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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-104784(P2021-104784A)
(43)【公開日】2021年7月26日
(54)【発明の名称】光学センサ洗浄装置
(51)【国際特許分類】
   B60S 1/60 20060101AFI20210625BHJP
   B08B 3/02 20060101ALI20210625BHJP
【FI】
   B60S1/60 Z
   B08B3/02 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-237864(P2019-237864)
(22)【出願日】2019年12月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000001487
【氏名又は名称】フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小島 章
(72)【発明者】
【氏名】古野 貴浩
【テーマコード(参考)】
3B201
3D025
【Fターム(参考)】
3B201AA47
3B201AB53
3B201BB23
3B201BB33
3B201BB92
3B201CC12
3D025AA04
3D025AC02
3D025AC07
3D025AD11
3D025AF18
3D025AF19
(57)【要約】
【課題】より適切に光学センサを洗浄できる光学センサ洗浄装置を提供する。
【解決手段】光学センサ2と、光学センサ2を覆うカバー4と、液体を噴射する液体噴射ノズル8とを備え、液体によってカバー4の外表面を洗浄する光学センサ洗浄装置1であって、光学センサ2と、カバー4との間に、気体が流される空間Sが設けられ、液体で洗浄される外表面の洗浄領域よりも上の位置に、洗浄領域に向けて空間Sを流れる気体を噴射する噴射口46が設けられている。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学センサと、前記光学センサを覆うカバーと、液体を噴射する液体噴射ノズルとを備え、前記液体によって前記カバーの外表面を洗浄する光学センサ洗浄装置であって、
前記光学センサと、前記カバーとの間に、気体が流される空間が設けられ、
前記液体で洗浄される外表面の洗浄領域よりも上の位置に、当該洗浄領域に向けて前記空間を流れる気体を噴射する噴射口が設けられている
ことを特徴とする光学センサ洗浄装置。
【請求項2】
前記空間に気体を導入する気体噴射ノズルを備え、当該気体噴射ノズルが前記カバーの内部に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学センサ洗浄装置。
【請求項3】
前記光学センサが載置され、前記液体噴射ノズルから噴射された前記液体を溜める受け皿を備え、
前記液体噴射ノズルは、前記受け皿に設けられている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学センサ洗浄装置。
【請求項4】
前記受け皿には、前記液体噴射ノズルから噴射された前記液体を排出する排出口が設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の光学センサ洗浄装置。
【請求項5】
前記カバーの前記洗浄領域よりも上の位置には、外方に突出する突出部が設けられており、
前記突出部は、前記洗浄領域に対向する傾斜面を有し、
前記噴射口は、前記傾斜面に設けられ、
前記傾斜面は、前記カバーから遠ざかるにつれて、下方に向かって傾斜している
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光学センサ洗浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学センサ洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光学検出システムが有する光学センサの表面を洗浄する技術として、特許文献1に記載のようなシステムが知られている。
特許文献1には、「センサをクリーニングするための装置は、第1の弁と、第2の弁と、1組の液体ノズルと、筐体構造とを含み得る。筐体構造は、液体が第1の弁から1組の液体ノズルへと移動するのを可能にする第1のチャネルと、キャビティと、空気が第2の弁からキャビティへと移動するのを可能にする第2のチャネルと、空気がキャビティから筐体構造の外へと移動するのを可能にするスリット開口部とを含む。」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2019−525865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、例えば、液体を噴射する噴射口と気体を噴射する噴射口とが同じ高さにある場合、それぞれの噴射口の角度が考慮されていないという問題があった。
