. 以下の残基(Kabatによる番号付け):H33 Ala、H35 Gln、H52 Ser、H53 Asn、H55 Arg、H56 Ser、H95 Phe、H96 Leu、H97 His、H99 Ser、H101 Asp、L31 Met、L32 Tyr、L34 His、L36 Tyr、L50 Arg、L91 Trp、およびL96 Tyrを含む、実施形態1から4および63から68のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E70.
(a)配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号49のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVHを含む、実施形態1から4および63から69のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E71. 配列番号51のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、実施形態1から4および63から69のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E72. ヒトVH3、VH1、またはVH5フレームワーク配列を含む、実施形態1から4および63から71のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E73. ヒト生殖系列IGHV3−23またはIGHV1−69のVHフレームワーク配列を含む、実施形態1から4および63から72のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E74. ヒト生殖系列IGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態1から4および63から72のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E75. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態1から4および63から71のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E76. 配列番号67、69、51、および79からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から4および63から75のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E77. 配列番号67、69、51、および79からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から4および63から76のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E78. 配列番号67のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から4および63から77のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E79. 配列番号69のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から4および63から77のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E80. 配列番号51のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態1から4および63から77のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E81. 配列番号79のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH)を含む、実施形態1から4および63から77のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E82.
(a)配列番号43のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、実施形態1から4および63から81のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E83. 配列番号46のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、実施形態1から4および63から81のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E84. ヒトV
κまたはV
λフレームワーク配列を含む、実施形態1から4および63から83のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E85. ヒト生殖系列IGKV3−20またはIGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態1から4および63から84のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E86. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態1から4および63から83のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E87. 配列番号46、71、73、75、および77からなる群から選択される配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から4および63から86のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E88. 配列番号46、71、73、75、および77からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から4および63から87のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E89. 配列番号46のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から4および63から88のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E90. 配列番号71のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から4および63から88のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E91. 配列番号73のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から4および63から88のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E92. 配列番号75のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から4および63から88のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E93. 配列番号77のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態1から4および63から88のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E94. 配列番号20と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態1から4および63から93のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E95. 配列番号20のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態1から4および63から94のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E96. 配列番号26と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態1から4および63から95のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E97. 配列番号26のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態1から4および63から96のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E98. Fcドメインを含む、実施形態1から4および63から97のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E99. Fcドメインが、IgAのFcドメインである、実施形態98に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E100. IgAが、IgA
1またはIgA
2である、実施形態99に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E101. Fcドメインが、IgD、IgE、またはIgMのFcドメインである、実施形態98に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E102. Fcドメインが、IgGのFcドメインである、実施形態98に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E103. IgGが、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4である、実施形態102に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E104. 配列番号52のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態1から4および63から103のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E105. 配列番号68のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態1から4および63から103のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E106. 配列番号70のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態1から4および63から103のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E107. 配列番号80のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態1から4および63から103のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E108. 配列番号47のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態1から4および63から107のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E109. 配列番号72のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態1から4および63から107のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E110. 配列番号74のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態1から4および63から107のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E111. 配列番号76のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態1から4および63から107のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E112. 配列番号78のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態1から4および63から107のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E113. 組織因子経路インヒビター(TFPI)のKunitzドメイン2(K2)中のエピトープに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片であって、エピトープが、配列番号2の番号付けによる残基Glu101、Pro103、Tyr109、Thr111、Ser119、Gln121、Glu123、Arg124、Lys126、およびLeu140を含む、単離抗体またはその抗原結合断片。
E114. TFPIのKunitzドメイン1(K1)に結合しない、実施形態113に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E115. エピトープが、E100、D102、R107、Y113、F114、N116、Q118、およびC122(配列番号2による番号付け)からなる群から選択される1個または複数の残基を含まない、実施形態113または114に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E116. エピトープが、E100、D102、R107、Y113、F114、N116、Q118、およびC122(配列番号2による番号付け)を含まない、実施形態113から115のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E117. エピトープが、D31、D32、P34、C35、K36、E100、I105、R107、G108、Y127、およびG128(配列番号2による番号付け)からなる群から選択される1個または複数の残基を含まない、実施形態113または114に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E118. エピトープが、D31、D32、P34、C35、K36、E100、I105、R107、G108、Y127、およびG128(配列番号2による番号付け)を含まない、実施形態113から114、および117のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E119. 以下の残基(Kabat番号付けによる):H50 Asp、H57 Thr、H58 Leu、H59 Tyr、H61 Gln、H98 Asp、H99 Tyr、H100 Asp、L30 His、L50 Trp、L92 Tyr、L93 Thr、L94 Thr、およびL96 Tyrを含む、実施形態113から118に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E120.
