特開2021-10359(P2021-10359A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-10359虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-10359(P2021-10359A)
(43)【公開日】2021年2月4日
(54)【発明の名称】虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯
(51)【国際特許分類】
   A01M 1/22 20060101AFI20210108BHJP
   A01M 1/04 20060101ALI20210108BHJP
   A01K 61/80 20170101ALI20210108BHJP
   A01K 63/04 20060101ALI20210108BHJP
【FI】
   A01M1/22 A
   A01M1/04
   A01K61/80
   A01K63/04 F
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-202708(P2019-202708)
(22)【出願日】2019年11月7日
(31)【優先権主張番号】201910617047.5
(32)【優先日】2019年7月9日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】屠暁斌
【テーマコード(参考)】
2B104
2B121
【Fターム(参考)】
2B104AA01
2B104CA01
2B104CF12
2B104EB01
2B104EG05
2B121AA12
2B121DA01
2B121DA34
2B121EA21
(57)【要約】      (修正有)
【課題】虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯を提供する。
【解決手段】主体34を含み、前記主体34の中には上方に開口した偏心輪空間13が左右対称的に設置され、前記偏心輪空間13の中には移動ブロック36がスライドできるように装着され、前記移動ブロック36の中には空き空間35が設置され、前記スライドブロックが引っ掛かりブロックを押し動かしてばね空間の中に完全に入らせた時に、第二ばねがラック54を下方に移動連動させ、前記スライドブロックは前記スライド空間の中でスライドし、本発明は酸素増やし機構の中にある補助板の回転により、水と空気との有効な接触面を増やし、水の中の溶存酸素量を高くし、水は溶存酸素が足りない状況を防止し、大量の養殖物が酸素欠乏で死亡することを避ける。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主体を含み、前記主体の中には上方に開口した偏心輪空間が左右対称的に設置され、前記偏心輪空間の中には移動ブロックがスライドできるように装着され、前記移動ブロックの中には空き空間が設置され、前記偏心輪空間の頂壁の四周は斜面であり、前記移動ブロックの底面と前記偏心輪空間の底壁との間には第一ばねが固定的に装着され、前記偏心輪空間の頂壁には阻み板空間が連通するように設置され、前記阻み板空間の中には阻み板がスライドできるように装着され、前記阻み板が前記移動ブロックと固定的に連結され、前記阻み板空間の後側内壁には前記主体の後側面を貫通した水空間が連通するように設置され、前記水空間が前方に伸びて前記主体の前側面を貫通し、前記水空間は前記空き空間と連通でき、前記主体の頂面には殺虫機能を有する殺虫機構が設置され、前記殺虫機構が殺した虫は前記空き空間の中に落ち、左右両側の前記偏心輪空間の間には前記移動ブロックを下方に移動連動させられる移動機構が設置され、前記移動機構は前記移動ブロックを下方に移動連動させた後に、前記移動ブロックが前記阻み板を下方に移動連動させ、前記空き空間が前記水空間と連通し、水は前記水空間によって前記空き空間の中に入った虫を前記水空間の前側内壁から連れてきて、虫は水中に入り、
前記移動機構の後側には水に酸素を増加することができる酸素増やし機構が設置され、前記酸素増やし機構の動力は前記移動機構に提供されることを特徴とする虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯。
【請求項2】