本発明は、より適切に光学センサを洗浄できる光学センサ洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、光学センサと、前記光学センサを覆うカバーと、液体を噴射する液体噴射ノズルとを備え、前記液体によって前記カバーの外表面を洗浄する光学センサ洗浄装置であって、前記光学センサと、前記カバーとの間に、気体が流される空間が設けられ、前記液体で洗浄される外表面の洗浄領域よりも上の位置に、当該洗浄領域に向けて前記空間を流れる気体を噴射する噴射口が設けられていることを特徴とする光学センサ洗浄装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、より適切に光学センサを洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の第一実施形態に係る光学センサ洗浄装置の斜視図である。
図2】光学センサ洗浄装置を図1に示す平面IIで切断した縦断面図である。
図3】光学センサ洗浄装置を図1に示す平面IIIで切断した縦断面図である。
図4】カバーと、光学センサとを下方から視た平面図である。
図5】液体噴射ノズルから液体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置の斜視図である。
図6】液体噴射ノズルから液体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置の縦断面図である。
図7】気体噴射ノズルから気体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置の斜視図である。
図8】気体噴射ノズルから気体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置の縦断面図である。
図9】本発明の第二実施形態に係る光学センサ洗浄装置の斜視図である。
図10】液体噴射ノズルから液体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置の斜視図である。
図11】液体噴射ノズルから液体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置の側面図である。
図12】気体噴射ノズルから気体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置斜視図である。
図13】気体噴射ノズルから気体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る光学センサ洗浄装置1の斜視図である。図中、光学センサ洗浄装置1の上方向を符号UPで示し、下方向をDNで示す。これらの方向は、図2図3、及び図5から図13において共通である。
図2は、光学センサ洗浄装置1を図1に示す平面IIで切断した縦断面図である。図3は、光学センサ洗浄装置1を図1に示す平面IIIで切断した縦断面図である。平面II、及び平面IIIは、いずれも光学センサ2の上下方向に沿った中心軸O1を通る平面である。
なお、平面IIは、後述する給気口50と、後述するガイド流路52と、後述する噴射口46とが設けられている位置を通る仮想面である。平面IIIは、給気口50とガイド流路52と、噴射口46とが設けられていない位置を通る仮想面である。図2、及び図3において、光学センサ2の詳細な断面を図示しない。
本実施形態の光学センサ洗浄装置1は、車両に搭載された光学検出システムの検出装置として機能する光学センサ2を洗浄するための装置である。本実施形態の光学センサ洗浄装置1は、車両の上部(例えば、天面)に載置されている。なお、当該光学センサ洗浄装置1が設置される場所は、車両の上部に限らず車両の側面に設けられていてもよい。
図1図2、及び図3に示すように、光学センサ洗浄装置1は、光学センサ2と、カバー4と、受け皿6と、液体噴射ノズル8と、気体噴射ノズル10とを備えている。
【0009】
