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特開2021-107143射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-107143(P2021-107143A)
(43)【公開日】2021年7月29日
(54)【発明の名称】射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置
(51)【国際特許分類】
   B29C 45/17 20060101AFI20210702BHJP
   B29C 37/02 20060101ALI20210702BHJP
【FI】
   B29C45/17
   B29C37/02
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2020-74988(P2020-74988)
(22)【出願日】2020年4月20日
(31)【優先権主張番号】201911373887.8
(32)【優先日】2019年12月27日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】林蘇云
【テーマコード(参考)】
4F201
4F206
【Fターム(参考)】
4F201AA04
4F201AH57
4F201BA08
4F201BD04
4F201BS05
4F201BS09
4F201BS10
4F206AH81
4F206JA07
4F206JP30
4F206JW22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】射出成形の鉄筋保護キャップのばり取りを自動的に行う装置を提供する。
【解決手段】ハウジング10を含み、前記ハウジングの中には処理空間11を含み、前記処理空間の中には処理機構63が設けられ、前記処理機構は上下に移動可能な並進板34を含み、前記並進板の上端面には支持柱23が設けられ、前記支持柱の外円の表面にはねじ山22が設けられ、前記ねじ山の表面はつや消しの材質であり、前記並進板の上端面には左右に移動可能な取付板32が設けられ、前記取付板の左端面にはナイフ31が設けられ、自動的に材料を輸送し、ばりを処理し、材料をだす全過程を実現し、ばり取りの処理効率を向上させ、ばり取り処理をする時、ねじにあるばりと保護キャップの外側の縁辺にあるばりを同時に取ることができ、製品の品質を保証する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングを含み、前記ハウジングの中には処理空間を含み、前記処理空間の中には処理機構が設けられ、前記処理機構は上下に移動可能な並進板を含み、前記並進板の上端面には支持柱が設けられ、前記支持柱の外円の表面にはねじ山が設けられ、前記ねじ山の表面はつや消しの材質であり、前記並進板の上端面には左右に移動可能な取付板が設けられ、前記取付板の左端面にはナイフが設けられ、前記処理空間の中には輸送機構が設けられ、前記処理空間の中には位置変換機構が設けられ、前記位置変換機構は前記処理空間の上壁に固定的に設けられている位置変換モータを含み、前記位置変換モータの下側には位置変換軸が伝動可能に連結され、前記位置変換軸の下端には位置変換棒が固定的に設けられ、前記位置変換棒の下端面には回転モータが左右対称に且つ固定的に設けられ、前記回転モータの下側には回転軸が伝動可能に連結され、前記回転軸の下端には位置変換箱が固定的に設けられ、前記位置変換箱の中には下方に開口した挟み空間が設けられ、前記挟み空間の中には挟み機構が設けられ、前記輸送機構は保護キャップを前記挟み空間の中に輸送し、前記挟み機構は前記保護キャップを挟み、前記保護キャップは前記支持柱の側に位置を変換し、前記回転モータが始動されて前記保護キャップを回転させ、前記ねじ山は前記保護キャップの中にねじ込まれて前記保護キャップの中にある雌ねじと連結し、前記雌ねじを磨き、前記ナイフが前記保護キャップの下側の辺縁と当接し、前記保護キャップの辺縁にあるばりを取り、前記処理空間の後壁には材料下ろし板が固定的に設けられ、前記材料下ろし板は右が高く左が低く、前記保護キャップの下側の突き出る辺縁は前記材料下ろし板の下側に位置し、前記処理空間の中には貯蔵箱が設けられ、ばりが取られた後の前記保護キャップは前記材料下ろし板により前記挟み空間から離れ、前記貯蔵箱の中に落下することを特徴とする射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項2】
前記輸送機構は回転モータを含み、前記回転モータの上側には回転軸が伝動可能に設けられ、前記回転軸の上端面には輸送盤が固定的に設けられ、前記輸送盤の中には上下に貫通した貫通孔が設けられ、前記貫通孔の中には位置決め棒がスライド可能に設けられ、前記保護キャップを前記位置決め棒に被らせ、前記並進板の下端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端には運動板が固定的に設けられ、前記並進板が上昇する時、前記運動板が前記位置決め棒を支持して上昇させることにより材料を輸送することを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項3】
