特開2021-105321(P2021-105321A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本車輌製造株式会社の特許一覧 ▶ オイレス工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開2021105321-すべり支承 図000003
  • 特開2021105321-すべり支承 図000004
  • 特開2021105321-すべり支承 図000005
  • 特開2021105321-すべり支承 図000006
  • 特開2021105321-すべり支承 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-105321(P2021-105321A)
(43)【公開日】2021年7月26日
(54)【発明の名称】すべり支承
(51)【国際特許分類】
   E01D 19/04 20060101AFI20210625BHJP
   E01D 22/00 20060101ALI20210625BHJP
【FI】
   E01D19/04 A
   E01D22/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-238216(P2019-238216)
(22)【出願日】2019年12月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000004617
【氏名又は名称】日本車輌製造株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000103644
【氏名又は名称】オイレス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000534
【氏名又は名称】特許業務法人しんめいセンチュリー
(72)【発明者】
【氏名】山川 弘平
(72)【発明者】
【氏名】藤井 芳幸
(72)【発明者】
【氏名】小南 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】三辻 秀栄
【テーマコード(参考)】
2D059
【Fターム(参考)】
2D059AA36
2D059GG35
2D059GG39
(57)【要約】      (修正有)
【課題】使用可能か否かを在姿状態で容易に判断できるすべり支承を提供する。
【解決手段】橋梁Bにおける橋桁10と橋脚11または橋台との間に配置され、本体部1aとすべり部材1bを有するすべり支承1において、すべり支承のすべり部材の側面には、すべり部材の厚さを確認するための残量確認部(隙間S)が形成される。これにより、残量確認部をすべり部材の側面から確認することで、すべり支承が使用可能か否かを在姿状態で容易に判断できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
橋梁における橋桁と橋脚または橋台との間に配置され、本体部と、その本体部における前記橋桁または前記橋脚もしくは前記橋台との当接部側に設けられたすべり部材とを備えるすべり支承において、
前記すべり部材の側面には、前記すべり部材の厚さを確認するための残量確認部が形成されることを特徴とするすべり支承。
【請求項2】
前記残量確認部は、前記すべり部材の側面を前記本体部の側面よりも内側に形成することで、前記すべり部材の側方に形成される隙間を有して構成されることを特徴とする請求項1記載のすべり支承。
【請求項3】
前記隙間は、その側断面視が略矩形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のすべり支承。
【請求項4】
前記残量確認部は、前記すべり部材の側面の色を前記本体部の側面の色と異ならせることにより形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のすべり支承。
【請求項5】
前記残量確認部は、前記すべり部材の側面と前記本体部の側面との境界を線として表記することにより形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のすべり支承。
【請求項6】
前記残量確認部は、前記すべり部材の側面における全周に形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のすべり支承。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、すべり支承に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、橋梁における橋桁と橋脚との間に配置される、すべり部材を有するすべり支承が知られている。橋桁がすべり部材上を滑ることで、気温変化等による橋桁と橋脚との相対的な変位(位置ずれ)を吸収する。すべり部材は、長年の使用によって徐々に摩耗するので、すべり部材が使用可能か否かを判断する必要がある。
【0003】