図1図2、及び図3を用いて光学センサ2を説明する。本実施形態の光学センサ2は、柱状の形状を有する光学センサである。当該光学センサ2は、例えば、赤外線レーザ等のレーザ光を出射(発光)し、車両の周囲に位置する物体から反射した散乱光を受光することで物体との距離を測定する、所謂ライダー(LIDAR:Light Detection and Ranging)である。この光学センサ2は、受け皿6の上面60の略中央に載置されている。当該光学センサ2は、例えば、内部にレーザ照射器やスキャナ、受光センサ等が収められた円筒形状の筐体20を有し、側面の全周に亘ってレーザ光が透過可能な光学窓22が設けられている。光学センサ2は、この光学窓22を介して外部にレーザ光を出射し、反射光を取り込む。すなわち、光学センサ2は、周方向全体(360度)に亘って物体を検出し、当該物体との距離を測定することが可能である。
【0010】
図4は、カバー4と、光学センサ2とを図1の矢印IVの方向(図2、及び図3における下方)から視た平面図である。
図2図3、及び図4を用いて、本実施形態のカバー4を説明する。光学センサ2は、上面、及び側面の全周に亘って、カバー4によって覆われている。カバー4は、上端が閉塞され、下端が開放された円筒形状に形成されている。カバー4の下端は、全周に亘って受け皿6の上面60に固定されている。カバー4の側壁40は、光学窓22と同様に、レーザが透過可能な材料で全体が形成されている。
【0011】
側壁40の上端には、径方向外側に向かって、所定の幅でフランジ状に突出して形成された突出部42が設けられている。突出部42は、カバー4の周方向全体に亘って設けられており、当該突出部42は、全周に亘って、光学センサ2の検出範囲外に配置されている。
突出部42の下面44は、側壁40から遠ざかるにつれて、下方に向かって傾斜する傾斜面に形成され、側壁40の外表面に対向している。
下面44には、複数の噴射口46が設けられている。図4に示すように、各噴射口46は、突出部42の周方向全体に亘って、互いに所定の間隔を空けて設けられている。図3に示すように、下面44は、傾斜面となっているため、各噴射口46は、いずれも側壁40に向かって配置されている。
【0012】
図2図3に示すように、光学センサ2の側面(図2図3の上下方向に沿って起立して設けられた周面)と、側壁40の内周面とは、所定の間隔を空けて配置されている。これによって、カバー4の内部において、光学センサ2と、カバー4との間に空間Sが設けられている。
カバー4の内部の天井面と、光学センサ2の天面とは、所定の間隔を空けて配置されており、カバー4の内部の天井面からは、光学センサ2の天面の周縁に向かって延びる当接部48が設けられている。当接部48は、光学センサ2の天面の周縁全体に当接している。この当接部48によって、空間Sとカバー4の内部の天井面と、光学センサ2の天面との間に設けられた空間とが隔てられている。
【0013】
カバー4の内部の天井面には、空間Sの上方に位置する箇所に、複数の給気口50が設けられている。給気口50は、カバー4の内部の天井面、及び当接部48の側面から突出する突出部53と、カバー4の側壁40の内周面から突出する突出部54とによって、光学センサ2の側面と側壁40の内周面との間隔よりも狭く絞られている。このように、給気口50の開口幅を狭く絞ることによって、給気口50を通る気体の圧力を維持、または高めることが可能である。
【0014】
突出部42の内部には、管状の流通路である複数のガイド流路52が設けられている。各給気口50は、突出部42の内部に設けられたガイド流路52によって、各噴射口46に連通されている。すなわち、空間Sは、給気口50と、ガイド流路52と、噴射口46とによって、カバー4の外部に連通されている。
【0015】
受け皿6は、円板状の部材であり、当該受け皿6の外縁には、全周に亘って、所定の高さを有した周壁62が起立して設けられている。周壁62の内周面64は、受け皿6の上面60から、当該周壁62の上端に向かうにつれて、カバー4から遠ざかるような傾斜面に形成されている。
【0016】
周壁62は、受け皿6の径方向において、カバー4から所定の距離を空けた位置に設けられており、当該周壁62は、全周に亘って、光学センサ2の検出範囲外に配置されている。受け皿6の径方向において、上述したカバー4の突出部42は、全周に亘って、周壁62の内側に配置されている。
これによって、光学センサ洗浄装置1は、カバー4の上面に雨水等の水滴といった付着物が溜まり、これらの付着物が当該カバー4から流れ落ち場合であっても、各付着物を受け皿6に溜めることが可能である。また、光学センサ洗浄装置1は、噴射口46からカバー4の側面に吹き付けられた気体によって押し流されたカバー4の側面の付着物を受け皿6に流すことができる。
【0017】
受け皿6の上面60において、カバー4の外側に位置する箇所には、複数の排出口66が設けられている。各排出口66は、カバー4の下端の外縁に沿って、互いに所定の間隔を空けて配置されている。これらの排出口66は、受け皿6の下方に設けられた貯留槽に連通している。光学センサ洗浄装置1は、受け皿6に流れたカバー4の付着物をこれらの排出口66を介して貯留槽に排出することで、車両の表面に当該付着物が付着することを抑制できる。