(a)配列番号87のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVHを含む、実施形態113から119のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E121. 配列番号90のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、実施形態113から119のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E122. ヒトVH3、VH1、またはVH5フレームワーク配列を含む、実施形態113から121のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E123. ヒト生殖系列IGHV3−23、IGHV1−69、またはIGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態113から122のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E124. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態113から121のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E125. 配列番号90、95、97、99、101、103、105、および107からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から124のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E126. 配列番号90、95、97、99、101、103、105、および107からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から125のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E127. 配列番号90のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E128. 配列番号95のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E129. 配列番号97のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E130. 配列番号99のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E131. 配列番号101のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E132. 配列番号103のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E133. 配列番号105のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E134. 配列番号107のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態113から126のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E135.
(a)配列番号81のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号82のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号83のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、実施形態113から134のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E136. 配列番号84のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、実施形態113から134のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E137. ヒトV
κまたはV
λフレームワーク配列を含む、実施形態113から136のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E138. ヒト生殖系列IGKV3−20またはIGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態113から137のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E139. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態113から136のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E140. 配列番号84、109、および111からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態113から139のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E141. 配列番号84、109、および111からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態113から140のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E142. 配列番号84のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態113から141のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E143. 配列番号109のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態113から141のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E144. 配列番号111のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態113から141のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E145. 配列番号20と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態113から144のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E146. 配列番号20のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態113から145のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E147. 配列番号91と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態113から144のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E148. 配列番号91のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態113から144および147のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E149. 配列番号14と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態113から148のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E150. 配列番号14のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態113から149のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E151. 配列番号85と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態113から148のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E152. 配列番号85のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態113から148および151のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E153. Fcドメインを含む、実施形態113から152のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E154. Fcドメインが、IgA(例えば、IgA
1またはIgA
2)のFcドメインである、実施形態153に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E155. Fcドメインが、IgD、IgE、またはIgMのFcドメインである、実施形態153に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E156. Fcドメインが、IgGのFcドメインである、実施形態153に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E157. IgGが、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4である、実施形態156に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E158. 配列番号92のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E159. 配列番号94のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E160. 配列番号96のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E161. 配列番号98のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E162. 配列番号100のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E163. 配列番号102のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E164. 配列番号104のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E165. 配列番号106のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E166. 配列番号108のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態113から157のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E167. 配列番号86のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態113から166のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E168. 配列番号93のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態113から166のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E169. 配列番号110のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態113から166のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E170. 配列番号112のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態113から166のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E171.
(a)配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVHを含む、TFPIのKunitzドメイン2(K2)に特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E172. 配列番号19のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E173.
(a)配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E174. 配列番号13のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E175.
(i)
(a)配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVH、ならびに
(ii)
(a)配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVL
を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E176. 配列番号19のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列、ならびに配列番号13のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E177. ヒトVH3、VH1、またはVH5フレームワーク配列を含む、実施形態171から176のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E178. ヒト生殖系列IGHV3−23、IGHV1−69、またはIGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態171から177のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E179. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態171から176のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E180.配列番号19と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態171から179のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E181. 配列番号19のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態171から180のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E182. ヒトV
κまたはV
λフレームワーク配列を含む、実施形態171から181のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E183. ヒト生殖系列IGKV3−20またはIGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態171から182のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E184. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態171から181のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E185. 配列番号13と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態171から184のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E186. 配列番号13のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態171から185のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E187. 配列番号20と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態171から186のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E188. 配列番号20のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態171から187のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E189. 配列番号14と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態171から188のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E190. 配列番号14のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態171から189のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E191. Fcドメインを含む、実施形態171から190のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E192. Fcドメインが、IgA(例えば、IgA
1もしくはIgA
2)、IgD、IgE、またはIgMのFcドメインである、実施形態191に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E193. Fcドメインが、IgGのFcドメインである、実施形態191に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E194. IgGが、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4である、実施形態193に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E195. 配列番号21のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態171から194のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E196. 配列番号15のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態171から195のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E197.