前記主体の左右両側には浮きブロックが固定的に装着され、前記浮きブロックは密度が水より小さい材料によって作られ、以上により、前記主体は水面に浮かべることを特徴とする請求項1に記載の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯。
【請求項3】
前記殺虫機構は前記主体の頂面に固定的に装着されたライトを含み、前記主体の頂面には環状の電流の通じた電力網が固定的に装着され、前記ライトが前記電力網の中に位置し、前記電力網の頂面には上げ板が固定的に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯。
【請求項4】
前記移動機構は前記主体の中に設置された動力空間を含み、前記動力空間の後側内壁にはモーターが固定的に装着され、前記モーターの前向き出力軸の前側面には動力ロッドが固定的に装着され、前記動力ロッドには固定ブロックが固定的に装着され、前記動力空間の左右両側には回転空間が連通するように設置され、前記回転空間の上方にはラチェット空間が設置され、前記ラチェット空間と前記回転空間との間には回転ロッドが回転できるように装着され、前記回転ロッドには回転ブロックが固定的に装着され、前記回転ブロックの中にはスライド溝が形成され、前記固定ブロックは前記スライド溝の上でスライドでき、前記回転ロッドの底面にはトーションばねが固定的に装着され、前記トーションばねの底面が前記回転空間底壁と固定的に装着され、前記回転ロッドの頂面にはラチェットが固定的に装着され、前記ラチェット空間の上方にはヒンジ空間が設置され、前記ヒンジ空間と前記ラチェット空間との間には中間ロッドが回転できるように装着され、前記中間ロッドが前記ラチェットと固定的に連結され、回転盤の頂面にはヒンジロッドがヒンジで装着され、前記ヒンジ空間の片側にはラック空間が設置され、前記ラック空間の中にはラックがスライドできるように装着され、前記ラックの頂面と前記ラック空間の頂壁との間には第二ばねが固定的に装着され、前記ラック空間の片側内壁にはばね空間が連通するように設置され、前記ばね空間の中には引っ掛かりブロックがスライドできるように装着され、前記引っ掛かりブロックと前記ばね空間との間には第三ばねが固定的に装着され、前記ラックの中には引っ掛かりブロック空間が設置され、前記引っ掛かりブロックは前記引っ掛かりブロック空間の中に引っ掛かれ、スライドブロックの頂壁にはスライド空間が連通するように設置され、前記ラック空間と前記ヒンジ空間との間には前記スライドブロックがスライドできるように装着され、前記スライドブロックは前記スライド空間と前記引っ掛かりブロック空間との中でスライドでき、前記スライドブロックが前記ヒンジロッドとヒンジで装着され、前記偏心輪空間と前記ラック空間との間には偏心輪ロッドが回転できるように装着され、前記偏心輪ロッドにおいて前記ラック空間の中に位置するところには第一歯車が固定的に装着され、前記第一歯車が前記ラックと噛み合い、前記偏心輪ロッドにおいて前記偏心輪空間の中に位置するところには偏心輪が固定的に装着され、前記偏心輪が前記移動ブロックと当接し、左右両側の前記スライド溝が平行することを特徴とする請求項1に記載の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯。
【請求項5】
前記動力空間の底壁には移動空間が連通するように設置され、前記移動空間の中には移動板がスライドできるように装着され、前記移動板の左側面は斜面であり、前記移動空間の左右両側には連結空間が連通するように設置され、前記連結空間の中には連結ロッドがスライドできるように装着され、前記連結ロッドが前記移動板と固定的に連結され、前記連結空間の前後内壁の間には第二歯車が回転できるように装着され、前記第二歯車が前記連結ロッドと噛み合い、前記ラック空間の底壁には矩形空間が連通するように設置され、前記矩形空間の中には矩形ブロックがスライドできるように装着され、前記矩形ブロックが前記第二歯車と噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯。
【請求項6】