【0018】
受け皿6の内周面64には、液体を噴射する複数の液体噴射ノズル8が設けられている。本実施形態では、液体噴射ノズル8は、洗浄液C(図5)を噴射する。
各液体噴射ノズル8は、受け皿6の周方向に沿って、互いに所定の間隔を空けて配置されている。各液体噴射ノズル8は、いずれも受け皿6の径方向において、突出部42よりも外側に設けられており、各液体噴射ノズル8は、いずれも光学センサ2の検出範囲外に配置されている。
【0019】
また、各液体噴射ノズル8は、内周面64の上部に設けられている。これによって、受け皿6に流れたカバー4の付着物や水滴等が貯留された状態であっても、各液体噴射ノズル8は、これらの付着物や水滴等に妨げられることなく洗浄液Cを噴射することが可能である。
各液体噴射ノズル8の先端は、いずれも突出部42よりも下方、且つ側壁40の上下方向における中央よりも上方に位置する箇所に向かうように配置されている。
各液体噴射ノズル8は、チューブ等の管路を介して、ポンプや洗浄液Cが貯留されたタンク等に連結されている。
【0020】
受け皿6の上面60において、光学センサ2の側面と、カバー4の側壁40内周面との間に位置する箇所に、気体を噴射する複数の気体噴射ノズル10が設けられている。すなわち、複数の気体噴射ノズル10は、空間Sの内部に設けられている。
このように、各気体噴射ノズル10は、カバー4によって覆われているため、気体噴射ノズル10に塵やゴミ等が付着することを防止できる。
なお、本実施形態では、気体噴射ノズル10は、空気P(図7)を噴射する。空気Pは、例えば、ポンプ等によって圧縮されることで、高い圧力で気体噴射ノズル10から噴射される。また、気体噴射ノズル10から噴射される気体は、空気Pに限らず、各種の不活性ガス等であってもよい。
【0021】
空間Sの内部において、各気体噴射ノズル10は、カバー4の下端の周方向に沿って、互いに所定の間隔を空けて配置されている。
各気体噴射ノズル10は、いずれも先端が上方、すなわちカバー4の内部の天井面に向けられた状態で設けられている。各気体噴射ノズル10は、いずれも光学センサ2の検出範囲外に配置されている。
各気体噴射ノズル10は、チューブ等の管路を介して、ポンプや空気Pが充填されたタンク等に連結されている。
【0022】
図5は、液体噴射ノズル8から液体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置1の斜視図である。図6は、液体噴射ノズル8から液体が噴射されたときの光学センサ洗浄装置1の縦断面図である。図6は、光学センサ洗浄装置1を図5に示す平面VIで切断した縦断面図である。この平面VIは、中心軸O1を通り、カバー4の給気口50とガイド流路52と、噴射口46とが設けられている箇所を通る仮想面である。なお、図6において、光学センサ2の詳細な断面を図示しない。
本実施形態の光学センサ2は、上述の通り、光学窓22と側壁40とを介して車両の周囲にレーザ光を出射し、物体から反射した散乱光を側壁40と光学窓22とを介して受光する。これによって、光学センサ2は、車両の周囲における物体の検出と、当該物体との距離の測定を行う。
【0023】
車両が走行、又は位置する環境によっては、光学センサ2に土埃や鳥のフンといった汚れや、雨水等の水滴といった付着物が付着する虞がある。本実施形態では、光学センサ2は、カバー4に覆われているため、各種の汚れや水滴等の付着物が光学センサ2に直接付着することが防止される。
【0024】
上述の通り、カバー4には、各種の汚れや、水滴等の付着物が付着する場合がある。側壁40の外表面にこれらの汚れや水滴等の付着物が付着した場合、光学センサ2の検出範囲内における遮蔽物となり、光学センサ2による車両の周囲における物体の検出が妨げられる虞がある。
本実施形態では、光学センサ2が作動しているときに、カバー4に汚れや水滴等の付着物が付着した場合、各液体噴射ノズル8から洗浄液Cが噴射される。光学センサ洗浄装置1の洗浄領域は、レーザ光、及び物体から反射した散乱光を透過する側壁40の外表面であり、これらの液体噴射ノズル8は、側壁40の外表面に洗浄液Cを噴射する。
【0025】
図5図6に示すように、各液体噴射ノズル8から噴射された洗浄液Cは、いずれも円錐状に広がって側壁40の外表面に吹き付けられる。
上述の通り、液体噴射ノズル8の先端は、いずれも突出部42よりも下方、且つカバー4の側壁40の上下方向における中央よりも上方に位置する箇所に向けられている。
【0026】
これによって、洗浄液Cは、側壁40の外表面において、側壁40の上下方向における中央を通る仮想線Vよりも上方に位置する領域に着滴する。このため、側壁40の外表面において、仮想線Vよりも上方に位置する領域から仮想線Vよりも下方に位置する領域に向かって流れる洗浄液Cの流れが生じる。この洗浄液Cの流れによって、受け皿6が配置された下方に向かって、側壁40の外表面に付着した汚れや水滴等の付着物が洗い流される。