特許文献1には、橋桁101と、橋脚100との間に配置されたすべり支承50における、すべり部材51の厚さを推定する技術が開示されている。具体的には、すべり支承50に近接センサ16〜19を取り付け、橋桁101上に検知対象物56〜59を取り付ける。近接センサ16〜19によって検知された検知対象物56〜59との距離に基づいて、すべり部材51の厚さを推定する。これにより、推定されたすべり部材51の厚さに基づいて、すべり支承50が使用可能か否かを、在姿状態で、即ちすべり支承50を橋桁101と橋脚100との間から取り出すことなく判断できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017−8616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、検知対象物56〜59は橋桁101上に取り付けられるので、橋桁101上に線路が設置されていたり、道路が設置されている場合は、線路上や道路上に検知対象物56〜59を取り付ける必要がある。線路上に検知対象物56〜59を設置するには、鉄道の運行終了後の夜間に作業しなければならない。また、道路上に検知対象物56〜59を設置するには、道路を少なくとも部分的に通行止めにしなければならない。よって、すべり部材51の厚さの推定は容易にできない。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、使用可能か否かを在姿状態で容易に判断できるすべり支承を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明のすべり支承は、橋梁における橋桁と橋脚または橋台との間に配置され、本体部と、その本体部における前記橋桁または前記橋脚もしくは前記橋台との当接部側に設けられたすべり部材とを備え、前記すべり部材の側面には、前記すべり部材の厚さを確認するための残量確認部が形成されるものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載のすべり支承によれば、すべり支承のすべり部材の側面には、すべり部材の厚さを確認するための残量確認部が形成される。これにより、残量確認部をすべり部材の側面から確認することで、すべり支承が使用可能か否かを在姿状態で容易に判断できるという効果がある。なお、残量確認部はすべり部材の側面の上下に亘って形成されるものに限られず、すべり部材の側面の一部に形成されても良い。例えば、すべり部材の側面の下端から上部の途中まで形成しても良いし、すべり部材の側面の上端から下部の途中まで形成しても良いし、すべり部材の側面の下部の途中から上部の途中まで形成しても良い。
【0009】
請求項2記載のすべり支承によれば、残量確認部は、すべり部材の側面を本体部の側面よりも内側に形成することで、すべり部材の側方に形成される隙間を有して構成され、これにより、請求項1が奏する効果に加え、次の効果を奏する。その隙間に、隙間ゲージ等を差し込むように当てた場合、隙間ゲージ等を差し込むことができれば、すべり支承が使用可能と判断でき、一方で隙間に隙間ゲージ等を差し込むことができなければ、すべり支承の交換時期が到来したと判断できるという効果がある。
【0010】
請求項3記載のすべり支承によれば、隙間は、その側断面視が略矩形状に形成されているので、隙間の上端および下端が略平坦状に形成され、これにより、請求項2が奏する効果に加え、隙間は奥行方向で略均一な高さとなり、略矩形状の隙間の高さをすべり部材の摩耗の限度として設定できるという効果がある。
【0011】
請求項4記載のすべり支承によれば、残量確認部は、すべり部材の側面の色を前記本体部の側面の色と異ならせることにより形成され、これにより、請求項1から3が奏する効果に加え、すべり部材の側面と本体部の側面との色の違いが目視できる場合は、すべり支承が使用可能と判断でき、一方で色の違いが目視できなければ、すべり支承の交換時期が到来したと判断できるという効果がある。
【0012】
請求項5記載のすべり支承によれば、残量確認部は、すべり部材の側面と前記本体部の側面との境界を線として表記することにより形成され、これにより、請求項1から4が奏する効果に加え、線が目視できる場合は、すべり支承が使用可能と判断でき、一方で線が目視できなければ、すべり支承の交換時期が到来したと判断できるという効果がある。
【0013】
請求項6記載のすべり支承によれば、残量確認部がすべり部材の側面における全周に形成されるので、すべり部材の側面におけるいずれの位置からも、残量確認部を確認することで、すべり支承が使用可能か否かを判断でき、これにより、請求項1から5のいずれかが奏する効果に加え、かかる作業の作業性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】(a)は、橋梁においてすべり支承が設けられる部分の側面図であり、(b)は、(a)のIb部分を拡大した図である。
図2】(a)は、すべり支承の上面図であり、(b)は、(a)のIIb−IIb断面線における断面図である。