前記酸素増やし機構は前記動力空間の後側に設置された噛み合い空間を含み、前記モーターの後向きの出力軸の後側面には伝動ロッドが固定的に装着され、前記伝動ロッドが後方に伸びて前記噛み合い空間の前側内壁を貫通し、前記伝動ロッドの後側面には第一傘歯車が固定的に装着され、前記噛み合い空間の左右両側には後方に開口した酸素増やし空間が設置され、前記酸素増やし空間と前記噛み合い空間との間には補助ロッドが回転できるように装着され、前記補助ロッドにおいて前記噛み合い空間の中に位置するところには第二傘歯車が固定的に装着され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合い、前記補助ロッドにおいて前記酸素増やし空間の中に位置するところには補助板が固定的に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯。
【請求項7】
前記主体の左右両側面には紐が固定的に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は養殖業分野に関わり、具体的には虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯である。
【背景技術】
【0002】
魚介類を捕獲したり養殖する過程には、水に酸素を止まらずに供給する必要があり、こうする目的は大量の養殖物が酸素欠乏で死亡し、養殖業者に取り返しのつかない損失をもたらすのを避ける。普通の漁業に使われる殺虫灯は岸辺の木などに掛かるので、殺された虫を利用することはしなく、資源を浪費する。虫の体内は豊かなタンパク質に富み、養殖物の成長に有利である。普通の漁業に使われる殺虫灯は水に酸素を増加する機能を有しなく、照明する機能しか備わらない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107279096号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯を提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯は、主体を含み、前記主体の中には上方に開口した偏心輪空間が左右対称的に設置され、前記偏心輪空間の中には移動ブロックがスライドできるように装着され、前記移動ブロックの中には空き空間が設置され、前記偏心輪空間の頂壁の四周は斜面であり、前記移動ブロックの底面と前記偏心輪空間の底壁との間には第一ばねが固定的に装着され、前記偏心輪空間の頂壁には阻み板空間が連通するように設置され、前記阻み板空間の中には阻み板がスライドできるように装着され、前記阻み板が前記移動ブロックと固定的に連結され、前記阻み板空間の後側内壁には前記主体の後側面を貫通した水空間が連通するように設置され、前記水空間が前方に伸びて前記主体の前側面を貫通し、前記水空間は前記空き空間と連通でき、前記主体の頂面には殺虫機能を有する殺虫機構が設置され、前記殺虫機構が殺した虫は前記空き空間の中に落ち、左右両側の前記偏心輪空間の間には前記移動ブロックを下方に移動連動させられる移動機構が設置され、前記移動機構は前記移動ブロックを下方に移動連動させた後に、前記移動ブロックが前記阻み板を下方に移動連動させ、前記空き空間が前記水空間と連通し、水は前記水空間によって前記空き空間の中に入った虫を前記水空間の前側内壁から連れてきて、虫は水中に入る。
【0006】
前記移動機構の後側には水に酸素を増加することができる酸素増やし機構が設置され、前記酸素増やし機構の動力は前記移動機構に提供される。
【0007】
上記の技術プランに基づき、前記主体の左右両側には浮きブロックが固定的に装着され、前記浮きブロックは密度が水より小さい材料によって作られ、
以上により、前記主体は水面に浮かべる。
【0008】
上記の技術プランに基づき、前記殺虫機構は前記主体の頂面に固定的に装着されたライトを含み、前記主体の頂面には環状の電流の通じた電力網が固定的に装着され、前記ライトが前記電力網の中に位置し、前記電力網の頂面には上げ板が固定的に装着されている。
【0009】
上記の技術プランに基づき、前記移動機構は前記主体の中に設置された動力空間を含み、前記動力空間の後側内壁にはモーターが固定的に装着され、前記モーターの前向き出力軸の前側面には動力ロッドが固定的に装着され、前記動力ロッドには固定ブロックが固定的に装着され、前記動力空間の左右両側には回転空間が連通するように設置され、前記回転空間の上方にはラチェット空間が設置され、前記ラチェット空間と前記回転空間との間には回転ロッドが回転できるように装着され、前記回転ロッドには回転ブロックが固定的に装着され、前記回転ブロックの中にはスライド溝が形成され、前記固定ブロックは前記スライド溝の上でスライドでき、前記回転ロッドの底面にはトーションばねが固定的に装着され、前記トーションばねの底面が前記回転空間底壁と固定的に装着され、前記回転ロッドの頂面にはラチェットが固定的に装着され、前記ラチェット空間の上方にはヒンジ空間が設置され、前記ヒンジ空間と前記ラチェット空間との間には中間ロッドが回転できるように装着され、前記中間ロッドが前記ラチェットと固定的に連結され、回転盤の頂面にはヒンジロッドがヒンジで装着され、前記ヒンジ空間の片側にはラック空間が設置され、前記ラック空間の中にはラックがスライドできるように装着され、前記ラックの頂面と前記ラック空間の頂壁との間には第二ばねが固定的に装着され、前記ラック空間の片側内壁にはばね空間が連通するように設置され、前記ばね空間の中には引っ掛かりブロックがスライドできるように装着され、前記引っ掛かりブロックと前記ばね空間との間には第三ばねが固定的に装着され、前記ラックの中には引っ掛かりブロック空間が設置され、前記引っ掛かりブロックは前記引っ掛かりブロック空間の中に引っ掛かれ、スライドブロックの頂壁にはスライド空間が連通するように設置され、前記ラック空間と前記ヒンジ空間との間には前記スライドブロックがスライドできるように装着され、前記スライドブロックは前記スライド空間と前記引っ掛かりブロック空間との中でスライドでき、前記スライドブロックが前記ヒンジロッドとヒンジで装着され、前記偏心輪空間と前記ラック空間との間には偏心輪ロッドが回転できるように装着され、前記偏心輪ロッドにおいて前記ラック空間の中に位置するところには第一歯車が固定的に装着され、前記第一歯車が前記ラックと噛み合い、前記偏心輪ロッドにおいて前記偏心輪空間の中に位置するところには偏心輪が固定的に装着され、前記偏心輪が前記移動ブロックと当接し、左右両側の前記スライド溝が平行する。
【0010】
上記の技術プランに基づき、前記動力空間の底壁には移動空間が連通するように設置され、前記移動空間の中には移動板がスライドできるように装着され、前記移動板の左側面は斜面であり、前記移動空間の左右両側には連結空間が連通するように設置され、前記連結空間の中には連結ロッドがスライドできるように装着され、前記連結ロッドが前記移動板と固定的に連結され、前記連結空間の前後内壁の間には第二歯車が回転できるように装着され、前記第二歯車が前記連結ロッドと噛み合い、前記ラック空間の底壁には矩形空間が連通するように設置され、前記矩形空間の中には矩形ブロックがスライドできるように装着され、前記矩形ブロックが前記第二歯車と噛み合っている。
【0011】
上記の技術プランに基づき、前記酸素増やし機構は前記動力空間の後側に設置された噛み合い空間を含み、前記モーターの後向きの出力軸の後側面には伝動ロッドが固定的に装着され、前記伝動ロッドが後方に伸びて前記噛み合い空間の前側内壁を貫通し、前記伝動ロッドの後側面には第一傘歯車が固定的に装着され、前記噛み合い空間の左右両側には後方に開口した酸素増やし空間が設置され、前記酸素増やし空間と前記噛み合い空間との間には補助ロッドが回転できるように装着され、前記補助ロッドにおいて前記噛み合い空間の中に位置するところには第二傘歯車が固定的に装着され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合い、前記補助ロッドにおいて前記酸素増やし空間の中に位置するところには補助板が固定的に装着されている。
【0012】
上記の技術プランに基づき、前記主体の左右両側面には紐が固定的に装着されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明の有益な効果は:本発明は酸素増やし機構の中にある補助板の回転により、水と空気との有効な接触面を増やし、水の中の溶存酸素量を高くし、水は溶存酸素が足りない状況を防止し、大量の養殖物が酸素欠乏で死亡することを避け、ライトを介して虫を誘引してから、電力網によって虫を殺し、水は水空間によって空き空間の中の虫を水の中に連れ込み、養殖物に使用され、虫資源を充分に利用でき、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本発明の構成概略図
図2図2は本発明の図1におけるA―A方向の断面構成概略図