また、洗浄液Cの流れが生じることによって、側壁40の外表面に着滴した洗浄液Cが小さな液滴となって広範囲に飛散することが抑制される。
【0027】
図7は、気体噴射ノズル10から空気Pが噴射されたときの光学センサ洗浄装置1の斜視図であり、図8は、気体噴射ノズル10から空気Pが噴射されたときの光学センサ洗浄装置1の縦断面図である。図8は、光学センサ洗浄装置1を図7に示す平面VIIIで切断した縦断面図である。この平面VIIIは、中心軸O1を通り、カバー4の給気口50と、ガイド流路52と、噴射口46とが設けられている箇所を通る仮想面である。なお、図7では、空気Pの流れを矢印で示している。また、図7において、光学センサ2の詳細な断面を図示しない。
光学センサ洗浄装置1では、各液体噴射ノズル8から洗浄液Cが噴射された後に、各気体噴射ノズル10から空気Pが噴射される。これによって、空間Sに空気Pが導入される。
噴射された空気Pは、空間Sの上方に向かって上昇し、各給気口50に入り込む。すなわち、空間Sは、各気体噴射ノズル10から噴射された空気Pの流路として機能する。
給気口50に入り込んだ空気Pは、ガイド流路52を通った後、噴射口46からカバー4の外部に噴射される。上述の通り、各噴射口46は、いずれも側壁40に向かって配置されている。このため、空気Pは、各噴射口46から側壁40の外表面に向けて噴射される。
【0028】
このように、各気体噴射ノズル10から噴射された空気Pは、空間Sやガイド流路52といったカバー4の内側に設けられた流路を流れる。
これによって、チューブ等の部材を設けることなく空気Pを下方から上方に送り出すことができ、光学センサ2の検出を妨げることなく空気Pを側壁40の外表面の上方から噴射させることができる。
【0029】
側壁40に吹き付けられた空気Pは、側壁40の外表面に沿って、受け皿6の位置する下方に向かって流れる。この空気Pによって、側壁40の外表面に付着した洗浄液Cが下方に吹き流される。
これによって、側壁40の外表面に残留した洗浄液Cが除去され、当該洗浄液Cによって、光学センサ2による車両の周囲における物体の検出が妨げられることが抑制される。
【0030】
このように、空気Pは、洗浄対象である側壁40の外表面に接近した位置に配置された各噴射口46から噴射され、当該側壁40の外表面に沿って吹き流されるため、より効率良く側壁40の外表面に付着した洗浄液Cを除去することができる。
また、洗浄液Cが上から下に流されることで、側壁40の外表面に付着した汚れが洗浄液Cと共に掻き落とされ、より効率良く汚れを除去することができる。
加えて、空気Pは、側壁40の外表面の上方から下方に向けて吹き流されるので、洗浄液Cを容易に側壁40の外表面から流れ落とし、受け皿6に移動させることができる。
【0031】
側壁40の外表面を流れ落ちた洗浄液Cや、空気Pによって吹き落とされた洗浄液Cは、受け皿6に貯留される。これによって、洗浄液Cが光学センサ洗浄装置1の外部に流出することが抑制される。
受け皿6に貯留された洗浄液Cは、当該受け皿6に設けられた排出口66を介して、光学センサ洗浄装置1の外部に排出される。これによって、受け皿6から洗浄液Cが溢れ出すことが抑制される。
【0032】
上述の通り、突出部42の下面44は、側壁40から遠ざかるにつれて、下方に向かって傾斜する傾斜面となっている。これによって、例えば、各液体噴射ノズル8から噴射された洗浄液Cが下面44に付着した場合には、当該洗浄液Cは、下面44の傾斜に沿って、側壁40から遠ざかる方向に移動し、突出部42の先端から受け皿6に排出される。このため、下面44に付着した洗浄液Cや雨滴等が側壁40を伝って流れ落ちることが抑制される。
【0033】
以上説明したように、本実施形態の光学センサ洗浄装置1は、光学センサ2と、光学センサ2を覆うカバー4と、洗浄液Cを噴射する液体噴射ノズル8とを備え、洗浄液Cによってカバー4の外表面を洗浄する。そして、光学センサ2と、カバー4との間に、空気Pが流される空間Sが設けられ、洗浄液Cで洗浄される側壁40の外表面よりも上の位置に、側壁40の外表面に向けて空間Sを流れる空気を噴射する噴射口46が設けられている構成とした。
【0034】
これによって、洗浄領域である側壁40の外表面の上に設けた噴射口46から、その下方の側壁40の外表面に空気Pが吹き付けられるため、側壁40の外表面を上から下への方向に向かうように気流が整えられた空気Pで側壁40の外表面に付着した洗浄液Cを効率良く除去できる。
また、噴射口46から噴射する空気Pをカバー4の内部を通して噴射口46に供給するため、空気Pを噴射口46に供給するためのチューブ等の供給部材が光学センサ2の検出範囲内に入り込むことがない。