図3】(a)は、変形例における、すべり部材の側面における下端から上部の途中までを本体部よりも内側に形成した場合のすべり支承の断面図であり、(b)は、別の変形例における、すべり部材の側面と本体部の側面の一部とを内側に形成した場合のすべり支承の断面図であり、(c)は、更に別の変形例における、すべり部材の側面の上部を内側に形成した場合のすべり支承の断面図である。
図4】(a)は、変形例における、すべり部材の側面に塗料を塗布した場合の側面図であり、(b)は、別の変形例における、すべり部材の側面の下端に描画した場合の側面図である。
図5】変形例における、すべり部材をすべり支承の下部に設けた場合の、すべり支承の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、橋梁Bにおいてすべり支承1が設けられる部分の側面図であり、図1(b)は、図1(a)のIb部分を拡大した図である。橋梁Bは、河川や渓谷等に架設され、鉄道や道路等の交通路を連絡する構造物である。橋梁Bは、交通路を形成する橋桁10を、河川や渓谷等から立設される橋脚11で支持することで構成される。
【0016】
すべり支承1は、橋桁10と橋脚11との間に設けられ、気温変化等による橋桁10及び橋脚11の相対的な変位(位置ずれ)を吸収する部材である。具体的には、すべり支承1は、橋桁10の下面に配設された上沓2の下面と、橋脚11の上面に配設された下沓3の上面との間に配置される。上沓2の下面および下沓3の上面の形状は、後述するすべり支承1の上面および下面の形状と合わせて形成され、具体的には、上沓2の下面は平坦状に形成され、下沓3の上面は凹んだ半球状に形成される。
【0017】
図1(b)に示す通り、すべり支承1は、本体部1aと、その本体部1aの上部に形成されるすべり部材1bとで構成される。すべり部材1bは、その上面と当接した上沓2の下面を滑らせることで、すべり部材1bと上沓2との相対的な変位、即ち橋桁10と橋脚11との相対的な変位を吸収する部材である。
【0018】
すべり部材1bの側面は、本体部1aの側面よりも内側に形成される。これによって、すべり支承1を上沓2と下沓3との間に配置した場合、上沓2の下面と、すべり部材1bの側面と、本体部1aの上端面1a1とによって、隙間Sが形成される。
【0019】
ここで、すべり支承1の構造および形状について、図2を参照して説明する。図2(a)は、すべり支承1の上面図であり、図2(b)は、図2(a)のIIb−IIb断面線における断面図である。図2に示す通り、すべり支承1は、その上部が略円柱状に形成され、下部はその上部と連続した半球状に形成される。すべり支承1の上面は平坦状に形成される。
【0020】
すべり支承1の上部、即ち図1の上沓2との当接部にはすべり部材1bが形成される。具体的には、すべり支承1の上面に複数の穴が形成され、それぞれの穴に固体潤滑材1b1が充填される。固体潤滑材1b1の高さHは、1mmが例示される。即ちすべり支承1においては、固体潤滑材1b1の高さHがすべり部材1bの厚さとされる。
【0021】
そのすべり部材1bの側面は、その全周(即ち外周)に亘り、本体部1aの側面よりも内側に形成される。更にすべり部材1bの側面の形状は、略垂直状に形成される。また、上端面1a1は、すべり部材1bの側面における下端と、本体部1aの側面における上端とを略水平に結ぶように形成される。上端面1a1における水平方向の幅Wも、1mmが例示される。
【0022】
すべり支承1のすべり部材1bの側面と上端面1a1とをこのように形成することで、図1(b)に示すように、すべり支承1を上沓2と下沓3との間に配置した場合、すべり部材1bの側面の全周および上下に亘って、側断面視が略矩形状の隙間Sが形成される。隙間Sに、使用可能とされるすべり部材1bの下限の厚さ(例えば0.01mm)と同じ厚さの隙間ゲージを差し込むことができれば、すべり部材1bの厚さは下限に達していないので、すべり支承1は使用可能と判断できる。一方で、隙間Sにかかる隙間ゲージを差し込むことができなければ、すべり部材1bの厚さは下限に達しているので、すべり支承1の交換時期が到来したと判断できる。これにより、すべり支承1が使用可能か否かを、在姿状態で、即ちすべり支承1を橋桁10と橋脚11との間から取り出すことなく、容易かつ正確に判断できる。
【0023】
加えて隙間Sは、すべり部材1bの側面における全周に形成されるので、すべり部材1bの側面におけるいずれの位置からも、隙間ゲージを差し込むことで、すべり支承1が使用可能か否かを判断できる。よって、かかる作業に対する作業性を向上させることができる。更に隙間Sはその側断面視が略矩形状に形成されるので、隙間Sの上端および下端が略平坦状に形成される。これにより、隙間Sは奥行方向で略均一な高さとなり、略矩形状の隙間Sの高さをすべり部材1bの摩耗の限度として設定できる。
【0024】
また、隙間Sの存在を目視で確認することによっても、すべり支承1が使用可能か否かを在姿状態で容易に判断できる。具体的に、すべり支承1の側面の上部付近に対して懐中電灯等で光を照射し、隙間Sが目視できる場合は、すべり支承1が使用可能と判断でき、一方で隙間Sが目視できない場合は、すべり支承1の交換時期が到来したと判断できる。
【0025】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0026】