(a)配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号29のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVHを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E198. 配列番号31のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E199.
(a)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E200. 配列番号25のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E201.
(i)
(a)配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号29のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVH、ならびに
(ii)
(a)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVL
を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E202. 配列番号31のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列、ならびに配列番号25のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E203. ヒトVH3、VH1、またはVH5フレームワーク配列を含む、実施形態197から202のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E204. ヒト生殖系列IGHV3−23、IGHV1−69、またはIGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態197から203のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E205. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態197から202のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E206. 配列番号31と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態197から205のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E207. 配列番号31のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態197から206のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E208. ヒトV
κまたはV
λフレームワーク配列を含む、実施形態197から207のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E209. ヒト生殖系列IGKV3−20またはIGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態197から208のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E210. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態197から207のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E211. 配列番号25と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態197から210のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E212. 配列番号25のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態197から211のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E213. 配列番号20と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態197から212のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E214. 配列番号20のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態197から213のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E215. 配列番号26と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態197から214のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E216. 配列番号26のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態197から215のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E217. Fcドメインを含む、実施形態197から216のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E218. Fcドメインが、IgA(例えば、IgA
1もしくはIgA
2)、IgD、IgE、またはIgMのFcドメインである、実施形態217に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E219. Fcドメインが、IgG(例えば、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4)のFcドメインである、実施形態217に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E220. 配列番号32のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態197から219のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E221. 配列番号27のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態197から220のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E222.
(a)配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含む重鎖可変領域(VH)を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E223. 配列番号61のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E224.
(a)配列番号53のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号54のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号55のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E225. 配列番号56のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E226.
(i)
(a)配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVH、ならびに
(ii)
(a)配列番号53のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号54のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号55のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVL
を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E227. 配列番号61のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列、ならびに配列番号56のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E228. ヒトVH3、VH1、またはVH5フレームワーク配列を含む、実施形態222から227のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E229. ヒト生殖系列IGHV3−23、IGHV1−69、またはIGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態222から228のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E230. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態222から227のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E231. 配列番号61と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態222から230のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E232. 配列番号61のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態222から231のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E233. ヒトV
κまたはV
λフレームワーク配列を含む、実施形態222から232のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E234. ヒト生殖系列IGKV3−20またはIGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態222から233のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E235. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態222から232のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E236. 配列番号56と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態222から235のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E237. 配列番号56のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態222から236のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E238. 配列番号20と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態222から237のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E239. 配列番号20のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態222から238のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E240. 配列番号26と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態222から239のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E241. 配列番号26のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態222から240のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E242. Fcドメインを含む、実施形態222から241のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E243. Fcドメインが、IgA(例えば、IgA
1もしくはIgA
2)、IgD、IgE、またはIgMのFcドメインである、実施形態242に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E244. Fcドメインが、IgG(例えば、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4)のFcドメインである、実施形態242に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E245. 配列番号62のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態222から244のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E246. 配列番号57のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態222から245のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E247.
(a)配列番号118のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号119のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVHを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E248. 配列番号121のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E249.
(a)配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E250. 配列番号116のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E251.