【0035】
また、本実施形態によれば、空間Sに空気Pを導入する複数の気体噴射ノズル10を備え、これらの気体噴射ノズル10がカバー4の内部に設けられている構成とした。これによって、気体噴射ノズル10に塵やゴミ等が付着することを防止できる。
【0036】
また、本実施形態によれば、光学センサ2が載置され、液体噴射ノズル8から噴射された洗浄液Cを溜める受け皿6を備え、複数の液体噴射ノズル8は、受け皿6に設けられている構成とした。これによって、液体噴射ノズル8から噴射された洗浄液Cや、側壁40の外表面を流れた洗浄液Cが受け皿6に溜められ、洗浄液Cが光学センサ洗浄装置1の外部に流出することが抑制される。
【0037】
また、本実施形態によれば、液体噴射ノズル8から噴射された洗浄液Cを排出する排出口66が受け皿6に設けられている構成とした。これによって、受け皿6から洗浄液Cが溢れ出すことが抑制される。
【0038】
また、本実施形態によれば、カバー4の側壁40の外表面よりも上の位置には、外方に突出する突出部42が設けられており、突出部42は、側壁40の外表面に向かう下面44を有し、噴射口46は、下面44に設けられている。そして、下面44は、カバー4から遠ざかるにつれて、下方に向かって傾斜する傾斜面に形成されている構成とした。これによって、各液体噴射ノズル8から噴射された洗浄液C等が下面44に付着した場合に、下面44の傾斜に沿って、側壁40から遠ざかる方向に洗浄液C等が移動し、突出部42の先端から受け皿6に排出される。このため、下面44に付着した洗浄液Cが側壁40を伝って流れ落ちることが抑制される。
【0039】
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図9は、本発明の第二実施形態に係る光学センサ洗浄装置100の斜視図である。
本実施形態の光学センサ洗浄装置100は、車両に搭載された光学検出システムの検出装置として機能する光学センサ102を洗浄するための装置であり、当該光学センサ洗浄装置100は、車両の上部(例えば、天面)に載置されている。なお、当該光学センサ洗浄装置1が設置される場所は、車両の上部に限らず車両の側面に設けられていてもよい。
また、本実施形態の光学センサ102は、上述した第一実施形態の光学センサ2と同一の光学センサであり、本実施形態では、その説明を省略する。
図9に示すように、光学センサ洗浄装置100は、光学センサ102と、受け皿106と液体噴射ノズル108と、気体噴射ノズル110とを備えている。
【0040】
図9を用いて本実施形態の光学センサ洗浄装置100を説明する。受け皿106は、円板状の部材であり、当該受け皿106の外縁には、全周に亘って、所定の高さを有した周壁162が起立して設けられている。周壁162の内周面164は、受け皿106の上面160から当該周壁162の上端に向かうにつれて、光学センサ102から遠ざかるような傾斜面に形成されている。
周壁162は、受け皿106の径方向において、光学センサ102から所定の距離を空けた位置に設けられており、周壁162は、全周に亘って、光学センサ102の検出範囲外に配置されている。
【0041】
受け皿106の上面160において、光学センサ102の外側に位置する箇所には、複数の排出口166が設けられている。各排出口166は、光学センサ102の下端の外縁に沿って、互いに所定の間隔を空けて配置されている。これらの排出口166は、受け皿106の下方に設けられた貯留槽に連通している。
【0042】
受け皿106の内周面164には、液体を噴射する複数の液体噴射ノズル108が設けられている。本実施形態では、液体噴射ノズル108は、洗浄液C(図10)を噴射する。
各液体噴射ノズル108は、受け皿106の周方向に沿って、互いに所定の間隔を空けて配置されている。各液体噴射ノズル108は、いずれも光学センサ102の検出範囲外に配置されている。具体的には、各液体噴射ノズル108は、いずれも光学センサ102の検出範囲よりも下方に配置されている。
各液体噴射ノズル108の先端は、いずれも光学センサ102の上端よりも下方、且つ光学窓122の上下方向における中央よりも上方に位置する箇所に向かうように配置されている。
各液体噴射ノズル108は、チューブ等の管路を介して、ポンプや洗浄液Cが貯留されたタンク等に連結されている。
【0043】
受け皿106の内周面164には、気体を噴射する複数の気体噴射ノズル110が設けられている。本実施形態では、気体噴射ノズル110は、空気P(図12)を噴射する。
各気体噴射ノズル110は、内周面164の周方向において、各液体噴射ノズル108の間に位置する箇所にそれぞれが配置されている。
各気体噴射ノズル110は、いずれも先端が光学窓122の上下方向における中央に向けられた状態で設けられており、各気体噴射ノズル110は、いずれも光学センサ102の検出範囲外に配置されている。具体的には、各気体噴射ノズル110は、いずれも光学センサ102の検出範囲よりも下方に配置されている。
このように、各液体噴射ノズル108、及び各気体噴射ノズル110は、いずれも光学センサ102の検出範囲よりも下方に配置されている。このため、洗浄液Cや空気Pを各液体噴射ノズル108や各気体噴射ノズル110に供給するためのチューブ等の供給部材が光学センサ102の検出範囲内に入り込むことがない。
各気体噴射ノズル110は、チューブ等の管路を介して、ポンプや空気Pが充填されたタンク等に連結されている。
【0044】
図10は、液体噴射ノズル108から洗浄液Cが噴射されたときの光学センサ洗浄装置100の斜視図であり、図11は、液体噴射ノズル108から洗浄液Cが噴射されたときの光学センサ洗浄装置100の側面図である。なお、図11において、排出口166を容易に理解するために、受け皿106のみを断面図で示している。
本実施形態の光学センサ102は、上述の通り、光学窓122を介して車両の周囲にレーザ光を出射し、物体から反射した散乱光を側壁40と光学窓22とを介して受光する。これによって、光学センサ102は、車両の周囲における物体の検出を行う。
【0045】
車両が走行、又は位置する環境によっては、光学センサ102に土埃や鳥のフン等といった汚れや、雨水等の水滴といった付着物が付着する虞がある。光学センサ102にこれらの汚れや水滴等の付着物が付着した場合、付着物が光学センサ102の検出範囲内における遮蔽物となり、光学センサ102による車両の周囲における物体の検出が妨げられる虞がある。
本実施形態では、光学センサ102が作動しているときに、光学窓122に汚れや水滴等の付着物が付着した場合、各液体噴射ノズル108から洗浄液Cが噴射される。光学センサ洗浄装置1の洗浄領域は、レーザ光や物体から反射した散乱光を透過する光学窓122であり、これらの液体噴射ノズル108は、光学窓122に洗浄液Cを噴射する。
【0046】
図10図11に示すように、各液体噴射ノズル108から噴射された洗浄液Cは、いずれも円錐状に広がって光学窓122に吹き付けられる。
上述の通り、液体噴射ノズル108の先端は、いずれも光学センサ102の上端よりも下方、且つ光学窓122の上下方向における中央よりも上方に位置する箇所に向けられている。
【0047】
これによって、洗浄液Cは、光学窓122の上下方向における中央を通る仮想線Vよりも上方に位置する領域に着滴する。このため、光学窓122の外表面において、仮想線Vよりも上方に位置する領域から仮想線Vよりも下方に位置する領域に向かって流れる洗浄液Cの流れが生じる。この洗浄液Cの流れによって、受け皿106が配置された下方に向かって、光学窓122の外表面に付着した汚れや水滴等の付着物が洗い流される。
また、洗浄液Cの流れが生じることによって、光学窓122の外表面に着滴した洗浄液Cが小さな液滴となって広範囲に飛散することが抑制される。
【0048】
図12は、気体噴射ノズル110から空気Pが噴射されたときの光学センサ洗浄装置100の斜視図であり、図13は、気体噴射ノズル110から空気Pが噴射されたときの光学センサ洗浄装置100の側面図である。なお、図13において、排出口166を容易に理解するために、受け皿106のみを断面図で示している。また、図13では、空気Pの流れを矢印で示している。
光学センサ洗浄装置100では、各液体噴射ノズル108から洗浄液Cが噴射された後に、各気体噴射ノズル110から空気Pが噴射される。
図12図13に示すように、各気体噴射ノズル110から噴射された空気Pは、いずれも円錐状に広がって光学窓122に吹き付けられる。
上述の通り、各気体噴射ノズル110は、いずれも先端が光学窓122の上下方向における中央に向けられている。
これによって、空気Pは、光学窓122の上下方向における中央を通る仮想線Vを含んだ領域に吹き付けられる。
【0049】
光学窓122の略中央に吹き付けられた空気Pは、光学窓122の外表面に沿って、上方、及び受け皿106の位置する下方に向かって流れる。上方に向かって流れた空気Pは、光学窓122の外表面において、仮想線Vよりも上方の領域に付着した洗浄液Cを上方に吹き飛ばす。
下方に向かって流れた空気Pは、光学窓122の外表面において、仮想線Vよりも下方の領域に付着した洗浄液Cの下方に吹き流す。
これによって、光学窓122に残留した洗浄液Cが効率良く除去され、当該洗浄液Cによって光学センサ102による車両の周囲における物体の検出が妨げられることが抑制される。
【0050】
側壁40の外表面を流れ落ちた洗浄液Cや、空気Pによって吹き落とされた洗浄液Cは、受け皿106に貯留される。これによって、洗浄液Cが光学センサ洗浄装置1の外部に流出して車両を汚すことが抑制される。