図3図3は本発明の図1におけるB―B方向の断面構成概略図
図4図4は本発明の図1におけるC―C方向の断面構成概略図
図5図5は本発明の図1におけるDの拡大概略図
図6図6は本発明における引っ掛かりブロック空間とスライド空間との左側面の構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜6を参照し、本発明の実施例の虫を副飼料とする漁業の酸素を増やす殺虫灯は、主体34を含み、前記主体34の中には上方に開口した偏心輪空間13が左右対称的に設置され、前記偏心輪空間13の中には移動ブロック36がスライドできるように装着され、前記移動ブロック36の中には空き空間35が設置され、前記偏心輪空間13の頂壁の四周は斜面であり、前記移動ブロック36の底面と前記偏心輪空間13の底壁との間には第一ばね14が固定的に装着され、前記偏心輪空間13の頂壁には阻み板空間61が連通するように設置され、前記阻み板空間61の中には阻み板41がスライドできるように装着され、前記阻み板41が前記移動ブロック36と固定的に連結され、前記阻み板空間61の後側内壁には前記主体34の後側面を貫通した水空間40が連通するように設置され、前記水空間40が前方に伸びて前記主体34の前側面を貫通し、前記水空間40は前記空き空間35と連通でき、前記主体34の頂面には殺虫機能を有する殺虫機構101が設置され、前記殺虫機構101が殺した虫は前記空き空間35の中に落ち、左右両側の前記偏心輪空間13の間には前記移動ブロック36を下方に移動連動させられる移動機構102が設置され、前記移動機構102は前記移動ブロック36を下方に移動連動させた後に、前記移動ブロック36が前記阻み板41を下方に移動連動させ、前記空き空間35が前記水空間40と連通し、水は前記水空間40によって前記空き空間35の中に入った虫を前記水空間40の前側内壁から連れてきて、虫は水中に入り、前記移動機構102の後側には水に酸素を増加することができる酸素増やし機構103が設置され、前記酸素増やし機構103の動力は前記移動機構102に提供される。
【0017】
また、一つの実施例において、前記主体34の左右両側には浮きブロック11が固定的に装着され、前記浮きブロック11は密度が水より小さい材料によって作られ、
以上により、前記主体34は水面に浮かべる。
【0018】
また、一つの実施例において、前記殺虫機構101は前記主体34の頂面に固定的に装着されたライト39を含み、前記主体34の頂面には環状の電流の通じた電力網37が固定的に装着され、前記ライト39が前記電力網37の中に位置し、前記電力網37の頂面には上げ板38が固定的に装着されており、
前記ライト39を介して虫を誘引してから、電力網37によって虫を殺す。
【0019】
また、一つの実施例において、前記移動機構102は前記主体34の中に設置された動力空間22を含み、前記動力空間22の後側内壁にはモーター47が固定的に装着され、前記モーター47の前向き出力軸の前側面には動力ロッド29が固定的に装着され、前記動力ロッド29には固定ブロック30が固定的に装着され、前記動力空間22の左右両側には回転空間62が連通するように設置され、前記回転空間62の上方にはラチェット空間56が設置され、前記ラチェット空間56と前記回転空間62との間には回転ロッド31が回転できるように装着され、前記回転ロッド31には回転ブロック27が固定的に装着され、前記回転ブロック27の中にはスライド溝28が形成され、前記固定ブロック30は前記スライド溝28の上でスライドでき、前記回転ロッド31の底面にはトーションばね26が固定的に装着され、前記トーションばね26の底面が前記回転空間62底壁と固定的に装着され、前記回転ロッド31の頂面にはラチェット55が固定的に装着され、前記ラチェット空間56の上方にはヒンジ空間59が設置され、前記ヒンジ空間59と前記ラチェット空間56との間には中間ロッド57が回転できるように装着され、前記中間ロッド57が前記ラチェット55と固定的に連結され、回転盤58の頂面にはヒンジロッド60がヒンジで装着され、前記ヒンジ空間59の片側にはラック空間50が設置され、前記ラック空間50の中にはラック54がスライドできるように装着され、前記ラック54の頂面と前記ラック空間50の頂壁との間には第二ばね51が固定的に装着され、前記ラック空間50の片側内壁にはばね空間66が連通するように設置され、前記ばね空間66