(i)
(a)配列番号118のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号119のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVH、ならびに
(ii)
(a)配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E252. 配列番号121のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列、ならびに配列番号116のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E253. ヒトVH3、VH1、またはVH5フレームワーク配列を含む、実施形態247から252のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E254. ヒト生殖系列IGHV3−23、IGHV1−69、またはIGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態247から253のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E255. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態247から252のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E256. 配列番号121と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態247から255のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E257. 配列番号121のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態247から256のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E258. ヒトV
κまたはV
λフレームワーク配列を含む、実施形態247から257のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E259. ヒト生殖系列IGKV3−20またはIGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態247から258のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E260. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態247から257のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E261. 配列番号116と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態247から260のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E262. 配列番号116のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態247から261のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E263. 配列番号91と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態247から262のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E264. 配列番号91のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態247から263のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E265. 配列番号85と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態247から264のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E266. 配列番号85のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態247から265のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E267. Fcドメインを含む、実施形態247から266のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E268. Fcドメインが、IgA(例えば、IgA
1もしくはIgA
2)、IgD、IgE、またはIgMのFcドメインである、実施形態267に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E269. Fcドメインが、IgG(例えば、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4)のFcドメインである、実施形態267に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E270. 配列番号122のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態247から269のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E271. 配列番号117のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態247から270のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E272.
(a)配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVHを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E273. 配列番号131のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E274.
(a)配列番号123のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVLを含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E275. 配列番号126のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E276.
(i)
(a)配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR−H1、
(b)配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR−H2、および
(c)配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR−H3
を含むVH、ならびに
(ii)
(a)配列番号123のアミノ酸配列を含むCDR−L1、
(b)配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR−L2、および
(c)配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR−L3
を含むVL
を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E277. 配列番号131のCDR−H1、CDR−H2、およびCDR−H3配列、ならびに配列番号126のCDR−L1、CDR−L2、およびCDR−L3配列を含む、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合断片。
E278. ヒトVH3、VH1、またはVH5フレームワーク配列を含む、実施形態272から277のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E279. ヒト生殖系列IGHV3−23、IGHV1−69、またはIGHV3−7のVHフレームワーク配列を含む、実施形態272から278のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E280. ヒトVH生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態272から277のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E281. 配列番号131と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態272から280のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E282. 配列番号131のアミノ酸配列を含むVHを含む、実施形態272から281のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E283. ヒトV