上記実施形態では、すべり部材1bの側面の上下に亘って隙間Sを形成した。しかし、隙間Sは、必ずしもすべり部材1bの側面の上下に亘って形成されるものに限られるものではなく、例えば、図3(a)のすべり支承21のように、すべり部材1bの側面における下端から上部の途中までを本体部1aよりも内側に形成し、すべり部材1bの側面における下端から上部の途中まで隙間S1を形成しても良い。また、すべり部材1bの側面の下部の途中から上部の途中まで隙間S1を形成しても良い。
【0027】
また、図3(b)のすべり支承31のように、すべり部材1bの側面と、本体部1aの側面の一部とを内側に形成しても良い。この場合、すべり部材1bの下端と、本体部1aの上端面1a1との高さを、隙間Sに差し込む隙間ゲージの厚さよりも若干薄く形成するのが好ましい。このように形成することで、すべり部材1b、即ち固体潤滑材1b1が摩耗し切った時点で隙間Sに隙間ゲージが差し込めなくなり、すべり支承31の交換時期が到来したと判断されるので、すべり支承31を無駄なく使用できる。
【0028】
更に、図3(c)のすべり支承41のように、すべり部材1bの側面の上部のみを内側に形成しても良い。このように形成することで、隙間Sに隙間ゲージが差し込めなくなり、すべり支承41の交換時期が到来したと判断された場合でも、固体潤滑材1b1は摩耗し切っていない。よって、かかる判断からすべり支承41の交換作業をするまでに時間を要しても、固体潤滑材1b1が残存する限りは、すべり部材1bと上沓2とを滑らせることができる。
【0029】
また、隙間Sを形成する代わりに、すべり支承1の側面に対して、すべり部材1bと本体部1aとの境界を明示させても良い。例えば、図4(a)のすべり支承51のように、すべり部材1bの側面に塗料Cを塗布することで、すべり部材1bの側面の色と本体部1aの側面の色とを異ならせても良いし、図4(b)のすべり支承61のように、すべり部材1bの側面の下端に線Lを描画することで、すべり部材1bの側面と本体部1aの側面との境界を線として表記しても良い。
【0030】
すべり支承51の塗料C及びすべり支承61の線Lを目視することで、すべり部材1bが使用可能か否かを、在姿状態で容易に判断できる。この場合、すべり支承51の塗料C及びすべり支承61の線Lを、本体部1aの色の反対色(補色)や、蛍光色等とすることで、塗料C及び線Lをより明確に目視させることができる。また、1のすべり支承に対して、隙間Sと塗料Cと線Lとを適宜組み合わせて設けても良い。
【0031】
上記実施形態では、すべり部材1bをすべり支承1の上部に形成した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、図5のすべり支承71のように、固体潤滑材1e1をすべり支承71の下面に充填することで、すべり部材1eをすべり支承71の下面にも形成することができる。この場合も、下部のすべり部材1eの側面を、本体部1aよりも内側に形成すれば良い。これによって、すべり支承71を上沓2と下沓3との間に配置した場合、下沓3の上面とすべり部材1eの下面との間に隙間が形成されるので、かかる隙間に隙間ゲージを差し込むことで、すべり部材1e(固体潤滑材1e1)が使用可能か否かを判断できる。
【0032】
また、すべり支承71のように、すべり部材1bと下部のすべり部材1eとが共に設けられるものに限られるものではなく、すべり部材1eのみを設けても良い。
【0033】
上記実施形態では、隙間Sをすべり部材1bの側面の全周に形成した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、隙間Sをすべり部材1bの側面における一部に形成しても良い。
【0034】
上記実施形態では、すべり部材1bの側面を略垂直状に形成し、上端面1a1を略水平状にした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、すべり部材1bの側面を傾斜状や曲線状に形成しても良い。また、上端面1a1とすべり部材1bの側面とを、連続した曲線状や段差状等に形成しても良い。
【0035】
上記実施形態では、隙間Sに隙間ゲージを差し込んで、すべり支承1が使用可能か否かを判断した。しかし、すべり支承1が使用可能か否かを判断するものは、必ずしも隙間ゲージに限られるものではなく、隙間ゲージ以外の板状の部材でも良いし、棒状の部材でも良い。
【0036】
上記実施形態では、すべり支承1を橋梁Bの橋桁10と橋脚11との間に配置した。しかし、橋梁Bにおいてすべり支承1を配置するのは、橋桁10と橋脚11との間に限られるものではなく、例えば、橋桁10と橋台との間に配置しても良い。また、すべり支承1を配置するのは、橋梁Bに限られるものではなく、例えば、橋梁B以外の構造物と構造物との間に配置しても良いし、建物の免震装置等に適用しても良い。
【符号の説明】
【0037】
1,21,31,41,51,61,71 すべり支承
1a 本体部
1b すべり部材
S,S1 隙間(残量確認部)
C 塗料(残量確認部)
L 線(残量確認部)
B 橋梁
10 橋桁
11 橋脚
図1
図2
図3
図4
図5