(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-106853(P2021-106853A)
(43)【公開日】2021年7月29日
(54)【発明の名称】かばん
(51)【国際特許分類】
A45C 7/00 20060101AFI20210702BHJP
A45C 3/04 20060101ALI20210702BHJP
【FI】
A45C7/00 G
A45C3/04 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2019-240221(P2019-240221)
(22)【出願日】2019年12月27日
(71)【出願人】
【識別番号】520027970
【氏名又は名称】株式会社LEVS
(72)【発明者】
【氏名】福家 元保
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA53
3B045CB05
3B045CE09
3B045FA01
3B045GA01
3B045GC01
(57)【要約】
【課題】環境問題からレジ袋削減が求められる中、代替となる買い物袋が必要となるが、持ち運ぶためには、不使用時に小さく畳む手間が課題であり、不使用時のかばん本体を安全な構造かつ、畳む作業を不要としながらコンパクトに収納できる機能を有するかばんを提供することにある。
【解決手段】かばん1の内側底面の中央部に紐3を取り付け、かばんを収納する筒状の収納具2を紐3に通す。紐3のかばん本体接合部と反対側の端は紐3を引っ張るための取っ手4を取り付けた構成よりなるかばんであり、不使用時にかばん1の内側底面に取り付けられた紐3の取っ手4を持って引っ張り、かばんの底部分から筒状収納具2内に引き込まれ、かばんの本体が筒状収納具2内に収まった状態となり、畳む必要無く筒に収納された状態で持ち運ぶことが可能となる。筒状の収納具2は複数に分割した伸縮筒形状にすることでかばんの中でじゃまにならないようにすることが可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
かばん本体(1)の内側底面の中央部に紐(3)を取り付け、かばんを収納する筒状の収納具(2)を紐に通す。紐(3)のかばん本体接合部と反対側の端は紐を引っ張るための取っ手(4)を取り付けた形状からなり、取っ手(4)を持って引っ張ることでかばん本体(1)を筒状の収納具(2)に引き込み収納できることを特徴とするかばん。
【請求項2】
筒状の収納具(2)は複数に分割した伸縮筒形状からなる請求項1に記載のかばん。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、かばんを使用しない時に本体をコンパクトに収納する為の筒状の収納具を備えるかばんに関する。
【背景技術】
【0002】
かばんを利用しないときに小さく折りたたむ機能を備えるかばんが従来から考えられており、かばんの側面をひっぱることで帯状とした本体を丸めることで畳む作業を簡単にできる作りにしたかばん(特許文献1参照)が知られている。
【0003】
また、筒状の収納具とその収納具に挿通しループを形成した紐にフックを取り付け網状のかばんを引っ掛けて収納具に出し入れする機能を有するもの(特許文献2参照)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許6468542
【特許文献2】特開2010−005352
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
環境問題からレジ袋削減が求められる中、代替となる買い物袋が必要となるが、持ち運ぶためには、不使用時に小さく畳む手間が課題となっていた。
特許文献1のものは不使用時にかばんの側面をひっぱることで帯状とした本体を丸めることで畳む作業を簡単にできる作りになっているが、畳む作業自体は無くなっていない。また、特許文献2のものは筒状の収納具とその収納具に挿通しループを形成した紐に備えるフックで網状のかばんを引っ掛けて紐を引っ張ることで収納具に出し入れする機能により不使用時に簡単に収納を実現するものであるが、フックが身体に接触しケガをする可能性があり、安全性に問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上記問題を解決することを課題とし、不使用時のかばん本体を安全な構造かつ、畳む作業を不要としながらコンパクトに収納する機能を有するかばんを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、かばん1の内側底面の中央部に紐3を取り付け、かばんを収納する筒状の収納具2を紐に通す。紐3のかばん本体接合部と反対側の端は紐を引っ張るための取っ手4を取り付ける。本発明は、以上の構成からなるかばんである。
【発明の効果】
【0008】
本発明のかばんは、不使用時にかばん1の内側底面に取り付けられた紐3の取っ手4を持って引っ張ることにより、かばんの底部分から筒状収納具2内に引き込まれ、かばんの本体が筒状収納具2内に収まった状態となり、かばんを不使用時に畳む必要無く筒に収納された状態で持ち運ぶことが可能となる。また使用する際には、筒状の収納具2から出ているかばんの持ち手5を引っ張ることにより収納具から本体を容易に引き出すことが可能である。引き出されたかばんの本体部は裏返った状態になっているので、表裏を返すことで収納具はかばん内側の底面部に取りついた状態となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】 本発明のかばん本体を筒に収納した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、かばん1の内側底面の中央部に紐3を取り付け、かばんを収納する筒状の収納具2を紐3に通す。紐3のかばん本体接合部と反対側の端は紐3を引っ張るための取っ手4を取り付ける。本発明は、以上の構成よりなるかばんである。
【0011】
本発明のかばんは、不使用時にかばん1の内側底面に取り付けられた紐3の取っ手4を持って引っ張ることにより、かばんの底部分から筒状収納具2内に引き込まれ、かばんの本体が筒状収納具2内に収まった状態となり、かばんを不使用時に畳む必要無く筒に収納された状態で持ち運ぶことが可能となる。また使用する際には、筒状の収納具2から出ているかばんの持ち手5を引っ張ることにより収納具から本体を容易に引き出すことが可能である。引き出されたかばんの本体部は裏返った状態になっているので、表裏を返すことで収納具はかばん内側の底面部に取りついた状態となる。筒状の収納具2は複数に分割した伸縮筒形状にすることでかばんの中でじゃまにならないようにすることが可能である。
【符号の説明】
【0012】
1 かばん本体
2 かばんを収納する筒
3 かばんに取り付けた紐
4 紐の取っ手
5 かばんの持ち手