前記処理空間の右壁には第一電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記並進板は前記第一電動ガイドレールの左側に装着され、前記並進板の上端面には第二電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記取付板は前記第二電動ガイドレールの上側に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項4】
前記挟み機構は前記挟み空間の内壁に左右対称に設けられている収容空間を含み、前記収容空間の中には挟みブロックがスライド可能に設けられ、前記挟みブロックと前記収容空間の内壁との間には押圧ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項5】
前記取付板は円弧型であり、前記取付板の左側端面には少なくとも三つの前記ナイフが固定的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項6】
前記支持柱と前記並進板の上端面とは取り外すことができるように連結され、異なる直径の前記保護キャップを処理する必要がある時、相応するサイズの支持柱に変換することを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はプラスチック部品の処理技術分野に関し、具体的には射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置である。
【背景技術】
【0002】
鉄筋キャップは鋼線の先端を保護することに使用され、鉄筋平行ねじの加工が合格した後、保護キャップを締め付け、鉄筋キャップの一番大きな効用は防蝕、及び出来上がった鋼線が輸送と搬送される過程においてぶつかりにより壊されることを防止することであり、次はコンクリート打設する時に、コンクリートに付着されることにより、鉄筋平行ねじスリーブを締め付けることを順調に行えないことを防止でき、鉄筋キャップの材質は通常ポリエチレンであり、射出成形の工業技術により制作され、生産においてばりが現れることは避けることができなく、製品の品質に影響し、しかも、ねじにばりが存在すると保護キャップを鉄筋に締め付けることが非常に困難となり、今のところ、自動的にばりを取る装置は未だないので、上述の問題を解決するために、本願発明を提出した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102490101号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明が解決する技術問題は、射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置を提供することにより、上記の技術問題を克服する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:ハウジングを含み、前記ハウジングの中には処理空間を含み、前記処理空間の中には処理機構が設けられ、前記処理機構は上下に移動可能な並進板を含み、前記並進板の上端面には支持柱が設けられ、前記支持柱の外円の表面にはねじ山が設けられ、前記ねじ山の表面はつや消しの材質であり、前記並進板の上端面には左右に移動可能な取付板が設けられ、前記取付板の左端面にはナイフが設けられ、前記処理空間の中には輸送機構が設けられ、前記処理空間の中には位置変換機構が設けられ、前記位置変換機構は前記処理空間の上壁に固定的に設けられている位置変換モータを含み、前記位置変換モータの下側には位置変換軸が伝動可能に連結され、前記位置変換軸の下端には位置変換棒が固定的に設けられ、前記位置変換棒の下端面には回転モータが左右対称に且つ固定的に設けられ、前記回転モータの下側には回転軸が伝動可能に連結され、前記回転軸の下端には位置変換箱が固定的に設けられ、前記位置変換箱の中には下方に開口した挟み空間が設けられ、前記挟み空間の中には挟み機構が設けられ、前記輸送機構は保護キャップを前記挟み空間の中に輸送し、前記挟み機構は前記保護キャップを挟み、前記保護キャップは前記支持柱の側に位置を変換し、前記回転モータが始動されて前記保護キャップを回転させ、前記ねじ山は前記保護キャップの中にねじ込まれて前記保護キャップの中にある雌ねじと連結し、前記雌ねじを磨き、前記ナイフが前記保護キャップの下側の辺縁と当接し、前記保護キャップの辺縁にあるばりを取り、前記処理空間の後壁には材料下ろし板が固定的に設けられ、前記材料下ろし板は右が高く左が低く、前記保護キャップの下側の突き出る辺縁は前記材料下ろし板の下側に位置し、前記処理空間の中には貯蔵箱が設けられ、ばりが取られた後の前記保護キャップは前記材料下ろし板により前記挟み空間から離れ、前記貯蔵箱の中に落下する。