また、受け皿106に貯留された洗浄液Cは、当該受け皿106に設けられた排出口166を介して、光学センサ洗浄装置100の外部に排出される。これによって、受け皿106から洗浄液Cが溢れ出すことが抑制される。
【0051】
以上説明したように、本実施形態の光学センサ洗浄装置100は、光学センサ102と、洗浄液Cを噴射する液体噴射ノズル108とを備え、洗浄液Cによって光学センサ102の外表面を洗浄する。そして、液体噴射ノズル108は、光学センサ102の上端よりも下方、且つ光学窓122の上下方向における中央よりも上方に位置する箇所に向けて洗浄液Cを噴射する構成とした。
【0052】
これによって、光学窓122の外表面において、仮想線Vよりも上方に位置する領域から仮想線Vよりも下方に位置する領域に向かって流れる洗浄液Cの流れが生じる。この洗浄液Cの流れによって、受け皿106が配置された下方に向かって、光学窓122の外表面に付着した汚れや水滴等の付着物を洗い流すことが可能である。
【0053】
また、本実施形態によれば、各気体噴射ノズル110は、光学窓122の上下方向における中央を含んだ領域に空気Pを吹き付ける構成とした。これによって、光学窓122の外表面に沿って、上下方向に空気Pが流れ、これらの空気Pで光学窓122の外表面に付着した洗浄液Cが吹き飛ばされえる。このため、光学センサ洗浄装置1は、洗浄領域である光学窓122の外表面に付着した洗浄液Cを効率良く除去することが可能である。
【0054】
また、本実施形態によれば、光学センサ洗浄装置100は、光学センサ102が載置され、液体噴射ノズル108から噴射された洗浄液Cを溜める受け皿106を備え、複数の液体噴射ノズル108は、受け皿106に設けられている構成とした。これによって、液体噴射ノズル108から噴射された洗浄液Cや、側壁40の外表面を流れた洗浄液Cが受け皿106に溜められ、洗浄液Cが光学センサ洗浄装置100の外部に流出することが抑制される。
【0055】
また、本実施形態によれば、受け皿106には、液体噴射ノズル108から噴射された洗浄液Cを排出する排出口166が設けられている構成とした。これによって、受け皿106から洗浄液Cが溢れ出すことが抑制される。
【0056】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の要旨の範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
【0057】
上述した第一実施形態では、液体噴射ノズル8は、カバー4の外側に配置されている構成としたが、これに限らず、液体噴射ノズル8は、気体噴射ノズル10と同様に、カバー4の内側に配置されていてもよい。この場合、洗浄液Cは、カバー4に設けられた流路内を通って上方から側壁40の外表面に吹き付けられる。
これによって、側壁40の外表面の上方から下方に向かって流れる洗浄液Cの流れが生じ、受け皿6が配置された下方に向かって、側壁40の外表面に付着した汚れや水滴等の付着物が洗い流される。
【0058】
上述した実施形態では、洗浄液Cは、側壁40の外側面、あるいは光学窓122の上下方向における中央を通る仮想線Vよりも上方に位置する領域に着滴するとした。しかしながらこれに限らず、洗浄液Cは、側壁40の外側面、あるいは光学窓122の上下方向における中央を通る仮想線Vよりも下方に位置する領域にも着滴してもよい。
【0059】
上述した実施形態では、光学センサ2、102は、LIDARとしたが、これに限らず、全天球カメラや、ミリ波レーダ等他の光学センサであってもよい。
また例えば、光学センサ2は、円筒形状としたがこれに限らず、ドーム状や球状であってもよい。このような場合、当該光学センサを覆うカバーの少なくとも内側面は、当該光学センサの表面形状に沿った形状となる。
また例えば、光学センサは、一面に検出部が設けられた直方体形状であってもよい。この場合、当該光学センサは、検出部のみを覆うカバーを備えていてもよい。また、本実施形態の光学センサ洗浄装置100は、光学センサを覆うカバーの表面を洗浄するために用いられてもよい。
【0060】
また例えば、噴射口46は、長孔状や、突出部42の下面44の全周に亘って連続して設けられた開口であってもよい。
【符号の説明】
【0061】
1、100 光学センサ洗浄装置
2、102 光学センサ
4、104 カバー
6、106 受け皿
8、108 液体噴射ノズル
10 気体噴射ノズル
40 側壁
42 突出部
44 下面(傾斜面)
46 噴射口
50 給気口
60 上面
66、166 排出口
C 洗浄液(液体)
P 空気(気体)
S 空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13