κまたはV
λフレームワーク配列を含む、実施形態272から282のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E284. ヒト生殖系列IGKV3−20またはIGKV1−39のVLフレームワーク配列を含む、実施形態272から283のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E285. ヒトVL生殖系列コンセンサスフレームワーク配列を含む、実施形態272から282のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E286. 配列番号126と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態272から285のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E287. 配列番号126のアミノ酸配列を含むVLを含む、実施形態272から286のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E288. 配列番号91と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態272から287のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E289. 配列番号91のアミノ酸配列を含むCHを含む、実施形態272から288のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E290. 配列番号85と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態272から289のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E291. 配列番号85のアミノ酸配列を含むCLを含む、実施形態272から290のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E292. Fcドメインを含む、実施形態272から291のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E293. Fcドメインが、IgA(例えば、IgA
1もしくはIgA
2)、IgD、IgE、またはIgMのFcドメインである、実施形態292に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E294. Fcドメインが、IgG(例えば、IgG
1、IgG
2、IgG
3、またはIgG
4)のFcドメインである、実施形態292に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E295. 配列番号132のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、実施形態272から294のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E296. 配列番号127のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、実施形態272から295のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E297. 実施形態1から296のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片とTFPIへの結合を競合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E298. TFPI−3、TFPI−21、TFPI−23、TFPI−24、TFPI−26、TFPI−106、TFPI−107、TFPI−108、TFPI−109、TFPI−110、TFPI−111、TFPI−112、TFPI−113、TFPI−114、TFPI−115、TFPI−118、TFPI−119、TFPI−122、TFPI−123、TFPI−126、4D8.b1、mu−hu 4D8キメラ、4D8−Vk1.0xVH1.0、4D8−Vk1.0xVH1.1、4D8−Vk1.0xVH1.2、4D8−Vk1.0xVH1.3、4D8−Vk1.0xVH1.4、4D8−Vk1.0xVH1.5、4D8−Vk1.0xVH1.6、4D8−Vk1.1xVH1.0、4D8−Vk1.1xVH1.1、4D8−Vk1.1xVH1.2、4D8−Vk1.1xVH1.3、4D8−Vk1.1xVH1.4、4D8−Vk1.1xVH1.5、4D8−Vk1.1xVH1.6、hz4D8、6B7.c5、および7A4.D9からなる群から選択される抗体とTFPIへの結合を競合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E299. TFPI−23、TFPI−24、TFPI−106、およびTFPI−118からなる群から選択される抗体とTFPIへの結合を競合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E300. TFPI−23またはTFPI−106とTFPIへの結合を競合する、実施形態299に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E301. TFPI−24またはTFPI−118とTFPIへの結合を競合する、実施形態299に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E302. 抗体4D8とTFPIへの結合を競合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E303. 実施形態1から296のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片と同じTFPIエピトープに結合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E304. TFPI−3、TFPI−21、TFPI−23、TFPI−24、TFPI−26、TFPI−106、TFPI−107、TFPI−108、TFPI−109、TFPI−110、TFPI−111、TFPI−112、TFPI−113、TFPI−114、TFPI−115、TFPI−118、TFPI−119、TFPI−122、TFPI−123、TFPI−126、4D8.b1、mu−hu 4D8キメラ、4D8−Vk1.0xVH1.0、4D8−Vk1.0xVH1.1、4D8−Vk1.0xVH1.2、4D8−Vk1.0xVH1.3、4D8−Vk1.0xVH1.4、4D8−Vk1.0xVH1.5、4D8−Vk1.0xVH1.6、4D8−Vk1.1xVH1.0、4D8−Vk1.1xVH1.1、4D8−Vk1.1xVH1.2、4D8−Vk1.1xVH1.3、4D8−Vk1.1xVH1.4、4D8−Vk1.1xVH1.5、4D8−Vk1.1xVH1.6、hz4D8、6B7.c5、および7A4.D9からなる群から選択される抗体と同じTFPIエピトープに結合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E305. TFPI−23、TFPI−24、TFPI−106、およびTFPI−118からなる群から選択される抗体と同じTFPIエピトープに結合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E306. TFPI−23またはTFPI−106と同じTFPIエピトープに結合する、実施形態305に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E307. TFPI−24またはTFPI−118と同じTFPIエピトープに結合する、実施形態305に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E308. 抗体4D8と同じTFPIエピトープに結合する、TFPIのK2ドメインに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