の中には引っ掛かりブロック65がスライドできるように装着され、前記引っ掛かりブロック65と前記ばね空間66との間には第三ばね67が固定的に装着され、前記ラック54の中には引っ掛かりブロック空間52が設置され、前記引っ掛かりブロック65は前記引っ掛かりブロック空間52の中に引っ掛かれ、スライドブロック53の頂壁にはスライド空間68が連通するように設置され、前記ラック空間50と前記ヒンジ空間59との間には前記スライドブロック53がスライドできるように装着され、前記スライドブロック53は前記スライド空間68と前記引っ掛かりブロック空間52との中でスライドでき、前記スライドブロック53が前記ヒンジロッド60とヒンジで装着され、前記偏心輪空間13と前記ラック空間50との間には偏心輪ロッド15が回転できるように装着され、前記偏心輪ロッド15において前記ラック空間50の中に位置するところには第一歯車16が固定的に装着され、前記第一歯車16が前記ラック54と噛み合い、前記偏心輪ロッド15において前記偏心輪空間13の中に位置するところには偏心輪12が固定的に装着され、前記偏心輪12が前記移動ブロック36と当接し、左右両側の前記スライド溝28が平行しており、
前記主体34が水面に浮かぶ時に、前記モーター47が作動することで前記動力ロッド29と前記固定ブロック30とを回転連動させ、前記固定ブロック30が反時計回り方向に旋転し、前記固定ブロック30は前記スライド溝28を介して前記回転ブロック27と前記回転ロッド31とを小さな角度で回転連動させ、前記回転ロッド31は前記ラチェット55を介して前記中間ロッド57と前記回転盤58とを回転連動させ、前記トーションばね26が前記回転ロッド31を回転連動させ、前記回転ロッド31が回転する時に、前記回転ロッド31は前記ラチェット55を介して前記中間ロッド57を回転連動させなく、前記回転盤58が前記ヒンジロッド60を介して前記スライドブロック53を移動連動させ、前記スライド溝28が前記回転ロッド31を回転連動させる角度は小さいため、前記スライドブロック53が毎回スライドした距離は短く、前記スライドブロック53が前記引っ掛かりブロック65を押し動かして前記ばね空間66の中に完全に入らせた時に、前記第二ばね51が前記ラック54を下方に移動連動させ、前記スライドブロック53は前記スライド空間68の中でスライドし、それによって前記第一歯車16が百八十度回転し、前記第一歯車16が回転することで前記偏心輪ロッド15を回転連動させ、前記偏心輪ロッド15が回転することで前記偏心輪12を回転連動させ、前記移動ブロック36を下方に移動させる。
【0020】
また、一つの実施例において、前記動力空間22の底壁には移動空間20が連通するように設置され、前記移動空間20の中には移動板21がスライドできるように装着され、前記移動板21の左側面は斜面であり、前記移動空間20の左右両側には連結空間18が連通するように設置され、前記連結空間18の中には連結ロッド19がスライドできるように装着され、前記連結ロッド19が前記移動板21と固定的に連結され、前記連結空間18の前後内壁の間には第二歯車24が回転できるように装着され、前記第二歯車24が前記連結ロッド19と噛み合い、前記ラック空間50の底壁には矩形空間17が連通するように設置され、前記矩形空間17の中には矩形ブロック25がスライドできるように装着され、前記矩形ブロック25が前記第二歯車24と噛み合っており、
前記ラック54が下方に移動する時に、前記ラック54が前記矩形ブロック25を押し動かして下方に移動させ、前記矩形ブロック25が前記第二歯車24を介して前記連結ロッド19を上方に移動連動させ、前記移動板21を上方に移動させ、前記移動板21が前記動力空間22の中に入り、前記固定ブロック30が回転することで前記移動板21を下方に移動連動させ、前記矩形ブロック25を上方に移動させ、その後、前記引っ掛かりブロック65が改めて前記引っ掛かりブロック空間52の中に引っ掛り、前記ラック54の移動を制限する。
【0021】