【0006】
更の技術プラン、前記輸送機構は回転モータを含み、前記回転モータの上側には回転軸が伝動可能に設けられ、前記回転軸の上端面には輸送盤が固定的に設けられ、前記輸送盤の中には上下に貫通した貫通孔が設けられ、前記貫通孔の中には位置決め棒がスライド可能に設けられ、前記保護キャップを前記位置決め棒に被らせ、前記並進板の下端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端には運動板が固定的に設けられ、前記並進板が上昇する時、前記運動板が前記位置決め棒を支持して上昇させることにより材料を輸送する。
【0007】
優選の技術プランとして、前記処理空間の右壁には第一電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記並進板は前記第一電動ガイドレールの左側に装着され、前記並進板の上端面には第二電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記取付板は前記第二電動ガイドレールの上側に装着されている。
【0008】
優選の技術プランとして、前記挟み機構は前記挟み空間の内壁に左右対称に設けられている収容空間を含み、前記収容空間の中には挟みブロックがスライド可能に設けられ、前記挟みブロックと前記収容空間の内壁との間には押圧ばねが連結されている。
【0009】
優選の技術プランとして、前記取付板は円弧型であり、前記取付板の左側端面には少なくとも三つの前記ナイフが固定的に設けられている。
【0010】
優選の技術プランとして、前記支持柱と前記並進板の上端面とは取り外すことができるように連結され、異なる直径の前記保護キャップを処理する必要がある時、相応するサイズの支持柱に変換する。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は自動的に材料を輸送し、ばりを処理し、材料をだす全過程を実現し、ばり取りの処理効率を向上させ、ばり取り処理をする時、本願発明はねじにあるばりと保護キャップの外側の縁辺にあるばりを同時に取ることができ、製品の品質を保証し、この種類の商品がない市場の空白を埋めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本願発明の全体構成模式図
図2図2図1におけるA―Aの構成模式図
図3図3図1におけるB部の構成模式図
図4図4図1における取付板の上面構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここでは図1〜4を参照し、本願発明の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置はハウジング10を含み、前記ハウジング10の中には処理空間11を含み、前記処理空間11の中には処理機構63が設けられ、前記処理機構63は上下に移動可能な並進板34を含み、前記並進板34の上端面には支持柱23が設けられ、前記支持柱23の外円の表面にはねじ山22が設けられ、前記ねじ山22の表面はつや消しの材質であり、前記並進板34の上端面には左右に移動可能な取付板32が設けられ、前記取付板32の左端面にはナイフ31が設けられ、前記処理空間11の中には輸送機構60が設けられ、前記処理空間11の中には位置変換機構61が設けられ、前記位置変換機構61は前記処理空間11の上壁に固定的に設けられている位置変換モータ28を含み、前記位置変換モータ28の下側には位置変換軸27が伝動可能に連結され、前記位置変換軸27の下端には位置変換棒29が固定的に設けられ、前記位置変換棒29の下端面には回転モータ24が左右対称に且つ固定的に設けられ、前記回転モータ24の下側には回転軸25が伝動可能に連結され、前記回転軸25の下端には位置変換箱30が固定的に設けられ、前記位置変換箱30の中には下方に開口した挟み空間26が設けられ、前記挟み空間26の中には挟み機構62が設けられ、前記輸送機構60は保護キャップ20を前記挟み空間26の中に輸送し、前記挟み機構62は前記保護キャップ20を挟み、前記保護キャップ20は前記支持柱23の側に位置を変換し、前記回転モータ24が始動されて前記保護キャップ20を回転させ、前記ねじ山22は前記保護キャップ20の中にねじ込まれて前記保護キャップ20の中にある雌ねじと連結し、前記雌ねじを磨き、前記ナイフ31が前記保護キャップ20の下側の辺縁と当接し、前記保護キャップ20の辺縁にあるばりを取り、前記処理空間11の後壁には材料下ろし板21が固定的に設けられ、前記材料下ろし板21は右が高く左が低く、前記保護キャップ20の下側の突き出る辺縁は前記材料下ろし板21の下側に位置し、前記処理空間11の中には貯蔵箱12が設けられ、ばりが取られた後の前記保護キャップ20は前記材料下ろし板21により前記挟み空間26から離れ、前記貯蔵箱12の中に落下する。
【0015】