E309. TFPIのK1ドメインに結合しない、実施形態297から308のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E310. Fc融合タンパク質、モノボディ、マキシボディ、二機能性抗体、scFab、scFv、ペプチボディ、または上記のいずれかの抗原結合断片である、実施形態1から309のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E311. 約1×10
−7M〜約1×10
−12Mの結合親和性(Kd)値でTFPIに結合する、実施形態1から310のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E312. 約5×10
−7M〜約5×10
−11Mの結合親和性(Kd)値でTFPIに結合する、実施形態1から311のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E313. 約1×10
−8M〜約1×10
−10Mの結合親和性(Kd)値でTFPIに結合する、実施形態1から312のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E314. 血漿ベースの希釈プロトロンビン時間(dPT)アッセイで測定した場合に凝血時間を低下させ、(ii)トロンボエラストグラフィまたは回転トロンボエラストメトリによって測定した場合に全血中の凝血時間を低減し、(iii)トロンビン産生を増大させ、(iv)TFPIの存在下でFXa活性を増大させ、または(v)これらの任意の組合せをする、実施形態1から313のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E315. 血漿ベースの希釈プロトロンビン時間アッセイで測定した場合に凝血時間を低下させる、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E316. 血漿ベースの希釈プロトロンビン時間アッセイで測定した場合の凝血時間の低下が用量依存的である、実施形態315に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E317. トロンボエラストグラフィまたは回転トロンボエラストメトリで測定した場合に全血中の凝血時間を低減する、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E318. トロンボエラストグラフィまたは回転トロンボエラストメトリによって測定した場合の凝血時間の低減が用量依存的である、実施形態317に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E319. トロンビン産生を増大させる、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E320. トロンビン産生の増大が用量依存的である、実施形態319に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E321. TFPIの存在下でFXa活性を増大させる、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E322. TFPIの存在下でのFXa活性の増大が用量依存的である、実施形態321に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E323. TFPIの存在下で血小板蓄積を増強する、実施形態322に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E324. TFPIの存在下での血小板蓄積の増強が用量依存的である、実施形態323に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E325. TFPIの存在下でフィブリン産生を増大させる、実施形態324に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E326. TFPIの存在下でのフィブリン産生の増大が用量依存的である、実施形態325に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E327. 全血中の凝血時間の低減が、重度血友病Aを有するヒト患者から得られる全血を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E328. 全血中の凝血時間の低減が、重度血友病Aおよびヒト第VIII因子に対する阻害抗体を有するヒト患者から得られる全血を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E329. 全血中の凝血時間の低減が、中等度血友病Aを有するヒト患者から得られる全血を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E330. 全血中の凝血時間の低減が、重度血友病Bを有するヒト患者から得られる全血を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E331. 全血中の凝血時間の低減が、重度血友病Bおよびヒト第IX因子に対する阻害抗体を有するヒト患者から得られる全血を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E332. 全血中の凝血時間の低減が、中等度血友病Bを有するヒト患者から得られる全血を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E333. dPTアッセイで測定した場合の凝血時間の低減が、重度血友病Aを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E334. dPTアッセイで測定した場合の凝血時間の低減が、重度血友病Aおよびヒト第VIII因子に対する阻害抗体を有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E335. dPTアッセイで測定した場合の凝血時間の低減が、中等度血友病Aを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E336. dPTアッセイで測定した場合の凝血時間の低減が、重度血友病Bを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E337. dPTアッセイで測定した場合の凝血時間の低減が、重度血友病Bおよびヒト第IX因子に対する阻害抗体を有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E338. dPTアッセイで測定した場合の凝血時間の低減が、中等度血友病Bを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E339. トロンビン産生の増大が、重度血友病Aを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E340. トロンビン産生の増大が、重度血友病Aおよびヒト第VIII因子に対する阻害抗体を有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E341. トロンビン産生の増大が、中等度血友病Aを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E342. トロンビン産生の増大が、重度血友病Bを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E343. トロンビン産生の増大が、重度血友病Bおよびヒト第IX因子に対する阻害抗体を有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E344. トロンビン産生の増大が、中等度血友病Bを有するヒト患者から得られる血漿を使用して判定される、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E345. 100nMの抗体またはその抗原結合断片が、正常な凝血活性の5%を実現するのに十分である量の組換えヒト第VIII因子と、重度血友病Aを有するヒト患者から得られる全血の凝血時間を低減することにおいて少なくとも同様に有効である、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E346. 100nMの抗体またはその抗原結合断片が、正常な凝血活性の5%を実現するのに十分である量の組換えヒト第VIII因子と、重度血友病Aを有するヒト患者から得られる多血小板血漿のピークトロンビン産生を増大させることにおいて少なくとも同様に有効である、実施形態314に記載の抗体またはその抗原結合断片。