また、一つの実施例において、前記酸素増やし機構103は前記動力空間22の後側に設置された噛み合い空間43を含み、前記モーター47の後向きの出力軸の後側面には伝動ロッド46が固定的に装着され、前記伝動ロッド46が後方に伸びて前記噛み合い空間43の前側内壁を貫通し、前記伝動ロッド46の後側面には第一傘歯車45が固定的に装着され、前記噛み合い空間43の左右両側には後方に開口した酸素増やし空間48が設置され、前記酸素増やし空間48と前記噛み合い空間43との間には補助ロッド44が回転できるように装着され、前記補助ロッド44において前記噛み合い空間43の中に位置するところには第二傘歯車42が固定的に装着され、前記第二傘歯車42が前記第一傘歯車45と噛み合い、前記補助ロッド44において前記酸素増やし空間48の中に位置するところには補助板49が固定的に装着されており、
前記モーター47が作動する時に、前記伝動ロッド46が回転することで前記第一傘歯車45を回転連動させ、前記第一傘歯車45が前記第二傘歯車42との噛み合いによって前記補助ロッド44を回転連動させ、前記補助ロッド44が回転することで前記酸素増やし空間48を回転連動させ、前記酸素増やし空間48が回転して水面を揺らし、水は飛び散って空気と充分に接触し、酸素を補充する。
【0022】
また、一つの実施例において、前記主体34の左右両側面には紐70が固定的に装着され、前記紐70を岸辺に括り、前記主体34の水面で移動することを制限できる。
【0023】
ライト39は虫を誘引してから、電力網37によって虫を殺し、殺された虫は空き空間35の中に落ち、主体34が水面に浮かぶ時に、モーター47が作動することで動力ロッド29と固定ブロック30とを回転連動させ、固定ブロック30が反時計回り方向に旋転し、固定ブロック30はスライド溝28を介して回転ブロック27と回転ロッド31とを小さな角度で回転連動させ、回転ロッド31はラチェット55を介して中間ロッド57と回転盤58とを回転連動させ、トーションばね26が回転ロッド31を旋回連動させ、回転ロッド31が旋回する時に、回転ロッド31はラチェット55を介して中間ロッド57を回転連動させなく、回転盤58がヒンジロッド60を介してスライドブロック53を移動連動させ、スライド溝28が回転ロッド31を回転連動させる角度は小さいため、スライドブロック53が毎回スライドした距離は短く、スライドブロック53が引っ掛かりブロック65を押し動かしてばね空間66の中に完全に入らせた時に、第二ばね51がラック54を下方に移動連動させ、スライドブロック53はスライド空間68の中でスライドし、それによって第一歯車16が百八十度回転し、第一歯車16が回転することで偏心輪ロッド15を回転連動させ、偏心輪ロッド15が回転することで偏心輪12を回転連動させ、移動ブロック36を下方に移動させ、移動ブロック36が阻み板41を下方に移動連動させ、空き空間35が水空間40と連通し、水は水空間40によって空き空間35の中に入った虫を水空間40の前側内壁から連れてきて、虫は水中に入り、ラック54が下方に移動する時に、ラック54が矩形ブロック25を押し動かして下方に移動させ、矩形ブロック25が第二歯車24を介して連結ロッド19を上方に移動連動させ、移動板21を上方に移動させ、移動板21が動力空間22の中に入り、固定ブロック30が回転することで移動板21を下方に移動連動させ、矩形ブロック25を上方に移動させ、その後、引っ掛かりブロック65が改めて引っ掛かりブロック空間52の中に引っ掛かり、ラック54の移動を制限し、モーター47が作動する時に、伝動ロッド46が回転することで第一傘歯車45を回転連動させ、第一傘歯車45が第二傘歯車42との噛み合いによって補助ロッド44を回転連動させ、補助ロッド44が回転することで酸素増やし空間48を回転連動させ、酸素増やし空間48が回転して水面を揺らし、それによって水は飛び散って空気と充分に接触し、酸素を補充する。
【0024】
本発明の有益な効果は:本発明は酸素増やし機構の中にある補助板の回転により、水と空気との有効な接触面を増やし、水の中の溶存酸素量を高くし、水は溶存酸素が足りない状況を防止し、大量の養殖物が酸素欠乏で死亡することを避け、ライトを介して虫を誘引してから、電力網によって虫を殺し、水は水空間によって空き空間の中の虫を水の中に連れ込み、養殖物に使用され、虫資源を充分に利用でき、普及する価値がある。
【0025】
当業者は明確できることは、本出願の総体精神及び構想から離脱しない限り、上記実施例に各種の変型を行うことができる。それらの変型はいずれも本出願の保護範囲中にカバーすべきである。本出願の保護方案は本出願に添付した特許の請求の範囲を基準とするべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6