好ましくは、前記輸送機構60は回転モータ15を含み、前記回転モータ15の上側には回転軸16が伝動可能に設けられ、前記回転軸16の上端面には輸送盤17が固定的に設けられ、前記輸送盤17の中には上下に貫通した貫通孔36が設けられ、前記貫通孔36の中には位置決め棒18がスライド可能に設けられ、前記保護キャップ20を前記位置決め棒18に被らせ、前記並進板34の下端面には連結棒13が固定的に設けられ、前記連結棒13の左端には運動板14が固定的に設けられ、前記並進板34が上昇する時、前記運動板14が前記位置決め棒18を支持して上昇させることにより材料を輸送する。
【0016】
好ましくは、前記処理空間11の右壁には第一電動ガイドレール35が固定的に設けられ、前記並進板34は前記第一電動ガイドレール35の左側に装着され、前記並進板34の上端面には第二電動ガイドレール33が固定的に設けられ、前記取付板32は前記第二電動ガイドレール33の上側に装着されている。
【0017】
好ましくは、前記挟み機構62は前記挟み空間26の内壁に左右対称に設けられている収容空間40を含み、前記収容空間40の中には挟みブロック39がスライド可能に設けられ、前記挟みブロック39と前記収容空間40の内壁との間には押圧ばね41が連結されている。
【0018】
好ましくは、前記取付板32は円弧型であり、前記取付板32の左側端面には少なくとも三つの前記ナイフ31が固定的に設けられている。
【0019】
好ましくは、前記支持柱23と前記並進板34の上端面とは取り外すことができるように連結され、異なる直径の前記保護キャップ20を処理する必要がある時、相応するサイズの支持柱23に変換する。
【0020】
作動の手順:
保護キャップ20を開口が下向きに位置決め棒18にかぶらせ、回転モータ15は間欠的に始動されて回転軸16を回転させ、回転軸16は輸送盤17を回転させ、保護キャップ20が左側にある挟み空間26の下側に回転すると、第一電動ガイドレール35が始動されて並進板34を上昇させ、並進板34は連結棒13により運動板14を上昇させ、運動板14が位置決め棒18を支持して上昇させ、位置決め棒18は保護キャップ20を上昇させ、保護キャップ20を挟み空間26の中に入らせ、挟みブロック39により保護キャップ20を挟み、
第一電動ガイドレール35が始動されて並進板34を下降させて元の位置に戻らせ、位置変換モータ28が始動されて位置変換軸27により位置変換棒29を回転させて保護キャップ20を収容した位置変換箱30を右側に回転させ、保護キャップ20を収容していない位置変換箱30は左側に回転し、第一電動ガイドレール35が始動されて並進板34を上昇させ、空いている挟み空間26の中に保護キャップ20を収容させ、回転モータ24を始動して回転軸25を回転させ、回転軸25は位置変換箱30を回転させ、位置変換箱30は挟み空間26を回転させることにより、ねじ山22を保護キャップ20の中にねじ込んで雌ねじ19と連結され、雌ねじ19を磨き、
第二電動ガイドレール33が始動されて取付板32を左方に運動させ、ナイフ31は保護キャップ20の下側の辺縁を覆い、保護キャップ20の回転により、ナイフ31は保護キャップ20の下側の辺縁にあるばりを取り、
ばり取りが終わると、位置変換モータ28が始動されて位置変換軸27に位置変換棒29を回転させ、ばりが取られた保護キャップ20を後方に回転させ、保護キャップ20の下側にある突き出る辺縁は材料下ろし板21の下側に位置し、材料下ろし板21により保護キャップ20は挟み空間26から離れて貯蔵箱12の中に保存され、材料を自動的に出すことを実現する。
【0021】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、しかし本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2021年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングを含み、前記ハウジングの中には処理空間を含み、前記処理空間の中には処理機構が設けられ、前記処理機構は上下に移動可能な並進板を含み、前記並進板の上端面には支持柱が設けられ、前記支持柱の外円の表面にはねじ山が設けられ、前記ねじ山の表面はつや消しの材質であり、前記並進板の上端面には左右に移動可能な取付板が設けられ、前記取付板の左端面にはナイフが設けられ、前記処理空間の中及び前記ハウジングの外部には輸送機構が設けられ、前記処理空間の中には位置変換機構が設けられ、前記位置変換機構は前記処理空間の上壁に固定的に設けられている位置変換モータを含み、前記位置変換モータの下側には位置変換軸が伝動可能に連結され、前記位置変換軸の下端には位置変換棒が固定的に設けられ、前記位置変換棒の下端面には回転モータが左右対称に且つ固定的に設けられ、前記回転モータの下側には回転軸が伝動可能に連結され、前記回転軸の下端には位置変換箱が固定的に設けられ、前記位置変換箱の中には下方に開口した挟み空間が設けられ、前記挟み空間の中には挟み機構が設けられ、前記輸送機構は保護キャップを前記挟み空間の中に輸送し、前記挟み機構は前記保護キャップを挟み、前記保護キャップは前記支持柱の側に位置を変換し、前記回転モータが始動されて前記保護キャップを回転させ、前記ねじ山は前記保護キャップの中にねじ込まれて前記保護キャップの中にある雌ねじと連結し、前記雌ねじを磨き、前記ナイフが前記保護キャップの下側の辺縁と当接し、前記保護キャップの辺縁にあるばりを取り、前記処理空間の後壁には材料下ろし板が固定的に設けられ、前記材料下ろし板は右が高く左が低く、前記保護キャップの下側の突き出る辺縁は前記材料下ろし板の下側に位置し、前記処理空間の中には貯蔵箱が設けられ、ばりが取られた後の前記保護キャップは前記材料下ろし板により前記挟み空間から離れ、前記貯蔵箱の中に落下することを特徴とする射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項2】
前記輸送機構は回転モータを含み、前記回転モータの上側には回転軸が伝動可能に設けられ、前記回転軸の上端面には輸送盤が固定的に設けられ、前記輸送盤の中には上下に貫通した貫通孔が設けられ、前記貫通孔の中には位置決め棒がスライド可能に設けられ、前記保護キャップを前記位置決め棒に被らせ、前記並進板の下端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端には運動板が固定的に設けられ、前記並進板が上昇する時、前記運動板が前記位置決め棒を支持して上昇させることにより材料を輸送することを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項3】
前記処理空間の右壁には第一電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記並進板は前記第一電動ガイドレールの左側に装着され、前記並進板の上端面には第二電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記取付板は前記第二電動ガイドレールの上側に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項4】
前記挟み機構は前記挟み空間の内壁に左右対称に設けられている収容空間を含み、前記収容空間の中には挟みブロックがスライド可能に設けられ、前記挟みブロックと前記収容空間の内壁との間には押圧ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項5】
前記取付板は円弧型であり、前記取付板の左側端面には少なくとも三つの前記ナイフが固定的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【請求項6】
前記支持柱と前記並進板の上端面とは取り外すことができるように連結され、異なる直径の前記保護キャップを処理する必要がある時、相応するサイズの支持柱に変換することを特徴とする請求項1に記載の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はプラスチック部品の処理技術分野に関し、具体的には射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置である。
【背景技術】
【0002】
鉄筋キャップは鋼線の先端を保護することに使用され、鉄筋平行ねじの加工が合格した後、保護キャップを締め付け、鉄筋キャップの一番大きな効用は防蝕、及び出来上がった鋼線が輸送と搬送される過程においてぶつかりにより壊されることを防止することであり、次はコンクリート打設する時に、コンクリートに付着されることにより、鉄筋平行ねじスリーブを締め付けることを順調に行えないことを防止でき、鉄筋キャップの材質は通常ポリエチレンであり、射出成形の工業技術により制作され、生産においてばりが現れることは避けることができなく、製品の品質に影響し、しかも、ねじにばりが存在すると保護キャップを鉄筋に締め付けることが非常に困難となり、今のところ、自動的にばりを取る装置は未だないので、上述の問題を解決するために、本願発明を提出した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102490101号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明が解決する技術問題は、射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置を提供することにより、上記の技術問題を克服する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:ハウジングを含み、前記ハウジングの中には処理空間を含み、前記処理空間の中には処理機構が設けられ、前記処理機構は上下に移動可能な並進板を含み、前記並進板の上端面には支持柱が設けられ、前記支持柱の外円の表面にはねじ山が設けられ、前記ねじ山の表面はつや消しの材質であり、前記並進板の上端面には左右に移動可能な取付板が設けられ、前記取付板の左端面にはナイフが設けられ、前記処理空間の中及び