E347. TFPIがヒトTFPIである、実施形態1から346のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E348. TFPIが、配列番号2の残基91〜147を含む、実施形態1から347のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片。
E349. 実施形態1から348のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片をコードする1つまたは複数のヌクレオチド配列を含む、単離核酸分子または核酸分子。
E350. 核酸が、配列番号175の核酸配列、配列番号176の核酸配列、配列番号177の核酸配列、配列番号178の核酸配列、ATCC受託番号PTA−122328下でmAb−TFPI−106VLとして寄託されたベクターのインサートの核酸配列、およびATCC受託番号PTA−122329下でmAb−TFPI−106VHとして寄託されたベクターのインサートの核酸配列からなる群から選択される核酸配列を含む、TFPIに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片をコードする単離核酸分子。
E351. 実施形態349および350に記載の核酸分子を含むベクター。
E352. 実施形態349もしくは350に記載の核酸分子または実施形態351に記載のベクターを含む宿主細胞。
E353. 哺乳動物細胞である、実施形態352に記載の宿主細胞。
E354. CHO細胞、HEK−293細胞、またはSp2.0細胞である、実施形態353に記載の宿主細胞。
E355. 抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、抗体または抗原結合断片が宿主細胞によって発現される条件下で実施形態352から354のいずれか一つに記載の宿主細胞を培養することを含む、方法。
E356. 抗体またはその抗原結合断片を単離することをさらに含む、実施形態355に記載の方法。
E357. 実施形態355または356に記載の方法によって得られる、抗体またはその抗原結合断片。
E358. 実施形態1から347および357のいずれか一つに記載の抗体またはその抗原結合断片、ならびに薬学的に許容できる担体または賦形剤を含む医薬組成物。
E359. 組織因子経路インヒビター(TFPI)の活性を低減する方法であって、それを必要とする対象に治療有効量の実施形態1から347および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
E360. 出血時間を短縮する方法であって、それを必要とする対象に治療有効量の実施形態1から347および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
E361. 対象がヒトである、実施形態358または360に記載の方法。
E362. 対象が、血液凝固の不全に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態359から361のいずれか一つに記載の方法。
E363. 対象が、血小板障害に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態359から361のいずれか一つに記載の方法。
E364. 対象が、血友病A、B、またはCに罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態359から361のいずれか一つに記載の方法。
E365. 対象が、血友病AまたはBに罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態359から361のいずれか一つに記載の方法。
E366. 対象が、フォンウィルブランド病(vWD)に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態359から361のいずれか一つに記載の方法。
E367. 治療有効量のFVIIを投与することをさらに含む、実施形態360に記載の方法。
E368. TFPIの存在下でトロンビンの産生を増大させる、実施形態367に記載の方法。
E369. 抗体もしくはその抗原結合断片または医薬組成物を静脈内投与することを含む、実施形態359から368のいずれか一つに記載の方法。
E370. 抗体もしくはその抗原結合断片または医薬組成物を皮下投与することを含む、実施形態359から368のいずれか一つに記載の方法。
E371.抗体もしくはその抗原結合断片または医薬組成物が、3日に1回、4日に1回、5日に1回、6日に1回、1週間に1回、または1週間に2回投与される、実施形態359から368のいずれか一つに記載の方法。
E372. 医薬としての使用のための実施形態1から347および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物。
E373. 対象におけるTFPIの活性の低減における使用のための実施形態1から347および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物。
E374.対象において出血時間の短縮における使用のための実施形態1から347および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物。
E375. 対象がヒトである、実施形態372から374のいずれか一つに記載の抗体もしくは抗原結合断片または医薬組成物。
E376. 対象が、血液凝固の不全に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態372から375のいずれか一つに記載の抗体もしくは抗原結合断片または医薬組成物。
E377. 対象が、血友病A、B、またはCに罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態372から375のいずれか一つに記載の抗体もしくは抗原結合断片または医薬組成物。
E378. 対象が、血友病AまたはBに罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態372から375のいずれか一つに記載の抗体もしくは抗原結合断片または医薬組成物。
E379. 対象が、フォンウィルブランド病(vWD)に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態372から375のいずれか一つに記載の抗体もしくは抗原結合断片または医薬組成物。
E380. 対象が、血小板障害に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態372から375のいずれか一つに記載の抗体もしくは抗原結合断片または医薬組成物。
E381. 対象におけるTFPIの活性を低減するための、実施形態1から348および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物の使用。
E382. 対象におけるTFPIの活性を低減するための医薬の製造における、実施形態1から348および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物の使用。
E383. 対象において出血時間を短縮するための、実施形態1から348および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物の使用。
E384. 対象において出血時間を短縮するための医薬の製造における、実施形態1から348および357のいずれか一つに記載の抗体もしくはその抗原結合断片または実施形態358に記載の医薬組成物の使用。
E385. 対象がヒトである、実施形態381から384のいずれか一つに記載の使用。
E386. 対象が、血液凝固の不全に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態381から384のいずれか一つに記載の使用。
E387. 対象が、血友病A、B、またはCに罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態381から384のいずれか一つに記載の使用。
E388. 対象が、血友病AまたはBに罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態381から384のいずれか一つに記載の使用。
E389. 対象が、フォンウィルブランド病(vWD)に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態381から384のいずれか一つに記載の使用。
E390. 対象が、血小板障害に罹患しているかまたは罹患しやすい、実施形態381から384のいずれか一つに記載の使用。