前記ハウジングの外部には輸送機構が設けられ、前記処理空間の中には位置変換機構が設けられ、前記位置変換機構は前記処理空間の上壁に固定的に設けられている位置変換モータを含み、前記位置変換モータの下側には位置変換軸が伝動可能に連結され、前記位置変換軸の下端には位置変換棒が固定的に設けられ、前記位置変換棒の下端面には回転モータが左右対称に且つ固定的に設けられ、前記回転モータの下側には回転軸が伝動可能に連結され、前記回転軸の下端には位置変換箱が固定的に設けられ、前記位置変換箱の中には下方に開口した挟み空間が設けられ、前記挟み空間の中には挟み機構が設けられ、前記輸送機構は保護キャップを前記挟み空間の中に輸送し、前記挟み機構は前記保護キャップを挟み、前記保護キャップは前記支持柱の側に位置を変換し、前記回転モータが始動されて前記保護キャップを回転させ、前記ねじ山は前記保護キャップの中にねじ込まれて前記保護キャップの中にある雌ねじと連結し、前記雌ねじを磨き、前記ナイフが前記保護キャップの下側の辺縁と当接し、前記保護キャップの辺縁にあるばりを取り、前記処理空間の後壁には材料下ろし板が固定的に設けられ、前記材料下ろし板は右が高く左が低く、前記保護キャップの下側の突き出る辺縁は前記材料下ろし板の下側に位置し、前記処理空間の中には貯蔵箱が設けられ、ばりが取られた後の前記保護キャップは前記材料下ろし板により前記挟み空間から離れ、前記貯蔵箱の中に落下する。
【0006】
更の技術プラン、前記輸送機構は回転モータを含み、前記回転モータの上側には回転軸が伝動可能に設けられ、前記回転軸の上端面には輸送盤が固定的に設けられ、前記輸送盤の中には上下に貫通した貫通孔が設けられ、前記貫通孔の中には位置決め棒がスライド可能に設けられ、前記保護キャップを前記位置決め棒に被らせ、前記並進板の下端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端には運動板が固定的に設けられ、前記並進板が上昇する時、前記運動板が前記位置決め棒を支持して上昇させることにより材料を輸送する。
【0007】
優選の技術プランとして、前記処理空間の右壁には第一電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記並進板は前記第一電動ガイドレールの左側に装着され、前記並進板の上端面には第二電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記取付板は前記第二電動ガイドレールの上側に装着されている。
【0008】
優選の技術プランとして、前記挟み機構は前記挟み空間の内壁に左右対称に設けられている収容空間を含み、前記収容空間の中には挟みブロックがスライド可能に設けられ、前記挟みブロックと前記収容空間の内壁との間には押圧ばねが連結されている。
【0009】
優選の技術プランとして、前記取付板は円弧型であり、前記取付板の左側端面には少なくとも三つの前記ナイフが固定的に設けられている。
【0010】
優選の技術プランとして、前記支持柱と前記並進板の上端面とは取り外すことができるように連結され、異なる直径の前記保護キャップを処理する必要がある時、相応するサイズの支持柱に変換する。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は自動的に材料を輸送し、ばりを処理し、材料をだす全過程を実現し、ばり取りの処理効率を向上させ、ばり取り処理をする時、本願発明はねじにあるばりと保護キャップの外側の縁辺にあるばりを同時に取ることができ、製品の品質を保証し、この種類の商品がない市場の空白を埋めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本願発明の全体構成模式図
図2図2図1におけるA―Aの構成模式図
図3図3図1におけるB部の構成模式図
図4図4図1における取付板の上面構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここでは図1〜4を参照し、本願発明の射出成形の鉄筋保護キャップのばり取り装置はハウジング10を含み、前記ハウジング10の中には処理空間11を含み、前記処理空間11の中には処理機構63が設けられ、前記処理機構63は上下に移動可能な並進板34を含み、前記並進板34の上端面には支持柱23が設けられ、前記支持柱23の外円の表面にはねじ山22が設けられ、前記ねじ山22の表面はつや消しの材質であり、前記並進板34の上端面には左右に移動可能な取付板32が設けられ、前記取付板32の左端面にはナイフ31が設けられ、前記処理空間11の中及び前記ハウジング10の外部には輸送機構60が設けられ、前記処理空間11の中には位置変換機構61が設けられ、前記位置変換機構61は前記処理空間11の上壁に固定的に設けられている位置変換モータ28を含み、前記位置変換モータ28の下側には位置変換軸27が伝動可能に連結され、前記位置変換軸27の下端には位置変換棒29が固定的に設けられ、前記位置変換棒29の下端面には回転モータ24が左右対称に且つ固定的に設けられ、前記回転モータ24の下側には回転軸25が伝動可能に連結され、前記回転軸25の下端には位置変換箱30が固定的に設けられ、前記位置変換箱30の中には下方に開口した挟み空間26が設けられ、前記挟み空間26の中には挟み機構62が設けられ、前記輸送機構60は保護キャップ20を前記挟み空間26の中に輸送し、前記挟み機構62は前記保護キャップ20を挟み、前記保護キャップ20は前記支持柱23の側に位置を変換し、前記回転モータ24が始動されて前記保護キャップ20を回転させ、前記ねじ山22は前記保護キャップ20の中にねじ込まれて前記保護キャップ20の中にある雌ねじと連結し、前記雌ねじを磨き、前記ナイフ31が前記保護キャップ20の下側の辺縁と当接し、前記保護キャップ20の辺縁にあるばりを取り、前記処理空間11の後壁には材料下ろし板21が固定的に設けられ、前記材料下ろし板21は右が高く左が低く、前記保護キャップ20の下側の突き出る辺縁は前記材料下ろし板21の下側に位置し、前記処理空間11の中には貯蔵箱12が設けられ、ばりが取られた後の前記保護キャップ20は前記材料下ろし板21により前記挟み空間26から離れ、前記貯蔵箱12の中に落下する。
【0015】
好ましくは、前記輸送機構60は回転モータ15を含み、前記回転モータ15の上側には回転軸16が伝動可能に設けられ、前記回転軸16の上端面には輸送盤17が固定的に設けられ、前記輸送盤17の中には上下に貫通した貫通孔36が設けられ、前記貫通孔36の中には位置決め棒18がスライド可能に設けられ、前記保護キャップ20を前記位置決め棒18に被らせ、前記並進板34の下端面には連結棒13が固定的に設けられ、前記連結棒13の左端には運動板14が固定的に設けられ、前記並進板34が上昇する時、前記運動板14が前記位置決め棒18を支持して上昇させることにより材料を輸送する。
【0016】
好ましくは、前記処理空間11の右壁には第一電動ガイドレール35が固定的に設けられ、前記並進板34は前記第一電動ガイドレール35の左側に装着され、前記並進板34の上端面には第二電動ガイドレール33が固定的に設けられ、前記取付板32は前記第二電動ガイドレール33の上側に装着されている。
【0017】
好ましくは、前記挟み機構62は前記挟み空間26の内壁に左右対称に設けられている収容空間40を含み、前記収容空間40の中には挟みブロック39がスライド可能に設けられ、前記挟みブロック39と前記収容空間40の内壁との間には押圧ばね41が連結されている。
【0018】
好ましくは、前記取付板32は円弧型であり、前記取付板32の左側端面には少なくとも三つの前記ナイフ31が固定的に設けられている。
【0019】
好ましくは、前記支持柱23と前記並進板34の上端面とは取り外すことができるように連結され、異なる直径の前記保護キャップ20を処理する必要がある時、相応するサイズの支持柱23に変換する。
【0020】
作動の手順:保護キャップ20を開口が下向きに位置決め棒18にかぶらせ、回転モータ15は間欠的に始動されて回転軸16を回転させ、回転軸16は輸送盤17を回転させ、保護キャップ20が左側にある挟み空間26の下側に回転すると、第一電動ガイドレール35が始動されて並進板34を上昇させ、並進板34は連結棒13により運動板14を上昇させ、運動板14が位置決め棒18を支持して上昇させ、位置決め棒18は保護キャップ20を上昇させ、保護キャップ20を挟み空間26の中に入らせ、挟みブロック39により保護キャップ20を挟み、
第一電動ガイドレール35が始動されて並進板34を下降させて元の位置に戻らせ、位置変換モータ28が始動されて位置変換軸27により位置変換棒29を回転させて保護キャップ20を収容した位置変換箱30を右側に回転させ、保護キャップ20を収容していない位置変換箱30は左側に回転し、第一電動ガイドレール35が始動されて並進板34を上昇させ、空いている挟み空間26の中に保護キャップ20を収容させ、回転モータ24を始動して回転軸25を回転させ、回転軸25は位置変換箱30を回転させ、位置変換箱30は挟み空間26を回転させることにより、ねじ山22を保護キャップ20の中にねじ込んで雌ねじ19と連結され、雌ねじ19を磨き、
第二電動ガイドレール33が始動されて取付板32を左方に運動させ、ナイフ31は保護キャップ20の下側の辺縁を覆い、保護キャップ20の回転により、ナイフ31は保護キャップ20の下側の辺縁にあるばりを取り、
ばり取りが終わると、位置変換モータ28が始動されて位置変換軸27に位置変換棒29を回転させ、ばりが取られた保護キャップ20を後方に回転させ、保護キャップ20の下側にある突き出る辺縁は材料下ろし板21の下側に位置し、材料下ろし板21により保護キャップ20は挟み空間26から離れて貯蔵箱12の中に保存され、材料を自動的に出すことを実現する。
【0021】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、しかし本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。